JP5026136B2 - 車体フレーム構造 - Google Patents

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本発明は、自動車の車室前方及び車室下部に配される車体フレーム構造に関する。
自動車の車体前部の車体フレーム構造として、左右の前輪の頭頂部とほぼ同じ高さに位置する左右のアッパフレームと、フロア部分とほぼ同じ高さに位置する左右のシャシメンバに加え、前輪の中心軸とほぼ同じ高さにおいて車体前後方向へ延びる左右のフロントサイドメンバが配置されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。この左右のフロントサイドメンバの車幅方向内側にエンジン及びトランスミッションが配置される。このようなフレーム構造では最大操舵時に前輪がフロントサイドメンバと干渉する場合があるため、衝突エネルギー吸収性能の向上と操舵角を考慮して、前輪がフロントメンバ部よりも車幅方向内側へ進入できる空間を形成し、フロントメンバ部が中心領域とエンジン及びトランスミッションとの間を通らないようなレイアウトにする技術が提供されている(例えば特許文献2参照)。この車体フレーム構造は、前輪の中心軸より上方に位置し、フロントピラーロアより車両前方に延びるアッパメンバ部と、前記前輪の中心軸より下方に位置し、フロアの前端部より車両前方に延びるロアメンバ部と、前記前輪より前方で結合する結合部と、前記結合部より車両前方に延びるフロントメンバ部とを備えている。このような車体フレーム構造において、衝突等の際に車体前方から入力される力は、左右のフロントメンバ部からアッパメンバ部及びロアメンバ部に分散して入力される。
特許第2890938号公報 特開2006−143178号公報
しかしながら、上述した車体フレーム構造では、次のような事情があった。すなわち、車体には前方からの衝突以外にも上下方向などの様々な力が入力されるため、車体上下方向の力に対する剛性と、衝突等における前方からのエネルギー吸収効率とを両立することが求められる。
そこで、本発明は、衝突等による前方からのエネルギーの吸収効率を維持しつつ、上下方向の力に対する車体の剛性を高めるフレーム構造を提供することを目的とする。
本発明の一形態にかかる車体フレーム構造は、車室下部に配され、車幅方向両端部に配されたフロントピラから車体後方に延びる左右のサイドシルと、前記サイドシルよりも車幅方向内側において車体前後方向に延びる左右のフロアサイドメンバと、を有して構成されるフロアフレーム部と、車室前方に配され、前輪の中心軸より上方に位置し、前記フロントピラより車両前方に延びるアッパメンバ部と、前記前輪の中心軸より下方に位置し、前記フロアフレーム部の前方で車両前方に延びるロアメンバ部と、前記アッパメンバ部と前記ロアメンバ部とがこれらの前方で結合される結合部より車両前方に延びるフロントメンバ部と、左右の前記フロントピラの間で車幅方向に延びるダッシュクロスメンバアッパとを有して構成されるフロントフレーム部と、前記フロントメンバ部の後方において前記フロアサイドメンバの前端部と前記アッパメンバ部とを連結するフロントサイドメンバリヤと、車体上下方向に延び、前記フロントサイドメンバリヤと前記ダッシュクロスメンバアッパとを連結する連結部材と、を備え、前記ダッシュクロスメンバアッパは、車幅方向中央において左右に水平に延びる中央部と、この中央部の左右両端から上方かつ左右外側方向に傾斜してそれぞれ延びる傾斜部と、左右の前記傾斜部の左右端部から車幅方向外側に向かって水平に延びる左右の端部とを一体に備え、前記フロントサイドメンバリヤは前記フロントサイドメンバアッパから後方に水平に延びる前部と、該前部から後下方向、かつ、車幅内側に向かって斜めに延びる斜中間部と、該斜中間部の後端から後方、かつ、車幅内側に向かって略水平に延びる後部とを一体に有し、前記連結部材は、前記ダッシュクロスメンバアッパの前記傾斜部の下端近傍と前記フロントサイドメンバリヤの前記斜中間部の上端近傍を連結することを特徴とする。
本発明の一形態にかかる車体フレーム構造は、前記連結部材は、相異なる方向を向く複数の板状部材を一体に備えて構成され、その下端部が前記フロントサイドメンバリヤに接合されるとともにその上端部が前記ダッシュクロスメンバアッパに接合されていることを特徴とする。
本発明の一形態にかかる車体フレーム構造は、前記フロントピラにはスプリングハウスが一体に形成され、前記フロントメンバリヤの前端部は前記フロントメンバ部の延長線上後方における前記スプリングハウスの下方に接合されていることを特徴とする。
本発明は、上記構成により、衝突等による前方からのエネルギーの吸収効率を維持しつつ、上下方向の力に対する車体の剛性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる車体フレーム構造について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、自動車の進行方向Fを基準に前方(前側)、後方(後側)、左右幅方向を定義し、自動車の幅方向の中心に向かう方向を内方向(内側)、自動車の中心から幅方向に広がる方向を外方向(外側)とする。重力の作用する方向を下方向(下側)、重力に逆らう方向を上方向(上側)とする。図中矢印X、Y及びZは直交する3方向を示し、矢印Xは車体前方、矢印Yは車幅方向左側、矢印Zは車体上方向を指している。また、左右で同様な構成については適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる自動車(車両)の車体フレーム構造の一部を示している。図1、図2及び図3に示すように、左右のフロントピラアッパ11の下部にそれぞれ形成された左右のフロントピラ12の間に車幅方向に向かって延びるカウルトップ13が設けられ、且つ、ダッシュクロスメンバアッパ14、ダッシュクロスメンバロア15が設置されている。カウルトップ13はフロントピラ12の上部に配され、車幅方向中央部分が前方に向かうように湾曲している。ダッシュクロスメンバアッパ14はカウルトップ13よりも下方に配置され、車幅方向中央部分が下方となるように湾曲形成されている。ダッシュクロスメンバアッパ14は、車幅方向中央において左右に水平に延びる水平中央部14aと、この水平中央部14aの左右両端から緩やかなカーブを介して上方かつ左右外側方向に傾斜してそれぞれ延びる傾斜部14bと、左右の傾斜部14bの左右端部から緩やかなカーブを介してさらに車幅方向外側に向かって水平に延びる水平端部14cとを備えている。ダッシュクロスメンバアッパ14は、左右の水平端部14cにおいて、左右のフロントピラ12に取り付けられている。
ダッシュクロスメンバロア15はダッシュクロスメンバアッパ14よりも下方に配され、フロントピラ12の下部から内側に向かって延出している。ダッシュクロスメンバロア15の内側端面15aは前方から後方に向かって内側に向かう斜面を形成している。なお、中空部材の端面とは、中空部の周りの外周部分の端面を指している。
左右のフロントピラ12の下部から、車体後方に向けてサイドシル21が夫々延びている。サイドシル21の後端部は後輪(不図示)より手前に位置する。サイドシル21よりも内側においてフロアサイドメンバ22がダッシュクロスメンバロア15の内側の端部に接続され車体後方に向かって延びている。車幅方向中央部分にはバックボーン23が車体前後方向に延びている。
左右のサイドシル21の間には、車幅方向に延びる各種クロスメンバ24,25,26が設けられている。ダッシュクロスメンバロア15及び各種クロスメンバ24,25,26の外側の端面は左右のサイドシル21の内側壁面21aに溶接などにより接合されている。
後輪の手前に配されたクロスメンバ26にフロアサイドメンバ22及びバックボーン23の後端部が接合されている。各種クロスメンバ24,25,26の下面と、フロアサイドメンバ22の上面とは交差する部分においてそれぞれ溶接などにより接合されている。またクロスメンバ24、25の内側の端面はバックボーンサイドパネル27を介してバックボーン23に接続されている。
これら前後方向に延びるサイドシル21、フロアサイドメンバ22及びバックボーン23と、車幅方向に延びるダッシュクロスメンバロア15及び各種クロスメンバ24〜26とが互いに交差してラダー状に組み合わされ、フロアフレーム部20を構成している。このフロアフレーム部20の上部に、車室の床を形成するフロアパネル(不図示)が溶接等により固定される。
フロアフレーム部20や後述するフロントフレーム部30を構成する各種フレーム材13〜15、21〜26、36、42等は、例えばアルミニウム合金などの軽合金塊から長方体状に形成された押出成形部材からなり、その断面形状は例えば中空部を有する四角形状に構成され、一定の閉断面で長手方向に連続している。湾曲形状のカウルトップ13やダッシュクロスメンバアッパ14、はその断面形状が連続する範囲で曲げ変形されて構成される。
フロントピラアッパ11の下端とフロアフレーム部20の車幅方向端部とを繋ぐ左右のフロントピラ12はアルミダイカスト材などの軽合金鋳物で構成されている。フロントピラ12の前端部から連続するように、図3に破線で示す前輪Wの中心軸Cより上方において車体前方かつ下方に向かって湾曲して延びるフロントサイドメンバアッパ31(アッパメンバ部)が設けられている。フロントサイドメンバアッパ31の後端面とフロントピラ12の前端面とは接合されている。フロントサイドメンバアッパ31はアルミダイキャスト材などの軽合金鋳物で構成されている。フロントサイドメンバアッパ31の後部内側面に、スプリングハウス32が車体内部方向側に突出するように一体形成されて突出部分を構成している。このスプリングハウス32よりも前方かつ下方におけるフロントサイドメンバアッパ31の内側面にフェンダーシールドパネル33が内側方向に突出して一体形成され、突出部分を構成する。
前輪Wの中心軸Cより下方でフロアフレーム部20とほぼ同じ高さにおいて、ダッシュクロスメンバロア15の外側両端部近傍から車体前方に向かって連続して延びるフロントサイドメンバロア34(ロアメンバ部)が設けられている。フロントサイドメンバロア34は、左右の車体前方延出部分34aが車幅方向内側に向かって湾曲し、互いに近接する部分において連結され、平面視においてH字状となるようにアルミダイカスト材などの軽合金鋳物で一体形成されている。フロントサイドメンバアッパ31の下方であって、フロントサイドメンバロア34の湾曲部分の外側に形成された左右の空間Sに前輪Wが配置される。
フロントサイドメンバアッパ31の前端部とフロントサイドメンバロア34の前端部とは、前輪Wよりも前方に配される結合部35において例えば溶接により結合されている。図2に示すように、平面視において、結合部35付近の形状はY字状になっている。左右の結合部35の前方には、車体前方に向けて延びるフロントサイドメンバ(フロントメンバ部)36がそれぞれ設けられている。結合部35の前端部とフロントサイドメンバ36の後端部とは、それぞれに設けられたフランジ部を介して溶接又はボルト締めにより固定されている。
フロントサイドメンバ36の前方には車体前方に向けて延びるクラッシュボックス39が設けられている。フロントサイドメンバ36の前端部とクラッシュボックス39の後端部とは、それぞれに設けられたフランジ部40、41を介して溶接又はボルト締めにより固定されている。クラッシュボックス39は車両が低速度で衝突した際に軸圧潰することで、衝突のエネルギーを吸収し、クラッシュボックス39より後方の部分が損傷を防ぐ機能を有する。
左右のクラッシュボックス39の前端部の間に車幅方向に延びるフロントバンパービーム42が設けられている。フロントバンパービーム42は左右のクラッシュボックス39や更にその後方にあるフロントサイドメンバアッパ31やフロントサイドメンバロア34等の左右の各種フレーム部材31に衝突のエネルギーを振り分ける機能を有する。
カウルトップ13、ダッシュクロスメンバアッパ14、フロントサイドメンバアッパ31、フロントサイドメンバロア34、フロントサイドメンバ36、フロントバンパービーム42等によって車体のフロントフレーム部30が構成される。
フロントサイドメンバアッパ31の後部とフロアサイドメンバ22の前端部との間に、両者を連結する接続部材としてのフロントサイドメンバリヤ50が設けられている。フロントサイドメンバリヤ50はフロントサイドメンバアッパ31から後方に略水平に延びる水平前部(前部)51と、この水平前部51から下方に緩やかなカーブを介して斜め後下方向、かつ車幅方向内側に向かって延びる斜中間部(中間部)52と、斜中間部52の後端から緩やかなカーブを介して後方、かつ、車幅方向内側に水平に延びる水平後部(後部)53とが連続して一体に成形されている。フロントサイドメンバリヤ50はアルミニウム合金など軽合金塊の押出し成形によって得られ、例えば四角形の中空部を有する中空断面(閉断面形状)が長手方向に連続する細長の押出し部材からなり、一定の閉断面形状が連続する範囲で曲げ加工が施されて構成される。
水平前部51はフロントサイドメンバ36と車幅方向及び高さ方向において同位置に配され、フロントサイドメンバアッパ31を介してフロントサイドメンバ36の延長線上に連続するように前後方向に延びている。水平前部51の前端面51aはフロントサイドメンバアッパから内側に突出した突出部としてのフェンダーシールドパネル33の後側壁面33aに接合されている。水平前部51の外側壁面51bはフロントサイドメンバアッパ31の後端部の内側壁面31aの形状に沿うように形成され、スプリングハウス32の下方であってフェンダーシールドパネル33の後方において溶接によりフロントサイドメンバアッパ31の内側壁面31aに接合されている。
フロントサイドメンバリヤ50とダッシュクロスメンバアッパ14とは連結部材60によって連結されている。連結部材60は、アルミ製の押し出し材から構成され、上下方向に延びている。連結部材60の下端部61が前記フロントサイドメンバリヤ50の斜中間部52の上端近傍に接合されるとともに連結部材60の上端部62が前記ダッシュクロスメンバアッパ14の斜部14bの下端近傍に接合されている。連結部材60はその幅方向が車幅方向に沿う前側の板状部材63と、その幅方向が車体前後方向に沿う外側の板状部材64とを一体に有し横断面がL字形状に形成されている。
上記のように構成されたフレーム構造1では、前部から入力される衝撃力は、フロントバンパービーム42により左右に振り分けられ、クラッシュボックス39の変形で吸収されるとともにフロントサイドメンバ36に伝達される。フロントサイドメンバ36に入力された衝撃力はフロントサイドメンバアッパ31及びフロントサイドメンバロア34に振り分けられて分散して伝達されるとともにフロントサイドメンバリヤ50を介してフロアサイドメンバ22に伝達される。このとき一体成形の押出材で構成されるフロントサイドメンバリヤ50の座屈変形によって衝撃エネルギーが吸収される。このとき、連結部材60によってフロントサイドメンバリヤ50が上下方向において支持される。また、フロントサイドメンバリヤ50が前後方向の力によって変形する際には連結部材60も変形する。
本実施形態にかかる車体フレーム構造1は以下に掲げる効果を奏する。すなわち、
上下に延びる連結部材60によってフロントサイドメンバリヤ50とダッシュクロスメンバアッパ14とが連結されているため、上下方向におけるフロントメンバリヤ50の変形が規制されるとともに、車体の上下方向における剛性が向上する。
したがって、衝突によって力が入力されると、フロントサイドメンバリヤ50が前後方向に座屈変形することにより、衝突エネルギーを効率よく吸収できるとともに、フロントサイドメンバリヤ50から後方のフロアサイドメンバ22へ、衝突エネルギーが効率よく伝達される。
また連結部材60は上下方向に延びるように構成され、前方からの力によっては曲げ変形可能であるため、フロントサイドメンバリヤ50が前方からの力によって座屈変形しながらエネルギーを吸収する際には、連結部材60も変形することで、衝突エネルギーの吸収を妨げることなく高い吸収効率を維持することができる。
さらに連結部材60は互いに異なる向きの前側の板状部材63と外側の板状部材64とを備えて断面L字状に形成されているため、前後方向の力によって変形しやすく、衝撃吸収の効率が向上する。例えばスプリングハウス32の上下の動きを、その下端に接合されたフロントサイドメンバリヤ50及び連結部材60を介してダッシュクロスメンバアッパ14で支えることも可能となる。
アッパフレームとフロントサイドメンバの機能を持つフロントサイドメンバアッパ31を前輪Wの中心軸Cよりも上方に設け、シャシメンバとフロントサイドメンバの機能を持つフロントサイドメンバロア34を内側に設けたことにより、フロントサイドメンバ36が前輪Wの中心領域とエンジン及びトランスミッションとの間を通らないようなレイアウトにすることができる。したがって、アッパフレームやシャシメンバに加えて前輪Wの中心軸Cの高さに横断面積の大きいフロントサイドメンバを車輌前後方向に延びるように配して強度を確保するフレーム構造と比較して、前輪Wの最大操舵時の切れ角を大きく設定することができる。また、結合部35をY字状とし、車幅方向に断面中心線がずれているフロントサイドメンバアッパ31の前端部とフロントサイドメンバロア34の前端部とを結合したため、自動車に要求される衝突時の衝突エネルギー吸収性能を確保することができる。
なお本発明を実施するにあたり、格構成部材の具体的な形状や各種フレーム部材の断面形状など本発明の構成要素を発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。例えば、連結部材は断面がL字状である場合について例示したが、これに限られるものではなく、その断面がT字状や、中空部を有するロ字形状に形成されていてもよく、さらには一枚の板状部材からなる構成であっても良い。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明の一実施形態にかかる車体フレーム構造を示す斜視図。 同車体フレーム構造を示す平面図。 同車体フレーム構造を示す側面図。 同車体フレーム構造の図1におけるA部分を拡大して示す斜視図。 同車体フレーム構造における連結部材を示す斜視図。
符号の説明
1…車体フレーム構造、11…フロントピラアッパ、12…フロントピラ、
13…カウルトップ、14…ダッシュクロスメンバアッパ、14a…水平中央部、
14b…傾斜部、14c…水平端部、15…ダッシュクロスメンバロア、
15a…内側端面、20…フロアフレーム部、21…サイドシル、
21a…内側壁面、22…フロアサイドメンバ、30…フロントフレーム部、
31…フロントサイドメンバアッパ、31a…内側壁面、32…スプリングハウス、
33…フェンダーシールドパネル、33a…後側壁面、34…フロントサイドメンバロア
34a…車体前方延出部分、35…結合部、36…フロントサイドメンバ、
50…フロントサイドメンバリヤ、51…水平前部、51a…前端面、51b…外側壁面、
52…斜中間部、53…水平後部、60…連結部材、61…下端部、62…上端部、
63、64…板状部材。

Claims (3)

  1. 車室下部に配され、車幅方向両端部に配されたフロントピラから車体後方に延びる左右のサイドシルと、前記サイドシルよりも車幅方向内側において車体前後方向に延びる左右のフロアサイドメンバと、を有して構成されるフロアフレーム部と、
    車室前方に配され、前輪の中心軸より上方に位置し、前記フロントピラより車両前方に延びるアッパメンバ部と、前記前輪の中心軸より下方に位置し、前記フロアフレーム部の前方で車両前方に延びるロアメンバ部と、前記アッパメンバ部と前記ロアメンバ部とがこれらの前方で結合される結合部より車両前方に延びる左右のフロントメンバ部と、左右の前記フロントピラの間で車幅方向に延びるダッシュクロスメンバアッパとを有して構成されるフロントフレーム部と、
    前記フロントメンバ部の後方において前記フロアサイドメンバの前端部と前記アッパメンバ部とを連結するフロントサイドメンバリヤと、
    車体上下方向に延び、前記フロントサイドメンバリヤと前記ダッシュクロスメンバアッパとを連結する連結部材と、を備え、
    前記ダッシュクロスメンバアッパは、車幅方向中央において左右に略水平に延びる中央部と、この中央部の左右両端から上方かつ左右外側方向に傾斜してそれぞれ延びる傾斜部と、左右の前記傾斜部の左右端部から車幅方向外側に向かって略水平に延びる左右の端部とを一体に備え、
    前記フロントサイドメンバリヤは前記フロントサイドメンバアッパから後方に水平に延びる前部と、該前部から後下方向、かつ、車幅内側に向かって斜めに延びる斜中間部と、該斜中間部の後端から後方、かつ、車幅内側に向かって略水平に延びる後部とを一体に有し、
    前記連結部材は、前記ダッシュクロスメンバアッパの前記傾斜部の下端近傍と前記フロントサイドメンバリヤの前記斜中間部の上端近傍を連結することを特徴とする車体フレーム構造。
  2. 前記連結部材は、相異なる方向を向く複数の板状部材を一体に備えて構成され、その下端部が前記フロントサイドメンバリヤに接合されるとともにその上端部が前記ダッシュクロスメンバアッパに接合されていることを特徴とする請求項1記載の車体フレーム構造。
  3. 前記フロントピラにはスプリングハウスが一体に形成され、前記フロントサイドメンバリヤの前端部は前記フロントメンバ部の延長線上後方における前記スプリングハウスの下方に接合されていることを特徴とする請求項記載の車体フレーム構造。
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