JP5019394B2 - 臓器把持具 - Google Patents

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Description

この発明は、腹腔鏡手術で臓器を把持し、臓器を牽引したり、臓器を閉鎖したりするための道具の構造に関する。
腹腔鏡手術は、腹部に通常は複数の小切開創を形成し、各小切開創からトロッカーという円筒状器具を挿入し保持し、あるトロッカーから炭酸ガスを注入して腹腔を膨らませる。その後に、他のトロカーから内視鏡を入れて腹腔内を観察しながら、更に他のトロッカーからは腹腔鏡手術用のハサミや鉗子などの手術器械を入れて手術をおこなう。
このため、腹腔鏡手術は、大きな切開創が必要となる開腹手術より、体に対する負担が少ない手術である、といわれている。
しかし、腹腔鏡下の手術は、一般に難しく、トレーニングを積み熟練した外科医でなければ、事故防止なども大きな問題となる。
腹腔鏡下の手術を難しくしている原因のひとつとして、視野が内視鏡の狭い範囲に限られることに重ねて、腹腔内に手術医が直接に手を入れることができないので、臓器を思うように把持し牽引できず、そのため、患部の視野が十分でない、ことがあげられる。
従来、臓器を把持し牽引するには、例えば臓器が直腸の場合には、2本の鉗子で直腸を挟み、牽引することがおこなわれてきたが、狭い骨盤内での操作は難しい。また、ドリアン鉗子とよばれる1本の大きな鉗子で直腸を挟み、牽引することがおこなわれてきたが、十分な視野をとることは難しい。あるいは、直腸に巻いたガーゼの両端部を、鉗子で挟み牽引することもおこなわれてきたが、巻いた力が弱く、直腸に対してガーゼが滑り易く、実施が難しい。更に、このガーゼの代わりに、シリコン製で凹凸の滑り止めが形成された特殊なベルトを直腸に巻いて、巻いたベルトの端部を鉗子で挟み牽引することもおこなわれてきたが、確実な把持牽引は難しい。
以上の問題点を軽減するために、下記の特許文献1では、棒状の道具の先にループ状の紐体であるチューブが設けられ、このループの径を変化させることで、臓器を把持する道具が提案されている。
また、下記の特許文献2では、棒状の道具の先にループ状のスタイレットとよばれる紐体が設けられ、このループを開閉させることで、臓器を把持する道具が提案されている。
特開平09-140717 実開平08-000780
しかしながら、特許文献1又は2によれば、閉じたループ状の紐体で臓器を把持するために、臓器が腸のように端部を有さないものには、実施ができない。また、長く連続した臓器の一部位を把持しようとする場合には、その臓器の端部からループを移動させなければならず、実施が難しい。
更には、ループ状の紐体で臓器を把持した状態では、臓器の姿勢が固定しないため制御し難く、場合によっては臓器が首振り状態になり、把持、牽引が不十分となる。
以上の問題点は、臓器の把持、牽引という観点から説明したが、臓器の把持、閉鎖においても同じような問題が生じる。
すなわち、例えば従来、直腸腫瘍の手術において、直腸を腸クランプ鉗子でクランプして、腫瘍の肛門側約2cmにかけて直腸内腔を閉鎖し、直腸洗浄をおこなっていた。この腸クランプ鉗子は、先端のクランプ部分が、脱着可能に構成され、閉鎖の間は、鉗子本体から外した状態で、直腸をクランプし続ける。閉鎖後は、クランプ部分を本体に連結する操作が必要である。このため、その操作には手間がかかっていた。仮に、この閉鎖に、前記特許文献1あるいは特許文献2の道具を使用しようとしても、前記と同様の問題により、実施ができない。
この発明は、以上の問題点を解決するために、(1)臓器が腸のように端部を有さないものである場合、また、長く連続した臓器の一部位を把持しようとする場合でも、把持が可能で、(2)臓器の姿勢が固定され、臓器が首振り状態になることがなく、(3)さらには、直腸の内腔を閉鎖することができ、直腸洗浄を容易にすることができる、臓器把持具を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、腹腔鏡手術で臓器を把持するための道具であって、小切開創に挿入保持されるトロッカーに挿入できる筒状の本体と、この本体に腹腔鏡手術用鉗子を挿通するのに十分な前記本体の内径と、前記本体の先端が一方の分岐部に挿入される分岐形状ゴムチューブと、前記本体の先端の側部に形成され前記分岐形状ゴムチューブの他方の分岐部に連通する孔と、前記本体の後端が挿入されるゴムチューブと、このゴムチューブを介して前記本体を通り前記孔から前記分岐形状ゴムチューブの前記他方の分岐部を通って外部に露出し、前記臓器に巻き回された後に、前記一方の分岐部を介して前記本体の先端から入り、前記本体を通り前記ゴムチューブから引き出されるのに十分な長さを有する紐体と、を有することを特徴とする臓器把持具である。
第二発明は、さらに、前記筒状の本体は、円筒状のステンレス管であり、前記分岐形状ゴムチューブは、T字状ゴムチューブであり、前記一方の分岐部は、前記T字状の上辺部であり、前記他方の分岐部は、前記T字状の縦辺部であり、前記紐体は、外科用血管テープであることを特徴とする臓器把持具である。
第三発明は、さらに、前記臓器は、大腸であり、前記T字状の上辺部のうち、先端側の分岐部の長さは15から25mmであり、このうちステンレス管が挿入されている部分の長さは5から10mmであり、前記T字状の縦辺部の長さは10から15であることを特徴とする臓器把持具である。
第一、第二、又は第三発明によれば、以下の手順により、臓器の把持がおこなわれる。まず、紐体の一端を残し、他端を、臓器把持具のゴムチューブを介して本体へ通し、本体の孔から分岐形状ゴムチューブの他方の分岐部を通って外部に露出させ、本体に沿わせた状態とする。その状態で、紐体と臓器把持具を、小切開創に挿入保持されるトロッカーに、挿入する。次に、他のトロッカーからは腹腔鏡手術用の鉗子を挿入し、この鉗子で、臓器把持具の本体に沿わせた紐体を、腹腔内へ引き入れ、臓器の下をくぐらせる。そして、臓器把持具の本体に腹腔鏡手術用鉗子を挿通し、この腹腔鏡手術用鉗子により、臓器の下をくぐった紐体の他端を挟む。さらに、この腹腔鏡手術用鉗子を臓器把持具の本体から引き出すことで、紐体の他端をも引き出す。
これにより、紐体は、臓器に巻き回された状態で、一端は分岐形状ゴムチューブの一方の分岐部を通り、他端は分岐形状ゴムチューブの他方の分岐部を通り、両端とも、臓器把持具の後端のゴムチューブを介して本体の外に引き出される。これら両端を適度に強く、引っ張ることで、臓器は、紐体に押圧され、分岐形状ゴムチューブの分岐部に押し付けられ、固定される。紐体の両端は、ゴムチューブの上から、他の鉗子などでクリップされ、固定されると同時に、腹腔内の減圧が防止される。
以上のようにして、(1)臓器が腸のように端部を有さないものである場合、また、長く連続した臓器の一部位を把持しようとする場合でも、紐体の他端を臓器の下へくぐらせ、紐体を臓器に巻き回すことができるので、把持が可能である。
また、(2)臓器は、紐体に押圧され、分岐形状ゴムチューブの分岐部に押し付けられ、固定されるので、臓器の姿勢が固定され、臓器が首振り状態になりにくい。
第二発明によれば、さらに、円筒状のステンレス管やT字状ゴムチューブを用いて、安価な臓器把持具を得ることができる。
第三発明によれば、さらに、T字状ゴムチューブのT字状の上辺部のうち、先端側の分岐部の長さは15から25mmであり、このうちステンレス管が挿入されている部分の長さは5から10mmであり、前記T字状の縦辺部の長さは10から15であることから、臓器である大腸を、把持し、牽引したり、閉鎖したりするのに適した寸法とすることができる。
この発明の実施形態を、図1〜図9に示す。
図1(A)に示すように、この実施形態に係る臓器把持具1の本体3は、長さ400mmの円筒状のステンレス管である。外径は、8mmで、腹部の小切開創5に挿入保持されるトロッカー7に挿入できる寸法を有する。内径は、7mmで、腹腔鏡手術用鉗子9(同図(C))を挿通するのに十分な寸法を有する。
同図(A)(F)に示すように、本体3の先端には、分岐形状ゴムチューブ11として用いられるT字状ゴムチューブ13が取り付けられる。すなわち、本体3の先端は、分岐形状ゴムチューブ一方の分岐部15である、T字状ゴムチューブ13のT字状の上辺部17へ挿入される。そして、本体3の先端の側部には、孔19が形成され、この孔19は分岐形状ゴムチューブ11の他方の分岐部15である、T字状ゴムチューブ13のT字状の縦辺部21に連通する。なお、T字状ゴムチューブ13のT字状の上辺部17の先端側下部と、縦辺部21の下端の先端側には、それぞれ、円弧状の切欠23が形成される。この切欠23には、後述する紐体25が保持される。
同図(A)(E)に示すように、本体3の後端は、別の直線的な形状のゴムチューブ27に挿入される。
これらのゴムチューブ13、27は、外径は8mm、内径は6mmであり、天然ゴムラテックスが用いられる。製造は、ゴムチューブのメーカーであるドイツのリュッシュ社(Rusch GmbH, Germany)による。
同図(B)に示される紐体25は外科用血管テープ(VesselTape)である。幅9mmで、長さ1200mmのものを使用した。臓器把持具1の本体3の中を通されるこの紐体25によって臓器29が把持される(図7図8参照)ので、十分な長さが必要である。すなわち、紐体25は、ゴムチューブ27を介して本体3を通り、孔19からT字状ゴムチューブ13のT字状の縦辺部21を通って外部に露出し、臓器29に巻き回された後に、T字状ゴムチューブ13のT字状の上辺部17を介して本体3の先端から入り、本体3を通りゴムチューブ27から引き出されるのに十分な長さを有す。
この実施形態においては、把持、牽引される対象臓器は、大腸31である。これに適するようにT字状ゴムチューブ13の形状が定められる。すなわち、図1(F)に示すように、T字状の上辺部17のうち、先端側の分岐部15の長さAは15mmであり、このうちステンレス管が挿入されている部分の長さBは5mmである。残りの先端側Cの10mmは、ゴムだけである。また、T字状の縦辺部21の長さDは10mmである。
同図(C)に示される腹腔鏡手術用鉗子9は、腹腔鏡手術に用いられるもので、ハンドル部33を操作することで先端部分35が開閉する。特別に長い鉗子である。また、この同図(C)と同様の構造で短い鉗子10が、複数、使用される。
同図(D)に示される鉗子37は、通常の手術に使用されるもので、この臓器把持具1を使用する手順の図9に示すように、紐体25の両端をゴムチューブ27の上からクリップするのに用いられる。
「実施形態に係る臓器把持具1を使用する手順と効果」
この臓器把持具1を使用する手順を説明する。すなわち、
[1]まず、図2に示すように、紐体25の一端を残し、他端を、臓器把持具1のゴムチューブ27を介して本体3へ通し、本体3の孔19から分岐形状ゴムチューブ11の他方の分岐部15を通って外部に露出させ、本体3に沿わせた状態とする。その状態で、紐体25と臓器把持具1を、小切開創5に挿入保持されるトロッカー7に、挿入する。このトロッカー7は、例えば径12mmのものが使用される。
[2]次に、図2、図3に示すように、他の2本のトロッカー7からそれぞれ短い腹腔鏡手術用鉗子10を挿入し、この鉗子10で、臓器把持具1の本体3に沿わせた紐体25の端を、腹腔39内へ引き入れる。このとき紐体25の端は、一度、開放されることになる。
[3]そして、図4に示すように、ひとつの鉗子10で大腸31を持ち上げ、他の鉗子10で引き入れた紐体25を挟み、大腸31の下をくぐらせる。
[4]次に、図5、図6に示すように、臓器把持具1の本体3に腹腔鏡手術用鉗子9を挿通し、この腹腔鏡手術用鉗子9により、臓器29の下をくぐった紐体25の他端を挟む。このとき紐体25は、ループ状に閉じることになる。
[5]さらに、図7に示すように、この腹腔鏡手術用鉗子9を臓器把持具1の本体3から引き出すことで、紐体25の他端をも引き出す。
これにより、紐体25は、臓器29に巻き回された状態で、一端はT字状ゴムチューブ13のT字状の上辺部17を通り、他端はT字状ゴムチューブ13のT字状の縦辺部21を通り、両端とも、臓器把持具1の後端のゴムチューブ27を介して本体3の外に引き出される。
[6]図8、図9に示すように、これら両端を適度に強く、引っ張ることで、大腸31は、紐体25に押圧され、T字状ゴムチューブ11の分岐部15に押し付けられ、固定される。紐体25の両端は、ゴムチューブ27の上から、他の鉗子37でクリップされ、固定されると同時に、腹腔39内の炭酸ガスが本体3の後端から漏れ腹腔39内が減圧してしまうことが防止される。
以上のようにして、(1)臓器29が大腸31のように端部を有さないものである場合でも、紐体25の他端を臓器29の下へくぐらせ、紐体25を臓器29に巻き回すことができるので、把持、牽引が可能である。
また、(2)大腸31は、図9に示すように、紐体25に押圧され、T字状ゴムチューブ13のT字状の分岐部15に押し付けられ、T字状ゴムチューブ13に広い範囲で接して固定されるので、大腸31の姿勢が固定され、大腸31の前後が首振り状態になりにくい。特に、T字状ゴムチューブ13のT字状の上辺部17の先端側下部と、縦辺部21の下端の先端側とに形成された円弧状の切欠23内に、紐体25が保持されることで、大腸31とゴムの接触面積をより大きくでき、把持がより強固におこなわれる。
そして、T字状の上辺部17のうち、先端側のステンレス管が挿入されている長さ5mmの部分が、ステンレス管が芯材として働き、十分な剛性をもって、大腸31を把持する。また、ステンレス管が芯材となっていない上辺部17の長さ10mmの部分、および縦辺部21の長さ10mmの部分が、弾性的に変形し、大腸31に十分に密着する。
また、ステンレスの部分が直接に大腸31に触れることがなく、大腸31を損傷することがない。
出願人は、大腸専門医として腹腔鏡手術の長年の経験を積んできたが、この臓器把持具1のように、大腸をしっかり把持でき、牽引を自在にできる道具をほかに知らない。自由に大腸を牽引できるので、患部の視野を十分に確保でき、特に骨盤底部の視野が確保できる。よって、腹腔鏡手術の質を向上できることとなった。
特に、難易度が高い低位の直腸癌に対するこの臓器把持具1の利用価値の高さは、臨床的に、実感できるものがある。
さらに、この実施形態によれば、臓器把持具1を円筒状のステンレス管やT字状ゴムチューブ13を用いて簡便に構成でき、安価な臓器把持具1を得ることができる。
また、この臓器把持具1により直腸の把持を強くおこなうことで、直腸内腔を閉鎖し直腸洗浄を容易にできる。すなわち、この臓器把持具1により直腸の把持を強くおこない、腫瘍の肛門側約2cmにかけて直腸内腔を閉鎖し、肛門より生食液あるいはイソジン加生食液で約2000ml洗浄して、直腸切離部位の癌細胞を可及的に除去する。
これにより、従来行われていた煩わしい脱着型の腸クランプ鉗子の腹腔内操作も必要がなくなり、そのまま腸管閉鎖ができるようになっているので、直腸洗浄も効率よく容易に施行できる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、分岐形状ゴムチューブ11は、T字状ゴムチューブ13であったが、他の実施形態では、他の分岐形状、例えばY字状ゴムチューブを使用することもできる。
以上の実施形態では、紐体25は、外科用血管テープであったが、他の実施形態では、他の紐体25、例えば特殊な紐や細いチューブなどを使用することができる。
以上の実施形態では、臓器29は大腸31を例に説明したが、他の実施形態では、小腸、胃など他の臓器29に対しても本発明は実施できる。
この発明の一実施形態に係る臓器把持具を構成する部品、および使用に用いる道具を示すもので、(A)は臓器把持具の本体を示す側面図、(B)は紐体を示す側面図、(C)は腹腔鏡手術用鉗子を示す側面図、(D)は紐体の両端をゴムチューブの上からクリップする鉗子の側面図、(E)は(A)のE部において臓器把持具の本体の後端からゴムチューブを外した分解図、(F)は(A)のF部において臓器把持具の本体の先端からT字状ゴムチューブを外した分解図である。 図1の臓器把持具を用いて臓器の把持をおこなう始めの手順を示す斜視図である。 図2の次の手順を示す斜視図である。 図3の次の手順を示す斜視図である。 図4の次の手順を示す斜視図である。 図5の次の手順を示す斜視図である。 図6の次の手順を示す斜視図である。 図7の次の手順を示す斜視図である。 図8の要部を示すIX−IX断面図である。
符号の説明
1…臓器把持具、3…本体、5…小切開創、7…トロッカー、9…腹腔鏡手術用鉗子、11…分岐形状ゴムチューブ、13…T字状ゴムチューブ、15…分岐部、17…上辺部、19…孔、21…縦辺部、23…切欠、25…紐体、27…ゴムチューブ、29…臓器、31…大腸、33…ハンドル部、35…先端部分、37…鉗子、39…腹腔。

Claims (3)

  1. 腹腔鏡手術で臓器を把持するための道具、であって、小切開創に挿入保持されるトロッカーに挿入できる筒状の本体と、この本体に腹腔鏡手術用鉗子を挿通するのに十分な前記本体の内径と、前記本体の先端が一方の分岐部に挿入される分岐形状ゴムチューブと、前記本体の先端の側部に形成され前記分岐形状ゴムチューブの他方の分岐部に連通する孔と、前記本体の後端が挿入されるゴムチューブと、このゴムチューブを介して前記本体を通り前記孔から前記分岐形状ゴムチューブの前記他方の分岐部を通って外部に露出し、前記臓器に巻き回された後に、前記一方の分岐部を介して前記本体の先端から入り、前記本体を通り前記ゴムチューブから引き出されるのに十分な長さを有する紐体と、を有することを特徴とする臓器把持具。
  2. 前記筒状の本体は、円筒状のステンレス管であり、前記分岐形状ゴムチューブは、T字状ゴムチューブであり、前記一方の分岐部は、前記T字状の上辺部であり、前記他方の分岐部は、前記T字状の縦辺部であり、前記紐体は、外科用血管テープであることを特徴とする請求項1に記載の臓器把持具。
  3. 前記臓器は、直腸および直腸近傍の結腸であり、前記道具は、前記把持を強くおこなうことで直腸内腔を閉鎖し直腸洗浄を容易にするための道具であり、前記T字状の上辺部のうち、先端側の分岐部の長さは15から25mmであり、このうちステンレス管が挿入されている部分の長さは5から10mmであり、前記T字状の縦辺部の長さは10から15であることを特徴とする請求項2に記載の臓器把持具。
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