JP5028773B2 - 空気入りタイヤ及びタイヤ・ホイール組立体 - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤ及び該空気入りタイヤを用いたタイヤ・ホイール組立体に関し、更に詳しくは、タイヤ空洞部内に配置した送信機から送信される電波の透過率を高めることができる空気入りタイヤ及びタイヤ・ホイール組立体に関する。
車両の安全走行を高めるため、近年、走行中のタイヤの空気圧を検出してタイヤの空気圧を監視するようにしたタイヤ空気圧監視装置や、タイヤの空洞部内の温度を検出してタイヤの温度を監視するようにしたタイヤ温度監視装置など、タイヤの状態を監視できるようにしたタイヤ監視装置が様々提案されている。
一般に、これらの装置は、タイヤの空気圧を検出する圧力センサやタイヤ内の温度を検出する温度センサ、及びその検出信号を送信アンテナを介して車両側に送信する送信機を備えたタイヤ側装着ユニットと、送信機から送信された検出信号を受信アンテナを介して受信する受信機、その受信した検出信号を処理するプロセッサなどを備えた車両側装着ユニットとを有し、タイヤの空洞部内に取り付けられるタイヤ側装着ユニットと車両側装着ユニットとの間で電磁波により通信を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
タイヤ側装着ユニットと車両側装着ユニットとの間の通信に使用される電磁波は、無免許、無届けで使用できるようにするため、電波法規の規制に抵触しない微弱な電波(例えば、315MHz)を使用するようにしている。
ところで、現在、タイヤ空気圧監視装置などのタイヤ監視装置の搭載が進んでいる大型トラックやバスに使用される重荷重用空気入りタイヤは、ベルト層の補強コードに加えて、カーカス層の補強コードにもスチールコードなどの金属コードが使用されている(例えば、特許文献2参照)。そのため、タイヤが電波的に殆どシールドされた状態にあり、電波の透過率が極めて低い。そこで、タイヤ空洞部内の送信機の送信アンテナからの電波を確実に受信するため、車両装着ユニットの受信アンテナをタイヤ近傍のタイヤハウス内に設置している。
そのため、タイヤハウス毎に受信アンテナを少なくとも1つ設置する必要があり、その結果、受信アンテナの数が多くなって、タイヤ監視装置の構成が複雑化しかつコストアップにつながると言う問題があった。
特開平7−186633号公報 特開平5−155208号公報
本発明の目的は、電波の透過率を高め、それにより受信アンテナの数を減らして、装置の構成をシンプルにしかつコストダウンを図ることが可能な空気入りタイヤ及びタイヤ・ホイール組立体を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、タイヤ径方向に延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の隙間を介して配列してゴム層に埋設したカーカス層を左右のサイドウォール部を経て左右のビード部間に延設し、トレッド部のカーカス層外周側にタイヤ径方向に傾斜して延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列したベルト層を配設した空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層の金属コード間の隙間の幅を空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長の2/1000倍以上にすると共に、少なくとも一方のサイドウォール部側に導電性の遮蔽部材を配置し、前記カーカス層の金属コード間の隙間の延在する方向の長さA(mm)が下記式を満足する隙間部を残して前記隙間を遮蔽するようにしたことを特徴とする。
0.7×λ/2×1/ε1/2 ≦A≦1.3×λ/2×1/ε1/2
λ:空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長( mm)
ε:窓部の隙間に対応する位置にあるゴム中にカーボンが配合されたゴム組成物 の比誘電率
また、本発明のタイヤ・ホイール組立体は、タイヤ径方向に延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の隙間を介して配列してゴム層に埋設したカーカス層を左右のサイドウォール部を経て左右のビード部間に延設し、トレッド部のカーカス層外周側にタイヤ径方向に傾斜して延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列したベルト層を配設した空気入りタイヤのビード部をホイールのリムに装着し、前記空気入りタイヤの空洞部内に送信機を配置したタイヤ・ホイール組立体であって、前記カーカス層の金属コード間の隙間の幅を空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長の2/1000倍以上にすると共に、少なくとも一方のサイドウォール部側に導電性の遮蔽部材を配置し、前記カーカス層の金属コード間の隙間の延在する方向の長さA(mm)が上記式を満足する隙間部を残して前記隙間を遮蔽するようにしたことを特徴とする。
上述した本発明によれば、サイドウォール部側のカーカス層の金属コード間の隙間を、送信機から送信される電波の周波数の透過に適した長さを有する隙間部に形成するようにしたので、空洞部内に配置される送信機から送信される電波の透過率を効果的に高めることが可能になる。そのため、送信機から送信される電波を遠くまで飛ばすことができ、タイヤハウス毎に受信アンテナを設置する必要がなくなるので、受信アンテナの数を減らして装置の構成をシンプルにしかつコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の空気入りタイヤの一実施形態、図2は図1の空気入りタイヤTをホイールWのリムWrに装着したタイヤ・ホイール組立体の一実施形態を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部、4は空洞部、Sはタイヤ空気圧監視装置のタイヤ側装着ユニット(送信機を内蔵)である。
空気入りタイヤTは、図3にその詳細を示すように、タイヤ径方向TRに沿って延在するスチールコード(金属コード)fをタイヤ周方向TCに所定の隙間(ゴム組成物が充填された隙間)xを介して配列してゴム層5Xに埋設した1層のカーカス層5がタイヤ内側に設けられている。カーカス層5は、左右のサイドウォール部2を経て左右のビード部3間に延設され、その両端部5aがビード部3に埋設したビードコア6の周りにビードフィラー7を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。
トレッド部1のカーカス層5の外周側には、タイヤ径方向TRに傾斜して延在するスチールコード(金属コード)をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してゴム層に埋設した複数のベルト層8が配設されている。ベルト層8の外周側には、トレッドゴム層9が設けられている。
カーカス層5の内側には、ブチルゴムなどからなるインナーライナー層10が配置されている。両サイドウォール部2には、カーカス層5の外側にサイドゴム層11が設けられ、ビード部3にはリムクッションゴム層12が配設されている。
左右のサイドウォール部2には、カーカス層5のスチールコードf間の隙間xを部分的に遮蔽する導電性の遮蔽層(遮蔽部材)13がタイヤ周方向に沿って環状に配置してある。遮蔽層13は、インナーライナー層10の内面10aに固着してあり、タイヤ内周側に設けた第1遮蔽層13Aとタイヤ外周側に設けた第2遮蔽層13Bとから構成されている。この第1遮蔽層13Aと第2遮蔽層13Bは、カーカス層5のスチールコードf間の隙間xを下記の式で表される隙間の延在する方向の長さA(mm)の部分xa(図4参照)を残して遮蔽するように配置され、サイドウォール部2側には隙間xの部分xaからなる隙間部14を電波の窓部として形成している。
0.7×λ/2×1/ε1/2 ≦A≦1.3×λ/2×1/ε1/2
但し、λは空気入りタイヤTの空洞部4内に配置される送信機から送信される電波の波長(mm)、εは隙間部14の隙間x(隙間部分xa)に対応する位置にあるゴム中にカーボンが配合されたゴム組成物誘電率である。なお、この隙間部14の隙間xに対応する位置にあるゴム組成物とは、タイヤ内面から隙間xを通過してタイヤ外面までの間に位置するゴム組成物であり、図1に示す実施形態では、カーカス層5、インナーライナー層10、及びサイドゴム層12のゴム組成物である。このように複数層のゴム組成物がある場合には、誘電率εは各層の厚さとそのゴム組成物誘電率の積の和を各層の厚さの和で除して求めるものとする。
上記部分xaの長さAは、例えば、送信機から送信する電波の周波数を315MHz、サイドウォール部2のゴム組成物(隙間部14の隙間xに対応する位置にあるゴム組成物)の誘電率εを17.4とすると、略80〜147mmの範囲となる。部分xaの長さAが上記範囲を外れると、電波の透過率を効果的に改善することが難しくなる。好ましくは、0.9×λ/2×1/ε1/2 ≦A≦1.1×λ/2×1/ε1/2 、更に好ましくは、A=λ/2×1/ε1/2 がよい。
上記遮蔽層13は、左右のサイドウォール部2に設けるのが好ましいが、いずれか一方のサイドウォール部2に設けてもよく、左右のサイドウォール部2の少なくとも一方側に配置するようにすればよい。
遮蔽層13は、送信機から送信される電波を遮蔽することができれば、いずれの導電性材料から構成してもよく、例えば、アルミ箔、導電性塗料、金属メッキなどを挙げることができる。また、遮蔽層13は、サイドウォール部2内に埋設して設けるようにしてもよい。
図2に示すタイヤ・ホイール組立体は、上述した空気入りタイヤTのビード部3をホイールWのリムWrに装着し、タイヤ側装着ユニットSが空洞部4内のリムWrに取り付けた構造になっている。
本発明者らは、電波的に殆どシールドされた状態にあるタイヤの空洞部内に配置した送信機から送信される電波の透過性を高めるために鋭意検討した結果、以下のことを知見した。
タイヤ空気圧監視装置などのタイヤ監視装置の搭載が進んでいる大型トラックやバスに使用される重荷重用空気入りタイヤは、トレッド部はベルト層により、ビード部間の開口は装着したホイールにより電波的に略完全に遮蔽されており、完全に遮蔽されていない部分はサイドウォール部である。このサイドウォール部のカーカス層のスチールコード間の狭い隙間から電波が外部に送信される。しかし、隙間が狭いため、この隙間を透過する際の電波の減衰率が大きく、電波の透過率を極めて低いものにしていた。
そこで、この隙間を如何に有効に利用できるかを検討したところ、周波数選択性シールド材料を用いた場合と同じ原理が成り立つことがわかった。即ち、図5に示すように、遮蔽板20に所定の長さを有するスリット21を配列し、そのスリット21の長さBを透過させたい電波の周波数の波長λの1/2の長さにすると、透過させたい電波の透過率を高めることができる。
例えば、透過させたい電波の周波数を2.45GHzとすると、スリット21の長さBを61mmにすることにより、図6のF1で示すグラフのように、2.45GHzで高い透過率を得ることができる。また、透過させたい電波の周波数を945MHzとすると、スリット21の長さBを158.5mmにすることにより、図6のF2で示すグラフのように、945MHzで高い透過率を得ることができ、更に透過させたい電波の周波数を315MHzとすると、スリット21の長さBを476mmにすることで、図6のF3で示すグラフのように、315MHzで高い透過率を得ることができる。
上記は空気中での場合であるが、空気入りタイヤの場合は、電波が透過するサイドウォール部にはゴムが存在する。その場合の透過させたい電波の周波数に最適なスリット21の長さBは、λ/2×1/ε1/2 で表される。
ゴム組成物誘電率は、例えば、配合するカーボンなどの量を調整することにより適宜変更することができる。そこで、タイヤサイズ(サイドウォール部のタイヤ径方向長さ)に合わせてゴム組成物誘電率を調整し、電波が透過する隙間xの部分xaの長さAを調整する。これにより、サイドウォール部において、カーカス層のスチールコード間の隙間部分の長さを最適にして電波を効果的に透過させることができるようになる。
例えば、透過させたい電波の周波数を315MHzとし、サイドウォール部に誘電率が17.4のゴム組成物を使用したとすると、隙間xの部分xaの長さAは約114mmになり、この長さの隙間部分であれば、現在大型トラックやバスに使用される重荷重用空気入りタイヤのサイドウォール部に容易に形成することができる。
このように本発明では、サイドウォール部2のカーカス層5のスチールコードf間の隙間xを遮蔽部材13で部分的に遮蔽し、送信機から送信される電波の周波数の透過に適した隙間部14を形成するようにしたので、空洞部4内に配置されたタイヤ側装着ユニットSの送信機から送信される電波の透過率を高めることができ、それにより送信機から送信される電波を従来より遠くまで飛ばすことが可能になるので、タイヤハウス毎に受信アンテナを設置する必要がない。従って、タイヤ空気圧監視装置の受信アンテナの数を減らして、装置の構成をシンプルにしかつコストダウンを図ることができる。
本発明において、カーカス層5のスチールコードf間の隙間xの幅mとしては、送信機から送信される電波の波長の2/1000倍以上にする。これにより、電波の透過率を効果的に高めることが出来る
しかし、このように隙間xの幅mを電波の波長の2/1000倍以上にすると、スチールコードfの間隔が現在使用されているタイヤより広がるようになるため、タイヤ内圧に対するカーカス層の強度・剪断力が低下する。そこで、従来よりスチールコードfの径を大きくする一方、カーカス層5のゴム組成物の厚さを厚くし、あるいは/更に弾性率の高いゴム組成物をカーカス層5に使用することで、カーカス層の強度・剪断力の低下を防ぐことができる。例えば、スチールコードfの間隔(隙間xの幅m)を従来の2倍にしたとすると、カーカス層5のゴム組成物の厚さ及び弾性率の少なくとも1方を従来の2倍程度とすることができる。隙間xの幅mの上限値としては、空気圧保持等の点から、電波の波長の8/1000倍以下にするのがよい。隙間xの幅mは、より好ましくは、3/1000倍〜5/1000倍がよい。
また、タイヤ・ホイール組立体において、空気入りタイヤTの空洞部4内に配置したタイヤ側装着ユニットSの送信機のアンテナは、図7,8に示すように、アンテナKから送信される電波Qの電界方向の向きPがカーカス層5のスチールコードf間の隙間xの在する方向(図の例ではタイヤ径方向TR)と45°以上で交差、好ましくは垂直となるように設置するのが、電波の透過率を改善する上で好ましい。なお、図において、QDは電波Qの進行方向である。
本発明は、上記実施形態では、タイヤ空洞部4内にタイヤ空気圧監視装置のタイヤ側装着ユニットSを設けた例を示したが、タイヤ温度監視装置のタイヤ側装着ユニット(送信機内蔵)を設置するものであってもよく、タイヤ空洞部4内に電波を外部に送信するための送信機を配置するものであれば、いずれにも適用することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すタイヤ子午線半断面図である。 図1の空気入りタイヤを有するタイヤ・ホイール組立体の一実施形態を示す断面図である。 カーカス層の要部拡大断面図である。 タイヤ空洞部側から見たサイドウォール部の部分拡大説明図である。 遮蔽板に設けたスリットと電波の透過率との関係を説明する説明図である。 電波の周波数と透過率との関係を示すグラフ図である。 タイヤの空洞部内のアンテナの向きを示す説明図である。 アンテナから送信される電波の電界方向の向きを示す説明図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 空洞部
5 カーカス層
5X ゴム層
8 ベルト層
10 インナーライナー層
11 サイドゴム層
13 遮蔽層(遮蔽部材)
14 隙間部
K アンテナ
P 電波の電界方向の向き
Q 電波
S タイヤ側装着ユニット(送信機)
T 空気入りタイヤ
TC タイヤ周方向
TR タイヤ径方向
W ホイール
Wr リム
Z 領域
f スチールコード(金属コード)
m 幅
x 隙間
xa 部分

Claims (7)

  1. タイヤ径方向に延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の隙間を介して配列してゴム層に埋設したカーカス層を左右のサイドウォール部を経て左右のビード部間に延設し、トレッド部のカーカス層外周側にタイヤ径方向に傾斜して延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列したベルト層を配設した空気入りタイヤにおいて、
    前記カーカス層の金属コード間の隙間の幅を空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長の2/1000倍以上にすると共に、少なくとも一方のサイドウォール部側に導電性の遮蔽部材を配置し、前記カーカス層の金属コード間の隙間の延在する方向の長さA(mm)が下記式を満足する隙間部を残して前記隙間を遮蔽するようにしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
    0.7×λ/2×1/ε1/2 ≦A≦1.3×λ/2×1/ε1/2
    λ:空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長( mm)
    ε:隙間部の隙間に対応する位置にあるゴム中にカーボンが配合されたゴム組成 物の比誘電率
  2. 前記遮蔽部材をタイヤ内周側に設けた第1遮蔽層とタイヤ外周側に設けた第2遮蔽層とから構成し、該第1遮蔽層及び該第2遮蔽層をタイヤ周方向に沿って環状に配置した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記遮蔽部材をインナーライナー層の内面に固着した請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ径方向に延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の隙間を介して配列してゴム層に埋設したカーカス層を左右のサイドウォール部を経て左右のビード部間に延設し、トレッド部のカーカス層外周側にタイヤ径方向に傾斜して延在する金属コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列したベルト層を配設した空気入りタイヤのビード部をホイールのリムに装着し、前記空気入りタイヤの空洞部内に送信機を配置したタイヤ・ホイール組立体であって、
    前記カーカス層の金属コード間の隙間の幅を空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長の2/1000倍以上にすると共に、少なくとも一方のサイドウォール部側に導電性の遮蔽部材を配置し、前記カーカス層の金属コード間の隙間の延在する方向の長さA(mm)が下記式を満足する隙間部を残して前記隙間を遮蔽するようにしたことを特徴とするタイヤ・ホイール組立体。
    0.7×λ/2×1/ε1/2 ≦A≦1.3×λ/2×1/ε1/2
    λ:空気入りタイヤの空洞部内に配置される送信機から送信される電波の波長( mm)
    ε:隙間部の隙間に対応する位置にあるゴム中にカーボンが配合されたゴム組成 物の比誘電率
  5. 該遮蔽部材をタイヤ内周側に設けた第1遮蔽層とタイヤ外周側に設けた第2遮蔽層とから構成し、該第1遮蔽層及び該第2遮蔽層をタイヤ周方向に沿って環状に配置した請求項4に記載のタイヤ・ホイール組立体。
  6. 前記遮蔽部材をインナーライナー層の内面に固着した請求項4または5に記載のタイヤ・ホイール組立体。
  7. 前記送信機のアンテナから送信される電波の電界方向の向きが前記隙間の延在する方向と垂直になるように前記アンテナを設置した請求項4,5または6に記載のタイヤ・ホイール組立体。
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