JP5028636B2 - 遠心ポンプ - Google Patents

遠心ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP5028636B2
JP5028636B2 JP2009004155A JP2009004155A JP5028636B2 JP 5028636 B2 JP5028636 B2 JP 5028636B2 JP 2009004155 A JP2009004155 A JP 2009004155A JP 2009004155 A JP2009004155 A JP 2009004155A JP 5028636 B2 JP5028636 B2 JP 5028636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
pump
spiral
peripheral surface
centrifugal pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009004155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009074558A (ja
Inventor
功規 田島
智哉 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sun Medical Technology Research Corp
Original Assignee
Sun Medical Technology Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sun Medical Technology Research Corp filed Critical Sun Medical Technology Research Corp
Priority to JP2009004155A priority Critical patent/JP5028636B2/ja
Publication of JP2009074558A publication Critical patent/JP2009074558A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5028636B2 publication Critical patent/JP5028636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、遠心ポンプに関する。
遠心ポンプとして、例えば特開平10-015056号公報に記載されている遠心ポンプがある。この遠心ポンプは、駆動部の端部から延びる回転軸にポンプ翼の翼ボスが連結し、駆動部の端部に、ポンプ翼を覆うケーシングが接続して流体室が形成されている。ケーシングには、回転軸の軸線方向を向く側に流体を流体室内に導く流入口が設けられ、ケーシングの側部にポンプ翼により遠心力が加速された流体を吐出する流出口が設けられているオープンインペラ形式の遠心ポンプであり、ポンプ翼の回転によって流入口から流出口に向かう流体流れを発生させ、流入口から流出口に所定流量の流体を送り出すようになっている。
特開平10-015056号
しかし、特開平10-015056号公報の遠心ポンプは、小型化を優先するため、ポンプ翼とケーシングの内壁とのクリアランスを一定にしているので、ポンプ翼で発生した速度エネルギが圧力エネルギにスムーズに変換できず、ポンプ効率が低下するという課題があった。
そこで、特開平09-313600号公報には、流体室を渦巻き室とし、インペラで発生した速度エネルギを圧力エネルギにスムーズに変換し、ポンプ効率を向上させる遠心ポンプが開示されている。しかし、特開平09-313600号公報の技術は、ケーシングの肉厚が大きく軽量化の面で問題があるとともに、ケーシング外径も大きいので、ポンプ全体が大型になってしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ポンプ効率を向上させるとともに、軽量化及び小型化を図ることができる遠心ポンプ及び遠心ポンプのケーシング設計方法を提供することを目的としている。
本発明に係る請求項1記載の遠心ポンプは、回転駆動部に連結している回転軸と、この回転軸が貫通する貫通孔を設けたポンプ基部と、前記回転軸の先端に翼ボスが連結し、前記回転駆動部の駆動により前記回転軸とともに回転するポンプ翼と、このポンプ翼を覆うように前記ポンプ基部に接続して流体室を画成するケーシングと、前記ケーシングの所定位置に設けた流体流入口と、前記ケーシングの所定位置に設けた流体流出口とを備えた遠心ポンプにおいて、前記流体室として、前記ケーシングの内周側に、前記回転軸の軸芯を中心として形成した渦巻き室を設け、前記ポンプ基部に接続する前記ケーシングの端部における外周面及び内周面を円形状で形成し、且つ、それら外周面及び内周面の円中心を一致させるとともに、前記円中心を、前記回転軸の軸芯に対して前記渦巻き室の渦巻き終了点側に偏心した位置に設定したことを特徴とする。
また、請求項2記載の記載の遠心ポンプは、請求項1記載の遠心ポンプにおいて、前記流体室を流れる流体が血液であることを特徴とする
一方、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法は、本発明の遠心ポンプのケーシングを設計する方法であって、回転軸の軸芯P1を中心として、前記渦巻き室の基本となる渦巻き線U1を作成する渦巻き線作成ステップS12と、前記回転軸の軸芯P1を中心として、前記渦巻き線U1の外周に内径円S1を作成する内径円作成ステップS16と、前記回転軸の軸心P1に対して前記渦巻き終了点A2側に偏心した位置に前記円中心としての芯P2を作成し、当該芯P2を中心として、前記渦巻き線U1の外周に、前記内径円S1よりも小さい半径を有する第2内径円S2を作成する第2内径円作成ステップS18と、前記芯P2を中心として、前記第2内径円S2の外側に外径円S3を作成する外径円作成ステップS20とをこの順序で含み、前記ケーシングの端部における内周面を前記第2内径円S2で構成するとともに、前記ケーシングの端部における外周面を前記外径円S3で構成することを特徴とする。
また、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法は、前記渦巻き線作成ステップS12と前記内径円作成ステップS16との間に、前記回転軸の軸心P1と前記渦巻き終了点A2との間を結ぶ長さLの仮想線Cを引くステップをさらに含み、前記第2内径円作成ステップS18においては、前記仮想線Cを前記回転軸の軸芯P1を中心として90°回転させて得られる仮想線よりも前記渦巻き終了点A2側の領域内に、前記芯P2を作成することを特徴とする。また、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法は、前記第2内径円作成ステップS18においては、前記仮想線Cを前記回転軸の軸芯P1を中心として±45°回転させて得られる2本の仮想線に挟まれる領域であって、前記仮想線Cを含む領域内に、前記芯P2を作成することを特徴とする。また、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法は、前記第2内径円作成ステップS18においては、前記仮想線C上に前記芯P2を作成することを特徴とする。さらにまた、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法は、前記第2内径円作成ステップS18においては、前記回転軸の軸心P1に対する前記芯P2の偏心量及び前記第2内径円S2の半径を変化させながら前記第2内径円S2を作成することを特徴とする。
以下、本発明に係る遠心ポンプの実施形態について図面を参照して説明する。図1は、血液ポンプとして使用される遠心ポンプの軸方向断面を示すものである。この図の符号2は、駆動部4に内蔵したロータ(図示せず)に接続している回転軸である。この回転軸2はポンプ基部6を通過し、その先端が複数のポンプ翼8の基端部に設けた翼ボス8aにネジ締結によって接続されている。
ポンプ基部6の端面には複数のポンプ翼8を覆うようにケーシング10が接続して流路Sが形成されており、ケーシング10の回転軸2の軸線方向を向く側には、流体(血液)を流路S内に導く流入口10aが設けられ、ケーシング10の側部に、ポンプ翼8により加速された流体を吐出する流出口10bが開口し、流出管11と接続している。
回転軸2は、軸受けロータ12と、この軸受けロータ12に回転自在に外嵌している円筒形状の軸受けステータ14からなるスベリ軸受けでポンプ基部6に支持されている。なお、軸受けロータ12の外周面及び軸受けステータ14の内周面とは、極薄い流体の潤滑膜を介して摺接している。また、ポンプ基部6及び翼ボス8aの間には、流路S内の流体が回転軸2側へ漏れるのを防止するメカニカルシール16が設けられており、駆動部4及びポンプ基部6の互いに対向する端面に配置した同極の環状磁石20a、20bの反発力によってメカニカルシール16に密着力が作用している。
ここで、ポンプ翼8の外周端面に対面しているケーシング10の内周側には、流体室としての渦巻き室22が形成されている。図2は、ケーシング10のポンプ基部6に当接する側を示した図である。この図から明らかなように、渦巻き室22は、回転軸2の軸芯P1を中心として、例えばアルキメデスのうずまき線の方程式に基づいて形成されている。この渦巻き室22を形成している内壁は、図2に示すように、渦巻き開始点A1から矢印方向の円周方向に向かうに従い、徐々に内側半径Daが大きくなって室内の軸方向に直交する断面積が増大していき、ポンプ基部6の端面に当接する当接面10cに向かってアンモナイト状に連続している。そして、流出口10b近くである渦巻き終了点A2の内壁が、最大内側半径Dmaxとなって最大の室内の断面積(軸方向に直交する室内の断面積)を有している。なお、渦巻き終了点A2の内壁の内側半径Dmaxを、渦巻き室22の最大内側半径Dmaxと称する。
また、当接面10cの内周側は、渦巻き室22の渦巻き終了点A2の内壁に連続しており、渦巻き室22の最大内側半径Dmaxより僅かに大きな寸法の半径d1で曲面状に削り取られ、ポンプ基部6を嵌め込む際の嵌め込み面10dとして形成されている。ここで、この嵌め込み面10d(半径=d1)の中心は、回転軸2の軸芯P1に対して渦巻き終了点A2側に偏心している芯P2の位置である。また、ケーシング10の当接面10c側の外周は、前記芯P2を中心とした円形状(半径=d2)となるように形成されている。
このように、嵌め込み面10dの中心と、ケーシング10の当接面10c側の外周面の中心は、回転軸2の軸芯P1に一致しておらず、渦巻き室22に外接する円を想定し、その円の芯(回転軸2の軸芯P1に対して渦巻き終了点A2側に偏心した芯P2)に一致させている。これにより、小さな室内の断面積を有している渦巻き室22の開始側(流入口10aに寄った側)のケーシング10の肉厚h1も、大きな室内の断面積を有している渦巻き室22の終了側(当接面10cに寄った側)のケーシング10の肉厚h2も、略同一の寸法となる。
ここで、図3は、本実施形態と異なるケーシングKの形状、すなわち、回転軸2の軸芯P1に、ケーシングの外周中心と、嵌め込み面10dの中心とを一致させた場合を示すものである。この図3の形状によると、渦巻き室22の開始側(小さな室内の断面積を有する位置)のケーシングKの肉厚h1′の寸法が大きく、渦巻き室22の終了側(大きな室内の断面積を有する位置)のケーシングKの肉厚h2′の寸法が小さく、局所的に肉厚が異なるケーシング形状となる。このように、局所的に肉厚が異なるケーシング形状になると、外部応力が、肉厚が小さい部分に局部的に集中してケーシングの耐久性の面で問題がある。また、ケーシングの外径が大きくなり、軽量化、小型の面でも問題がある。
ところが、図2に示したように、本実施形態のケーシング10は、渦巻き室22の開始側の肉厚h1も、渦巻き室22の終了側の肉厚h2も略同一の寸法に設定されているので、応力集中が局部的に加わらず、耐久性が向上したケーシングを得ることができる。また、本実施形態のケーシング10は、必要以上に肉厚が大きな箇所がなくなるので軽量化を図ることができ、しかも、外径を小さくして小型化を図ることができるので、人体への植え込みが容易な小型軽量の血液ポンプを提供することができる。
さらに、上記構成の渦巻き室22を備えた遠心ポンプは、渦巻き室22がポンプ翼8により与えられた流体の速度エネルギを圧力エネルギにスムーズに変換するので、ポンプ効率を向上させることができる。次に、本実施形態の遠心ポンプのケーシング10を設計する手順について、図2、図4のフローチャート及び図5から図10を参照して説明する。
なお、本実施形態の渦巻き室22は、アルキメデスのうずまき線の方程式に基づいて形成されている。また、ケーシング10の設計を行う際には、先ず、遠心ポンプの揚程H、流量Q、回転数Nを設定し、比速度nsを算出しておく。そして、比速度nsの算出に基づいて、ポンプ翼8の外径、基礎円直径、アルキメデスのうずまき線の開始渦巻き角度を設定する。
ケーシング10を設計する手順は、先ず、ステップS12において、基礎円直径、開始渦巻き角度等に基づいて、回転軸2の軸芯P1を中心として、アルキメデスの渦巻き線U1を作成する(図5を参照)。次に、ステップS14において、回転軸2の軸芯P1と渦巻き終了点A2との間を結ぶ仮想線C(長さがL)を引く(図6参照)。
次に、ステップS16において、軸芯P1から離間する方向の仮想線C上に、最低限必要な肉厚Bの寸法を取り、B+Lを半径として軸芯P1を中心とした基礎となる内径円S1を、渦巻き線U1の外周に作成する(図7参照)。次に、ステップS18において、軸芯P1に対して渦巻き終了点A2側にずらした(偏心した)仮想線C上に芯P2を設け、この芯P2を中心として、B+Lを半径とした基礎となる内径円S1を作成する(図8参照)。そして、仮想線C上の芯P2の位置をずらし、且つ、半径を変化させることで、最低限必要な肉厚Bと略同一寸法の肉厚B1を有した第2内径円S2の中心位置(芯P2)と、半径を決定する(図9参照)。このようにして作成された第2内径円S2で、前述した嵌め込み面10d(ケーシング10の端部における内周面)を構成する。
次に、ステップS20において、芯P2を中心とし、第2内径円S2より半径の大きな外径円S3を作成する。このようにして作成された外径円S3、前述したケーシング10の端部における外周面を構成する。このような手順で設計を行うと、特殊な設計を行うことなく、嵌め込み面10dやケーシング外周面等の形状を迅速、且つ容易に決定し、遠心ポンプの小型化、軽量化が図れるようにケーシング10の設計を簡単に行うことができる。
ここで、図11に示すように、仮想線Cを境界として90°未満の角度の範囲内に芯P2を設けると、第2内径円S2(嵌め込み面10d、ケーシング10の端部における内周面)及び外径円S3(ケーシング10の端部における外周面)の径を小さくすることができる。また、仮想線Cを境界として45°未満の角度の範囲内に芯P2を設けると、さらに第2内径円S2(嵌め込み面10d、ケーシング10の端部における内周面)及び外径円S3(ケーシング10の端部における外周面)の径を小さく設定することができる。
そして、仮想線Cに沿って芯P2を渦巻き終了点A2側に動かしたときに、最も効果的に第2内径円S2(嵌め込み面10d、ケーシングの端部における内周面)及び外径円S3(ケーシングの端部における外周面)の径を小さくし、遠心ポンプの小型化を促進することができる。なお、図4のケーシング10設計手順では、アルキメデスのうずまき線の方程式に基づいて渦巻き室22を形成したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、他のうずまき線の方程式、放物うずまき、双曲うずまき、対数うずまきの方程式に基づいて渦巻き室を形成してもよい。
また、上記実施形態では、人工心臓用等に使用される血液ポンプとした場合の作用効果について述べたが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、他の分野においても小型軽量化を図りながらポンプ効率を向上させることができる。
(発明の効果)
以上説明したように、請求項1記載の遠心ポンプによると、ポンプ翼を囲んでいる渦巻き室が、ポンプ翼により与えられた流体の速度エネルギを圧力エネルギにスムーズに変換するので、ポンプ効率を向上させることができる。また、ケーシングの端部における外周面及び内周面を円形状で形成し、且つそれら外周面及び内周面の円中心を一致させ、前記円中心を、回転軸の軸芯に対して前記渦巻き室の渦巻き終了点側に偏心した位置に設定したことから、ケーシングには局部的に大きな肉厚部分が少なくなり、応力集中が局部的に加わらず、耐久性が向上したケーシングを得ることができる。
そして、局部的に大きな肉厚部分が無くなることから、ケーシングの軽量化及び小型化を図ることができる。また、請求項2記載の遠心ポンプによると、人体への植え込みが容易な小型軽量の血液ポンプを提供することができる。一方、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法によると、特殊な設計を行うことなく、ポンプ基部に接続するケーシングの肉厚(ケーシングの端部における外周面と渦巻き室の内壁との間の肉厚)を、迅速、且つ容易に決定することができ、したがって、遠心ポンプの小型化、軽量化が図れるようにケーシングの設計を簡単に行うことができる。
また、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法によると、回転軸の軸芯と渦巻き室の渦巻き終了点との間を結ぶ仮想線を引き、回転軸の軸芯を中心として仮想線を境界とした90°未満の角度の範囲内に、ケーシングの端部における外周面及び内周面の円中心を設けたことから、ケーシングの端部における外周及び内周面の径が小さくなり、遠心ポンプの小型化を図ることができる。
また、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法によると、回転軸の軸芯を中心として前記仮想線を境界とした45°の角度の範囲内に、ケーシングの端部における外周面及び内周面の円中心を設けたことから、さらにケーシングの端部における外周及び内周面の径が小さくなり、遠心ポンプの小型化を促進することができる。さらに、本発明の遠心ポンプのケーシング設計方法によると、仮想線上に、ケーシングの端部における外周面及び内周面の円中心を設けたことから、遠心ポンプの小型化、軽量化が図れるように、最も効果的にケーシングの端部における外周及び内周面の径を小さくすることができる。
本発明に係る遠心ポンプを示す軸方向断面図である。 本発明の遠心ポンプを構成しているケーシングのポンプ基部に接続する側の開口部を示す図である。 比較例として示した他のケーシングのポンプ基部に接続する側の開口部を示す図である。 本発明に係る遠心ポンプのケーシング設計手順を示すフローチャートである。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS12の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS14の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS16の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS18の第1段階の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS18の第2段階の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順におけるステップS20の作業を具体的に示した図である。 図4で示したケーシング設計手順の第1の応用を示す図である。 図4で示したケーシング設計手順の第2の応用を示す図である。
2 回転軸
4 駆動部(回転駆動部)
6 ポンプ基部
8 ポンプ翼
8a 翼ボス
10 ケーシング
10a 流入口(流体流入口)
10b 流出口(流体流出口)
10c ケーシング当接面
10d 嵌め込み面(ケーシングの端部における内周面
16 メカニカルシール
22 渦巻き室
A1 渦巻き開始点
A2 渦巻き終了点
d1 嵌め込み面(ケーシングの端部における内周面)の半径
d2 ケーシングの端部における外周面半径
P1 回転軸の軸芯
P2 嵌め込み面(ケーシングの端部における内周面)とケーシングの端部における外周面の円中心
S1 内径円
S2 第2内径円(嵌め込み面、ケーシングの端部における内周面
S3 外径円(ケーシングの端部における外周面

Claims (2)

  1. 回転駆動部に連結している回転軸と、この回転軸が貫通する貫通孔を設けたポンプ基部と、前記回転軸の先端に翼ボスが連結し、前記回転駆動部の駆動により前記回転軸とともに回転するポンプ翼と、このポンプ翼を覆うように前記ポンプ基部に接続して流体室を画成するケーシングと、前記ケーシングの所定位置に設けた流体流入口と、前記ケーシングの所定位置に設けた流体流出口とを備えた遠心ポンプにおいて、
    前記流体室として、前記ケーシングの内周側に、前記回転軸の軸芯を中心として形成した渦巻き室を設け、
    前記ポンプ基部に接続する前記ケーシングの端部における外周面及び内周面を円形状で形成し、且つ、それら外周面及び内周面の円中心を一致させるとともに、前記円中心を、前記回転軸の軸芯に対して前記渦巻き室の渦巻き終了点側に偏心した位置に設定し、
    前記渦巻き終了点側におけるケーシングの肉厚と、前記円中心に対して前記渦巻き終了点側の反対側におけるケーシングの肉厚とが略同一の寸法となることを特徴とする遠心ポンプ。
  2. 前記流体室を流れる流体が血液であることを特徴とする請求項1に記載の遠心ポンプ。
JP2009004155A 2009-01-12 2009-01-12 遠心ポンプ Expired - Lifetime JP5028636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004155A JP5028636B2 (ja) 2009-01-12 2009-01-12 遠心ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004155A JP5028636B2 (ja) 2009-01-12 2009-01-12 遠心ポンプ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002149666A Division JP4319375B2 (ja) 2002-05-23 2002-05-23 遠心ポンプのケーシング設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009074558A JP2009074558A (ja) 2009-04-09
JP5028636B2 true JP5028636B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=40609739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004155A Expired - Lifetime JP5028636B2 (ja) 2009-01-12 2009-01-12 遠心ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5028636B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018155769A1 (ko) * 2017-02-22 2018-08-30 한국생산기술연구원 고효율 저유체 유발 진동 단일채널펌프

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101629005B1 (ko) * 2015-03-27 2016-06-10 한국생산기술연구원 단일 유로 펌프 임펠러의 최적화 설계방법, 이에 의하여 설계된 단일 유로 펌프 임펠러 및 원심 펌프

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10248923A (ja) * 1997-03-13 1998-09-22 San Medical Gijutsu Kenkyusho:Kk 人工心臓の抗血栓処理

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018155769A1 (ko) * 2017-02-22 2018-08-30 한국생산기술연구원 고효율 저유체 유발 진동 단일채널펌프

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009074558A (ja) 2009-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3009686B1 (en) Impeller and fluid machine
JP2017518159A (ja) 遠心血液ポンプのインペラ及び流路
JP2019035374A (ja) 遠心回転機械
JP2016188641A (ja) 渦巻ポンプ
JP6589217B2 (ja) 回転機械、回転機械の製造方法
JP5028636B2 (ja) 遠心ポンプ
JP4319375B2 (ja) 遠心ポンプのケーシング設計方法
JP2024086911A (ja) インペラ、及び遠心圧縮機
EP3096022A1 (en) Impeller and rotating machine provided with same
JP2016522357A (ja) 遠心ロータ
EP2853715B1 (en) Axial flow turbine for a turbocharger
JP4882939B2 (ja) 可動翼軸流ポンプ
JP5050511B2 (ja) 遠心圧縮機におけるディフューザの構造
CN219332945U (zh) 一种用于血液泵的桨叶和血液泵
JP2013199870A (ja) インペラ及び流体機械
JP2018135836A (ja) 遠心圧縮機
CN113446260B (zh) 叶轮以及离心压缩机
WO2021143526A1 (zh) 微型泵
JP2020165415A (ja) 回転機械
JP2017048703A (ja) 遠心ポンプ
CN111608952B (zh) 叶轮以及旋转机械
EP3686439B1 (en) Multi-stage centrifugal compressor
JP2007162483A (ja) 過流ポンプ
JP5478379B2 (ja) 多段ポンプ
RU2677308C2 (ru) Конфигурация подводящего канала для корпуса улитки центробежного насоса, фланцевый элемент, корпус улитки для центробежного насоса и центробежный насос

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5028636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term