JP4973450B2 - スタビライザ取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に用いて好適のスタビライザ取り付け構造に関するものである。
従来より、自動車のサスペンションに関し、目的や用途に応じて種々のタイプのものが開発又は実用化されており、例えば、ストラット式サスペンション,ダブルウィッシュボーン式サスペンション及びマルチリンク式サスペンション等が広く知られている。
また、サスペンションにはスタビライザが設けられる場合がある。スタビライザは独立式サスペンションにおいて左右のサスペンションを接続する部材であって、車両のロールを抑制する機能を有している。例えば、左右一方のサスペンションがストロークすると、スタビライザがねじれ変形することにより他方のサスペンションにも同じ方向にストロークするような力が加わり、これにより旋回時には外輪のストロークが抑制されてロールが減少するのである。
そして、このようなスタビライザの取り付け構造に関する技術としては、例えば特許文献1が挙げられる。この特許文献1の技術では、スタビライザをスタビライザリンク及びブラケットを介してサスペンション部品(特許文献1の場合はロアシート)に接続している。また、この特許文献1の従来技術として、サスペンションのストラット外筒にスタビライザリンクを介してスタビライザを取り付ける手法も開示されている。
一方、図3及び図4はいわゆるダブルナックル式サスペンションのフロントサスペンションを示す図であって、図3は左前輪を斜め後方から見た模式的な斜視図であって、図4は後方から見た模式的な断面図である。また、図3はダブルナックル式サスペンションにスタビライザを取り付けた場合の構成の一例を示している。
ここで、まずダブルナックル式サスペンションの構成について図3及び図4を用いて簡単に説明すると、本サスペンションは、主にストラット2、ナックル4、ロアアーム6、アッパハウジング8、ロアハウジング10及びダンパフォーク20から構成されている。
ストラット2はショックアブソーバ(緩衝装置)としての機能とサスペンションアーム(支柱)としての機能を兼用する部材であって、このストラット2の外周にアッパハウジング8が固着されている。また、ナックル4は、図3に示すドライブシャフト18やハブ(車軸)19を回転自在に支持する部品であって、上下からアッパハウジング8、ロアハウジング10により揺動自在に狭持されている。
すなわち、ナックル4の上端部はベアリング(第1の軸支手段)16を介して揺動可能にアッパハウジング8に取り付けられるとともに、下端部はボールジョイント(第2の軸支手段)14を介してやはり揺動可能にロアハウジング10に取り付けられている。
また、各ベアリング部14,16の中心を結ぶ線がサスペンションのキングピン軸(転舵軸又は操舵軸)LKPとなり、ナックル4はこのキングピン軸LKPを中心に回動する。
また、ロアハウジング10はブッシュ70を介してロアアーム6に回動可能に接続されている。また、ロアアーム6は図示しない車体又はサスペンションフレームに揺動可能に取り付けられている。
また、図3及び図4に示すように、アッパハウジング8とロアハウジング10とはダンパフォーク20を介して接続されている。ダンパフォーク20はドライブシャフト18よりも前方に配設される前側ダンパフォーク20fと、ドライブシャフト18よりも後方に配設される後側ダンパフォーク20rとにより構成されている。
そして、ダンパフォーク20の上部においては前側ダンパフォーク20f及び後側ダンパフォーク20rでアッパハウジング8を挟み込み、通しボルト32,34と図示しないナットとを用いてこれらダンパフォーク20f,20r及びアッパハウジング8が固定される。また、ダンパフォーク20の下部も同様に通しボルト38及び図示しないナットを用いてダンパフォーク20f,20r及びロアハウジング10が固定される。
そして、本サスペンションでは、アッパハウジング8,ロアハウジング10及びダンパフォーク20の3つ構成要素が一体となって一つの部材として機能するものであり、これらの3つの部材を一体化した要素をサポートという。
また、この例では後側ダンパフォーク20rにスタビライザブラケット(スタビブラケット)60が溶着されており、スタビブラケット60にスタビリンク64を介してスタビライザ62が取り付けられている。
ここで、スタビリンク64は、ロッド66と、ロッド66の両端部に設けられたボールジョイント68とから構成されており、ボールジョイント68にはオネジの形成されたスタッド68bが一体に形成されている。
そして、一方のボールジョイント68のスタッド68bをナットによりスタビライザ62の端部に締結し、また、他方のスタッド68bをやはりナットによりスタビブラケット60に締結することにより、スタビライザ62が取り付けられる。
実公平6−30493号公報
しかしながら、特許文献1を含めた従来の技術では、いずれもサスペンションの構成部品に対してスタビブラケットを設け、このスタビブラケットにスタビリンクを介してスタビライザを取り付けているため、スタビブラケットの分だけコストや重量が増加するという課題があった。
また、上述したようなダブルナックル式サスペンションの場合、ダンパフォーク20f,20rは板金をプレス成型して形成されているが、スタビブラケット60を除いては前後のダンパフォーク20f,20rで左右対称に形成されている。したがって、スタビブラケット60が不要になれば、後側ダンパフォーク20rを右側サスペンションの前側ダンパフォークとして用いることができるようになり、部品点数を低減できる。
逆に、スタビライザブラケット60を設けて構成すると、左側サスペンションの前側ダンパフォーク及び後側ダンパフォークと、右側サスペンションの前側ダンパフォーク及び左側ダンパフォークとをそれぞれ独立して設ける必要があり、この分コストが上昇するとともに部品管理も煩雑になるという課題がある。
そこで、スタビブラケットを廃止して、「左側サスペンションの前側ダンパフォーク=右側サスペンションの後側ダンパフォーク」,「左側サスペンションの後側ダンパフォーク=右側サスペンションの前側ダンパフォーク」として部品を製造、管理したいという要望があった。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、サスペンション部品の部品点数の低減を図るとともにコストや重量の低減を図るようにした、スタビライザ取り付け構造を提供することを目的とする。
このため、請求項1に係るスタビライザ取り付け構造は、スタビライザをサスペンションに接続するスタビライザリンクを有するスタビライザ取り付け構造であって、該サスペンションは、車両のストラットに固設された部材に締結される2枚の板金状のダンパフォークを有し、該スタビライザリンクが、スタビライザリンク本体と、該スタビライザリンク本体の端部に設けられたボールジョイントとから構成されるとともに、該ボールジョイントが、該スタビライザリンク本体との揺動を許容する球状のベアリング部と、該ベアリング部と一体に形成されたスタッド部とから構成され、該スタッド部が、該スタビライザリンクをブラケットを介在させずに直接該2枚の板金状のダンパフォークに締結するための締結ボルトとして機能するとともに、該2枚の板金状のダンパフォークと該ストラットに固設された部材との締結部の締結ボルトとしての機能を兼ね備えていることを特徴としている。
また、請求項2に係るスタビライザ取り付け構造は、上記請求項1記載の構成に加えて、該サスペンションが、車両の車軸を回転可能に支持するナックルと、該車両のストラットに固設され、第1の軸支手段を介して該ナックルの上端側を揺動自在に軸支するアッパハウジングと、第2の軸支手段を介して該ナックルの下端側を揺動自在に軸支するロアハウジングと、該ロアハウジングと該アッパハウジングとを締結する2枚の板金状のダンパフォークと、先端側が該ロアハウジングに対して揺動可能に接続されるとともに、基端側が該車両に対して揺動可能に接続されるロアアームとをそなえ、該2枚の板金状のダンパフォークが、その上方において車両前後方向から該アッパハウジングを挟み込んで該アッパハウジングに締結されるとともに、その下方において該車両前後方向から該ロアハウジングを挟み込んで該ロアハウジングに締結されるように構成され、且つ、該スタッド部が、該2枚の板金状のダンパフォークと該アッパハウジングとの締結部、又は、該2枚の板金状のダンパフォークと該ロアハウジングとの締結部の通しボルトとして用いられるように構成されていることを特徴としている。
本発明のスタビライザ取り付け構造によれば、ブラケットを廃止した分だけ部品点数や重量の低減を図ることができ、コストを低減することができる。また部品点数を低減することにより組み付け作業性も向上する(請求項1)。
また、スタビライザリンクのスタッド部がサスペンション部材の締結ボルトとしての機能を兼ねているので、この分だけ部品点数の低減を図ることができ、やはりコストを低減することができる(請求項)。
また、第4部材を左右サスペンション毎に独立して設ける必要がなくなり部品種別を低減することができる。このため部品管理の負荷も低下するという利点がある(請求項)。
以下、図面により、本発明の一実施形態に係るスタビライザ取り付け構造について説明すると、図1はその構成を示す模式図、図2はその要部構成を示す模式的な断面図である。
まず、図1を用いてサスペンションの構成について説明する。なお、このサスペンションは、特に説明がない限りは図3及び図4を用いて説明したダブルナックル式サスペンションと同様に構成されており、対応する部材については同一の符号を付して説明する。また、本実施形態では前輪左側のサスペンションを用いて説明するが、サスペンションは左右対称に構成されており、右側サスペンションも左側サスペンションと同様に構成されている。したがって、以下では右側サスペンションの構成については説明を省略する。
さて、図1に示すように、本サスペンションは、主にストラット2、ナックル(第1部材)4、ロアアーム6、アッパハウジング(第2部材)8、ロアハウジング(第3部材)10及びダンパフォーク(第4部材)20から構成されている。
ストラット2はショックアブソーバ(緩衝装置)としての機能とサスペンションアーム(支柱)としての機能を兼用する部材であって、後述するアッパハウジング8を介してナックル4の上側を支持している。ここでストラット2自体は公知のものであって、ストラット外筒の内部に形成されたシリンダに図示しないピストンが設けられるとともに、シリンダ内にオイルが充填されて構成されている。そして、サスペンションに入力が作用すると、ピストンがオイルの抵抗を受けながらシリンダ内を進退することにより入力が緩衝されるようになっている。
ナックル4はドライブシャフト18及びハブ(車軸)19を回転自在に支持する部品であって、その上端部がアッパハウジング8に取り付けられるとともに、下端部がロアハウジング10に取り付けられている。
また、ナックル4にはナックルアーム4aが形成され、このナックルアーム4aにタイロッド12が接続されている。これにより、ドライバの操舵力が図示しないステアリングギアボックスからタイロッド12を介してナックル4に伝達されてナックル4が回動し、車輪が操舵されるようになっている。
また、ナックル4には上下2箇所にベアリング(第1の軸支手段)及びボールジョイント(第2の軸支手段;いずれの軸支手段も図示省略)が設けられており、これらのベアリング及びボールジョイントの中心を結ぶ線がサスペンションのキングピン軸(転舵軸又は操舵軸)LKPとなる。また、ナックル4はこれらベアリング及びボールジョイントを介してアッパハウジング8及びロアハウジング10に接続されており、これにより、ナックル4が上下から揺動自在に狭持されるようになっている。
また、ロアハウジング10は図示しないブッシュ及びボルト6cを介してロアアーム6に回動可能に接続されている。また、ロアアーム6は、車両の中心側端部(基端部)において、図示しない車体又はサスペンションフレームに揺動可能に取り付けられる。また、ロアアーム6の先端側には図示しないブッシュが取り付けられている。
また、アッパハウジング8とロアハウジング10とはダンパフォーク20を介して接続されている。ダンパフォーク20は本実施形態においてはドライブシャフト18よりも前方に配設される前側ダンパフォーク20fと、ドライブシャフト18よりも後方に配設される後側ダンパフォーク20rとにより構成されている。なお、これらのダンパフォーク20f,20rは左右対称形状に形成されている点以外は同様に構成されている。したがって、以下では2つのダンパフォーク20f,20rについて、特に区別をしない限り単にダンパフォーク20と記す。また、ダンパフォーク20は板金をプレス加工して成型されている。
そして、本実施形態においては、アッパハウジング8,ロアハウジング10及びダンパフォーク20の3つ構成要素が一体となって一つの部材として機能するものであり、これらの3つの部材を一体化した要素をサポートという。
ここで、サポートをアルミ等により一体に形成することも考えられるが、本実施形態ではコストや重量並びに組み付け作業性を考慮して、上述のようにアッパハウジング8,ロアハウジング10及びダンパフォーク20の3部材に分割しており、さらにダンパフォーク20を前後2枚に分割することで、ドライブシャフト18との干渉を避けながらサポートして十分な強度を確保しているのである。
つまり、サポートを一体成型品とした場合には、十分な剛性を得るためには大型してしまい重量が増大してしまうほか、コスト増を招くことになる。また、重量増は、ばね下重量の増大となり操安性にも影響することになる。さらには、サポートを一体成型した場合は、ドライブシャフト18を通すための穴部を設ける必要が生じるが、サスペンションを組み付ける際にサポートにドライブシャフト18を通すための作業が必要になり作業性が低下する。
そこで、本実施形態ではサポートをアッパハウジング8,ロアハウジング10及びダンパフォーク20の3つ構成要素に分割することで、軽量化を図るとともに組み付け作業性の向上を図り、上記の課題を解決しているのである。
ところで、後側ダンパフォーク20にはスタビライザリンク(以下、スタビリンクと略す)64を介してスタビライザ62が取り付けられている。ここで、スタビリンク64はロッド(スタビリンク本体又はスタビライザリンク本体)66と、ロッド66の両端部に設けられたボールジョイント68とから構成されている。また、これらのボールジョイント68は、図2に示すように、ロッド66に対して揺動を許容する球状のベアリング部68aと、上記ベアリング部68aと一体に形成されたスタッド部68bとを備えており、スタッド部68bの先端部にはオネジ68cが形成されている。
ただし、これら2つのボールジョイント68のうち、ロッド66の他端側(サスペンション側)のスタッド部68bの方が一端側(スタビライザ側)のスタッド部68bよりも明らかに長い寸法を有している。なお、図2は、他端側のボールジョイント68を示している。ここで、他端側のボールジョイント68のスタッド部68bはアッパハウジング8の幅寸法及び2つのダンパフォーク20f,20rの厚さ寸法を考慮した長さに設定されている。
そして、スタビライザ62の端部に形成された取り付け穴(図示省略)に、スタビリンク64の一端側のボールジョイント68のスタッド(図示省略)が挿通され、このスタッドにやはり図示しないナットを螺合させることによりスタビライザ62とスタビリンク64とが接続されている。
また、スタビリンク64の他端側のボールジョイント68のスタッド68bは、スタビブラケットを用いることなく直接サスペンション部材(ここではダンパフォーク20)に締結されている。
つまり、図1及び図2に示すように、スタッド部68bを単にスタビリンク64を締結するための部材としてのみ用いるのではなく、アッパハウジング8と前後のダンパフォーク20f,20rとを締結するための通しボルトとしても用いているのである。換言すると、スタビリンク64のスタッド部68bに対して、スタビライザ62を接続する本来の機能以外に、サスペンション部材(アッパハウジング8,ダンパフォーク20f,20r)を共締めする機能を兼用させているのである。これにより、スタビライザ6をスタビブラケットを用いることなくスタビリンク介して取り付けることができるとともに、アッパハウジング8とダンパフォーク20とを締結するためのボルトを削減することができるのである。
なお、図1にも示すように、本実施形態では、アッパハウジング8と前後のダンパフォーク20f,20rとは2箇所で締結されており、このうちの一箇所がスタビリンク64を利用して締結され、もう一箇所は通常の通しボルト32及び図示しないナットにより締結される。
また、本実施形態では、図2に示すように、スタッド68bの先端に六角形状の凹部68dが形成されている。この凹部68dは組み付け時の作業性の向上を図る目的で形成されたものであって、スタビリンク64の取り付け時には、この凹部68dに六角形状の工具を挿入してスタッド68bの回転を規制し、オネジ68cに螺合させたナット46を回転させるようになっている。
本発明の一実施形態に係るスタビライザの取り付け構造は上述のように構成されているので、スタビライザ62を取り付ける際には、まず、予めサスペンションのアッパハウジング8と前後のダンパフォーク20f,20rとをボルト32で締結しておき、この状態で、図2に示すように、スタビリンク64の他端側のボールジョイント68のスタッド68bを後側ダンパフォーク20r,アッパハウジング8及び前側ダンパフォーク20fの順で挿通し、これらのサスペンション部材8,20f,20rの締結と同時にスタビリンク64の取り付けを行う。そして、スタビリンク64の一端側のボールジョイント68をスタビライザ62の端部と締結することにより、スタビライザ62の取り付けが完了する。
なお、作業性を考慮して、上述とは逆に、先にスタビライザ62の端部を締結してから、アッパハウジング8と前後のダンパフォーク20f,20rとをボールジョイント6を用いて締結しても良い。
以上、詳述したように本発明の一実施形態に係るスタビライザ取り付け構造によれば、スタビリンク64をブラケットを介在させずに直接サスペンション部材(ここではダンパフォーク20r)に締結したので、ブラケットを削減した分だけ部品点数や重量の低減を図ることができ、コストを低減することができる。また、特に本実施形態のようなダブルナックルサスペンションに適用した場合には、従来はダンパフォーク20rにブラケットを溶着していたため、前後のダンパフォーク20f,20rをそれぞれ別々に形成し、さらに左右対称の部品をそれぞれ形成する必要があったが、本発明によれば、左側サスペンションの前側ダンパフォーク20fを右側サスペンションの後側ダンパフォークとして用いることができ、且つ左側サスペンションの後側ダンパフォーク20を右側サスペンションの前側ダンパフォークとして用いることができる。したがって、部品種別を低減することができ、このため部品管理の負荷も低下し、やはりコスト低減を図ることができる。
また、スタビリンク64のスタッド部68bがサスペンション部材の締結ボルト(通しボルト)としての機能を兼ねているので、さらに部品点数の低減を図ることができ、さらなるコスト低減を図ることができる
以上、本発明の実施の形態の一例について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく種々変形可能である。例えば上述では、本発明を車両のフロントサスペンションに適用した場合について説明したが、リアサスペンションに適用しても良い。
また、スタビライザの作動量やスタビリンクの作動角が他の部材に干渉しないのであれば、本発明をダンパフォーク20とロアハウジング10との締結に適用しても良い。また、前側ダンパフォークにスタビリンクを締結しても良く、さらには、ダンパフォーク以外の他のサスペンション部材の締結部に本発明を広く適用することができる。また、本発明が適用されるサスペンション形式は上述のダブルナックル式サスペンションに限定されるものではなく、他の種々のサスペンション形式に適用可能であることは言うまでもない。また、その他の細部の構成についても本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、実施形態中ではナックル4の上端部はベアリングを介してアッパハウジング8に取り付けられているが、このベアリングに代えて下端部と同様にボールジョイントを適用してもよい。
本発明の一実施形態に係るスタビライザ取り付け構造が適用されるサスペンションの構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るスタビライザ取り付け構造の要部構成を示す模式的な断面図である。 従来技術について説明する図である。 従来技術について説明する図である。
符号の説明
2 ストラット(サスペンション部材)
4 第1部材(ナックル;サスペンション部材)
6 ロアアーム(サスペンション部材)
8 第2部材(アッパハウジング;サスペンション部材)
10 第3部材(ロアハウジング;サスペンション部材)
18 ドライブシャフト
19 ハブ(車軸)
20 第4部材(ダンパフォーク;サスペンション部材)
20f 前側ダンパフォーク
20r 後側ダンパフォーク
62 スタビライザ
64 スタビリンク(スタビライザリンク)
66 ロッド(スタビライザリンク本体)
68 ボールジョイント
68a ベアリング部
68b 通しボルト兼用スタッド部
68c オネジ
68d 凹部

Claims (2)

  1. スタビライザをサスペンションに接続するスタビライザリンクを有するスタビライザ取り付け構造であって、
    該サスペンションは、車両のストラットに固設された部材に締結される2枚の板金状のダンパフォークを有し、
    該スタビライザリンクが、スタビライザリンク本体と、該スタビライザリンク本体の端部に設けられたボールジョイントとから構成されるとともに、
    該ボールジョイントが、該スタビライザリンク本体との揺動を許容する球状のベアリング部と、該ベアリング部と一体に形成されたスタッド部とから構成され、
    該スタッド部が、該スタビライザリンクをブラケットを介在させずに直接該2枚の板金状のダンパフォークに締結するための締結ボルトとして機能するとともに、該2枚の板金状のダンパフォークと該ストラットに固設された部材との締結部の締結ボルトとしての機能を兼ね備えている
    ことを特徴とする、スタビライザ取り付け構造。
  2. 該サスペンションが、
    車両の車軸を回転可能に支持するナックルと、
    該車両のストラットに固設され、第1の軸支手段を介して該ナックルの上端側を揺動自在に軸支するアッパハウジングと、
    第2の軸支手段を介して該ナックルの下端側を揺動自在に軸支するロアハウジングと、
    該ロアハウジングと該アッパハウジングとを締結する2枚の板金状のダンパフォークと、
    先端側が該ロアハウジングに対して揺動可能に接続されるとともに、基端側が該車両に対して揺動可能に接続されるロアアームとをそなえ、
    該2枚の板金状のダンパフォークが、その上方において車両前後方向から該アッパハウジングを挟み込んで該アッパハウジングに締結されるとともに、その下方において該車両前後方向から該ロアハウジングを挟み込んで該ロアハウジングに締結されるように構成され、
    且つ、該スタッド部が、該2枚の板金状のダンパフォークと該アッパハウジングとの締結部、又は、該2枚の板金状のダンパフォークと該ロアハウジングとの締結部の通しボルトとして用いられるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のスタビライザ取り付け構造。
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