JP4984780B2 - 溶射皮膜形成用マスキング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダボアの内壁に溶射皮膜を形成する際に使用する溶射皮膜形成用マスキング装置に関する。
エンジンのシリンダブロックに形成されたシリンダボアの内壁に溶融した溶滴を吹き付けて溶射皮膜を形成する際、溶射皮膜の膜厚を均一にするために、シリンダボアの上端側は上端位置を超えた位置まで溶滴を吹き付ける必要がある(例えば、特許文献1など参照)。
その際に、シリンダブロックの上端面、隣接するシリンダボアへの不要な溶滴の付着防止、および上端側の溶射フレーム角度安定のため、シリンダボアの内径と同等以下の円筒形状をしたマスキング部材を使用することが行われている。
特開平7−62518号公報
このマスキング部材の材料或いは表面処理として、溶射皮膜が付着し易い材料或いは表面処理とした場合には、シリンダボアを溶射する毎にマスキング内面へ溶滴が付着する。また、マスキング内面への溶滴の付着は、マスキング部材の内径を小さくすることから、(1)溶射フレームの角度不良および排気流速低下による溶射皮膜の品質劣化、(2)エンジンブロックとマスキング部材の縁切り部に溶射皮膜が堆積してこれらの間で溶射皮膜がつながり、マスキング部材を外す際にシリンダボア上端の皮膜が剥がれる、(3)溶射ガンとの接触などの問題が発生するため溶射適当回数ごとにマスキング内面の皮膜を機械的に除去する、等の問題が生じる。
一方、マスキング部材の材料或いは表面処理として、溶射皮膜が付着し難い材料或いは表面処理とした場合には、溶射中にマスキング内面に付着した溶射皮膜が脱落し、その脱落した溶射皮膜が、シリンダボア内壁に形成される皮膜中に混入して当該溶射皮膜の品質を劣化させる。
そこで、本発明は、マスキング部材の内面に付着する溶滴が固まって形成される溶射皮膜が、シリンダボア内壁に形成される溶射皮膜へ混入しないようにして皮膜品質の向上を実現する溶射皮膜形成用マスキング装置を提供することを目的とする。
本発明は、シリンダブロックに形成されたシリンダボアの内壁に、溶融した溶滴を吹き付けて溶射皮膜を形成する際に、溶射皮膜の膜厚を均一にするためのマスキング部材を、前記シリンダブロックの上端に配置した溶射皮膜形成用マスキング装置であって、前記マスキング部材の前記シリンダボアと連通する円形孔部の内面に、該マスキング部材の内面に吹き付けた溶滴が付着して形成される溶射皮膜の脱落を防止する皮膜脱落防止手段を設け、前記円形孔部は、前記シリンダブロックの上端に配置される下端側から上端側に向かって次第にその直径を大とすることを特徴とする。
本発明の溶射皮膜形成用マスキング装置によれば、マスキング部材の内面に付着して固まった溶射皮膜は、その内面に形成された皮膜脱落防止手段にて保持されることから、シリンダボアの内壁へと落下するのが防止される。したがって、シリンダボアの内壁に形成された溶射皮膜への前記マスキング部材内面の溶射皮膜が混入するのが防止され、皮膜品質を高めることができる。また、本発明によれば、マスキング部材に形成した円形孔部を下端面から上端面に向かって次第にその直径を大としたので、この円形孔部の内面に付着した皮膜が溶射中にシリンダボア内へ脱落することの防止効果をさらに高めることができると共に、溶射終了後にマスキング部材を上下逆さまに反転させてその内面に付着した皮膜を除去することができる
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1の実施の形態」
図1は第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射する前の状態を示す断面図、図2は第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射したときの状態を示す断面図、図3は第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図、図4は第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の内面に形成した皮膜脱落防止手段の要部拡大斜視図である。
シリンダブロック1は、図1に示すように、ピストンシリンダを収容配置させるシリンダボア2と、ピストンシリンダを上下運動させるためのクランクシャフトを回転収容するクランク室3とを備えている。本実施の形態では、図2に示すように、溶射ガン4を回転させながらガン先端部から溶融した溶滴をシリンダボア2の内壁(シリンダボア内壁2a)に吹き付けて溶射皮膜5を形成する際に、シリンダボア長手方向における膜厚を均一なものとするため、シリンダブロック上端にマスキング部材(溶射皮膜形成用マスキング装置)6を配置する。
マスキング部材6は、シリンダブロック1の上端面1aにその下端面6aを隙間無く密着させて配置される。かかるマスキング部材6の前記シリンダボア2と連通する円形孔部7の内面には、シリンダボア内壁2aに吹き付けた溶滴が付着して形成される溶射皮膜5の脱落を防止する皮膜脱落防止手段8が形成されている。
皮膜脱落防止手段8としては、例えば図3及び図4に拡大して示すように、シリンダブロック1の上端に配置される下端側(下端面6a)から上端側(上端面6b)へ向かって階段形状とされた凹部9Aと凸部9Bからなる凹凸部9とされている。図4(A)では、各凸部9B間の距離を設けて(凸部9B間を少し離して)形成した階段形状としており、また、凸部9Bの先端角度θを90度未満としている。さらに、溶射皮膜5の脱落を防止するために、上側の凸部9Bの頂部と下側の凸部9Bの谷部を交差させない(同図中二点鎖線で示す)ようにしている。上側の凸部9Bの頂部と下側の凸部9Bの谷部を交差させないようにすることで、溶射後にシリンダブロック1を逆さにした際に、マスキング部材6に付着した皮膜を除去し易くできる。
図4(B)では、凸部9B間の距離を狭めて通常の形の階段形状としており、その凸部9Bの先端角度θを90度としている。また、この例の場合も同様、溶射皮膜5の脱落を防止するために、上側の凸部9Bの頂部と下側の凸部9Bの谷部を交差させずに一致させている。
そして、本実施の形態では、前記円形孔部7は、シリンダブロック1の上端に配置される下端側から上端側に向かって次第にその直径を大として形成されている。すなわち、内面に凹部9Aと凸部9Bとからなる凹凸部9を階段形状とした皮膜脱落防止手段8を形成した円形孔部7を、シリンダブロック上端に載置する下端面6aから上端面6bに向かって内径寸法を徐々に大きくするいわゆるすり鉢形状の円形孔部7としている。円形孔部7の下端面6aにおける内径Aに対して上端面6bの内径Bを、A<Bなる関係としている。
また、本実施の形態では、円形孔部7の内面には、溶射皮膜5が付着しにくい表面処理を行うか、或いは、溶射皮膜5が付着しにくい材質で構成するようにする。かかる表面処理としては、金属であれば、基本的に溶射材(今回の場合はSteel=Fe系)とイオン化傾向が遠いものがよく、実際にはCuだとイオン化傾向が遠くかつ熱伝導も速いので溶射皮膜が形成され難く、非金属であれば、セラミックス(Al23、SiO2、BN等)および樹脂(PTFE)が挙げられる。したがって、溶射皮膜5が付着しにくい表面処理としては、Cuめっき、セラミック溶射、樹脂コーティング(焼付け)が有効である。また、溶射皮膜5が付着しにく材質としては、表面処理同様、銅やセラミックなどが挙げられる。
このように、本実施の形態の溶射皮膜形成用マスキング装置6によれば、マスキング部材6の円形孔部7の内面に、凹凸部9から構成される皮膜脱落防止手段8を設けたので、溶射中に付着または剥離した溶射皮膜5がこれら凹凸部9の突起に支えられることで、シリンダボア内壁2aに成膜される溶射皮膜5に前記皮膜が混入するのを防止することができる。したがって、シリンダボア内壁2aに形成された溶射皮膜5の品質を高めることができる。
特に、凹部9Aと凸部9Bで円形孔部7の内面を凹凸とすること、および、その凹凸部9を下端面6aから上端面6bへ向かって階段形状とすることで、このマスキング部材6の内面に付着した皮膜が凹凸部9に引っ掛かって脱落するのを防止する効果がより一層高まる。
また、本実施の形態では、マスキング部材6に形成した円形孔部7を下端面6aから上端面6bに向かって次第にその直径を大としたので、この円形孔部7の内面に付着した皮膜が溶射中にシリンダボア2内へ脱落することの防止効果をさらに高めることができると共に、溶射終了後にマスキング部材6を上下逆さまに反転させてその内面に付着した皮膜を除去することができる。また、マスキング部材6の円形孔部7の表面に溶射皮膜5が付着しにくい表面処理を施したり、円形孔部7自体を溶射皮膜5が付着しにくい材質とすることで、溶射後に付着した皮膜の除去を容易なものとすることができる。
図5は第1の実施の形態を示し、皮膜脱落防止手段の他の例を示す溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図である。この例では、円形孔部7の内面に複数個の凸部9Bを千鳥状に配置しており、その他の構成は前記実施の形態と同一の構成である。ここでの凸部9Bは、先端角度θを90度未満としている。
このように、円形孔部7の内面に複数個の凸部9Bを千鳥状に配置すれば、溶射皮膜5をこの凸部9Bに引っ掛けることができ、シリンダボア内壁2aに形成された溶射皮膜5への皮膜の混入を防止することができる。特に、千鳥状に凸部9Bを配置すれば、この円形孔部7の内面に付着した皮膜の脱落防止をより一層効果的なものとすることができる。
「第2の実施の形態」
図6は第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射する前の状態を示す断面図、図7は第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射したときの状態を示す断面図、図8は第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図、図9は第2の実施の形態を示し、コイルバネの内表面に粗面部を形成した例を示す要部拡大斜視図である。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と相違する部分についてのみ説明し、第1の実施の形態と同一構成部分についてはその説明は省略するものとする。
第2の実施の形態における皮膜脱落防止手段8は、図6から図8に示すように、前記円形孔部7の内面に圧縮した状態で装着されたコイルバネ10からなる。コイルバネ10は、図8に示すように、円形孔部7の下端面6a近傍に形成された段差部11にその下端部を載せ、上端面6bに設けられたコイル押さえ手段としての固定プレート12とネジ13で上端部を押さえられることで、圧縮力が付与されて前記円形孔部7の内面に装着される。
コイルバネ10としては、円形孔部7から取り外されて自由長とされたときに、コイルピッチ間距離を約1mm以上開いた程度の寸法としたばね定数のものが使用される。また、このコイルバネ10には、そのコイル内径Cを、前記シリンダボア2のボア内径Dと同一としたものが使用される。なお、コイルバネ10の下端部を支える段差部11の内径Eは、前記コイル内径Cよりも多少小さな寸法とされている。
また、コイルバネ10の内表面には、図9に示すように、コイル長手方向に沿って断続的に粗い粗面部14が形成されている。粗面部14は、レーザ若しくはショットブラスなどによってその表面に傷を付けることで細かな凹凸として形成される。なお、粗面部14は、断続的な浅い溝として線状に形成されていてもよい。
このように、本実施の形態の溶射皮膜形成用マスキング装置6によれば、皮膜脱落防止手段8として円形孔部7の内面に圧縮した状態で装着させたコイルバネ10を使用すれば、この円形孔部7の内面に皮膜が付着した場合でもコイルバネ10を外すだけで皮膜の除去を簡単に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、コイルバネ10を使用していることから円形孔部7の内面に該コイルバネ10を装着する際に、圧縮しながら組み付けることで隙間無く円形孔部7の内面に装着させることができる。
また、本実施の形態によれば、コイルバネ10のコイル内径Cをシリンダボア2のボア内径Dと同一としたので、溶射フレームの角度変化を防止し、膜厚を均一化することができる。
また、本実施の形態によれば、固定プレート12とネジ13によるコイル押さえ手段でコイルバネ10の上端部を押さえ付けて当該コイルバネ10に圧縮力を付与しているので、簡単な構造でコイルバネ10に圧縮力を与えることができる。
また、本実施の形態によれば、コイルバネ10の内表面に線状若しくは断続的に面粗度の粗い粗面部14を形成したので、その粗面部14に優先的に皮膜が付着するため、溶射中の皮膜脱落を防止することができ除去も容易に行える。
第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射する前の状態を示す断面図である。 第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射したときの状態を示す断面図である。 第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図である。 第1の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の内面に形成した皮膜脱落防止手段の要部拡大斜視図である。 第1の実施の形態を示し、皮膜脱落防止手段の他の例を示す溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図である。 第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射する前の状態を示す断面図である。 第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置をシリンダブロック上端面に配置して溶射したときの状態を示す断面図である。 第2の実施の形態を示し、溶射皮膜形成用マスキング装置の要部拡大断面図である。 第2の実施の形態を示し、コイルバネの内表面に粗面部を形成した例を示す要部拡大斜視図である。
符号の説明
1…シリンダブロック
2…シリンダボア
2a…シリンダボア内壁
3…クランク室
5…溶射皮膜
6…マスキング部材
7…円形孔部
8…皮膜脱落防止手段
9…凹凸部
9A…凹部
9B…凸部
10…コイルバネ
12…固定プレート
13…ネジ

Claims (8)

  1. シリンダブロックに形成されたシリンダボアの内壁に、溶融した溶滴を吹き付けて溶射皮膜を形成する際に、溶射皮膜の膜厚を均一にするためのマスキング部材を、前記シリンダブロックの上端に配置した溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記マスキング部材の前記シリンダボアと連通する円形孔部の内面に、該マスキング部材の内面に吹き付けた溶滴が付着して形成される溶射皮膜の脱落を防止する皮膜脱落防止手段を設け
    前記円形孔部は、前記シリンダブロックの上端に配置される下端側から上端側に向かって次第にその直径を大とする
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  2. 請求項1に記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記皮膜脱落防止手段は、前記内面に形成された凹凸部から構成される
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  3. 請求項2に記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記凹凸部は、前記シリンダブロックの上端に配置される下端側から上端側へ向かって階段形状とされた
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  4. 請求項2に記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記凹凸部は、複数個の凸部が千鳥状に配置された
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  5. シリンダブロックに形成されたシリンダボアの内壁に、溶融した溶滴を吹き付けて溶射皮膜を形成する際に、溶射皮膜の膜厚を均一にするためのマスキング部材を、前記シリンダブロックの上端に配置した溶射皮膜形成用マスキング装置であって
    前記マスキング部材の前記シリンダボアと連通する円形孔部の内面に、該マスキング部材の内面に吹き付けた溶滴が付着して形成される溶射皮膜の脱落を防止する皮膜脱落防止手段を設け、
    前記皮膜脱落防止手段は、前記円形孔部の内面に圧縮した状態で装着されたコイルバネからなる
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  6. 請求項に記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記コイルバネの内径を、前記シリンダボアの内径と同一とした
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  7. 請求項に記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記コイルバネの上端部を、コイル押さえ手段で押さえ付けて当該コイルバネに圧縮力を付与した
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
  8. 請求項から請求項の何れか一つに記載の溶射皮膜形成用マスキング装置であって、
    前記コイルバネの内表面に、線状若しくは断続的に面粗度の粗い粗面部を形成した
    ことを特徴とする溶射皮膜形成用マスキング装置。
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