JP4996536B2 - 燃焼機器用ガス検出装置 - Google Patents

燃焼機器用ガス検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4996536B2
JP4996536B2 JP2008124099A JP2008124099A JP4996536B2 JP 4996536 B2 JP4996536 B2 JP 4996536B2 JP 2008124099 A JP2008124099 A JP 2008124099A JP 2008124099 A JP2008124099 A JP 2008124099A JP 4996536 B2 JP4996536 B2 JP 4996536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
sensitive body
combustion
detection
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008124099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009271018A (ja
Inventor
晋一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FIS Inc
Original Assignee
FIS Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FIS Inc filed Critical FIS Inc
Priority to JP2008124099A priority Critical patent/JP4996536B2/ja
Publication of JP2009271018A publication Critical patent/JP2009271018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4996536B2 publication Critical patent/JP4996536B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

本発明は、可燃性燃料を燃焼させて室内の暖房や給湯等を行う燃焼機器の燃料漏れの検知及び不完全燃焼の検知を行うために使用される燃焼機器用ガス検出装置に関する。
ガスファンヒータ、ガスストーブ、石油ファンヒータ、石油ストーブ等の暖房機器や、給湯器等のような、可燃性燃料を利用する燃焼機器では、燃料配管の接続不良、着火ミス、立ち消え等が発生した場合、可燃性燃料の供給を停止しないと、可燃性燃料が漏れ出して引火する事故が発生するおそれがある。また、これらの燃焼機器の運転中に不完全燃焼が起こると一酸化炭素中毒の危険がある。
そこで従来、燃焼機器にメタン等の可燃性ガス(すなわちガス状の可燃性燃料の場合は可燃性燃料そのもの、液体状の可燃性燃料の場合は可燃性燃料から揮発するガス)を検知することで燃料漏れを検知するセンサを設けたり、CO等の不完全燃焼ガスを検知することで不完全燃焼を検知するセンサを設けたりすることが行われている(特許文献1,2参照)。
しかし、燃焼機器に異なる機能を有する二種類のセンサをそれぞれ設けると、燃焼機器の製造コストの上昇を招くと共に、燃焼機器内に二種類のセンサを設けるためのスペースが必要となって燃焼機器の大型化を招くという問題がある。
そこで、燃焼機器に、特許文献3に記載のような、可燃性ガスと不完全燃焼ガスとを共に検知することができるガス検出装置を設けることが考えられる。このガス検出装置では、高温で可燃性ガスに感応し、低温で不完全燃焼に感応する金属酸化物半導体から形成される感ガス体が用いられ、この感ガス体の温度を高温とする高温期間と、低温とする低温期間とを所定周期で繰り返すことで、可燃性ガスと不完全燃焼ガスとを検知する。
しかし、燃焼機器の運転初期にはバーナーの着火ミス等による燃料漏れが生じやすい。着火ミスの場合は大量の可燃性燃料が短時間に漏れ出すため、速やかな燃料漏れ検知が要求される。これに対して、可燃性ガスと不完全燃焼ガスとを周期的に交互に検知する従来のガス検出装置では、運転初期の燃料漏れを速やかに検知することができないおそれがある。
特開2001−65989号公報 特開2001−65990号公報 特開2000−193623号公報
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、一つの燃焼機器用ガス検出装置で燃焼機器の燃料漏れと不完全燃焼とを共に検知することができ、且つ燃焼機器の運転開始初期における燃料漏れを確実に検知することができる暖房機用ガス検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る燃焼機器用ガス検出装置Aは、燃焼機器Bでの燃料漏れによる可燃性ガスと不完全燃焼による不完全燃焼ガスとを検知する。この燃焼機器用ガス検出装置Aは、検知用素子1と、制御部2とを具備する。前記検知用素子1は、高温で可燃性ガスに感応して電気的特性が変化すると共に低温で不完全燃焼ガスに感応して電気的特性が変化する感ガス体3、及び前記感ガス体を加熱するためのヒータ4を備える。前記制御部2は、この燃焼機器用ガス検出装置Aによるガス検知開始時から一定期間、感ガス体3が高温となるようにヒータ4への通電を制御すると共にこの期間での感ガス体3の電気的特性に基づいて可燃性ガスを検知する連続可燃性ガス検知動作を行う。続いて前記制御部2は、感ガス体3が高温になる高温期間と低温となる低温期間とが所定周期で交互に生じるようにヒータ4への通電を制御すると共に高温期間での感ガス体3の電気的特性に基づいて可燃性ガスを、低温期間での感ガス体3の電気的特性に基づいて不完全燃焼ガスをそれぞれ検知する周期的検知動作を行う。
本発明によれば、燃焼機器Bで可燃性燃料を燃焼させる際に燃焼機器用ガス検出装置Aによるガス検知を開始することで、この燃焼機器Bの運転初期に可燃性ガスを燃焼機器用ガス検出装置Aで連続的に監視し、燃料漏れが生じた場合には速やかに可燃性ガスを検知することができる。このため、バーナーの着火ミス等により燃料漏れが生じ、可燃性ガスの濃度が短時間で急激に上昇しても、速やかな燃料漏れ検知が可能となる。また、制御部2が連続可燃性ガス検知動作を終了した後、続けて周期的検知動作を行うことで、燃料漏れと不完全燃焼を一つの燃焼機器用ガス検出装置Aで監視することができる。
本発明では、前記制御部2は、前記ガス検知開始前に前記ヒータ4に通電すると共に、この通電開始時から感ガス体3の電気的特性が安定するまでの間、感ガス体3が高温となるようにヒータ4への通電を制御する安定化動作を行い、続いてガス検知を開始する制御をすることが好ましい。
この場合、ガス検知の開始前にまず制御部2が安定化動作を行うことで感ガス体3が高温に加熱され、感ガス体3に雑ガスが付着してこの感ガス体3の電気的特性が変動している場合にはこの雑ガスが燃焼して感ガス体3から除去され、電気的特性が正常に回復する。このため、例えば夏場に燃焼機器Bを長期間保管した場合などに感ガス体3に雑ガスが付着しても、ガス検知時には感ガス体3から雑ガスを除去して正確なガス検知を行うことができる。
また、本発明では、前記制御部3は、前記ガス検知開始前に前記ヒータ4に通電すると共にこの通電時の感ガス体3の電気的特性に基づいて故障診断を行うものであっても良い。
この場合、故障により暖房機用ガス検出装置によるガス検知が不可能な場合には燃焼機器を作動させないようにすることができる。
本発明によれば、一つの燃焼機器用ガス検出装置で燃焼機器の燃料漏れと不完全燃焼とを共に検知することができて、燃焼機器の製造コストの低減及び燃焼機器の小型化を図ることができ、しかも、燃焼機器の運転開始初期において速やかに検知されることが要求される燃料漏れを、確実に検知することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本実施形態に係る燃焼機器用ガス検出装置Aは、燃焼機器Bでの燃料漏れによる可燃性ガスと不完全燃焼による不完全燃焼ガスとを検出する。この燃焼機器用ガス検出装置Aは、次のような検知用素子1と、制御部2とを具備する。
図2に示す検知用素子1は、感ガス体3と、この感ガス体3を加熱するヒータ4と、この感ガス体3の電気的特性を測定するための検出用電極5を備える。
感ガス体3としては、高温で可燃性ガスを吸着した場合及び低温で不完全燃焼ガスを吸着した場合にそれぞれ電気抵抗が変化するものが用いられる。可燃性ガスとしてはメタン等の炭化水素ガスが挙げられる。不完全燃焼ガスとしてはCOが挙げられる。ここでいう「高温」とは、可燃性ガス吸着時の感ガス体3の電気抵抗の変化が不完全燃焼ガス吸着時の電気抵抗の変化に比して、可燃性ガスを選択的に検知可能な程度に大きくなる温度をいい、「低温」とは前記「高温」よりも低い温度であって、不完全燃焼ガス吸着時の感ガス体3の電気抵抗の変化が可燃性ガス吸着時の電気抵抗の変化に比して、不完全燃焼ガスを選択的に検知可能な程度に大きくなる温度をいう。この「高温」及び「低温」の具体的な温度は、燃焼機器用ガス検出装置Aに要求されるガス検知精度、感ガス体3の構成、検知対象である可燃性ガス及び不完全燃焼ガスに対して想定されるガス検知時の濃度等に応じて、適宜設定される。
感ガス体3には、この感ガス体3が前記特性を有する限り、適宜の構成が採用される。この感ガス体3は、例えば酸化錫(SnO2)等の金属酸化物半導体の焼結体で形成される。感ガス体3は平板状、球状(楕円球状を含む)等の適宜の形状に形成され、また感ガス体3の寸法も適宜設計される。本実施形態では、感ガス体3は長手方向の径が略0.5mm、短手方向の径が略0.3mmの楕円球状に形成される。感ガス体3が球状に形成されると、感ガス体3が平板状や円筒状に形成される場合と比べて感ガス体3の小型化が可能となり、この結果、感ガス体3の熱容量の低減が可能になる。
この金属酸化物半導体は、雑ガスに対する感度を低減させる触媒を担持していることが好ましい。前記触媒としては、Pd、W、Pt、Rh、Ce、Mo、V等が挙げられる。これらの触媒は一種単独で用いられ、或いは二種以上が併用される。
特に触媒としてPdが用いられる場合、感ガス体3の応答性が向上する。すなわち、感ガス体3がガスを吸着した後、このガス吸着により変化した電気抵抗が安定するまでに要する時間が短縮する。
ヒータ4及び検出用電極5は、感ガス体3の内部に埋設されている。本実施形態では感ガス体3内にコイル状のヒータ兼用電極6と、このヒータ兼用電極6の中心を貫通する中心電極7とが埋設されている。このヒータ兼用電極6と中心電極7とが検出用電極5として機能し、更にヒータ兼用電極6はヒータ4としても機能する。このため、ヒータ4及び検出用電極5が感ガス体3内部にまとまり良く配置され、検知用素子1の小型化が容易である。このヒータ兼用電極6と中心電極7は例えば白金線、白金合金線等の貴金属線で形成される。
前記ヒータ兼用電極6の両端からは、貴金属線からなるリード線81,83が感ガス体3の外部へ延出している。また、中心電極7の一端からは、貴金属線からなるリード線82が感ガス体3の外部へ延出している。このリード線81,82、83は、3本の端子91,92,93にそれぞれ接続されている。この各端子91,92,93は樹脂等から形成されるベース10を貫通することでこのベース10に固定されている。これにより、ベース10に対して検知用素子1が支持されている。このベース10には図3に示す筒状のケース11が被嵌している。このため検知用素子1はケース11の内側に収容される。このケース11には更に有底円筒状のハウジング12が被嵌している。このハウジング12の天井面にはガス導入用の開口13が形成されている。この開口13には必要に応じてガス導入用のステンレス製等の金網14が張設されている。このハウジング13の天井面とケース11との間には外部フィルタ15が設けられている。外部フィルタ15は例えば活性炭、シリカゲル等で形成され、また活性炭とシリカゲルとを組み合わせた材料で形成されても良い。外部フィルタ15が設けられていると、開口13からケース11内にガスが流入する際、このガス中の雑ガスであるNOxや、アルコール等の有機溶剤の蒸気、被毒ガスであるシリコン蒸気等が外部フィルタ5によって除去され、感ガス体3が雑ガスに感応して検知精度が悪化することや、感ガス体3がシリコン蒸気で被毒されて検知精度が悪化することが防止される。
感ガス体3は適宜の手法で作製される。例えば感ガス体3に含まれる酸化物半導体がSnO2である場合、適宜の手法で調製されたSnO2の粉末が用いられる。例えば、まずSnCl4の水溶液をNH4で加水分解してスズ酸ゾルを調製する。このスズ酸ゾルを風乾した後に、空気中で例えば550〜700℃で0.5〜3時間焼成する。この焼成により得られたSnO2の塊状物が粉砕されると、SnO2の粉末が得られる。
SnO2にPdを担持させるためには、前記SnO2の粉末にPdの王水溶液を含浸させ、例えば500℃で空気中において1時間焼成する。Pdの担持量は例えばSnO2に対して1.7質量%とすることができる。また、前記Pdに加えて、更にSnO2にタングステン(W)をSnO2に対して5質量%担持させても良い。またこのPd及びWに加えて、更にSnO2に白金(Pt)、ロジウム(Rh)、セリウム(Ce)、モリブデン(Mo)の内の1つ又は複数を、SnO2に対して0.5質量%担持させても良い。
骨材が使用される場合は、前記SnO2の粉末とアルミナ(α−アルミナ)等の骨材の粉末とを混合する。この混合物に、ポリエチレングリコール、グリセリン、テルピネオール等の有機溶剤が加えられると、ペースト状の混合物が調製される。
このペースト状の混合物がセンサ基体(ヒータ兼用電極6および中心電極7)の周囲に塗布され、例えば空気雰囲気下、約500℃で1時間焼成されると、感ガス体3が形成される。
図4は検知用素子1の等価回路を示し、RHはヒータ兼用電極6の電気抵抗を,Rsは中心電極7とヒータ兼用電極6の一端との間の感ガス体3の電気抵抗を示す。感ガス体3がヒータ兼用電極6によって加熱され、この感ガス体3にガスが吸着すると、感ガス体3の電気抵抗Rsが変化する。
燃焼機器用ガス検出装置Aは、図1の動作ブロック図に示すように上記検知用素子1と、スイッチング素子Qと、負荷抵抗Rと、抵抗R1と、定電圧回路16と、制御部2とを備える。
定電圧回路16は定電圧回路16は商用の交流電源ACを降圧し且つ整流平滑して直流電圧Vcを生成し、制御部2に駆動用電力を供給する。
スイッチング素子Qは検知用素子1のヒータ兼用電極6への印加電圧をパルス幅制御するために設けられる。スイッチング素子Qのエミッタには、ヒータ兼用電極6の一端が端子91を介して接続されている。スイッチング素子Qのコレクタは定電圧回路16の+側の出力端に接続され、ヒータ兼用電極6の他端は端子93を介して定電圧回路16の−側の出力端に接続されている。
負荷抵抗Rの一端は端子92を介して中心電極7に接続され、この負荷抵抗RLの他端は定電圧回路16の+側の出力端に接続されている。このため定電圧回路16の出力電圧が、感ガス体3と負荷抵抗Rとの間で分圧される。
また、定電圧回路16の+側の出力端と−側の出力端との間には抵抗R2とサーミスタTHが直列に接続されている。
制御部2は、駆動回路17、出力回路18、A/D変換回路19、信号処理回路20、及びメモリ21を備える。この制御部2は、例えばマイクロコンピュータから構成される。
駆動回路17は信号処理回路20の制御を受けて、抵抗R1を介してスイッチング素子Qのベースへパルス幅制御の駆動パルスを出力し、トランジスタQのスイッチングをパルス幅制御する。A/D変換回路19は端子92を介して中心電極7に接続され、感ガス体3のヒータ兼用電極6と中心電極7との間の両端電圧をA/D変換して信号処理回路20に出力する。
温度信号変換回路28は抵抗R2にかかる分圧をA/D変換することで雰囲気温度に応じた温度信号を生成し、信号処理回路20へ出力する。
計時回路29はヒータ兼用電極6への通電が停止した時点からこの通電が再開する時点までの経過時間を計数する。この経過時間の計数は、ヒータ兼用電極6への通電が停止する毎に行われる。
信号処理回路20は駆動回路17を制御してヒータ兼用電極6に電圧を印加した状態で、A/D変換回路19を通じて感ガス体3の両端電圧Vsを取り込む。信号処理回路20は、温度信号変換回路28から入力される温度信号に基づいて両端電圧Vsの温度補正をする。信号処理回路20は両端電圧Vsと検知用閾値とを比較し、両端電圧Vsが検知用閾値を超える場合にガス検知の判定をする。検知用閾値は、予めメモリ21に記憶されている。
この制御部2による制御において、ガス検知時の感ガス体3の温度は、トランジスタQのスイッチングのパルス幅制御により所定周期毎にヒータ兼用電極6に所定時間だけ通電するデューティー制御が行われることで調節される。このとき、例えばヒータ兼用電極6に印加される電圧の平均値が約0.9Vとなって感ガス体3の温度が約400℃に調節される高温期間と、ヒータ兼用電極6に印加される電圧の平均値が0.2Vとなって感ガス体3の温度が約60℃に調節される低温期間とが生じるように設定される。また、メモリ21には高温期間における検知用閾値(可燃性ガス検知用閾値)と低温期間における検知用閾値(不完全燃焼ガス検知用閾値)が、それぞれ記憶される。そして、制御部2は、高温期間における両端電圧Vsが可燃性ガス検知用閾値を超えた場合に可燃性ガスの検知を判定し、低温期間における両端電圧Vsが不完全燃焼ガス検知用閾値を超えた場合に不完全燃焼ガスの検知を判定する。
制御部2によるガス検知の動作について、更に詳しく説明する(図7に示すタイミングチャート参照)。
可燃性ガスと不完全燃焼ガスの検知を行うにあたり、制御部2は、ガス検知を開始する際、まず始めにガス検知開始時から一定期間、ヒータ兼用電極6に高温期間の電圧が印加されるようにヒータ兼用電極6への通電を制御し、この期間での感ガス体3の電気抵抗に基づいて可燃性ガスを検知する動作(連続可燃性ガス検知動作)を行う。この期間内は、可燃性ガスのみが検知される。この連続可燃性ガス検知動作では、信号処理回路20は例えば所定期間毎(例えば0.25秒毎)に両端電圧Vsを取り込み、この両端電圧Vsに基づいて可燃性ガスのみを検知する。この連続可燃性ガス検知動作の期間は、暖房装置の運転初期に生じる可能性の高い可燃性ガスの燃料漏れが確実に検知されるようにするため、後述する周期的検知動作における高温期間よりも長い期間に適宜設定されるが、例えば10〜180秒の範囲に設定される。
この連続可燃性ガス検知動作に続いて、制御部2は、高温期間と低温期間とが所定周期で交互に生じるようにヒータ4への通電を制御し、高温期間での感ガス体3の電気抵抗に基づいて可燃性ガスを、低温期間での感ガス体3の電気抵抗に基づいて不完全燃焼ガスをそれぞれ検知する動作(周期的検知動作)を行う。この周期的検知動作では、信号処理回路20は例えば高温期間内に所定のタイミング(例えば高温期間の終了直前。図7中の○の位置を参照。)で両端電圧Vsを取り込んで、この両端電圧Vsに基づいて可燃性ガスを検知し、低温期間内に所定のタイミング(例えば低温期間の終了直前。図7中の●の位置を参照。)で両端電圧Vsを取り込んで、この両端電圧Vsに基づいて不完全燃焼ガスを検知する。この周期的検知動作時の高温期間と低温期間の繰り返し周期は感ガス体3の熱容量等に応じて適宜設定されるが、燃料漏れ及び不完全燃焼を共に確実に検知するためにはできるだけ短い周期であることが好ましく、例えば高温期間を約5秒、低温期間を約10秒として、前記繰り返し周期を15秒以下に設定することができる。
また制御部2は、上記ガス検知の開始に先立って、ヒータ兼用電極6に通電すると共に、この通電開始時から感ガス体3の電気抵抗が安定化するまでの間、感ガス体3が高温となるようにヒータ4への通電を制御する安定化動作を行い、続いてガス検知を開始する制御をすることが好ましい。この安定化動作において、例えば制御部2はヒータ兼用電極6に高温期間の電圧が印加されるようにヒータ兼用電極6への通電を制御すると共に、感ガス体3の両端電圧Vsを検知する。信号処理回路20は例えば図7に示すように所定期間毎(例えば0.25秒毎)に両端電圧Vsを取り込み、この両端電圧Vsが基準電圧Vstdに近似するに至った場合、すなわち例えば信号処理回路20がこの両端電圧Vsと基準電圧Vstdとの比率(Vs/Vstd)を演算する。この電圧変化率(Vs/Vstd)が、予めメモリ21に設定されている許容範囲内にある状態(安定化状態)となった場合、あるいはこの安定化状態が所定の基準期間以上継続した場合に、信号処理回路20は感ガス体3の両端電圧が安定化したと判定して、安定化動作を終了する。続いて制御部2は、上記連続可燃性ガス検知動作を行う。
この安定化動作において、信号処理回路20は、計時回路29による経過時間の計数結果に基づいて、この両端電圧の安定化を判定するための上記基準期間を決定する。前記経過時間が長いほど、基準期間が長くなるように、基準期間が決定される。基準期間は、例えば予めメモリ21に記憶されているテーブルや演算式等に基づいて決定される。このようにして基準期間が決定されると、ヒータ兼用電極6が通電されていない期間が長くなって感ガス体3への雑ガスの付着量が多くなるほど、前記基準期間が長くなり、感ガス体3に付着した雑ガスが確実に除去される。
また、この安定化動作と同時に、感ガス体3の感度不良の発生や外部フィルターの汚染等の故障の有無を診断する故障診断を行うようにしても良い。すなわち、例えば、安定化動作の開始時から予めメモリ21に設定されている所定期間が経過しても安定化の判定がなされない場合には、信号処理回路20は外部に故障診断信号を出力すると共に、ガス検知を開始することなく安定化動作を終了するようにしても良い。
出力回路18は、信号処理回路20で可燃性ガスの検知の判定がなされた場合に可燃性ガス検知信号を外部に出力し、信号処理回路20で不完全燃焼ガスの検知の判定がなされた場合に不完全燃焼ガス検知信号を外部に出力し、更に感ガス体3の電気抵抗の安定化の判定が為された場合に安定化信号を外部に出力する。
メモリ21には、安定化動作や、この安定化動作と同時に行われる故障診断で使用される基準値である感ガス体3の基準電圧Vstdとして、予め測定された感ガス体3の清浄空気中での両端電圧が記憶される。また、この基準電圧Vstdは制御部2によって順次更新されても良い。この場合、制御部2は例えば周期的検知動作中の高温期間における可燃性ガスの検知が判定されない場合の感ガス体3の両端電圧Vsの検知結果を累積的にメモリ21に記憶し、この検知結果が所定数記憶される毎に、或いはこの検知結果の記憶開始後、予め設定された所定期間が経過する毎に、前記検知結果の平均値を算出し、その平均値を高温期間における新たな基準値としてメモリ21に記憶する。この場合、感ガス体3の検知感度に経時的な変化が生じても、安定化の判定や故障診断を正確に行うことができるようになる。
また、制御部2は、上記安定化動作に先立って、検知用素子1における検知用電極5,5間(ヒータ兼用電極6、中心電極7間)の短絡の発生の有無を判定する故障診断を行っても良い。この故障診断時には、制御部2は例えば高温期間と低温期間とが所定周期で交互に生じるようにヒータ4への通電を制御すると共に、高温期間と低温期間での感ガス体3の両端電圧を検出する。両端電圧の検出結果が、所定の閾値以上である場合には、短絡が生じていないと判定し、続いて安定化動作を行う。一方、両端電圧の検出結果が所定の閾値に満たない場合には、短絡が生じていると判定し、安定化動作を行うことなく故障診断信号を出力する。
図5は、制御部2が周期的検知動作を行う場合における、ヒータ4に印加される電圧の変化と、感ガス体3の両端電圧Vsの変化との関係の一例を示す。本例では、感ガス体3として1.7質量%のPdを担持するSnO2の焼結体が用いられ、この感ガス体3の形状は、長手方向の径が0.5mm、短手方向の径が0.3mmの楕円球状である。また高温期間を5秒、低温期間は20秒に設定されており、ヒータ4に印加される電圧は高温期間で平均0.9V、低温期間で平均0.2Vとしている。
図5(a)は、感ガス体3を大気中に配置した状態で、一時的に感ガス体3をメタンに曝露させた場合の、ヒータ4に印加される電圧の変化と、感ガス体3の両端電圧Vsの変化との関係を示す。ヒータ4の印加電圧が変化するごとに感ガス体3の両端電圧Vsは変化するが、大気中では各高温期間での両端電圧Vsは一定であり、また各低温期間での両端電圧Vsも一定である。これに対して、感ガス体3がメタンに曝露されると、低温期間での両端電圧Vsに変化はないが、高温期間ではメタンを吸着した感ガス体3の電気抵抗が低下し、両端電圧Vsが上昇する。
一方、図5(b)は、感ガス体3を大気中に配置した状態で、一時的に感ガス体3をCOに曝露させた場合の、ヒータ4に印加される電圧の変化と、感ガス体3の両端電圧Vsの変化との関係を示す。図5(a)の場合と同様に、ヒータ4の印加電圧が変化するごとに感ガス体3の両端電圧Vsは変化するが、大気中では各高温期間での両端電圧Vsは一定であり、また各低温期間での両端電圧Vsも一定である。これに対して、感ガス体3がCOに曝露されると、高温期間での両端電圧Vsに変化はないが、低温期間ではメタンを吸着した感ガス体3の電気抵抗が低下し、両端電圧Vsが上昇する。
このように高温期間では感ガス体3がCOに感応することなくメタンに感応し、低温期間では感ガス体3がメタンに感応することなくCOに感応することで、メタンとCOとを選択的に検知することができる。
本実施形態では上記の通り、信号処理回路20は感ガス体3の両端電圧を使用した演算に基づいて、ガス検知及び安定化の判定が行われている。感ガス体3の電気抵抗は検知対象のガスに感応して変化し、この電気抵抗と両端電圧とが対応関係にあるため、本実施形態におけるガス検知及び安定化の判定は、感ガス体3の電気抵抗の変化に基づくガス検知等と等価である。ガス検知及び安定化の判定にあたっては、当該手法に限らず、検知対象のガスに感応して変化する感ガス体の電気抵抗等の電気的特性に基づいた判定が可能であれば、あらゆる手法が採用され得る。
この燃焼機器用ガス検出装置Aは燃焼機器Bに組み込まれて使用される。燃焼機器Bとしては、ガスファンヒータ、ガスストーブ、石油ファンヒータ、石油ストーブ等の可燃性燃料を利用する暖房機器や、給湯器などが挙げられる。前記可燃性燃料としては、都市ガス等のガス状の可燃性燃料や、灯油等の液体状の可燃性燃料が挙げられる。
図6は燃焼機器用ガス検出装置Aが組み込まれる燃焼機器B内の動作ブロック図を示す。この暖房装置は、制御回路部22、定電圧回路16、駆動部23、燃料供給部24、燃焼部25、操作部26、及び警報装置27を備える。定電圧回路16は商用の交流電源ACを降圧し且つ整流平滑して直流電圧Vcを生成し、制御回路部22に駆動用電力を供給する。この定電圧回路16は燃焼機器用ガス検出装置Aにおける定電圧回路16と共通のものであっても良い。駆動部23は暖房装置内で可燃性燃料の燃焼により発生した熱を外部に供給するための駆動機構であり、例えば温風用ファンを駆動するモータが挙げられる。燃料供給部24は可燃性燃料を暖房装置内の燃料タンクや暖房装置外等から燃焼部25へ供給するための機構であり、例えば電磁弁や比例弁等を有するジョイント等で構成される。燃焼部25は燃料供給部24から供給された可燃性燃料を燃焼させるバーナーや、このバーナーを着火させるための着火装置等で構成される。警報装置27は燃料漏れや不完全燃焼を外部に報知する機能を有し、例えばLED等のランプやブザ等で構成される。制御回路部22はマイクロコンピュータを主構成要素として構成され、操作部26、燃焼機器用ガス検出装置A等から入力される信号に基づいて、駆動部23、燃料供給部24、燃焼部25、警報装置27等を制御する。
燃焼機器用ガス検出装置Aが燃焼機器Bに組み込まれる場合、制御部2の出力回路18は燃焼機器Bの動作を制御する制御回路部22に接続され、出力回路18から出力される可燃性ガス検知信号、不完全燃焼ガス検知信号、及び安定化信号は制御回路部22へ入力される。また、制御部2回路部から出力された制御信号が、制御部2の信号処理回路20へ入力される。尚、マイクロコンピュータ等で構成される単一の装置が、燃焼機器用ガス検出装置Aの制御部2及び燃焼機器Bの制御回路部22として同時に機能しても良いが、本実施形態では燃焼機器用ガス検出装置Aの制御部2と燃焼機器Bの制御回路部22とは別個の装置とする。
このような燃焼機器Bが動作する場合の、燃焼機器B全体の動作と燃焼機器用ガス検出装置Aの動作との関係を説明する(図7に示すタイミングチャート参照)。
操作部26が操作されることで燃焼機器Bの運転開始が指示されると、まず制御回路部22が制御信号を出力する。この制御信号が制御部2に入力されると、制御部2は燃焼機器用ガス検出装置Aを起動し、まず故障診断を行う。図7中に、故障診断時におけるヒーター印加電圧の周期的な変化が示されている。
故障診断において、制御部2で短絡が生じているとの判定がされると、制御部2は故障診断信号を制御回路部22へ出力し、以後の動作を停止する。故障診断信号が入力された制御回路部22は警報装置27を制御して、外部に警報を発する。
制御部2で短絡が生じていないとの判定がされると、制御部2は故障診断を停止し、続いて制御部は安定化動作を行う。
安定化動作と同時に行われる故障診断において、所定期間内に電気的特性の安定化の判定がされないと、制御部は制御部2は故障診断信号を制御回路部22へ出力し、以後の動作を停止する。故障診断信号が入力された制御回路部22は警報装置27を制御して、外部に警報を発する。一方、安定化動作において所定期間内に制御部2で感ガス体3の電気的特性の安定化の判定がされると、制御部2は安定化動作を停止し、続いて連続可燃性ガス検知動作を行う。同時にこの制御部2から安定化信号が出力され、この安定化信号が制御回路部22に入力される。安定化信号の入力を受けた制御回路部22は、可燃性燃料の燃焼を開始するため、駆動部23、燃料供給部24、及び燃焼部25を制御する。この制御回路部22による制御を受けて駆動部23が駆動するとともに、燃料供給部24が燃焼部25のバーナに可燃性燃料を供給し、さらに燃焼部25の着火装置がバーナーを着火する。これにより可燃性燃料の燃焼が開始し、燃焼機器Bによる暖房が開始される。
制御部2が連続可燃性ガス検知動作を行っている間、燃焼機器用ガス検出装置Aによって燃焼機器Bにおける燃料漏れが連続的に監視される。そして、燃焼部25における着火ミスや燃料配管の接続不良等により燃料漏れが生じ、可燃性ガス(すなわちガス状の可燃性燃料の場合は可燃性燃料そのもの、液体状の可燃性燃料の場合は可燃性燃料から揮発するガス)が漏れ出したら、燃焼機器用ガス検出装置Aによって可燃性ガスが検知され、制御部2から可燃性ガス検知信号が出力される。可燃性ガス検知信号の入力を受けた制御回路部22は、燃料供給部24を制御して、燃料供給部24から燃焼部25への可燃性燃料の供給を停止する。同時に制御回路部22は警報装置27を制御して、外部に警報を発しても良い。
燃料漏れが生じることなく一定期間が経過したら、制御部2は連続可燃ガス検知動作を停止し、続いて周期的検知動作を行う。これにより燃焼機器Bにおける燃料漏れと不完全燃焼とが監視される。燃焼部25における立ち消えや配管の損傷等により燃料漏れが生じると、燃焼機器用ガス検出装置Aによって可燃性ガスが検知され、制御部2から可燃性ガス検知信号が出力される。可燃性ガス検知信号の入力を受けた制御回路部22は、燃料供給部24を制御して、燃料供給部24から燃焼部25への可燃性燃料の供給を停止する。同時に制御回路部22は警報装置27を制御して、外部に警報を発しても良い。また、燃焼部25のバーナーで不完全燃焼が生じたら、燃焼機器用ガス検出装置Aによって不完全燃焼ガスが検知され、制御部2から不完全燃焼ガス検知信号が出力される。不完全燃焼ガス検知信号の入力を受けた制御回路部22は、警報装置27を制御して、外部に警報を発し、使用者に対して室内の換気を促す。同時に制御回路部22は燃料供給部24を制御して、燃料供給部24から燃焼部25への可燃性燃料の供給を停止しても良い。
このように燃焼機器B及び燃焼機器用ガス検出装置Aが動作すると、感ガス体3に雑ガスが付着していることで感ガス体3の電気抵抗と基準電気抵抗との差が大きく、正確なガス検知ができない状態になっている場合であっても、燃焼機器Bの起動時にまず燃焼機器用ガス検出装置Aの制御部2が安定化動作を行うことで、感ガス体3が高温に加熱され、雑ガスが燃焼して感ガス体3から除去される。そして、感ガス体3から雑ガスが充分に除去されて感ガス体3の電気抵抗と基準電気抵抗とが近似する状態になって、はじめて燃焼機器用ガス検出装置Aによるガス検知が行われる。
また、本実施形態では、燃焼機器Bの運転初期に燃焼機器用ガス検出装置Aの制御部2が連続可燃性ガス検知動作を行うため、この燃焼機器Bの運転初期に燃料漏れを連続的に監視し、燃料漏れが生じた場合には速やかに可燃性ガスを検知することができる。このため、バーナーの着火ミス等により燃料漏れが生じ、可燃性ガスの濃度が短時間で急激に上昇しても、速やかな燃料漏れ検知が可能となる。また、不完全燃焼は可燃性燃料が燃焼しない限り起こらず、また可燃性燃料の燃焼開始から短時間で室内の不完全燃焼ガスの濃度が急激に上昇することもないため、燃焼機器Bの運転初期に燃料漏れのみを監視しても支障はない。
そして、制御部2が連続可燃性ガス検知動作を停止した後、続けて周期的検知動作を行うことで、燃料漏れと不完全燃焼を一つの燃焼機器用ガス検出装置Aで監視することができる。
本発明の実施の形態の一例を示す、燃焼機器用ガス検出装置の動作ブロック図である。 同上の実施の形態における、要部の概略構成図である。 同上の要部の一部破断した斜視図である。 同上の実施の形態で用いられる検知用素子の等価回路図である。 同上の実施の形態において、制御部が周期的検知動作を行う場合のヒータに印加される電圧の変化と、感ガス体の両端電圧の変化との関係の一例を示すグラフであり、(a)は感ガス体を大気中に配置した状態で、一時的に感ガス体をメタンに曝露させた場合、(b)は感ガス体を大気中に配置した状態で、一時的に感ガス体をCOに曝露させた場合のグラフである。 同上の実施の形態に係る燃焼機器用ガス検出装置が取り付けられる燃焼機器の一例を示す動作ブロック図である。 同上の実施の形態に係る燃焼機器用ガス検出装置の動作と、この燃焼機器用ガス検出装置が取り付けられた燃焼機器の動作との関係を示すタイミングチャート図である。
符号の説明
A 燃焼機器用ガス検出装置
B 燃焼機器
1 検知用素子
2 制御部
3 感ガス体
4 ヒータ

Claims (3)

  1. 燃焼機器での燃料漏れによる可燃性ガスと不完全燃焼による不完全燃焼ガスとを検知する燃焼機器用ガス検出装置であって、検知用素子と、制御部とを具備し、
    前記検知用素子は、高温で可燃性ガスに感応して電気的特性が変化すると共に低温で不完全燃焼ガスに感応して電気的特性が変化する感ガス体、及び前記感ガス体を加熱するためのヒータを備え、
    前記制御部は、この燃焼機器用ガス検出装置によるガス検知開始時から一定期間、感ガス体が高温となるようにヒータへの通電を制御すると共にこの期間での感ガス体の電気的特性に基づいて可燃性ガスを検知する連続可燃性ガス検知動作を行い、続いて感ガス体が高温になる高温期間と低温となる低温期間とが所定周期で交互に生じるようにヒータへの通電を制御すると共に高温期間での感ガス体の電気的特性に基づいて可燃性ガスを、低温期間での感ガス体の電気的特性に基づいて不完全燃焼ガスをそれぞれ検知する周期的検知動作を行うことを特徴とする燃焼機器用ガス検出装置。
  2. 前記制御部は、前記ガス検知開始前に前記ヒータに通電すると共に、この通電開始時から感ガス体の電気的特性が安定するまでの間、感ガス体が高温となるようにヒータへの通電を制御する安定化動作を行い、続いてガス検知を開始する制御をすることを特徴とする請求項1に記載の燃焼機器用ガス検出装置。
  3. 前記制御部は、前記ガス検知開始前に前記ヒータに通電すると共にこの通電時の感ガス体の電気的特性に基づいて故障診断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼機器用ガス検出装置。
JP2008124099A 2008-05-10 2008-05-10 燃焼機器用ガス検出装置 Active JP4996536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008124099A JP4996536B2 (ja) 2008-05-10 2008-05-10 燃焼機器用ガス検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008124099A JP4996536B2 (ja) 2008-05-10 2008-05-10 燃焼機器用ガス検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009271018A JP2009271018A (ja) 2009-11-19
JP4996536B2 true JP4996536B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=41437695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008124099A Active JP4996536B2 (ja) 2008-05-10 2008-05-10 燃焼機器用ガス検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4996536B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4977122B2 (ja) * 2008-12-19 2012-07-18 大阪瓦斯株式会社 燃焼装置用のガス検出装置及び燃焼装置
JP5429818B2 (ja) * 2010-06-09 2014-02-26 シャープ株式会社 ガス分析装置
JP5627375B2 (ja) * 2010-09-29 2014-11-19 矢崎エナジーシステム株式会社 給湯器システム
JP6001289B2 (ja) * 2012-03-23 2016-10-05 エフアイエス株式会社 燃焼装置
JP5768302B2 (ja) * 2013-09-24 2015-08-26 新コスモス電機株式会社 ガス検知方法
JP6541982B2 (ja) * 2015-02-06 2019-07-10 Nissha株式会社 ガス検出装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6090665U (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 能美防災株式会社 ガス検出装置
JPH0411163Y2 (ja) * 1984-10-25 1992-03-19
JPH02198349A (ja) * 1989-01-27 1990-08-06 Toshiba Corp ガスセンサの検査装置
JP2000097893A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Mitsubishi Electric Corp センサ異常検知装置
JP3987650B2 (ja) * 1998-12-25 2007-10-10 エフアイエス株式会社 ガス検出装置
JP2001194330A (ja) * 2000-01-13 2001-07-19 Yazaki Corp ガス警報器及びガス警報方法
JP4248127B2 (ja) * 2000-05-25 2009-04-02 フィガロ技研株式会社 ガスセンサの異常検出方法とその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009271018A (ja) 2009-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4996536B2 (ja) 燃焼機器用ガス検出装置
JP6168919B2 (ja) ガス検知装置及びガス検知方法
JP5128577B2 (ja) ガス検出装置及びそのガス検出装置を備えた機器
JP5148551B2 (ja) ガス検出装置、このガス検出装置を備えた燃焼機器及びガス警報器
JP5143591B2 (ja) ガス検知装置及びガス検知方法
JP5926519B2 (ja) ガス検知装置
JP6074163B2 (ja) ガス検出装置
JP5265441B2 (ja) ガス検出装置、このガス検出装置を備えた燃焼機器及びガス警報器
JP4977122B2 (ja) 燃焼装置用のガス検出装置及び燃焼装置
JP5243944B2 (ja) 燃焼装置
JP2702272B2 (ja) ガス検知装置
JP6001289B2 (ja) 燃焼装置
JPH11142356A (ja) 半導体ガスセンサ
JP7317318B2 (ja) 複数のガスセンサを備えるガス検出装置とガス検出方法
JP5021400B2 (ja) 可燃性ガス検出装置
JP2000193623A (ja) ガス検出装置
JP5169622B2 (ja) 薄膜ガスセンサのガス検出方法およびガス検知装置
JP6727753B2 (ja) ガス検出装置
JP6541982B2 (ja) ガス検出装置
JPH11142360A (ja) 未燃ガス濃度検出センサ及びそのセンサを備えた燃焼装置
JP3777754B2 (ja) ガス検知センサのクリーニング装置及びその方法
JPH04361148A (ja) ガス検知装置
JP2004144564A (ja) ガス検査装置及び燃料電池装置
JP3012960B2 (ja) 燃焼機器
JP2018179842A (ja) ガス検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120511

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4996536

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250