JP4979576B2 - プラズマドーピング方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマドーピング方法及びプラズマ処理装置 Download PDF

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Description

この発明は、不純物を半導体基板等の固体試料の表面に導入するプラズマドーピング方法及び試料をプラズマ処理するためのプラズマ処理装置に関するものである。
不純物を固体試料の表面に導入する技術としては、不純物をイオン化して低エネルギーで固体中に導入するプラズマドーピング法が知られている(例えば、特許文献1参照)。図9は、前記特許文献1に記載された従来の不純物導入方法としてのプラズマドーピング法に用いられるプラズマ処理装置の概略構成を示している。図9において、真空容器1内に、シリコン基板よりなる試料9を載置するための試料電極6が設けられている。真空容器1内に所望の元素を含むドーピング原料ガス、例えばB26を供給するためのガス供給装置2、真空容器1内の内部を減圧するポンプ3が設けられ、真空容器1内を所定の圧力に保つことができる。マイクロ波導波管41より、誘電体窓としての石英板42を介して、真空容器1内にマイクロ波が放射される。このマイクロ波と、電磁石43から形成される直流磁場の相互作用により、真空容器1内に有磁場マイクロ波プラズマ(電子サイクロトロン共鳴プラズマ)44が形成される。試料電極6には、コンデンサ45を介して高周波電源10が接続され、試料電極6の電位が制御できるようになっている。なお、ガス供給装置2から供給されたガスは、ガス吹き出し口46から真空容器1内に導入され、排気口11からポンプ3へ排気される。
このような構成のプラズマ処理装置において、ガス導入口46から導入されたドーピング原料ガス、例えばB26は、マイクロ波導波管41及び電磁石43から成るプラズマ発生手段によってプラズマ化され、プラズマ44中のボロンイオンが高周波電源10によって試料9の表面に導入される。
このようにして不純物が導入された試料9の上に金属配線層を形成した後、所定の酸化雰囲気の中において金属配線層の上に薄い酸化膜を形成し、その後、CVD装置等により試料9上にゲート電極を形成すると、例えばMOSトランジスタが得られる。
一方、一般的なプラズマ処理装置の分野では、ゲートシャッターを設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。図10は、前記特許文献2に記載された従来のドライエッチング装置の概略構成を示している。図10において、真空容器1の貫通ゲート(ゲート通路)51を介して試料を真空容器1内に搬送した後、真空容器1内の試料電極6に試料を載置した後、真空容器1内で試料に対してプラズマ処理を行う。真空容器としての反応室1内で試料としての半導体ウエハに対する処理が行われるとき、反応室1におけるゲート通路51の開口である反応室側開口部を覆い上記反応生成物がゲート通路51へ付着するのを防止するカバー52を反応室1内に設けたものである。カバー52は、遮蔽板53と該遮蔽板53が取り付けられる台座54とを有する。遮蔽板53は、反応室1の内壁1bに沿うように形成され、かつ反応室側開口部のすべてを覆うように、反応室側開口部の幅寸法に対してより大きい幅寸法を有する帯状の薄板である。なお、55は予備室、56はゲートバルブ、57は搬送アーム、58は駆動装置である。(図中※で示す構成要素については、ここでは説明を省略する)
米国特許4912065号明細書 特開平10−199957号公報
しかしながら、従来の方式では、不純物の導入量(ドーズ量)の試料面内均一性が悪いという問題があった。ガス吹き出し口46が非等方的に配置されているため、ガス吹き出し口46に近い部分ではドーズ量が大きく、逆にガス吹き出し口46から遠い部分ではドーズ量が小さかった。また、図示されていない貫通ゲートの影響によるドーズ量のバラツキも発生する。
そこで、特許文献2に示すようなプラズマ処理装置を用いてプラズマドーピングを試みたが、ゲートシャッターの駆動によってパーティクルが発生してしまった。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、試料表面に導入される不純物濃度の均一性に優れたプラズマドーピング方法及び試料のプラズマ処理を均一に行えるプラズマ処理装置を提供することを目的としている。
本発明のプラズマドーピング方法は、真空容器の貫通ゲートを介して試料を真空容器内に搬送した後、真空容器内の試料電極に試料を載置し、試料の対向面より試料に向けて概ね等方的にガスを吹き出しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、真空容器内にプラズマを発生させ、プラズマ中の不純物イオンを試料の表面に衝突させて試料の表面に不純物イオンを導入するプラズマドーピング方法であって、モーターと、ゲートシャッターに密着した回転体と、伝達部とを備えた駆動装置を用いて、前記モーターの回転運動を回転体に伝えることによって、前記ゲートシャッターを、貫通ゲートを開口させるオープン位置と貫通ゲートを覆うクローズ位置との間で移動可能とし、 前記ゲートシャッターをオープン位置に配して、前記試料電極に試料を載置し、プラズマを発生させる際に、前記貫通ゲートを前記ゲートシャッターで覆うことを特徴とする。
この構成により、試料表面に導入される不純物濃度の均一性に優れたプラズマドーピング方法を実現できる。
また、この構成により、試料表面に導入される不純物濃度の均一性を確保しつつ、高速にプラズマドーピングを実施することができる。
また、本発明のプラズマドーピング方法は、試料がシリコンよりなる半導体基板である場合に、とくに有用なプラズマドーピング方法である。また、試料がシリコンよりなる半導体基板であり、不純物が砒素、燐、ボロン、アルミニウムまたはアンチモンである場合に、とくに有用である。
このような構成により、超微細なシリコン半導体デバイスを製造することができる。
本発明のプラズマ処理装置は、真空容器と、試料電極と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、試料電極に対向して等方的に配置されたガス吹き出し口と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内の圧力を制御する圧力制御装置と、試料電極に電力を供給する試料電極用電源を備えたプラズマドーピング装置であって、真空容器に貫通ゲートが設けられ、貫通ゲートを開口させるオープン位置と貫通ゲートを覆うクローズ位置との間で移動可能な駆動装置を備えたゲートシャッターを備え、記駆動装置が、モーターと、前記ゲートシャッターに密着した回転体と、モーターの回転運動を回転体に伝える伝達部とを備えたことを特徴とする。
このような構成により、試料のプラズマ処理を均一に行えるプラズマ処理装置を実現できる。とくに、プラズマドーピング処理を均一に行うことが可能となる。
本発明のプラズマ処理装置において、好適には、ゲートシャッターが円筒状であることが望ましい。このような構成により、円形の試料を均一に処理することができる。
また、好適には、真空容器が円筒状であることが望ましい。このような構成により、円形の試料を均一に処理することができる。
また、好適には、ゲートシャッターの内側に、真空容器に固定された円筒状のインナーチャンバを備えることが望ましい。このような構成により、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。
また、好適には、インナーチャンバの最下部が、ゲートシャッターの最下部よりも下に位置することが望ましい。このような構成により、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。
また、好適には、インナーチャンバの最下部が、試料電極の上面よりも下に位置することが望ましい。このような構成により、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。
また、好適には、駆動装置が、モーターと、ゲートシャッターに密着した回転体と、モーターの回転運動を回転体に伝える伝達部とを備えたことが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの駆動をスムーズに行うことができる。
また、好適には、回転体が弾性を有する樹脂製であることが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。
また、好適には、インナーチャンバが、円筒の外側に突き出た庇部を真空容器の上面に載せることによって真空容器に固定されていることが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。
また、好適には、インナーチャンバとゲートシャッターとを、円筒状のベアリングユニットによって連結したことが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの回転をスムーズに行うことができる。
また、好適には、円筒状のベアリングユニットを、上下2ヶ所に備えることが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。
また、好適には、ゲートシャッターの円筒の内側に突き出た凸部の内周が、インナーチャンバの円筒の外側に設けられた凹部に嵌合し、凸部と凹部の間にベアリングユニットが設けられ、凸部の内径がインナーチャンバの円筒の外形よりも小さいことが望ましい。このような構成により、ゲートシャッターの回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態で用いたプラズマドーピング室の構成を示す断面図 本発明の第1実施形態における誘電体窓の構成を示す平面図 本発明の第1実施形態における駆動装置の構成を示す断面図 本発明の第2実施形態で用いたプラズマドーピング室の構成を示す断面図 本発明の第3実施形態におけるインナーチャンバとゲートシャッターのリンク部の断面図 本発明の第4実施形態で用いたプラズマドーピング室の構成を示す断面図 本発明の第4実施形態で用いたインナーチャンバとゲートシャッターの斜視図 本発明の第4実施形態で用いたインナーチャンバとゲートシャッターの斜視図 従来例で用いたプラズマドーピング装置の構成を示す断面図 従来例で用いたドライエッチング装置の構成を示す断面図
符号の説明
1 真空容器
2 ガス供給装置
3 ターボ分子ポンプ
4 調圧弁
5 プラズマ源用高周波電源
6 試料電極
7 誘電体窓
8 コイル
9 基板
10 試料電極用高周波電源
11 排気口
12 支柱
13 ガス導入経路
14 ガス主経路
15 ガス吹き出し口
16 貫通ゲート
17 インナーチャンバ
18 ゲートシャッター
19 駆動装置
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1から図3を参照して説明する。
図1に、本発明の実施の形態1において用いたプラズマドーピング装置の断面図を示す。図1において、真空容器1内に、ガス供給装置2から所定のガスを導入しつつ、排気装置としてのターボ分子ポンプ3により排気を行い、調圧弁4により真空容器1内を所定の圧力に保つことができる。高周波電源5により13.56MHzの高周波電力を試料電極6に対向した誘電体窓7の近傍に設けられたコイル8(図1中には、コイルの断面部が図示されている)に供給することにより、真空容器1内に誘導結合型プラズマを発生させることができる。試料電極6上に、試料としてのシリコン基板9を載置する。また、試料電極6に高周波電力を供給するための高周波電源10が設けられており、これは、試料としての基板9がプラズマに対して負の電位をもつように、試料電極6の電位を制御する電圧源として機能する。このようにして、プラズマ中のイオンを試料の表面に向かって加速し衝突させて試料の表面に不純物を導入することができる。なお、ガス供給装置2から供給されたガスは、排気口11からポンプ3へ排気される。ターボ分子ポンプ3及び排気口11は、試料電極6の直下に配置されており、また、調圧弁4は、試料電極6の直下で、かつ、ターボ分子ポンプ3の直上に位置する昇降弁である。試料電極6は、基板9を載置する略正方形状の台座となり、各辺において支柱12により真空容器1に固定され、計4本の支柱12により、真空容器1に固定されている。
ガス供給装置2内に設けられている流量制御装置(マスフローコントローラ)により、不純物原料ガスを含むガスの流量を所定の値に制御する。一般的には、不純物原料ガスをヘリウムで希釈したガス、例えば、ジボラン(B26)をヘリウム(He)で0.5%に希釈したガスを不純物原料ガスとして用い、これを第1マスフローコントローラで流量制御する。さらに第2マスフローコントローラでヘリウムの流量制御を行い、第1及び第2マスフローコントローラで流量が制御されたガスをガス供給装置2内で混合した後、配管(ガス導入経路)13を介してガス主経路14に導き、さらにガス主経路14と連通する複数の穴を介して、ガス吹き出し口15より真空容器1内に混合ガスを導く。複数のガス吹き出し口15は、試料9の対向面より試料9に向けてガスを吹き出すようになっている。
図2は、誘電体窓7を図1の下側からみた平面図である。この図からわかるとおり、ガス吹き出し口15は、誘電体窓7の中心に対してほぼ対称に設けられ、試料に向けて概ね等方的にガスを吹き出す構造となっている。つまり、複数のガス吹き出し口15が概ね等方的に配置されている。
図1において、真空容器1は概ね円筒状である。真空容器1には貫通ゲート16が設けられ、真空容器1に固定された円筒状のインナーチャンバ17が設けられている。インナーチャンバ17は、円筒の外側に突き出た庇部を真空容器1の上面に載せることによって真空容器1に固定されている。また、貫通ゲート16を開口させるオープン位置と貫通ゲートを覆うクローズ位置との間で移動可能な円筒状のゲートシャッター18が設けられている。前記移動は回転運動であり、駆動装置19によって駆動される。インナーチャンバ17は、ゲートシャッター18の内側に配置されている。インナーチャンバ17とゲートシャッター18は、円筒状のベアリングユニット20によって連結されている。
また、インナーチャンバ17の最下部は、ゲートシャッター18の最下部よりも下に位置し、さらに、インナーチャンバ17の最下部は、試料電極6の上面よりも下に位置する。
図3は、駆動装置19の構成を詳細に示す断面図である。図3において、インナーチャンバ17とゲートシャッター18とが、円筒状のベアリングユニット20により連結されている。ベアリングユニット20の詳細は図では省略しているが、内筒、外筒、ベアリングからなり、内筒がインナーチャンバ17に固定され、外筒がゲートシャッター18に固定されており、インナーチャンバ17とゲートシャッター18の相対的な位置を、同軸運動に関して任意に変化させることが可能な構成としている。ゲートシャッター18の外周に、弾性を有する樹脂製(例えば、バイトン、カルレッツなどの耐薬品性に優れた樹脂)の回転体21が密着している。回転体21は軸22に固定され、軸22の中央付近に小ギア23が固定されている。小ギア23と連結された大ギア24が設けられ、軸25、台形ギア26を介してモーターシャフト27に連なっている。モーター28を作動させると、その回転運動が、モーターシャフト27、台形ギア26、軸25、大ギア24、小ギア23、軸22からなる伝達部を通じて回転体21に伝えられ、インナーチャンバ17とゲートシャッター18の相対的な位置を、同軸運動に関して任意に変化させることができる。
まず、ゲートシャッター18をオープン位置にした状態で、真空容器1の貫通ゲート16を介して試料9を真空容器1内に搬送する。次いで、真空容器1内の試料電極6に試料9を載置する。次に、貫通ゲート16をゲートシャッター18で覆う。すなわち、駆動装置19を駆動して、ゲートシャッター18をインナーチャンバ17に対して同軸状に回転させることにより、クローズ位置に移動させる。そして、試料9の対向面より試料9に向けて概ね等方的にガスを吹き出しつつ真空容器1内を排気し、真空容器1内を所定の圧力に制御しながら、真空容器1内にプラズマを発生させ、プラズマ中の不純物イオンを試料9の表面に衝突させて試料9の表面に不純物イオンを導入する。より具体的には、試料電極6の温度を25℃に保ちつつ、真空容器1内にHeで希釈されたB26ガス、及びHeガスを、それぞれ5sccm、100sccm供給し、真空容器1内の圧力を0.5Paに保ちながらコイル8に高周波電力を1300W供給することにより、真空容器1内にプラズマを発生させるとともに、試料電極6に250Wの高周波電力を供給することにより、プラズマ中のボロンイオンを基板9の表面に衝突させて、ボロンを基板9の表面近傍に導入することができた。このとき、基板9の表面近傍に導入されたボロン濃度(ドーズ量)の面内均一性は±0.95%と良好であった。試料9を真空容器1から搬出する際は、再び駆動装置19を駆動して、ゲートシャッター18をインナーチャンバ17に対して同軸状に回転させることにより、オープン位置に移動させる。
比較のため、ゲートシャッター18をオープン位置にしたまま同様の条件で処理したところ、ドーズ量の面内均一性が悪かった。インナーチャンバ17及びゲートシャッター18のウエットメンテナンス直後においては、貫通ゲート16に近い側のドーズ量が多く(±1.8%)、数百枚処理した後では貫通ゲート16に近い側のドーズ量が少なかった(±3.4%)。さらに数千枚処理した後では、再び貫通ゲート16に近い側のドーズ量が多くなった(±2.8%)。
このような結果が得られた原因を考察する。ウエットメンテナンス直後においては、インナーチャンバ17やゲートシャッター18の内壁面にはボロン系の堆積物は存在しない。一方、貫通ゲート16の内壁面はプラズマから遠いため、ボロン系の堆積物の堆積は、他の部分と比較してよりゆっくりと進行する。したがって、気相から失われるボロン系ラジカルの単位時間当たりの量は、貫通ゲート16に近い側では他の部分よりも少ない。よって、貫通ゲート16に近い側では、プラズマ中のボロン系ラジカルの濃度が大きくなり、ドーズ量が大きくなる結果となったものと考えられる。
次に、数百枚処理した後について考察する。この段階では、インナーチャンバ17やゲートシャッター18の内壁面にはボロン系の堆積物が相当堆積している。貫通ゲート16に遠い側では、先述のとおり、より高速にボロン系堆積物が堆積していく。堆積物が増すにしたがってボロン系ラジカルの吸着確率は低下していくため、貫通ゲート16に遠い側において、堆積量が先に飽和する。このとき、貫通ゲート16に遠い側においては、ボロン系ラジカルがほとんど吸着しない状態となるため、プラズマ中のボロン系ラジカルの濃度は、貫通ゲート16より遠い側で高くなり、ドーズ量が大きくなる結果となったものと考えられる。
次に、数千枚処理した後について考察する。この段階では、インナーチャンバ17やゲートシャッター18の内壁面、さらに、貫通ゲート16の内壁面にもボロン系の堆積物が相当堆積し、飽和状態となっている。つまり、真空容器1内のプラズマに曝露される部分におけるボロン系ラジカルの吸着確率はいずれの場所においても低くなっている。一方、貫通ゲート16の内壁面は、他の部分と比べてプラズマに曝露される表面の表面積が大きいため、堆積物からの脱離によって生じるボロン系ラジカルが、貫通ゲート16に近い側で多くなり、ドーズ量が大きくなる結果となったものと考えられる。
本実施の形態では、以上のようなドーズ量の不均一を、ゲートシャッター17をクローズ位置に移動させることによって解消することができた。
実施の形態1では、ゲートシャッター18を円筒状のものとした。このような構成により、円形の試料を均一に処理することができる。また、真空容器1を円筒状のものとした。
このような構成により、円形の試料9を均一に処理することができる。また、ゲートシャッター18の内側に、真空容器1に固定された円筒状のインナーチャンバ17を備えるようにした。このような構成により、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。また、インナーチャンバ17の最下部が、ゲートシャッター18の最下部よりも下に位置するようにした。
このような構成により、ゲートシャッター18は、プラズマ処理を行っているときのインナーチャンバ17の開口部に近い部分のみに堆積物が堆積するだけなので、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。
また、インナーチャンバ17の最下部が、試料電極6の上面よりも下に位置するようにした。プラズマは試料電極6の上面より上で主として発生するため、堆積物も試料電極6の上面より上に多く堆積する。したがって、このような構成により、装置のウエットメンテナンス性を高めることができる。
また、駆動装置19を、モーター28と、ゲートシャッター18に密着した回転体21と、モーター28の回転運動を回転体21に伝える伝達部とを備える構成とした。このような構成により、ゲートシャッター18の駆動をスムーズに行うことができる。また、回転体21が弾性を有する樹脂製であるようにした。このような構成により、ゲートシャッター18の回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。よりパーティクルを少なくしたい場合には、マグネットカップリングなどを用いることができる。
また、インナーチャンバ17が、円筒の外側に突き出た庇部を真空容器1の上面に載せることによって真空容器1に固定されている構成とした。
このような構成により、ゲートシャッター18の回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。
すなわち、ゲートシャッター18及びインナーチャンバ17とベアリングユニット20との接触部や、ゲートシャッター18と回転体21との接触部で発生したパーティクルは、インナーチャンバ17の円筒の外側に突き出た庇部に遮られて試料9側に回り込まず、インナーチャンバ17の最下部より下に落下していく。
このような格別の効果は、プラズマドーピングプロセスにおいてとくに顕著な現象である。ドライエッチングにおいては、真空容器やインナーチャンバなどに堆積する堆積物は、主としてエッチング反応生成物であり、その堆積量に応じてプラズマ中のエッチャント(エッチング反応を担うラジカル種)の濃度が変化することは希である。また、ドライエッチングにおいても云えることであるが、プラズマCVDにおいては、真空容器内に供給するガスにおけるCVD反応に主体的な役割を果たす反応性ガスの比率は概ね10%以上であり、少なくとも3%以上であることが通常である。
このような場合、真空容器やインナーチャンバなどに堆積する堆積物の堆積量に応じてプラズマ中の反応種の濃度が変化して処理の均一性を悪化させることは希である。つまり、プラズマドーピングのように、希ガスでなく反応に主体的な役割を果たす反応性ガス(ジボラン、ホスフィン、アルシンなど)の比率が10%未満、とくに3%未満である場合には、本発明は格別の効果を奏するものと考えられる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図4を参照して説明する。
図4に、本発明の実施の形態2において用いたプラズマドーピング装置の断面図を示す。図4において、基本的な構成は図1に示した実施の形態1と同様であるが、円筒状のベアリングユニット20を、上下2ヶ所に備えた点が異なる。このような構成により、ゲートシャッター18の、インナーチャンバ17に対して同軸状となる回転運動の精度が高まるため、ゲートシャッター18の内壁とインナーチャンバ17の外壁が接触する可能性が極めて低くなり、パーティクルの発生を抑制することができる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、図5を参照して説明する。
図5に、本発明の実施の形態3において用いたプラズマドーピング装置の、インナーチャンバ17とゲートシャッター18のリンク部の拡大断面図を示す。図5において、ゲートシャッター18の円筒の内側に突き出た凸部29の内周が、インナーチャンバ17の円筒の外側に設けられた凹部30に嵌合し、凸部29と凹部30の間にベアリングユニット20が設けられ、凸部29の内径がインナーチャンバ17の円筒の外形よりも小さくなるよう構成されている。このような構成により、ゲートシャッター17の回転によるパーティクルの発生を抑制することができる。すなわち、ゲートシャッター17の回転によって、ゲートシャッター18及びインナーチャンバ17とベアリングユニット20との接触部において発生したパーティクルは、その大部分がインナーチャンバ17の円筒の外側に設けられた凹部30に滞留し、インナーチャンバ17とゲートシャッター18の間を下方へと落下するパーティクルが激減する。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について、図6から図8を参照して説明する。
図6に、本発明の実施の形態4において用いたプラズマドーピング装置の断面図を示す。図6において、基本的な構成は図1に示した実施の形態1と同様であるが、真空容器1が円筒状でなく、排気装置としてのポンプ3が貫通ゲート16の反対側に設けられている点と、インナーチャンバ17にインナーチャンバ底が設けられている点が異なる。
このような構成においては、貫通ゲート16から遠い側(ポンプ3に近い側)でガス排気がより速やかに行われるため、ゲートシャッター18が無い場合や、ゲートシャッターをオープン位置にした状態でプラズマ処理した場合には、実施の形態1よりもドーズ量の不均一が顕著に現れる。つまり、このような構成においては、ゲートシャッター18をクローズ位置にしてプラズマ処理することによる均一性の改善効果は、格別のものとなる。
図7は、インナーチャンバ17及びゲートシャッター18の構成を示す斜視図である。図7において、インナーチャンバ17は、概ね円筒状に構成されているが、貫通ゲートに対応する位置にゲート開口部31が設けられており、また、プラズマ観察用の窓に対応する位置に窓開口部32が設けられている。インナーチャンバ底33は、真空容器の底への堆積物の堆積を抑制するためのカバーである。排気開口部34は、真空容器内を排気するための開口部である。
ゲートシャッター18には、貫通ゲートに対応する位置にゲート開口部35が設けられており、また、プラズマ観察用の窓に対応する位置に窓開口部36が設けられている。
図7は、オープン位置における配置を示している。クローズ位置に移動すると、図8のような配置となる。
以上述べた本発明の実施形態においては、本発明の適用範囲のうち、真空容器の形状、プラズマ源の方式及び配置等に関して様々なバリエーションのうちの一部を例示したに過ぎない。本発明の適用にあたり、ここで例示した以外にも様々なバリエーションが考えられることは、いうまでもない。
例えば、コイル8を平面状としてもよく、あるいは、ヘリコン波プラズマ源、磁気中性ループプラズマ源、有磁場マイクロ波プラズマ源(電子サイクロトロン共鳴プラズマ源)を用いてもよいし、平行平板型プラズマ源を用いてもよい。
しかし、誘導結合型プラズマ源を用いることは、試料(電極)の対向面に容易にガス吹き出し口を形成できることに繋がり、装置構成上好ましい。
また、ヘリウム以外の不活性ガスを用いてもよく、ネオン、アルゴン、クリプトンまたはキセノン(ゼノン)のうち少なくともひとつのガスを用いることができる。これらの不活性ガスは、試料への悪影響が他のガスよりも小さいという利点がある。
また、試料がシリコンよりなる半導体基板である場合を例示したが、他の様々な材質の試料を処理するに際して、本発明を適用することができる。しかし、本発明は、試料がシリコンよりなる半導体基板である場合に、とくに有用なプラズマドーピング方法である。また、不純物が砒素、燐、ボロン、アルミニウムまたはアンチモンである場合に、とくに有用である。このような構成により、超微細なシリコン半導体デバイスを製造することができる。
また、本発明のプラズマ処理装置は、プラズマドーピングのみならず、ドライエッチングやプラズマCVDに適用することも可能である。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2005年3月30日出願の日本特許出願、出願番号2005-099149に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明のプラズマドーピング方法及びプラズマ処理装置は、試料表面に導入される不純物濃度の均一性に優れたプラズマドーピング方法及び試料のプラズマ処理を均一に行えるプラズマ処理装置を提供できる。したがって、半導体の不純物ドーピング工程をはじめ、液晶などで用いられる薄膜トランジスタの製造や、各種材料の表面改質等の用途にも適用できる。

Claims (13)

  1. 真空容器の貫通ゲートを介して試料を真空容器内に搬送した後、真空容器内の試料電極に試料を載置し、試料の対向面より試料に向けて概ね等方的にガスを吹き出しつつ真空容器内を排気し、真空容器内を所定の圧力に制御しながら、真空容器内にプラズマを発生させ、プラズマ中の不純物イオンを試料の表面に衝突させて試料の表面に不純物イオンを導入するプラズマドーピング方法であって、
    モーターと、ゲートシャッターに密着した回転体と、伝達部とを備えた駆動装置を用いて、
    前記モーターの回転運動を回転体に伝えることによって、前記ゲートシャッターを、
    貫通ゲートを開口させるオープン位置と貫通ゲートを覆うクローズ位置との間で移動可能とし、
    前記ゲートシャッターをオープン位置に配して、前記試料電極に試料を載置し、
    プラズマを発生させる際に、前記貫通ゲートを前記ゲートシャッターで覆うようにしたプラズマドーピング方法。
  2. 請求項1に記載のプラズマドーピング方法であって、
    前記試料がシリコンよりなる半導体基板であり、
    前記不純物が砒素、燐、ボロン、アルミニウムまたはアンチモンであるプラズマドーピング方法。
  3. 真空容器と、試料電極と、真空容器内にガスを供給するガス供給装置と、試料電極に対向して等方的に配置されたガス吹き出し口と、真空容器内を排気する排気装置と、真空容器内の圧力を制御する圧力制御装置と、試料電極に電力を供給する試料電極用電源を備えたプラズマドーピング装置であって、
    真空容器に貫通ゲートが設けられ、貫通ゲートを開口させるオープン位置と、貫通ゲートを覆うクローズ位置との間で移動可能な駆動装置を備えたゲートシャッターを備え、
    前記駆動装置が、モーターと、前記ゲートシャッターに密着した回転体と、モーターの回転運動を回転体に伝える伝達部とを備えたプラズマ処理装置。
  4. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記ゲートシャッターが円筒状であるプラズマ処理装置。
  5. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記真空容器が円筒状であるプラズマ処理装置。
  6. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記ゲートシャッターの内側に、真空容器に固定された円筒状のインナーチャンバを備えたプラズマ処理装置。
  7. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記インナーチャンバの最下部が、ゲートシャッターの最下部よりも下に位置するプラズマ処理装置。
  8. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記インナーチャンバの最下部が、試料電極の上面よりも下に位置するプラズマ処理装置。
  9. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記回転体が弾性を有する樹脂製であるラズマ処理装置。
  10. 請求項に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記インナーチャンバが、円筒の外側に突き出た庇部を真空容器の上面に載せることによって真空容器に固定されているプラズマ処理装置。
  11. 請求項10に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記インナーチャンバと前記ゲートシャッターとを、円筒状のベアリングユニットによって連結したプラズマ処理装置。
  12. 請求項11に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記円筒状のベアリングユニットを、上下2ヶ所に備えたプラズマ処理装置。
  13. 請求項11に記載のプラズマドーピング装置であって、
    前記ゲートシャッターの円筒の内側に突き出た凸部の内周が、前記インナーチャンバの円筒の外側に設けられた凹部に嵌合し、凸部と凹部の間に前記ベアリングユニットが設けられ、凸部の内径が前記インナーチャンバの円筒の外形よりも小さいプラズマ処理装置。
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