JP4996679B2 - オクルージョンコスト計算を用いるコラージュ生成 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、画像のコラージュを生成することに関する。より詳細には、本発明の実施形態は、画像のコラージュの生成においてオクルージョンコスト情報を使用することに関する。
背景
何十年もの間、アナログ画像の内容を提示する最も一般的なフォーマットのうちの1つはコラージュであった。コラージュにおいて写真を技巧的に並置することによって、眼により非常に容易に検出され得る繰返し構造のない視覚的に魅力のあるレイアウトが生成される。コラージュは、画像を視覚的に表示する他のより構造化された別の方法から脱却した、何らかの秩序性の欠如を表す。しかしながら、優れたコラージュは、部分的に内容自体の分析に依存する。例えば、画像をオーバラップさせることは重要であるが、それが、積層されることによって画像の顔又は他の何らかの重要なオブジェクトが隠れるという結果にならないことが重要である。
アナログ画像の優れたコラージュを手作業で作成することは、非常に大きな労働力を要するプロセスであり、画像を何度も再配置して再順序付けする必要がある。同様に、デジタル画像の優れたコラージュを手作業で作成することもまた、非常に大きな労働力を要するプロセスであり、例えば画像編集コンピュータプログラムを用いてデジタル画像の配置及び位置を操作するために非常に多くの時間を費やす必要がある。
現在、デジタル画像のコラージュを作成する自動化方法があるが、それらには多くの欠点がある。これらの既存の自動化方法は、2つのカテゴリに分類される傾向があり、即ち、安全(safe)コラージュ作成方法、及び積極的(aggressive)コラージュ作成方法である。
安全コラージュ作成方法では、コラージュは、画像間のオーバラップ量が非常にわずかしかない状態で作成される。安全方法で作成されるコラージュは、技巧的に作成されたコラージュに比べて、画像のタイリングに類似するように見えることが多い。この最小限のオーバラップは、顔及び他の重要な画像細部のオクルージョン(occlusion)を防止するのに役立つが、一般に、視覚的に満足のいかない非常につまらないコラージュという結果になる。
積極的コラージュ作成方法では、コラージュは、1つの画像が別の画像の上に積極的にオーバラップして作成される。積極的方法を使用して作成されるコラージュは、画像を表示領域に効率よく詰め込むが、それら画像の最も関心のある内容が不明瞭になることが多い。優れたコラージュをこのように作成することは可能であるが、画像の顔又は関心のある領域が任意にオクルージョンされ、そのため、視覚的に満足のいかないコラージュという結果になりやすい。
デジタルカメラの使用、及びパーソナルコンピュータ等の強力な表示装置の使用が急速に増加することによって、魅力的な方法でマルチメディアコンテンツを表示する必要性がますます広がってきている。コラージュは、画像を表示するための満足のいく一般的な方法である。しかしながら、上述したように、デジタル画像の優れたコラージュを作成する現在の方法は、大きな労働力を要するか、又は満足のいかないコラージュが自動的に作成されるという結果になる欠点がある。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、オクルージョンコストを生成する技術の実施形態を示し、説明と共に、後述する原理を説明するのに役立つ。
本明細書で参照される図面は、特に言及されない限り、一律の縮尺に従って描かれているものと理解されるべきではない。
発明の詳細な説明
ここで、本発明の実施形態について詳細に言及し、それらの例を添付図面に示す。一方、本発明では、それらの例が本発明をこれらの実施形態に限定するように意図されていないということは理解されよう。それとは反対に、提示される技術は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような様々な実施形態の思想及び範囲内に含まれ得る、代替形態、変更形態及び等価物を包含するように意図されている。更に、以下の詳細な説明では、本発明が完全に理解されるように、多数の特定の詳細を説明する。しかしながら、本発明は、これらの特定の詳細なしに実施され得る。また、本発明の態様を不必要に不明瞭にしないように、良く知られた方法、手続き、構成要素及び回路については詳細に説明していない。
特に明記しない限り、以下の論考から明らかであるように、本詳細な説明を通して、「シードする(seeding:供給する)」、「提供する」、「生成する」、「追加する」、「組み込む」、「繰り返す」、「スケーリングする」、「〜に与える、〜に帰する、〜に原因すると考える、〜に属すると考える(attribute)」、「最適化する」、「配置する」、「選択する」、「調整する」、「表示する」、「計算する」、「更新する」、「表示する」、「最小化する」、「取得する」、「回転させる」及び「受け取る」等の用語を利用する論考は、コンピュータシステム(図1のコンピュータ100等)又は同様の電子コンピューティングデバイスの動作及びプロセスに関係する。コンピュータシステム又は同様の電子コンピューティングデバイスは、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作して、コンピュータシステムのメモリ又はレジスタ、或いは他のこうした情報記憶装置、伝送装置又は表示装置内において物理量として同様に表される他のデータに変換する。また、本発明は、例えば光コンピュータ、仮想コンピュータ及び機械コンピュータ等の他のコンピュータシステムの使用にも適している。更に、本発明の実施形態では、ステップのうちの1つ又は複数を手作業で実行してもよいということは理解されるべきである。
コンピュータシステム環境例
ここで図1を参照すると、本発明の一部は、例えばコンピュータシステムのコンピュータ使用可能媒体に存在するコンピュータ可読命令及びコンピュータ実行可能命令から成る。即ち、図1は、本発明の後述する実施形態を実施するために使用され得るタイプのコンピュータの一例を示す。図1は、本発明の実施形態によって使用される1つの例示的なコンピュータシステム100を示す。理解されるように、図1のシステム100は単に例示的なものであり、本発明は、汎用ネットワークコンピュータシステム、埋込式コンピュータシステム、ルータ、スイッチ、サーバ装置、クライアント装置、様々な中間装置/ノード、スタンドアロンのコンピュータシステム、デジタルカメラ、携帯端末等を含む、多数の異なるコンピュータシステムで又はその内部で動作することができる。図1に示すように、図1のコンピュータシステム100は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク(R)、コンパクトディスク等の周辺コンピュータ可読媒体102が結合されることによく適合している。
図1のシステム100は、情報を伝えるためのアドレス/データバス104と、バス104に結合され、情報及び命令を処理するためのプロセッサ106Aとを含む。また、図1に示すように、システム100は、複数のプロセッサ106A、106B及び106Cが存在するマルチプロセッサ環境にもよく適している。逆に、システム100はまた、例えばプロセッサ106A等の単一のプロセッサを有することにもよく適している。プロセッサ106A、106B及び106Cは、任意の様々なタイプのマイクロプロセッサとすることができる。また、システム100は、バス104に結合され、プロセッサ106A、106B及び106Cのために情報及び命令を格納する、コンピュータ使用可能揮発性メモリ108、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)等のデータ記憶機構も含む。また、システム100は、バス104に結合され、プロセッサ106A、106B及び106Cのために静的情報及び命令を格納する、コンピュータ使用可能不揮発性メモリ110、例えば読み取り専用メモリ(ROM)も含む。また、システム100には、バス104に結合されて、情報及び命令を格納するためのデータ記憶ユニット112(例えば、磁気又は光ディスク、及びディスクドライブ)も存在する。また、システム100は、バス104に結合され、情報及びコマンド選択をプロセッサ106A、又はプロセッサ106A、106B及び106Cに伝えるための、英数字キー及びファンクションキーを含むオプションの英数字入力装置114も含む。また、システム100は、バス104に結合され、ユーザ入力情報及びコマンド選択をプロセッサ106A、又はプロセッサ106A、106B及び106Cに伝えるためのオプションのカーソル制御装置116も含む。また、本実施形態のシステム100は、バス104に結合され、情報を表示するためのオプションの表示装置118も含む。
更に図1を参照すると、図1のオプションの表示装置118は、液晶装置、ブラウン管、プラズマディスプレイ装置、又はユーザが認識可能なグラフィック画像及び英数字文字を生成するために適した他の表示装置とすることができる。オプションのカーソル制御装置116によって、コンピュータユーザが、表示装置118の表示画面における可視記号(カーソル)の移動の信号を動的に送ることが可能になる。当該技術分野では、変位の所与の方向又は仕方に関する移動の信号を送ることができる、英数字入力装置114上のトラックボール、マウス、タッチパッド、ジョイスティック又は特別なキーを含む、カーソル制御装置116の多くの具現化形態が知られている。代案として、特別なキー及びキーシーケンスコマンドを使用して、英数字入力装置114からの入力を介して、カーソルを方向付け及び/又は付勢することができることは理解されよう。また、システム100は、例えば音声コマンド等の他の手段によってカーソルが方向付けられることにもよく適している。また、システム100は、システム100を外部エンティティと結合するためのI/Oデバイス120も含む。例えば、一実施形態では、I/Oデバイス120は、システム100と、限定されないがインターネット等の外部ネットワークとの間の有線通信又は無線通信を可能にするためのモデムである。
更に図1を参照すると、システム100に対して他の様々な構成要素が示されている。特に、存在する場合、オペレーティングシステム122、アプリケーション124、モジュール126、及びデータ128が、コンピュータ使用可能揮発性メモリ108、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)及びデータ記憶ユニット112のうちの1つ又はいくつかの組合せに一般に存在するものとして示されている。一実施形態では、本発明は、例えば、RAM108内の記憶場所、及びデータ記憶ユニット112内の記憶領域に、アプリケーション124又はモジュール126として格納される。
オクルージョンコスト計算(occlusion costing)
オクルージョンコスト計算は、表示領域に表示されるべき1つ又は複数の画像の相対位置(単数または複数)、及びそれらの間の任意の可能性のあるオーバラップに関連付けられる、量的オクルージョンコストを求める手段である。画像に対するオクルージョンコストを導出するために使用される方法の一例を、表1に示すコストの数式によって示す。
表1の式は、例えば顕著性マップ(saliency map)等、顕著性情報の使用に依存する。更に後述されるように、顕著性マップ、及び画像顕著性を求めるための他の多くの技術が知られている。顕著性マップは、例えば、一般に特定の画像に対し顕著な領域(顕著領域)の対応するマッピングを提供する。一般に、画像の画素程度に小さい場合もある、画像領域に対する顕著性は、顕著性マップ/データにおいて対応するスコアを有する。例えば、画像の顕著性マップは、画像のグレイスケールマップから構成され得る。こうした顕著性マップにおいて、顕著性の値を、スケールに、例えば0〜255に割り当てることができ、最高の顕著性は白色画素及び255の値で表され、最低の顕著性は黒色画素及び0の値で表される。表1〜表5及び表7に示される式は、これらの対応する顕著性値を合計して、表示領域内の画像、レイアウト又はレイアウトの一部に対する特定のオクルージョンコストを求めるための技術である。
Figure 0004996679
表1の式は、画像のオクルージョンされる領域に対する顕著性のレベルを計算し、それを、画像全体における顕著性の総和で除算する。その結果は、画像の或る領域がレイアウト方向において隠される、即ちオクルージョンされることに対するオクルージョンコストである。例えば、一実施形態では、表1の式を使用して、表示領域に単独で表示されるべき単一の画像のレイアウト方向に対するオクルージョンコストを求める。また、それを使用して、合計することによって、表示領域に同時に表示されている複数の画像のレイアウトに対するオクルージョンコストを計算することもできる。コスト値は、0〜1の範囲で生成され、百分率としてみなされ得る。1に近いコストは概して全オクルージョンに等しく、0に近いコストは、非常にわずかなオクルージョンを示す。
オクルージョンコストが、表示領域内に表示されている画像の単一のレイアウトに対して計算される場合、計算は、その画像に対する顕著性データを利用して、その画像のレイアウトのオクルージョンコストを求める。画像に2つ以上のレイアウトがある場合、その画像の各レイアウトに対してオクルージョンコストを求めることができる。表示領域において同時に表示するために2つ以上の画像が処理されている場合、複数の画像の各々に対してオクルージョンコストを計算して、表示領域内に複数の画像を同時に提示するためのレイアウトのオクルージョンコストを求めることができる。表示領域内に複数の画像を同時に提示するために2つ以上のレイアウトがある場合、複数の画像の各レイアウトに対してオクルージョンコストを求めることができる。
いくつかの実施形態において、オクルージョンコストを求めることに組み込まれるべき非線形性として、追加のユーザ指定値をオクルージョンコスト計算に直接的に加えることができる。他の実施形態では、オクルージョンコスト計算に使用される顕著性データ(画像顕著性マップ等)に、追加のユーザ指定パラメータを直接的に加えてもよい。例えば、特定の顔(又は特定の画像領域)がオクルージョンされないことが重要である場合、その顔は、画像顕著性データ/マップにおいてユーザ定義パラメータを設定することによって顕著性が高いものとしてマークされ得る。例えば、顔は、顕著性が高い特徴を含むものとしてマークされ得る。これによって、大部分の場合、こうした事前にマークされた顔がオクルージョンされる場合、オクルージョンコストを求めることから、(1又は1に近い)高いオクルージョンコストがもたらされることが確実になる。
また、表1に示されたオクルージョンコスト関数に追加の変数を含めることもでき、それによって、各画像のスケールに関連する項がその関数に追加される。このため、画像のスケールが拡大される場合、そのスケールに関連するコストが低減される。その理由は、スケールが増大することによって、オクルージョンされるか又は別の画像のオクルージョンをもたらす画像のインスタンスが増大するという結果になるためである。表2は、スケーリング情報が追加されたオクルージョンコスト関数のサンプルを示す。
表2に示されるオクルージョンコスト関数の例では、「n」及び「m」を条件付きの値として設定することができる。「n」及び「m」の値が大きいか又は小さいことによって、画像のスケーリングがより積極的になるか又はそれ程積極的でなくなるという結果になる。また、「n」及び「m」の値を、レイアウト方向制約コントローラ325及び画像顕著性生成部コントローラ315にユーザ指定パラメータとして入力することも可能であり、その結果、レイアウト方向生成及び画像顕著性生成が、1つ又は複数の画像のスケールに従って調整される。
Figure 0004996679
本発明のいくつかの実施形態において、オクルージョンコストの計算は、レイアウトにおける画像のオクルージョンの面積補償に基づいてオクルージョンコストをより良好に計算するように更に改良され得る。例えば、表示領域に画像を表示する(又は複数の画像を同時に表示する)ために、顕著性データを受け取り、レイアウト方向データを受け取った後、顕著性及び特定のレイアウトに関連するデータを使用して、レイアウトにおける特定の画像のオクルージョンコストを最適に求めることができる。各画像の位置、及び各画像が別の画像と又は表示領域のエッジと如何にオーバラップするかに基づき、オクルージョンコストを求めることができる。そして、以下の3つの相互依存成分に基づいてオクルージョンコストを計算することができる。即ち、表示領域の全顕著性密度、可視の部分顕著性、及びその全情報内容に基づく画像のスケーリングである。
表3に、面積補償オクルージョンコスト計算の特定の例示を示す。表3の式の非簡略化バージョン(等号の左側)には、それぞれ以下の3つの相互依存成分に関連する3つの成分が含まれる。即ち、表示領域の全顕著性密度、可視の部分顕著性、及びその全情報内容に基づく画像のスケーリングである。
Figure 0004996679
表3において、この計算の表示領域部分における全顕著性密度は、表示領域内で取り込まれる可視顕著性の量を最大限にしようと試みる。この計算の可視の部分顕著性の部分は、1つの画像を別の画像の上にオーバラップさせることによって、又は画像の一部を表示領域のエッジでクロッピングすることによって、レイアウトにおいてオクルージョンされる顕著性の量を最小化しようとする。画像をその内容に基づいてスケーリングすることに向けられる計算の部分は、情報の内容量が多い画像(例えば、風景、屋根、木等)のスケールを増大させ、情報の内容量が少ない画像(例えば単一の顔)のスケールを低減させる方向に、画像コストを重み付けすることによって、表示領域にわたる顕著性の均一な分布をもたらそうとする。計算のフレーム成分の面積は、表示領域の面積である。
一実施形態において、面積補償オクルージョンコストが、表示領域内に同時に表示されるべき2つ以上の画像を含むレイアウトに対して計算されている場合、これは、レイアウトにおける各画像に対して面積補償オクルージョンコストを計算し、その後、レイアウト全体に対して面積補償オクルージョンコストを計算することを含む。各独立した画像のコストの幾何平均(相乗平均)を計算することによって、レイアウト全体に対する面積補償オクルージョンコストを生成することができる。複数の画像が共有表示領域において同時に表示されるレイアウトに対する面積補償オクルージョンコスト計算の関数の一例を表4に示す。
Figure 0004996679
オクルージョンコスト計算を用いるコラージュ生成の本技術の概要
オクルージョンコスト計算を用いるコラージュ生成の本技術は、画像のコラージュを生成するための方法及びシステムを提供する。本方法及びシステムは、コラージュを生成するためにオクルージョンコスト計算の技術を適用する。これらの技術を適用することによって、本発明の実施形態は、画像領域の著しいオーバラップを提供するが、顔及び他の関心のある領域等、コラージュ画像の顕著領域のオクルージョンを最小化する、コラージュを生成する。本発明のいくつかの実施形態は、顕著性マップ等の顕著性情報を利用して、画像に存在する顔及び他の関心のあるオブジェクト等、顕著領域を識別する。こうした顕著性データを使用することによって、本発明の実施形態は、レイアウトのオクルージョンコストを計算し、顕著であると識別される画像領域のオクルージョンを最小化するコラージュを生成する。また、本発明のいくつかの実施形態は、コラージュが表示されている表示領域に与えられる(attributed)顕著性も利用する。これによって、本発明は、画像顕著性のオクルージョンを表示領域顕著性のオクルージョンと平衡させるオクルージョンコストを計算することが可能になる。これによって、本発明のいくつかの実施形態は、画像のオーバラップを表示領域の効率的な使用と平衡させるコラージュを生成することが可能になる。
コラージュの生成にオクルージョンコスト計算を適用する際、何百も(又は更にそれより多く)の画像のコラージュを自動的に生成することができる。こうしたコラージュが生成され、画像がすべての次元(位置、スケール、回転及びz方向の順序(z-order))において自由に移動が可能である場合、コラージュを生成するための解のセットは、本質的に無限である。このため、本発明の実施形態は、解のセットを簡略化しようとする。
例えば、一実施形態において、各画像のスケール及び回転は固定される。これらの自由度を制限することによって、解のセットが制限され、従来の最適化技術を適用することが可能になる。角度の多様性がコラージュの重要な特徴であるため、本発明の一実施形態は、コラージュのレイアウトの前に方向付けの割り当てを強制する。更に、本発明の一実施形態は、レイアウトの前に画像サイズを設定する。レイアウトの前にこれらの制限を適用する利点は、画像回転及びスケーリングが共に計算コストがかかるということである。このため、コラージュ生成中にこれらの操作を繰返し再実行しないことによって、コラージュ生成時間が大幅に短縮される。
本発明の一実施形態において、コラージュレイアウトの「効率」も、コラージュ生成前に固定される。この文脈では、「効率」は、レイアウトの総面積に対する画像の面積の和の比として定義される。低い効率は、画像に、あちこち移動するための十分な空間があり、コラージュ生成中に、仮にあったとしてもわずかにしかオーバラップしないことを示す。高い効率は、画像間で実質的なオーバラップを強制し、顔等の顕著領域の好ましくないオクルージョンの危険性を増大させる。コラージュの生成前にレイアウトの効率を固定することによって、別の自由度が制約され、コラージュを生成するための解のセットがより扱い易くなる。
オクルージョンコスト計算を用いるコラージュ生成の例示的なシステム
図2は、本発明による、コラージュ生成の例示的なシステム200のブロック図である。システム200は、デジタル画像の画像データから画像のコラージュを自動的に生成する。システム200は、画像ローダ205と、生成部セレクタ210と、加法的コラージュ生成部215と、反復的コラージュ生成部220とから成る。
画像ローダ205は、画像データを受け取り及び操作するためのものであり、一実施形態において、この画像データを提供するコンピュータシステム100等のコンピュータシステムに結合されている。また、図2に示すように、画像ローダ205は、生成部セレクタ210にも結合されている。画像ローダ205は、更に、生成部セレクタ210を介して、加法的コラージュ生成部215及び反復的コラージュ生成部220に結合されている。加法的コラージュ生成部215及び反復的コラージュ生成部220は共に、生成されたコラージュを、例えば表示装置又はコンピュータシステム100の一部に出力するための出力に結合されている。画像ローダ205の機能については、図4及び図5に関連して更に説明される。
生成部セレクタ210は、画像ローダ205に結合するように構成されており、一実施形態において、画像ローダ205の一部である。生成部セレクタ210は、上記コラージュを生成する際に使用するコラージュレイアウト生成部を選択する。一実施形態において、生成部セレクタ210は、この選択を、表示領域においてコラージュされている画像の数に基づいて行う。限定ではなく一例として、一実施形態において、生成部セレクタ210は、表示領域内で15個以下の画像がコラージュされている場合、加法的コラージュ生成部215を選択する。同様に、係る実施形態において、生成部セレクタ210は、表示領域内で16個以上の画像がコラージュされている場合、反復的コラージュ生成部220を選択する。こうした選択メカニズムは有利である。これは、少数の画像をコラージュにしている際、加法的コラージュ生成部215が比較的より効率的であり、多数の画像をコラージュにしている際、反復的コラージュ生成部220が比較的より効率的であるからである。
他の実施形態では、コラージュ生成部の選択に対する他のブレークポイントが使用されることは理解される。また、いくつかの実施形態において、生成部セレクタ210は、コラージュを生成するための所望のコラージュ効率、又は所望の速度等、ブレークポイントの数又は他の選択基準のユーザ入力に基づいて、加法的コラージュ生成部215又は反復的コラージュ生成部220を選択することも理解される。また、いくつかの実施形態において、生成部セレクタ215とコラージュ生成部のうちの一方(215又は220)とが利用されないことも理解される。
加法的コラージュ生成部215は、生成部セレクタ210により命令される際に画像データを受け取るように、画像ローダ205に結合するように構成されている。加法的コラージュ生成部215は、画像及び表示領域のオクルージョンを最小化するように設計された方法で、表示領域に画像を逐次追加することによってコラージュを生成する。加法的コラージュ生成部215については、図6〜図10に関連して更に説明する。
反復的コラージュ生成部220は、生成部セレクタ210により命令される際に画像データを受け取るように、画像ローダ205に結合するように構成されている。反復的コラージュ生成部220は、表示領域内の複数の画像の初期レイアウトのオクルージョンコストを反復的に最小化することによってコラージュを生成する。反復的コラージュ生成部220については、図11〜図17に関連して更に説明する。
本発明のいくつかの実施形態において、システム200のコラージュ生成要素(215及び220)は逐次的に利用される。例えば、1つの係る実施形態において、加法的コラージュ生成部215が、生成部セレクタ210によって選択され、加法的コラージュ生成プロセス(後述する)を使用して複数の画像の初期コラージュレイアウトを生成する。そして、この加法的に生成されたコラージュが、初期コラージュレイアウトとして反復的コラージュ生成部220に結合される。反復的コラージュ生成部220は、(後述するように)オクルージョンコストを最小化するために選択的に画像に対してz方向の順序付け(z-ordering)及び/又はナッジング(nudging)を行うことによって、この初期コラージュの反復的最適化を実行する。
例示的な画像
図3は、本発明の一実施形態による、表示領域300に配置されている複数の例示的な画像(305、310、315、320、325及び330)を示す。図3に示される配置は、表示領域内の複数の画像の初期構造化レイアウトの一例である。また、構造化レイアウトは、タイル化エッジ間(tiled edge-to-edge)レイアウト、画像のわずかにオーバラップしたレイアウト、及びパターン又は計画に従って生成された他のレイアウトも含む。係る複数の画像の初期レイアウトは、反復的コラージュ生成部220の一実施形態において使用される。
オブジェクトを認識し、画像の顕著な(又は関心のある)部分を決定する技術は知られており、Laurent Itti、 Christof Koch及びErnst Niebur 著、「A Model of Saliency-Based Visual Attention for Rapid Scene Analysis」(IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, 1998年11月)、並びにPaul Viola及びMichael Jones著、「Robust Real-Time Object Detection」(Second International Workshop on Statistical and Computational Theories of Vision - Modeling, Learning, Computing, and Sampling, 2001年7月13日)等の著作物に記載されている。
画像(305、310、315、320、325及び330)の各々は、顕著領域及び非顕著領域を含む。画像305では、野球帽を被っている2人の人間が顕著領域とみなされる。画像310では、ヨット及び太陽が顕著領域である。画像315では、家が顕著領域である。画像320では、飛行機が顕著領域である。画像325では、両腕を広げている人が顕著領域である。画像330では、自転車が顕著領域である。また、これらの画像(305、310、315、320、325及び330)の各々は、何もない空間等の非顕著領域も含む。本発明は、これらの例示的な画像等の画像から、顕著領域の不明瞭化を最小限にしながら画像のオーバラップを促進するコラージュを生成しようとする。本発明は、当該技術分野において知られている画像顕著性マップ等の技術を利用して、画像の顕著領域を識別する。一実施形態において、画像データローダ205は、例えば画像のビットマップ等の画像データから係る顕著性マップを生成する。
例示的な画像データローダ
図4は、本発明の一実施形態による、例示的な画像データローダ205のブロック図である。画像ローダ205は、画像データ受取部405と、画像顕著性生成部410と、画像スケーリング部415と、画像回転部420とから成る。図4に示すように、画像データ受取部405、画像顕著性生成部410、画像スケーリング部415及び画像回転部420はすべて、互いに且つ共通の出力に結合されている。これによって、必要に応じて、画像データローダ205の要素間での情報の交換が可能になる。また、これによって、画像データローダ205は、画像ビットマップ、スケーリングされ及び/又は回転した画像ビットマップ、画像顕著性マップ、スケーリングされ及び/又は回転した画像顕著性マップ、及び他の画像データ等の画像データを、システム200の他の要素に出力することが可能になる。一実施形態において、画像データローダは、係る画像データを、コラージュを生成するために使用される画像タイルの形態(図5の510及び510A)で出力する。
画像データ受取部405は、コンピュータシステム100等の画像データ源から、画像ビットマップ及び顕著性マップ等の画像データを受け取るか又は取得する。この画像データは、必要に応じて、画像顕著性生成部410、画像スケーリング部415及び画像回転部420に結合される。
画像顕著性生成部410は、画像の重要な領域又は関心のある領域を識別する画像顕著性データを生成する。いくつかの実施形態において、顕著性マップの形態をとるこの画像顕著性データは、画像のビットマップ等の画像データから生成される。画像の画像顕著性データは、顕著性マップ、顔認識情報及び他の画像分析情報等の情報を含む。画像顕著性生成部410は、顕著性を求めて顔等のオブジェクトを認識する技術等、良く知られた及び確立された画像処理技術に基づいて顕著性データを生成する。また、いくつかの実施形態において、画像顕著性情報は、画像の特定の顕著性領域のユーザによるマーキング等、ユーザ指定パラメータ又は制約に基づいても生成される。
そして、画像顕著性生成部410は、画像の顕著領域のランキング又はマッピング等の形態で各画像に対する顕著性データを出力する。例えば、本発明のいくつかの実施形態において、画像顕著性データをグレイスケール画像として表してもよく、その場合、各画素の値は、その画素に対する顕著性スコアである。本発明の他の実施形態において、各画像はマップの形態で渡される顕著性データを有し、それは、マップの各セクションの相対的な顕著性を示すスコアを含むことができる。顕著性データは、画像内の特別な「関心」の分布を表し、そのため、画像のいずれの領域が可視のままであるべきか、及びいずれが安全にオクルージョンされ得るかを表す。
画像スケーリング部415は、画像及び/又は画像の顕著性データをスケーリングする。例えば、一実施形態において、画像及び顕著性データは、或る一定面積までスケーリングされる。一実施形態において、この一定面積は、自由度(画像スケール)を低減し、そのため複数の画像からコラージュを生成するための解のセットを簡略化するように、コラージュ生成プロセスを通して固定されたままである。係る実施形態において、画素面積は、一定の線寸法ではなく一定面積として設定される。これによって、画像アスペクト比の多様性を補償する必要性が低減されるか又は除去される。例えば、一実施形態において、画像スケーリング部415は、画像及び/又は顕著性マップを30,000画素の設定面積にスケーリングする。
画像回転部420は、画像データ及び/又は画像顕著性データを回転させる。本発明の一実施形態において、各画像の画像データ及び/又は顕著性データは、ランダムに様々な角度(許容可能な範囲内)で回転させる。別の実施形態では、事前設定パターンに従って、各画像の画像データ及び/又は顕著性データを回転させる。例えば、第1の画像のデータは回転させず、第2の画像のデータを右に10度回転させ、第3の画像のデータを左に10度回転させ、その後、後続する画像でパターンを繰り返す。一実施形態では、画像回転部420は、回転しスケーリングされた画像及び顕著性データを、コラージュ生成に使用される画像タイル(510及び510A)として出力する。一実施形態では、この回転は、コラージュ生成プロセスを通して固定されたままであり、それによって自由度(画像回転)が低減され、そのため、複数の画像からコラージュを生成するための解のセットが簡略化される。
図5は、本発明の一実施形態による、画像ロードプロセス中に実行される例示的な画像操作を示す。一例として、一実施形態において、画像データ受取部405は、画像305等の画像のビットマップ等の画像データを受け取るか又は取得する。画像データ受取部405は、この画像データを画像顕著性生成部410に渡し、そこで画像データから顕著性マップ505が生成される。顕著性マップ505は、グレイスケール画像の形態であり、これは、顕著な領域ほど明るい領域として示し、顕著でない領域ほど暗い領域として示す。係る顕著性マップにおいて、顕著性の値は、スケール、例えば0〜255に割り当てられることができ、最高顕著性は白色画素及び255の値によって表され、最低顕著性は黒色画素及び0の値によって表される。顕著性マップ505において、領域506及び507(画像305では2人の人間によって占有されていた)は、高い顕著性を示すようにより明るい陰影として表される。顕著性マップ505の残りは比較的暗く、そのため、領域506及び507を除き顕著性が低いか又は全くないことを示す。
画像顕著性生成部410は、画像データ及び顕著性データを画像スケーリング部415に渡す。画像スケーリング部415は、顕著性マップ505及び画像305を一定の面積(この場合は小さい方)までスケーリングする。画像スケーリング部415は、スケーリングされた画像マップ及びスケーリングされた画像を画像回転部420に渡す。画像回転部420は、スケーリングされた顕著性マップ及びスケーリングされた画像を右におよそ10度回転させ、スケーリングされ回転した画像顕著性タイル510、及びスケーリングされ回転した画像タイル510Aを出力する。画像データローダ205は、これらのタイル(510、510A)の一方又は両方を出力として提供する。加法的コラージュ生成部215及び反復的コラージュ生成部220等のコラージュ生成部は、係る画像タイル(510及び510A)を利用してコラージュを生成する。
画像タイル510は、スケールダウンされた顕著性領域506A及び507Aを含む、スケーリングされ回転した画像顕著性マップ505Aから成る。画像タイル510は、顕著性マップ507Aを包囲する透明領域511を囲む可視境界を有するように(例示の目的で)示される。実際には、境界も透明である。透明境界及び透明領域511によって、コラージュにおいてタイル510の真下に位置する画像又は表示領域空間を見ることが可能になる。
画像タイル510Aは、スケーリングされ回転した画像305Aから成る。また、画像タイル510Aも、画像305Aを包囲する透明領域511Aを囲む可視境界を有するように(例示の目的で)示される。実際には、タイル510Aの境界も透明である。透明な境界及び透明な領域511Aによって、コラージュにおいてタイル510Aの真下に位置する画像又は表示領域空間を見ることが可能になる。
また、図3の残りの画像の追加画像タイルも、タイル510Aを生成するために使用されるこの同じプロセスを介して生成される。これによって、例えば図9、図10、図13、図14、図16及び図17に様々に現れるスケーリングされ回転した画像310A、315A、320A、325A及び330Aがもたらされる。
例示的な動作方法
以下の論考は、例示的な実施形態の説明を通して本発明の動作を詳細に示す。図7及び図12を参照すると、フローチャート700及び1200はそれぞれ、本発明の様々な実施形態によって使用される例示的なステップを示す。フローチャート700及び1200は、様々な実施形態において、コンピュータ可読命令及びコンピュータ実行可能命令の制御下でプロセッサによって実行されるプロセスを含む。コンピュータ可読命令及びコンピュータ実行可能命令は、例えば、図1のコンピュータ使用可能揮発性メモリ108、コンピュータ使用可能不揮発性メモリ110及び/又はデータ記憶ユニット112等のデータ記憶機構に存在する。例えば図1のプロセッサ106A、及び/又はプロセッサ106A、106B及び106Cが協働して制御又は動作されるように、コンピュータ可読命令及びコンピュータ実行可能命令が使用される。フローチャート700及び1200では特定のステップが開示されているが、係るステップは例示的なものである。即ち、実施形態は、様々な他のステップ又はフローチャート700及び1200に列挙されるステップの変形を実行するのによく適している。フローチャート700及び1200のステップは、提示されたものとは異なる順序で実行されてもよく、フローチャート700及び1200のすべてのステップを実行しなくてもよいことは理解される。
オクルージョンコスト計算を用いる加法的コラージュ生成
図6は、本発明の一実施形態による、例示的な加法的コラージュ生成部215のブロック図を示す。図示されるように、加法的コラージュ生成部215は、画像シード部605と、試行レイアウト提供部610と、オクルージョンコスト生成部615と、画像追加部620とからなり、これらはすべて、必要に応じて、互いに結合されて情報の交換を可能にする。画像シード部605は、画像データ及び画像顕著性データを、例えば画像タイル510及び510Aの形態で、入力として受け取るように構成されている。画像追加部620は、加法的コラージュ生成部215によって複数の画像から生成されるコラージュ等の情報を出力するように構成される。加法的コラージュ生成部215の要素は、図示された構成とは異なるが同じ動作を達成する他の構成で結合又は配置されてもよいことは理解される。加法的コラージュ生成部215の要素の動作については、図7のフローチャート700の適切な要素と、図8、図9及び図10に示された画像とに関連して説明する。
図7は、画像のコラージュを加法的に生成する、本発明の一実施形態による方法のフローチャート700である。フローチャート700の710において、一実施形態では、表示領域内に第1の画像をシードする(seed:供給する)ことによってコラージュを開始する。加法的コラージュ生成部215は、画像シード部605を使用して、画像タイル510又は510A等の初期画像を表示領域にシードすることによって、コラージュのレイアウトを開始する。画像シード部605は、画像を表示領域の任意の部分にシードすることができる。
本発明の一実施形態において、表示領域の寸法は、画像シード部605によって、表示領域内でコラージュされているすべての画像の面積より10%大きい面積等、所定の面積に設定される。一方、本発明の別の実施形態では、表示領域の寸法(及び面積)は、画像シード部605によって変更される。例えば、本発明の一実施形態では、画像シード部605は、表示領域の寸法(及び面積)を、表示領域内でコラージュされている画像の総面積に比例して、所定の面積からスケールアップ又はスケールダウンする。別の例では、画像シード部605は、ユーザ入力に従って表示領域のサイズを設定する。
コラージュを生成するこの加法的な方法では、表示領域の面積及び寸法の設定は、特定のコラージュ効率を強制するようには行われない(ただし、それに関して幾分か支援はする)。そうではなく、コラージュの表示領域のサイズを増大又は低減するように、且つコラージュのアスペクト比を選択するように行われる。コラージュ効率は、代りに、コラージュが加法的に生成されている表示領域の背景に与えられる顕著性によって主に制御される。
画像シード部605によって設定されるコラージュ寸法及び面積は、生成されるコラージュの結果に寄与する。例えば、コラージュされるべき画像の面積よりわずかに大きい表示領域面積を事前定義することによって、コラージュの作成に十分な空間が可能になる。更に、加法的コラージュ生成部215は、表示領域の寸法にほぼ一致するアスペクト比になるようコラージュを生成する。寸法を予め決定しなくとも、加法的方法は依然として動作可能であるが、普通でない様々なアスペクト比のコラージュが生成される。更に、画像シード部605が表示領域の寸法を設定するため、画像を、定義された表示領域内の特定の場所に意図的にシードすることができる。例えば、一実施形態では、画像シード部605は、初期画像を表示領域の中心にシードする。これによって、コラージュは、強制的に、この初期画像から表示領域のエッジに向かって外側に生成される。
図8は、本発明の一実施形態による、表示領域内にシードされた例示的な画像を示す。画像シード部605は、矩形表示領域300の寸法を定義する。いくつかの実施形態において、これらの寸法は、特に正方形、楕円形又は円形等、矩形以外の他の形状で定義される。図8において、画像シード部605は、画像305Aを表示領域300の中心にシードして、コラージュ800の初期画像を形成する。画像305Aは、画像タイル510(図5)からのものと同じスケーリングされ回転した画像である。しかしながら、画像タイル510Aの透明境界及び透明領域511は可視でなく、従って、加法的生成のこの中間ステップにおいてコラージュが観察者に実際にいかに見えるかを示す。
フローチャート700の720において、一実施形態では、複数の試行レイアウト配置を提供する。試行レイアウト配置の各々において、コラージュレイアウトに追加画像を追加する。試行レイアウト提供部610は、複数の試行レイアウト配置を生成及び提供する。試行レイアウト配置部610は、追加画像を逐次受け取るか、又は表示領域300内で一緒になるようにコラージュされている複数の画像から追加画像を選択する。例えば、本発明の一実施形態において、試行レイアウト提供部610は、コラージュされている複数の画像から1つの画像を選択し、それを使用して特定の複数の試行レイアウト配置を生成する。この例によれば、この特定の複数の試行配置は、次にオクルージョンコスト生成部615に渡される。
図9は、本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトに追加された例示的な画像を示す。図9は、試行レイアウト提供部610によって生成された特定の複数の試行レイアウト配置からの1つの試行レイアウト配置の例である。図9に示された試行レイアウト配置は、表示領域300内でコラージュ800に追加された追加画像310Aから成る。なお、画像305Aは、先に図8で示されたものと同じ2次元位置にとどまっていることに留意されたい。この特定の複数の試行レイアウトの他の試行レイアウトでは、画像305Aの2次元位置は固定されたままであり、追加画像(この場合は310A)の2次元位置及びz方向の順序付けされる位置は変化する。そして、一実施形態では、複数の試行レイアウト配置のうちのいくつかは、既存のコラージュより上方にz方向に順序付けされた追加画像の複数の2次元位置からなり、複数の試行レイアウト配置のうちのいくつかは、既存のコラージュより下方にz方向に順序付けされた追加画像の複数の2次元位置から成る。
一実施形態では、複数の試行レイアウトの総数は、予め設定されている。一方、別の実施形態では、試行レイアウトの数は、例えばコラージュ生成タイムラインを短くするためのユーザ入力に応じて変化する。同様に、例えばデジタルカメラ等の計算能力が低減したいくつかの実施形態では、コラージュ生成の速度を向上させるように、生成される試行レイアウト配置の数が少ない。
フローチャート700の730において、一実施形態では、複数の試行レイアウト配置のうちの1つの試行レイアウト配置に対して、オクルージョンコストを生成する。オクルージョンコストは、試行レイアウト配置によってオクルージョンされる画像顕著性及びオクルージョンされる表示領域顕著性を表す。オクルージョンコスト生成部615は、この試行レイアウト配置に対するオクルージョンコストを生成する。一実施形態において、オクルージョンコスト生成部は、特定の複数の試行レイアウト配置の10%又は100%等、或る部分に対するオクルージョンコストを計算する。
オクルージョンコスト生成部は、コラージュが生成されている表示領域(表示領域300等)の内部領域に顕著性を与える(attribute)。一実施形態において、この表示領域顕著性は予め決定されているが、別の実施形態では、この表示領域顕著性は、ユーザ入力を介してオクルージョンコスト生成部615によって制御される。一実施形態において、例えば、オクルージョンコスト生成部615は、表示領域によって包含される全領域の各画素に一様な所定の顕著性を与える。表示領域顕著性に対する正確な画素値によって、コラージュのオーバラップに関する積極性の精密なレベルの制御、及び結果としての効率が与えられる。例えば、一実施形態において、画像顕著性マップにおける顕著性が0(顕著性なし)から255(最高顕著性)まで変化する場合、オクルージョンコスト生成部615は、表示領域の各画素の顕著性を10の値(低顕著性)に設定することができる。より高い一様な顕著性を表示領域の画素に与えることによって、より積極的にオーバラップして表示領域のより少ない部分を覆う、より効率的なコラージュがもたらされる。同様に、より低い一様な顕著性を表示領域の画素に与えることによって、オーバラップに積極的でなく表示領域のより多くの部分を覆う、より効率の低いコラージュがもたらされる。表1(先に示した)は、オクルージョンコスト生成部615が、オクルージョンされる画像顕著性を表すと共にオクルージョンされる表示領域顕著性を表すオクルージョンコストを生成するために使用され得る、1つの式を示す。
オクルージョンコストは、特定のレイアウトにおいて可視である部分(fractional:分数の)顕著性の逆数である。表5は、オクルージョンコスト生成部615が、表示領域内において特定の試行レイアウト配置で可視である部分顕著性を生成するために使用することができる1つの式を示す。部分顕著性は、0〜1の間で変化し、数が大きいほどより可視の顕著性が高いことを示す。この部分可視顕著性計算に基づき、オクルージョンコスト生成部615は、表1に示される式によって計算されるオクルージョンコストと一致するオクルージョンコストを生成する。
Figure 0004996679
表1及び表5に示される式は例示的なものであり、理解されるように、試行レイアウト配置に対するオクルージョンコストを計算する他の計算を利用することができ、この場合、オクルージョンコストは、その試行レイアウト配置によってオクルージョンされる画像顕著性とオクルージョンされる表示領域顕著性とを表す。オクルージョンコスト生成部615は、試行レイアウト配置に対する生成されたオクルージョンコストを画像追加部620に渡す。
フローチャート700の740において、一実施形態では、コラージュに画像を追加する。一実施形態において、画像がコラージュに追加されると、コラージュは、オクルージョンコストが計算された試行レイアウト配置のうちの1つを反映するように更新される。画像追加部620は、コラージュに新たな画像を追加する。一実施形態において、画像追加部620は、オクルージョンコストを受け取る試行レイアウト配置の各々に関してオクルージョンコストを比較する。この比較に基づき、画像追加部620は、オクルージョンコストが最も低い試行レイアウト配置を選択する。そして、画像追加部620は、最も低いコスト試行レイアウト配置から、コラージュに追加画像を追加する。新たな画像(追加画像)は、追加画像が最も低いコストの試行レイアウト配置内に現れるものと同じz方向に順序付けられた位置及び2次元位置においてコラージュに追加される。
フローチャート700の750において、一実施形態では、コラージュされるべき複数の画像の残りの画像は、複数の画像からのすべての画像が逐次にコラージュに追加されるまで、ブロック720、730及び740を繰り返すことによって、コラージュ内に加法的に組み込まれる。
図10は、本発明の一実施形態によって作成された例示的なコラージュ800を示す。図10は、図3に示された複数の画像(305、310、315、320、325及び330)から加法的(追加式)に生成された例示的な結果としてのコラージュを示す。各画像は、上述したプロセスを通して画像タイルに変換されている。そして、画像タイルは、表示領域300内に加法的にコラージュされている。コラージュは、上述した画像タイルの一部である、スケーリングされ回転した画像305A、310A、315A、320A、325A及び330Aから成る。なお、図10では、画像の積極的なオーバラップがかなりあることに留意されたい。これは、表示領域300の顕著性に対して高い値が設定されているためである。より低い表示領域顕著性の値を選択することによって、表示領域300にわたってより広く間隔をおいて配置された画像がもたらされる。より寸法の小さい表示領域を選択することによって、表示領域300内でコラージュ800を包囲する空所がより少なくなる。
オクルージョンコスト計算を用いる反復的コラージュ生成
図11は、本発明の一実施形態による、反復的コラージュ生成部220のブロック図である。図示するように、反復的コラージュ生成部220は、初期レイアウト生成部1105と、レイアウト調整部1110と、オクルージョンコスト生成部1115と、レイアウト最適化部1120とからなり、これらはすべて互いに結合されて、必要に応じて情報を交換するのを可能にする。初期レイアウト生成部1105は、例えば画像タイル510及び510Aの形態で、画像データ及び画像顕著性データを入力として受け取るように構成されている。レイアウト最適化部1120は、反復的コラージュ生成部220によって複数の画像から生成されるコラージュ等の情報を出力するように構成されている。反復的コラージュ生成部220の要素が、図示された構成とは異なるが同じ動作を達成する他の構成で結合又は配置され得ることは理解される。
一実施形態において、初期レイアウト生成部1105は、複数の画像から初期コラージュレイアウトを生成するものである。初期コラージュレイアウトが入力として提供されるいくつかの実施形態では、初期レイアウト生成部1105は使用されない。一実施形態において、レイアウト調整部1110は、コラージュレイアウトを増分的に調整するものである。一実施形態において、オクルージョンコスト生成部1115は、増分的に調整されたコラージュレイアウト等、コラージュレイアウトに対するオクルージョンコストを計算するものである。一実施形態において、レイアウト最適化部1120は、オクルージョンコストが最低である増分的に調整されたレイアウトを選択するものである。反復的コラージュ生成部220のこれら要素のさらなる動作については、図12のフローチャート1200の適切な要素と、図13、図14、図15、図16及び図17に示された画像とに関連して説明する。
図12は、画像のコラージュを反復的に生成する、本発明の一実施形態による方法のフローチャート1200である。フローチャート700の1210において、一実施形態では、表示領域内でコラージュされるべき複数の画像に関して、画像顕著性データを受け取る。反復的コラージュ生成部220は、初期レイアウト生成部1105を使用して、この画像顕著性データを受け取る。本発明のいくつかの実施形態において、初期レイアウト生成部1105は、画像ビットマップ、画像顕著性データ、及び画像タイル(画像タイル510及び510A(図5)など)等の画像データから成る種々の画像情報を受け取る。
フローチャート1200の1220において、一実施形態では、複数の受け取られた画像から表示領域内で初期コラージュレイアウトを生成する。一実施形態において、初期レイアウト生成部1105は、画定された表示領域内に画像タイルを配置することによって、画像タイル510又は510A等、複数の受け取った画像タイルからこの初期コラージュレイアウトを生成する。初期レイアウト生成部1105は、アスペクト比及びコラージュ効率に対する予め定義された値、又はユーザが選択した値を使用することによって、表示領域の寸法(反復的コラージュ生成プロセスを通じて一定のままである)を決定する。例えば、一実施形態において、ユーザ入力に応じて、初期レイアウト生成部1105は、アスペクト比が1.33:1であり効率が1.15である矩形表示領域を生成する。これは、生成された表示領域内でコラージュされたすべての画像の総面積が、コラージュの総領域の面積より15%大きくなることを意味する。
一実施形態において、初期レイアウト生成部1105は、パターン、格子、又は他の何らかの構造化手段に従って、画像タイル等の画像をレイアウトする。図3は、パターンに従って生成される複数の画像(305、310、315、320、325及び330)の初期コラージュレイアウトの例である。初期レイアウト生成部1105は、パターンに従って画像を表示領域300内に配置することによって、図13に示された初期コラージュレイアウトを生成している。別の実施形態では、初期レイアウト生成部は、画像タイル等の画像を、表示領域内にランダムに又は擬似ランダムに配置して、初期コラージュレイアウトを生成する。
図13は、本発明の一実施形態による、複数の画像の例示的な初期コラージュレイアウトを示す。図13において、初期コラージュ生成部1105は、表示領域300内に画像305A、310A、315A、320A、325A及び330Aをランダムに配置して、この複数の画像の初期コラージュレイアウト1300を生成する。上述したように、画像(305A、310A、315A、320A、325A及び330A)の各々は、タイル510A等の画像タイルの一部であり、したがってコラージュ生成プロセスを通じて維持される事前設定された画像スケール及び回転を有する。この事前設定されたスケール及び回転は、反復的コラージュ生成プロセスの一部としてコラージュ1300に対して課される可能性のある画像のx−y位置、又はz方向の順序付けのいかなる変化にも関わらず維持される。
フローチャート1200の1220において、一実施形態では、初期コラージュレイアウトを最適化する。最適化は、最小化オクルージョンコストに対する選択を通して初期レイアウトを反復的に調整することを含む。本発明の一実施形態において、この反復的調整及び選択は、コラージュレイアウトに対して所定の効率が達成されるまで継続される。本発明の一実施形態では、この反復的調整及び選択は、例えば100回の反復等、所定数の調整反復が達成されるまで継続される。レイアウト調整部1110、オクルージョンコスト生成部1115、及びレイアウト最適化部1120は、協力して動作して、初期コラージュレイアウトのこの最適化を実施する。表6は、初期コラージュレイアウトの反復的最適化を実行する方法を説明する例示的な擬似コード構造を示す。
Figure 0004996679
一実施形態において、オクルージョンコスト生成部1115は、初期コラージュレイアウトにおいて可視である部分顕著性に対する、すべてのタイルに存在する全顕著性の比から、初期コラージュレイアウトに対するオクルージョンコストを計算する。この第2の部分、即ち「初期コラージュレイアウトにおいて可視である部分顕著性」は、コラージュの「平坦化」レイアウトから計算される。コラージュのレイアウトを平坦化することは、コラージュのスナップショットを観察者に見えるように、撮ることとして考えることができる。しかしながら、各画像(例えば、タイル510Aに関連付けられる画像データ)に対してフルカラー画像データを使用せずに、スナップショットは、代わりにコラージュの各画像に対して対応する顕著性マップを使用してレンダリングされる(例えば、画像タイル510Aの画像データの代りに画像タイル510の顕著性データを使用する)。そして、この平坦化コラージュレイアウトに対する顕著性は、スナップショットにおいて可視である顕著性を合計すること(Sv)によって計算される。
表7は、コラージュレイアウトのオクルージョンコストを計算するためにオクルージョンコスト生成部1115によって使用される例示的な式を示す。そして、この初期レイアウトのオクルージョンコストは、レイアウト最適化部1120によって「事前スコア」として保持される。この事前スコアを使用して、将来のコラージュレイアウトを初期レイアウトより良いか又は悪いかとして評価する。
Figure 0004996679
前述したように、オクルージョンコストは、コラージュレイアウトにおける可視顕著性の分数の逆関数である。表7の式における関連変数は、可視顕著性S及び全顕著性Sである。Sは、すべての画像(図5の画像タイル510及び510A等)にわたって加算された全顕著性である。Sは、平坦化プロセスが実行された後にすべての画像タイルにわたって全可視顕著性を加算することによって同じコラージュレイアウトに対して得られる。平坦化によって、一般にいくつかの画像タイルにおいていくらかの顕著性のオクルージョンがもたらされるため、Sは、一般にSより小さくなり、対応するオクルージョンコストは1未満になる。
オクルージョンコスト生成部1115が初期コラージュレイアウトのオクルージョンコスト「事前スコア」を計算した後、初期レイアウトのZ方向の順序付けの最適化が実行される。最も一般的な場合、これには、z方向の順序内の画像のすべての順列に対するオクルージョンコストの計算が含まれる。しかしながら、計算の複雑性及び/又は計算時間を低減するために、いくつかの実施形態において、z方向の順序付けの順列のサブセットに対してのみオクルージョンコストが計算される。
例えば、本発明の一実施形態において、レイアウトオクルージョンコストは、画像タイルにおいてコラージュにおける複数の画像のうちの他のすべての画像の上方及び下方に画像をz方向に順序付けするために計算される。このz方向の順序付けの最適化は、簡単なプロセスである。レイアウト調整器1110は、画像タイル等の各画像を以下の2つの位置のうちの一方でコラージュに順に追加する。即ち、z方向の順序の上側(任意の他の画像の前)、又はz方向の順序の下側(任意の他の画像の下)である。そして、オクルージョンコスト生成部1120は、上述したように画像タイルの各位置に対してオクルージョンコストを計算する。レイアウト最適化部1120は、最低コストのレイアウトを、画像タイルに対する最適なz方向の順序位置として選択する。そして、コラージュレイアウトは、計算されたオクルージョンコストに基づく最低レイアウトオクルージョンコストを反映するように更新される。そして、このz方向の順序付け、計算、及び更新は、コラージュ内の複数の画像タイルの画像の各々に対して繰り返される。z方向の順序付けは、すべての画像タイルがこのように順序付けられたときに完了する。同様に、表示領域内における画像のz方向順序の順列のより大きいセットに対してオクルージョンコストを計算する本発明の実施形態において、同様の最適化プロセス、即ちz方向の順序付け、計算、及び更新が続く。
図14は、本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトのオクルージョンコストを最小化する画像の例示的なz方向の順序付けを示す。図14に示されたコラージュレイアウト1300のすべての要素は、図13で行われていた画像顕著性のオクルージョン(画像305Aの右側の人の下半分)をなくすように、画像305Aが画像330Aの上に最適にz方向の順序付けがされていることを除いて、図13に示されたコラージュレイアウト1300と同一である。
z方向の順序付けが実行された後、オクルージョンコスト生成部1115はコラージュレイアウトを平坦化し、レイアウトのオクルージョンコストを求める。表6の擬似コードによって示されるように、その後、z方向の順序付けされたレイアウトに対するこのオクルージョンコストは、先に格納された事前スコアに取って代る。
そして、表示領域内の各画像(画像タイル等)の2次元x−y位置を最適化し、最低の2次元的に調整されたレイアウトのオクルージョンコストを有するコラージュレイアウトを選択するように、同様の反復プロセスが続く。ここでも、レイアウト調整部1110、オクルージョンコスト生成部1115及びレイアウト最適化部1120が協力して動作し、各画像タイルを2次元でわずかにナッジし(nudge:動かし)、各ナッジング動作後に計算されたオクルージョンコストから各画像の最適な2次元位置を反復的に選択する。一実施形態において、各画像タイルは、元の位置から4つの方向(上、下、左及び右)にわずかにナッジされている。
例えば、レイアウト調整部1110は、単一の画像のx−y位置に対してわずかな調整を行う。そして、オクルージョンコスト生成部1115は、調整されたレイアウトを平坦化し、このわずかに2次元的に調整されたレイアウトに対してオクルージョンコストを計算する。そして、レイアウト最適化部1120は、このわずかに調整されたレイアウトのオクルージョンコストを、格納されたレイアウトのスコアと比較する。レイアウト最適化部1120は、調整されたレイアウトがより小さいオクルージョンコストを有する場合、調整されたレイアウトを反映するように格納されたレイアウトを更新する。そして、この更新されたレイアウトは、レイアウト調整部が次のわずかなナッジング調整を行う有効なレイアウトとなる。反復的ナッジング、平坦化、計算、及び更新は、複数のコラージュされる画像タイルの各画像タイルが最適にナッジされるまで継続する。
図15は、本発明の一実施形態による、例示的な画像に対する例示的な2次元ナッジングの可能性を示す。図15において、画像タイル510Aは、今度の場合も可視で表示されており、透明領域511及び画像305Aを包囲する。位置1501は、画像タイル510Aの左上隅の元の位置を表す。位置1502、1503、1504及び1505は、画像調整部1110がナッジングプロセス中に画像タイル510Aをナッジすることができるわずかな距離を表す。例えば、一実施形態では、位置1502は、元の位置1501の上のわずかな距離1520、例えば10画素である。この例によれば、位置1503は元の位置1501の10画素右のわずかな距離1522であり、位置1504は、元の位置1501の10画素下方のわずかな距離1521であり、位置1505は、元の位置1501の10画素左のわずかな距離1523である。オクルージョンコスト生成部1115は、元の位置と、考えられるナッジされた位置1502、1503、1504及び1505の各々とに対するオクルージョンコストを生成する。レイアウト最適化部1120は、比較を実行し、最低オクルージョンコストを提示するナッジされた位置を選択する。いくつかの実施形態において、レイアウトは、図15に示されたものより少ない方向若しくは多い方向、又は多くの距離若しくは少ない距離にナッジされ得ることは理解される。
図16は、本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトのオクルージョンコストを最小化する例示的な画像ナッジングを示す。図16に示されたコラージュ1300のすべての要素は、画像305Aが画像タイル330Aの上方の、その先の位置のわずか左の2次元位置にナッジされていることを除いて、図14に示されたコラージュレイアウト1300と同じである。
一実施形態において、上述したz方向の順序付け及びナッジングの選択的調整動作は、反復的に選択されるコラージュによって所定の又は最適なオクルージョンコストに達するまで繰り返される。別の実施形態では、上述したz方向の順序付け及びナッジングの選択的調整動作は、所定数の係る調整の反復に達するまで繰り返される。係る反復の所定数の一例は100である。これは、コラージュを反復的に生成するのに費やされる時間及び/又は計算資源の量を制限するのに有用である。また、それは、ユーザが選択したコラージュ効率レベルが特定の複数の画像に対して達成不可能である場合、フェールセーフ終了基準としても有用である。別の実施形態では、z方向の順序付け及びナッジングの選択的調整動作は、画像を任意の方向にナッジするか又は任意の画像のz方向の順序位置を変更することによって、全オクルージョンコストをそれ以上下げることができなくなるまで継続する。
図17は、本発明の一実施形態によって作成された例示的なコラージュを示す。図17は、図3に示された複数の画像(305、310、315、320、325及び330)から反復的に生成された例示的な結果としてのコラージュを示す。図17に示されたコラージュは、上述したz方向の順序付け及びナッジングの選択的調整動作の多数の反復の結果である。各画像は、上述したプロセスを通して画像タイルに変換されている。そして、画像タイルは、表示領域300内に反復的にコラージュされている。コラージュは、上述した画像タイルの一部であるスケーリングされ回転した画像305A、310A、315A、320A、325A及び330Aから成る。なお、図17では、非常に積極的な画像のオーバラップがあることに留意されたい。これは、コラージュ1300の反復的生成に対して高い効率が設定されているためである。より低い効率を選択することによって、オーバラップがさほど積極的でなく、表示領域300にわたってより広く間隔をおいて配置された画像がもたらされる。
本発明の実施形態によって使用される例示的なコンピュータシステムの図である。 本発明によるコラージュ生成の例示的なシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態による、表示領域に配置される複数の例示的な画像を示す図である。 本発明の一実施形態による、例示的な画像データローダのブロック図である。 本発明の一実施形態による、画像ロードプロセス中に実行される例示的な画像操作を示す図である。 本発明の一実施形態による、例示的な加法的コラージュ生成部のブロック図である。 本発明の一実施形態による、画像のコラージュを加法的に生成する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、表示領域内にシードされる例示的な画像を示す図である。 本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトに追加される例示的な画像を示す図である。 本発明の一実施形態によって作成される例示的なコラージュを示す図である。 本発明の一実施形態による、反復的コラージュ生成部のブロック図である。 本発明の一実施形態による、画像のコラージュを反復的に生成する方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、複数の画像の例示的な初期コラージュレイアウトを示す図である。 本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトのオクルージョンコストを最小化するための画像の例示的なzオーダリングを示す図である。 本発明の一実施形態による、例示的な画像に対する例示的な2次元ナッジングの可能性を示す図である。 本発明の一実施形態による、コラージュレイアウトのオクルージョンコストを最小化するための例示的な画像ナッジングを示す図である。 本発明の一実施形態によって作成される例示的なコラージュを示す図である。

Claims (9)

  1. 画像のコラージュを加法的に生成するコンピュータ実施方法(700)であって、
    第1の画像を表示領域内にシード(710)して、前記コラージュを開始し、
    複数の試行レイアウト配置に、前記コラージュに追加される追加画像を提供(720)し、
    前記複数の試行レイアウト配置のそれぞれの試行レイアウト配置に対してオクルージョンコストを計算(730)し、そのオクルージョンコストが、前記試レイアウト配置によってオクルージョンされる画像顕著性及びオクルージョンされる表示領域顕著性を表し
    前記それぞれの試行レイアウト配置の前記オクルージョンコストを比較し、
    前記比較に基づいて、最も低い前記オクルージョンコストを有する試行レイアウト配置を選択し、
    前記最も低いオクルージョンコストの試行レイアウト配置から前記コラージュに前記追加画像を追加(740)し、前記コラージュは、前記最も低いオクルージョンコストが生成された前記複数の試行レイアウト配置のうちの前記選択された1つを反映するように更新されていることを含む、コンピュータ実施方法(700)。
  2. 前記複数の画像が前記コラージュ内に組み込まれるまで、前記提供すること、前記計算すること、前記比較すること、前記選択すること、及び前記追加することを繰り返すことにより、前記複数の画像を前記コラージュ内に逐次に組み込む(750)ことを更に含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  3. 記表示領域が、所定の面積を有する請求項1に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  4. 前記所定の面積が、コラージュされている画像の結合される画像面積に比例して自動的にスケーリングされる請求項3に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  5. 前記第1の画像が前記表示領域の中心位置にシードされる、請求項1に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  6. 前記複数の試行レイアウト配置に、前記コラージュに追加される追加画像を提供(720)することが、
    前記表示領域内の前記追加画像の複数の2次元位置から成る複数の試行レイアウトを生成し、前記追加画像が前記コラージュの上方にz方向に順序付けされ、及び
    前記表示領域内の前記追加画像の複数の2次元位置から成る複数の試行レイアウトを生成し、前記追加画像が前記コラージュの下方にz方向に順序付けされることを含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  7. 前記試行レイアウト配置に対してオクルージョンコストを計算(730)することが、
    一様な顕著性を前記表示領域に与える、請求項1に記載のコンピュータ実施方法(700)。
  8. 画像のコラージュを反復的に生成するコンピュータ実施方法(1200)であって、
    表示領域内でコラージュされるべき複数の画像に対する画像顕著性データを受け取り(1210)、
    前記表示領域内で前記複数の画像の初期コラージュレイアウトを生成(1220)し、及び
    前記初期コラージュレイアウトを最適化すること(1230)を含み、前記最適化することが、最小化されたレイアウトオクルージョンコストに対する選択を通じて前記初期コラージュレイアウトを反復的に調整することを含
    レイアウトのオクルージョンコストが、前記レイアウトにおいて可視である部分顕著性に対する、前記複数の画像に存在する顕著性の比から計算される、コンピュータ実施方法(1200)。
  9. 記最適化すること(1230)が、
    複数のz方向に順序付けされたレイアウトからz方向の順序付けレイアウトの最低のオクルージョンコストを選択し、及び
    複数の2次元的に調整されたレイアウトから2次元的に調整された最低のレイアウトオクルージョンコストを選択することを更に含む、請求項に記載のコンピュータ実施方法(1200)。
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