JP4984768B2 - 車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置 - Google Patents

車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置 Download PDF

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Description

本発明は、車載ユニットの制御装置に記憶された同ユニットの個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置に関する。
車両の製造においては、通常、車両に搭載される車載ユニットとそれを制御する電子制御装置とを、それぞれ別々の製造工場で製造した後に組み立て工場へと出荷し、その組み立て工場にて車載ユニット及び電子制御装置の組み付けを行って一体化するという生産体制が採られている。
このように製造及び組み付けが行われる車載ユニット及び電子制御装置としては、例えば自動変速機本体及びそれを制御する電子制御装置をあげることができる。この自動変速機本体には、変速制御用及び油圧制御用の各種アクチュエータのソレノイドといった電子部品が設けられている。そして、自動変速機本体は個体差を有しており、自動変速機本体に設けられた上記電子部品は製造行程で生じた形状ばらつきを反映して出力特性に多少のばらつきを有している。こうした自動変速機の個体差や電子部品の出力特性のばらつきは、自動変速機本体全体としての動作特性のばらつき、より詳しくは変速性能のばらつきに繋がる。
このため、電子制御装置を通じて自動変速機本体の変速等に関わる各種制御を行う際、自動変速機本体の個体差や電子部品の出力特性のばらつき等を含む自動変速機本体の固有の個体性能情報に基づいて上記各種制御の制御内容を補正しないと、自動変速機全体としての動作特性のばらつきを抑えることができない。そこで、特許文献1では、組み立て工場での自動変速機本体及び電子制御装置の組み付け後、電子制御装置に自動変速機本体の各種制御における制御内容の補正に用いられる当該自動変速機本体の個体性能情報を書き込むことが行われる。
具体的には、以下に示される各工程を通じて、電子制御装置への自動変速機本体の個体性能情報の書き込みが行われる。
・製造工場での自動変速機本体の製造後、完成品の検査工程において、自動変速機本体単体での性能情報を取得する。より詳しくは、自動変速機本体に制御信号を送って自動変速機本体に設けられた変速制御用及び油圧制御用の各種ソレノイドを作動させ、その作動を通じて自動変速機本体の変速等を実施する。そして、上記制御信号に基づく自動変速機本体の動作を通じて出力される特性データを当該自動変速機本体における固有の個体性能情報として取得する。
・取得した自動変速機本体の個体性能情報を当該自動変速機本体の個体識別情報(シリアルナンバ等)と対応付けてデータベース化する。
・組み立て工場にて自動変速機本体と電子制御装置とが組み付けられた後、その自動変速機本体の個体識別情報に基づきデータベースから当該自動変速機の個体性能情報を読み出して電子制御装置に書き込む。
このように電子制御装置に対し、対応する自動変速機本体の個体性能情報を書き込むことで、その自動変速機本体の各種制御を行う際には同自動変速機の個体性能情報に基づき上記各種制御の制御内容を補正することが可能になり、その補正を通じて自動変速機全体としての動作特性のばらつきを抑えることができるようになる。
特開2005−337387公報(段落[0026]、図2)
ところで、自動変速機本体などの車載ユニットにおいては、故障が生じたときのサービス工場での修理の際に部品交換を行う場合がある。このように部品交換を行った場合には、交換した部品の固有の個体性能が自動変速機本体全体の動作特性に影響を及ぼすことから、電子制御装置に書き込まれている個体性能情報における交換部品に対応した部分を修正することが望まれている。そこで、サービス工場において、電子制御装置に記憶された個体性能情報を読み出し、その個体性能情報における交換部品に対応した部分の修正を施し、修正後の個体性能情報を電子制御装置に書き込むことにより、個体性能情報を部品交換後に対応したものへと書き換えることが考えられる。
ただし、各地のサービス工場にてそれぞれ、上述したように部品交換に伴う個体性能情報の書き換えを行っていると、個体性能情報における交換部品に対応した部分の修正を行うための装置の変更や、同装置における上記修正を実施するためのプログラムの変更を行おうとする場合に、その変更を各地のサービス工場でそれぞれ行わなければならなくなる。このため、上記修正を行うための装置や、上記修正を実施するためのプログラムの管理(変更等)に手間がかかることは避けられない。
なお、こうした問題は、自動変速機本体に限らず車両に搭載される他の車載ユニットにおいても、概ね共通するものとなっている。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品交換に伴う個体性能情報の修正を行うための装置や同装置における個体性能情報の修正プログラムの管理を容易に行うことの可能な車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、車載ユニットの制御装置に書き込まれている同車載ユニットの個体性能情報を、その車載ユニットでの部品の交換に応じて書き換える車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法において、車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあるホストコンピュータに対し、そのホストコンピュータと通信可能なクライアント端末を介して、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報を送り、前記ホストコンピュータにて前記車載ユニットの個体識別情報に基づきデータベースから同車載ユニットの個体性能情報を読み出し、その個体性能情報における前記交換部品に対応する部分を修正して新たな個体性能情報を作成した後、その新たな個体性能情報をクライアント端末に送信するとともに前記データベースに記憶し、前記クライアント端末にて受信した前記新たな個体性能情報を前記車載ユニットの制御装置に書き込むことで同制御装置の個体性能情報を書き換えることを要旨とした。
上記方法によれば、車載ユニットにおける故障時の部品交換が行われるサービス工場等にクライアント端末が設置され、車載ユニットの部品交換時にクライアント端末からホストコンピュータに対し、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報が送信される。そして、車載ユニットの個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正は、上記個体識別情報に基づきホストコンピュータのデータベースから読み出された上記車載ユニットの個体性能情報に対し、上記交換部品の部品情報を用いて行われる。その後、ホストコンピュータにて修正された上記個体性能情報は、サービス工場のクライアント端末へと送信され、同サービス工場にて制御装置に書き込まれる。
このように、車載ユニットの個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正はホストコンピュータにて行われるため、この場合の上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理とは、ホストコンピュータ及び同ホストコンピュータ上での上記修正を実施するためのプログラムの管理ということになる。従って、各地のサービス工場ごとに上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理を行う必要はなく、ホストコンピュータ及び同ホストコンピュータ上のプログラムを管理するだけでよくなり、その管理を容易に行うことができるようになる。
上記ホストコンピュータにおいては車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあり、そのホストコンピュータにはクライアント端末から車載ユニットの個体識別情報を送信するようにしている。このため、ホストコンピュータ側において、クライアント端末から送られてきた上記個体識別情報に基づき、修正すべき車載ユニットの個体性能情報を効率的に検索することができる。
また、上記ホストコンピュータにて車載ユニットの個体性能情報の修正が行われると、修正後の個体性能情報がデータベースに記憶されるため、ホストコンピュータのデータベースに記憶された車載ユニットの個体性能情報を常に最新の状態に保つことができる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記ホストコンピュータでは車載ユニットの部品に関する個体性能情報が同部品の個体識別情報と対応付けてデータベース化されており、前記ホストコンピュータに対し、前記クライアント端末を介して、交換した部品の個体識別情報を送り、前記ホストコンピュータでの車載ユニットの個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の修正は、交換した部品の個体識別情報に基づきデータベースから同部品の個体性能情報を読み出し、その個体性能情報による前記車載ユニットの個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の置き換えを通じて行われることを要旨とした。
上記方法によれば、ホストコンピュータにて行われる車載ユニットの個体識別情報における交換部品に対応する部分の修正は、その部分を交換後の部品の個体性能情報へと置き換えることを通じて行われるため、修正後の車載ユニットの個体性能情報を部品交換後の同車載ユニットの個体性能情報として適切なものとすることができる。
また、車載ユニットの個体性能情報の修正を仮に各地のサービス工場にて行うようにした場合、交換部品の個体性能情報をICメモリやバーコード等を用いて同部品の製造工場から各地のサービス工場まで運搬しなければならず、その運搬の管理に過大な手間がかかる。しかし、上記方法によれば、交換部品の個体性能情報のICメモリやバーコード等による運搬はホストコンピュータまででよく、その運搬の管理にかかる手間を削減することができる。
上記ホストコンピュータにおいては車載ユニットの部品に関する個体性能情報を同部品の個体識別情報と対応付けてデータベース化してあり、そのホストコンピュータにはクライアント端末から交換部品の個体識別情報を送信するようにしている。このため、ホストコンピュータ側において、クライアント端末から送られてきた上記個体識別情報に基づき、交換した部品の個体性能情報を効率的に検索することができる。
請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の修正は、その部分を初期化することを通じて行われることを要旨とした。
上記方法によれば、ホストコンピュータにて行われる個体識別情報における交換部品に対応する部分の修正は、その部分の初期化という簡単な方法を通じて行われるため、同修正のための処理が複雑にならずにすむ。
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、車載ユニットの個体識別情報の前記ホストコンピュータへの送信に関しては、車載ユニットの制御装置にサービスツールを接続して同サービスツールにより前記制御装置に記憶された個体識別情報を読み出し、その後に前記サービスツールを前記制御装置から切り離して前記クライアント端末に接続し、その状態でサービスツールから前記クライアント端末を介して実行されるものであり、前記クライアント端末にて受信した新たな個体性能情報の車載ユニットの制御装置への書き込みに関しては、前記クライアント端末に接続された前記サービスツールによって前記新たな個体性能情報を読み出し、その後に前記サービスツールを前記クライアント端末から切り離して前記制御装置に接続することによって実行されるものとした。
上記方法によれば、サービスツールを制御装置とクライアント端末との間で切り換えて接続するだけで、ホストコンピュータへの車載ユニットの個体性能情報の送信、及び修正後の個体性能情報の制御装置への書き込みを実行することができるため、それらの作業を簡単なものとして作業性の改善を図ることができる。
請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記サービスツールは、車載ユニットの個体識別情報を読み出すべく前記制御装置に接続されたときに同装置に記憶された故障情報を読み出し、前記個体識別情報を前記ホストコンピュータに送信すべく前記クライアント端末に接続されたとき前記故障情報も前記ホストコンピュータに送信するものとした。
サービスツールからクライアント端末を介してホストコンピュータに車載ユニットの個体識別情報が送信されるとき、同車載ユニットの故障情報も同時にホストコンピュータに送信されるため、その故障情報のホストコンピュータへの到着までにかかる時間を短くすることができる。従って、ホストコンピュータ側で故障情報に基づく車搭ユニットの故障解析を行う場合において、その故障解析を効率的に行うことができる。
請求項6記載の発明では、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記交換部品は電子部品であることを要旨とした。
電子部品の交換による車載ユニットの動作特性への影響は大きいものの、その電子部品の交換後には制御装置に書き込まれた車載ユニットの個体性能情報が適切なものへと書き換えられる。そして、その書き換えられた個体性能情報に基づき車載ユニットの各種制御の制御内容の補正が行われるため、上記電子部品の交換による車載ユニットの動作特性への大きな影響を抑えることができる。
請求項7記載の発明において、車載ユニットの制御装置に書き込まれている同車載ユニットの個体性能情報を、その車載ユニットでの部品の交換に応じて書き換える車載ユニットの個体性能情報の書き換え装置において、車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあり、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報に基づきデータベースから同車載ユニットの個体性能情報を読み出し、交換部品の部品情報に基づき前記個体性能情報における前記交換部品に対応する部分を修正して新たな個体性能情報を作成するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータに対し、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報を送信する送信手段と、前記ホストコンピュータにて作成された新たな個体性能情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段によって読み出された前記新たな個体性能情報によって前記制御装置の個体性能情報を書き換える書き換え手段と、を備えた。
上記送信手段、読み出し手段、及び書き換え手段は、車載ユニットにおける故障時の部品交換が行われるサービス工場等に設けられる。そして、車載ユニットの部品交換時には送信手段によってホストコンピュータに対し、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報が送信される。そして、車載ユニットの個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正は、上記個体識別情報に基づきホストコンピュータのデータベースから読み出された上記車載ユニットの個体性能情報に対し、上記交換部品の部品情報を用いて行われる。その後、ホストコンピュータにて修正された上記個体性能情報がサービス工場の読み出し手段によって読み出され、同サービス工場にて書き換え手段によって制御装置に書き込まれる。
このように、車載ユニットの個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正はホストコンピュータにて行われるため、この場合の上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理とは、ホストコンピュータ及び同ホストコンピュータ上での上記修正を実施するためのプログラムの管理ということになる。従って、各地のサービス工場ごとに上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理を行う必要はなく、ホストコンピュータ及び同ホストコンピュータ上のプログラムを管理するだけでよくなり、その管理を容易に行うことができるようになる。
上記ホストコンピュータにおいては車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあり、そのホストコンピュータに対し送信手段によって車載ユニットの個体識別情報を送信するようにしている。このため、ホストコンピュータ側において、送信手段によって送信された上記個体識別情報に基づき、修正すべき車載ユニットの個体性能情報を効率的に検索することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を車両に搭載される自動変速機本体の個体性能情報の書き換えに適用した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示されるように、車両1には、油圧に基づき変速動作する自動変速機本体2、及びそれを制御するための電子制御装置3が搭載されている。自動変速機本体2には変速制御用及び油圧制御用のアクチュエータ5が設けられており、アクチュエータ5はソレノイド等の電子部品を備えている。この自動変速機本体2は個体差を有している。また、自動変速機本体2に設けられたソレノイド等の電子部品は、出力特性にばらつきを有している。このため、それらの個体差やばらつきに起因して、自動変速機本体2には個体毎に変速性能などの動作特性にばらつきが生じる。
このことを考慮して、電子制御装置3の記憶領域には、自動変速機本体2の個体差や上記電子部品の出力特性のばらつきを含む自動変速機本体2全体の固有の個体性能情報が、例えば[背景技術]の欄に記載された方法によって書き込まれている。そして、電子制御装置3を通じて自動変速機本体2の変速等に関わる各種制御を行う際には、上記書き込まれた個体性能情報に基づき当該各種制御の制御内容を補正するようにしている。こうした制御内容の補正により、自動変速機本体2全体としての動作特性のばらつきが抑えられる。
ところで、サービス工場にて故障に伴う自動変速機本体2の部品交換、例えば上記ソレノイドの交換を行った場合、交換した部品の個体性能が自動変速機本体2全体の動作特性に影響を及ぼすことから、電子制御装置3に書き込まれている自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応した部分を修正することが好ましい。このため、自動変速機本体2の部品交換を行った場合には、上記修正を行った後の新たな個体性能情報を電子制御装置3に書き込むことにより、電子制御装置3における自動変速機本体2の個体性能情報の書き換えが行われる。
ここで、上記個体性能情報の書き換えを行うための書き換え装置について説明する。この書き換え装置は、ホストコンピュータ6、クライアント端末7、及びサービスツール8等を備えている。
ホストコンピュータ6は、車両メーカー等に設置されるとともに、製造工場にて取得された自動変速機本体2の個体性能情報を同自動変速機本体2の個体識別情報(シリアルナンバ等)と対応付けてデータベースD1としてデータベース化してある。そして、ホストコンピュータ6は、サービス工場にて部品交換された自動変速機本体2のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する個体性能情報をデータベースD1から読み出す。更に、ホストコンピュータ6は、上記自動変速機本体2での交換部品の部品情報(名称など)に基づき、上記読み出された個体性能情報における交換部品に対応した部分がいずれかを割り出し、その部分を初期化した状態で個体性能情報を作成し直す。
クライアント端末7は、サービス工場等に設置されるとともに、上記ホストコンピュータ6と通信可能に接続される。このクライアント端末7においては、自動変速機本体2のシリアルナンバ及び交換部品の部品情報が入力されると、その入力された自動変速機本体2のシリアルナンバ及び交換部品の部品情報をホストコンピュータ6に送信する。また、クライアント端末7は、ホストコンピュータ6にて作成し直された上記個体性能情報を読み出すことが可能となっている。
サービスツール8は、クライアント端末7と同じくサービス工場等に備えられる。このサービスツール8は、自動変速機本体2の個体性能情報を入力可能となっており、車両1の電子制御装置3に接続可能となっている。また、サービスツール8は、同電子制御装置3への個体性能情報の書き込み機能を有している。
次に、上記書き換え装置を用いた個体性能情報の書き換え方法について、図2のフローチャートを参照して説明する。
サービス工場において、自動変速機本体2の部品(ソレノイドなど)が交換されると、作業者は、自動変速機本体2のシリアルナンバ、及び交換した部品の部品情報(名称など)を、例えば手作業によりクライアント端末7に入力する(S101)。その後、それら自動変速機本体2のシリアルナンバ及び交換部品の部品情報をクライアント端末7から車両メーカーのホストコンピュータ6に送信する(S102)。
ホストコンピュータ6側では、受信した自動変速機本体2のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1から読み出す(S103)。そして、読み出した個体性能情報における交換部品に対応した部分がいずれかを部品情報に基づき割り出し、その部分を初期化した状態で個体性能情報を作成し直す(S104)。このように個体性能情報を作成し直すことにより、個体性能情報における交換部品に対応する部分が修正される。その後、修正後の個体性能情報をデータベースD1に記憶し(S105)、更に当該個体性能情報をサービス工場のクライアント端末7に送信する(S106)。
サービス工場では、クライアント端末7によって上記修正後の個体性能情報が読み出され、受信した修正後の個体性能情報を作業者がサービスツール8に例えば手作業により入力した後、このサービスツール8を車両1の電子制御装置3に接続して同サービスツール8に記憶された修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みを行う(S107)。こうした修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みにより、電子制御装置3における自動変速機本体2の個体性能情報が書き換えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)サービス工場での自動変速機本体2の部品交換時には、クライアント端末7からホストコンピュータ6に対し、自動変速機本体2のシリアルナンバ及び交換部品の部品情報が送信される。そして、自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正は、上記個体識別情報に基づきホストコンピュータ6のデータベースD1から読み出された上記自動変速機本体2の個体性能情報に対し、上記交換部品の部品情報を用いて行われる。その後、ホストコンピュータ6にて修正された上記個体性能情報は、クライアント端末7へと送信され、同サービス工場にて電子制御装置3に書き込まれる。
このように、自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正はホストコンピュータ6にて行われるため、この場合の上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理とは、ホストコンピュータ6及び同ホストコンピュータ6上での上記修正を実施するためのプログラムの管理ということになる。従って、各地のサービス工場ごとに上記修正を行うための装置や同修正を実施するためのプログラムの管理を行う必要はなく、車両メーカーのホストコンピュータ6及び同ホストコンピュータ6上のプログラムを管理するだけでよくなり、その管理を容易に行うことができるようになる。
(2)ホストコンピュータ6においては、製造工場にて取得された自動変速機本体2の個体性能情報を同自動変速機本体2のシリアルナンバと対応付けてデータベースD1としてデータベース化してある。更に、そのホストコンピュータ6に向けてクライアント端末7から自動変速機本体2のシリアルナンバが送信される。このため、ホストコンピュータ6側において、クライアント端末7から送られてきた上記シリアルナンバに基づき、修正すべき自動変速機本体の個体性能情報を効率的に検索することができる。
(3)ホストコンピュータ6にて自動変速機本体2の個体性能情報の修正が行われると、修正後の個体性能情報がデータベースD1に記憶されるため、そのデータベースD1に記憶された自動変速機本体の個体性能情報を常に最新の状態に保つことができる。
(4)ホストコンピュータ6にて行われる自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正は、その部分の初期化という簡単な方法を通じて行われるため、同修正のための処理が複雑にならずにすむ。
(5)自動変速機本体2においては、例えばアクチュエータ5のソレノイドなどの電子部品が交換されると、その交換による動作特性への影響が大きなものとなる。しかし、その電子部品の交換後には電子制御装置3に書き込まれた自動変速機本体2の個体性能情報が適切なものへと書き換えられる。そして、その書き換えられた個体性能情報に基づき自動変速機本体2の各種制御の制御内容の補正が行われるため、上記電子部品の交換による自動変速機本体2の動作特性への大きな影響を抑えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図3及び図4に基づき説明する。
この実施形態は、第1実施形態に対し、ホストコンピュータ6にて行われる自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正の仕方に変更を加えたものである。
図3は、この実施形態における自動変速機本体2の個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を説明するための概略図である。
同図に示されるクライアント端末7には、自動変速機本体2のシリアルナンバ及び交換部品の部品情報だけでなく、交換部品の個体識別情報(シリアルナンバ)も入力されるようになっている。そして、クライアント端末7においては、交換部品のシリアルナンバが入力されると、その入力されたシリアルナンバをホストコンピュータ6に送信する。
また、図3のホストコンピュータ6には、自動変速機本体の各種部品における固有の個体性能情報が各種部品の個体識別情報(シリアルナンバ等)に対応付けてデータベースD2としてデータベース化してある。なお、このデータベースD2で用いられる各種部品の個体性能情報に関しては、例えば以下のように取得したものが用いられる。すなわち、それら各種部品の製造工場での完成品の検査工程にて、完成した部品を動作させ、その動作を通じて出力される特性データを個体性能情報として取得して上記データベースD2に用いる。
ホストコンピュータ6は、サービス工場にて部品交換された自動変速機本体2のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1から読み出す。更に、ホストコンピュータ6は、交換部品のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する交換部品の個体性能情報をデータベースD2から読み出す。そして、データベースD1から読み出した自動変速機本体の個体性能情報における交換部品に対応した部分がいずれかを交換部品の部品情報(名称など)に基づき割り出し、その部分をデータベースD2から読み出した交換部品の個体性能情報で置き換えた状態で自動変速機本体の個体性能情報を作成し直す。
図4は、この実施形態における自動変速機本体2の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャートである。
サービス工場において、自動変速機本体2の部品(ソレノイドなど)が交換されると、作業者は、自動変速機本体2のシリアルナンバ、並びに、交換した部品の部品情報(名称など)及びシリアルナンバを、例えば手作業によりクライアント端末7に入力する(S201)。その後、それら自動変速機本体2のシリアルナンバ、並びに、交換部品の部品情報及びシリアルナンバをクライアント端末7から車両メーカーのホストコンピュータ6に送信する(S202)。
ホストコンピュータ6側では、受信した自動変速機本体2のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1から読み出す(S203)。更に、受信した交換部品のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する交換部品の個体性能情報をデータベースD2から読み出す(S204)。そして、読み出した自動変速機本体の個体性能情報における交換部品に対応した部分がいずれかを部品情報に基づき割り出した後、その部分を上記読み出した交換部品の個体性能情報で置き換えて自動変速機本体の個体性能情報を作成し直す(S205)。このように自動変速機本体の個体性能情報を作成し直すことにより、その個体性能情報における交換部品に対応する部分が修正される。その後、修正後の自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1に記憶し(S206)、更に当該個体性能情報をサービス工場のクライアント端末7に送信する(S207)。
サービス工場では、クライアント端末7にて受信した修正後の自動変速機本体2の個体性能情報を作業者がサービスツール8に例えば手作業により入力した後、このサービスツール8を車両1の電子制御装置3に接続して同サービスツール8に記憶された修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みを行う(S208)。こうした修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みにより、電子制御装置3における自動変速機本体2の個体性能情報が書き換えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、第1実施形態に記載した(1)〜(3)、及び(5)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(6)自動変速機本体2の個体性能情報の修正を仮に各地のサービス工場にて行うようにしたとすると、交換部品の個体性能情報をICメモリやバーコード等を用いて同部品の製造工場から各地のサービス工場まで運搬しなければならず、その運搬の管理に過大な手間がかかる。しかし、上述した個体性能情報の書き換え方法を採用すれば、交換部品の個体性能情報の運搬は同部品の製造工場からホストコンピュータ6まででよくなり、その運搬の管理にかかる手間を削減することができる。
(7)ホストコンピュータ6にて行われる自動変速機本体2の個体性能情報における交換部品に対応する部分の修正は、その部分を交換後の部品の個体性能情報に置き換えることを通じて行われるため、修正後の自動変速機本体2の個体性能情報を部品の交換後の同自動変速機本体2の個体性能情報として適切なものとすることができる。
(8)ホストコンピュータ6においては、自動変速機本体2における各種部品の個体性能情報を各種部品のシリアルナンバと対応付けてデータベースD2としてデータベース化してある。更に、そのホストコンピュータ6に向けクライアント端末7から交換部品のシリアルナンバが送信される。このため、ホストコンピュータ6側において、クライアント端末7から送られてきた上記交換部品のシリアルナンバに基づき、交換した部品の個体性能情報を効率的に検索することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図5〜図7に基づき説明する。
この実施形態は、第1実施形態に対し、ホストコンピュータ6への自動変速機本体2のシリアルナンバの送信の仕方、及びクライアント端末7にて受信した修正後の自動変速機本体2の個体性能情報のサービスツール8への転送の仕方に変更を加えたものである。
図5は、この実施形態における自動変速機本体2の個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を説明するための概略図である。
同図に示される電子制御装置3の記憶領域には、同車両1に搭載された自動変速機本体2のシリアルナンバが書き込まれており、その自動変速機本体2の故障時には同故障に関する故障情報が書き込まれるようになっている。
また、図5のサービスツール8は、図中に実線及び破線で示されるように電子制御装置3とクライアント端末7との間で切り換えて接続することが可能となっている。更に、サービスツール8は、電子制御装置3に書き込まれたシリアルナンバ及び故障情報等の読み取り機能、上記クライアント端末7を介しての上記シリアルナンバ及び故障情報等のホストコンピュータ6への送信機能、並びに、クライアント端末からの自動変速機本体の修正後の個体性能情報の読み取り機能を有している。
図6及び図7は、この実施形態における自動変速機本体2の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャートである。
サービス工場において、自動変速機本体2の部品(ソレノイドなど)が交換されると、作業者は、サービスツール8を電子制御装置3に接続し(図6のS301)、同装置3に書き込まれた自動変速機本体2のシリアルナンバ、及び故障情報を読み出す(S302)。その後、作業者によってサービスツール8が電子制御装置3から切り離されてクライアント端末7に接続され(S303)、そのサービスツール8からクライアント端末7を介してホストコンピュータ6に上記シリアルナンバ及び故障情報が送信される(S304)。また、作業者は、自動変速機本体2における交換した部品の部品情報(名称など)を、例えば手作業によりクライアント端末7に入力する(S305)。その後、その交換部品の部品情報をクライアント端末7から車両メーカーのホストコンピュータ6に送信する(S306)。
ホストコンピュータ6側では、受信した自動変速機本体2のシリアルナンバに基づき、そのシリアルナンバに対応する自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1から読み出す(S307)。そして、読み出した自動変速機本体の個体性能情報における交換部品に対応した部分がいずれかを部品情報に基づき割り出し、その部分を初期化した状態で自動変速機本体の個体性能情報を作成し直す(S308)。このように自動変速機本体の個体性能情報を作成し直すことにより、その個体性能情報における交換部品に対応する部分が修正される。その後、修正後の自動変速機本体の個体性能情報をデータベースD1に記憶し(図7のS309)、更に当該個体性能情報をサービス工場のクライアント端末7に送信する(S310)。
サービス工場では、クライアント端末7によって上記修正後の個体性能情報が読み出され、受信した修正後の自動変速機本体2の個体性能情報を、同クライアント端末7に接続されたサービスツール8に読み込ませる(S311)。その後、このサービスツール8をクライアント端末7から切り離して車両1の電子制御装置3に接続し(S312)、同サービスツール8に記憶された修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みを行う(S313)。こうした修正後の個体性能情報の電子制御装置3への書き込みにより、電子制御装置3における自動変速機本体2の個体性能情報が書き換えられる。
以上詳述した本実施形態によれば、第1実施形態に記載した(1)〜(5)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(9)サービスツール8を電子制御装置3とクライアント端末7との間で切り換えて接続するだけで、ホストコンピュータ6への自動変速機本体2のシリアルナンバの送信、及び修正後の自動変速機本体2の個体性能情報の書き込みを実行することができるため、それらの作業を簡単なものとして作業性の改善を図ることができる。
(10)サービスツール8を電子制御装置3に接続して自動変速機本体2のシリアルナンバを取得するとき、同電子制御装置3本体に記憶された故障情報もサービスツール8に取り込まれる。そして、サービスツール8からクライアント端末7を介してホストコンピュータ6に自動変速機本体2のシリアルナンバが送信されるとき、同自動変速機本体2の故障情報も同時にホストコンピュータ6に送信されるため、その故障情報のホストコンピュータ6への到着までにかかる時間を短くすることができる。従って、ホストコンピュータ6側で上記故障情報に基づく自動変速機本体2の故障解析を行う場合において、その故障解析を効率的に行うことができる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・第3実施形態におけるホストコンピュータ6への自動変速機本体2の故障情報の送信については必ずしも行う必要はない。
・第3実施形態における自動変速機本体2の個体性能情報の修正を第2実施形態に記載された態様で実施してもよい。
・第1〜第3実施形態において、クライアント端末7とサービスツール8との間のデータ送受信を無線等により実現してもよい。この場合、クライアント端末7とサービスツール8との間でのデータ送受信が容易になる。
・第1〜第3実施形態において、サービスツール8を用いる代わりに、以下のような構成とすることも可能である。すなわち、クライアント端末7と電子制御装置3とをケーブル接続して当該ケーブルを介して両者の間のデータ送受信を行えるよう、クライアント端末7又はケーブルの途中に電子制御装置側の端末に対応するインターフェース部を設ける構成とする。この場合クライアント端末7が書き込み手段に相当するものとなる。
・自動変速機本体2及びその制御を行う電子制御装置3に対し本発明を適用したが、自動変速機本体2以外の車載ユニット及びその制御装置に本発明を適用してもよい。
第1実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を説明するための概略図。 同実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャート。 第2実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を説明するための概略図。 同実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャート。 第3実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え方法及び書き換え装置を説明するための概略図。 同実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャート。 同実施形態における自動変速機本体の個体性能情報の書き換え手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…車両、2…自動変速機本体(車載ユニット)、3…電子制御装置、5…アクチュエータ、6…ホストコンピュータ、7…クライアント端末(送信手段、読み出し手段)、8…サービスツール(送信手段、書き込み手段)。

Claims (7)

  1. 車載ユニットの制御装置に書き込まれている同車載ユニットの個体性能情報を、その車載ユニットでの部品の交換に応じて書き換える車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法において、
    車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあるホストコンピュータに対し、そのホストコンピュータと通信可能なクライアント端末を介して、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報を送り、
    前記ホストコンピュータにて前記車載ユニットの個体識別情報に基づきデータベースから同車載ユニットの個体性能情報を読み出し、その個体性能情報の前記交換部品に対応する部分を修正して新たな個体性能情報を作成した後、その新たな個体性能情報をクライアント端末に送信するとともに前記データベースに記憶し、
    前記クライアント端末にて受信した前記新たな個体性能情報を前記車載ユニットの制御装置に書き込むことで同制御装置の個体性能情報を書き換える
    ことを特徴とする車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  2. 前記ホストコンピュータでは車載ユニットの部品に関する個体性能情報が同部品の個体識別情報と対応付けてデータベース化されており、
    前記ホストコンピュータに対し、前記クライアント端末を介して、交換した部品の個体識別情報を送り、
    前記ホストコンピュータでの車載ユニットの個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の修正は、交換した部品の個体識別情報に基づきデータベースから同部品の個体性能情報を読み出し、その個体性能情報による前記車載ユニットの個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の置き換えを通じて行われる
    請求項1記載の車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  3. 前記個体識別情報の前記交換部品に対応する部分の修正は、その部分を初期化することを通じて行われる
    請求項1記載の車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  4. 車載ユニットの個体識別情報の前記ホストコンピュータへの送信に関しては、車載ユニットの制御装置にサービスツールを接続して同サービスツールにより前記制御装置に記憶された個体識別情報を読み出し、その後に前記サービスツールを前記制御装置から切り離して前記クライアント端末に接続し、その状態でサービスツールから前記クライアント端末を介して実行されるものであり、
    前記クライアント端末にて受信した新たな個体性能情報の車載ユニットの制御装置への書き込みに関しては、前記クライアント端末に接続された前記サービスツールによって前記新たな個体性能情報を読み出し、その後に前記サービスツールを前記クライアント端末から切り離して前記制御装置に接続することによって実行されるものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  5. 前記サービスツールは、車載ユニットの個体識別情報を読み出すべく前記制御装置に接続されたときに同装置に記憶された故障情報を読み出し、前記個体識別情報を前記ホストコンピュータに送信すべく前記クライアント端末に接続されたときに前記故障情報も前記ホストコンピュータに送信するものである
    請求項4記載の車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  6. 前記交換部品は電子部品である請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載ユニットの個体性能情報の書き換え方法。
  7. 車載ユニットの制御装置に書き込まれている同車載ユニットの個体性能情報を、その車載ユニットでの部品の交換に応じて書き換える車載ユニットの個体性能情報の書き換え装置において、
    車載ユニットの個体性能情報を同車載ユニットの個体識別情報と対応付けてデータベース化してあり、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報に基づきデータベースから同車載ユニットの個体性能情報を読み出し、交換部品の部品情報に基づき前記個体性能情報における前記交換部品に対応する部分を修正して新たな個体性能情報を作成するホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータに対し、部品交換を行った車載ユニットの個体識別情報、及び交換部品の部品情報を送信する送信手段と、
    前記ホストコンピュータにて作成された新たな個体性能情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段によって読み出された前記新たな個体性能情報によって前記制御装置の個体性能情報を書き換える書き換え手段と、
    を備えることを特徴とする車載ユニットの個体性能情報の書き換え装置。
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