JP4962172B2 - 合成処理装置 - Google Patents

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本発明は、順次実行するように規定された複数の処理を合成した合成処理を行う合成処理装置およびこれを適用した通信装置に関するものである。
従来の通信装置では、送信データの符号化処理および受信データの復号化処理を行うためのアルゴリズムを複数のアルゴリズムから適用的に選択することによって、装置構成を小規模化しかつ低消費電力化しようとしていた(下記の特許文献1参照)。
さらに、小規模かつ低消費電力を実現するために、符号化処理および復号化処理の一部を合成関数化し、高速に処理する方法がある。この合成関数化する方法をW−CDMA(Wide-band Code Division Multiple Access)移動無線システムの無線基地局に適用した場合について以下に説明する(下記の非特許文献1参照)。前記無線基地局は、上位装置とデータ通信するインターフェースとしてトランスポートチャネル、移動局とデータ通信するインターフェースとして無線チャネルを有する。前記無線基地局は、1つ以上のトランスポートチャネルより受信したトランスポートチャネルデータ群を符号化し、無線チャネルを介して移動局へ送信する。トランスポートチャネルデータは、上位装置より事前に通知されたTTI(Transmission Time Interval)という間隔で受信する。トランスポートチャネルデータのフォーマットであるTF(Transport Format)は受信毎に変化し、データのヘッダに付加される識別子TFI(Transport Format Indicator)によって判別する。TFの組合せをTFC(Transport Format Combination)と言い、通信上とりうるTFCの集合をTFCS(Transport Format Combination Set)と言う。TFCSは上位装置より事前に通知される。
例えば、前記無線基地局装置は符号化の一部を合成関数テーブルによって高速に処理することが可能である。ただし、合成関数テーブルの内容はTFCごとに変わるため、合成関数テーブルはTFCS分必要となる。したがって、通信呼種ごとにTFCS分の合成関数テーブルを用意する必要があり、合成関数テーブルを保存する内部記憶装置の容量が膨大になってしまうという問題が生じる。
特開2005-109909(段落0016) 3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格 TS25.212
従来の通信装置は、装置構成を小規模かつ低消費電力にするために、送信データを符号化する処理の一部に合成関数テーブルを利用していたが、サポートする通信呼種全てに対応できるように、事前に全チャネル種別×TFCS分の合成関数テーブルを内部に保持するため、合成関数テーブルのための内部記憶容量を大量に必要とする。そこで、内部記憶容量を節約するために必要なとき(チャネル設定時とチャネル再構成時)だけTFCS分の合成関数テーブルを生成する方法が考えられるが、全合成関数の生成が完了するまで時間を要し、その間サービスが開始できない。また、全合成関数の生成が完了する前にサービスを開始すると、合成関数が生成されていないデータを受信した場合、符号化および復号化が実施できず、通信が途切れてしまい、通信品質が劣化してしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みて、合成関数テーブルを記憶するための記憶容量を節約しつつ迅速に合成処理を実行できる合成処理装置、およびこの合成処理装置を適用した通信装置であって通信品質を維持することが可能な通信装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、外部と通信する通信装置に適用され、送信データを符号化または受信データを復号化する処理であって順次実行するように規定された複数の処理を合成した合成処理を行う合成処理装置において、
前記処理の入力データと出力データとの対応関係を示す関数テーブルを複数組合せることによって得られ、前記合成処理の入力データと出力データとの関係を示す合成関数テーブルを記憶しておく合成関数記憶部と、
優先順位の高い合成関数テーブルから順に記憶するように制御する制御部とを備え、
通信中のデータに関する通信を継続できる合成関数テーブルを、通信中のデータに関する通信を継続できない合成関数テーブルよりも優先することを特徴とする合成処理装置である。
本発明の合成処理装置によれば、優先順位の高い合成関数テーブルから順に記憶することによって、合成関数テーブルを記憶するための記憶容量を節約しつつ迅速に合成処理を実行することができる。また、本発明の合成処理装置を適用した通信装置によれば、通信品質を維持することが可能である。
実施の形態1.
図1は、ダウンリンクの符号化処理流れを示すフローチャートである。ここでは、3GPP規格に準拠したダウンリンクの符号化処理について説明する。
まずステップa1において、CRC(Cyclic Redundancy Check;巡回冗長検査)を行うためのCRCビットをトランスポートブロック(TrBK)に付加する。次にステップa2において、トランスポートブロックを結合して符号化ブロックごとに分割する。次にステップa3において、チャネル符号化を行う。次にステップa4において、データを補完したり間引きしたりするレートマッチング処理を行う。次にステップa5において、DTX(Discontinuous Transmission)ビットを挿入する第1DTX挿入処理を行う。次にステップa6において、データの順序を入れ替えるための第1インタリーブ処理を行う。次にステップa7において、無線フレームごとに分割する処理を行う。
次にステップa8において、トランスポートチャネル(TrCH)ごとに多重化する処理を行う。次にステップa9において、第2DTX挿入処理を行う。次にステップa10において、物理チャネルごとに分割する処理を行う。次にステップa11において、第2インタリーブ処理を行う。次にステップa12において、データを物理チャネル(PhCH)ごとにマッピングする処理を行う。
以上のようなダウンリンクの符号化処理のうち、ステップa4〜a12の処理を合成した合成処理に合成関数を用いた処理方法を適用する。
合成関数テーブルは、各処理の入力データと出力データとの対応関係を示す関数テーブルを複数組合せることによって得られる。ここで、合成関数テーブルの入力データをb1,…,bnとし、出力データをc1,…,cmとする。このとき、出力データの一部は入力データの並び替え(ci=bj)、あるいは、固定値(ci=x)、として表現できる。そこでyi,ziについて、yi=0ならばci=bzi,yi=1ならばci=ziのように定義する。このとき、y1,…,ymおよびz1,…,zmを配列として保持しておくことによって、b1,…,bnからc1,…,cmへの変換を高速に実行することが可能である。このような配列を合成関数テーブルと呼ぶ。合成関数テーブルは、合成関数に入力データとしてインクリメントデータbi=iを与え、合成関数の実際の処理をシミュレートし、結果として得られた出力データを利用して生成することができる。
また、合成関数テーブルの優先順位を以下のように定義する。上位装置から事前に通知されたTFCSをJとして、TFCj∈Jに対応する合成関数をZjとし、Zjに対する優先順位をPjとし、大きいほど優先順位は高いものとする。
図2は、本発明の実施の形態1に係る通信装置の送信側構成を示す図である。通信装置は、通信制御部21、生成待ち合成関数キュー22、合成関数生成部23、内部記憶装置24および符号化処理部25を備えている。
通信制御部21は、パラメータの管理・制御を行い、チャネル設定時、あるいは、チャネル再構成時に、対象チャネルのTFC毎に合成関数の優先順位を算出し、生成待ち合成関数キュー22に合成関数を追加する。生成待ち合成関数キュー22は、生成待ちの合成関数を一時的に記憶しておくメモリであって、追加した合成関数を優先順位の順に並べて蓄えておき、取り出すときは最も高い優先順位Pjの合成関数Zjを取得できる機構である。なお、生成待ち合成関数キュー22は、通信装置起動時に空の状態に初期化しておく。合成関数生成部23は、生成待ち合成関数キュー22から合成関数を取り出し、合成関数テーブルの生成を行い、内部記憶装置24に合成関数テーブルを保存する。内部記憶装置24は、生成された合成関数テーブルを記憶しておく記憶装置である。符号化処理部25は、トランスポートチャネルデータをインプットとして受け取り、符号化処理を施し、送信データをアウトプットする処理部であり、符号化処理の一部(ステップa4〜a12)に合成関数テーブルを利用する。
図3は、合成関数生成部の処理流れを示すフローチャートである。合成関数生成部は無限ループ構造を取る。ステップb0において処理を開始した後、次のステップb1において生成待ち合成関数キュー22が空かどうかを判断する。空であるならば、ステップb1に戻り、生成待ち合成関数キュー22に合成関数が追加されるまでステップb1の処理を繰り返す。生成待ち合成関数キュー22に合成関数が入っていれば、次のステップb2において、合成関数を取り出す。続いて次のステップb3において、合成関数テーブルの生成を行う。合成関数テーブルの生成が完了すれば、再びステップb1に戻って生成待ち合成関数キュー22が空になるまで、ステップb1からb3までの処理を繰り返す。
続いて、優先順位Pjの算出方法を4つ説明する。
(優先順位の算出方法1)
優先順位の算出方法1は、チャネルの接続を維持できるようにする方法である。制御用の論理チャネルであるDCCH(Dedicated Control Channel)を含むトランスポートチャネルの通信が不安定であると、無線基地局と移動局との間に張られたチャネルが切断されてしまうことがある。このような事情を考慮して、優先順位Pjの算出方法を以下のように決定する。トランスポートチャネルの集合をI、TFCjのトランスポートチャネルiのTFIをTi,jとする。次に各トランスポートチャネルiに対して重みωctliを定める。DCCHを含むトランスポートチャネルi'の重みωctli'を、他のトランスポートチャネルの重みに対して相対的に大きく設定する。以上で定義したパラメータ群より、制御チャネル用優先順位Pctljを
Figure 0004962172
と定義する。C1はオフセット値であり、他の優先順位の算出方法と整合性を取るためのパラメータである。制御チャネル用優先順位Pctljは必ずしも前記のように定義する必要はなく、DCCHの通信が途切れないように、DCCHを含む合成関数の生成を優先して行えるように優先順位を設定できれば、どのような方法でもよい。
(優先順位の算出方法2)
優先順位の算出方法2は、通信中の無線チャネルに対してチャネル再構成が行われる場合に通信中の送信データを継続できるようにする方法である。チャネル再構成によってトランスポートチャネルi'が追加される場合について説明する。チャネル再構成前のトランスポートチャネルの集合をI、再構成後のトランスポートチャネルの集合をI'(集合Iにi'が加わったもの)とする。チャネル再構成前のトランスポートチャネルiで受信していたトランスポートチャネルデータのTFIをTiとし、追加されたトランスポートチャネルi'のTFIをTi'=0とする。チャネル再構成後のTFCjのトランスポートチャネルiのTFIをTi,jとする。通信継続用の優先順位Pconjを
Figure 0004962172
と定義する。C2はオフセット値であり、他の優先順位の算出方法と整合性を取るためのパラメータである。また、関数DはD(x,y)=|x-y|やD(x)=(x-y)2 のようなxとyの距離を表す関数であればよく、これに限るものではない。また、通信継続用の優先順位Pconjは再構成前に通信していたチャネルを優先するように設定すればよい。
チャネル再構成によってトランスポートチャネルi' が削除される場合についても、上記と同様にして、通信継続用優先順位Pconjを
Figure 0004962172
と定義する。チャネル再構成前にデータ導通していたトランスポートチャネルは、チャネル再構成をはさんで引き続きデータが導通し続ける。一方で、チャネル再構成によって追加されたトランスポートチャネルはすぐにデータ導通が開始することは少ない。したがって、チャネル再構成前にデータ送信していたトランスポートチャネルを優先して合成関数テーブルの生成を行うようになるため、通信を継続したままチャネル再構成ができる。
(優先順位の算出方法3)
優先順位の算出方法3は、通信中の無線チャネルに対してチャネル再構成が行われる場合にリアルタイム性の必要なトランスポートチャネルを優先するものである。チャネル再構成後のトランスポートチャネルの集合をI'、TFCjのトランスポートチャネルiのTFIをTi,jとする。次に各トランスポートチャネルiに対して重みωrliを定める。リアルタイム性の必要なトランスポートチャネルi'の重みωrli'を、他のトランスポートチャネルの重みに対して相対的に大きく設定する。リアルタイム用優先順位Prljを
Figure 0004962172
と定義する。C3はオフセット値であり、他の優先順位の算出方法と整合性を取るためのパラメータである。リアルタイム用優先順位Prljは、必ずしも前記のように定義する必要はなく、リアルタイム性を求められるトランスポートチャネルのデータが途切れないように、合成関数の生成を優先して行えるように優先順位を設定できればよく、これに限るものではない。例えば、音声データ用のトランスポートチャネルをリアルタイム性の必要なトランスポートチャネルとし、本算出方法を適用することにより、音声が途切れることなくチャネル再構成を行うことができる。
(優先順位の算出方法4)
優先順位の算出方法4は、通信中の無線チャネルに対してチャネル再構成が行われる場合、再送可能なトランスポートチャネルを含む合成関数の優先順位を下げることによって、総合的な通信品質を向上するものである。チャネル再構成後のトランスポートチャネルの集合をI'、TFCjのトランスポートチャネルiのTFIをTi,jとする。次に各トランスポートチャネルiに対して重みωretiを定める。データの再送可能なトランスポートチャネルi'の重みωreti'を、他のトランスポートチャネルの重みに対して相対的に小さく設定する。再送可能用低優先順位Pretjを
Figure 0004962172
と定義する。C4はオフセット値であり、他の優先順位付け方法と整合性を取るためのパラメータである。再送可能用低優先順位Pretjは、必ずしも前記のように定義する必要はなく、データの再送可能なトランスポートチャネルの合成関数の生成の優先順位を低く設定できればよく、特に定めない。例えば、再送可能なパケット用のトランスポートチャネルに対して、本実施例を適用することにより、総合的な通信品質を向上することができる。パケット用のトランスポートチャネルを含む合成関数の生成が後回しにされるため、パケット用のトランスポートチャネルの通信品質は劣化するが、再送可能であるため、通信品質の劣化は少なく抑えられる。一方、その他のトランスポートチャネルの合成関数の生成を優先できるようになるため、全トランスポートチャネルを総合した通信品質は向上させることができる。
このように、優先順位の高い合成関数テーブルから順に記憶することによって、合成関数テーブルを記憶するための記憶容量を節約しつつ迅速に合成処理を実行することができる。また、通信品質を維持することが可能である。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る通信装置の送信側構成を示す図である。本実施の形態2は、実施の形態1の構成に優先順位制御部46を追加したものである。優先順位制御部46は、実施の形態1で説明した4つの優先順位算出方法を組み合わせて適用し、チャネルの状況に応じて各優先順位算出方法を適宜取捨選択する。具体的には、優先順位Pjを
Pj=Ectl×Pctlj+ Econ×Pconj+ Erl×Prlj+ Eret×Pretj (5)
のように算出する。Ectl、 Econ、 Erl、Eretは状況に応じて0か1の値を取る優先順位制御変数である。優先順位制御部46は、状況に応じて優先順位制御変数を適宜設定する制御部である。
通信制御部41は、新規にチャネルを設定した時、あるいは、チャネル再構成(トランスポートチャネルの追加、あるいは、トランスポートチャネルの削除)した時、合成関数テーブルの優先順位を算出するために優先順位制御部46に対して優先順位制御変数を問い合わせる。問い合わせを受けた優先順位制御部46は、対象チャネルの状況を判断し、優先順位制御変数を通信制御部41へ通知する。
続いて、優先順位制御部46における処理を説明する。まず、状況に依存しない制御チャネル用の優先順位Pctlj、および再送可能用の優先順位Pretjは、常に適用するために、EctlとEretとはともに1に固定とする。通信継続用の優先順位Pconjについてはチャネル再構成時にだけ適用するため、チャネル再構成時の場合にEcon =1とし、それ以外はEcon =0とする。リアルタイム用の優先順位Prljについては、リアルタイム性を要するチャネルとして音声データ用のトランスポートチャネルと、TV電話用のトランスポートチャネルとを選定し、その上で、チャネル再構成の前後でリアルタイム性を要するチャネルが通信を継続する場合にErl =1とし、それ以外はErl =0とする。以上のようにして求めた優先順位制御変数Ectl、 Econ、 Erl、Eretを通信制御部41へ通知する。
以上の通り、状況に応じて優先順位を細かく付与することによって、より一層通信品質を向上することができる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る通信装置の送信側構成を示す図である。実施の形態1では、合成関数生成部23において実際に合成関数テーブルを生成したが、本実施の形態3では、事前に生成しておいた合成関数テーブルを外部記憶装置57に保存しておき、必要なときにダウンロードする。本実施の形態3は、実施の形態1の構成に外部記憶装置57を付加したものである。外部記憶装置57には事前に通信呼種ごとにTFCS分の合成関数テーブルを保存しておき、合成関数生成部53は合成関数テーブルを外部記憶装置57からダウンロードし、内部記憶装置54に保存する。
こうした構成によって、内部の記憶容量を節約することができるとともに、迅速に合成処理を実行することが可能である。
実施の形態4.
図6は、アップリンクの復号化処理流れを示すフローチャートである。ここでは、3GPP規格に準拠したアップリンクの復号化処理について説明する。実施の形態1と同様にして、受信側の通信装置の復号化処理についても、同様の手法を適用することが可能である。
まずステップc1において、データを物理チャネル(PhCH)ごとにマッピングする処理を行う。次にステップc2において、送信側で行った第2インタリーブ処理と逆の処理である第2デインタリーブ処理を行う。次にステップc3において、物理チャネルを結合する処理を行う。次にステップc4において、トランスポートチャネル(TrCH)ごとに分離する処理を行う。
次にステップc5において、送信側で補完したり間引きしたデータを逆に間引きしたり補完したりするレートデマッチング処理を行う。次にステップc6において、無線フレームを結合する処理を行う。次にステップc7において、送信側で行った第1インタリーブ処理と逆の処理である第1インタリーブ処理を行う。次にステップc8において、送信側でパディングしたビットを取り除く処理を行う。次にステップc9において、チャネル復号化処理を行う。次にステップc10において、符号化ブロックを結合してトランスポートブロック(TrBK)ごとに分割する処理を行う。次にステップc11において、CRC検査を実行する。
以上のようなアップリンクの復号化処理のうち、ステップc2〜c8の処理を合成した合成処理に合成関数を用いた処理方法を適用する。
図7は、本発明の実施の形態4に係る通信装置の受信側構成を示す図である。通信装置は、通信制御部71、生成待ち合成関数キュー72、合成関数生成部73、内部記憶装置74および復号化処理部75を備えている。
通信制御部71は、パラメータの管理・制御を行い、チャネル設定時、あるいは、チャネル再構成時に、対象チャネルのTFC毎に合成関数の優先順位を算出し、生成待ち合成関数キュー72に合成関数を追加する。生成待ち合成関数キュー72は、生成待ちの合成関数を一時的に記憶しておくメモリであって、追加した合成関数を優先順位の順に並べて蓄えておき、取り出すときは最も高い優先順位Pjの合成関数Zjを取得できる機構である。なお、生成待ち合成関数キュー72は、通信装置起動時に空の状態に初期化しておく。合成関数生成部73は、生成待ち合成関数キュー72から合成関数を取り出し、合成関数テーブルの生成を行い、内部記憶装置74に合成関数テーブルを保存する。内部記憶装置74は、生成された合成関数テーブルを記憶しておく記憶装置である。復号化処理部75は、受信データをインプットとして受け取り、復号化処理を施し、トランスポートチャネルデータをアウトプットする処理部であり、復号化処理の一部(ステップc2〜c8)に合成関数テーブルを利用する。
図8は、合成関数生成部の処理流れを示すフローチャートである。合成関数生成部は無限ループ構造を取る。ステップd0において処理を開始した後、次のステップd1において生成待ち合成関数キュー72が空かどうかを判断する。空であるならば、ステップd1に戻り、生成待ち合成関数キュー72に合成関数が追加されるまでステップd1の処理を繰り返す。生成待ち合成関数キュー72に合成関数が入っていれば、次のステップd2において、合成関数を取り出す。続いて次のステップd3において、合成関数テーブルの生成を行う。合成関数テーブルの生成が完了すれば、再びステップd1に戻って生成待ち合成関数キュー72が空になるまで、ステップd1からd3までの処理を繰り返す。
なお、優先順位Pjの算出方法については実施の形態1と同一であるため、説明を省略する。
このように、復号化処理についても符号化処理と同様に、優先順位の高い合成関数テーブルから順に記憶することによって、合成関数テーブルを記憶するための記憶容量を節約しつつ迅速に合成処理を実行することができる。また、通信品質を維持することが可能である。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る通信装置の受信側構成を示す図である。本実施の形態5は、実施の形態4の構成に優先順位制御部96を追加したものである。優先順位制御部96は、実施の形態1で説明した4つの優先順位算出方法を組み合わせて適用し、チャネルの状況に応じて各優先順位算出方法を適宜取捨選択する。具体的には、優先順位Pjを
Pj=Ectl×Pctlj+ Econ×Pconj+ Erl×Prlj+ Eret×Pretj (5)
のように算出する。Ectl、 Econ、 Erl、Eretは状況に応じて0か1の値を取る優先順位制御変数である。優先順位制御部96は、状況に応じて優先順位制御変数を適宜設定する制御部である。
通信制御部71は、新規にチャネルを設定した時、あるいは、チャネル再構成(トランスポートチャネルの追加、あるいは、トランスポートチャネルの削除)した時、合成関数テーブルの優先順位を算出するために優先順位制御部96に対して優先順位制御変数を問い合わせる。問い合わせを受けた優先順位制御部96は、対象チャネルの状況を判断し、優先順位制御変数を通信制御部71へ通知する。
続いて、優先順位制御部96における処理を説明する。まず、状況に依存しない制御チャネル用の優先順位Pctlj、および再送可能用の優先順位Pretjは、常に適用するために、EctlとEretとはともに1に固定とする。通信継続用の優先順位Pconjについてはチャネル再構成時にだけ適用するため、チャネル再構成時の場合にEcon =1とし、それ以外はEcon =0とする。リアルタイム用の優先順位Prljについては、リアルタイム性を要するチャネルとして音声データ用のトランスポートチャネルと、TV電話用のトランスポートチャネルとを選定し、その上で、チャネル再構成の前後でリアルタイム性を要するチャネルが通信を継続する場合にErl =1とし、それ以外はErl =0とする。以上のようにして求めた優先順位制御変数Ectl、 Econ、 Erl、Eretを通信制御部71へ通知する。
以上の通り、状況に応じて優先順位を細かく付与することによって、より一層通信品質を向上することができる。
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る通信装置の受信側構成を示す図である。実施の形態4では、合成関数生成部73において実際に合成関数テーブルを生成したが、本実施の形態6では、事前に生成しておいた合成関数テーブルを外部記憶装置107に保存しておき、必要なときにダウンロードする。本実施の形態6は、実施の形態4の構成に外部記憶装置107を付加したものである。外部記憶装置107には事前に通信呼種ごとにTFCS分の合成関数テーブルを保存しておき、合成関数生成部73は合成関数テーブルを外部記憶装置107からダウンロードし、内部記憶装置74に保存する。
こうした構成によって、内部の記憶容量を節約することができるとともに、迅速に合成処理を実行することが可能である。
なお、以上の実施の形態1〜6では合成関数について説明したが、合成関数に限るものではなく、その他の前処理を必要とする符号化または復号化のパラメータに対して、優先順位付けを行い、優先順位の高いものから前処理を行うことも可能である。例えば、ターボ符号化または復号化内部のインタリーバで利用するPIL(prime interleaver)テーブルに適用可能である。優先順位の算出方法は、合成関数の場合と同様である。このように、符号化または復号化のパラメータに関する前処理を優先順位の高いものから実行することによって、効率的に内部メモリを使用することができる。
ダウンリンクの符号化処理流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信装置の送信側構成を示す図である。 実施の形態1の合成関数生成部の処理流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る通信装置の送信側構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る通信装置の送信側構成を示す図である。 アップリンクの復号化処理流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る通信装置の受信側構成を示す図である。 実施の形態4の合成関数生成部の処理流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る通信装置の受信側構成を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る通信装置の受信側構成を示す図である。
符号の説明
21 通信制御部(送信側)
22 生成待ち合成関数キュー(送信側)
23 合成関数生成部(送信側)
24 内部記憶装置(送信側)
25 符号化処理部(送信側)
46 優先順位制御部(送信側)
57 外部記憶装置(送信側)
71 通信制御部(受信側)
72 生成待ち合成関数キュー(受信側)
73 合成関数生成部(受信側)
74 内部記憶装置(受信側)
75 復号化処理部(受信側)
96 優先順位制御部(受信側)
107 外部記憶装置(受信側)

Claims (11)

  1. 外部と通信する通信装置に適用され、送信データを符号化または受信データを復号化する処理であって順次実行するように規定された複数の処理を合成した合成処理を行う合成処理装置において、
    前記処理の入力データと出力データとの対応関係を示す関数テーブルを複数組合せることによって得られ、前記合成処理の入力データと出力データとの関係を示す合成関数テーブルを記憶しておく合成関数記憶部と、
    優先順位の高い合成関数テーブルから順に記憶するように制御する制御部とを備え、
    通信中のデータに関する通信を継続できる合成関数テーブルを、通信中のデータに関する通信を継続できない合成関数テーブルよりも優先することを特徴とする合成処理装置。
  2. 前記合成関数テーブルは、同一通信呼において通信中に変更可能なパラメータの組合せに依存することを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  3. 制御チャネルに関する処理を合成した合成処理に対応する合成関数テーブルを、制御チャネルに関する処理を合成しない合成処理に対応する合成関数テーブルよりも優先することを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  4. リアルタイム性を要する合成関数テーブルを、リアルタイム性を要しない合成関数テーブルよりも優先することを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  5. 再送可能なチャネルに関する処理を合成した合成処理に対応する合成関数テーブルを、再送可能なチャネルに関する処理を合成した合成処理に対応する合成関数テーブルよりも優先することを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  6. 新規にチャネルを設定する時に、または、通信中に変更可能なパラメータの組合せを変更するチャネル再構成時に、合成関数テーブルの優先順位を付与することを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  7. 前記合成関数テーブルに対して優先順位を付与する制御を行う優先順位制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の合成処理装置。
  8. 前記優先順位制御部は、通信中に変更可能なパラメータの組合せを変更するチャネル再構成時に、チャネル再構成が起きた要因に応じて前記合成関数テーブルに優先順位を付与する制御を行うことを特徴とする請求項記載の合成処理装置。
  9. 前記合成関数テーブルを生成する合成関数生成部を備えたことを特徴とする請求項1記載の合成処理装置。
  10. 外部記憶装置からダウンロードした前記合成関数テーブルを前記合成関数記憶部に記憶することを特徴とする請求項1記載の合成処理装置。
  11. 送信データを複数のパラメータで符号化する、または、受信データを複数のパラメータで復号化する機能を備え、前記パラメータは符号化または復号化するために前処理が必要であって、前記パラメータに優先順位を付与し、優先順位の高い順に前記パラメータの前処理を行うことを特徴とする請求項1記載の合成処理装置。
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