JP4964085B2 - 印刷処理装置及び印刷処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザが印刷処理を意図的に停止した状態において、当該印刷処理の停止状態が所定の時間を経過したら自動的にその状態を解除するようにした印刷処理装置、及び印刷処理方法に関する。
近年、一台のプリンタなどの印刷処理装置を複数台のPC(パーソナルコンピュータ)などのホスト装置が共有するネットワーク構成が普及している。
このようなネットワーク構成において複数台のホスト装置から複数の印刷ジョブがプリンタに送信されると、プリンタは送信された複数の印刷ジョブを到着順に実行する。
この構成において、実行中の印刷ジョブに対応した用紙が切れたり、ユーザが指定した給紙カセットに印刷ジョブに対応した用紙とは異なるサイズの用紙が積載されているときなどは、エラーとされ、そのエラーが解消されないと印刷ジョブは停止したままとなる。
この問題を解決するものとして、前述したエラーが発生し、所定の時間内にエラーが解消されないときは、自動的且つ強制的に待ち状態となっている印刷可能な次の印刷ジョブを優先して実行できるようにした印刷システムとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
ただ、特許文献1に記載された印刷システムでは、エラーが解消された後の印刷処理の再開指示については何ら考慮されていないため、仮に、エラーが解消された後に印刷処理の再開指示がなされないと、印刷停止中の印刷ジョブを始めとした後続の印刷ジョブの全てが待ち状態のままになり問題が残る。
そこで、このような場合の対策として、エラーが解消された後に所定時間印刷処理の再開指示が無いときは、画像メモリに保存されている画像データをクリアする、即ちエラー発生で停止中の印刷ジョブをキャンセルすることで、後続の印刷ジョブを実行できるようにした画像形成装置も提案されている(特許文献2参照)。
このように従来のプリンタシステムでも、エラーが解消された後の印刷ジョブの処理対策は一応講じられているといえる。
しかしながら、印刷処理を意図的に停止した場合には、上記の対策は適用できない。即ち、例えば、ユーザが1ページだけ印刷したいときに、誤って全ページ印刷の設定をして印刷ジョブを送信してしまったときなど、ユーザは印刷ジョブを途中でキャンセルすることがある。ユーザが印刷ジョブをキャンセルするためには、例えばホスト装置から印刷処理の停止命令を送信して印刷処理を意図的に停止させ、その後に印刷ジョブをキャンセルする命令を送信する。この場合、一旦印刷処理を意図的に停止させると、その後印刷処理の停止を解除するためには、改めて停止解除命令を送信する必要があり、ユーザがその命令を送信しない限り、印刷処理は停止のままとなる。したがって、待ち状態の印刷ジョブが実行されず、発生したエラーを放置したときと同様の問題が生じる。
特開2000−62292号公報 特開2002−262003号公報
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザが意図的に印刷処理を停止させて放置した場合であっても、所定時間後に自動的に印刷処理の停止を解除することでプリンタを他のユーザが効率よく使えるようにすることである。また、上記所定時間をユーザが自由に設定可能にして、ユーザが予期しないタイミングで印刷処理の再開動作が生じることがないようにすることである。
請求項1の発明は、ホスト装置と接続可能であり、入力手段を有し、前記ホスト装置から送信された情報に基づいて印刷処理を行う印刷処理装置であって、前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて印刷処理を停止させる手段と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する計時手段と、前記計時手段が計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う通知手段と、前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて描画処理を停止させる手段と、前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する選択手段と、前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された印刷処理装置において、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定手段を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された印刷処理装置において、前記設定時間として任意の時間を入力する手段と、入力した任意の時間を設定時間として設定する手段と、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された印刷処理装置において、印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知手段が通知を行うまでの残時間を表示又は通知する手段を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項に記載された印刷処理装置において、前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する手段を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、ホスト装置から受信した印刷ジョブを実行して印刷処理を行う印刷処理方法であって、ユーザの指示に基づき当該印刷処理を停止する工程と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する工程と、前記計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う工程と、ユーザの指示に基づいて、描画処理を停止させる工程と、ユーザの指示に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する工程と、前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う工程と、を有することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項に記載された印刷処理方法において、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定工程を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載された印刷処理方法において、前記設定時間として任意の時間を入力する工程と、入力した任意の時間を設定時間として設定する工程と、を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載された印刷処理方法において、印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知を行う工程で通知を行うまでの残時間を表示又は通知する工程を有することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載された印刷処理方法において、前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する工程を有することを特徴とする
本発明によれば、ユーザによって意図的に印刷処理が停止されて放置された場合であっても、所定時間経過後には印刷処理の停止状態が解除されるから、印刷処理の停止による印刷の遅れが最小限となり、プリンタを他のユーザが効率よく使用することができる。また、上記所定時間は、ユーザが自由に設定できるため、停止状態の印刷処理が予期しないときに始まることがないだけではなく、ユーザにとって最適な時間で印刷処理の停止状態を解除することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る印刷処理装置及び印刷処理方法を添付図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係る印刷処理装置とホストコンピュータのシステム構成図である。
印刷処理装置1は、通信制御部10、機器情報管理部11、印刷制御部12、画像形成制御部13、ユーザインターフェース(I/F)制御部14、ネットワークインターフェース(I/F)15、記憶装置16、印刷描画部17、操作部18から成っている。
機器情報管理部11は、印刷処理の停止命令を印刷制御部12に送信するなど、各制御部への命令(コマンド)を送信するコントローラ(制御部)を有している。
通信制御部10は、機器情報管理部11から命令を受信し、命令に従ってメッセージをホスト装置に通知する通知手段である。メッセージの通知はSNMP(Simple Network Management Protocol)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などのプロトコルを用いて行う。
印刷制御部12は、印刷ジョブの到着順に印刷するように制御し、機器情報管理部11からの印刷処理の停止命令及び停止解除命令を受けて印刷描画部17を制御する。
ユーザI/F制御部14は、操作部18に入力された情報を記憶装置16に保存するように制御する設定手段であり、また、機器情報管理部11からの命令により情報を操作部18に表示する等の制御を行う。
ネットワークI/F15は、印刷処理装置1をネットワークに接続し、ホスト装置60とのデータの送受信等を行えるようにする。
記憶装置16は、例えば、NV−RAM(Non Volatile RAM)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶手段である。
操作部18は、ユーザが設定などを入力するための入力手段であり、また、ユーザに対するメッセージや情報を表示するための表示手段(表示パネル)を備える。
図2は操作部18を示す正面図である。
操作部18は複数のキー、即ち、印刷停止/再開キー51、メニューキー52、ジョブリセットキー53、戻るキー54、スクロールキー55、OKキー56、と表示パネル57を有している。
印刷停止/再開キー51は、印刷処理の停止と再開を入力するキーであり、印刷処理の可動時に押下(キー操作を行うことを総称してここでは「押下」あるいは「押す」といい、タッチすることでキーを操作する場合も含む)すると、図1に示したユーザインターフェース制御部14に通知が行き、印刷制御部12が印刷描画部17を制御して、印刷処理が停止する。同キー51を印刷処理の停止時に押下すると、印刷処理の停止を解除(可動)する。
印刷停止/再開キー51の内部にはLED(発光ダイオード)が備えられており、印刷処理が停止状態のときには、ユーザインターフェース制御部14が操作部18を制御して、印刷処理が停止していることを示すために、LEDを例えば黄色に点灯する。
メニューキー52は、メニュー画面を表示するためのキーであって、押下することでメニュー画面が表示され、このメニュー画面から各種の設定画面を表示させる。
ジョブリセットキー53は、印刷ジョブをリセットするためのキーであり、印刷処理が停止状態のときにジョブリセットキー53を押下することで、停止している印刷ジョブをリセットすることができる。
戻るキー54及びOKキー56は、メニュー画面で選択された項目のキャンセル及び決定のためのキーであり、例えばメニューキー52で表示させた階層構造になっているメニュー画面で、メニュー画面に表示された複数の選択項目の中から一つを決定するときはOKキー56を押下し、決定した選択項目をキャンセルするときは戻るキー54を押下する。
スクロールキー55は、メニュー画面などにおいて複数の選択項目を選択する際に画面上で画面をスクロールするためのキーである。
表示パネル57は、印刷処理が可動及び停止状態である旨や、メニュー画面を表示するための表示手段である。
以上の構成から成る印刷処理装置1は、意図的に印刷処理を停止した場合であっても、停止状態が所定の時間継続したとき自動的に停止を解除し、印刷ジョブを受信しているときは印刷処理を再開することができる。
次に、本実施形態における印刷処理装置1における印刷処理の停止及び停止解除を行うための構成について説明する。
図3は操作部18の表示パネル57の表示例を示す図である。図3を参照して、本実施形態に係る印刷処理装置1の印刷処理の停止及び停止解除を概略的に説明する。
図3Aは、印刷処理装置1における印刷処理が可動(停止解除)状態であって、かつ印刷ジョブが無いときの状態を示している。
表示パネル57には「印刷できます」と印刷処理が可動(停止解除)状態である旨が表示されており、この状態で印刷ジョブが印刷処理装置1に送信されると印刷処理が開始される。
図3Bは、印刷処理装置1が印刷処理が可能な状態(停止解除状態)にあるときに、印刷ジョブが投入された状態、即ち、図3Aの表示:「印刷できます」のときに印刷処理装置1に印刷ジョブが投入された状態を示している。
操作部18の表示パネル57には「印刷中です」と印刷処理装置1が印刷中である旨が表示されており、さらに印刷中の印刷ジョブの文書名(図中、会議議事録.txt)及び印刷用紙サイズ(図中、A4(普通紙))が表示されている。この印刷ジョブの実行が終了すると、図3Aの表示パネル57の表示に戻る。
図3Cは、印刷処理が停止状態であり、且つ印刷ジョブが無いときの表示パネル57の表示を示している。即ち、印刷処理装置1が図3Aに示した表示:「印刷できます」の状態のときに、印刷停止/再開キー51を押下した状態を示している。
この場合、表示パネル57には「印刷停止中」と印刷処理が停止状態である旨が表示されており、この状態で再度印刷停止/再開キー51を押下すると、図3Aの表示パネル57の表示:「印刷できます」に戻る。
図3Dは、印刷処理が停止状態の印刷処理装置1に印刷ジョブが投入されたときの表示パネル57を示している。即ち、印刷処理装置1が図3C中の表示パネル57の表示:「印刷停止中」のときに印刷ジョブが投入された状態、又は印刷処理装置1が図3Bの表示パネル57の表示:「印刷中です」のときに印刷停止/再開キー51が押下された状態を示している。
この場合、表示パネル57には「印刷停止中」と印刷処理が停止状態である旨が表示され、さらに印刷停止中の印刷ジョブの文書名(図中、会議議事録.txt)及び印刷用紙サイズ(図中、A4(普通紙))が表示されている。
ここで、印刷停止/再開キー51を押下すると図3Bの表示パネル57の表示:「印刷中です」に戻って印刷処理が再開され、ジョブリセットキー53を押下して印刷ジョブをリセットすると図3D中のパネル表示「印刷停止中」に戻る。
図3A〜図3Dに示した表示パネル57の表示は、機器情報管理部11がユーザインターフェース制御部14に通知を行い、ユーザインターフェース制御部14が操作部18を制御することで表示する。
なお、以上の説明においては印刷停止/再開キー51の押下によって印刷停止/再開の切替えを行ったが、例えばメニュー画面の一項目から行ってもよいし、ネットワークを介して接続されたホスト装置からのコマンドで行ってもよい。
図4は、印刷処理の停止及び停止解除を行うための機能ブロック図である。
印刷処理装置1の機器情報管理部11は、各制御部への命令(コマンド)を送信するコントローラ制御部100を備え、このコントローラ制御部100には、設定/変更された印刷条件を記憶する印刷条件データ記憶部102、設定/変更された描画条件を記憶する描画条件データ記憶部103が設けられており、印刷処理を行うプリンタエンジン101及び図1に示した印刷停止/再開キー51、ネットワークインターフェース15と通信可能に接続している。
本実施形態では、コントローラ制御部100は、可動状態(図3A又は図3Bに示す状態)で、印刷停止/再開キー51が押下されたことを検知すると、印刷停止状態に移行する際に、プリンタエンジン101に対して新規の印刷要求を発行しないようにし、既にプリンタエンジン101に対して発行した印刷要求がある場合は、発行済みの印刷要求が全て完了したことを確認した後に、印刷停止状態(図3C及び図3Dに示す状態)に移行する。
但し、コントローラ制御部100は、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を発行しないのみで、印刷データの受信や描画処理等は停止させずに続行し、このとき、印刷停止状態で描画処理を終了したジョブは、プリンタエンジンへの印刷要求の発行待ち状態となる。
再度印刷停止/再開キー51が押され、印刷停止状態が解除されると、コントローラ制御部100は、印刷要求発行待ちの印刷ジョブが存在する場合にはプリンタエンジン101に対して印刷要求を発行して印刷を再開させる。
図5は、印刷処理装置1の印刷停止状態への移行時の処理を示すフロー図である。
操作部18で印刷停止/再開キー51を押下すると(S101)、印刷処理装置1は印刷停止状態に移行を開始する(S102)。それとともに、コントローラ制御部100は、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を停止し(S103)、描画処理を終了した印刷ジョブは待ち状態になる。
ここで、既にプリンタエンジン101に発行済みの印刷要求が全て完了、即ち印刷が実行されたか否かを判定し(S104)、印刷要求が全て完了したことを確認すると(S104、YES)、印刷処理装置1は印刷停止状態への移行を完了する(S105)。
再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S106、YES)、待ち状態であった印刷ジョブが実行され、プリンタエンジン101に対する新規の印刷要求を発行し(S107)、印刷処理を再開する(S108)。
以上で説明したように、印刷処理装置1が印刷停止状態に移行しても、プリンタエンジン101への印刷要求を停止したまま、ホスト装置60からのデータ受信や受信したデータの描画処理は停止せず続行するため、印刷停止状態から印刷を再開したときに、即座に印刷処理を行うことができ、印刷効率を向上させることができる。
本実施形態に係る印刷処理装置1は、停止状態が所定の時間継続したとき自動的に停止を解除し、印刷ジョブを受信しているときは印刷処理を再開することができる。即ち、印刷処理が停止してから経過した時間(経過時間)と、予めデフォルトで設定している時間(設定時間)とを比較し、経過時間が設定時間を超えたときに自動的に停止を解除する。
なお、この設定時間は後述するようにユーザが操作部18などで変更することができ、変更された設定時間は記憶装置16に記憶される。
図6は本実施形態に係る印刷処理装置1の自動停止解除処理を示すフロー図である。このフロー図において、印刷処理は可動(停止解除)状態で印刷ジョブを受信した状態から始まる。
まず、意図的に印刷ジョブの実行を停止するために操作部18で印刷停止/再開キー51を押下して(S201)印刷処理を可動(停止解除)状態から停止状態に切替える。それと同時に機器情報管理部11は計時を開始し(S202)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたか否かを判定する(S203)。
ステップS203で再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S203、YES)、停止が解除され、印刷処理が再開される(S206)。但し、待ち状態の印刷ジョブがないときには印刷処理は再開されず、停止が解除されるのみとなる。
再度印刷停止/再開キー51が押下されていなければ(S203、NO)、機器情報管理部11は記憶装置16に保存されている設定時間を参照する(S204)。参照した設定時間と、計時している経過時間とを比較し、経過時間が設定時間を超過したと判定したとき(S205、YES)、機器情報管理部11は印刷制御部12に印刷再開通知を行い、停止が解除され印刷制御部12は印刷処理を再開する(S206)。
経過時間が設定時間を超過していないと判定したときは(S205、NO)、ステップS203へ戻り、ステップS203〜ステップS205の処理を繰り返す。
以上の処理フローによって、印刷処理が停止状態で放置されたときでも自動的に停止が解除され、印刷ジョブが印刷処理装置1に送信されているときは印刷処理を再開することができ、印刷処理の停止による印刷の遅れを最小限にすることができる。
なお、フロー図中の判定処理は全て機器情報管理部11が実行する。
印刷処理装置1は、印刷処理の停止状態が所定の時間継続したときに、自動的に停止が解除されて印刷処理を再開する代わりに、停止状態にある旨をユーザ(ホスト装置)に通知することもできる。
また、ユーザへの通知は予め決められている印刷処理装置1の管理者へ通知するか、印刷ジョブのオーナー(印刷ジョブの送信元)へ通知するかを選択することができ、さらに、通知する方法としてEメール(電子メール)による通知か、SNMPを利用した通知を選択することができる。
図7は表示パネル57に表示される、通知方法の選択メニューの一例を示す図である。
図示のように、通知方法の選択メニューはツリー構成になっており、まず、メニューの「停止状態通知設定」をメニュー画面で選択すると、「通知先選択」と「通知方法選択」を設定することができる。
「通知先選択」項目には、印刷処理装置1の管理者に通知する「管理者に通知」と、待ち状態になっている印刷ジョブのオーナーに通知する「ジョブのオーナーに通知」がある。
さらに、「ジョブのオーナーに通知」項目には更に下位項目として、待ち状態になっている印刷ジョブの先頭の印刷ジョブ、即ち印刷停止が解除されたときに次に実行される印刷ジョブのオーナーに通知する「先頭ジョブ」と、待ち状態になっている全ての印刷ジョブのオーナーに通知する「全てのジョブ」がある。
ユーザは「管理者に通知」と「ジョブのオーナーに通知」のいずれか一つ若しくは両方を選択することができる。
一方、「通知方法選択」項目では印刷処理が停止状態である旨を、各ユーザが所有しているEメールアドレスを用いてEメールで通知する「Eメール送信」と、ネットワークに接続されている各ホスト装置のIP(Internet Protocol)アドレスを用い、SNMPを利用して通知する「ホスト装置への通知」を選択することができる。
ユーザが上記の各項目の選択を行うと、選択した内容は記憶装置16のRAMに保存される。なお、上記の通知は通信制御部10によって行われる。
図8は本実施形態に係る印刷処理装置1の通知動作処理を示すフロー図である。このフロー図において、印刷処理は可動(停止解除)状態から始まる。
ステップS301〜ステップS306の処理は、図6に示したステップS201〜ステップS206の処理と同一の処理であるため、説明を省略し、ステップS307の処理から説明する。
ステップS305の処理において、参照した設定時間と計時している経過時間とを比較し、経過時間が設定時間を超過したときは(S305、YES)、機器情報管理部11は記憶装置16のRAMに保存されている図7示した選択メニューで選択した内容を参照して、通知先が「管理者に通知」か否かを判定し(S307)、通知先が「管理者に通知」であると判定したときは(S307、YES)、RAMに予め保存されている管理者の管理者情報(EメールアドレスやIPアドレス)を取得し、通知先に設定する(S308)。
次に、通知方法が「Eメール送信」か否かを判定し、「Eメール送信」を選択しているときは(S309、YES)、管理者情報であるEメールアドレスを用いてEメール送信を実行してメッセージを通知する(S310)。
通知方法が「Eメール送信」ではないとき、即ち、「ホスト装置への通知」を選択しているときは(S309、NO)、IPアドレスを用い、ネットワークを介してホスト装置に印刷処理が可動(停止解除)状態である旨の通知を行う(S311)。
一方、ステップS307の処理において、通知先が管理者ではない、即ち「ジョブのオーナーに通知」を選択しているときは(S307、NO)、さらに細項目である、通知先が「先頭ジョブ」か否かを判定する(S312)。
通知先が「先頭ジョブ」に設定されているときは(S312、YES)、先頭ジョブの送信者のオーナー情報(EメールアドレスやIPアドレス)の取得を試みる(S313)。ここで、オーナー情報の取得は印刷ジョブに含まれている送信元情報から読み取る。
先頭ジョブのオーナー情報が取得できなかったときは(S313、NO)、予めRAMに保存されている管理者情報を取得して通知先に設定し(S308)、既に説明した処理フローで通知を行う(S309〜S311)。
先頭ジョブの送信者のオーナー情報が取得できたときは(S313、YES)、その取得したオーナー情報を通知先に設定し、通知を行う(S314)。
また、ステップS312の処理において、通知先が「先頭ジョブ」ではないとき、即ち、通知先が「全てのジョブ」であるときは(S312、NO)、まず、印刷処理装置1に待ち状態になっている印刷ジョブを参照し(S315)、参照した印刷ジョブのオーナー情報の取得を試みる。
参照した印刷ジョブのオーナー情報が取得できなかったときは(S316、NO)、予めRAMに保存されている管理者情報を取得して通知先に設定し(S319)、参照した印刷ジョブのオーナー情報が取得できたときは(S316、YES)、参照した印刷ジョブのオーナー情報を通知先に設定する(S317)。
通知先を設定したら、待ち状態の印刷ジョブ全てについて検索が終了したか否かを判定し(S318)、検索が終了していないときは(S318、NO)、ステップS315の処理に戻り、待ち状態の残り全ての印刷ジョブに対し、ステップS315〜ステップS319の処理が終了するまで行う。全ての印刷ジョブの検索が終了したときは(S318、YES)、設定した通知先に既に説明した処理フローで通知を行う(S309〜S311)。
以上で説明した処理により、印刷処理の停止状態が所定の時間経過したとき、即ち経過時間が設定時間を超過したときに、ユーザに対して印刷処理が停止状態である旨の通知を行うことができる。
これにより、例えばユーザは印刷処理が停止状態にあることを知ることができ、停止状態の放置を避けることができる。
また、本実施形態の印刷処理装置1は、停止状態が所定の時間経過したときに、印刷処理の停止状態を、例えば紙詰まりやトナー無しなどと同様のエラーの状態に変更することで、印刷ジョブを送信したホスト装置にSNMPを利用してエラーとして通知することもできる。
図9は本実施形態に係る印刷処理装置1のエラー通知動作処理を示すフロー図である。
ステップS401〜ステップS406の処理は、図6に示したステップS201〜ステップS206の処理と同一の処理であるためその一部の説明は省略し、ステップS405の処理から説明する。
ステップS405の処理において、計時手段が計時した印刷処理の停止状態の経過時間と、記憶装置16に記憶されている設定時間とを比較し、経過時間が設定時間を超過したときは(S405、YES)、機器情報管理部11で印刷処理装置1の状態をエラーに変更する(S407)。エラー状態に変更されると、通信制御部10によって印刷処理の停止状態がエラー状態として印刷ジョブを送信したホスト装置に通知される(S408)。
但し、印刷ジョブが待ち状態でないときは、操作部18の表示パネル57にエラー状態である旨を表示する。
以上の処理によって、紙詰まりやトナー無しなどのエラーの通知と同様の通知動作で、通知先の設定を不要にして印刷処理が停止状態であることを容易に通知することができる。
次に、上述した設定時間の設定方法について説明する。
図10は、設定時間の設定を行う操作部18の表示パネル57の表示例を示す図であり、図10Aは設定を行うメニュー画面を、図10Bは設定時間の入力を行う入力画面を示している。
操作部18において、メニューキー52を押下すると、表示パネル57にはメニュー画面が表示され、表示された各種項目のうち、システム設定を選択してOKキー56を押下する。
表示パネル57には、図10Aに示すように、「一時停止/自動再開」項目と、「一時停止/自動再開時間」項目が表示される。この表示状態において、「一時停止/自動再開時間」項目を選択する。なお、選択した項目は、項目名が白抜きに表示される。
ここで、OKキー56を押下すると、表示パネル57には自動再開時間(設定時間)の入力画面が表示される。この自動再開時間は、0秒〜100秒の間で設定することができ、スクロールキー55の上下キーを押下することで、0〜100の数値を選択することができる。
図示の例では15(秒)が選択されており、ここでOKキー56を押下すると、図1に示したユーザインターフェース制御部14に通知がされ、機器情報管理部11は記憶装置16に、入力された設定時間を保存する。
この設定時間の設定は、予め印刷処理を行う前に設定しておいてもよいし、印刷停止/再開キー51を押下した後に設定してもよい。
また、本実施形態では、印刷処理装置1が印刷停止状態になったとき、操作部18の表示パネル57に印刷停止状態が自動的に解除されるまでの残り時間、即ち、印刷再開までの残時間を表示することができる。この印刷再開までの残時間は、上記設定時間と図2に示した機器情報管理部11が計時している印刷処理の停止からの経過時間との差である。残時間は、表示パネル18上に数値でカウントダウン表示される。
また、このカウントダウン表示される上記印刷再開までの残時間をいつ表示するか、即ち、残り何秒前から表示するかを操作部18又は印刷処理装置1とネットワーク接続したホスト装置60から設定することができる。なお、ここでは、この時間をカウントダウン時間という。
図11は、印刷停止状態が自動的に解除されるまでの残り時間をカウントダウン表示する操作部18の表示パネル57の表示例を示す図であり、図11Aは残時間を数値表示した表示例を、図11Bは上記残時間をバー表示した表示例を示す。
図11Aに示すように、表示パネル57には、印刷再開までの残り時間が数値で表示されている。図示の例では、残り30秒となっており、ここで表示されている残り時間は、既に説明したように、29秒、28秒、27秒とカウントダウンされる。
また、別の表示例として、図11Bに示すように、印刷再開までの残時間をバーでカウントダウン表示してもよい。図示の例では、バーの黒塗りされている部分が残り時間を表しており、残りおよそ45秒である。
図11A及び図11Bに示した表示パネル57に表示されているように、残時間がカウントダウン表示されている最中においても、印刷停止/再開キー51を押下することで、印刷を再開させることができる。
また、印刷再開までの残り時間を、画像ではなく音声などによってユーザに通知するようにしてもよい。
図12は、本実施形態に係る印刷処理装置1のカウントダウン表示処理及び自動停止解除処理を示すフロー図である。このフロー図は、図6に示した処理フローと同様に、印刷処理装置1は可動(停止解除)状態で印刷ジョブを受信した状態から始まる。
まず、印刷ジョブの実行を停止するために操作部18で印刷停止/再開キー51を押下し(S501)、印刷処理装置1を印刷停止状態に移行させる。それと同時に機器情報管理部11は計時を開始し(S502)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたか否かを判断する(S503)。再度印刷停止/再開キー51が押下されると(S503、YES)、印刷処理を再開する(S508)。
ステップS503にて、再度印刷停止/再開キー51が押下されなければ(S503)、機器情報管理部11は、記憶装置16に保存された上記設定時間と、カウントダウン時間を参照する(S504)。
上記設定時間から上記経過時間を差し引いた時間、即ち印刷再開するまでの残り時間と、上記カウントダウン時間とを比較し(S505)、印刷再開するまでの残り時間が上記カウントダウン時間に達していないときは(S505、NO)、ステップS503へ戻る。
印刷再開するまでの残り時間が上記カウントダウン時間に達したときは(S505、YES)、操作部18の表示パネル57に印刷再開するまでの残り時間のカウントダウン表示を開始して、ユーザに残り時間の通知を行う(S506)。
次に、上記経過時間と設定時間とを比較し、上記経過時間が設定時間に達していないときは、ステップS503にもどる。
上記経過時間が設定時間に達したら(S507、YES)、印刷停止状態を解除し、印刷を再開する(S508)。
本実施形態によれば、以上のように停止解除までの所定時間を自由に設定できるので、ユーザが予期しないときに不意に印刷処理を再開する虞がないばかりではなく、ユーザの都合で最適な時間を設定できるため、本印刷処理装置1の使い勝手が向上する。また、印刷再開までの残り時間を表示パネル57にカウントダウン表示できるため、ユーザは印刷再開のタイミングを容易に把握することができる。
なお、図8及び図9において説明したユーザに対する通知を行うまでの所定時間も同様に設定可能であり、この通知を行うまでの残り時間も同様にカウントダウン表示できる。
ところで、印刷処理装置1は、図1に示したネットワークを介して接続しているホスト装置60から印刷ジョブが投入されると、その印刷ジョブに含まれている例えば文字の間隔や行の間隔等の描画条件と、例えば両面印刷やステープルの指定等の印刷条件に従って、描画処理を行った後に印刷処理を行い、その印刷ジョブを完了する。
本実施形態の印刷処理装置1では、印刷停止状態において、上記印刷処理及び描画処理を停止させて待ち状態にある印刷ジョブの上記印刷条件及び描画条件を変更することができる。
図13、14は、印刷停止状態において、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する操作部18の表示パネル57の表示例を示しており、図13A、14Aは待ち状態の印刷ジョブの一覧を表示した表示例を、図13B、14Bは印刷ジョブの設定の変更画面を表示した表示例を示している。
図13Aに示すジョブ一覧表示画面では、印刷停止状態における印刷ジョブのジョブ名(ジョブ−1、ジョブ−2、ジョブ−3、ジョブ−4)と、ジョブの状態(印刷待ち、描画待ち)とが表示されている。
この表示状態において、各ジョブを選択すると、その項目は、項目名が白抜きに表示される。図示の例では、「印刷待ち」状態である「ジョブ−2」が選択されている。
次に、OKキー56を押下すると、表示パネル57の表示は選択したジョブの印刷条件変更画面に遷移する。図13Bに示すように、表示パネル57には、印刷条件として「両面印刷」は「する」、「ステープル」は「しない」、「パンチ」は「しない」、と設定されている。
この表示画面において、各印刷条件の「する」、「しない」の設定を変更することができる。
また、図14Aに示す表示画面において、「描画待ち」状態である「ジョブ−3」を選択してOKキー56を押下すると、表示パネル57の表示は、「ジョブ−3」の描画条件変更画面に遷移する。
図14Bに示すように、表示パネル57には、描画条件として「フォントサイズ」、「文字の間隔」、「行の間隔」が表示されており、それぞれ「10ポイント」、「3mm(ミリメートル)」、「5mm」と設定されている。
このように表示パネル57において、図13Bと同様に、各描画条件の設定を変更することができる。
本実施形態に係る印刷処理装置1では、印刷停止状態において、待ち状態にある印刷ジョブの印刷条件及び描画条件の設定を変更することができるため、一度投入した印刷ジョブの印刷条件及び描画条件の設定を変更したいときに印刷ジョブを一度キャンセルして、再度印刷ジョブを投入する必要がなく、印刷処理の効率を向上させることができる。
なお、図13A及び図14Aに示した「ジョブの状態」は、表示上、印刷待ち状態と描画待ち状態の区別ができればよいため、例えば記号や数字などで表示してもよい。また、印刷条件は、図13Bに示したものに限らず、例えば印刷した用紙の綴じ方向や、ステープルの綴じ位置、用紙サイズや給紙トレイなどが変更でき、描画条件は、フォントの種類なども変更できる。
図15は、図13及び図14に示した印刷条件変更処理及び描画条件変更処理を示すフロー図である。
まず、印刷停止/再開キー51を押下すると(S601)、印刷処理装置1は図5に示した処理フロー(S102〜S105参照)に従って印刷停止状態に移行する(S602)。
印刷停止状態に移行したら、印刷処理装置1に処理待ち(印刷待ち及び描画待ち)の印刷ジョブがあるか否かを判定し(S603)、処理待ちの印刷ジョブが無いときは(S603、NO)、印刷ジョブの選択を終了する(S606、YES)。再度印刷停止/再開キー51が押下されたら(S607、YES)、印刷処理を再開する(S608)。
ステップS603において、処理待ちの印刷ジョブがあるときは(S603、YES)、図13A及び図14Aに示したように、処理待ちの印刷ジョブを操作部18の表示パネル57に一覧表示する(S604)。表示パネル57に表示された印刷ジョブをユーザが選択しなければ(S605、NO)、印刷ジョブの選択を終了するか否かの確認を行い(S606)、終了でなければステップS603の処理、即ち処理待ちジョブの確認に戻る(S606、NO)。印刷ジョブの選択が終了であれば(S606、YES)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたら(S607、YES)、印刷条件及び描画条件変更処理を行わずに印刷処理を再開する(S608)。
ステップS605において、表示パネル57に表示された印刷ジョブをユーザが選択したときは(S605、YES)、選択された印刷ジョブの描画処理が済んでいるか否か、即ち図13A及び図14Aに示した「ジョブの状態」が「印刷待ち」か否かを判定する(S609)。
ユーザが選択した印刷ジョブの描画処理が済んでいるとき、即ち選択した印刷ジョブの状態が「印刷待ち」であるときは(S609、YES)、図13Bに示した変更可能な印刷条件を表示する(S610)。この表示状態において、印刷条件の変更が行われたら(S611、YES)、印刷条件データ記憶部102に記憶された印刷条件に変更処理を行い(S612)、変更後の印刷条件を印刷条件データ記憶部102に格納する。
ステップS609において、ユーザが選択した印刷ジョブの描画処理が済んでいないとき、即ち選択した印刷ジョブの状態が「描画待ち」であるときは(S609、NO)、図14Bに示した変更可能な描画条件を表示する(S613)。この表示状態において、描画条件の変更が行われたら(S614、YES)、描画条件データ記憶部103に記憶された描画条件に変更処理を行い(S615)、変更後の描画条件を図4に示した描画条件データ記憶部103に格納する。
ステップS612又はステップS615において、印刷条件変更処理又は描画条件変更処理が実行されたら(S612又はS615)、印刷ジョブの選択を終了するか否かの確認を行い(S606)、終了でなければステップS603の処理、即ち処理待ちジョブの確認に戻る(S606、NO)。印刷ジョブの選択が終了であれば(S606、YES)、再度印刷停止/再開キー51が押下されたら(S607、YES)、印刷処理を再開する(S608)。
なお、ステップS607において、再度印刷停止/再開キー51を押下することによって印刷処理が再開されるが、ここで、印刷停止/再開キー51が押下されなくとも、図6及び図8に示すように、印刷停止状態になってからの経過時間が、記憶装置16に記憶されている設定時間を超過すると自動的に印刷処理が再開される。
また、本実施形態の印刷処理装置1は、印刷停止/再開キー51を押下したときに、図5に示した処理フローのように上記印刷処理のみを停止させる機能(ここでは、停止機能1という)と、図15に示した処理フローのように上記描画処理及び印刷処理を停止させる機能(ここでは、停止機能2という)を備えており、これら停止機能1又は停止機能2を選択して、印刷処理装置1に設定することができる。
即ち、本実施形態の印刷処理装置1は、図2に示した印刷停止/再開キー51を押下されてから、上記停止機能1又2の何れかが選択され、それに従って印刷処理のみが停止する印刷停止状態、又は印刷処理に加えて描画処理も停止する印刷停止状態に移行する。
図16は、上記停止機能1又は2に従って印刷停止状態に移行する処理を示すフロー図である。
まず、操作部18で印刷停止/再開キー51を押下すると(S701)、停止する機能、即ちプリンタエンジン(停止機能1)及びプリンタエンジンと描画処理(停止機能2)を表示パネル57に表示する(S702)。
ユーザが表示パネル57上で停止機能1を選択すると(S703、停止機能1)、印刷処理装置1はプリンタエンジン101を停止し(S706)、図15のフロー図に示したステップS602〜ステップS605、ステップS609〜ステップS612の処理(これらの処理をまとめて、ここでは「停止機能1における処理」という)を実行する(S707)。
ユーザが表示パネル57上で停止機能2を選択すると(S703、停止機能2)、印刷処理装置1はプリンタエンジン101と描画処理を停止し(S704)、図15のフロー図に示したステップS602〜ステップS605、ステップS609〜ステップS615の処理(これらの処理をまとめて、ここでは「停止機能2における処理」という)を実行する(S705)。
なお、ステップS702において、停止機能1又は2の何れかを選択する手段として表示パネル57に停止する機能を表示して選択しているが、これに限らず、例えば、印刷停止/再開キー51押下回数が1回のときは停止機能1を選択、同キー押下回数が2回のときは停止機能2を選択など、印刷停止/再開キー51の押下回数によって停止機能1又は2を選択するようにしてもよい。
以上の処理フローによって、印刷処理のみを停止させる停止機能1と印刷処理と描画処理を停止させる停止機能2とから選択することができるため、ユーザの希望する印刷停止状態に移行することができ、印刷処理装置1の使い勝手を向上させることができる。
以上で説明したように、印刷停止状態中に待ち状態のジョブに対する印刷条件等の設定変更ができるため、ホスト装置60などの上位装置から送信された印刷データの設定ミスのリカバリや設定変更を行うことができる。
印刷処理装置とホストコンピュータのシステム構成図である。 操作部を示す正面図である。 操作部の表示パネルの表示例を示す図である。 印刷処理の停止及び停止解除を行うための機能ブロック図である。 印刷停止状態への移行時の処理を示すフロー図である。 印刷処理装置の自動停止解除処理を示すフロー図である。 表示パネルに表示される、通知方法の選択メニューの一例を示す図である。 印刷処理装置の通知動作処理を示すフロー図である。 印刷処理装置のエラー通知動作処理を示すフロー図である。 設定時間の設定を行う操作部の表示パネルの表示例を示す図である。 印刷停止状態が自動的に解除されるまでの残時間をカウントダウン表示する操作部の表示パネルの表示例を示す図である。 印刷処理装置のカウントダウン表示処理及び自動停止解除処理を示すフロー図である。 待ち状態の印刷ジョブの印刷条件を変更する表示パネルの表示例を示す図である。 待ち状態の印刷ジョブの描画条件を変更する表示パネルの表示例を示す図である。 印刷条件変更処理及び描画条件変更処理を示すフロー図である。 停止機能1又は2に従って印刷停止状態に移行する処理を示すフロー図であるフロー図である。
符号の説明
1・・・印刷処理装置、10・・・通信制御部、11・・・機器情報管理部、12・・・印刷制御部、13・・・画像係止制御部、14・・・ユーザI/F制御部、15・・・ネットワークI/F部、16・・・記憶部、17・・・印刷描画部、18・・・操作部、51・・・印刷停止/再開キー、52・・・メニューキー、53・・・ジョブリセットキー、54・・・戻るキー、55・・・カーソルキー、56・・・OKキー、57・・・表示パネル、60・・・ホスト装置、100・・・コントローラ制御部、101・・・プリンタエンジン、102・・・印刷条件データ記憶部、103・・・描画条件データ記憶部。

Claims (10)

  1. ホスト装置と接続可能であり、入力手段を有し、前記ホスト装置から送信された情報に基づいて印刷処理を行う印刷処理装置であって、
    前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて印刷処理を停止させる手段と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する計時手段と、前記計時手段が計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う通知手段と、
    前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて描画処理を停止させる手段と、
    前記ホスト装置又は前記入力手段の操作に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する選択手段と、
    前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う手段と、を有することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 請求項1に記載された印刷処理装置において、
    前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定手段を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする印刷処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載された印刷処理装置において、
    前記設定時間として任意の時間を入力する手段と、入力した任意の時間を設定時間として設定する手段と、を有することを特徴とする印刷処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された印刷処理装置において、
    印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知手段が通知を行うまでの残時間を表示又は通知する手段を有することを特徴とする印刷処理装置。
  5. 請求項に記載された印刷処理装置において、
    前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する手段を有することを特徴とする印刷処理装置。
  6. ホスト装置から受信した印刷ジョブを実行して印刷処理を行う印刷処理方法であって、
    ユーザの指示に基づき当該印刷処理を停止する工程と、前記印刷処理の停止からの経過時間を計時する工程と、前記計時した時間が予め設定された設定時間を超えたとき、ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行う工程と、
    ユーザの指示に基づいて、描画処理を停止させる工程と、
    ユーザの指示に基づいて、前記印刷処理及び描画処理の両方を停止させるか、印刷処理のみを停止させるかを選択する工程と、
    前記印刷処理又は描画処理を停止させたとき、待ち状態の印刷ジョブの印刷条件又は描画条件を変更する処理を行う工程と、
    を有することを特徴とする印刷処理方法
  7. 請求項に記載された印刷処理方法において、
    前記ホスト装置へ印刷処理が停止状態にある旨の通知を行うための通知先を設定する設定工程を有し、前記通知先が印刷処理装置の管理者及び/又は印刷停止中の印刷ジョブの送信者のホスト装置であることを特徴とする印刷処理方法
  8. 請求項6又は7に記載された印刷処理方法において、
    前記設定時間として任意の時間を入力する工程と、入力した任意の時間を設定時間として設定する工程と、を有することを特徴とする印刷処理方法
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載された印刷処理方法において、
    印刷処理が停止したとき、印刷処理の停止を解除するまで、又は前記通知を行う工程で通知を行うまでの残時間を表示又は通知する工程を有することを特徴とする印刷処理方法
  10. 請求項9に記載された印刷処理方法において、
    前記残時間を表示又は通知する時間長を設定する工程を有することを特徴とする印刷処理方法。
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