JP4972984B2 - 両吸込渦巻ポンプおよびその羽根車並びに羽根車の製造方法 - Google Patents

両吸込渦巻ポンプおよびその羽根車並びに羽根車の製造方法 Download PDF

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本発明は、両吸込渦巻ポンプおよびそれが備える羽根車とその製造方法に関する。
従来の両吸込渦巻ポンプの例が、特許文献1および特許文献2に記載されている。特許文献1に記載の両吸込渦巻きポンプでは、ポンプのスラスト力を安定させてポンプの安定運転可能領域を広くするために、両吸込口を分離する隔壁に均圧用連通孔を水平方向に設けている。この連通孔により、隔壁の両側での差圧の発生を抑制し、主軸の揺動を防止している。
また、特許文献2に記載の両吸込ポンプでは、圧力脈動を低減するために、複数のボリュート流路を有するボリュートケーシングの内部に仕切り板を設けている。この仕切り板の両側には、それぞれ等ピッチで翼が配置されており、この翼を有する羽根車は、ボリュートケーシングの内部に収納されている。さらに、吸込みケーシングが、仕切り板で仕切った両側の翼に流体を導いている。羽根車の仕切り板の両側の翼は、位相がずらされており、一方の側の翼の先端がボリュートの巻き始め端部にあるときは、他方の側のどの翼の先端も、ボリュートの巻き始め端部とは異なる位置にある。
特開平11−303789号公報 特開2002−138991号公報
上記特許文献1および2に記載のような両吸込渦巻ポンプでは、羽根形状が著しく簡単で機械加工が可能な場合を除き、羽根車を一体鋳造で製作することが多い。このように羽根車を一体鋳造で製作するときには、鋳造に必要な木型構造が複雑になり、湯の回りが円滑にならず鋳造欠陥を引き起こす恐れがある。また、鋳放しのままでは所定の羽根車形状を得ることが困難なため、所定形状に形成したゲージを基準に、手仕上げで羽根面を成形している。この手仕上げには精度を維持するために熟練を要するとともに、手仕上げは機械加工に比べて大幅に加工工数が多い。
本発明は上記従来の技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の加工工数を低減することにある。本発明の他の目的は、両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の加工精度を向上させることにある。本発明のさらに他の目的は、鋳造欠陥の起こりにくい両吸込渦巻ポンプを実現することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、回転軸と、この回転軸に取り付けた両吸込型の遠心羽根車と、この両吸込型の遠心羽根車を収容し吸込用渦巻ケーシングと吐出用渦巻きケーシングを有するケーシングとを備えた両吸込渦巻ポンプにおいて、両吸込型の遠心羽根車は、鏡面対称に形成された側板およびこの側板よりも小さな外径の主板とで流路を形成しかつ前記主板の外径側にオープン形状部を形成し、一端側が前記側板に連接するとともに前記側板の外径とほぼ同じ外径まで延びる複数の羽根を前記流路に配設し、前記複数の羽根は前記オープン形状部において前記側板に片持ち支持状態であり、少なくとも前記側板と前記羽根を鋳物一体または削り出し一体で形成したことにある。
上記目的を達成する本発明の他の特徴は、両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の製造方法において、少なくとも側板とこの側板とほぼ同じ外径まで延びる複数の羽根を鋳物一体または削り出し一体で形成した後、主板外径が側板外径より小さいオープン形状部では羽根の外径部が片持ち状態である遠心羽根車部材を鏡面対称に形成し、この遠心羽根車部材を円板状部材を介して背面対向させ、1対の遠心羽根車部材の羽根の周方向位相を互いに変化させたことにある。
本発明によれば、両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車を、外径側が切り欠かれた形状の主板と側板および複数の羽根からなる片吸込み羽根車を背面対向させ、対向部に主板に対応するリングを設けているので、開口部の多い片吸込み羽根車を作成するだけでよく、羽根車の加工工数を低減できる。また、開口部が増え、狭隘部が低減したので、加工工具の使用が容易になり、両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の加工精度が向上する。さらに、羽根車に開口部が増えたので、鋳造時の湯の回りがよく、鋳造欠陥が起こりにくくなる。さらにまた、左右の羽根車要素で羽根の周方向位置を容易に変えることができ、低騒音の羽根車を実現できる。
以下、本発明に係る両吸込渦巻ポンプのいくつかの実施例を、図面を用いて説明する。図1に、両吸込渦巻ポンプ50に用いる羽根車2を縦断面図で示す。図2に、図1に示した羽根車2を内蔵した両吸込渦巻ポンプ50を、縦断面図で示す。本実施例の両吸込渦巻ポンプ50では、回転軸1が水平方向に配置されている。この回転軸1のほぼ中央部に詳細を後述する羽根車2が取り付けられている。
羽根車2の軸方向両側にはスリーブ5が配置されており、スリーブ5は回転軸1に嵌挿されている。スリーブ5の反羽根車側端部には、ロックナット6が配置されており、ロックナット6を回転軸1に螺合させて、羽根車2およびスリーブ5を固定する。スリーブ5の外周部には、グランドパッキン等のシール部材が配置されており、このシール部材は、ケーシング3に保持されている。
回転軸1の一端側には、回転軸1をラジアル方向およびスラスト方向に支承するラジアル軸受とスラスト軸受が取り付けられており、軸受部4を形成する。回転軸1の他端側にはカップリングが取り付けられており、図示しない駆動機とこのカップリングを介して接続して、回転軸1を回転駆動する。カップリングとロックナット6間には、回転軸1をラジアル方向に支承するラジアル軸受を含む軸受部4が形成されている。左右の軸受部4は、ケーシング3から張り出した静止部を有する。
ケーシング3では、軸方向中央部に吐出用の渦巻ケーシングが形成されており、この吐出用渦巻ケーシングの両側に吸込み用の渦巻ケーシングが形成されている。吸込み用渦巻ケーシングは、羽根車2に対向する部分が開口部となっており、吸込み用渦巻ケーシングで旋回を与えられた流れが、羽根車2に流入する。
羽根車2は遠心羽根車を背面対向させた形状となっており、吸込み側の外周部には、吐出用の渦巻ケーシング内の流れが吸込み用渦巻ケーシング内に漏れて再循環するのを防止するインペラリング8が取り付けられている。このインペラリング8に対向して、ケーシング3にはケーシングリング7が取り付けられている。インペラリング8とケーシングリング7はシールとして作用する。
図1に示すように、羽根車2は、軸方向から流体を吸い込み半径方向に吐き出す遠心形の羽根車2であり、回転軸1に嵌合する主板2aと、ケーシング3側に位置する側板2bと、主板2aと側板2bとに端部が接続し、周方向にほぼ等ピッチで配置された複数の羽根2dとを有する。ここで本実施例の羽根車3では、片吸込みの遠心羽根車2e,2fをリング2cを間に挟んで、背面対向させている。
すなわち、左側の羽根車2eと右側の羽根車2fとは回転方向を異にするので、羽根
2dの向きは鏡面形状になるが、その他の点では同一の形状である。しかも、通常の片吸込み羽根車とは異なり、主板2aの外径位置は羽根車2e,2fの外径位置までは延びておらず、羽根車2e,2fの外径よりも小径になっている。左右の羽根車2e,2fの主板2aの背面側には、外径が羽根車2e,2fの外径とほぼ等しいリング2cが挟まれている。リング2cは、ピン9により両羽根車2e,2fと結合されており、主板2aの作用をする。
ここで、本実施例の両吸込渦巻ポンプ50では、左右の羽根車2e,2fの羽根2dの周方向位置を同じにした同相羽根車と、互いに周方向位置が異なる異相羽根車のいずれをも、使用できる。同相羽根車を用いると、羽根枚数に起因する振動や騒音のピークが高くなる恐れがあるので、圧力脈動による両吸込渦巻ポンプ50の振動や騒音低減が望まれる場合には、異相羽根車を用いる。一方、異相羽根車では羽根車を出た後に、流れ状態の異なる左右の流れが混合するので、若干の性能低下の恐れがある。そこで、性能を重視する場合には、同相羽根車を用いる。
次に、上記実施例に示した羽根車2の製作方法を、以下に詳述する。従来、羽根車2を製作するときは、羽根2d形状および主板2a,側板2bを象った木型を製作し、この木型を用いて一体鋳造する。その後、羽根2dの形状を示すゲージ等を基準にして、手仕上げで加工している。しかしながらこの方法では、羽根車2の出口幅が狭いとき、特に異相羽根車とするために主板2aを羽根車2の外径部までに延ばした羽根車2では、加工工具を流路面まで挿入することが困難になる場合があった。
そこで本実施例では、主板2aを羽根車2e,2fの外周まで延ばさないオープン形状とする。そして溶接構造とする場合には、側板2bの素材から側板2bと複数の羽根2dとを有する側板部材と機械加工で削り出すとともに、ラッパ面を有する主板2aも機械加工で削り出し、この両者を、溶接で接合する。一方、鋳物構造の場合には、加工方法そのものは従来技術とほとんど変わらないが、主板2a側がオープン構造であるから、手仕上げの工具を流路面まで容易に挿入できる。また、羽根形状によっては、機械加工で仕上げ加工することも可能になる。
片吸込羽根車2e,2fでは、主板2aの外周側が羽根車2e,2fまで延びておらずオープン形状になっている。このように形成する主板2aと側板2b,複数の羽根2dとを、上述の方法で一体形成する。羽根車2e,2fに求められる寸法精度を達成するため機械加工で仕上げるときには、主板2aのないオープン形状部から、三次元加工機などの加工工具を羽根車2e,2fの内部に挿入し、片吸込みインペラ2e,2fの主板2aと側板2b、羽根2dで囲まれた流路を加工する。このとき、片吸込みインペラ2e,2fの吸込み側と吐出側からも、加工工具を挿入することが可能である。
このように溶接構造または鋳物構造で作成した羽根車2e,2fを、リング2cを挟んで背面対向させる。その際、羽根車2e,2fの主板2aとリング2cとをピン9で結合する。ピン9は、羽根車2e,2fとリング2c間でトルクを伝達する。また、左右の羽根車2e,2fの周方向位置決めにも用いられる。異相羽根車に形成するにせよ、同相羽根車に形成するにせよ、ピン9の結合位置で、羽根車2の形状が決定される。
ピン9で2つの羽根車2e,2fとリング2cを結合した後、ボルト13を用いて2つの羽根車2e,2fを固定する。なお、本実施例では、羽根車2e,2fの吸込み側に、インペラリング8を取り付けている。ボルト13で固定された羽根車2は、回転軸1に嵌挿された後、スリーブ5およびロックナット6で回転軸1に固定される。
左右の羽根車2e,2fを一体化して羽根車2を製作したときに、質量が大きくなり過ぎて取り扱いが困難になるときは、回転軸1に羽根車2e,リング2c,羽根車2fを単品毎に順次嵌挿し、回転軸1上で一体化した羽根車2とすればよい。なお、羽根車2の周方向の回り止めとして、回転軸1および各羽根車2e,2fにはキー溝16が形成されており、この溝16にキー17を嵌合する。
本実施例によれば、片吸込み羽根車2e,2fの形状形成が容易になるので、鋳物の場合には鋳造欠陥を低減できる。さらに、羽根車2e,2fの吸込み側および吐出側の2方向に加え、オープン形状にした従来の主板2a側方向からの加工も可能になり、機械加工が容易になり、かつ機械加工の適用範囲も拡大し、短時間で寸法精度の高い羽根車2を製作することができる。
右側の片吸込みインペラ2fは、左側の片吸込みインペラ2eと回転方向が相違して羽根2dが鏡像形状になっているだけなので、左側の羽根車2eの羽根2dの製作データ
(座標データ)を座標変換するだけで、右側の羽根車2eの製作データを使用できる。これにより、加工が容易になるとともに、データ作成等の手間が省ける。
2つの羽根車2e,2f間に組み込むリング2cを、位置決めのために羽根車2e,
2fに嵌合する。本実施例では円板状の単純形状で済むので、圧延した板材を旋盤等で機械加工すれば容易にリング2cを製作できる。したがって、従来の鋳物で製作した場合に比べて所要厚みを薄くすることができ、鋳造欠陥を低減した高精度の部品とすることができる。
本発明に係る羽根車2の他の実施例を、図3〜図6を用いて説明する。図3に、同相羽根車2を、縦断面図で示す。左右の羽根車2e,2fを上記実施例と同様に製作し、リングを介さずに直接背面対向させる。両羽根車2e,2fを締結するときには、ピンを使用して周方向位置決めする。吸込み側のリング2cは、省略されている。2つの片吸込羽根車2e,2fの羽根2dの周方向位置を合わせて、同相羽根車とする。左右の羽根車2e,2fの流路が同相なので、両羽根車間を仕切るリングが不要になる。これにより、羽根車2の軸方向長さを短縮できる。
図1に示した実施例において、リング2cに連通孔10を形成した例を図4に示す。同図(a)は羽根車2の縦断面図であり、同図(b)は羽根車2fの正面図である。2つの片吸込インペラ2e,2fにより形成されるそれぞれ独立した流路を、連通孔10で連通させている。本例によれば、左右の羽根車2e,2f内の流路における圧力アンバランスを緩和でき、羽根車2に加わる軸方向推力を低減できる。
図5に、本発明に係る両吸込羽根車のさらに他の実施例を縦断面図(同図(a))および右側面図(同図(b))で示す。本実施例でも、左右の羽根車2e,2fの周方向位相を異ならせている。本実施例が図1に示した実施例と異なるのは、左右の羽根車2e,
2f間に配置したリング2cに、整流羽根11を設けたことにある。
整流羽根11は、リング2cに溶接で取り付けられている。整流羽根11は、側面図
((b)図)に示すように、羽根枚数に応じた枚数だけ設けれており、周方向位置は各羽根2d間のほぼ中央部にある。整流羽根11の形状は、羽根2dの主板側端部形状に合わせた2次元羽根である。整流羽根11の軸方向高さは、羽根車2の出口幅に比べて大変小さく、半径方向に羽根車2の出口側から内径側に、主板2aの外径端付近まで延びている。
本実施例によれば、異相羽根車2において、右側の羽根車2fと左側の羽根車2eとを出た流れが、それぞれ異なる位相で吐出渦巻流路に流入するので、羽根車を出た流れが一様化され、振動および騒音のピーク値を低減することができる。また、整流羽根の高さが低いので、加工も容易である。本実施例では、整流羽根を溶接でリングに取り付けたが、機械加工やプレス等でリング2cと一体加工することももちろんできる。
図6に、本発明に係る両吸込羽根車のさらに他の実施例を、同図(a)に縦断面図で示す。本実施例でも、左右の羽根車2e,2fの周方向位相を異ならせている。本実施例が図1に示した実施例と異なるのは、リング2cに羽根2dを差し込む羽根取付け溝12を形成したことにある。同図(b)に、羽根2dを取り付ける前のリング2cを正面図で示す。
図1に示した実施例では、左右の羽根車2e,2fが有する羽根2dは、主板側であって外径側では、側板2bでだけ片持ち支持される構造である。本実施例では、リング2cに形成した溝12に羽根2dの端部が嵌合されているので、羽根2dは、両端支持形状となっている。このように、リング2cに羽根2dが嵌合する溝12を形成したので、羽根2dの支持部の応力が低下し、羽根の信頼性が向上する。もしくは、羽根2bの許容限界応力を引き起こす流体力を高めることができ、両吸込渦巻きポンプ50を高揚程化することができる。
上記各実施例では、両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の羽根を側板と一体に形成していたが、主板と一体に形成し、その後、側板側端部を側板に固定するようにしてもよい。また、主板と羽根と側板のすべてを一体形成し、その後所定寸法に仕上げるようにしてもよい。以上、本発明の好適な実施例について詳しく述べたが、本発明は上記各実施例に限定されることなく、本発明の精神を逸脱しない範囲において設計変更を行なうことができる。
本発明に係る両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車部の一実施例の縦断面図。 図1に示した羽根車を有する両吸込渦巻ポンプの一実施例の縦断面図。 本発明に係る両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車部の他の実施例の縦断面図。 本発明に係る両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車部のさらに他の実施例の縦断面図および側面図(部分)。 本発明に係る両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車部のさらに他の実施例の縦断面図および側面図(部分)。 本発明に係る両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車部のさらに他の実施例の縦断面図および側面図(部分)。
符号の説明
1…回転軸、2…羽根車、2a…主板、2b…側板、2c…リング(円板状部材)、
2d…羽根、2e,2f…片吸込み羽根車、3…ケーシング、4…軸受部、5…スリーブ、6…ロックナット、7…ケーシングリング、8…インペラリング、9…ピン、10…連通穴、11…整流羽根、12…羽根取付け溝、13…ボルト、50…両吸込渦巻ポンプ。

Claims (3)

  1. 回転軸と、この回転軸に取り付けた両吸込型の遠心羽根車と、この両吸込型の遠心羽根車を収容し吸込用渦巻ケーシングと吐出用渦巻きケーシングを有するケーシングとを備えた両吸込渦巻ポンプにおいて、
    前記両吸込型の遠心羽根車は、鏡面対称に形成された側板およびこの側板よりも小さな外径の主板とで流路を形成しかつ前記主板の外径側にオープン形状部を形成し、一端側が前記側板に連接するとともに前記側板の外径とほぼ同じ外径まで延びる複数の羽根を前記流路に配設し、前記複数の羽根は前記オープン形状部において前記側板に片持ち支持状態であり、少なくとも前記側板と前記羽根を鋳物一体または削り出し一体で形成したことを特徴とする両吸込渦巻ポンプ。
  2. 両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の製造方法において、少なくとも側板とこの側板とほぼ同じ外径まで延びる複数の羽根を鋳物一体または削り出し一体で形成した後、主板外径が側板外径より小さいオープン形状部では羽根の外径部が片持ち状態である1対の遠心羽根車部材として鏡面対称に形成し、この遠心羽根車部材を円板状部材を介して背面対向させ、1対の遠心羽根車部材の羽根の周方向位相を互いに変化させたことを特徴とする両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の製造方法。
  3. 前記円板状部材の前記主板外径よりも外径側に、前記片吸込羽根車を形成する複数の羽根よりも羽根高さの低い複数の整流羽根を形成したことを特徴とする請求項に記載の両吸込渦巻ポンプに用いる羽根車の製造方法。
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