JP4987179B2 - 版交換装置 - Google Patents

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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
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  • Printing Methods (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機の版胴に保持されている版を排出させる版交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷機の版胴に保持されている版を排出させる従来の版交換装置としては、実登3032484号公報等に開示されているものが知られている。
【0003】
この実登3032484号公報に開示された版交換装置は、版胴の近傍に配設され、板状の案内面を備えてなっており、当該版胴からの版を保持部材に案内することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
実登3032484号公報に開示された版交換装置においては、版胴から排出された版の端部の折曲部が板状の前記案内面の版胴側端部に引っ掛かってしまい、版を排出することができなくなってしまう場合があった。
【0005】
このようなことから、本発明は、版胴から排出された版を確実に排出することができる版交換装置を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、本発明による版交換装置は、くわえ側に折曲部を有する版を装着する版胴の近傍に配設され、前記版胴に新版を案内する案内部材と、前記版胴から排出される排版尻側から排版収納方向下流側に移動させる排版手段とを備えた版交換装置において、前記版胴から排出される前記排版くわえ側の折曲部を前記案内部材の前記版胴側の端部から離反させる排版離反手段を設け、前記排版離反手段が、前記版胴から排出される前記排版を案内する排版案内位置と前記版胴へ前記新版を案内する新版案内位置との間を移動できるように設けられた振分ガイドを備え、前記排版を排出しているときに、前記排版が前記版胴から完全に外れると、前記振分ガイドが、前記排版のくわえ側の折曲部を前記案内部材の前記版胴側の端部から離反させるように前記排版案内位置から前記新版案内位置に一旦移動し、前記排版のくわえ側の曲折部が前記案内部材の前記版胴側の端部上を通過すると、前記振分ガイドが、前記新版案内位置から前記排版案内位置に戻ることを特徴とする。
【0007】
上述した版交換装置において、前記排版手段の排版収納方向下流側に配設され、前記排版の排版収納方向下流側への移動を規制すると共に、前記排版手段による前記排版の移動に伴って移動する排版移動規制部材を設けたことを特徴とする。
【0008】
上述した版交換装置において、前記排版手段が、前記排版を排版収納方向下流側へ移動させるように前記排版尻側の折曲部に係合する排版係合部材を有していることを特徴とする。
【0009】
上述した版交換装置において、前記排版手段が、前記排版移動規制部材を設けられて前記排版収納方向下流側へ移動可能に支持された移動部材を備えていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による版交換装置を両面印刷機に適用した場合の実施の形態を図1〜13を用いて説明する。なお、図1は、版交換装置の概略構成図、図2は、図1の上側の版交換装置の概略構成図、図3は、図2の矢線 III方向からみた抽出拡大図、図4は、図3の矢線IV方向からみた抽出拡大図、図5は、図2の矢線V方向からみた抽出拡大図、図6は、図5の矢線VI方向からみた図、図7は、図1の下側の版交換装置の概略構成図、図8は、図7の矢線VIII方向からみた抽出拡大図、図9は、図7の矢線IX部の抽出拡大図、図10は、図8の矢線X部の抽出拡大図、図11は、図8の矢線XI方向からみた抽出拡大図、図12は、図7の矢線XII方向からみた抽出拡大図、図13は、図12の矢線XIII方向からみた図である。
【0011】
図1に示すように、印刷ユニットの左右のフレーム11の内部上方側には、上部版胴12が配設されている。上部版胴12には、上部ゴム胴14が対接している。一方、フレーム11の内部下方側には、下部版胴13が配設されている。下部版胴13には、下部ゴム胴15が対接している。上部ゴム胴14と下部ゴム胴15とは対接しており、当該ゴム胴14,15間をウエブ等の被印刷物が通過するようになっている。
【0012】
つまり、上記版胴12,13に図示しないインキ供給装置や給水装置からインキや湿し水をそれぞれ供給すると、当該版胴12,13の版の絵柄に対応したインキが上記ゴム胴14,15にそれぞれ転写され、ゴム胴14,15間を通過する被印刷物の両面に絵柄を印刷することができるようになっているのである。
【0013】
なお、本実施の形態では、上部版胴12、上部ゴム胴14、前記インキ供給装置、前記給水装置などにより上部印刷部を構成し、下部版胴13、下部ゴム胴15、前記インキ供給装置、前記給水装置などにより下部印刷部を構成している。
【0014】
[上部版交換装置]
図1に示すように、上部版胴12の近傍には、上部版交換装置100が配設されており、当該上部版交換装置100は、以下のような構造となっている。
【0015】
左右のフレーム11の上端部には、L字型をなす一対の支持アーム101の一端側が上部版胴12と同じ方向の軸回りで揺動できるようにそれぞれ連結支持されている。図2,3に示すように、支持アーム101の他端側には、支持フレーム102が上部版胴12と同じ方向の軸回りで揺動できるようにそれぞれ連結支持されている。
【0016】
<上部版保持装置>
前記支持フレーム102間には、上部版保持装置110が上部版胴12と同じ方向の軸回りで揺動できるように連結支持されており、当該上部版保持装置110は、以下のような構造となっている。
【0017】
図2,3に示すように、前記支持フレーム102間には、支持軸111が上部版胴12と同じ方向の軸回りで回動できるように連結支持されている。この支持軸111の両端側には、上部版胴12の軸心方向に対をなして配設された板状のガイドフレーム112,113の一端側がそれぞれ連結固定されている。
【0018】
図2〜4に示すように、ガイドフレーム112,113の他端側には、当該ガイドフレーム112,113の長手方向に略平行で当該ガイドフレーム112,113の一端側へ延びる長手方向を向けた第一,第二のガイド部材114,115の基端部114a,115bが連結固定されている。
【0019】
ガイドフレーム112,113と第一のガイド部材114とは、排版2を収納する収納部116aが形成されるように、その間に隙間を有しており、上部版保持装置110が図2に示す位置において第一のガイド部材114の基端部114aで排版2の端部を載置して、ガイドフレーム112,113で排版2の一方側の面を支持し、第一のガイド部材114で排版2の他方側の面を支持するようになっている。
【0020】
また、第一,第二のガイド部材114,115は、新版1を収納する収納部116bが形成されるように、その間に隙間を有しており、上部版保持装置110が図2に示す位置において第二のガイド部材115の基端部115bで新版1の端部を載置して、第一のガイド部材114で新版1の一方側の面を支持し、第二のガイド部材115で新版1の他方側の面を支持するようになっている。
【0021】
このようなガイドフレーム112,113、第一のガイド部材114などにより、本実施の形態では排版収納手段を構成し、第一,二のガイド部材114,115などにより、本実施の形態では新版収納手段を構成している。
【0022】
前記支持軸111には、リンクプレート129の一端側が連結固定されている。リンクプレート129の他端側には、アクチュエータ130の先端側が揺動自在に連結されている。このアクチュエータ130の基端側は、前記支持フレーム102に揺動可能に支持されている。
【0023】
つまり、アクチュエータ130を伸縮させると、リンクプレート129を介して支持軸111が回動し、ガイドフレーム112,113を含む上部版保持装置110を退避位置(図2参照)と作動位置(図14参照)との間で揺動させることができるようになっているのである(詳細は後述する。)。このようなリンクプレート129、アクチュエータ130などにより、本実施の形態では移動手段を構成している。
【0024】
前記第二のガイド部材115の先端側には、排版用解除部材となる引掛部115aがガイドフレーム113の外側に突出するように形成されている。また、ガイドフレーム112,113間の第一のガイド部材114には、上部版胴12と同じ方向の軸回りで回転可能なガイドローラ117が当該ガイドフレーム112,113の長手方向に沿って所定の間隔で複数取り付けられている。ガイドフレーム113には、新版1の幅方向のずれを規制する当て板118が図示しないブラケットを介して取り付けられている。
【0025】
前記ガイドフレーム112,113の対向方向外側面には、ロッドレスシリンダ119,120が当該ガイドフレーム112,113の長手方向に沿って軸心方向を向けるようにしてそれぞれ取り付けられている。ロッドレスシリンダ119には、ガイドフレーム112の先端側へ開口側を向けたU字型をなす支持部材121の基端部121a側が取り付けられており、当該支持部材121は、詳細には後述する図14に示す位置と図15に示す収納位置との間をロッドレスシリンダ119によってガイドフレーム112の長手方向に沿ってスライド移動できるようになっている。この支持部材121は、先端部121bが前記ガイド部材114の延設部分と略同じ高さ位置となるように、連結部121cの長さが設定されている。
【0026】
前記支持部材121の先端部121bには、前記ガイドフレーム112の長手方向に沿って長手方向を向けたガイド部材123の基端が連結固定されている。また、支持部材121の先端部121bには、先端に爪部125aを有する排版保持部材であるフック125の基端側が前記支持軸111と同じ方向の軸回りで自在に揺動できるように支持されており、当該フック125は、支持部材121の先端部121bの長手方向が後述する図15に示す方向を向いたときに、自重により、爪部125aを基端部121a側に位置させるように移動して収納部116a内に爪部125aを進出させ、支持部材121の先端部121bの長手方向が図2に示すような鉛直方向を向いたときに、自重により、先端部121bに重なって納まるように移動して収納部116a内から爪部125aを退没させることができるようになっている。
【0027】
つまり、フック125は支持部材121の連結部121cよりもガイドフレーム112の先端側に位置する、言い換えれば、フック125は収納位置のときに収納部116aの排版収納方向下流側端部である基端部114aよりも排版収納方向上流側に位置すると共に、フック125の揺動支点と当該基端部114aとの間の長さは、フック125の揺動支点と爪部125aとの間の長さよりも長くなっている、言い換えれば、フック125の収納位置における上記揺動支点と収納部116aの排版収納方向下流側端部との間の長さはフック125の揺動支点と先端との間の長さよりも長くなっているのである。
【0028】
前記支持部材121の先端部121bのフック125の基端側近傍には、揺動規制部材であるストッパピン127が突設されており、当該ストッパピン127は、上記フック125の爪部125aを前記収納部116aに進出させた状態(図15参照)から前記ガイド部材123の先端側へ向かう方向へ移動させないように当該フック125の揺動を規制している。
【0029】
一方、ロッドレスシリンダ120には、ガイドフレーム113の先端側へ開口側を向けたU字型をなす支持部材122の基端部122a側が取り付けられており、当該支持部材122は、図15に示す収納位置と詳細には後述する図16に示す位置との間をロッドレスシリンダ120によってスライド移動できるようになっている。この支持部材122は、先端部122bが前記ガイド部材115の延設部分よりもわずかに高い高さ位置となるように、連結部122cの長さが設定されている。
【0030】
前記支持部材122の先端部122bには、先端に爪部126aを有する新版保持部材であるフック126の基端側が前記支持軸111と同じ方向の軸回りで自在に揺動できるように支持されており、当該フック126は、支持部材122の先端部122bの長手方向が後述する図15に示す方向を向いたときに、自重により、爪部126aを基端部122a側に位置させるように移動して収納部116b内に爪部126aを進出させ、支持部材122の先端部122bの長手方向が図2に示す鉛直方向を向いたときに、自重により、先端部122bに重なって納まるように移動して収納部116b内から爪部126aを退没させることができるようになっている。
【0031】
つまり、フック126は、支持部材122の連結部122cよりもガイドフレーム113の先端側に位置する、言い換えれば、フック126が収納位置のときに収納部116bの新版供給方向上流側端部である基端部115bよりも新版供給方向下流側に位置すると共に、フック126の揺動支点と当該基端部115bとの間の長さは、フック126の揺動支点と爪部126aとの間の長さよりも長くなっている、言い換えれば、フック126の収納位置における上記揺動支点と収納部116bの新版供給方向上流側端部との間の長さがフック126の揺動支点と先端との間の長さよりも長くなっているのである。
【0032】
前記支持部材122の先端部122bのフック126の基端側近傍には、揺動規制部材であるストッパピン128が突設されており、当該ストッパピン128は、上記フック126の爪部126aを前記収納部116bに進出させた状態(図15参照)から前記ガイド部材115の先端側へ向かう方向で移動させないように当該フック126の揺動を規制している。この支持部材122の連結部122cの前記ガイド部材114,115間部分には、接触部材である押圧プレート124が突設されている。
【0033】
<上部第一版案内装置>
図2に示すように、前記支持フレーム102の前記支持軸111よりも上部版胴12側部分には、上部第一版案内装置140の一対の揺動フレーム141の基端側が当該上部版胴12と同じ方向の軸回りで揺動できるように連結支持されており、当該上部第一版案内装置140は、以下のような構造となっている。
【0034】
前記揺動フレーム141には、排版2の移動を案内する固定式のガイドプレート142が取り付けられている。上記揺動フレーム141には、アクチュエータ143の先端が揺動可能に連結されている。このアクチュエータ143の基端側は、前記支持フレーム102に揺動可能に支持されている。つまり、アクチュエータ143を伸縮させることにより、揺動フレーム141を揺動させ、上部版胴12に近接して新版1や排版2を案内する案内位置(図14参照)と当該上部版胴12から離反した退避位置(図2参照)との間を揺動させることができるようになっているのである。
【0035】
前記揺動フレーム141には、リンクプレート144の中程が揺動可能に連結支持されている。リンクプレート144の先端側には、振分ガイドであるガイドプレート145が取り付けられている。リンクプレート144の基端側には、アクチュエータ146の先端側が連結されている。このアクチュエータ146の基端側は、上記揺動フレーム141に揺動可能に支持されている。
【0036】
つまり、アクチュエータ146を伸縮させることにより、リンクプレート144を介してガイドプレート145のを排版案内位置(図14参照)と新版案内位置(図16参照)との間を移動させることができるようになっているのである(詳細は後述する。)。
【0037】
前記揺動フレーム141の先端側には、上部版胴12と同じ方向の軸回りで回動可能な回動軸147が支持されている。この回動軸147には、支持板148の基端側が連結固定されている。支持板148の先端側には、ガイドローラ149が回転自在に設けられている。また、上記回動軸147には、上部版胴12の軸心方向に沿って長手方向を向けた略コ字型の旋回プレート150が連結支持されている。上記回動軸147には、連結板151の一端側が連結固定されている。連結板151の他端側には、アクチュエータ152の先端側が揺動可能に連結されている。このアクチュエータ152の基端側は、上記揺動フレーム141に揺動可能に支持されている。
【0038】
つまり、アクチュエータ152を伸縮させることにより、連結板151を介して回動軸147を回動させて、ガイドローラ149および旋回プレート150を移動させることができるようになっているのである。
【0039】
また、一対の前記揺動フレーム141には、版の幅方向の位置決めを行う位置決めプレート153がそれぞれ取り付けられている。
【0040】
<上部第二版案内装置>
図2,5,6に示すように、上部版胴12の近傍には、上部第二版案内装置160が配設されている。この上部第二版案内装置160は、ガイドプレート161と、当該ガイドプレート161の上部版胴12側の端部に回動可能に複数設けられた案内ころ162とを備えてなっている。
【0041】
<上部押圧ローラ>
図2に示すように、上部版胴12の近傍には、上部押圧ローラ171が当該上部版胴12に対して接近離反できるように配設されている。
【0042】
<安全カバー>
図2,3に示すように、前記フレーム11間は、前記上部印刷部の内部と外部との間の少なくとも一部を仕切る安全カバー103で覆われている。この安全カバー103は、上部版保持装置110の図2に示す退避位置において、当該上部版保持装置110の前記収納部116a,116bを当該安全カバー103の外側に位置させると共に、図2における上部版保持装置110の当該収納部116aより左側にあるガイドフレーム112,113、ロッドレスシリンダ119,120、支持部材121,122の基端部121a,122aや上部第一版案内装置140等を当該安全カバー103の内側に位置させることができるように、上部版保持装置110のガイドフレーム112,113、ロッドレスシリンダ119,120、支持部材121,122の基端部121a,122aに対応する位置に隙間103aを有するように間隔をあけて複数設けられている。
【0043】
つまり、安全カバー103は、フレーム11に対して支持アーム101、支持フレーム102等の支持部材を介して揺動可能に支持されることにより、一対のフレーム11間に形成される空間の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置と当該空間を開放する開放位置とに移動することができ、前記上部版保持装置110は、上記支持フレーム102を介して当該安全カバー103に対して相対的に作動位置(図14参照)へ揺動できるように支持されることにより、安全カバー103が閉塞位置のときでも揺動することができるようになっているのである。
【0044】
また、上部版保持装置110の左右のガイドフレーム112,113間に配設される安全カバー103は、上部版保持装置110のガイドフレーム112,113の長手方向の長さよりも短くなっており、前記上部版保持装置110の最大揺動半径よりも小さな最大揺動半径で揺動することができるようになっている。
【0045】
[下部版交換装置]
図1に示すように、下部版胴13の近傍には、本発明にかかる版交換装置である下部版交換装置200が配設されており、当該下部版交換装置200は、以下のような構造となっている。
【0046】
図7,8に示すように、左右の前記フレーム11間には、下部版胴13の軸心方向に沿って軸心方向を向けた支持軸201が支持されている。この支持軸201の両端寄りには、支持フレーム204の基端側(上端側)が揺動可能にそれぞれ連結支持されている。
【0047】
<安全カバー>
前記支持フレーム204には、開口部203a,203bおよびスリット203cを有する安全カバー203が取り付けられており、当該安全カバー203は、フレーム11に対して支持軸201および支持フレーム204を介して揺動可能に支持されることにより、対をなす当該フレーム11間に形成される空間の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置と当該空間を開放する開放位置とに移動することができるようになっている。
【0048】
また、安全カバー203は、後述する下部版保持装置210のガイドフレーム212,213の長手方向の長さよりも短くなっており、この下部版保持装置210の最大揺動半径よりも小さな最大揺動半径で揺動することができるようになっている。なお、図7,8中、202は左右の前記フレーム11の下部に固定された安全カバー、202a〜202cは開口部である。
【0049】
<下部版保持装置>
前記支持フレーム204間の基端側(上端側)には、下部版保持装置210の回動軸211が下部版胴13と同じ方向の軸回りで揺動できるように連結支持されており、当該下部版保持装置210は、以下のような構造となっている。
【0050】
図7〜11に示すように、前記回動軸211の前記安全カバー203の前記開口部203a,203b部分には、下部版胴13の軸心方向に対をなして配設された板状のガイドフレーム212,213の一端側がそれぞれ連結固定されている。また、回動軸211の前記安全カバー203の前記スリット203c部分には、板状の支持フレーム217の一端寄りがそれぞれ連結固定されている。
【0051】
これらガイドフレーム212,213の他端側には、当該ガイドフレーム212,213の長手方向に略平行で当該ガイドフレーム212,213の一端側へ延びるガイド部材214,215の基端部が連結固定されており、当該ガイド部材214,215は、下部版保持装置210が図7に示す位置において前記安全カバー203の外側に位置するように当該カバー203の開口部203a,203bから外側に突出すると共に、排版2を収納する収納部216bを有するように、その間に隙間が形成されている。また、ガイドフレーム212,213とガイド部材214との間には、新版1を収納する収納部216aを有するように隙間が形成されている。
【0052】
このようなガイドフレーム212,213、ガイド部材214などにより、本実施の形態では新版収納手段を構成し、ガイド部材214,215などにより、本実施の形態では排版収納手段を構成している。
【0053】
前記回動軸211には、リンクプレート229の一端側が連結固定されている。リンクプレート229の他端側には、アクチュエータ230の先端側が揺動自在に連結されている。このアクチュエータ230の基端側は、前記支持フレーム204に取り付けられた支持部材205に揺動可能に連結支持されている。
【0054】
つまり、アクチュエータ230を伸縮させると、リンクプレート229を介して回動軸211が回動し、ガイドフレーム212,213および支持フレーム217を含む下部版保持装置210を退避位置(図7参照)と作動位置(図18参照)との間を揺動させることができるようになっているのである(詳細は後述する。)。このようなリンクプレート229、アクチュエータ230などにより、本実施の形態では移動手段を構成している。
【0055】
前記ガイドフレーム213には、新版1の幅方向のずれを規制する当て板218がブラケットを介して取り付けられている。ガイドフレーム212,213の対向方向外側面には、アクチュエータ219,220が当該ガイドフレーム212,213の長手方向に沿って軸心方向を向けるようにしてそれぞれ取り付けられている。
【0056】
前記アクチュエータ219のロッドの先端部には、後述する図19に示す位置と図20に示す位置との間を当該アクチュエータ219のロッドの進退動により移動可能な本発明にかかる移動部材である支持部材221が取り付けられている。この支持部材221には、新版1を押し出す押出部材223が取り付けられており、当該押出部材223は、下部版保持装置210が図7に示す位置において前記安全カバー202,203と上記ガイド部材214との間に位置するように当該安全カバー202,203の開口部202a,203aから外側に突出するようになっている。
【0057】
前記支持部材221には、ガイドフレーム212の先端側(回動軸211側)に延びるブラケット221aが取り付けられている。ブラケット221aには、爪部225aを形成された新版係合部材であるフック225が前記回動軸211の軸心と同じ方向の軸回りで揺動できるように移動自在に連結支持されている。
【0058】
すなわち、ガイドフレーム212は前記退避位置のときに前記収納部216aの新版供給方向上流側を新版供給方向下流側に位置させる一方、フック225は押出部材223よりもガイドフレーム212の先端側に位置する、言い換えれば、フック225は収納位置のときに収納部216aの新版供給方向上流側の端部よりも新版供給方向下流側に位置すると共に、フック225の揺動支点と上記端部との間の長さは、フック225の揺動支点と爪部225aとの間の長さよりも長くなっている、言い換えれば、フック225の収納位置における上記揺動支点と収納部216aの新版供給方向上流側端部との間の長さはフック225の揺動支点と先端との間の長さよりも長くなっているのである。
【0059】
前記フック225には、当該フック225の爪部225aを前記収納部216a側に進出させる方向へ当該フック225を付勢する付勢部材であるばね226が取り付けられている。ブラケット221aには、フック225の爪部225aを前記収納部216a側に進出させた位置で当該フック225の前記回動軸211側への揺動を規制するストッパピン227が突設されている。
【0060】
一方、前記フレーム11間を連絡するビーム206には、当接部材である押出ピン228が取り付けられており、当該押出ピン228は、下部版保持装置210が図7に示す位置に位置したときに前記フック225の基端側に当接して、当該フック225の爪部225aを前記ばね226の付勢力に抗して前記収納部216aから退没させるようになっている。つまり、フック225は、ガイドフレーム212の長手方向が後述する図18に示す方向を向いたときに、爪部225aを収納部216a内に進出させ、ガイドフレーム212の長手方向が図7に示すような鉛直方向を向いたときに、収納部216a内から爪部225aを退没させることができるようになっているのである。
【0061】
なお、本実施の形態では、アクチュエータ219、支持部材221、フック225、ばね226などにより新版離反手段を構成している。
【0062】
また、前記ガイドフレーム212の前記ガイドフレーム213との対向面側の長手方向中程には、新版用解除部材である係合ピン229が突設されており、当該係合ピン229は、アクチュエータ219を収縮した際に前記フック225に当接して当該フック225の爪部225aを前記ばね226の付勢力に抗して前記収納部216aから退没させることができるようになっている(図20参照)。
【0063】
前記アクチュエータ220のロッドの先端部には、後述する図18に示す位置と図19に示す位置との間を当該アクチュエータ220のロッドの進退動により移動可能な本発明にかかる移動部材である支持部材222が取り付けられている。この支持部材222には、排版2の尻側折曲部に係合して当該排版2を排版収納方向下流側へ移動させる本発明にかかる排版係合部材である引取部材224がブラケット231を介して取り付けられており、当該引取部材224は、下部版保持装置210が図7に示す位置において前記ガイド部材214,215間に位置するように安全カバー202,203の開口部202b,203bから外側に突出するようになっている。
【0064】
このようなアクチュエータ220、支持部材222、引取部材224、ブラケット231などにより、本実施の形態では本発明にかかる排版手段を構成している。
【0065】
前記支持部材222のブラケット231の前記引取部材224よりも排版収納方向下流側には、排版2の排版収納方向下流側への移動を規制するように当該排版2を受け止める本発明にかかる排版移動規制部材である受止板232が取り付けられている。
【0066】
<下部第一版案内装置>
図7,8に示すように、前記支持軸201の上方側には、下部第一版案内装置240の一対の本体フレーム240aの基端側が下部版胴13と同じ方向の軸回りで揺動できるように連結支持されており、当該下部第一版案内装置240は、以下のような構造となっている。
【0067】
前記本体フレーム240aには、前記支持軸201の軸心方向に沿って軸心方向を向けた回動軸241aが取り付けられている。この回動軸241aには、揺動フレーム(図示せず)の基端側と、振分ガイドとしてのリンクプレート244の中程とが揺動可能に取り付けられている。上記揺動フレームには、排版2の移動を案内する固定式のガイドプレート242が取り付けられている。上記揺動フレームには、アクチュエータ243の先端が揺動可能に連結されている。このアクチュエータ243の基端側は、前記本体フレーム240aに揺動可能に支持されている。
【0068】
つまり、アクチュエータ243を伸縮させることにより、前記揺動フレームを揺動させ、下部版胴13に近接して新版1や排版2を案内する案内位置(図18参照)と下部版胴13から離反した退避位置(図7参照)とにガイドプレート242を移動させることができるようになっているのである。
【0069】
前記リンクプレート244の先端側には、振分ガイドであるガイドプレート245が取り付けられている。リンクプレート244の基端側には、アクチュエータ246の先端側が連結されている。このアクチュエータ246の基端側は、上記揺動フレームに揺動可能に支持されている。
【0070】
つまり、アクチュエータ246を伸縮させることにより、リンクプレート244を介してガイドプレート245を排版案内位置(図18参照)と新版案内位置(図20参照)との間を移動させることができるようになっているのである(詳細は後述する。)。このようなリンクプレート244、ガイドプレート245、アクチュエータ246などにより、本実施の形態では本発明にかかる排版離反手段を構成している。
【0071】
前記揺動フレームの先端側には、下部版胴13と同じ方向の軸回りで回動可能な回動軸247が支持されている。この回動軸247には、支持板248の基端側が連結固定されている。支持板248の先端側には、ガイドローラ249が回転自在に設けられている。
【0072】
上記回動軸247には、下部版胴13の軸心方向に沿って長手方向を向けた略コ字型の旋回プレート250が連結支持されている。上記回動軸247には、連結板251の一端側が連結固定されている。連結板251の他端側には、アクチュエータ252の先端側が揺動可能に連結されている。このアクチュエータ252の基端側は、上記揺動フレームに揺動可能に支持されている。
【0073】
つまり、アクチュエータ252を伸縮させることにより、連結板251を介して回動軸247を回動させて、ガイドローラ249および旋回プレート250を移動させることができるようになっているのである。
【0074】
また、対をなす前記揺動フレームには、版の幅方向の位置決めを行う位置決めプレート253がそれぞれ取り付けられている。この揺動フレームには、カバー254が取り付けられている。
【0075】
<下部第二版案内装置>
図7,10,11に示すように、下部版胴13の近傍には、下部第二版案内装置260が配設されている。この下部第二版案内装置260は、前記支持軸201に基端側を揺動可能に連結支持されて下部版胴13から排出される排版2を案内する本発明にかかる案内部材であるガイドプレート261と、ガイドプレート261の下部版胴13側の端部(先端側)に回動可能に複数設けられた案内ころ262とを備えてなっており、当該下部第二版案内装置260は、下部版胴13に供給する新版1や下部版胴13から排出される排版2を案内する案内位置と当該下部版胴13から大きく離反した退避位置とに揺動できるようになっている。
【0076】
<下部押圧ローラ>
図7に示すように、下部版胴13の近傍には、下部押圧ローラ271が当該下部版胴13に対して接近離反できるように配設されている。
【0077】
なお、前記安全カバー202,203は、下部版保持装置210の図7に示す退避位置において、当該下部版保持装置210の前記収納部216a,216bを当該安全カバー202,203の外側に位置させると共に、図7における下部版保持装置210の当該収納部216aより左側にあるガイドフレーム212,213、支持フレーム217、アクチュエータ219,220、支持部材221,222の基端部等を当該安全カバー202,203の内側に位置させることができるように、下部版保持装置210のガイドフレーム212,213、支持フレーム217、アクチュエータ219,220、支持部材221,222の基端部に対応する位置に前記開口部202a,202b、203a,203bおよび前記スリット203cが形成されているのである。
【0078】
このような構造をなす上部版交換装置100および下部版交換装置200を使用した版交換手順を図14〜21を用いて説明する。なお、図14は、上部版交換装置の手順説明図、図15は、図14に続く手順説明図、図16は、図15に続く手順説明図、図17は、図16に続く手順説明図、図18は、下部版交換装置の手順説明図、図19は、図18に続く手順説明図、図20は、図19に続く手順説明図、図21は、図20に続く手順説明図である。
【0079】
[上部版交換装置]
<作動位置への切り換え>
印刷を行っているときには、上部版保持装置110は、図2に示したように、ガイドフレーム112,113およびガイド部材114,115を上下方向へ向けるようにして退避位置にあり、前記収納部116aの排版収納方向下流側が排版収納方向上流側よりも下方に位置し、前記収納部116bの新版供給方向上流側が新版供給方向下流側よりも下方に位置している。
【0080】
このような状態で上部版保持装置110のガイド部材114,115間の収納部116bに尻側を下方にするようにして新版1を当て板118に当てながら差し込んで当該新版1を収納位置に収納する。
【0081】
このとき、上部版保持装置110の支持部材121,122の先端部121b,122bが長手方向を鉛直方向へ向けるように位置しているので、フック125,126が自重により収納部116a,116bから退没して支持部材121,122の先端部121b,122bに重なるようにして収まっている。さらに、前記収納部116bが前記安全カバー103の外側に位置し、また、この退避位置が前記上部印刷部の下方側であると同時に、前記収納部116bの新版供給方向下流側の位置が作動位置における前記収納部116bの新版供給方向下流側の位置よりも下方となるので、退避位置での当該収納部116bに対する作業を安全カバー103の外側の低い位置で行うことができる。このため、前記収納部116bに新版1を非常に簡単にセットすることができる。
【0082】
また、上部版保持装置110の収納部116a,116bに係る部材以外のほとんどの部材が安全カバー103の内側に収納されているので、安全カバー103の外側への突出量が少ない。このため、作業スペースを有効に利用して、版交換作業の利便性を向上させることができる。
【0083】
続いて、アクチュエータ130を短縮させると、図14に示すように、ガイド部材114,115の先端側を上部版胴12側へ向けるようにガイドフレーム112,113が支持軸111を中心に揺動し、当該上部版保持装置110が作動位置に移動してセットされる。
【0084】
このとき、前記収納部116aの排版収納方向下流側が排版収納方向上流側よりも上方に位置すると共に、前記収納部116bの新版供給方向上流側が新版供給方向下流側よりも上方に位置する、すなわち、支持部材121,122が開口側を下方側へ向けるように傾斜する。このため、フック125,126が爪部125a,126aを前記収納部116a,116b内に進出させるように移動した後、この進出した状態のままストッパピン127,128で移動を規制されるようになるので、フック126の爪部126aが新版1の尻側に係合して当該新版1を落下させることなく保持する。
【0085】
これと同時に、上部版保持装置110のロッドレスシリンダ119を作動して支持部材121を図2に示した位置から図14に示されるガイドフレーム112の先端側(排版収納方向上流側)へ移動させ、上部第一版案内装置140のアクチュエータ143を伸長して揺動フレーム141を揺動させることにより、当該案内装置140を案内位置に移動させたら、アクチュエータ146を短縮してリンクプレート144を揺動させて、上部版胴12から排出される排版2を上部版保持装置110の収納部116aへ案内可能な排版案内位置へガイドプレート145を移動させる。
【0086】
<排版の収納>
次に、前記押圧ローラ171を作動位置に移動させて上部版胴12に押圧させながら当該上部版胴12を逆回転させると共に、上部版胴12の版端保持手段による版の尻側端部の保持を解除することにより、排版2の尻側を上部版胴12から飛び出させると、排版2は、上部第一版案内装置140のガイドプレート142,145間で案内されながら、上部版保持装置110のガイドフレーム112,113とガイド部材123との間の収納部116a内に尻側から送り込まれる。このとき、フック125は、揺動自在に支持されているため、排版2の上記送り込みに伴って、排版2の尻側で押されてそのまま揺動し、排版2の尻側が通過した時点で、自重により戻るように移動する(図14参照)。
【0087】
なお、前記版端保持手段による版の尻側端部の保持の解除は、ガイドプレート161の上部版胴12と対向する端部よりも上部版胴12の逆回転方向上流側で行われる。
【0088】
このようにして上部版胴12を逆回転させていき、排版2のくわえ側が上部第一版案内装置140に接近したら、前記版端保持手段による版のくわえ側端部の保持を解除すると共に、押圧ローラ171を退避位置に移動させて上部版胴12から引き離し、上部第一版案内装置140のアクチュエータ152を短縮させる。これにより、ガイドローラ149、旋回プレート150が回動軸147を中心に図14における反時計回りで揺動し、旋回プレート150が排版2のくわえ側を上部版胴12の径方向外側へ移動させるため、排版2は、曲折したくわえ側が上部版胴12から確実に外れる。
【0089】
上部版胴12から排版2が完全に外れたら、上部第一版案内装置140の前記アクチュエータ152を伸長してガイドローラ149および旋回プレート150を退避位置に戻した後、アクチュエータ146を伸長してガイドプレート145を新版案内位置に一旦移動させ、図15に示すように、上部版保持装置110のロッドレスシリンダ119を作動して支持部材121を戻すようにガイドフレーム112の基端側(排版収納方向下流側)へ移動させると、当該移動に伴って、フック125の爪部125aが排版2の尻側に係合して当該排版2を引き上げ始める。
【0090】
このとき、上記ガイドプレート145が排版2のくわえ側を上部第二版案内装置160のガイドプレート161から離反させているので、当該ガイドプレート161の上部版胴12側の端部(先端側)への当該排版2のくわえ側の衝突が防止される。このようにして排版2のくわえ側が上部第二版案内装置160のガイドプレート161の先端上を通過したら、上部第一版案内装置140の前記アクチュエータ146を収縮してガイドプレート145を排版案内位置に戻す。引き続き、前記フック125の爪部125aをガイドフレーム112,113とガイド部材123との間の収納部116aの収納位置まで移動させることにより、排版2を当該収納部116aの収納位置に収納する。
【0091】
なお、フック125は、ストッパピン128により排版収納方向上流側への揺動を規制されているため、排版2を確実に引き上げることができる。また、上記ロッドレスシリンダ119、支持部材121、フック125等による上記移動に伴って、上部版胴12から外れた排版2の折り曲げられたくわえ側が前記上部第二版案内装置160のガイドプレート161の上部版胴12側の端部に引っ掛かったとしても、案内ころ162が回転するため、当該排版2のくわえ側はガイドプレート161の上記端部から容易に外れる。
【0092】
<新版の装着>
次に、図16に示すように、上部第一版案内装置140のアクチュエータ146を伸長してリンクプレート144を揺動させ、上部版保持装置110の収納部116b内に保持されている新版1を上部版胴12へ供給する新版案内位置へガイドプレート145を移動させると共に、押圧ローラ171を作動位置に移動して上部版胴12に押圧させたら、上部版保持装置110のロッドレスシリンダ120を作動して支持部材122を前記収納部116aの前記収納位置からガイドフレーム113の先端側(新版供給方向下流側)へ移動させると、押圧プレート124が新版1の尻側に接触して、当該新版1を上部版胴12側(新版供給方向下流側)へ送り出す。
【0093】
このように支持部材122をガイドフレーム113の先端側へ移動させて新版1を上部版胴12側へ送り出していくと、その途中で、フック126がガイド部材115の引掛部115aに引っ掛かって接触し、前記収納部116bから退没するように揺動するため、新版1は、フック126によるロックから尻側が開放され、上部第一版案内装置140の左右の位置決めプレート153で幅方向に正確に位置決めされた状態で送り出され、くわえ側が押圧ローラ171に接触して一旦停止する。
【0094】
続いて、上部版胴12を正回転させると、当該版胴12の周面に接触している押圧ローラ171が連れ回りして当該版胴12の周面に新版1のくわえ側折曲部先端を押し付け、当該版胴12に設けられているギャップと新版1のくわえ側折曲部先端とが対向したときに、当該押圧ローラ171が新版1のくわえ側曲折部先端を当該版胴12の上記ギャップに挿入するので、当該版胴12のさらなる正回転により、新版1が当該版胴12に巻き付けられて装着される。
【0095】
このとき、安全カバー103を開放しなくても、上部版保持装置110を退避位置から作動位置に移動させることができるので、版交換作業時に作業具等を印刷部の内部に落下させてしまうことを防止することができる。
【0096】
<装着異常発生時の新版の引き戻し>
このようにして新版1を上部版胴12に装着するときに、何らかの原因で新版1が上部版胴12に巻き付かない等の装着異常を生じ、正回転する上部版胴12の位相が所定位置になっても、前記フック126の近傍に新版1の尻側が存在することを各種のセンサ等で検知すると、当該センサからの信号に基づいて、制御装置等により、印刷機が停止する。このとき、新版1のくわえ側先端が上部版胴12に装着されていない印刷ユニットに対しては、当該ユニットの上部版保持装置110の支持部材122をガイドフレーム113の先端側(新版供給方向下流側)から前記収納部116bの前記収納位置へ移動させるようにロッドレスシリンダ120が作動する。
【0097】
これにより、前記フック126がガイド部材115の引掛部115aから離反し、爪部126を前記収納部116b内に進出させるように揺動して、フック126の爪部126aが新版1の尻側に係合し、ロッドレスシリンダ120の作動に伴って新版1が上記収納部116b内に引き戻され、新版1のくわえ側の損傷が防止される。
【0098】
また、新版1の装着異常が検知されて印刷機が停止したときに、新版1のくわえ側先端が上部版胴12に装着されている印刷ユニットに対しては、装着異常が発生した印刷ユニットの上部版胴12を逆回転させて新版1を排出している間に上部版胴12に装着された新版1のくわえ側折曲部が上部版胴12に接触している押圧ローラ171の近傍に位置すると、押圧ローラ171を退避位置に移動させて上部版胴12から引き離し、上部第一版案内装置140のアクチュエータ152を短縮させて、回動軸147を中心にガイドローラ149および旋回プレート150を図14における反時計回りで揺動させ、旋回プレート150により新版1のくわえ側を上部版胴12から離間させた状態で保持する。
【0099】
<退避位置への切り換え>
上述したようにして新版1の送り出しを終えたら、図17に示すように、上部第一版案内装置140のアクチュエータ143を収縮して揺動フレーム141を揺動させ、当該案内装置140を退避位置に移動させると共に、上部版保持装置110のロッドレスシリンダ120を作動して支持部材122をガイドフレーム113の基端側へ移動させ、アクチュエータ130を伸長してガイドフレーム112,113を揺動させ、当該版保持装置110を退避位置に移動させると、ガイドフレーム112,113およびガイド部材114,115が長手方向を上下方向へ向けるように揺動し、前記収納部116aの排版収納方向下流側が排版収納方向上流側よりも下方に位置し、前記収納部116bの新版供給方向上流側が新版供給方向下流側よりも下方に位置する。
【0100】
このとき、上部版保持装置110の支持部材121,122の先端部121b,122bが長手方向を鉛直方向へ向けるように位置するので、フック125,126が自重により収納部116a,116bから退没するように揺動し、支持部材121,122の先端部121b,122bに重なるようにして収まってしまう。さらに、前記収納部116aが前記安全カバー103の外側に位置すると共に、排版2の背面側に安全カバー103が位置してガイド面を形成し、また、この退避位置が前記上部印刷部の下方側であると同時に、前記収納部116aの排版収納方向下流側の位置が作動位置のときよりも下方であるので、退避位置での当該収納部116aに対する作業を安全カバー103の外側の低い位置で当該安全カバー103に沿って行うことができる。このため、前記収納部116aから排版2を取り出すことを非常に簡単に行うことができる。
【0101】
また、上部版保持装置110の収納部116a,116bに係る部材以外のほとんどの部材が安全カバー103の内側に収納されるので、安全カバー103の外側への突出量が少ない。このため、作業スペースを有効に利用して、版交換作業の利便性を向上させることができる。
【0102】
[下部版交換装置]
<作動位置への切り換え>
印刷を行っているときには、下部版保持装置210は、図7に示したように、ガイドフレーム212,213およびガイド部材214,215を上下方向へ向けて、前記収納部216a,216bを前記安全カバー203の外側に位置させた退避位置にある。
【0103】
このような状態で下部版保持装置210の前記収納部216aに尻側を下方にするようにして新版1を当て板218に当てながら差し込んで新版1を収納位置に収納する。
【0104】
このとき、下部版保持装置210の前記収納部216aが前記安全カバー203の外側に位置すると共に、安全カバー203が収納部216aに沿って配向するため、退避位置での当該収納部216aに対する新版1のセット作業を安全カバー203の外側で当該安全カバー203をガイド面にしながら行うことができる。このため、前記収納部216aに新版1を非常に簡単にセットすることができる。
【0105】
また、下部版保持装置210の収納部216a,216bに係る部材以外のほとんどの部材が安全カバー203の内側に収納されているので、安全カバー203の外側への突出量が少ない。このため、作業スペースを有効に利用して、版交換作業の利便性を向上させることができる。
【0106】
続いて、アクチュエータ230を伸長させると、図18に示すように、ガイド部材214,215の先端側を下部版胴13側へ向けるようにガイドフレーム212,213および支持フレーム217が回動軸211を中心に揺動し、当該下部版保持装置210が作動位置に移動してセットされる。このとき、前記フック225が押出ピン228から離れるため、フック225は、ばね226の付勢力により、爪部225aを前記収納部216a側に進出させるように回動してストッパピン227で位置決め停止される。
【0107】
これと同時に、下部版保持装置210のアクチュエータ220を収縮して引取部材224を図7に示した位置から図18に示されるガイドフレーム213の先端側へ移動させ、下部第一版案内装置240のアクチュエータ243を伸長して前記揺動フレームを揺動させることにより、当該下部第一版案内装置240を案内位置に移動させたら、アクチュエータ246を短縮してリンクプレート244を揺動させて、下部版胴13から排出される排版2を下部版保持装置210の収納部216bへ案内可能な排版案内位置へガイドプレート245を移動させる。
【0108】
<排版の収納>
次に、前記押圧ローラ271を作動位置に移動させて下部版胴13に押圧させながら当該下部版胴13を逆回転させると共に、下部版胴13の版端保持手段による版の尻側端部の保持を解除することにより,排版2の尻側を下部版胴13から飛び出させると、排版2は、下部第一版案内装置240のガイドプレート242,245間で案内されながら、下部版保持装置210のガイドフレーム214,215の間の収納部216bの引取部材224上に尻側から送り込まれる。
【0109】
このとき、排版2の尻側端部が下部第二版案内装置260のガイドプレート261の先端側に衝突してしまう場合があるものの、当該ガイドプレート261の先端側に案内ころ262を設けているため、当該ガイドプレート261の先端側に当該排版2の尻側端部を引っ掛けてしまうことなく当該排版2を送り出すことができる。
【0110】
なお、前記版端保持手段による版の尻側端部の保持の解除は、ガイドプレート261の下部版胴13と対向する端部よりも下部版胴13の逆回転方向上流側で行われる。
【0111】
このようにして下部版胴13を逆回転させていき、排版2のくわえ側が下部第一版案内装置240に接近したら、前記版端保持手段による版のくわえ側端部の保持を解除すると共に、押圧ローラ271を退避位置に移動させて下部版胴13から引き離し、下部第一版案内装置240のアクチュエータ252を短縮させる。これにより、ガイドローラ249、旋回プレート250が回動軸247を中心に図18における反時計回りで揺動し、旋回プレート250が排版2のくわえ側を下部版胴13の径方向外側へ移動させるため、排版2は、曲折したくわえ側が下部版胴13から確実に外れる。
【0112】
下部版胴13から排版2が完全に外れたら、下部第一版案内装置240の前記アクチュエータ252を伸長してガイドローラ249および旋回プレート250を退避位置に戻すと共に、アクチュエータ246を伸長してガイドプレート245を新版案内位置に一旦移動させると、排版2のくわえ側が当該ガイドプレート245で上方に持ち上げられて下部第二版案内装置260のガイドプレート261から離反され、当該ガイドプレート261の下部版胴13側の端部(先端側)に衝突してしまうことはない。
【0113】
このとき、排版2は、排版収納方向に対して保持されていない状態となるため、場合によっては、前記ガイドプレート245でくわえ側を持ち上げられるよりも先に、自重で排版収納方向下流側にそのまま移動してしまい、当該くわえ側がガイドプレート261の先端側に衝突してしまう虞があるものの、下部版保持装置210に前記受止板232を設けているため、自重で排版収納方向下流側にそのまま移動したとしても、当該受止板232により即時に受け止められて移動を規制されるので、くわえ側がガイドプレート261の先端側に衝突することを確実に防ぐことができる。
【0114】
続いて、下部版保持装置210のアクチュエータ220を作動して引取部材224を戻すようにガイドフレーム213の基端側へ移動させると、当該移動に伴って、引取部材224が排版2の尻側に係合し、当該排版2が排版収納方向に移動し始める。排版2のくわえ側が下部第二版案内装置260のガイドプレート261の先端上を通過したら、下部第一版案内装置240の前記アクチュエータ246を収縮してガイドプレート245を排版案内位置に戻す。引き続き、上記アクチュエータ220を作動させると、図19に示すように、排版2がガイド部材214,215との間の引取部材224上の収納部216bの収納位置に収納される。
【0115】
<新版の装着>
次に、図20に示すように、下部第一版案内装置240のアクチュエータ246を伸長してリンクプレート244を揺動させ、下部版保持装置210の収納部216a内に保持されている新版1を下部版胴12へ供給する新版案内位置へガイドプレート245を移動させると共に、押圧ローラ271を作動位置に移動して下部版胴13に押圧させたら、下部版保持装置210のアクチュエータ219を収縮して押出部材223をガイドフレーム212の先端側へ移動させると、押出部材223が新版1の尻側を押し出し、当該新版1が下部第一版案内装置240の左右の位置決めプレート253で幅方向に正確に位置決めされた状態で下部版胴13側へ送り出される。
【0116】
新版1のくわえ側が押圧ローラ271に接触したら、上記送り出しを一旦停止する。このとき、前記フック225が前記係合ピン229に接触してばね226の付勢力に抗して揺動し、当該フック225の爪部225aが前記収納部216aから退没する。
【0117】
続いて、下部版胴13を正回転させると、当該版胴13の周面に接触している押圧ローラ271が連れ回りして当該版胴13の周面に新版1のくわえ側折曲部先端を押し付け、当該版胴13に設けられているギャップと新版1のくわえ側折曲部先端とが対向したときに、当該押圧ローラ271が新版1のくわえ側曲折部先端を当該版胴13の上記ギャップに挿入するので、当該版胴13のさらなる正回転により、新版1が当該版胴13に巻き付けられて装着される。
【0118】
このとき、安全カバー203を開放しなくても、下部版保持装置210を退避位置から作動位置に移動させることができるので、版交換作業時に作業具等を印刷部の内部に落下させてしまことを防止することができる。
【0119】
<装着異常発生時の新版の引き戻し>
このようにして新版1を下部版胴13に装着するときに、何らかの原因で新版1が下部版胴13に巻き付かない等の装着異常を生じ、正回転する下部版胴13の位相が所定位置になっても、前記押出部材223の近傍に新版1の尻側が存在することを各種のセンサ等で検知すると、当該センサからの信号に基づいて、制御装置等により、印刷機が停止する。このとき、新版1のくわえ側先端が下部版胴13に装着されていない印刷ユニットに対しては、当該ユニットの下部版保持装置210のアクチュエータ219が伸長する。
【0120】
これにより、前記フック225が係合ピン229から離反し、ばね226の付勢力により、爪部225aを前記収納部216a内に進出させるように揺動して、フック225の爪部225aが新版1の尻側に係合し、アクチュエータ219の伸長に伴って新版1が上記収納部216a内に引き戻され、新版1のくわえ側の損傷が防止される。
【0121】
また、新版1の装着異常が検知されて印刷機が停止したときに、新版1のくわえ側先端が下部版胴13に装着されている印刷ユニットに対しては、装着異常が発生した印刷ユニットの下部版胴13を逆回転させて新版1を排出している間に下部版胴13に装着された新版1のくわえ側折曲部が下部版胴13に接触している押圧ローラ271の近傍に位置すると、押圧ローラ271を退避位置に移動させて下部版胴13から引き離し、下部第一版案内装置240のアクチュエータ252を短縮させて、回動軸247を中心にガイドローラ249および旋回プレート250を図18における反時計回りで揺動させ、旋回プレート250により新版1のくわえ側を下部版胴13から離間させた状態で保持する。
【0122】
<退避位置への切り換え>
上述したようにして新版1の送り出しを終えたら、図21に示すように、下部第一版案内装置240のアクチュエータ243を収縮して前記揺動フレームを揺動させ、当該案内装置240を退避位置に移動させると共に、下部版保持装置210のアクチュエータ219を伸長して押出部材223をガイドフレーム212の基端側へ移動させ、アクチュエータ230を収縮してガイドフレーム212,213を揺動させ、当該版保持装置210を退避位置に移動させると、ガイドフレーム212,213等の各部材が安全カバー202,203の開口部202a,202b,203a,203bやスリット203cを通過して安全カバー202,203の内側に収納される。
【0123】
このとき、下部版保持装置210の前記収納部216bが前記安全カバー203の外側に位置しているため、退避位置での当該収納部216bに対する作業を安全カバー203の外側で行うことができる。このため、前記収納部216bから排版2を取り出すことを非常に簡単に行うことができる。
【0124】
また、下部版保持装置210の収納部216a,216bに係る部材以外のほとんどの部材が安全カバー203の内側に収納されるので、安全カバー203の外側への突出量が少ない。このため、作業スペースを有効に利用して、版交換作業の利便性を向上させることができる。
【0125】
[ゴム胴および版胴の周辺の保守点検]
また、前記版胴12,13や前記ゴム胴14,15の周辺の保守点検等を行う場合には、図22に示すように、安全カバー103を開くと、当該安全カバー103に一体的に支持されている支持フレーム102が支持アーム101に対して揺動し、上部版保持装置110および上部第一版案内装置140が印刷ユニットのフレーム11から引き出される一方、下部版交換装置200の下部第一版案内装置240の支持フレーム240aおよび下部第二版案内装置260のガイドプレート261を支持軸201を中心にして回動させると、当該下部第一版案内装置240および当該下部第二版案内装置260が印刷ユニットのフレーム11から引き出される。これにより、印刷ユニット内の印刷部の前記版胴12,13や前記ゴム胴14,15の周辺部分を開放することができると同時に、前記版胴12,13や前記ゴム胴14,15の周辺に作業空間を形成することができるので、当該版胴12,13や当該ゴム胴14,15の周辺の保守点検等を容易に行うことができる。
【0126】
[インキ供給装置および給水装置の周辺部分の保守点検]
また、インキ供給装置および給水装置の周辺部分(上部版胴12の上方部分および下部版胴13の下部部分)の保守点検等を行う場合には、図23に示すように、上述した状態から上部版交換装置100の支持アーム101を印刷ユニットのフレーム11に対して揺動させると、上部版保持装置110および上部第一版案内装置140が印刷ユニットのフレーム11の上部に位置する一方、下部版交換装置200の安全カバー203を支持軸201を中心にして揺動させると、当該安全カバー203と共に下部版保持装置210が印刷ユニット内から引き出される。これにより、印刷ユニット内の印刷部のインキ供給装置や給水装置の周辺部分を開放することができると同時に、前記インキ供給装置や前記給水装置の周辺に作業空間を形成することができるので、当該インキ供給装置や当該給水装置の周辺の保守点検等を容易に行うことができる。
【0127】
したがって、このような上部版交換装置100および下部版交換装置200によれば、次のような効果を得ることができる。
【0128】
(1)上部版交換装置100の上部版保持装置110を作動位置にするだけでフック125,126の爪部125a,126aが収納部116a,116b内に進出し、当該上部版保持装置110を退避位置にするだけでフック125,126の爪部125a,126aが収納部116a,116bから退没するので、収納部116b内への新版1の挿入や収納部116aからの排版2の取り出しを極めて容易に行うことができると共に、フック125,126の揺動に専用の駆動装置等を設ける必要がなくなる。このため、装置構成が簡単でありながらも、排版2の取出作業や新版1のセット作業を簡単に行うことができる。
【0129】
(2)退避位置に位置する上部版交換装置100の上部版保持装置110の前記収納部116aの排版収納方向下流側が排版収納方向上流側よりも下方に位置すると共に前記収納部116bの新版供給方向上流側が新版供給方向下流側よりも下方に位置する一方、作動位置に位置する上部版交換装置100の上部版保持装置110の前記収納部116aの排版収納方向下流側が排版収納方向上流側よりも上方に位置すると共に前記収納部116bの新版供給方向上流側が新版供給方向下流側よりも上方に位置するので、退避位置における収納部116a,116bの位置を低く抑えることができる。このため、比較的高い位置にある上部印刷部であっても、新版1のセットや排版2の取り出しを容易に行うことができる。
【0130】
(3)退避位置に位置する上部版交換装置100の上部版保持装置110の前記収納部116a,116bが上部印刷部の下方側に位置するので、比較的高い位置にある上部印刷部であっても、新版1のセットや排版2の取り出しを容易に行うことができる。
【0131】
(4)退避位置に位置する上部版交換装置100の上部版保持装置110の前記収納部116a,116bが安全カバー103の外側に位置するので、安全カバー103を開放することなく新版1のセットや排版2の取り出しを行うことができる。
【0132】
(5)前記第二版案内装置160,260のガイドプレート161,261の前記版胴12,13側の端部に案内ころ162,262を設けたので、当該端部に排版2の尻側が引っ掛かったとしても、排版2はガイドプレート161,261の上記端部から確実に外れてしまう。このため、排版2を容易に排出することができる。さらに、前記排版手段で排版2を自動的に排出させる際であっても、排版2を確実に排出することができるので、排版2や装置の損傷を防止することができる。
【0133】
(6)下部第一,二版案内装置240,260と安全カバー203との揺動中心が同一なので、これらを適宜に揺動することにより作業空間を開放することができ、フレーム11の上方に十分な空間を確保できなくても前記版胴13等の周辺に作業スペースを確保することが容易にできると共に、少ない部材点数で済ますことができる。
【0134】
(7)前記収納部216a,216bを安全カバー203の外側に位置させる退避位置と案内位置に位置する下部第一版案内装置240に連絡する作動位置とに移動できるように下部版保持装置210を上記カバー203に対して揺動可能に設けたので、安全カバー203の外側で新版1のセットや排版2の取出作業を行うことができ、作業の容易化を図ることができる。
【0135】
(8)前記第一版案内装置140,240のガイドプレート145,245が前記版保持装置110,210の前記収納部116a,216bへ排版2を案内すると共に、前記収納部116b,216aからの新版1を前記版胴12,13へ案内するので、新版1と排版2との振り分け案内を確実に行うことができる。
【0136】
(9)安全カバー103,203を開放しなくても、前記版保持装置110,210を退避位置から作動位置に切り換えて新版1の供給や排版2の収納を行うことができるので、版交換作業時でも安全カバー103,203を閉塞位置にしておくことができ、版交換作業時に作業具等をフレーム11内に落下させてしまことを防止することができる。
【0137】
(10)安全カバー103,203に対して前記版保持装置110,210が保持されているため、安全カバー103,203の開閉作業と同時に当該版保持装置110,210を前記版胴12,13の近傍から離反させることができ、保守点検作業の効率を高めることができる。
【0138】
(11)退避位置に位置する前記版保持装置110,210の前記収納部116a,116b,216a,216bに係る部材以外のほとんどの部材を安全カバー103,203の内側に収納することができるので、安全カバー103,203の外側への突出量を少なくすることができ、作業スペースを有効に利用して、版交換作業の利便性を向上させることができる。
【0139】
(12)上部版保持装置110の収納部116aから排版2を取り出すときや下部版保持装置210の収納部216bに新版1をセットするときに安全カバー103,203をガイド面として利用することができるので、新版1のセット作業や排版2の取出作業を簡単に行うことができると共に、これら版1,2のガイドに必要な部材を簡略化することができ、コストの低減を図ることができる。
【0140】
(13)安全カバー103,203の最大揺動半径が前記版保持装置110,210の最大揺動半径よりも小さいので、保守点検時に作業者が安全カバー103,203に衝突することなく当該安全カバー103,203を容易に開閉することができる。
【0141】
(14)上部版胴12や下部版胴13から排版2が完全に外れたときに、前記第一版案内装置140,240のアクチュエータ146,246を伸長してガイドプレート145,245を新版案内位置に一旦移動させることにより、排版2のくわえ側を前記第二版案内装置160,260のガイドプレート161,261から離反することができるので、当該ガイドプレート161,261の前記版胴12,13側の端部(先端側)に排版2のくわえ側を衝突させてしまうことを防止することができ、排版2やガイドプレート161,261等の損傷を防止することができる。
【0142】
(15)下部版保持装置210に受止板232を設けたので、排版2のくわえ側が前記ガイドプレート245で持ち上げられるよりも先に、排版2が自重で排版収納方向下流側にそのまま移動してしまったとしても、受止板232が排版2を即時に受け止めるので、ガイドプレート261の先端側に排版2のくわえ側を衝突させてしまうことを確実に防止することができ、排版2やガイドプレート261等の損傷を確実に防止することができる。
【0143】
(16)上部版胴12や下部版胴13に新版1を装着するときに装着異常を生じると、印刷機が停止すると共に、新版1のくわえ側先端が前記版胴12,13に装着されていない印刷ユニットに対して、当該ユニットの前記版保持装置110,210のロッドレスシリンダ120やアクチュエータ219が作動して、新版1が前記収納部116b,216a内に引き戻されるので、新版1のくわえ側の損傷を防止することができる。
【0144】
なお、本実施の形態では、支持部材121,122の先端部121b,122bにフック125,126を揺動自在に設けるようにしたが、当該フック125,126に代えて、例えば、図24に示すように、支持部材121,122の先端部121b,122bに形成されたスライド溝121ba,122baに対をなすピン125'b ,126'bを介してスライド移動可能に支持されたフック125’, 126’を適用することも可能である。
【0145】
このようなフック125’,126’においては、上部版保持装置110が作動位置に切り換えられてセットされると、フック125’,126’が自重によりスライド移動して爪部125'a ,126'aを前記収納部116a,116b内に進出させることができる(図25(a)、図26(b)参照)。
【0146】
このため、前記収納部116a内に進出したフック125’においては、排版2の送り込みに伴って、排版2の尻側で押されて当該収納部116a内から退没するようにスライド移動し、排版2の尻側が通過した時点で、自重により当該収納部116a内に再び進出するようにスライド移動することができ(図25(b)参照)、前記収納部116b内に進出したフック126’においては、新版1の送り出しに伴って、その途中で、ガイド部材115の引掛部115aに引っ掛かって接触し、前記収納部116bから退没するようにスライド移動することができる(図26(b)参照)。
【0147】
また、本実施の形態では、フック126をガイド部材115の引掛部115aに接触させることにより前記収納部116bから退没させるようにしたが、例えば、上記引掛部115aに代えてマグネットを用いてフック126を引きつけるようにすれば、当該フック126に接触することなく当該フック126を移動させて前記収納部116bから退没させることができる。
【0148】
また、本実施の形態では、同一のアクチュエータ220に支持部材222やブラケット231を介して引取部材224および受止板232を設けたが、例えば、アクチュエータ220に引取部材224を設ける一方、受止板232を他のアクチュエータに設け、このアクチュエータを上記アクチュエータ220と同期して作動させることにより、引取部材224と受止板2321とを同期して移動させるようにすることも可能である。
【0149】
本発明の版交換装置によれば、版胴から排出される排版くわえ側の折曲部を排版離反手段で案内部材の版胴側の端部から離反させるので、案内部材の版胴側の端部に排版くわえ側を衝突させてしまうことを防止することができ、排版や案内部材等の損傷を防止することができる。
【0150】
また、排版が自重等により排版収納方向下流側にそのまま移動してしまったとしても、排版の排版収納方向下流側への移動を排版移動規制部材が規制するので、案内部材の版胴側の端部に排版くわえ側を衝突させてしまうことを確実に防止することができ、排版や案内部材等の損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による版交換装置を両面印刷機に適用した場合の実施の形態の概略構成図である。
【図2】図1の上側の版交換装置の概略構成図である。
【図3】図2の矢線 III方向からみた抽出拡大図である。
【図4】図3の矢線IV方向からみた抽出拡大図である。
【図5】図2の矢線V方向からみた抽出拡大図である。
【図6】図5の矢線VI方向からみた図である。
【図7】図1の下側の版交換装置の概略構成図である。
【図8】図7の矢線VIII方向からみた抽出拡大図である。
【図9】図7の矢線IX部の抽出拡大図である。
【図10】図8の矢線X部の抽出拡大図である。
【図11】図8の矢線XI方向からみた抽出拡大図である。
【図12】図7の矢線XII方向からみた抽出拡大図である。
【図13】図12の矢線XIII方向からみた図である。
【図14】上部版交換装置の手順説明図である。
【図15】図14に続く手順説明図である。
【図16】図15に続く手順説明図である。
【図17】図16に続く手順説明図である。
【図18】下部版交換装置の手順説明図である。
【図19】図18に続く手順説明図である。
【図20】図19に続く手順説明図である。
【図21】図20に続く手順説明図である。
【図22】ゴム胴および版胴の周辺の保守点検を行う際の作用説明図である。
【図23】インキ供給装置の周辺部分の保守点検を行う際の作用説明図である。
【図24】本発明による版交換装置の他の実施の形態の要部の抽出拡大図である。
【図25】図24(a)の作用説明図である。
【図26】図24(b)の作用説明図である。
【符号の説明】
1 新版
2 排版
11 フレーム
12 上部版胴
13 下部版胴
14 上部ゴム胴
15 下部ゴム胴
100 上部版交換装置
101 支持アーム
102 支持フレーム
103 安全カバー
103a 隙間
110 上部版保持装置
111 支持軸
112,113 ガイドフレーム
114 ガイド部材
114a 基端部
115 ガイド部材
115a 引掛部
115b 基端部
116a,116b 収納部
117 ガイドローラ
118 当て板
119,120 ロッドレスシリンダ
121,122 支持部材
121a,122a 基端部
121b,122b 先端部
121c,122c 連結部
123 ガイド部材
124 押圧プレート
125,126 フック
125a,126a 爪部
127,128 ストッパピン
129 リンクプレート
130 アクチュエータ
140 上部第一版案内装置
141 揺動フレーム
142 ガイドプレート
143 アクチュエータ
144 リンクプレート
145 ガイドプレート
146 アクチュエータ
147 回動軸
148 支持軸
149 ガイドローラ
150 旋回プレート
151 連結板
152 アクチュエータ
153 位置決めプレート
160 上部第二版案内装置
161 ガイドプレート
162 案内ころ
171 上部押圧ローラ
200 下部版交換装置
201 支持軸
202 安全カバー
202a〜202c 開口部
203 安全カバー
203a,203b 開口部
203c スリット
204 支持フレーム
205 支持部材
206 ビーム
210 下部版保持装置
211 回転軸
212,213 ガイドフレーム
214,215 ガイド部材
115a 引掛部
216a,216b 収納部
217 支持フレーム
218 当て板
219,220 アクチュエータ
221,222 支持部材
221a ブラケット
223 押出部材
224 引取部材
225 フック
225a 爪部
226 ばね
227 ストッパピン
228 押出ピン
229 係合ピン
230 アクチュエータ
231 ブラケット
232 受止板
240 下部第一版案内装置
240a 本体フレーム
241a 揺動フレーム
242 ガイドプレート
243 アクチュエータ
244 リンクプレート
245 ガイドプレート
246 アクチュエータ
247 回動軸
248 支持軸
249 ガイドローラ
250 旋回プレート
251 連結板
252 アクチュエータ
253 位置決めプレート
254 安全カバー
260 下部第二版案内装置
261 ガイドプレート
262 案内ころ
271 下部押圧ローラ

Claims (4)

  1. くわえ側に折曲部を有する版を装着する版胴の近傍に配設され、前記版胴に新版を案内する案内部材と、
    前記版胴から排出される排版尻側から排版収納方向下流側に移動させる排版手段と
    を備えた版交換装置において、
    前記版胴から排出される前記排版くわえ側の折曲部を前記案内部材の前記版胴側の端部から離反させる排版離反手段を設け、
    前記排版離反手段が、前記版胴から排出される前記排版を案内する排版案内位置と前記版胴へ前記新版を案内する新版案内位置との間を移動できるように設けられた振分ガイドを備え、
    前記排版を排出しているときに、前記排版が前記版胴から完全に外れると、前記振分ガイドが、前記排版のくわえ側の折曲部を前記案内部材の前記版胴側の端部から離反させるように前記排版案内位置から前記新版案内位置に一旦移動し、前記排版のくわえ側の曲折部が前記案内部材の前記版胴側の端部上を通過すると、前記振分ガイドが、前記新版案内位置から前記排版案内位置に戻る
    ことを特徴とする版交換装置。
  2. 請求項1に記載の版交換装置において、
    前記排版手段の排版収納方向下流側に配設され、前記排版の排版収納方向下流側への移動を規制すると共に、前記排版手段による前記排版の移動に伴って移動する排版移動規制部材を設けた
    ことを特徴とする版交換装置。
  3. 請求項2に記載の版交換装置において、
    前記排版手段が、前記排版を排版収納方向下流側へ移動させるように前記排版尻側の折曲部に係合する排版係合部材を有している
    ことを特徴とする版交換装置。
  4. 請求項3に記載の版交換装置において、
    前記排版手段が、前記排版移動規制部材を設けられて前記排版収納方向下流側へ移動可能に支持された移動部材を備えている
    ことを特徴とする版交換装置。
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