JP4970389B2 - 有機ハロゲン化合物分析方法、有機ハロゲン化合物分析装置、プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
有機ハロゲン化合物分析方法、有機ハロゲン化合物分析装置、プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Description
本発明の第1の実施の形態の有機ハロゲン化合物分析方法は、ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析方法であって、分析対象成分となる有機ハロゲン化合物を決定する分析対象成分決定ステップと、有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を、同位体存在比に基づき計算によって求める標準ピーク形状算出ステップと、被測定試料のマススペクトルを測定する測定ステップと、測定ステップで得られたマススペクトルの測定ピーク形状を標準ピーク形状と比較し、被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定ステップと、候補ハロゲン数yをもとに被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定ステップと、候補ハロゲン数yおよび炭素数xをもとに被測定試料の候補質量数を計算する候補質量数算出ステップと、記測定ステップで得られた測定質量数と候補質量数を比較する質量数比較ステップと、質量数比較ステップにおいて測定質量数と候補質量数が一致する場合には候補ハロゲン数yを被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、測定質量数と候補質量数の差が2n(nは1以上の自然数)の場合には被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定ステップを有する。
本発明の第2の実施の形態の有機ハロゲン化合物分析装置は、ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析装置であって、分析対象成分となる有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を記憶する標準ピーク形状記憶手段と、被測定試料のマススペクトルを測定する測定手段と、前記マススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定手段と、前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定手段と、前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに候補質量数を計算する候補質量数算出手段と、前記測定手段で得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較手段と、前記質量数比較手段での比較において前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは自然数)の場合は前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定手段を有することを特徴とする。
本発明の第3の実施の形態の有機ハロゲン化合物分析プログラムは、ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析プログラムであって、分析対象成分となる有機ハロゲン化合物を決定する分析対象成分決定ステップと、前記有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を、同位体存在比に基づき計算によって求める標準ピーク形状算出ステップと、被測定試料のマススペクトルを測定する測定ステップと、前記測定ステップで得られたマススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定ステップと、前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定ステップと、前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに前記被測定試料の候補質量数を計算する候補質量数算出ステップと、前記測定ステップで得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較ステップと、前記質量数比較ステップにおいて前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは1以上の自然数)の場合には前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定ステップを有する有機ハロゲン化合物分析方法をコンピュータに実行させる。
本発明の第4の実施の形態のコンピュータ読取可能な記録媒体は、第3の実施の形態の有機ハロゲン化合物分析プログラムを記録している。
12 測定部
14 データ処理部
16 表示部
18 入力部
20 演算部
22 記憶部
Claims (8)
- ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析方法であって、
分析対象成分となる有機ハロゲン化合物を決定する分析対象成分決定ステップと、
前記有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を、同位体存在比に基づき計算によって求める標準ピーク形状算出ステップと、
被測定試料のマススペクトルを測定する測定ステップと、
前記測定ステップで得られたマススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに前記被測定試料の候補質量数を計算する候補質量数算出ステップと、
前記測定ステップで得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較ステップと、
前記質量数比較ステップにおいて前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは1以上の自然数)の場合には前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定ステップを有することを特徴とする有機ハロゲン化合物分析方法。 - 前記測定ステップの後に、前記測定ピーク形状をもとに、前記分析対象成分となる有機ハロゲン化合物の有無を判定する判定ステップを有することを特徴とする請求項1記載の有機ハロゲン化合物分析方法。
- 前記分析対象成分となる有機ハロゲン化合物が塩素化パラフィンであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の有機ハロゲン化合物分析方法。
- 前記質量数比較ステップにおいて、前記候補質量数の差の半分の値nが、前記炭素数xよりも大きい場合には、塩素化パラフィンが被測定試料に含有されないと判定することを特徴とする請求項3記載の有機ハロゲン化合物分析方法。
- 前記測定が、イオン付着質量分析法により行われることを特徴とする請求項1ないし請求項4いずれか一項に記載の有機ハロゲン化合物分析方法。
- ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析装置であって、
分析対象成分となる有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を記憶する標準ピーク形状記憶手段と、
被測定試料のマススペクトルを測定する測定手段と、
前記マススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定手段と、
前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定手段と、
前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに候補質量数を計算する候補質量数算出手段と、
前記測定手段で得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較手段と、
前記質量数比較手段での比較において前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは自然数)の場合は前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定手段を有することを特徴とする有機ハロゲン化合物分析装置。 - ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析プログラムであって、
分析対象成分となる有機ハロゲン化合物を決定する分析対象成分決定ステップと、
前記有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を、同位体存在比に基づき計算によって求める標準ピーク形状算出ステップと、
被測定試料のマススペクトルを測定する測定ステップと、
前記測定ステップで得られたマススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに前記被測定試料の候補質量数を計算する候補質量数算出ステップと、
前記測定ステップで得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較ステップと、
前記質量数比較ステップにおいて前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは1以上の自然数)の場合には前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定ステップを有する有機ハロゲン化合物分析方法をコンピュータに実行させることを特徴とする有機ハロゲン化合物分析プログラム。 - ハロゲンが塩素または臭素である有機ハロゲン化合物分析プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
分析対象成分となる有機ハロゲン化合物を決定する分析対象成分決定ステップと、
前記有機ハロゲン化合物のハロゲン数別のマススペクトルの標準ピーク形状を、同位体存在比に基づき計算によって求める標準ピーク形状算出ステップと、
被測定試料のマススペクトルを測定する測定ステップと、
前記測定ステップで得られたマススペクトルの測定ピーク形状を前記標準ピーク形状と比較し、前記被測定試料の候補ハロゲン数yを決定する候補ハロゲン数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yをもとに前記被測定試料の炭素数xを決定する炭素数決定ステップと、
前記候補ハロゲン数yおよび前記炭素数xをもとに前記被測定試料の候補質量数を計算する候補質量数算出ステップと、
前記測定ステップで得られた測定質量数と前記候補質量数を比較する質量数比較ステップと、
前記質量数比較ステップにおいて前記測定質量数と前記候補質量数が一致する場合には前記候補ハロゲン数yを前記被測定試料のハロゲン数と決定して成分同定を行い、前記測定質量数と前記候補質量数の差が2n(nは1以上の自然数)の場合には前記被測定試料のハロゲン数をy+nと決定して成分同定を行う成分同定ステップを有する有機ハロゲン化合物分析方法をコンピュータに実行させる有機ハロゲン化合物分析プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008230630A JP4970389B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 有機ハロゲン化合物分析方法、有機ハロゲン化合物分析装置、プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008230630A JP4970389B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 有機ハロゲン化合物分析方法、有機ハロゲン化合物分析装置、プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Publications (2)
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JP2010066036A JP2010066036A (ja) | 2010-03-25 |
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Family Applications (1)
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JP2008230630A Active JP4970389B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | 有機ハロゲン化合物分析方法、有機ハロゲン化合物分析装置、プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体 |
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2008
- 2008-09-09 JP JP2008230630A patent/JP4970389B2/ja active Active
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