JP5021980B2 - 撮像装置および撮像装置の起動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子等の撮像素子を駆動するための駆動タイミング信号をマイクロコンピュータなどによりプログラマブルに設定して出力する駆動タイミング発生装置(以下「タイミングジェネレータ」とも称する)を備えた撮像装置における起動高速化に係り、特にそのような撮像装置および撮像装置の起動方法に関する。
CCD(電荷結合素子)固体撮像素子のような固体撮像素子においては、この種の固体撮像素子を使用するディジタルスチルカメラやビデオカメラ等の高画質化に伴って、高画素数化および高性能化が進んでいる。
撮像素子を駆動する駆動タイミング信号を出力するタイミングジェネレータ(駆動タイミング発生装置)は、従来、各種撮像素子に個々に対応するものであった。このため、新しい撮像素子を開発する場合には、それと同時にその撮像素子に対応するタイミングジェネレータを開発する必要があった。そのため開発時間の増大や他の撮像素子への転用が効かない部品の種類の増大が進み、非効率で且つ経済的にも問題があった。
このような問題への対策として、特許文献1(特開平10−257398号)および特許文献2(特許第3703379号)等に示されるように、タイミング信号をプログラムすることが可能なタイミングジェネレータが開発された。
すなわち、特許文献1には、タイミング信号の発生パターンをマイクロコンピュータ等から設定することができるようにして、複数種類の撮像素子に対応することを可能とする固体撮像素子を駆動するためのプログラマブルタイミングジェネレータが示されている。また、特許文献2には、特許文献1に示されたようなプログラマブルタイミングジェネレータにおけるタイミング信号パターンを記憶するためのメモリを削減するための工夫についての技術が示されている。
また、ディジタルスチルカメラ等の撮像装置では、撮影したいと思ったときに直ちに撮影を可能とすることが要求されており、起動時間の短縮が課題となっている。このような起動時間の短縮のための対策として、特許文献3(特開2004−70176号)等に示されるような技術が開発されている。
すなわち、特許文献3には、鏡胴機構の初期化動作とシステムの初期化動作とを並行処理とすることによって、光学系機構の初期化とシステムの初期化を並行して行わせて、起動時間の短縮を実現することが示されている。
先に述べたように、タイミングジェネレータをプログラム可能とすることによって、各固体撮像素子専用のタイミングジェネレータを作る必要は無くなる。しかしながら、それに伴って、起動時に実装されている固体撮像素子を駆動するためのタイミングデータをロードする必要が生じる。そのため、このタイミングデータをロードするための時間だけ、従来のタイミングジェネレータよりも、起動時間が長くかかることになる。
特開平10−257398号公報 特許第3703379号公報 特開2004−70176号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、駆動タイミング信号を出力して撮像素子を駆動するためのプログラム可能な駆動タイミング発生手段における起動時のプログラムロードを不要化または軽減化して、高速起動を可能とする撮像装置および撮像装置の起動方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、予め保持したプログラムデータを用いて駆動タイミング発生手段を起動させ、起動時にプログラムロードの完了を待つことなく駆動タイミング発生手段を起動することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく露光量制御のための情報取得を実行させることができ、駆動タイミング発生手段を高速で起動することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく電子ビューファインダ機能を作動させることができ、駆動タイミング発生手段を高速で起動することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、起動の高速化を実現しながら、不揮発性メモリのメモリサイズを小さくし得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、予め保持したプログラムデータを用いて駆動タイミング発生装置を起動させ、起動時にプログラムロードの完了を待つことなく駆動タイミング発生装置を起動することを可能とする撮像装置の起動方法を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく露光量制御のための情報取得を実行させることができ、駆動タイミング発生装置を高速で起動することを可能とする撮像装置の起動方法を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく電子ビューファインダ機能を作動させることができ、駆動タイミング発生装置を高速で起動することを可能とする撮像装置の起動方法を提供することにある
請求項1に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
撮像素子を駆動するための駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置において、
前記駆動タイミング発生手段は、
書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリは、第1のプログラムデータを有し、前記揮発性メモリは第2のプログラムデータを有し、
前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、
前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、
前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、
前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置であって、
前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項2の撮像装置であって、
前記第1のプログラムデータにより、起動時における初期自動露光制御をおこなっている間に、前記揮発性メモリに他の駆動モードに対応するプログラムの書き込みを行うことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る本発明に係る撮像装置の起動方法は、上述した目的を達成するために、
書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリに保存されている第1のプログラムデータまたは前記揮発性メモリに保存されている第2のプログラムデータに基づいて、撮像素子の駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置を起動する方法であって、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る撮像装置の起動方法は、請求項5の撮像装置の起動方法であって、
前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置の起動方法は、請求項または請求項の撮像装置の起動方法であって、
前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴としている
本発明によれば、駆動タイミング信号を出力して撮像素子を駆動するためのプログラム可能な駆動タイミング発生手段における起動時のプログラムロードを不要化または軽減化して、高速起動を可能とする撮像装置および撮像装置の起動方法を提供することができる。
すなわち本発明の請求項1の撮像装置によれば、
撮像素子を駆動するための駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置において、
前記駆動タイミング発生手段は、
書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリは、第1のプログラムデータを有し、前記揮発性メモリは第2のプログラムデータを有し、
前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、
前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、
前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することにより、特に、予め保持したプログラムデータを用いて駆動タイミング発生手段を起動させ、起動時にプログラムロードの完了を待つことなく駆動タイミング発生手段を起動することが可能となり、より詳しくは、起動時のプログラムの書き込みが不要となり、高速での起動が可能となって、さらには、撮像素子のモデル毎に個別の駆動タイミング発生手段の開発または変更をする必要がなくなるため、開発効率を向上させることができ、加えて、不揮発性メモリのメモリサイズを小さくすることができ、コストの低減を実現することができる。
また、本発明の請求項2の撮像装置によれば、請求項1の撮像装置において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことにより、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく露光量制御のための情報取得を実行させることができ、駆動タイミング発生手段を高速で起動することにより、特に、予め保持したプログラムデータを用いて駆動タイミング発生手段を起動させ、起動時にプログラムロードの完了を待つことなく駆動タイミング発生手段を起動することが可能となる。
本発明の請求項3の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことにより、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく電子ビューファインダ機能を作動させることができ、駆動タイミング発生手段を高速で起動することが可能となる。
本発明の請求項4の撮像装置によれば、請求項2の撮像装置において、前記第1のプログラムデータにより、起動時における初期自動露光制御をおこなっている間に、前記揮発性メモリに他の駆動モードに対応するプログラムの書き込みを行うことにより、特に、
起動時の高速化を実現しながら、不揮発性メモリのメモリサイズを小さくすることができる。
本発明の請求項5の撮像装置の起動方法によれば、
書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリに保存されている第1のプログラムデータまたは前記揮発性メモリに保存されている第2のプログラムデータに基づいて、撮像素子の駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置を起動する方法であって、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することにより、特に、予め保持したプログラムデータを用いて駆動タイミング発生装置を起動させ、起動時にプログラムロードの完了を待つことなく駆動タイミング発生装置を起動することが可能となり、より詳しくは、起動時のプログラムの書き込みが不要となって、高速での起動が可能となり、さらには、撮像素子のモデル毎に個別の駆動タイミング発生手段の開発または変更をする必要がなくなるため、開発効率を向上させることができ、加えて、不揮発性メモリのメモリサイズを小さくすることができ、コストの低減を実現することができる。
本発明の請求項の撮像装置の起動方法によれば、請求項の撮像装置の起動方法において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことにより、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく露光量制御のための情報取得を実行させることができ、駆動タイミング発生装置を高速で起動することが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置の起動方法によれば、請求項または請求項の撮像装置の起動方法において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことにより、特に、起動時にプログラムデータをロードすることなく電子ビューファインダ機能を作動させることができ、駆動タイミング発生装置を高速で起動することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る撮像装置を詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明に係る撮像装置の第1の実施の形態としてのディジタルカメラの構成を示している。図1は、この実施の形態に係るディジタルカメラのシステム構成の概要を模式的に示すブロック図である。図2〜図4は、図1のディジタルカメラの外観を示しており、図2は、ディジタルカメラの正面図、図3は、ディジタルカメラの背面図、そして図4は、ディジタルカメラの平面図である。
まず、図2〜図4において、ディジタルカメラのカメラボディには、撮影レンズ1、ストロボ(エレクトロニックフラッシュ)発光部2、光学ファインダ3、液晶モニタ4および操作部5が設けられている。操作部5は、レリーズボタン5a、W(広角)ズームボタン5b、T(望遠)ズームボタン5c、方向ボタン5d、メニューボタン5e、OKボタン5f、電源ボタン5gおよびモードダイアル5h等で構成されている。
カメラボディの上面部分には、操作部5のレリーズボタン5a、電源ボタン5gおよびモードダイアル5hが配設されている。レリーズボタン5aは、撮影時に押下され、通常の場合、2段操作に構成されていて、1段目でオートフォーカス動作を行わせ、2段目で撮影動作を行わせる。電源ボタン5gは、この場合、モードダイアル5hの中心部に配置されており、押下される毎に電源のオン/オフを交互に繰り返す。モードダイアル5hは、回動操作されて、カメラの動作モードを選択設定する。
カメラボディの正面部分には、撮影レンズ1およびストロボ発光部2が設けられている。また、光学ファインダ3が、対物面をこのカメラボディの正面部分に覗かせて設けられている。撮影レンズ1は、対物面を正面側に向けて配置されている。
カメラボディの背面部分には、液晶モニタ4、ならびに操作部5のWズームボタン5b、Tズームボタン5c、方向ボタン5d、メニューボタン5eおよびOKボタン5fが、設けられている。
また、このカメラボディの正面部分には、光学ファインダ3が接眼面を覗かせている。液晶モニタ4は、各種操作設定画面を表示したり、電子ファインダとして被写体モニタ画面を表示したり、撮影画像の再生表示に用いたりする。操作部5のWズームボタン5bを押下すると、撮影レンズ1が広角(短焦点距離)側へズーミングされ、Tズームボタン5cを押下すると、撮影レンズ1が望遠(長焦点距離)側へズーミングされる。方向ボタン5dは、液晶モニタ4に、操作設定画面や撮影画像の再生表示画面が表示されているときの選択操作などに用いられ、ほぼ円形の周縁部を押下することによって、円周上の押下位置に対応する上下左右(UP,DOWN,LEFT,RIGHT)方向へ、選択画像や指示カーソルを移動させる。メニューボタン5eは、液晶モニタ4にメニュー画面を表示させるために押下され、OKボタン5fは、選択画像や指示カーソルの指示対象の選択を確定させるために押下される。
既に述べたように光学ファインダ3は、主要部分はカメラボディ内に収容されているが、その接眼面を背面部分に覗かせ、その対物面を正面部分に覗かせている。また、明確には、図示されてはいないが、カメラボディの側面部分には、後述するメモリカード(21)の装填部等が設けられている。これらの各部の一般的な機能および作用は良く知られているので、その詳細な説明は省略することとし、次にこのディジタルカメラの処理系におけるシステム構成を図1を参照して説明する。
図1に示すディジタルカメラシステムは、図2〜図3に示された撮影レンズ1、液晶モニタ4および操作部5に加えて、信号処理部11、AFE(アナログフロントエンド)部12、タイミングジェネレータ(TG)13、SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)14、機械的シャッタ部15、固体撮像素子16、発振器17、モータドライバ18、プログラムROM(リードオンリメモリ)19、サブCPU(中央処理ユニット)20およびメモリカード21を備えている。信号処理部11は、メインCPU11a、撮像素子インタフェース(I/F)11b、メモリコントローラ11c、現像処理部11d、JPEG処理部11e、表示インタフェース11f、カードコントローラ11gおよび通信インタフェース11h等を有している。AFE部12は、CDS(相関二重サンプリング)処理部12a、AGC(自動利得制御)部12bおよびA/D変換(アナログ-ディジタル変換)部12c等を有している。タイミングジェネレータ13は、EEPROM(電子的消去可能なプログラム可能リードオンリメモリ)等の不揮発性メモリ13aおよびRAM等の揮発性メモリ13bを有している。SDRAM14は、フレームメモリとしてRGBデータ14a、YUVデータ14bおよびJPEGデータ14c等を格納して画像蓄積部として用いられるとともに、プログラムデータ14dおよびCPU用RAMデータ14e等をも格納する。
撮影レンズ1のレンズユニットにおけるズームレンズおよびフォーカスレンズ等の駆動操作されるレンズは、モータドライバ18によって駆動される。また撮影レンズ1内に設けられる機械的シャッタ部15も、モータドライバ18によって駆動される。機械的シャッタ部15は、機械的絞りおよび機械的シャッタの両機能を有しており、これら双方が、モータドライバ18を介して制御駆動される。モータドライバ18は、例えばIC(集積回路)化された信号処理回路等からなる信号処理部11に含まれるメインCPU11aによって制御される。このメインCPU11aは、例えばマイクロプロセッサ等を用いて構成される。
CCD固体撮像素子等を用いて構成した撮像素子としての固体撮像素子16、固体撮像素子16を駆動するためのタイミング信号を発生する駆動タイミング発生装置としてのタイミングジェネレータ13およびAFE部12は、ディジタルカメラの撮像部を構成する。AFE部12は、先に述べたように、固体撮像素子16の出力を相関二重サンプリングによりサンプリングして画像信号を得るCDS処理部12a、CDS処理部12aからの出力の利得を自動制御して画像信号のレベルを調整するAGC部12bおよびAGC部12bから出力されるアナログ画像信号をディジタルデータに変換するA/D変換部12cを有している。
発振器17は、CPU11aを含む信号処理部11にシステムクロックを供給するとともに、タイミングジェネレータ13にクロックを供給している。タイミングジェネレータ13は、このクロックを受けて、ピクセル同期をとるためのピクセルクロックを、信号処理部11の撮像素子インタフェース11bと、AFE部12のCDS処理部12a、AGC部12bおよびA/D変換部12cの各部とに供給する。さらにタイミングジェネレータ13から固体撮像素子16およびAFE部12にそれぞれの駆動信号が供給される。この駆動信号は、タイミングジェネレータ13内部の不揮発性メモリ13aおよび揮発性メモリ13bの少なくともいずれかに書き込まれているタイミングプログラムに基づいて生成される駆動タイミング信号である。例えば、固体撮像素子16に供給される駆動信号は、垂直(V)駆動パルスと水平(H)駆動パルスである。
撮像部固体撮像素子16からAFE部12を介して信号処理部11に入力されたディジタル画像データは、撮像素子インタフェース11bを介して、フレームメモリとして機能する画像蓄積部であるSDRAM14にRGBデータ14aとして一時保管される。
信号処理部11の現像処理部11dは、画像現像、フィルタ処理、間引き処理、リサイズ処理および音声コーデック等の機能を有している。信号処理部11の撮像素子インタフェース11bは、画面の水平同期信号(HD)および垂直同期信号(VD)をタイミングジェネレータ13に出力し、それらの同期信号に合わせてAFE部12のA/D変換部12cから入力されるディジタルRGB信号を取り込んで、メモリコントローラ11cを介してSDRAM14にRGBデータ14aを書き込む。
現像処理部11dの画像現像機能は、メインCPU11aにより設定された画像現像処理パラメータに基づき、SDRAM14に一時保管されたRGBデータ14aを、輝度(Y)の情報であるYデータと、B(青)−Yの色差(Cb)の情報であるUデータと、R(赤)−Yの色差(Cr)の情報であるVデータとに変換処理して、YUVデータ14bとしてSDRAM14へ書き戻す。
表示インタフェース11fは、SDRAM14に書き込まれた表示用データを表示装置である液晶モニタ4に送り、撮影画像を表示させる。このカメラ内蔵の液晶モニタ4への表示画像は、TVビデオ信号として外部へ出力してTV(テレビ)受像機等のTVモニタに表示させることなども可能である。表示用データは、自然画像のY・Cb・CrのYUVデータおよび撮影モードアイコン等を表示するOSD(オンスクリーンディスプレイ)データである。これら表示用データは、いずれもSDRAM14に格納されたデータをメモリコントローラ11cが読み出して表示インタフェース11fに送り、表示インタフェース11fで合成してビデオデータとして出力される。
JPEG処理部11eは、JPEGコーデックであり、記録時はSDRAM14に書き込まれたY・Cb・CrのYUVデータを圧縮してJPEG符号化されたデータをSDRAM14に出力し、再生時はSDRAM14から読み出したJPEG符号化データをY・Cb・CrのYUVデータに伸張してSDRAM14に出力する。
カードコントローラ11gは、メモリカード21のデータの読み出し/書き込みを制御するものであり、メインCPU11aの制御により、メモリカード21内のデータをSDRAM14に読み出したり、SDRAM14上のデータをメモリカード21に転送して書き込んだりする。メモリカード21は、例えばSDメモリカード、マルチメディアカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、xDピクチャーカード、スマートメディアおよびメモリースティック等の小型のメモリカードのいずれかが用いられ、カメラボディに着脱可能に装填される。通常の場合、ディジタルカメラに用いられるメモリカード21は、各種のメモリカードのうちの1種類〜数種類である。
信号処理部11において、制御手段として全体の動作を制御するメインCPU11aは、起動時にプログラムROM19に格納されたプログラムおよび制御データをSDRAM14にロードし、そのプログラムコードに基づいてシステム全体の動作を制御する。メインCPU11aは、操作部5のボタン等の操作による入力指示、図示していないリモートコントローラ(リモコン)等による外部動作指示、あるいは通信インタフェース11hを介して接続されるPC(パーソナルコンピュータ)等の外部端末としての外部機器101からの通信による通信動作指示に従い、撮像動作制御、現像処理部11dにおける現像処理パラメータの設定、メモリの読み出し/書き込み制御および表示制御などを行う。
操作部5は、ユーザが撮像装置であるディジタルカメラの動作指示を行うためのものであり、撮影を指示するレリーズボタン5a、光学ズームおよび電子ズーム倍率を設定するズームボタン5b,5c、電源のオン/オフを指示する電源ボタン5gおよび撮影/再生等の動作モードを選択するためのモードダイアル5h、ならびに露光モードの選択などのその他の各種設定を外部から行うための方向ボタン5d、メニューボタン5eおよびOKボタン5f等を備えている。操作部5の操作は、信号処理部11のメインCPU11aにより、例えばシリアル通信を介して制御されるサブCPU20によって監視され、操作部5の操作状態は、シリアル通信を介してメインCPU11aに伝達される。すなわち、サブCPU20は、操作部5の処理に係るサブシステムを制御し、メインCPU11aは、カメラ全体の処理に係るメインシステムを制御する。
次に起動動作についての説明を行うが、まず、本発明に係る起動動作の説明に先立って、従来の起動動作について、図18のタイミングチャートを参照して説明する。ここで、カメラシステムの各部については、上述した本発明に係る図1〜図4の構成を参照している。
撮影/再生等のモード切り換えのためのモードダイアル5hを、撮影モードに設定し、メインスイッチである電源ボタン5gの操作によって、カメラの起動要求を入力すると、サブCPU20が、この信号を受けて、初期化動作としてカメラ制御用のメインCPU11aを含む信号処理部11やタイミングジェネレータ13を含む各部の電源を起動させる。但し、固体撮像素子16およびAFE部12は、タイミングジェネレータ13から信号が出力される前に電源を投入すると、異常状態になり動作不能になるおそれや、素子を破壊するおそれがあるため、この時点では電源を投入しない。
メインシステムであるカメラ全体の制御用のメインCPU11aは、プログラムROM19からSDRAM14にメインプログラムをロードする。メインCPU11aは、メインプログラムのロードが完了すると、撮影レンズ1の準備を行うとともに、タイミングジェネレータ13へのプログラムデータのロードを行う。
なお、既に述べたように、初期のディジタルスチルカメラにおけるタイミングジェネレータは、CCD等の固体撮像素子のモデル毎に、個別のタイミングジェネレータが開発されて、使用されていた。その後、固体撮像素子のモデル数が多くなると、個々のモデル毎にタイミングジェネレータを開発することは効率的でないでことから、タイミングジェネレータの内部に書き換え可能なメモリを持つものが開発されて、起動時にそのメモリに駆動信号タイミングのプログラムデータを書き込むことが必要となった。
このタイミングジェネレータ13へのプログラムロードが完了すると、メインCPU11aは、いわゆるカメラヘッド、すなわち固体撮像素子16とAFE部12、に電源を投入し、さらにタイミングジェネレータ13を駆動信号の出力が許可されるように設定して、固体撮像素子16およびAFE部12を起動する。固体撮像素子16およびAFE部12の起動後、出力が安定するまで待った後に、起動時の自動露出(AE)のための測光を行う。
自動露出のための測光は、撮像素子インタフェース11bで行われる。撮像素子インタフェース11bは、AFE部12を介して固体撮像素子16からの映像データを取り込むと、RGBデータの積算を行って自動露出に供する。すなわち、図17に画面を分割したイメージを示している。画面を水平16分割、垂直16分割した256ブロックについて、RGBそれぞれのデータを積算し、その積算値から、画面内の輝度分布データを作成し、輝度分布や主要被写体の明るさを測定する。その測定結果とその時点で設定されている露光時間および増感度(AFE部12内のAGC部12cに設定される利得)から現在の被写体の明るさを判定し、適正な露光量にするための露光時間や増感度の設定や機械的絞りの絞り値を決定する。露光時間の設定は、タイミングジェネレータ13に対して電子シャッタの時間(開時間)に対応するシャッタ時間制御用のクロックパルスの本数の設定を変更し、増感度の設定は、AGC部12cに対する利得設定を変更し、機械的絞りの絞り値は、モータドライバ18を介してシャッタ部15の絞り開口径を変更することによって、自動露出制御を実行する。
起動時には、特定の絞り値と電子シャッタ時間とAGC部12cの利得における輝度分布から、明るさを求め、その明るさにおいて適正な露光条件になる設定値を算出する。この算出結果に基づいて、タイミングジェネレータ13に対して電子シャッタのパルス本数を設定し、モータドライバ18を介してシャッタ部15の絞り開口径を設定し、AFE部12のAGC部12cに利得を設定することによって、起動時の初期自動露出制御が完了する。
このようにして、起動時初期自動露出制御が完了すると、撮影可能状態となり、表示装置である液晶モニタ4に電子ファインダ(EVF)機能としてのモニタリング映像が表示される。またサブCPU20に対しては、レリーズボタン5aの監視受付を許可する。なお、モニタリング映像が表示されている間は約100msec毎に測光と露光量制御が繰り返し実行される。
次にタイミングジェネレータ13についてさらに詳細に説明する。
タイミングジェネレータ13は、固体撮像素子16とAFE部12とからなるカメラヘッドを駆動するための駆動パルス信号を出力する。この駆動パルス信号により駆動される読み出しモードの種類の例について、図14、図15および図16を参照して説明する。
図14は、画素加算を行う間引き転送読み出しを示している。図14の図示左半部は、画素加算1/4ライン読み出しモードを示しており、1/4ライン毎の画素を加算して読み出している。このモードは、電子ファインダ動作時に使用されるものであり、1/60秒サイクルで1画面の読み出しを行う。このモードは、この実施の形態における初期自動露出制御においても利用されている。図14の図示右半部は、画素加算1/2ライン読み出しモードを示しており、1/2ライン毎の画素を加算して読み出している。このモードは、動画撮影を行うための動作モードである。1/30秒サイクルで1画面の読み出しを行う。
図15は、全画素フィールド転送読み出しを示している。すなわち、図15は、静止画撮影時のフレーム読み出しモードであり、固体撮像素子の全画素を読み出すために、全画素を4フィールドに分割したインタレース転送を行っている。
図16は、高速AF(オートフォーカス)制御を行う際の読み出し範囲を示している。すなわち、例えば図14の図示左半部の画素加算1/4読み出しモードにおいて、図16に示すような垂直方向についての中心部の全画面の約1/2の範囲に相当する部分のみを読み出すようにすることで、読み出しサイクルを1/120秒サイクルとすることができ、高速のAF制御が可能になる。
上述したように、従来のタイミングジェネレータにおいては、これらのモードに対応する駆動パターン信号を出力するためのプログラムデータが、タイミングジェネレータの内部に設けたROMにROMデータとして書き込まれているか、それに相当する専用の論理回路が組み込まれていた。その後、開発効率を改善するため、タイミングジェネレータの内部に揮発性メモリを設け、この揮発性メモリに書き込まれるプログラムを書き換えることができるものが開発されたが、起動時にこのタイミングジェネレータのプログラムを書き込む必要が生じたため、起動が遅くなるという問題が発生した。
この実施の形態においては、図1に示したように、タイミングジェネレータ13内に、例えばEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリ13aと、通常のRAM等の書き換え可能な揮発性メモリ13bとを備えている。
大容量の不揮発性メモリ13aを持つタイミングジェネレータ13であるならば、図14〜図16に示した各モード等の全てのモードを不揮発性メモリ13aに保存しておき、撮像装置としてのディジタルカメラは、それらのデータを随時選択的に利用してカメラ各部を駆動するものとしても良い。このようなタイミングジェネレータ13を利用すれば、起動時のプログラムの書き込みが不要であり、高速での起動が可能となる。さらに、CCD等の固体撮像素子16のモデル毎に個別のタイミングジェネレータ13の開発または変更をする必要がなくなるため、開発効率も向上させることができる。
また、不揮発性メモリ13aの容量を少なく、すなわちメモリサイズを小さくして、さらに安価に構成するシステムとしてもよい。例えば、図14〜図16の全ての駆動信号パターンで動作させるためには、各パターンに対応する7つのプログラム(図14の画素加算1/4ライン読み出しモードと画素加算1/2ライン読み出しモード、図15の第1フィールド〜第4フィールドの4つのフィールドの読み出しモードおよび図16の高速AF用部分読み出しモード)を用意する必要がある。しかしながら、不揮発性メモリ13aの容量を、例えば1つの駆動パターン信号分の容量程度とし、その他の駆動パターン信号は従来と同様に揮発性メモリ13bに書き込むような構成とすることができるのである。この場合は、不揮発性メモリ13aには、起動時における初期自動露出制御およびその後の電子ファインダに使用する例えば図14の左半部の画素加算1/4ライン読み出しモードの間引き転送に対応するものだけを書き込んでおくことで、起動の高速化を実現することができる。この場合、カメラヘッドの電源オンの処理と初期自動露出制御を行っている間に、揮発性メモリ13bに他の駆動モードに対応するプログラムの書き込みを行うことができれば、その後の撮影動作が待たされることはない。このような構成とすれば、起動の高速化を実現しながら、不揮発性メモリ13aのメモリサイズを小さくすることができ、コストの低減を実現することができる。
このタイミングジェネレータ13の不揮発性メモリ13aの格納データは、カメラに組付けた後に書き換えることができるようになっている。図5に書き換え操作のフローチャートを示している。この書き換えには、2つの方法がある。1つは外部のメモリカード21からプログラムデータを読み込む方法であり、他の1つはPC等の外部機器101との通信によってプログラムデータを読み込む方法である。
最初に、メモリカード21経由での書き換えについて説明する。
記録時に画像データを保存するために用いられる外部メモリカード21に書き換え用のプログラムデータを書き込み、カメラボディ内に装填する。次に、例えば、図4のカメラボディの上面にあるモードダイアル5hを操作して、再生モード(右向き三角形マーク)を選択して設定し、カメラボディ背面のTズームボタン5cおよび方向ボタン5dの上(UP)方向を押しながら電源ボタン5gをオンとして起動を行うと、このような一連の操作が、タイミングジェネレータ13の不揮発性メモリ13aのプログラムデータのメモリカード21からの書き換え要求と予め設定しておくことにより、システム、つまりメインCPU11aは、メモリカード21からの書き換え要求であると認識して、図5のフローチャートに従って書き換え操作を実行する。
メインCPU11aが書き換え要求を受け付けると、タイミングジェネレータ13の不揮発性メモリ13aのプログラムデータのメモリカード21からの書き換えを実施するか否かを確認するための図6のような確認画面を、表示インタフェース11fを介して、液晶モニタ4に表示する(ステップS11)。ここで方向ボタン5dの左右(LEFT,RIGHT)方向に操作することにより、書き換え実施を示す「YES」を選択して、OKボタン5fを押下すると、メモリカード21から書き換え用のプログラムデータ14dがSDRAM14上に読み出される(ステップS12)。
次に、読み出されたプログラムデータ14dの有効性の確認が行われる(ステップS13)。有効性の確認は、例えば、プログラムデータのサイズとプログラムの識別情報(プログラムID)とチェックサムとで行うことができる。この有効性の確認によって、プログラムデータが有効であると判断された場合は、当該カメラの電源であるバッテリのレベルチェックを行う(ステップS14)。このチェックは、実質的に書き換えが完了するまでに、バッテリからの供給電力が不足しないか否かを確認するものである。
ステップS14で、バッテリ電圧が基準レベル以上の電圧であると判断されると、書き換え操作(ステップS15〜S19)が開始される。
書き換えは、メインCPU11aからシリアル入出力を介して行われる。まず、メインCPU11aは、シリアル入出力を介して、タイミングジェネレータ13を、例えばEEPROMからなる不揮発性メモリ13aの書き換えモードに設定した後、データの有効性を示すデータ、例えばデータ有効性フラグ、を消去し(ステップS15)、対応する固体撮像素子16およびその動作モードを示すプログラム識別情報を消去する(ステップS16)。
次に、プログラムデータ自体の書き換えを行い(ステップS17)、最後にプログラム識別情報の書き込み(ステップS18)およびデータ有効性フラグの書き込み(ステップS19)を行って、書き込みを完了する。完了後は、自動的にシステムの再起動を行って(ステップS20)、再生モードで起動する(ステップS21)。なお、ステップS11の書き換え実施の確認において、方向ボタン5dの左右(LEFT,RIGHT)方向に操作することにより、書き換え不実施を示す「NO」を選択して、OKボタン5fを押下すると、ステップS21にジャンプして、再生モードで再起動する。また、ステップS13の有効性の確認において、プログラムデータが、無効であると判断された場合にも、ステップS21にジャンプして、再生モードで再起動する。
また、ステップS14のバッテリのレベルチェックにおいて、バッテリレベルが基準レベルに満たないと判断された場合にも、ステップS21にジャンプして、再生モードで再起動する。
次に、PC等の外部機器101から通信インタフェース11hを介しての書き換えについて説明する。
図4に示すカメラボディの上面にあるモードダイアル5hを通信モード(この場合、双方向矢印マーク)に設定すると、外部機器101との通信が可能となる。ここでは、USB(ユニバーサルシリアルバス)ケーブルによる通信方式を用いる場合を例にとって説明するが、その他にも無線等の通信方式が考えられ、特に通信方式を限定するものではない。
USBケーブルを外部機器101と通信インタフェース11hとの間に接続した状態で、例えば、図4のカメラボディの上面にあるモードダイアル5hを操作して、通信モードを選択して設定し、カメラボディ背面のTズームボタン5cおよび方向ボタン5dの上(UP)方向を押しながら電源ボタン5gをオンとして起動を行うと、このような一連の操作が、タイミングジェネレータ13の不揮発性メモリ13aのプログラムデータの外部機器101からの書き換え要求と予め設定しておくことにより、システム、つまりメインCPU11a、は、外部機器101からの書き換え要求であると認識して、図7に示すような書き換えを実施するか否かの確認画面を液晶モニタ4に表示する。
ここで方向ボタン5dの左右(LEFT,RIGHT)方向に操作することにより、書き換え実施を示す「YES」を選択して、OKボタン5fを押下すると、外部機器101との通信が開始される。外部機器101側で通信用アプリケーションソフトから書き換え用のプログラムデータの送信を開始すると、メインCPU11aは受信したデータをSDRAM14に書き込む。SDRAM上に一次保存したプログラムデータは、上述したメモリカード21による場合とおおむね同様にして、タイミングジェネレータ13内部の書き換え可能な不揮発性メモリ13aに対する書き込みが行われる。
次の本発明の要部であるタイミングジェネレータ13の起動の高速化について説明する。本発明に係る起動の高速化は、タイミングジェネレータ13が、内部に、EEPROMのように書き換え可能な不揮発性メモリを持っていることによって実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る高速起動の動作を、図8に示すタイミングチャートを参照して説明する。
メインスイッチである電源ボタン5gのオン操作による起動要求をサブCPU20が受け付けると、初期化処理として、信号処理部11やタイミングジェネレータ13を含むメインシステムの電源起動処理を行う。但し、この段階では、固体撮像素子16およびAFE部12の電源はまだ起動しない。
メインCPU11aは、上述したように、起動後にメインシステムのプログラムをプログラムROM19より読み出し、SDRAM14にロードする。SDRAM14へのメインシステムのプログラムのロードが完了すると、メインCPU11aは、タイミングジェネレータ13の起動処理を行う(このとき図18に示された従来の動作のようにタイミングジェネレータ13へのプログラムデータのロードは行わない)。
タイミングジェネレータ13は、図1に示すように、EEPROMのような不揮発性メモリ13aとRAMのような揮発性メモリ13bを内蔵している。そして、不揮発性メモリ13aには、少なくとも起動時の初期自動露出制御を行うことが可能な駆動タイミングを与える第1のプログラムデータとしてのプログラムデータが書き込まれている。この実施の形態においては、自動露出制御を行う駆動タイミング信号と、電子ファインダ動作を行う駆動タイミング信号とは同じものを用いるものとする。さらに、このタイミングジェネレータ13では、不揮発性メモリ13aに書き込まれているデータが正常に書き込まれていることを判別するためのデータ有効性情報と、書き込まれているデータに対応する固体撮像素子16および駆動モードを示すプログラム識別情報も不揮発性メモリに書き込まれている。
タイミングジェネレータ13の起動処理においては、まず、データ有効性情報とプログラム識別情報とを読み出し、固体撮像素子16およびAFE部12に対して正しい駆動信号を出力することができるか否かを確認する。これらの情報に基づき、プログラムデータが正しいと判断できた場合は、初期自動露出制御および電子ファインダ動作での駆動をするための駆動信号の出力許可を設定するとともに、カメラヘッド、すなわち固体撮像素子16とAFE部12の電源を投入する。上述したように固体撮像素子16とAFE部12の出力が安定したところで、初期自動露出制御を行い、その終了後にレリーズ操作の受け付けを許可するとともに電子ファインダ表示を開始させる。
上述のようにして、予め自動露出制御を行うことができる駆動タイミング信号のプログラムデータがタイミングジェネレータ13内に書き込まれていれば、固体撮像素子16の電源を投入する前にプログラムデータをロードする必要がなくなり、起動を高速化することが可能となる。
この実施の形態においては、初期自動露出制御を行う駆動タイミングプログラムと、電子ファインダ動作を行う駆動タイミングプログラムとに同じものを用いるものとしたが、これらをそれぞれ異なるものとしてもよい。
例えば、このタイミングジェネレータ13が、不揮発性メモリ13a領域に1つしかプログラムデータを保持できず、初期自動露出制御用の駆動プログラムデータと電子ファインダ動作用の駆動プログラムデータとが異なる場合であっても、カメラヘッドの電源オン処理(すなわち、固体撮像素子16およびAFE部12の電源オン処理と出力の安定待ち)と、初期自動露出制御処理期間に、電子ファインダ動作を行うための第2のプログラムデータを有する駆動タイミングプログラムを揮発性メモリに書き込むようにすれば、起動時間の高速化が可能である。
図9は、この実施の形態に係るディジタルカメラシステムの基板構成の例である。図1と同様の部分には同符号を付して示す図9に示すシステムは、メインCPU11aを有する信号処理部11、SDRAM14、発振器17、プログラムROM19、サブCPU20等を含むメイン基板MBと、AFE部12、タイミングジェネレータ13および固体撮像素子16を含むカメラヘッド基板CHとの2枚の基板構成となっている。このような基板構成とした場合には、上述したデータ有効性情報およびプログラム識別情報の確認が、一層有効になる。ディジタルカメラの組み立て時や修理時に、メイン基板MBとカメラヘッド基板CHとを接続することになるが、タイミングジェネレータ13内の不揮発性メモリ13aに書き込まれたプログラムデータが正常ではない場合や、搭載されている固体撮像素子16に合致していないデータであった場合には、固体撮像素子16自体を破壊してしまうおそれがある。そのため、メインCPU11aは、タイミングジェネレータ13から有効性データを確認すること、またはプログラム識別情報を確認することによって固体撮像素子の特性にあった駆動信号で動作させることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラシステムは、サブシステムを構成するサブCPU20が、タイミングジェネレータ13の起動処理動作およびカメラヘッドの電源制御を行うものである。図10に示すシステム構成のブロック図および図11に示すタイミングチャートを参照して具体的な動作を説明する。なお、図10における各構成要素は、実質的に図1とほぼ同様であり、信号の経路が若干異なるだけであるので、図1と同様の部分には同符号を付してその詳細な説明を省略する。
電源ボタン5gによる起動要求をサブCPU20が受け付けると、初期化処理として、信号処理部11およびタイミングジェネレータ13を含むカメラシステムの電源起動を行う。
上述したように、メインCPU11aは、起動後にメインシステムのプログラムをプログラムROM19から読み出し、SDRAM14にロードする。これと並行して、サブCPU20は、タイミングジェネレータ13の起動処理を行う。
タイミングジェネレータ13は、図10に示しているように、EEPROM等の不揮発性メモリ13aとRAM等の揮発性メモリ13bとを内部に備えている。そして、不揮発性メモリ13aには少なくとも、起動時自動露出制御を行うことができる駆動タイミングプログラムデータが書き込まれている。
この実施の形態においても、自動露出制御を行う駆動タイミング信号と、電子ファインダ動作を行う駆動タイミング信号とは同じものを用いる。
タイミングジェネレータ13の起動処理においては、サブCPU20からシリアル入出力によって、まずデータ有効性情報およびプログラム識別情報を読み出して、固体撮像素子16およびAFE部12に対して正しい駆動信号が出力できるか否かを確認する。これらの情報が適正であると判断できた場合には、シリアル入出力を介して初期自動露出制御および電子ファインダモード動作の駆動をするための駆動信号の出力許可を設定するとともに、固体撮像素子16とAFE部12の電源を投入する。
メインシステムがプログラムをロードする時間は、300msec程度であるため、このプログラムがAEの動作を開始するまでには、カメラヘッドの出力は安定している。そのため、すぐに初期自動露出制御を開始することができるので、初期自動露出制御を行って、その終了後にレリーズ受け付けを許可し、且つ電子ファインダのための表示を開始する。
上述のように、予め自動露出制御を行うことができる駆動タイミング信号のプログラムがタイミングジェネレータ13内に書き込まれており、サブCPU20側でタイミングジェネレータ13の起動処理とカメラヘッドの電源オンを行うことができれば、先に述べた第1の実施の形態よりもさらに起動を高速化することができる。
この実施の形態においては、初期自動露出制御を行う駆動タイミングプログラムと、電子ファインダ動作を行う駆動タイミングプログラムとに同じものを用いるものとしたが、これらをそれぞれ異なるものとしてもよい。この場合にも、初期自動露出制御処理期間に、電子ファインダ動作を行うための駆動タイミングプログラムを揮発性メモリ13bに書き込むことで、起動時間を短縮することが可能である。
本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラシステムは、タイミングジェネレータ13が、2つ以上のプログラムデータを書き込むことが可能な容量のEEPROM等の不揮発性メモリ13aを有し、さらにそれらのプログラムデータのうちの1つが起動時に初期動作モードとして使用されることが指定されている。なお、この場合、タイミングジェネレータ13は、不揮発性メモリ13aに書き込まれる2つ以上のプログラムデータのうちの1つが起動時に初期動作モードとして使用されることを指定することを可能としてもよい。
ここで説明する実施の形態においては、ディジタルカメラが組み立てられるときに、そのタイミングジェネレータ13の不揮発性メモリ13aの初期プログラムエリアに予め電子ファインダモードで動作するためのプログラムが書き込まれているものとする。このタイミングジェネレータ13は、この初期プログラムエリアの他に4つ分のプログラムを書き込むことが可能な不揮発性メモリ13a領域が確保されているので、図15に示すような静止画撮影用の全画素フィールド転送読み出しによるフレーム読み出しの第1〜第4フィールドの駆動信号プログラムが書き込まれている。
その他に1つ分のプログラムデータを書き込むRAM等の揮発性メモリ13bの領域を有しているため、高速AFを実施するときは、その直前に図16のような読み出し動作をさせるプログラムを書き込み、動画の撮影が要求されたときは、その直前に図14の右半部のような動作をさせるプログラムを書き込むようにする。つまり使用頻度の低い駆動モードについては、揮発性メモリ13bの共通のメモリエリアを用途に合わせて上書きすることによって、メモリエリアの小さな揮発性メモリ13bしか持たないタイミングジェネレータ13であっても、数多くの動作モードに対応することが可能である。
図12に示すシステム構成のブロック図および図13に示すタイミングチャートを参照して具体的な動作を説明する。なお、図12における各構成要素は、実質的に図1および図10とほぼ同様であり、信号の経路が若干異なるだけであるので、図1および図10と同様の部分には同符号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施の形態に係るディジタルカメラにおいては、図12に示すようにタイミングジェネレータ13は、駆動信号の出力を外部から許可/禁止する入力ポートを有し、サブCPU20から、出力許可/不許可を設定切り換えすることができる。
図13にタイミングチャートを示すように、ユーザの操作により、電源ボタン5gが押下されて、システムの起動要求が与えられると、サブCPU20は、初期化処理として、信号処理部11およびタイミングジェネレータ13を含むメインシステムの電源を起動する。但し、この時点では、固体撮像素子16とAFE部12の電源はまだ起動しない。メインCPU11aは、上述のように、起動後にメインシステムのプログラムをプログラムROM19から読み出し、SDRAM14にロードする。
これと並行して、サブCPU20は、カメラヘッドの電源を投入するとともに、タイミングジェネレータ13を信号出力許可とする。タイミングジェネレータ13は、上述したように、EEPROM等からなる不揮発性メモリの初期動作モードが書き込まれているエリアのプログラムデータを読み出し、駆動信号パルスの出力を開始する。
メインシステムが、プログラムをロードするためには、300msec程度の時間がかかるため、このプログラムがAEの動作を開始するまでには、カメラヘッドの出力が安定している。そのため、すぐに初期自動露出制御を開始することができるので、初期自動露出制御を行い、その終了後にレリーズ受付許可とするとともに電子ファインダ表示が開始される。
上述したように、この第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に起動の高速化の効果が得られる。
さらに、この場合、タイミングジェネレータ13が、初期動作モードを持っていることによって、サブCPU20側が汎用ポート出力によって、タイミングジェネレータ13の駆動タイミング信号の出力許可のみを操作するだけで、サブCPU20側からシリアル入出力を用いた複雑な処理をしなくても高速起動が可能になる。
この実施の形態では、初期自動露出制御を行うための駆動タイミングプログラムと、電子ファインダ動作を行う駆動タイミングプログラムとに同一のプログラムデータを用いるものとしたが、これらを互いに異ならせてもよい。この場合であっても、初期自動露出制御処理期間に、電子ファインダ動作を行うための駆動タイミングプログラムを揮発性メモリに書き込むことによって、起動時間の高速化が可能である。
上述したように、本発明の請求項1の撮像装置は、撮像素子を駆動するための駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置において、
前記駆動タイミング発生手段は、
書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備え、
前記不揮発性メモリは、第1のプログラムデータを有し、前記揮発性メモリは第2のプログラムデータを有し、
前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、
前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、
前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力するようにしている。このように、起動時に予め駆動タイミング発生装置内の不揮発性メモリに保存されている駆動タイミング発生装置の駆動用のプログラムデータをもとに動作を行うため、起動時にプログラムデータの書き込みが完了しなくても動作を開始することができ、起動を高速化することができる。即ち、より詳しくは、起動時のプログラムの書き込みが不要となって、高速での起動が可能となり、さらには、撮像素子のモデル毎に個別の駆動タイミング発生手段の開発または変更をする必要がなくなるため、開発効率を向上させることができ、加えて、不揮発性メモリのメモリサイズを小さくすることができ、コストの低減を実現することができる。
また、本発明の請求項2の撮像装置は、請求項1の撮像装置において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含み、本発明の請求項の撮像装置の起動方法は、請求項の撮像装置の起動方法において、前記不揮発性メモリに予め保存されているプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含む。これらにおいては、起動時に必要なプログラムデータを自動露出制御の測光に使用する駆動モードとした。不揮発性メモリに全てのデータを書き込んでおけば、起動毎に書き込みを行う必要がなくなるが、それではどの撮像素子でも対応可能な最低限度の不揮発性メモリの容量が必要になり、動作モードが少ない撮像素子ではコストの増加と消費電力の増大による副作用が出てしまう。そのため少なくとも起動時の測光をするための駆動が行えるようにして、測光および起動時初期自動露出制御中に他の必要なプログラムデータを揮発性メモリに書き込むようにすれば、起動の高速化とコストの削減と省電力への対応を達成することができる。
本発明の請求項3の撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置において、前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含み、本発明の請求項4の撮像装置は、請求項2の撮像装置において、前記第1のプログラムデータにより、起動時における初期自動露光制御をおこなっている間に、前記揮発性メモリに他の駆動モードに対応するプログラムの書き込みを行う。
本発明の請求項5の撮像装置の起動方法は、書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリに保存されている第1のプログラムデータまたは前記揮発性メモリに保存されている第2のプログラムデータに基づいて、撮像素子の駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置を起動する方法であって、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力する。本発明の請求項6の撮像装置の起動方法は、第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含む。
本発明の請求項7の撮像装置の起動方法は、請求項5または請求項6の撮像装置の起動方法において、前記不揮発性メモリに予め保存されているプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含む。このように、起動時に必要なプログラムデータを電子ビューファインダの動作が可能な駆動モードのプログラムデータとした。上述したように全てのデータを不揮発性メモリに書き込んでおけば、起動毎に書き込みを行う必要がなくなるが、それではどの撮像素子でも対応可能な最低限度の不揮発性メモリ容量が必要になり、動作モードが少ない撮像素子ではコストの増加と消費電力の増大による副作用が出てしまう。機器の仕様によっては、露光量を常に固定したり、または特定の露光量で固定したりして動作させる撮像装置もある。このような場合に起動に必要な駆動モードは、電子ビューファインダ用の駆動モードである。そのため少なくとも起動時のビューファインダ動作が可能なプログラムデータを揮発性メモリに書き込むようにすれば、起動の高速化とコストの削減と省電力への対応が可能となる。
本発明の撮像装置の第1の実施の形態に係るディジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 図1のディジタルカメラの外観を示す正面図である。 図1のディジタルカメラの外観を示す背面図である。 図1のディジタルカメラの外観を示す平面図である。 図1のディジタルカメラにおける駆動タイミング発生装置としてのタイミングジェネレータの不揮発性メモリのメモリカードによる書き換え処理を説明するためのフローチャートである。 図5のメモリカードによる不揮発性メモリの書き換え処理時の確認画面を模式的に示す図である。 PC等の外部機器による不揮発性メモリの書き換え処理時の確認画面を模式的に示す図である。 図1のディジタルカメラにおける本発明に係る高速起動動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1のディジタルカメラのシステムにおける基板構成の一例を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の第2の実施の形態に係るディジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 図10のディジタルカメラにおける本発明に係る高速起動動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の撮像装置の第3の実施の形態に係るディジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。 図12のディジタルカメラにおける本発明に係る高速起動動作を説明するためのタイミングチャートである。 画素加算1/4ライン読み出しおよび画素加算1/2ライン読み出しによる画素加算間引き転送読み出しの概念を説明するための模式図である。 第1フィールド〜第4フィールドのフレーム読み出しによる全画素フィールド転送読み出しの概念を説明するための模式図である。 高速AF読み出し範囲の概念を説明するための模式図である。 画像面におけるエリア分割したRGBデータの積算エリアの概念を説明するための模式図である。 従来のディジタルカメラにおける本発明に係る起動動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 ストロボ(エレクトロニックフラッシュ)発光部
3 光学ファインダ
4 液晶モニタ
5 操作部
5a レリーズボタン
5b W(広角)ズームボタン
5c T(望遠)ズームボタン
5d 方向ボタン(UP,DOWN,LEFT,RIGHT)
5e メニューボタン
5f OKボタン
5g 電源ボタン
5h モードダイアル
11 信号処理部
12 AFE(アナログフロントエンド)部
13 タイミングジェネレータ(TG)
14 SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)
15 機械的シャッタ部
16 固体撮像素子
17 発振器
18 モータドライバ
19 プログラムROM(リードオンリメモリ)
20 サブCPU(中央処理ユニット)
21 メモリカード21
11a メインCPU
11b 撮像素子インタフェース(I/F)
11c メモリコントローラ
11d 現像処理部
11e JPEG処理部
11f 表示インタフェース
11g カードコントローラ
11h 通信インタフェース
12a CDS(相関二重サンプリング)処理部
12b AGC(自動利得制御)部
12c A/D変換(アナログ-ディジタル変換)部
13a EEPROM(電子的消去可能なプログラム可能リードオンリメモリ)等の不揮発性メモリ
13b RAM等の揮発性メモリ
14a RGBデータ
14b YUVデータ
14c JPEGデータ
14d プログラムデータ
14e CPU用RAMデータ

Claims (7)

  1. 撮像素子を駆動するための駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置において、
    前記駆動タイミング発生手段は、
    書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを備え、
    前記不揮発性メモリは、第1のプログラムデータを有し、前記揮発性メモリは第2のプログラムデータを有し、
    前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、
    前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、
    前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
    前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のプログラムデータにより、起動時における初期自動露光制御をおこなっている間に、前記揮発性メモリに他の駆動モードに対応するプログラムの書き込みを行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 書き換え可能な不揮発性メモリおよび揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリに保存されている第1のプログラムデータまたは前記揮発性メモリに保存されている第2のプログラムデータに基づいて、撮像素子の駆動タイミング信号を出力する駆動タイミング発生手段を具備する撮像装置を起動する方法であって、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記撮像素子の第1の駆動タイミング信号を出力し、前記揮発性メモリに保存された前記第2のプログラムデータに基づいて、前記撮像素子の第2の駆動タイミング信号を出力するとともに、前記撮像装置の駆動モードに応じて、前記第1の駆動タイミング信号または前記第2の駆動タイミング信号を出力し、
    前記撮像装置の起動時における駆動モードでは、前記不揮発性メモリに保存された前記第1のプログラムデータに基づいて前記第1の駆動タイミング信号を出力することを特徴とする撮像装置の起動方法。
  6. 前記第1のプログラムデータは、少なくとも露光量制御のための情報取得を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置の起動方法。
  7. 前記第1のプログラムデータは、少なくとも電子ビューファインダ動作を実行させるためのプログラムデータを含むことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の撮像装置の起動方法。
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