JP5023314B2 - リクライニング腰掛構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、リクライニング腰掛構造物の改良、詳しくは、背凭れ部(バックレストクッション部)を傾動させた際に着座者の背部に対して背凭れ部が位置ズレを起こすことがなく、身体にピッタリとフィットした状態を保って簡単にリクライニング操作することができ、しかも、耐久性も非常に高いリクライニング腰掛構造物に関するものである。以下、「背凭れ」の語は、バックレストクッション部と同義に、「座部」の語は、シートクッション部と同義に用いるものとする。
周知のとおり、ソファ等の腰掛け器具においては、背凭れを好きな角度に調節してリラックスした姿勢を採ることができるリクライニング機構が一般的に知られている。
そして、そのようなリクライニング機構を備えた腰掛け器具としては、図14(a)に示すような、座部の後方下面と背凭れ部の下方背面とを回動自在に連結したものが従来周知であるが、このように座部と背凭れ部とを後部で連結した構造では、図14(b)のように背凭れを傾倒させた際に、着座面側における座部後面と背凭れ部下辺面との間に大きな隙間Iが生じてしまい、その隙間Iの発生によって、座部に着座した使用者の背部と背凭れとの位置関係がズレて背広の上着の後身頃がずり上がって皺苦茶になってしまうといった不都合があった。
加えて、上記背凭れ部の位置ズレによって、背凭れ部に設けられたランバーサポート及びヘッドレストの位置までもが相対的に上方にズレてしまい、着座者は背凭れを倒した後に適正にフィットする位置へと身体を動かさなければならなかったため、非常に面倒であった。
一方、従来においては、<特許文献1>にあるように、前後方向に移動可能な座部と後面上部がレール柱に連結された背凭れ部とを着座面側で回動自在に連結すると共に、両者の後面側を伸退縮シリンダで連結し、更に座部の前後移動に応じて背凭れ部とレール柱の接続部が上下動するように構成することによって、背凭れ部を任意の角度に傾倒できるようにした腰掛け器具のリクライニング機構も公知となっている。
しかしながら、上記従来のリクライニング機構においては、背凭れ部を倒して使用した際に、着座者の体重によって受ける荷重が背凭れ部とレール柱の接続部に集中してしまったため、繰り返しの使用により故障する虞れが高く、耐久性の点で問題があった。
そして、上記<文献1>に係るリクライニング機構では、腰掛け器具の後方にレール柱を固定して立設する必要があったため、余計な設置スペースが必要となるだけでなく、腰掛け器具の配置場所がレール柱を設けた場所に限定されてしまう等、設置面での不満もあった。
また、上記リクライニング機構では、基枠に対する背凭れ部の回動支点を背凭れ部の上部に配置していたため、背凭れ部を倒すと座部が基枠から大きく前に飛び出してしまい、これによって座部前方に足載せ用のオットマンを配置していた場合において、背凭れ部を起こして座部を引っ込めた際に、オットマンを手前に引き寄せなければならない等、使用上、不都合な点が多かった。
特開2000−175774号公報(段落番号[0034]、第7図)
本発明は、この上記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、着座者が背凭れ部を傾動させても着座者の背部と背凭れ部とが位置ズレを起こすことがなく、ピッタリとフィットした状態を保って簡単にリクライニング操作することができ、併せて、設置上も及び使用上も支障がなく、しかも、耐久性も非常に高いリクライニング腰掛構造物を提供することにある。
本発明者が、上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、底部が座枠フレーム11によって支持されたシートクッション部1と;ベルクランク4の支持板部43上にスライド自在に配置されたバックレストクッション部2と;前記座枠フレーム11が前後に進退可能に取り付けられ、かつ、後側に前記ベルクランク4の屈曲した山折れ部41を回転自在に支承する立上り支承部31を備えた基台3とからリクライニング腰掛構造物を構成し、
更に、前記ベルクランク4の下端部42を座枠フレーム11の後端部11aに対して軸支連結すると共に、前記シートクッション部1の後部上面と前記バックレストクッション部2の下部前面を連接し、またその連接部Cの後側において、バックレストクッション部2の下面とシートクッション部1の上面との間に可動スペースSを形成して、バックレストクッション部2をシートクッション部1上に載置した状態で揺動可能としたことにより、
シートクッション部1を前方へスライドさせると、その座枠フレーム11は前記ベルクランク4の下端部42を牽引して前方へ移動することにより、これに連動して当該ベルクランク4の支持板部43は立上り支承部31を支点として後方へチルトせしめて、バックレストクッション部2はシートクッション部1との連接部Cを中心に可動スペースSの範囲内で仰け反りに傾動する一方、
バックレストクッション部2が仰反り姿勢にあるときに、シートクッション部1を後方へ引込みスライドさせると、座枠フレーム11は前記ベルクランク4の下端部42を押動して、この押動に連動して後方へ移動させて当該ベルクランク4の支持板部43は立上りチルトせしめて、バックレストクッション部2を、連接部Cを中心に起立方向に傾動可能に構成した点に特徴がある。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、バックレストクッション部2の背枠フレーム21にランナーボスRを配設すると共に、このランナーボスRをベルクランク4上部に固定したチャンネル部材44に嵌挿して前記背枠フレーム21とベルクランク4とをスライド自在に連繋するという技術的手段を採用することができる。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、シートクッション部1の座枠フレーム11前端のビーム11bに対して位置決めロッド51を連結し、この位置決めロッド51を基台3内に配設したチャック52で把持して、このチャック52の開閉により前記位置決めロッド51を任意の位置で固定するストッパー機構5を付設することにより、バックレストクッション部2を任意の傾倒角度で固定可能にするという技術的手段を採用することができる。
また、本発明においては、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、底部が座枠フレーム11によって支持されたシートクッション部1と、バックレストクッション部2と、後部に立上り支承部31を有し、かつ、前記両クッション部1・2を載置支承する基台3と、前記バックレストクッション部2を支持すると共に、バックレストクッション部2の後面が上下方向に相対スライド自在に当接し、下部寄りの中間部位が山折れ状に屈曲せる山折れ部41が前記基台3の立上り支承部31を支点として揺動自在に支承されたベルクランク4とを備えて成り、
前記シートクッション部1の後部上面と前記バックレストクッション部2の下部前面とを折曲自在に連接されて当該連接部Cを中心としてバックレストクッション部2全体が前記基台3上においてリクライニング可能とし、かつ、シートクッション部1の座枠フレーム11の後端部11aと前記ベルクランク4の下端部42を軸支連結していると共に、シートクッション部1は基台3上で座枠フレーム11と一体に前後に進退自在に設置しており、
シートクッション部1を前方へスライドさせると、その座枠フレーム11は前記ベルクランク4の下端部42を牽引して前方へ移動することにより、これに連動して当該ベルクランクの上部43は立上り支承部31を支点として後方へチルトせしめて、バックレストクッション部2がシートクッション部1との連接部Cを中心に仰け反りに傾動する一方、
バックレストクッション部2が仰け反り姿勢にあるときに、シートクッション部1を後方へ引込みスライドさせると、座枠フレーム11が前記ベルクランク4の下端部42を押動し、この押動に連動して後方へ移動させて当該ベルクランクの上部43は立上り支承部31を支点として立上りチルトさせることにより、バックレストクッション部2をして起立方向に傾動可能に構成するという技術的手段を採用することができる。
本発明では、座部と背凭れ部とを着座面側で折曲自在に連接すると共に、背凭れ部の後面にベルクランクを上下方向にスライド自在に連繋し、このベルクランクの下端を座部の後端に連結する一方、前記ベルクランクの山折れ部を基台の立上り支承部に揺動自在に支承して構成することにより、基台に取り付けた座部を前方又は後方にスライドさせれば、座部がベルクランクの下端を牽引してベルクランク上部を後方又は前方にチルトさせることができ、これによって、背凭れ部の後面をベルクランク下方又は上方にスライドさせながら背凭れ部を任意の角度に傾倒させることが可能となる。
しかも、座部(シートクッション部)の後部上面と背凭れ部(バックレストクッション部)の下部前面とを着座面側で連接させたことにより、背凭れを倒しても着座面に隙間が生じるようなことはないため、身体が着座面にピッタリとフィットした状態を保ってリクライニングを行うことが可能となり、これによって衣服の皺の原因となる着座者の背部と背凭れ部との相対的な位置ズレを防止することができ、また、ランバーサポートやヘッドレストの位置ズレも生じないため、リクライニング後に座り直す必要もない。
また、基台に支承させるベルクランクの山折れ部をベルクランク下部寄りに設けたことにより、ベルクランク上部を背凭れ部に当接させて安定的に支持することができるため、背凭れ部に加わる荷重を分散して、負荷の集中による故障を防止できる。
加えて、山折れ部をベルクランク下部に配置したことにより、背凭れ部の傾倒に伴う座部の前後方向の移動幅を小さく抑えることができるため、座部前方にオットマンを配置してもリクライニングの前後でその位置変更を行う必要がなく、また、設置にレール柱のような固定部材を用いる必要もないため、設置場所が不要に制限されることもない。
したがって、本発明により、リクライニング機能に優れ、かつ、使用面及び設置面におても非常に好都合なリクライニング腰掛構造物を提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高いと云える。
『実施例1』
本発明の実施例1を具体的に図示した図1から図7に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。まず、図中において、符号1で指示するものは、シートクッション部であり、符号2で指示するものは、バックレストクッション部である。そして、符号3で指示するものは、基台であり、符号4で指示するものは、ベルクランクである。また、符号5で指示するものは、ストッパー機構である。
次に、本実施例の構成を以下から説明する。まず、本実施例では、シートクッション部1を、クッション部材の底部に座枠フレーム11を配設して形成すると共に、バックレストクッション部2を、クッション部材の後部に背枠フレーム21を配設して形成した(図1、図2参照)。
そして、シートクッション部1の後部上縁とバックレストクッション部2の下部前面とを連結部材Cにより連接して、この連接部Cを中心としてバックレストクッション部2がシートクッション部1に対して折曲自在となるように構成した。
なお本実施例では、シートクッション部1及びバックレストクッション部2のクッション部材に、高反発ウレタンフォームを使用すると共に、座枠フレーム11及び背枠フレーム21には、剛性の高い金属管材を使用している。
そして、シートクッション部1のクッション部材を座枠フレーム11ごとカバー材Aで被覆して両者を一体的に形成しており、また、バックレストクッション部2は、クッション部材を切り欠いて背枠フレーム21を埋設した後、それらをカバー材Aで覆って両者を一体化している(図3、図4参照)。
また本実施例では、シートクッション部1とバックレストクッション部2との連結部材に帯状の弾性布帛を使用し、この布帛をそれぞれのクッション部1・2を被覆するカバー材Aの切込みに差し込んで縫着することで両者の連接部Cを形成している(図5参照)。
次いで、前記シートクッション部1の座枠フレーム11を基台3に対して所定領域を前後に進退自在に取り付け、この座枠フレーム11の後端部11aには、上部がバックレストクッション部2の背枠フレーム21に上下方向に相対スライド自在に連繋されて前記クッション部2を支持可能なベルクランク4の下端部42を回動自在に軸支連結した。
そして、前記ベルクランク4は、下部寄りの中間部位に形成された山折れ部41の突起部41aを基台3後部の立上り支承部31に枢着して、基台3に揺動自在に固定した。
なお本実施例では、バックレストクッション部2の背枠フレーム21にランナーボスRを配設し、このランナーボスRをベルクランク4上部の支持板部43に固定したチャンネル部材44に嵌挿して両者をスライド自在に連繋している。
上記のように構成したことにより、図6に示すように、シートクッション部1を後方から前方にスライドさせれば、座枠フレーム11がベルクランク4の下端部を牽引して、ベルクランク4の上部を後方にチルトせしめるため、バックレストクッション部2を、ベルクランク4上をスライドさせながら後ろに倒すことができる。
一方、シートクッション部1を前方から後方にスライドさせれば、座枠フレーム11がベルクランク4の下端部42を後方に押動し、その押動によりベルクランク4の上部を立上りチルトせしめてバックレストクッション部2を起立させることができる。
なお本実施例では、シートクッション部1を前後にスライドさせる基台3の案内部32を斜めに傾けて前記クッション部1を前方上向きに進退可能としたことにより、着座者が重心をシートクッション部1上に置いた際、シートクッション部1が自動的に後方にスライドしてバックレストクッション部2を起立させることができる。
そして、着座者が重心をバックレストクッション部2上に移した際には、シートクッション部1を前方にスライドさせながらバックレストクッション部2を後方に倒すことができ、これによって着座者は起き上がることなく重心移動だけで簡単にリクライニングを行うことができる。
この際、基台3の立上り支承部31とベルクランク4の山折れ部41の突起部41aとの間には摩擦による回転抵抗を付与しているため、バックレストクッション部2が急に傾倒又は起立するようなことはなく、ゆっくりと安全にリクライニングを行える。
さらに、シートクッション部1とバックレストクッション部2とを着座面側で連接したことにより、バックレストクッション部2を倒しても着座面に隙間が生じるようなことはなく、リクライニング時においても身体が着座面にピッタリとフィットした状態を保持できる。
また本実施例では、ベルクランク4の山折れ部41をベルクランク4の下部寄りに形成したことにより、ベルクランク4の上部を当接させてバックレストクッション部2を安定的に支持することが可能となり、バックレストクッション部2に加わる荷重を分散させることもできる。
特に本実施例では、ベルクランク4の上部に支持板部43を形成したことによって、バックレストクッション部2を面支持しているため、荷重の分散効果は非常に高い。
そしてまた、基台3の立上り支承部31に枢着する突起部41aをベルクランク4下部に設けたことにより、バックレストクッション部2の傾倒又は起立に伴うシートクッション部2の前後方向の移動幅を小さく抑えることができるため、座部前方にオットマンを配置してもリクライニングの前後でその位置変更を行う必要がない。
また本実施例では、シートクッション部1の座枠フレーム11前端のビーム11bに対して位置決めロッド51を連結し、この位置決めロッド51を基台3内に配設したチャック52で把持して、このチャック52の開閉により前記位置決めロッド51を任意の位置で固定するストッパー機構5を付設した。
これにより、ストッパー機構5のチャック52を開いて、バックレストクッション部2を任意の傾倒角度に倒した後、チャック52を閉じて位置決めロッド51を固定すれば、その位置で前記バックレストクッション部2の角度を確定することができる(図7参照)。
また本実施例では、ストッパー機構5にワイヤー式チャック52を使用しており、その操作方法としては、シートクッション部1の横手に配設したレバー53の引き上げればチャック6を開くことができ、また、この引き上げたレバー53から手を離せば元の位置までレバー53が降りてチャック52を閉じることができる。
なお、ストッパー機構5は、位置決めロッド51とチャック52とを含んで成るものでなくとも、バックレストクッション部2を任意の傾倒角度で固定できるものであれば、ラチェット機構など、他の機構を採用することも勿論可能である。
『実施例2』
次に、本発明の実施例2を図8から図11に基いて以下に詳細に説明する。本実施例においては、バックレストクッション部2の後面がベルクランク4の上部に対して上下方向に相対スライド自在に当接する構造を採用した(図8、図9参照)。
特に本実施例では、バックレストクッション部2後面に対向するベルクランク4上部の支持板部43の当接面をセラミックコーティングして低摩擦化したことにより、支持板部43上においてバックレストクッション部2を滑らかに摺動させることができる。
また本実施例では、ベルクランク4の上部をバックレストクッション部2の最上部まで延ばして形成したことにより、当接面積が拡大されてバックレストクッション2をより安定的に支持することができる。
また本実施例では、シートクッション部1の座枠フレーム11を板状とし、この板上面に面着部材11cを取着してクッション部材を固定することにより両者を一体化させている(図10参照)。
そしてまた、本実施例においては、シートクッション部1とバックレストクッション部2の連結部材Cを図11(a)に示すごときジッパー式とすることにより、図11(b)に示すように、ジッパーを開閉することで両クッション部1・2の連結及び分解を容易に可能とし、運搬や収容における利便性を向上させることができる。
なお、シートクッション部1とバックレストクッション部2の着脱自在な連結手段Cとして、周知ベルベット式面着ファスナーを使用することもできる。
また、本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施例に限定されるものではなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、シートクッション部1の構造は、座枠フレーム11とクッション部材とが一体化された形態であれば、図12に示すような嵌合構造などを採用することもできる。
また、バックレストクッション部2とベルクランク4の連繋構造に関しても、両者が相対スライド自在に連繋されていれば、図13に示すような背枠フレーム21にL型板状の差込部材Pを取り付けて、この差込部材Pをベルクランク4の支持板部43に形成した受け穴部45に挿入するような形態であってもよく、また、バックレストクッション部2は、背枠フレーム21がクッション部材に局部的に配設された形態であってもよい。
そしてまた、基枠3に対するシートクッション部1のスライド構造も所定領域を前後に進退自在な構造であれば適宜変更することができ、何れも本発明の技術的範囲に属する。
近年では、リクライニング機能を備えた腰掛け器具が、理美容室や病院、介護施設、電車等の乗り物などに幅広く利用されており、また最近では、自宅でリラックスした時間を過ごすために、背凭れを倒して楽な姿勢をとることができるリクライニングソファの人気が非常に高い。
そのような中で、本発明のリクライニング腰掛構造物は、使用中における身体フィット性を向上させて快適性を飛躍的に高めることができ、更に、安全性及び使用性にも優れた画期的な技術であることから、市場における需要は大きく、本発明の産業上の利用価値は非常に高いと云える。
本発明の実施例1におけるリクライニング腰掛構造物を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1におけるリクライニング腰掛構造物を表わす説明断面図である。 本発明の実施例1におけるシートクッション部を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1におけるバックレストクッション部とベルクランクの連繋構造を表わす部分斜視図である。 本発明の実施例1におけるシートクッション部とバックレストクッション部の連接構造を表わす部分斜視図である。 本発明の実施例1におけるリクライニング腰掛構造物の使用状態を表わす説明断面図である。 本発明の実施例1におけるリクライニングのストッパー機構を表わす分解斜視図である。 本発明の実施例2におけるリクライニング腰掛構造物を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例2におけるリクライニング腰掛構造物の使用状態を表わす説明断面図である。 本発明の実施例2におけるシートクッション部の構造を表わす部分斜視図である。 本発明の実施例2におけるシートクッション部とバックレストクッション部の連接構造を表わす部分斜視図である。 本発明の変形例におけるバックレストクッション部とベルクランクの連繋構造を表わす説明断面図である。 本発明の変形例におけるシートクッション部の構造を表わす全体斜視図である。 従来におけるリクライニング腰掛構造物を表わす説明断面図である。
符号の説明
1 シートクッション部
11 座枠フレーム
11a 後端部
11b ビーム
11c 面着部材
2 バックレストクッション部
21 背枠フレーム
3 基台
31 立上り支承部
32 案内部
4 ベルクランク
41 山折れ部
41a 突起部
42 下端部
43 支持板部
44 チャンネル部材
45 受け穴部
5 ストッパー機構
51 位置決めロッド
52 チャック
53 レバー
C 連接部
A カバー材
R ランナーボス
P 差込片

Claims (3)

  1. 底部が座枠フレーム(11)によって支持されたシートクッション部(1);ベルクランク(4)の支持板部(43)上にスライド自在に配置されたバックレストクッション部(2)と;前記座枠フレーム(11)が前後に進退可能に取り付けられ、かつ、後側に前記ベルクランク(4)の屈曲した山折れ部(41)を回転自在に支承する立上り支承部(31)を備えた基台(3)とから成り、
    更に、前記ベルクランク(4)の下端部(42)を座枠フレーム(11)の後端部(11a)に対して軸支連結すると共に、前記シートクッション部(1)の後部上面と前記バックレストクッション部(2)の下部前面を連接し、またその連接部(C)の後側において、バックレストクッション部(2)の下面とシートクッション部(1)の上面との間に可動スペース(S)を形成して、バックレストクッション部(2)をシートクッション部(1)上に載置した状態で揺動可能に構成したことにより、
    シートクッション部(1)を前方へスライドさせると、その座枠フレーム(11)は前記ベルクランク(4)の下端部(42)を牽引して前方へ移動することにより、これに連動して当該ベルクランク(4)の支持板部(43)は立上り支承部(31)を支点として後方へチルトせしめて、バックレストクッション部(2)はシートクッション部(1)との連接部(C)を中心に可動スペース(S)の範囲内で仰け反りに傾動される一方、
    バックレストクッション部(2)が仰反り姿勢にあるときに、シートクッション部(1)を後方へ引込みスライドさせると、座枠フレーム(11)は前記ベルクランク(4)の下端部(42)を押動して、この押動に連動して後方へ移動させて当該ベルクランク(4)の支持板部(43)は立上りチルトせしめて、バックレストクッション部(2)を、連接部(C)を中心に起立方向に傾動可能としたことを特徴とするリクライニング腰掛構造物。
  2. バックレストクッション部(2)の背枠フレーム(21)にランナーボス(R)を配設すると共に、このランナーボス(R)をベルクランク(4)上部に固定したチャンネル部材(44)に嵌挿して前記背枠フレーム(21)とベルクランク(4)とをスライド自在に連繋したことを特徴とする前記請求項1記載のリクライニング腰掛構造物。
  3. シートクッション部(1)の座枠フレーム(11)前端のビーム(11b)に対して位置決めロッド(51)を連結し、この位置決めロッド(51)を基台(3)内に配設したチャック(52)で把持して、このチャック(52)の開閉により前記位置決めロッド(51)を任意の位置で固定するストッパー機構(5)を付設することにより、バックレストクッション部(2)が任意の傾倒角度で固定可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のリクライニング腰掛構造物.
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