JP4961426B2 - 一体化された臀部下部分を有するサージカルドレープ - Google Patents

一体化された臀部下部分を有するサージカルドレープ Download PDF

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Description

本発明は、医療処置に際して患者に使用するためのサージカルドレープに関するものである。
様々な種類のサージカルドレープが知られており、外科的処置中に患者の手術部位を無菌に保つために使用されている。従来、サージカルドレープはリネン又は織布であり、毎回使用後は再利用のために滅菌される。最近では、不織紙又は繊維がドレープの要部を形成する使い捨ての無菌ドレープが導入されている。
様々な外科的処置及び検査、特に泌尿器、婦人科、肛門及び会陰の処置では一般に、患者を砕石位に配置する必要がある。患者には、あぶみにかけた患者の脚を覆う脚カバー部を有するサージカルドレープが掛けられる。患者の両脚の間に延び、かつ前記ドレープの中央下方に延びる部分は、それを介して外科医が特定の処置を行うための開窓を備えている。開窓の周辺部のドレープにおける患者を向く面は、ドレープを患者に直接的に取付けるための接着剤を含み得る。
上記の処置の多くでは、比較的大量の液体がしばしば患者に導入される及び/又は患者から排出される。そのため、前記液体の量を注意深く監視することがしばしば必要であり、当該技術分野では前記液体を収集するために様々な袋(pouch)構造を使用することが知られている。しかしながら、患者を覆うドレープと患者との間で液体の漏出が発生し、前記液体が手術台及び手術室の床に流出することがよくある。前記液体が手術台上で患者の下側に溜まり、処置中に患者が前記液体と接触し続けると、前記液体は患者に様々な望ましくない状態がもたらされる。
そこで、液体が流出して患者の下側に溜まることに起因する潜在的な問題を軽減するために、滅菌野ドレープ処置を行う前に、患者の臀部の下に別のドレープを前記処置が行われる手術台の端部に張り出すように配置することが行われている。しかし、この方法は、時間がかかり、複数のドレープを必要とし、かつ複数の人間による複数のステップからなるドレープを掛けるプロセスを必要とする。
米国特許第6、314、958号には、液体が患者の臀部領域に到達することを制御するための臀部下ドレープが開示されている。このドレープは、滅菌野ドレープとは別の構成要素であり、手術台上において患者の臀部の下に配置されるベースシートを備えている。前記ベースシートには、臀部の下に配置された前記ベースシートの少なくとも一部を囲む密閉リップが取付けられている。前記密閉リップは、患者が前記ベースシート上に載ったときに、臀部周辺の患者の輪郭と一致するように構成された圧縮性フォーム構造体を含む。前記密閉リップは、臀部に沿って流れる前記液体が液体収集袋に流れ出るように、前記ベースシートと患者の間の隙間を埋めるように構成されている。しかし、このシステムでは、滅菌サージカルドレープを患者に掛ける前に、臀部下シートを患者の下に分離して配置する必要が依然としてある。
したがって、当該技術分野では、臀部下ドレープが組み込まれたより万能なサージカルドレープ及びそれに関連した前記ドレープを掛ける方法の必要性が依然として存在する。
本発明の様々な特徴及び利点が以下の説明に述べられる、又はその説明により明らかとなる、又は本発明の実践から学ぶことができるであろう。
本発明の様々な態様によれば、サージカルドレープは、滅菌野ドレープに加えて臀部下ドレープを使用することが所望されるあらゆる医療処置に際して患者に使用するために提供される。前記ドレープは、医療処置中に患者を覆うことができるサイズ及び構造を有する第1のシート部分を含む。前記第1のシート部分は、上面と、患者を向いた下面とを有する。第1のシート部分は、あらゆる会陰処置、特に泌尿器、婦人科及び肛門の処置に際して使用するための当該技術分野では公知の従来のあらゆるドレープ構造に相当し得る。第1のシート部分における患者の医療処置を実施する部位と対応する位置に、開窓が画定される。前記開窓は任意の従来のデザインであり得、当該技術分野では周知のように、前記開窓を取り囲む補強パネルを含み得る。
第2のシート部分が、第1のシート部分の下面に、従来の手段(接着、結合、縫い合わせなど)によって取付軸に沿って取付けられる。第2のシート部分は、医療処置に際して、第1のシート部分に取付けられたままで第1のシート部分から掛けることができ、患者の両足の間を延び、かつ患者の臀部の下に延びるようなサイズ及び構造を有する。
特定の実施形態では、第2のシート部分は、第1のシート部分に、前記開窓の上側(患者の頭部側)の位置で取付けられる。この実施形態では、当然のことながら、医療処置は第2のシート部分に形成されたアクセス開口部を介して実施される。前記アクセス開口部は、例えば、任意の形状を有する孔であり得る。他の実施形態では、前記アクセス開口部は、第2のシート部分に形成された目打ち線又はパターンによって画定され得、ドレープを掛けた後、かつ処置を実施する前に医療スタッフによって開けられる。さらなる別の実施形態では、前記アクセス開口部は、処置を実施する前に医療スタッフが第2のシート部分を単純に切り開くことによって形成される。
本発明に係るドレープは、様々なドレープ部位を構成するのに使用される材料のどの場合においても限定されるものではない。第1及び第2のシート部分は、同一の材料から或いは異なる材料から作成され得る。ある実施形態では、第2のシート部分は、不浸透性材料層を含む。例えば、第2のシート部分は、吸収シート材料と液体不浸透性材料との積層板から作成することができ、前記液体不浸透性材料を外側に向けて配置し、前記吸収材料で第2シート部分における患者を向く面を画定することができる。
第2のシート部分は、第1のシート部分と比べて、様々な形状及び構造を有し得る。例えば、第2のシート部分は、ほぼ長方形の形状を有し、第1のシート部分の幅とほぼ等しい幅を有し得る。この実施形態では、第2のシート部分は、各シート部分の全幅にほぼ沿って第1のシート部分に取付けられる。他の実施形態では、第2のシート部分は、第1のシート部分の幅より短い幅を有し、第1のシート部分に対して中央に配置される。
第2のシート部分は、第2のシート部分の前記取付軸と患者の臀部との間の位置における第2のシート部分の寄り集まり(bunching)を減少させるようにデザインされた曲線形状を有し得る。また、第2のシート部分は、例えば、自由端部に向かって広がるテーパー形状、或いはほぼ砂時計型の形状を有し得る。また、患者の両足の間及び臀部の下への配置を、第2のシート部分の過度の寄り集まりを引き起こすことなく行うための様々な形状が考えられる。
従来の全てのドレープと同様に、本発明に係るこのユニークなサージカルドレープは、使用される前は、まとめられた構造にされている。このユニークな構造では、本発明に係るドレープは、最小人数の医療従事者が1回のステップで掛けられるように、最初は折畳まれており使用時に広げるように構成されている。特定の構造では、第1のシート部分の第1の折畳領域部は、第1の端部(患者の頭部側の端部)から第2のシート部分の取付軸に向かって折畳まれ、第2の折畳領域部は、前記取付軸に対して前記第1の端部と反対側に位置する端部から前記取付軸に向かって折畳まれる。第2のシート部分(臀部下部分)は、好ましくは、前記取付軸に向かって巻かれる。その後のドレープを掛ける手順中に、医療従事者が手や腕を被覆及び滅菌したままで第2のシート部分のロール内に手又は腕を入れて広げることができるので、第2のシート部分は巻かれた構造であることが望ましい。第1及び第2のシート部分は、その後、さらに小型化するために、内側に折畳まれる又は巻かれる。
前記ドレープを掛ける際は、前記患者を砕石位に配置し、前記ドレープを、患者を横切る幅方向(横方向)に広げる。続いて、第1のシート部分の第1の折畳領域部を、患者の胴体を横切る取付軸から患者の頭部に向かって広げる。次に、第2のシート部分(臀部下部分)を前記取付軸から広げて、患者の臀部の下に配置する。必要であれば、第2のシート部分を貫通する開口部は、この時点で画定される。前記開口部は、例えば、シート材料を切り開いて開口部を形成することにより、又は、予め形成された目打ち線に沿って材料を切り取ることにより画定される。そして、脚間及び会陰開窓を配置するために、第1のシート部分の第2の折畳領域部を広げる。
本発明のさらなる態様が、図に示された特定の実施形態を参照して、以下に詳細に説明される。
以下、本発明の1つ以上の実施形態について、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態は、本発明を説明することを目的として提供されるものであり、本発明を限定するものではない。例えば、ある実施形態の一部として示された又は説明された特徴は、さらなる実施形態をもたらすために、他の実施形態に利用することができる。本発明は、これらの及び他の変更及び改変を包含することを意図する。
ここで用いられる「取付ける」又は「取付けられた」は、2つの構成要素の結合、接合、接着、付着などを意味する。2つの要素は、それらが互いに直接的に結合された場合、或いは、例えば各々が中間要素に直接的に取付けられて前記2つの要素が間接的に結合された場合に、互いに取付けられたと見なされる。
ここで用いられる「不織ウエブ」という用語は、個々の繊維又はフィラメントが、特定の繰り返し方法で互いに絡み合わされた構造を有するウエブを意味する。不織ウエブ又は不織布は、例えば、メルトブローン法、スパンボンド法、ボンデッドカーデッドウエブ(bonded carded web)法などの当業者には周知の様々な方法によって製造することができる。不織布の基本重量は通常は1平方ヤード当たりのオンス(osy)又は1平方メートル当たりのグラム(gsm)で表され、繊維直径は通常はミクロンで表される。
本発明に従って作成されたサージカルドレープは、ドレープの特定の使用及びその所望の性質に応じて、あらゆる様々なサイズ及び形状を一般的に有することができる。例えば、あるサージカルドレープの形態が、米国特許第6、055、987号に記載されている(前記米国特許は、この引用により本明細書に組み込まれるものとする)。従来のドレープの特徴は前記米国特許に概略的に説明されている。しかし、本発明に係る新規な臀部下部分が組み込まれたドレープの完全な理解のために、従来のドレープを詳細に説明する必要はない。
図1及び2は、本発明に係るサージカルドレープ10の一実施形態を示す。ドレープ10は、滅菌野ドレープに加えて臀部下ドレープを使用することが所望されるあらゆる医療処置に際して患者12に使用するために構成されている。ドレープ10は、医療処置中に患者12を覆うことができるサイズ及び構造を有する第1のシート部分16を画定するベースシートを含む。第1のシート部分16は、上面22(患者から離れる方向を向いている)と下面24(患者の方向を向いている)とを有する。第1のシート部分16は、例えば1つ以上の不織布層、接着剤層、被膜層などの、1つ以上の材料から形成され得る。第1のシート部分16は、親水性又は疎水性であり得、所望の水吸収性を得るために化学的に処理することができる。ある特定の実施形態では、第1のシート部分16は、メルトブローン接着剤層によってバリア層に接合された不織布表面層である。前記不織布表面層は、離散的に融合した間隙を介した結合の繰り返しパターンによって結合された、基本重量が約20gsmのスパンボンド・プロピレン材料シートであり得る。前記メルトブローン接着剤層は非晶質ポリオレフィンであり得え、前記スパンボンド材料に例えば3gsmの割合で塗布される。前記バリア層は、約1.5ミリの厚さのポリエチレン及び炭酸カルシウムの薄膜であり得る。前記薄膜は、前記メルトブローン接着剤層によって前記スパンボンド材料に積層させる前に、一方向に伸長され得る。前記薄膜は、水性液体及びアルコール溶液に対する不透過性バリアを提供する;炭酸カルシウムの含有、及びその後の伸長は、透湿性を向上させる。
第1のシート部分16は、あらゆる会陰処置、特に泌尿器、婦人科及び肛門の処置に際して使用するための当該技術分野では公知の従来のあらゆるドレープ構造に相当し得る。
ドレープ10は、それを介して外科処置を実施することができる、手術部位の真上に配置された開窓開口26を有し得る。前記開窓は、任意の所望の形状及び寸法を有し得る。第1のシート部分16には別個の材料パネル28が開窓26を囲むように取付けられ得る。材料パネル28は、一般に、「補強パネル」と呼ばれている。補強パネル28は、1つ以上の層又は薄膜を含んでいる、吸収性の複層化された不織布であり得る。補強パネル28は、親水性又は疎水性であり得、所望の水吸収性を得るために化学的に処理することができる。ある特定の実施形態では、補強パネル28は、不浸透性薄膜の裏地層に取付けられたメルトブローン材料の中間層に取付けられたスパンボンド層である。この構造は、開窓開口26の周囲での第1のシート部分16の補強を可能し、液体吸収を提供し、かつ、液体の不浸透バリアを確実にする。
当該技術分野では周知のように、ドレープ10は、開窓26をほぼ取り囲む患者を向く面24の上に、接着領域又はストリップを有し得る。この接着領域は、前記ドレープを患者の手術部位に取付け、前記ドレープで画定された領域内に無菌野を形成するのに使用され得る。
当然のことながら、ドレープ10は、追加的な補強パネル以外は、上記のベースシート材料により全体を形成し得る。或いは、ドレープ10は、前記補強パネル材料に対応する材料により全体を形成し得る。
第2のシート部分30は、第1のシート部分16の患者を向く面24に、取付け線又は軸34に沿って取付けられる。第2のシート部分30は、接着、結合、溶接、縫い合わせなどの任意の従来の手段によって取付けられる。第2のシート部分30は、外側を向く面36(患者から離れる方向を向いている)と患者を向く面38(患者の方向を向いている)とを有する。図1に示すように、第2のシート部分30は、医療処置に際して、第1のシート部分16に取付けられたままで第1のシート部分16から掛けることができ、患者の両足の間に延び、かつ患者の臀部の下に延びるようなサイズ及び構造を有する。
特定の実施形態では、第2のシート部分30は、第1のシート部分16に、前記開窓の上側(患者の頭部側)の位置で取付けられる。そのため、第2のシート部分30は、それを介して外科処置を実施することができる、開窓26とほぼ整列可能な開口部又は軸32を有し得る。この開口部32は、様々な方法によって画定される。例えば、図2に示した実施形態では、開口部32は、第2のシート部分30に形成された目打ち線33によって画定される。医療チームの一員は、第2のシート部分30を貫通する開口部32を画定するために、前記処置の前に前記目打ちされた部分を切り取ることができる。例えば図3に示された他の実施形態では、開口部32は、前記処置前に医療スタッフが第2のシート部分30の一部を切り取って形成した孔又は通路であり得る。さらなる他の実施形態では、開口部32は、第2のシート部分30の一部を予め切り取ることによって形成される。第2のシート部分30を介しての手術部位への適切なアクセスが外科医に提供される限りは、開口部32のサイズ又は形状は限定されるものではない。
第2のシート部分30は、様々な材料から構成し得る。例えば、第2のシート部分30は、第1のシート部分16と同一の材料から或いは異なる材料から作成され得る。特定の実施形態では、第2のシート部分30は、不浸透性材料層を含む。例えば、第2のシート部分30は、吸収シート材料と液体不浸透性材料(例えばフィルム)との積層板から作成することができ、前記液体不浸透性材料で外側を向く面36を画定し、前記吸収シート材料で患者を向く面38を画定することができる。
第2のシート部分30は、第1のシート部分16と比べて、様々な形状及び構造を有する。例えば、図2の実施形態では、第2のシート部分30は、ほぼ長方形の形状を有し、取付位置34が本質的に第1のシート部分16の幅全体に広がるように第1のシート部分16の幅とほぼ等しい幅を有する。他の実施形態では、図3に示すように、第2のシート部分30は、第1のシート部分16の幅より短い幅を有する。この実施形態では、第2のシート部分30は、ほぼ長方形の形状であり、第1のシート部分16に対して中央に配置される。
第2のシート部分30は、患者の両足の間に掛けやすくするために、及び、第2のシート部分30の過度の寄り集まり(bunching)又はまとまり(gathering)を引き起こすことなく患者の臀部の下に配置するために、曲線形状を有することが望ましい。例えば、図4の実施形態では、第2のシート部分30は、ほぼ砂時計型の形状に画定された長手側部42を有する。この砂時計型の形状は、患者の両足の間に掛けられる中央部分は比較的狭い幅を有し、患者の臀部の下に延びる部分はより広い幅を有する。
図5の実施形態では、第2のシート部分30は、第1のシート部分16に取付けられた狭い端部から、患者の臀部の下に押し込まれる広い端部に向かって広がったテーパー長手側端部42を有する。
当然のことながら、第2のシート部分20の様々な形状及び構造は、本発明の精神の範囲内である。
本発明に係るユニークなドレープ10は、当業者には理解されるように、使用される前はまとめられた構造で存在する。ドレープ10を適切にまとめるために、様々な構造及び折り畳みパターンを使用し得る。好ましくは、ドレープ10は、最小人数の医療従事者が1回のステップで掛けられるように、最初は折畳まれており使用時に広げるように構成されている。図6〜8Dに示す特定の構造では、前記ドレープは、第1のシート部分16の第1のセクション18を含む第1の折畳領域部44と、第1のシート部分16の反対側の部分セクションを含む第2の折畳領域部50とを画定するように折畳まれる。図6に一般的に示すように、第1のセクション18及び第2のセクション20は、第1のシート部分16と第2のシート部分30との間の取付軸34によって画定される。この構造では、第1のシート部分16の第1のセクション18は、第1の端部46から、取付軸34に向かって折畳まれる。そして、第2のセクション20は、その端部52から取付軸34に向かって折畳まれる。第2のシート部分30は、その端部53から、取付軸34に向かって巻かれる。図7を参照して、第1の折畳領域部44は、線55に沿って、第2の折畳領域部50の上に折畳まれる。図7に示すように、巻かれた第2のシート部分30は、積み重ねられた折畳領域部44及び50にほぼ隣接して配置される。この構造では、さらに小型化するために、ドレープ10は、図7の矢印に示すように内側に折畳まれる。このように小型化されたドレープは、その後患者に掛ける際は、図8Aに示すように幅方向に広げられる。
図8Aに示した状態からのドレープを掛ける手順は、第1の折畳領域部44を患者の頭部に向かって広げる。そして、図8Bに示すように、第1のシート部分16の第1の部分18を、取付軸34から患者の上部胴体の上に伸ばす。この時点で、図8Cに示すように、第2のシート部分30を患者の両足の間に位置させて、取付軸34から広げて患者の臀部の下に押し込む。ドレープを掛ける手順中に、医療従事者が手や腕を被覆及び滅菌したままで第2のシート部分30のロール内に手又は腕を入れて広げることができるので、第2のシート部分30は巻かれた構造であることが好ましい。図8Cに示すように臀部下部分30が適切に配置されると、アクセス開口部32は、上述したようにして画定される。或いは、アクセス開口部32が予め切り取られて形成されている場合は、アクセス開口部32を手術部位と整列するように適切に位置させる。
図8Dに示すように、臀部下部分30を配置した後、第1のシート部分16の第2の折畳領域部50は広げられる。そして、第1のシート部分16の第2の折畳領域部50は、開窓26を手術部位に位置させた状態で、患者の下部胴体及び両足に掛けられる。
当然のことながら、上述した折り畳みパターン及び順序は、ドレープを効率良く及び無菌の方法で適切に掛けることができる多数の適切な折畳んでまとめる構造の1つにすぎない。ドレープ又はその使用は、特定の折り畳み構造又は掛けるプロセスに限定されるものではない。
当然のことながら、当業者であれば、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、上述した実施形態に様々な変更及び改変を加えることができる。本発明は、添付した特許請求の範囲及びその均等物の範囲に入る限り、上記のような変更及び改変を包含することを意図する。
本発明に係るサージカルドレープの例示的な実施形態の斜視図である。 図1の例示的な実施形態の斜視図であり、特に別のドレープ部分を示す。 前記ドレープの臀部下部分の他の実施形態の斜視図である。 前記ドレープの臀部下部分のさらなる別の実施形態の斜視図である。 本発明に係るドレープの臀部下部分の別の実施形態の斜視図である。 本発明に係るドレープの臀部下部分の別の実施形態の斜視図であり、前記ドレープをまとめるための特定の折畳み及び巻き構造を示す。 図6のドレープを折畳んでまとめた後の斜視図である。 医療処置前にドレープを患者に掛けるプロセスを示す図である。 医療処置前にドレープを患者に掛けるプロセスを示す図である。 医療処置前にドレープを患者に掛けるプロセスを示す図である。 医療処置前にドレープを患者に掛けるプロセスを示す図である。

Claims (14)

  1. 医療処置に際して患者に使用するためのサージカルドレープであって、
    上面及び患者を向く下面を有し、かつ医療処置中に患者を覆うことができるサイズ及び構造を有する第1のシート部分と、
    前記第1のシート部分における患者の医療処置部位と対応する位置に画定された開窓と、
    前記第1のシート部分の前記下面において前記開窓より患者の頭部側の位置で取付けられ、医療処置に際して前記第1のシート部分に取付けられたままで前記第1のシート部分から患者に垂れ掛かって患者の臀部の下に延びることができるようなサイズ及び構造を有すると共に医療処置中に前記開窓と整列するアクセス開口部を備える第2のシート部分とを含むことを特徴とするサージカルドレープ。
  2. 請求項に記載のサージカルドレープであって、
    前記アクセス開口部、前記第2のシート部分の表面に形成されるように、医療処置の実施前に医療従事者によって切り開かれることを特徴とするサージカルドレープ。
  3. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、液体不透過性材料を含むことを特徴とするサージカルドレープ。
  4. 請求項に記載のサージカルドレープであって、
    前記液体不透過性材料は、前記第2のシート部分における外側を向く面に配置され、
    前記第2のシート部分は、患者を向く面に配置された吸収材料をさらに含むことを特徴とするサージカルドレープ。
  5. 請求項に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、前記吸収材料と前記液体不透過性材料との積層板を含むことを特徴とするサージカルドレープ。
  6. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第1及び第2のシート部分は、同一の材料から作成されることを特徴とするサージカルドレープ。
  7. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、前記第1のシート部分と実質的に等しい幅を有し、かつ前記第1のシート部分の幅に渡って取付けられることを特徴とするサージカルドレープ。
  8. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、前記第1のシート部分よりも狭い幅を有し、かつ前記第1のシート部分に対して中央に配置されることを特徴とするサージカルドレープ。
  9. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、ほぼ長方形の形状を有することを特徴とするサージカルドレープ。
  10. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、前記第2のシート部分の前記第1のシート部分への取付軸と患者の臀部との間の位置における前記第2のシート部分の寄り集まりを減少させるように形成された曲線形状を有することを特徴とするサージカルドレープ。
  11. 請求項10に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、両端部分が広く中央部分が狭いほぼ砂時計型の形状を有することを特徴とするサージカルドレープ。
  12. 請求項10に記載のサージカルドレープであって、
    前記第2のシート部分は、前記第1のシート部分に取付けられた狭い長手方向の端部から、より広い反対側の長手方向の自由端部に向かって広がることを特徴とするサージカルドレープ。
  13. 請求項1に記載のサージカルドレープであって、
    前記第1及び第2のシート部分は、使用前は、まとめられた構成にされており、
    前記第1のシート部分は、第1の端部から前記第2のシート部分の取付軸に向かって折畳まれる第1の折畳領域部と、前記取付軸に対して前記第1の端部と反対側に位置する第2の端部から前記取付軸に向かって折畳まれる第2の折畳領域部とを含み、
    前記第2のシート部分は、前記取付軸に向かって巻かれることを特徴とするサージカルドレープ。
  14. 請求項13に記載のサージカルドレープであって、
    前記開窓は、前記第2の折畳領域部に形成されており、
    前記第2のシート部分は、前記第2の折畳領域部を広げる前に開かれることを特徴とするサージカルドレープ。
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