JP4991773B2 - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4991773B2
JP4991773B2 JP2009030178A JP2009030178A JP4991773B2 JP 4991773 B2 JP4991773 B2 JP 4991773B2 JP 2009030178 A JP2009030178 A JP 2009030178A JP 2009030178 A JP2009030178 A JP 2009030178A JP 4991773 B2 JP4991773 B2 JP 4991773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
panel
power supply
panel unit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009030178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010187224A (ja
Inventor
啓 三浦
昭彦 廣石
知明 佐々木
祐一郎 直井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009030178A priority Critical patent/JP4991773B2/ja
Priority to KR1020100005169A priority patent/KR101116458B1/ko
Priority to CA2690585A priority patent/CA2690585C/en
Priority to CN201010004495.7A priority patent/CN101800039B/zh
Priority to US12/656,213 priority patent/US8340787B2/en
Priority to TW099101669A priority patent/TWI399986B/zh
Publication of JP2010187224A publication Critical patent/JP2010187224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4991773B2 publication Critical patent/JP4991773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

本発明は、通信によって負荷の監視制御を行う遠隔監視制御システムに用いられる監視制御装置に関するものである。
従来から、負荷の遠隔監視制御を行うために信号線を通してスイッチのオンオフ情報を含む伝送信号を伝送し、負荷の電源を入切するリレーを伝送信号によって開閉させる技術が知られている。
この種の遠隔監視制御システムとしては、スイッチを有する操作端末器と負荷への電源を入切するリレーを有する制御端末器とを端末装置として備え、伝送ユニットをセンタ装置として備えた集中制御型のものがある。操作端末器および制御端末器はそれぞれ複数台ずつ設けられていてもよい。伝送ユニットと操作端末器と制御端末器とは2線式の信号線に接続されており、操作端末器および制御端末器に個別に設定されている端末アドレスを用いて伝送ユニットが操作端末器および制御端末器を各別に認識する。
伝送ユニットは、操作端末器と制御端末器とをアドレスによって対応付けたデータテーブルである制御テーブルを格納したメモリを備えている。この伝送ユニットは、いずれかの操作端末器におけるスイッチのオンオフ情報が伝送信号(時分割多重伝送信号を用いている)を用いて通知されると、制御テーブルによって当該操作端末器に対応付けられている制御端末器に対して伝送信号を用いてリレーを開閉する指示を伝送する。この指示を受けた制御端末器においてリレーが開閉される。そのため、スイッチのオンオフに応じて負荷が制御されることになる。
ところで、上述した遠隔監視制御システムに操作端末器として用いられる監視制御装置として、複数の負荷を監視制御対象として通信コマンドを伝送する通信回路と、液晶表示器よりなる表示パネルと、表示パネルの画面に重ねて配置された透明なタッチスイッチからなる操作入力部とを備え、表示パネルの表示内容に関連付けられている操作入力部の操作入力に応じた負荷制御および負荷状態に応じた画面表示を行うものが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
この監視制御装置は、表示パネルの表示内容(画面表示)および操作入力部の操作に対する応答(負荷制御)に関して任意に設定可能に構成されているため、設定内容に応じて操作入力部に種々の機能を持たせることができる。しかも、操作入力部の機能に合わせて表示パネルの表示内容を変更することができるから、限られたスペースで多機能の操作が可能になり、多数の負荷を操作する場合であっても操作端末器の占有スペースを小さくすることができる。
さらに、この種の監視制御装置に関しては、壁に固定される本体ユニットと、本体ユニットの前面側に着脱可能に装着されるパネルユニットとに分割し、本体ユニット側に、電源回路と信号線が接続される通信回路とを備え、パネルユニット側に、表示パネルと操作入力部と制御部とを備えることが考えられる。この構成では、パネルユニットは、本体ユニットの前面側に設けられているコネクタと電気的に接続されるコネクタを有し、本体ユニットへの装着時に両コネクタを介して電源回路から電力供給を受けて動作する。これにより、本体ユニットとパネルユニットとが個別に交換可能となり、たとえばパネルユニットのみを変更することで表示パネルの画面サイズの異なる監視制御装置を構成することができる。
特開平10−243478号公報
ところで、上述の構成においては、監視制御装置のメンテナンス時などに本体ユニットからパネルユニットが取り外されることがある。本体ユニットからパネルユニットが取り外されると、両コネクタ間の接続が解除されるため本体ユニットの電源回路からパネルユニットへの電力供給は停止するが、このとき、サージ電流などのノイズが発生することがある。そのため、パネルユニットの動作中、たとえばパネルユニット内のCPUがフラッシュメモリ等の記憶領域へデータ書き込み中に本体ユニットからパネルユニットが取り外されると、サージ電流などのノイズに起因してCPUの故障等の不具合を生じる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、パネルユニットの取り外し前にパネルユニットへの電力供給を停止することで、本体ユニットからパネルユニットを取り外すときにサージ電流などのノイズに起因して故障等の不具合が生じることを回避できる監視制御装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、通信によって負荷の監視制御を行う遠隔監視制御システムに用いられ、壁に固定される本体ユニットと、本体ユニットの前面側に着脱可能に装着されるパネルユニットとに分割され、本体ユニットには、駆動用電力を出力する電源回路と、複数の負荷を監視制御対象として通信コマンドを伝送する通信回路とを備え、パネルユニットには、文字および図形を表示可能な表示パネルと、ユーザによる操作入力を受け付ける操作入力部と、表示パネルの表示内容に関連付けられている操作入力部の操作入力に応じた負荷制御および負荷状態に応じた画面表示を表示パネルに行わせる制御部とを備えた監視制御装置であって、パネルユニットが、本体ユニットの前面側に設けられているコネクタと電気的に接続されるコネクタと、所定の操作入力を受け付ける終了操作部とを有し、本体ユニットへの装着時に両コネクタを介して電源回路から電力供給を受け、本体ユニットが、パネルユニット装着された状態において終了操作部での所定の操作入力に応答して電源回路からパネルユニットへの電力供給を停止する通電制御手段と、パネルユニットが装着されたことを検知し通電制御手段に対してパネルユニットへの電力供給を開始させるためのトリガを出す検知手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、本体ユニットの通電制御手段は、パネルユニットの装着時において終了操作部での所定の操作入力に応答して電源回路からパネルユニットへの電力供給を停止するので、パネルユニットを本体ユニットから取り外す前に、パネルユニットへの電力供給を停止することができる。ここで、本体ユニットからパネルユニットが取り外される際に、パネルユニットへの電力供給が予め停止されていれば、両コネクタ間の接続が解除されても、サージ電流などのノイズが発生することはない。したがって、パネルユニットの取り外し時に、サージ電流などのノイズに起因して故障等の不具合が生じることを回避できるという利点がある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記終了操作部が前記パネルユニットのうち前記本体ユニットへ装着された状態で露出する一表面に操作子が設けられた終了用スイッチからなり、前記通電制御手段が、終了用スイッチの操作子が操作されたことによる操作入力に応答してパネルユニットへの電力供給を停止することを特徴とする。
この構成によれば、作業者は、本体ユニットからパネルユニットを取り外すときに、パネルユニットの一表面に設けられた操作子を操作するだけで、通電制御手段にてパネルユニットへの電力供給を停止することができる。なお、終了用スイッチは、たとえば操作子が押操作される押釦スイッチであってもよいし、操作子をスライドさせるスライドスイッチなどでもよい。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記操作入力部が前記終了操作部に兼用されていることを特徴とする。
この構成によれば、操作入力部と別に終了操作部を設ける必要がないので、終了操作部を設けることによる部品点数の増加を抑制でき、構造を単純化することができる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記パネルユニットが、前記本体ユニットに対して機械的に結合されるとともに解除釦の操作によって前記結合が解除される取付手段を有し、解除釦がパネルユニットのうち前面と交差する周面に設けられており、前記終了用スイッチの前記操作子が解除釦と兼用されていることを特徴とする。
この構成によれば、解除釦がパネルユニットのうち前面と交差する周面に設けられているので、作業者は本体ユニットからパネルユニットを取り外すときに、パネルユニットの周面のうち解除釦が設けられた部分を掴むようにすれば、本体ユニットとの結合が解除された際パネルユニットを支持することができる。そして、終了用スイッチの操作子が解除釦と兼用されているので、パネルユニットを取り外す際には必然的に操作子が操作されることとなり、終了操作部を意識的に操作することなく、通電制御手段にてパネルユニットへの電力供給を停止することができる。そのため、パネルユニットへの電力供給が停止される前に本体ユニットからパネルユニットが取り外されることを回避できるという利点がある。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記パネルユニットが、前記電源回路からの電力供給を受けて点灯する点灯表示部を有することを特徴とする。
この構成によれば、作業者は、点灯表示部が消灯したことをもってパネルユニットへの電力供給の停止を知ることができるので、確実にパネルユニットへの電力供給が停止してからパネルユニットを取り外すことが可能になる。
本発明は、パネルユニットに設けられている終了操作部での所定の操作入力に応答して通電制御手段が電源回路からパネルユニットへの電力供給を停止するので、本体ユニットからパネルユニットを取り外す際に、パネルユニットへ電力供給がされている状態で両コネクタ間の接続が解除されることにより生じ得る故障等の不具合を回避できるという利点がある。
本発明の実施形態1の構成を示す概略ブロック図である。 同上を用いた遠隔監視制御システムの構成を示す図である。 同上の概略ブロック図である。 同上の斜視図である。 同上の本体ユニットとパネルユニットとを分離した状態を示す斜視図である。 同上のパネルユニットを背面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態2の構成を示す斜視図である。
以下の実施形態において説明する監視制御装置は、図2に示す遠隔監視制御システムに操作端末器として用いられるものである。この遠隔監視制御システムの基本構成は背景技術の欄で説明した遠隔監視制御システムと同様である。
具体的に説明すると、図2の例では、負荷Lとして白熱灯L、インバータ式の点灯装置を有した蛍光灯L、空調機のファンコイルL、スピーカLを備えている。白熱灯Lは、灯数に応じた容量の白熱灯調光用制御端末器(1500W,800W,500W)33A〜33Cにより制御される。蛍光灯Lは、点灯・消灯を制御するリレーを有した制御端末器33Dおよび光出力を制御する蛍光灯調光用制御端末器33Eにより制御される。ファンコイルLはファンコイル制御端末器33Fにより動作強度が強中弱の3段階に制御され、スピーカLはボリューム制御端末器33Gにより音量が制御される。その他の負荷として電動カーテン、電動スクリーン、換気用のファンなどを用いることも可能である。
操作端末器としては、スイッチSを備えた操作端末器31A、および調光用操作端末器31B,31C、接点出力が得られる各種センサを接続する接点入力操作端末器31Dが設けられる。さらに、ワイヤレス送信器34aに操作部を設け、ワイヤレス受信機34bと組み合わせることで操作端末器を構成することができる。また、信号線Lsを延長するために図示例では信号線Ls上に中継器(増幅器)35を挿入して伝送信号を減衰させずに伝送できるようにしてある。操作端末器としての監視制御装置1A,1B(以下、両者を区別しないときは単に監視制御装置1という)は図示例では2台接続してあり、一方の監視制御装置1Aには、商用電源(たとえば交流100V)を降圧して出力する降圧トランスであるリモコントランス36から交流24Vの電源が供給されている。以下、操作端末器1A,1B,31A〜31Dを区別しないときには単に操作端末器31とし、制御端末器33A〜33Gを区別しないときには単に制御端末器33とする。
ここでは、伝送ユニット30が伝送信号を信号線Lsに定期的に送出しており、伝送信号としてはたとえば±24Vの双極性のパルス幅変調信号が用いられる。監視制御装置1以外の操作端末器31および制御端末器33では、この伝送信号を全波整流することによって内部電源を確保している。また、伝送ユニット30には商用電源によって電源が供給されている。
ここに、各操作端末器31はそれぞれ複数回路の入力部(スイッチS、センサ等)を有し、また各制御端末器33にはそれぞれ複数回路の負荷Lが接続される。伝送ユニット30に設けた制御テーブルでは入力部および負荷Lの回路別に対応付けが可能になっている。つまり、たとえば操作端末器31Aのように複数のスイッチSを有する場合、操作端末器31Aに固有の端末アドレスだけでは、当該操作端末器31Aに設けられたスイッチSが全て該当することになり、実際に操作された唯一のスイッチSを特定することはできない。そこで、操作端末器31Aにおいては、それぞれスイッチSごとに負荷番号を割り振り、操作端末器31の端末アドレスの後に負荷番号を付加したものをスイッチSのアドレスとして用いることによって、実際に操作された唯一のスイッチSを特定できるようにしてある。同様に、制御端末器33においては負荷Lごとに負荷番号を割り振り、各制御端末器33の端末アドレスの後に負荷番号を付加したものを負荷Lのアドレスとする。なお、1台の制御端末器33に接続される複数の負荷Lで1つの負荷回路を構成してもよく、この場合には各制御端末器33の端末アドレスが負荷Lのアドレスとして用いられる。
ところで、制御テーブルでは、スイッチSと負荷Lとを一対一に結びつけるほか、一対多に結びつけることも可能になっている。たとえば、上記遠隔監視制御システムにて負荷Lとしての蛍光灯Lへの電源を入切するとすれば、伝送ユニット30では、1個のスイッチSで1回路の蛍光灯Lの点灯と消灯とを行う個別制御と、1個のスイッチSで複数回路の蛍光灯Lの点灯と消灯とを一括して行う一括制御との設定が可能になっている。言い換えると、個別制御は1指示で1回路の負荷Lを制御することを意味し、一括制御は1指示で複数回路の負荷Lを制御することを意味する。このような一括制御には、グループ制御とパターン制御とがある。グループ制御では、制御対象となる負荷Lの範囲をスイッチSに予め対応付けておき、1個のスイッチSの操作によって当該範囲の負荷Lを一括してオンまたはオフにする。パターン制御では、制御対象となる負荷Lのアドレスの範囲と各アドレスに対応する負荷Lのオンとオフとの別とをスイッチSに予め対応付けておき、1個のスイッチSの操作によって当該範囲の負荷Lをそれぞれオンまたはオフにする。
上述したグループ制御あるいはパターン制御を行うため、伝送ユニット30の制御テーブルにおいては、グループ制御あるいはパターン制御を行うスイッチSに対応するグループ番号またはパターン番号に、制御対象となる範囲の負荷Lのアドレスを対応付けてある。そして、グループ制御あるいはパターン制御を行うスイッチSが操作されたときに、伝送ユニット30では、制御テーブルと照合することにより制御対象となる負荷Lのアドレスを展開し、さらに負荷Lのオンおよびオフの状態を決定した後、制御テーブルの参照により得られたアドレスを持つ制御端末器33に指示を与える。
すなわち、たとえば会議室のように多数の負荷Lが存在する場所で各負荷Lの動作を個別制御しようとすると、多数のスイッチSが必要となり、操作端末器31の占有スペースが大きくなるという問題がある。ここで、グループ制御やパターン制御を行えば、複数の負荷Lの個々の動作を1つのスイッチ操作で制御することが可能である。
ここにおいて、グループ制御を行うには、どの負荷Lを一括して制御するかを予め設定する必要があり、パターン制御を行うには、どの負荷Lをどのような状態に制御するかを予め設定する必要がある。以下の実施形態で説明する監視制御装置1では、表示パネルの表示内容に関連付けられている操作入力部の操作に応答して負荷を制御する操作モードと、負荷制御(グループ制御やパターン制御の内容)に関する設定を行う設定モードとが切替可能になっている。
以下に、上述の遠隔監視制御システムの動作について簡単に説明する。
伝送ユニット30は、常時、端末アドレスをサイクリックに変更した伝送信号を周期的に信号線Lsに送出する常時ポーリングを行っている。伝送信号には、信号送出開始を示すスタートパルス、信号モードを示すモードデータ、操作端末器31や制御端末器33を各別に呼び出すための端末アドレスを伝送するアドレスデータ、負荷Lを制御するための制御データを伝送する制御データ(負荷番号を含む)、伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ、操作端末器31や制御端末器33からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間を含む双極性の信号を用いている。
いずれかの操作端末器31においてスイッチ操作等による監視入力が発生すると、当該操作端末器31は伝送信号のスタートパルスに同期する割込信号を信号線Lsに送出する。割込信号を発生した操作端末器31は割込フラグを設定したラッチ状態になる。一方、伝送ユニット30は割込信号を検出すると、モードデータをサーチモードとした伝送信号を送出する。ラッチ状態になっている操作端末器31は、サーチモードの伝送信号を受信すると信号返送期間において端末アドレスを返送し、端末アドレスを受け取った伝送ユニット30は、当該端末アドレスの操作端末器31にラッチ状態の返送を要求する伝送信号を伝送し、ラッチ状態か否かを確認することによって割込信号を発生した操作端末器31であることを確認する。割込信号を発生した操作端末器31であることが確認されると、ラッチ状態を解除させる伝送信号を伝送し、当該操作端末器31のラッチ状態を解除させる。
伝送ユニット30は、上述の動作によって操作端末器31からの要求を受け取ると、制御テーブルに従って当該操作端末器31に対応付けられた制御端末器33に対して負荷Lの制御を要求する。次に、制御対象である負荷Lの状態を確認するための伝送信号を送出し、制御端末器33から負荷状態を返送させる。制御端末器33から受け取った負荷状態は、伝送ユニット30で確認され、現状の負荷状態がオフであれば負荷状態をオンに反転させる内容の伝送信号を監視入力があった操作端末器31に送信するとともに、制御端末器33にも同内容の伝送信号を送信する。なお、制御端末器33を制御する内容の伝送信号を操作端末器31にも伝送するのは、操作端末器31に設けたオンオフ表示用の表示灯などの表示状態に反映させるためである。負荷状態を指示する伝送信号を受け取った制御端末器33は、受信確認を返送する。
以上説明した遠隔監視制御システムでは、操作端末器31のスイッチSが操作されると、伝送ユニット30においてこのスイッチSのアドレス(端末アドレス+負荷番号)が制御テーブルで照合され、スイッチSとの対応関係が設定されている負荷Lに接続された制御端末器33に対して、負荷Lの制御を指示する伝送信号が伝送ユニット30から伝送される。このような動作によって、スイッチSのオンオフ情報を負荷Lの制御に反映させることができる。
(実施形態1)
本実施形態の監視制御装置1は、図3に示すように、液晶表示器にバックライトを一体化した表示パネル2と、表示パネル2の画面(前面)に重ねて配置された透明な板状のタッチスイッチからなる操作入力部3とを備えている。表示パネル2には多数の画素を縦横にマトリクス状に配列したマトリクス表示型のものを用い、画素の組み合わせによって図形を表示するようになっている。操作入力部3は、透明なシート状部材に透明電極からなる接点部を多数個配列し、シート状部材に指などが触れた際にどの部位に触れたのかを出力する抵抗感圧方式のタッチスイッチであり、表示パネル2と共にタッチパネルディスプレイを構成する。
この監視制御装置1は、伝送ユニット30に接続された信号線Lsに接続され伝送信号(通信コマンド)を授受する通信回路11を備えている。通信回路11は制御部としてのメインマイコン12に接続され、メインマイコン12は、監視制御装置1の内蔵メモリとして設けられたフラッシュメモリ13に書き込まれているプログラムおよびデータに従って動作する。フラッシュメモリ13には少なくとも操作端末器31としてのアドレスが書き込まれる。
さらにフラッシュメモリ13には、少なくともSDメモリカード(登録商標)からなるメモリカードMC(図6参照)のデータをコピーするための領域が確保されている。メモリカードMCは、後述するパネルケースの側面に開口した挿入口81(図6参照)から導入され、ソケット4に対して着脱自在に装着される。このメモリカードMCには、表示パネル2の画面表示および負荷制御に関する設定情報が記憶されており、当該設定情報を用いて各種設定が行われることで設定作業を簡略化することができる。
メインマイコン12は、表示パネル2の表示内容を指示するデータをラッチ回路14を通して液晶コントローラ15に出力する。液晶コントローラ15は、DRAM16に予め登録してあるデータを用いて表示パネル2の所定位置に所定の内容を表示する。なお、表示パネル2のコントラストやバックライトの明るさは、メインマイコン12がコントラスト調整部17やバックライト用インバータ回路18を制御することによって自動的に調節される。さらに、メインマイコン12は操作入力部3の操作に応じてブザー19を鳴動させる機能を有している。
ところで、本実施形態の監視制御装置1は、図4に示すように略直方体状の器体5を備え、埋込型の配線器具と同様に、器体5の後部を壁内に埋め込む形で壁に取り付けられる。この監視制御装置1は、後部が壁内に埋め込まれる形で壁に固定される本体ユニット6と、前部を壁面から前方に突出させる形で本体ユニット6の前面側に着脱可能に装着されるパネルユニット7とに分離される(図5参照)。以下では、監視制御装置1を壁に取り付けた状態での上下左右を上下左右として監視制御装置1の構成を説明する。
ここに、監視制御装置1の内部回路は、本体ユニット6とパネルユニット7とに分割して設けられている。本実施形態では、内部回路に直流電源を供給する電源回路10(図3参照)と通信回路11とは本体ユニット側に設けられ、その他の回路(表示パネル2と操作入力部3とメインマイコン12とを含む)はパネルユニット7側に設けられている。
本体ユニット6は、図5に示すように、前面に矩形状の開口部を有する箱状に形成された本体ボディ61と、本体ボディ61の前面に覆着される本体カバー62とで構成される本体ケース60を具備し、種々の電気部品が実装されている回路基板(図示せず)が本体ケース60内に収納された構成を有する。本体ユニット6は、電源供給用の電源線が接続される電源端子部T1(図1参照)と、信号線Lsが接続される信号端子部T2(図1参照)とを背面側に備えている。
パネルユニット7は、前面に矩形状の開口部を有する薄箱状に形成されたパネルボディ71と、パネルボディ71の前面に覆着されるパネルカバー72とで構成されるパネルケース70を具備し、メインマイコン12など種々の電気部品が実装されている回路基板(図示せず)がパネルケース70内に収納された構成を有する。さらに、パネルユニット7は、パネルケース70の前壁の一部に矩形状の表示窓74が形成されており、表示パネル2および操作入力部3を表示窓74内に備えている。パネルケース70の前壁における表示窓74の下方においては、左右方向の中央部に機械スイッチ(図示せず)を操作するための操作部75が設けられ、当該操作部75の左側方にLED77(図3参照)からの光を取り出すためのLED窓76が設けられている。LED77はパネルユニット7への通電中であれば常時点灯し、室内が暗いときなどに監視制御装置1の位置をユーザに示す機能を持つ。
機械スイッチは、たとえば操作入力部3の操作を強制的に無効にするために設けられる。つまり、機械スイッチが押操作されると以降は操作入力部3の操作が無効になって、パネルユニット7前面の拭き掃除などを行う際に操作入力部3が誤操作されることを回避可能となる。この状態で機械スイッチが再度押操作されると、以降は操作入力部3の操作が有効となる。
ここで、本実施形態の監視制御装置1は、壁面からの器体5の突出量を小さく抑え、且つ、一般に普及している埋込型の配線器具との外観上の統一感を出すとともに、取り付けに用いる部材の低コスト化を図るために、壁内に設置された埋込型の配線器具用の埋込ボックス(図示せず)を用いて壁に取り付けられる。
本体ユニット6は、壁面に設けた施工孔を通して前方から埋込ボックスに取り付けられるのであって、本体ケース60が後部を埋込ボックス内に収納可能な形状および寸法に形成されている。また、本実施形態では、本体ユニット6の本体ケース60は1連用の取付枠(図示せず)を2個まで取付可能な埋込ボックスに対応する大きさに形成されている。ここでいう1連用の取付枠とは、埋込型の配線器具用にJISで規格化されている単位寸法の配線器具を幅方向(上下方向)に3個並べて取付可能な取付枠を意味しており、1連用の取付枠が左右方向に2個連接された寸法を「2連用」と呼ぶ。すなわち、本実施形態の本体ユニット6は2連用の埋込ボックスに取付可能な寸法に設定される。
より具体的に説明すると、本体ケース60は、上下方向の各端面のそれぞれから互いに離れる向きに延設された一対の取付片63を連続一体に有する。一対の取付片63は、本体ケース60の前端部から上下方向に突出する形で設けられており、本体ケース60の左右方向の略全長にわたって形成される。各取付片63には、埋込型の配線器具を埋込ボックスに固定する際に用いられる取付枠と同様に、取付ねじを挿通するボックス用孔64がそれぞれ複数個(ここでは2個)ずつ形成されている。なお、上下方向において取付片63におけるボックス用孔64の外側には、器体5の前端部の周囲に取付片63を覆う形で取着される化粧プレート(図示せず)をねじ固定するためのプレート取付孔65が形成されている。
本体ケース60とパネルケース70とのそれぞれには、互いに係合することで本体ユニット6にパネルユニット7を結合する取付手段が設けられている。本体ケース60は、図5に示すように、前面に嵌合凹所66を有し、嵌合凹所66の左右各側面に設けた係止孔67を取付手段として備えている。嵌合凹所66はその底面が壁面よりも後方となるように深さ寸法が設定されており、係止孔67は上下方向に2個ずつ並設されている。
パネルケース70においては、図6に示すように、背面側に突出し嵌合凹所66に嵌合する嵌合突部78を有し、嵌合突部78の左右各側面に設けた係止片79を取付手段として備えている。係止片79は、嵌合突部78を嵌合凹所66に嵌合させた状態で係止孔67に対応する各位置に設けられており、その先端部からパネルケース70外側に突出した係止爪79aを係止孔67に対して挿抜自在とする片持ち梁型のスナップフィット形状からなる。これにより、嵌合突部78が嵌合凹所66に嵌合されると、係止片79はその先端部に設けた係止爪79aを係止孔67に挿入することによって係止孔67と係合し、本体ユニット6にパネルユニット7が機械的に結合される。
メモリカードMC挿抜用の挿入口81は、パネルケース70のうち嵌合突部78の左側面(背面側から見て右側の側面)であって、本体ユニット6およびパネルユニット7を壁に取り付けた状態で壁内に収まる位置に形成される。そのため、メモリカードMCの着脱は、パネルユニット7を本体ユニット6から外した状態で行うこととなる。
ここにおいて、パネルユニット7は前面の左右方向の寸法が本体ユニット6と略同等の大きさに形成され、上下方向の寸法が本体ユニット6よりやや小さく設定されている。そのため、パネルユニット7を本体ユニット6に装着した状態で、本体ユニット6の前面の全域がパネルユニット7に覆われることはなく、取付片63のうちのプレート取付孔65が形成された部分がパネルユニット7の上下両側に露出する。ただし、この露出した部分は取付片63に化粧プレートを装着することで隠れることになる。ここに、パネルユニット7の厚み寸法(前後方向の寸法)は、化粧プレートを装着した状態で当該化粧プレートとパネルユニット7との壁面からの突出量が略同じになるように設定される。
また、パネルユニット7は、本体ユニット6を接続するためのパネル側コネクタ80(図6参照)を背面側(嵌合突部78の先端面)に有し、本体ユニット6はパネル側コネクタ80に接続される本体側コネクタ68(図5参照)を前面側(嵌合凹所66の底面)に有し、パネル側コネクタ80と本体側コネクタ68とを互いに接続することにより、本体ユニット6とパネルユニット7とが互いに電気的に接続される。しかして、パネルユニット7は、本体ユニット6への装着時に本体側コネクタ68とパネル側コネクタ80とを介して電源回路10から電力供給を受けて動作する。
ここに、本体側コネクタ68とパネル側コネクタ80との少なくとも一方は、器体5の前面に沿う面内において器体5に対して所定範囲で変位可能(上下左右に変位可能)な可動式のスタックコネクタからなる。これにより、本体ケース60やパネルケース70の寸法ばらつきや回路基板上の部品(コネクタ)実装位置のばらつきなどに起因して、本体側コネクタ68とパネル側コネクタ80との間に相対的な位置ずれが生じたとしても、本体ユニット6とパネルユニット7とを確実に接続することができる。なお、本体側コネクタ68およびパネル側コネクタ80としては、多数の接触子が左右方向に列設された横長形状のものを用いている。
ところで、本実施形態の監視制御装置1においては、図1に示すように、本体ユニット6にパネルユニット7が装着された状態で、パネルユニット7に設けられている終了操作部の操作に応じて電源回路10から本体側コネクタ68への通電状態を制御する通電制御手段20を本体ユニット6に設けてある。ここでは、操作入力部3を終了操作部として兼用しており、通電制御手段20は、操作入力部3で所定の操作入力があった場合に、本体側コネクタ68への通電をオフしてパネルユニット7への電力供給を停止する。なお、図1では、パネルユニット7におけるメインマイコン12およびその周辺回路を制御部21として図示し、以下の説明に関係のない構成要素の図示を省略している。
通電制御手段20は、電源回路10と本体側コネク68との間に挿入された通電スイッチ22をオンオフ制御するものであって、操作入力部3が所定の操作入力を受けたときに操作入力部3で発生する終了信号を受けて通電スイッチ22をオフする。通電スイッチ22がオフすると、電源回路10と本体側コネクタ68との間が遮断されるので、電源回路10から本体側コネクタ68への通電が停止し、電源回路10から本体側コネクタ68およびパネル側コネクタ80を通して行われるパネルユニット7への電力供給が停止する。なお、通電制御手段20は、たとえばマイコンなどを用いて実現される。通電スイッチ22は有接点スイッチ、無接点スイッチのいずれでもよい。
本実施形態では、操作入力部3から出力される終了信号は制御部21を介して本体ユニット6内の通電制御手段20に伝送されるようになっており、制御部21は、操作入力部3からの終了信号を受けると、パネルユニット7の全ての動作を安全に停止する終了処理を実行する。通電制御手段20は、終了信号を受けてすぐに通電スイッチ22をオフするのではなく、終了信号を受けた後、制御部21が終了処理を実行するための時間遅れをもって通電スイッチ22をオフにする。これにより、終了処理が完了してパネルユニット7の動作を安全に停止してからパネルユニット7への電力供給を停止することができるので、たとえばフラッシュメモリ13へのデータ書き込み中に通電が遮断されて書き込み中のデータが壊れるなどの事態を回避できる。なお、制御部21が終了処理の最後のステップとして終了信号を通電制御手段20に転送し、通電制御手段20においては終了信号を受けてすぐに通電スイッチ22をオフするようにしてもよい。
操作入力部3では、表示パネル2の表示に関連付けた操作が可能であって、たとえば表示パネル2に表示されたメニュー画面から終了用のアイコン(図形、記号)を選択することにより、終了処理を実行するか否かの選択画面に移行する。この選択画面で、終了処理を実行するアイコンが選択されると、制御部21には操作入力部3から終了信号が入力され、制御部21は終了処理を実行するとともに通電制御手段20に終了信号を転送する。ここで、定常時にユーザが操作入力部3の操作を誤って終了処理が実行されることを避けるため、たとえば終了処理を実行するアイコンを選択する際に、既定のパスワードの入力が求められるような構成とすることが望ましい。なお、操作入力部3において終了信号を発生するための操作入力は、上述したものに限らず、たとえば所定の複数のアイコンに数秒間触れ続けるなどの操作入力であってもよい。
以上説明した構成によれば、監視制御装置1のメンテナンス時などでパネルユニット7を本体ユニット6から取り外す必要があるときには、予め操作入力部3にて上記終了信号を発生するための操作入力を行うことにより、パネルユニット7が取り外される前に予めパネルユニット7への電力供給を停止させることができる。したがって、パネルユニット7へ通電されている状態で、パネルユニット7が取り外されて両コネクタ68,80間の接続が解除されることにより、サージ電流などのノイズが発生することを回避できる。その結果、パネルユニット7の取り外しに際して、サージ電流などのノイズに起因して、パネルユニット7や本体ユニット6に故障が生じる不具合を回避することができる。
また、パネルユニット7の取り外し前に、電源回路10から本体側コネクタ68への通電を停止することによって、パネルユニット7を取り外した状態では、通電状態にある本体側コネクタ68が外部に露出することを阻止できる。そのため、通電状態にある本体側コネクタ68に異物が付着し、当該異物を介して電流が流れることによる本体ユニット6の故障等を防止できる。
さらに、上述したようにメモリカードMCの着脱はパネルユニット7を本体ユニット6から外した状態で行われるので、パネルユニット7に電力供給されている状態でメモリカードMCが着脱されることはない。そのため、メモリカードMCの着脱に際して、ソケット4に印加された電圧によるサージ電流などのノイズの発生を防止することができ、前記ノイズの影響でメモリカードMCが壊れることを回避できる。
ところで、本実施形態においては、本体ユニット6にパネルユニット7が装着されたことを検知する検知手段23を本体ユニット6に設け、検知手段23にてパネルユニット7の装着が検知されてから通電制御手段20がパネルユニット7への電力供給を開始する構成を採用している。
本体ユニット6は、パネルユニット7内でパネル側コネクタ80に接続されている検知用電路Leに対して両コネクタ68,80間の接続時に通電する検知用電源24を有しており、検知手段23は、検知用電源24と本体側コネクタ68との接続点の電位を監視することによってパネルユニット7の装着を検知する。
具体的に説明すると、ここでは本体側コネクタ68およびパネル側コネクタ80の接触子のうち、互いに対となる(互いに接触する)少なくとも1組の接触子を検知ピンP1a,P1bとし、本体ユニット6側の検知ピンP1aを検知用電源24に接続し、パネルユニット7側の検知ピンP1bを検知用電路Leに接続している。検知用電源24は、検知用ピンP1aにプルアップ抵抗を介して接続された正電位点Vcを有する。さらに、検知用電路Leにおける検知ピンP1bと反対側の端部は回路グランドに接続されている。検知手段23は、検知用電源24と本体側コネクタ68(検知ピンP1a)との接続点に接続されており、当該接続点の電位を検知入力として監視する。なお、図1では本体ユニット6―パネルユニット7間のグランド接続(回路グランド同士の接続)用の接触子の図示を省略する。
しかして、検知手段23は、検知入力が規定値以上(Hレベル)であれば、検知ピンP1a,P1b同士が接続されていないからパネルユニット7は装着されていないと判断する。一方、検知入力が規定値未満(Lレベル)であれば、検知ピンP1a,P1b同士が接続されているからパネルユニット7は装着されていると判断する。通電制御手段20は、パネルユニット7が装着されたと検知手段23にて判断されたときに、検知手段23から開始信号を受けて通電スイッチ22をオンする。通電スイッチ22がオンすると、電源回路10から本体側コネクタ68への通電が開始するので、本体側コネクタ68およびパネル側コネクタ80を通して電源回路10からパネルユニット7への電力供給が開始する。なお、検知手段23は、たとえばマイコンなどを用いて実現される。
この構成により、パネルユニット7を取り外す際に電源回路10から本体側コネクタ68への通電を停止させても、その後、パネルユニット7を再び装着することで、本体側コネクタ68への通電を自動的に再開してパネルユニット7への電力供給を開始することができる。しかも、パネルユニット7を本体ユニット6に装着する際、両コネクタ68,80間の接続が検知手段23で検知されるまでは、電源回路10と本体側コネクタ68との間は遮断されることとなり、非通電状態にある本体側コネクタ68にパネル側コネクタ80を接続することができる。その結果、パネルユニット7を装着する際、両コネクタ68,80の相対的な位置がずれた状態で両コネクタ68,80の接触子同士が接触したり、各コネクタ68,80において接触子ごとに他方のコネクタ68,80の接触子と接触するタイミングにばらつきを生じたりすることがあっても、異常な電流が流れたり、回路間で通電開始のタイミングに時間差が生じたりすることはない。
なお、本体ユニット6の電源回路10は、たとえばメインマイコン12とその周辺回路(インタフェース回路等)とのそれぞれに対して別系統の電源を供給する場合のように、パネルユニット7に対して電圧値の異なる複数系統の電源を供給する場合がある。このような場合に、各電源の供給路上にそれぞれ通電スイッチ22を設け、通電制御手段20が各通電スイッチ22を個別に制御する構成とすることが望ましい。これにより、各電源ごとに通電開始のタイミングに時間差(タイムラグ)を付与することができ、たとえばメインマイコン12への通電を行ってから、遅れてその周辺回路に通電を開始するということが可能となる。
また、本実施形態では、監視制御装置1の位置表示用としてパネルユニット7に設けたLED77を、パネルユニット7への通電状態を示す点灯表示部に兼用している。すなわち、LED77は、電源回路10からパネルユニット7への通電中には電源回路10からの電力供給を受けて常時点灯するものであるから、このLED77の点灯状態によってパネルユニット7への通電状態を確認することができる。したがって、作業者は、パネルユニット7を取り外す際に、LED77が消灯したことをもってパネルユニット7への電力供給が停止したことを知ることができるため、確実にパネルユニット7への電力供給が停止してからパネルユニット7を取り外すことができる。ここで、制御部21が終了処理を実行中においてはLED77の点灯パターンを変化させる(たとえば点滅させる)ことにより、終了処理実行中であることを作業者に知らせるようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の監視制御装置1は、図7に示すように、パネルユニット7の終了操作部として押釦スイッチからなる終了用スイッチSWを操作入力部3とは別に設け、当該終了用スイッチSWの操作に応じて終了信号が発生する構成とした点が実施形態1の監視制御装置1と相違する。
終了用スイッチSWの操作子82は、パネルケース70のうち、本体ユニット6にパネルユニット7を装着した状態で本体ユニット6の前面よりも前方となる部位の右側面に設けられ、この操作子82が押操作されることによって終了信号が発生する。したがって、作業者はパネルユニット7を本体ユニット6から取り外すときに、パネルケース70のうち操作子82が設けられた部分を掴むようにすることで、操作入力部3で面倒な操作をしなくても、両コネクタ68,80間の接続が解除される前に通電制御手段20にてパネルユニット7への電力供給を停止することができる。
ここで、操作子82を設ける位置は、パネルケース70のうち前面と交差する周面であればよく、右側面に限るものではない。ただし、本実施形態では、パネルユニット7と本体ユニット6とが、嵌合突部78の左右各側面に設けた係止片79を本体ユニット6の係止孔67に係合させて結合されるので、作業者は通常パネルユニット7を取り外す際、係止片79と係止孔67との係合を解除するためにパネルケース70の左右両側を掴むことになる。そのため、操作子82がパネルケース70の左右いずれかの側面にあれば、作業者がパネルケース70を掴むときに自然に操作子82を操作させることができるという利点がある。
また、本実施形態の他の構成例として、本体ユニット6とパネルユニット7との間の機械的結合を解除釦の操作によって解除可能とした上で、当該解除釦に終了用スイッチSWの操作子82を兼用することが考えられる。具体的には、たとえばパネルユニット7の係止片79を解除釦と連動させ、解除釦の操作時に係止孔67から係止爪79aが抜けるようにして、解除釦が操作されるまでは本体ユニット6―パネルユニット7間の結合が解除されない構造とする。このような構造では、パネルユニット7を外すためには解除釦の操作が必要となるため、解除釦に兼用されている終了用スイッチSWの操作子82が必然的に操作される。つまり、パネルユニット7の取り外し時には、必ず操作子82が操作されて通電制御手段20によってパネルユニット7への電力供給が停止されることとなり、パネルユニット7への電力供給が停止していない状態でパネルユニット7が取り外されてしまうことを防止できる。
なお、終了用スイッチSWは押釦スイッチに限るものではなく、たとえば操作子82をスライドさせるスライドスイッチなどであってもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
ところで、上記各実施形態では、本体ユニット6を埋込型とした監視制御装置1について説明したが、本体ユニット6は埋込型に限るものではなく、壁面に背面を対向させる形で壁に固定される露出型の本体ユニット6を備えた監視制御装置1に本発明を適用してもよい。
1 監視制御装置
2 表示パネル
3 操作入力部(終了操作部)
6 本体ユニット
7 パネルユニット
10 電源回路
11 通信回路
12 メインマイコン(制御部)
20 通電制御手段
22 通電スイッチ
68 本体側コネクタ
77 LED(点灯表示部)
80 パネル側コネクタ
82 操作子
SW 終了用スイッチ

Claims (5)

  1. 通信によって負荷の監視制御を行う遠隔監視制御システムに用いられ、壁に固定される本体ユニットと、本体ユニットの前面側に着脱可能に装着されるパネルユニットとに分割され、本体ユニットには、駆動用電力を出力する電源回路と、複数の負荷を監視制御対象として通信コマンドを伝送する通信回路とを備え、パネルユニットには、文字および図形を表示可能な表示パネルと、ユーザによる操作入力を受け付ける操作入力部と、表示パネルの表示内容に関連付けられている操作入力部の操作入力に応じた負荷制御および負荷状態に応じた画面表示を表示パネルに行わせる制御部とを備えた監視制御装置であって、パネルユニットは、本体ユニットの前面側に設けられているコネクタと電気的に接続されるコネクタと、所定の操作入力を受け付ける終了操作部とを有し、本体ユニットへの装着時に両コネクタを介して電源回路から電力供給を受け、本体ユニットは、パネルユニット装着された状態において終了操作部での所定の操作入力に応答して電源回路からパネルユニットへの電力供給を停止する通電制御手段と、パネルユニットが装着されたことを検知し通電制御手段に対してパネルユニットへの電力供給を開始させるためのトリガを出す検知手段とを有することを特徴とする監視制御装置。
  2. 前記終了操作部は前記パネルユニットのうち前記本体ユニットへ装着された状態で露出する一表面に操作子が設けられた終了用スイッチからなり、前記通電制御手段は、終了用スイッチの操作子が操作されたことによる操作入力に応答してパネルユニットへの電力供給を停止することを特徴とする請求項1記載の監視制御装置。
  3. 前記操作入力部は前記終了操作部に兼用されていることを特徴とする請求項1記載の監視制御装置。
  4. 前記パネルユニットは、前記本体ユニットに対して機械的に結合されるとともに解除釦の操作によって前記結合が解除される取付手段を有し、解除釦はパネルユニットのうち前面と交差する周面に設けられており、前記終了用スイッチの前記操作子は解除釦と兼用されていることを特徴とする請求項2記載の監視制御装置。
  5. 前記パネルユニットは、前記電源回路からの電力供給を受けて点灯する点灯表示部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の監視制御装置。
JP2009030178A 2009-01-21 2009-02-12 監視制御装置 Active JP4991773B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030178A JP4991773B2 (ja) 2009-02-12 2009-02-12 監視制御装置
KR1020100005169A KR101116458B1 (ko) 2009-01-21 2010-01-20 감시 제어 장치
CA2690585A CA2690585C (en) 2009-01-21 2010-01-20 Monitoring and control device
CN201010004495.7A CN101800039B (zh) 2009-01-21 2010-01-21 监测及控制设备
US12/656,213 US8340787B2 (en) 2009-01-21 2010-01-21 Monitoring and control device
TW099101669A TWI399986B (zh) 2009-01-21 2010-01-21 監測及控制設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009030178A JP4991773B2 (ja) 2009-02-12 2009-02-12 監視制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010187224A JP2010187224A (ja) 2010-08-26
JP4991773B2 true JP4991773B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=42767598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009030178A Active JP4991773B2 (ja) 2009-01-21 2009-02-12 監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4991773B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2013204864B2 (en) * 2012-08-24 2015-02-19 Quantify Technology Ltd Device, System and Method for Controlling An Operation
JP2018147880A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 コイズミ照明株式会社 信号変換ユニット、照明制御装置および照明システム
JP6991662B2 (ja) * 2017-12-18 2022-01-12 アルパイン株式会社 車載装置
JP7390583B2 (ja) * 2019-07-19 2023-12-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 光源ユニット及び照明器具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2823769B2 (ja) * 1993-02-26 1998-11-11 株式会社ケンウッド 着脱パネル付き電子機器
JPH06266472A (ja) * 1993-03-12 1994-09-22 Sharp Corp 表示装置の脱着機構
JP2005100070A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sharp Corp 端末装置
JP2005165745A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 携帯情報端末の機能拡張装置
JP4925332B2 (ja) * 2006-12-22 2012-04-25 パナソニック株式会社 通話端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010187224A (ja) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101116458B1 (ko) 감시 제어 장치
US8724331B2 (en) Intelligent wall-mounted switch module
JP5323226B1 (ja) インテリジェント型壁面スイッチモジュール
JP4991773B2 (ja) 監視制御装置
US8560090B2 (en) Monitor and control apparatus
JP5347837B2 (ja) 監視制御装置
JP2010199683A (ja) 監視制御装置
JP3718999B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP5406541B2 (ja) 監視制御装置
JP2010225464A (ja) 壁スイッチ装置
JP5271095B2 (ja) 監視制御装置
JP2005080455A (ja) 電力線接続監視装置および電気機器
CN106488337B (zh) 操作终端器
JP5149834B2 (ja) 監視制御装置
JP5097155B2 (ja) 監視制御装置
EP3035467B1 (en) Control device of flush type for at least one electric user appliance
JP3684810B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP4687798B2 (ja) 遠隔監視制御システムの操作端末器
JP4811487B2 (ja) 遠隔監視制御システムの操作端末器
CN116095928A (zh) 一种照明控制方法
JP2022094775A (ja) 照明制御用コントローラ
CN112670863A (zh) 适用于多种安装方式的ftu核心单元及安装方法
JPH0228778B2 (ja)
JPS61259292A (ja) 表示回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4991773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3