JP5031853B2 - エアバッグ用ファブリックおよびそのファブリックを採用したエアバッグ - Google Patents

エアバッグ用ファブリックおよびそのファブリックを採用したエアバッグ Download PDF

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Description

本発明は、自動車の安全装置の一部として使用されるように意図された汎用タイプのエアバッグに関し、より具体的には、このようなエアバッグを製造する際に使用するためのファブリックの特定の形態に関する。
エアバッグを適切な位置に取り付けるために、取り付け領域または取付けタブを組み込んだ多くのタイプのエアバッグを提供することが、以前より提案されてきている。このタイプのエアバッグのうちの1つの特定の形態は、いわゆる、膨張カーテンである。この汎用タイプのエアバッグは、英国特許第2297950A号において開示されている。
英国特許第2297950A号公報
図1は、膨張カーテン式エアバッグの一部を示している。このエアバッグは、ほぼ直線の上縁部2を有する膨張領域1を有する。この膨張領域1は、選択領域において一体に固定されたファブリックの2つの重畳層で形成されている。場合によっては、エアバッグは、ワンピースの製織工程を用いて形成され(国際公開公報第WO90/09295号で開示されているように)、この工程では、2層のファブリックの選択領域が合わせて織られ、単層のファブリックを形成する。図1に示すエアバッグの一部では、膨張領域の2層のファブリックが領域3において合わせて織られ、非膨張領域が形成され、領域4、5においても合わせて織られて、個々の膨張セル6、7を分離する縫い目が形成される。エアバッグの上縁部2に近接して延びるガス供給ダクト8が、従来と同様に、画定される。このガス供給ダクトは、膨張セル6、7と流体連通している。
エアバッグの上縁部2には複数の突出した取付けタブ9が設けられており、このタブのそれぞれは開口10を有する。この取付けタブを利用して、車両の横窓の上方の、自動車の天井張り内の適切な位置にエアバッグを取り付けてもよい。
取付けタブ9によって自動車の適切な位置に取り付けられたエアバッグが膨張すると、極めて大きな力が取付けタブに加わる。このような力を受けてタブが引き裂かれる危険性を最小にするために、追加の材料を提供することによって、または取付けタブの上に材料を折り重ねて取付けタブの厚みを増加することによって、またはさらに追加の強化縫合を提供することによって、取付けタブを強化することが提案されてきた。しかし、これらの手法は全て、エアバッグの重量とコストを増大させる。
エアバッグの他の形態においては、取付け部は、ガス発生器を受ける大きな開口を囲むリング状の取付け部であってもよい。この取付け部は、典型的には、ガス生成器のフランジ上にボルトを受け入れる開口を有する。先と同様に、典型的には、厚みが増加した取付け部を形成することによって、または補強ファブリックの追加層を縫い付けることによって、取付け部が強化される。
本発明の目的は、エアバッグ用の改良されたファブリックおよびこのようなファブリックから作られるエアバッグを提供することである。
本発明の第1の態様によれば、複数の領域を含むパターンで織られ、上記領域のうちの少なくとも1つの領域は第1の織目を有し、上記領域のうちの少なくとも別の領域は第2の織目を有し、第2の織目は、第1の織目と比較して、相対的に織目がゆるく織られているエアバッグ用ファブリックが提供される。
好ましくは、第2の織目の領域または各領域は、第1の織目の領域または各領域における各浮糸よりも長い、少なくとも1つの浮糸を含む。
有利には、第2の織目の領域または各領域は、それぞれ、第1の織目の領域または各領域における各浮糸よりも長い複数の浮糸を含む。
好都合には、第2の織目の領域または各領域は、それぞれ、第1の織目の領域または各領域における各浮糸よりも長い、少なくとも12個の浮糸を含む。
好ましくは、第1の織目は、少なくとも1つのホップサック織りの領域を含む。
有利には、ホップサック織りは、2つの浮糸を含む。
好都合には、第2の織目は、長さが異なる複数の浮糸を含む。
好ましくは、第2の織目は、1から5個の浮糸を含む。
有利には、ファブリックは、上記第1の織目を有する複数の領域と、上記第2の織目を有する複数の領域とを含み、上記第1の織目を有する領域は、ファブリックを斜めに横切るように配置される。
好都合には、上記第1の織目を有する領域は、ファブリックを横切る複数の交差する斜行線状に配置される。
好ましくは、上記2つの織目の領域は、チェックパターンに配置されている。
有利には、領域または各領域は、等しい数の縦糸と横糸を含む領域を範囲に含む。
好都合には、上記領域は、6本の縦糸と6本の横糸を含む。
本発明の別の態様によれば、膨張領域と少なくとも1つの取付け部とを有するエアバッグが提供され、取付け部または各取付け部は、上で定義されたファブリックから形成されている。
好ましくは、取付け部または各取付け部は、突出した取付けタブである。
本発明がより容易に理解され得るように、および本発明のさらなる特徴が理解され得るように、本発明の実施形態を、添付図面を参照して、例を用いて次に説明する。
以前に提案されたエアバッグの一部の斜視図である。 本発明によるエアバッグの一部の拡大図である。 典型的なホップサックファブリックの織り方を示した線図である。 本発明で用いられている織り方を示す線図である。
本発明の好ましい実施形態においては、少なくともエアバッグの取付けタブは、相対的にきつく織られた領域と相対的にゆるく織られた領域のパターンを組み込んだ特定の織り方を用いて作られている。これについては以下により詳細に説明する。
この好ましい実施形態では、取付けタブはこのような単一層のファブリックから作られ、これは強度が改善された織り方により可能になる。
添付図面の図2を参照すると、本発明によるエアバッグの一部が示されており、エアバッグは、図1に示した横カーテン式のエアバッグのデザインに略一致したデザインのエアバッグである。図2に示す実施形態では、エアバッグは、例えば国際公開公報第WO90/09295号で開示されているような、ワンピース製織技術を用いて形成されていることが見られる。エアバッグの最上縁部2は、エアバッグの残りを形成するファブリックの2つの別個の層を合わせて織ることによって、実質的にガス不透過性の縫目11に形成される。ワンピース製織技術が利用されている。2つの別個の層のファブリック12、13は、縫目11の下で分岐してガス流ダクト8を形成する。
先と同様に、エアバッグの上縁部2から上向きに突き出る取付けタブ9は、エアバッグの全体構造が織られるのと同様に、ファブリックから形成される。上述のように、以前に提案されたこの汎用タイプのエアバッグとは異なり、好ましくは、取付けタブ9は単一厚みの織られたファブリックから形成される。しかし、これは、本発明のファブリックを、その後に一体に縫い合わされるか、または別の方法で相互に接合される別個に織られた2層のファブリックから形成される取付けタブにおいても同じく使用できない、と言っている訳でなない。取付けタブには中央開口10が設けられている。
タブ9の領域では、次に説明するように、ファブリックに対して「特定の」織り方が用いられている。
以前に提案された多くのエアバッグでは、エアバッグのファブリックにホップサック織りが用いられている。ホップサック織りは図3に示している。ホップサック織りでは、複数の隣接する縦糸が一緒に、選択されたグループの横糸の上下を「平行に」通過し、この横糸もまた、同じグループの縦糸の上下を正確に通過する。図3を参照すると、6本の縦糸21〜26と6本の横糸27〜32が示されている。第1の3本の縦糸21〜23が、同じグループの横糸の上下を正確に通過して「平行に」延びる縦糸のグループを形成することが見られる。また、同じように、第2の3本の縦糸24〜26が、選択された同じグループの横糸の上下を通過する第2グループの糸を形成していることが見られる。同様に、横糸27〜29が、同じグループの縦糸の上下で「平行に」延びる1つのグループの糸を形成し、横糸30〜32が、選択された同じグループの縦糸の上下を通過する第2グループを形成している。
このように、図3に示すホップサック織りでは、3本の縦糸のグループが3本の横糸のグループの上下を通過し、その逆もまた同様である。したがって、図3に示す織り方は、「3×3のホップサック織り」と表すことができる。ホップサック織りは、各グループ内に2本以上の糸を含む糸のグループ(例えば、「2×2のホップサック織り」)を用いて形成することができる。ホップサック織りは容易に形成できるが、十分な強度または引裂き抵抗を有していない。
本発明のファブリックは複数のゾーンまたは「領域」を含む新しい織目を利用しており、領域の一部は相対的にゆるく織られた織目を有し、領域の他の部分は相対的にきつく織られた織目を有する。
図4は、本発明の織り方の一例を示し、横糸51〜56を含む複数の横糸と織り合わされた複数の縦糸33〜50を示している。
特に横糸51を考え、図4の左側から始めると、横糸51は最初に、4本の縦糸33〜36の上を通過し、それによって、4の長さの「浮糸」を形成していることが見られる。このような状況では、用語の「浮糸」は、糸とその糸に対して直角に織られた各糸との2つの連続した交差部分の間で、ファブリックの表面上の糸の長さを示すのに用いられる。言い換えると、「浮糸」とは、「浮いている」糸がその上または下を通過する糸の数で表される。
最初に4本の縦糸33〜36の上を通過後に、横糸51は縦糸37の下を通過し、その後、横糸51は続けて次の5本の連続した縦糸38〜42の上を通過し、それによって5の長さの浮糸を形成する。次に、横糸51は縦糸43の下、縦糸44の上、縦糸45の下、さらに次の2本の連続した縦糸46、47の上を通過して、2の長さの浮糸を形成する。その後、横糸51は、縦糸50の上を通過する前に、次の2本の縦糸48、49の下を通過して、別の2の長さの浮糸を形成する。
図4に示すように、2本の隣接する横糸は、図4に示す完全な織りの反復の全体にわたって、同一の方法で縦糸を通して織られるのではない。同様に、2本の隣接する縦糸は、図示した完全な織りの反復の全体にわたって、同一の方法で横糸を通して織られるのではない。しかし、図示した織りの反復の特定の領域では、隣接する縦糸と横糸のペアは、それらの長さの一部にわたって、同一の織り方の経路を有することに留意されたい。例えば、図4に示した織りの反復の右上の領域に注目すると、隣接する横糸52、53の右側の3分の1は、縦糸44〜50を通して、同一の織り方の経路に従っていることが見られる。
図4に示す織目および浮糸の分布は、一見すると、完全に不規則に見えるかもしれないが、実際にはそうではない。本発明の特質をより完全に理解するために、図4に示す点線の格子によって表されているように、ファブリックは多数の区域または「領域」に分割されている考えることができる。したがって、図4に示すファブリックの区域が、一般に57〜65で表された、9つのこのような領域に分割されていることが見られる。領域59は、領域61、63の織目と同一の織目を有していることに留意されたい。同様に、領域57の織目は、領域58、60、62、64、65の織目と同一である。したがって、図4に示した織りの反復は、多くの領域を含み、一部は第1の織目を有し、他の部分は第2の織目を有することに留意されたい。
第1の織目を表していると見なすことができる3つの領域59、61、63の織目を最初に考えると、この織目は、近接する横糸のペア52、53および54、55が隣接する縦糸のペア46、47および48、49の上下で一緒に「平行に」通過している、少なくともその中心領域において、2×2のホップサック織りに類似していることに留意されたい。領域59、61、63の第1の織目内に存在する浮糸のサイズを考えると、そのパターンの中心のホップサック織り領域により表されているように、最大の浮糸の長さは2であることに留意されたい。
次に、領域57、58、60、62、64、65内に存在する第2の織目を考えると、第2の織目は、領域59、61、63内に存在する第1の織目ほど規則的ではないことに留意されたい。第2の織目は、第1の織目に存在する浮糸の最大長さよりも長い浮糸を含んだ、長さが異なる複数の浮糸を含んでいる。具体的には、第2の織目は、長さが3、4および5である多数の浮糸(縦糸と横糸の両方で表されているように)を含んでいることが見られる。例えば、横糸51は、縦糸33〜36の上を通過するときは4の長さの浮糸を形成し、横糸52は、縦糸33〜37の上を通過するときは5の長さの浮糸を形成し、横糸54は、縦糸33〜35の上を通過するときの3の長さの第1の浮糸と、縦糸36〜38の下を通過するときの3の長さの第2の浮糸とを形成し、横糸55は、縦糸35〜38の下を通過するときは4の長さの浮糸を形成し、横糸56は、縦糸34〜38の下を通過するときは5の長さの浮糸を形成する。
同様に、縦糸33は、横糸51〜54の下を通過するときは4の長さの浮糸を形成し、縦糸34は、横糸51〜55の下を通過するときは5の長さの浮糸を形成し、縦糸36は、横糸51〜53の下を通過するときは3の長さの第1の浮糸を形成し、さらに、横糸54〜56の上を通過するときは3の長さの第2の浮糸を形成し、縦糸37は、横糸53〜56の上を通過するときは4の長さの浮糸を形成し、縦糸38は、横糸52〜56の上を通過するときは5の長さの浮糸を形成する。
このように、第2の織目の各領域57、58、60、62、64、65は、全体で12個の浮糸を含み、これら浮糸はそれぞれ、第1の織目の領域59、61、63内に存在する浮糸の最大長さよりも長い。
第2の織目を含む各領域が第1の織目の領域内に存在する浮糸よりも長い浮糸を含んでいるため、領域57、58、60、62、64、65の第2の織目は、領域59、61、63内に存在する第1の織目と比較して、相対的にゆるく織られている。
図4に示す実施形態では、第1の、よりきつく織られた織目を有する領域59、61、63が、ファブリックを斜めに横切って配置されていることに留意されたい。よりきつく織られた領域のこの配置は、エアバッグのファブリックに特に有利と見されており、良好な強度と引き裂き抵抗とを提供すると同時に、取付けタブ9には重要な特徴である、かなりの柔軟性を依然として有する。しかし、本発明の織目の他の実施形態では、複数の交差する斜線状に配置された、よりきつく織られた第1の織目を有する領域が組み込まれることが想定される。このような配置の1つとしては、例えば、チェックパターンの領域を有するファブリックを形成することができ、このパターンでは、きつく織られた領域はそれぞれ、4辺全てでゆるく織られた領域と隣接して配置されている。
単一の織りの反復において相対的にきつく織られた領域と相対的にゆるく織られた領域とを上述のように組み合わせることによって、高い伸び率と高い引き裂き抵抗の両方を有するエアバッグのファブリックを形成すると同時に、比較的良好な柔軟性を依然として維持することが判明している。これらの特性は全て、特に、取付けタブ9を形成する際に重要で、有利となる。しかし、本発明の織り方を用いてエアバッグを形成することにより、例えば、膨張時に特に強力なガス流れを受ける、スロート(throat)部8の下の区域、または紐がエアバッグに取り付けられる区域などの他の補強された区域を提供することができることも理解すべきである。
それぞれが6本の縦糸と6本の横糸とを有する区域を範囲に含む領域57、65を示す図4を特に参照して、本発明を上で説明してきたが、本発明の変形形態において、領域はこれよりも小さくても大きくてもよいことが理解されるべきである。例えば、各領域は、最大12本の縦糸と12本の横糸とを含むサイズを有し得ることが想定される。
また、最大浮糸サイズが2である相対的にきつく織られた領域59、61、63を参照して本発明を説明してきたが、本発明の変形形態では、例えば、最大長さが最大5である浮糸のように、浮糸サイズが2より長くてもよい。このような構成では、もちろん、よりゆるく織られた領域の方が依然として、ゆるく織られた領域内に存在する浮糸の最大長さよりも長い浮糸を有していることが重要である。
本明細書および特許請求の範囲で用いられるとき、用語の「含む」および「含んでいる」、並びにその変形形態は、特定の特徴、工程または整数を含むことを意味する。この用語は、他の特徴、工程または構成要素の存在を排除すると解釈されるべきではない。
以上の説明、または以下の特許請求の範囲、または添付図面で開示され、且つ特定の形態もしくは開示された機能を実行するための手段に関して表された特徴、または開示された結果を達成するための方法もしくはプロセスは、本発明を種々の形態で実現するために、必要に応じて、個別にまたはこのような特徴を任意に組み合わせて利用されてもよい。

Claims (12)

  1. 膨張可能な領域と少なくとも1つの取付け部(9)とを有するエアバッグにおいて、
    当該エアバッグを構成するファブリックは、複数の領域(57〜65)を含むパターンで織られ、前記領域のうちの少なくとも1つの領域(59、61、63)は、第1の織目を有し、前記領域のうちの少なくとも別の領域(57、58、60、62、64、65)は、第2の織目を有し、前記第2の織目は、前記第1の織目と比較して相対的にゆるく織られており、
    前記取付け部は、前記ファブリックから形成され、
    前記第2の織目の各領域(57、58、60、62、64、65)は、前記第1の織目の各領域(59、61、63)内の各浮糸よりも長い複数の浮糸を含んでいることを特徴とするエアバッグ
  2. 前記第2の織目の各領域(57、58、60、62、64、65)はそれぞれ、前記第1の織目の各領域(59、61、63)における各浮糸よりも長い、少なくとも12個の浮糸を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ
  3. 前記第1の織目は、少なくとも1つのホップサック織りの領域を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ
  4. 前記ホップサック織りは2つの浮糸を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ
  5. 前記第2の織目は、長さが異なる複数の浮糸を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のエアバッグ
  6. 前記第2の織目は、1から5個の浮糸を含んでいることを特徴とする請求項5に記載のエアバッグ
  7. 前記第1の織目を有する複数の領域(59、61、63)と、前記第2の織目を有する複数の領域(57、58、60、62、64、65)とを含み、前記第1の織目を有する領域は、前記ファブリックを斜めに横切って配置されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のエアバッグ
  8. 前記第1の織目を有する領域(57、58、60、62、64、65)は、前記ファブリックを横切って交差する複数の斜線状に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のエアバッグ
  9. 前記第2の織目を有する領域(57〜65)は、チェックパターンに配置されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のエアバッグ
  10. 前記第2の織目を有する領域(57〜65)は、等しい数の縦糸(33〜38)と横糸(51〜56)を含んだ領域を範囲に含んでいることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のエアバッグ
  11. 前記第2の織目を有する領域は、6本の縦糸(33〜38)と6本の横糸(51〜56)とを含んでいることを特徴とする請求項10に記載のエアバッグ
  12. 前記取付け部は、突き出た取付けタブであることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載のエアバッグ
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