JP5010950B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、前面側が開口した凹室の奥手側に窓部が形成されるセンターケースと、窓部に表示部が臨む画像表示装置と、画像表示装置における表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機に関する。
従来、表示装置の前面に凸レンズを設け、表示装置の画像の全て、または一部を拡大表示する遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−254227号公報
しかしながら、常時凸レンズによる拡大画像を見ているため目に違和感があり、長時間の遊技に向かないという問題があった。
また、表示装置の画像の一部のみを拡大するよう凸レンズを配設しても、凸レンズ部分とその他の部分に境がないため一つの表示器の一部を拡大しているようにしか見えなかった。
本発明の目的は、前面側が開口した凹室の奥手側に窓部が形成されるセンターケースと、窓部に表示部が臨む画像表示装置と、画像表示装置における表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、画像表示装置の表示における興趣を向上するとともに、長時間の遊技にも耐えうるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技盤に形成された遊技領域に配設され、前面側が開口した凹室の奥手側に窓部が形成されるセンターケースと、前記センターケースの窓部に表示部が臨むように配設される画像表示装置と、前記画像表示装置における表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
前記センターケースは、遊技に関する演出を行う可動演出装置を備え、
該可動演出装置は、前記表示部の一部を覆うレンズを備えたレンズユニットを前記表示部の前方から退避し遊技者から視認不能な第1状態と、前記表示部の前方に位置し遊技者より視認可能な第2状態に移動可能に備え、
前記表示制御手段は、前記レンズユニットが前記第1状態から前記第2状態に移動するのに伴い、前記表示部における前記レンズユニットと重なる領域に演出画像を表示し、前記レンズユニットの移動に合わせて当該演出画像を表示変更するように表示制御を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、センターケースは、遊技に関する演出を行う可動演出装置を備え、該可動演出装置は、表示部の一部を覆うレンズを備えたレンズユニットを表示部の前方から退避し遊技者から視認不能な第1状態と、表示部の前方に位置し遊技者より視認可能な第2状態に移動可能に備え、表示制御手段は、レンズユニットが第1状態から第2状態に移動するのに伴い、表示部におけるレンズユニットと重なる領域に演出画像を表示し、レンズユニットの移動に合わせて当該演出画像を表示変更するように表示制御を行うので、画像表示装置の表示における興趣を向上できる。すなわち、レンズ越しで見る表示部の表示が、それ以外の部分と質感の異なる表示となり興趣を向上できる。
また、レンズユニットは、表示部の前方から退避した第1状態と、表示部の前方に位置する第2状態と、に変換可能であるので、遊技の興趣を向上できる。また、表示部がレンズで覆われていない状態にすることもでき、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。
また、レンズが表示部の一部を覆うので、レンズで覆われた部分とそれ以外の部分とで別の表示部のように見え、一つの画像表示装置であたかも複数の表示装置を有するように見せられ遊技の興趣を向上できる。さらに、レンズで覆われるのは表示部の一部であるので、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。また、レンズユニットが移動可能であるので、遊技の進行に合わせて移動することで遊技の演出を行うことができ、興趣を向上できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記可動演出装置は、前記レンズユニットを複数備え、各々独立して移動可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、可動演出装置は、レンズユニットを複数備え、各々独立して移動可能であるので、表示部の複数箇所の画像を各々独立してレンズにより変化させて見せることができ、遊技の興趣を向上できる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記レンズユニットは、
前後方向に貫通する貫通部を有する枠部材を備え、前記レンズを前記貫通部に配したことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、レンズユニットは、前後方向に貫通する貫通部を有する枠部材を備え、レンズを貫通部に取り付けたので、レンズ越しに見える画像とレンズを通さずに見える画像の境界が明確になり、あたかも枠部材の内部に、背面の画像表示装置と別個の画像表示装置があるように見せられ、遊技の興趣を向上できる。また、レンズに光などが映りこむことを防止でき、レンズ越しの画像の視認性を向上できる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機であって、前記表示制御手段は、前記表示部における前記レンズユニットと重なる領域に演出画像を表示するように制御し、
前記レンズは、前記演出画像を拡大する凸レンズであり、
前記演出画像は、演出表示部を有し、前記レンズにより拡大されることで該演出表示部の周縁が前記貫通部の周縁と一致するようになっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、表示制御手段は、表示部におけるレンズユニットと重なる領域に演出画像を表示するので、あたかも枠部材の内部に、背面の画像表示装置と別個の画像表示装置があるように見せられ、遊技の興趣を向上できる。また、レンズは、演出画像を拡大する凸レンズであるので、レンズユニットと重なる部分と重ならない部分の表示素子の集積度が同じであってもレンズ越しに見える表示部を構成する表示素子の集積度と、レンズを越さずに見える表示素子の集積度が異なるので、質感の異なる画像表示装置に見せられて興趣を向上できる。さらに、レンズ越しに見える画像と、レンズを通さずに見える画像の奥行き感が違って見えるので、あたかも枠部材の内部に、背面の画像表示装置と別個の表示装置があるように見せることができる。また、演出画像は、演出表示部を有し、レンズにより拡大されることで該演出表示部の周縁が貫通部の周縁と一致するようになっているので、レンズ越しに見える画像とレンズを通さずに見える画像とが違和感なく連続し、装飾性を向上できる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機であって、前記表示制御手段は、
前記演出画像として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、
前記レンズユニットが移動する際に前記変動表示ゲームの変動を一時停止することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、表示制御手段は、演出画像として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、レンズユニットが移動する際に変動表示ゲームの変動を一時停止するので、制御回路の処理負担を軽減できる。
本発明によれば、センターケースは、遊技に関する演出を行う可動演出装置を備え、該可動演出装置は、表示部の一部を覆うレンズを備えたレンズユニットを表示部の前方から退避し遊技者から視認不能な第1状態と、表示部の前方に位置し遊技者より視認可能な第2状態に移動可能に備え、表示制御手段は、レンズユニットが第1状態から第2状態に移動するのに伴い、表示部におけるレンズユニットと重なる領域に演出画像を表示し、レンズユニットの移動に合わせて当該演出画像を表示変更するように表示制御を行うので、画像表示装置の表示における興趣を向上できる。すなわち、レンズ越しで見る表示部の表示が、それ以外の部分と質感の異なる表示となり興趣を向上できる。また、レンズユニットは、表示部の前方から退避した第1状態と、表示部の前方に位置する第2状態と、に変換可能であるので、遊技の興趣を向上できる。また、表示部がレンズで覆われていない状態にすることもでき、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。また、レンズが表示部の一部を覆うので、レンズで覆われた部分とそれ以外の部分とで別の表示部のように見え、一つの画像表示装置であたかも複数の表示装置を有するように見せられ遊技の興趣を向上できる。さらに、レンズで覆われるのは表示部の一部であるので、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。また、レンズユニットが移動可能であるので、遊技の進行に合わせて移動することで遊技の演出を行うことができ、興趣を向上できる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図9を用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、機枠110の前面側には、該機枠110に対して前方向へ扉状に回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸着されている。
前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠140と、前面枠本体130の前面のクリア部材保持枠140の下側に取り付けられた発射操作ユニット150と、を有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に、図2に示すような遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
また、前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うクリア部材保持枠140が配置されており、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠140に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板141との間で、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール2に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域1aとされている。
また、クリア部材保持枠140の一方の側部(遊技機100の前面側から見て左側の側部)は、前面枠本体130の一方の側部に回動可能に軸支されて、扉状に開閉自在とされ、クリア部材保持枠140を開くことにより、遊技盤1の前面側の遊技領域1aの前側を開放可能となっている。クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部をほぼ閉塞するように、該開口部に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144、音声を出力するスピーカ145,145などが設けられている。
また、前面枠本体130に軸着されたクリア部材保持枠140の開放端側となる前面側から見て右側の端部の前面には、施錠装置の一部をなす鍵穴143が形成されている。この鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部であるとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部でもあって、鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠140の下側には、発射操作ユニット150が取り付けられている。発射操作ユニット150は、左右側部のうちの一側部となる左側部を前面枠本体130に軸着されて、左右方向に回動して開閉自在な開閉パネル151とその下の下部パネル152とからなる。開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置52(図3に図示)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。また、開閉パネル151の下側の下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156、音声を出力するスピーカ157などが設けられている。
遊技盤1は、図2に示すように、各種部材の取付ベースとなる平板状の遊技盤本体1b(木製もしくは合成樹脂製)を備え、該遊技盤本体1bの前面に、ガイドレール2で囲まれた遊技領域1aを有している。また、遊技盤本体1bの前面であってガイドレール2の外側には、前面構成部材3,3,…が取り付けられている。そして、このガイドレール2で囲まれた遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域1a内には、普通図柄始動ゲート4と、普通図柄変動表示ゲームの未処理回数を表示する普通図柄記憶表示器6(図3に図示)、普通図柄の変動表示ゲームを表示する普通図柄表示器5(図3に図示)が設けられている。また、遊技領域1a内には、第1始動入賞口13(入賞装置)と、第2始動入賞口をなす普通変動入賞装置7(入賞装置)と、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの未処理回数を点灯表示する特別図柄記憶表示器8、特別図柄変動表示ゲームを表示する特別図柄表示器9(図3に図示)が設けられている。
さらに遊技領域1aには、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aを有し、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する特別変動入賞装置10、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト穴11が設けられている。この他、遊技領域1aには、一般入賞口12,12,…、打球方向変換部材としての風車14、多数の障害釘(図示略)などが配設されている。
普通図柄始動ゲート4内には、該普通図柄始動ゲート4を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ4a(図3に図示)が設けられている。そして、遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が普通図柄始動ゲート4内を通過すると、普通図柄変動表示ゲームが行われる。また、普通図柄変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普通図柄変動表示ゲームが行われ、その普通図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、普通図柄変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置7が開状態に変換されている場合に、普通図柄始動ゲート4を遊技球が通過すると、普通図柄始動記憶数の上限数未満でならば、普通図柄始動記憶数が1加算されて普通図柄始動記憶が1つ記憶されることとなる。なお、普通図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える普通図柄記憶表示器6にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
普通図柄変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる普通図柄表示器5で実行されるようになっている。なお、画像表示装置41の表示領域の一部で普図変動表示ゲームを表示するようにしても良く、この場合は識別図柄として、例えば、数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うようにする。この普通図柄変動表示ゲームの停止表示が特別の結果態様となれば、普通図柄の当りとなって、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aが所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放される。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞しやすくなり、特別図柄の変動表示ゲームの始動が容易となる。
普通変動入賞装置7は左右一対の開閉部材7a,7aを具備し、第1始動入賞口13の下部に配設され、この開閉部材7a,7aは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)を保持しているが、普通図柄変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としてのソレノイド(普電開閉SOL7b、図3に図示)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置7に遊技球が流入し易い状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。この普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13は、特別図柄変動表示ゲームの始動入賞口も兼ねている。すなわち、普通変動入賞装置7と第1始動入賞口13の内部(入賞領域)に備えられた特図始動センサ7d(図3に図示)によって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。
この特別図柄変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で始動記憶(特別図柄始動記憶)として記憶される。従って、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、特別図柄変動表示ゲームが開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
一方、特別図柄変動表示ゲームが直ちに開始できない状態、例えば、既に特別図柄変動表示ゲームが行われ、その特別図柄変動表示ゲームが終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、普通変動入賞装置7もしくは第1始動入賞口13に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、特別図柄変動表示ゲームが開始可能な状態(前回の特別図柄変動表示ゲームの終了もしくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて特別図柄変動表示ゲームが開始される。なお、特別図柄変動表示ゲームの始動記憶は、LEDを備える特別図柄記憶表示器8にて表示されるようになっており、始動記憶が1つ記憶されるのに対応してLEDを1つ点灯し、始動記憶が1つ減算されるのに対応してLEDを1つ消灯するようになっている。
補助遊技としての特別図柄(特図、識別情報)変動表示ゲームは、遊技領域1a内に設けられた7セグからなる特別図柄表示器9(図3に図示)で実行されるようになっており、複数の識別情報を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、画像表示装置41にて複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームが実行されるようになっている。そして、この特別図柄変動表示ゲームの結果として、特別図柄表示器9の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して画像表示装置41の表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。なお、遊技機に特別図柄表示器9を備えずに、画像表示装置41のみで特別図柄変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
また、遊技領域1aの略中央には、特別図柄変動表示ゲームの表示領域となる窓部22を形成するセンターケース20が取り付けられている。このセンターケース20に形成された窓部22の後方には、画像表示装置41が配されるようになっている。この画像表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイを備え、表示内容が変化可能な表示部42がセンターケース20の窓部22を介して遊技盤1の前面側から視認可能となるように配されている。なお、画像表示装置41は、液晶ディスプレイを備えるものに限らず、EL、CRT等のディスプレイを備えるものであっても良い。
変動入賞装置としての特別変動入賞装置10は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉10aによって開閉される大入賞口を備えていて、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせる。なお、開閉扉10aは、例えば、駆動装置としてのソレノイド(大入賞口開閉SOL10b、図3に図示)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出する入賞球検出手段としてのカウントセンサ10c(図3に図示)が配設されている。
また、遊技領域1aに設けられた各一般入賞口12には、一般入賞口12に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ12a(図3に図示)が配設されている。そして、遊技を開始することにより遊技領域1a内に打ち込まれた遊技球が、一般入賞口12,12,…、普通変動入賞装置7、第1始動入賞口13、特別変動入賞装置10等の入賞口の何れかに入賞すると、それぞれの入賞口に対応した所定数の賞球が排出装置51によって排出される(払い出される)ようになっている。
また、図3に示すように、遊技機100は、その制御系として遊技の進行を制御する遊技制御装置30、この遊技制御装置30の制御下で各種の演出に関する制御を行うサブ制御装置としての演出制御装置40、排出装置51による賞球または貸球の払い出しの制御と、発射装置52による遊技球の発射の制御を行うサブ制御装置としての排出発射制御装置50、電力を供給する電源供給装置60を備えている。
遊技制御装置30は、CPU31a、RAM31b、ROM31c等を有する遊技用マイクロコンピュータ31を備えるとともに、入出力インタフェース(入出力I/F)33、各種処理の同期やタイマ等のためのパルス信号を出力するクロック(CLK)32(発振器)等により構成されている。
CPU31aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特別図柄変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値などの各種乱数値なども生成している。RAM31bは、普通変動入賞装置7に設けられた特図始動センサ7dのオン信号などを記憶する記憶領域や、前記各種乱数値の記憶領域、並びに、CPU31aの作業領域等を備えている。ROM31cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、上述の各種乱数値に対応して、特別図柄変動表示ゲームの大当り発生を判定するための、特別図柄変動表示ゲームの大当り判定値、変動パターン(リーチアクションの種類)の判定値などが記憶されている。
また、入出力インタフェース33には、ローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ7d、普図始動センサ4a、一般入賞口センサ12a,12a,…、カウントセンサ10c、などが接続されている。そして、入出力インタフェース33は、これらから入力された各種信号を中継し、CPU31aに対し出力する。さらに、入出力インタフェース33には、CPU30bから出力される各種の制御信号が入力される。これら制御信号は、該入出力インタフェース33により中継されて、図示しない出力ポート及びドライバを介して、特別図柄表示器9、特別図柄記憶表示器8、普通図柄表示器5、普通図柄記憶表示器6、大入賞口開閉SOL10b、普電開閉SOL7b、遊技機外部の管理装置などと接続する外部出力端子16、演出制御装置40、排出発射制御装置50に出力される。
サブ制御装置としての演出制御装置40は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30から受信した演出制御データに基づいて(遊技制御装置30の制御の下に)遊技機の制御を行うものである。演出制御装置40が制御を行うものとしては、例えば、枠装飾装置としての装飾ランプ・LED144の点灯、点滅や、スピーカ145,157から出力される効果音、並びに、可動演出装置200の動作がある。また、演出制御装置40は画像表示装置41における表示の制御も行う。すなわち、演出制御装置40が表示制御手段をなす。
サブ制御装置としての排出発射制御装置50は、演算処理用CPU、ROM、RAM等を備え、遊技制御装置30からの賞球制御指令(賞球数データの受信)や、球貸機(図示略)からの球貸制御指令に基づいて、排出装置51に所定数の遊技球(賞球、貸球)を排出させる制御を行う。また、発射装置52による遊技球の発射制御を行ようになっており、排出発射制御装置50には、遊技者が操作ハンドル156に触れることで、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されるようになっている。また、遊技者が操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53を操作することで、該発射停止スイッチ53からの入力信号がタッチセンサ54からの入力信号と併せて入力されるようになっている。
また、遊技制御装置30には、電源供給装置60から電力が供給されており、その他の装置にも電源供給装置60から電力が供給されるようになっている。さらに、電源供給装置60には、停電時等の外部からの電力の供給が途絶えた場合でも電力を供給可能とするためのバックアップ電源61が備えられ、停電時等に各制御装置の揮発性メモリに保存されたデータの消失を防止するようになっている。
これらの制御回路においては、例えば以下のような制御が行われる。
遊技制御装置30のCPU31aでは、普通図柄始動ゲート4に備えられた普図始動センサ4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普通図柄の当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、普通図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普通図柄表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普通図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普通図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普通図柄表示器5に特別の結果態様を表示するとともに、普電開閉SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普通図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普通図柄表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、普通変動入賞装置7に備えられた特図始動センサ7dからの遊技球の検出信号の入力に基づき、特別図柄の大当たり判定用乱数値を抽出してROM31cに記憶されている判定値と比較し、特別図柄変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。また、この他に変動パターンの判定を行う処理などを行い、これらの結果を含む制御信号(演出制御データ)を、演出制御装置40に出力する。そして、特別図柄表示器9に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特別図柄変動表示ゲームを表示する処理を行う。また、演出制御装置40では、遊技制御装置30からの制御信号に基づき、画像表示装置41で特別図柄変動表示ゲームに対応した表示ゲームを表示する処理や、スピーカ145,157からの音の出力、枠装飾装置としての装飾ランプ、LED144を制御する処理、可動演出装置200を動作する処理を行う。
そして、遊技制御装置30のCPU31aは、特別図柄変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特別図柄表示器9に特別の結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。この特別遊技状態を発生させる処理においては、例えば、大入賞口開閉SOL10bにより特別変動入賞装置10の開閉扉10aを開放し、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。そして、大入賞口に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間か経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば15回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。なお、特別図柄変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特別図柄表示器9にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、遊技制御装置30のCPU31aは、各種入賞口に設けられたセンサ(特図始動センサ7d、カウントセンサ10c、一般入賞口センサ12a)から入力される遊技球の検出信号に基づき、排出発射制御装置50に制御信号(賞球数データ)を出力する。排出発射制御装置50は、制御信号の入力に基づき排出装置51を制御して所定数の遊技球が払い出されるようにする。
また、排出発射制御装置50は、操作ハンドル156に設けられたタッチセンサ54からの信号が入力されている間は、発射装置52を動作させて遊技球を発射する制御を行う。また、タッチセンサ54から信号が入力されている間であっても、操作ハンドル156に設けられた発射停止スイッチ53からの入力信号が入力されている場合は、発射装置52を停止させて遊技球の発射を停止する制御を行う。
次にセンターケース20の詳細について説明する。図4、5に示すように、遊技領域1aの略中央に配されるセンターケース20は、中央に画像表示装置41の表示領域を区画する窓部22を有するとともにその周囲に装飾が施されている。また、センターケース20の中央であって窓部22が形成された部分は、所定の前後幅を有する筒状の空間となっており、この筒状の空間の後端部が画像表示装置41の前面によって閉鎖されている。すなわち、センターケース20の中央には、後方に窪んだ凹室21が形成されている。このセンターケース20は、遊技盤1の裏面側に配される後方構成部材80と、遊技盤1の前面側に配される前方構成部材90とから構成されている。
図5に示すように、後方構成部材80は、矩形枠状のベース部材81と、その後方に配される画像表示装置41とからなる前方に開口した凹部82を備え、該凹部82が、センターケース20の前方構成部材90を挿入する遊技盤1に形成された貫通部(図示略)を後方から覆うように配される。
ベース部材81は、前後に貫通する開口を有する矩形枠状に形成されており、このうち前面側の前面開口は、遊技盤1に形成された貫通部よりも大きく、後述する前方構成部材90の後部を受け入れ可能とされている。また、前面開口の周囲には、後方構成部材80を遊技盤1の裏面に固定するための外側へ鍔状に延出する固定部83,83,…が形成されている。
また、後面側の後面開口は、画像表示装置41の表示部42と略同じ大きさとされており、ベース部材81の後面には、この後面開口と表示部42が一致するように画像表示装置41が取り付けられる。これにより画像表示装置41の表示部42の画像が後面開口を通して前面側から視認可能となる。また、後方構成部材80の凹部82の上部には、遊技の演出を行う可動演出装置200が取り付けられている。なお、可動演出装置200の詳細については後述する。さらに、凹部82における後面開口の左右側部には、前方構成部材90の取付ベース91に形成された周囲壁91aの後端部を接続する接続部84が形成されている。
前方構成部材90は、該前方構成部材90を遊技盤1に固定するための取付ベース91を有し、該取付ベース91の前面側にセンターケース20を装飾する装飾部材92が取り付けられている。また、取付ベース91の下部には遊技球が転動可能なステージ部93aを形成するステージ部材93が取り付けられている。
取付ベース91は枠状であって、凹室21の周面を形成する周囲壁91aを有し、この周囲壁91aにねじ止め部などが形成され、各種部材を適切な位置に固定できるようになっている。この周囲壁91aは、可動演出装置200が配される上部とステージ部材93が配される下部ではこれらの部材が凹室21の周囲壁91aとなるので、左右の側部に形成される周囲壁91aよりも前後幅が短くされている。
また、周囲壁91aの前端部には、該周囲壁91aに対して垂直に外側に向かって延出する鍔状の取付部91bが形成されている。この取付部91bは、遊技盤1に形成された貫通部の周縁よりも外側に延出するように形成されており、貫通部に前方構成部材90を前面側から挿入した際に、遊技盤1の前面にその裏面が当接するようになっている。これによって、遊技盤1に対するセンターケース20の前後位置が所定の前後位置に設定されるようになっている。また、この取付部91bには、前後に貫通するねじ穴が複数形成されており、ねじによって前方構成部材90を遊技盤1に固定できるようになっている。さらに、取付部91bは遊技盤1の前面側であって遊技者から視認可能な位置に配されるものであり、その前面には装飾が施されている。
取付ベース91の前面側の上部および左右側部には、センターケース20を装飾する装飾部材92が取り付けられている。この装飾部材92は、遊技領域1aから凹室21内に直接遊技球が流入するのを防ぐ鎧部材としての機能も有するように、前方に向かって遊技領域1a内に突出するように配され、その前端が遊技領域1aの前側を覆うクリア部材保持枠140の内側のガラス板141の裏面近傍に配置される。これにより、遊技領域1aを流下する遊技球がセンターケース20の上側および側部から凹室21内へ進入することを防止し、表示部42の視認性を確保するとともにステージ部93a上への遊技球の流入数を制限するようになっている。
取付ベース91の下側部分に配されるステージ部材93は、その上面が遊技球が転動するステージ部93aとされている。ステージ部93aの前側部分をなす前方部93bは、左右両側が中央に向かって下る傾斜面となっているとともに、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されている。また、略W字状に形成された前方部93bにおいて、上向きに突出した中央部の両側に位置する最も低くなった部分は、前方に向かって下る傾斜面とされている。またステージ部93aの後側部分をなす後方部93cは下方に突出した円弧状とされており、最も低くなった左右方向の中央には、ステージ部93aの前側へ向かって下る流下路93dが形成されている。
この流下路93dは、前方部93bの上向きに突出した中央部における遊技球が転動する面の下側をくぐり、ステージ部93aの前端に至る流路で、略遊技球3個分の左右幅を有する。また、流下路93dの前方部93bに形成された部分には、左右方向の中央に遊技球の幅と略等しい前後方向に延在する溝部93eが形成されている。上述したように、センターケース20の前端に位置する流下路93dの出口の下方には、図2に示すように第1始動入賞口13および普通変動入賞装置7が設けられている。つまり、この流下路93dを流下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。そして特に、溝部93eを流下した遊技球はさらに高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞することとなる。なお、流下路93dに流入せず、ステージ部93aの前端部から遊技領域1aに流下した遊技球は、流下路93dを通過した場合よりは低い確率であるが、ステージ部93aの外を流下する遊技球よりは高い確率で第1始動入賞口13もしくは普通変動入賞装置7に入賞する可能性がある。
また、ステージ部93aの後方であって、後方部93cの後端に沿った部分は、センターケース20の凹室21における下側の周囲壁を形成する周囲壁形成部93fとされており、その後端が画像表示装置41の表示部42に隣設して配されるようになっている。この周囲壁形成部93fは、後方部93cよりも一段高くなるように形成されているとともに前側に傾斜しており、ステージ部93a上の遊技球が表示部42に衝突するのを防ぐようになっている。
図2に示すように、センターケース20の前面側から見た左下部であって、装飾部材92とステージ部材93の間には、センターケース20の外側の遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れ、ステージ部93a上へと誘導するワープ通路を形成するワープ通路形成部材94が配されている。ワープ通路は、遊技球が一列で流下可能な幅を有する流路で、上流側はセンターケース20の前面側に突出するように配されるワープ通路形成部材94で構成され、下流側は取付ベース91の内周面に形成された接続流路91cで構成されている。そして、ワープ通路形成部材94により形成された上流側部分で、センターケース20の左側の遊技領域1aを流下する遊技球を受け入れて右側へ流下誘導し、後方に接続した接続流路91cへ誘導する。さらに、接続流路91cにより下方に位置するステージ部93a上へ誘導するようになっている。
凹室21の上部に配される可動演出装置200は、可動演出部材210としてのレンズユニット211を備え、遊技の進行に合わせて、図4に示すように、表示部42の前方から退避した第1状態と、図2に示すように、表示部42の前方に位置する第2状態とに変換可能となっている。この可動演出装置200は、左右方向に沿って並んだ3つのレンズユニット211を備えるとともに、各レンズユニット211に対応した3つの駆動部221を備えた駆動ユニット220を備え、各々のレンズユニット211が独立して動作可能となっている。なお、3つのレンズユニット211はそれぞれ同じ構成を有しており、また、駆動ユニット220の3つの駆動部221もそれぞれ同じ構成を有している。
図6に示すように、レンズユニット211は、矩形枠状の貫通部213が形成された枠部215を有する枠部材212と、該枠部材212に取り付けられたレンズ214とから構成されている。レンズ214は貫通部213をちょうど閉鎖するような大きさの矩形状をした凸レンズで、後方に位置する表示部42の画像を遊技者に拡大して見せることが可能となっている。また、枠部215の後面側には、貫通部213の左右および下側の周面に沿って後方へ延出する周囲壁216が形成されている。また、枠部215の上部における左右端部の前端には、駆動部221と連結するための連結部217が上方に延出するように形成されている。この連結部217には、後述する可動部材230に設けられた接続軸232cの先端が固着されるようになっている。
以上のことから、可動演出装置200は、レンズユニット211を複数備え、各々独立して移動可能としたこととなる。
また、レンズユニット211は、前後方向に貫通する貫通部213を有する枠部材212を備え、レンズ214を貫通部213に配したこととなる。
駆動ユニット220には、3つの駆動部221が左右方向に沿って並ぶように形成され、各駆動部221は駆動源としてのモータ228と、該モータ228の駆動力を伝達する伝達手段としてのギア227、可動部材230を備えている。この駆動ユニット220は、モータ228や伝達手段を備えたギアボックス222と、該ギアボックス222の後面側を覆い、駆動ユニット220の後面を形成する後壁部材223、ギアボックス222の前面を覆い、駆動ユニット220の前面を形成する前壁部材224とから構成されている。また、前壁部材224の前面側には、該前壁部材224との間に配線を収納する空間を形成するための配線カバー201が取り付けられており、駆動ユニット220の前面は、前壁部材224と配線カバー201とにより構成されている。また、配線カバーの前面には遊技盤1を装飾するためのLED144(図3に図示)を多数備えたLED基板201aが配されている。
ギアボックス222の後面側には、後方に開口する矩形箱状のギア収納部225と、該ギア収納部225の左右側部に沿って上下に延在し、前後に貫通したガイド部226が駆動部221ごとにそれぞれ形成されている。このガイド部226の下端部は、前側の所定範囲が下方に開口しており、レンズユニット211の枠部材212に形成された左右の周囲壁216を下側から受け入れ可能となっている。なお、ガイド部226の下端部における後部には下方への開口を閉鎖する規制部が形成されており、後述するように、ガイド部226に対して後方から挿入される可動部材230の下方への移動を規制するようになっている。
矩形箱状のギア収納部225には、伝達手段としてのギア227が、ギア収納部225の前面に対して垂直に後方へ延出する回転軸227aに回転可能に軸支されている。この回転軸227aの延在方向は、可動演出装置200の前後方向に沿う方向であり、センターケース20の前後方向に沿う方向である。すなわち、ギア227は、可動演出装置200、センターケース20の左右方向に沿った垂直な面内で回転するようになっている。また、ギア227の後面側における外周に近い部分には、後面に対して垂直に後方へ延出するように設けられた回転軸によって、円柱状のローラ227bが回転可能に軸支されている。
駆動源としてのモータ228は、その駆動軸が前後方向に沿って、後方へ延出するようにギアボックス222の前面に取り付けられており、駆動軸は、ギア収納部225の前面に形成された開口からギア収納部225内に延出している。この駆動軸には、ギア収納部225内に取り付けられたギア227と噛み合う駆動ギア228aが取り付けられており、モータ228を駆動することでギア227を回転することができるようになっている。
ギア収納部225の後方には、レンズユニット211に接続し、モータ228によりギア227が回転駆動されるのに伴って上下に移動してレンズユニット211を上下に移動可能とする可動部材230が設けられている。この可動部材230は、ギア227の後面に対して平行に配される板状の従動部231と、該従動部231の左右端部に形成された被ガイド部232を備える。
従動部231は、駆動部221の左右幅(ギア収納部225の左右幅と左右のガイド部226の左右幅を合わせた幅)に略等しい左右幅を有している。この従動部231におけるギア収納部225の後方に配される部分となる中央部分には、左右方向に沿って延在し、前後に貫通する開口部231aが形成されている。この開口部231aは、ギア227の後面に配されたローラ227bの直径よりも広い上下幅を有するとともに、ローラ227bがギア227の回転に伴い左右に移動する幅と略等しい左右幅を有する。
被ガイド部232は、従動部231の左右端部の前面から前方に延出するように形成されている。左右それぞれの被ガイド部232は、従動部231の前面に対して垂直に前方へ延在するとともに、上下並んで重なるように形成された二つの円柱状の延出部232a,232aと、上下二つの延出部232a,232aを接続するように形成されたリブ232bを備えている。また、円柱状の延出部232a,232aの前端には、レンズユニット211と接続するための軸状の接続軸232c,232cが前方へ延出するように形成されている。
このように従動部231に形成された左右の被ガイド部232,232の間隔は、ギア収納部225の左右に形成されたガイド部226,226の間隔と等しくされており、後述するように被ガイド部232,232をガイド部226,226に取り付けられるようになっている。また、円柱状の延出部232a,232aは、その直径がガイド部226の開口の左右幅と略等しく、前後幅はガイド部226の前後幅より所定幅(後述するブシュ240に形成された凸部241の突出幅よりも大きい幅)だけ短くなるように形成されている。
このような構成を有する可動部材230はギアボックス222の後方から取り付けるようになっている。このとき、従動部231がギア収納部225の後方を覆うように配し、開口部231aにローラ227bを挿入し状態とするとともに、左右の被ガイド部232,232をそれぞれギア収納部225の左右のガイド部226,226に挿入する。
これにより、ガイド部226の左右幅と略同じ径を有する円柱状の延出部232a,232aがガイド部226に挿入され、可動部材230の左右方向への移動が規制されるとともに、上下方向へ移動可能にガイドされる。また、ガイド部226の後端面が従動部231の前面に当接することで、可動部材230の前方への移動が規制されるようになる。さらに、ローラ227bが開口部231aに挿入されることによって、例えば図7に示すようにローラ227bが開口部231aの内周面に係合し、可動部材230の下方への移動を規制することで、可動部材230がローラ227bの位置に合わせた所定の上下位置に配されるようになる。また、被ガイド部232の延出部232aに形成された接続軸232cが、ギアボックス222の前側に突出するように配される。この接続軸232cには、ギアボックス222の前端側からブシュ240を挟んでレンズユニット211の連結部217が固着される。
ブシュ240の後面には、被ガイド部232の円柱状の延出部232a,232aおよびリブ232bに対応するように凸部241が形成され、さらに接続軸232c,232cに対応して該接続軸232c,232cを挿通可能な前後方向に貫通した挿通孔が形成されている。このブシュ240は、挿通孔に接続軸232c,232cを挿通するように取り付けることで、凸部241がガイド部226内に挿入されるとともに、ブシュ240の凸部241が形成されていない後面が、ガイド部226の前端に接するようになる。このように接続軸232c,232cにブシュ240を取り付けた後、さらに前側からレンズユニット211の連結部217を固着することで可動部材230の後方への移動が規制され、可動部材230が上下方向のみに移動可能な状態でレンズユニット211と接続される。
このように取り付けられたレンズユニット211と駆動部221は、図4に示すように表示部42の前面から退避した第1状態では、図7に示すように、ギア227に設けられたローラ227bがギア227の回転軸227aの上方に位置する状態となっている。これにより、ローラ227bが挿入された開口部231aを備える可動部材230が上方へ持ち上げられた状態となり、この可動部材230に接続されたレンズユニット211が上方に位置する状態となる。また、この第1状態においてレンズユニット211の左右に形成された周囲壁216は、ガイド部226の下方の開口から挿入されてガイド部226内に収容された状態となる。すなわち、周囲壁216で囲まれる領域内にギア収納部225の下部が収容された状態となる。
この第1状態から、モータ228を駆動してギア227を回転させると、ローラ227bが開口部231a内で側方にずれながら下降し、これに伴って可動部材230とこれに接続したレンズユニット211が自重により徐々に下降する。なお、ガイド部226に挿入されて上下方向にガイドされる被ガイド部232は、ガイド部226の開口の幅と略等しい円柱状の延出部232a,232aが上下に二つ並んだ構成を有するので、左右に傾くことなく上下方向に沿って案内される。これによりローラ227bが開口部231aの一側側を支持する状態でも可動部材230は傾くことなく上下方向に沿って移動可能である。また、このようにレンズユニット211が下降するのに伴い、表示部42におけるレンズユニット211と重なる領域に、レンズユニット211の移動に合わせて移動(上から下へ移動)する演出画像250が表示されるようになっている。
そして、図8に示すように、ギア227に設けられたローラ227bがギア227の回転軸227aの下方に位置する状態とすると、図2に示すようにレンズユニット211が表示部42の前面側に現出した第2状態となる。
この第2状態では、ギアボックス222の下方にレンズユニット211が位置するようになり、左右及び下側の周囲壁216とギアボックス222の下面により前後方向に延在する筒状の空間が形成されるようになっている。また、レンズユニット211の後方には、図9に示す後述する演出画像250が表示され、レンズ214を通して視認可能となる。
なお、上述したように、ガイド部226の下端部における後部には下方への開口を閉鎖する規制部が形成されており、ガイド部226に対して後方から挿入される可動部材230に形成された延出部232aの下方への移動が規制されるようになっている。よって、ギア227を回転させる過程で、ローラ227bがギア227を軸支する回転軸227aの下方の位置に来る前に、すでにガイド部226に形成された規制部により下方への移動が規制された状態となり、図8に示すように、ローラ227bがギア227の回転軸227aの下方の位置に来たときには、ローラ227bが開口部231aの内周面における上側の面から下方に離れた状態となっている。
以上のことから、遊技盤1に形成された遊技領域1aに配設され、前面側が開口した凹室21の奥手側に窓部22が形成されるセンターケース20と、センターケース20の窓部22に表示部42が臨むように配設される画像表示装置41と、画像表示装置41における表示を制御する表示制御手段(演出制御装置40)と、を備えた遊技機100において、センターケース20は、遊技に関する演出を行う可動演出装置200を備え、該可動演出装置200は、表示部42の一部を覆うレンズ214を備えたレンズユニット211を、表示部42に対して移動可能に備えたこととなる。
また、レンズユニット211は、表示部42の前方から退避した第1状態と、前記表示部の前方に位置する第2状態と、に変換可能であることとなる。
演出画像250は、表示部42においてレンズユニット211と重なる領域に、レンズユニット211の移動に合わせて移動するように表示されるもので、枠部215の外周に沿った大きさの領域に表示されるようになっている。この演出画像250は、図9に示すように、中央部に演出表示部251を有しており、この演出表示部251の表示領域が、レンズ214により拡大されることで、ちょうど枠部材215の大きさに表示されるようになっている。すなわち、この演出表示部251の表示領域は、レンズ214により拡大されることで演出表示部251の周縁と貫通部213の周縁とが一致するような大きさに設定されている。よって、レンズ214越しに見える画像とレンズ214を通さずに見える画像とが違和感なく連続し、装飾性を向上できる。
また、このように演出表示部251がレンズ214により拡大されることで、レンズ214越しに見える表示部42を構成する表示素子の集積度と、レンズ214を越さずに見える表示素子の集積度が異なるようになり、質感の異なる画像表示装置に見せられて興趣を向上できる。さらに、レンズ214越しに見える画像と、レンズ214を通さずに見える画像の奥行き感が違って見えるので、あたかも枠部材212の内部に、背面の画像表示装置41と別個の表示装置があるように見せることができる。
また、演出画像250における演出表示部251以外の領域には図柄などの画像を表示せず、例えば、黒色の表示をする周縁表示部252が配されている。この周縁表示部252は、上述のように演出表示部251がレンズ214により貫通部213の周縁と一致するよう拡大されるので、遊技者から見えることはない。
演出表示部251における表示としては、例えば、特別図柄変動表示ゲームに対応して複数種類の識別情報としての図柄(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる表示ゲーム(変動表示ゲーム)を表示する。この表示ゲームは、複数種類の識別情報としての図柄を所定時間変動表示した後、停止表示することで結果態様を表示するものである。このような表示ゲームを演出画像250として表示する場合には、レンズユニット211の移動に合わせて演出画像250を移動する際に図柄の変動表示を一時停止し、移動が完了した時点で変動表示を再開するようにしている。これにより表示制御手段をなす演出制御装置40にかかる負担を軽減することができる。なお、表示制御手段をなす演出制御装置40の処理能力が高い場合は、変動表示をしたまま演出画像250を移動するようにしても良い。
以上のことから、表示制御手段(演出制御装置40)は、表示部42におけるレンズユニット211と重なる領域に演出画像250を表示するように制御し、レンズ214は、演出画像250を拡大する凸レンズであり、演出画像250は、演出表示部251を有し、レンズ214により拡大されることで該演出表示部251の周縁が貫通部213の周縁と一致するようにしたこととなる。
また、表示制御手段(演出制御装置40)は、演出画像として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、レンズユニット211が移動する際に変動表示ゲームの変動を一時停止するようにしたこととなる。
なお、以上の実施形態においては、レンズ214を凸レンズとしたが、凹レンズやその他のレンズを用いても良い。また使用するレンズに合わせて演出画像250を変更するようにしても良い。
また、可動演出装置200をセンターケース20の上部に設け、レンズユニット211が上下に移動するようにするとしたが、これに限られるものではなく、可動演出装置200の配設位置やレンズユニット211の移動方向は任意である。
以上のような遊技機100は、遊技盤1に形成された遊技領域1aに配設され、前面側が開口した凹室21の奥手側に窓部22が形成されるセンターケース20と、センターケース20の窓部22に表示部42が臨むように配設される画像表示装置41と、画像表示装置41における表示を制御する表示制御手段(演出制御装置40)と、を備えた遊技機100であって、センターケース20は、遊技に関する演出を行う可動演出装置200を備え、該可動演出装置200は、表示部42の一部を覆うレンズ214を備えたレンズユニット211を、表示部42に対して移動可能に備えている。
したがって、センターケース20は、遊技に関する演出を行う可動演出装置200を備え、該可動演出装置200は、表示部42の一部を覆うレンズ214を備えたレンズユニット211を、表示部42に対して移動可能に備えるので、画像表示装置41の表示における興趣を向上できる。すなわち、レンズ214越しで見る表示部42の表示が、それ以外の部分と質感の異なる表示となり興趣を向上できる。
また、レンズ214が表示部42の一部を覆うので、レンズ214で覆われた部分とそれ以外の部分とで別の表示部42のように見え、一つの画像表示装置41であたかも複数の表示装置を有するように見せられ遊技の興趣を向上できる。さらに、レンズ214で覆われるのは表示部42の一部であるので、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。また、レンズユニット211が移動可能であるので、遊技の進行に合わせて移動することで遊技の演出を行うことができ、興趣を向上できる。
また、可動演出装置200は、レンズユニット211を複数備え、各々独立して移動可能である。
したがって、可動演出装置200は、レンズユニット211を複数備え、各々独立して移動可能であるので、表示部42の複数箇所の画像を各々独立してレンズ214により変化させて見せることができ、遊技の興趣を向上できる。
また、レンズユニット211は、表示部42の前方から退避した第1状態と、前記表示部の前方に位置する第2状態と、に変換可能である。
したがって、レンズユニット211は、表示部42の前方から退避した第1状態と、表示部42の前方に位置する第2状態と、に変換可能であるので、遊技の興趣を向上できる。また、表示部42がレンズ214で覆われていない状態にすることもでき、目に違和感がなく長時間の遊技にも耐えうる。
また、レンズユニット211は、前後方向に貫通する貫通部213を有する枠部材212を備え、レンズ214を貫通部213に配している。
したがって、レンズユニット211は、前後方向に貫通する貫通部213を有する枠部材212を備え、レンズ214を貫通部213に取り付けたので、レンズ214越しに見える画像とレンズ214を通さずに見える画像の境界が明確になり、あたかも枠部材212の内部に、背面の画像表示装置41と別個の画像表示装置があるように見せられ、遊技の興趣を向上できる。また、レンズ214に光などが映りこむことを防止でき、レンズ214越しの画像の視認性を向上できる。
また、表示制御手段(演出制御装置40)は、表示部42におけるレンズユニット211と重なる領域に演出画像250を表示するように制御し、レンズ214は、演出画像250を拡大する凸レンズであり、演出画像250は、演出表示部251を有し、レンズ214により拡大されることで該演出表示部251の周縁が貫通部213の周縁と一致するようになっている。
したがって、表示制御手段は、表示部42におけるレンズユニット211と重なる領域に演出画像250を表示するので、あたかも枠部材212の内部に、背面の画像表示装置41と別個の画像表示装置があるように見せられ、遊技の興趣を向上できる。また、レンズ214は、演出画像250を拡大する凸レンズであるので、レンズ214越しに見える表示部42を構成する表示素子の集積度と、レンズ214を越さずに見える表示素子の集積度が異なるので、質感の異なる画像表示装置に見せられて興趣を向上できる。さらに、レンズ214越しに見える画像と、レンズ214を通さずに見える画像の奥行き感が違って見えるので、あたかも枠部材212の内部に、背面の画像表示装置41と別個の表示装置があるように見せることができる。また、演出画像250は、演出表示部251を有し、レンズ214により拡大されることで該演出表示部251の周縁が貫通部213の周縁と一致するようになっているので、レンズ214越しに見える画像とレンズ214を通さずに見える画像とが違和感なく連続し、装飾性を向上できる。
また、表示制御手段(演出制御装置40)は、演出画像として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、レンズユニット211が移動する際に変動表示ゲームの変動を一時停止するようにしている。
また、表示制御手段は、演出画像250として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、レンズユニット211が移動する際に変動表示ゲームの変動を一時停止するので、制御回路の処理負担を軽減できる。
なお、本発明の遊技機100は、遊技機100として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図であって、可動演出部材が第2状態となっている図である。 遊技機の制御系の一部を示すブロック図である。 センターケースの正面図であって、可動演出部材が第1状態となっている図である。 センターケースの前面側から見た分解斜視図である。 可動演出装置の後方から見た分解斜視図である。 可動演出装置の後壁部材を取り外した状態の背面図であって、可動演出部材が第1状態となっている図である。 可動演出装置の後壁部材を取り外した状態の背面図であって、可動演出部材が第2状態となっている図である。 演出画像を示す図である。
符号の説明
1 遊技盤
1a 遊技領域
20 センターケース
21 凹室
22 窓部
40 演出制御装置(表示制御手段)
41 画像表示装置
42 表示部
100 遊技機
200 可動演出装置
211 レンズユニット
212 枠部材
213 貫通部
214 レンズ
250 演出画像
251 演出表示部

Claims (5)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に配設され、前面側が開口した凹室の奥手側に窓部が形成されるセンターケースと、前記センターケースの窓部に表示部が臨むように配設される画像表示装置と、前記画像表示装置における表示を制御する表示制御手段と、を備えた遊技機において、
    前記センターケースは、遊技に関する演出を行う可動演出装置を備え、
    該可動演出装置は、前記表示部の一部を覆うレンズを備えたレンズユニットを前記表示部の前方から退避し遊技者から視認不能な第1状態と、前記表示部の前方に位置し遊技者より視認可能な第2状態に移動可能に備え、
    前記表示制御手段は、前記レンズユニットが前記第1状態から前記第2状態に移動するのに伴い、前記表示部における前記レンズユニットと重なる領域に演出画像を表示し、前記レンズユニットの移動に合わせて当該演出画像を表示変更するように表示制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動演出装置は、前記レンズユニットを複数備え、各々独立して移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記レンズユニットは、
    前後方向に貫通する貫通部を有する枠部材を備え、前記レンズを前記貫通部に配したことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、前記表示部における前記レンズユニットと重なる領域に演出画像を表示するように制御し、
    前記レンズは、前記演出画像を拡大する凸レンズであり、
    前記演出画像は、演出表示部を有し、前記レンズにより拡大されることで該演出表示部の周縁が前記貫通部の周縁と一致するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記演出画像として複数の図柄を変動表示する変動表示ゲームを表示し、
    前記レンズユニットが移動する際に前記変動表示ゲームの変動を一時停止することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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