JP5005778B2 - レチクルポッド - Google Patents

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Description

本発明は、レチクルポッド(POD)に関し、特に、レチクルポッド内に複数の支持材を配置したレチクルポッドに関する。
現代の先進的なウエハファウンドリー(Foundry)或いは半導体メーカー(Fab.)が、ウエハを製造するプロセスにおいて、すでに90ナノメートル以下の製造工程に邁進しているため、露光工程で用いられるレチクル上の回路パターン(pattern)は縮小させる必要があり、パターン内の線幅が非常に微小化されている。これによりレチクル(reticle)の製造コストが非常に高くなっている。レチクルのコストが非常に高いため、現代の先進的なウエハファウンドリー或いは半導体メーカーは、製造コストを削減するため、レチクルの使用寿命を延ばす必要に迫られている。特にメモリの製造ファウンドリー或いは半導体メーカーである。
製造の需要に応じて、レチクルは常に収納棚(Storage Box)と露光装置(Lithographytool)の間に往復または伝送しなければならないため、レチクルをレチクルポッドの中に入れることで、以ってパーティクル(particle)からレチクルへの汚染を避けている。レチクルポッドを搬送しなければならないため、レチクルをレチクルポッド(pod)の中に入れる時、必ず2つの問題を考えなければならない。1つ目は、レチクルを必ず堅牢に固定することにより、レチクルの固定が不良の時にレチクルとケース体、或いは留め具または支持材との間に摩擦が生じてレチクルに損傷を及ぼすことを避けることである。2つ目は、レチクルと留め具または支持材の間の接触面積を減らさなければならず、この目的とは摩擦によって生じる静電気放電を減らすほかに、特にレチクルのパターン配置のない周縁エリアのみに接触することで、レチクルと留め具または支持材との間の接触或いは摩擦により起きる損傷を避けることができるためである。
このため、現在すでに多くの特許により支持材の設計に関する提案がなされていて、レチクルを固定している。例えば、図1に示すように特許文献1ではレチクルポッド内の支持材の構造及び配置方法を開示し、レチクルをレチクルポッドの中に入れた時、レチクルの周縁エリアのみが支持材の傾斜面と接触している。ただし、この支持材に2つの問題があり、1つ目は、支持材が一体成形してチクルポッドに固定させるため、各支持材が剛体(rigid body)となることで、緩衝(cushion)が欠如し、レチクルポッドが衝突或いは落下した時、衝撃力が直接支持材を通じてレチクルに伝達され、レチクルの局部的な損傷または粉砕が起きる恐れがある。2つ目は、個別の支持材設計によりレチクルをケース体の中に入れる時、適切なガイド機構がないため、位置ずれが生じて損傷等が起きやすくなる。
これにより、レチクルポッドにある支持材について、これら支持材を弾性を具備する設計とすることでレチクルが搬送或いは収納時に生じる損傷を効果的に引き下げることができる。同時に良好なガイド設計を有することで、レチクルをレチクルポッドに入れる過程において自動的に所定位置に案内させなければならない。このため、本発明は、支持材の構造を提供する。この支持材とレチクルと接触する箇所に弾性設計を備え、且つレチクルが正確に所定位置に収められるようなガイド設計を有する。そのほか、製造工程の進歩により、半導体工場が更にハイエンド製造工程に進む時、静電気放電のほかに、半導体工場内の電磁妨害(EMI)もレチクルへ危害を及ぼし、特にレチクルが保管された状態にある時或いは露光した時、周辺環境の変化を予想できないため、静電気放電(ESD)及び電磁妨害(EMI)からレチクルに対する損傷を防止することを前提として、本発明では、高分子材料からなるレチクルポッドを提供するほかに、金属レチクルポッドの実施例も提供する。この金属レチクルポッドは、レチクルの固定及びレチクルと大気との接触を効果的に遮断できる以外に、金属レチクルポッドを利用して静電気放電(ESD)及び電磁妨害(EMI)からレチクルへの損傷を防止できる。
中華民国特許第I227210号
本発明の主な目的は、支持材を利用して支持材とレチクルとの接触箇所に弾性設計を持たせる複数の支持材を配置したレチクルポッドを提供することにある。
本発明の別の主な目的は、支持材のガイド部材を利用することでレチクルを正確に所定位置に収める複数の支持材を配置したレチクルポッドを提供することにある。
さらに、本発明の別の主な目的は、金属レチクルポッドを利用して静電気放電(ESD)及び電磁妨害(EMI)からレチクルに対する損傷を防止する金属レチクルポッドを提供することにある。
さらに、本発明の別の主な目的は、レチクルポッドの中に入れたレチクルを外気から遮断させ、以ってレチクルの使用寿命を延ばす気密効果を備えたレチクルポッドを提供することにある。
基板の支持部品は一対の支持アームの基端を直角に接合して平面L字形に形成するとともに、前記両支持アームのにそれぞれ留め具を有する座体と、前記両支持アームの上面に延伸して一体に形成した1対の弾性部材と、それぞれ前記弾性部材の前記横方向延伸段部と連結した後、更に縦方向に凸起部を延伸して、前記凸起部の前記支持アームの内側にある側面に第1傾斜面と第2傾斜面を形成する1対のガイド部材前記一対のガイド部材に一体に連結した支持底板と支持底板とを含む。
上記の目的に基づき、本発明が提供するレチクルポッドは、上部蓋体と下部蓋体組み合わせよりなり、前記レチクルポッドの前記下部蓋体の各隅にレチクルを支持と固定するための支持部品を配置、且つ、前記上部蓋体と前記下部蓋体の同一側に前記上部蓋体と前記下部蓋体を一体的に連結するための少なくとも1つの連結部材を配置してなるレチクルポッドである。
前記支持部品は、一対の支持アームの基端を直角に接合して平面L字形に形成するとともに、前記両支持アームのにそれぞれ留め具を有し、前記両支持アームと留め具とを高分子材料で形成した座体と、前記両支持アームの上面に延伸して一体に形成した1対の弾性部材と、前記1対の弾性部材は前記支持アームから縦方向に延伸した1つの縦方向延伸段部と、該縦方向延伸段部の先端より前記支持アームの内側の横方向に向けて一体に延伸した1つの横方向延伸段部とを有し、それぞれ前記弾性部材の前記横方向延伸段部と連結した後、更に縦方向に凸起部を延伸して、前記凸起部の前記支持アーム内側にある側面に第1傾斜面と第2傾斜面を形成する1対のガイド部材前記一対のガイド部材の第2傾斜面に一体に連結した支持底板とを含み前記支持底板の底面に支持柱を下向きに突設し、前記支持底板に載置して支持したレチクルの移動を前記一対のガイド部材の第2傾斜面により制限することを特徴とする
発明が提供する金属レチクルポッドは、金属上部蓋体及び金属下部蓋体の組み合わせからなり、レチクルポッドの金属下部蓋体の各隅にレチクルを支持と固定するための支持部品配置、且つ金属レチクルポッドの一側に金属上部蓋体及び金属下部蓋体を一体的に連結するため少なくとも1個の連結部材配置している。
本発明は、レチクルを容易に平滑してレチクルポッドの中に導入並びにレチクルを効果的に固定させることができるほかに、更に静電気放電(ESD)及び電磁妨害(EMI)防止機能を提供する。そのほか、本発明のレチクルポッドは、レチクルを保護するため、更に気密空間を提供すると共にレチクルへのノイズを避ける働きを有することで、レチクルの使用寿命をアップさせることができる。
先行技術のレチクルポッドを示す図である。 支持部品の立体を示す図である。 支持部品に中空スタッドを配置した場合を示す図である。 支持部品をレチクルポッドに配置した場合を示す図である。 本発明に係る複数の支持部品を配置したレチクルポッドを示す図である。 本発明に係る複数の支持部品を配置したレチクルポッドの上部蓋体或いは下部蓋体の立体図である。 本発明のレチクルポッドの立体図である。
本発明は、複数の支持材を配置したレチクルポッドを開示することにあり、その主な改良が支持材の部分にある。これによりその他の利用する若干のレチクル或いはレチクルポッドの詳細な製造または処理プロセスは、現行の技術により達成されている。
これには、高分子材料からなるレチクルポッド及び金属からなる金属レチクルポッドも含む。
このため、下記の説明において、レチクル或いはレチクルポッドの詳細な製造または処理プロセスについて完全な記述を行わない。且つ下記の図面も実際の関連寸法に基づくため完全な作図を行わず、その用途は本発明の特徴と関係する概念図を表明するだけである。
まず、図2を参照にしながら説明する。図2は、本発明のレチクルポッドの中に配置された支持部品を示す図である。
図2に示すように、支持部品100の特徴には両支持アーム110からなり、この両支持アーム110の一端を直角に配置して一体的に相互連結し、両支持アームの他端にそれぞれ留め具120を形成した1つの座体を含む。
留め具120は例えば、矩形、多角形或いは円柱形等のように幾何学形状の方法で形成できる。本発明の実施例において円柱形の留め具120を使用し、同時に円柱形の留め具120の円柱中央箇所に貫通孔121を更に形成し、この貫通孔121を通じてレチクルポッドと連結できる。
図3に示すように、特に本発明の留め具120の貫通孔121の中に中空スタッド123を更に配置させた。この中空スタッド123の材質は、例えば、ステンレス鋼系或いはアルミ合金、マグネシウム合金等の金属材料とすることができる。
その他、支持部品100の構造を強化するため、両支持アーム110の直角接合部にフランジ160を更に形成できる。
次に、1対の弾性部材130をそれぞれ両支持アーム110に配置させ、各弾性部材130が支持アーム110から縦方向へ向けて1つの縦方向延伸段部131を延伸した後、更に支持アーム110の内側横方向に沿ってもう1つの横方向延伸段部133を延伸する。
1対のガイド部材140がそれぞれ弾性部材130の横方向延伸段部133と連結した後、更に縦方向に凸起部を延伸する。凸起部の支持アーム内側にある側面において第1傾斜面141と第2傾斜面143を形成する。
第1傾斜面141がレチクルをレチクルポッドに入れる過程中、第1傾斜面141を介して自然にレチクルを所定位置に導入することができる。
レチクルを所定位置に導入させた後、第2傾斜面143がレチクルの移動を制限するための制限部材とすることができる。
これにより、レチクルを自然に所定位置へ導入並び固定させることができるため、第1傾斜面141の傾斜面と座体平面との間の角度が50度〜75度の範囲にあり、本発明の好ましい実施例においては、第1傾斜面141の傾斜面と座体平面との間の角度を65度とした。
第2傾斜面143の傾斜面と座体平面との間の角度が70度〜90度の範囲にあり、本発明の好ましい実施例において、第2傾斜面143の傾斜面と座体平面との間の角度を80度とした。
次に、1個の支持底板150は、第1面及び第1面の他側に対向する第2面を備える。
支持底板150は、例えば矩形、多角形或いは三角形等のように幾何学形状からなる。
本発明の実施例において、支持底板150が三角形の構造を使用したため、支持底板150の第1端と第2端の第1面がそれぞれガイド部材140の第2傾斜面143と連結し、支持底板150の第3端の第2面で且つ第3端に隣接箇所に支持柱153を配置させる。
支持柱153とその両側の円柱形留め具120は面一にならない。具体的に言うと、支持柱153はその両側の円柱形留め具120より短いため、支持部品100が両円柱形留め具120を介してレチクルポッドと固定した後、支持柱153が懸垂状態(この状態を示す図を図6内に説明する)になる。
このため、1枚のレチクルをレチクルポッドに入れた後、1対の弾性部材130が弾性のあるインターフェースとして提供できる。
この1対の弾性部材130が支持レチクルを支えることによって上下変位が発生した時、その向きの変位距離はこの支持柱153から形成した懸垂距離を通じて制御できる。
本発明の好ましい実施例において、支持柱153の懸垂距離が0.5mm〜1.5mmの範囲とすることができる。本発明の好ましい実施例において、支持柱153の懸垂距離を1mmとした。
これにより、支持柱153の懸垂設計を形成する目的は、支持部品100を保護し、レチクルの中或いは搬送過程において、落下により過大な弾性変位が生じて弾性部材130の破断が起き、従ってレチクルを固定させることができなくなり、レチクルポッド内のその他部分と衝突及び摩擦によりレチクルを損傷させることを避けるためである。
次に、本発明の支持底板150の第1面に凸リブ151を更に形成させる。その主な働きはレチクルの接触点を提供することである。
支持底板150に凸リブ151の設計があるため、レチクルを1対のガイド部材140の傾斜面141により正確な位置まで導入し、且つ第2傾斜面143が制限された後、凸リブ151の適切な設計を通じて、凸リブ151とレチクルとの接触位置を確保できる。
本発明の好ましい実施例において凸リブ151の位置を両第2傾斜面143の近傍に配置でき、凸リブ151と支持柱153が相対位置において適切な距離を保持できることは明らかである。
その他、本発明の支持部品100は、凸リブ151とレチクルとの間の摩擦を低下し、異物及び静電気の発生を避けることができるようにするため、高分子材料を使用して形成させ、特にPEEK材質を使用する。
次に、本発明の支持部品100も埋め込み射出の製造方法で、先に支持部品100の本体(つまり凸リブ151が除外)を形成してから、更に別の射出成形方法で凸リブ151を支持部品100の適切な位置に形成させることができる。
この場合、支持部品100の本体を形成する材質は、プラスチック材料とし、凸リブ151のみをPEEK材質とすることができ、こうすることで支持部品100の製造コストを削減できる。
当然であるが、特殊な要因による配慮があれば、支持部品100及びその上の凸リブ151をプラスチック材料で形成でき、本発明として制限されることはない。このため、本発明の支持部品100の構成材料において、同一材料または2種類の材料でも形成できる。
次に、引き継ぎ上記支持部品100をレチクルポッドの中に配置させる実施方法を説明する。
本発明の主な特徴は、支持部品100の構造を改良することにある。支持部品100をレチクルポッドの中に配置させる各種実施方法は、支持部品100で実施できることを説明する。
次に、図4を参照にしながら説明する。図4は、本発明の支持部品100をレチクルポッドの中に配置した場合を示す図である。
本発明のレチクルポッド10は矩形のケース体とし、1個の上部蓋体11と、1個の下部蓋体12と、リベット接合方法で上部蓋体11及び下部蓋体12を連結させる少なくとも1個の連結部材15、及び複数の上部蓋体11及び下部蓋体12の四隅に配置される支持部品100とを含む。
各支持部品100は締付部材125を介して座体両端の留め具120上の中空スタッド123をレチクルポッド10上の締付孔111留める。
好ましい実施例において、締付部材125がリベットとした。このため、本発明の各支持部品100は、図5に示すように、2本のリベットを介して座体両端の中空スタッド123とレチクルポッド10上の締付孔111を一体的に締め付け(例えば、リベットが上部蓋体11及び下部蓋体12の外部から挿入し、順序通り上部蓋体11及び下部蓋体12上の締付孔111、支持部品100上の中空スタッド123を通過してから、更にプレス方法でリベットの一端をプレスしてリベットを拡開させることで、固定目的を達成できる)、各支持部品100が堅牢に上部蓋体11及び下部蓋体12と一体的に連結させることができる。
その他、本実施例において上部蓋体11及び下部蓋体12をリベット接合方法として使用される連結部材15は、ヒンジ機構とする。これはリベットでヒンジ機構を上部蓋体11及び下部蓋体12の同一側に配置させ、上部蓋体11及び下部蓋体12を一体的に連結させ、且つこのヒンジ機構を通じて軸心として上部蓋体11及び下部蓋体12をオープンまたはクローズさせることができる。
次に、上部蓋体11と下部蓋体12を閉めた時、上部蓋体11と下部蓋体12の間に収容スペースを形成できる。この収容スペースをレチクルの収容のために提供できる。
1枚のレチクルをレチクルポッド10の中に入れた時、レチクルがまず下部蓋体12の四隅に配置された支持部品100と接触し、支持部品100にガイド部材140の設計を備えるため、ガイド部材140上の傾斜面141を介してレチクルを正確な位置までに導入し、且つ第2傾斜面143から制限させた後、レチクルを実際的に支持部品100上の凸リブ151と接触させることができる。
また凸リブ151の適切な位置により凸リブ151がレチクル周縁の小さい部分と接触させ、且つ第2傾斜面143の制限を加えて、レチクルに過大な変位が生じないようにしてレチクルの摩損及び静電気等の問題を起こさない。
次に、レチクルポッド10の上部蓋体11と下部蓋体12を閉めた時、上部蓋体11の四隅上の支持部品100によりレチクルの他面と接触でき、レチクルポッド10の中にあるレチクルを上部蓋体11と下部蓋体12四隅上の支持部品100で支えると共に固定させるため、レチクルの安全を確保できる。更に、図6のレチクルポッド立体図内の点線で表示した箇所に示すように、支持部品100に弾性部材130及び支持柱153の設計を備え、特に支持柱153が懸垂設計(例えば、支持柱153と上部蓋体11及び下部蓋体12との懸垂距離を1mmとする)を形成できる。
このため、レチクル10が搬送或いは伝送過程中に落下した時、弾性部材130が過大な変位を吸収し、同時に支持柱153と上部蓋体11或いは下部蓋体12と懸垂距離により弾性部材130の変位を制限する。弾性部材130と支持柱153の設計を通じて過大な衝撃力を吸収するため、レチクルに対して良好な支持と保護を提供できる。
次に、図7を参照にしながら説明する。図7は、本発明の別の好ましい実施例である。
図7に示すように、レチクルポッド10の収容スペースが気密を形成する必要がある時、本発明のレチクルポッド10は、上部蓋体11或いは下部蓋体12の矩形周縁に気密部材13を更に配置でき、上部蓋体11と下部蓋体12を閉めた時、気密部材13への圧縮によりレチクルポッド10の収容スペースを外気から遮断させることができる。
本実施例内の気密部材13は、環形或いは矩形の形状とし、且つ弾性のあるゴムまたは高分子樹脂(例えば、エポキシ樹脂または導電性ゴムである)からなる弾性のある気密部材13とする。
これにより、上部蓋体11と下部蓋体12を閉めることによってこの弾性のある気密部材13を密着させ、以って確実に気密にする効果を達成できるため、レチクルと外気中の水蒸気或いは埃との接触を遮断でき、レチクルのヘイズまたは汚染を防止する働きがあることで、レチクルの使用寿命をアップできる。
その他、本発明のレチクルポッド10は、上部蓋体11及び下部蓋体12に上部蓋体11及び下部蓋体12を一体的に係合するための少なくとも1個の係止材14を配置させることができる。
また更にこの係止材14を介して前記弾性のある気密部材を密着させ、以って確実に気密する効果を達成できる。この係止材14を締付部材に対向する他側に配置させ、この係止材14の材質は、設計の需要によりプラスチック或いは金属で形成できる。
ここで強調したいのは、本発明の主な特徴が支持部品100の改良にあり、この支持部品100をレチクルポッド10の上部蓋体11と下部蓋体12の四隅に配置させ、以ってレチクルの一面を下部蓋体12の複数の支持部品100に置いてから、上部蓋体11を閉めると、上部蓋体11上の複数の支持部品100によりレチクルの他面を固定させ、レチクルを堅牢に上部蓋体11と下部蓋体12の中に配置させることができる。
このため、レチクルポッド10が搬送或いは伝送過程中、支持部品100上の弾性部材130で過大な変位を吸収し、同時に支持柱153と上部蓋体11或いは下部蓋体12との懸垂距離によっても弾性部材130の変位を制限する。
弾性部材130と支持柱153の設計を通じて過大な衝撃力を吸収するため、レチクルに対して良好な支持と保護を提供できる。
更に、本発明のレチクルポッド10は、金属材料の打抜成形(stamping)方法により形成、若しくはエンプラ材料の射出成形方法により形成することができる。これも本発明が制限されることがない。
本発明のレチクルポッド10について、金属材料を上部蓋体11と下部蓋体12の材質として使用する時、金属レチクルポッドの構造を形成でき、金属レチクルポッドが電磁妨害(EMI)に対して遮蔽(shielding)の働きを持たせるため、電磁妨害(EMI)からのレチクルへの損傷を防止できる。
このほか、金属レチクルポッド10の電磁波妨害に対抗する能力を強化するため、本実施例内の気密部材13も導電性ゴムからなる気密部材とすることができる。
これにより、金属レチクルポッド10に、導電性ゴムからなる気密部材13がその中にある時、金属レチクルポッド10の全体が1つの金属遮蔽筐体のようになる以外に、同時に更にこの導電性ゴムからなる気密部材13を介して金属レチクルポッド10上の静電気の消去及びレチクルポッドを外気から遮断する効果を保持できる。
また本発明の金属レチクルポッドを形成する材質は、ステンレス鋼系或いはアルミ合金、マグネシウム合金等とする。
以上の記述は、本発明の好ましい実施例のみであり、本発明特許請求の権利が限定されるものではない。同時に当該技術分野を熟知する者が以上の記述を理解及び実施できる。このため、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の改良変更をなし得ることは、後記の特許請求の範囲内に含めるものであるのが勿論である。
10 レチクルポッド
11 上部蓋体
12 下部蓋体
13 気密部材
14 係止材
15 連結部材
100 支持部品
110 支持アーム
111 締付孔
120 留め具
121 貫通孔
123 中空スタッド
125 締付部材(リベット
130 弾性部材
131 縦方向延伸段部
133 横方向延伸段部
140 ガイド部材
141 傾斜面
143 第2傾斜面
150 ガイド部材
151 凸リブ
153 支持柱
160 フランジ

Claims (1)

  1. 上部蓋体11と下部蓋体12の組み合わせよりなり、前記下部蓋体12の各隅にレチクルを支持と固定するための支持部品100を配置、且つ、前記上部蓋体11と前記下部蓋体12の同一側に前記上部蓋体11と前記下部蓋体12を一体的に連結するための少なくとも1つの連結部材15を配置してなるレチクルポッド10であって、
    前記支持部品100は、
    一対の支持アーム110基端を直角に接合して平面L字形に形成するとともに、前記両支持アーム110にそれぞれ留め具120を有し、前記両支持アーム110と留め具120とを高分子材料で形成した座体と、
    前記両支持アーム110の上面に延伸して一体に形成した1対の弾性部材130であって前記支持アーム110から縦方向に延伸した1つの縦方向延伸段部131と、該縦方向延伸段部131の先端より前記支持アーム110の内側の横方向に向けて一体に延伸した1つの横方向延伸段部133とを有する1対の弾性部材130と、
    それぞれ前記弾性部材130の前記横方向延伸段部と連結した後、更に縦方向に凸起部を延伸して、前記凸起部の前記支持アーム110内側にある側面に第1傾斜面141と第2傾斜面143を形成する1対のガイド部材140と
    前記一対のガイド部材140の第2傾斜面に一体に連結した支持底板150を含み
    前記支持底板150の底面に支持柱153を下向きに突設し、
    前記支持底板150に載置して支持したレチクルの移動を前記一対のガイド部材140の第2傾斜面143により制限することを特徴とするレチクルポッド。
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