JP5019381B2 - 無線タグ読取装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線タグを利用した認識システムの無線タグ読取装置及びその読取方法に関する。
近年、無線タグを利用した物品等の認識システムが考案されている。このシステムは、物体に取り付けられた無線タグのデータを無線タグ読取装置で読み取って上位装置に送信し、この無線タグデータと予め設定された物体の情報とを上位装置で照合することにより、無線タグが付された物体を認識するというものである。
このような認識システムにおいて、従来、1つの物体に、それぞれ同一の物体情報を記憶した複数の無線タグを取り付け、無線タグ読取装置により各無線タグのデータを読み取ることで、当該物体を認識するようにしたシステムが知られている。このようなシステムであれば、無線タグから物体情報を読み取ることができる確率が極めて高くなるので、迅速で高精度な物体認識を行うことができるようになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−157869号公報
1つの物体に複数の無線タグを取り付ける場合、各無線タグに記憶される物体情報を同一にすることはできる。しかしながら、各無線タグにそれぞれ設定されるタグ識別情報は異ならせる必要はある。したがって、物体情報とタグ識別情報とを合せた無線タグデータは、無線タグ毎に異なったものとなる。
無線タグ読取装置は、同一の無線タグデータを読み取った場合は一方を破棄する重複チェック機能を有している。しかし、その一部でもデータが異なる場合は、読み取ったデータは全て上位装置に伝送される。このため、1つの物体に取り付けられる無線タグを1つとした場合と比べて上位装置の負荷が大きくなる懸念があった。また、無線タグ読取装置と上位装置との間の通信トラフィック量も増大する懸念があった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、1つの物体に複数の無線タグを付した場合でも、上位装置に伝送される無線タグデータのデータ量を1つしか付さない場合と同レベルに低減できる無線タグ読取装置及び方法を提供しようとするものである。
本発明の無線タグ読取装置は、タグ読取手段により複数の無線タグのデータを読み取り、上位装置へ送信する無線タグ読取装置において、タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、それぞれその一部をマスクするマスク処理手段と、タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、マスク処理手段によりマスクされた部分以外が重複しているか否かを判定する重複判定手段と、この重複判定手段によりマスクされた部分以外が重複している無線タグデータが複数あるとき、そのうちの1つを選択し残りを破棄する重複処理手段と、この重複処理手段により選択した無線タグデータを上位装置へ送信するタグデータ送信手段とを備えたものである。
本発明の無線タグ読取方法は、複数の無線タグのデータを無線通信により読み取るタグ読取ステップと、このタグ読取ステップにより読み取った複数の無線タグのデータ個々について、それぞれその一部をマスクするマスク処理ステップと、タグ読取ステップにより読み取った複数の無線タグのデータ個々について、マスク処理ステップによりマスクされた部分以外が重複しているか否かを判定する重複判定ステップと、この重複判定ステップによりマスクされた部分以外が重複している無線タグデータが複数あるとき、そのうちの1つを選択し残りを破棄する重複処理ステップと、この重複処理ステップにより選択した無線タグデータを上位装置へ送信するタグデータ送信ステップとを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、1つの物品に複数の無線タグを付した場合でも、上位システムに送信される無線タグデータのデータ量を1つしか付さない場合と同レベルに低減できる無線タグ読取装置及び方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、商品に付された無線タグのデータと、その商品を搬送するためのパレットに付された無線タグのデータとを読み取ることで、商品の入荷・出荷などを管理する物流管理システムの無線タグ読取装置に本発明を適用した場合である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態において、物流管理システムの物流拠点側に構築されるシステムの構成図である。なお、物流拠点とは、商品の入荷及び出荷を行う卸業者や、商品の入荷及び販売を行う小売業者等の拠点を指す。
図示するように、物流拠点には、無線タグリーダ・ライタ1(以下、リーダ・ライタ1と略称する)1と、クライアント・コンピュータ2(以下、クライアント2と略称する)と、が設けられている。リーダ・ライタ1は、本発明の無線タグ読取装置として機能する。クライアント2は、リーダ・ライタ1の上位装置として機能する。リーダ・ライタ1とクライアント2とは、伝送ケーブル3で接続されている。クライアント2は、図示しないが、ネットワークを介して各物流拠点の本部などに設置されているサーバ・コンピュータ(以下、サーバと略称する)と接続されている。
リーダ・ライタ1は、アンテナ4を備えている。アンテナ4は、ループコイルアンテナ,ダイポールアンテナ,平面パッチアンテナ等である。リーダ・ライタ1は、アンテナ4の交信領域内に存在する無線タグのデータを、無線通信を利用して非接触で読取り、その読取った無線タグデータを、前記伝送路3を介してクライアント2に送信する。この際、リーダ・ライタ1は、アンチコリジョンと称される衝突防止機能を利用して、交信領域内に複数の無線タグが存在する場合はこれらの無線タグのデータを連続して読取ることができる。
図1において、符号5は矩形状のパレットを示し、6a,6bは、このパレット5によって搬送される商品を示している。パレット5には、その側面の4箇所にそれぞれ無線タグ7a,7b,7c,7d(7c,7dは図示せず)が取り付けられている。各商品6a,6bには、それぞれその前面及び背面の2箇所に無線タグ8a,8b(8bは図示せず)及び9a,9b(9bは図示せず)が取り付けられている。
これらの無線タグ7a,7b,7c,7d,8a,8b,9a,9bに記憶されるデータ、いわゆる無線タグデータの構造は共通である。すなわち図2に示すように、無線タグデータは、ヘッダデータD1と、物品識別コードD2と、シリアルナンバーD3とから構成されている。
ヘッダデータD1は、商品,パレット等のタグ取付対象物に付されている無線タグの数を示すデータであって、1バイトで構成されている。本実施の形態では、タグ取付対象物に取り付けられている無線タグの数が“1”の場合には、レコードR1に示すように“00110000”=30hとする。無線タグの数が“2”の場合には、レコードR21,R22に示すように“00110001”=31hとする。無線タグの数が“4”の場合には、レコードR31,R32,R33,R34に示すように“00110010”=32hとする。例えば、パレット5に付される無線タグ7a,7b,7c,7dの場合は、無線タグの数が“4”なので、“00110010”となる。一方、商品6a,6bに付される無線タグ8a,8b,9a,9bの場合は、無線タグの数が“2”なので、“00110001”=31hとなる。
物品識別コードD2は、タグ取付対象物(パレット5,商品6a,6b等)を識別するための情報であって、複数バイトのデータで構成されている。例えば、パレット5に付される無線タグ7a,7b,7c,7dの場合は、当該パレット固有のIDが物品識別コードD2となる。商品6a,6bに付される無線タグ8a,8b,9a,9bの場合は、当該商品のメーカコード,商品コード等が物品識別コードD2となる。すなわち、同一のタグ取付対象物に複数の無線タグが付される場合は、各無線タグの物品識別コードD2は共通となる。
シリアルナンバーD3は、1つのタグ取付対象物に付される無線タグを個々に識別するためのデータであって、1バイトデータで形成されている。本実施の形態では、対象物に1つしか付されていない無線タグの場合には、レコードR1に示すように“00000000”=00hとする。対象物に2つ付されている無線タグの場合には、一方をレコードR21に示すように“00000000”=00hとし、他方をレコードR22に示すように“00000001”=01hとする。対象物に4つ付されている無線タグの場合には、1つをレコードR31に示すように“00000000”=00hとし、別の1つをレコードR32に示すように“00000001”=01hとし、さらに別の1つをレコードR33に示すように“00000010”=02hとし、残りの1つをレコードR34に示すように“00000011”=03hとする。同様に、図示しないが、対象物に8つ付されている無線タグの場合には、それぞれを“00000000”=00hから“00000111”=07hまでのいずれかとする。
例えば、パレット5に付される無線タグ7a,7b,7c,7dの場合は、4つの無線タグが付されているので、“00000000”,“00000001”,“00000010”及び“00000011”が各々に割り当てられる。一方、商品6a,6bに付される無線タグ8a,8b,9a,9bの場合は、それぞれ2つの無線タグが付されているので、“00000000”と“00000001”が各々に割り当てられる。
図3はリーダ・ライタ1の要部構成を示すブロック図である。リーダ・ライタ1は、インターフェイス11、変調部12、送信アンプ13、受信アンプ14、復調部15、サーキュレータ16及び制御部17で構成されている。
インターフェイス11は、制御部17とクライアント2との間のデータ通信を司る。変調部12は、制御部17から与えられた送信データを変調する。送信アンプ13は、変調部12で変調されたデータ信号を増幅する。サーキュレータ16は、送信アンプ13で増幅されたデータ信号をアンテナ4に供給する。また、アンテナ4で受信した電波に相当する信号を受信アンプ14に供給する。受信アンプ14は、受信電波の信号を増幅する。復調部15は、受信アンプ14にて増幅された信号を復調して、制御部17に与える。
制御部17は、メモリ20を備えている。メモリ20には、図4に示すように、送信バッファメモリ21、マスク処理前メモリ22、テーブルメモリ23及びフラグメモリ24の各記憶領域が形成されている。送信バッファメモリ21は、読み取りが確定した複数の無線タグデータを記憶するための領域である。マスク処理前メモリ22は、復調部15で復調された無線タグデータを一時的に記憶するための領域である。
テーブルメモリ23は、前記各ヘッダデータD1にそれぞれ対応してマスクデータMを予め記憶した領域である。マスクデータMは、前記シリアルナンバーD3の一部をマスクするデータであり、シリアルナンバーD3の一部をマスクすることによって、同一のタグ取付対象物に付されている複数の無線タグのデータのうち、マスクされた部分以外を共通にするためのものである。
すなわち、ヘッダデータD1=“00110000”に対しては、マスクデータM=“11111111”が設定されている。当該ヘッダデータD1の無線タグは、タグ取付対象物に対して1つしか付されない。すなわち、マスクの必要がないので、1バイトからなるシリアルナンバーD3の全てのビットをマスクしないことを示すマスクデータM=“11111111”が設定されている。
ヘッダデータD1=“00110001”に対しては、マスクデータM=“11111110”が設定されている。当該ヘッダデータD1の無線タグは、タグ取付対象物に対して2つ付されており、そのうちの一方のシリアルナンバーD3が“00000000”であり、他方のシリアルナンバーD3が“00000001”である。すなわち、シリアルナンバーD3の最下位1ビットをマスクすることでそれ以外の部分が同一となるので、マスクデータM=“11111110”が設定されている。
ヘッダデータD1=“00110010”に対しては、マスクデータM=“11111100”が設定されている。当該ヘッダデータD1の無線タグは、タグ取付対象物に対して4つ付されており、それぞれのシリアルナンバーD3が“00000000”,“00000001”,“00000010”及び“00000011”である。すなわち、シリアルナンバーD3の最下位2ビットをマスクすることでそれ以外の部分が同一となるので、マスクデータM=“11111100”が設定されている。
ヘッダデータD1=“00110011”に対しては、マスクデータM=“11111000”が設定されている。当該ヘッダデータD1の無線タグは、タグ取付対象物に対して8つ付されており、それぞれのシリアルナンバーD3が“00000000”,“00000001”,“00000010”,“00000011” “00000100”,“00000101”,“00000110”及び“00000111”である。すなわち、シリアルナンバーD3の最下位3ビットをマスクすることでそれ以外の部分が同一となるので、マスクデータM=“11111000”が設定されている。
フラグメモリ24は、上記マスクデータMによる無線タグデータのマスク処理を実行するか否かを指定するマスク指定フラグF(F=1:実行する、F=0は実行しない)を記憶する領域である。本実施の形態では、次に説明する無線タグデータの読取り処理が開始される前に、例えばクライアント2からのコマンドによりマスク指定フラグFがセット(1)またはリセット(0)される。
制御部17は、図5の流れ図に示す手順で無線タグデータの読取り処理を実行する。すなわち制御部17は、インターフェイス11を介してクライアント2からタグ読取り開始コマンドを受信すると、この処理を開始する。
先ず、制御部17は、ST(ステップ)1としてタグ問合せコマンドのデータを変調部12に与える。これにより、変調部12でこのコマンドのデータ信号が変調され、送信アンプ13で増幅された後、アンテナ4から電波として放射される。このタグ問合わせコマンドの電波を受信した無線タグは、活性化される。活性化された無線タグは、自己のメモリに記憶している無線タグデータを応答電波に変調して送信する。この応答電波をアンテナ4が受信すると、その応答電波に相当する信号が受信アンプ14に供給され、増幅された後、復調部15に与えられる。そして、この復調部15にて無線タグデータに復調された後、制御部17に与えられる。
リーダ・ライタ1では、無線タグからの応答電波をアンテナ4で受信する毎に、上述した増幅及び復調の処理が繰り返される。
タグ問合せコマンドを発信した制御部17は、ST2として無線タグデータの応答を待機する。そして、復調部15にて復調された無線タグデータを取り込む毎に、ST3以降の処理を実行する。
ST3では、復調部15にて復調された無線タグデータを、マスク処理前メモリ22に上書きする。次いで、制御部17は、ST4としてフラグメモリ24をチェックする。ここで、フラグメモリ24のマスク指定フラグFがリセットされていた場合には、マスク処理を実行しないので、後述するST8の処理に進む。
これに対し、マスク指定フラグFがセットされていた場合には、制御部17は、マスク処理を実行する。具体的には、ST5としてマスク処理前メモリ22に記憶された無線タグデータを読み出す。そして、ST6としてテーブルメモリ23を検索して、当該無線タグデータのヘッダデータD1に対応して設定されているマスクデータMを取得する。次に、制御部17は、ST7としてマスク処理前メモリ22から読み出した無線タグデータのシリアルナンバーD3と、ST6の処理で取得したマスクデータMとについて、ビット毎に論理積を演算することにより、シリアルナンバーD3の一部にマスク処理を施す(マスク処理手段)。しかる後、制御部17は、ST8の処理に進む。
ST8では、制御部17は、重複チェック処理を実行する。すなわち、ST4にてマスク指定フラグFがリセットされていた場合には、マスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータで送信バッファメモリ21を検索して、同一データが送信バッファメモリ21にすでに格納されているか否かを判定する。一方、マスク指定フラグFがセットされていた場合には、マスク処理前メモリ22から読み出された無線タグデータにおいて、ST7にてマスクされた部分以外のデータと、同一のデータを有する無線タグデータが送信バッファメモリ21に格納されているか否かを判定する(重複判定手段)。
この重複チェック処理の結果、格納されていないと判定した場合には(ST9のNO)、制御部17は、ST10としてマスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータを送信バッファメモリ21に追加する。これに対し、格納されていると判定した場合には(ST9のYES)、制御部17は、ST11としてマスク処理前メモリ22内の無線タグデータを破棄する(重複処理手段)。
制御部17は、ST2にて復調部15から無線タグデータを受取る毎に、上記ST3〜ST11の処理を実行する。そして、無線タグデータを受取らないまま一定時間が経過すると、制御部17は、ST12として無線タグデータの読取りが終了したものとみなす。その場合は、制御部17は、ST13として送信バッファメモリ21に記憶された無線タグデータをクライアント2に送信して(タグデータ送信手段)、今回の読取り処理を終了する。
今、図1に示すように、本実施の形態の物流管理システムが構築された物流拠点に、パレット5によって搬送される商品6a,6bが入荷した場合を想定する。この場合、物流拠点では、商品6a,6bが載置されたパレット5をアンテナ4の交信領域内に配置した状態で、クライアント2からリーダ・ライタ1にタグ読取り開始コマンドを発信する。そうすると、アンテナ4からタグ問合せコマンドの電波が放射され、アンテナ4の交信領域内に存在する無線タグ7a,7b,7c,7d,8a,8b,9a,9bのデータが連続して読み取られる。
今、無線タグ7d,7a,8a,7c,8b,9a,9b,7bの順番にデータが読み取られたとする。なお、読取りを開始する前において、マスク指定フラグFは“1”にセットされているものとする。また、送信バッファメモリ21はクリアされているものとする。
先ず、無線タグ7dのデータが読み取られる。すると、この無線タグ7dのヘッダデータD1は“00110010”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111100”が選択される。その結果、この無線タグ7dのシリアルナンバーD3のうち、下位2ビットがマスクされる。ここで、無線タグ7dのシリアルナンバーD3は、“00000000”,“00000001”,“00000010”または“00000011”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“000000”となる。この時点で、送信バッファメモリ21に無線タグデータは格納されていない。したがって、無線タグ7dのデータは、そのまま送信バッファメモリ21に格納される。
次に、無線タグ7aのデータが読み取られる。すると、この無線タグ7aのヘッダデータD1は“00110010”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111100”が選択される。その結果、この無線タグ7aのシリアルナンバーD3は、下位2ビットがマスクされる。ここで、無線タグ7aのシリアルナンバーD3は、“00000000”,“00000001”,“00000010”または“00000011”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“000000”となる。この時点において、送信バッファメモリ21には無線タグ7dのデータが格納されている。この無線タグ7dと無線タグ7aとは、ヘッダデータD1及び物品識別コードD2は共通であり、シリアルナンバーD3の下位2桁だけが異なる。したがって、重複チェック処理により、無線タグ7aのマスクされた部分以外のデータは、無線タグ7dのマスクされた部分以外のデータと重複するので、無線タグ7aのデータは破棄される。
次に、無線タグ8aのデータが読み取られる。すると、この無線タグ8aのヘッダデータD1は“00110001”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111110”が選択される。その結果、この無線タグ8aのシリアルナンバーD3は、下位1ビットがマスクされる。ここで、無線タグ8aのシリアルナンバーD3は、“00000000”または“00000001”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“0000000”となる。この時点において、送信バッファメモリ21には無線タグ7dのデータが格納されている。無線タグ7dと無線タグ8aとは、ヘッダデータD1及び物品識別コードD2がいずれも異なる。したがって、無線タグ8aのデータは、そのまま送信バッファメモリ21に格納される。
次に、無線タグ7cのデータが読み取られる。すると、この無線タグ7cのヘッダデータD1は“00110010”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111100”が選択される。ここで、無線タグ7cのシリアルナンバーD3は、“00000000”,“00000001”,“00000010”または “00000011”のいずれかである。したがって、無線タグ7aのデータが読み取られたときと同様に処理される。すなわち、無線タグ7cのデータは破棄される。
次に、無線タグ8bのデータが読み取られる。すると、この無線タグ8bのヘッダデータD1は“00110001”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111110”が選択される。その結果、この無線タグ8bのシリアルナンバーD3は、下位1ビットがマスクされる。ここで、無線タグ8bのデータのシリアルナンバーD3は、“00000000”または“00000001”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“0000000”となる。この時点において、送信バッファメモリ21には無線タグ7dと無線タグ8aのデータが格納されている。そのうち、無線タグ8aは、無線タグ8bとヘッダデータD1及び物品識別コードD2が共通であり、シリアルナンバーD3の下位1桁だけが異なる。したがって、重複チェック処理により、無線タグ8bのマスクされた部分以外のデータは、無線タグ8aのマスクされた部分以外のデータと重複するので、無線タグ8bのデータは破棄される。
次に、無線タグ9aのデータが読み取られる。すると、この無線タグ9aのヘッダデータD1は“00110001”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111110”が選択される。その結果、この無線タグ9aのシリアルナンバーD3は、下位1ビットがマスクされる。ここで、無線タグ9aのシリアルナンバーD3は、“00000000”または“00000001”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“0000000”となる。この時点において、送信バッファメモリ21には無線タグ7d及び無線タグ8aのデータが格納されている。そのうち、無線タグ8aは、無線タグ9aとヘッダデータD1が一致する。また、シリアルナンバーD3のマスクされた部分以外のデータも一致する。しかし、物品識別コードD2は異なる。したがって、無線タグ9aのデータは、そのまま送信バッファメモリ21に格納される。
次に、無線タグ9bのデータが読み取られる。すると、この無線タグ9bのヘッダデータD1は“00110001”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111110”が選択される。その結果、この無線タグ9bのシリアルナンバーD3は、下位1ビットがマスクされる。ここで、無線タグ9bのシリアルナンバーD3は、“00000000”または“00000001”のいずれかである。したがって、マスクされた以外の部分は“0000000”となる。この時点において、送信バッファメモリ21には無線タグ7d,無線タグ8a及び無線タグ9aのデータが格納されている。そのうち、無線タグ9aは、無線タグ9bとヘッダデータD1及び物品識別コードD2が共通であり、シリアルナンバーD3の下位1桁だけが異なる。したがって、重複チェック処理により、無線タグ9bのマスクされた部分以外のデータと、無線タグ9aのマスクされた部分以外のデータとは重複するので、無線タグ9bのデータは破棄される。
最後に、無線タグ7bのデータが読み取られる。すると、この無線タグ7bのヘッダデータD1は“00110010”なので、テーブルメモリ23からマスクデータM=“11111100”が選択される。ここで、無線タグ7bのシリアルナンバーD3は、“00000000”,“00000001”,“00000010”または“00000011”のいずれかである。したがって、前記無線タグ7aまたは7cのデータが読み取られたときと同様に処理され、無線タグ7bのデータは破棄される。
かくして、送信バッファメモリ21には、パレット5に取り付けられた4つの無線タグ7a〜7dのうちの1つである無線タグ7dのデータと、商品6aに取り付けられた2つの無線タグ8a,8bのうちの1つである無線タグ8aのデータと、商品6bに取り付けられた2つの無線タグ9a,9bのうちの1つである無線タグ9aのデータとが格納される。そして、これら3つの無線タグデータが伝送路3を介してクライアント2に送信される。
このように本実施の形態によれば、1つの物品(パレット5や商品6a,6b)に複数の無線タグを付すことで迅速かつ高精度な物品認識を実現した場合でも、クライアント2に送信される無線タグデータのデータ量は、当該物品に1つしか付さない場合と同等となる。したがって、クライアント2の負荷を軽減することができる。また、リーダ・ライタ1とクライアント2との間の通信トラフィック量を低減できる効果を奏する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に関わる第2の実施の形態について説明する。なお、この第2の実施の形態においても、物流管理システムの物流拠点側に構築されるシステムのハードウェア構成や、各取付対象物(パレット5、商品6a,6b等)に取り付けられる無線タグのデータ構造は、第1の実施の形態と同様である。したがって、図1乃至図4の各図は、第2の実施の形態でも使用し、その説明は省略する。
第2の実施の形態において、リーダ・ライタ1の制御部17は、図6の流れ図に示す手順で無線タグデータの読取り処理を実行する。なお、図6において、図5に示した第1の実施の形態の同一処理と共通する部分には同一符号を付している。
すなわち、第2の実施の形態では、ST8の重複チェック処理の結果、重複無しと判定された場合(ST9のNO)、ST14としてマスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータのうち、ST7の処理でマスクした部分を固定値“0”に置換する(データ置換手段)。しかる後、このマスク部分が固定値“0”に置換された無線タグデータを送信バッファメモリ21に追加する。
以上の点が第1の実施の形態と異なる部分であり、その他の部分は第1の実施の形態と同様なので、ここでの説明は省略する。
このように、第2の実施の形態においては、重複チェック処理の結果、重複無しと判定された場合は、マスクした部分を固定値“0”に置換した無線タグデータを送信バッファメモリ21に追加するようにしている。
したがって、第1の実施の形態と同様に、図1において、無線タグ7d,7a,8a,7c,8b,9a,9b,7bの順番にデータが読み取られたとした場合、送信バッファメモリには、無線タグ7d、無線タグ8a及び無線タグ9aの各データが格納されるが、これらの無線タグデータのシリアルナンバーD3は、全て“00000000”に統一される。ここで、例えばシリアルナンバー“00000001”を“00000000”に置換しても、物品識別コードD2は変更されないので、無線タグデータを利用した上位装置での物品管理に影響はない。
したがって、リーダ・ライタ1から取り込んだ無線タグデータを処理するクライアント2においては、各無線タグデータのシリアルナンバー3を識別する必要がないので、クライアント2の負荷をさらに軽減できる効果を奏する。
なお、この第2の実施の形態では、マスク部分を置換する固定値を“0”として説明したが、“0”以外の値を固定値としてもよいのはいうまでもないことである。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態において、物流管理システムの物流拠点側に構築されるシステムの構成図である。図示するように、物流拠点には、第1の無線タグリーダ・ライタ1A(以下、第1リーダ・ライタ1Aと略称する)と、第2の無線タグリーダ・ライタ1B(以下、第2リーダ・ライタ1Bと略称する)と、中継装置100と、クライアント・コンピュータ200(以下、クライアント200と略称する)と、が設けられている。クライアント200は、第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bの上位装置として機能する。第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bとクライアント200とは、中継装置100を介して伝送ケーブル3A,3B,3Cで接続されている。クライアント200は、図示しないが、ネットワークを介して各物流拠点の本部などに設置されているサーバと接続されている。
第1及び第2リーダ・ライタ1A,1Bは、それぞれアンテナ4A,4Bを備えている。アンテナ4A,4Bは、ループコイルアンテナ,ダイポールアンテナ,平面パッチアンテナ等である。アンテナ4Aとアンテナ4Bは、互いの交信領域の少なくとも一部が重なるように、対向配置されている。
第1リーダ・ライタ1Aは、アンテナ4Aの交信領域内に存在する無線タグのデータを、無線通信を利用して非接触で読取り、その読取った無線タグデータを、前記伝送路3Aを介して中継装置100に送信する。第2リーダ・ライタ1Bは、アンテナ4Bの交信領域内に存在する無線タグのデータを、無線通信を利用して非接触で読取り、その読取った無線タグデータを、前記伝送路3Bを介して中継装置100に送信する。この際、第1及び第2リーダ・ライタ1A,1Bは、アンチコリジョンと称される衝突防止機能を利用して、交信領域内に複数の無線タグが存在する場合はこれらの無線タグのデータを連続して読取ることができる。
第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bは、中継装置100とともに、本発明の無線タグ読取装置として機能する。第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bのハードウェア構成は、第1の実施の形態で用いた図3の構成と同様である。ただし、テーブルメモリ23及びフラグメモリ24は、メモリ20に形成されていない。
中継装置100は、図8に示すように、第1インターフェイス101、第2インターフェイス102、第3インターフェイス103及び制御部104で構成されている。第1インターフェイス101は、第1リーダ・ライタ1Aと制御部104との間のデータ通信を司る。第2インターフェイス102は、第2リーダ・ライタ1Bと制御部104との間のデータ通信を司る。第3インターフェイス103は、クライアント2と制御部104との間のデータ通信を司る。
制御部104は、メモリ110を備えている。メモリ110には、第1の実施の形態のリーダ・ライタ1と同様に、送信バッファメモリ21、マスク処理前メモリ22、テーブルメモリ23及びフラグメモリ24の各記憶領域が形成されている。
第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bの制御部17は、いずれも図9の流れ図に示す手順で無線タグデータの読取り処理を実行する。すなわち制御部17は、インターフェイス11を介してタグ読取り開始コマンドを受信すると、この処理を開始する。
先ず、制御部17は、ST21としてタグ問合せコマンドのデータを変調部12に与えてタグ問合せコマンドの発信を制御し、ST22として無線タグデータの応答を待機する。そして、復調部15にて復調された無線タグデータを取り込む毎に、ST23以降の処理を実行する。
ST23では、復調部15にて復調された無線タグデータを、マスク処理前メモリ22に上書きする。次いで、制御部17は、ST24として重複チェック処理を実行する。すなわち、マスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータで送信バッファメモリ21を検索して、同一データが送信バッファメモリ21にすでに格納されているか否かを判定する。この重複チェック処理の結果、格納されていないと判定した場合には(ST25のNO)、制御部17は、ST26としてマスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータを送信バッファメモリ21に追加する。これに対し、格納されていると判定した場合には(ST25のYES)、制御部17は、ST27としてマスク処理前メモリ22内の無線タグデータを破棄する。
制御部17は、ST22にて復調部15から無線タグデータを受取る毎に、上記ST23〜ST27の処理を実行する。そして、無線タグデータを受取らないまま一定時間が経過すると、制御部17は、ST28として無線タグデータの読取りが終了したものとみなす。その場合は、制御部17は、ST29として送信バッファメモリ21に記憶された無線タグデータを順次、中継装置100に送信して、今回の読取り処理を終了する。
中継装置100の制御部104は、図10の流れ図に示す手順で無線タグデータの中継処理を実行する。すなわち制御部104は、第3インターフェイス103介してクライアント200からタグ読取り開始コマンドを受信すると、この処理を開始する。
先ず、制御部104は、ST31としてタグ問合せコマンドを第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bに、それぞれ伝送路3A,3Bを介して送信する。そして、ST32として第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bから無線タグデータが送られてくるのを待機する。いずれか一方のリーダ・ライタ1A,1Bから無線タグデータを受信すると、その都度、制御部104は、ST33以降の処理を実行する。
ST33では、第1インターフェイス101または第2インターフェイス102を介して受信した無線タグデータを、マスク処理前メモリ22に上書きする。次いで、制御部104は、ST34としてフラグメモリ24をチェックする。ここで、フラグメモリ24のマスク指定フラグFがリセットされていた場合には、マスク処理を実行しないので、後述するST38の処理に進む。
これに対し、マスク指定フラグFがセットされていた場合には、制御部104は、マスク処理を実行する。具体的には、ST35としてマスク処理前メモリ22に記憶された無線タグデータからヘッダデータD1を読み出す。そして、ST36としてテーブルメモリ23を検索して、当該ヘッダデータD1に対応して設定されているマスクデータMを取得する。次に、制御部104は、ST37としてマスク処理前メモリ22に記憶された無線タグデータからシリアルナンバーD3を読み出す。そして、当該シリアルナンバーD3と、ST36の処理で取得したマスクデータMとについて、ビット毎に論理積を演算することにより、シリアルナンバーD3の一部にマスク処理を施す(マスク処理手段)。しかる後、制御部104は、ST38の処理に進む。
ST38では、制御部104は、重複チェック処理を実行する。すなわち、ST34にてマスク指定フラグFがリセットされていた場合には、マスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータで送信バッファメモリ21を検索して、同一データが送信バッファメモリ21にすでに格納されているか否かを判定する。一方、マスク指定フラグFがセットされていた場合には、ST37にてマスク処理された無線タグデータで送信バッファメモリ21を検索して、マスクされていない部分が同一のデータが送信バッファメモリ21にすでに格納されているか否かを判定する(重複判定手段)。
この重複チェック処理の結果、格納されていないと判定した場合には(ST39のNO)、制御部104は、ST40としてマスク処理前メモリ22に記憶されている無線タグデータを送信バッファメモリ21に追加する。これに対し、格納されていると判定した場合には(ST39のYES)、制御部104は、ST41としてマスク処理前メモリ22内の無線タグデータを破棄する(重複処理手段)。
制御部104は、ST32にて無線タグデータを受信する毎に、上記ST33〜ST41の処理を実行する。そして、無線タグデータを受信しないまま一定時間が経過すると、制御部104は、ST42として無線タグデータの読取りが終了したものとみなす。なお、この一定時間は、リーダ・ライタ1A,1Bの制御部17が読取終了と判断する時間よりも充分に長い時間である。読取終了と判断した場合は、制御部104は、ST43として送信バッファメモリ21に記憶された無線タグデータをクライアント2に送信して(タグデータ送信手段)、今回の中継処理を終了する。
今、対向配置された第1アンテナ4Aと第2アンテナ4Bとの間に、図1に示すパレット5と商品6a,6bが置かれ、クライアント200から無線タグ読取コマンドが発信されて、第1リーダ・ライタ1Aで無線タグ7a,7c,7d,8a,8bが読み取られ、第2リーダ・ライタ1Bで無線タグ7a,7b,7c,9a,9bが読み取られたとする。
この場合、第1リーダ・ライタ1Aから中継装置100には、各無線タグ7a,7c,7d,8a,8bのデータが送信される。同様に、第2リーダ・ライタ1Bから中継装置100には、各無線タグ7a,7b,7c,9a,9bが送信される。
ここで、仮にマスク指定フラグFが“0”にリセットされていた場合には、無線タグ7a,7cのデータは、第1リーダ・ライタ1A及び第2リーダ・ライタ1Bの双方で読み取られているので、いずれか一方が選択され、他方が破棄される。したがって、クライアント200には、各無線タグ7a,7b,7c,7d,8a,8b,9a,9bのデータが送信される。
一方、マスク指定フラグFが“1”にセットされていた場合には、本発明に関わるマスク処理により、パレット5に取り付けられた4つの無線タグ7a,7b,7c,7dのうちいずれか1つが選択され、他は破棄される。また、商品6aに取り付けられた2つの無線タグ8a,8bのうち一方が選択され、他方は破棄される。同様に、商品6bに取り付けられた2つの無線タグ9a,9bのうち一方が選択され、他方は破棄される。したがって、クライアント200には、パレット5に取り付けられた4つの無線タグ7a,7b,7c,7dのうちの1つと、商品6aに取り付けられた2つの無線タグ8a,8bのうちの1つと、商品6bに取り付けられた2つの無線タグ9a,9bのうちの1つの計3つのデータが送信される。したがって、第1の実施の形態と同様な作用効果を奏することができる。
なお、この第3の実施の形態においても、第2の実施の形態のように、マスク処理された無線タグデータのマスク部分を固定値に置換して、クライアント200に送信するようにしてもよい。
なお、この発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記各実施の形態では、マスクデータMでマスクする部分を無線タグデータのシリアルナンバーD3としたが、マスクする部分はこれに限定されるものではない。無線タグデータの一部をマスクすることによって、同一物体に付されている複数の無線タグのマスク以外の部分が同一となるならば、無線タグデータのどの部分をマスクしてもよい。
また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態において、物流管理システムの物流拠点側に構築されるシステムの構成図。 同第1の実施の形態において、無線タグのデータ構造を説明するための模式図。 同第1の実施の形態において、リーダ・ライタの要部構成を示すブロック図。 同第1の実施の形態において、リーダ・ライタのメモリに形成される主要領域を示す模式図。 同第1の実施の形態において、リーダ・ライタの制御部が実行する無線タグ読取処理の要部処理手順を示す流れ図。 本発明の第2の実施の形態において、リーダ・ライタの制御部が実行する無線タグ読取処理の要部処理手順を示す流れ図。 本発明の第3の実施の形態において、物流管理システムの物流拠点側に構築されるシステムの構成図。 同第3の実施の形態において、中継装置の要部構成を示すブロック図。 同第3の実施の形態において、リーダ・ライタの制御部が実行する無線タグ読取処理の要部処理手順を示す流れ図。 同第3の実施の形態において、中継装置の制御部が実行するデータ中継処理の要部処理手順を示す流れ図。
符号の説明
1,1A,1B…無線タグリーダ・ライタ(リーダ・ライタ)、2,200…クライアント、3,3A,3B,3C…伝送路、4,4A,4B…アンテナ、5…パレット、6a,6b…商品、7a,7b,7c,7d,8a,8b,9a,9b…無線タグ、17,104…制御部、21…送信バッファメモリ、22…マスク処理前メモリ、23…テーブルメモリ、24…フラグメモリ、100…中継装置。

Claims (8)

  1. タグ読取手段により複数の無線タグのデータを読み取り、上位装置へ送信する無線タグ読取装置において、
    前記タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、それぞれその一部をマスクするマスク処理手段と、
    前記タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、前記マスク処理手段によりマスクされた部分以外が重複しているか否かを判定する重複判定手段と、
    この重複判定手段によりマスクされた部分以外が重複している無線タグデータが複数あるとき、そのうちの1つを選択し残りを破棄する重複処理手段と、
    この重複処理手段により選択した無線タグデータを前記上位装置へ送信するタグデータ送信手段と、
    を具備したことを特徴とする無線タグ読取装置。
  2. 重複処理手段により選択した無線タグデータについて、マスク処理手段によりマスクした部分を固定値に置換するデータ置換手段、をさらに具備し、
    タグデータ送信手段は、前記データ置換手段により置換された無線タグデータを前記上位装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取装置。
  3. 無線タグデータの分類を識別するデータに対応してそれぞれ異なるマスクデータを記憶してなるテーブル、をさらに備え、
    前記マスク処理手段は、前記タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、その無線タグデータから分類を識別し、当該分類に対応したマスクデータを前記テーブルから読み出してマスクすることを特徴とする請求項1又は2記載の無線タグ読取装置。
  4. それぞれ複数の無線タグのデータを読み取る複数のタグリーダと、各タグリーダと通信手段を介して接続された中継部とを備え、
    前記中継部は、
    各タグリーダが読み取った複数の無線タグのデータ個々について、それぞれその一部をマスクするマスク処理手段と、
    各タグリーダが読み取った複数の無線タグのデータ個々について、前記マスク処理手段によりマスクされた部分以外が重複しているか否かを判定する重複判定手段と、
    この重複判定手段によりマスクされた部分以外が重複している無線タグデータが複数あるとき、そのうちの1つを選択し残りを破棄する重複処理手段と、
    この重複処理手段により選択した無線タグデータを上位装置へ送信するタグデータ送信手段と、
    を具備したことを特徴とする無線タグ読取装置。
  5. 重複処理手段により選択した無線タグデータについて、マスク処理手段によりマスクした部分を固定値に置換するデータ置換手段、をさらに具備し、
    タグデータ送信手段は、前記データ置換手段により置換された無線タグデータを上位装置へ送信することを特徴とする請求項4記載の無線タグ読取装置。
  6. 前記中継部は、無線タグデータの分類を識別するデータに対応してそれぞれ異なるマスクデータを記憶してなるテーブル、をさらに備え、
    前記マスク処理手段は、前記タグ読取手段により読み取った複数の無線タグのデータ個々について、その無線タグデータから分類を識別し、当該分類に対応したマスクデータを前記テーブルから読み出してマスクすることを特徴とする請求項4又は5記載の無線タグ読取装置。
  7. 複数の無線タグのデータを無線通信により読み取るタグ読取ステップと、
    このタグ読取ステップにより読み取った複数の無線タグのデータ個々について、それぞれその一部をマスクするマスク処理ステップと、
    前記タグ読取ステップにより読み取った複数の無線タグのデータ個々について、前記マスク処理ステップによりマスクされた部分以外が重複しているか否かを判定する重複判定ステップと、
    この重複判定ステップによりマスクされた部分以外が重複している無線タグデータが複数あるとき、そのうちの1つを選択し残りを破棄する重複処理ステップと、
    この重複処理ステップにより選択した無線タグデータを上位装置へ送信するタグデータ送信ステップと、
    を具備したことを特徴とする無線タグ読取方法。
  8. 重複処理ステップにより選択した無線タグデータについて、マスク処理手段によりマスクした部分を固定値に置換するデータ置換ステップ、をさらに具備し、
    タグデータ送信ステップは、前記データ置換ステップにより置換された無線タグデータを上位装置へ送信することを特徴とする請求項7記載の無線タグ読取方法。
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