JP4991557B2 - インクジェット印刷用のイエローインク組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、水溶性ピラゾール−アゾ−アミノピラゾール染料、およびインク、特にインクジェットインクにおけるその使用に関する。
インクジェット印刷は、デジタル信号に応答して画像記録要素にピクセル−バイ−ピクセル方式でインク滴を付着させることにより画像を作成するためのノンインパクト法である。所望の画像が得られるように画像記録要素へのインク滴の付着を制御することに使用できる種々の方法がある。連続インクジェットとして知られているある方法では、滴の連続流を帯電させ、画像記録要素の表面に向けて像様に偏向させ、その一方で、画像化されなかった滴を捕獲し、インク溜めに戻す。ドロップオンデマンド・インクジェットとして知られている別の方法では、個々のインク液滴は必要に応じて画像記録要素に射出して所望の画像を形成する。ドロップオンデマンド印刷でインク液滴の射出を制御する一般的方法には、圧電変換器と熱気泡生成を伴う。インクジェットプリンターは、工業的ラベル作成から少量印刷ないし事務文書およびピクトリアル画像形成にわたる市場で広範な用途が見いだされている。
種々のインクジェットプリンターに使用されるインクは、染料ベースのものと顔料ベースのものに分類することができる。染料はキャリアー媒体に溶解される着色剤である。顔料はキャリアー媒体に不溶性であるが、小さな粒子の形態で分散または懸濁される着色剤であり、この粒子はしばしば分散剤の使用により凝集や沈降に対して安定化される。キャリアー媒体は、いずれの場合も室温で液体であっても固体であってもよい。一般的に使用されるキャリアー媒体としては、水、水と有機溶剤との混合物、および高沸点有機溶剤(例えば炭化水素、エステル、ケトンなど)がある。
インクジェット印刷インクに使用される物質は、安定であり、良好な印刷性を有し、良好な色、鮮明さおよび画像安定性を有する画像を提供するインクをもたらす的確な性質を有していなければならない。インクジェット印刷インクでは多くの染料が知られており使用されている。多くは、これらの望ましい性質の一部または多くを有するが、上記性質のすべてを有する染料を見つけることは非常に困難である。インクジェットインクは、一般的に、水または水と既知の水溶性もしくは水混和性の有機溶剤とからなる混合物などのインクビヒクルに可溶性の染料を含有する。典型的には、染料は、天然繊維、例えば紙、羊毛および綿の染色のために開発された酸性色素、直接色素および反応性色素から選択される。これらの染料の水溶性は、負に帯電した置換基、例えばスルホまたはカルボキシの取り込みが原因である。染料はオゾンおよび光により分解され、これらの2つの作用因子に対する安定性は媒体およびインク組成に応じて異なる。様々な種類の媒体、特に速乾性または多孔性媒体ならびに普通紙に印刷した時、受容体上で高い光学濃度を有し、また優れた耐光性と染色堅牢性とを有する染料ベースのインクを開発することが非常に必要とされている。
市販の水性インク調製物中に現在使用されている黄色の染料は、何らかの性質で満足できない。これらは特徴のバランスは優れてはいないが許容できるため使用されている。かかる染料のいくつかの例は、ダイレクトイエロー132(CAS10114−86−0)、ダイレクトイエロー86(CAS50295−42−3)(これらはオゾンと光に対して良好な安定性を有するが色調が最適ではない)、アシッドイエロー23(CAS1934−21−0)やアシッドイエロー17(CAS6359−98−4)であり、これらは良好な色調と耐オゾン性を有するが光安定性が低い。米国特許第6,468,338号および第6,464,767号には、ジアゾ化可能な複素芳香族アミン類から誘導された染料を含むインクジェット印刷用の水溶性アゾインドールが開示されている。しかし、これらの染料のいくつかは、特に多孔質の速乾性媒体上で、大気中のオゾンに対して安定性が充分ではないという問題がある。多孔性媒体のこの性質は重要である。なぜなら、かかる速乾性媒体はますます普及しており、また、ほとんどの染料がゲルベースのもしくは膨潤性の媒体上で安定であり、多孔性媒体で高レベルの安定性に対する要求がさらに厳しくなっているからである。
D.E.BugnerとC.Suminskiによる「インクジェット写真印刷の退色速度に対するフィルトレーションおよび相反則効果(Filtration and Reciprocity Effects on the Fade rate of Inkjet Photographic Prints)」、IS&T’s NIP16の会報:2000年10月にブリティシュ・コロンビア州バンクーバーで開催されたデジタル印刷技術について国際会議(International Conference on Digital Printing Technologies)に記載されているように、光沢のある多孔性インク受容層(IRL)は高濃度のインクを即時的に吸収する能力を有するが、これらは画像の堅牢性の問題、例えば、日光、タングステン光、蛍光への輻射線暴露、またはオゾンへの暴露による退色がある。不十分な画像堅牢性は、酸素および/他の浮遊反応物、例えばオゾンに対する多孔性IRLの高い透過性が原因であると考えられている。
米国特許第4,685,934号には、繊維染色用の水溶性ピラゾールアゾアミノピラゾール染料が記載されているが、それらをジェット印刷用のインクに使用することについての開示は無い。米国特許出願第2004−050291号、ヨーロッパ特許出願第1403337号と第1352754号、および国際特許出願WO2004−018574号には、インクジェット印刷用のインクの種々の複素環アゾアミノピラゾール染料を開示する。しかし、これらの染料の多くは、いまだインクジェットインクに望ましい基準のすべてを満足していない。
良好な色調と改良された耐光性および耐オゾン性を有する、高品質画像を生成させるのに有用な染料を同定し選択する必要がある。これらの染料が多孔性媒体、膨潤性媒体、および普通紙で好適に挙動するなら、非常に有用であろう。
本発明は、式I:
Figure 0004991557
(式中、
1およびR5は、独立に、水素または置換もしくは非置換のアルキル、芳香族もしくは複素環基であり;
2およびR4は、独立に、水素または非金属置換基であり;
3は、水素または置換もしくは非置換のアルキル、アシル、スルホニル、芳香族もしくは複素環基であり;
Xは電子吸引基である;
ただし、R1、R2、R3、R4およびR5の少なくとも1つは、当該染料に水溶性を付与することができる基を含む)で表される染料を含むインク組成物を提供する。
本発明の染料およびインクは、良好な色調、耐光性および耐オゾン性などの非常に多くの利点を有する。本発明の染料は、多孔性および膨潤性媒体の両方に印刷された場合、好ましい色調を有する。本発明の染料のスペクトル曲線は広いが、スペクトル曲線の深色側は鋭く切れており、不要な二次吸収は無い。本発明の特定の黄色の例のスペクトル曲線の広域性は、広域吸収性のマゼンタやシアン着色剤と組合せると、異なるかまたは変化する光源下で応答の変動が小さくなるため有利である。これにより、写真インクジェット用途で一貫して快い色と改良された色再現を与える。本発明の染料は、特に多孔性シリカまたはアルミナベースの媒体上に印刷された場合に、他の部類の染料と比較して優れた耐光性とオゾンに対する安定性を有する。また、本発明の染料は製造が容易である。これらおよび他の利点は以下の詳細な説明から明らかであろう。
フルカラーインクジェット印刷は、通常少なくとも3種類の一次インク(シアン、マゼンタ、およびイエロー)のセットを使用する。さらに改良された画像品質を与えるために、ブラック、オレンジ、レッド、ブルーおよびグリーンのインクと一次インクのより低濃度(lower strength)の調製物を使用してもよい。本発明の黄色の染料を含有するインクは、インクジェット印刷に有用な他の染料や顔料を含有するインクと組合せて使用してもよい。これらはまた、ポリマー、安定剤、抗酸化剤、光沢調節剤などを含有するインクとともに使用してもよい。
本発明のインクは、一般式Iで表される染料を含む。
Figure 0004991557
1は、水素または置換もしくは非置換のアルキル、芳香族もしくは複素環基である。好ましくは、R1は、炭素数1〜約6の置換もしくは非置換アルキル基、炭素数6〜約10個の置換もしくは非置換芳香族基、または原子数5〜約10の置換もしくは非置換複素環基である。好ましくは、R1は、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、メトキシカルボニルメチル、シアノエチル、アリル、ベンジル、フェニル、4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2,5−ビス−スルホフェニル、ナフト−2−イル、ナフト−1−イル、3,6−ビス−スルホナフト−1−イル、または2−ピリジル基である。さらに好ましくは、R1はフェニル、4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2,5−ビス−スルホフェニル、または2−ピリジル基である。R1は、置換もしくは非置換の芳香族または複素環基であることが好ましい。
2は、水素または非金属置換基である。好ましくは、R2は、シアノ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、ハロゲン、カルボキシル基、アシル基、ニトロ基、アルキルもしくはアリールスルホン、スルホン酸、置換もしくは非置換の第1級もしくは第2級アルキルスルホンアミド、置換もしくは非置換アリールスルホンアミド、炭素数1〜約6の置換もしくは非置換アルキル基、炭素数6〜約10の置換もしくは非置換アリール基、または原子数5〜約10の置換もしくは非置換複素環基である。さらに好ましくは、R2は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ベンジル、フェニル、または2−ピリジルである。さらに好ましくは、R2はメチルまたはtert−ブチルである。R2はアルキルまたは芳香族基であることが好ましい。
3は、水素または置換もしくは非置換のアルキル、アシル、スルホニル、芳香族もしくは複素環基である。好ましくは、R3は、水素、炭素数1〜約6の置換もしくは非置換のアルキル基、アシル基、スルホニル基、炭素数6〜約10の置換もしくは非置換アリール基、原子数5〜約10の置換もしくは非置換複素環基である。さらに好ましくは、R3は、水素、メチル、エチル、イソプロピル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、メトキシカルボニルメチル、シアノエチル、アリル、ベンジル、フェニル、4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2,5−ビス−スルホフェニル、ナフト−2−イル、ナフト−1−イル、3,6−ビス−スルホナフト−1−イル、2−ピリジル、3−カルボキシプロピオニル、2−スルホベンゾイル、または3−カルボキシベンゼンスルホニルである。さらに好ましくは、R3は、水素、メチル、3−カルボキシプロピオニル、2−スルホベンゾイル、または3−カルボキシベンゼンスルホニルである。R3は、水素または置換もしくは非置換アルキル基であることが好ましい。
4は独立に、水素または非金属置換基である。好ましくは、R4は、水素、シアノ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、ハロゲン、カルボキシル基、アシル基、ニトロ基、アルキルもしくはアリールスルホン、スルホン酸、置換もしくは非置換の第1級もしくは第2級アルキルスルホンアミド、置換もしくは非置換アリールスルホンアミド、炭素数1〜約6の置換もしくは非置換アルキル基、炭素数6〜約10の置換もしくは非置換アリール基、または原子数5〜約10の置換もしくは非置換複素環基である。さらに好ましくは、R4は、水素、メチル、エチル、ベンジル、フェニル、または2−ピリジルである。さらに好ましくは、R4は、水素またはメチルである。R4は、水素、または置換もしくは非置換のアルキルもしくは芳香族基であることが好ましい。
5は独立に、水素または置換もしくは非置換のアルキル、芳香族もしくは複素環基である。好ましくは、R5は、炭素数1〜約6の置換もしくは非置換アルキル基、炭素数6〜約10の置換もしくは非置換アリール基、または原子数5〜約10の置換もしくは非置換複素環基である。さらに好ましくは、R5は、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、ヒドロキシエチル、メトキシエチル、メトキシカルボニルメチル、シアノエチル、アリル、ベンジル、フェニル、4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2,5−ビス−スルホフェニル、ナフト−2−イル、ナフト−1−イル、3,6−ビス−スルホナフト−1−イル、または2−ピリジルである。より好ましくは、R5は、以下の式により表される基であることができる。
Figure 0004991557
(式中、R6は以下:ヒドロキシ、スルホネート、スルフィネート、カルボキシル、置換もしくは非置換スルホンアミド、またはホスホネートから選択されるイオン化可能な基である。R7はHもしくは任意の非金属基であるか、またはR7の任意の2つが組み合わさって、5〜7員の炭素環、複素環、芳香環もしくは脂環式環を形成していてもよい。nは0〜4の整数であることができる)。
Xは、ハメット(Hammett)σp 値が0より大きい置換基として定義される電子吸引基であることができる。ハメット定数は、ある置換基の電子吸引/供与の傾向の尺度である。ハメット定数のさらなる考察については、ジェイ・マーチ(J.March)「高等有機化学:反応、機構、および構造(Advanced Organic Chemistry:Reactions,Mechanisms and Structure)」(マグローヒル(McGraw−Hill)、1968)、238〜245頁を参照されたい。典型的な電子吸引基としては、ハロゲン、アルコキシカルボニル、シアノ、ニトロ、アルキルスルホニル、カルバモイルなどがある。さらに好ましくは、Xは、ハメット(Hammett)σp 値が0.2より大きい置換基である。さらに好ましくは、Xは、シアノなどのハメット(Hammett)σp 値が0.4より大きい置換基である。
上記染料は、当該染料に水溶性を付与できる少なくとも1つの極性基またはイオン化可能な基を持っていなければならない。本発明の染料は、0.2〜10%の染料を含有するインク調製物の調製を可能にする充分な水溶性を持っていなければならない。典型的な水可溶化基としては、スルホン酸、スルフィン酸、カルボン酸、およびリン酸並びにこれらの塩、フェノール性ヒドロキシル、テトラアルキルアンモニウム、ポリオキシアルキレン、置換もしくは非置換スルホンアミドなどがある。好ましくは、R1、R2、R3、R4およびR5の少なくとも1つは、スルホン酸基、スルフィン酸基、フェノール性ヒドロキシル基、テトラアルキルアンモニウム基、ポリオキシアルキレン基、もしくは置換もしくは非置換スルホンアミド基、またはカルボン酸もしくはリン酸、またはこれらの塩を含む。
染料のある実施態様において、R1およびR2は置換もしくは非置換のアルキルもしくは芳香族基であり;R3は水素または置換もしくは非置換アルキル基であり;R4は水素または置換もしくは非置換アルキルもしくは芳香族基であり;Xはカルバモイル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ニトロまたはシアノ基であり;R5は式:
Figure 0004991557
(式中、R6は、ヒドロキシ、スルホネート、スルフィネート、カルボキシル、置換もしくは非置換スルホンアミド、またはホスホネートから選択されるイオン化可能な基であり;R7は独立に、Hもしくは任意の非金属基であるか、またはR7の任意の2つが一緒になって5〜7員の炭素環、複素環、芳香環、もしくは脂環式環を形成し;nは0〜4の整数であることができる)により表される基である。好ましくは、R3は水素であり;R4は水素であり;そしてXはシアノ基である。
本発明の好適な実施態様において、R1は、フェニル、4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2,5−ジスルホフェニル、または4,6−ビス−(4−スルホアニリノ)−1,3,5−トリアジン−2−イルである。本発明の別の好適な実施態様において、R2は、水素、メチル、tert−ブチル、またはフェニルである。さらに別の好適な実施態様において、R3は、水素、メチル、3−カルボキシプロピオニル、2−スルホベンゾイル、または3−カルボキシベンゼンスルホニルである。さらに別の好適な実施態様において、R4は、水素またはメチルである。別の好適な実施態様において、R5は、4−スルホフェニル、2,5−ジスルホフェニル、または4,6−ビス−(4−スルホアニリノ)−1,3,5−トリアジン−2−イルである。
以下は本発明で使用される染料の例である。本発明の染料としては、以下の例が挙げられるが、これらの例に限定されない。染料は、任意の酸性基がプロトン化された形態で示されているが、任意のタイプの陽性対イオンに関連する任意のイオン化形態が含まれる。典型的な対イオンとしては、Na+、K+、Li+およびアンモニウムが挙げられる。
Figure 0004991557
Figure 0004991557
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Figure 0004991557
Figure 0004991557
Figure 0004991557
特に断わらない限りは、用語「置換された」または「置換基」は、水素以外の任意の基または原子を意味する。置換基は、例えばハロゲン、例えば塩素、臭素、またはフッ素;ニトロ;ヒドロキシル;シアノ;カルボキシル;またはさらに置換されてよい基、例えば直鎖もしくは分岐鎖のまたは環状のアルキルを包含するアルキル、例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、t−ブチル、3−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)プロピル、およびテトラデシル;アルケニル、例えばエチレン、2−ブテン;アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、2−メトキシエトキシ、sec−ブトキシ、ヘキシルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、テトラデシルオキシ、2−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エトキシ、および2−ドデシルオキシエトキシ;アリール、例えばフェニル、4−t−ブチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、ナフチル;アリールオキシ、例えばフェノキシ、2−メチルフェノキシ、α−またはβ−ナフチルオキシ、および4−トリルオキシ;カルボンアミド、例えばアセトアミド、ベンズアミド、ブチルアミド、テトラデカンアミド、α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)アセトアミド、α−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチルアミド、α−(3−ペンタデシルフェノキシ)−ヘキサンアミド、α−(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェノキシ)テトラデカンアミド、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−5−テトラデシルピロリン−1−イル、N−メチルテトラデカンアミド、N−スクシンイミド、N−フタルイミド、2,5−ジオキソ−1−オキサゾリジニル、3−ドデシル−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリル、およびN−アセチル−n−ドデシルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、ヘキサデシルオキシカルボニルアミノ、2,4−ジ−t−ブチルフェノキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニルアミノ、2,5−(ジ−t−ペンチルフェニル)カルボニルアミノ、p−ドデシルカルボニルアミノ、p−トリルカルボニルアミノ、N−メチルウレイド、N,N−ジメチルウレイド、N−メチル−N−ドデシルウレイド、N−ヘキサデシルウレイド、N,N−ジオクタデシルウレイド、N,N−ジオクチル−N’−エチルウレイド、N−フェニルウレイド、N,N−ジフェニルウレイド、N−フェニル−N−p−トリルウレイド、N−(m−ヘキサデシルフェニル)ウレイド、N,N−(2,5−ジ−t−ペンチルフェニル)−N’−エチルウレイド、およびt−ブチルカルボンアミド;スルホンアミド、例えばメチルスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、p−トリルスルホンアミド、p−ドデシルベンゼンスルホンアミド、N−メチルテトラデシルスルホンアミド、N,N−ジプロピル−スルファモイルアミノ、およびヘキサデシルスルホンアミド;スルファモイル、例えばN−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−ヘキサデシルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル;N−[3−(ドデシルオキシ)プロピル]スルファモイル、N−[4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチル]スルファモイル、N−メチル−N−テトラデシルスルファモイル、およびN−ドデシルスルファモイル;カルバモイル、例えばN−メチルカルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−オクタデシルカルバモイル、N−[4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチル]カルバモイル、N−メチル−N−テトラデシルカルバモイル、およびN,N−ジオクチルカルバモイル;アシル、例えばアセチル、(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)アセチル、フェノキシカルボニル、p−ドデシルオキシフェノキシカルボニルメトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、テトラデシルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、3−ペンタデシルオキシカルボニル、およびドデシルオキシカルボニル;スルホニル、例えばメトキシスルホニル、オクチルオキシスルホニル、テトラデシルオキシスルホニル、2−エチルヘキシルオキシスルホニル、フェノキシスルホニル、2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシスルホニル、メチルスルホニル、オクチルスルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシルスルホニル、ヘキサデシルスルホニル、フェニルスルホニル、4−ノニルフェニルスルホニル、およびp−トリルスルホニル;スルホニルオキシ、例えばドデシルスルホニルオキシ、およびヘキサデシルスルホニルオキシ;スルフィニル、例えばメチルスルフィニル、オクチルスルフィニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスルフィニル、ヘキサデシルスルフィニル、フェニルスルフィニル、4−ノニルフェニルスルフィニル、およびp−トリルスルフィニル;チオ、例えばエチルチオ、オクチルチオ、ベンジルチオ、テトラデシルチオ、2−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エチルチオ、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフェニルチオ、およびp−トリルチオ;アシルオキシ、例えばアセチルオキシ、ベンゾイルオキシ、オクタデカノイルオキシ、p−ドデシルアミドベンゾイルオキシ、N−フェニルカルバモイルオキシ、N−エチルカルバモイルオキシ、およびシクロヘキシルカルボニルオキシ;アミン、例えばフェニルアニリノ、2−クロロアニリノ、ジエチルアミン、ドデシルアミン;イミノ、例えば1−(N−フェニルイミド)エチル、N−スクシンイミド、または3−ベンジルヒダントイニル;ホスフェート、例えばジメチルホスフェート、およびエチルブチルホスフェート;ホスファイト、例えばジエチルおよびジヘキシルホスファイト;複素環基、複素環オキシ基、または複素環チオ基(これらの各々は置換され、炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄よりなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子とからなる3〜7員複素環を含有する)、例えば2−フリル、2−チエニル、2−ベンゾイミダゾリルオキシ、または2−ベンゾチアゾリル;四級アンモニウム、例えばトリエチルアンモニウム;およびシリルオキシ、例えばトリメチルシリルオキシであることができる。
必要に応じて、置換基はそれ自体、上記の置換基でさらに1回以上置換されてよい。使用される特定の置換基は、個々の用途に望まれる染料特性を達成するように当業者により選択され、例えば疎水性基、可溶化基、ブロッキング基、および脱離基または脱離可能基が挙げられる。1つの分子が2つまたはそれ以上の置換基を有し得る場合、それらの置換基は結合して、特に断わらない限り、縮合環のような環を形成する。一般的に、上記基やその置換基としては、最大48個の炭素原子、典型的には1〜36個の炭素原子、通常24個未満の炭素原子を有するものが挙げられるが、個々の置換基に応じてさらに大きな数が可能である。
本発明のインクは、インク印刷プロセスで使用される。インクジェット用途には好適であるが、これはまたインクを使用する任意の印刷または筆記プロセスに使用できるであろう。かかるプロセスの典型的なものは、ペンプロッターとペンである。一般に上記染料は、約0.2〜約8質量%、好ましくは約1〜約5質量%のインクジェットインク組成物を含む。
インクの乾燥を防ぐことまたはプリントヘッドの穴が固まるのを防ぐことを助けるために、本発明のインクジェット組成物に好ましくは保湿剤が使用される。使用可能な保湿剤の例としては、多価アルコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール(DEG)、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール(EHMP)、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、およびチオグリコール;アルキレングリコール由来の低級アルキルモノ−またはジエーテル、例えばエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチル、モノエチルエーテルもしくはモノブチルエーテル(TEGMBE)、ポリ(エチレングリコール)モノブチルエーテル(PEGMBE)、ジエチレングリコールジメチルもしくはジエチルエーテル、およびジエチレングリコールモノブチルエーテル;窒素含有環状化合物、例えばピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよび尿素;および硫黄含有化合物、例えばジメチルスルホキシドおよびテトラメチレンスルホンがある。本発明のインクの好適な保湿剤としては,DEG、グリセロール、DEGMBE、TEGMBE、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、尿素、ピロリジン−2−オン、EHMP、およびこれらの混合物が挙げられる。なぜなら、これは、これらの保湿剤で調製されたインクは物性の最適バランスを与えるためである。保湿剤は、約5〜約60質量%の水混和性有機溶剤の量で使用される。百分率は、水性キャリアーの総質量に基づく。
受容基材へのインクの浸透を助けるため、特に基材が高度にサイジングされた紙の場合に本発明の水性インクに水混和性有機溶剤を加えてもよい。このような溶剤の例としては、アルコール、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、フルフリルアルコール、およびテトラヒドロフルフリルアルコール;ケトンまたはケトアルコール、例えばアセトン、メチルエチルケトン、およびジアセトンアルコール;エーテル、例えばテトラヒドロフランおよびジオキサン;およびエステル、例えば乳酸エチル、炭酸エチレン、および炭酸プロピレンがある。
インクの表面張力を適切なレベルに調整するために、界面活性剤を加えてもよい。界面活性剤は、アニオン性、カチオン性、両性、または非イオン性であることができる。好適な界面活性剤としては、スルフィノール(Surfynol)(登録商標)465(エアプロダクツ社(Air Products Corp.)およびタージトール(Tergitol)(登録商標)15−S−5(ユニオンカーバイド(Union Carbide)から入手できる)が挙げられる。なぜならこれらの界面活性剤で調製したインクは物性の最適バランスを与えるためである。
水性インク中のカビ、真菌などの微生物の増殖を抑制するために、本発明の組成物に殺生物剤を加えてもよい。本発明のインク組成物に好適な殺生物剤は、最終濃度0.0001〜0.5重量%でプロキセル(Proxel)(登録商標)GXL(ゼネカスペシャルティーズ社(Zeneca Specialties Co.))である。
本発明の水性インク組成物のpHは、有機または無機酸または塩基を添加することにより調整される。有用なインクは、使用される染料の種類に応じて、約2〜10の好ましいpHを有する。典型的な無機酸としては、塩酸、リン酸、および硫酸が挙げられる。典型的な有機酸としては、メタンスルホン酸、酢酸、および乳酸が挙げられる。典型的な無機塩基としては、アルカリ金属水酸化物および炭酸塩がある。典型的な有機塩基としては、アンモニア、トリエタノールアミン、およびテトラメチルエチレンジアミンが挙げられる。
本発明のイエロー染料を含有するインクは、インクジェット印刷に有用な他の染料や顔料を含有するインクと組合せてインクセットで使用することができる。インクジェット印刷に有用な染料は、通常、アシッド、ダイレクト、リアクティブ、またはベーシックのカラーインデックス分類の水溶性染料である。典型的には、インクセットは、イエローインクとともにマゼンタおよびシアンインクを含むが、ブラックインク、低濃度(明るい)イエロー、マゼンタおよびシアンインク、並びにオレンジ、レッド、ブルー、グリーンなどの別のカラーインクのうちの1つ又は2つ以上を含有してもよい。典型的なシアン染料は、銅フタロシアニン誘導体、例えばダイレクトブルー199および86;トリアリールメタン染料、例えばアシッドブルー9;アゾ、金属錯体アゾ、金属錯体ホルマザンまたはアントラキノン染料でもよい。典型的なマゼンタ染料は、キサンテン染料、例えばアシッドレッド52;アゾナフトール染料、例えばアシッドレッド249、ダイレクトレッド227、またはリアクティブレッド31;アゾアニリン染料;アゾチアゾール染料;アリールアゾナフチルアミン染料、例えばダイレクトレッド75またはイルフォード(Ilford)M−377;金属錯体アゾ染料、例えばリアクティブレッド23、CAS登録番号347417−99−6またはUS6001161号に記載の染料;アントラピリドン染料、例えばアシッドレッド80および82;またはアントラキノン染料でもよい。インクジェット印刷に有用な典型的なブラック染料としては、ポリアゾ染料、例えばフードブラック2、ダイレクトブラック22、またはダイレクトブラック19;金属錯体ポリアゾ染料、例えばリアクティブブラック31、パシファイド(Pacified)リアクティブブラック31、またはイルフォード(Ilford)K−1334;硫黄ブラック染料またはアニリンブラック染料がある。
本発明のイエロー染料はまた、インクジェット印刷に有用な他のイエロー染料(例えば、アシッドイエロー17もしくは23、ダイレクトイエロー86もしくは132、またはイルフォードY307など)と混合してもよい。本発明のイエロー染料を含むインクはまた、安定剤、ポリマー、光沢調節剤、または抗酸化剤などを含む着色インクジェットインクまたは無色インクと組合せて使用してもよい。インクジェット印刷に有用な典型的な顔料としては、カーボンブラック、金属フタロシアニン類、ジケトピロロピロール類、キナクリドン類、アントラキノン類、ペリレン類、アゾおよびジアゾ誘導体が挙げられる。
本発明の典型的なインク組成物は、例えば、重量%で以下の成分を含む:着色剤(0.2〜8%)、水(20〜95%)、保湿剤(5〜70%)、水混和性溶剤(2〜20%)、界面活性剤(0.1〜10%)、殺生物剤(0.05〜5%)、およびpH調節剤(0.1〜10%)。
本発明のインクジェットインク組成物に必要に応じて存在してもよい追加の添加剤としては、増粘剤、伝導度増強剤、コゲーション防止剤、安定剤、乾燥剤、および消泡剤がある。
本発明により提供されるインクジェットインクは、インクジェットプリンターのプリントヘッドの複数のノズルまたはオリフィスからインク滴を射出することにより、液体のインク滴が制御された様式でインク受容層基材に適用されるインクジェット印刷に使用できる。インクは、ドロップオンデマンドまたは連続法でインク滴を射出するための共通のインクジェットヘッドのいずれかとともに使用するのに適している。
本発明のインクは、任意のインクジェット受容基材とともに使用できる。インクジェット印刷に有用なインク受容性基材は当業者に公知である。かかる基材の代表的な例は、米国特許第5,605,750号;5,723,211号;5,789,070号、および欧州特許出願公開第813978A1号に開示されている。上記インクは、普通紙ならびに他の受容体で使用できる。
インクジェット記録要素は、典型的には、その少なくとも1つの表面上に、インク受容性または画像受容性の層を有する支持体を含み、不透明の支持体を有する反射観察を意図したもの、および透明支持体を有する透過光により観察することを意図したものがある。
普通紙に加えて、一般的に、2種類の画像受容層(IRL)がある。第1の種類のIRLは、膨潤して分子拡散によりインクを吸収する高い能力を有するポリマーの非多孔性コーティングを含む。カチオン性またはアニオン性染料の定着剤または媒染剤として作用するように、カチオン性またはアニオン性界面活性剤がコーティングに添加される。このコーティングは光学的に透明で非常に滑らかであり、高光沢性の「写真グレードの」受容体を与える。第2の種類のIRLは、無機、高分子または有機−無機複合材料の粒子と、高分子結合剤と、添加剤、例えば染料固定剤または媒染剤の多孔性コーティングを含む。これらの粒子は、化学組成、サイズ、形状、および粒子内多孔性を様々に変えることができる。この場合、印刷液体は、即時に指触乾燥するプリントを得るために、IRLの開放孔に吸収される。
本発明のインクは、多孔性受容体に特に有用である。インクジェット記録要素の重要な特性は、印刷後に速やかに乾燥する必要性があることである。このために多孔性記録要素は、液体インクを有効に収容するのに充分な厚さと孔容積を有する限り、ほとんど即時的な乾燥を与える。
光沢のある多孔性IRLは通常、基層(base layer)と光沢画像受容層とを含有する。普通紙上にコーティングされる場合、基層は光沢画像受容層の下側に配置される。画像受容層に滑らかな光沢表面を与えるために、例えばキャストコーティングやフィルム転写コーティングのような特殊なコーティング法がしばしば使用される。例えば多孔性記録要素はキャストコーティングにより製造することができ、その場合、粒子含有コーティングが支持体に適用され、磨き上げられた滑らかな表面と接触して乾燥される。熱と圧力によるカレンダリングも、従来のブレードコーティング、ロッドコーティング、またはエアナイフコーティングと組み合わせて普通紙に対して使用され、画像受容層上に光沢を生じる。
以下の例は本発明を例示するものであって、決してこれを限定するものではない。
本発明の染料1の調製
10gの冷濃硫酸に0.9g(0.013モル)の固体亜硝酸ナトリウムを少しずつ10分かけて15〜30℃で加えた。次に、この混合物を、全ての固体が反応および溶解するまで約70〜80℃で加熱した。混合物を15℃未満まで冷却し、プロピオン酸と酢酸の混合物(比1:5)10mlを加えた。溶液をさらに5℃未満まで冷却し、1:5のプロピオン酸−酢酸混合物15ml中にスラリー化された5.04g(0.013モル)の1−(2,5−ジスルホフェニル)−4−シアノ−5−アミノピラゾールを加えた。粘性のある黄褐色の混合物を5℃未満で2時間攪拌し、次に50mgの尿素を添加して、残存する亜硝酸を分解した。得られたジアゾニウム塩の溶液を、25mlのメタノール中の2.15g(0.01モル)の1−フェニル−3−(t−ブチル)−5−アミノピラゾールの溶液に加えた。溶液を低温で2時間攪拌し、次に100mlの冷水で希釈した。この溶液のpHをNaOHを加えて約8に調整し、得られた黄色溶液を25mlの酢酸エチルで3回抽出した。分離した水層を濃塩酸でpH1に酸性化し、約30gの塩化ナトリウムを加えた。攪拌して、明るい黄橙色の固体として染料沈殿物をろ過により単離し、10%の塩化ナトリウム溶液ですすぎ、真空下で50℃で乾燥した。3.62gの綿毛状の橙黄色の固形物が得られた(Th=6.15、58.9%)。染料は水に容易に溶解し、ラムダ極大は436nmであった。
インクの調製
0.57gの染料、1gの1,5−ペンタンジオール、0.2gの1,2−ヘキサンジオール、0.6gの2−ピロリジノン、0.04gのタージトール15−S−9、および0.03gのスルフィノール(登録商標)465(エアプロダクツ社(Air Products Corp.))を充分量の水に溶解して総質量を10gとし、本発明の染料1を含有するインクI−1を調製した。インクI−2は、0.52gの本発明の染料2を使用した以外は同じ方法で調製した。
比較インクC−1を、染料1の代わりにダイレクトイエロー132(アベシア(Avecia)からプロジェットイエロー(ProJet Yellow)1Gとして入手できる)の10%溶液3.48gを使用した以外は上記と同様に調製した。
試験画像の印刷
上記インクを0.2ミクロンのナイロン膜フィルターでろ過して、キャノンs520プリンター用の別の空のインクタンクに充填した。充填したインクタンクをキャノンs520プリンター中の適切なカートリッジスロットに設置し、種々の市販のインクジェット紙に一連の試験画像を印刷した。試験画像は、試験イエローインクの0、25、50、75、および100%のドット範囲の一連のパッチから構成された。周囲温度と湿度で24時間乾燥後、印刷試料を種々の条件下で画像安定性試験に付した。これらの試験は後述する。典型的にはエックスライト(X−Rite)(登録商標)820デンシトメーターを使用して新鮮な試料から、100%ドット範囲(または他)のパッチのステータスAブルー濃度を記録した。試料をインキュベートし、次に再度読んだ。新鮮な試料と比較して残存する染料濃度のパーセントを計算して、特定の受容体上の染料安定性の尺度を得た。大きい数字は安定性が高いことを意味する。
大気圧混入物質試験:
1.高強度
室温に維持され、5ppmのオゾンを含有する一定の雰囲気で、約50%の相対湿度を有する暗いチャンバー中に、印刷試料を24時間つるして置いた。
2.低強度
印刷試料を、オフィス環境をシミュレートした部屋に2週間つるして置いた。部屋は低強度(100〜200ルクス)の蛍光灯を点灯させ、温度と湿度は約70°Fと50%に維持した。市販のオゾン発生器を使用して約60ppbのオゾン濃度を維持した。
高強度をシミュレートした昼光退行試験:
試料をチャンバーに取り付け、ここでキセノン電源から50キロルクス強度でシミュレートした昼光暴露に2週間付し、残留する染料の百分率を上記のように計算した。
以下のデータは、本発明で使用される染料を含有するインクが、近縁の類似体より光に安定な画像を与えることを示す。
Figure 0004991557
受容体A=コダックアルチマピクチャーペーパー(Kodak Ultima Picture Paper)、B=コダックエニタイムピクチャーペーパー(Kodak Anytime Picture Paper)、C=コダックプレミアム写真光沢紙(Kodak Premium Photo Glossy)(ワイドフォーマット)、およびD=ヒューレットパッカード光沢写真紙(Hewlett−Packard Glossy Photo Paper)(c7896a)
HI昼光=50キロルクスのランプを2週間
HIオゾン=5ppmのオゾン濃度を24時間
LOオゾン=60ppbのオゾン濃度を2週間
上記表のデータは、本発明の染料が光とオゾンの両方に対して優れた安定性を示すことを証明する。

Claims (5)

  1. 式Iで表される染料、水および保湿剤を含む、インクジェット印刷用のイエローインク組成物:
    Figure 0004991557
    (式中、
    1およびR5は、独立に置換もしくは非置換のアルキル、芳香族もしくは複素環基であり;
    2およびR4は、独立に、水素、あるいは、シアノ、アルコキシカルボニル、カルバモイル、ハロゲン、カルボキシル基、アシル基、ニトロ基、アルキルもしくはアリールスルホン、スルホン酸、置換もしくは非置換の第1級もしくは第2級アルキルスルホンアミド、置換もしくは非置換アリールスルホンアミド、炭素数1〜6の置換もしくは非置換アルキル基、炭素数6〜10の置換もしくは非置換アリール基、または原子数5〜10の置換もしくは非置換複素環基であり;
    3は、水素または置換もしくは非置換のアルキル、アシル、スルホニル、芳香族もしくは複素環基であり;
    Xは、ハロゲン、アルコキシカルボニル、シアノ、ニトロ、アルキルスルホニル及びカルバモイルから選ばれる、ハメット(Hammett)σ 値が0より大きい電子吸引基である;
    ただし、R1、R2、R3、R4およびR5の少なくとも1つは、スルホン酸、スルフィン酸、カルボン酸およびリン酸並びにこれらの塩、フェノール性ヒドロキシル、テトラアルキルアンモニウム、ポリオキシアルキレン、および置換もしくは非置換スルホンアミドから選ばれる、当該染料に水溶性を付与することができる基を含む)。
  2. 52,5−ビス−スルホフェニルである、請求項1に記載のイエローインク組成物。
  3. Xが、シアノなどのハメット(Hammett)σ値が0.4より大きい置換基である、請求項1または2に記載のイエローインク組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のイエローインク、マゼンタインク、およびシアンインクを含む、インクジェット印刷用のインクセット。
  5. ポリマー、安定剤、光沢調節剤または抗酸化剤のうちの1つ又は2つ以上を含む無色インクをさらに含む、請求項4に記載のインクセット。
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