JP4964085B2 - 印刷処理装置及び印刷処理方法 - Google Patents
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Description
このようなネットワーク構成において複数台のホスト装置から複数の印刷ジョブがプリンタに送信されると、プリンタは送信された複数の印刷ジョブを到着順に実行する。
このように従来のプリンタシステムでも、エラーが解消された後の印刷ジョブの処理対策は一応講じられているといえる。
請求項2の発明は、請求項1に記載された印刷処理装置において、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定手段を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された印刷処理装置において、前記設定時間として任意の時間を入力する手段と、入力した任意の時間を設定時間として設定する手段と、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された印刷処理装置において、印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知手段が通知を行うまでの残時間を表示又は通知する手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載された印刷処理装置において、前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する手段を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、ホスト装置から受信した印刷ジョブを実行して印刷処理を行う印刷処理方法であって、ユーザの指示に基づき当該印刷処理を停止する工程と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する工程と、前記計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う工程と、ユーザの指示に基づいて、描画処理を停止させる工程と、ユーザの指示に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する工程と、前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う工程と、を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載された印刷処理方法において、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定工程を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載された印刷処理方法において、前記設定時間として任意の時間を入力する工程と、入力した任意の時間を設定時間として設定する工程と、を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載された印刷処理方法において、印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知を行う工程で通知を行うまでの残時間を表示又は通知する工程を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載された印刷処理方法において、前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する工程を有することを特徴とする。
図1は本実施形態に係る印刷処理装置とホストコンピュータのシステム構成図である。
印刷処理装置1は、通信制御部10、機器情報管理部11、印刷制御部12、画像形成制御部13、ユーザインターフェース(I/F)制御部14、ネットワークインターフェース(I/F)15、記憶装置16、印刷描画部17、操作部18から成っている。
機器情報管理部11は、印刷処理の停止命令を印刷制御部12に送信するなど、各制御部への命令(コマンド)を送信するコントローラ(制御部)を有している。
印刷制御部12は、印刷ジョブの到着順に印刷するように制御し、機器情報管理部11からの印刷処理の停止命令及び停止解除命令を受けて印刷描画部17を制御する。
ユーザI/F制御部14は、操作部18に入力された情報を記憶装置16に保存するように制御する設定手段であり、また、機器情報管理部11からの命令により情報を操作部18に表示する等の制御を行う。
記憶装置16は、例えば、NV−RAM(Non Volatile RAM)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶手段である。
操作部18は、ユーザが設定などを入力するための入力手段であり、また、ユーザに対するメッセージや情報を表示するための表示手段(表示パネル)を備える。
操作部18は複数のキー、即ち、印刷停止/再開キー51、メニューキー52、ジョブリセットキー53、戻るキー54、スクロールキー55、OKキー56、と表示パネル57を有している。
印刷停止/再開キー51は、印刷処理の停止と再開を入力するキーであり、印刷処理の可動時に押下(キー操作を行うことを総称してここでは「押下」あるいは「押す」といい、タッチすることでキーを操作する場合も含む)すると、図1に示したユーザインターフェース制御部14に通知が行き、印刷制御部12が印刷描画部17を制御して、印刷処理が停止する。同キー51を印刷処理の停止時に押下すると、印刷処理の停止を解除(可動)する。
印刷停止/再開キー51の内部にはLED(発光ダイオード)が備えられており、印刷処理が停止状態のときには、ユーザインターフェース制御部14が操作部18を制御して、印刷処理が停止していることを示すために、LEDを例えば黄色に点灯する。
ジョブリセットキー53は、印刷ジョブをリセットするためのキーであり、印刷処理が停止状態のときにジョブリセットキー53を押下することで、停止している印刷ジョブをリセットすることができる。
戻るキー54及びOKキー56は、メニュー画面で選択された項目のキャンセル及び決定のためのキーであり、例えばメニューキー52で表示させた階層構造になっているメニュー画面で、メニュー画面に表示された複数の選択項目の中から一つを決定するときはOKキー56を押下し、決定した選択項目をキャンセルするときは戻るキー54を押下する。
スクロールキー55は、メニュー画面などにおいて複数の選択項目を選択する際に画面上で画面をスクロールするためのキーである。
表示パネル57は、印刷処理が可動及び停止状態である旨や、メニュー画面を表示するための表示手段である。
図3は操作部18の表示パネル57の表示例を示す図である。図3を参照して、本実施形態に係る印刷処理装置1の印刷処理の停止及び停止解除を概略的に説明する。
図3Aは、印刷処理装置1における印刷処理が可動(停止解除)状態であって、かつ印刷ジョブが無いときの状態を示している。
表示パネル57には「印刷できます」と印刷処理が可動(停止解除)状態である旨が表示されており、この状態で印刷ジョブが印刷処理装置1に送信されると印刷処理が開始される。
操作部18の表示パネル57には「印刷中です」と印刷処理装置1が印刷中である旨が表示されており、さらに印刷中の印刷ジョブの文書名(図中、会議議事録.txt)及び印刷用紙サイズ(図中、A4(普通紙))が表示されている。この印刷ジョブの実行が終了すると、図3Aの表示パネル57の表示に戻る。
この場合、表示パネル57には「印刷停止中」と印刷処理が停止状態である旨が表示されており、この状態で再度印刷停止/再開キー51を押下すると、図3Aの表示パネル57の表示:「印刷できます」に戻る。
この場合、表示パネル57には「印刷停止中」と印刷処理が停止状態である旨が表示され、さらに印刷停止中の印刷ジョブの文書名(図中、会議議事録.txt)及び印刷用紙サイズ(図中、A4(普通紙))が表示されている。
ここで、印刷停止/再開キー51を押下すると図3Bの表示パネル57の表示:「印刷中です」に戻って印刷処理が再開され、ジョブリセットキー53を押下して印刷ジョブをリセットすると図3D中のパネル表示「印刷停止中」に戻る。
なお、以上の説明においては印刷停止/再開キー51の押下によって印刷停止/再開の切替えを行ったが、例えばメニュー画面の一項目から行ってもよいし、ネットワークを介して接続されたホスト装置からのコマンドで行ってもよい。
印刷処理装置1の機器情報管理部11は、各制御部への命令(コマンド)を送信するコントローラ制御部100を備え、このコントローラ制御部100には、設定/変更された印刷条件を記憶する印刷条件データ記憶部102、設定/変更された描画条件を記憶する描画条件データ記憶部103が設けられており、印刷処理を行うプリンタエンジン101及び図1に示した印刷停止/再開キー51、ネットワークインターフェース15と通信可能に接続している。
但し、コントローラ制御部100は、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を発行しないのみで、印刷データの受信や描画処理等は停止させずに続行し、このとき、印刷停止状態で描画処理を終了したジョブは、プリンタエンジンへの印刷要求の発行待ち状態となる。
再度印刷停止/再開キー51が押され、印刷停止状態が解除されると、コントローラ制御部100は、印刷要求発行待ちの印刷ジョブが存在する場合にはプリンタエンジン101に対して印刷要求を発行して印刷を再開させる。
操作部18で印刷停止/再開キー51を押下すると(S101)、印刷処理装置1は印刷停止状態に移行を開始する(S102)。それとともに、コントローラ制御部100は、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を停止し(S103)、描画処理を終了した印刷ジョブは待ち状態になる。
ここで、既にプリンタエンジン101に発行済みの印刷要求が全て完了、即ち印刷が実行されたか否かを判定し(S104)、印刷要求が全て完了したことを確認すると(S104、YES)、印刷処理装置1は印刷停止状態への移行を完了する(S105)。
再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S106、YES)、待ち状態であった印刷ジョブが実行され、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を発行し(S107)、印刷処理を再開する(S108)。
なお、この設定時間は後述するようにユーザが操作部18などで変更することができ、変更された設定時間は記憶装置16に記憶される。
まず、意図的に印刷ジョブの実行を停止するために操作部18で印刷停止/再開キー51を押下して(S201)印刷処理を可動(停止解除)状態から停止状態に切替える。それと同時に機器情報管理部11は計時を開始し(S202)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたか否かを判定する(S203)。
ステップS203で再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S203、YES)、停止が解除され、印刷処理が再開される(S206)。但し、待ち状態の印刷ジョブがないときには印刷処理は再開されず、停止が解除されるのみとなる。
経過時間が設定時間を超過していないと判定したときは(S205、NO)、ステップS203へ戻り、ステップS203〜ステップS205の処理を繰り返す。
なお、フロー図中の判定処理は全て機器情報管理部11が実行する。
また、ユーザへの通知は予め決められている印刷処理装置1の管理者へ通知するか、印刷ジョブのオーナー(印刷ジョブの送信元)へ通知するかを選択することができ、さらに、通知する方法としてEメール(電子メール)による通知か、SNMPを利用した通知を選択することができる。
図示のように、通知方法の選択メニューはツリー構成になっており、まず、メニューの「停止状態通知設定」をメニュー画面で選択すると、「通知先選択」と「通知方法選択」を設定することができる。
「通知先選択」項目には、印刷処理装置1の管理者に通知する「管理者に通知」と、待ち状態になっている印刷ジョブのオーナーに通知する「ジョブのオーナーに通知」がある。
さらに、「ジョブのオーナーに通知」項目には更に下位項目として、待ち状態になっている印刷ジョブの先頭の印刷ジョブ、即ち印刷停止が解除されたときに次に実行される印刷ジョブのオーナーに通知する「先頭ジョブ」と、待ち状態になっている全ての印刷ジョブのオーナーに通知する「全てのジョブ」がある。
ユーザは「管理者に通知」と「ジョブのオーナーに通知」のいずれか一つ若しくは両方を選択することができる。
ユーザが上記の各項目の選択を行うと、選択した内容は記憶装置16のRAMに保存される。なお、上記の通知は通信制御部10によって行われる。
ステップS301〜ステップS306の処理は、図6に示したステップS201〜ステップS206の処理と同一の処理であるため、説明を省略し、ステップS307の処理から説明する。
ステップS305の処理において、参照した設定時間と計時している経過時間とを比較し、経過時間が設定時間を超過したときは(S305、YES)、機器情報管理部11は記憶装置16のRAMに保存されている図7示した選択メニューで選択した内容を参照して、通知先が「管理者に通知」か否かを判定し(S307)、通知先が「管理者に通知」であると判定したときは(S307、YES)、RAMに予め保存されている管理者の管理者情報(EメールアドレスやIPアドレス)を取得し、通知先に設定する(S308)。
通知方法が「Eメール送信」ではないとき、即ち、「ホスト装置への通知」を選択しているときは(S309、NO)、IPアドレスを用い、ネットワークを介してホスト装置に印刷処理が可動(停止解除)状態である旨の通知を行う(S311)。
通知先が「先頭ジョブ」に設定されているときは(S312、YES)、先頭ジョブの送信者のオーナー情報(EメールアドレスやIPアドレス)の取得を試みる(S313)。ここで、オーナー情報の取得は印刷ジョブに含まれている送信元情報から読み取る。
先頭ジョブのオーナー情報が取得できなかったときは(S313、NO)、予めRAMに保存されている管理者情報を取得して通知先に設定し(S308)、既に説明した処理フローで通知を行う(S309〜S311)。
先頭ジョブの送信者のオーナー情報が取得できたときは(S313、YES)、その取得したオーナー情報を通知先に設定し、通知を行う(S314)。
参照した印刷ジョブのオーナー情報が取得できなかったときは(S316、NO)、予めRAMに保存されている管理者情報を取得して通知先に設定し(S319)、参照した印刷ジョブのオーナー情報が取得できたときは(S316、YES)、参照した印刷ジョブのオーナー情報を通知先に設定する(S317)。
通知先を設定したら、待ち状態の印刷ジョブ全てについて検索が終了したか否かを判定し(S318)、検索が終了していないときは(S318、NO)、ステップS315の処理に戻り、待ち状態の残り全ての印刷ジョブに対し、ステップS315〜ステップS319の処理が終了するまで行う。全ての印刷ジョブの検索が終了したときは(S318、YES)、設定した通知先に既に説明した処理フローで通知を行う(S309〜S311)。
これにより、例えばユーザは印刷処理が停止状態にあることを知ることができ、停止状態の放置を避けることができる。
ステップS401〜ステップS406の処理は、図6に示したステップS201〜ステップS206の処理と同一の処理であるためその一部の説明は省略し、ステップS405の処理から説明する。
ステップS405の処理において、計時手段が計時した印刷処理の停止状態の経過時間と、記憶装置16に記憶されている設定時間とを比較し、経過時間が設定時間を超過したときは(S405、YES)、機器情報管理部11で印刷処理装置1の状態をエラーに変更する(S407)。エラー状態に変更されると、通信制御部10によって印刷処理の停止状態がエラー状態として印刷ジョブを送信したホスト装置に通知される(S408)。
但し、印刷ジョブが待ち状態でないときは、操作部18の表示パネル57にエラー状態である旨を表示する。
図10は、設定時間の設定を行う操作部18の表示パネル57の表示例を示す図であり、図10Aは設定を行うメニュー画面を、図10Bは設定時間の入力を行う入力画面を示している。
操作部18において、メニューキー52を押下すると、表示パネル57にはメニュー画面が表示され、表示された各種項目のうち、システム設定を選択してOKキー56を押下する。
表示パネル57には、図10Aに示すように、「一時停止/自動再開」項目と、「一時停止/自動再開時間」項目が表示される。この表示状態において、「一時停止/自動再開時間」項目を選択する。なお、選択した項目は、項目名が白抜きに表示される。
図示の例では15(秒)が選択されており、ここでOKキー56を押下すると、図1に示したユーザインターフェース制御部14に通知がされ、機器情報管理部11は記憶装置16に、入力された設定時間を保存する。
この設定時間の設定は、予め印刷処理を行う前に設定しておいてもよいし、印刷停止/再開キー51を押下した後に設定してもよい。
また、このカウントダウン表示される上記印刷再開までの残時間をいつ表示するか、即ち、残り何秒前から表示するかを操作部18又は印刷処理装置1とネットワーク接続したホスト装置60から設定することができる。なお、ここでは、この時間をカウントダウン時間という。
図11Aに示すように、表示パネル57には、印刷再開までの残り時間が数値で表示されている。図示の例では、残り30秒となっており、ここで表示されている残り時間は、既に説明したように、29秒、28秒、27秒とカウントダウンされる。
また、別の表示例として、図11Bに示すように、印刷再開までの残時間をバーでカウントダウン表示してもよい。図示の例では、バーの黒塗りされている部分が残り時間を表しており、残りおよそ45秒である。
また、印刷再開までの残り時間を、画像ではなく音声などによってユーザに通知するようにしてもよい。
まず、印刷ジョブの実行を停止するために操作部18で印刷停止/再開キー51を押下し(S501)、印刷処理装置1を印刷停止状態に移行させる。それと同時に機器情報管理部11は計時を開始し(S502)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたか否かを判断する(S503)。再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S503、YES)、印刷処理を再開する(S508)。
上記設定時間から上記経過時間を差し引いた時間、即ち印刷再開するまでの残り時間と、上記カウントダウン時間とを比較し(S505)、印刷再開するまでの残り時間が上記カウントダウン時間に達していないときは(S505、NO)、ステップS503へ戻る。
印刷再開するまでの残り時間が上記カウントダウン時間に達したときは(S505、YES)、操作部18の表示パネル57に印刷再開するまでの残り時間のカウントダウン表示を開始して、ユーザに残り時間の通知を行う(S506)。
上記経過時間が設定時間に達したら(S507、YES)、印刷停止状態を解除し、印刷を再開する(S508)。
なお、図8及び図9において説明したユーザに対する通知を行うまでの所定時間も同様に設定可能であり、この通知を行うまでの残り時間も同様にカウントダウン表示できる。
本実施形態の印刷処理装置1では、印刷停止状態において、上記印刷処理及び描画処理を停止させて待ち状態にある印刷ジョブの上記印刷条件及び描画条件を変更することができる。
この表示状態において、各ジョブを選択すると、その項目は、項目名が白抜きに表示される。図示の例では、「印刷待ち」状態である「ジョブ−2」が選択されている。
この表示画面において、各印刷条件の「する」、「しない」の設定を変更することができる。
図14Bに示すように、表示パネル57には、描画条件として「フォントサイズ」、「文字の間隔」、「行の間隔」が表示されており、それぞれ「10ポイント」、「3mm(ミリメートル)」、「5mm」と設定されている。
このように表示パネル57において、図13Bと同様に、各描画条件の設定を変更することができる。
なお、図13A及び図14Aに示した「ジョブの状態」は、表示上、印刷待ち状態と描画待ち状態の区別ができればよいため、例えば記号や数字などで表示してもよい。また、印刷条件は、図13Bに示したものに限らず、例えば印刷した用紙の綴じ方向や、ステープルの綴じ位置、用紙サイズや給紙トレイなどが変更でき、描画条件は、フォントの種類なども変更できる。
まず、印刷停止/再開キー51を押下すると(S601)、印刷処理装置1は図5に示した処理フロー(S102〜S105参照)に従って印刷停止状態に移行する(S602)。
印刷停止状態に移行したら、印刷処理装置1に処理待ち(印刷待ち及び描画待ち)の印刷ジョブがあるか否かを判定し(S603)、処理待ちの印刷ジョブが無いときは(S603、NO)、印刷ジョブの選択を終了する(S606、YES)。再度印刷停止/再開キー51が押下されたら(S607、YES)、印刷処理を再開する(S608)。
ユーザが選択した印刷ジョブの描画処理が済んでいるとき、即ち選択した印刷ジョブの状態が「印刷待ち」であるときは(S609、YES)、図13Bに示した変更可能な印刷条件を表示する(S610)。この表示状態において、印刷条件の変更が行われたら(S611、YES)、印刷条件データ記憶部102に記憶された印刷条件に変更処理を行い(S612)、変更後の印刷条件を印刷条件データ記憶部102に格納する。
ステップS612又はステップS615において、印刷条件変更処理又は描画条件変更処理が実行されたら(S612又はS615)、印刷ジョブの選択を終了するか否かの確認を行い(S606)、終了でなければステップS603の処理、即ち処理待ちジョブの確認に戻る(S606、NO)。印刷ジョブの選択が終了であれば(S606、YES)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたら(S607、YES)、印刷処理を再開する(S608)。
即ち、本実施形態の印刷処理装置1は、図2に示した印刷停止/再開キー51を押下されてから、上記停止機能1又2の何れかが選択され、それに従って印刷処理のみが停止する印刷停止状態、又は印刷処理に加えて描画処理も停止する印刷停止状態に移行する。
まず、操作部18で印刷停止/再開キー51を押下すると(S701)、停止する機能、即ちプリンタエンジン(停止機能1)及びプリンタエンジンと描画処理(停止機能2)を表示パネル57に表示する(S702)。
ユーザが表示パネル57上で停止機能1を選択すると(S703、停止機能1)、印刷処理装置1はプリンタエンジン101を停止し(S706)、図15のフロー図に示したステップS602〜ステップS605、ステップS609〜ステップS612の処理(これらの処理をまとめて、ここでは「停止機能1における処理」という)を実行する(S707)。
ユーザが表示パネル57上で停止機能2を選択すると(S703、停止機能2)、印刷処理装置1はプリンタエンジン101と描画処理を停止し(S704)、図15のフロー図に示したステップS602〜ステップS605、ステップS609〜ステップS615の処理(これらの処理をまとめて、ここでは「停止機能2における処理」という)を実行する(S705)。
Claims (10)
- ホスト装置と接続可能であり、入力手段を有し、前記ホスト装置から送信された情報に基づいて印刷処理を行う印刷処理装置であって、
前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて印刷処理を停止させる手段と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する計時手段と、前記計時手段が計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う通知手段と、
前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて描画処理を停止させる手段と、
前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する選択手段と、
前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う手段と、を有することを特徴とする印刷処理装置。 - 請求項1に記載された印刷処理装置において、
前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定手段を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする印刷処理装置。 - 請求項1又は2に記載された印刷処理装置において、
前記設定時間として任意の時間を入力する手段と、入力した任意の時間を設定時間として設定する手段と、を有することを特徴とする印刷処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載された印刷処理装置において、
印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知手段が通知を行うまでの残時間を表示又は通知する手段を有することを特徴とする印刷処理装置。 - 請求項4に記載された印刷処理装置において、
前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する手段を有することを特徴とする印刷処理装置。 - ホスト装置から受信した印刷ジョブを実行して印刷処理を行う印刷処理方法であって、
ユーザの指示に基づき当該印刷処理を停止する工程と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する工程と、前記計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う工程と、
ユーザの指示に基づいて、描画処理を停止させる工程と、
ユーザの指示に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する工程と、
前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う工程と、
を有することを特徴とする印刷処理方法。 - 請求項6に記載された印刷処理方法において、
前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定工程を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする印刷処理方法。 - 請求項6又は7に記載された印刷処理方法において、
前記設定時間として任意の時間を入力する工程と、入力した任意の時間を設定時間として設定する工程と、を有することを特徴とする印刷処理方法。 - 請求項6ないし8のいずれかに記載された印刷処理方法において、
印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知を行う工程で通知を行うまでの残時間を表示又は通知する工程を有することを特徴とする印刷処理方法。 - 請求項9に記載された印刷処理方法において、
前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する工程を有することを特徴とする印刷処理方法。
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