JP5018823B2 - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents
シート搬送装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5018823B2 JP5018823B2 JP2009111080A JP2009111080A JP5018823B2 JP 5018823 B2 JP5018823 B2 JP 5018823B2 JP 2009111080 A JP2009111080 A JP 2009111080A JP 2009111080 A JP2009111080 A JP 2009111080A JP 5018823 B2 JP5018823 B2 JP 5018823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- guide surface
- pressing member
- guide
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Description
ここで、たとえば多数の転写材が積層状態で高温多湿下に放置された場合、積層方向において上部を除く位置にある転写材では、周縁部だけが大気に露出されるので、直交方向において、中央領域が乾燥したままの状態にある一方で、両端部側が大気中の水分を吸収して湿ってしまう。つまり、この転写材では、湿り具合が直交方向において異なる。また、この転写材では、中央領域が乾燥している一方で両端部側が湿っていることから、中央領域が硬く、両端部側が軟らかくなって反る。
ここで、転写材において、上述したように中央領域が硬い一方で両端部側が軟らかいと、両端部側から中央領域へ向かうそれぞれの力と中央領域における転写材の弾性とが反発することによって中央領域に皺が発生することがある。中央領域に発生した皺が解消されないままの状態にある転写材にトナー像が転写されると、転写材において皺が発生した領域では、トナー像の転写不良が生じる。また、転写材に皺があると、搬送不良が生じるおそれもある。
ここで、特許文献1のカラー画像形成装置では、転写材吸着ロールが直交方向に延びており、転写材吸着ロールの直交方向における両端部がカラー画像形成装置本体側に支持されている。つまり、転写材吸着ロールでは、直交方向において、両端部の剛性が中央部の剛性よりも高い。そのため、転写材搬送ベルトの上流側において転写材が転写材吸着ロールと回動ロールとに挟まれた場合、この転写材では、両端部側が中央領域よりも強く挟まれるので、両端部側が中央領域に遅れて搬送される。そのため、特許文献1のカラー画像形成装置では、中央先行が、抑制されるどころか、逆に促進されてしまう。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記押圧部材は、前記シートに接触し、そのシートが搬送されるのに伴って回転可能なローラであることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記押圧部材を前記ガイド面に当接させる付勢力を切り替える切替部材を備えていることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記ガイド面は、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記搬送部材に近付く傾斜面を含むことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記抵抗部材は、前記第1ガイド面および前記第2ガイド面のうちの一方のガイド面と対向する位置に設けられ、前記シートを前記一方のガイド面に対して押圧する押圧部材であることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、前記支持部材は、前記搬送方向において前記押圧部材を有する一端から上流側に延びて配置され、かつ、前記他方のガイド面の少なくとも一部を有していることを特徴としている。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の発明において、前記搬送部材は、前記シートが載置される搬送面を有するベルトを含み、前記ガイド部材は、前記搬送方向下流側に向かうに従って前記搬送面に接近する傾斜面を有し、前記傾斜面に沿って前記シートを案内することを特徴としている。
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の発明において、前記抵抗部材に対して前記搬送方向上流側に配置され、シートにおける少なくとも幅方向中央領域に接触することによって所定のタイミングで前記搬送方向下流側へシートを送り出すレジストローラを備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、押圧部材として、シートに接触し、そのシートが搬送されるのに伴って回転可能なローラを用いるので、押圧部材は、シートの中央領域を押圧している最中では、回転することによって、必要以上にシートに抵抗を生じさせない。そのため、中央先行を抑制しつつ、シートを搬送部材へ向けて円滑に搬送することができる。
これにより、この付勢力を大きくして押圧部材をガイド面に強く当接させることで、中央先行を抑制することができる。一方で、周囲の環境の変化に伴い、中央先行が生じてもシートに皺が発生しないことから中央先行を抑制する必要がない場合には、前記付勢力を小さくすれば、押圧部材の押圧によってシートの幅方向中央領域に幅方向両端部側よりも大きな抵抗が与えられることを中止できる。そのため、シートの幅方向中央領域に幅方向両端部側よりも大きな抵抗が与えられることに起因してシートへの現像剤像等の転写ずれが生じることを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、押圧部材が、搬送方向におけるガイド面の下流側端部(搬送部材に最も近い部分)に当接可能であるので、搬送部材の直前において、シートの中央先行を抑制することができる。そのため、押圧部材を過ぎて搬送部材へ向かうシートに中央先行が生じることはなく、シートは、中央先行がない状態を保ったまま、速やかに搬送部材に受け渡され、その状態で引き続き搬送される。
請求項9に記載の発明によれば、ガイド面が、シートの一方の面に対向する第1ガイド面と、シートにおけるその一方の面の反対側の面に対向する第2ガイド面とを含み、第1ガイド面と第2ガイド面との間隔が、搬送方向上流側へ向かうに従って広がっている。これにより、シートは、第1ガイド面と第2ガイド面との間に搬送方向上流側から円滑に導入され、搬送部材へ向けて案内される。
請求項16に記載の発明によれば、抵抗部材に対して搬送方向上流側に配置されたレジストローラが、シートにおける少なくとも幅方向中央領域に接触することによって所定のタイミングで搬送方向下流側の抵抗部材に向けてシートを送り出す。これにより、レジストローラを通過した後のシートに中央先行が生じ得るが、このようなシートであっても、抵抗部材によって、中央先行を抑制することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの一実施形態を示す側断面図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(他の図についても同様)。ここで、左右方向と幅方向とは同じであり、水平方向は、幅方向および前後方向を含んでいる。
4色のトナー像が転写された用紙100は、搬送ベルト9によって、後側の定着部11に搬送される。用紙100上に転写されたトナー像は、定着部11で熱定着される。その後、用紙100は、各種ローラにより、後側から前側に方向を変えながら上昇し、本体ケーシング2上部の排出トレイ12に排出される。
ここで、プリンタ1は、各色に対応して、画像形成部の一例としての4つのプロセスカートリッジ13を備えている。なお、以下では、4つのプロセスカートリッジ13を、各色に対応して、プロセスカートリッジ13K(ブラック)、プロセスカートリッジ13C(シアン)、プロセスカートリッジ13M(マゼンタ)、プロセスカートリッジ13Y(イエロー)と区別する。
2.用紙搬送装置
プリンタ1には、給紙カセット7から搬送されてきた用紙100を定着部11まで搬送するための、シート搬送装置の一例としての用紙搬送装置20が備えられている。
用紙搬送装置20は、本体ケーシング2内において、給紙カセット7の上方、かつ、各プロセスカートリッジ13の下方に配置されている。用紙搬送装置20は、1つのフレーム21を備えている。そして、用紙搬送装置20は、上述した搬送ベルト9および全ての転写ローラ10をフレーム21に支持させ、さらに、駆動ローラ22と従動ローラ23とを備えている。
駆動ローラ22および従動ローラ23は、それぞれの中心軸が幅方向(前後に延びる用紙搬送方向と直交する方向)に延びた状態で、前後方向に間隔を隔てて対向配置されている(図1も参照)。具体的には、駆動ローラ22は、フレーム21の両側壁21A、21Bの後端部間に橋渡して支持されており、従動ローラ23は、両側壁21A、21Bの前端部間に橋渡して支持されている。
第1ガイド部材24は、幅方向(用紙100の搬送方向と直交する方向)に長手の板状であり、搬送ベルト9よりも幅広である。図示されていないが、第1ガイド部材24は、フレーム21の両側壁21A、21B(図2参照)の前端部間に架設されることによってフレーム21に支持されている。この状態において、第1ガイド部材24は、搬送ベルト9において従動ローラ23の上端部に一致する部分の近傍に対して、所定の間隔を隔てて上から対向しており、第1ガイド部材24のいずれの部分も搬送ベルト9に接触していない。第1ガイド部材24の上面は、斜め後側下方へ傾斜しており、第1ガイド面24Aとされる。このように傾斜する第1ガイド面24Aは、後側(搬送方向下流側)へ向かうに従って搬送ベルト9の上側部分9Aに上から近付く傾斜面である。
搬送ベルト9へ向かう用紙100は、第1ガイド面24Aと第2ガイド面25Aとの間の空間40を搬送され、その際、第1ガイド面24Aは、用紙100の下面に対向し、第2ガイド面25Aは、用紙100の上面に対向する。ここで、用紙100において、上面および下面は、搬送方向および幅方向と平行な面であり、上面および下面のうち、下面は、一方の面とされ、上面は、一方の面の反対側の面とされる。
第2ガイド部材25の上面における長穴27の下側には、第2ガイド部材25に支持される支持部材30と、支持部材30に支持される抵抗部材の一例としての押圧部材31とが設けられている。上述したように第2ガイド部材25がフレーム21に備えられていることから、押圧部材31は、支持部材30および第2ガイド部材25を介してフレーム21に設けられている。
支持部材30は、第2ガイド部材25にほぼ沿うように斜め後側下方へ傾斜した状態で、第2ガイド部材25によって揺動自在に支持されている。支持部材30の揺動中心30Aは、図3に示すように、左側面視において、支持部材30の上下(前後)方向における中央からやや下(後)側へずれた位置にあり、支持部材30の揺動軸は、揺動中心30Aを通って幅方向に延びている。ここで、支持部材30の下端(後端)を一端30Bとし、支持部材30の上端(前端)を他端30Cとする。揺動中心30Aは、一端30Bおよび他端30Cによって上下前後方向から挟まれている。このような支持部材30が揺動すると、一端30Bおよび他端30Cが上下する。詳しくは、一端30Bが上昇すると他端30Cが下降し、一端30Bが下降すると他端30Cが上昇する。
この状態で、上述したように支持部材30が揺動自在なので、押圧部材31は、支持部材30の揺動に伴って上下方向(厳密には、後上側と前下側とを結ぶ方向)に動くことによって、第1ガイド面24Aの後端部に対して接離可能である。常態では、上述したように支持部材30において他端30Cがばね34に付勢されることによって一端30Bが下向きに付勢されているので、一端30Bに支持された押圧部材31は、第1ガイド面24Aの後端部に向かうように下向き(第1ガイド面24Aの後端部に当接する方向)に付勢されている。そのため、押圧部材31と第1ガイド面24Aとの間に何もない場合には、押圧部材31は、第1ガイド面24Aの後端部(用紙100の搬送方向における下流側端部)に上から当接している。
3.用紙搬送
ここでは、図1に示す給紙カセット7の用紙100が搬送ベルト9まで搬送される流れを詳しく説明する。
1対のレジストローラ18は、搬送されてきた用紙100の先端(搬送方向下流側端であり、以下同じ。)を挟み、所定のタイミングで回転することによって、この用紙100を搬送方向下流側の搬送ベルト9へ向けて送り出す。このとき、1対のレジストローラ18は、用紙100において幅方向(用紙100の搬送方向に対して直交する方向)における少なくとも中央領域100A(図2参照)に接触することによって用紙100を送り出す。図3では、レジストローラ18によって送り出された直後の用紙100の先端Xが示されている。
そのため、用紙100の先端Zにおける中央領域100Aは、ばね34の付勢力に抗して押圧部材31を上方ヘ押し上げて第1ガイド面24Aの後端部から離間させる。これに伴い、ばね34の復元力(付勢力)によって、押圧部材31は、第1ガイド面24Aの後端部側へ戻ろうとし、その際、用紙100の中央領域100Aのみを、第1ガイド面24Aに向けて押圧し、第1ガイド面24Aと押圧部材31との間で挟む。よって、用紙100は、中央領域100Aにおいて、幅方向両端部100B側(図2参照)よりも大きな抵抗を受けながら、第1ガイド面24Aと第2ガイド面25Aとの間を通って後側へ進行する。これに伴い、用紙100の先端Zは、幅方向における全域に亘って、左側面視で押圧部材31を後側へ通過する。その結果、用紙100全体は、引き続き後向きに搬送される。
このように搬送ベルト9の上側部分9Aへ案内された用紙100は、上側部分9A上に載置され(受け渡され)、上述したように、転写位置へ搬送される。そして、このように用紙搬送装置20で搬送される用紙100に、上述したように、各プロセスカートリッジ13(図1参照)によって画像が形成される。
4.作用効果
(1)以上のように、この用紙搬送装置20は、用紙100を搬送する搬送ベルト9に対して、用紙100の搬送方向における上流側に、抵抗部材(例えば押圧部材31)とガイド部材24、25とを備えている。
ここで、図3に示すように、押圧部材31が、中央領域100Aにおいて、少なくとも先端(先端Z参照)を押圧していれば、用紙100において、先端Zの中央先行だけでなく、先端Z以降の搬送方向上流側の領域における中央先行も抑制されるので、結果として、用紙100の搬送方向全域における中央先行を確実に抑制することができる。
(2)図3に示すように、抵抗部材として、用紙100を第1ガイド面24Aに対して押圧する押圧部材31を用いることで、用紙100の幅方向における中央領域100Aのみに抵抗を生じさせることができるので、用紙100の中央先行を抑制し、用紙100を搬送ベルト9へ向けて円滑に搬送することができる。
(3)押圧部材31は、モータ等の駆動力を受けることなく、搬送される用紙100に接触し、その用紙100が搬送されるのに伴って回転可能なローラである。そのため、押圧部材31は、用紙100の中央領域100Aを押圧している最中では、回転することによって、必要以上に用紙100に抵抗を生じさせない。そのため、中央先行を抑制しつつ、用紙100を搬送ベルト9へ向けて円滑に搬送することができる。
(4)押圧部材31は、第1ガイド面24Aに対して接離可能であり、ばね34によって、第1ガイド面24Aに当接する方向に付勢されている。これにより、第1ガイド面24Aに搬送されてきた用紙100によって、第1ガイド面24Aに当接する方向への付勢力Aに抗して押圧部材31を第1ガイド面24Aから離隔させ、その際に第1ガイド面24Aと押圧部材31とで用紙100を挟むことで用紙100の中央領域100Aに確実に抵抗を与えながら、用紙100を押圧部材31と第1ガイド面24Aとの間で通過させることができる。
(5)押圧部材31は、搬送方向における第1ガイド部材24の下流側端部(第1ガイド面24Aの後端部であって、搬送ベルト9に最も近い部分)に当接可能である。
つまり、搬送ベルト9の直前で用紙100の中央先行を抑制しておくことによって、中央先行が生じた状態で用紙100が搬送ベルト9に搬送されることを効果的に抑制することができる。
(6)搬送方向における第1ガイド部材24の下流側端部において押圧部材31に当接される部分である第1ガイド面24Aの後端部は、搬送方向下流側(後側)へ向かうに従って搬送ベルト9に近付く傾斜面である。これにより、押圧部材31を過ぎて搬送ベルト9へ向かう用紙100は、この第1ガイド面24Aに案内されることによって、円滑に搬送ベルト9に受け渡される。そのため、用紙100の円滑な搬送を達成することができる。
(7)第1ガイド面24Aは、用紙100の一方の面(ここでは下面)に対向し、第2ガイド面25Aは、用紙100におけるその一方の面(下面)の反対側の面(上面)に対向する。そして、第1ガイド面24Aと第2ガイド面25Aとの間隔が、搬送方向上流側(前側)へ向かうに従って広がっている。これにより、用紙100は、第1ガイド面24Aと第2ガイド面25Aとの間に搬送方向上流側から円滑に導入され、搬送ベルト9へ向けて案内される。
(8)押圧部材31は、第1ガイド面24Aと対向する位置に設けられ、用紙100を第1ガイド面24Aに対して押圧する。押圧部材31により、用紙100の幅方向中央領域100Aのみに抵抗を生じさせることができるので、用紙100の中央先行を抑制し、用紙100を搬送ベルト9へ向けて円滑に搬送することができる。
(9)第2ガイド面25Aには、押圧部材31を一端30Bに有し、第2ガイド面25Aとほぼ直交する方向に押圧部材31を移動させるように揺動自在な支持部材30が設けられている。そのため、第2ガイド面25Aに搬送されてきた用紙100によって押圧部材31を介して支持部材30を揺動させ、その際に用紙100に抵抗を与えながら、用紙100を押圧部材31と第1ガイド面24Aとの間で通過させることができる。
(10)第2ガイド部材25には、押圧部材31を支持して揺動自在な支持部材30が設けられているので、押圧部材31は、支持部材30とともに揺動することによって、第1ガイド部材24に対して簡易に接離方向に移動可能となる。
これにより、支持部材30において、他端30Cがばね34に付勢されることによって一端30B側の押圧部材31が下降して第1ガイド部材24に接近すると、押圧部材31は、押圧部材31と第1ガイド部材24との間を通過する用紙100の中央領域100Aを押圧するときに、この中央領域100Aに対して、ばね34の付勢力(図示実線矢印で示した斜め前側下方へ向かう付勢力Aを参照)の一部(図示点線矢印で示した前向きの分力Cを参照。なお、分力Cに直交する別の分力には符号Bを付している。)を、搬送方向上流側(つまり前側)に作用させることができる。そのため、用紙100の中央領域100Aのみに抵抗が生じ、用紙100の中央先行を確実に抑制することができる。
なお、支持部材30は、押圧部材31を有する一端30Bから下流側に延び、押圧部材31よりも下流側に揺動中心30Aを有するものであってもよいが、用紙100によって押圧部材31を押し上げて支持部材30を揺動させるには、本実施形態のように押圧部材31よりも上流側に揺動中心30Aを有するほうが有利である。
そして、押圧部材31が支持部材30を介して第2ガイド部材25に支持されていることから、第2ガイド部材25は、用紙100を案内する役割と押圧部材31を支持する役割とを兼ねるので、部品点数の削減を図ることができる。
(11)搬送ベルト9およびガイド部材24、25を1つのフレーム21に備え、抵抗部材(押圧部材31)をガイド部材24、25(厳密には第2ガイド部材25)に支持させている(図2も参照)。これにより、搬送ベルト9、ガイド部材24、25および抵抗部材(押圧部材31)のそれぞれの相対位置を安定させることができる。また、抵抗部材(押圧部材31)および搬送ベルト9が同一のフレーム21に設けられることとなるので、抵抗部材(押圧部材31)を搬送ベルト9に近づけることができる。これらの結果、搬送ベルト9の直前において、用紙100の中央先行を安定して抑制することができる。
(12)搬送ベルト9は、用紙100が載置される搬送面(上側部分9A)を有し、第1ガイド部材24は、搬送方向下流側に向かうに従って上側部分9Aに接近する第1ガイド面24Aを有し、第1ガイド面24Aに沿って用紙100を案内する。これにより、用紙100を、第1ガイド面24Aで案内することによって、円滑に搬送ベルト9の上側部分9Aに受け渡すことができる。そのため、用紙100の中央先行を抑制しながら用紙100の円滑な搬送を達成することができる。
(13)上記のような用紙搬送装置20を備えるプリンタ1(図1参照)では、用紙100の中央先行を抑制することで用紙100に皺が発生することを防止できるので、画像形成の品質を高めることができる。
(14)押圧部材31に対して搬送方向上流側に配置されたレジストローラ18が、用紙100における少なくとも中央領域100Aに接触することによって所定のタイミングで搬送方向下流側の押圧部材31に向けて用紙100を送り出す。これより、用紙100では、幅方向において、どうしても中央領域100Aが両端部100B(図2参照)よりも先に搬送され易くなるので、レジストローラ18を通過した後の用紙100に中央先行が生じ得るが、このような用紙100であっても、押圧部材31によって、中央先行を抑制することができる。
5.変形例
(1)変形例1
図4は、中央先行の抑制に起因して生じる転写ずれを説明するための模式図である。図5において、(a)は、変形例1に係る用紙搬送装置の要部平面図であって、押圧部材が押圧状態にあり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図である。図6は、図5において、押圧部材が押圧解除状態にある場合を示している。
しかし、押圧部材31による中央領域100Aへの押圧力が大きいために、必要以上に大きな抵抗が中央領域100Aに生じると、図4を参照して、用紙100の先端部(搬送方向(図示矢印参照)下流側端部)では、中央領域100Aが両端部100Bに遅れて搬送されると言う現象が生じ得る(点線で示した部分を参照)。なお、この現象は、上述した押圧力(換言すれば、上述したばね34の付勢力Aであり、図3参照)に起因するものであって、温度および湿度といった周囲の環境や用紙100の種類にかかわらず生じ得る。
しかし、押圧部材31と第1ガイド部材24との間を通過した直後の用紙100の先端部では、中央領域100Aが両端部100Bに遅れて搬送されることから中央領域100Aと両端部100Bとが幅方向に沿って揃っていない。そのため、各感光ドラム3から用紙100に転写されるトナー像が、たとえば幅方向に延びる直線である場合、シアンのトナー像TCは、太い実線で示すように、用紙100の先端部において、略U字状に撓んだ状態で転写されてしまう。
そこで、変形例1では、このような転写ずれを防止するために、図5に示すように、用紙搬送装置20に切替部材50が備えられている。
図5(b)を参照して、切替部材50は、スライド部材51と、調整部材52と、上述したばね34(図3も参照)とを備えている。
詳しくは、幅方向から見たときにおけるスライド部材51の断面は、上側へ延びてから略直角に折れ曲って前側へ延びる略L字形状である。
スライド部材51において前側へ延びる部分の上面には、上側へ僅かに突出しつつ前後に延びる複数本のリブ55が、幅方向に略等間隔を隔てて一体的に設けられている。
図5(a)を参照して、調整部材52は、平面視において前(上)側が開放された略U字の板状である。
ここで、調整部材52において遊端部52A、Bより後(下)側の部分は、第2ガイド部材25の上面に対して上側から対向しており、調整部材52と第2ガイド部材25の上面との間には、上述したばね34が介挿されている(図5(b)参照)。
ここで、スライド部材51が第1位置にあるときには、上述したように突起54が切欠き57に遊嵌されていて、調整部材52を上から押えていないので、調整部材52の凸部56が、ばね34の付勢力によって上向きに移動し、支持部材30の凸部53(他端30C)を下から上向きに付勢する。これにより、図5(b)を参照して、上述した実施例と同様に、支持部材30全体が左側面視で反時計回りの方向へ揺動するように付勢され、押圧部材31が、第1ガイド面24Aの後端部に向かうように下向きに付勢され、第1ガイド面24Aに当接する。このように第1ガイド面24Aに当接している(詳しくは、第1ガイド面24Aを押圧している)押圧部材31の状態を押圧状態とする。
押圧部材31が押圧解除状態にある場合には、用紙100が押圧部材31を通過する際に(図3参照)、押圧部材31が用紙100を第1ガイド面24Aへ押圧しないので、用紙100の中央領域100Aのみに抵抗が生じることはない。そのため、用紙100は、先端部において常に中央領域100Aと両端部100Bとが幅方向に沿って揃った状態で搬送されるので、上述した転写ずれを防止できる。
これにより、押圧部材31を押圧状態にして(付勢力Aを大きくして)第1ガイド面24Aに強く当接させることで、中央先行を抑制することができる(図5参照)。一方で、周囲の環境の変化に伴い、中央先行が生じても用紙100に皺が発生しないことから中央先行を抑制する必要がない場合(上述した通常の状況)には、押圧部材31を押圧状態から押圧解除状態に切り替えれば(付勢力Aを小さくすれば)、押圧部材31の押圧によって用紙100の幅方向中央領域100Aに幅方向両端部100B側よりも大きな抵抗が与えられることを中止できる(図6参照)。そのため、用紙100の幅方向中央領域100Aに幅方向両端部100B側よりも大きな抵抗が与えられることに起因して用紙100へのトナー像等の転写ずれ(図4参照)が生じることを防止できる。
つまり、切替部材50では、スライド部材51をスライドさせるといった簡単な操作で、押圧部材31を第1ガイド面24Aに当接させる付勢力A(図3参照)を容易に切り替えることができる。そして、スライド部材51は、幅方向における第2ガイド部材25の中央に設けられているので(図5(a)および図6(a)参照)、スライド部材51の操作に先立って、スライド部材51を容易に見つけることができる。
(2)変形例2
図7は、変形例2に係る用紙搬送装置の要部平面図であって、押圧部材が押圧状態にある場合を示している。図8は、図7において、押圧部材が押圧解除状態にある場合を示している。
変形例2のスライド部材51の形状は、変形例1のスライド部材51(図5および図6参照)の形状を異なる。詳しくは、変形例2のスライド部材51は、幅方向に延びる略スティック形状であり、右端部には、矩形板状の把持部65が一体的に設けられている。把持部65には、穴66が形成されている。
(3)変形例3
図9は、変形例3に係る用紙搬送装置の要部平面図であって、押圧部材が押圧状態にある場合を示している。図10は、図9において、押圧部材が押圧解除状態にある場合を示している。
捻り部材60は、第2ガイド部材25の上面において調整部材52によって幅方向から挟まれた領域から後上側へ突出する略円柱形状である。捻り部材60の外周面の周上1箇所には、径方向外側へ突出する凸部61が一体的に設けられている。
図9を参照して、捻り部材60が第1位置にあるときには、捻り部材60は、どの部分においても、調整部材52に接触していない。これにより、変形例1および2と同様に、調整部材52の凸部56が、ばね34(図5(b)参照)の付勢力によって上向きに移動し、支持部材30の凸部53(他端30C)を下から上向き(図9では紙面における手前側)に付勢するので、支持部材30および押圧部材31がともに付勢され、押圧部材31は、上述した押圧状態(図5(b)も参照)にある。
(4)その他
図3を参照して、上記の実施形態では、ばね34を用いて、支持部材30の一端30Bに設けられた押圧部材31を用紙100側へ付勢しているが、ばね34を省略して支持部材30または押圧部材31の重量により押圧部材31を用紙100側へ付勢してもよい。
9 搬送ベルト
9A 上側部分
13 プロセスカートリッジ
18 レジストローラ
20 用紙搬送装置
21 フレーム
24 第1ガイド部材
24A 第1ガイド面
25 第2ガイド部材
25A 第2ガイド面
30 支持部材
30B 一端
31 押圧部材
34 ばね
50 切替部材
51 スライド部材
52 調整部材
100 用紙
100A 中央領域
100B 両端部
A 付勢力
Claims (16)
- 複数の感光体と対向するエンドレスベルトであって、シートをそのシートの幅方向と直交する方向に搬送する搬送部材と、
前記搬送部材に対して前記シートの搬送方向における上流側に配置され、前記シートにおける前記搬送方向および幅方向と平行な面と対向するガイド面を有し、そのシートを前記ガイド面によって前記搬送部材へ向けて案内するガイド部材と、
前記シートと前記搬送部材とが接触する位置より、前記シートの搬送方向における上流側において、前記ガイド部材に当接するように設けられており、前記シートの幅方向中央領域に対して、前記シートの幅方向両端部側よりも大きな抵抗を与える抵抗部材と
を備えていることを特徴とする、シート搬送装置。 - 前記抵抗部材は、前記ガイド面と対向する位置に設けられ、前記シートを前記ガイド面に対して押圧する押圧部材であることを特徴とする、請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記押圧部材は、前記シートに接触し、そのシートが搬送されるのに伴って回転可能なローラであることを特徴とする、請求項2に記載のシート搬送装置。
- 前記押圧部材は、前記ガイド面に対して接離可能であり、そのガイド面に当接する方向に付勢されていることを特徴とする、請求項2または3に記載のシート搬送装置。
- 前記押圧部材を前記ガイド面に当接させる付勢力を切り替える切替部材を備えていることを特徴とする、請求項4に記載のシート搬送装置。
- 前記切替部材は、
前記シートの幅方向における前記ガイド部材の中央に設けられ、幅方向に沿って第1位置と第2位置との間でスライド自在なスライド部材と、
前記押圧部材を、前記ガイド面に当接する方向に付勢する付勢部材と、
前記スライド部材が前記第1位置にあるときには、前記付勢部材に前記押圧部材を付勢させ、前記スライド部材が前記第2位置にあるときには、前記付勢部材による前記押圧部材の付勢を解除する調整部材と
を備えていることを特徴とする、請求項5に記載のシート搬送装置。 - 前記押圧部材は、前記搬送方向における前記ガイド面の下流側端部に当接可能であることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載のシート搬送装置。
- 前記ガイド面は、前記搬送方向下流側へ向かうに従って前記搬送部材に近付く傾斜面を含むことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のシート搬送装置。
- 前記ガイド面は、前記シートの一方の面に対向する第1ガイド面と、前記シートにおけるその一方の面の反対側の面に対向する第2ガイド面とを含み、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面との間隔は、前記搬送方向上流側へ向かうに従って広がっていることを特徴とする、請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記抵抗部材は、前記第1ガイド面および前記第2ガイド面のうちの一方のガイド面と対向する位置に設けられ、前記シートを前記一方のガイド面に対して押圧する押圧部材であることを特徴とする、請求項9に記載のシート搬送装置。
- 前記第1ガイド面および前記第2ガイド面のうちの他方のガイド面には、前記押圧部材を一端に有し、前記ガイド面とほぼ直交する方向に前記押圧部材を移動させるように揺動自在な支持部材が設けられていることを特徴とする、請求項10に記載のシート搬送装置。
- 前記支持部材は、前記搬送方向において前記押圧部材を有する一端から上流側に延びて配置され、かつ、前記他方のガイド面の少なくとも一部を有していることを特徴とする、請求項11に記載のシート搬送装置。
- 前記搬送部材および前記ガイド部材を1つのフレームに備えていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載のシート搬送装置。
- 前記搬送部材は、前記シートが載置される搬送面を有するベルトを含み、
前記ガイド部材は、前記搬送方向下流側に向かうに従って前記搬送面に接近する傾斜面を有し、前記傾斜面に沿って前記シートを案内することを特徴とする、請求項1ないし13のいずれかに記載のシート搬送装置。 - 請求項1ないし14のいずれかに記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置で搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と
を備えていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記抵抗部材に対して前記搬送方向上流側に配置され、シートにおける少なくとも幅方向中央領域に接触することによって所定のタイミングで前記搬送方向下流側へシートを送り出すレジストローラを備えていることを特徴とする、請求項15に記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009111080A JP5018823B2 (ja) | 2008-07-22 | 2009-04-30 | シート搬送装置および画像形成装置 |
US12/492,979 US20100021218A1 (en) | 2008-07-22 | 2009-06-26 | Recording medium carrying device and image forming device |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008188881 | 2008-07-22 | ||
JP2008188881 | 2008-07-22 | ||
JP2009111080A JP5018823B2 (ja) | 2008-07-22 | 2009-04-30 | シート搬送装置および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010047420A JP2010047420A (ja) | 2010-03-04 |
JP5018823B2 true JP5018823B2 (ja) | 2012-09-05 |
Family
ID=42064851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009111080A Active JP5018823B2 (ja) | 2008-07-22 | 2009-04-30 | シート搬送装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5018823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5915080B2 (ja) | 2011-10-28 | 2016-05-11 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
WO2015178097A1 (ja) | 2014-05-19 | 2015-11-26 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3304607B2 (ja) * | 1994-05-11 | 2002-07-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 転写材搬送装置 |
JP4057830B2 (ja) * | 2002-04-01 | 2008-03-05 | シャープ株式会社 | 可動式ペーパーガイド |
JP4680487B2 (ja) * | 2003-06-12 | 2011-05-11 | ニスカ株式会社 | シート供給装置 |
JP4569339B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-10-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 転写装置、及び画像形成装置。 |
-
2009
- 2009-04-30 JP JP2009111080A patent/JP5018823B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010047420A (ja) | 2010-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8317196B2 (en) | Medium conveying device and image forming apparatus | |
US9302884B2 (en) | Image forming apparatus | |
US8371582B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2007137559A (ja) | 給紙装置 | |
JP5306025B2 (ja) | シート搬送装置及び電子写真装置 | |
US7556260B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5018823B2 (ja) | シート搬送装置および画像形成装置 | |
JP6185897B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6119310B2 (ja) | シート搬送装置、及び画像形成装置 | |
JP5024214B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8876109B2 (en) | Medium feeding device and image forming apparatus | |
JP4793416B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5530662B2 (ja) | 媒体搬送ガイド部材及び画像形成装置 | |
JP2014024664A (ja) | 画像形成装置 | |
US8306458B2 (en) | Image forming device including regulation member that regulates movement of flapper when rear cover is open | |
JP2010256809A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7225365B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP7110945B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP7494628B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN110467020B (zh) | 片材输送装置和图像形成设备 | |
JP7342619B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2007112592A (ja) | 用紙搬送分岐装置 | |
US9206004B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6939318B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5035031B2 (ja) | 媒体搬送装置、媒体排出装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120515 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120528 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5018823 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |