JP5026157B2 - 電機子及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、整流子を有する電機子を備えてなるブラシ付き直流モータに関するものである。
従来、ブラシ付き直流モータは、例えば特許文献1にて示されているように、有底円筒状のヨークハウジングの内周面にマグネットが固着されて固定子側が構成され、整流子を有する電機子(アーマチャ)がそのマグネットの内側に回転可能に収容されてなる所謂インナロータ型が一般的な構成である。
特開2007−60841号公報
ところで、本発明者は、上記とは逆の構成、即ち固定子側を内側に配置するとともに、その固定子の外側に略円環状の電機子側を配置したアウタロータ型とすることを検討している。しかしながら、単に構成が逆になるだけではなく、アウタロータ型で構成するが故に種々の問題が生じている。
即ち、アウタロータ型のモータでは、整流子とともに回転軸に一体回転するように設けられるコア支持部材を用い、そのコア支持部材に電機子コアを収容支持し、支持した電機子コアを固定子(マグネット)と対向配置させている。このコア支持部材は、回転軸への固定と電機子コアの収容支持とを考慮すると、有底筒形状を採用することが合理的である。しかしながら、電機子コアを覆うようなこのようなコア支持部材を用いることで該コア支持部材が電機子コアと整流子との間に介在することとなり、電機子コアに巻装された巻線の端末をコア支持部材を迂回させて整流子と接続するというように、その結線作業が困難となってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、電機子コアに巻装された巻線と整流子との結線作業を容易とすることができる電機子及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、整流子とともに回転軸に一体回転するように設けられるコア支持部材に、モータの固定子を径方向内側に配置可能とすべく略円環状に構成された電機子コアが収容支持され、その電機子コアに巻装される巻線と前記整流子とが接続されてなる電機子であって、前記電機子コアが有する各ティースに巻装される前記巻線は、その端末が前記電機子コアと前記整流子との間に介在する前記コア支持部材を挿通して前記整流子と接続され、前記コア支持部材は、前記回転軸に固定するための固定部と、前記電機子コアを収容支持する筒状部と、前記固定部及び前記筒状部の両者を繋ぐ連結部とを有する有底筒形状にて構成されるものであり、前記連結部には、前記巻線の端末を挿通する孔又は切欠きが隣り合うティース間を跨ぐように形成され、隣り合うティースの一方に巻装される巻線の両端末のうち一方の端末と、該隣り合うティースの他方に巻装される巻線の両端末のうち一方の端末の合計2本の端末が前記孔又は切欠きの1つから挿通されることをその要旨とする。
この発明では、電機子は、整流子とともに回転軸に一体回転するように設けられるコア支持部材に電機子コアが収容支持され、該電機子コアに巻装される巻線の端末が電機子コアと整流子との間に介在するコア支持部材を挿通するようにして整流子に接続されて構成される。つまり、巻線の端末が整流子側に向けてコア支持部材を挿通することで、巻線の端末がコア支持部材を迂回する必要がなく、その結線作業が容易となる。また、巻線の端末がコア支持部材を迂回させなくて済むので、巻線長さを短くすることも可能となる。
この発明では、コア支持部材は、回転軸に固定するための固定部と、電機子コアを収容支持する筒状部と、その両者を繋ぐ連結部とを有する有底筒形状に構成され、その連結部に、巻線の端末を挿通する孔又は切欠きが形成される。これにより、巻線の端末をコア支持部材の連結部の孔又は切欠きを挿通させることで容易に整流子側に導出でき、整流子との結線作業が容易となる。
の発明では、1つの孔又は切欠きから巻線の端末が本挿通されるため、1つの孔又は切欠きから1本の巻線の端末を挿通するのに比べて、孔又は切欠きを大きく設定できる。これにより、巻線の端末の挿通が容易となり、結線作業がより容易となる。また、孔又は切欠きを大きく設定することで、コア支持部材、ひいては電機子の軽量化に寄与できる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の電機子において、前記電機子コアには、前記巻線の端末を前記整流子側に向けて支持する端末支持部材が設けられていることをその要旨とする。
この発明では、電機子コアに設けられる端末支持部材にて巻線の端末が整流子側に向けて支持される。つまり、フレキシブルな巻線の端末が端末支持部材にて整流子に向けて支持されることで、端末が変形し難くなり整流子に対する位置が決まるようになる。そのため、巻線の端末と整流子との結線作業がより容易となる。また、巻線の端末が端末支持部材にて支持されることから、該端末の無用な位置ずれが抑制される。これにより、巻線の端末の整流子との接続部分にかかる応力を軽減でき、断線を防止することも可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電機子において、前記端末支持部材は、前記整流子側に向けて突出形成され前記コア支持部材を挿通していることをその要旨とする。
この発明では、端末支持部材は、コア支持部材を挿通するように整流子側に向けて突出形成される。つまり、フレキシブルな巻線の端末が端末支持部材にて支持された状態でコア支持部材を挿通できることから、端末のみをコア支持部材に挿通するのと比べてその挿通が容易となり、結線作業がより容易となる。また、端末支持部材がコア支持部材を挿通するように突出することから、巻線の端末をコア支持部材に挿通する際、端末のコア支持部材との接触を防止することも可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の電機子において、前記電機子コアには、該コアと前記巻線との間を絶縁するインシュレータが設けられており、前記端末支持部材は、前記インシュレータに一体に設けられていることをその要旨とする。
この発明では、端末支持部材は、電機子コアに設けられるインシュレータに一体に設けられることから、電機子の部品点数を少なく構成できる。また、端末支持部材がインシュレータと一体なことから、インシュレータを介して電機子コアに巻装される巻線の巻回部分と端末支持部材にて支持される端末とのズレが防止される。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の電機子において、前記コア支持部材は、前記整流子と一体に設けられていることをその要旨とする。
この発明では、コア支持部材は整流子と一体に設けられることから、電機子の部品点数を少なく構成できる。また、コア支持部材が整流子と一体なことから、整流子とコア支持部材、即ちコア支持部材にて支持される電機子コアとの回転方向のズレを防止できる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の電機子を回転子として用い、その電機子の前記整流子とは反対側の開口部からマグネットを有する固定子が挿入されて構成されているモータである。
この発明では、結線作業が容易な上記電機子を用いることで、モータの組み付け作業が容易となる。また、マグネットを有する固定子の外側に回転子である電機子を配置するアウタロータ型のモータでは、その内側に配置される固定子のマグネットを高出力なものを用いることで、マグネットの体積を効率良く小さくでき、モータの小型化に寄与できる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータにおいて、前記マグネットの径方向内側には、前記電機子の回転軸を支持するスラスト軸受が配置されていることをその要旨とする。
この発明では、マグネットの径方向内側に電機子の回転軸を支持するスラスト軸受が配置されて構成されることから、モータの軸方向の小型化が可能となる。
本発明によれば、電機子コアに巻装された巻線と整流子との結線作業を容易とすることができる電機子及びモータを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のモータを示す。本実施形態のモータ10は、自動車のウインドガラスを自動開閉するパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。このモータ10は、直流モータにて構成されるモータ部11と、該モータ部11にて生じた回転を減速して出力する減速部12とが一体に組み付けられて構成されている。
図2及び図3に示すように、モータ部11は、樹脂材料にて有底円筒状に形成されるモータハウジング13を有し、該ハウジング13の底部13a中央には、その底部13a内側面から軸方向に沿って延びる支持筒部13bが備えられている。支持筒部13bは、モータハウジング13の軸方向長さの約3分の1の長さで六角筒状に形成されている(図3参照)。支持筒部13bには、磁性金属にて六角筒状に形成されるヨーク14が外嵌され支持されている。
ヨーク14は、モータハウジング13の軸方向長さの約2分の1の長さで形成され、支持筒部13bの先端より突出している。また、ヨーク14は、平面よりなる6つの外側面14aを有し、6個のマグネット15のそれぞれがヨーク14の各外側面14aに固着されている。各マグネット15は、ヨーク14との固着面がそのヨーク14の外側面14aに対応して平面状をなすとともに、各マグネット15の外側面が同心円若しくはその同心円に準じた曲面状に形成されている。因みに、本実施形態のマグネット15は、小型で強力な磁力が得られる希土類磁石にて構成され、特に本実施形態のようにマグネット15側よりも電機子20側(ロータ側)を径方向外側に配置するアウタロータ型のモータに用いると好適である。
ヨーク14の前記支持筒部13bより突出する部分の内周面には、電機子20の回転軸21の基端外周面に当接し該基端部をラジアル方向にて支持するラジアル軸受16が固着されている。また、支持筒部13bの内側には、電機子20の回転軸21の基端端面に当接し該基端部をスラスト方向に支持するスラスト軸受としてのボール17が収容されている。即ち、回転軸21の基端部は、軸受16にて回転可能に支持されるとともに、ボール17にて点接触でスラスト荷重が受けられている。また、ボール17の奥側には金属製のプレート18が、更にプレート18の奥側には弾性部材よりなるスラスト調整部材19がそれぞれ収容されており、該スラスト調整部材19は、プレート18を介してボール17に弾性力を付与して、回転軸21のスラスト方向のがたつきを防止している。
回転軸21の中央部には、コア支持部材としての固定用カラー22が固定されている。固定用カラー22は、非磁性材料、例えばステンレス製で有底円筒状に形成されており、該カラー22の開口側がモータハウジング13の底部13aに向けられて配置されている。固定用カラー22の底部22a中央には、該カラー22の開口側に向けて軸方向に円筒状に延出する固定部22bが設けられている。固定用カラー22は、その固定部22bが回転軸21に圧入され、該回転軸21と一体回転可能に取着される。
固定用カラー22の底部22a外周縁と連結する筒状部22cには、その内周面に電機子コア23が嵌合されて支持されている。電機子コア23は、磁性金属板よりなるコア材を複数枚積層して構成されるものであり、円環状をなす外輪部23aと該外輪部23aの内周縁から径方向内側に延びるティース23bとを有し(図3参照)、該ティース23bは、周方向に等間隔に8個設けられている。各ティース23bには巻線24が巻装され、各ティース23bの先端部(径方向内側端部)がマグネット15の外側面と対向している。
尚、本実施形態の電機子コア23は、外輪部23aが各ティース23b間の中間部分で分割された分割コア23xとして構成され、隣り合う分割コア23xの連結部分が回動可能に構成されている。各分割コア23xには、本実施形態では図示を省略するが、巻線24が分割コア23x(電機子コア23)と接触し得る部位を被覆して絶縁すべく樹脂製のインシュレータがそれぞれ装着されている。そして、ティース23bへの巻線24の装着時に、各ティース23b先端部が隣り合うティース23bとの間隔を拡開するように各分割コア23xが直線的、若しくはティース23bが外側を向くように略環状に並べられて、各ティース23bへの巻線24の巻装が行い易い構成とされている。各ティース23bへの巻線24の装着が終了すると、各ティース23bが内側となるように外輪部23aが環状とされ、その電機子コア23の外輪部23aが固定用カラー22の筒状部22cの内周面に固着される。
電機子コア23の外輪部23aの外周縁には、等間隔に複数個(8個)の位置決め凹部23cが設けられており、固定用カラー22の筒状部22cの内周面に等間隔に複数個(8個)設けられる位置決め突起22dがその凹部23cに嵌合し、固定用カラー22に対する電機子コア23の周方向の位置決め(位置ズレ防止)がなされている。そして、このように回転軸21に対して固定用カラー22にて固定された電機子コア23は、前記マグネット15に径方向において対向するように配置される。
また、固定用カラー22の底部13aには、図4及び図5に示すように、略台形状をなす8個の挿通孔22eが貫通形成されている。各挿通孔22eは、その底部13aの外周寄りの同心円上において、隣り合うティース23b間を跨ぐように周方向に等間隔に設けられている。この挿通孔22eは、固定用カラー22内の電機子コア23に巻装される巻線24の端末24aを整流子25側に導出するために設けられている。
図2及び図5に示すように、回転軸21の中央部における固定用カラー22よりも先端側には、整流子25が固着されている。整流子25は、円盤状をなし、回転軸21の先端側の軸直交平面よりなる摺接面25a上に周方向に複数個(24個)のセグメント26が配設されて構成されている。尚、整流子25には、所定のセグメント26同士を短絡する短絡部材(図示略)が埋設されている。各セグメント26の径方向外側端部には、巻線24の端末24aとの接続を図るための二股状の接続部26aが設けられている。そして、各セグメント26の接続部26aには、固定用カラー22の底部22aの各挿通孔22eを介して導出(この場合、隣り合うティース23bにそれぞれ巻装される各巻線24の一方の端末24a、即ち2本の端末24aが1つの挿通孔22eから導出)された巻線24の端末24aが例えばヒュージングによりそれぞれ接続されている。
モータハウジング13の開口部13cには、ブラシホルダ30が嵌着されている。ブラシホルダ30の中央部には回転軸21の先端部をラジアル方向にて支持する軸受31が装着されるとともに、その中央部から径方向外側にオフセットした位置の同心円上に一対の給電ブラシ32が所定間隔を有して保持されている。各給電ブラシ32は、回転軸21の軸方向に沿ってスライド移動可能に保持されるとともに該ブラシ32の後端面にスプリング33の付勢力が付与され、該ブラシの先端部が整流子25の摺接面25aに押圧接触されている。
各給電ブラシ32は、後端側が直方体状、先端側の接触部32aが台形柱状の2段形状とされている。即ち、給電ブラシ32と接触する各セグメント26は、隣り合うセグメント26の間隔が径方向において等間隔となるように扇形状をなしていることから(図5参照)、その扇形状に対応して給電ブラシ32先端の接触部32aが断面台形状とされるとともに、残りの部分は直方体状としてブラシホルダ30にて支持し易い形状とされている。給電ブラシ32は、後述するギヤハウジング40に装着されるコネクタ部34と電気的に接続され、そのコネクタ部34を介して外部から供給される駆動電源を整流子25を介して電機子20に供給する。電機子20は、整流子25を介した給電に基づいて回転する。
モータハウジング13の開口部13cには、軸線を挟んだ対向位置のそれぞれに取付部13dが径方向外側に向けて延出形成されている。モータハウジング13は、各取付部13dを介在したネジ35のギヤハウジング40への螺着にて該ギヤハウジング40に対し固定される。また、モータハウジング13は、樹脂製であることからその外側面に複数の補強リブ13eが所定位置に立設され、これによりモータハウジング13の剛性を高くして、駆動時のモータ部11から生じる振動及び騒音を抑制している。
図1に示すように、減速部12は、樹脂材料よりなるギヤハウジング40を有し、該ギヤハウジング40は、ウォーム軸41、ウォームホイール42及びクラッチ43を収容可能な所定形状に形成されている。ギヤハウジング40には、ウォーム軸41がクラッチ43を介してモータ部11の回転軸21と同軸上に配置され、該クラッチ43にて両軸41,21が駆動連結されている。ウォーム軸41の中央部には、ウォーム41aが形成されており、該ウォーム41aの両端部がギヤハウジング40に設けられる一対の軸受44,45にて回転可能にラジアル方向にて支持されている。ウォーム軸41の先端部には、該軸41のスラスト荷重を受けるボール46が配設されている。この場合、前記モータ部11に備えられるスラスト調整部材19の弾性力が回転軸21及びクラッチ43を介してウォーム軸41に伝達され、前記回転軸21とともに該ウォーム軸41のスラスト方向のがたつきも防止している。
ウォームホイール42は、ギヤハウジング40内に回転可能に支持されており、該ホイール42の中心部にて出力軸47と一体回転するように連結されている。ウォームホイール42はウォーム軸41に設けられたウォーム41aと噛合され、前記モータ部11の駆動によるウォーム軸41側からの回転力がウォームホイール42にて減速されて出力軸47から出力され、該出力軸47の駆動に基づいてウインドガラスが開閉するようになっている。
また、ウォーム軸41及び回転軸21間に設けられたクラッチ43は、モータ部11の駆動に基づく回転軸21の回転をウォーム軸41に伝達する一方、出力軸47側から入力されるウォーム軸41の回転を阻止するよう構成されている。これにより負荷側からの出力軸47の空転が阻止され、ウインドガラスの自重による不意な落下の防止や外部から手動の開作動を防止(盗難防止)等がなされている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、電機子20は、整流子25とともに回転軸21に一体回転するように設けられる有底円筒状の固定用カラー22に電機子コア23が収容支持され、該電機子コア23に巻装される巻線24の端末24aが電機子コア23と整流子25との間に介在する固定用カラー22の底部22aをその挿通孔22eにて挿通させて整流子25に接続されて構成されている。つまり、巻線24の端末24aが整流子25側に向けて固定用カラー22の底部22a(挿通孔22e)を挿通することで、巻線24の端末24aが固定用カラー22を迂回する必要がなく、その結線作業を容易とすることができる。また、結線作業が容易な電機子20を用いることで、モータ10の組み付け作業が容易となる。また、巻線24の端末24aが固定用カラー22を迂回させなくて済むので、巻線長さを短くすることもできる。
(2)本実施形態では、固定用カラー22の底部22aに設けたそれぞれの挿通孔22eから巻線24の端末24aが2本ずつ挿通されているため、仮に1つの孔22eから1本の巻線24の端末24aを挿通するのに比べて、挿通孔22eを大きく設定することができる。これにより、巻線24の端末24aの挿通が容易となり、結線作業をより容易とすることができる。また、挿通孔22eを大きく設定することで、固定用カラー22、ひいては電機子20の軽量化に寄与できる。
(3)本実施形態のモータ10では、マグネット15を有する固定子の外側に回転子である電機子20を配置するアウタロータ型で構成されており、その内側に配置される固定子側のマグネット15を高出力なものを用いることで、マグネット15の体積を効率良く小さくでき、モータ10の小型化に寄与できる。
(4)本実施形態では、マグネット15の径方向内側に電機子20の回転軸21を支持するスラスト軸受(ボール17)が配置されて構成されている。これにより、モータ10を軸方向に小型化することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形態では、電機子コア23に巻線24の端末24aを支持する端末支持部材を備えている点が前記第1実施形態と異なっている。
図6に示すように、電機子コア23には、巻線24が該コア23と接触し得る部位を被覆して絶縁すべく樹脂製のインシュレータ27が装着されている。インシュレータ27の電機子コア23の外輪部23aを被覆する部位の上面(整流子25側の面)には、1つの巻線24(1つのティース23b)に対して一対の端末支持部27aが立設され、1つの巻線24から延びる一対の端末24aに合わせて設けられている。各端末支持部27aは、電機子コア23の軸方向に沿って直線状に延び、即ち整流子25側に向けて直線状に延びており、電機子コア23を固定用カラー22に固定した際、該固定用カラー22の底部22aに設けられる挿通孔22eよりも整流子25側に突出し、整流子25のセグメント26の接続部26a近傍まで到達する長さで形成されている。また、各端末支持部27aには、その延出方向に沿って延びる保持溝27a1を有し、該保持溝27a1にて巻線24の端末24aのそれぞれが保持されている。
尚、端末支持部27aは、巻線24が予め有する端末24aを単に保持するために用いてもよいが、端末支持部27aの保持も含めた電機子コア23全体を1本の導線にて周方向に順に巻回した後、隣り合う端末支持部27aにて保持したループ状の端末24aの該支持部27a間を切断して一対の端末24aを形成することに用いてもよい。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、電機子コア23のインシュレータ27に設けられる端末支持部27aにて巻線24の端末24aが整流子25側に向けて支持されている。つまり、フレキシブルな巻線24の端末24aが端末支持部27aにて整流子25に向けて支持されることで、端末24aが変形し難くなり整流子25に対する位置が決まるようになる。そのため、巻線24の端末24aと整流子25との結線作業をより容易とすることができる。また、巻線24の端末24aが端末支持部27aにて支持されることから、該端末24aの無用な位置ずれが抑制される。これにより、巻線24の端末24aの整流子25との接続部分にかかる応力を軽減でき、断線を防止することもできる。
(2)本実施形態では、端末支持部27aは、固定用カラー22の底部22aに設けた挿通孔22eを挿通するように整流子25側に向けて突出形成されている。つまり、フレキシブルな巻線24の端末24aが端末支持部27aにて支持された状態で固定用カラー22を挿通できることから、端末24aのみを固定用カラー22に挿通するのと比べてその挿通が容易となり、結線作業をより容易とすることができる。また、端末支持部27aが固定用カラー22の底部22aの挿通孔22eを挿通するように突出することから、巻線24の端末24aを固定用カラー22に挿通する際、端末24aの固定用カラー22との接触を防止することもできる。
(3)本実施形態では、端末支持部27aは、電機子コア23に設けられるインシュレータ27に一体に設けられることから、電機子20の部品点数を少なく構成することができる。また、端末支持部27aがインシュレータ27と一体なことから、インシュレータ27を介して電機子コア23に巻装される巻線24の巻回部分と端末支持部27aにて支持される端末24aとのズレを防止することができる。
尚、上記した図6に示す端末支持部27aを、例えば図7及び図8に示すような端末支持部27b,27cに変更してもよい。即ち、図7では、1つの巻線24(1つのティース23b)に対し1つの端末支持部27bをインシュレータ27に一体に設け、該端末支持部27bを固定用カラー22の底部22aの挿通孔22eを挿通させる。この端末支持部27bはその先端部に、1つの巻線24から延びる切断前のループ状の端末24aが支持される。また、整流子25においては、セグメント26の接続部26aの位置を電機子コア23側にオフセットして設け、端末支持部27bの先端が接続部26aよりも突出するように構成する。そして、先端部でループ状の端末24aを支持する端末支持部27bを整流子25の接続部26aに干渉しないように傾けて電機子20の組み付けを行い、その後、ループ状の端末24aの途中部分が接続部26aに接触配置される。接続部26aに接触された端末24aがヒュージングにより接続された後、端末支持部27bの先端部に支持されるループ状の端末24aの所定箇所(図7の×印の箇所)が切断されて構成される。
また、図8のように、上記と同様に、インシュレータ27に一体に設けた端末支持部27cの先端部に切断前のループ状の端末24aを支持し、支持した端末24aをセグメント26の径方向外側端部に設けた接続部26aの下面に接触配置させる。つまり、この接続部26aと端末支持部27cとで端末24aを挟持させる。そして、接続部26aに接触された端末24aがヒュージングにより接続された後、各接続部26a間のループ状の端末24aが所定箇所(図8の×印の箇所)で切断されて構成される。尚、接続部26aの下面に単に当接させたが、例えば端末24aを抱え込むように接続部26aの先端部を下方に曲げて形成する等してもよい。
また、図9のように、電機子コア23のインシュレータ27に金属板よりなるターミナル28を支持し、ターミナル28の基端部に巻線24の端末24aが接続される。ターミナル28は、固定用カラー22の底部22aの挿通孔22eを挿通し、先端部が整流子25のセグメント26と接続される。つまり、ターミナル28は、金属板よりなり自身で支持可能なことから、図9の形態では、このターミナル28が整流子25と接続するための巻線24の端末24aとそれを支持する端末支持部材とを兼用している。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図面に従って説明する。尚、前記各実施形態では、電機子コア23を支持するコア支持部材として固定用カラー22を別途用いたが、本実施形態では、コア支持部材を整流子25に一体に設けている点が前記各実施形態と異なっている。
即ち、図10に示す電機子20では、整流子25に対し、前記各実施形態で用いた固定用カラー22に相当するコア支持部25bが一体に形成されている。コア支持部25bは、整流子25の本体外周部からフランジ状に延びる連結部25cと、該連結部25c外周縁と連結する筒状部25dを有している。この筒状部25dの内周面には、巻線24が嵌挿された電機子コア23が嵌合されて支持される。また、連結部25cには、周方向に複数個の挿通孔25eが設けられている。そして、巻線24の端末24aがその挿通孔25eに挿通されて整流子25のセグメント26と接続され、本実施形態の電機子20が構成されている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、コア支持部25bとして整流子25と一体に設けられていることから、電機子20の部品点数を少なく構成することができる。また、コア支持部25bが整流子25と一体なことから、整流子25とコア支持部25b、即ちコア支持部25bにて支持される電機子コア23との回転方向のズレを防止することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1及び第2実施形態の固定用カラー22の形状を適宜変更してもよく、例えば、固定用カラー22の挿通孔22eの形状、数、配置を適宜変更してもよい。また、1つの挿通孔22eに2本の巻線24の端末24aを挿通させたが、挿通孔と巻線端末との組み合わせはこれに限らず、挿通孔1つに巻線端末1本若しくは3本以上としてもよい。また、孔でなく一部を開放させた切欠きとしてもよい。また、第3実施形態についてもこれら変形例を適用してもよい。
・上記各実施形態では、整流子25の摺接面25aを軸直交平面とし、給電ブラシ32をその摺接面25aに軸方向に接触させる構成としたが、整流子25の外周面を摺接面25aとし、給電ブラシ32をその摺接面25aに径方向に接触させる構成としてもよい。
・上記各実施形態では、ヨーク14の径方向内側に、ラジアル軸受16及びスラスト軸受(ボール17)をともに収容配置する構成であったが、いずれか一方の軸受のみを収容配置もしくはいずれの軸受も収容しない構成としてもよい。
・上記各実施形態のモータハウジング13は、磁気回路を構成していないため樹脂製としたが、金属製としてもよい。また、モータハウジング13の形状を有底円筒状から適宜変更してもよく、例えばモータ冷却用の孔を形成してもよい。この場合、上記各実施形態のモータハウジング13は磁気回路を構成していないことから、モータ冷却用の孔の位置を磁気回路への影響を考慮することなく自由に設定できる。
・上記各実施形態では、モータ部11と減速部12とを一体に組み付けてなる減速機構付きのモータ10に適用したが、例えばリンク機構内蔵のモータや、減速部を有していないモータに適用してもよい。
本実施形態におけるモータの構成図である。 (a)はモータ部の断面図、(b)は(a)の部分拡大断面図である。 モータ部の軸直交方向の断面図である。 電機子の構成を説明するための平面図である。 電機子の構成を説明するための分解斜視図である。 (a)(b)は別例における電機子の分解斜視図である。 別例における電機子の斜視図である。 別例における電機子の斜視図である。 (a)(b)は別例における電機子の分解斜視図である。 別例におけるモータ部の断面図である。
符号の説明
10…モータ、15…マグネット(固定子)、17…ボール(スラスト軸受)、20…電機子、21…回転軸、22…固定用カラー(コア支持部材)、22a…底部(連結部)、22b…固定部、22c…筒状部、22e…挿通孔(孔)、23…電機子コア、24…巻線、24a…端末、25…整流子(固定部)、25b…コア支持部(コア支持部材)、25c…連結部、25d…筒状部、25e…挿通孔(孔)、27…インシュレータ、27a〜27c…端末支持部(端末支持部材)、28…ターミナル(端末、端末支持部材)。

Claims (7)

  1. 整流子とともに回転軸に一体回転するように設けられるコア支持部材に、モータの固定子を径方向内側に配置可能とすべく略円環状に構成された電機子コアが収容支持され、その電機子コアに巻装される巻線と前記整流子とが接続されてなる電機子であって、
    前記電機子コアが有する各ティースに巻装される前記巻線は、その端末が前記電機子コアと前記整流子との間に介在する前記コア支持部材を挿通して前記整流子と接続され
    前記コア支持部材は、前記回転軸に固定するための固定部と、前記電機子コアを収容支持する筒状部と、前記固定部及び前記筒状部の両者を繋ぐ連結部とを有する有底筒形状にて構成されるものであり、
    前記連結部には、前記巻線の端末を挿通する孔又は切欠きが隣り合うティース間を跨ぐように形成され、
    隣り合うティースの一方に巻装される巻線の両端末のうち一方の端末と、該隣り合うティースの他方に巻装される巻線の両端末のうち一方の端末の合計2本の端末が前記孔又は切欠きの1つから挿通されることを特徴とする電機子。
  2. 請求項1に記載の電機子において、
    前記電機子コアには、前記巻線の端末を前記整流子側に向けて支持する端末支持部材が設けられていることを特徴とする電機子。
  3. 請求項に記載の電機子において、
    前記端末支持部材は、前記整流子側に向けて突出形成され前記コア支持部材を挿通していることを特徴とする電機子。
  4. 請求項又はに記載の電機子において、
    前記電機子コアには、該コアと前記巻線との間を絶縁するインシュレータが設けられており、
    前記端末支持部材は、前記インシュレータに一体に設けられていることを特徴とする電機子。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電機子において、
    前記コア支持部材は、前記整流子と一体に設けられていることを特徴とする電機子。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電機子を回転子として用い、その電機子の前記整流子とは反対側の開口部からマグネットを有する固定子が挿入されて構成されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項に記載のモータにおいて、
    前記マグネットの径方向内側には、前記電機子の回転軸を支持するスラスト軸受が配置されていることを特徴とするモータ。
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