JP5002437B2 - 処理ろ過装置及びこれを用いた金属イオンモニタ - Google Patents

処理ろ過装置及びこれを用いた金属イオンモニタ Download PDF

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Description

この発明は、試料液に含まれる金属イオンなどの測定対象物質を処理して、金属錯体などの固体化合物を生成し、その固体化合物をろ過する処理ろ過装置及びその処理ろ過装置を用いた金属イオンモニタに関するものである。
従来、微量の金属イオンを測定する方法として、例えば特許文献1に示すように、ピペットやシリンジ等を用いて手作業で、金属イオンを含有する試料液を、中和剤により中性付近のpHに調整し、金属錯体を凝集させる試薬と反応させて呈色させる方法がある。
さらに、その金属錯体をフィルタでろ過することにより、試料液中の金属イオンの濃度を金属錯体の色及びその濃さで判定するものがある。
しかしながら、金属イオンを測定するためには、例えば強アルカリ性又は強酸性などの腐食性の強い薬液を用いることがあり、この薬液を手作業で操作することは極めて危険である。
また、例えば試料液が強アルカリ性の場合には、中和剤として強酸性の薬液を用いることになり、中和作業において、発熱や突沸などの危険があり、中和作業に不慣れな作業者には危険である。
さらに、金属錯体をフィルタ上にろ過する際には、所定の流量で通過させることが望ましいが、これをシリンジ等を用いて手作業で行うことは困難である。
特開平06−230002号公報
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、例えば腐食性の強い薬液を用いる場合であっても安全且つ簡単に、測定対象物質を処理し、その処理により生じた固体化合物をろ過することをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る処理ろ過装置は、測定対象物質を含有する試料液、及び前記測定対象物質から固体化合物を生成する処理液が注入される混合チャンバと、前記混合チャンバに前記処理液を供給する処理液供給路と、前記処理液供給路に設けられ、前記処理液を前記混合チャンバ内に定量注入するための正逆回転可能なポンプを用いた処理液定量機構と、前記試料液及び前記処理液からなる混合液から前記固体化合物をろ過するフィルタを収容するフィルタチャンバと、前記混合チャンバ及び前記フィルタチャンバを連通する連通路と、前記フィルタチャンバのフィルタ下流側に設けられ、前記フィルタを通過したろ液を外部に排出するろ液排出路と、前記ろ液排出路に設けられ、前記混合液を吸引して前記混合チャンバから前記フィルタチャンバへ導き、前記混合液に前記フィルタを通過させる吸引ポンプと、前記処理液定量機構のポンプ及び前記吸引ポンプを制御する制御装置と、を備え、前記フィルタチャンバにおけるフィルタ上流側、及び前記ろ液排出路における前記吸引ポンプ上流側又は前記フィルタチャンバにおけるフィルタ下流側を連通するバイパス路と、前記バイパス路上に設けられ、前記制御装置に制御されて前記バイパス路の開閉を行う開閉弁と、を備え、前記制御装置が、前記開閉弁を開けて、前記吸引ポンプにより前記バイパス路から空気を吸引して、前記混合チャンバから前記フィルタチャンバのフィルタ上流側に前記混合液を貯留し、その後、前記開閉弁を閉じ、前記吸引ポンプにより前記フィルタ上流側に貯留された混合液をろ過させるものであることを特徴とする。
このようなものであれば、試料液及び処理液の混合を自動で行うことができ、その混合処理に際して、作業者はピペットやシリンジなどを用いた手作業を要しないので、安全性を向上させることができる。また、処理手順や注入量などの間違いによる処理ミスを防ぐことができる。さらに、制御装置により吸引ポンプを制御することによって適切な流量でろ過させることができるので、フィルタ上への固体化合物の堆積を確実に行うことができる。したがって、安全且つ再現性のある処理及びろ過を簡単に行うことができる。さらに、ろ過開始後、フィルタ内に空気が混入することを防ぐことができ、空気の混入によってろ過が止まってしまうことを防ぐことができる。
前記混合チャンバにおける混合前に、混合チャンバ内に注入された液体が、連通路を通ってフィルタチャンバ内に流入しないようにするためには、前記連通路が、前記吸引ポンプの吸引力を受けることによって、前記混合チャンバから前記フィルタチャンバへ前記混合液を流すものであることが望ましい。
また、前記制御装置が、前記開閉弁を開けて、前記吸引ポンプにより前記バイパス路を介して前記混合チャンバに空気を送り、前記混合液をバブリングして撹拌するものであることが望ましい。これならば、専用の撹拌装置を不要にすることができ、装置構成を簡単にすることができる。
前記測定対象物質が金属イオンであり、固体化合物が金属錯体である場合に好適に用いることができる。
また、本発明の処理ろ過装置は、試料液中に含まれる金属イオンの濃度を測定する金属イオンモニタに好適に用いることができる。
このように本発明によれば、例えば腐食性の強い薬液を用いる場合であっても安全に且つ簡単に、測定対象物質を処理し、その処理により生じた固体化合物をろ過できる。
次に、本発明に係る処理ろ過装置を用いた金属イオンモニタの一実施形態ついて図面を参照して説明する。
<装置構成>
本実施形態に係る金属イオンモニタ1は、金属イオンを含有する試料液と処理液とを混合することによって、金属イオンの金属錯体を凝集させ、その金属錯体をフィルタF上に分離して、その金属錯体を色及びその濃さを判定することにより金属イオン濃度を測定するものである。
本実施形態の処理液は、試料液を中和させる中和剤(本実施形態では酸性溶液(例えば硝酸など))、試料液が中和されたか否かを判断するためのpH指示薬を含有する緩衝液、及び金属イオンの錯体を凝集させる試薬である。
具体的にこのものは、図1に示すように、混合チャンバ2と、緩衝液供給路3と、中和剤供給路4と、試薬供給路5と、フィルタチャンバ6と、混合チャンバ2及びフィルタチャンバ6を連通する連通路7と、フィルタチャンバ6に設けられたろ液排出路8と、ろ液排出路8に設けられた吸引ポンプP3と、制御装置9と、を備えている。
以下各部2〜9について説明する。
混合チャンバ2は、試料液、中和剤、緩衝液及び試薬が注入されて、それら液体が混合されて混合液が生成されるものである。具体的には、混合チャンバ2は透明な材質から形成され、内部の混合液の色を視認できるようにしている。これにより、試料液が中和剤により中和されたか否かを、pH指示薬による混合液の色で確認することができる。
また、混合チャンバ2の上部には、試料液を例えばピペット等により定量注入可能なサンプル口(図示しない)が設けられている。
緩衝液供給路3は、緩衝液を収容する緩衝液タンク10と混合チャンバ2とを連通し、緩衝液タンク10から混合チャンバ2内に緩衝液を供給するものである。なお、図1中、符号101は、緩衝液タンク10に設けられた空気孔である。
また、この供給路3の混合チャンバ側開口は、混合チャンバ2の上部(例えば上壁)において、下方を向いて開口している。さらに、この緩衝液供給路3には、緩衝液を定量して混合チャンバ2に注入するための緩衝液定量機構A1が設けられている。
中和剤供給路4は、中和剤を収容する中和剤タンク11と混合チャンバ2とを連通し、中和剤タンク11から混合チャンバ2内に中和剤を供給するものである。なお、図1中、符号111は、中和剤タンク11に設けられた空気孔である。
そして、中和剤供給路4は、光透過性を有するチューブにより構成されている。また、この供給路4の混合チャンバ側開口は、混合チャンバ2の上部において、下方を向いて開口している。さらに、この中和剤供給路4には、中和剤を定量して混合チャンバ2に注入するための中和剤定量機構A2が設けられている。
試薬供給路5は、試薬を収容する試薬タンク12と混合チャンバ2とを連通し、試薬タンク12から混合チャンバ2内に試薬を供給するものである。なお、図1中、符号121は、試薬タンク12に設けられた空気孔である。
また、この供給路5の混合チャンバ側開口は、混合チャンバ2の上部において、下方を向いて開口している。さらに、その試薬供給路5には、試薬を定量して混合チャンバ2内に注入するための試薬定量機構A3が設けられている。
そして、本実施形態の緩衝液供給路3及び試薬供給路5は、マニホールドブロックMBにより下流側で合流させて、流路を一部共通としている。
具体的には、緩衝液供給路3は、マニホールドブロックMBと、緩衝液タンク10及びマニホールドブロックMBを接続する緩衝液配管H1と、マニホールドブロックMB及び混合チャンバ2を接続する供給配管H2とから構成されている。また、試薬供給路5は、マニホールドブロックMBと、試薬タンク12及びマニホールドブロックMBを接続する試薬配管H3と、マニホールドブロックMB及び混合チャンバ2を接続する供給配管H2とから構成されている。
マニホールドブロックMBは、緩衝液配管H1、試薬配管H3及び供給配管H2にそれぞれ連通する内部流路MB1と、緩衝液配管H1に連通する内部流路MB1に設けられた第1開閉弁V1と、試薬配管に連通する内部流路MB1に設けられた第2開閉弁V2と、供給配管32に連通する内部流路MB1に設けられた第3開閉弁V3と、を備えている。本実施形態では、第1開閉弁V1、第2開閉弁V2及び第3開閉弁V3として電磁弁を用いている。また、マニホールドブロックMBには、後述する分岐路A11と供給路3、5とを連通する内部流路MB1が形成されている。
フィルタチャンバ6は、試料液、中和剤、緩衝液及び試薬からなる混合液から金属錯体をろ過するフィルタFを収容するものであり、混合チャンバ2の下方に設けられている。またフィルタチャンバ6は、フィルタチャンバ6内に流入した混合液の全てがフィルタFを通過するように、フィルタFを保持するものである。
さらに、フィルタチャンバ6には、フィルタFの取り付け及び取り外しのための開閉扉(図示しない)が設けられている。そして、その開閉扉が閉じられた状態において、フィルタチャンバ6内は密閉される。また、フィルタチャンバ6において、フィルタFが設置される部分の上部(フィルタF上流側)には、連通路7が開口している。また、フィルタチャンバ6において、フィルタFが設置される部分の下部(フィルタF下流側)には、ろ液排出路8が開口している。
フィルタFは、混合液をろ過して、その混合液中の金属錯体を分離するものであり、混合液から金属錯体を分離可能なろ過精度を有するものである。
連通路7は、混合チャンバ2の下部及びフィルタチャンバ6におけるフィルタF上流側を連通するものであり、一端が混合チャンバ2の下端部に接続され、他端がフィルタチャンバ6の上端部に接続された接続管H4により構成されている。
そして、この連通路7は、外部(吸引ポンプP3)からの吸引力によって混合液を混合チャンバ2からフィルタチャンバ6へ流通させるものである。つまり、接続管H4は、液体の表面張力が作用して、外部からの吸引力を受けなければ液体を通さない程度の内径を有するものである。これにより、混合チャンバ2内に注入した試料液、中和剤、緩衝液、試薬及びそれらからなる混合液がフィルタチャンバ6内に勝手に流入することを防ぐことができる。したがって、それら液体が、例えば混合される前や金属錯体が生成される前などに、フィルタチャンバ6内に漏れ出るのを防ぐことができ、金属錯体を生成させる処理等を確実に行うことができる。
ろ液排出路8は、フィルタチャンバ6におけるフィルタF下流側に設けられ、フィルタFを通過したろ液を排液タンク13に排出するものである。
吸引ポンプP3は、ろ液排出路8に設けられた正逆回転可能なポンプであり、本実施形態では、チューブポンプ(ペリスタルティックポンプとも言う。)を用いている。このチューブポンプは、可撓性材料からなる給排チューブと、周方向に複数のローラを外周側に有し、給排チューブの長手方向に沿って移動しながら該チューブを順次押圧するロータとを備えるものである。そして、チューブポンプは、ロータを回転させることにより、ローラが給排チューブを押し潰しながら回転し、給排チューブ内部の流体を押し出す一方で、給排チューブのローラにより押し潰された部分が復元力によって元の形状に戻る際、給排チューブ内に発生する引圧により次の流体を吸引する。チューブポンプはこの動作を連続的に行うことで吸引・吐出というポンプ機能を有する。
そして、吸引ポンプP3は、混合液を吸引して混合チャンバ2から連通路7を介してフィルタチャンバ6へ導く。さらに、フィルタF上にある混合液がフィルタFを通過するように、ろ液排出路8を介してフィルタチャンバ6内の混合液を吸引する。
制御装置9は、後述するセンサA11、A21、A22及び圧力計14からの検出信号を受信して、チューブポンプP1〜P3及び開閉弁V1〜V4等の制御を行うものであり、その機器構成は、図示しないCPU、内部メモリ、外部メモリ(図示しない)、入出力インタフェース、通信インタフェース、AD変換器、キーボードやタッチパネル等の入力手段、ディスプレイやプリンタ等の出力手段等からなる汎用又は専用のコンピュータである。
そして、制御装置9は、操作者によって操作されることにより又は自動で、各チューブポンプP1〜P3の駆動制御又は各開閉弁V1〜V4の開閉制御を行う。制御装置9の機能は、以下において適宜説明する。
なお、CPUを用いず、アナログ回路のみで前記各部としての機能を果たすように構成してもよいし、その一部の機能を外部のパソコン等と兼用するなど、物理的に一体である必要はなく、有線乃至無線によって互いに接続された複数の機器からなるものであってもよい。
<定量機構>
次に、各供給路3、4、5に設けられた定量機構A1〜A3について制御装置9の機能と併せて説明する。
本実施形態の緩衝液定量機構A1及び試薬定量機構A3は、マニホールドブロックMBを用いて共通としている。
つまり、本実施形態の緩衝液定量機構A1及び試薬定量機構A3は、図1に示すように、マニホールドブロックMBにより供給路3、5から分岐して設けられた分岐路A11と、当該分岐路A11上に設けられ、分岐点Cからの液体容量を測定するレベルセンサA12と、分岐路A11においてレベルセンサA12の下流側に設けられた正逆回転可能なポンプであるチューブポンプP1と、からなる。
レベルセンサA12は、分岐路A11の液体の有無を検知するものであり、本実施形態では、光透過型フォトインタラプタを用いたものである。
分岐路A11は、光透過性を有するチューブにより構成されている。また、分岐路A11は、混合チャンバ2に連通している。これにより、チューブポンプP1が、緩衝液又は試薬を吸引しすぎた場合であっても、液は混合チャンバ2内に流入するだけであり、装置1の安全性を確保することができ、また液が外部に漏れることによる汚染を防ぐことができる。
次に、緩衝液定量機構A1を用いた緩衝液の定量注入方法について制御装置9の機能と併せて説明する。
緩衝液を定量して混合チャンバ2内に注入する際、制御装置9は、まずマニホールドブロックMB内の第1開閉弁V1を開け、第2開閉弁V2及び第3開閉弁V3を閉じる。そして、制御装置9は、チューブポンプP1を回転駆動することにより、分岐路A11内の空気を吸引する。そうすると、緩衝液タンク11から緩衝液が吸引され、緩衝液は、分岐路A11内に流入する。その後、制御装置9は、レベルセンサA12からの検出信号に基づいて、所定量の緩衝液を定量するまでチューブポンプP1を回転駆動する。
レベルセンサA12により所定量定量した後、制御装置9は、第1開閉弁V1及び第2開閉弁V2を閉じ、第3開閉弁V3を開ける。そして、制御装置9は、チューブポンプP1を逆回転駆動することにより、分岐路A11内に吸引された緩衝液を送出する。そうすると、定量された緩衝液が混合チャンバ2内に注入される。
なお、なお、試薬定量機構A3を用いた試薬の定量注入方法は、第1開閉弁V1と第2開閉弁V2とが入れ替わるだけである。
中和剤定量機構A2は、図1及び図2に示すように、中和剤供給路4に設けられた正逆回転可能なポンプであるチューブポンプP2と、当該チューブポンプP2よりも下流側に流路方向に離間して設けられた上流側流路センサA21及び下流側流路センサA22と、からなる。
流路センサA21、A22は、チューブから構成される中和剤供給路4内の液体の有無を検知するものであり、本実施形態では、光透過型フォトインタラプタを用いたものである。
この中和剤定量機構A2を用いた中和剤の定量注入方法について、制御装置9の機能と併せて図2を参照して説明する。
定量注入時、制御装置9がチューブポンプP2を回転駆動すると、中和剤が中和剤タンク11から吸引されて、上流側流路センサA21及び下流側流路センサA22を通過する。このとき、制御装置9は、各流路センサA21、A22からの検出信号を受信して、中和剤が上流側流路センサA21から下流側流路センサA22に至るまでの流通時間Tを計測する。
そして、制御装置9は、その流通時間T及び流路センサA21、A22間の中和剤供給路4の液体を収容可能な容量(V)から、チューブポンプP2による液体流速(V/T)を算出する。
下流側流路センサA22から供給路4の容器側開口までの容量(V’)、及び液体流速(V/T)に基づいて、制御装置9は、中和剤が下流側流路センサA22を通過した後のチューブポンプP2の駆動時間を設定し、混合チャンバ2に注入する中和剤を定量する。なお、流路センサA21、A22間の容量(V)及び下流側流路センサA22から供給路4の容器側開口までの容量(V’)は、予め制御装置9に入力して記憶させておく。
また、制御装置9は、中和剤の定量注入後、チューブポンプP2を逆回転駆動して、中和剤供給路4内の中和剤を吸引し、その中和剤を上流側流路センサA21の上流側まで引く。これにより、定量注入後に、供給路4の先端開口(混合チャンバ側開口)に残留した中和剤が、誤って混合チャンバ2内に注入されることを防ぐことができるとともに、次回の注入時において、再び定量して注入することができる。
本実施形態では、定量注入毎に、チューブポンプP2の流速(V/T)を測定して、チューブポンプP2の駆動時間を調節するようにしている。
<空気詰まり防止機構>
しかして、本実施形態の金属イオンモニタ1は、ろ過の際に、空気がフィルタF内に詰まらないようにする空気詰まり防止機構Zを備えている。
空気詰まり防止機構Zは、図1及び図3に示すように、フィルタFを迂回して設けられたバイパス路Z1と、そのバイパス路Z1上に設けられた第4開閉弁V4と、を備えている。
バイパス路Z1は、一端がフィルタチャンバ6においてフィルタFの上流側に開口し、他端がろ液排出路8における吸引ポンプP3の上流側に開口している。なお、バイパス路Z1上には、ろ液排出路8の圧力を測定する圧力計14が設けられている。
第4開閉弁V4は、制御装置9に制御されてバイパス路Z1の開閉を行うものであり、本実施形態では電磁弁を用いている。
このように構成した空気詰まり防止機構Zの動作について制御装置9の機能と併せて説明する。
制御装置9は、バイパス路Z1の第4開閉弁V4を開けて、吸引ポンプP3を回転駆動する。そうすると、吸引ポンプP3は、ろ液排出路8から空気を排出する。このとき、フィルタFが介在する流路の圧力欠損よりもバイパス路Z1の流路の圧力欠損の方が小さいので、フィルタチャンバ6のフィルタF上流側にある空気は、バイパス路Z1から吸引される。フィルタチャンバ6は密閉されているので、空気が吸引された分だけ、混合液が混合チャンバ2からフィルタチャンバ6内に流入する。
そして、所定時間吸引ポンプP3を回転駆動すると、混合チャンバ2からフィルタチャンバ6のフィルタF上流側に所定量の混合液が貯留される。
このとき、フィルタF上流側に貯留される混合液は、フィルタチャンバ6におけるバイパス路Z1の開口位置よりも下側となるようにする。これにより、混合液がバイパス路Z1内に流入することを防止することができる。
その後、制御装置9は、第4開閉弁V4を閉じ、吸引ポンプP3を回転駆動する。そうすると、フィルタF下流側が引圧となり、フィルタF上流側に貯留された混合液がフィルタFを通過する。
フィルタF上流側の混合液がろ過されて減少すれば、フィルタF上流側の空間が引圧となり、混合液が、混合チャンバ2から連通路7を経てフィルタチャンバ6内に流入する。
次に、空気詰まり防止機構Zを用いて、混合チャンバ2内の混合液を攪拌する方法について制御装置9の機能と併せて説明する。
制御装置9は、各混合(試料液と緩衝液との混合、試料液と中和剤との混合、試料液と試薬との混合)の際に、第4開閉弁V4及びチューブポンプP3を動作させて、混合チャンバ2下部から空気を送り、混合液をバブリングして撹拌を行う。
具体的には、定量注入時、第4開閉弁V4を開けて、チューブポンプP3を逆回転駆動して、バイパス路Z1を介して混合チャンバ2に空気を送り、試料液及び試薬等からなる混合液をバブリングして撹拌する。
<本実施形態の動作>
次に、本実施形態の金属イオンモニタ1の動作及び操作方法について説明する。
操作者は、フィルタチャンバ6の開閉扉を開けて、フィルタFを設置する。そして、一定量の試料液を混合チャンバ2上部に設けられたサンプル口からピペット等を用いて注入する。このとき、所定量の試料粉末を混合チャンバ2内に投入し、所定量の水をピペット等を用いて定量注入しても良い。
次に、測定開始ボタン(図示しない)を押すと、pH指示薬の入った緩衝液が緩衝液定量機構A1により定量されて、緩衝液供給路3から混合チャンバ2内に自動的に注入される。
次に、操作者は、制御装置9のタッチパネル等の入力手段を用いて、試料液が適切なpHになるまで、中和剤を中和剤定量機構A2により定量して中和剤供給路4から混合チャンバ2内に注入する。このとき、試料液及び中和剤からなる混合液が、適切なpHになったことはpH指示薬による混合液の色を目視して確認することができる。
pH調整後、操作者は、制御装置9のタッチパネル上の試薬注入ボタンを押すと、試薬が試薬定量機構A3により定量されて、試薬供給路5から混合チャンバ2内に注入される。これにより、試料液中にある金属イオンの金属錯体が生成される。
なお、各混合で、吸引ポンプP3及び第4開閉弁V4を動作させて、混合チャンバ2の下部から空気を送り込み、バブリングして撹拌を行う。
試薬を定量注入して所定時間経過後、金属錯体が生成された状態で第4開閉弁V4を開けて、吸引ポンプP3を回転駆動して、フィルタチャンバ6におけるフィルタF上流側の空気を吸引して、フィルタF上流側に所定量の混合液を貯留する。このとき、所定量の混合液を貯留するために、チューブポンプP3の駆動時間を予め設定しておくこともできるし、操作者が所定量の貯留を確認後、タッチパネルにより操作して、吸引ポンプP3を停止するようにすることもできる。
そして、所定量の混合液が貯留された後、第4開閉弁V4を閉じて、吸引ポンプP3を回転駆動すると、フィルタF上流側に貯留された混合液が、フィルタFを通過する。このとき、金属錯体は、フィルタF上に捕集され堆積する。
そして、フィルタF下流側に流れたろ液は、フィルタチャンバ6の下部に開口するろ液排出路8を通り、排液タンク13内に流れ出る。一方、混合液がフィルタFを通過すると、フィルタチャンバ6のフィルタF上流側が引圧となり、その分、混合チャンバ2から混合液が流入する。
そして、フィルタF上流側に混合液が無くなると、水分を含んだフィルタFは空気を通過しないので、ろ液排出路8又はバイパス路Z1の第4開閉弁下流側に設けられた圧力計14の圧力値が急激に変化する。その圧力計14の検出信号を受信した制御装置9は、混合液のろ過が終了したと判断して、吸引ポンプP3を停止する。これにより、混合液のろ過が終了する。
ろ過の後、作業者は、フィルタチャンバ6からフィルタFを取り出し、フィルタF上に堆積された金属錯体の色及びその濃さを目視又はカラーセンサ等で判別し、試料液中の金属イオンの濃度を判定する。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態の金属イオンモニタ1によれば、試料液及び処理液(緩衝液、中和剤及び試薬)の混合を自動で行うことができ、その混合処理に際して操作者は、処理液に直接手を触れることがないので、安全性を向上させることができる。
また、試料液及び処理液の混合を自動で行うことができ、処理手順や注入量などの間違いによる処理ミスを防ぐことができる。
混合液をろ過させる際には、フィルタF上に金属錯体を確実に堆積させるため、適切な流量でろ過しつつけることが必要であるが、手作業ではこの処理を行うことは難しい。しかし、本実施形態によれば、制御装置9により吸引ポンプP3を制御することによって適切な流量でろ過させることができるので、フィルタF上への金属イオンの堆積を確実に行うことができる。したがって、安全且つ再現性のある処理及びろ過を簡単に行うことができる。
その上、空気詰まり防止機構Zを備えているので、ろ過中にフィルタF上に空気が詰まってろ過が停止してしまうことを防ぐことができる。また、空気詰まり防止機構Zを用いて混合チャンバ2内の混合液をバブリングしているので、一層再現性の良い測定を可能にすることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。以下の説明において前記実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
例えば、図4に示すように、緩衝液定量機構A1又は試薬定量機構A3の構成を中和剤定量機構A2の構成と同じにすることもできる。この場合、供給路3、4、5の構成を簡略化することができるとともに、開閉弁の数を減らすことができ装置1を安価にすることができる。
また、バイパス路Z1は、図4に示すように、フィルタチャンバ6におけるフィルタF上流側と、フィルタチャンバ6におけるフィルタF下流側とを連通するものであっても良い。これならば、濡れたフィルタFが空気を通さないことから、ろ液排出路8のポンプP3上流側に排出できないろ液が溜まってしまうが、これを好適に防ぐことができる。なお、この場合、制御装置9は、ろ液排出路上に設けられた圧力計の値が大きくなった後、第4開閉弁V4を開けて、バイパス路Z1を介して吸引する。また、バイパス路Z1を介して混合チャンバからフィルタチャンバ6のフィルタF上流側及びフィルタチャンバ6のフィルタF下流側に空気を流すことにより、フィルタチャンバ6内及びフィルタFを乾燥させることもできる。これにより、金属錯体が堆積したフィルタFを、周囲を汚すこと無く取り出すことができる。
また、図4に示すように、ろ液排出路8に圧力計14を設けず、連通路7に流路センサ15を設けても良い。この場合、流路センサ15からの検出信号により、混合チャンバ2内に混合液が無くなったことが分かる。このとき、制御装置9は、ろ過開始時からの混合チャンバの混合液が無くなる迄の時間を計測して、残りのろ過時間を算出し、吸引ポンプP3を駆動制御することもできる。
さらに、前記実施形態のフィルタチャンバ6に、その開閉扉の開閉を監視する開閉センサを設けていることが望ましい。そして、制御装置9が、開閉センサからの検出信号に基づいて、扉が開いている場合には、液がフィルタチャンバ6内に注入されないようにすることもできる。
加えて、各プロセスを進行状況を音や音声で作業者に知らせたり、その進行状況を制御装置9等の画面に表示したりすることも可能である。
その上、試薬タンク12等には、例えば点滴などに用いられるパックを使用することもでき、この場合には、空気抜き用の孔は不要となる上、装置1の構成を簡単にすることができる。
さらに加えて、前記実施形態では、目視又はカラーセンサの出力に基づいて金属イオンの濃度を測定するようにしているが、制御装置9がカラーセンサからの出力信号を受信して、その検出信号に基づいて金属イオンの濃度を算出するようにしても良い。これならば、金属イオンの濃度の自動測定が可能となる。
また、図5に示すように、圧力計14とバイパス路Z1又はろ液排出路8との間に圧力計14に液体が流れ込まないようにする液体流入防止構造Kを設けるようにしても良い。この液体流入防止構造Kは、液貯め部及びその液貯め部の上部に空気を収容する空気収容部を内部に有するチャンバK1と、そのチャンバK1において空気収容部と圧力計とを接続する接続路K2とからなる。これにより、圧力計14に液体が流れ込むことを防止することができ、気体用の圧力計14を用いることができる。
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてよいし、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る金属イオンモニタの概略構成図。 同実施形態の中和剤定量機構を示す模式図。 同実施形態の空気詰まり防止機構を示す模式図。 その他の変形実施形態に係る金属イオンモニタの概略構成図。 その他の変形実施形態に係る金属イオンモニタの部分構成図。
1・・・金属イオンモニタ(処理ろ過装置)
2・・・混合チャンバ
3・・・緩衝液供給路
4・・・中和剤供給路
5・・・試薬供給路
A1・・・緩衝液定量機構
A2・・・中和剤定量機構
A3・・・試薬定量機構
6・・・フィルタチャンバ
7・・・連通路
8・・・ろ液排出路
F・・・フィルタ
P1、P2、P3・・・ポンプ(チューブポンプ)
Z1・・・バイパス路
V1、V2、V3、V4・・・開閉弁
9・・・制御装置

Claims (5)

  1. 測定対象物質を含有する試料液、及び前記測定対象物質から固体化合物を生成する処理液が注入される混合チャンバと、
    前記混合チャンバに前記処理液を供給する処理液供給路と、
    前記処理液供給路に設けられ、前記処理液を前記混合チャンバ内に定量注入するための正逆回転可能なポンプを用いた処理液定量機構と、
    前記試料液及び前記処理液からなる混合液から前記固体化合物をろ過するフィルタを収容するフィルタチャンバと、
    前記混合チャンバ及び前記フィルタチャンバを連通する連通路と、
    前記フィルタチャンバのフィルタ下流側に設けられ、前記フィルタを通過したろ液を外部に排出するろ液排出路と、
    前記ろ液排出路に設けられ、前記混合液を吸引して前記混合チャンバから前記フィルタチャンバへ導き、前記混合液に前記フィルタを通過させる吸引ポンプと、
    前記処理液定量機構のポンプ及び前記吸引ポンプを制御する制御装置と、
    前記フィルタチャンバにおけるフィルタ上流側、及び前記ろ液排出路における前記吸引ポンプ上流側又は前記フィルタチャンバにおけるフィルタ下流側を連通するバイパス路と、
    前記バイパス路上に設けられ、前記制御装置に制御されて前記バイパス路の開閉を行う開閉弁と、を備え、
    前記制御装置が、前記開閉弁を開けて、前記吸引ポンプにより前記バイパス路から空気を吸引して、前記混合チャンバから前記フィルタチャンバのフィルタ上流側に前記混合液を貯留し、その後、前記開閉弁を閉じ、前記吸引ポンプにより前記フィルタ上流側に貯留された混合液をろ過させるものである処理ろ過装置。
  2. 前記連通路が、前記吸引ポンプの吸引力を受けることによって、前記混合チャンバから前記フィルタチャンバへ前記混合液を流すものである請求項1記載の処理ろ過装置。
  3. 前記制御装置が、前記開閉弁を開けて、前記吸引ポンプにより前記バイパス路を介して前記混合チャンバに空気を送り、前記混合液をバブリングして撹拌する請求項1又は2記載の処理ろ過装置。
  4. 前記測定対象物質が金属イオンであり、前記固体化合物が金属錯体である請求項1、2又は3記載の処理ろ過装置。
  5. 請求項記載の処理ろ過装置を用いた金属イオンモニタ。
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