JP5000900B2 - マルチチップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の端子を有して第1の回路チップと第2の回路チップとが搭載されているマルチチップ装置に関し、特に、第1の接続状態と第2の接続状態とを切換自在なマルチチップ装置に関する。
従来、組み合わせて利用される複数の回路チップを一個の装置基体に搭載したマルチチップ装置が実用化されており、SiP(System in Package)等と呼称されている。ここで、このようなマルチチップ装置の一従来例を図7を参照して以下に説明する。
このマルチチップ装置100は、絶縁基板などからなる矩形の装置基体110を有している。そして、この装置基体110の外周部に複数の第1の端子である外部端子111が形成されている。
また、装置基体110には、第1の回路チップであるメインチップ120と第2の回路チップである周辺チップ130も搭載されている。しかし、この周辺チップ130はインターポーザ基板140を介して搭載されている。
メインチップ120は、いわゆるマイクロコンピュータとして形成されたチップ部品からなり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等のデジタル系のハードウェアが内蔵されている(図示せず)。
メインチップ120は、外面に複数の第2の端子であるメイン端子121が形成されている。そして、このメイン端子121に内部のCPUなどが適宜接続されている。周辺チップ130は、やはりチップ部品として形成されており、メインチップ120の機能を補完するアナログ回路などが各種の機能回路として内蔵されている(図示せず)。
周辺チップ130は、外面に複数の第3の端子である外側端子131と複数の第4の端子である内側端子132とが形成されている。そして、これらの端子131,132に内部の機能回路が適宜接続されている。
なお、ここでは周辺チップ130の、外部端子111に接続されている端子を外側端子131、メインチップ120に接続されている端子を内側端子132、と呼称している。しかし、これは説明を簡単とするための便宜的な名称にすぎず、その名称に特別な意味はない。
インターポーザ基板140は、外周部や表面に複数の接続端子141が形成されている。そして、これらの接続端子141がプリント配線142,143により接続されている。
これらのプリント配線142,143は、メインチップ120と外部端子111との接続を単純に中継する単線形状のプリント配線142と、メインチップ120と周辺チップ130と外部端子111とを接続する二股形状のプリント配線143と、からなる。
ここで例示するマルチチップ装置100では、上述のようにメインチップ120は装置基体110に直接に搭載されている。そして、周辺チップ130はインターポーザ基板140を介して搭載されている。
メインチップ120のメイン端子121は、ボンディングワイヤ144で大部分は周囲の外部端子111に接続されている。しかし、一部はインターポーザ基板140の対向する外周部の接続端子141に接続されている。
周辺チップ130の外側端子131は、ボンディングワイヤ144で周囲の外部端子111に接続されている。しかし、内側端子132は、インターポーザ基板140の表面の対向する接続端子141に接続されている。
このため、このマルチチップ装置100では、メインチップ120の一部のメイン端子121と周辺チップ130の一部の内側端子132と一部の外部端子111とが、インターポーザ基板140の二股形状のプリント配線143により相互に接続されている。
上述のような構造のマルチチップ装置100は、例えば、切換自在な動作モードとして、第1の接続状態となる通常モードと、第2の接続状態となるテストモードと、が設定されている。
通常モードでは、マルチチップ装置100は、例えば、携帯電話などの電子機器に組み込まれ、その電子機器に内蔵されている各種回路が外部回路として外部端子111に接続される(図示せず)。
その場合、インターポーザ基板140の二股形状のプリント配線143に接続されている外部端子111には外部回路は接続されない。このため、そのプリント配線143によりメインチップ120と周辺チップ130とが支障なく相互に通信できる。
このような状態で、例えば、電子機器によりメインチップ120と周辺チップ130とが通常モードとされる。このため、メインチップ120と周辺チップ130とは通常動作を実行する状態となる。
その場合、外部回路はメインチップ120と周辺チップ130と通信し、メインチップ120と周辺チップ130も相互に通信する。このため、マルチチップ装置100は電子機器の一部として機能する。
なお、上述のようなマルチチップ装置100を製造して出荷する製造メーカでは、通常はマルチチップ装置100を出荷以前にテストする。その場合、マルチチップ装置100がテスト装置(図示せず)に装填され、テスト装置のテスト端子が外部端子111に適宜接続される。
このような状態で、例えば、テスト装置によりメインチップ120と周辺チップ130とがテストモードとされる。このため、メインチップ120と周辺チップ130とはテスト動作を実行する状態となる。
このようなテスト動作では、通常動作と同様な接続状態でメインチップ120と周辺チップ130とを同時にテストすることの他、メインチップ120のみのテストなども実行される。
その場合、周辺チップ130の内側端子132がハイインピーダンスとされる。このため、インターポーザ基板140の二股形状のプリント配線143により、テスト装置とメインチップ120とが支障なく通信できる状態となる。
現在、上述のようなマルチチップ装置100としては、各種の提案がある(例えば、特許文献1参照)。また、マルチチップ装置ではないが、専用回路で入出力ポートを制御する提案もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−085366号 特開2003−296296号
上述したマルチチップ装置100では、メインチップ120の一部のメイン端子121と周辺チップ130の内側端子132とがインターポーザ基板140の二股形状のプリント配線143により相互に接続されているとともに外部端子111にも接続されている。
このため、通常モードでは、そのメイン端子121と内側端子132とでメインチップ120と周辺チップ130とが通信することができ、テストモードでは、メインチップ120と周辺チップ130とが選択的に外部端子111と通信することができる。
しかし、この外部端子111は上述のように通常モードでは使用しないものであり、テストを実行するために形成されていることになる。同様に、インターポーザ基板140の二股形状のプリント配線143もテストを実行するために形成されている。換言すると、テストを実行するためにインターポーザ基板140が必要とされている。
さらに、メインチップ120の周辺チップ130と対向する位置のメイン端子121を、周辺チップ130ではなく外部端子111にボンディングワイヤ144で直接接続することが困難な場合もある。
このような場合、やはりインターポーザ基板140のプリント配線142,143を利用することで、周辺チップ130と対向しているメイン端子121を外部端子111に接続している。
換言すると、上述のような配置のメイン端子121を外部端子111に接続するためにも、インターポーザ基板140が必要とされている。このため、通常動作では必要ない外部端子111やインターポーザ基板140のためにマルチチップ装置100が大型化しており、その生産性も低下している。
本発明のマルチチップ装置は、第1の端子と、第2の端子を有している第1の回路チップと、第1の端子に接続されている第3の端子と第2の端子に接続されている第4の端子と機能回路とを有している第2の回路チップと、を有しているマルチチップ装置であって、第2の回路チップは、第3の端子が機能回路に接続されている第1の接続状態と、第3の端子と第4の端子とが接続されている第2の接続状態と、を切り換える切換部を有している。
従って、本発明のマルチチップ装置では、第1の接続状態では第1の端子に第2の回路チップの機能回路が接続され、第2の接続状態では第1の端子と第1の回路チップとが第2の回路チップを介して接続される。
なお、本発明で云う各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、1つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等も可能である。
本発明のマルチチップ装置では、第2の回路チップは、第3の端子が機能回路に接続されている第1の接続状態と、第3の端子と第4の端子とが接続されている第2の接続状態と、を切り換える切換部を有していることにより、第1の接続状態では第1の端子に第2の回路チップの機能回路が接続されるので、例えば、通常モードとして外部から第2の回路チップの機能回路を利用することができ、第2の接続状態では第1の端子と第1の回路チップとが第2の回路チップを介して接続されるので、例えば、テストモードとして外部から第1の回路チップにアクセスすることができ、テスト専用の第1の端子やインターポーザ基板を必要とすることなく、通常動作とテスト動作とを実行するようなことができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図4を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名称を使用して詳細な説明は省略する。
なお、図1は本発明の実施の形態のマルチチップ装置の内部構造を示す模式的なブロック図、図2はマルチチップ装置の内部構造を示す具体的なブロック図、図3は通常モードの初期設定で周辺チップに入力される各種信号を示すタイムチャート、図4は周辺チップの内部接続が切換制御された状態を示す模式図、である。
[実施の形態の構成]
本実施の形態のマルチチップ装置200は、図1に示すように、第1の端子である複数の外部端子211と、第1の回路チップであるメインチップ220と、第2の回路チップである周辺チップ300と、を有している。
メインチップ220は、第2の端子である複数のメイン端子226を有している。そして、周辺チップ300は、外部端子211に接続されている第3の端子である複数の外側端子310、メイン端子226に接続されている第4の端子である複数の内側端子320、複数の機能回路301、を有している。
周辺チップ300は、第1の接続状態となる通常モードと第2の接続状態となるテストモードとを切り換える切換部360も有している。そして、この切換部360は、通常モードでは複数の外側端子310の少なくとも一部を機能回路301に個々に接続し、テストモードでは複数の外側端子310の少なくとも一部を内側端子320と接続する。
より詳細には、本実施の形態のマルチチップ装置200も、一従来例のマルチチップ装置100と同様に、絶縁基板などからなる矩形の装置基体210の外周部に複数の外部端子211が形成されている。そして、装置基体210にはメインチップ220と周辺チップ300も搭載されている。
ただし、本実施の形態のマルチチップ装置200は、一従来例のマルチチップ装置100とは相違して、インターポーザ基板140が搭載されておらず、周辺チップ300が外部端子211とメインチップ220とにボンディングワイヤ212により直接に接続されている。
メインチップ220は、いわゆるマイクロコンピュータとして形成されたチップ部品からなり、図2に示すように、CPU221、RAM222、ROM223、フラッシュメモリ224、等のデジタル系のハードウェアが内蔵されている。メインチップ220は、外面に複数のメイン端子226が形成されている。そして、このメイン端子226に内部のCPU221などが適宜接続されている。
メインチップ220の複数のメイン端子226は、一部は周囲の外部端子211にボンディングワイヤ212で接続されている。しかし、一部は上述のようにボンディングワイヤ212で周辺チップ300に直接に接続されている。
なお、メイン端子226の一個はリセット信号の入力端子となっている。そして、これは周辺チップ300のリセット入力端子312とともに、リセット信号が入力される外部端子211に接続されている。
この周辺チップ300は、やはりチップ部品として形成されている。そして、メインチップ220の機能を補完するアナログ回路などが各種の機能回路301として内蔵されている。周辺チップ300は、複数であるn(nは2以上の整数)個の外側端子310、n個の内側端子320、一個の切換入力端子311、一個のリセット入力端子312、が外面に形成されている。そして、外側端子310と切換入力端子311とリセット入力端子312とが外部端子211に接続されているとともに内側端子320がメインチップ220のメイン端子226に接続されている。
ただし、本実施の形態のマルチチップ装置200では、周辺チップ300が外側制御回路330と内側制御回路340とを有している。そして、複数の外側端子310が外側制御回路330に接続されているとともに、複数の内側端子320が内側制御回路340に接続されている。
また、周辺チップ300は、接続制御回路350も有している。そして、この接続制御回路350が切換入力端子311とリセット入力端子312と外側制御回路330と内側制御回路340とに接続されている。つまり、本実施の形態のマルチチップ装置200では、上述の外側制御回路330と内側制御回路340と接続制御回路350とで切換部360が形成されている。
外側制御回路330は、n個の外側切換回路331を有している。そして、内側制御回路340は、n個の内側切換回路341を有している。第1番目から第n番目の外側切換回路331は、第1番目から第n番目の外側端子310に個々に接続されている。そして、第1番目から第n番目の内側切換回路341は、第1番目から第n番目の内側端子320に個々に接続されている。
さらに、第1番目から第n番目の外側切換回路331および内側切換回路341は、第1番目から第n番目の内部配線302により個々に相互接続されており、各々に固有の機能回路301も接続されている。
また、内部配線302は、第1番目および第2番目のみ接続制御回路350にも接続されている。そして、この接続制御回路350が、第1番目から第n番目の外側切換回路331および内側切換回路341に接続されている。
[実施の形態の作用]
上述のような構成において、本実施の形態のマルチチップ装置200は、電子機器(図示せず)に実装された状態で通常モードの動作を実行する。また、テスト装置(図示せず)に接続された状態で、テストモードの動作を実行する。
本実施の形態のマルチチップ装置200では、通常モードの動作時には、電子機器からマルチチップ装置200の周辺チップ300に通常モードの切換信号が転送されてから、メインチップ220から周辺チップ300に通常設定データが転送される。
また、テストモードの実行時には、テスト装置からマルチチップ装置200の周辺チップ300にテストモードの切換信号が転送されてから、テスト設定データが転送される。
より詳細には、通常モードの実行時には、電子機器がマルチチップ装置200の切換入力端子311に接続されている外部端子211をロー状態とすることで、これが通常モードの切換信号として外部端子211から切換入力端子311に入力される。
このように通常モードの切換信号がマルチチップ装置200に入力されると、メインチップ220のメイン端子226から周辺チップ300の第1および第2の内側端子3201,2に、第1の設定データである通常設定データが転送される。
一方、テストモードの実行時には、テスト装置がマルチチップ装置200の切換入力端子311に接続されている外部端子211をハイ状態とすることで、これがテストモードの切換信号として外部端子211から切換入力端子311に入力される。
このようにテストモードの切換信号がマルチチップ装置200に入力されると、テスト装置から第1および第2の外側端子3101,2を経由して周辺チップ300の第1および第2の内側端子3201,2まで、第2の設定データであるテスト設定データが転送される。
接続制御回路350は、上述のように通常モードの切換信号が外部入力されてから通常設定データが外部入力されると、その通常設定データに対応して、前述のように外側制御回路330と内側制御回路340とを切換制御する。
また、接続制御回路350は、上述のようにテストモードの切換信号が外部入力されてからテスト設定データが外部入力されると、そのテスト設定データに対応して、前述のように外側制御回路330と内側制御回路340とを切換制御する。
メインチップ220は、例えば、図2に示すように、上述の通常設定データがフラッシュメモリ224に格納されている。そして、その通常設定データがCPU221により出力されて第1および第2の内側端子3201,2に入力される。
なお、本実施の形態のマルチチップ装置200では、上述のような接続制御回路350による外側制御回路330と内側制御回路340との動作制御は、電源投入やリセット入力などによるマルチチップ装置200の起動ごとに実行される。
そして、起動直後の初期状態では外側切換回路331と内側切換回路341とにより外側端子310と内側端子320とが内部配線302に接続される。このため、通常設定データは、第1および第2の内側端子3201,2から第1および第2の内部配線3021,2を介して接続制御回路350まで入力される。同様に、テスト設定データは、第1および第2の外側端子3101,2から第1および第2の内部配線3021,2を介して接続制御回路350まで入力される。
[具体的な実施の態様]
本実施の形態のマルチチップ装置200の実施の態様を、図2ないし図4を参照して以下に具体的に説明する。本実施の形態のマルチチップ装置200は、例えば、メインチップ220が搭載されていない状態で量産されてストックされており(図示せず)、これとは別個に用意されている複数種類のメインチップ220が、その用途などにより選択的に搭載される。
このとき、そのメインチップ220や周辺チップ300の内部構成などに対応して、メイン端子226と内側端子320とがボンディングワイヤ212などにより接続される。
なお、本実施の形態のマルチチップ装置200では、周辺チップ300の内側端子320と装置基体210の外部端子211とは、複数種類のメインチップ220に対応できるように余裕をもった個数および配置とされている。このため、図2に示すように、例えば、メイン端子226に接続されない内側端子320および外部端子211も存在し得る。
そして、そのメインチップ220や周辺チップ300の内部構成およびメイン端子226と内側端子320との接続関係に対応した通常設定データが、メインチップ220のフラッシュメモリ224に登録される。
一方、本実施の形態のマルチチップ装置200は、製品出荷の最初段階などで回路テストが実行される。しかし、そのテスト設定データは、マルチチップ装置200が接続されるテスト装置に登録される。
上述のように、本実施の形態のマルチチップ装置200も、従来のマルチチップ装置100と同様に、切換自在な動作モードとして通常モードとテストモードとが設定されており、携帯電話などの電子機器に組み込まれた状態では通常モードで動作する(図示せず)。
その場合、電子機器の電源が投入されると、マルチチップ装置200も起動され、通常モードの動作を実行できる状態に初期設定される。より詳細には、電子機器は電源が投入されて電圧が安定すると、マルチチップ装置200の外部端子211の一個からメインチップ220と周辺チップ300とにリセット信号を入力させる。
このとき、前述のように初期状態の周辺チップ300では、外側切換回路331と内側切換回路341とにより外側端子310と内側端子320とが内部配線302に接続されている。このため、第1および第2の外側端子3101,2と第1および第2の内側端子3201,2とが第1および第2の内部配線3021,2により接続制御回路350に接続されている。
このような状態で、図3のタイムチャートに示すように、電子機器は通常モードの切換信号としてマルチチップ装置200の外部端子211の一個をロー状態とするので、これに接続されている周辺チップ300の切換入力端子311がロー状態となる。これで、接続制御回路350は、第1および第2の内側端子3201,2から内部配線3021,2に入力される通常設定データを取得する状態となる。
このような状態で、例えば、メインチップ220は、CPU221の基準クロックである内部クロックを分周して同期クロックを生成し、この同期クロックを通常設定データの一部として一個のメイン端子226から周辺チップ300の第1の内側端子3201 に伝送する。
同時に、メインチップ220は、フラッシュメモリ224に登録されている通常設定データを、例えば、同期用の専用回路(図示せず)を利用することなどにより、他のメイン端子226から周辺チップ300の第2の内側端子3202 に同期クロックに同期させて伝送する。
そこで、周辺チップ300では、第1および第2の内側端子3201,2から第1および第2の内部配線3021,2を介して接続制御回路350が同期クロックと通常設定データとを取得する。
この通常設定データは、例えば、n個の外側切換回路3311〜nとn個の内側切換回路3411〜nとを内部配線302に接続するか機能回路301に接続するかの二値データが、第1および第2のフェーズC1,C2の2n周期の同期クロックと同時に伝送されるシリアルデータとして設定されている。
そこで、接続制御回路350は、上述の第1および第2のフェーズC1,C2で同期クロックがロー/ハイに変化する立ち上がりのタイミングごとに通常設定データを取得することにより、n個の外側切換回路3311〜nおよび内側切換回路3411〜nを内部配線302に接続するか機能回路301に接続するかを記憶する。
周辺チップ300では、上述のように第1および第2のフェーズC1,C2で通常設定データの取得を完了した接続制御回路350が、記憶した通常設定データによりn個の外側切換回路3311〜nおよび内側切換回路3411〜nの接続先を所定の待機時間C3で切換制御する。このため、例えば、図4に示すように、周辺チップ300が通常モードでの動作に適切な状態となる。
なお、図3に示すように、通常設定データの伝送を完了したメインチップ220は、例えば、フラッシュメモリ224の登録データにより待機時間C3で自身の初期設定を完了し、電子機器も同様に外部回路の初期設定を完了する。
そして、このように初期設定を完了したメインチップ220および電子機器の外部回路が周辺チップ300との通信などを開始することにより、通常モードの動作が実行される。
その場合、外部端子211やメイン端子226の一部は周辺チップ300の機能回路301に接続されている。このため、メインチップ220や外部回路が周辺チップ300の機能回路301を通常動作に利用することができる。
また、外部端子211やメイン端子226の一部は周辺チップ300の内部配線302により相互接続されている。このため、メインチップ220と外部回路とが周辺チップ300を介して相互通信することができる。
なお、一部のメイン端子226は周辺チップ300を介することなく外部端子211にも直接に接続されている。このため、上述のような通常モードの動作時にはメインチップ220と外部回路との直接通信も実行される。
周辺チップ300の外側端子310は外部端子211に接続されている。このため、上述のような通常モードの動作時には外側端子310に接続された機能回路301と外部回路との直接通信も実行される。
また、前述のようにマルチチップ装置200がテストされるときは、マルチチップ装置200がテスト装置に搭載されてテスト端子が外部端子211に接続される。その場合、テスト装置はテストモードの切換信号としてマルチチップ装置200の外部端子211の一個をハイ状態とする。
そこで、これに接続されている周辺チップ300の切換入力端子311がハイ状態となることで、接続制御回路350は、第1および第2の外側端子3101,2から内部配線3021,2に入力されるテスト設定データを取得する状態となる。
このような状態で、テスト装置は同期クロックをテスト設定データの一部として一個の外部端子211から周辺チップ300の第1の外側端子3101 に伝送するとともに、登録されているテスト設定データを他のメイン端子226から周辺チップ300の第2の外側端子3102 に伝送する。
そこで、以下は通常モードの場合と同様に、周辺チップ300およびメインチップ220がテストモードでの動作に適切な状態となる。このため、テスト装置は外部端子211から周辺チップ300およびメインチップ220にアクセスして各種のテストを実行することになる。
その場合、外部端子211やメイン端子226の一部は周辺チップ300の機能回路301に接続されている。このため、メインチップ220やテスト装置が周辺チップ300の機能回路301をテストに利用することができる。
また、外部端子211やメイン端子226の一部は周辺チップ300の内部配線302により相互接続されている。このため、メインチップ220とテスト装置とが周辺チップ300を介して相互通信することができる。
[実施の形態の効果]
本実施の形態のマルチチップ装置200は、上述のように周辺チップ300がメイン端子226と外部端子211と機能回路301との接続関係を切換制御することにより、テスト専用の外部端子211やインターポーザ基板を必要とすることなく、通常動作とテスト動作とを実行することができる。このため、装置全体を小型化することができる。
さらに、テスト専用端子を有する従来のマルチチップ装置では、通常状態ではテスト専用端子は何も接続されないまま放置されることになる。このため、もしもテスト専用端子に間違って配線が接続されるとマルチチップ装置に誤動作が発生することになる。しかし、このようなテスト専用端子に起因した誤動作が本実施の形態のマルチチップ装置100では発生しない。
さらに、前述のように従来のマルチチップ装置では、第2の回路チップと対向する位置の第2の端子を第1の端子に接続するためにもインターポーザ基板が必要とされていた。しかし、本実施の形態のマルチチップ装置200では、上述のようにインターポーザ基板を必要とすることなく周辺チップ300がメイン端子226を外部端子211に接続することができる。
さらに、本実施の形態のマルチチップ装置200では、テストモードと通常モードとの動作時には信号伝送に利用される端子3101,2,3201,2を利用して、テスト設定データと通常設定データとが周辺チップ300に入力される。このため、テスト設定データの入力専用の端子も必要なく、さらに装置全体を小型化することができる。
特に、周辺チップ300は、起動直後の初期状態にはテスト設定データと通常設定データとを受け付ける状態となる。このため、動作時には信号伝送に利用される端子3101,2,3201,2を利用して、問題なくテスト設定データと通常設定データとを入力することができる。
しかも、入力されたテスト設定データまたは通常設定データに基づいて切換制御を実行し、この切換制御が完了する所定時間が経過してからテスト動作や通常動作を開始する。このため、テスト動作や通常動作を適切に実行することができる。
一方、通常モードとテストモードとの切換信号は一個の外部端子211から周辺チップ300に入力される。このため、簡単な構造で確実に通常モードとテストモードとを周辺チップ300に切換設定することができる。
さらに、本実施の形態のマルチチップ装置200では、周辺チップ300が通常モードでは機能回路301に各々接続している少なくとも一部のメイン端子226と外部端子211とをテストモードでは相互に接続させる。このため、例えば、通常は周辺チップ300の機能回路301に接続されているメインチップ220の機能をテストに利用することができる。
しかも、本実施の形態のマルチチップ装置200では、リセット信号をトリガとしてメインチップ220と周辺チップ300との切換制御が実行される。しかし、そのリセット信号が一個の外部端子211からメインチップ220と周辺チップ300との両方に入力される。
このため、外部端子211の個数を削減してマルチチップ装置200の生産性を向上させることができ、メインチップ220と周辺チップ300とに同一のリセット信号を同時に確実に入力させることができる。
さらに、上述のようにメインチップ220に対する外部端子211と機能回路301との接続関係を周辺チップ300が切換制御する。従って、メインチップ220が搭載されていない状態のマルチチップ装置200を量産しておき、複数種類のメインチップ220を選択的に搭載することができる。このため、複数種類のメインチップ220でマルチチップ装置200を実現することができ、複数種類のマルチチップ装置200を良好な生産性で生産することができる。
特に、テスト設定データは外部端子211から周辺チップ300に入力される。しかし、通常設定データはメインチップ220から周辺チップ300に入力される。このため、上述のように複数種類のメインチップ220を選択的に搭載しても、そのメインチップ220に適切な通常設定データを周辺チップ300に供給することができる。
[要部の具体例]
ここで、外側切換回路331と内側切換回路341との具体的な構成の一例を図5に基づいて以下に説明する。なお、図5はマルチチップ装置の周辺チップの要部を示す模式的な回路図である。
ここで例示する外側切換回路331と内側切換回路341とは、第1および第2の方向規制回路3331,2と第1から第3の信号選択回路3341〜3とを各々有している。このため、これらの方向規制回路333と信号選択回路334とを介して外側端子310と内側端子320とが内部配線302と機能回路301とに接続されている。
なお、外側切換回路331と内側切換回路341とは基本的に同一構造に形成されている。このため、ここでは外側切換回路331の構造のみ説明することにより、内側切換回路341の説明は省略する。
外側切換回路331の第1および第2の方向規制回路3331,2は、信号伝送方向を一方のみに規制する。しかし、その信号伝送方向が相反する状態で外側端子310に並列に接続されている。第1および第2の方向規制回路3331,2は、その制御端子への二値入力によりオンオフされる。しかし、その制御端子には第1の信号選択回路3341 が共通に接続されている。
ただし、第2の方向規制回路3332 のみ制御端子が反転されている。このため、第1の信号選択回路3341 の二値出力により第1および第2の方向規制回路3331,2は一方のみオン状態となり、外側端子310に対する信号伝送方向が入力か出力かに規制される。
第1から第3の信号選択回路3341〜3は、その制御端子への二値入力により二個の入力(または出力)端子を一個の出力(または入力)端子に選択的に接続する。しかし、その制御端子には接続制御回路350が共通に接続されている。
第1の信号選択回路3341 は、二個の入力端子に接続制御回路350と機能回路301とが個々に接続されている。そして、前述のように一個の出力端子が第1および第2の方向規制回路3331,2の制御端子に一方のみ反転されて接続されている。
第2の信号選択回路3342 は、二個の出力端子に内部配線302と機能回路301とが個々に接続されている。そして、一個の入力端子に第1の方向規制回路3331 の出力端子が接続されている。
第3の信号選択回路3343 は、二個の入力端子に内部配線302と機能回路301とが個々に接続されている。そして、一個の出力端子が第2の方向規制回路3332 の入力端子が接続されている。
上述のようなマルチチップ装置200では、通常設定データは、例えば、図3に示すように、前述した接続切換の二値データが、第1のフェーズC1のシリアルデータとして設定されている。そして、信号伝送方向の切換設定の二値データが、第2のフェーズC2の2n周期の同期クロックと同時に伝送されるシリアルデータとして設定されている。
この第2のフェーズC2のシリアルデータは、n個の外側切換回路3311〜nとn個の内側切換回路3411〜nとの信号伝送方向を外側端子310および内側端子320への入力方向とするか出力方向とするかの信号伝送方向の切換設定の二値データからなる。
この場合、接続制御回路350は、上述の同期クロックがロー/ハイに変化する立ち上がりのタイミングごとに通常設定データを取得することにより、n個の外側切換回路3311〜nおよび内側切換回路3411〜nを内部配線302に接続するか機能回路301に接続するかとともに、その各々の信号伝送方向も記憶する。
このため、外側切換回路331では、接続制御回路350の第1の制御信号により外側端子310が内部配線302に接続されるか機能回路301に接続されるかが切換制御され、外側端子310が内部配線302に接続されたときは、接続制御回路350の第2の制御信号により信号伝送方向が切換制御される。なお、外側端子310が機能回路301に接続されたときは、その機能回路301が出力する制御信号により信号伝送方向が切換制御される。
上述のようなマルチチップ装置200では、周辺チップ300がメイン端子226と外部端子211と機能回路301との接続関係とともに信号伝送方向も切り換える。このため、必要な信号のみ適切に伝送することができる。
[実施の形態の変形例]
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではメインチップ220と外部端子211と機能回路301との接続関係を切換制御する周辺チップ300の内部構造および動作方法を具体的に例示した。しかし、これは各種に変形可能である。
例えば、上記形態では周辺チップ300が、外側端子310および内側端子320を所定の内側端子320および外側端子310に接続するか所定の機能回路301に接続するかのみを切換制御することを例示した。しかし、制御回路330,340を多段に形成して順次接続しておくことなどにより、各々複数の外側端子310と内側端子320と機能回路301とを自由な組み合わせで接続できるようにすることも可能である(図示せず)。
また、上記形態では切換信号とリセット信号は各々専用の外部端子211から周辺チップ300に入力されることを例示した。しかし、これらの信号をメインチップ220から周辺チップ300に入力させることも可能である。
さらに、上記形態ではリセット信号が一個の外部端子211からメインチップ220と周辺チップ300との両方に入力されることを例示した。しかし、メインチップ220と周辺チップ300とに各々専用の外部端子211からリセット信号を入力させることも可能である(図示せず)。
また、上記形態ではマルチチップ装置200の起動時に必然的に発生するリセット信号を初期設定のトリガとすることを例示した。しかし、リセット信号とは別個に専用のトリガ信号を発生させて周辺チップ300などを初期設定することも可能である。
さらに、上記形態ではマルチチップ装置200の起動時に発生させたリセット信号を継続的に維持することを例示した。しかし、周辺チップ300の初期設定の管理以降などにリセット信号の発生を解除するようなことも可能である。
さらに、上記形態ではマルチチップ装置200に複数種類のメインチップ220が選択的に搭載されていることを例示した。しかし、メインチップ220を一種類としておくことも可能である。
その場合でも、マルチチップ装置200は、テスト専用の外部端子211やインターポーザ基板を必要とすることがなく、通常は周辺チップ300の機能回路301に接続されているメインチップ220の機能をテストに利用することができる。
また、上記形態ではマルチチップ装置200に複数種類のメインチップ220が選択的に搭載されてから、そのメインチップ220に周辺チップ300の通常設定データが登録されることを例示した。しかし、通常設定データが事前に登録されているメインチップ220を用意しておき、これをマルチチップ装置200に搭載するようなことも可能である。
さらに、上記形態では複数種類のメインチップ220に対応するために周辺チップ300の内側端子320と装置基体210の外部端子211とに余裕を持たせておくことを例示した。
しかし、対応するメインチップ220の種類を厳選しておくことにより、内側端子320と外部端子211とを必要最小限とし、メイン端子226に接続されない内側端子320および外部端子211が発生しないようにすることも可能である(図示せず)。
さらに、上記形態では図示を簡単とするため、矩形の周辺チップ300の一辺に外側端子310が配列されているとともに、これに対向する位置に外部端子211が配列されている構造を例示した。しかし、当然ながら、これらの端子310,211の配置はメインチップ220との接続などを阻害しない範囲で各種に変形することが可能である。
また、上記形態では説明を簡単とするため、周辺チップ300の外側端子310と内側端子320とが同数であることを例示した。しかし、外側端子310が内側端子320より多数であることなども可能である。その場合、外側端子310の一部は内側端子320には接続されることなく機能回路301に接続されており、その接続は切換制御されないことが可能である。
さらに、上記形態では外部から周辺チップ300を介してメインチップ220まで信号伝送などが実行されることを説明したが、例えば、外部から周辺チップ300を介してメインチップ220まで電力を供給するようなことも可能である。
これを図6を参照して以下に説明する。なお、図6は周辺チップの給電電極とメインチップの受電電極との接続関係を示す模式図である。ここで例示する周辺チップ300は、メインチップ220と対向する位置に複数組の給電電極361,362があり、複数種類のメインチップ220は、周辺チップ300と対向する位置に一組の受電電極231,232がある。
そして、周辺チップ300の複数組の給電電極361,362の一組が、メインチップ220の種類に対応して選択的に受電電極231,232に接続されている。より具体的には、装置基体210とメインチップ220と周辺チップ300とに、上述した信号用の端子211,226,310,320とは別個に、電力用の電極241,242、363,364、361,362、231,232が形成されている。
装置基体210の一組の給電電極241,242は、外部端子211と同様に装置基体210の外面に形成されている。そして、外部回路やテスト装置から一方に電源電圧が印加されるとともに他方に接地電圧が印加される。
周辺チップ300は、一組の受電電極363,364が複数組の給電電極361,362に接続されている。そして、その一組の受電電極363,364が装置基体210の一組の給電電極241,242に接続されている。
メインチップ220の一組の受電電極231,232は、上述のように周辺チップ300の複数組の給電電極361,362の一組に接続されている。このため、装置基体210の給電電極241,242からメインチップ220の受電電極231,232まで電源電圧と接地電圧とが印加される。
上述のような構成によれば、図6(a)(b)に示すように、受電電極231,232の位置が相違する複数種類のメインチップ220に電力を容易に供給することができ、複数種類のメインチップ220でマルチチップ装置200を実現することができる。
特に、上述の構成では、周辺チップ300の複数組の給電電極361,362は、二個の接地電圧の給電電極362が一個の電源電圧の給電電極361の両側に配置されている。このため、さらにメインチップ220との接続の自由度が良好である。
本発明の実施の形態のマルチチップ装置の内部構造を示す模式的なブロック図である。 マルチチップ装置の内部構造を示す具体的なブロック図である。 通常モードの初期設定で周辺チップに入力される各種信号を示すタイムチャートである。 周辺チップの内部接続が切換制御された状態を示す模式図である。 マルチチップ装置の周辺チップの要部を示す模式的な回路図である。 周辺チップの給電電極とメインチップの受電電極との接続関係を示す模式図である。 一従来例のマルチチップ装置の内部構造を示すブロック図である。
符号の説明
200 マルチチップ装置
210 装置基体
211 外部端子
220 メインチップ
226 メイン端子
300 周辺チップ
310 外側端子
320 内側端子
301 機能回路
360 切換部
361,362 給電電極
231,232 受電電極

Claims (6)

  1. 第1の端子と、第2の端子を有している第1の回路チップと、前記第1の端子に接続されている第3の端子と前記第2の端子に接続されている第4の端子と機能回路とを有している第2の回路チップと、を有しているマルチチップ装置であって、
    前記第2の回路チップは、前記第3の端子が前記機能回路に接続されている第1の接続状態と、前記第3の端子と前記第4の端子とが接続されている第2の接続状態と、を切り換える切換部を有しており、
    前記第1の接続状態と前記第2の接続状態との切換信号が前記第1の端子から前記第3の端子を介して前記切換部に入力され、
    前記第1の接続状態にするための第1の前記切替信号が入力されると、前記第1の接続状態にするための第1の設定データが前記第1の回路チップにより前記第2の端子から前記第4の端子を介して前記切換部に入力され、
    前記第2の接続状態にするための第2の前記切替信号が入力されると、前記第2の接続状態にするための第2の設定データが前記第1の端子から前記第3の端子を介して前記切換部に入力されるマルチチップ装置。
  2. 前記切換部は、前記第1の接続状態のときに前記第2の端子も前記機能回路に接続する請求項1に記載のマルチチップ装置。
  3. 前記第2の回路チップは、前記第1の機能回路と前記第2の機能回路とを有しており、
    前記切換部は、
    前記第1の接続状態のときに前記第3の端子を前記第4の端子に接続することなく前記第1の機能回路に接続するとともに前記第4の端子を前記第3の端子に接続することなく前記第2の機能回路に接続し、
    前記第2の接続状態のときに前記第3の端子と前記第1の機能回路との接続を解除するとともに前記第4の端子と前記第2の機能回路との接続を解除して前記第3の端子と前記第4の端子とを接続する請求項2に記載のマルチチップ装置。
  4. 複数の前記第1の端子を有しており、前記第1の回路チップが複数の前記第2の端子を有しており、前記第2の回路チップが複数の前記第3の端子と複数の前記第4の端子と複数の前記第1の機能回路と複数の前記第2の機能回路とを有しており、
    前記切換部は、前記第1の接続状態のときに複数の前記第3の端子の少なくとも一部を前記第4の端子に接続することなく前記第1の機能回路に個々に接続するとともに複数の前記第4の端子の少なくとも一部を前記第3の端子に接続することなく前記第2の機能回路に個々に接続し、
    前記第2の接続状態のときに複数の前記第3の端子の少なくとも一部と前記第1の機能回路との接続を解除するとともに複数の前記第4の端子の少なくとも一部を前記第2の機能回路に接続することなく前記第1の機能回路との接続を解除された複数の前記第3の端子と前記第2の機能回路との接続を解除された複数の前記第4の端子とを個々に接続する請求項3に記載のマルチチップ装置。
  5. 前記切換部は、少なくとも前記第2の接続状態のときに接続した前記第3の端子と前記第4の端子との信号伝送方向も切り換える請求項1ないし4の何れか一項に記載のマルチチップ装置。
  6. 前記第2の回路チップは、前記第1の回路チップと対向する位置に給電電極があり、
    前記第1の回路チップは、前記第2の回路チップと対向する位置に受電電極があり、
    前記給電電極が前記受電電極に接続されている請求項1に記載のマルチチップ装置。
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