JP4962047B2 - 音響再生装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スピーカアレイにより音響再生を行う音響再生装置に関する。
スピーカアレイは、複数のスピーカユニットを1次元アレイ状または2次元アレイ状に配置した音響出力装置である。このスピーカアレイを備えた音響再生装置は、入力オーディオ信号から各スピーカユニットに与える駆動信号を各々発生する信号処理系を備えている。ここで、入力オーディオ信号から駆動信号を発生するための信号処理としては、遅延処理と係数乗算処理を組み合わせたものやFIR(Finite Impulse Response;有限インパルス応答)フィルタ処理等が用いられる。そして、この音響再生装置によれば、遅延処理の遅延量や係数乗算処理の係数を制御し、あるいはFIRフィルタ処理に用いるフィルタ係数列を制御することにより、入力オーディオ信号から各スピーカユニットに対する各駆動信号までの各伝達特性を制御し、スピーカアレイから放射する音響波の向きや指向性の幅を制御することができる(例えば特許文献1)。
特開平5−41897号公報
ところで、上述した従来の音響再生装置では、スピーカアレイを構成する全スピーカユニットについて、入力オーディオ信号から各スピーカユニットに対する駆動信号を得るための信号処理を行っていたため、スピーカユニットの個数が多い場合に、信号処理に用いるパラメータ(例えば係数乗算処理のための係数、FIRフィルタ処理のためのフィルタ係数等)を記憶するためのメモリ容量や信号処理のための演算能力等、信号処理に必要なリソースが膨大なものになるという問題があった。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、スピーカアレイを用いた音響再生装置において信号処理に必要なリソースを削減することを可能にする技術的手段を提供することを目的としている。
この発明は、複数のスピーカユニットがアレイ状に配列されたスピーカアレイと、入力オーディオ信号に信号処理を施して前記複数のスピーカユニットに与える駆動信号を発生する信号処理手段と、指定された指向性パターンを持った音響波が前記スピーカアレイから放射されるように前記信号処理手段の制御を行う手段であって、前記スピーカアレイにおけるスピーカユニット配列面の所定の点を貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称な指向性パターンを持った音響波を前記スピーカアレイに放射させる場合に、前記スピーカアレイを構成する各スピーカユニットのうち当該仮想平面について鏡面対称をなすスピーカユニットをグループ化し、同一グループの各スピーカユニットに対する各駆動信号を得るための各処理については、それらの処理の少なくとも一部を共用化して前記信号処理手段に実行させる制御手段とを具備することを特徴とする音響再生装置を提供する。
かかる発明によれば、鏡面対称をなすスピーカユニットのグループについては、駆動信号を得るための信号処理の少なくとも一部がスピーカユニット間で共用化されるため、信号処理の全体量が削減される。従って、信号処理のためのリソースを削減することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の一実施形態である音響再生装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、音響再生装置1は、DSP(Digital Signal Processor;デジタル信号処理装置)10を有している。そして、DSP10の後段には、DSP10から出力されるデータを各々記憶するN個(Nは複数)のレジスタからなる出力サンプルレジスタアレイ20と、これらのN個のレジスタに記憶された各データのD/A変換を各々行うN個のD/A変換器31と、これらのD/A変換器31から出力されるアナログ信号を各々増幅するN個のアンプ32と、これらのアンプ32により各々駆動されるN個のスピーカユニットSPを平坦なバッフル面上にアレイ状に配列したスピーカアレイ40が設けられている。
DSP10には、図示しない音源から入力オーディオ信号が与えられる。この入力オーディオ信号は、アナログオーディオ信号を所定のサンプリング周波数のサンプリングクロックによりサンプリングし、デジタル化した時系列サンプル列である。DSP10およびN個のD/A変換器31には、この入力オーディオ信号のサンプリング周波数と同一周波数のメインクロック(図示略)が与えられる。
本実施形態において、DSP10は、入力オーディオ信号に信号処理を施してN個のスピーカユニットSPに与える駆動信号を発生する信号処理手段として機能する。さらに詳述すると、DSP10は、演算部11と、プログラムメモリ12と、パラメータメモリ13と、ワークメモリ14とを有する。ここで、プログラムメモリ12、パラメータメモリ13およびワークメモリ14は、書き換え可能な揮発性メモリであり、例えばRAMである。プログラムメモリ12には、演算部11が1サンプリング周期(上記メインクロックの1周期)の間に実行するプログラムが記憶される。このプログラムは、スピーカアレイ40のN個のスピーカユニットSPの駆動に各々用いるN個の駆動信号サンプルを入力オーディオ信号に基づいて算出するプログラムである。また、パラメータメモリ13には、プログラムメモリ12内のプログラムの実行に必要な各種のパラメータ(例えばFIRフィルタのためのフィルタ係数列)が記憶される。演算部11は、メインクロックが立ち上がる度に、プログラムメモリ12内のプログラムの実行を開始し、パラメータメモリ13内の必要なパラメータを参照しつつ、同プログラムを構成する各命令をメインクロックよりも高速な演算クロックに同期して実行する。その際、ワークメモリ14は、演算部11により演算の途中結果の記憶などのためのワークエリアとして使用される。
各サンプリング周期において、演算部11は、プログラムメモリ12内のプログラムに従って、スピーカアレイ40のN個のスピーカユニットSPの駆動に各々用いるN個の駆動信号サンプルを順次発生し、発生した駆動信号サンプルを、出力サンプルレジスタアレイ20のN個のレジスタのうち該当するレジスタに書き込む。そして、N個のD/A変換器31は、各サンプリング周期において出力サンプルレジスタアレイ20に記憶されたN個の駆動信号サンプルをメインクロックに同期して一斉にアナログ信号に変換する。これらのN個のアナログ信号は、N個のアンプ32を介してスピーカアレイ40のN個のスピーカユニットSPに与えられる。これによりスピーカアレイ40から入力オーディオ信号に対応した音響波が放射される。
さらに本実施形態による音響再生装置1は、CPU50と、ROM60と、RAM70を有している。CPU50は、この音響再生装置1の全体を制御する装置である。ROM60には、CPU50が音響再生装置1の各部を制御するために実行する各種のプログラムと、それらのプログラムの実行の際に参照される各種の情報が記憶されている。RAM70は、CPU50によってワークエリアとして使用される。
ROM60に記憶された情報のうち特徴的なものとして、信号処理制御プログラム61と、サブルーチンライブラリ62と、スピーカアレイ情報63とがある。CPU50には、スピーカアレイ40から放射する音響波の指向性パターンを指示する指向性パターン指示情報が図示しないホストコンピュータから与えられる。CPU50は、指向性パターン指示情報を受け取ったときに、ROM60内の信号処理制御プログラム61を実行し、指向性パターン指示情報により指定された指向性パターンを持った音響波がスピーカアレイ40から放射されるように信号処理手段たるDSP10の制御を行う制御手段として機能する。
さらに詳述すると、信号処理制御プログラム61は、入力オーディオ信号からN個のスピーカユニットSPに対する駆動信号サンプルを発生するためのプログラムおよびパラメータとして、指向性パターン指示情報により指示された指向性パターンを持った音響波をスピーカアレイ40から放射させることができるプログラムおよびパラメータを発生し、プログラムメモリ12とパラメータメモリ13に書き込む処理をCPU50に実行させるプログラムである。
サブルーチンライブラリ62は、FIRフィルタ用サブルーチン、EQ(イコライザ)用サブルーチン等、信号処理制御プログラム61がプログラムメモリ12に書き込むプログラムを発生する際にその部品の雛形となるサブルーチンの集合体である。スピーカアレイ情報63は、スピーカアレイ40におけるスピーカユニットSPの配置や各スピーカユニットSPの特性等を示す情報であり、信号処理制御プログラム61がプログラムメモリ12に書き込むプログラムやパラメータを発生する際に参照される。
既に述べたように、従来技術の下では、スピーカアレイを構成する全スピーカユニットについて、入力オーディオ信号から各スピーカユニットに対する駆動信号を得るための信号処理を行っていた。このため、DSPが1サンプリング周期の間に実行しなければならない命令のステップ数がスピーカユニットの個数に比例して増加し、また、それらの命令の実行に使用するフィルタ係数等のパラメータもスピーカユニットの個数に比例して増加するという問題があった。本実施形態の目的は、信号処理のためのリソースを削減すること、すなわち、DSP10が1サンプリング周期の間に実行しなければならない命令のステップ数を半減させ、さらに命令の実行に用いるパラメータも半減させることにある。
本実施形態では、次の手段によりこの目的を達成している。
a.スピーカアレイ40から放射する音響波の指向性パターンに制約を設ける。すなわち、本実施形態では、スピーカアレイ40の中心を垂直に貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称な指向性パターンを持った音響波をスピーカアレイ40から放射させる。ただし、指向性パターンは、仮想平面について鏡面対称であればよく、スピーカアレイ40の中心を垂直に貫く軸に対する指向性パターンの代表的な軸(具体的にはメインローブの方向を向いた軸)の角度は如何なる角度であってもよい。
b.スピーカアレイ40の中心を垂直に貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称をなす2個のスピーカユニットSPに対する各駆動信号サンプルを得るための各処理については、それらの処理の少なくとも一部を共用化して信号処理手段たるDSP10に実行させる。すなわち、信号処理制御プログラム61は、そのような部分的共用化がなされた信号処理をDSP10に実行させるためのプログラムおよびパラメータを発生し、プログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込む。
また、本実施形態では、上述したリソース削減の効果を高めるため、スピーカユニットSPの配置に関して対称性を持ったスピーカアレイ40を採用し、指向性パターンが鏡面対称をなす仮想平面を、このスピーカユニットSPの配置の対称性と整合する範囲内のものに制限する。以下、その詳細を述べる。
図2(a)〜(d)は、本実施形態に好適なスピーカアレイ40におけるスピーカユニットSPの配置例を示す図である。図2(a)に示すスピーカアレイ40では、鏡面対称をなすように各スピーカユニットSPが配置されている。また、図2(b)〜(d)に示す各スピーカアレイ40では、回転対称をなすように各スピーカユニットSPが配置されている。図2(b)は6回対称の例、図2(c)は2回対称の例、図2(d)は4回対称の例である。これらの例のように、スピーカアレイ40におけるスピーカユニットSPの配置を鏡面対称または回転対称にすると、指向性パターンのバリエーションを高めつつ、リソース削減の効果を高めることができる。
図3(a)〜(d)は、スピーカユニットSPが6回対称をなすようにスピーカアレイ40に配置されている場合を例に、本実施形態におけるスピーカユニットSPの配置の対称性と指向性パターンの対称性との関係を示すものである。
スピーカユニットSPの配置が6回対称をなす場合、スピーカアレイ40の中心を垂直に貫く軸を含み、各スピーカユニットSPが鏡面対称をなすように各スピーカユニットSPを2分する仮想平面を全部で6面設けることができる。図3(a)〜(d)には、それらの仮想平面が破線により図示されている。
本実施形態において指向性パターンは、スピーカアレイ40のスピーカユニットSPが鏡面対称をなす1または複数の鏡面対称面のうちいずれかについて鏡面対称であることを要する。図3(a)に示す例では、スピーカアレイ40が有する6面の鏡面対称面のうち鏡面対称面P1を鏡面対称面とする指向性パターンDPを持った音響波をスピーカアレイ40が放射している。図3(b)〜(d)に示す例では、これとは異なったスピーカアレイ40の鏡面対称面P2、P3、P4を各々鏡面対称面とする指向性パターンDPの音響波をスピーカアレイ40が放射している。
以上のような制約を設けると、次の利点が得られる。すなわち、例えば図3(a)に例示するように、スピーカアレイ40の鏡面対称面P1について鏡面対称をなす指向性パターンDPの音響波をスピーカアレイ40に放射させる場合、この鏡面対称面P1について鏡面対称をなすスピーカユニットSPのグループ、例えば図3(a)におけるスピーカユニットSP1aおよびSP1bのグループ、スピーカユニットSP2aおよびSP2bのグループ等は、グループ毎に2個のスピーカユニットに同じ駆動信号を与えることになる。このようなグループを構成する2個のスピーカユニットSPについては、一方のスピーカユニットSPに与える駆動信号サンプルを算出すれば、その駆動信号サンプルを他方のスピーカユニットSPの駆動に用いることができる。すなわち、同一グループを構成する2個のスピーカユニットSP間で、駆動信号サンプルを得るための信号処理(より具体的には信号処理のためのプログラムおよびパラメータ)を共用化することができる。本実施形態は、この点を利用し、信号処理のためのリソースの削減を行うものである。
図4および図5は、本実施形態における信号処理制御プログラム61の処理内容を示す図である。信号処理制御プログラム61は、プログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込むプログラムおよびパラメータを発生する際、図4に示すように、指向性パターン指示情報と、ROM60内のスピーカアレイ情報63を参照する。
好ましい態様において、指向性パターン指示情報は、鏡面対称面指定情報と、放射角度情報と、波面指定情報とを含む。ここで、鏡面対称面指定情報は、スピーカアレイ40においてスピーカユニットSPの配置が鏡面対称をなす1または複数の鏡面対称面のうち、指向性パターンが鏡面対称をなす鏡面対称面を指定する情報である。また、放射角度情報は、指向性パターンが鏡面対称をなす鏡面対称面内において、スピーカアレイ40の中心Oを貫く軸に対して、指向性パターンの代表的な方向(例えばメインローブの方向)がなす角度φを指定する情報である(以上、図5参照)。また、波面指定情報は、スピーカアレイ40から放射する音響波の波面形状を特定する情報である。例えば、スピーカアレイ40の前方の焦点に収束する音響波を放射する場合には、スピーカアレイ40の中心Oから見た焦点の相対的な位置を示す情報がこの波面指定情報として用いられる。また、スピーカアレイ情報63は、スピーカアレイ40におけるスピーカユニットSPの位置を示す情報の他、スピーカアレイ40においてスピーカユニットSPの配置が鏡面対称をなす1または複数の鏡面対称面の各々について、その鏡面対称面について鏡面対称をなすスピーカユニットSPのグループを指定するグループ化情報を含む。
信号処理制御プログラム61では、ホストコンピュータから与えられた指向性パターン指示情報内の鏡面対称面指定情報とスピーカアレイ情報63内のグループ化情報に基づき、グループ分け処理61aを実行する(図4参照)。さらに詳述すると、鏡面対称面指定情報に基づき、指向性パターンが鏡面対称をなす鏡面対称面を求め、グループ化情報に基づき、その鏡面対称面について鏡面対称をなすスピーカユニットSPのグループを求めるのである。
そして、信号処理制御プログラム61では、グループ分け処理61aにより得られたグループ毎に、2個のスピーカユニットSPに共通に用いる駆動信号サンプルを算出するためのプログラムおよびパラメータを発生する処理61bを実行し、プログラムおよびパラメータをプログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込む(図4および図5参照)。
なお、鏡面対称面が横切るスピーカユニットSPは、鏡面対称の相手となるスピーカユニットSPがないため、グループを構成することができない。そこで、信号処理制御プログラム61では、そのようなスピーカユニットSPについては、単独で扱い、そのスピーカユニットSP用の駆動信号サンプルを算出するプログラムおよびパラメータを発生して、プログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込む。
プログラムおよびパラメータの発生処理61bでは、指向性パターン指示情報における放射角度情報または波面指定情報と、スピーカアレイ情報63における各スピーカユニットSPの位置を示す情報が参照される。例えば、ある焦点に収束する音響波の放射を波面指定情報が指定している場合、プログラムおよびパラメータの発生処理61bでは、各スピーカユニットSPの位置を示す情報に基づき、各スピーカユニットSPからその焦点までの各距離を求める。そして、入力オーディオ信号と各スピーカユニットSP宛の駆動信号サンプルとの間の各遅延量の最適値として、各スピーカユニットSPを発した音響波を同位相で焦点に到達させることができる遅延量を求め、そのような遅延を発生させるプログラムおよびパラメータを発生する。その場合、全てのスピーカユニットSPについて、このような演算を行う必要はなく、同一グループを2個のスピーカユニットSPについては、それらのうち一方のスピーカユニットSPについて、必要な遅延量を算出すればよい。他方のスピーカユニットSPについて遅延量を算出する演算を行ったとしても同じ結果が得られるからである。遅延以外のパラメータ、例えば各駆動信号サンプルを得るために遅延後のオーディオ信号サンプルに乗算するゲイン等も同様である。なお、波面指定情報を参照する代わりに、放射角度情報を参照し、鏡面対称面指定情報が示す鏡面対称面内において放射角度情報が示す角度φの方向にメインローブの方向を持った音響波がスピーカアレイ40から放射されるように、各スピーカユニットSPの駆動信号サンプルを得るためのプログラムおよびパラメータの内容を決定してもよい。
図4において、各グループに対応した信号処理のプログラムは、そのプログラムにおいて算出した駆動信号サンプルを、出力サンプルレジスタアレイ20におけるN個のレジスタのうち、そのグループに属する2個のスピーカユニットSPに対応した2個のレジスタに書き込む処理を最終処理として含む。また、単独のスピーカユニットSPに対応した信号処理のプログラムは、そのプログラムにおいて算出した駆動信号サンプルを、出力サンプルレジスタアレイ20におけるN個のレジスタのうち、そのスピーカユニットSPに対応したレジスタに書き込む処理を最終処理として含む。プログラムおよびパラメータの発生処理61bでは、この最終処理のための命令を各グループに対応した信号処理のプログラムの一部として発生する。
図6〜図8は、信号処理制御プログラム61によってプログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込まれるプログラムおよびパラメータの具体的内容、すなわち、このプログラムおよびパラメータに従ってDSP10が実行する信号処理の具体例を各々示すものである。
図6に示す例において、信号処理制御プログラム61は、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPをスピーカユニットSP1aおよびSP1bからなる第1のグループ、スピーカユニットSP2aおよびSP2bからなる第2のグループ等にグループ分けし、グループ毎に、入力オーディオ信号から駆動信号サンプルを得るための信号処理として、FIRフィルタ101−j(jはグループ番号)を実行するためのプログラムおよびパラメータを発生している。FIRフィルタのフィルタ係数列の内容は、スピーカユニットSPの位置と、指向性パターンとの関係に基づいて決定される。従って、FIRフィルタのフィルタ係数列の内容は、グループ間で一般的に異なる。FIRフィルタ101−k以降のFIRフィルタは、鏡面対称の相手が存在しない単独のスピーカユニットのための信号処理である。
図7に示す例において、信号処理制御プログラム61は、鏡面対称をなすスピーカユニットSPのグループ毎に、入力オーディオ信号から駆動信号サンプルを得るための信号処理として、サンプリング周期Tsに整数nを乗じた遅延時間だけ入力信号を遅延させるサンプル遅延処理111と、サンプリング周期Tsに小数αを乗じた遅延時間だけ入力信号を遅延させる小数倍遅延処理112と、入力信号にゲインGを乗算する乗算処理113とからなる信号処理110−j(jはグループ番号)を実行するためのプログラムおよびパラメータを発生している。異なるグループ間では、整数n、小数αおよびゲインGは一般的に異なる。信号処理110−k以降の信号処理は、鏡面対称の相手が存在しない単独のスピーカユニットのための信号処理である。
図8に示す例において、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPは、低域出力用のスピーカユニットSPLと、高域出力用のスピーカユニットSPHとに分かれている。ここで、低域出力用のスピーカユニットSPLと、高域出力用のスピーカユニットSPHとでは、電気信号から空気振動への変換の際の損失の周波数特性や音響放射の周波数特性が異なるので、入力オーディオ信号から駆動信号サンプルを得るための信号処理の内容を変える必要がある。そこで、この例において信号処理制御プログラム61は、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPを低域出力用のスピーカユニットSPLの大グループと高域出力用のスピーカユニットSPHの大グループとに分け、前者の大グループのために入力オーディオ信号の低域成分を選択するLPF処理201を発生し、後者の大グループのために入力オーディオ信号の高域成分を選択するHPF処理202を発生している。このような処理を可能にするためには、信号処理制御プログラム61が参照するスピーカアレイ情報63に、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPについて、各々が低域出力用のスピーカユニットSPLであるか高域出力用のスピーカユニットSPHを示す情報を含めておけばよい。
そして、信号処理制御プログラム61は、低域出力用のスピーカユニットSPLの大グループを、さらに指向性パターンの鏡面対称面と同じ平面について鏡面対称をなす2個のスピーカユニットの小グループ(図示の例では、スピーカユニットSPL1aおよびSPL1bのグループ等)に細分化し、それらの小グループ毎に、EQ211と、サンプル遅延処理212と、小数倍遅延処理213と、乗算処理214とからなる信号処理210L−j(jはグループ番号)を発生している。また、信号処理制御プログラム61は、高域出力用のスピーカユニットSPHの大グループを、さらに指向性パターンの鏡面対称面と同じ平面について鏡面対称をなす2個のスピーカユニットの小グループ(図示の例では、スピーカユニットSPH1aおよびSPHbのグループ等)に細分化し、それらの小グループ毎に、EQ211と、サンプル遅延処理212と、小数倍遅延処理213と、乗算処理214とからなる信号処理210H−j(jはグループ番号)を発生している。なお、低域および高域の各大グループにおいて、信号処理210L−k以降および信号処理210H−kの各信号処理は、鏡面対称の相手が存在しない単独のスピーカユニットのための信号処理である。
ここで、EQ211は、次の3つのEQを組み合わせたものである。
a.スピーカユニットSP自体の周波数特性(電気信号から空気振動への変換の際の損失の周波数特性や音響放射の周波数特性)を補償するための第1のEQ。
b.スピーカユニットSPの位置と制御点(音響波の焦点など)との距離関係に依存した周波数特性の差を補償するための第2のEQ。
c.スピーカユニットSPの位置と制御点(音響波の焦点など)との方向関係に依存した周波数特性の差を補償するための第3のEQ。
これらのうち第1のEQは、低域出力用のスピーカユニットSPLに対応したものと高域出力用のスピーカユニットSPLに対応したものとでは、その内容が大きく異なる。また、第2および第3のEQは、スピーカユニットSPのグループ間で一般的に異なる。このため、図8に示す例では、低域出力用および高域出力用の各大グループを鏡面対称性に基づいてさらに細分化した小グループ毎にEQ211を発生しているのである。遅延処理212、213および乗算処理Gの処理内容が小グループ間で異なる点は、上述した図7の例と同様である。
以上説明したように、本実施形態によれば、図6〜図8にも例示するように、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPを駆動する信号を得るための信号処理の量を半減させることができる。また、本実施形態によれば、信号処理の量を半減させることができるため、その信号処理のために発生してメモリに記憶するプログラムやパラメータの量を半減させることができる。従って、本実施形態によれば、信号処理のためのリソースを削減することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)スピーカアレイ40において、各スピーカユニットSPが配置されるバッフル面は曲面でもよい。
(2)スピーカアレイ40における複数のスピーカSPは、その全てが鏡面対称をなしている必要はない。ある鏡面対称面について、複数のスピーカSPの一部が他のスピーカユニットSPと鏡面対称をなしていなくても、それ以外の他のスピーカユニットSPが鏡面対称をなしていれば、その鏡面対称面と同じ平面について鏡面対称をなす指向性パターンの音響波を放射するとき、鏡面対称をなすスピーカユニットSPのグループについて信号処理を共用化し、リソースを削減することができるからである。
(3)スピーカアレイ40には、形状や特性が異なった2種類以上のスピーカユニットSPを混在させてもよいが、同一グループを構成するスピーカユニットSPは、形状や特性が同じである同一種類のものであることが好ましい。そこで、スピーカアレイ40が2種類以上のスピーカユニットSPを含む場合には、スピーカアレイ情報63に、スピーカアレイ40の各スピーカユニットSPについて、各々の形状や特性を示すスピーカ種類識別情報を含めるとよい。この態様において、信号処理制御プログラム61は、スピーカユニットSPのグループ分け処理61aにおいて、鏡面対象をなす2個のスピーカユニットSPのグループがある場合に、各スピーカユニットSPのスピーカ種類識別情報をスピーカアレイ情報63から取り出し、両スピーカ種類識別情報が同じであるかどうかを判定する。そして、2個のスピーカユニットSPのスピーカ種類識別情報が同じである場合に限り、それらのスピーカユニットSPをグループ化し、そうでない場合には、各々のスピーカユニットSPをグループ化せず、単独のスピーカユニットSPとして扱うのである。
(4)鏡面対称をなすスピーカユニットSPの全てをグループ化する必要はなく、例えば特定のスピーカユニットSPについては、グループ化せず、常に単独で取り扱うように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、同一グループ内の2個のスピーカユニットSPについて信号処理のためのプログラムとパラメータを共用化したが、プログラムは、スピーカユニットSP毎に設け、プログラムが使用するパラメータを2個のスピーカユニットSP間で共用化してもよい。
(6)上記実施形態では、DSP10が実行する信号処理に用いる遅延量、ゲイン、フィルタ係数列などのパラメータを、CPU50が信号処理制御プログラム61に従って演算処理により求めた。しかし、このような演算処理ではなく、テーブル参照処理によりこれらのパラメータを発生するようにしてもよい。すなわち、スピーカアレイ40により放射する音響波の指向性パターンを予め各種決定しておき、それらの指向性パターン毎に、その指向性パターンを持った音響波を放射させる信号処理に必要な遅延量、ゲイン、フィルタ係数列などのパラメータを予め算出し、指向性パターンを特定する識別子に対応付けて例えばROM60に保存しておくのである。そして、ホストコンピュータから指向性パターン指示情報が与えられた場合(この場合、ホストコンピュータは、指向性パターンの識別子を指向性パターン指示情報として与えればよい。)、CPU50は、指向性パターン指示情報により指示された指向性パターンに対応付けられたパラメータをROM60から読み出し、信号処理に用いればよいのである。
(7)ある指向性パターンを持った音響波をスピーカアレイ40から放射させる場合に、そのための信号処理に用いるプログラムおよびパラメータをホストコンピュータが発生し、音響再生装置1内のプログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込むようにしてもよい。
(8)上記(7)において、指向性パターンの識別子とともに信号処理に用いるプログラムおよびパラメータを記憶するキャッシュメモリを音響再生装置1に設けてもよい。キャッシュメモリは、ある程度多くの種類の指向性パターンに対応したプログラムおよびメモリを記憶可能な容量を持っていることが望まれる。この態様において、CPU50は、ある指向性パターン指示情報(指向性パターンの識別子)がホストコンピュータから与えられたとき、それに対応したプログラムおよびパラメータがキャッシュメモリ内にあれば、そのプログラムおよびパラメータをプログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込む。指向性パターン指示情報により指示された指向性パターンに対応したプログラムおよびパラメータがキャッシュメモリ内にない場合、CPU50は、そのプログラムおよびパラメータをホストコンピュータに要求し、これによりホストコンピュータから与えられるプログラムおよびパラメータをプログラムメモリ12およびパラメータメモリ13に書き込むとともに、キャッシュメモリに書き込むのである。その際、キャッシュメモリ内の各指向性パターンに対応したプログラムおよびパラメータの使用頻度(プログラムメモリ12およびパラメータメモリ13への書き込み頻度)を管理し、キャッシュメモリがオーバフローしそうになったときには、使用頻度の最も低いプログラムおよびパラメータをキャッシュメモリから追い出す制御を行えばよい。
(9)上記実施形態では、1台のDSP10を用いて、スピーカユニットSPのグループまたは単独のスピーカユニットSPの駆動信号を得るための各プログラムを1サンプリング周期の間に順次実行させた。しかし、音響再生装置1内に複数台のDSP10がある場合には、1サンプリング周期の間に実行すべきプログラムを分割し、複数台のDSP10に分割した各プログラムを実行させてもよい。
この発明の一実施形態である音響再生装置1の構成を示すブロック図である。 同実施形態に好適なスピーカユニットSPの配置例を示す図である。 同実施形態におけるスピーカユニットSPの配置の対称性と指向性パターンの対称性との関係を示す図である。 同実施形態における信号処理制御プログラム61の処理内容を示す図である。 同実施形態における信号処理制御プログラム61の処理内容を示す図である。 同実施形態においてDSP10により実行される信号処理の第1の例を示すブロック図である。 同実施形態においてDSP10により実行される信号処理の第2の例を示すブロック図である。 同実施形態においてDSP10により実行される信号処理の第3の例を示すブロック図である。
符号の説明
10……DSP、40……スピーカアレイ、SP……スピーカユニット、50……CPU、60……ROM、61……信号処理制御プログラム、62……サブルーチンライブラリ、63……スピーカアレイ情報、11……演算部、12……プログラムメモリ、13……パラメータメモリ。

Claims (6)

  1. 複数のスピーカユニットがアレイ状に配列されたスピーカアレイと、
    入力オーディオ信号に信号処理を施して前記複数のスピーカユニットに与える駆動信号を発生する信号処理手段と、
    指定された指向性パターンを持った音響波が前記スピーカアレイから放射されるように前記信号処理手段の制御を行う手段であって、前記スピーカアレイにおけるスピーカユニット配列面の所定の点を貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称な指向性パターンを持った音響波を前記スピーカアレイに放射させる場合に、前記スピーカアレイを構成する各スピーカユニットのうち当該仮想平面について鏡面対称をなすスピーカユニットの対の少なくとも一部の対を各々グループ化し、同一グループにおいて対をなす各スピーカユニットに対する各駆動信号を得るための各処理を共用化して前記信号処理手段に実行させる制御手段と
    を具備することを特徴とする音響再生装置。
  2. 前記スピーカアレイにおける複数のスピーカユニットは、その少なくとも一部である複数のスピーカユニットが鏡面対称をなす1または複数の鏡面対称面を有し、
    前記制御手段は、前記1または複数の鏡面対称面のいずれかについて鏡面対称な指向性パターンを指定する指向性パターン指示情報を受け取り、この指向性パターン指示情報により指定された指向性パターンを持った音響波が前記スピーカアレイから放射されるように前記信号処理手段の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。
  3. 前記スピーカアレイにおける各スピーカユニットの種類を示す情報を記憶する記憶手段を具備し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記鏡面対称をなす各スピーカユニットの種類を示す情報に基づき、前記鏡面対称をなす各スピーカユニットのグループ化を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1または2に記載の音響再生装置。
  4. 前記スピーカアレイにおける各スピーカユニットの種類を示す情報を記憶する記憶手段を具備し、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された各スピーカユニットの種類を示す情報に基づき、前記スピーカアレイにおける各スピーカユニットを同一種類のスピーカユニットからなる複数の大グループに分け、各大グループに属するスピーカユニットを指向性パターンの鏡面対称面と同じ仮想平面について鏡面対称をなすスピーカユニットの小グループに細分化し、前記複数の大グループの各々のための複数種類の信号処理を前記信号処理手段に実行させ、各大グループのための信号処理の結果を利用した信号処理として、各大グループに属する各小グループのための信号処理を前記信号処理手段に実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の音響再生装置。
  5. スピーカアレイにおけるスピーカユニット配列面の所定の点を貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称な指向性パターンを持った音響波をスピーカアレイに放射させる指令が与えられたとき、前記スピーカアレイを構成する各スピーカユニットのうち当該仮想平面について鏡面対称をなすスピーカユニットの対の少なくとも一部の対を各々グループ化するステップと、
    入力オーディオ信号から前記スピーカアレイの各スピーカユニットに与える駆動信号を発生する信号処理のためのプログラムおよびパラメータを発生し、信号処理手段に与えるステップであって、同一グループにおいて対をなす各スピーカユニットに対する各駆動信号を得るための各処理を共用化して前記プログラムおよびパラメータを発生するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 複数のスピーカユニットがアレイ状に配列されたスピーカアレイと、入力オーディオ信号に信号処理を施して前記複数のスピーカユニットに与える駆動信号を発生する信号処理手段とを具備する音響再生装置の制御方法において、
    指定された指向性パターンを持った音響波が前記スピーカアレイから放射されるように前記信号処理手段の制御を行う過程であって、前記スピーカアレイにおけるスピーカユニット配列面の所定の点を貫く軸を含む仮想平面について鏡面対称な指向性パターンを持った音響波を前記スピーカアレイに放射させる場合に、前記スピーカアレイを構成する各スピーカユニットのうち当該仮想平面について鏡面対称をなすスピーカユニットの対の少なくとも一部の対を各々グループ化し、同一グループにおいて対をなす各スピーカユニットに対する各駆動信号を得るための各処理を共用化して前記信号処理手段に実行させる過程を含むことを特徴とする音響再生装置の制御方法。
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