JP5014290B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
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Description
機関のクランクシャフトから回転駆動力が伝達され、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、該駆動軸の外周面に回転自在に支持されて、リフト領域でバルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、前記駆動カムの回転力を揺動力に変換して前記揺動カムに伝達する伝達機構と、
該揺動カムと機関弁との間に介装され、少なくとも前記カムと当接する介装部材と、前記バルブスプリングのばね荷重よりも小さなばね荷重を有し、前記介装部材を前記揺動カム側へ付勢する付勢機構と、を備え、
前記介装部材は、一端部が前記機関弁のステムエンドに当接していると共に、他端部が油圧ラッシアジャスタによって揺動自在に支持され、前記一端部と他端部との間に設けられた当接部が前記揺動カムに当接するスイングアームによって構成され、
前記付勢機構は、前記油圧ラッシアジャスタを保持する保持穴の底面と該油圧ラッシアジャスタの底部との間に、スプリングリテーナを介して設けられており、
該スプリングリテーナは、前記付勢機構が最大に伸縮しないように前記油圧ラッシアジャスタに対して上下方向に移動が規制された状態で前記油圧ラッシアジャスタの底部に設けられていることを特徴としている。
図1〜図5は第1の参考例を示し、シリンダヘッド1内に形成された一対の吸気ポート2、2を開閉する一気筒当たり2つの吸気弁3,3と、#1気筒と#3気筒及び#5気筒の上方側に機関前後方向に沿って配置され、外周に駆動カム5aを有する駆動軸5と、該駆動軸5の外周面の回転自在に支持されて、介装部材であるスイングアーム6を介して前記各吸気弁3を開閉作動させる一対の揺動カム7と、前記駆動カム5aの回転力を揺動力に変換して前記各揺動カム7に伝達する伝達機構8と、該伝達機構8を介して前記各吸気弁3,3の作動角とリフト量を制御する制御機構9と、シリンダヘッド1に保持されて、前記各スイングアーム6を介して各吸気弁3と各揺動カム7との間のバルブクリアランスを常に零ラッシにする一対の油圧ラッシアジャスタ10と、を備えている。なお、前記駆動軸5と揺動カム7、伝達機構8及び制御機構9によって可変機構が構成されている。
図1〜図5は第1の実施形態を示し、シリンダヘッド1内に形成された一対の吸気ポート2、2を開閉する一気筒当たり2つの吸気弁3,3と、#1気筒と#3気筒及び#5気筒の上方側に機関前後方向に沿って配置され、外周に駆動カム5aを有する駆動軸5と、該駆動軸5の外周面の回転自在に支持されて、介装部材であるスイングアーム6を介して前記各吸気弁3を開閉作動させる一対の揺動カム7と、前記駆動カム5aの回転力を揺動力に変換して前記各揺動カム7に伝達する伝達機構8と、該伝達機構8を介して前記各吸気弁3,3の作動角とリフト量を制御する制御機構9と、シリンダヘッド1に保持されて、前記各スイングアーム6を介して各吸気弁3と各揺動カム7との間のバルブクリアランスを常に零ラッシにする一対の油圧ラッシアジャスタ10と、を備えている。なお、前記駆動軸5と揺動カム7、伝達機構8及び制御機構9によって可変機構が構成されている。
前記各吸気弁3は、バルブガイド4を介してシリンダヘッド1に摺動自在に保持されていると共に、各ステムエンド3aの近傍に設けられた各スプリングリテーナ11とシリンダヘッド1の内部上面との間に弾接された各バルブスプリング12によって閉方向に付勢されている。
図10A、Bは第2の参考例を示し、付勢機構として皿ばねに代えてコイルスプリング35としたものである。すなわち、保持穴1aの底面に、ほぼキャップ状のストッパ部材36が載置保持されていると共に、該ストッパ部材36の下端外周に有するフランジ部36aの上面と油圧ラッシアジャスタ10のボディ24の底壁24c外底面との間にコイルスプリング35が弾装されている。このコイルスプリング35は、そのばね荷重が第1実施形態の皿ばねと同じように設定されていると共に、その最大圧縮変形量が前記ストッパ部材36のフランジ部36a上面に一体に形成された円柱状の突出部36bによって規制されるようになっている。これは、コイルスプリング35の圧縮変形量(ストローク)を大きくして底付き状態(密着状態)で使用すると、へたりが生じやすくなることからストロークの規制を突出部36bによって行うようにした。
図11A、Bは第1の実施形態を示し、付勢機構を油圧ラッシアジャスタ10のボディ24の下部に一体的に設けたものである。
図12及び図13は第3の参考例を示し、付勢機構を吸気弁3のステムエンド3aとスイングアーム6の一端部6aとの間に介装したものである。
図14、図15は第4の参考例を示し、前記スイングアーム6が、一端部6a側と他端部6b側に2分割形成され、これら2分割された第1、第2分割部材47,48を該両者の対向端部にそれぞれ挿通された枢軸49を中心として互いに屈曲回動自在に設けられていると共に、図14A、Bに示すように、両分割部材47,48をほぼへ字形状に屈曲する方向へ付勢する付勢機構が設けられている。
図16、図17は第5の参考例を示し、前記第3の参考例の付勢機構を用いてさらに該付勢機構と前記各揺動カム7との間に、油圧ラッシアジャスタ60を備えたバルブリフター61が介装されている。
1a…保持穴
3…吸気弁(機関弁)
5…カムシャフト
5a…駆動カム
6…スイングアーム
6a…一端部
6b…他端部
7…揺動カム
8…伝達機構
9…制御機構
10・60…油圧ラッシアジャスタ
12…バルブスプリング
13…軸受部
14…ローラ
24…ボディ
27…プランジャ
34…皿ばね(付勢機構)
35…コイルスプリング(付勢機構)
39…コイルスプリング(付勢機構)
45…コイルスプリング(付勢機構)
52…捩りばね(付勢機構)
61…バルブリフター
Claims (1)
- 複数の気筒を備えた内燃機関の気筒毎に設けられ、隣接する気筒の機関弁の作動位置が異なる状態となるように構成された動弁装置であって、
機関のクランクシャフトから回転駆動力が伝達され、外周に駆動カムが設けられた駆動軸と、
該駆動軸の外周面に回転自在に支持されて、リフト領域でバルブスプリングのばね力に抗して機関弁を開作動させる揺動カムと、
前記駆動カムの回転力を揺動力に変換して前記揺動カムに伝達する伝達機構と、
該揺動カムと機関弁との間に介装され、少なくとも前記カムと当接する介装部材と、
前記バルブスプリングのばね荷重よりも小さなばね荷重を有し、前記介装部材を前記揺動カム側へ付勢する付勢機構と、
を備え、
前記介装部材は、一端部が前記機関弁のステムエンドに当接していると共に、他端部が油圧ラッシアジャスタによって揺動自在に支持され、前記一端部と他端部との間に設けられた当接部が前記揺動カムに当接するスイングアームによって構成され、
前記付勢機構は、前記油圧ラッシアジャスタを保持する保持穴の底面と該油圧ラッシアジャスタの底部との間にスプリングリテーナを介して設けられており、
該スプリングリテーナは、前記付勢機構が最大に伸縮しないように前記油圧ラッシアジャスタに対して上下方向に移動が規制された状態で前記油圧ラッシアジャスタの底部に設けられていることを特徴とする内燃機関の動弁装置。
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JP2008234121A JP5014290B2 (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008234121A JP5014290B2 (ja) | 2008-09-12 | 2008-09-12 | 内燃機関の動弁装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010065632A JP2010065632A (ja) | 2010-03-25 |
JP5014290B2 true JP5014290B2 (ja) | 2012-08-29 |
Family
ID=42191420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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2008
- 2008-09-12 JP JP2008234121A patent/JP5014290B2/ja not_active Expired - Fee Related
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