JP5033089B2 - 洗濯乾燥機および乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、衣類などを乾燥する手段を備えた洗濯乾燥機および乾燥機に関する。
洗濯から乾燥までを連続して行える洗濯乾燥機は、例えば、送風ファンと熱源により高温・低湿度の空気を作り、これを洗濯槽内に吹き込み、衣類の温度を高くし、衣類から水分を蒸発させることにより衣類を乾燥する。衣類から蒸発させた水分を含む空気は、除湿手段により除湿して機外に排出するとともに、再び送風ファンと熱源により高温・低湿度の空気とする。
ところで、洗濯乾燥機に求められる性能の一つとして、乾燥後の衣類のしわが少ないことが求められている。そこで、衣類のしわを少なくする手段として、洗濯槽内に高速の空気を送り込みながら乾燥を行う遠心式送風機を備えた洗濯乾燥機が提案されている。しかし、遠心式送風機の駆動モータを高速で回転させると、吸気口が負圧になるため、ファンの周囲から排出された空気がファンケースとファンとの間の隙間を通って再び吸気口に戻り、運転効率が損なわれるという課題が見出された。そこで、空気の逆流を防止する技術として、ファンケースにリブを設けて、空気の流れを抑制するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−104477号公報(段落0038、図7)
しかし、特許文献1に記載の送風機を備えた洗濯乾燥機では、リブ(邪魔板)を設けただけであるため、リブとファンとの隙間から空気が逆流して、ファンを効率よく運転することができず、電力が無駄に消費されるという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、ファンの運転効率を向上させて、消費電力を抑えることができる洗濯乾燥機および乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は、内部が洗濯室および乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽に乾燥用の空気を送る送風手段と、を有する洗濯乾燥機において、前記送風手段は、ファン羽根車と、前記ファン羽根車の回転軸方向の一端側に吸気口が形成されるとともに、前記ファン羽根車の周囲に形成された通路を通って前記空気が排出されるファンケースと、前記ファン羽根車の回転軸方向の他端側に設けられ、前記ファン羽根車を回転駆動するモータと、前記モータを前記ファンケースに支持する弾性部材と、を有し、前記ファンケース内には、前記吸気口の周囲に、前記ファン羽根車と摺動して前記ファン羽根車の周囲から前記吸気口への前記空気の逆流を防止する環状のシール部材が設けられ、前記ファンケースからの空気の流出を防ぐように気密をする環状の防振ゴムで、前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合され、前記モータの駆動時に、前記吸気口に発生する負圧によって前記ファン羽根車を前記モータとともに前記吸気口側に吸引させることで、前記シール部材を前記ファンケースに押し当てた状態で前記ファン羽根車を前記シール部材に回転摺動させることを特徴とする。
本発明によれば、シール部材にファン羽根車が摺動した状態でシールできるように構成したので、空気の逆流を確実に防止することができ、ファンの運転効率をさらに向上でき、消費電力の削減が可能になる。
以下、本実施形態の洗濯乾燥機について、図1ないし図15を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の洗濯乾燥機Sは、ドラム式の洗濯乾燥機であり、外郭を構成する筐体1を有し、筐体1がベース1hの上に取り付けられて構成されている。筐体1は、左右の側板1a,1b(1bは図2および図5参照)、前面カバー1c、背面カバー1d(図4および図5参照)、上面カバー1e、下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず),後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体として十分な強度を有している。
前面カバー1cの略中央には、衣類など(洗濯物)を出し入れするための投入口を塞ぐドア2が、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されて構成されている。ドア2の近傍の前面カバー1cには、ドア2のロック機構(図示せず)を解除するドア開放ボタン3が設けられている。ドア開放ボタン3を押すことで、ロック機構(図示せず)が外れてドア2が開き、ドア2を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じるようになっている。図示しない前補強材は、後述する外槽20の開口部と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
筐体1の上部中央には、電源スイッチ4a、操作スイッチ4b,4c、表示器4dなどを備えた操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、筐体1下部に設けた制御装置100(図2および図3参照)に電気的に接続されている。また、操作パネル4の左側には、洗剤や柔軟剤などを投入する引き出し式のトレイ5が設けられている。なお、破線で示した状態が、トレイ5を引き出した状態である。また、筐体1内には、トレイ5が装着される洗剤容器5a(図3および図5参照)が設けられている。
また、操作パネル4の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ6が設けられている。なお、乾燥フィルタ6は、メッシュ式のフィルタ6a(図5参照)を備えており、糸くずなどが除去されるようになっている。乾燥フィルタ6の掃除は、乾燥フィルタ6を引き出してメッシュ式のフィルタ6aを取り出して行う。また、上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口7a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口7bが設けられている。
図2に示すように、洗濯乾燥機Sは、筐体1内に、回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽としての内槽(回転ドラム)10が設けられている。なお、図2に示す内槽10は、破線で一部のみ図示している。この内槽10は、前側(手前側)端面に衣類を出し入れするための開口部10aを有するとともに、その外周壁および底壁(奥側)に通水および通風のための多数の貫通孔(図示せず)を有している。開口部10aの縁部には、内槽10と一体の流体バランサ10bが設けられている。また、内槽10の内側の外周壁には、奥行き方向(軸方向)に延びるリフタ10cが複数個設けられており、洗濯、乾燥時に内槽10を回転すると、衣類などがリフタ10cと遠心力で外周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返す。内槽10の回転中心軸は、水平または開口部10a側が高くなるように傾斜している。
図3に示すように、洗濯乾燥機Sは、内槽10が同軸上に内包され(図4参照)、前面が開口した円筒状の外槽20を備えている。外槽20の前面の開口部には、外槽カバー20aが設けられ、外槽20内への貯水を可能としている。外槽カバー20aの前側(手前側)中央には、衣類などを出し入れするための開口部20bが形成されている。開口部20bと前補強材に設けた開口部は、ゴム製のベローズ22で接続されており、ドア2を閉じることで外槽20を密閉することができる。外槽20の底面最下部には、排水口20c(図2参照)が設けられ、排水ホース8が接続されている(図2参照)。また、排水ホース8の出口側の端部は、図示しない床面に設けられた排水口(図示せず)に接続されている。なお、排水ホース8の途中には排水弁8a(図14参照)が設けられ、この排水弁8aを閉じて給水することで外槽20内に水が溜められ、排水弁8aを開くことで外槽20内の水が機外へ排出される。
図4に示すように、外槽20の背面には、内槽10を回転駆動するための外側中央にモータ21が取り付けられている。なお、モータ21の回転軸は、外槽20を貫通し、内槽10と結合している。また、外槽20の下側は、下側をベース1hに固定されたサスペンション9(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽20の上側は、上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽20の前後方向へ倒れを防ぐように構成されている。
前記洗剤容器5aおよびトレイ5(図3参照)の後ろ側には、給水電磁弁7a1や風呂水給水ポンプ7b1,水位センサ62(図14参照)など給水に関連する部品が設けられている。洗剤容器5aは、外槽20と連通するように構成されており、給水電磁弁7a1を開く、あるいは風呂水給水ポンプ7b1を運転することで、外槽20に洗濯水を供給する。
筐体1の背面内側には、上下方向に延びる乾燥ダクト30が設けられている。乾燥ダクト30の下部は、外槽20の背面下部に設けられた吸気口20dにゴム製の蛇腹管31(図2参照)を介して乾燥ダクト30と接続されている。乾燥ダクト30内には、水冷除湿機構(図示せず)が内蔵されており、給水電磁弁7a1から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト30の壁面を伝わって流下し吸気口20dから外槽20に入り排水口20c(図2参照)から排出される。
図5に示すように、乾燥ダクト30の上部は、筐体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト32と接続されている。フィルタダクト32の前面は開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ6が挿入される。乾燥ダクト30からフィルタダクト32へ入った空気は、乾燥フィルタ6のフィルタ6aに流入し糸くずが除去される。また、フィルタダクト32には、乾燥フィルタ6の挿入部の下面に開口部が形成されており、この開口部が吸気ダクト33(図4参照)に接続されている。吸気ダクト33の他端は送風ユニット(送風手段)40の吸気口41a(図6参照)と接続されている。
送風ユニット40の吐出口41d(図8参照)は、温風ダクト34(図2参照)の一端と接続され、他端がゴム製の蛇腹管35(図2参照)、蛇腹管継ぎ手36(図2参照)を介して外槽カバー20aに設けた温風吹き出し口37(図3参照)に接続されている。
図6に示すように、送風ユニット40は、ファンケース41、ファン羽根車42、駆動用モータ43、中央防振ゴム(弾性部材)44、外周防振ゴム(弾性部材)45、シール部材46、抑え部材47などで構成されている。
ファンケース41は、駆動用モータ43が取り付けられる主ファンケース41Aと、ファンカバー41Bとが外周において嵌合して構成され、偏平な形状を呈している。ファンカバー41Bは、円形の吸気口41aを有し、吸気口41aが、外側から内側に向けて開口径が徐々に小さくなる略円錐状のベルマウス部41a1を有する形状となっている。なお、ファンケース41は、耐熱性の合成樹脂などで形成されている。
図7および図8に示すように、主ファンケース41Aとファンカバー41Bとで形成される内部には渦巻状の流路41sが形成されている。この渦巻状の流路41sはスクロール部41s1を有し、ファン羽根車42から排出された流れを減速しながら静圧として回収する働きをしている。スクロール部41s1の出口には、ノーズ41bが形成されている。ノーズ41bは、ファンカバー41B側にノーズ41b1が、主ファンケース41A側にノーズ41b2,スリット41b3,ノーズ41b4がそれぞれ形成されている。ノーズ41bの下流にはヒータHが設けられ、その下流のファンカバー41Bには吐出口41dが形成されている。
図9に示すように、ファン羽根車42は、駆動用モータ43の回転軸43a(図6参照)に固定される主板42aと、複数の羽根42bと、中央に開口を持つ側板42cとで構成されている。主板42aの中心部は、補強板42a1と補強板42a2とで挟み込まれ、複数のカシメ部42a3によって固定されている。側板42cは、主板42aとほぼ平行になる水平部42c1と、その中央部に主板42aと反対方向に曲げられた円環部42c2とで構成されている。
図10に示すように、羽根42bは、ファン羽根車42の回転方向Rに対して、内径側から外径側にかけて後退するように湾曲して形成されている。このような羽根42bは、一般には後ろ向き羽根とも呼ばれ、このような羽根形状を持つ羽根車を用いたものはターボファンとも呼ばれる。ちなみに、羽根が回転方向に前進するような形のものは前向き羽根と呼ばれ、このような羽根形状を持つ羽根車を用いたものはシロッコファン、あるいは、多翼ファンとも呼ばれる。
また、羽根42bにはその上下両側に5個ずつの突起42b1が形成されており、各突起42b1が、側板42cと主板42aにそれぞれ貫通して形成された長方形の穴(図示しない)に差し込まれ、両側から力を加えて突起42b1をつぶすことで固定されている。なお、このとき、超音波を加えながら行うとカシメたときの高さを小さくできる。この実施形態では羽根42bは8枚であり、これらを全て主板42aと側板42cにセットしてからカシメ作業を行う。カシメ部のうち最内径のカシメ部は側板42cの円環部42c2に掛からないようになっている。また、羽根42bの先端も側板42cの円環部42c2に掛からないようになっている。
なお、ファン羽根車42のうち、側板42cと主板42aと羽根42bとは金属製であり、特にアルミニウムが用いられる。この場合には、アルミニウムの中でも強度の高い超硬アルミニウムが用いられる。補強板42a1,42a2(図9参照)は鉄製であり、この場合は腐食しにくいステンレスが用いられる。2つの補強板42a1と42a2はその外径は異なったものを用いているが、これによりいろいろな外力が加わったときに応力集中を緩和できる。
このように構成されたファン羽根車42では、高速回転により、ファンカバー41の吸気口41aより回転軸芯線方向に空気を吸引して、主板42aと側板42cとの間の羽根42b間を通って外周方向に吐き出すようになっている。
図6に示すように、駆動用モータ43は、主ファンケース41Aの中央を貫いてファンケース41の内部に延在し、ファン羽根車42を固定支持する回転軸43aを有する。回転軸43aは、駆動用モータ43のハウジング43b内の上下方向の両端側に設けた軸受(図示せず)に回転自在に支持される。また、ハウジング43bの上下方向の両端側には、回転軸43aの外側に同心状に形成された環状の凹部43d,43dが形成されている。また、ハウジング43b内の両端中央に設けられる軸受(図示せず)は、凹部43d,43dのハウジング43bの内部側に固定支持される。
また、駆動用モータ43は、主ファンケース41Aの中央部分において、中央防振ゴム44を介して支持され、主ファンケース41Aの外周部分において、4個の外周防振ゴム45を介して支持されている。なお、中央防振ゴム44は主ファンケース41Aからの空気の流出を防ぐように気密をする機能を合わせ持っている。また、中央防振ゴム44のゴム硬度は高く、外周防振ゴム45のゴム硬度は低くなるように設定されている。すなわち、ファンケース41の中央部位と駆動用モータ43の中央部位を、ゴム硬度の高い中央防振ゴム44で弾性的に接合し、ファンケース41の外周部位と駆動用モータ43の外周部位とを、ゴム硬度の低い外周防振ゴム45で弾性的に接合した送風ユニット40となっている。
中央防振ゴム44は、例えば、材質がNBR(アクリルニトリルブタジエンゴム)、ゴム硬度(JIS K6253)が30〜50度程度である。外周防振ゴム45は、例えば、材質がシリコーンゴム、ゴム硬度(JIS K6253)が10〜30度程度である。なお、中央防振ゴム44は、一つ備えるのに対し、外周防振ゴム45は、複数(4個)が等間隔で構成されている。中央防振ゴム44および外周防振ゴム45は、それぞれ乾燥運転で上昇する高温に耐える耐熱性を有するゴムが用いられる。
中央防振ゴム44は、ハウジング43bに設けられたファンケース41側の凹部43dに嵌合して保持される。この中央防振ゴム44は、環状のベース部44aと、ベース部44aに立つ放射状に配置された複数の支***片44bと、複数の支***片44bをつなぐ環状リング44c,44dを有する。支***片44bは中央が高く立ち上がっているので、中央の環状リング44cはその外側の環状リング44dよりも高く立っている。環状リング44c,44dでつながった中央の高い複数の支***片44bが凹部43dに嵌合することにより、中央防振ゴム44は安定した保持が確実に行なわれる。また、中央防振ゴム44は、ゴム硬度の高いゴムで形成されているのにも係らず、内部が詰まった一塊の防振ゴムに比べ、弾性に富み、防振機能に優れる。
また、中央防振ゴム44は、中央に回転軸43aが通される中央貫通穴44eと、中央貫通穴44eの周縁(駆動用モータ43に対面する周縁)に設けられ、駆動用モータ43に当接するモータ側環状気密突起44fを有する。このモータ側環状気密突起44fが駆動用モータ43に当接して駆動用モータ43との気密が保たれる。
また、中央防振ゴム44は、環状のベース部44aから延出し、ファンケース41の主ファンケース41Aに当接する複数(3条)のファンケース側環状気密突起44gを有する。この複数(3条)のファンケース側環状気密突起44gは、中央貫通穴44eと同心的に設けられ、主ファンケース41Aに当接してファンケース41の気密が保たれる。
このようにして、ファンケース側環状気密突起44g、およびモータ側環状気密突起44fにより、気密が保たれる。このため、主ファンケース41Aを貫いて通して回転軸43aの回りに存在する隙間からの空気リークは、大気圧との圧力が大きい(ターボファンの場合は大きい)にも係わらず、防止される。
また、ファン羽根車42の吸引作用により、中央防振ゴム44には回転軸43aの軸芯線方向の圧縮力が作用する。このため、ファンケース側環状気密突起44g、およびモータ側環状気密突起44fの気密が更に促進して気密性能が向上する。
図6に示すように、外周防振ゴム45は、駆動用モータ43の外周に設けられた支持鍔43eに設けられる。この外周防振ゴム45は、外周にリング溝45aを有し、支持鍔43eに設けられた支持穴43e1にリング溝45aを嵌めて外周防振ゴム45が支持鍔43eに取り付け支持される。
リング溝45aと支持穴43e1との間には、中間部材43fが介在するように設けられている。この中間部材43fは、筒部43f1と、筒部43f1の下端に設けた鍔部43f2とを有する。この中間部材43fは、軟らかなシリコーンゴムで形成され、外周防振ゴム45の変形防止や支持穴43e1のエッジでの切れ防止機能を有する。
また、外周防振ゴム45は、中央を軸方向(ファンケース41に向く方向)に貫く通し孔45bを有する。止めねじ50は、通し孔45bに挿通され、主ファンケース41Aに設けられたねじボス41cに螺合する。この止めねじ50の締め付けによって、駆動用モータ43がファンケース41に締結され、送風ユニット40が組み上がる。
なお、ねじボス50の周縁部と外周防振ゴム45との間には断熱シート51が介在している。この断熱シート51を設けることによって、ファンケース41から駆動用モータ43に伝わる熱を抑えている。
このように構成された中央防振ゴム44および外周防振ゴム45を備えた送風ユニット40では、ファンケース41の中央部位と駆動用モータ43の中央部位とがゴム硬度の高い中央防振ゴム44で弾性的に接合されているので、乾燥運転時のファン羽根車42の強い吸引作用が回転軸43aの軸芯線方向に作用してもゴム硬度の高い中央防振ゴム44で弾性的に支持されているので軸芯線方向へ大きく動くのを抑えることができる。
また、駆動用モータ43は、ファン羽根車42を含めた残留不釣合いの遠心力により加振されるが、外周側部位に配置した複数の外周防振ゴム45で径方向の動きは拘束されている。このため、残留不釣合いの遠心力による加振は、中央防振ゴム44を支点としたバタフライ振動に変わる。このバタフライ振動は外周側が大きな振幅になるので、ゴム硬度の低い外周防振ゴム45でそっと支えることにより振動伝達を抑えることができる。
すなわち、外周防振ゴム45は、撓ませない程度で駆動用モータ43の外周部位を支えるようにしているので、大きな変位に対しては変位に比例する力で拘束するが、微振動に対して殆んど力は発生しない。したがって、ファンケース41には振動が伝達されず、送風ユニット40の騒音低減が図られる。
図11に示すように、シール部材46は、環状に形成され、ケースカバー41Bの内側の吸気口41aの周縁部に配設される。このシール部材46は、例えば、耐熱性、耐湿性、耐摩擦性、耐薬品性などの特性を有するフッ素系樹脂であり、具体的には、多孔質PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が好適に用いられる。耐熱性とは、乾燥運転時における乾燥用の空気の高熱によって劣化しないことであり、耐湿性とは、乾燥運転時における湿気を吸収して膨張等することがないことであり、耐摩擦性とは、駆動用モータ43を駆動させたときの摺動時に摩擦抵抗が低く、削りカスなどが生じないものであり、耐薬品性とは、洗剤などに対して劣化しないことである。
また、シール部材46は、所定の幅で形成されたリング部46aを有し、リング部46aの外周縁部に切欠部46bが90度間隔で形成されている。この切欠部46bは、リング部46aの中心側に向けて延びる直線状の短辺部46b1と、短辺部46b1に連続して周方向かつ外周縁部に向けて延びる直線状の長辺部46b2とで構成されている。なお、シール部材46の内径r1は、前記吸気口41aの最小の径よりも若干大きく形成されている。
図11に示すように、抑え部材47は、シール部材46を抑えて、ファンカバー41Bから外れないようにするものであり、ステンレスなどの金属板によってリング状に形成されている。また、抑え部材47の外周には、固定用のねじ52が挿通される通し孔47aが形成された固定部47bが複数形成されている。
一方、シール部材46および抑え部材47が取り付けられるファンカバー41Bの内部には、吸気口41aの周縁部に、シール部材46が嵌る凹部41eが形成されている。この凹部41eは、シール部材46の内周縁部が吸気口41aのベルマウス部41a1に当接し、シール部材46の外周縁部がファンカバー41Bの底面から突出して形成された壁部41fに当接している。また、壁部41fには、シール部材46の切欠部46bが嵌る嵌合部41f1が対応する箇所に形成されている。
なお、シール部材46は、その切欠部46bの短辺部46b1が、凹部41eの嵌合部46f1に当たることによって、シール部材46がファンカバー41B上において周方向に回転しないように回り止めされる構成を有している。また、抑え部材47によってシール部材46を抑えることにより、シール部材46が凹部41eから外れるのを防止できる。
図12は、シール部材46および抑え部材47をファンカバー41Bに取り付けた状態である。このように、抑え部材47の内径r2(図11参照)がシール部材46の内径r1(図11参照)よりも大きく形成されているので(図11参照)、シール部材46の内周側の一部が露出する。よって、ファンケース41内にファン羽根車42が収容される際、ファン羽根車42の円環部42c2が、露出したシール部材46と対向する位置に配置される(図6参照)。
なお、送風ユニット40内で空気の流れについて説明する。すなわち、駆動用モータ43が回転すると、ファン羽根車42が回転し、それに伴ってフィルタダクト32(図5参照)、吸気ダクト33(図4参照)、ファンケース41の吸気口41aを通って、ファン羽根車42の円環部42c2から羽根42bに向けて矢印L1で示すように空気が流入する。羽根42bで昇圧された高速の空気は、図8の矢印L2で示すように、羽根42bの全周から排出され、スクロール部41s1で集められると共に減速され、矢印L3で示すように、ノーズ41bとファンケース41との間から下流に流れ、ヒータHで加熱された後に吐出口41dを介して送風ユニット40から排出される。例えば、ファン羽根車42の外径は140mmであり、これを16000r/minで回転させているが、この条件でのファン羽根車42の周速は約117m/secであり、送風ユニット40としての出力は約200Wとなっている。
また、ファンケース41の吐出口41dから排出された乾燥用の空気(温風)は、温風ダクト34、蛇腹管35,蛇腹管継ぎ手36を介して外槽カバー20aに設けた温風吹き出し口37から吐出される(図2の符号L4参照)。吐出された乾燥用の空気は、湿った衣類に当たり、衣類を温めることで衣類から水分を蒸発させる。高温多湿となった空気は、内槽10に設けた貫通孔(不図示)から外槽20に流れ、吸気口20dから乾燥ダクト30に吸い込まれ、乾燥ダクト30を下から上へ流れる(図2および図4の矢印L5参照)。なお、高温多湿の空気は、乾燥ダクト30を通る際、水冷除湿機構によって冷却水と接触することで冷却除湿され、乾いた低温空気となりフィルタダクト32に流れる。フィルタダクト32に設けたフィルタ6aを通り糸屑が取り除かれ(図5の矢印L5参照)、吸気ダクト33に入り、送風ユニット40に吸い込まれる(図4の矢印L6参照)。そして、ヒータHで再度加熱され、外槽20内に吹き込むように循環する。
ところで、乾燥運転時に、送風ユニット40のファン羽根車42を高速で回転させて、高速の風を衣類など(洗濯物)に直接当て、風の力で衣類に発生するしわを伸ばす機能を備えた洗濯乾燥機Sでは、以下に示す現象が発生することが確認された。すなわち、ファン羽根車42を高速で回転させると、送風ユニット40の吸気口41a付近Q(図6参照)が負圧になり、ファン羽根車42の周囲から排出された空気の一部が、矢印L10(図6参照)で示すように、吸気口41aに向かって逆流する現象が発生する。このような空気の逆流が発生することにより、ファン羽根車42の運転効率が損なわれ、ファン羽根車42を所望の回転速度で回転させるためにより多くの電力が消費されることになる。
そこで、高速回転時の空気の逆流を防止する対策として、本実施形態の洗濯乾燥機Sでは、ファンケース41内の吸気口41aの周縁部に、ファン羽根車42の中央部分の円環部42c2と対向するように環状のシール部材46を設けたものである。
また、本実施形態では、図13(a)に示すように、使用前の状態では、ファン羽根車42の円環部42c2の先端部分がシール部材46の表面に接するようにして駆動用モータ43がファンケース41に組み付けられている。そして、図13(b)に示すように、駆動用モータ43が高速で回転している使用中の状態では、ファン羽根車42の円環部42c2の先端部分が、シール部材46に押し当てられてシール部材46が断面凹状に変形した状態でファン羽根車42が回転しながら摺動する。なお、このときシール部材46はファンケース41の凹部41eに嵌合しているので、ファン羽根車42の回転動作によって一緒に回転することはない。また、このようにファン羽根車42がシール部材46に食い込むのは、ファン羽根車42を回転駆動させる駆動用モータ43がファンケース41に対して硬度の高い中央防振ゴム44と硬度の低い外周防振ゴム45とで構成された弾性部材によって支持されているので、ファン羽根車42の高速回転時における吸気口41aに発生する負圧によって、ファン羽根車42が駆動用モータ43とともに、吸気口41a側に吸引されることによる。そして、図13(c)に示すように、駆動用モータ43が停止した状態では、ファン羽根車42の円環部42c2が図13(a)の位置に復帰する。なお、シール部材46では、円環部42c2が摺動した部分は復元することなく、変形したままの状態を維持する。
以上説明したように、本実施形態の洗濯乾燥機Sによれば、ファンケース41内の吸気口41aの周縁部に、ファン羽根車42の中央部分の円環部42c2と対向するように環状のシール部材46を設けたので、空気の逆流が生じるようなファン羽根車42の高速回転時に、ファン羽根車42の円環部42c2がシール部材46を摺動することによって空気が逆流する流路が遮断され、ファン羽根車42の周囲から排出された空気が吸気口41a側に戻るのを防止できる。したがって、ファン羽根車42の運転効率が向上し、より少ない消費電力で所望の回転速度で回転させることが可能になる。つまり、省電力化を図ることが可能になる。
また、本実施形態によれば、シール部材46がファンケース41に対して回転しないように構成されているので、駆動用モータ43の駆動時に、ファン羽根車42の円環部42c2がシール部材46上を摺動したとしても、ファン羽根車42の回転とともにシール部材46が回転することが防止され、吸気口41aの周囲におけるファンケース41と円環部42c2との隙間を確実に閉塞することが可能になり、空気の逆流をより確実に防止できる。
また、本実施形態によれば、駆動用モータ43の停止時に、ファン羽根車42の円環部42c2の先端部分がシール部材46の表面に接するように(側面視で円環部42c2とシール部材46とが重ならないように)位置決めされているので、シール部材46の厚みを薄くことが可能になる。つまり、駆動用モータ43の駆動時のみ円環部42c2がシール部材46に食い込むように設定することで、駆動用モータ43の停止時を含めて常時、円環部42c2がシール部材46に食い込む場合よりも、円環部42c2がシール部材46に食い込む深さを浅くでき、シール部材46の厚みを薄くすることが可能になる。
図14に示すように、マイクロコンピュータ60は、各操作スイッチ4b,4cに接続される操作ボタン入力回路61、水位センサ62、温度センサ63と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程,乾燥工程での各種情報信号を受け取る。マイクロコンピュータ60は、駆動回路54と接続され、駆動回路54が給水電磁弁7a1,排水弁8a、モータ21、駆動用モータ43、ヒータHなどと接続され、給水電磁弁7a1および排水弁8aの開閉、モータ21および駆動用モータ43の回転、ヒータHの通電を制御する。また、マイクロコンピュータ60は、使用者に洗濯乾燥機Sの動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオード表示器64、発光ダイオード65,ブザー66などと接続されている。また、マイクロコンピュータ60は、電源スイッチ4aが押されて電源が投入されると起動し、図16に示すような洗濯および乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行する。
図15に示すように、マイクロコンピュータ60は、電源スイッチ4aの投入が検知されると、ステップS101において、洗濯乾燥機Sの状態確認及び初期設定を行う。そして、ステップS102に進み、操作パネル4の表示器64を点灯し、操作スイッチ4cからの指示入力にしたがって洗濯/乾燥コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯/乾燥コースまたは前回実施の洗濯/乾燥コースを自動的に設定する。
そして、ステップS103において、マイクロコンピュータ60は、操作パネル4のスタートスイッチ(操作スイッチ)4bからの指示入力を監視し、スタートスイッチ(操作スイッチ)4bからの指示入力を検知した場合には、ステップS104に進む。
ステップS104において、マイクロコンピュータ60は、洗濯の制御を行う。洗濯の制御では、洗い、中間脱水、すすぎ、最終脱水が順次行われるが、通常のドラム式洗濯乾燥機と同様であるので、詳細な説明は省略する。
そして、洗濯制御の終了後、ステップS105に進み、マイクロコンピュータ60は、洗濯乾燥コースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。洗濯コースのみが設定されている場合には(S105、No)、運転を終了する。なお、マイクロコンピュータ60は、運転終了時に、ブザー66を介して終了音を出力するように制御する。
ステップS105において、マイクロコンピュータ60は、洗濯乾燥コースが設定されていると確認した場合には(Yes)、ステップS106に進み、温風脱水制御を行う。温風脱水制御では、マイクロコンピュータ60は、送風ユニット40の駆動用モータ43を低速回転させ、ヒータHに通電(強モード)して温風を内槽10内に吹き込み衣類の温度を上昇させる。同時に、内槽10を高速で回転させ温まった衣類から効果的に水分が脱水される(温度が上がると水の粘性が低下するため効率よく脱水できる)。本実施形態では、例えば駆動用モータ43の回転数を毎分11000回転に設定している。これは、許容電流値(15A)を超えないようにするためである。
そして、ステップS107において、マイクロコンピュータ60は、乾燥運転1を実行する。送風ユニット40は低速回転、ヒータHは強モードで運転し、内槽10の正逆回転を繰り返し、内槽10内の衣類の位置を入れ替えながら、高温の温風を衣類に吹き付ける。衣類全体の温度が上昇し衣類から水分が蒸発する。
そして、ステップS108において、マイクロコンピュータ60は、高仕上げコースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。高仕上げコース以外のコースの場合には(No)、ステップS107を乾燥終了まで行い、高仕上げコースが設定されている場合には(Yes)、ステップS109に進む。
ステップS109において、マイクロコンピュータ60は、乾燥開始からの経過時間が既定の時間になったかどうかを確認して処理を分岐する。なお、規定の時間は、衣類の乾燥度(=乾布の質量/湿布の質量)が0.9に達するより前に設定する。また、乾燥は、次のように進行する。乾燥の初期は、衣類の温度を上昇させる予熱期間で、衣類の温度を速く上昇させるために、極力多くの熱量を衣類に与えることが重要である。予熱期間中は、衣類からの水分の蒸発は少ない。
衣類の温度が上昇するに従い、衣類からの水分の蒸発が多くなるため、気化熱により衣類の温度上昇は鈍くなり、やがて加熱と気化熱がバランスし、衣類の温度はほとんど一定となる(恒率乾燥)。衣類の水分量が少なくなると気化熱が減少し、衣類の温度が再び上昇を始め、衣類の水分がなくなると温風とほぼ同一の温度となり乾燥が終了する(減率乾燥)。衣類の温度が上昇を始めるのは、乾燥度が0.9付近になった時である。
衣類に水分が多く含まれている時点では、衣類にしわがついたとしても簡単に直すことができる(しわがついた衣類に霧吹きやスチームで水分を与えるとしわがとれることからも分かる)。しかし、しわが付いたままの状態で乾燥度0.9以上に乾燥が進むとしわが固定化する。一度固定化したしわをそれ以降の工程でとることは、ほとんどできない。従って、乾燥度が0.9になる前にしわを伸ばすことが重要となる。
実際の乾燥時には、材質や厚さが異なる衣類を同時に乾燥するので、乾燥度が0.9になる時間も衣類により様々である。従って、本実施の形態例では、最もしわになりやすい薄手の綿衣類の乾燥度が0.8から0.85程度になる時間に設定してある。また、布量によって乾燥度が0.9になる時間は異なるため、布量に応じて時間を設定する必要があることはもちろんである。
そして、ステップS110において、マイクロコンピュータ60は、乾燥運転2を実行する。この乾燥運転2では、内槽10の正逆回転は続けたまま、送風ユニット40を高速回転し、ヒータHを弱モードにして内槽10内の衣類に高速の風を吹き付け、しわを伸ばしながら乾燥を行う。送風ユニット40を高速回転した時に、ヒータHを弱モードにするのは、許容電流値を越えないようにするためである。本実施形態では、送風ユニット40の回転数を毎分16000回転に設定している。毎分16000回転時の送風ユニット40の入力電流は約7A、ヒータHが約6A、モータ21と制御装置100で約1Aとなっている。
ステップS110では、ヒータHが弱モードとなるため、ステップS107に比べ低下する。特に乾燥度が0.9を越すと衣類の温度が上昇し、温風温度に近づくが、温風温度が低いため、衣類の温度を低く抑えることができ、衣類へのダメージを軽減できる。乾燥は、温度センサにより温風や冷却水排水温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに終了する。なお、ステップS107の乾燥運転1を実施せず、ステップS110の乾燥運転2を最初から行っても良い。
なお、前記した実施形態では洗濯乾燥機を例に挙げて説明したが、衣類乾燥用の乾燥機に適用することもできる。乾燥機は、被乾燥物(洗濯後の衣類など)を収容するドラムと、ドラムを回転駆動するモータ(駆動手段)と、ドラムに乾燥用の空気を送る送風ユニット(送風手段)とを備えている。
本実施形態の洗濯乾燥機の外観を示す斜視図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の内部構造を示す側面図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の内部構造を示す一部切欠斜視図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の背面カバーを外した内部構造を示す平面図である。 本実施形態の洗濯乾燥機の内部構造を上部から見たときの一部切欠平面図である。 送風ユニットを示す断面図である。 ファン羽根車を取り付けた状態の送風ユニットを駆動モータ側から見たときの内部構造を示す平面図である。 ファン羽根車を取り付けた状態の送風ユニットを給気口側から見たときの内部構造を示す平面図である。 ファン羽根車を示す断面図である。 ファン羽根車の内部を示す平面図である。 送風ユニット内の一部を示す分解斜視図である。 組立後の送風ユニット内の一部を示す斜視図である。 図6の破線で囲まれる拡大図であり、(a)は使用前の状態、(b)はモータ駆動時の状態、(c)はモータ停止時の状態である。 本実施形態の洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 本実施形態の洗濯乾燥機における制御処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 内槽
20 外槽
21 モータ(駆動手段)
40 送風ユニット(送風手段)
41 ファンケース
41a 吸気口
41s 流路
42 ファン羽根車
43 駆動用モータ(モータ)
44 中央防振ゴム
45 外周防振ゴム
46 シール部材
S 洗濯乾燥機

Claims (8)

  1. 内部が洗濯室および乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を回転駆動する駆動手段と、前記内槽に乾燥用の空気を送る送風手段と、を有する洗濯乾燥機において、
    前記送風手段は、ファン羽根車と、前記ファン羽根車の回転軸方向の一端側に吸気口が形成されるとともに、前記ファン羽根車の周囲に形成された通路を通って前記空気が排出されるファンケースと、前記ファン羽根車の回転軸方向の他端側に設けられ、前記ファン羽根車を回転駆動するモータと、前記モータを前記ファンケースに支持する弾性部材と、を有し、
    前記ファンケース内には、前記吸気口の周囲に、前記ファン羽根車と摺動して前記ファン羽根車の周囲から前記吸気口への前記空気の逆流を防止する環状のシール部材が設けられ
    前記ファンケースからの空気の流出を防ぐように気密をする前記弾性部材としての環状の防振ゴムで、前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合され、
    前記モータの駆動時に、前記吸気口に発生する負圧によって前記ファン羽根車を前記モータとともに前記吸気口側に吸引させることで、前記シール部材を前記ファンケースに押し当てた状態で前記ファン羽根車を前記シール部材に回転摺動させることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記モータの中央部位において前記環状の防振ゴムを介して前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合され、かつ、前記モータの外周部位において前記環状の防振ゴムのゴム硬度以下の前記弾性部材としての他の防振ゴムを介して前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記ファン羽根車は、前記モータの停止時に側面視において前記シール部材と重ならない位置に設定され、前記モータの駆動時に前記シール部材に食い込む位置に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記シール部材は、前記ファンケースに対して回り止めされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 被乾燥物を収容するドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、前記ドラムに乾燥用の空気を送る送風手段と、を有する乾燥機において、
    前記送風手段は、ファン羽根車と、前記ファン羽根車の回転軸方向の一端側に吸気口が形成されるとともに、前記ファン羽根車の周囲に形成された通路を通って前記空気が排出されるファンケースと、前記ファン羽根車の回転軸方向の他端側に設けられ、前記ファン羽根車を回転駆動するモータと、前記モータを前記ファンケースに支持する弾性部材と、を有し、
    前記ファンケース内には、前記吸気口の周囲に、前記ファン羽根車と摺動して前記ファン羽根車の周囲から前記吸気口への前記空気の逆流を防止する環状のシール部材が設けられ
    前記ファンケースからの空気の流出を防ぐように気密をする前記弾性部材としての環状の防振ゴムで、前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合され、
    前記モータの駆動時に、前記吸気口に発生する負圧によって前記ファン羽根車を前記モータとともに前記吸気口側に吸引させることで、前記シール部材を前記ファンケースに押し当てた状態で前記ファン羽根車を前記シール部材に回転摺動させることを特徴とする乾燥機。
  6. 前記モータの中央部位において前記環状の防振ゴムを介して前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合され、かつ、前記モータの外周部位において前記環状の防振ゴムのゴム硬度以下の前記弾性部材としての他の防振ゴムを介して前記ファンケースと前記モータとが弾性的に接合されていることを特徴とする請求項5に記載の乾燥機。
  7. 前記ファン羽根車は、前記モータの停止時に側面視において前記シール部材と重ならない位置に設定され、前記モータの駆動時に前記シール部材に食い込む位置に設定されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の乾燥機。
  8. 前記シール部材は、前記ファンケースに対して回り止めされていることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の乾燥機。
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