JP4959806B2 - 記憶装置、データ伝送方法及び伝送制御回路 - Google Patents

記憶装置、データ伝送方法及び伝送制御回路 Download PDF

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Description

本発明は、ファイバチャネルループに接続されて上位装置との間でデータを伝送する記憶装置、データ伝送方法及び伝送制御回路に関し、特に、ループのトラフィック状態に応じたバースト長により、データを伝送する記憶装置、データ伝送方法及び伝送制御回路に関する。
従来、サーバ等のストレージサブシステムにあっては、サーバにチャネル接続した制御モジュールの配下に、ファイバチャネルループ(以下「FCループ」という)によりデバイスとして多数の磁気ディスク装置をループ接続している。
FCループのインタフェース規格としては、例えば米国規格協会ANSI(American National Standard Institute)によるX3.230がFC−PH(Fiber Channel PHysical and Signaling Iinterface)が1994に規定され、FC−AL(Arbitrated Loop)については1995年に規定されている。
FCループに対する磁気ディスク装置などのデバイスの接続インタフェース部はポートと呼ばれており、送信側デバイスと受信側デバイスのポート間で情報を交換するためには、送信側と受信側の2つのポートがループ占有権を獲得する必要がある。ループ占有権の獲得のために別ポートにアクセスしたいポートはFCインタフェース規格FC−ALに定められたアービトレーション動作(調停動作)を行う。
ループ占有権が特定のポートに偏らないようにアービトレーションはアクセスフェアネスアルゴリズムに従って行なわれ、各ポートがループ占有権を獲得できる頻度は平等である。
ループ占有権獲得の頻度は各ポート平等であるが、ループ占有後の情報の伝送量は各ポートによって異なるため、ループ占有時間という点では平等ではない。
図12は従来のFCループにおいて、第1ポートの1回の伝送量が少なく、第2ポートの1回の伝送量が多い場合のループ占有時間を示している。図12において、ループ占有権獲得の頻度は第1ポートも第2ポートも平等であるが、第1ポートの1回の伝送量が少なく、第2ポートの1回の伝送量が多いため、第1ポート占有時間はT1と短いが、第2ポートの占有時間はT2と長くなり、ループ占有時間という点では平等ではない。このため、少量の情報を伝送したいポートが他のポートの多量の情報を伝送するためのトラフィックにより長い時間待たされることになる。
図13(A)は、ホストの第1ポートがデバイスの第3ポートにコマンドを発行できるリソースがあるが、他のデバイスの第2ポートのバースト伝送に邪魔されてコマンド発行できずに待たされる状態を示している。
ここで、磁気ディスク装置における少量のトラフィックは、コマンド、ステータス、データ要求フレームなど情報交換のための重要な情報を含んでいることが多い。これはホストがデバイスからのステータスフレームを受信して新たなコマンドを発行し、またデバイスはホストからのコマンドを受信してからコマンドの処理を開始するからである。
更に、ループを他のポートが占有中の時間もデバイス側ではコマンドのリオーダリング(処理時間が短くなるようにコマンドを並び替えて処理する機能)などの先行実行処理ができるため、少量の伝送はできるだけ早く行う方がシステム全体としてのスループットが向上する。
図13(B)は第2ポートのバースト伝送の占有時間が短い場合であり、ホストの第1ポートからデバイスの第3ポートに対するコマンド発行が他のデバイスの第2ポートのトラフィックにより邪魔されないため、ループを第2ポートが占有中の時間もデバイス側でコマンドのリオーダリングなどの先行処理ができる。
しかし、FCループの各ポートの1回の伝送量を少なくした場合には、ループ占有時間は各ポート平等に近づくが、1回の伝送量を少なくすることで情報を分割して伝送することとなり、分割伝送にあってはループ占有と開放を複数回繰り返すためにオーバーヘッドが増えることになる。
例えば図14(A)のように、FCループ上にループを使用したいポートが第1ポートの1つしか存在しなかった場合、他のデバイスのポートがアイドル状態でループが占有されないにも係らず、データを分割伝送のためにループ占有と開放を回繰り返しており、オーバーヘッドが増える。このような場合には図14(B)のように、データを分割せずに一気にバースト伝送する方が効率がよい。

特開平9−185580号公報 特開2004−94452号公報
しかしながら、このような従来のFCループを使用したデータ伝送にあっては、ループのトラフィック状態によって最適なバースト長というものが存在するにも拘らず、ループにポート接続した磁気ディスク装置は、装置がデフォルトで持っている最大バースト長に従って常に一定の最大バースト長でデータ伝送を行っており、データ伝送の効率が悪いという問題がある。
磁気ディスク装置のもつデフォルトの最大バースト長は、モードセレクトコマンドで設定を変更することが可能であるが、装置起動の初回のみ設計パラメタとして予め決めている最大バースト長をコマンドにより初期設定し、その後の運用中は初期設定した一定のバースト長を使用しており、バースト長がループのトラフィック状態に依存していないため、各ポートの様々な情報の伝送量に対しループを効率的に使用して伝送できないという問題がある。
更に、FCインタフェースではトラフィックを管理する特定のアービターという機能がないため、ループ上にどのくらいのトラフィックがあるのかを各ポートは知ることができず、ループのトラフィック状態によって最適なバースト長を決めることができないという問題がある。
本発明は、ループのトラフィックを間接的に把握してトラフィックに応じた最適なバースト長を設定して、ループを効率的に使用することを伝送可能とする記憶装置、データ伝送方法及び伝送制御回路を提供することを目的とする。
(記憶装置)
本発明は、ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、ループの一方向にデータを伝送する記憶装置に於いて、
データの伝送要求が発生したときに、ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停部と、
調停部によりループに調停信号を送信してからループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定する測定部と、
測定されたレイテンシ時間に応じてループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定部と、
設定されたバースト長のフレームデータを、ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、バースト長設定部は、レイテンシ時間が短いほどバースト長を長くし、レイテンシ時間が長いほどバースト長を短くするようにバースト長を可変設定する。
バースト長設定部は、複数の範囲に分割したレイテンシ時間に対応して異なるバースト長を登録したテーブル情報をメモリに保持し、測定されたレイテンシ時間によるテーブル情報の参照により、対応するバースト長を取得して設定する。
バースト長設定部は、ループの異なるデータ伝送速度毎に、レイテンシ時間とバースト長との対応関係を登録したテーブル情報をメモリに保持する。
調停部は、
伝送要求がないときは受信した信号をそのまま送信するバイパスモードの状態にあり、
データの伝送要求が発生した時は、アイドル信号と他ポートから受信した優先度の低い調停信号を、優先度の高い自己の調停信号に置換して送信し、
置換して送信した自己の調停信号をループから受信したときにループ占有権を獲得したと判断してバイパスモードを解除し、全ての受信信号を取り込んで不要な信号を破棄するループ開放モードに移行し、
続いて伝送先にポート開放信号を送信してループ開放モードに移行させることにより1対1結合を確立してフレーム伝送部にバースト長のフレームを伝送させ、
フレーム伝送を終了した時にループ閉鎖信号を送信して伝送先ポート部をバイパスモードに移行させると共に、ループからループ閉鎖信号を受信したときに1対1結合を終了してバイパスモードに移行する。
(データ伝送方法)
本発明は、光ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、ループの一方向にデータを伝送する記憶装置のデータ伝送方法に於いて、
データの伝送要求が発生したときに、ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停ステップと、
調停ステップにより前記ループに調停信号を送信してからループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定する測定ステップと、
測定されたレイテンシ時間に応じてループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定ステップと、
設定されたバースト長のフレームデータを、前記ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送ステップと、
を備えたことを特徴とする。
(伝送制御回路)
本発明は、光ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、ループの一方向にデータを伝送する記憶装置の伝送制御回路に於いて、
データの伝送要求が発生したときに、ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停回路と、
調停回路により前記ループに調停信号を送信してからループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定するタイマ回路と、
測定されたレイテンシ時間に応じてループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定レジスタ回路と、
設定されたバースト長のフレームデータを、ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送回路と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ループ上にどのくらいのトラフィックがあるのかということを直接は知ることができないことから、ループに接続されるポート数が多くなるほど、ポートがループ占有権を要求してからループ占有権を獲得するまでの時間(レイテンシ時間)が長くなるという特徴を利用し、ループに対しループ占有権の獲得を要求してから獲得するまでのレイテンシ時間をトラフィックを間接的に表す情報として測定し、レイテンシ時間が長い場合はループ上のトラフィックが多いと判断してバースト長を小さくしてデータ伝送を行い、レイテンシ時間が短い場合はループ上のトラフィックが少ないと判断してバースト長を大きくしてデータ伝送を行い、これによりトラフィックに応じた最適バースト長で各ポートが情報を伝送することを可能にし、光ファイバチャネルループの使用効率を向上し、結果としてホストに対し複数の磁気ディスク装置をループ接続したシステム全体のスループットが向上することができる。
本発明が適用されるストレージサブシステムを示したブロック図 図1のデバイスインタフェースにドライブを接続するFCループの基本構成を示した説明図 本実施形態が適用される磁気ディスク装置を示したブロック図 図3の磁気ディスク装置に設けた本実施形態によるFCインタフェースポート部とハードディスクコントローラのFCインタフェース制御部を示したブロック図 本実施形態で使用するバースト長設定テーブルを示した説明図 本実施形態により測定されたレイテンシ時間とバースト伝送を示したタイムチャート FCループに伝送されるフレームを示した説明図 FCループのループ占有権の獲得と開放に使用されるプリミティブ信号の一覧を示した説明図 本実施形態によるFCループに対するアービトレーション処理を示したフローチャート 本実施形態によるフェアネスコントロールを示したフローチャート 本実施形態によるレイテンシ時間に応じたバースト長の可変設定による評価を示した説明図 従来のFCループにおけるポートのループ占有時間を示したタイムチャート 他のポートのバースト伝送に邪魔されてコマンド発行できない状態と、バースト長が短い場合に他のポートのバースト伝送に邪魔されずに発行できる状態を示したタイムチャート ループの空き状態で短いバースト長の設定によりデータを分割伝送する場合と、分割せずにいっきにバースト伝送する場合を比較して示したタイムチャート
図1は本実施形態が適用されるストレージサブシステムを示したブロック図である。図1において、ディスク制御装置10はチャネルアダプタ16−1、16−2、制御モジュール18−1、18−2、ドライブエンクロージャ20−1、20−2を備えている。ディスク制御装置10には例えばチャネルアダプタ16−1によって上位装置としてグローバル系のサーバ12が接続され、またチャネルアダプタ16−2によってオープン系のサーバ14が接続されている。
制御モジュール18−1、18−2は同じ構成を有し、メインCPU22−1、22−2、サブCPU24−1、24−2、デバイスインタフェース26−1、26−2、共用メモリ28−1、28−2、DMA処理部30−1、30−2を設けている。
更にドライブエンクロージャ20−1、20−2には本実施形態の磁気ディスク装置32−11〜32−1n、32−21〜32−2nが設けられている。
制御モジュール18−1、18−2につき、制御モジュール18−1を例にとって説明する。制御モジュール18−1にあっては2台のCPUとして、メインCPU22−1とサブCPU24−1を設けており、1台の制御モジュール18−1で実質的に2台の制御モジュールを設けたのと同等の処理機能を実現している。
また制御モジュール18−1に設けたメモリは、メインCPU22−1とサブCPU24−1に対し共用メモリ28−1として使用されており、共用メモリ28−1にはキャッシュメモリとしての使用領域及び構成管理の対象となる構成テーブルの割り当て領域が確保されている。
デバイスインタフェース26−1からはドライブエンクロージャ20−1、20−2にファイバチャネルループ(以下「FCループ」という)34−1、34−2が引き出され、それぞれのループに磁気ディスク装置32−11〜32−1n、32−21〜32−2nを接続している。
同様に、デバイスインタフェース26−2からはドライブエンクロージャ20−1、20−2にFCループ34−3、34−4が引き出され、それぞれのループに磁気ディスク装置32−11〜32−1n、32−21〜32−2nを接続している。
FCループ34−1〜34−4のそれぞれは、ANSIのファイバチャネル標準に準拠した場合、1ループにつき最大126ポートを接続でき、このためデバイスインタフェース26−1、26−2に1ポートずつ割り当てると、残りのポートに最大125台の磁気ディスク装置が接続可能である。
図2は図1のデバイスインタフェースにドライブを接続するFCループの基本構成を示した説明図である。FCループ34は、1Gbps、2Gbps、4Gbpsの伝送速度をもつ高速データ伝送ネットワークであり、SCSIなどのチャネル接続インタフェースの特徴と、イーサネット(R)のようなネットワーク接続インタフェースの特徴を併せ持つインタフェースである。
FCループ34の主なアプリケーションは、図1のストレージサブシステムに示したようなストレージエリアネットワークSANであり、サーバ群をディスク制御装置10を介したスイッチネットワークで接続し、ストレージリソースを効率良く使用するリソリューションを提供する。
図2において、FCループ34には、ホスト側となるデバイスインタフェース26に加え、この例では5台の本実施形態による磁気ディスク装置がポート接続される。
あるポートに情報伝送要求が発生すると、後の説明で明らかにするANSIのファイバチャネル標準のFC−ALに従ってFCループの占有権を獲得し、伝送元のポートから伝送先のポートを1対1に結合した状態でコマンドフレーム、ステータスフレーム、データ要求フレーム、データフレームなどの情報を、FC−PHの規格に従って一方向に伝送する。
図3は本実施形態が適用される磁気ディスク装置のブロック図である。図3において、ハードディスクドライブ(HDD)として知られた磁気ディスク装置32は、ディスクエンクロージャ36と制御ボード38で構成される。ディスクエンクロージャ36にはスピンドルモータ40が設けられ、スピンドルモータ40の回転軸に磁気ディスク(記憶媒体)46−1、46−2を装着し、一定速度例えば4200rpmで回転させる。
またディスクエンクロージャ36にはボイスコイルモータ42が設けられ、ボイスコイルモータ42はヘッドアクチュエータ44のアーム先端にヘッド48−1〜48−4を搭載しており、ディスク媒体46−1、46−2の記録面に対するヘッドの位置決めを行う。
ヘッド48−1〜48−4は記録素子と読出素子が一体化された複合型のヘッドである。記録素子には長手(面内)磁気記録型の記録素子または垂直磁気記録型の記録素子が使用される。垂直磁気記録型の記録素子の場合、磁気ディスク46−1、46−2には、記録層と軟磁性体裏打ち層を備えた垂直記憶媒体を使用する。読出素子にはGMR素子やTMR素などの磁気抵抗素子を使用する。
ヘッド48−1〜48−4はヘッドIC50に対し信号線接続されており、ヘッドIC50は上位装置となるディスク制御装置10からのライトコマンドまたはリードコマンドに基づくヘッドセレクト信号で1つのヘッドを選択して書込みまたは読出しを行う。またヘッドIC50には、ライト系についてはライトドライバが設けられ、リード系についてはプリアンプが設けられている。
制御ボード38にはMPU52が設けられ、MPU52のバス54に対し、RAMを用いた制御プログラム及び制御データを格納する揮発メモリ56、FROM等を用いた制御プログラムを格納するプログラムメモリ58、ボイスコイルモータ42及びスピンドルモータ40を制御するモータ駆動制御部60が設けられている。
またMPU52のバス54には、FCインタフェースポート部62、FCインタフェース制御部74のハードウェアを備えたハードディスクコントローラ64、バッファメモリ68を制御するバッファメモリ制御部66、ライト変調部及びリード復調部として機能するリードチャネル70が設けられている。
MPU52には、ファームウェアプログラムの実行により実現される機能として入出力処理部72が設けられる。
なお、制御ボード38の実装面積に応じて、各種制御回路である、MPU52、FCインタフェースポート部62、ハードディスクコントローラ64、バッファメモリ制御部66、及びリードチャネル70は、個々のLSI回路に構成することもできるし、例えばMPU52、ハードディスクコントローラ64及びリードチャネル70のように複数を選択して1つのLSI回路として構成することもできる。
磁気ディスク装置32は、ホスト側となるディスク制御装置10からのコマンドに基づき書込処理及び読出処理を行う。ここで、磁気ディスク装置における通常の動作を説明すると次のようになる。
ディスク制御装置10からのライトコマンドとライトデータをFCインタフェースポート部62で受けると、ライトコマンドをMPU52に設けた入出力処理部72で解読し、受信したライトデータを必要に応じてバッファメモリ68に格納した後、ハードディスクコントローラ64で所定のデータ形式に変換すると共にECC符号化処理によりECC符号を付加し、リードチャネル70におけるライト変調系でスクランブル、RLL符号変換、更に書込補償を行った後、ライトアンプからヘッドIC50を介して選択した例えばヘッド48−1のライトヘッドからディスク媒体46−1に書き込む。
このときMPU52からDSPなどを用いたモータ駆動制御部60にヘッド位置決め信号が与えられており、ボイスコイルモータ42によりヘッドをコマンドで指示された目標トラックにシークした後にオントラックしてトラック追従制御を行っている。
一方、ディスク制御装置10からのリードコマンドをFCインタフェースポート部62で受けると、リードコマンドをMPU52の入出力処理部72で解読し、ヘッドIC50のヘッドセレクトで選択されたリードヘッドから読み出された読出信号をプリアンプで増幅した後に、リードチャネル70のリード復調系に入力し、パーシャルレスポンス最尤検出(PRML)などによりリードデータを復調し、ハードディスクコントローラ64でECC復号処理を行ってエラーを訂正した後、バッフメモリ68にバッファリングし、FCインタフェースポート部62からリードデータをディスク制御装置10に伝送する。
図4は図3の磁気ディスク装置32に設けた本実施形態によるFCインタフェースポート部62とハードディスクコントローラ64のFCインタフェース制御部74の詳細を示したブロック図である。
図4において、FCインタフェースポート部62には受信部76と送信部78が設けられている。受信部76と送信部78はFCループ34のポートを構成しており、それぞれFCループのファイバ線路を接続している。
受信部76と送信部78を備えたFCインタフェースポート部62は、FCループのANSI標準構成におけるファイバチャネル物理及び信号インタフェースFC−PHに準拠しており、メディアタイプコネクタ、電気光特性などを決める物理メディアであるFC−0レイヤ、伝送プロトコル8B/10B符号化などの符号化/復号化を行うFC−1レイヤ、及びフレーム組立プロトコルであるフレーミングプロトコルを行うFC−2レイヤで構成されている。
ハードディスクコントローラ64に設けられたFCインタフェース制御部74には、制御部80、タイマ82、SRAM84及び最大バースト長レジスタ86が設けられている。また制御部80には調停部90、測定部92、バースト長設定部94及びフレーム伝送部95が設けられ、バースト長設定部94に対応して、SRAM84にはバースト長設定テーブル88が格納されている。
制御部80、調停部90、測定部92、バースト長設定部94及びフレーム伝送部95のそれぞれは論理LSIによるハードウェア回路でとして実現されている。
制御部80に設けた調停部90は、MPU52の入出力処理部72による上位装置からのコマンド受信などにより情報の伝送要求が発生したときに、FCインタフェースポート部62を介してFCループ34に調停信号を送信してループ占有権を獲得する。
測定部92は、調停部90によりFCループ34に調停信号を送信してからループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間をタイマ82を使用して測定する。
即ち測定部92は、調停部90がFCループ34に調停信号を送信した際にタイマ82を起動し、この送信信号がループを周回して戻ってくることにより受信された際のループ占有権の獲得の判断時にタイマ82を停止し、このときのタイマ82の測定時間をレイテンシ時間として取得する。
バースト長設定部94は、測定部92により測定されたレイテンシ時間に応じて、FCループ34に伝送する情報のバースト長を可変設定する。即ちバースト長設定部92は、レイテンシ時間が短いほどバースト長を長くし、レイテンシ時間が長いほどバースト長を短くするように、バースト長を可変設定する。
具体的には、バースト長設定部94は、SRAM84に格納されたバースト長設定テーブル88を、測定されたレイテンシ時間により参照し、対応するバースト長を取得して際バースト長レジスタ86設定する。
図5は本実施形態で使用するバースト長設定テーブルを示した説明図である。図5(A)はFCループの伝送速度が1Gbpsの場合のバースト長設定テーブル88−1を示している。このバースト長設定テーブル88−1にあっては、レイテンシ時間1μs以下、1μs以上2μs未満、2μs以上3μs未満、3μs以上4μs未満、4μs以上のそれぞれにつき、バースト長として40000バイト、38000バイト、30000バイト、28000バイト及び20000バイトを設定しており、レイテンシ時間が短いほどバースト長が長く、レイテンシ時間が長いほどバースト長が短くなるようにしている。
図5(B)はFCループ34の伝送速度が2Gbpsの場合に使用されるバースト長設定テーブル88−2を示しており、図5(A)の1Gbpsに対応したバースト長設定テーブル88−1に対し、レイテンシ時間が半分の時間となっている点が相違する。
再び図4を参照するに、制御部80に設けたフレーム伝送部95は、バースト長設定部94により最大バースト長レジスタ86に設定されたバースト長のデータフレームを作成し、FCループ34を介して伝送先のポートに伝送する。
ここで、伝送する情報のサイズが設定されたバースト長以内であれば1回のデータフレームの伝送で終了するが、伝送しようとする情報が設定されたバースト長より長い場合には、情報を設定されたバースト長単位に分割して、複数回、データフレームを伝送することになる。
図6は本実施形態により測定されたレイテンシ時間に基づくバースト伝送を示したタイムチャートである。
ここで図2のFCループにおける上位装置となるデバイスインタフェース26のポートをP0、FCループ34に接続した5台の磁気ディスク装置32−1〜32−5のポートをP1〜P5とする。
図2のFCループ34において、例えばポートP1を有する磁気ディスク装置32−1において複数のコマンド伝送要求が発生し、同時に次のポートP2を有する磁気ディスク装置32−2でも情報伝送要求が発生していたとする。この場合、ポートP1、P2のそれぞれからのFCループ34に対する調停信号の送信による占有権の獲得要求に対し、例えば優先度が高いポートP1がループ占有権を獲得し、図6(A)に示すように、ポートP1伝送データ120−1をFCループに送信したとする。
P1ポート伝送データ120−1の伝送が終了すると、続いて次のコマンドを伝送するための伝送要求を出すが、このとき磁気ディスク装置32−2のポートP2からもループ獲得のための調停信号が出力されているため、フェアネスアルゴリズムに従って次にポートP2がループ占有権を獲得し、ポートP2伝送データ122を伝送する。
一方、第1ポートP1にあっては、時刻t1で最初のポートP1伝送データ120−1の伝送を終了して、再度、FCループ34に対しループ占有権を獲得するための調停信号を送信しており、この時刻t1で図4の測定部92がタイマ82を起動している。
ポートP2伝送データ122の伝送が終了すると、FCループのループ占有権は開放されるため、時刻t1で調停信号を送出したポートP1が、時刻t2でFCループのループ占有権を獲得する。この時刻t2でループ占有権を獲得すると、時刻t1で起動した図4のタイマ82が停止し、タイマ82には時刻t1から時刻t2までの時間T1、即ちレイテンシ時間T1が測定されている。
このため図4に示したバースト長設定部94は、タイマ82により測定したレイテンシ時間T1により、例えば図5(A)に示したバースト長設定テーブル88−1を参照し、例えばレイテンシ時間T1が1μs以下で短かったとすると、最も長いバースト長40000バイトを最大バースト長レジスタ86に設定し、時刻t2から設定した40000バイトのバイト長を持つデータフレームを作成して、ポートP1伝送データ120−2をFCループに送信する。
このようにFCループのレイテンシ時間T1が短い場合には、FCループのトラフィックが低い状態であることから、長いバースト長を設定し、短いバースト長により分解することなく、一気に情報をFCループにより相手先に伝送することができる。
図6(B)は、図2のFCループ34において磁気ディスク装置32−1のポートP1に情報伝送要求が発生した際に、同時に他の3台の磁気ディスク装置32−2〜32−4で情報伝送要求が発生していた場合である。
この場合には、優先度の最も高いポートP1が、まずループ占有権を獲得して、ポートP1伝送データ120−1を伝送し、伝送終了で次の情報伝送のために、時刻t1でループに対し占有権獲得のための調停信号を送出する。
しかし、フェアネスアルゴリズムにより、同時に情報伝送要求のために調停信号をFCループ34に送信しているポートP2、P3、P4の順にFCループ34が獲得され、ポートP2伝送データ122、ポートP3伝送データ124及びポートP4伝送データ126が順次伝送され、その後に、時刻t1で送信した調停信号によるループ占有権の獲得が時刻t2で行われる。この場合にポートP1は時刻t1から時刻t2までの時間T2を、タイマ82によりレイテンシ時間として測定する。
ポートP1で測定したレイテンシ時間T2は、その間に3ポート分の伝送データによるループ制御が行われているため、例えば図5(A)の4μs以上の長い時間となり、レイテンシ時間T2が長いことで、FCループ34のトラフィックが高いものと判断し、最も短いバースト長20000バイトを最大バースト長レジスタ86に設定し、設定したバイト長のデータフレームをポートP1伝送データ120−2として送信することになる。
再び図4を参照するに、図6に示したようなレイテンシ時間の測定結果に基づいてバースト長を可変設定する本実施形態のFCインタフェース制御部74は、具体的にはANSIのファイバチャネル標準で規定されたファイバチャネル調停ループ(FC−AL)に、本実施形態によるレイテンシ時間を測定してバースト長を可変設定する機能を加えた処理を実行することになる。
また、ハードディスクコントローラ64に設けたFCインタフェース制御部74を構成する制御部80は、タイマ82、SRAM84及び最大バースト長レジスタ86と共に、論理LSIによるハードウェア回路として実現されており、情報伝送要求発生時にループ占有権の獲得、レイテンシ時間の測定、バースト長の設定、フレーム伝送といった一連の処理を、ハードウェアにより高速に処理することになる。
次に図4のFCインタフェース制御部74を実現するANSIのファイバチャネル標準におけるFC−ALについて説明する。
図7はFCループで伝送されるフレームを示した説明図である。図7において、フレーム96はヘッダ98とデータフィールド100で構成される。
ヘッダ98には、種別102、行先アドレス104、管理情報106、発行元アドレス108、データ構造形式110、フレーム制御112、シーケンスID114、データフィールド制御116及びシーケンスカウント118などが含まれている。
種別102はR−CTL(Routing Control)として定義され、リンクコントロールフレーム、リンクデータフレーム、デバイスデータフレームなどのフレームの種類を表している。
行先アドレス104はD−ID(Destination Identifier)として定義され、フレームの行先のアドレスである。
管理情報106はCS_CTL(Class Specific Control)として定義され、スタートオブフレーム(SOF)に識別されるサービスクラスの管理情報が入る。
発行元アドレス108はS−ID(Source Identifier)として定義され、フレームの発行元のアドレスである。
データ構造形式110はTYPE(Data Structure Type)として定義され、フレーム種別に応じたデータ構造を定義する。
フレーム制御112はF−CTL(Frame Control)として定義され、フラグやコードからなるフレームの伝送シーケンスの制御に使用する。
シーケンスID114はSEQ−ID(Sequence Identifier)と定義され、混在伝送を行うために必要なフレームの所属するシーケンスを表す。
データフィールド制御116はDF−CTL(Data Field Control)と定義され、データフィールド100の先頭に任意に追加するヘッダの有無と種類を表示する。
シーケンスカウント118はSEQ−CNT(Sequence Count)と定義され、フレームの順番を表す。
図7のフレーム96において、データはバースト長の設定により決まる有限長のフレームに乗せるため、バースト長を超えるデータについては分割して伝送する。即ち、フレームはデータ伝送の最小基本単位となる。
このようなフレームに対し、シーケンスは同方向に伝送されるフレームの集合であり、フレームより長いデータは複数フレームに分割して伝送するが、この場合に各フレームにシーケンス番号が設定され、分割されたフレームの順番を示すことになる。
通常、磁気ディスク装置におけるリードコマンドやライトコマンドにおけるデータ伝送は複数フレームに分割したシーケンス伝送を行うことになる。
図8はFCループのループ占有権の獲得と開放に使用されるFC−ALのプリミティブ信号の一覧を示した説明図である。
本実施形態のFCループにあっては、図7に示したデータをやり取りするためのフレーム96に加え、FCループの占有権を獲得し開放するための図8に示すプリミティブ信号の2つが使用される。
図8において、プリミティブ信号はARBx信号、OPNx信号、CLS信号、LIP信号及びMRK信号の5つを使用する。
ここでARBx信号及びOPNx信号に付加されたxは、備考に示すようにFCループ内の物理アドレスを示しており、若い番号ほど、そのポートの優先度が高いことになる。
ARBx信号はFCループを占有しようとするポートが送信する信号である。OPNx信号はARBx信号の送信により、アービトレーションに勝ってループ占有権を獲得したポートが、行先のポートに対し送信して1対1のポイントツーポイント結合を確立するために送信する信号である。
CLS信号はループを占有したポートが占有を終了するときに送信する信号である。
FCループの獲得と開放に必要な信号は、この3つのARBx信号、OPNx信号及びCLS信号である。それ以外にLIP信号はループエラーを検出するかエラーリカバリのために送信される。またMRK信号はループ中の複数デバイスの同期を取るために送信する。
図9は本実施形態によるFCループに対するアービトレーション処理を示したフローチャートであり、図2のFCループ34に接続した磁気ディスク装置32−1のポートP1の処理を例に取って説明すると次のようになる。ここでポートP1のアドレスをn、ホスト側となるデバイスインタェース26の持つポートP0のアドレスをmとする。
図9において、図2に示した磁気ディスク装置32−1において情報伝送要求がないアイドル状態にあっては、ステップS1でバイパスモードが設定されている。バイパスモードは、図4に示したFCインタフェースポート部62において、FCループ34から受信部76で受信した信号を、そのまま送信部78からFCループ34に送信するバイパス動作を行っている。
続いてステップS2で、磁気ディスク装置32−1でデータ伝送要求が発生したとすると、ステップS3に進み、アイドルまたは優先度の低い他のポートからARBx信号の受信を判別すると、ステップS4に進み、アイドルまたは受信したARBx信号を優先度の高い自分のARBn信号に置換してFCループ34に送信する。続いてステップS5で、置換したARBn信号の送信と同時に図4に示したタイマ82を起動し、レイテンシ時間の測定を開始する。
ステップS4で磁気ディスク装置32−1のポートP1からFCループ34に送信されたARBn信号は、他の磁気ディスク装置32−2〜32−5及びデバイスインタフェース26のそれぞれのポートP2〜P5、P0に情報伝送要求がなくアイドル状態にあったとすると、そのままポートを順次通過し、FCループ34を周回して、発行元のポートP1に戻って受信される。
この自分で送信したARBn信号のループからの受信をステップS6で判別すると、ステップS7でタイマ82を停止し、レイテンシ時間Tを取得する。
またステップS8で、ステップS6における自分自身が送信したARBn信号のループからの受信に基づき、ループ占有権を獲得したと判断し、ステップS1で設定していたバイパスモードを解除し、オープンモードに移行する。
オープンモードはポートP1で受信した全ての入力を取り込み、不要な信号は破棄することになる。このため、他のポートP2〜P5、P0のいずれかがループ占有権を獲得するためにFCループ34にARBx信号を送っても、オープンモードが設定されているポートP1で破棄されるため、ポートP1がFCループ34を占有している状態で他のポートがループを占有することはできない。
次にステップS9でポートP1は伝送先となる物理アドレスmを持つデバイスインタフェース26のポートP0に対しOPNm信号を送信し、ポートP0をオープンモードに移行させる。
これによって、伝送元となるポートP1と伝送先となるポートP0がオープンモードに移行し、それ以外のポートP2〜P5はアイドルモードであり、アイドルモードでループ占有のためのARBx信号を送信しても、オープンモードにあるポートP1またはP0で破棄されるため、伝送元ポートP1と伝送先ポートP0が1対1のポイントツーポイントでの結合状態を確立する。
続いてステップS10で、ステップS7で獲得したレイテンシ時間に応じたバースト長を図4のバースト長設定テーブル88から読み出して最大バースト長レジスタ86に設定し、ステップS11で最大バースト長レジスタ86の設定バースト長により、図7に示したようなフレームを組み立て、ポートP1からFCループ34を介してポートP0に伝送する。
続いてステップS12でフレーム伝送終了の有無をチェックしている。フレーム伝送は、設定したバースト長より伝送したい情報が長ければ、分割したフレーム伝送となる。
ステップS12でフレーム伝送終了を判別すると、ステップS13に進み、ポートP1からCLS信号をFCループ34に送信し、オープンモードにある伝送先のポートP0がCLS信号を受信し、これによりオープンモードをバイパスモードに移行させる。
続いてステップS14でポートP1から送信したCLS信号がFCループ34を巡回して受信されることが判別されると、ステップS1に戻ってバイパスモードを設定することにより、ポイントツーポイントの結合を解除し、ステップS2で次のデータ伝送要求を待つことになる。
図10は本実施形態におけるFCインタフェース制御部74によるフェアネスコントロールを示したフローチャートであり、このフェアネスコントロールにより全てのポートが均等にループを占有することが可能となる。
図10のフェアネスコントロールを、図2のFCループに設けた磁気ディスク装置32−1のポートP1について説明すると次のようになる。
図10のステップS1にあっては、ポートP1がループ占有権を獲得してオープンモードに移行したか否かチェックしており、図9のアービトレーション処理におけるステップS6の自分自身のARBn信号の受信により、ステップS8でループ占有権の獲得が判別されると、ステップS2に進んでフラグをセットする。
ステップS2のフラグのセットは、ループを獲得したオープンモードからフレーム伝送終了で再びアイドルモードに戻っても継続される。
続いてステップS3においてアイドルモードでループ獲得要求を判別すると、ステップS4に進み、このときフラグはセット状態にあることから、受信した他のポートからのARBx信号を最低優先度のARB(F0)信号に置換してループに送信する。
このように一度フラグをセットすると、アイドル状態でポートP1は常に最低優先度のARB(F0)信号を送り続けるため、他のポートP2〜P5及びP0で伝送要求が発生していれば、そのポートの優先度は必ず高い優先度であることから、ARB(F0)信号は優先度の高いARBx信号に置換され、フラグをセットしているポートP1以外のポートがループ占有権を獲得することができる。
ポートP1でフラグをセットした後、他のポートP2〜P5及びP0の全てで順次ループ占有権が獲得されてフラグがセットされると、ポートP1から送信している優先度最低のARB(F0)信号は他のポートP2〜P5及びP0で置換されることなく、そのままバイパスし、FCループ34を巡回して再びポートP1で受信されることになる。
このため、ステップS5で自分自身で送信したARB(F0)信号のループからの受信を判別すると、ステップS6でフラグをリセットする。フラグがリセットされると、その後、ステップS7でループ獲得要求があれば、ステップS8で、受信したARBx信号を自分自身の優先度の高いARBn信号に置換して送信する図9に示したアービトレーション処理が可能となり、再びループ占有権を獲得することできる。
この図10に示すようなフェアネスコントロールをポートP1〜P5及びP0のすべてが実行することにより、一度ループ占有権を獲得してオープンモードとなったポートは、他のすべてのループ獲得要求のためのARB信号を出しているポートが、ループ占有権を獲得してオープンモードになってフラグをセットするまでループを占有することができず、同時にループ占有権獲得のためにARB信号を出していた全てのポートが均等にループを占有するフェアネスコントロールが実現できる。
図11は本実施形態によるレイテンシ時間に応じたバースト長の可変設定による評価を示した説明図である。図11(A)は評価対象とするFCループであり、ホスト側となるデバイスインタフェース26に対し本実施形態の磁気ディスク装置を7台、FCループ34に接続している。
図11(A)のような評価用のFCループ34において、図11(B)は、7台の磁気ディスク装置32−1〜32−7のそれぞれについて、バースト長を変化させたときのシステムが1秒間に処理した入出力数IOPSを示している。
図11(A)の評価用のFCループにつき、磁気ディスク装置32−1、32−2の2台に他の磁気ディスク装置32−3〜32−7のトラフィックを邪魔するような長いバースト長、例えば512キロバイトのリードコマンドを発行する。
この状態で、残り5台の磁気ディスク装置32−3〜32−7に負荷が掛かるような短いバースト長となる2キロバイトのリードコマンドを多量に発行する。例えば2キロバイトのリードコマンドを各磁気ディスク装置当たり64コマンド発行する。
このようなFCループ34におけるトラフィックの高負荷状態にあっては、512キロバイトの情報伝送を行う2台の磁気ディスク装置32−1、32−2におけるループ占有権獲得のためのレイテンシ時間が長くなり、図11(B)におけるバースト長として短い方の10000バイトまたは8000バイトが設定されることになり、IOPSに示す5637や5724といった十分なIO数の向上が行われ、結果的にシステム性能が向上し、全体としてのスループットを高めることが確認できている。
なお、上記の実施形態はANCIによるファイバチャネル標準に従った実施形態を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、適宜のファイバチャネルのインタフェース制御に適用することができる。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

Claims (15)

  1. ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、前記ループの一方向にデータを伝送する記憶装置に於いて、
    データの伝送要求が発生したときに、前記ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停部と、
    前記調停部により前記ループに調停信号を送信してから前記ループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定する測定部と、
    前記測定されたレイテンシ時間に応じて前記ループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定部と、
    前記設定されたバースト長のフレームデータを、前記ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  2. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バースト長設定部は、前記レイテンシ時間が短いほど前記バースト長を長くし、レイテンシ時間が長いほど前記バースト長を短くするようにバースト長を可変設定することを特徴とする記憶装置。
  3. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バースト長設定部は、複数の範囲に分割したレイテンシ時間に対応する異なるバースト長を登録したテーブル情報をメモリに保持し、前記測定されたレイテンシ時間による前記テーブル情報の参照により、対応するバースト長を取得して設定することを特徴とする記憶装置。
  4. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バースト長設定部は、前記ループの異なるデータ伝送速度毎に、レイテンシ時間とバースト長との対応関係を登録したテーブル情報をメモリに保持することを特徴とする記憶装置。
  5. 請求項1記載の記憶装置に於いて、前記調停部は、
    伝送要求がないときは受信した信号をそのまま送信するバイパスモードの状態にあり、
    データの伝送要求が発生した時は、アイドル信号と他ポートから受信した優先度の低い調停信号を、優先度の高い自己の調停信号に置換して送信し、
    前記置換して送信した自己の調停信号の前記ループから受信したときにループ占有権を獲得したと判断して前記バイパスモードを解除し、全ての受信信号を取り込んで不要な信号を破棄するループ開放モードに移行し、
    続いて伝送先にポート開放信号を送信してループ開放モードに移行させることにより1対1結合を確立して前記フレーム伝送部にバースト長のフレームを伝送させ、
    前記フレーム伝送を終了した時にループ閉鎖信号を送信して伝送先ポート部をバイパスモードに移行させると共に、前記ループから前記ループ閉鎖信号を受信したときに前記1対1結合を終了してバイパスモードに移行することを特徴とする記憶装置。
  6. ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、前記ループの一方向にデータを伝送する記憶装置のデータ伝送方法に於いて、
    データの伝送要求が発生したときに、前記ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停ステップと、
    前記調停ステップにより前記ループに調停信号を送信してから前記ループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定する測定ステップと、
    前記測定されたレイテンシ時間に応じて前記ループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定ステップと、
    前記設定されたバースト長のフレームデータを、前記ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送ステップと、
    を備えたことを特徴とするデータ伝送方法。
  7. 請求項6記載のデータ伝送方法に於いて、前記バースト長設定ステップは、前記レイテンシ時間が短いほど前記バースト長を長くし、レイテンシ時間が長いほど前記バースト長を短くするようにバースト長を可変設定することを特徴とするデータ伝送方法。
  8. 請求項6記載のデータ伝送方法に於いて、前記バースト長設定ステップは、複数の範囲に分割したレイテンシ時間に対応する異なるバースト長を登録したテーブル情報をメモリに保持し、前記測定されたレイテンシ時間による前記テーブル情報の参照により、対応するバースト長を取得して設定することを特徴とするデータ伝送方法。
  9. 請求項6記載のデータ伝送方法に於いて、前記バースト長設定ステップは、前記ループの異なるデータ伝送速度毎に、レイテンシ時間とバースト長との対応関係を登録したテーブル情報をメモリに保持することを特徴とするデータ伝送方法。
  10. 請求項6記載のデータ伝送方法に於いて、前記調停ステップは、
    伝送要求がないときは受信した信号をそのまま送信するバイパスモードの状態にあり、
    データの伝送要求が発生した時は、アイドル信号と他ポートから受信した優先度の低い調停信号を、優先度の高い自己の調停信号に置換して送信し、
    前記置換して送信した自己の調停信号を前記ループからの受信したときにループ占有権を獲得したと判断して前記バイパスモードを解除し、全ての受信信号を取り込んで不要な信号を破棄するループ開放モードに移行し、
    続いて伝送先にポート開放信号を送信してループ開放モードに移行させることにより1対1結合を確立して前記フレーム伝送部にバースト長のフレームを伝送させ、
    前記フレーム伝送を終了した時にループ閉鎖信号を送信して伝送先ポート部をバイパスモードに移行させると共に、前記ループから前記ループ閉鎖信号を受信したときに前記1対1結合を終了してバイパスモードに移行することを特徴とするデータ伝送方法。
  11. ファイバ線路により他の1又は複数のデバイスのポートと共にループ接続され、前記ループの一方向にデータを伝送する記憶装置の伝送制御回路に於いて、
    データの伝送要求が発生したときに、前記ループに調停信号を送信してループ占有権を獲得する調停回路と、
    前記調停回路により前記ループに調停信号を送信してから前記ループ占有権を獲得するまでのレイテンシ時間を測定するタイマ回路と、
    前記測定されたレイテンシ時間に応じて前記ループに伝送するデータのバースト長を可変設定するバースト長設定レジスタ回路と、
    前記設定されたバースト長のフレームデータを、前記ループを介して伝送先に伝送するフレーム伝送回路と、
    を備えたことを特徴とする伝送制御回路。
  12. 請求項11記載の伝送制御回路に於いて、前記バースト長設定レジスタ回路は、前記レイテンシ時間が短いほど前記バースト長が長くなり、レイテンシ時間が長いほど前記バースト長が短くなるようにバースト長を可変設定することを特徴とする伝送制御回路。
  13. 請求項11記載の伝送制御回路に於いて、バースト長設定レジスタ回路は、複数の範囲に分割したレイテンシ時間に対応して異なるバースト長を登録したテーブル情報をメモリに保持し、前記測定されたレイテンシ時間による前記テーブル情報の参照により、対応するバースト長を取得して設定することを特徴とする伝送制御回路。
  14. 請求項11記載の伝送制御回路に於いて、バースト長設定レジスタ回路は、前記ループの異なるデータ伝送速度毎に、レイテンシ時間とバースト長との対応関係を登録したテーブル情報をメモリに保持することを特徴とする伝送制御回路。
  15. 請求項11記載の伝送制御回路に於いて、前記調停回路は、
    伝送要求がないときは受信した信号をそのまま送信するバイパスモードの状態にあり、
    データの伝送要求が発生した時は、アイドル信号と他ポートから受信した優先度の低い調停信号を、優先度の高い自己の調停信号に置換して送信し、
    前記置換して送信した自己の調停信号を前記ループから受信したときにループ占有権を獲得したと判断して前記バイパスモードを解除し、全ての受信信号を取り込んで不要な信号を破棄するループ開放モードに移行し、
    続いて伝送先にポート開放信号を送信してループ開放モードに移行させることにより1対1結合を確立して前記フレーム伝送部にバースト長のフレームを伝送させ、
    前記フレーム伝送を終了した時にループ閉鎖信号を送信して伝送先ポート部をバイパスモードに移行させると共に、前記ループから前記ループ閉鎖信号を受信したときに前記1対1結合を終了してバイパスモードに移行することを特徴とする伝送制御回路。
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