JP5012490B2 - コンテンツ再生装置および著作権保護方法 - Google Patents

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本発明は、コンテンツ再生装置および著作権保護方法に関する。
従来のDAT(Digital Audio Tape:デジタル音声テープ)プレーヤやMD(MiniDisc:ミニディスク)プレーヤのようなデジタル録音装置においては、SCMS(Serial Copy Management System)というルール(著作権保護制御技術)に基づいて、著作権を保護しようとするデジタルデータのコピーは一回限りとする制御を行うことによって、著作権保護を図るようにしてきた。
つまり、SCMS技術においては、無制限にコピーが可能なもの、一回限りコピーが可能なもの、コピーが不可能なものを識別するように制御している。
一方、近年、HDDやフラッシュメモリを用いたオーディオプレーヤ(コンテンツ再生装置)が急速に広まってきている。HDDやフラッシュメモリを用いたコンテンツ再生装置においては、インターネットなどのネットワークを通じた音楽配信やPC(Personal Computer)を用いてCD(Compact Disc)からリッピングした音楽ファイルなどの再生を行うことができることが特徴となっている。これらのコンテンツについては、特許文献1の特開2005−78212号公報「情報処理装置及び情報処理方法、コンテンツ識別装置及びコンテンツ識別方法、並びにコンテンツ識別システム」や特許文献2の特開2006−277763号公報「保護された素材の未認可のコピーのデータベースを作成する方法及び装置」のような著作権保護技術がいろいろと提案されてきている。
前記特許文献1や前記特許文献2において提案されている著作権保護技術は、従来のDATプレーヤやMDプレーヤで実現していたSCMS規格などとは異なり、複雑な処理によって生成したキーにより暗号化を施すとともに著作権保護用の情報をコンテンツに貼り付けたものであり、インターネットやPCの分野で開発された専用の技術を、音楽配信やCDリッピングによる音楽ファイルなどに対して適用するようにしている。
例えば、前記特許文献1の著作権保護技術は、PC(Personal Computer)を用いてCD(Compact Disk)からリッピングした音楽ファイルなどのコンテンツについて、記録媒体を特定する媒体識別情報と、記録した記録装置を特定する装置識別情報とを、コンテンツの付属情報として、電子透かし技術によるウォータマークの形式で記録するものである。また、前記特許文献2の技術は、インターネットなどで配信されるコンテンツに関する著作権保護技術であり、未認可であることを示す識別子を、コンテンツ中にウォータマーク等を用いて埋め込んでいるものである。
特開2005−78212号公報(第8−10頁) 特開2006−277763号公報(第8−11頁)
DATプレーヤやMDプレーヤにおいては、音声データはPC上で扱うファイルとは異なる方式を用いて記録されており、かつ、前述のように、著作権管理用のフラグを、録音される音声データに追加して記録しておき、SCMS規格に基づく制御によって、著作権の保護機能を実現していた。
一方、HDDやフラッシュメモリを用いたコンテンツ再生装置においては、PCとの親和性を高めるために、コンテンツを記録するファイル形式は、PCにおけるファイル形式と同様のものであり、著作権保護を行うための技術としては、前記特許文献1や前記特許文献2に提案されているような技術を用いて実現しているものが多かった。これらの技術は、PCからファイルを転送して再生する使い方を主体としており、従来のDATプレーヤやMDプレーヤのように、単独で、コンテンツを録音・再生する機器上において実現するための技術とは異なる技術であり、かなり複雑な処理を要するものであって、少なくとも、SCMS規格を実現するためのものではない。
このため、HDDやフラッシュメモリを用いたコンテンツ再生装置(プレーヤ)においても、できるだけ、シンプルで、かつ、従来のDATプレーヤやMDプレーヤのような使い方をしたときには、従来通り、SCMS規格のルールに従った動作が可能な技術が必要となってきている。
さらに、一般的に、HDDやフラッシュメモリによってコンテンツを記録し、かつ、PCとの間やDATプレーヤやMDプレーヤのような他の機器との間をデジタル接続してコンテンツを送受信するために用いる光デジタル入出力端子や、ライン入出力やスピーカなどと接続するアナログ入出力端子等を装備したコンテンツ再生装置においては、著作権保護に関する制御が困難な状況になっている。
つまり、かくのごときコンテンツ再生装置の場合、従来のDATプレーヤやMDプレーヤと同様の著作権保護技術が適用されたコンテンツとPCなどによって全く異なる技術を用いて作成されたコンテンツとが混在してHDDやフラッシュメモリに記録されているため、HDDやフラッシュメモリに記録されているコンテンツを、特に、光デジタル出力端子からDATプレーヤやMDプレーヤのような他の機器に対してデジタルデータとして出力する際に、該コンテンツに対するコピーの可否、著作権に関するビットの制御が困難となっている。
(本発明の目的)
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、HDDやフラッシュメモリを用いたコンテンツ再生装置において、DATプレーヤやMDプレーヤのような他の機器との間でデジタル形式にてコンテンツをやり取りする際に、著作権保護に関してシンプルかつ容易な制御を実現可能とするコンテンツ再生装置および著作権保護方法を提供することを目的とするものである。
つまり、PCや他の機器との間でデジタル形式にてコンテンツをやり取りするコンテンツ再生装置において、特にDATプレーヤやMDプレーヤのようなSCMS規格に準拠している民生用のレコードプレーヤとの間で、例えば光デジタル入出力端子を介してコンテンツをやり取りする場合、PCと接続した際に該PCからの書き換えが可能なコンテンツか、あるいは、該PCからの書き換えが不可能な自前の管理下にあるコンテンツかに応じて、SCMS規格に準拠した適切な著作権保護制御を図りつつ、コンテンツのやり取りをスムーズに実施可能とするために、やり取りするコンテンツに対してコピーの可否や著作権に関するフラグを含む動作を可能とすることを目的とするものである。
前述の課題を解決するため、本発明によるコンテンツ再生装置および著作権保護方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)コンテンツを記録する記憶装置と、外部の機器に対してデジタル形式でコンテンツを出力する出力端子とを少なくとも備えたコンテンツ再生装置において、前記出力端子を介して出力されるコンテンツが記録されている前記記憶装置の記憶領域が、第1の外部機器を接続した際に該第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域であるか否かに応じて、当該コンテンツの著作権保護に関して異なる制御を行い、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、当該コンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、一方、前記第1の外部機器からは書き換えが不可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、著作権保護されたコンテンツについては既に1回デジタル記録されたコンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、著作権保護が不要なコンテンツについてはデジタル記録を許可する状態に設定するコンテンツ再生装置。
(2)コンテンツを記録する記憶装置を、物理的に別個のドライブによって分割するか、あるいは、同一のドライブを論理的に別個のパーティションとして分割することにより、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域と、前記第1の外部機器から書き換え不可能な記憶領域とに、分離して構成することを特徴とする上記(1)のコンテンツ再生装置。
)コンテンツを記録する記憶装置と、外部の機器に対してデジタル形式でコンテンツを出力する出力端子とを少なくとも備えたコンテンツ再生装置における著作権保護方法であって、前記出力端子を介して出力されるコンテンツが記録されている前記記憶装置の記憶領域が、第1の外部機器を接続した際に該第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域であるか否かに応じて、当該コンテンツの著作権保護に関して異なる制御を行い、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、当該コンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、一方、前記第1の外部機器からは書き換えが不可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、著作権保護されたコンテンツについては既に1回デジタル記録されたコンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、著作権保護が不要なコンテンツについてはデジタル記録を許可する状態に設定する著作権保護方法。
(4)コンテンツを記録する記憶装置を、物理的に別個のドライブによって分割するか、あるいは、同一のドライブを論理的に別個のパーティションとして分割することにより、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域と、前記第1の外部機器から書き換え不可能な記憶領域とに、分離して構成することを特徴とする上記(3)の著作権保護方法。

本発明のコンテンツ再生装置および著作権保護方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCと接続しても該PCからは書き換えることができないドライブまたはパーティション上に、SCMS規格に準拠した著作権保護に関するファイルを配置することによって、ユーザによる著作権保護情報の改ざんを避けることができる。
また、コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCに接続した際に該PCから書き換えることができるドライブまたはパーティション上に置かれたファイルは、PCから書き込まれた出所が分からないファイルが存在している場合も考慮して、光デジタル出力端子を介して再生する際に、デジタルコピーを禁止する設定にして出力することによって、著作権保護を図ることができる。
以下、本発明によるコンテンツ再生装置および著作権保護方法の好適な実施例について添付図を参照して説明する。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、SCMS規格に準拠した著作権保護機能付きのコンテンツ再生装置を実現するものであり、特に、HDDやフラッシュメモリを用い、入出力端子例えば光デジタル入出力端子を備えたコンテンツ再生装置において、コンテンツを記録する記憶装置の属性情報に基づいて、第1の外部機器例えばPCに接続した際に該第1の外部機器例えばPCからの書き換えが可能なコンテンツか、該第1の外部機器例えばPCからの書き換えが不可能なコンテンツかを簡単に識別可能とするとともに、入出力端子例えば光デジタル入出力端子を介してDATプレーヤやMDプレーヤのような外部の機器との間でコンテンツをやり取りする際には、当該コンテンツに対するPCからの書き換えの可否の識別結果に基づいて、SCMS規格に基づく著作権保護に関する制御を容易に実現可能とすることを特徴としている。
一般に、PCからUSB経由などでコンテンツ再生装置に転送されてくるファイルには、著作権保護された正規のコンテンツばかりでなく、CDからリッピングされたコンテンツやPCにより著作権管理用としては不完全に処理されたコンテンツも含まれている場合がある。また、PCからコンテンツ再生装置に転送されてくるファイルは、基本的には、従来のDATプレーヤやMDプレーヤの場合とは異なり、SCMS規格には準拠しておらず、SCMS規格に基づく世代の管理がなされていないフォーマットのファイルが大部分である。
よって、PCから転送されてきたファイルを記憶装置などに対して光デジタル出力端子から転送しようとしても、従来のDATプレーヤやMDプレーヤとの間で光デジタル出力端子を介して転送されるコンテンツに付加されているSCMS規格準拠のフラグ制御とは異なり、SCMS規格の世代管理に準拠したコピー制御に関するフラグ制御に適したファイル形式とはなっていない。
ここで、SCMS規格の世代管理とは、著作権保護されたコンテンツのデジタルコピーは、子コピーとして1回のみ許可し、一度デジタルコピーされたデータから、更に2回目のコピーとなる孫コピーは禁止するものである。また、アナログ録音されたデータについても、デジタル化した後のデジタルコピーを1世代に限って許可するが、ここでデジタルコピーされたものについては、2回目以降のデジタルコピーを禁止するようにしている。
つまり、光デジタル出力端子から出力されるファイルに含まれている著作権保護用の制御に関するフラグには、「著作権(コピー禁止)ビット」と「世代ビット」との2つがあり、それらの組み合わせによって、SCMS規格が成り立っている。なお、このSCMS規格の適用に関しては、デジタル伝送用の光ケーブルを接続する光デジタル出力端子のみならず、同軸ケーブルを接続する同軸デジタル出力端子から出力されるファイルについても、全く同様である。
SCMS規格においては、基本的に、「著作権(コピー禁止)ビット」によって著作権保護されたデータ(コピー禁止状態のデータ)については、「世代ビット」によって、さらにデジタル記録することができる状態か否かを判断するようにしている。つまり、「著作権(コピー禁止)ビット」によって著作権保護された状態で入力されたデータが、「世代ビット」によって、一度もコピーされていない1世代目のオリジナルデータであると判定された場合には、デジタル記録を行うことを許可し、一方、「世代ビット」によって、既に一度はデジタル記録がされた2世代目のデータであると判定された場合には、さらなるデジタル記録を行うことを禁止している。
一方、「著作権(コピー禁止)ビット」によって著作権保護されていないデータについては、コピーが許可されたデータとして、無限に繰り返して、デジタル記録を行うことができる。
SCMS規格の基本動作としては、以上のような著作権保護に関する制御が行われる。前述のように、ライン入力端子などのアナログ入力端子から入力されてくるアナログ入力によるデータに関する記録動作は、常に許可されており、アナログ記録されたデータからのデジタル記録も許可されているが、ここで、一度デジタル記録されたデータからのさらなるデジタル記録は禁止される。
図1は、本発明による著作権保護技術を提供するコンテンツ再生装置の外観を示す外観図であり、コンテンツを記録する記憶装置としてHDDやフラッシュメモリを用いたコンテンツ再生装置の一例について、HDD(図1にはHDD3と符号3を付して表示)を用い、かつ、光デジタル入出力端子1やアナログ入出力端子2を備えているポータブルプレーヤの場合を例にとって模式的に示している。
ここで、光デジタル入出力端子1は、光ケーブルを接続して、DATプレーヤやMDプレーヤやCDプレーヤなどの他の機器との間で、著作権保護情報を付加したデジタル信号を送受信する端子であり、一方、アナログ入出力端子2は、オーディオケーブルを接続して、ヘッドホンへの出力やラインからの入力を行うアナログ信号を送受信する端子である。なお、光デジタル入出力端子1においてデジタル信号として送受信されるコンテンツに付加される著作権保護情報としては、コピーの可否、著作権に関するフラグ情報を含み、前述したような「著作権(コピー禁止)ビット」と「世代ビット」とからなるSCMS規格に準拠したフラグを付加して出力するようにしている。さらに、PCとの間の接続用としてUSB端子5を備えており、USB端子5経由で見えるドライブと見えないドライブとで、著作権保護の管理方法を区別するようにしている。
図1に示すようなHDD3によってコンテンツを記録し、かつ、PCとの間で情報を送受信するために用いるUSB端子や、他の外部機器との間をデジタル接続してコンテンツを送受信するために用いる光デジタル入出力端子、ライン入出力やスピーカなどと接続するアナログ入出力端子等を装備したコンテンツ再生装置であっても、従来のコンテンツ再生装置の場合とは異なり、本発明においては、著作権保護に関する制御をシンプルかつ容易に実現している。
つまり、図1に示す本発明によるコンテンツ再生装置においては、たとえ、PCなどによって作成されたコンテンツと従来のDATプレーヤやMDプレーヤなどと同様の著作権保護技術が適用されたコンテンツとの双方が、HDD3(あるいはフラッシュメモリ)に記録されていたとしても、HDD3(あるいはフラッシュメモリ)に記録する記憶領域を、PCと接続した際に、該PCからの書き換えが可能な領域と、該PCからの書き換えが不可能な領域とに、物理的にあるいは論理的に分割することによって、HDD3(あるいはフラッシュメモリ)に記録されているコンテンツを、光デジタル出力端子からPCや他の機器に出力する際に、該コンテンツに対する著作権保護に関する制御をシンプルかつ容易に行うことを可能としている。
例えば、図1に示す本発明によるコンテンツ再生装置に備えられるHDD3(あるいはフラッシュメモリ)を、図2に示すように、複数のドライブまたは複数のパーティションに分割された構成とする。図2は、本発明によるコンテンツ再生装置のコンテンツ記録用記憶装置の構成例を示す模式図であり、コンテンツ記録用記憶装置として、HDDドライブを用いる場合について例示している。なお、本発明においては、該コンテンツ記録用記憶装置を、HDDドライブのみならず、フラッシュメモリを用いて構成するようにしても良い。
ここで、図1に示すHDD3は、図2(A)に示すように、物理的に複数のドライブに分割されたHDDドライブか、あるいは、図2(B)に示すように、論理的に複数のパーティションに分割されたHDDドライブか、のいずれかから構成されている。つまり、図2(A)に示す例では、第1HDD3aと第2HDD3bとの2つの物理的なHDDドライブを備えており、それぞれのドライブ名がドライブX、ドライブYとされている。一方、図2(B)に示す例においては、物理的には1つのHDD4のみによって構成されているが、第1パーティション4aと第2パーティション4bとの2つに論理的に分割されたHDDドライブを備えており、それぞれのドライブ名がドライブX、ドライブYとされている。
図1に示すHDD3は、図2に示す各ドライブまたは各パーティションごとに、記録されるコンテンツに関する著作権保護機能(つまりコピー制御機能)を異なる状態で付与することができる。例えば、図2において、PCと接続した際に、ドライブXが、PCから読み書きすることができる(すなわちPCからの書き換えが可能な)ドライブであり、ドライブYが、PCからアクセスできないか、あるいは、読み出し専用の(すなわちPCからは書き換えが不可能な)ドライブであるものとして、それぞれについて最適な著作権保護機能(つまりコピー制御機能)を設定する。
つまり、本発明においては、従来のHDDプレーヤやフラッシュメモリプレーヤと同様に、PCからの読み書きが自由な(すなわちPCからの書き換えが可能な)ドライブまたはパーティションであるか、あるいは、コンテンツ再生装置本体でのみ書き込みが可能であって、PCからはアクセスが不可能なドライブまたはパーティションであるか、つまり、コンテンツ再生装置本体でのみアクセスが可能な(すなわちPCからは書き換えが不可能な)ドライブまたはパーティションであるか、あるいは、コンテンツ再生装置本体でのみ書き込み可能であって、PCからは読み取りのみが可能な(すなわちPCからは書き換えが不可能な)ドライブまたはパーティションであるか、のいずれかの属性を、各ドライブまたはパーティションごとに、付与する。
かくのごとく、コンテンツ記録用の記憶領域の属性を設定することによって、光デジタル出力端子からデジタル形式でコンテンツを出力する際に、出力するコンテンツが、PCからの書き換えが可能なドライブまたはパーティションに記録されているコンテンツか、あるいは、PCからは書き換えが不可能なドライブまたはパーティションに記録されているコンテンツか、に応じて、SCMS規格に準拠したコピー制御用のフラグの設定状態を切り替えるように制御する。
すなわち、コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCから読み書きが自由な(つまりPCからの書き換えが可能な)ドライブまたはパーティションに保存されているファイルを、光デジタル出力端子を介して再生する場合、光デジタル出力端子から出力されるファイルに関しては、SCMS規格に準拠する著作権保護用のフラグが設定されており、かつ、当該フラグの「著作権(コピー禁止)ビット」と「世代ビット」とによって、さらなるデジタル録音が不可能な状態に設定し、さらなるコピーを禁止するように設定しておく。これにより、PCから書き込まれた場合のように出所の分からないファイルのさらなるデジタルコピーを避けることができる。
一方、コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCから自由に読み書きすることができない(つまりPCからは書き換えが不可能な)ドライブまたはパーティションに保存されているファイルは、アナログ録音されたファイルか、または、デジタル録音されたファイルかを示す記録方式識別子を管理するための記録方式管理ファイルを用意している。該記録方式管理ファイルを参照することによって、再生時のデジタル信号出力に対してSCMS規格に準拠した著作権保護機能によるコピー制御が可能となる。PCから自由に読み書きすることができないコンテンツ再生装置のドライブまたはパーティションに保存されているファイルは、すべて、当該コンテンツ再生装置本体によって自己記録されたものであるので、出所の管理(デジタル記録またはアナログ記録されたコンテンツ履歴の管理)を確実に行うことができ、前記記録方式管理ファイルには正確な記録方式を保存することができる。したがって、該記録方式管理ファイルを参照することによって、SCMS規格に定められた著作権保護に関する管理を行うことが可能となる。
(本実施例の効果の説明)
コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCと接続しても該PCからは書き換えることができないドライブまたはパーティション上に、SCMS規格に準拠した著作権保護に関するファイルを配置することによって、ユーザによる著作権保護情報の改ざんを避けることができる。
また、コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、PCに接続した際に該PCから書き換えることができるドライブまたはパーティション上に置かれたファイルは、PCから書き込まれた出所が分からないファイルが存在している場合も考慮して、光デジタル出力端子を介して再生する際に、デジタルコピーを禁止する設定にして出力することによって、著作権保護を図ることができる。
さらに、当該コンテンツ再生装置とPCとの接続を行う場合、PCを∪SBなどの汎用的なインターフェイスによって当該コンテンツ再生装置に接続することにより、PCからは当該コンテンツ再生装置をマスストレージ機器として使用することができる一方、従来のDATプレーヤやMDプレーヤとは、光デジタルインターフェイス等によって接続することができ、かつ、SCMS規格に基づいたデジタルコピーにも対応することが可能となる。
ここで、本発明は、前述のように、コンテンツ再生装置のHDDやフラッシュメモリについて、前述のように、ドライブまたはパーティションを複数用意し、PCからの読み書きが自由な(すなわちPCからの書き換えが可能な)ドライブまたはパーティションと、PCからアクセス不能または読み込みのみが許可された(すなわちPCからは書き換えが不可能な)ドライブまたはパーティションとの、2種類に分けて構成するようにしている。一般的に、著作権保護のためには、PCからのアクセス不能または読み込みのみを許可した(すなわちPCからは書き換えが不可能な)ドライブまたはパーティションとすることが、より有効であるが、現行のHDDプレーヤやフラッシュメモリプレーヤにおいては、当該プレーヤによって録音した録音ファイルを、PC側に一旦転送して、PCによって編集作業を行うことができるものが普及してきている。このため、本発明においても、PCからの読み書きが自由な(すなわちPCからの書き換えが可能な)ドライブまたはパーティションをも合わせて備えたコンテンツ再生装置として構成している。
なお、前述したように、デジタル出力は、光デジタル出力端子から行うことが最も一般的であるが、同軸デジタル出力端子なども存在し、同軸デジタル出力端子を有するコンテンツ再生装置であっても、当然、前述した著作権保護機能をそのまま適用することが可能である。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
本発明による著作権保護技術を提供するコンテンツ再生装置の外観を示す外観図である。 本発明によるコンテンツ再生装置のコンテンツ記録用記憶装置の構成例を示す模式図である。
符号の説明
1 光デジタル入出力端子
2 アナログ入出力端子
3 HDD
3a 第1HDD(ドライブX)
3b 第2HDD(ドライブY)
4 HDD
4a 第1パーティション(ドライブX)
4b 第2パーティション(ドライブY)
5 USB端子

Claims (4)

  1. コンテンツを記録する記憶装置と、外部の機器に対してデジタル形式でコンテンツを出力する出力端子とを少なくとも備えたコンテンツ再生装置において、前記出力端子を介して出力されるコンテンツが記録されている前記記憶装置の記憶領域が、第1の外部機器を接続した際に該第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域であるか否かに応じて、当該コンテンツの著作権保護に関して異なる制御を行い、
    前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、当該コンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、一方、前記第1の外部機器からは書き換えが不可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、著作権保護されたコンテンツについては既に1回デジタル記録されたコンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、著作権保護が不要なコンテンツについてはデジタル記録を許可する状態に設定するコンテンツ再生装置。
  2. コンテンツを記録する記憶装置を、物理的に別個のドライブによって分割するか、あるいは、同一のドライブを論理的に別個のパーティションとして分割することにより、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域と、前記第1の外部機器から書き換え不可能な記憶領域とに、分離して構成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. コンテンツを記録する記憶装置と、外部の機器に対してデジタル形式でコンテンツを出力する出力端子とを少なくとも備えたコンテンツ再生装置における著作権保護方法であって、前記出力端子を介して出力されるコンテンツが記録されている前記記憶装置の記憶領域が、第1の外部機器を接続した際に該第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域であるか否かに応じて、当該コンテンツの著作権保護に関して異なる制御を行い、
    前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、当該コンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、一方、前記第1の外部機器からは書き換えが不可能な記憶領域に記録されたコンテンツを出力する場合、当該コンテンツの著作権保護に関し、著作権保護されたコンテンツについては既に1回デジタル記録されたコンテンツのさらなるデジタル記録を禁止する状態に設定し、著作権保護が不要なコンテンツについてはデジタル記録を許可する状態に設定する著作権保護方法。
  4. コンテンツを記録する記憶装置を、物理的に別個のドライブによって分割するか、あるいは、同一のドライブを論理的に別個のパーティションとして分割することにより、前記第1の外部機器から書き換え可能な記憶領域と、前記第1の外部機器から書き換え不可能な記憶領域とに、分離して構成することを特徴とする請求項3に記載の著作権保護方法。
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