JP5026621B2 - 基地局および基地局の制御方法 - Google Patents

基地局および基地局の制御方法 Download PDF

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Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、日本国特許出願2009−151878号(2009年6月26日出願)及び日本国特許出願2009−196278号(2009年8月27日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、基地局に関し、特に、移動体通信網に接続する基地局および基地局の制御方法に関する。
近年、移動体通信用の機器、特に携帯電話端末は急速に普及し、国内のエリアはほとんどカバーされるようになった。しかしながら、このような状況においても、家屋や建物の内部や山やビル陰など立地状況が悪い場所などでは、通常の既存基地局(即ち、専用回線を介して移動体通信網に接続されている無線基地局(以下、マクロセルという))からの電波が届かず通信圏外となったり、電波が弱く通信が安定しなかったりするエリアが存在している。また都市部など人口密度が高いエリアでは、1台のマクロセルに多くの携帯電話を収容する為、電波強度は良いが通信が繋がらない、又は通信速度が遅いといったエリアが存在する。
このような通信条件の悪いエリアをカバーするものとして、出力電力が小さく、カバーできるエリアが狭い(半径数メートル〜数10メートル程度)小型基地局が開発されてきた。この小型基地局の中でも、各家庭に普及している一般の通信回線(ADSLなどのブロードバンド回線)を介して、移動体通信網に接続されるものを、特に「フェムトセル」と称す(非特許文献1を参照)。
フェムトセルは一般回線を移動体通信網への接続回線として利用することができ、設置も利用者で行うことができる。そのため利用者は自分が携帯電話を使いたい場所が、電波環境の悪い屋内やビル陰であっても、フェムトセルを設置することで通信エリアを改善することができる。また都市部においてもマクロセルの中にスポット的に通信エリアを構築することができる。このため、通信速度の向上を期待する利用者はフェムトセルを設置することで、従来のマクロセルと同様のサービス(通話、メール機能、SMS(Short Message Service)、WEBブラウジング等)を、より高速な通信速度で享受することができる。この事は通信事業者にも大きなメリットを提供する。通信事業者にとっては利用者が主体となってフェムトセル及び一般回線を利用することで、本来消費されるはずであったマクロセルのリソース(無線帯域資源や固定ネットワーク資源など)を抑える事ができ、結果的に低コストで携帯電話のエリア改善ができることになる。
NTTドコモ、"フェムトセル用超小型基地局装置を開発"、[online]、2007年7月10日、[平成21年6月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070710_01.html〉
このように、2GHz帯やそれ以上の周波数帯域で運用される第3世代(3G)や第3.9世代(3.9G)及びIMT−ADVANCEDにおいては、屋外のマクロセルと屋内のフェムトセルの組み合わせは必須になっていくものと予想される。
一方、フェムトセルの設置は利用者に任されていることが、新たな通信障害の原因ともなっている。通常、通信事業者がマクロセルを設置する場合は、他のマクロセルとの干渉や構築する通信エリアを検証しながら設置を行う。しかしながらフェムトセルの設置は利用者の裁量に任されている為、マクロセルの場合と異なり、他の基地局(フェムトセルやマクロセル)に与え得る影響(干渉等)の検証を行うことができない。その結果、フェムトセルでは周囲のフェムトセルやマクロセルとの間での電波干渉が問題となってくる。
このような電波干渉を回避するため、フェムトセル及びフェムトセルを管理する管理サーバから構成されるフェムトセルシステムでは、フェムトセルの運用周波数を管理サーバが管理し、適切な周波数をフェムトセルに指示している。また各フェムトセルでは、自局や周辺の電波状況を測定し、結果を管理サーバに報告する。管理サーバは各フェムトセルから報告された現在の電波状況を元に、適切なフェムトセルの運用周波数を決定し、隣接するフェムトセルとの電波干渉が生じさせないように管理を行っている。
このような電波干渉の回避に際して、実際のフェムトセルの動きは次のようになる。運用周波数の変更が指示されたフェムトセルでは、まず運用周波数を変更するため電波の送信を停止する。そして、フェムトセルは、指定された運用周波数に変更し、電波の送信を再開する。またこの時フェムトセルに位置登録している移動局の動きは、次のようになる。移動局はフェムトセルが電波を停止すると圏外となり、次に通信可能なシステムのサーチを開始する。移動局はマクロセルを発見すると、マクロセルで待ち受ける為、位置登録を行う。その後、フェムトセルにおいて運用周波数の変更が完了し、再度電波を送信し始めると、移動局はフェムトセルから送信される疑似待ち受け信号(パイロットビーコン)を受信し、フェムトセルへと移動することになる。
上述したフェムトセルの運用周波数の変更では、以下のような問題が生じる。例えば、オフィスでフェムトセルを使用する場合、フェムトセルには数十台の通信端末またはそれ以上の通信端末が位置登録されることがある。このような状況で、フェムトセルの運用周波数が変更された際に、フェムトセルに位置登録していた複数の通信端末は、運用周波数の変更に伴って一時的にフェムトセルと通信できなくなるため、マクロセルに通信を切り替えにいく。マクロセルは、フェムトセルに位置登録していた複数の通信端末から一斉にアクセスされることから受信干渉が増大する。そのため、通信品質の劣化だけでなく、通信断が生じることが予想されていた。
本発明は、この問題に鑑みてなされたもので、自局の運用周波数の変更がなされた場合でも自局に位置登録されている通信端末(移動局)の通信品質を維持することができる基地局を提案するものである。
上記した課題を解決すべく、本発明による基地局は、自局と接続している通信端末と通信するための運用周波数により無線信号を送受信する送受信部と、通信端末に自局の運用周波数を検出させる命令を含むパイロットビーコンを送信するパイロットビーコン送信部と、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、自局と接続している通信端末が他の基地局に接続しないよう前記パイロットビーコン送信を制御する。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記パイロットビーコンの周波数を変更直前の前記送受信部の運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御する。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記送受信部の運用周波数により通信中の通信端末があったとき、前記通信中の通信端末の運用周波数を変更させた後で、前記送受信部の運用周波数を変更するように前記送受信部を制御する。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記パイロットビーコンの周波数を変更させて一定時間経過した後、前記パイロットビーコンの周波数を他の基地局が使用する運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御する。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記パイロットビーコンの周波数を変更後の運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御し、前記制御部は、前記パイロットビーコンに前記命令を含めず、前記送受信部に前記命令を含む無線信号を変更前の運用周波数により送信させる。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記送受信部の運用周波数により通信中の通信端末があったとき、前記通信中の通信端末の運用周波数を変更させた後で、前記送受信部の運用周波数を変更するように前記送受信部を制御する。
また、本発明による基地局の前記制御部は、前記送受信部の運用周波数が変更された際、前記パイロットビーコンの周波数を他の基地局が使用する運用周波数に変更すると共に、前記命令を含むパイロットビーコンを送信するように前記パイロットビーコン送信部を制御する。
本発明による基地局の制御方法は、通信端末と通信するための運用周波数により無線信号を送受信する送受信部と、通信端末に自局の運用周波数を検出させる命令を含むパイロットビーコンを送信するパイロットビーコン送信部と、を備える基地局の制御方法であって、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、自局と接続している通信端末を他の基地局に接続させないように前記パイロットビーコン送信部が送信するパイロットビーコンの周波数を変更するステップと、当該変更した周波数によりパイロットビーコンを前記パイロットビーコン送信部に送信させるステップと、を含む。
本発明によれば、自局の運用周波数の変更がなされた場合でも自局に位置登録されている通信端末(移動局)の通信品質を維持することができる基地局を提供することができる。
本発明の実施態様に係る移動体通信システムの基地局(フェムトセル)の概略ブロック図である。 フェムトセルとマクロセルを含む移動体通信システムの概略構成図である。 フェムトセルを近接して設置することにより、電波干渉が生じていることを説明する図である。 フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。 フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更したのち、パイロットビーコンの周波数をマクロセルの運用周波数に変更したことを説明する図である。 本発明の第1の実施態様に係るフェムトセルの動作フローチャートである。 本発明の第1の実施態様に係る通信端末、フェムトセル及び管理サーバ間のシーケンス図である。 本発明の第2の実施態様についてパイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。 本発明の第2の実施態様についてパイロットビーコンの周波数を変更した後、フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。 本発明の第2の実施態様に係るフェムトセルの動作フローチャートである。 本発明の第2の実施態様に係る通信端末、フェムトセル及び管理サーバ間のシーケンス図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。図1は、本実施態様に係る移動体通信システムのフェムトセル基地局(フェムトセル100)の概略ブロック図である。ここで、移動体通信システムとしては、CDMA2000 1xEV−DO、W−CDMA方式(HSDPA等)、LTE等に本発明を適用可能である。
図1に示すように、フェムトセル100は、制御部101、送受信部102、送受信アンテナ103、パイロットビーコン送信部104、パイロットビーコン送信アンテナ105、NW通信部106及び干渉判定部107を備える。
送受信部102は、送受信アンテナ103を介して、通信端末と通信するための運用周波数により信号の送受信を行う。運用周波数は、例えば、変調された音声信号やデータ信号等を搬送する搬送波(キャリア)の周波数である。
パイロットビーコン送信部104は、パイロットビーコン送信アンテナ105を介して、無線信号であるパイロットビーコンの送信を行う。パイロットビーコンの周波数は、通常、フェムトセルの通信エリアと重なり合う通信エリアを有するマクロセル基地局(マクロセル)の運用周波数が用いられる。パイロットビーコンには、自フェムトセルの運用周波数に移動(リダイレクト)する(自フェムトセルの運用周波数を検出させる)ための移動命令が含まれている。パイロットビーコンを捕捉した通信端末は、フェムトセルの運用周波数に移動(リダイレクト)し、フェムトセルの運用周波数を検出(捕捉)する。
NW通信部106は、ルータ等を介して一般回線(ADSLなどのブロードバンド回線)に接続され、通信事業者及び通信事業者ネットワーク内部におかれた管理サーバとの通信を行う。
干渉判定部107は、自局の通信状態や周辺の基地局の監視結果から、電波干渉が生じているか否かを判定する。この干渉判定部107の判定結果は、NW通信部106を介して、管理サーバに送信される。管理サーバは、これらフェムトセルからの報告にもとづき、干渉回避のための周波数を判断し、フェムトセル100に対して、運用周波数の変更命令を出す。
制御部101は、送受信部102、送受信アンテナ103、パイロットビーコン送信部104、パイロットビーコン送信アンテナ105、NW通信部106及び干渉判定部107を制御可能である。特に、制御部101は、送受信部102の運用周波数を変更する場合、自局に接続(位置登録)している通信端末が他の基地局に接続しないようにパイロットビーコン送信部104を制御する。
次に、図2に基づいて、フェムトセルの運用状況を説明する。図2は、フェムトセル100とマクロセル200を含む移動体通信システムの概略構成図である。マクロセル200は、専用回線を介して移動体通信網に接続されている。マクロセル200は、比較的広範囲のエリア210での通信を可能とする。一方、ブロードバンド回線等の一般回線を介して移動体通信網を含むネットワーク400に接続されているフェムトセル100は、比較的小範囲のエリア110での通信を可能とする。フェムトセル100では、マクロセル200との干渉を避けるべく、マクロセル200の運用周波数Mと異なる運用周波数F1が用いられている。また、フェムトセル100は、マクロセル200の運用周波数Mでパイロットビーコンを送信する。
このパイロットビーコンは基地局の待ち受け信号を模したものである。運用周波数Mのマクロセル200に接続中の(位置登録している)通信端末300がフェムトセル100の近くに接近すると、マクロセル200からの待ち受け信号の電波の受信電界強度よりフェムトセル100からのパイロットビーコンの電波の受信電界強度が大きくなる。このため、通信端末300は、フェムトセル100からのパイロットビーコンを捕捉する。このパイロットビーコンにはフェムトセル100の運用周波数F1への移動(リダイレクト)命令が含まれているため、パイロットビーコンを捕捉した通信端末300は、フェムトセル100の運用周波数F1に移動し、運用周波数F1を検出(捕捉)することになる。
また、フェムトセル100は、ネットワーク400を介して管理サーバ500に接続されている。管理サーバ500は、フェムトセル100を集中管理し、フェムトセル間の干渉に基づき、フェムトセル100に運用周波数の変更命令を出す。
なお、図2においては、エリア110とエリア120を便宜的に上下にずらして記載している。エリア110は、運用周波数F1による通信可能エリアであるのに対し、エリア120は、マクロセル200の運用周波数Mによるパイロットビーコン送信エリアであり、それぞれ周波数が異なっていることを明示するためである。
以降の実施態様では、フェムトセル100が、例えば2GHz帯などで複数のバンドクラスを使用しているものとし、フェムトセル100の送受信部102が使用する運用周波数F1、F2については、それぞれバンドクラスが異なるものとする。なお、本発明の実施態様でのパイロットビーコンの周波数とは、これらのバンドクラスの中のコントロールチャネルに相当する周波数のことを示す。
(第1の実施態様)
次に、本発明の第1の実施態様による、フェムトセルの運用周波数の変更について説明する。図3は、フェムトセルを近接して設置することにより、電波干渉が生じていることを説明する図である。フェムトセル100は、ブロードバンド回線等の一般回線に接続可能な場所に自由に設置することができる。このため、図3に示すように、フェムトセル100A、100B、100Cが近接して設置され、結果、通信可能エリア110A、110B、110Cが重なり合うこと等により、電波干渉が生じやすくなる。
次に、図4は、フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。図3のように、フェムトセル100が電波干渉の生じやすい場所に設置された等により、フェムトセル100Aの干渉判定部107により、電波干渉が生じたと判定された場合、フェムトセル100Aは管理サーバ500に干渉を報告する。管理サーバ500は周辺のフェムトセル100からの報告を基に干渉回避の運用周波数F2を決定しフェムトセル100Aに通知を行う。フェムトセル100Aは管理サーバ500からの指示に従い、送受信部102の運用周波数F1を運用周波数F2に変更するとともに、パイロットビーコン送信部104が送信するパイロットビーコンの周波数を、運用周波数Mから運用周波数F1に変更する。このようにフェムトセル100Aは、運用周波数を運用周波数F2に変更することにより、近接フェムトセル100Bおよび100Cと異なる運用周波数を用いることになるので、電波干渉の影響を軽減することができる。また、フェムトセル100Aは、パイロットビーコンの周波数を運用周波数F1に変更する。これにより、フェムトセル100Aは、フェムトセル100Aに接続(位置登録)していた通信端末(図示せず)に対して、運用周波数F1によるパイロットビーコンを送信し、通信端末が運用周波数変更後の運用周波数F2を検出(捕捉)するように促すことができる。
フェムトセル100Aが、フェムトセル100Aと運用周波数F1を用いて接続していた通信端末300に対して、パイロットビーコンの周波数を運用周波数F1に変更することなく運用周波数Mで送信し続けていたとする。この場合、フェムトセル100Aが運用周波数を運用周波数F2に変更すると、フェムトセル100Aから運用周波数F1で送信される電波がなくなり、通信端末300は、フェムトセル100Aをロストすることになる。ロストした通信端末300は、基地局サーチ動作を開始し、基地局サーチによりマクロセル200(図示せず)を発見した場合、マクロセル200に対して位置登録動作を行う。マクロセル200に位置登録し、マクロセルの運用周波数Mで通信している場合、フェムトセル100Aから送信されるパイロットビーコンの周波数も運用周波数Mであるため、通信端末300は、パイロットビーコンを捕捉することができる。パイロットビーコンにはフェムトセル100Aの運用周波数F2へ移動するための移動(リダイレクト)命令が含まれているため、通信端末300は、運用周波数F2へ移動し、運用周波数F2を検出しフェムトセル100Aに位置登録することとなる。
上述のとおり、パイロットビーコンの周波数を変更しない場合は、通信端末300が、運用周波数変更後のフェムトセル100Aと通信するためには、一度マクロセル200に移動し、改めてマクロセル200の運用周波数Mで送信されるパイロットビーコンを捕捉する必要があった。一方、本発明の第1の実施態様によれば、フェムトセル100Aの運用周波数を変更する際に、フェムトセル100Aは、パイロットビーコンの周波数を、運用周波数を変更直前の送受信部102の運用周波数F1に変更し、フェムトセル100Aに位置登録している通信端末300に対して、運用周波数F1のパイロットビーコンを送信する。これにより、通信端末300は、ダイレクトに周波数変更後のフェムトセル100Aに接続することができる。
次に、図5は、フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更した後、パイロットビーコンの周波数をマクロセルの運用周波数に変更したことを説明する図である。図4のように、フェムトセル100Aの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更した後、フェムトセル100Aは、パイロットビーコンの周波数を再度変更し、運用周波数F1からマクロセルの運用周波数と同じ運用周波数Mに戻す。パイロットビーコンの周波数を運用周波数Mに戻すタイミングとしては、パイロットビーコンの周波数を運用周波数F1に変更してから一定時間経過後であってもよいし、運用周波数の変更前にフェムトセル100Aに接続していた通信端末の運用周波数を変更させた後でもよい。なお、パイロットビーコンの周波数は運用周波数Mに戻っているが、運用周波数M´に変更されてもよい。なお、運用周波数M´は、マクロセル200が使用する複数の周波数の何れかの周波数である。
次に、フローチャート及びシーケンス図を用いて、本発明の第1の実施態様によるフェムトセル100の運用周波数の変更について説明する。図6は、フェムトセル100の動作フローチャート、図7は、通信端末300A、300B、フェムトセル100及び管理サーバ500の間のシーケンス図である。
図6に示すフローチャートは、フェムトセル100が、ネットワーク400に接続され、通信端末300と運用周波数F1で通信中(Active状態(音声通話中またはデータ通信中等))で、かつ、パイロットビーコンを運用周波数Mで送信している状態で開始する。
まず、干渉判定部107により、電波干渉が生じていることが判定される。干渉判定部107は、判定結果をNW通信部106を介して管理サーバ500に通知する。管理サーバ500は、周辺のフェムトセルからの報告と合わせて周波数の変更を判断し、フェムトセル100に通知する。フェムトセル100は、送受信部102の運用周波数を運用周波数F1から運用周波数F2に変更するように命令があるか否かを判断する(ステップS11)。運用周波数の変更命令があった場合、制御部101は、自局と通信中の通信端末300があるか否か判断する(ステップS12)。通信中の通信端末300があると判断された場合、制御部101は、送受信部102によりチャネル(周波数)変更命令(ChannelAssign)を送信する(ステップS13)。このチャネル変更命令には、運用周波数F2の通信チャネルに変更するための命令が含まれている。チャネル変更命令の送信後、通信中の通信端末300からチャネル変更命令に対する応答(Ack)を受信すると、処理はステップS14に進む。通信中の通信端末300からチャネル変更命令の応答を受信していない場合は、処理はステップS13に戻り、引き続き、制御部101は、送受信部102によりチャネル変更命令を送信する。すべての通信中の端末から応答を受信すると、処理はステップS15に進む。
次に、ステップS15において、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンに含める移動(リダイレクト)命令の設定を運用周波数F1から運用周波数F2へ変更する。パイロットビーコンの移動命令の設定を運用周波数F2へ変更することにより、パイロットビーコンを受信した通信端末300は、運用周波数F2へ移動(リダイレクト)し、運用周波数F2を検出(捕捉)することができる。移動命令の変更後、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンの周波数をマクロセルの運用周波数Mから、運用周波数を変更する前の送受信部102の運用周波数F1に変更し、パイロットビーコン送信部104から運用周波数F1のパイロットビーコンを送信する(ステップS16)。パイロットビーコンの周波数の変更後、制御部101は、運用周波数F1のパイロットビーコンを送信する時間に対応するタイマTmを起動する(ステップS17)。
次に、制御部101は、ステップS11における周波数変更命令に基づき、送受信部102の運用周波数F1を運用周波数F2に変更し、送受信部102が運用周波数F2により信号の送受信を開始する(ステップS18)。その後、制御部101は、ステップS17において設定したタイマTmが満了したか判断する(ステップS19)。タイマTmが満了すると、制御部101は、パイロットビーコンの周波数を運用周波数F1からマクロセルの運用周波数Mに変更し、パイロットビーコン送信部104から運用周波数Mのパイロットビーコンを送信する(ステップS20)。制御部101は、パイロットビーコンの周波数をマクロセルの運用周波数である運用周波数Mに変更した後、フェムトセル100の運用周波数の変更が完了したとして、管理サーバ500に、NW通信部106により運用周波数変更完了報告を送信し(ステップS21)、処理を終える。
次に、シーケンス図を用いて説明する。図7は、通信端末300A、300B、フェムトセル100及び管理サーバ500の間のシーケンス図である。通信端末300Aおよび通信端末300Bは、運用周波数F1のフェムトセル100に接続(位置登録)している。通信端末300Aは、待ち受け中または間欠受信中(Idle状態)である一方、通信端末300Bは、通信中(Active状態(音声通話中またはデータ通信中等))である。また、フェムトセル100は、マクロセル200の運用周波数Mでパイロットビーコンを送信しており、パイロットビーコンには、運用周波数F1への移動(リダイレクト)命令が含まれている。
フェムトセル100は、管理サーバ500から運用周波数を運用周波数F1から運用周波数F2への変更命令を受け取ると(ステップT11)、Active状態の通信端末300Bに対してChannelAssign(チャネル(周波数)変更命令)を送信する(ステップT12)。このChannelAssignには、運用周波数F2の通信チャネルに変更するための命令が含まれている。
ステップT12の後、通信端末300BはAck(チャネル変更命令に対する応答)をフェムトセル100に送信する(ステップT13)。フェムトセル100は、通信端末300BからのAckを受信した後、パイロットビーコンの周波数をF1にするとともに、パイロットビーコンに含まれる移動(リダイレクト)命令の設定を運用周波数F1から運用周波数F2に変更する。また、フェムトセル100は、運用周波数F1のパイロットビーコンを送信する時間を一定の時間に限定するため、パイロットビーコンの周波数を変更したのちに、タイマTmを起動する。また、フェムトセル100は、パイロットビーコンの周波数の変更にともない、運用周波数を運用周波数F2に変更する。運用周波数F1に変更したパイロットビーコンをIdle状態の通信端末300Aが受信すると、通信端末300Aは、パイロットビーコンに含まれる移動命令に基づき、運用周波数F2へ移動(リダイレクト)する。通信端末300Aは、フェムトセル100の運用周波数F2の電波を検出(捕捉)し、運用周波数F2に基づいて、フェムトセル100に対して待ち受けまたは間欠受信(Idle状態)を継続する(ステップT14)。また、Active状態の通信端末300Bは、ChannelAssignにより指定された運用周波数F2の通信チャネルを捕捉したのち、Complete(チャネル変更の完了)を送信する(ステップT15)。
フェムトセル100は、通信端末300Bが送信するCompleteを受信すると、Ack(チャネル変更の完了に対する応答)を通信端末300Bに対して送信する(ステップT16)。パイロットビーコンの周波数を変更した際に、起動したタイマTmが満了した場合、フェムトセル100は、パイロットビーコンの周波数をマクロセル200の運用周波数Mに戻し、運用周波数Mのパイロットビーコンを送信する。パイロットビーコンの周波数を運用周波数Mに変更した後、フェムトセル100は、管理サーバ500に対してフェムトセル100の運用周波数の変更が完了したことを報告し(ステップT17)、処理が終了する。このような処理を行うことによって、フェムトセル100は、Idle状態の通信端末300AおよびActive状態の通信端末300Bの通信状態を維持したまま、運用周波数の変更を行うことができる。
(第2の実施態様)
次に、本発明の第2の実施態様による、フェムトセルの運用周波数の変更について説明する。図3は、フェムトセルを近接して設置することにより、電波干渉が生じていることを説明する図である。フェムトセル100は、ブロードバンド回線等の一般回線に接続可能な場所に自由に設置することができる。このため、図3に示すように、フェムトセル100A、100B、100Cが近接して設置され、結果、通信可能エリア110A、110B、110Cが重なり合うこと等により、電波干渉が生じやすくなる。
次に、図8は、パイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。図3のように、フェムトセル100が電波干渉の生じやすい場所に設置された等により、フェムトセル100Aの干渉判定部107により、電波干渉が生じたと判定された場合、フェムトセル100Aは管理サーバ500に干渉を報告する。管理サーバ500は周辺のフェムトセル100からの報告を基に干渉回避の運用周波数F2を決定しフェムトセル100Aに通知を行う。フェムトセル100Aは管理サーバ500からの指示を受けると、まず、パイロットビーコンに運用周波数F1への移動(リダイレクト)する命令を含めないようする。そして、フェムトセル100Aはパイロットビーコン送信部104が送信するパイロットビーコンの周波数を、運用周波数Mから運用周波数F2に変更する。
次に、フェムトセル100Aの送受信部102は、フェムトセル100Aと運用周波数F1を用いて接続していた通信端末に対して運用周波数F2へ移動(リダイレクト)する命令を含む無線信号を送信する。このため、通信端末が使用する運用周波数は、F1からF2に変更される。このとき、運用周波数F2でパイロットビーコンが既に送信されているため、運用周波数を変更した通信端末300は、運用周波数F2を受信することができる。運用周波数F2の無線信号(パイロットビーコン)を受信した通信端末300は、この無線信号(パイロットビーコン)の復号化を行う。通信端末300がこの運用周波数F2で送信される無線信号(パイロットビーコン)を復号化するためには、ある一定以上の処理時間が必要となる。したがって、本実施形態においては、この復号化が完了するまでの間に、フェムトセル100Aの運用周波数を運用周波数F1から運用周波数F2に変更する。このような処理を行うことにより、通信端末300が移動命令により運用周波数F2に運用周波数を変更したにも関わらず、運用周波数F2の無線信号(パイロットビーコン)を受信できないために、通信端末300がフェムトセル100Aからマクロセル200に通信を切り替えてしまわないようにする。
図9は、図8のようにパイロットビーコンの周波数を変更した後、フェムトセルの運用周波数とパイロットビーコンの周波数を変更したことを説明する図である。図8のように、フェムトセル100Aのパイロットビーコンの周波数を運用周波数F2に変更し、送受信部102が、運用周波数F2へ移動(リダイレクト)する命令を含む無線信号を送信することにより、通信端末300が使用する運用周波数がF1からF2に変更される。その後、フェムトセル100Aは、自己の運用周波数を運用周波数F2に変更すると共に、パイロットビーコンに運用周波数F2へ移動(リダイレクト)する命令を含ませ、この命令を含むパイロットビーコンの周波数を運用周波数F2から運用周波数M´に変更する。なお、運用周波数M´は、マクロセル200が使用する複数の周波数の何れかの周波数である。
なお、運用周波数の変更後のパイロットビーコンの周波数は、元の運用周波数Mとしてもよいが、このように、マクロセル200または隣接のマクロセルが使用する運用周波数M´としてもよい。パイロットビーコンの周波数を運用周波数M´とした場合、例えば、マクロセル200が使用する運用周波数Mで待ち受けていた通信端末を、マクロセル200または隣接のマクロセルが使用する運用周波数M´に移動させるため、フェムトセル100Aは、報知情報で通知する周辺基地局情報の中に運用周波数M´を含める。または、通信端末自身の設定として通信端末自身の周波数サーチリストに運用周波数M´を含める。
次に、フローチャート及びシーケンス図を用いて、本発明の第2の実施態様によるフェムトセル100の運用周波数の変更について説明する。図10は、フェムトセル100の動作フローチャート、図11は、通信端末300A、300B、フェムトセル100及び管理サーバ500の間のシーケンス図である。
図10に示すフローチャートは、フェムトセル100が、ネットワーク400に接続され、通信端末300と運用周波数F1で通信中(Active状態(音声通話中またはデータ通信中等))で、かつ、パイロットビーコンを運用周波数Mで送信している状態で開始する。
まず、制御部101は、干渉判定部107により、電波干渉が生じているかを判定する。干渉判定部107は、判定結果をNW通信部106を介して管理サーバ500に通知する。管理サーバ500は、周辺のフェムトセルからの報告と合わせて運用周波数の変更を判断し、フェムトセル100に通知する。フェムトセル100は、送受信部102の運用周波数を運用周波数F1から運用周波数F2に変更するように命令があるか否かを判断する(ステップS11)。
運用周波数の変更命令があった場合、制御部101は、パイロットビーコンによるフェムトセル100の運用周波数F1への移動(リダイレクト)命令を解除する(ステップS31)。即ち、制御部101は、パイロットビーコンに運用周波数F1への移動命令を含めないように制御する。
制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンの周波数を、マクロセルの運用周波数Mから、変更後の運用周波数F2に変更し、パイロットビーコン送信部104に運用周波数F2のパイロットビーコンを送信させる(ステップS32)。
制御部101は、送受信部102の運用周波数F1で、フェムトセル100Aの運用周波数F2へ移動するための移動(リダイレクト)命令を含む無線信号を送受信部102に送信させる(ステップS33)。
制御部101は、自局と通信中の通信端末300があるか否か判断する(ステップS34)。
通信中の通信端末300があると判断された場合、制御部101は、送受信部102によりチャネル(周波数)変更命令(ChannelAssign)を送信する(ステップS35)。このチャネル変更命令には、運用周波数F2の通信チャネルに変更するための命令が含まれている。チャネル変更命令の送信後、通信中の通信端末300からチャネル変更命令に対する応答(Ack)を受信すると、処理はステップS36に進む。
通信中の通信端末300からチャネル変更命令の応答を受信していない場合は、処理はステップS35に戻り、引き続き、制御部101は送受信部102によりチャネル変更命令を送信する。すべての通信中の端末から応答を受信する(ステップS36:Yes)と、処理はステップS37に進む。
次に、制御部101は、ステップS11における周波数変更命令に基づき、送受信部102の運用周波数F1を運用周波数F2に変更し、送受信部102が運用周波数F2により信号の送受信を開始し(ステップS37)、ステップS33で送信していた移動(リダイレクト)命令を解除する(ステップS38)。即ち、制御部101は、送受信部102が運用周波数F1で送信していた、運用周波数F2に移動するための移動(リダイレクト)命令を含む無線信号の送信を停止する。
次に、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンの周波数をマクロセルの運用周波数F2から、運用周波数M´に変更し、パイロットビーコン送信部104に運用周波数M´のパイロットビーコンを送信させる(ステップS39)。
次に、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンに含める移動(リダイレクト)命令の設定を運用周波数F1から運用周波数F2へ変更する(ステップS40)。パイロットビーコンの移動命令の設定を運用周波数F2へ変更することにより、パイロットビーコンを受信した通信端末300は、運用周波数F2へ移動(リダイレクト)し、運用周波数F2を検出(捕捉)することができる。
移動命令の変更後、フェムトセル100の運用周波数の変更が完了したとして、制御部101は、管理サーバ500に、NW通信部106により運用周波数変更完了報告を送信し(ステップS21)、処理を終える。
次に、シーケンス図を用いて説明する。図11は、通信端末300A、300B、フェムトセル100及び管理サーバ500の間のシーケンス図である。通信端末300Aおよび通信端末300Bは、運用周波数F1のフェムトセル100に接続(位置登録)している。通信端末300Aは、待ち受け中または間欠受信中(Idle状態)である一方、通信端末300Bは、通信中(Active状態(音声通話中またはデータ通信中等))である。また、フェムトセル100は、マクロセル200の運用周波数Mでパイロットビーコンを送信しており、パイロットビーコンには、運用周波数F1への移動(リダイレクト)命令が含まれている。
フェムトセル100は、管理サーバ500から運用周波数を運用周波数F1から運用周波数F2に変更する変更命令を受け取ると(ステップT21)、制御部101は、パイロットビーコンによるフェムトセル100の運用周波数F1への移動(リダイレクト)命令を解除する。
次に、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンの周波数を、マクロセルの運用周波数Mから、変更後の運用周波数F2に変更し、パイロットビーコン送信部104に運用周波数F2のパイロットビーコンを送信させる。
次に、制御部101は、送受信部102の運用周波数F1で、フェムトセル100Aの運用周波数F2へ移動するための移動(リダイレクト)命令を送受信部102に送信させる(ステップT22)。
次に、制御部101は、自局と通信中の通信端末300があるか否か判断する。通信中の通信端末300Bがあると判断された場合、制御部101は、送受信部102によりチャネル(周波数)変更命令(ChannelAssign)を送信する(ステップT23)。このチャネル変更命令には、運用周波数F2の通信チャネルに変更するための命令が含まれている。
チャネル変更命令の送信後、通信中の通信端末300Bからチャネル変更命令に対する応答(Ack)を受信する(ステップT24)と、制御部101は、送受信部102の運用周波数F1を運用周波数F2に変更する。送受信部102が運用周波数F2により信号の送受信を開始し、制御部101は、移動(リダイレクト)命令を解除する。また、制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンの周波数を運用周波数F2から、運用周波数M´に変更し、パイロットビーコン送信部104に運用周波数M´のパイロットビーコンを送信させる(ステップT25)。制御部101は、パイロットビーコン送信部104から送信されるパイロットビーコンに含める移動(リダイレクト)命令の設定を運用周波数F1から運用周波数F2へ変更する。
パイロットビーコンの移動命令の設定を運用周波数F2へ変更することにより、パイロットビーコンを受信した通信端末300は、運用周波数F2へ移動(リダイレクト)し、運用周波数F2を検出(捕捉)することができる。移動命令の変更後、フェムトセル100の運用周波数の変更が完了したとして、制御部101は、管理サーバ500に、NW通信部106により運用周波数変更完了報告を送信し(ステップT26)、処理を終える。
上述のように、本実施態様によれば、フェムトセルの運用周波数の変更をする場合に、フェムトセルに位置登録している通信端末をマクロセルに位置登録させることなく、フェムトセルに位置登録したままで、フェムトセルの運用周波数の変更ができる。
本実施態様によれば、従来のフェムトセルの運用周波数の変更方法のように、フェムトセルに位置登録している通信端末をマクロセルに逃がすことがない。このため、通信端末は、マクロセルに接続するために必要な基地局サーチ動作や、位置登録動作をする必要がないため、通信端末の電力消費を抑えることができる。
例えば、オフィスでフェムトセルを使用する場合、フェムトセルには数十台の通信端末またはそれ以上の通信端末が位置登録されることがある。このような状況で、従来のフェムトセルの運用周波数の変更方法では、マクロセルは、フェムトセルが運用周波数を変更した際に、フェムトセルに位置登録していた通信端末から一斉にアクセスされるため、受信干渉が増大し、通信品質の劣化だけでなく、通信断の原因になっていた。本実施態様のフェムトセルによれば、自局に位置登録している通信端末(移動局)を他の基地局に位置登録等させることなく、自局に位置登録したままで、自局の運用周波数の変更を行うことができる。そのため、マクロセルは、フェムトセルに位置登録していた通信端末から一斉にアクセスされることがなく、一斉アクセスによる通信品質の劣化等を引き起こすことはない。
また、例えば、上述の実施例では、Idle状態の通信端末300Aが移動(リダイレクト)命令により変更後の運用周波数に移動する例を記載したが、Active状態の通信端末300Bについても、移動(リダイレクト)命令により変更後の運用周波数に移動することが可能である。この場合、Active状態の通信端末300Bは、チャネル変更命令(ChannelAssign)を待つことなく運用周波数を変更することが可能となる。
また、上述の実施例では、フェムトセル100の送信部102が使用する運用周波数F1、F2については、それぞれバンドクラスが異なるものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、運用周波数F1、F2が同一のバンドクラスの周波数であってもよい。また、上述の実施例では、パイロットビーコンの周波数を、バンドクラスの中のコントロールチャネルに相当する周波数として説明したが、本発明はこれに限定されず、通信端末が待ち受け中等において検出可能な周波数であればよい。
また、上述の実施例における運用周波数とは、ある周波数帯を意味するものであってもよい。この場合、パイロットビーコンの周波数を運用周波数Mにするとは、たとえば、パイロットビーコンの周波数を、中心周波数がMである周波数帯のコントロールチャネルに相当する周波数にするということを意味する。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行なうことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。例えば、上述の実施例では、送受信部102とパイロットビーコン送信部104とを異なる機能ブロックで記載したが、これらの機能を別々のハードウェアを用いて実現してもよいし、1つのハードウェアを用いてソフトウェア処理によってそれぞれ実現してもよい。
100、100A−C フェムトセル
101 制御部
102 送受信部
103 送受信アンテナ
104 パイロットビーコン送信部
105 パイロットビーコン送信アンテナ
106 NW通信部
107 干渉判定部
110A−C、120A−C エリア
200 マクロセル
210 エリア
300、300A、300B 通信端末
400 ネットワーク
500 管理サーバ

Claims (8)

  1. 自局と接続している通信端末と通信するための運用周波数により無線信号を送受信する送受信部と、
    通信端末に自局の運用周波数を検出させる命令を含むパイロットビーコンを送信するパイロットビーコン送信部と、
    前記送受信部の運用周波数を変更する場合、自局と接続している通信端末が他の基地局に接続しないよう前記パイロットビーコン送信部を制御する制御部と、
    を備える基地局。
  2. 請求項1に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記パイロットビーコンの周波数を変更直前の前記送受信部の運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御する基地局。
  3. 請求項2に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記送受信部の運用周波数により通信中の通信端末があったとき、前記通信中の通信端末の運用周波数を変更させた後で、前記送受信部の運用周波数を変更するように前記送受信部を制御する基地局。
  4. 請求項2に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記パイロットビーコンの周波数を変更させて一定時間経過した後、前記パイロットビーコンの周波数を他の基地局が使用する運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御する基地局。
  5. 請求項1に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記パイロットビーコンの周波数を変更後の運用周波数に変更するように前記パイロットビーコン送信部を制御し、前記制御部は、前記パイロットビーコンに前記命令を含めず、前記送受信部に
    前記命令を含む無線信号を変更前の運用周波数により送信させる基地局。
  6. 請求項5に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記送受信部の運用周波数を変更する場合、前記送受信部の運用周波数により通信中の通信端末があったとき、前記通信中の通信端末の運用周波数を変更させた後で、前記送受信部の運用周波数を変更するように前記送受信部を制御する基地局。
  7. 請求項5に記載の基地局であって、
    前記制御部は、前記送受信部の運用周波数が変更された際、前記パイロットビーコンの周波数を他の基地局が使用する運用周波数に変更すると共に、前記命令を含むパイロットビーコンを送信するように前記パイロットビーコン送信部を制御する基地局。
  8. 通信端末と通信するための運用周波数により無線信号を送受信する送受信部と、
    通信端末に自局の運用周波数を検出させる命令を含むパイロットビーコンを送信するパイロットビーコン送信部と、を備える基地局の制御方法であって、
    前記送受信部の運用周波数を変更する場合、
    自局と接続している通信端末を他の基地局に接続させないように前記パイロットビーコン送信部が送信するパイロットビーコンの周波数を変更するステップと、
    当該変更した周波数によりパイロットビーコンを前記パイロットビーコン送信部に送信させるステップと、を含む基地局の制御方法。
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