JP5033685B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、例えば、スキャナ、デジタル複写機、ファクシミリ、または、これらの機能を兼ね備えたデジタル複合機に使用できる。
現在、オフィススペースを有効利用するため、紙文書の電子化が進行している。紙文書の電子化をするためには、通常、画像処理装置でスキャンをして電子ファイルを生成する。従来の画像処理装置では、利用者が指定したとおりに原稿を読み取り、読み取った画像データに対して画像処理を行い電子ファイルを生成する。例えば、利用者が片面読み取りを指定した場合は原稿の片面のみを読み取り、両面読み取りを指定した場合は原稿の両面を読み取る。従って、利用者が読み取り面の指定を誤った場合は、そのまま誤って原稿が読み取られてしまうという問題があり、例えば、利用者が片面原稿だと認識し片面読み取りを指定した場合、裏面に手書きのメモのような有用な情報があっても、この情報は一切記録されない。電子化は、紙文書があった物理的なスペースを空けることが目的の一つであるため、電子化の対象となる元の紙文書は破棄されてしまうと、この有用な情報は失われてしまうことになる。
このような問題に対して、利用者の原稿の読み取り面指定の誤りを検出するための装置が提案されている。例えば、特許文献1では、原稿の読み取り指定が片面だった場合でも、複数枚ある原稿の1枚目については両面を読み取り、読み取った両面の画像データから読み取り指定の誤りがあったと判定した場合には、利用者にその旨を連絡する画像処理装置が記載されている。
特開2007−49474号公報
しかしながら、特許文献1の画像処理装置では、1枚目の表面に情報が記載され裏面が白紙の場合、読み取り指定は正しいと判定して読み取り処理をそのまま進めてしまうため、2枚目以降の裏面に情報が記載されていても表面しか読み取り処理を行わない。特に、2枚目以降の裏面に利用者が気付かない重要な内容が記載されている場合には、大きな問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、原稿の読み取り指定が片面だった場合でも、裏面に存在する有用な情報を保存することのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、原稿の片面または両面を読み取り、画像データに変換する読取手段と、片面原稿か両面原稿かを指定する原稿面指定情報を受け取る原稿面指定情報受取手段と、前記読取手段での読み取り設定である読取設定情報を受け取る読取設定情報受取手段と、前記原稿面指定情報が片面原稿または両面原稿のいずれの場合でも、前記読取設定情報に基づいて両面を読み取るように、前記読取手段を制御する読取制御手段と、前記画像データを出力する出力手段と、を備え、前記読取制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、前記原稿の表面を、前記読取設定情報に基づいて読み取るとともに、前記原稿の裏面を、表面よりも前記画像データのデータ量が少なくなる条件で読み取るように、前記読取手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記読取制御手段は、前記原稿の裏面を、前記読取設定情報に設定されている解像度より低い解像度で読み取るように、前記読取手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記読取制御手段は、前記読取設定情報でカラー読み取りが設定されている場合、前記原稿の裏面を、シングルカラーで読み取るように、前記読取手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記画像データを編集する編集手段と、前記読取手段が読み取った画像データが白紙の画像データであるか否かを検知する白紙検知手段と、をさらに備え、前記編集手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、前記白紙検知手段が裏面の前記画像データが白紙の画像データであると検知すると、裏面の前記画像データを削除すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、表面の前記画像データのみを出力するように前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、白紙以外の裏面の前記画像データを縮小したサムネイル画像データを生成するサムネイル画像生成手段をさらに備え、前記出力制御手段は、前記サムネイル画像データを同時に出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、前記サムネイル画像データのデータ量が所定の量より少ない場合、前記サムネイル画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、前記サムネイル画像データのデータ量が所定の量より多い場合、前記サムネイル画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、裏面の前記画像データを不可視にするコードを同時に出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、前記出力制御手段は、裏面の前記画像データのデータ量が所定の量より少ない場合、裏面の前記画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、裏面の前記画像データのデータ量が所定の量より多い場合、裏面の前記画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、原稿の片面または両面を読み取り、画像データに変換する読取手段と、片面原稿か両面原稿かを指定する原稿面指定情報を受け取る原稿面指定情報受取手段と、前記読取手段での読み取り設定である読取設定情報を受け取る読取設定情報受取手段と、前記原稿面指定情報が片面原稿または両面原稿のいずれの場合でも、前記読取設定情報に基づいて両面を読み取るように、前記読取手段を制御する読取制御手段と、前記画像データを出力する出力手段と、前記出力手段を制御する出力制御手段と、を備え、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、表面の前記画像データを、そのまま出力するとともに、裏面の前記画像データを、表面の前記画像データのデータ量より少なくして出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、裏面の前記画像データを、前記読取設定情報に設定されている解像度より低い解像度で出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力制御手段は、前記読取設定情報でカラーでの読み取りが設定されている場合、裏面の前記画像データを、シングルカラーで出力するように、前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、前記出力手段を制御する出力制御手段と、前記画像データを編集する編集手段と、前記読取手段が読み取った画像データが白紙の画像データであるか否かを検知する白紙検知手段と、をさらに備え、前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、前記編集手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、前記白紙検知手段が裏面の前記画像データが白紙の画像データであると検知すると、裏面の前記画像データを削除し、前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、表面の前記画像データと削除しなかった裏面の前記画像データとを転写材の片面に印刷するように前記出力手段を制御すること、を特徴とする。
本発明によれば、原稿読み取りの原稿面指定が片面だった場合でも両面を読み取り、両面の画像データを含む画像ファイルを生成し出力することができるので、裏面に存在する有用な情報が保存されないことを防止できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態にかかる画像処理装置は、スキャナ、デジタル複写機、ファクシミリ、または、これらの機能を兼ね備えたデジタル複合機に適用することが可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。この画像処理装置は、スキャナボードユニット(以下、SBUと称する)11、白紙検知ユニット(以下、WIUと称する)12、圧縮/伸張およびデータインターフェイス(以下、CDICと称する)13、画像処理プロセッサ(以下、IPUと称する)14、ネットワーク制御ユニット(以下、NCUと称する)15、IPネットワーク16、メモリモジュール(以下、MEMと称する)17、画像メモリアクセス制御ユニット(以下、IMACと称する)18、液晶タッチパネル19、プロセスコントローラ20、システムコントローラ21、プリンタ22、第1のRAM23、第1のROM24、第2のRAM25、第2のROM26、ローカルバス27、パラレルバス28、および、シリアルバス29を備えて構成されている。
SBU11は、原稿を光学的に読み取るユニットである。SBU11は、光源と光学的ラインセンサ(図示しない)を備え、それらの位置は固定されていて、原稿をADF(自動搬送装置、図示しない)の上に設置し、一定速度で動かすことにより流し読みをする。光源から照射した光は原稿に反射し、その反射光は光学的ラインセンサへ集められる。光学的ラインセンサは、集められた光の強度をアナログの電気信号に変換するためのデバイスで、本実施例では電荷結合素子(以下、CCDと称する)を使用する。CCDから出力されるアナログの電気信号は量子化された後に、デジタルの画像データとしてSBU11からWIU12へ転送される。
WIU12は、白紙検知処理を行うユニットである。WIU12は、SBU11から転送された画像データを白紙検知アルゴリズムによって実施し、白紙原稿と判定された場合には、プロセスコントローラ20に、その旨を通知する。WIU12は白紙検知アルゴリズムを実行する過程で、SBU11から転送された画像データを、そのままCDIC13へ転送する。
CDIC13は、各ユニット間で行われる種々のデータ転送を円滑に行うための制御ユニットである。CDIC13は、後述するNetwork to Memory動作やMemory to Print動作を行う時に、データパスの切り替えを行う。
IPU14は、CDIC13から転送されたデジタルの画像データに対して画像処理を行うためのユニットである。IPU14は、CDIC13から転送されたデジタルの画像データに対して画像の周波数特性や階調特性などを、自機の特徴や利用者の要求に併せて最適化する。最適化処理が終了したデジタル画像は、再びCDIC13へ転送される。
NCU15は、IPネットワーク16に接続された自機以外の端末と通信するためのユニットである。NCU15は、データ送信時は、IPネットワーク16の通信プロトコルに従って送信データをパケット分割し、IPネットワーク16へ出力する。また受信時は、IPネットワーク16の通信プロトコルに従ってパケット分割されたデータから、本来の受信データを再生する。また、NCU15は、後述するMemory to Network動作時に、裏面の画像データのサムネイル(縮小)データを生成するサムネイルデータ生成手段を備える。
MEM17は、デジタル画像を保存するためのメモリであるメモリモジュールである。 MEM17は、メモリであれば何でもよい。SRAMであってもよいし、HDDであってもよく、MEM17として両方存在してもよい。
IMAC18は、デジタル画像の圧縮や伸張処理を行い、またMEM17にデジタル画像を読み書きするためのユニットである。
液晶タッチパネル19は、利用者が本画像処理装置を使用する際に必要となる情報を表示するためのユニットである。液晶タッチパネル19は、利用者が表示画面に触れることで、種々の設定を行うこともできる。
プロセスコントローラ20は、SBU11、WIU12、CDIC13、および、IPU14の動作を制御したり、それぞれに必要な設定を行い、起動、終了、処理経過などを監視する。
システムコントローラ21は、NCU15、MEM17、IMAC18、および、液晶タッチパネル19の動作を制御したり、それぞれに必要な設定を行ったり、起動、終了、処理の経過を監視したりする。システムコントローラ21には、図示していないが、スピーカが接続されている。このスピーカは、利用者が液晶タッチパネル19上のソフトキーに触れた時の確認音や、その他の理由で利用者の注意をひくために音を鳴らすためのユニットである。
プリンタ22は、この画像処理装置によって処理された画像データを顕像化する、具体的には、画像データを紙などの転写材に印刷する。プリンタ22は、IPU14に接続されている。
第1のRAM23および第1のROM24は、SBU11、WIU12、CDIC13、IPU14、および、プロセスコントローラ20が処理を行う際に必要となる情報を保存している。第1のRAM23および第1のROM24は、例えば、WIU12がSIMD演算で白紙検知処理を行うためのプログラムや、SBU11に搭載するCCDの特性値などを保存している。
第2のRAM25および第2のROM26は、NCU15、MEM17、IMAC18、液晶タッチパネル19、および、システムコントローラ21が処理を行う際に必要となる情報を保存している。第2のRAM25および第2のROM26は、例えば、NCU15がIPネットワーク16を経由して画像データを受信するためのプロトコル情報、液晶タッチパネル19に文字や図柄を表示するための文字情報やビットマップ情報、MEM17に蓄積可能なデジタル画像の総量や残量に関する情報、および、利用者が液晶タッチパネル19に表示された操作部(図示しない)から入力した情報などを保存している。第2のRAM25および第2のROM26は、ローカルバス27を介して、IMAC18に接続されている。
パラレルバス28は、CDIC13、NCU15、および、IMAC18を相互に接続する。シリアルバス29は、SBU11、WIU12、CDIC13、IPU14、プロセスコントローラ20、第1のRAM23、および、第1のROM24を相互に接続する。
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置の基本動作であるScan to Memory動作とMemory to Network動作について簡単に説明する。
(Scan to Memory動作の基本動作)
Scan to Memory動作とは、SBU11で原稿を読み取り、そのデジタル画像データをMEM17へ蓄積する動作のことである。利用者はSBU11内に設置された原稿台に原稿を設置し、図2に示すように、液晶タッチパネル19に表示された操作部から種々の読み取り条件を設定する。図2は操作部に表示される種々の読み取り条件を示す図である。すなわち、読み取る原稿の面は片面か両面を指定する原稿面指定を設定し、自動設定かA4原稿を縦に読み取るか等読み取り範囲を設定し、1200dpi、600dpi、300dpiのいずれかの読み取り解像度を設定し、滑らかかはっきりか(絵柄画像か文字画像か)等の読み取り画質を設定し、カラーかグレースケール(シングルカラー)かのカラーモード指定を設定し、確定ボタン19aが押されると、利用者が設定した読み取り条件はプロセスコントローラ20およびシステムコントローラ21へ転送される。
プロセスコントローラ20は、転送された読み取り条件を第1のRAM23へ保存し、また読み取り条件に従った動作をSBU11、WIU12、CDIC13、および、IPU14へ指示する。システムコントローラ21は、転送された読み取り条件を第2のRAM25へ保存し、また読み取り条件に従った動作を、NCU15、MEM17、および、IMAC18へ指示する。
ここで、プロセスコントローラ20およびシステムコントローラ21は、それぞれ原稿面指定情報受け取り部、カラーモード指定情報受け取り部、および、読み取り解像度設定情報受け取り部を備えている。プロセスコントローラ20およびシステムコントローラ21は、原稿面指定情報受け取り部で、転送された読み取り条件から原稿面指定情報を抽出し、表面であるか両面であるかをそれぞれ第1のRAM23および第2のRAM25に保存する。
また、プロセスコントローラ20およびシステムコントローラ21は、カラーモード指定情報受け取り部で、転送された読み取り条件からカラーモード指定情報を抽出し、カラーであるか否かをそれぞれ第1のRAM23および第2のRAM25に保存する。さらに、プロセスコントローラ20およびシステムコントローラ21は、読み取り解像度設定情報受け取り部で、転送された読み取り条件から解像度設定情報を抽出し、解像度をそれぞれ第1のRAM23および第2のRAM25に保存する。
各ユニットへの指示が完了すると、SBU11は原稿台に設置された文書を読み取り、デジタル画像データをWIU12へ転送する。WIU12はデジタル画像に対して白紙検知アルゴリズムを実行し、デジタル画像データをCDIC13経由でIPU14へ転送する。ここでIPU14はSBU11の光学特性を補償するための画像処理を行い、デジタル画像データをCDIC13へ戻す。
CDIC13はIPU14から受け取ったデジタル画像データをパラレルバス28経由でIMAC18へ転送する。IMAC18はデジタル画像データをMEM17に蓄積可能な保存形式へ圧縮してMEM17へ保存する。動作中、SBU11、WIU12、CDIC13、および、IPU14の状態は、逐次プロセスコントローラ20へ通知され、またMEM17とIMAC18の状態は、逐次システムコントローラ21へ通知される。デジタル画像データの保存が完了すると、システムコントローラ21は操作部にその旨を表示し、Scan to Memory動作を終了する。
(Memory to Network動作の基本動作)
Memory to Network動作とは、MEM17に蓄積されたデジタル画像データを自機以外の情報処理端末へ送信する動作のことである。IMAC18はMEM17からデジタル画像データを読み出して、保存する前の画像形式へ伸張する。それからパラレルバス28を経由してCDIC13にデジタル画像データを転送する。CDIC13はIMAC18から転送されたデジタル画像データをIPU14へ転送する。IPU14ではデジタル画像データの周波数特性や階調特性などを最適化するための画像処理を行う。IPU14で画像処理されたデジタル画像データは再びCDIC13へ転送される。
CDIC13はIPU14から転送されたデジタル画像データをパラレルバス28経由でNCU15へ転送する。NCU15はデジタル画像を、例えばPDF形式、TIFF形式、または、JPEG形式と言った汎用のファイル形式に変換して画像ファイルを生成する。そしてIPネットワークの通信プロトコルに従って、送信先の情報処理端末へ画像ファイルを送信する。動作中、NCU15、MEM17、および、IMAC18の状態は、逐次システムコントローラ21へ通知される。NCU15によるデジタル画像の送信が完了すると、システムコントローラ21は操作部にその旨を表示し、Memory to Network動作を終了する。
なお、Scan to MemoryのジョブとMemory to Networkのジョブは、必ずしも交互に実施する必要はない。例えば、IPネットワーク16が混雑している時は、Scan to Memoryのジョブだけを先行して行ってもよい。そのようにすれば、IPネットワーク16の混雑状況に関わらず、安定した速度で原稿の読み取り動作を行うことができる。また、PDF形式やマルチTIFF形式の様に1つの画像ファイルに複数の読み取り画像を格納できるファイル形式もあるので、Scan to Memoryのジョブを実施する回数とMemory to Networkのジョブを実施する回数は必ずしも等しくならない。これらのジョブ管理はシステムコントローラ21が行う。
(画像処理方法)
次に、利用者が原稿の片面読み取りを指定した場合に、画像処理装置が行う画像処理方法について詳しく説明する。本実施の形態にかかる画像処理装置では、利用者が原稿の片面読み取りを指定した場合でも、原稿の両面を読み取り、読み取ったデジタル画像データから画像ファイルを生成する。図3は、本実施の形態にかかる画像処理装置における画像処理方法を示すフローチャートである。
あらかじめ、利用者は、画像ファイルサーバの中に、これから読み取りを行う原稿の画像ファイルが保存できる場所を確保しておく。そして利用者は、操作部を使って、画像ファイルサーバのIPアドレスと画像ファイルの保存先のパス名を画像処理装置に設定する(ステップS301)。次に、利用者は、ADFの上に原稿を設置し(ステップS302)、操作部を使って片面読み取りを指定する(ステップS303)。
ADFは、両面を一搬送で読み取るものでも、スイッチバック形式のものでもかまわない。ただし、利用者が片面読み取りを指定するにもかかわらず、両面を読み取ることから、利用者に視覚情報に起因するストレスを与えないためには、両面を一搬送で読み取る方が好ましい。スイッチバック形式のものであると、裏面を読み取るために、一度原稿が搬送経路を戻るのを視覚的に捉えられることになり、それによって利用者がストレスを感じる可能性があるためである。両面を一搬送で読み取る方式であれば、片面のみを読み取る場合に比べると時間はかかるものの、原稿が戻るという視覚情報は利用者に与えることはなくなるため、視覚情報に起因するストレスは防ぐことができる。なお、本例では、ADFにスイッチバック形式のものを使用している。
次に、利用者は、操作部を使って他の読み取り条件を設定し(ステップS304)、全ての入力が完了したらスタートボタンを押す(ステップS305)。
そして、画像処理装置は、SBU11で原稿を読み取り、そのデジタル画像データをMEM17へ蓄積するScan to Memory動作を実施する(ステップS306)。次に、画像処理装置は、MEM17に蓄積されたデジタル画像データから画像ファイル(出力画像ファイル)を生成し、画像処理装置以外の情報処理端末である画像ファイルサーバへ送信するMemory to Network動作を実施する(ステップS307)。以上のステップを経て画像処理が終了する。
なお、画像ファイルサーバは、画像ファイル(出力画像ファイル)を受信すると、先に利用者が確保した場所に、固有のファイル名を付けて保存する。ここで固有のファイル名とは、個々の画像ファイル(出力画像ファイル)が識別できる名称のことである。例えば、同時刻に複数の画像ファイル(出力画像ファイル)を保存することがないのであれば、固有の名称に受信時刻を含めてもよい。一例を示すと2010年10月01日12時25分40秒にTIFF形式の画像ファイルを保存したのであれば、それぞれの数字を羅列した20101001122540.TIFFという名称で保存することもできる。画像ファイル(出力画像ファイル)の保存が完了した後は、利用者自身が都合のよい時に、パソコンなどの画像閲覧ソフトを使って、画像ファイルサーバに保存された画像を閲覧したり、また別の情報処理端末へ画像ファイル(出力画像ファイル)を移動後出力したりすることができる。
(Scan to Memory動作の具体例)
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置におけるScan to Memory動作の具体例について説明する。具体例では、画像処理装置は、原稿面指定が片面だった場合、表面の読み取り条件と全て同じ条件で、または、一部の条件を変更して裏面を読み込み、読み込んだ画像データに画像処理をする。図4は、Scan to Memory動作の具体例を示すフローチャートである。
液晶タッチパネル19は、スタートボタンが押されると、その旨をプロセスコントローラ20に通知し、プロセスコントローラ20は、表面を指定する原稿面指定情報を含んだ読み取り条件を第1のRAM23に保存するとともに、システムコントローラ21は、表面を指定する原稿面指定情報を含んだ読み取り条件を第2のRAM25へ保存する(ステップS401)。
プロセスコントローラ20は、SBU11に原稿を搬送し(ステップS402)、SBU11に対して表面を読み取り条件に基づいて読み込ませる(ステップS403)。SBU11によって読み込まれた表面の画像データはWIU12に送られ、WIU12は、表面の白紙検知を実行する(ステップS404)。そして、白紙検知の結果は、プロセスコントローラ20に通知される。
プロセスコントローラ20は、表面の読み取り条件に基づいて第1のROM24から画像処理パラメータを読み込み、そのパラメータによってIPU14に対して表面の画像処理をさせる(ステップS405)。本具体例では、表面の画像処理の際に白紙検知の結果を反映させないが、白紙を検知した表面の画像データを削除してもよい。
次に、プロセスコントローラ20は、表面の読み取り条件のうち、カラーモード指定情報がカラーか否かを判断する(ステップS406)。プロセスコントローラ20は、カラーモード指定情報がカラーであると判断した場合(ステップS406:Yes)、裏面の読み取り条件のカラーモード指定情報をグレースケール(シングルカラー)に変更する(ステップS407)。プロセスコントローラ20は、カラーモード指定情報がカラーではない、すなわちグレースケール(シングルカラー)であると判断した場合(ステップS406:No)、そのままステップS408へ進む。
ステップS408で、プロセスコントローラ20は、表面の読み取り条件のうち、解像度設定情報が最も低い解像度であるか否かを判断する。プロセスコントローラ20は、解像度設定情報が最も低い解像度ではない、すなわち、1200dpiまたは600dpiであると判断した場合(ステップS408:No)、裏面の読み取り条件の解像度設定情報を最も低い解像度、すなわち、300dpiに変更する(ステップS409)。プロセスコントローラ20は、解像度設定情報が最も低い解像度である、すなわち、300dpiであると判断した場合(ステップS408:Yes)、そのままステップS410へ進む。
ステップS410で、プロセスコントローラ20は、SBU11に対して裏面を読み取り条件に基づいて読み込ませる。この場合の裏面の読取り条件は、基本的には、表面の読み取り条件と全て同じであるが、ステップS407でカラーモード指定を変更した場合、および、ステップS409で解像度設定を変更した場合は、表面の読み取り条件に対してその部分のみを変更した条件となる。
これは、原稿面指定が片面にも関わらず裏面に何らかの情報が記載されている場合、裏面に記載されている内容はメモ書きである可能性が高いためである。メモ書きは些細なことを記録しておくために記載してあることが多く、表面の情報に比べて情報としての価値は低いため、画像品質が少し劣るがデータ量が少なくなる条件で読み込んでも影響はない。
カラーモード指定をカラーからグレースケール(シングルカラー)に変更して裏面を読み込んだ場合、読み込まれた画像データのデータ量はカラーの場合と比べて少なくなる。同様に解像度設定を低くして裏面を読み込んだ場合、読み込まれた画像データのデータ量は解像度が高い場合と比べて少なくなる。従って、画像処理装置内での画像データの通信速度が向上し、スループットが向上することができるとともに、Memory to Network動作で生成される画像ファイルのデータ量を少なくすることができる。
SBU11によって読み込まれた裏面の画像データはWIU12に送られ、WIU12は、裏面の白紙検知を実行する(ステップS411)。そして、白紙検知の結果は、プロセスコントローラ20に通知される。
プロセスコントローラ20は、読み取り条件に基づいて第1のROM24から画像処理パラメータを読み込み、そのパラメータによってIPU14に対して裏面の画像処理をさせる(ステップS412)。この場合の読取り条件は、前述したように、基本的には、表面の読み取り条件と全て同じであるが、ステップS407でカラーモード指定を変更した場合、および、ステップS409で解像度設定を変更した場合は、表面の読み取り条件に対してその部分のみを変更した条件となる。
さらに、本具体例では、裏面の画像処理の際に白紙を検知した裏面の画像データを削除する。これにより、不要な画像データの保存を防ぎ、Memory to Network動作で生成される画像ファイルのデータ量を少なくすることができる。なお、画像ファイルのデータ量を特に気にせず、裏面の画像データを全て保存したい場合には、白紙検知の結果を反映させなくてもよい。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだか否かを判断する(ステップS413)。プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んでいないと判断した場合(ステップS413:No)、ステップS402へ戻り、以下のステップを繰り返す。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだと判断した場合(ステップS413:Yes)、IMAC18に対して画像処理した全ての画像データをMEM17へ蓄積させる(ステップS414)。以上のステップを経てScan to Memory動作が終了する。図5は、画像処理装置が読取る原稿の一例を示す図であり、図6は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、Scan to Memory動作終了後にMEM17へ蓄積された画像データを模式的に示す図である。
なお、本例では、表面の読み取り条件のうち、カラーモードが指定されている場合はグレースケール(シングルカラー)に変更し、解像度が高い場合は低い解像度に変更して裏面を読み込んでいるが、これらの条件を変更せずに、そのままの条件で裏面を読み込んでもよい。
なお、本例におけるグレースケール(シングルカラー)での読み取りとは、フルカラーを構成する成分(R成分・G成分・B成分)のうち、どれか1つの成分または任意の2つ以下の成分での読み取り、または、モノクロ成分を読み取ることが可能な機器構成の場合は、モノクロ成分での読み取りも意味する。
(Memory to Network動作の具体例1)
次に、本実施の形態にかかる画像処理装置におけるMemory to Network動作の具体例について説明する。具体例1では、画像処理装置は、MEM17に蓄積された画像データのうち表面の画像データのみで出力画像ファイルを生成する。図7は、Memory to Network動作の具体例1を示すフローチャートである。
システムコントローラ21は、NCU15に対して表面の画像データを画像ファイル化させる(ステップS701)。なお、ファイル形式は、JPEG、TIFF、または、PDF等、利用者が指定したフォーマットに格納するファイル形式である。システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化したか否かを判断する(ステップS702)。システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化していないと判断した場合(ステップS702:No)、ステップS701へ戻り、以下のステップを繰り返す。
システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化したと判断した場合(ステップS702:Yes)、NCU15に対して画像ファイル化されたデータを最終的な出力画像ファイルとして生成させる(ステップS703)。システムコントローラ21は、NCU15に対して生成した出力画像ファイルを画像ファイルサーバへ送信させる(ステップS704)。以上のステップを経てMemory to Network動作が終了する。
図8は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、具体例1で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。Scan to Memory動作で、表面が白紙でも表面の画像データを削除していないため、原稿の片面画像を画像ファイル化したものが一つの出力画像ファイルとして生成される。このため、具体例1では、利用者は出力画像ファイルを開いた時には、裏面に記載されていた情報を特に意識することはない。なお、裏面の画像データは画像ファイル化しないが、MEM17に全て蓄積されているため、利用者は必要な場合には、取り出すことが可能である。
(Memory to Network動作の具体例2)
具体例2では、画像処理装置は、MEM17に蓄積された表面の画像データと裏面の画像データとで画像ファイルを生成するとともに、裏面の画像ファイルを不可視にするためのコードを生成し、画像ファイル化されたデータと当該コードを最終的な出力ファイルとして生成する。さらに、具体例2では、ファイルのサイズが大きい裏面の画像ファイルを削除する。図9は、Memory to Network動作の具体例2を示すフローチャートである。
システムコントローラ21は、NCU15に対して表面の画像データを画像ファイル化させる(ステップS901)。なお、ファイル形式はPDFを用い、あらかじめ利用者はPDFしか選択できないようにしておく。PDFは、画像や画像に対する表示方法等、様々なデータを格納できるファイルフォーマットである。そして、PDFは、画像データを格納するとともに、特定の画像ファイルを不可視と指定するコードも合わせて格納することができ、別途当該ファイルを表示した際に、指定した画像ファイルを不可視にすることが可能である。具体例2ではファイル形式をPDFとしているが、代わりに、同じ機能を有するファイル形式を使用してもよい。
次に、システムコントローラ21は、NCU15に対して裏面の画像データを画像ファイル化させる(ステップS902)。そして、システムコントローラ21は、NCU15に対してファイル化した裏面のファイルサイズはしきい値より大きいか否かを判断させる(ステップS903)。なお、システムコントローラ21は、第2のROM26に記憶されたしきい値をNCU15に送る。
裏面の画像データのファイルサイズが大きい場合、当該画像データはメモではない可能性が高い。例えば、裏面が裏紙であった場合には記載量が多くなるため、その画像データを画像ファイル化したときのファイルサイズも大きくなる。このような裏紙の情報を画像ファイルとして出力することは、ファイルサイズが大きくなるだけでなく、後で当該ファイルを利用する利用者にとって迷惑である。そのため、本例では、あらかじめ設定したしきい値より大きいサイズである画像ファイルを削除するようにしている。
NCU15は、ファイル化した裏面のファイルサイズはしきい値より大きいと判断した場合(ステップS903:Yes)、当該画像ファイルを削除する(ステップS904)。NCU15は、ファイル化した裏面のファイルサイズはしきい値より大きくないと判断した場合(ステップS903:No)、そのままステップS905へ進む。
ステップS905で、システムコントローラ21は、全ての画像データを画像ファイル化したか否かを判断する。システムコントローラ21は、全ての画像データを画像ファイル化していないと判断した場合(ステップS905:No)、ステップS901へ戻り、以下のステップを繰り返す。
システムコントローラ21は、全ての画像データを画像ファイル化したと判断した場合(ステップS905:Yes)、裏面の画像ファイルを不可視にするためのコードを生成し(ステップS906)、画像ファイル化されたデータと当該コードとを最終的な出力画像ファイルとして生成する(ステップS907)。
このようにして生成された出力画像ファイルを利用者が後で開いた場合、裏面の画像データは表示されない。利用者はあくまでも片面原稿として読み取っているため、裏面に何らかの情報が記載されていたとしても、裏面の画像データが表面の画像データと一緒に表示されるのは迷惑と感じる可能性があるためである。ただし、出力画像ファイルには、画像データとして格納されているため、利用者は必要な場合には、検索等で自由に表示することができる。
システムコントローラ21は、NCU15に対して生成した出力画像ファイルを画像ファイルサーバへ送信させる(ステップS908)。以上のステップを経てMemory to Network動作が終了する。
図10および図11は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、具体例2で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。なお、図11は、原稿の2枚目の裏面がしきい値より大きかった場合の出力画像ファイルを表す。
ここで、図10をみると、原稿の1、2枚目の裏面に対応する画像ファイルは、物理的には出力画像ファイルに存在するが、ファイルを開いた時には裏面のデータは表示されない。また、原稿の3枚目の裏面は白紙であるので、Scan to Memory動作で当該画像データは既に削除されており、物理的にも出力画像ファイルに存在しない。
また、図11をみると、原稿の1枚目の裏面に対応する画像ファイルは、物理的には出力画像ファイルに存在するが、ファイルを開いた時には裏面のデータは表示されない。また、原稿の2枚目の裏面に対応する画像ファイルは、しきい値より大きかったため既に削除されており、物理的にも出力画像ファイルに存在しない。さらに、原稿の3枚目の裏面は白紙であるので、Scan to Memory動作で当該画像データは既に削除されており、物理的にも出力画像ファイルに存在しない。
このため、具体例2では、利用者は出力画像ファイルを開いた時には、裏面の画像が見えないので裏面に記載されていた情報を特に意識することはない。なお、裏面の画像データは画像データとしてファイルには格納されているため、利用者は必要な場合には、検索等で自由に表示することが可能である。
なお、本例では、裏面のファイルサイズがしきい値より大きい場合に当該画像ファイルを削除しているが、裏面の記載量が多い場合はその重要度が高いと考えて、裏面のファイルサイズがしきい値より小さい場合に当該画像ファイルを削除するようにしてもよい。また、利用者が、しきい値に対する設定またはしきい値自体を、自由に変更できるようにしてもよい。
(Memory to Network動作の具体例3)
具体例3では、画像処理装置は、MEM17に蓄積された表面の画像データで画像ファイルを生成するとともに、裏面の画像データのサムネイル(縮小)データを生成し、さらにサムネイル(縮小)データを画像ファイル化し、画像ファイル化されたこれらのデータを最終的な出力ファイルとして生成する。図12は、Memory to Network動作の具体例3を示すフローチャートである。
システムコントローラ21は、NCU15に対して表面の画像データを画像ファイル化させる(ステップS1201)。なお、ファイル形式は、JPEG、TIFF、または、PDF等、利用者が指定したフォーマットに格納するファイル形式である。次に、システムコントローラ21は、NCU15に対して裏面の画像データからサムネイルデータを生成させる(ステップS1202)。
システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化し、全ての裏面の画像データからサムネイルデータを生成したか否かを判断する(ステップS1203)。システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化し、全ての裏面の画像データからサムネイルデータを生成していないと判断した場合(ステップS1203:No)、ステップS1201へ戻り、以下のステップを繰り返す。
システムコントローラ21は、全ての表面の画像データを画像ファイル化し、全ての裏面の画像データからサムネイルデータを生成したと判断した場合(ステップS1203:Yes)、NCU15に対して生成した全てのサムネールデータからサムネイル画像を生成させ、さらに画像ファイル化させる(ステップS1204)。システムコントローラ21は、NCU15に対して画像ファイル化されたデータ(表面およびサムネイル)を最終的な出力画像ファイルとして生成させる(ステップS1205)。
システムコントローラ21は、NCU15に対して生成した出力画像ファイルを画像ファイルサーバへ送信させる(ステップS1206)。以上のステップを経てMemory to Network動作が終了する。
図13は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、具体例3で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。原稿の裏面のサムネール画像ファイルと、原稿の表面の画像ファイルが一つの出力画像ファイルとして生成される。このため、具体例3では、利用者は出力画像ファイルを開いた時に、原稿の裏面をサムネール画像で閲覧できるので、裏面に記載されていた情報を容易に認識することができる。
なお、本例では、表面の画像ファイルとサムネイルの画像ファイルから一つの出力画像ファイルを生成しているが、表面の画像ファイルの出力画像ファイルとサムネイルの画像ファイルの出力画像ファイルの2つの出力画像ファイルを生成してもよい。
また、生成したサムネイルデータの1つのデータ量があらかじめ設定したしきい値より大きい場合、当該サムネイルデータを除いてサムネイル画像を生成してもよい。
(変形例)
本実施の形態にかかる画像処理装置では、Scan to Memory動作において、表面の読み取り条件のうち、カラーモード指定情報がカラーである場合、グレースケール(シングルカラー)に変更して裏面を読み込む処理を行うとともに、解像度設定情報が最も低い解像度でない場合、解像度設定を最も低くして裏面を読み込む処理を行っている。しかし、Scan to Memory動作で、これらの処理ができない場合は、代わりに、Memory to Network動作でこれらの処理を行う。なお、裏面を表面と同じ読み取り条件で読み込んでいるので、そのまま通常のMemory to Network動作を行うと、両面が同じ画質である出力画像ファイルを生成することができる。
図14は、Memory to Network動作の変形例を示すフローチャートである。なお、本例の場合、Scan to Memory動作では、表面の読み取り条件のうち、カラーモード指定情報がカラーであっても、そのまま表面の読み取り条件で裏面を読み込んでおり、解像度設定情報が最も低い解像度でなくても、そのまま表面の読み取り条件で裏面を読み込んでいる。
システムコントローラ21は、NCU15に対して表面の画像データを画像ファイル化させる(ステップS1401)。なお、ファイル形式はPDFを用い、あらかじめ利用者はPDFしか選択できないようにしておく。
次に、システムコントローラ21は、この画像データの読み取り条件のうち、カラーモード指定情報がカラーか否かを判断する(ステップS1402)。システムコントローラ21は、カラーモード指定情報がカラーであると判断した場合(ステップS1402:Yes)、NCU15に対して裏面の画像データをグレースケール(シングルカラー)化して画像ファイル化させ(ステップS1403)、ステップS1407へ進む。システムコントローラ21は、カラーモード指定情報がカラーではない、すなわちグレースケール(シングルカラー)であると判断した場合(ステップS1402:No)、そのままステップS1404へ進む。
ステップS1404で、システムコントローラ21は、この画像データの読み取り条件のうち、解像度設定情報が最も低い解像度であるか否かを判断する。システムコントローラ21は、解像度設定情報が最も低い解像度ではない、すなわち、1200dpiまたは600dpiであると判断した場合(ステップS1404:No)、NCU15に対して裏面の画像データの解像度を最も低くして、すなわち300dpiで画像ファイル化させ(ステップS1405)、ステップS1407へ進む。システムコントローラ21は、解像度設定情報が最も低い解像度である、すなわち、300dpiであると判断した場合(ステップS1404:Yes)、そのままステップS1406へ進む。
ステップS1406で、システムコントローラ21は、NCU15に対して裏面の画像データをそのまま画像ファイル化させる(ステップS1406)。
なお、以後のステップS1407〜S1412は、図9のステップS903〜S908と同じであるため説明を省略する。以上のステップを経てMemory to Network動作が終了する。
このように、Scan to Memory動作で、裏面をカラーからグレースケール(シングルカラー)に変更して読み込めなくても、Memory to Network動作で、裏面の画像データをグレースケール(シングルカラー)化して画像ファイル化することができるので、生成される画像ファイルのデータ量を少なくすることができる。
また、Scan to Memory動作で、裏面の解像度を落として読み込めなくても、Memory to Network動作で、裏面の画像データの解像度を落として画像ファイル化することができるので、生成される画像ファイルのデータ量を少なくすることができる。
なお、本例では、カラーモード指定情報がカラーであると判断した場合、裏面の画像データをグレースケール(シングルカラー)化して画像ファイル化するが、その前に、解像度設定情報が最も低い解像度であるか否かを判断し、解像度設定情報が最も低い解像度ではないと判断した場合、裏面の画像データをグレースケール(シングルカラー)化するとともに、その解像度を最も低くして画像ファイル化してもよい。
なお、本例におけるグレースケール(シングルカラー)化しての画像ファイル化とは、
グレースケールでの画像ファイル化、または、二値画像での画像ファイル化も意味する。
このように、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、原稿読み取りの原稿面指定が片面だった場合でも両面を読み取り、両面の画像データを含む画像ファイルを生成し出力することができるので、裏面に存在する有用な情報が保存されないことを防止することが可能となる。
さらに、第1の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、読み込んだ裏面の画像データに白紙以外の画像データがあった場合には、表面の全ての画像データと白紙以外の裏面の画像データとを含む画像ファイルを生成することができるので、裏面に存在する有用な情報が保存されないことを防止することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、片面読み取りの指定だった場合でも両面を読取り、読み取ったデジタル画像データから画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルを画像ファイルサーバへ送信しているが、第2の実施の形態では、片面印刷の指定だった場合でも両面を読取り、読み取ったデジタル画像データをプリンタに出力する。第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、画像処理装置の構成は第1の実施の形態と同様であるので、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。
(Memory to Print動作)
Memory to Print動作とは、Scan to Memory動作によりMEM17に蓄積されたデジタル画像データを、プリンタ22で印刷する動作のことである。IMAC18はMEM17からデジタル画像データを読み出して、保存する前の画像形式へ伸張する。それからパラレルバス28を経由してCDIC13にデジタル画像データを転送する。CDIC13はIMAC18から転送されたデジタル画像データをIPU14へ転送する。IPU14は、デジタル画像データの周波数特性や階調特性などを最適化するための画像処理を行う。プリンタ22は、画像処理後のデジタル画像データを印刷する。プリンタ22によるデジタル画像の印刷が完了すると、システムコントローラ21は操作部にその旨を表示し、Memory to Print動作を終了する。
(印刷方法の具体例1)
本実施の形態にかかる画像処理装置における印刷方法について説明する。具体例1では、画像処理装置は、印刷の原稿面指定が片面だった場合でも、表面の読み取り条件と全て同じ条件で裏面を読み込み、プリンタ22で読み込んだ画像データを片面印刷で紙などの転写材に印刷する。図15は、印刷方法の具体例1を示すフローチャートである。
利用者が、ADFの上に原稿を設置し(ステップS1501)、操作部を使って片面印刷(片面読み取り)を指定する(ステップS1502)。次に、利用者は、操作部を使って他の印刷条件を設定し(ステップS1503)、全ての入力が完了したらスタートボタンを押す(ステップS1504)。図16は、操作部に表示される種々の印刷条件を示す図である。
液晶タッチパネル19は、スタートボタン19bが押されると、その旨をプロセスコントローラ20に通知し、プロセスコントローラ20は、表面を指定する原稿面指定情報を含んだ印刷条件を第1のRAM23に保存するとともに、システムコントローラ21は、表面を指定する原稿面指定情報を含んだ印刷条件を第2のRAM25へ保存する(ステップS1505)。
プロセスコントローラ20は、SBU11に原稿を搬送し(ステップS1506)、SBU11に対して表面を印刷条件に基づいて読み込ませる(ステップS1507)。
プロセスコントローラ20は、表面の印刷条件に基づいて第1のROM24から画像処理パラメータを読み込み、そのパラメータによってIPU14に対して表面の画像処理をさせる(ステップS1508)。
プロセスコントローラ20は、SBU11に対して裏面を印刷条件に基づいて読み込ませる(ステップS1509)。この場合の裏面の印刷条件は、表面の印刷条件と全て同じである。
SBU11によって読み込まれた裏面の画像データはWIU12に送られ、WIU12は、裏面の白紙検知を実行する(ステップS1510)。そして、白紙検知の結果は、プロセスコントローラ20に通知される。
プロセスコントローラ20は、印刷条件に基づいて第1のROM24から画像処理パラメータを読み込み、そのパラメータによってIPU14に対して裏面の画像処理をさせる(ステップS1511)。この場合の印刷条件は、前述したように、表面の印刷条件と全て同じである。さらに、IPU14は、裏面の画像処理の際に白紙を検知した裏面の画像データを削除する。これにより、後のステップでの印刷時に不要な印刷を防ぐことができる。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだか否かを判断する(ステップS1512)。プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んでいないと判断した場合(ステップS1512:No)、ステップS1506へ戻り、以下のステップを繰り返す。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだと判断した場合(ステップS1512:Yes)、IMAC18に対して画像処理した全ての画像データをMEM17へ蓄積させる(ステップS1513)。なお、ここまでの動作が第1の実施の形態で説明したScan to Memory動作に相当する。
プロセスコントローラ20は、IPU14に対して画像処理した全ての画像データをプリンタ22で印刷させる(ステップS1514)。なお、この場合片面印刷で全ての画像データが印刷される。なお、ステップS1514の動作がMemory to Prin動作である。以上のステップを経て読み込んだ画像データの印刷が終了する。
図17は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、プリンタ22により印刷された紙を示す図である。本例では、全ての原稿の表面(2枚目の白紙含む)が片面印刷されるとともに、裏面に何らかの情報が記載されている原稿(1、2枚目)の裏面も片面印刷される。
(印刷方法の具体例2)
具体例2では、画像処理装置は、印刷の原稿面指定が片面だった場合でも、表面の読み取り条件と全て同じ条件で裏面を読み込み、プリンタ22で読み込んだ画像データを両面印刷で紙などの転写材に印刷する。図18は、印刷方法の具体例2を示すフローチャートである。なお、図18のステップS1801〜S1810は、図15のステップS1501〜S1510と同じであるので、説明を省略する。
ステップS1811で、プロセスコントローラ20は、印刷条件に基づいて第1のROM24から画像処理パラメータを読み込み、そのパラメータによってIPU14に対して裏面の画像処理をさせる。この場合の印刷条件は、前述したように、表面の印刷条件と全て同じである。なお、裏面の画像データに白紙以外の画像データがあれば読み込んだ全ての画像データを両面印刷するので、具体例1と異なり、IPU14は、裏面の画像処理の際に白紙を検知した裏面の画像データを削除することはしない。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだか否かを判断する(ステップS1812)。プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んでいないと判断した場合(ステップS1812:No)、ステップS1806へ戻り、以下のステップを繰り返す。
プロセスコントローラ20は、全ての原稿をSBU11で読み込んだと判断した場合(ステップS1812:Yes)、IMAC18に対して画像処理した全ての画像データをMEM17へ蓄積させる(ステップS1813)。なお、ここまでの動作が第1の実施の形態で説明したScan to Memory動作に相当する。
プロセスコントローラ20は、読み込んだ裏面の画像データの中で白紙以外の画像データがあったか否かを判断する(ステップS1814)。
プロセスコントローラ20は、読み込んだ裏面の画像データの中で白紙以外の画像データがなかったと判断した場合(ステップS1814:No)、IPU14に対して画像処理した表面の画像データをプリンタ22で片面印刷させる(ステップS1815)。
プロセスコントローラ20は、読み込んだ裏面の画像データの中で白紙以外の画像データがあったと判断した場合(ステップS1814:Yes)、IPU14に対して画像処理した全ての画像データ(裏面の白紙データを含む)をプリンタ22で両面印刷させる(ステップS1816)。なお、ステップS1814〜S1816の動作がMemory to Prin動作である。以上のステップを経て読み込んだ画像データの印刷が終了する。
図19は、画像処理装置が図5に示す原稿を読取った場合に、プリンタ22により印刷された紙を示す図である。本例では、原稿の1、2枚目の裏面に何らかの情報が記載がされているため、全ての原稿(3枚)の両面がそのまま両面印刷される。
なお、本実施の形態では、裏面の画像データに白紙以外の画像データがあった場合の裏面の印刷条件は、表面の印刷条件と全て同じとしているが、第1の実施の形態と同様に、カラーモード指定情報がカラーであると判断した場合、裏面の画像データをグレースケール(シングルカラー)化して印刷してもよいし、解像度設定情報が最も低い解像度ではないと判断した場合、裏面の画像データの解像度を最も低くして印刷してもよい。この場合のグレースケール(シングルカラー)化しての印刷とは、二値画像の印刷、または、擬似中間調画像の印刷も意味する。
このように、第2の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、印刷の原稿面指定が片面だった場合でも両面を読み取り、読み込んだ裏面の画像データに白紙以外の画像データがあった場合には、その画像データを表面の画像データとともに片面印刷することができるので、裏面に存在する有用な情報が印刷されないことを防止することが可能となる。
さらに、第2の実施の形態にかかる画像処理装置によれば、印刷の原稿面指定が片面だった場合でも両面を読み取り、読み込んだ裏面の画像データに白紙以外の画像データがあった場合には、片面印刷から両面印刷へ自動的に変更し両面の全ての画像データを印刷することができるので、裏面に存在する有用な情報が印刷されないことを防止することが可能となる。
なお、本発明は、FAX出力にも使用することが可能である。
第1の実施の形態にかかる画像処理装置の構成を示すブロック図である。 操作部に表示される種々の読み取り条件を示す図である。 本実施の形態にかかる画像処理装置における画像処理方法を示すフローチャートである。 Scan to Memory動作の具体例1を示すフローチャートである。 画像処理装置が読取る原稿の一例を示す図である。 Scan to Memory動作終了後にMEMへ蓄積された画像データを模式的に示す図である。 Memory to Network動作の具体例1を示すフローチャートである。 具体例1で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。 Memory to Network動作の具体例2を示すフローチャートである。 具体例2で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。 具体例2で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。 Memory to Network動作の具体例3を示すフローチャートである。 具体例3で生成した出力画像ファイルを開いた時のイメージおよび出力画像ファイルの物理的なイメージを模式的に示す図である。 Memory to Network動作の変形例を示すフローチャートである。 印刷方法の具体例1を示すフローチャートである。 操作部に表示される種々の印刷条件を示す図である。 プリンタにより印刷された紙を示す図である。 印刷方法の具体例2を示すフローチャートである。 プリンタにより印刷された紙を示す図である。
符号の説明
11 スキャナボードユニット(SBU)
12 白紙検知ユニット(WIU)
13 圧縮/伸張およびデータインターフェイス(CDIC)
14 画像処理プロセッサ(IPU)
15 ネットワーク制御ユニット(NCU)
16 IPネットワーク
17 メモリモジュール(MEM)
18 画像メモリアクセス制御ユニット(IMAC)
19 液晶タッチパネル
20 プロセスコントローラ
21 システムコントローラ
22 プリンタ
23 第1のRAM
24 第1のROM
25 第2のRAM
26 第2のROM
27 ローカルバス
28 パラレルバス
29 シリアルバス

Claims (22)

  1. 原稿の片面または両面を読み取り、画像データに変換する読取手段と、
    片面原稿か両面原稿かを指定する原稿面指定情報を受け取る原稿面指定情報受取手段と、
    前記読取手段での読み取り設定である読取設定情報を受け取る読取設定情報受取手段と、
    前記原稿面指定情報が片面原稿または両面原稿のいずれの場合でも、前記読取設定情報に基づいて両面を読み取るように、前記読取手段を制御する読取制御手段と、
    前記画像データを出力する出力手段と、を備え
    前記読取制御手段は、
    前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、
    前記原稿の表面を、前記読取設定情報に基づいて読み取るとともに、前記原稿の裏面を、表面よりも前記画像データのデータ量が少なくなる条件で読み取るように、前記読取手段を制御すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記読取制御手段は、前記原稿の裏面を、前記読取設定情報に設定されている解像度より低い解像度で読み取るように、前記読取手段を制御すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記読取制御手段は、前記読取設定情報でカラー読み取りが設定されている場合、
    前記原稿の裏面を、シングルカラーで読み取るように、前記読取手段を制御すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データを編集する編集手段と、
    前記読取手段が読み取った画像データが白紙の画像データであるか否かを検知する白紙検知手段と、をさらに備え、
    前記編集手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、前記白紙検知手段が裏面の前記画像データが白紙の画像データであると検知すると、裏面の前記画像データを削除すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、
    表面の前記画像データのみを出力するように前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 白紙以外の裏面の前記画像データを縮小したサムネイル画像データを生成するサムネイル画像生成手段をさらに備え、
    前記出力制御手段は、前記サムネイル画像データを同時に出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記出力制御手段は、
    前記サムネイル画像データのデータ量が所定の量より少ない場合、
    前記サムネイル画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記出力制御手段は、
    前記サムネイル画像データのデータ量が所定の量より多い場合、
    前記サムネイル画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  11. 前記出力手段を制御する出力制御手段をさらに備え、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、
    両面の前記画像データを出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記出力制御手段は、裏面の前記画像データを不可視にするコードを同時に出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記出力制御手段は、
    裏面の前記画像データのデータ量が所定の量より少ない場合、
    裏面の前記画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  14. 前記出力制御手段は、
    裏面の前記画像データのデータ量が所定の量より多い場合、
    裏面の前記画像データを出力しないように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  15. 前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、
    を特徴とする請求項から14のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  16. 前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  17. 原稿の片面または両面を読み取り、画像データに変換する読取手段と、
    片面原稿か両面原稿かを指定する原稿面指定情報を受け取る原稿面指定情報受取手段と、
    前記読取手段での読み取り設定である読取設定情報を受け取る読取設定情報受取手段と、
    前記原稿面指定情報が片面原稿または両面原稿のいずれの場合でも、前記読取設定情報に基づいて両面を読み取るように、前記読取手段を制御する読取制御手段と、
    前記画像データを出力する出力手段と、
    前記出力手段を制御する出力制御手段と、を備え、
    前記出力制御手段は、
    前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、
    表面の前記画像データを、そのまま出力するとともに、
    裏面の前記画像データを、表面の前記画像データのデータ量より少なくして出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  18. 前記出力制御手段は、裏面の前記画像データを、前記読取設定情報に設定されている解像度より低い解像度で出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記出力制御手段は、前記読取設定情報でカラー読み取りが設定されている場合、
    裏面の前記画像データを、シングルカラーで出力するように、前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  20. 前記出力手段は、前記画像データをファイルとして出力すること、
    を特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  21. 前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、両面の前記画像データを転写材の両面に印刷するように前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項17から19のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  22. 前記出力手段を制御する出力制御手段と、
    前記画像データを編集する編集手段と、
    前記読取手段が読み取った画像データが白紙の画像データであるか否かを検知する白紙検知手段と、をさらに備え、
    前記出力手段は、前記画像データを転写材の片面または両面に印刷し、
    前記編集手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、前記白紙検知手段が裏面の前記画像データが白紙の画像データであると検知すると、裏面の前記画像データを削除し、
    前記出力制御手段は、前記原稿面指定情報が片面原稿であった場合、表面の前記画像データと削除しなかった裏面の前記画像データとを転写材の片面に印刷するように前記出力手段を制御すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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