JP5001195B2 - 入室管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、複数人の入室希望者を同時に認証する複数人同時顔認証装置を用いた入室管理システムに関するものである。
従来より、ビルなどに設けられた入室管理システムでは、個人の身体的特徴、例えば顔や目の虹彩を読み取って本人確認を行い、予め登録されている入室許可者である場合にのみ、その人の入室を許可するようにしている。この入室管理システムでは、複数人が一度に入室するような場合、1人ずつ身体的特徴を読み取って本人確認を行うために、その人数が多いと、後方に位置する人の待ち時間が長くなるという問題がある。
これに対し、1人の本人確認を行うだけで、複数人の入室を一度に許可するということが考えられる。しかしながら、1人の本人確認を行うだけで、複数人の入室を一度に許可すると、その複数人の中に不審者が紛れ込む虞れがある。そこで、例えば特許文献1に示された入室管理システムでは、入室する人数を入力する入力手段と、実際に入室する人数を計数する計数手段とを設け、1人の本人確認が得られた後に入室扉を解錠し、その後、計数手段によって計数された人数が入力手段から入力された人数に達した時に入室扉を施錠するようにしている。
特開2001−40963号公報 特開平10−134188号公報 特開2007−164668号公報
しかしながら、上述した特許文献1に示された入室管理システムでは、1人の本人確認は行うが、他の人は本人確認を行わず、入室する人の数をチェックしているだけで、本人確認を行わなかった人が入室許可者として登録されているかどうかはチェックしていないので、セキュリティ上問題がある。更に、入室許可者として登録されていない人が入室した場合にその人を特定する証拠が何も残らないので、その人を以後監視したり、特定したりすることができないという不都合が生じる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数人の入室を一度に許可するか否かチェックする際、入室許可者として登録されていない人が混在していても入室をそれほど厳しくすることなく制限することができるとともに、入室許可者として登録されていない入室者の特定情報を記憶することができる入室管理システムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の入室管理システムは、複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する撮像手段と,この撮像手段によって撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と,この顔画像抽出手段によって抽出された各顔画像を予め登録されている入室許可者の顔画像と照合する顔画像照合手段とを備える複数人同時顔認証装置と、この複数人同時顔認証装置によって認証成功と判断された場合にのみ入室扉を解錠する制御装置と、入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数を検知する実人数検知手段とを備え、複数人同時顔認証装置は、顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致していない場合、認証不成功と判断する手段と、顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ顔画像抽出手段によって抽出された全ての顔画像について顔画像照合手段によって入室許可者の顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断する第1の認証手段と、顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ顔画像照合手段によって入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在することが確認された場合、少なくとも一致しない顔画像を記録したうえ、認証成功と判断する第2の認証手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数が検知される一方、複数人の入室希望者の顔画像が同時に撮像され、この撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像が抽出され、この抽出された各顔画像が予め登録されている入室許可者の顔画像と照合される。ここで、抽出された全員の顔画像の数と検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ抽出された全ての顔画像について入室許可者の顔画像との一致が確認されると、認証成功と判断され、入室扉が解錠される。なお、抽出された全ての顔画像について入室許可者の顔画像との一致が確認されず、入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在している場合には、少なくとも一致しない顔画像が記録されたうえ、認証成功と判断され、入室扉が解錠される。これにより、抽出された全員の顔画像が入室許可者の顔画像と一致した場合だけではなく、一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在している場合にも条件付きで認証成功と判断され、複数人の入室を一度に許可するか否かチェックする際、入室許可者として登録されていない人が混在しても入室をそれほど厳しくすることなく制限することができるようになる。
また、本発明では、抽出された全員の顔画像の数と検知された入室希望者の実人数とが一致していない場合、認証不成功と判断される。このようにすることにより、複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する際に、例えば、人の影に隠れたり、しゃがみ込んでわざと写らないようにした人がいたような場合、抽出された全員の顔画像の数と入室希望者の実人数とが一致しないので、撮像された画像から抽出された全員の顔画像が入室許可者の顔画像と一致したとしても、また入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在していたとしても、認証成功と判断されることがない。
本発明の入退室管理システムにおいて、複数人同時顔認証装置は、第2の認証手段として、顔画像照合手段によって入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在することが確認された場合、その一致する顔画像が予め登録されている特定の人の顔画像であった場合に、少なくとも一致しない顔画像を記録したうえ、認証成功と判断する手段を設けるようにしてもよい。このようにすると、例えば特定の人として管理者の顔画像が確認された場合にのみ、認証成功と判断させるようにすることが可能となるとともに、入室許可者として登録されていない入室者の特定情報を記憶することができる。
本発明の入退室管理システムにおいて、複数人同時顔認証装置は、撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出するが、この顔画像は2次元の顔画像であってもよく、3次元の顔画像であってもよい。2次元の顔画像の場合、例えば壁に貼ってあるポスタの中の人物像の顔を誤って顔画像として抽出してしまう虞れがある。これに対して、3次元の顔画像とすると、凹凸のある実際の人間の顔しか抽出されず、ポスタの中の人物像の顔を誤って顔画像として抽出してしまう虞れがなくなる。
抽出する画像を3次元の顔画像とする場合、撮像手段として、複数人の入室希望者の顔画像を一方向から同時に撮像する第1撮像手段と、この第1撮像手段とは別の方向から複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する第2撮像手段とを設け、顔画像抽出手段として、第1撮像手段が撮像した画像と第2撮像手段が撮像した画像とから3次元の画像を作成する3次元画像作成手段と、この3次元画像作成手段によって作成された3次元の画像からその画像に含まれる全ての3次元の顔画像を全員の顔画像として抽出する3次元顔画像抽出手段とを設けるようにするとよい。
本発明によれば、入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数を検知する一方、複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像し、この撮像した画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出し、この抽出した各顔画像を予め登録されている入室許可者の顔画像と照合するようにし、抽出した全員の顔画像の数と検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ抽出した全ての顔画像について入室許可者の顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断し、また、抽出した全ての顔画像について入室許可者の顔画像との一致が確認されず、入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在している場合には、少なくとも一致しない顔画像を記録したうえ、認証成功と判断し、抽出された全員の顔画像の数と検知された入室希望者の実人数とが一致していない場合には認証不成功と判断するようにしたので、抽出された全員の顔画像が入室許可者の顔画像と一致した場合だけではなく、一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在している場合にも条件付きで認証成功と判断するようにして、複数人の入室を一度に許可するか否かチェックする際、入室許可者として登録されていない人が混在していても入室をそれほど厳しくすることなく制限することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
参考例1
図1はこの発明に係る複数人同時顔認証装置を用いた入室管理システムの実施の形態の説明に入る前の参考例(参考例1)の要部を示す図である。同図において、1は複数人同時顔認証装置、2は制御装置、3は入室扉、4は入室扉に対して設けられた電気錠である。複数人同時顔認証装置1と電気錠3とは制御装置2を介して接続されている。
この入室管理システムにおいて、複数人同時顔認証装置1は、CPU1Aと、RAM1Bと、ROM1Cと、記憶装置1Dと、CCDカメラ1Eと、表示装置1Fと、インタフェース1G〜1Iとを備えている。
CPU1Aは、RAM1Bにアクセスしながら、ROM1Cに格納されているプログラムに従って動作する。ROM1Cには、複数人同時顔認証プログラムが格納されている。また、記憶装置1Dには、予め登録された入室許可者の顔画像が保存されている。この例では、登録された入室許可者の数をN人とし、このN人の入室許可者のそれぞれについて2次元の顔画像が1つずつ格納されている。
図8にこの参考例1の入室管理システムにおける複数人同時顔認証装置1の要部の機能ブロック図を示す。この入室管理システムにおいて、複数人同時顔認証装置1は、複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像するカメラからなる撮像部1−1と、この撮像部1によって撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出する顔画像抽出部1−2と、予め登録されている入室許可者の2次元の顔画像を記憶する記憶部1−3と、顔画像抽出部1−2によって抽出された各顔画像(抽出顔画像)を記憶部1−3に記憶されている入室許可者の顔画像(登録顔画像)と照合する顔画像照合部1−4と、全ての抽出顔画像について登録顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断する第1の認証部1−5と、登録顔画像と一致する抽出顔画像と一致しない抽出顔画像とが混在することが確認された場合、少なくとも一致しない抽出顔画像をメモリ1−7に記録したうえ、認証成功と判断する第2の認証部1−6とを備えている。この複数人同時顔認証装置1において、顔画像抽出部1−2,顔画像照合部1−4、第1の認証部1−5および第2の認証部1−6はCPU1Aの処理機能として実現される。
以下、図2に示すフローチャートを参照して、複数人同時顔認証プログラムに従ってCPU1Aが実行する処理動作について説明する。
今、複数人の入室希望者がCCDカメラ1Eの前に立って、複数人同時顔認証装置1に対して入室したい旨の操作を行ったとする。これを受けて、CPU1Aは、CCDカメラ1Eに撮像指令を送り、CCDカメラ1Eの前に立っている複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する(ステップS101)。
CPU1Aは、このCCDカメラ1Eによって撮像された画像を取り込み、この取り込んだ画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出する(ステップS102)。この例では、例えば特許文献2に示された技術を用いて、その画像に含まれる2次元の顔画像を抽出する。この時の抽出された2次元の顔画像(以下、抽出顔画像と呼ぶ)の数をt個とする。
次に、CPU1Aは、n=1とし(ステップS103)、記憶装置1Dに保存されているN個の入室許可者の顔画像(2次元の顔画像(以下、登録顔画像と呼ぶ))を読み出す(ステップS104)。そして、n>tでないことを確認のうえ(ステップS105のNO)、n=1番目の抽出顔画像とN個の登録顔画像との照合(1:N照合)を行う(ステップS106)。
このn=1番目の抽出顔画像とN個の登録顔画像との照合において、その照合スコアが閾値thを超えるものがあれば(ステップS107のYES)、N個の登録顔画像の中にn=1番目の抽出顔画像と一致する顔画像が確認されたものとみなし、そのn=1番目の抽出顔画像のNO.をOK画像のNO.として記憶したうえ(ステップS108)、n=n+1=2とし(ステップS109)、ステップS105へ戻り、n=2番目の抽出顔画像とN個の登録顔画像との照合を行う(ステップS106)。
このn=2番目の抽出顔画像とN個の登録顔画像との照合において、その照合スコアが閾値thを超えるものがあれば(ステップS107のYES)、N個の登録顔画像の中にn=2番目の抽出顔画像と一致する顔画像が確認されたものとみなし、そのn=2番目の抽出顔画像のNO.をOK画像のNO.として記憶したうえ(ステップS108)、n=n+1=3とし(ステップS109)、ステップS105へ戻る。
このn=2番目の抽出顔画像とN個の登録顔画像との照合において、その照合スコアが閾値thを超えるものがなければ(ステップS107のNO)、N個の登録顔画像の中にn=2番目の抽出顔画像と一致する顔画像が確認されなかったものとみなし、n=2番目の抽出顔画像のNO.をNG画像のNO.として記憶したうえ(ステップS110)、n=n+1=3とし(ステップS109)、ステップS105へ戻る。
ここで、例えば、抽出顔画像の数tを2個とすると、n>tとなるので(ステップS105のYES)、CPU1AはステップS111の処理へと進む。
ステップS111において、CPU1Aは、全ての抽出顔画像について登録顔画像との一致が確認されれば(ステップS111のYES)、認証が成功したと判断し、「認証OK」を表示装置1Fの画面に表示する(ステップS112)。また、所定の信号を制御装置2へ送信し、認証が成功したことを知らせる(ステップS113)。この認証成功の知らせを受けて、制御装置2は、電気錠4へ解錠指令を送り、入室扉3を解錠する。また、CPU1Aは、ステップS108で記憶したOK画像のNO.を読み出し、この読み出したOK画像のNO.に対応する抽出顔画像に撮影日時などの情報を付し、入室を許可した人の顔画像の履歴としてファイル化する(ステップS114)。
ステップS111において、CPU1Aは、全ての抽出顔画像について登録顔画像との一致が確認されなければ(ステップS111のNO)、その抽出顔画像の中に入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在するか否かをチェックする(ステップS115)。
ここで、入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在していることが確認されれば(ステップS115のYES)、認証が成功したと判断し、「認証OK」を表示装置1Fの画面に表示する(ステップS116)。また、所定の信号を制御装置2へ送信し、認証が成功したことを知らせる(ステップS117)。この認証成功の知らせを受けて、制御装置2は、電気錠4へ解錠指令を送り、入室扉3を解錠する。
また、CPU1Aは、ステップS108で記憶したOK画像のNO.およびステップS110で記憶したNG画像のNO.を読み出し、この読み出したOK画像のNO.に対応する抽出顔画像とNG画像のNO.に対応する抽出顔画像とを対として撮影日時やOK画像/NG画像を区別する情報などを付し、入室を許可した人の顔画像の履歴としてファイル化する(ステップS118)。また、警報を発し、入室許可者と入室許可者として登録されていない人が混在することを知らせる(ステップS119)。
これに対し、入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在せず、全ての抽出顔画像が入室許可者の顔画像と一致しなかったことが確認された場合には(ステップS115のNO)、CPU1Aは、認証不成功と判断し、「認証NG」を表示装置1Fの画面に表示する(ステップS120)。また、ステップS110で記憶したNG画像のNO.を読み出し、この読み出したNG画像のNO.に対応する抽出顔画像を撮影日時などの情報を付し、入室を拒否した人の顔画像の履歴としてファイル化する(ステップS121)。また、警報を発し、入室許可者が誰もいないことを知らせる(ステップS122)。
この例では、抽出顔画像の数tを2個としたが、t≧3の場合にも同様にして、全ての抽出顔画像について登録顔画像との一致が確認された場合および登録顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在する場合に認証成功と判断され、全ての抽出顔画像が登録顔画像と一致しなかった場合に認証不成功と判断される。
また、この認証成功/不成功の判断において、登録顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在する場合には、一致しないと判断された顔画像がNG画像として残される。この場合、認証成功と判断されるが、NG画像として記憶された顔画像を守衛所等に設けられた監視装置に送って、正当な来訪者か否か判断できるようにしたり、後で問題が起きた場合には、その残されたNG画像を参照することによって、その人物を特定する手がかりとなる。また、このNG画像にはOK画像が対として記憶されているので、一緒に入室した入室許可者を割り出すこともできる。
このようにして、参考例1では、抽出された全員の顔画像が入室許可者の顔画像と一致した場合だけではなく、一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在している場合にも条件付きで認証成功と判断し、抽出された全員の顔画像が入室許可者の顔画像と一致しない場合にのみ認証不成功と判断するようにして、複数人の入室を一度に許可するか否かチェックする際、入室許可者として登録されていない人が混在する場合でも入室をそれほど厳しくすることなく制限するとともに、入室許可者として登録されていない入室者の特定情報を記憶することができる。
なお、図2に示したフローチャートでは、ステップS111において、入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在していることが確認された場合、すぐに認証成功と判断するようにした。これに対し、図3に示すフローチャートのように、ステップS115とステップS116との間にステップS123を設け、入室許可者の顔画像と一致する顔画像が管理者であるか否かを確認するようにし、管理者であった場合に認証成功と判断するようにしてもよい。
また、図2に示したフローチャートでは、ステップS114やステップS118でOK画像を残すようにしたが、必ずしもOK画像を残すようにしなくてもよい。すなわち、ステップS118やステップS121で、NG画像を残すのみとするようにしてもよい。
また、図2に示したフローチャートでは、ステップS102において、CCDカメラ1Eによって撮像された画像から2次元の顔画像を抽出するようにしたが、2次元の顔画像ではなく、3次元の顔画像を抽出するようにしてもよい。2次元の顔画像の場合、例えば壁に貼ってあるポスタの中の人物像の顔を誤って顔画像として抽出してしまう虞れがある。これに対して、抽出する顔画像を3次元の顔画像とすると、凹凸のある実際の人間の顔しか抽出されず、ポスタの中の人物像の顔を誤って顔画像として抽出してしまう虞れがなくなる。
参考例2
図4に、参考例2として、3次元の顔画像を抽出するようにした場合の入室管理システムの要部を示す。3次元の顔画像を抽出する場合、2台のCCDカメラ1E1,1E2を設け、CCDカメラ1E1によって複数人の入室希望者の顔画像を一方向から同時に撮像し、CCDカメラ1E2によってCCDカメラ1E1とは別の方向から複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像するようにする。
また、CPU1Aの複数人同時顔認証プログラムに従う処理において、例えば特許文献3に示された技術を用いて、CCDカメラ1E1が撮像した画像とCCDカメラ1E2が撮像した画像とから3次元の画像を作成し、この作成された3次元の画像からその画像に含まれる全ての3次元の顔画像を全員の顔画像として抽出するようにする。また、記憶装置1Dには、登録顔画像として3次元の顔画像を保存する。この参考例2でも、参考例1と同様にして、図2や図3に示したフローチャートに従って、認証成功/不成功の判断を行う。
図9にこの参考例2の入室管理システム(図4)における複数人同時顔認証装置1の要部の機能ブロック図を示す。この入室管理システムおいて、複数人同時顔認証装置1は、複数人の入室希望者の顔画像を一方向から同時に撮像するカメラからなる第1撮像部1−9と、この第1撮像部1−9とは別の方向から複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像するカメラからなる第2撮像部1−10と、第1撮像部1−9が撮像した画像と第2撮像部1−10が撮像した画像とから3次元の画像を作成する3次元画像作成部1−11と、3次元画像作成部1−11によって作成された3次元の画像からその画像に含まれる全ての3次元の顔画像を全員の顔画像として抽出する3次元顔画像抽出部1−12と、予め登録されている入室許可者の3次元の顔画像を記憶する記憶部1−13と、3次元顔画像抽出部1−9によって抽出された各顔画像(抽出顔画像)を記憶部1−10に記憶されている入室許可者の顔画像(登録顔画像)と照合する顔画像照合部1−14と、全ての抽出顔画像について登録顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断する第1の認証部1−15と、登録顔画像と一致する抽出顔画像と一致しない抽出顔画像とが混在することが確認された場合、少なくとも一致しない抽出顔画像をメモリ1−17に記録したうえ、認証成功と判断する第2の認証部1−16とを備えている。この複数人同時顔認証装置1において、3次元画像作成部1−11,3次元顔画像抽出部1−12,顔画像照合部1−14、第1の認証部1−15および第2の認証部1−16はCPU1Aの処理機能として実現される。また、3次元画像作成部1−11と3次元顔画像抽出部1−12とによって本発明でいう顔画像抽出手段が構成される。
〔実施の形態〕
上述した参考例1,2では、複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する際に、例えば、人の影に隠れたり、しゃがみ込んでわざと写らないようにした人がいたような場合、認証成功と判断されてしまうことがある。これに対し、図5に示すように、入室扉3の前の所定のエリアAR1に位置している入室希望者の実人数tRを検知する実人数検知手段5を設け、複数人同時顔認証装置1において、撮像された顔画像から抽出された全員の顔画像の数tと実人数検知手段5によって検知された入室希望者の実人数tRとを比較し、両者が一致していない場合に認証不成功と判断するようにすれば、認証成功と判断されてしまうことがないようにすることができる。このような構成としたシステムが本実施の形態の入室管理システムである。
例えば、実人数検知手段5として、エリアAR1の上面にCCDカメラを設ける。このCCDカメラの撮像画像から入室希望者の頭部の画像を抽出し、その抽出した頭部の画像からエリアAR1に位置している入室希望者の実人数tRをカウントする。複数人同時顔認証装置1では、CPU1Aの複数人同時顔認証プログラムに従う処理(図2)において、例えば図6に示すように、ステップS105とステップS111との間にステップS124を設け、抽出顔画像の数tと入室希望者の実人数tRとを比較し、抽出顔画像の数tと入室希望者の実人数tRとが一致していない場合(ステップS124のNO)、認証不成功と判断する(ステップS120,S121,S122)。これにより、全員の抽出顔画像が登録顔画像と一致したとしても、また入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在していたとしても、認証成功と判断されてしまうことがなく、不審者の入室を防ぐことができる。
なお、図6では、ステップS105とステップS111との間にステップS124を設けるようにしたが、図7に示すように、ステップS102とステップS103との間にステップS124設けるようにしてもよい。このようにすると、CCDカメラ1Eによって撮像された画像から顔画像を抽出した後に、抽出した顔画像の数tと入室希望者の実人数tRとが一致しなければ、直ちに認証不成功と判断されるものとなる。
本発明に係る複数人同時顔認証装置を用いた入室管理システムの実施の形態 の説明に入る前の参考例(参考例1)の要部を示す図である。 この入室管理システムにおける複数人同時顔認証装置のCPUが実行する複数人同時顔認証プログラムに従う処理動作を示すフローチャートである。 一致・不一致が混在する場合に入室許可者の顔画像と一致する顔画像が管理者であるか否かを確認するようにした場合のフローチャートである。 3次元の顔画像を抽出するようにした場合の入室管理システム(参考例2)の要部を示す図である。 入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数を検知する実人数検知手段を設けた例を示す図である。 実人数検知手段を設けるようにした場合の複数人同時顔認証装置のCPUが実行する複数人同時顔認証プログラムに従う処理動作の一例を示すフローチャートである。 実人数検知手段を設けるようにした場合の複数人同時顔認証装置のCPUが実行する複数人同時顔認証プログラムに従う処理動作の別の例を示すフローチャートである。 参考例1の入室管理システムにおける複数人同時顔認証装置の要部の機能ブロック図である。 参考例2の入室管理システムにおける複数人同時顔認証装置の要部の機能ブロック図である。
符号の説明
1…複数人同時顔認証装置、1A…CPU、1B…ROM、1C…RAM、1D…記憶装置、1E,1E1,1E2…CCDカメラ、1F…表示装置、1G〜1J…インタフェース、2…制御装置、3…入室扉、4…電気錠、5…実人数検知部、AR1…所定のエリア、1−1…撮像部、1−2…顔画像抽出部、1−3…記憶部、1−4…顔画像照合部、1−5…第1の認証部、1−6…第2の認証部、1−7…メモリ、1−9…第1撮像部、1−10…第2撮像部、1−11…3次元画像作成部、1−12…3次元顔画像抽出部、1−13…記憶部、1−14…顔画像照合部、1−15…第1の認証部、1−16…第2の認証部、1−17…メモリ。

Claims (3)

  1. 複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する撮像手段と,この撮像手段によって撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と,この顔画像抽出手段によって抽出された各顔画像を予め登録されている入室許可者の顔画像と照合する顔画像照合手段とを備える複数人同時顔認証装置と、
    この複数人同時顔認証装置によって認証成功と判断された場合にのみ入室扉を解錠する制御装置と、
    前記入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数を検知する実人数検知手段とを備え、
    前記複数人同時顔認証装置は、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致していない場合、認証不成功と判断する手段と、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ前記顔画像抽出手段によって抽出された全ての顔画像について前記顔画像照合手段によって前記入室許可者の顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断する第1の認証手段と、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ前記顔画像照合手段によって前記入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在することが確認された場合、少なくとも一致しない顔画像を記録したうえ、認証成功と判断する第2の認証手段と
    を備えることを特徴とする入室管理システム
  2. 複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する撮像手段と,この撮像手段によって撮像された画像からその画像に含まれる全員の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と,この顔画像抽出手段によって抽出された各顔画像を予め登録されている入室許可者の顔画像と照合する顔画像照合手段とを備える複数人同時顔認証装置と、
    この複数人同時顔認証装置によって認証成功と判断された場合にのみ入室扉を解錠する制御装置と、
    前記入室扉の前の所定のエリアに位置している入室希望者の実人数を検知する実人数検知手段とを備え、
    前記複数人同時顔認証装置は、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致していない場合、認証不成功と判断する手段と、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ前記顔画像抽出手段によって抽出された全ての顔画像について前記顔画像照合手段によって前記入室許可者の顔画像との一致が確認された場合に認証成功と判断する第1の認証手段と、
    前記顔画像抽出手段によって抽出された全員の顔画像の数と前記実人数検知手段によって検知された入室希望者の実人数とが一致しており、かつ前記顔画像照合手段によって前記入室許可者の顔画像と一致する顔画像と一致しない顔画像とが混在することが確認され、その一致する顔画像が予め登録されている特定の人の顔画像であった場合、少なくとも一致しない顔画像を記録したうえ、認証成功と判断する第2の認証手段と
    を備えることを特徴とする入室管理システム
  3. 請求項1又は2に記載された入室管理システムにおいて、
    前記撮像手段は、
    前記複数人の入室希望者の顔画像を一方向から同時に撮像する第1撮像手段と、
    この第1撮像手段とは別の方向から前記複数人の入室希望者の顔画像を同時に撮像する第2撮像手段とを備え、
    前記顔画像抽出手段は、
    前記第1撮像手段が撮像した画像と前記第2撮像手段が撮像した画像とから3次元の画像を作成する3次元画像作成手段と、
    この3次元画像作成手段によって作成された3次元の画像からその画像に含まれる全ての3次元の顔画像を前記全員の顔画像として抽出する3次元顔画像抽出手段と
    を備えることを特徴とする入室管理システム
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