JP4958352B2

JP4958352B2 - Office recliner chair

Info

Publication number: JP4958352B2
Application number: JP2001297412A
Authority: JP
Inventors: ウィリアムプリンスジョナサン; ランドルペニントンマーク
Original assignee: フォームウェイファーニチャーリミテッド
Priority date: 2000-09-28
Filing date: 2001-09-27
Publication date: 2012-06-20
Anticipated expiration: 2021-09-27
Also published as: EP1192877A3; EP1192879B1; CA2357855A1; ATE311133T1; MXPA01009800A; AU783591B2; DE60115176D1; JP2002199957A; EP1570766B1; US20090001794A1; DE10148616A1; AU784330B2; EP1570766A1; NZ524340A; EP1192875A3; AU6565101A; EP1192877B1; NZ524337A; US20050035638A1; DE60114961D1

Abstract

An arm assembly (24) is provided for a chair (12). The chair (12) has a forward direction and a rearward direction. The arm assembly (24) comprises an armrest (26) and a support structure (28). A mounting device movably mounts the armrest to the support structure. The mounting device constrains the movement of the armrest (26) relative to the support structure to movement in a substantially horizontal plane having two degrees of freedom defined by first and second transversely arranged axes lying within the substantially horizontal plane. The armrest (26) thus move in a substantially planar fashion without changing the orientation of the armrest (26).

Description

【０００１】
【発明の分野】
本発明は、椅子またはスツールのような座席のための柔軟性のある或いは折り曲げ可能なパネルに関する。さらに、本発明は、それに限定されないが、リクライン可能なオフィス用椅子の柔軟性パネルに関する。本発明は、市販のオフィス用椅子に関して説明するが、劇場や航空機用の公共の椅子または家庭用の椅子のような任意の他のタイプの椅子にも利用可能である。
【０００２】
【発明の背景】
人は、椅子に座る時、２つの骨突起部に体重をかける。これらは座骨突起部と呼ばれる。これらの突起部に体重をかけて長時間座ると、心地よさが失われるため、椅子またはスツールのような座席は、通常、ユーザーに心地よさを与えるためにフォームの１またはそれ以上の層より成るパッドを設けている。ユーザーは、フォームの品質により、ある時間座ると、ある種の不快感を経験するが、その理由は、フォーム内に沈んでも、臀部の他の部分と比べて座骨突起部に大きな抵抗を感じるからである。
【０００３】
本発明の少なくとも１つの局面の目的は、ユーザーの座骨突起部により心地よく適応できる柔軟性座席パネルを提供することにある。
【０００４】
オフィス用椅子は、ユーザーの体重で前部が撓む座部を備えるのが望ましい。例えば、米国特許第５，０５０，９３１及び４，４９８，７０２号を参照されたい。米国特許第５，０５０，９３１号は、柔軟性のある座部を備えているが、前部を上方に変位させると共にその前部がユーザーの体重で不当に沈まないようにするための比較的複雑なばね機構を必要とする。米国特許第４，４９８，７０２号に示された構成は、座部の別体の前部が板ばねにより座部の後部に連結された複雑な構成である。従来技術のものは、座部に充分な強度をもたせるために、前部がユーザーの体重により不当に沈むのを阻止する複雑なばね機構を必要とするという欠点がある。
【０００５】
本発明の少なくとも１つの局面の別の目的は、座部の前部の不当な沈み込みに抵抗する複雑なばね機構を具備する条件を軽減する、柔軟性のある或いは折り曲げ可能な座席パネルを提供することにある。
【０００６】
人間の体格及びサイズは種々様々である。椅子のマーケットの現在の状況によると、オフィス用椅子は、大きな範囲のユーザーのサイズに合うようにという条件を課せられている。普通に用いられる調節機構には、米国特許第５，８７１，２５８号に記載されたような椅子の深さの調節機構がある。この米国特許はまた、座部の前部がユーザーの体重により撓むため、横方向の折り目が画定されることを開示している。しかしながら、この折り目は座席の深さ位置とは無関係に、座部の前方から同じ距離の所に存在するため、種々のサイズのユーザーに合致しない。さらに、この従来技術の構成のもう１つの欠点は、座部の前部を上方に変位させる複雑なばね機構が必要なことである。１つの実施例において、ユーザーは彼の条件に合うためばねの力を調節する必要があり、また別の実施例ではばね力は調節できない。
【０００７】
従って、本発明の少なくとも１つの局面の目的は、座部の前部の撓曲に抵抗する手段であって、椅子の深さ位置に応じて変化する抵抗を付与する手段を提供することにある。
【０００８】
【発明の概要】
本発明によると、ユーザーを支持する後部と、残りの部分とを備えたパネルより成る椅子の座部であって、後部は縦方向中心線に沿って延びる中央部と、中央部の両側の２つの離隔した柔軟性領域とを有し、各柔軟性領域は一連の離隔した、縦方向に延びる、不連続な波形ラインを形成するように配列された第１のパターンの弱化手段を有し、柔軟性領域は中央部及びパネルの残りの部分の少なくとも大部分より柔軟性がある座部が提供される。
【００１１】
本発明はまた、本願の明細書において言及した部品、要素及び特徴部分及びそれら部品、要素及び特徴部分の任意の２つまたはそれ以上の任意もしくは全ての組み合わせにかかるものであり、それらには公知の均等物があり、かかる公知の均等物はあたかも個々に開示されたと同じように組み込まれていると考える。
【００１２】
本発明は、以下の例の構成要素を包含するものである。
【００１３】
【好ましい実施例の説明】
第１の実施例
添付図面は、ある特定の部品を説明するに便利な種々の異なる角度から見た椅子を図示しているため、矢印Ｆが適宜図面に挿入されている。従って、用語「前方」、「後方」、「左側」及び「右側」はそれに応じて解釈すべきである。
【００１４】
図１は、座部１４と、背もたれ１６とを有する主組立体より成るオフィス用椅子１０を示す。座部１４と、背もたれ１６とは、車付き基部１８と、中央支柱２０とより成る支持フレームによりフロアの上方に支持されている。中央支柱２０は、座部１４の高さを従来の態様で調節できるようにする空気ばね（図示せず）を収納している。空気ばねは、図４に示す椅子の主トランサム２０に連結されている。主トランサム２２は椅子の横方向に延びており、中央のばね接続リング２３により空気ばねに連結されている。
【００１５】
図１はまた、２つの着脱自在の肘掛け組立体２４を示す。肘掛け組立体２４はそれぞれ上方肘掛け２６を有し、この肘掛けにはユーザーに心地よさを与えるパッドが備えてある。各肘掛け組立体２４は、直立支持構造部２８を有する。肘掛け２６は、直立支持構造部２８の上方端部に装着されている。直立支持構造部の下方端部は細長い固着部３０を有し、この固着部はその支持構造部から内方に、直立支持構造部２８に関して下方に傾斜した角度で延びる。
【００１６】
細長い固着部３０は、主トランサム２２の一端に着脱自在に係合している。固着の態様は本発明にとって重要ではない。
【００１７】
背もたれ
背もたれ１６は、図２に示すようにほぼ矩形の外囲フレーム３４により画定される。完成した椅子では、この外囲フレーム３４には、図８１乃至８３に関連して詳説する態様で網状織物が張りわたされている。矩形の外囲フレーム３４により画定される開口内には、図６６乃至７４に関連して詳説する腰部支持機構３６が設けられている。
【００１８】
図２は、この外囲フレーム３４の形状をさらに明瞭に示す。外囲フレーム３４は、射出成型強化ポリエステルのような柔軟性のあるプラスチック材料で形成されている。外囲フレーム３４は一体的な構造であって、２つの直立部材３８、頂部ビーム４０及び底部ビーム４２より成る。直立部材３８は穏やかな曲線が上方に向かって前方に延びた後、腰部を過ぎて後方に延びるように曲がっている。これは、椅子のユーザーに心地よさを与える形状である。直立部材３８は、図２８に示すように、後向きに開いたチャンネル４４を有する。直立部材３８はまた、中間の背もたれビーム４６により連結されている。背もたれビーム４６は、図６６乃至７４に関連して詳説する態様で腰部支持機構３６を支持する。
【００１９】
外囲フレーム３４の下方部分に剛性連結されているのは、背もたれ固着鋳造物４８である。背もたれ固着鋳造物４８は、図２ｂに示すような一体的鋳造部品である。背もたれ固着鋳造物４８は、２対の突出部５０を有し、これらの突出部は直立部材３８の底部に設けた整列開口５２と係合する。これにより、外囲フレーム３４の下方領域を背もたれ固着鋳造物４８に固着することができる。さらに別のスナップ式装着手段（図示せず）を設けても良い。
【００２０】
背もたれ固着鋳造物４８はまた、その両側に２対の対向壁５４を有する（図２７に詳示されている）。各対の離隔した壁５４は、ばねキャリア６０が受容される前方に延びるチャンネル６４を画定する。各対の対向壁５４は、整列スロット５６を有する。ばねキャリア（図２７に関連して詳説する）は、整列スロット５６と係合するピン６２を両側に有する。
【００２１】
さらに、背もたれ固着鋳造物４８は、中空の２つの前方に延びる突出部６６を有する。中空の突出部６６はそれぞれ、ソケット６８を画定する。２つの背もたれ延長アーム７０は、中空の突出部６６のそれぞれのソケット６８内に溶接されている。
【００２２】
さらに詳しく説明するための図３を参照して、各背もたれ延長アーム７０は、前方鼻部７２と、顎部７４とを有する。延長アーム開口７５は、背もたれ延長アーム７０を鼻部７２と、顎部７４の後方の位置で貫通する。
【００２３】
既述した椅子の横方向に延びる主トランサム２２を示す図４を参照されたい。主トランサム２２は、中央のばね支持リング２３の所で空気ばねの上に支持されている。この主トランサムは、両端部に枢軸７６が形成されたダイカストアルミニウムより成るビーム状の構成を有する。各端部において、枢軸部は、対向する支持ウェブ７８より成る。対向する支持ウェブ７８は、後方の整列開口８５を有する。組立てを完了した椅子では、１つの背もたれ延長アームの開口７５は、主トランサムの一方の側の後方整列開口８０と整列関係にあり、主枢軸ピン（図示せず）を受容する。同様に、もう一方の背もたれ延長アーム７０は、もう一方の側の主トランサムに固着されている。各背もたれ延長アームは関連の主枢軸ピンを中心として枢動可能であり、背もたれ１６のリクライン軸Ｒがこれにより画定される。
【００２４】
リクライン限界
上述したように、鼻部７２は各背もたれ延長アームの前方に画定される。鼻部７２は、その側面から延びる２つのボス８４を有する。ボス８４は、対向する支持ウェブ７８の対向スロット８６内に受容される。対向する各スロット８６には、基部が形成されている。背もたれ延長アーム７０を枢軸Ｒを中心として回転する間、ボス８４は対向するスロット８６のそれぞれ一方の内部で運動する。リクライン軸Ｒを中心とする枢動運動における背もたれ１６の最前方の位置では、ボス８４はスロット８６の基部に底がつくため、前方限界が画定される。これを、背もたれ１６の前方作用位置と呼ぶ。
【００２５】
各背もたれ延長アーム７０の顎部７４は、主トランサム２２の後壁の一部として形成された第２の当接表面９０（図９を参照）と係合するための第１の当接表面８８を有する。各側において、第１の当接表面８８が第２の当接表面９０と係合すると、椅子の背もたれ１６の後方リクライン限界が画定される。椅子の背もたれ１６は、２つの当接表面が一旦係合すると、さらに後方にリクラインすることができない。しかしながら、この位置で、外囲フレームは依然として撓曲可能である。枢軸部７６をさらに詳細に示す主トランサム２２の一端は、図７からわかる。
【００２６】
リクライン偏倚装置
図３を参照して、両方の背もたれ延長アームの顎部７４の内側の側面には、対向する整列スロット９２が設けられるが、その左側のスロットがその図に示されている。細長い棒または板ばね状の第１のリクラインばね９４は、各端部が対向するスロット９０のそれぞれに受容されている。図４に示すように、主トランサム２２は、第１のリクラインばね９４が係合する作用表面９８を有する。作用表面９８は、主トランサム２２から延びる一体的に形成した突出部の一部を構成する。背もたれ１６がリクライン軸Ｒを中心として後方にリクラインすると、第１のリクラインばね９４が作用表面９８と係合し、背もたれ１６をリクラインしないような偏倚する。
【００２７】
第２のリクラインばね９６も、一端が対向するスロット９２の一方に受容されている。しかしながら第２のリクラインばね９６が第１のリクラインばね９４より幾分短いため、第２のリクラインばね９６の第２の端部はもう一方の対向スロット９２に受容されない。図示のように、第２のリクラインばねもまた、細長い棒状ばね、または板ばねより成る。第２のリクラインばね９６は、第１のリクラインばね９４の後方で、ばねの長さの少なくとも半分だけ、第１のリクラインばね９４とオーバーラップする。調節自在のクランプ１００（図７を参照）が、第２のリクラインばね９６の自由端部を第１のリクラインばね９４に対してクランプして、第２のリクラインばね９６の曲率を変化させ、そのばね抵抗を変えるように設けられている。第２のリクラインばね９６は、第１のリクラインばねに対するクランプ力が増加すると、撓曲に対する抵抗が増加するように構成されている。従って、背もたれがリクラインしないように偏倚する正味の力は、第１のリクラインばね９４により与えられるばね力と、第２のリクラインばね９６により与えられるばね力との総和である。第２のリクラインばねは第１のリクラインばね９４に対してより堅くクランプされているため、これらの合成ばね抵抗は２つのばね間のクランピングが緩い場合と比べて大きい。第１のリクラインばね９４は、工場で設定したばね率を有する。第２のリクラインばね９６は、第１のリクラインばね９４のばね率よりも大きいばね率を持つように選択される。従って、第１のリクラインばね９４と、第２のリクラインばね９６との間のクランピングをわずかに調節するだけで、第２のリクラインばね９６のばね抵抗をかなりの程度変化させることができる。
【００２８】
調節可能なクランプ１００を、図７に示す。この調節可能なクランプ１００は、２つのリクラインばね９４、９６の周りを延びるＵ字形ブラケット１０１を有する。カム１０２が心棒１０３上に装着され、Ｕ字形ブラケット１０１の２つの脚部間を延びる。心棒１０３は、軸１０４を中心として回転できるように支承されている。カム１０２は、図８に示すように、４つのカム表面部分１０５ａ、１０５ｂ、１０５ｃ、１０５ｄを有する。これらのカム表面部分は、図示のように実質的に平坦であり、各々がカム軸１０４から異なる長さだけ離隔されている。その間隔は、カム１０２の周りを時計方向で１０５ａから１０５ｂへ減少する。カム１０２は、第２のリクラインばね９２の自由端部に押圧される。椅子のユーザーは、カム位置を調節することにより、カム表面部分１０５ａ―１０５ｄのうち何れの部分が第２のリクラインばね９６の自由端部に押圧されるようにするかを決定できる。ユーザーがカム１０２を１０５ａの最大設定点まで回転させると、クランプ力、従って第２のリクラインばねの合成ばね率が徐々に増加する。１０５ｅには、カム１０２の回転し過ぎを阻止するための延長部が設けられている。カム１０２をユーザーが調節できるように、ノブ１０３ｂが設けられている。
【００２９】
図１１は、カム１０２の各位置における正味のばね力の変化を距離に対して示したグラフである。位置１では、クランプ力に、第２のリクラインばね９６からの力は含まれない。このため、第１のリクラインばねは、通常は１０ｋｇの初期抵抗を与える。カム位置を調節すると、第２のリクラインばねが全体の力に寄与し、リクラインに対する初期抵抗が１０ｋｇ以上、例えば約１１ｋｇに増加する。第２のリクラインばねによる力を０ｋｇから約１ｋｇに変化させるには、第２のリクラインばね９６により与えられる最大約１ｋｇの力に作用する必要がある。これは、第１のリクラインばね９４を調節してその初期抵抗を１０ｋｇから１１ｋｇに増加させる場合と比べるとかなり小さい力であるが、その理由は、必要な調節を行うためにばね力全体の作用が必要とされるからである。第１及び第２のリクラインばね９４、９６が互いにオーバーラップする上述の特定の実施例では、第２のリクラインばね９６の調節により、第１のリクラインばねのばね率を幾分変化させることができる。しかしながら、これは、図１１には示されていない。
【００３０】
リクラインロック
図５は、ユーザーが背もたれのリクラインを阻止するために選択的に作動可能なリクラインロックを示す。図４に示すように主トランサム２２は、４つの後方に延びる突起１０６を有する。リクラインロックは、４つのスロット１０８が形成された細長いロックバー１０７を有し、スロット１０８の長手方向がバー１０７の長手方向に一致する。スロット１０８はそれぞれ、図５に示すように後方に延びる突起１０６の１つを受容する。細長いロックバー１０７は、リクラインロック位置と、リクライン作動位置との間で横方向に摺動可能である。それにより、スロット１０８に受容される突起１０６は、細長いロックバー１０７の移動限界を画定する。細長いロックバー１０７は、ばね１０９によりリクライン作動位置の方へ偏倚される。
【００３１】
細長いロックバー１０７を図１０に示すが、この図では、わかりやすくするため、主トランサム２２が取り外されている。ロックバー１０７は、各端部に後方に延びるロックビット１１０を有する。このため、ロックビット１１０は、細長いロックバー１０７が移動すると横方向に移動する。各ロックビットは、背もたれ延長アームの顎部７４に設けられたリクラインロック面１１２と係合するリクラインロック位置に移動可能である。左側のロックビット１１０（図の右側に示す）は、関連の背もたれ延長アーム７０と係合しないリクライン作動位置から、関連のアーム７０上のリクラインロック面１１２と係合する位置へ移動する。
【００３２】
右側のロックビット１１０（図の左側に示す）の構成は、わずかに異なる。関連の延長アーム７０は、リクラインロック面１１２を備えることがわかる。さらに、関連のアーム７０には、リクラインロック面１１２に隣接して継手１１４が設けられている。リクラインロック位置において、このロックビット１１０はリクラインロック面１１２と係合するが、リクライン作動位置では、左側のロックビット１１０が継手１１４内に受容される。ロックビットが継手１１４内に受容されると、関連の背もたれ延長アーム７０は、リクライン軸を中心として依然として自由に枢動可能である。
【００３３】
図１２は、座部１４の直下に、左側の前方位置に装着されたロックバー制御レバー１１６を示す。このレバー１１６は、ケーブルアクチュエータ１１８へ連結されている。ケーブルアクチュエータ１１８は、従来の態様で動作する制御ケーブル１２０に連結されている。制御ケーブル１２０は、細長いロックバー１０７（図５を参照）の位置を制御する。ケーブルアクチュエータ１１８は、制御レバー１１６を作動することにより回転可能である。ケーブルアクチュエータ１１８には、２つの位置戻り留め１２２と係合可能なディンプルがその前方端縁部に設けられている。ディンプル１２１は２つの位置の何れかに位置付け可能であり、その第１の位置は、細長いロックバー１０７のリクラインロック位置に対応し、第２の位置は、細長いロックバー１０７のリクライン作動位置に対応する。かくして、ユーザーは、ロックバー制御レバー１１６の位置に応じてリクラインロックをオンにするかオフにするかを選択する。
【００３４】
背もたれ延長アーム、主トランサム、リクラインばね及びリクラインロックの変形例である第２の実施例
第２の実施例に関連して説明する部品の多くは、第１の実施例の対応部品と多くの点において同一である。これらの部品は、本質的に等価的である場合、同じ参照番号を使用する。部品の構成が異なるが等価的または類似の機能を有する場合、関連の参照番号にプライム記号を付して示す。
【００３５】
図１３は、１つの背もたれ延長アーム７０’の変形例である。背もたれ延長アーム７０’は二又の前方端部を有し、この端部は、右の分岐部９３ｃ及び左の分岐部９３ｄより成り、延長アーム開口７５’が両方の分岐部を横方向に貫通する。２つのかかる背もたれ延長アーム７０’は、図１４の変形例に示すように、リクライン軸Ｒを中心として回転自在に主トランサム２２’に装着されている。図１５から、主トランサム２２’は、両端部に枢軸部７６’が形成されているのがわかる。各端部の枢軸部は、内側及び外側の出張り７８’より成る１対の離隔した支持ウェブを有し、これらの出張りには整列開口８０’が貫通する。開口８０’は、背もたれ延長アーム７０’が枢動するリクライン軸Ｒを画定する。各対の開口８０’に挿入されるピンは、各背もたれ延長アーム７０’を主トランサム２２’に装着する。内側の出張り７８’は関連の背もたれ延長アーム７０’の分岐部９３ｃと、９３ｂの間に挿入される。
【００３６】
図１３から、上方の当接表面９３の後端部は、主トランサム２２’上の相補的ランプ７６ａと係合する歯止め９３ｅを有することがわかる。ランプ７６ａは湾曲しており、その曲率の中心はリクライン軸Ｒの中心である。これは、椅子のユーザーが指またはシャツの端などを挟む可能性のあるところである。従って、外側の出張り７８’は、ランプ７６ａを過ぎて後方に延びる防護手段として働く。図１６は、主トランサム２２’に回転自在に装着された１つの背もたれ延長アーム７０’を示す。
【００３７】
図１３は、リクラインロック機構の変形例を示す。背もたれ延長アーム７０’の前方端部には、リクライン軸Ｒの前方の前方表面部分９３ａと、リクライン軸Ｒの後方の後方表面部分９３ｂとより成る実質的に平らな上方当接表面９３が設けられていることがわかる。背もたれ延長アーム７０’を主トランサム２２’に組み込む際に、当接表面９３は主トランサムの上方部分の直下に来る（図１６を参照）。従って、後方の表面部分９３ｂは、背もたれ延長アーム７０’が枢動して後方表面部分９３ｂが主トランサム２２’の下側と当接すると到達する前方リクライン限界を画定する。逆に、後方リクライン限界は、アーム７０’が回転して前方表面部分９３ａが主トランサム２２’の下側と当接すると画定される。従って、主トランサム２２’の前方表面部分９３ａと、主トランサム２２’の下側との係合が、後方のリクライン限界を画定する。
【００３８】
リクラインロックは、ユーザーが選択的に作動させて背もたれのリクライン作用を阻止するか、または中間のリクライン限界を設定するためのものである。図１３に示すように、背もたれ延長アーム７０’の前方端部には、キー１０７ａが摺動自在に装着される横方向に延びる摺動部材７０ａが設けられている。この摺動部材７０ａはＶ字形スロット７０ｂを有する実質的に閉じた内側端部７０ｃを有する。摺動部材７０ａのキー１０７ａと、閉じた端部７０ｃとの間には、ばね（図示せず）が受容されて、キー１０７ａを閉じた端部７０ｃから離れる外方に偏倚する。キー１０７ａは、ケーブルによりばねの作用に抗して手動部材内で摺動可能であり、このケーブルは、図１２において説明したと同じ態様で調節自在であるキー１０７ａの内方端部と連結されている（図６２も参照）。このキーは、第１及び第２の当接表面１０７ｂ及び１０７ｃを有する。キー１０７ａが図１３に示す最も内側の位置（全体として椅子に関して）を占めると、第１の当接表面１０７ｂは既述したように、背もたれ延長アーム７０’のリクライン作用に干渉しない。これを、１５°のリクラインを可能にする超リクライン位置と呼ぶ。
【００３９】
上述したように、背もたれ延長アーム７０’の前方端部は、図示のように二又で、右及び左の分岐部９３ｃ、９３ｄを画定する。キー１０７ａが、第１の当接表面１０７ｂが右の分岐部９３ｃと整列する位置に移動すると、第１の当接表面１０７ｂが背もたれ延長アームのリクライン作用を干渉するようになるが、その理由は、第１の当接表面１０７ｂが、前方表面部分９３ａが通常当接する前に主トランサム２２’の下側に当接するからである。これにより１２°のリクラインが可能となる。キー１０７ａが移動して、第２の当接表面１０７ｃが右側の分岐部９３ｃと整列すると、第２の当接表面１０７ｃが背もたれ延長アーム７０’のリクラインが阻止されるか、少なくとも十分に阻止される位置にくる。このようにして、リクラインロックがかかる。
【００４０】
図１４は、キー１０７ａが一致して移動する態様を示す。ケーブル１２０’は、ケーブルのアクチュエータ１１８’（図６２を参照）と、主トランサム２２’の後方延長部２２ａに取り付けられたケーブル増幅機構４１０との間に連結されている。ケーブル増幅機構４１０は、同期動作のための相互に噛み合った歯部を有する１対の枢動自在に装着された増幅手段４１２を有する。１つの増幅手段４１２は、ケーブル１２０’の端部が連結された後方増幅延長部４１４を有する。ケーブル１２０’はケーブル案内手段４１６を通過する。ケーブル１２０’が後方増幅延長部４１４に作用してこの延長部を図１４で示す斜視図で下方に移動させると、相互に噛み合う増幅手段４１２が駆動されて回転し、それらの遠隔端部が互いに近付く方向に移動する。増幅手段４１２の遠隔端部は、それぞれのケーブルによりそれぞれのキー１０７ａに連結されている。このケーブル接続を想像線４１８で示す。
【００４１】
図１３から、背もたれ延長アーム７０’の側部は、もう１つの背もたれ延長アーム（図示せず）の対向する側部の同様な孔部と対向する２つの孔部９２ａ、９２ｂを有することがわかる。孔部９２ａは円筒形であり、孔部９２ｂは図示のように矩形である。図１８に示すように、第１及び第２のリクラインばね９５、９７は、対向する孔部間を延びる。第２のリクラインばね９７は細長い棒状であり、その両端部は２つの背もたれ延長アーム７０’の対向する孔部９２ｂ内に受容される。
【００４２】
主トランサム２２’は後方延長部２２ａを有し、その延長部の軸受けブロック９８’は後方延長部２２ａの上方表面の相補的凹部内に収まっている。軸受けブロック９８’は、第２のリクラインばね９７の中央部を受容する相補的凹部を画定する。背もたれ延長アーム７０’が主トランサム２２’に関してリクラインすると、第２のリクラインばね９７がその端部を下方に撓曲させ、それと同時に、中間部分が、主トランサム２２’の軸受けブロック９８’内に収まることにより固定位置に保持される。従って、第２のリクラインばね９７は、後方のリクライン作用に抵抗し、前方のリクライン限界の方へ背もたれ延長アーム７０’を偏倚する。第２のリクラインばね９７は、前方のリクライン限界において、わずかに撓曲することにより、予荷重を受ける。これは、孔部９２ｂの中心を軸受けブロック９８’の凹部内のばね中心よりわずかに下方にすることにより得られる。
【００４３】
第１のリクラインばね９５は、同じ原理で動作するが、幾分複雑である。第１のリクラインばね９５は、図１７にさらに詳細に示すように、平らな棒状のばね部分９５ａより成る。第１のリクラインばね９５の外側端部には、円筒形ボス９９ａが装着され、これらのボスは背もたれ延長アーム９０’に設けられた対向する円筒形孔部９２ａ内に受容される。さらに、この棒状ばね部分９５ａの上には中央の円筒形ボス９９ｂが装着される。中央のボス９９ｂは、棒状ばね部分９９ａを通すことができるようにスロットが設けられている。図１８に示すように、中央の円筒形ボス９９ｂは、主トランサム２２’上の軸受けブロック９８’に設けた半円筒形の凹部内に収まる。軸受けブロック９８’には、ボス９９ｂを軸受けのその定位置に関して着座させるためにその両側に直立部材が設けられている。平らな棒状ばね部分９５ａは、ばね９５の長さの横方向の撓曲軸を中心とする撓曲に対するその固有の抵抗により、リクライン作用に抵抗する。第１のばね９５の端部及び主トランサム２２’に押圧される中央の円筒形ボス９９ｂの構成により、ばね９５の縦方向軸をほぼ横断して延びる撓曲軸が画定されることがわかる。この構成により、前方作用位置にある平らなばね部分９５ａには予荷重がかからない。従って、軸受けブロック９８’の中央凹部と、円筒形ボス９２ａとは、この理由で整列関係にある。
【００４４】
第１のリクラインばね９５は、ばね率を変化させるように調節可能である。これは、棒状ばね９５ａに固定された櫂状部材を用いてばねの縦方向軸を中心として第１のリクラインばね９５を回転させることにより行われる。図１９乃至２１の断面図から、棒状ばね部分９５ａは幅が厚さよりも大きいことがわかる。図１９において、ばね９５は、幅方向が撓曲軸に実質的に平行に向けられていることがわかる。これはやさしいばね位置を表わす。図２０において、厚さ方向は撓曲軸に対して対角線方向に向けられている。かかる構成は、横方向軸を中心とする撓曲に対する抵抗が大きいことを表わす。従って、これは中位のばね位置を表わす。さらに、図２１において幅方向が撓曲軸を横断するように向けられている。かかる構成は撓曲に対する抵抗が最も大きい場合であり、従って第１のリクラインばね９５の堅い位置と思われる。第１のリクラインばね９５は、ばねがそれぞれ異なるばね率を示す３つ可能なばね位置を提供するように９０°に亘って調節可能である。これは、ばねがやさしい（Ａ）、中位（Ｂ）及び堅い（Ｃ）の間で調節されるにつれて、距離に対する正味のばね力の変化をグラフ表示する図２４から視覚的にわかる。さらに、図１８は、第１のリクラインばね９５がやさしい位置にあるが、図２２は第１のリクラインばね９５が堅い位置にあることを示す。
【００４５】
図２３を参照して、第１のリクラインばね９５を可能なばね位置に設定するためには、円筒形ボス９９ｂに設けた溝９９ｄより成る位置設定手段を使用する。相補的なリブ９９ｅは、軸受けブロック９８ａの半円筒形凹部に配置される。このリブ９９ｂは相補的な溝９９ｄのうちの任意の１つを係合できるため、第１のリクラインばね９５をその位置に設定できる。ばね位置を変更するためには、第１のリクラインばね９５にかかる荷重の大部分を除去する必要がある。従って、これを行うには背もたれを前方作用位置に移動させる必要がある。
【００４６】
図２５は、第１のリクラインばね９５上の円筒形ボス９９ａの形を詳細に示す。各ボスの端部は、半円の継手を画定して直径方向の当接表面９９ｅを形成するように破断されている。図２６からわかるように、孔部９２ａの端部には４分の１突出部９２ｃが設けられている。ボス９９ａが孔部９２ａ内に組み込まれた状態で、この４分の１突出部９２ｃは半円の継手９９ｄ内に延びる。ばね９５は、４分の１突出部９２ｃの１つの面が当接表面９９ｅの一半部に当接する第１の回転限界と、４分の１突出部９２ｃのもう１つの面が当接表面９９ｅのもう１つの半部に当接する第２の回転限界との間で９０°に亘って回転可能である。４分の１突出部９２ｃと、当接表面９９ｅとの間の相互作用により、第１のリクラインばね９５の回転ばねが９０°に制限される。図２６は、背もたれ延長アーム７０の側部に直接形成された２つの孔部９２ａ、９２ｂを示す。プラスチックの挿入材をこのアーム側部に取り付け、この挿入材に孔部９２ａ及び９２ｂを形成することも考えられる。
【００４７】
外囲フレームの剛性調節−第１の実施例
図２７は、外囲フレーム３４に組み込む部品の別の展開図である。上述したように、背もたれ固着鋳造物４８は外囲フレーム３４の後部に固定される。背もたれ固着鋳造物４８は、両端に２つの直立チャンネル６４を有し、これらのチャンネルは対向する壁５４で画定される。対向する壁５４は、ばねキャリア６０に設けたピン６２を受容するための整列スロット５６を有する。図２９は、このばねキャリア６０の特定の例をさらに詳細に示す。ばねキャリア６０は細長い部材であり、この部材は断面がほぼ正方形または矩形であって、ピン６２が両側に設けられている。その部材の一方の端部には継手１２４が設けられている。ばねキャリアのもう一方の端部は、後で説明するように、別のリンクと枢動接続するための二又になっている。この二又の端部は整列開口１２６を有する。
【００４８】
継手１２４は、離隔した螺設孔１３０を有する。板ばね１２８は、継手１２４内に受容される形状の下方端部１３１を有する。この下方端部１３１は２つの離隔した開口１３３を有する。これらの開口１３３はばねキャリアに設けた螺設孔１３０整列するため板ばね１２８をばねキャリア６０に固定することができる。下方端部１３１から上方に向かって、板ばね１２８は幅が徐々に増加し、厚さがわずかにテイパーするが、板ばねの全体形状は図示のように細長いものである。板ばね１２８は高張力ばね鋼で形成されている。
【００４９】
図２７からわかるように、背もたれの両側には２つのばねキャリアが設けられ、各々のばねキャリアはチャンネル６４の１つに受容されて、整列スロット５６の基部を貫通するように画定された軸を中心として枢動するように取り付けられている。
【００５０】
図２８は、各板ばねが外囲フレーム３４の背後にあってそれぞれのチャンネル４４内に収まった組立完了状態を示す。上述したように、外囲フレーム３４はある程度の柔軟性を有する。二又端部１２０が後方に移動するようにばねキャリア２をピン６２を中心として回転すると、板ばね１２８は外囲フレームの下方部分に対して作用して、後方への撓曲に対する剛性が増加する。２つのばねキャリアは、図３０乃至３４に関連して説明する態様で一致して作用する。外囲フレーム３４の下方部分の剛性は、このようにしてばねキャリアの位置を調整することにより調整可能である。さらに、各ばねキャリア６０が受容されるチャンネル６４は、背もたれ固着鋳造物４８の後壁１３５により後ろが閉じた状態にある。後壁１３５は、ばねキャリアの二又端部１２５が係合する停止部材と成り、かくしてばねキャリア６０の最大の回転、従って、板ばね１２２８により外囲フレーム３４に与えられる最大の剛性が決まる。
【００５１】
図３０は、リクライン機構の主要構成要素を示す。背もたれ固着鋳造物４８は、右側の背もたれ延長アーム７０と共に、わかりやすくするために取り外されている。左側の背もたれ延長アーム７０は、主トランサム２２と枢動連結された位置で示してある。各ばねキャリア６０の二又端部１２５は押しリンク１３９に連結されている。図３を参照して、外囲フレーム３４の下方部分は、押しリンク１３９を、組立てた状態の背もたれ固着鋳造物４８内のばねキャリア６０の二又端部１２５の係合できるようにするアクセス開口１４３を有する。押しリンク１３９の前方端部は駆動リンク１４１（図３０を参照）に連結されている。この駆動リンクは図３１を見ればより完全に理解できる四棒リンクの１つの構成要素である。図３１は１つの四棒リンクだけを示すが、椅子の両側に１つづつかかる四棒リンクが設けられていることが明らかである。駆動１４１は、押し棒１３９との接続部から上方に傾斜した角度で延びる。駆動リンク１４１はその長さ方向に沿って湾曲しており、その湾曲の中心は後方且つ上方になる。駆動リンク１４１は主として矩形の断面を有する。
【００５２】
駆動リンク１４１は、リクライン軸Ｒを中心とする枢動運動のため、その長さに沿う中間点で主トランサム２２に枢動自在に連結されている。さらに詳しく説明すると、駆動リンク１４１は、主トランサム２２の対向支持ウエブ７８のうち外側のウエブに隣接するように枢動自在に連結されている。共通の枢動ピン（図示せず）は、対向する支持ウエブ７８の両方と、背もたれ固着アーム７０と駆動リンク１４１とを相互連結する。
【００５３】
主トランサム２２は、四棒リンクの別の要素を形成する。上述したように、主トランサム２２は、高さ調節可能な空気ばね１４５を組み込んだ中央支柱２０の頂部において支持フレームに中央が取り付けられている。高さ調節ばね１４５は、椅子のユーザーが選択的に作動可能である。しかしながら、主トランサム２２は、常体で、支持フレームに対して、静止状態にある。
【００５４】
座部１４は、図５５乃至６０に関連してさらに詳しく説明する態様で、座席案内手段１４９に摺動自在に装着されている。従って、この座席案内手段１４９は四棒リンクの別の要素を形成する。駆動リンク１４１の上方端部は、座席案内手段１４９に枢動自在に連結されている。前方支持リンク１５１よりなる別のリンクは、座席案内手段１４９と主トランサム２２とを相互連結する。前方支持リンク１５１は、断面がほぼ矩形であり、駆動リンク１４１と同様に、その長さ方向に沿って湾曲し、曲率中心が上方及び後方にある。
【００５５】
図３０から、駆動リンク１４１の両端部は二又であることが分かる。下方端部は、押しリンク１３９の下方端部を収納するように二又である。駆動リンク１４１の上方端部も二又である。駆動リンク１４１の上方端部も二又である。座席案内手段はまた、図３２に示すように垂下する出っ張り１５５を有する。駆動リンク１４１の二又の上方端部は出っ張り１５５の各側部上に配置され、内側の分岐部は出っ張り１５５と座席案内手段１４９の側壁との間に枢動自在に連結されている。外側の分岐部は美的理由により扇形であり、その摺動接続部はそれを貫通しない。同様に、前方支持リンク１４１の上方端部も二又であり、内側の分岐部が座席案内手段１４９と別の出っ張り１５７との間に枢動自在に連結され（図３２を参照）、外側の分岐部は扇形である。前方支持リンク１５１の下方端部は、対向する支持上部７８の前方端部の整列開口１５３を貫通するピン（図示せず）により、対向する支持ウエブ７８（図４を参照）の外側のウエブの外側に枢動自在に連結されている。駆動リンク１４１の下方端部と前方支持リンク１５１との接続部は美的理由により外部から見えない連結部であることが分かる。
【００５６】
リクライン機構の動作
リクライン機構の動作を、図３１を参照して説明する。椅子の一方の側の四棒リンクの要素について説明する。これらの要素は椅子のもう一方の側にも同一のものがあることが分かるであろう。上述したように、背もたれ１６はリクライン軸Ｒを中心としてリクライン可能である。第１及び第２のリクラインばねは、座部１６を前方作用位置に偏倚する。座っていない状態で、四棒リンクの構成要素の配置は、板ばね１２８のばね張力により決まる。板ばね１２８の固有の可撓性により板ばね１２８が直線状となり、それによりばねキャリア６０がピン６２を中心として時計方向に回転される。これにより、椅子の座っていない状態における押しリンクの位置が決まる。座席案内手段１４９に力が加わらない状態で、この四棒リンクの構成要素は、押しリンク１３９を介して作用するばね１２８の固有の可撓性により非着座位置に保持される。
【００５７】
ユーザーが座部１４に体重Ｗを掛けると、この体重は座席案内手段１４９により支持され、駆動リンク１４１がリクライン軸Ｒを中心として反時計方向に回転するように駆動される。これにより、押しリンク１３９がほぼ上方及び後方に移動し、ばねキャリア６０を枢動ピン６２を中心として反時計方向に回転させる。外囲フレーム３４の下方部分は、既に説明した前方作用位置に停止された背もたれ固着鋳造物４８内に剛性的に保持されている。ばねキャリア６０が反時計方向に回転すると、板ばね１２８は板ばね１２８が撓曲し、その上方部分が外囲フレーム３４の後部に対して押し付けられる。外囲フレーム３４の柔軟性に応じて、ユーザーの体重が板ばね１２８のばね張力により、そのばねが外囲フレーム３４の後部に対して撓曲するにつれて吸収される。これは、背もたれを後方に撓曲しないように剛性化する効果を有する。板ばね１２８に印加される張力は、座部１４に加わるユーザーの体重Ｗに依存することが分かる。体重Ｗが多ければ多いほど、板ばね１２８により支えられる張力は大きく、従って外囲フレーム３４の後方への撓曲に抵抗する板ばね１２８に付与される剛性度が大きくなる。従って、外囲フレーム３４の剛性は、椅子のユーザーの体重Ｗに応じて調節される。
【００５８】
ユーザーの体重Ｗが所定のレベルを超えると、板ばね１２８は、ばねキャリア６０の二又端部１２５が背もたれ固着鋳造物４８の後壁１３５と係合する点に張力状態となる。これは、板ばね１２８に付与される張力の大きさの限界を与える。この限界は約８０ｋｇで到達する。図３３は、ユーザーが体重Ｗを掛けた場合の座席案内手段１４９の下方運動を示す。ユーザーが椅子から離れると、座部１４は図３４の矢印Ｕで示すように上方に移動する。
【００５９】
上述したように、外囲フレーム３４の穏やかに湾曲した形状は、ユーザーに心地よさを与えるためユーザーの脊椎の形に対応するように設計されている。背もたれの撓曲作用により、ユーザーが脊椎の運動が可能となるため、椅子の人間工学的利点がさらに向上する。ユーザーの脊椎の一般的な健康がこの動きにより増進される。背もたれの後方への撓曲における剛性は、ユーザーの体重に応じて調節される。従って、ある特定の範囲内で、後方への撓曲し易さはユーザーの体重と相互に関連がある。従って、体重の軽い人は、外囲フレームに対して小さい力を加えるため、後方への撓曲作用から利点を完全に享受することが可能である。また、体重の重い人は撓曲に対する抵抗が大きくなり、外囲フレームは大きな人にとっては軽すぎることはないようにされる。椅子は、ユーザーが８０ｍｍ乃至１２０ｍｍの範囲の撓曲による撓みを得ることができるように設計されている。
【００６０】
図３５は椅子１０のリクライン作用を示す。ユーザーが座部１４に体重を掛けると、座部は上述したように下方に移動し、実線で示す、座席案内手段１４９のすぐ上の位置を取る。ユーザーが体重を座部１４に一旦掛けると、板ばね１２８はそれに対応する量のばね張力を吸収しそれと共にばねキャリア６０と押しリンク１３９が背もたれ固着鋳造物４８に対してどちらかといえば固定位置をとる。
【００６１】
従って、ユーザーが背もたれ１６にもたれかかると、背もたれ固着鋳造物４８、ばねキャリア６０及び押しリンク１３９同時に作用して、駆動アーム１４１を駆動し、押しリンク１３０を介して時計方向に回転するようにする。四棒リンクの構成は、座席案内手段１４９が、リクライン前の座席案内手段１４９の着座位置と比べて高さが正味増加し、後方傾斜角が増加した位置を取る。実際、板ばね１２８、ばねキャリア６０及び押しリンク１３０の間には僅かなシフトが存在する。
【００６２】
座部１４の高さが後方リクライン作用により正味の増加を示すと、ユーザーの体重Ｗは、第１及び第２のリクラインばね９４，９６による偏倚力と共にリクライン作用に逆らう作用をする。従って、ユーザーの体重Ｗは、背もたれ１６のリクラインのし易さの可変の因数である。調節可能な第２のリクラインばね９６が一定のレベルに設定されている場合、体重の重い人は、体重の軽い人に比べてリクライン作用に対する抵抗が大きくなる。これにより、ユーザーの体重とリクライン作用に対する抵抗との間に自動的な相関関係が得られる。体格が普通の大部分のユーザーにとって、この自動的な調節機能は充分である。しかしながら、ユーザーの体格は広い範囲に亘って異なるため、上述したようにクランプ調節による別の調節が必要である。例えば、非常に長身で体重の軽い人は、その身長によるてこ作用により体重Ｗが少なくても背もたれ１６を容易に後方に移動させることができる。
【００６３】
高さが正味増加することは、リクライン時ユーザーを上昇させて椅子のユーザーの目のレベルをリクライン作用にかかわらず維持できるという利点がある。
【００６４】
椅子が完全なリクライン状態となると（第１の当接表面８８が第２の当接表面９０と係合することにより決まる）、外囲フレームは依然として、椅子のユーザーにより印加される付加的な力の作用化により撓曲することができる。上述したように、外囲フレームは８０ｍｍ乃至１２０ｍｍの範囲で反ることが可能である。リクライン作用の間、背もたれに掛かるユーザーの体重により最大２０ｍｍの反りが生じると考えられる。従って、リクライン限界に到達しても、ユーザーは６０乃至１００ｍｍの範囲の外囲フレームの撓曲によりさらに反りを得ることができる。
【００６５】
図５５乃至６０に関連して後で説明するように、座部１４はその後部において座席案内手段１４９により支持されているに過ぎず、前部は無支持である。図３２に示すように、移行点１６１は座席案内手段１４９の前方端縁部１６０の背後に位置する。移行点１６１は、座席案内手段１４９の平坦な上面１７８と前方に傾斜した先端表面２８５との間の境界を形成する。座部１４９は、この位置で横方向に折り曲げ可能である。従って、移行点１６１は、座部１４の後部と前部との間の分かれ目を画定する。座部１６は図５５乃至６２に関連して説明するように座席の深さを調節するために前方及び後方において摺動可能であるため、座席の後部と前部との間の分かれ目は座席の深さに応じて変化する。
【００６６】
図３５は、背もたれ１６及び座部１４のリクライン作用により変化する曲率を示す。実線は、着座した状態の前方作用位置を示す。点線はリクライン位置を示す。背もたれ１６はリクラインすると、座席案内手段１４９は高さが正味増加し、後方への傾斜も増加する。これにより事実上ユーザーの臀部がすっぽり嵌まり、リクライン作用の間前方に摺動しようとするのを阻止する。座部１４はまた柔軟性があり、ユーザーの臀部は後方への傾斜が増加するだけでなくその高さが正味増加しているため、座部１４の前部に対してユーザーの脚部を加算したさらに大きな体重が加わる。従って、座部１４は座席案内手段１４９上の移行点１６１において横方向に折れ曲がる。このすっぽり嵌まる作用から最大の利点を引き出すため、ユーザーは、臀部が背もたれに当接して、移行点１６１がユーザーの臀部の殿溝にほぼ対応するように座席の深さを調節すべきである。従って、リクラインの間、ユーザーの臀部は座部１４の後部と、背もたれ１６の下方領域との間にすっぽり嵌まり込むと共に、座席の前部がユーザーの脚部の重量により前方に低下する。ユーザーの殿溝に横方向の折り目をもってくることにより、ユーザーの脚部の後ろには望ましくない圧力が加わらないようにされる。
【００６７】
背もたれの変形例−第２の実施例
図３６は、背もたれ１６′の変形例を展開図で示す。前の実施例と同様に、背もたれ１６′は、背もたれ固着鋳造物４８′に連結された柔軟性のある外囲フレーム３４′を有する。この実施例では、ばねキャリアが省略され、その代わりに外囲フレーム３４′の後部に押圧される２つの一体的な板ばね１２８′が使用される。さらに、２つの補助ばね４５０も設けられるが、この機能については後で説明する。
【００６８】
図３９ｃは、押しリンク１３９′の変形例を示す。押しリンクは弓形である。押しリンクは、その一端に開口４５２を有し、この開口を介し押しリンクが駆動リンク１４１′に枢動自在に連結される（図４１ａ，４１ｂを参照）。押しリンク１３９′のもう一方の端部は、第１の当接表面４５６及び第２の当接４５８を有する段付き領域４５４である。段付き領域４５４の前方には第１の対の滑動手段４６０がある。この対４６０の各滑動手段は、押しリンク１３９′の対向する側面上に設けられている。第１の対の滑動手段４６０の直下には、押しリンク１３９′の対向側面に設けた第２の対の滑動手段４６２がある。
【００６９】
図３７は、背もたれ固着鋳造物４８′の一方の側を詳細に示す。背もたれ固着鋳造物４８′は２対の突起５０′を有し、これらの突起は組立ての目的のために外囲フレーム３４′の整列開口（図示せず）と係合する。前の実施例と同様に、離隔した壁５４′は、後述する態様で板ばね１２８′が収納される前方に延びるチャンネル６４′を画定する。前方に延びるチャンネル６４′は、チャンネル６４′の両側に２つの前方に延びる軌道４６４を有する。軌道４６４はそれぞれ実質的に水平の棚部４６６よりなり、これらの棚部は押しリンク１３９′と背もたれ固着鋳造物４８′の組立てた状態で下方に延びるフランジ４６８で終端し、第１の対の滑動手段４６０は関連の棚部４６６の頂面に沿って滑動するように配置され、一方第２の対の滑動手段４６２は関連の棚部４６６の底面の直下を移動する。図３９ｃから分かるように、第２の滑動手段４６２の各々は下方に延びるフランジ４６８の内側と当接する平らな当接表面４７０を有する。これが、軌道４６４に対する押しリンク１３９′の摺動運動の前方の限界を画定する。
【００７０】
図３９ｄは押しリンク１３９′、背もたれ固着鋳造物４８′、板ばね１２８′、補助ばね４５０及び外囲フレーム３４′を組立てた状態で示す。
【００７１】
図３１に関連してリクライン機構の動作を説明した。この動作は第２の実施例と実質的に相違しないため、既に述べた図３１を参照した理解できるであろう。ユーザーの体重が座部１４に掛かると、これが座席案内手段１４９により吸収され、それにより駆動リンク１４１が駆動されてリクライン軸Ｒを中心として反時計方向に回転する。この実施例では、駆動リンク１４１の回転により、押しリンク１３９′の開口がほぼ上方及び後方に移動する。このため、第１及び第２の対の滑動手段４６０，４６２が軌道４６４に沿って摺動する。補助ばね４５０及び板ばね１２８′は、第２の当接表面４５８が板ばね１２８′と接触する前に、第１の当接表面４５６が補助ばね４５０と接触するように構成されている。これは、ユーザーの体重Ｗが所定のしきい値を超えるまで、押しリンク１３９′が補助ばね４５０に押圧されていることを意味する。補助ばね４５０は、外囲フレーム３４′の剛性とは無関係である。従って、ユーザーの体重Ｗが所定のしきい値になるまで、外囲フレーム３４′に対する剛性化効果はない。約５０ｋｇである所定のしきい値に到達した後、押しリンク１３９′の第２の当接表面４５８は板ばね１２８′と接触する。板ばね１２８′は、図３９ｄに示すように、最初は僅かに曲がった状態にある。板ばね１２８′は、図３７から分かるように、前方に延びるチャンネル６４′の頂部にあるばね座４７４に対して押し付けられる。ばね座４７４は板ばね１２８′を一つけするために側方で凹んでおり、一方図３９ｄの断面図で示すように頂部から底部にかけて凸状である。図示のように前方に凸状であるため、ばね座４７４は、押しリンク１３９′が軌道４６４を後方に移動するにつれて板ばね１２８がそれを中心として撓曲する点を画定する。第１の実施例と同様に、ばね１２８′がその下方端部から押されてばね座４７４を中心として撓曲すると、ばね座４７４の上方で、外囲フレーム３４′の背後に対して押圧され、それにより外囲フレーム３４′の剛性が増加する。さらに、第１の実施例と同様に、ある特定の点で、押しリンク１３９′及び／または板ばね１２８′は背もたれ固着鋳造物４８′に押圧されると、さらに運動は不可能となる。これが、板ばね１２８′の張力限界を画定する。
【００７２】
図３９ｂは、補助ばね４５０の一例をさらに詳細に示す。補助ばねは板ばねであり、その拡大頭部４７８がその両側に２つの湾曲部４８０を有する。湾曲４８０は、前方に延びるチャンネル６４の両側にある対向する相補的な位置決めブロック４８０と協働する。
【００７３】
図４１ａは、リクライン機構のある特定の部品を示すが、外囲フレーム３４′と背もたれ固着鋳造物４８′図解を分かり易くするため省略されている。前の実施例と同様に、駆動リンク１４１′は、その中間点で主トランサム２２′に摺動自在に装着されている。押しリンク１３９が固着された端部とは反対の駆動リンク１４１′の端部は、座席案内手段１４９′と摺動自在に連結されている。同様に、前方支持リンク１５１′は、座席案内手段１４９′と主トランサム２２′との間に連結されている。この実施例では、駆動リンク１４１′と前方支持リンク１５１′が１またはそれ以上の直立軸の周りで湾曲すると共に第１の実施例で説明したように水平な横方向軸の周りで湾曲している。これにより、図４３に示すように座席案内手段１４９′がさらに複雑な形状をもつことになる。
【００７４】
座席パネル−第１及び第２の実施例
図４６は、椅子のいずれの実施例への使用も好適な座部１４の好ましい実施例を示す斜視図である。座部１４は柔軟性のあるプラスチックパネルであり、その柔軟性は図示のスロットの構成により改善されている。プラスチックパネルは、ＰＰＲのような射出成形プラスチックである。
【００７５】
座席パネル１４は図４７−４９のコンピュータ作成図面で平らなパネルとして示すが、この座席パネルは、実際は図５０乃至５４の種々の断面を示す概略図から分かるように実際は皿形である。図５０は、圧延により形成した端縁部を有する一般的に湾曲の形状を示す座席パネル１４の中間部の縦方向断面図である。この端縁部は寸法Ａだけ下がっている。図５１は、座席パネル１４の側縁部を示す。この側縁部は中間部よりも平らである。さらに、前方端縁部は、Ａよりも大きい寸法Ｂだけ下がっている。図５２は、座席の後部から約１５０ｍｍの所の横方向断面図であり、図面５３は、前方端縁部から１２０ｍｍの所の横方向断面図である。これは、本質的に、平らである。従って、前方端縁部から１２０ｍｍだけ後ろの座席の後部はユーザーに心地よさを与えるために本質的に皿形であり、一方その前方は、座席部分が前方向に下方に傾斜している。さらに、図５４から分かるように、前方端縁部も、側部の方へ下方に傾くように湾曲形状である。
【００７６】
図５０−５４に示す図は、座席パネル１４の成形した形状を示すに過ぎない。この座席パネルは、ユーザーに適応してユーザーの運動に応答するように柔軟性を有する。座席パネル１４の、図４６に示すスロットの構成は、座席パネル１４の柔軟性を増加するように設計されている。パネルの前半分のスロットの構成は、横方向の折り目に沿う折り曲げを容易にするように設計されている。特に、スロットは座部１４の横方向に延びる一連の離隔した波状ライン１６３に沿うように配置されており、中央部は前方向に凸状であり、外側部分は前方向に凹状であることが分かる。スロット１６３のラインは不連続である。上述したように、座部１４は少なくとも後部が皿形である。この皿形は、座席のユーザーにより強調される。離隔した一連の波状ライン１６３は、座席パネル１４を、後部が皿形であっても横方向に折り曲げるのを可能にする。さらに、前部のコーナーに、スロットのパターン１６４が、横方向の波状ライン１６３の曲率に従ってコーナーを対角線方向に延びるようになっている。このようにすると、ユーザーが脚部を一方の前のコーナーへ移動させると、スロット１６４の対角線構成により、前のコーナーがユーザーの脚部の重量により折り曲げられる。
【００７７】
パネルの後ろ半分では、スロットは、ユーザーの座骨突起部に適応するようなパターンに配置されている。特に、スロットのパターンは、その位置がユーザーの座骨突起部に対応する（ユーザーが座席の深さを適切に調節して正しく座っていると仮定して）２つの離隔したほぼ矩形の領域１６２を与える。これら２つの領域１６２は横方向のスロットパターンを中断させている。各領域は、一連の縦方向に延び横方向に離隔した波状ラインを構成するスロットよりなる。スロットのラインは不連続である。各領域１６２におけるスロットの縦方向の配置により、スロットの縦方向のライン間の残りの材料は互いに離れるように広がり、それにより座席のユーザーの各座骨突起部に対して１つのポケットを形成することができる。
【００７８】
図４７は、座席パネル１４の下側に設けられた縦方向補剛ウエブ１６５を示す。５つの補剛ウエブがあり、２つは対向する側縁部に沿って配置されている。そしてさらに別の２つは、対応する側縁部から６５ｍｍの所の各側部に配置されている。そして残りの１つが中央にある。縦方向の補剛ウエブは、補剛ウエブの高さがテーパー終了点１６６まで徐々に減少し始めるテーパー開始点１６４まで座部の後ろ端縁部から高さが一定である。（しかしながら中央のウエブは早く終端する）。座部１４は、図５５乃至６０に関連して説明したように深さの調節を可能にする。座部は、座席案内手段１４９上の移行点１６１を中心として横方向に折り曲がる。
【００７９】
座席パネル１４が小さい人に合うように後方位置にある場合、その領域の移行点１６１における補剛リブの深さは浅く、撓曲に対する抵抗は僅かである。一般的に、これは小さくて体重の少ない人に適している。しかしながら、大きな人では、座席パネルは座席案内手段１４９に関連してさらに前方に配置される。移行点１６１の位置の補剛リブの深さはより深く、そのため撓曲に対する抵抗が大きい。これは大きなそして体重の多い人に適している。
【００８０】
テーパー開始点１６４は、座席が大きな人に合うようにその完全前方位置にある時移行点１６１に対応する位置である。テーパー終了点１６６は、小さい人に合うように座席が最も後方位置にある時の座席案内手段１４９の移行点に対応する位置である。テーパー開始点１６４とテーパー終了点１６１は、それらの間に移行領域を画定する。横方向の折り目は、座席の深さに応じて、移行領域内のある範囲の位置にある。横方向に延びるスロットの波状ラインのパターンは、少なくとも移行領域を延びる。
【００８１】
図４７も、横方向の補剛ウエブ１６８を示す。補剛ウエブ１６８は、横方向の波状スロット１６３のパターンに追従する。上述したように、座席パネルは皿形に成形されている。しかしながら、特に、座部の前部の縦方向軸の周りでは曲率を制限するのが望ましい。従って、横方向の補剛ウエブ１６８は、ユーザーの体重により横方向に折り曲がりがないようにして前部の形状を保持する手助けとなる。さらに、後方のウエブが、図４７に示すように下側の座席パネル１４の後方に沿って設けられている。
【００８２】
図４９は、１つの側縁部に沿う特徴の構成を詳細に示す。２つの縦方向ウエブ１６５の間には、テーパー開始点１６４とテーパー終了点１６６の間の線上に延びる一連のスペーサーブロック２７０がある。各スペーサーブロック２７０の間には、頂部の方へ広がるウエッジ形のギャップ２７２がある。図５５乃至６０に関連して説明するように、座席パネル１４は座席キャレッジ１６７の上方に収まる。座席案内手段１４９に関する座席キャレッジ１６７の位置に応じて、通常は、座席キャレッジ１６７の前方に座席案内手段１４９（板ばね２８５を含む）の前部が存在する。座席パネル１４の後部は座席キャレッジ１６７の上方に固定されるため、座席キャレッジ１６７の前方に、座席案内手段１４９と座席パネル１４との間のギャップが存在する。スペーサーブロック２７０はこのギャップ内に延びる。座席パネル１４が折り曲がると、スペーサーブロック２７０が座席案内手段１４９の頂部に押し付けられる。スペーサーブロック１７０も図示のように高さがテーパーしていることが分かる。さらに、スペーサーブロック２７０は、ウエッジ形ギャップ２７２の側壁が一旦互いに係合すると、さらに曲率が増加しないため、横方向の折り目に沿う座席パネルの最大の曲率を画定する。防護手段がスペーサーブロック２７０に沿って延びて、ユーザーの指が捕捉されないようにする隔壁を提供する。
【００８３】
座席の深さ調節機構
図５５は、座席の深さ調節機構の主要構成要素を示す。座席案内手段１４９は、前述した四棒リンクの１つの構成要素である。座席の両側に２つの座席案内手段１４９が存在する。これら２つの座席案内手段１４９は、摺動可能な座席キャレッジ１６７を案内する。図４７−５４に示す座席パネル１４の後部は、キャレッジ１６７に固着されている。この座席パネル１４の後ろ半分だけが、座席キャレッジ１６７に固定される。座席パネル１４は、座席案内手段１４９上の座席キャレッジ１６７の摺動佐用により前後に移動可能である。
【００８４】
図４９に示すように、座席パネル１４の下側のスペーサーブロック２７０の後方には縦方向に延びるリブ２７４と、縦方向に延びるリブ２７４の後方に離隔した短いタブ２７６がある。リブ２７４は、座席キャレッジ１６７のチャンネル２７８（図５５を参照）内で係合し、タブ２７６は、座席キャレッジ１６７上において後方に位置する凹部２８０内のスナップ嵌合連結部である。さらに、４つの離隔した保持タブ２８２はキャレッジ１６７の下側と係合する。保持タブ２８２は、座席キャレッジ１６７と係合する座席パネル１４を保持し、一方縦方向リブは主な荷重支持部分である。
【００８５】
図５５は、高さを調節可能な空気ばね１４５の制御機構を示す。高さ調節制御レバー１６９は、右側の座席案内手段１４９の外側で枢動可能に取り付けられている。高さ調節制御レバー１６９の枢動運動は、制御ケーブル１７２の一端に連結された高さ調節制御アクチュエータ１７０により再現される。制御ケーブル１７２のもう一方の端部は、空気ばね１４５の上方端部に連結されている。ユーザーが高さ調節制御レバー１６９を持ち上げると制御ケーブル１７２が従来の知られた対応で空気ばねを解放し、座席のユーザーが彼の条件に合うようにザブ１４の高さを調節する。
【００８６】
図５６は、座席キャレッジ１６７の左側を示す詳細図である。座席案内手段１４９は、プラスチックの座席案内ライナー１７６を有する。座席案内ライナーは細長い構造であり、上方の滑動表面１７８と内側の滑動表面１８０とを有する。内側の滑動表面１８０は、金属部品の座席案内手段１４９の内側から離隔しており、周囲の壁１８２が内側の滑動表面１８０をそれから離隔した関係に維持する。座席案内ライナー１７６はそのため、内側滑動表面１８０の背後で中空である。上方の滑動表面１７８は、座席案内手段１４９の金属部分の上面の継手内に需要されるため、上方の滑動表面１７８は座席案内手段１４９の金属部分の上面と隣接している。座席案内ライナー１７６は、座席キャレッジ１６７を滑りやすくするための軸受け表面を提供する。このようにしてそのため、座席案内ライナー１７６はナイロンまたはアセタルよりなる。椅子の右側にも対称的な構成が提供されることが分かる。
【００８７】
座席キャレッジ１６７は一体的な鋳造アルミニウムよりなり、２つの離隔した摺動手段の各々はそれぞれの座席案内手段１７９と係合する。各摺動手段は、ほぼＬ字形であり、内壁上の直立滑動表面１８６が内側の滑動表面１８０と摺動係合し、水平な滑動表面１８７が上方の滑動表面１７８と係合する。キャレッジは、椅子の中央の直立で縦方向に延びる平面に関して対称的である。右側及び左側の２つの摺動手段は対向するものである。２つの摺動手段は、横方向に延びる支持手段１９０により接合されている。
【００８８】
内側滑動表面１８０は、内側の滑動表面１８０から延びる一連の小アーチを有するように成形されている。小アーチ１８４は内側に突出して（椅子全体に関して）座席キャレッジ１６７の直立滑動表面１８６に押圧される。小アーチは任意のパターンに配列可能であるが、内側滑動表面１８０の長さ方向で互い違いであるのが好ましい。両方の座席案内ライナー１７６は、キャレッジ１６７の関連の直立滑動表面１８６に押圧される内側にのびる小アーチを有する。小アーチ１８４はそのためキャレッジに作用して、キャレッジ１６７を２つの座席案内手段１４９の間の中心に配置するようにする。さらに、部品が正確に仕上げられていない場合、可撓性の小アーチ１８４が直立滑動表面１８６と内側滑動表面１８０の間のたるみを吸収する。これにより、キャレッジ１６７が座席案内手段１４９内で引っ掛かるのが防止される。
【００８９】
図５７は、椅子の深さ調節のための制御機構を示す。両方の摺動手段１８５の内壁は、一連の離隔したノッチ１９２を有する下方端縁部を有する。椅子の深さ調節棒１９４は２つの歯１９６を備えており、その各々の歯は棒１９４の両端部に形成されている。座席の深さ調節棒１９４は、歯１９６がそれぞれのノッチ１９２と係合するラッチ位置と、キャレッジ１６７が座席案内手段１４９に沿って自由に摺動できる非ラッチ位置との間で移動可能である。座席の深さ調節棒１９４は、座席の深さ調節ボタン２００により制御される。座席の深さ調節ボタン２００は、ばね（図示せず）の偏倚力に抗してラッチ位置から移動可能であり、座席の深さ調節棒１９４を、歯１９６がノッチ１９２と係合しない非ラッチ位置へ移動させる。その後、座席キャレッジ１６７は適当な座席の深さが得られるまで摺動可能であり、この深さが得られるとユーザーは座席の深さ調節ボタン２００を開放して歯１９６が最も近いノッチ１９２と係合できるようにする。
【００９０】
座席キャレッジ１６７から垂下する突出部として形成された座席の深さ停止手段１７４（図５５を参照）は、それが、調節棒１９４または調節棒１９４の端部を需要するスリーブ５８と係合する時座席キャレッジ１６７の前方位置を決定する。後ろの限界は、座席案内手段１４９から内方に延びて座席キャレッジ１６７のスロットと係合するピン（図示せず）により画定される。このスロットは、座部の最も後方の位置で継手と係合する停止手段を画定するように機械加工される。
【００９１】
図５８，５９は、座部１４の延長位置及び交替位置をそれぞれ示す。
【００９２】
座席の深さの調節−第２の実施例
図６１及び６２は、座席キャレッジ１６７′及び座席案内手段１４９′の変形例を示す。座席キャレッジ１６７は、第１の実施例で説明したような２つの離隔した摺動手段を備えた一体的な鋳造アルミニウム構成であり、２つの摺動手段はそれぞれ座席案内手段１４９′と係合する。２つの摺動手段は、図示のような一連の横方向に延びるリブを備えた一体的な？？？により接合されている。
【００９３】
前の実施例と同様に、座席案内手段１４９′は、座席キャレッジ１６７′のそれぞれの案内手段と摺動自在に係合する上方滑動表面１７８′及び内側滑動表面１８０′を備えた座席案内ライナー１７６′を有する。座席案内ライナー１７６は、図６２ｂ及び６２ｃに関連して詳細に説明する。
【００９４】
図６１に示すように、椅子の第２の実施例は、右側に（図の左側）制御レバー１６９′を有する。このレバー１６９′は、座席の高さ及び深さの両方を調節する複動アクチュエータである。制御レバー１６９は、右側の座席案内手段１４９′の外側に枢動自在に取り付けられている。
【００９５】
制御レバー１６９′は、右側の座席案内手段１４９′の内側に取り付けられた複動アクチュエータ１７０′を作動させる。アクチュエータ１７０′は、第１のアクチュエータ部分１７０ａと、第２のアクチュエータ部分１７０ｂとを有する。
【００９６】
第１のアクチュエータ部分１７０ａは、空気ばね１４５′の上方端部に連結されたケーブル１７２′と連結されている。ユーザーが制御レバー１６９′を上昇させると、制御ケーブル１７２は従来の知られた対応で空気ばねを開放し、座席のユーザーが彼の条件に合うように座部１４の高さを調節できる。
【００９７】
第２のアクチュエータ部分１７０ｂは、ケーブル４８８を介して枢動自在の爪４９０に連結されている。この爪は、座席キャレッジ１６７′の下側に形成されたラック４９２の複数の歯の任意のものの間で係合可能である。爪及びラック４９０，４９２は、図６２で示すように座席キャレッジ１６７′のもう一方の側にも同じものがある。ケーブル４８８は右側の爪４９０から座席キャレッジ１６７のもう一方の側へ延びて、２つの爪４９０を同時に作動できるようにする。ユーザーは、制御レバー１６９′を押し下げて第２のアクチュエータ部分１７０ｂを作動することにより、２つの爪をばねの偏倚力に抗して関連のラック４９２の歯との係合関係から離脱させる。そうすると座席キャレッジ１６７′は、適当な座席の深さが得られるまで摺動し、それと共にユーザーは制御レバー１６９′を開放して各々の爪４９０を関連のラック４９２と係合させることができる。
【００９８】
図６１はまた、美的な理由で主トランサム２２′の前方を蛇のように延びるように形成された前方カバー４９５を示す。このカバー４９５は、図６２ｂ及び図６２ｃから分かるように一体的に形成されたボス４９７を用いることにより両側で座席案内手段１４９′に結合されている。
【００９９】
上述したように、図６２ｂに示す座席案内手段１４９′は、座席案内ライナー１７６′を有する。座席案内ライナー１７６′は、上方滑動表面１７８′と、内側滑動表面１８０′とを有する。従って、座席滑動ライナー１７６′は本質的にＬ字形である。内側滑動表面１８０には、一連の離隔した一体的な可撓性突出部５００が設けられている。一体的な可撓性突出部５００は内側に向いている。座席案内ライナー１７６′は、図６２ｃに示すように座席案内ライナーの金属を支持する部分の上に支持されている。内側滑動表面１８０は、座席案内手段１４９′の支持部分の内側から離隔した位置にある。さらに、座席案内手段１４９′の支持部分は、３つの離隔した台５０２を有する。一体的に可撓性突出部５００はランプのような形状であり、その端部は関連の台５０２と係合する。そのため、大部分の内側滑動表面１８０′は座席案内手段１４９′の支持部分から離隔した関係で可撓的に保持される。
【０１００】
第１の実施例の図５９から分かるように、座席案内手段１４９の上面と、座席パネル１４から延びるスペーサーブロック２７０との間にはギャップが存在することが分かる。このギャップは、ユーザーが指を挟む可能性のあるキャップである。従って、図６２ｂに示すように、座席案内ライナー１７６′に櫛のような移動自在の部材５０４が組み込まれている。この櫛のような部材５０４は上方滑動表面１７８′と隣接する上面と、下方に延びる複数の枝５０６とを有する。これらの枝は、座席案内手段１４９′の金属支持部分に形成された一連の窪み５０８に需要される。櫛のような移動自在の部材５０４は柔軟性を有し、通常は、座席案内手段１４９′の先端部２８５と垂下するスペーサーブロック２７０′との間のギャップを埋めるように延びる。例えば、図６３を参照すると、ユーザーの体重はまた座席パネル１４に掛かっておらず、従って座席パネル１４は櫛のような部材５０４の上部に係合するようになっていない。さらに、垂下するスペーサーブロックはこの図では見えないが、その理由は座席パネル１４が、スペーサーブロック２７０′のＶ字形ギャップに指が挟まれないようにするための周面防護手段を備えているからである。ユーザーの体重が座席パネル１４の前方にかかると、スペーサーブロック２７０′は櫛のような部材５０４に対して押圧され、この部材は、座部１４が横方向の折り目を中心として折り曲がると撓む。このようにして、櫛のような部材５０４は、座席パネル１４と座席案内手段１４９′との間にユーザーの指が挟まる可能性を軽減するさらに別の防護手段を提供する。しかしながら、櫛のような部材５０４は座席パネル１４の横方向の折り曲げを妨害しない。
【０１０１】
図６３は、座席パネル１４をその内側後退位置で示し、一方図６４は座席パネル１４を外側の最も伸長した位置で示す。
【０１０２】
腰部支持機構
図６６は、腰部支持機構３６の主要な構成要素を示す背もたれ１６の斜視図である。腰部支持機構３６は腰部支持パネル２０７を有する。腰部支持パネル２０７には、Ｃ字形のチャンネル２０９の２つの離隔した直立軌道が設けられている。腰部支持パネル２０７は水平方向に延びる水平スロットを有することが分かる。しかしながら、別の実施例（図示せず）では、スロットは垂直に延びることもある。腰部支持パネル２０７は、椅子のユーザーが高さを調節できるように把持バー２１１を有する。腰部支持パネル２０７はナイロンのようなプラスチック材料で一体的に形成される。
【０１０３】
図６７から分かるように、一対のヒンジ２１４が背もたれビーム４６に装着されている。ヒンジ２１４は背もたれビームに沿う離隔した位置に、１つは左側もう１つは右側に装着されている。図６８は、これらのヒンジ２１４を詳細に示す。ヒンジ２１４は旋回部材２１７が枢動自在に装着された短いアーム２１５よりなる２つの部材よりなる部品である。短いアーム２１５は、側壁２１６と中間のウエブ２１８よりなる一体的に鋳造された金属部品である。短いアームの一端の側壁２６には整列開口２２０が設けられている。これらの開口２２０は円形ではなくて、後述するように腰部支持機構を効率的に作動させるため僅かに細長い形状である。
【０１０４】
スイベル２１７は、短いアームのもう一方の端部において数軸２２１を中心として枢動可能に装着されている。スイベル２１７は、プレート状の部材と、短いアームの端部から突出する２つのボール状の部材２２２を有する。ボール状の部材２２２は、腰部支持パネル２０７の腔部に設けた同じチャンネル２０９と係合する形状である。各ヒンジ２１４は、整列開口２２０を貫通するピン（図示せず）だけでなく背もたれビーム４６に設けた２つの整列開口２２４により背もたれビーム４６に連結されている。開口２２４は円形で、ピンもまた円形断面を有する。これにより、ヒンジ２１４は枢動するだけでなく整列開口２２０の形状により画定され短い範囲内で並進運動を行うことができる。
【０１０５】
図６９に示すように、各ヒンジの２つのボール状部材２２２は、１つのチャンネル２０９に需要される。それにより、腰部支持パネル２０７はヒンジ２１４上で摺動可能である。椅子のユーザーは、把持バー２２２を把持して物理的にパネル２０７を上下に摺動させることにより、腰部支持パネル２０７の位置を調節することが可能である。
【０１０６】
パネル２０７は、背もたれ固着鋳造物４８の頂部に当接して、この鋳造物が、ボールがチャンネルから離脱するまで下方に摺動するのを停止する。さらに、キャップ（図示せず）はチャンネル２０９の頂部を閉じるものである。
【０１０７】
図６９は、ばねユニット２２６よりなる偏倚装置の好ましい実施例を示す。各ヒンジ２１４は、それに関連するヒンジ２１４と腰部支持パネル２０７を前方向に偏倚するためのばねユニット２２６を有する。ばねユニット２２６は２つの第１バー２２８を有する（その１つだけを図６９に示す）。第１のバー２２８は、ヒンジ２１４の側壁２１６間に需要される。２つの第２バー２３０は背もたれビーム４６に押し付けられる。２つのばね部分２３２は、２つの第１バー２２８を２つの第２バー２３０から離れる方向に偏倚することにより、腰部支持パネル２０７を椅子の前方に偏倚させる。各ばねユニット２２２はばねワイヤから製造した一体的な構造のものである。
【０１０８】
腰部支持パネル２０７は、ユーザーの脊椎の形に合致するように、図６７に示す一般的に湾曲した構造を有する。完成した椅子では、背もたれの外囲フレーム３４は、その開口に網状織物を張り巡らせたものであり、これが背もたれ１６の前方表面を画定する。腰部支持パネル２０７は、その前表面にパッド（図示せず）を設けるのが適当である。腰部支持パネル２０７の前表面またはパッドの前表面（適宜の場所）は、網状織物の背後にある。ユーザーが椅子の背もたれに対してもたれ掛かると、網状織物が幾分伸びて、ユーザーの腰の脊椎領域がばねユニット２２２の偏倚力に抗して腰部支持パネル２０７により支持される。このため、ユーザーの脊椎の腰部領域には約５ｋｇの小さな力が掛かる。これは、椅子のユーザーにとって心地よさを与えるものと考えられる。それにより、腰部支持パネル２０７は椅子のユーザーに浮動感覚の支持を与える。ヒンジは、ユーザーがもたれ掛かる背もたれの側がいずれであるかに応じて、互いに独立に整列開口２２０を中心としてある程度枢動する。さらに、腰部支持パネルは、２つの数軸２２１の間の水平軸を中心として枢動可能である。
【０１０９】
図７０及び７１は、チャンネル２０７の基部に埋め込むことのできる波形の条片を示す。この条片は一体的な成形プラスチックである。波形条片の上表面はうねっており、そのうねりの窪みはヒンジ２１４のボール状部材２２２の位置を決める働きがある。ボール状部材は、チャンネル２０９の端縁部における内向きのリップ２３７によりチャンネル２０９内に保持される。波形条片は可撓性プラスチック材料よりなる。波形条片の盛り上がった部分は、変形を受けてボール状部材２２０の各々が盛り上がった部分２３５に亘ってチャンネル２０９沿い移動するのを可能にする。波形条片２３４は、チャンネル２０９の基部の定位置に張り付けられる。或いは、波形条片の外形をチャンネル２０９の基部に合うように一体的に成形してもよい。
【０１１０】
図７２は腰部調節機構２４５の変形例を示すが、この調節機構は、ばねユニット２２６に加えてユーザーが調節可能な袋状ユニット２４７を有する。ばねユニット２２６は弱いばねユニットの代替物である。或いは、袋状ユニットをばねユニット２２６の代わりに用いてもよい。袋状ユニットはそれぞれ、図７３に示すような膨脹可能なベローズである。各ベローズ２４７は、背もたれビームと、それに対応するヒンジ２１４との間に置かれている。各ヒンジ２１４のウエブ２１８の後部は、ベローズ２４７を収納する円形の凹部（図示せず）を有する。両方のベローズ２４７は、腰部支持パネルの僅かに変更した実施例を示す図７４に示すように把持バー２１１ｂの下側に配置したユーザーが作動可能なポンプ（図示せず）にリンクされている。適当なポンプは例えば、米国特許第５，３７２，４８７号に記載されている。このポンプＰは導管により両方のベローズ２４７に接続される。両方のベローズ２４７はＴ型接続手段によりベローズ２４７の膨脹を等価する。Ｔ型接続部によりリンクされてベローズ２４７の膨脹を等価する。
【０１１１】
ポンプは図７４には示さないが、ポンプを作動する押し下げ可能なレバー２４９を把持バー２１１ｂの下側に示す。押し下げ可能なレバー２４９は、把持バー２１１ｂの下側の中心に配置した共通の数軸を中心として枢動可能に装着されている。各ポンプＰは、関連のレバー２４９と、把持バー２１１ｂの下側との間の支持したところに配置される。ポンプＰを作動するには、ユーザーはいずれかのレバー２４９の外端を押し下げてポンプＰによりベロー２４７を膨脹させる。ベローズ内の空気の量が多すぎて腰部支持パネルが前方に延び過ぎる場合、椅子のユーザーは各レバー２４７に関連する圧力逃し手段２５０を作動して一部の圧力を解放することができる。各圧力逃し手段２５０は、ベローズ２４７から圧力を解放するためにベローズ２４７に通じる導管内の弁と関連がある。
【０１１２】
従って、椅子のユーザーは、ベローズ２４７の膨脹を調節することにより、腰部支持パネル２０７ｂの前方位置を調節できる。ベローズ２４７は空気充填タイプであるため、固有の可撓性を有するが、その理由は椅子のユーザーが腰部支持パネル２０７ｂに体を押し付けると空気がベローズ２４７内で圧縮されるからである。
【０１１３】
腰部支持機構−第２の実施例
図７５乃至７９に示すように、椅子の第２の実施例に用いる腰部支持機構３６′は、図６５乃至７１に関連して説明したものと大きな違いはない。従って、部品の機能が実質的に同じであれば、その部品をプライム記号を付して同じ参照番号で示す。従って、第２の実施例の腰部支持機構はその詳細については説明しない。図７６及び７７を調べると分かるように、主要な相違点の１つはヒンジ２１４の形状である。各ヒンジは、ピンにより枢動自在に装着されるのではなくて、ヒンジ２１４′のアーム部分２１５′の側壁２１６から延びる２つの突起５２０を有する。従って、背もたれビーム４６′の開口２２４′は細長く、これによりヒンジ２１４′を枢動させるだけでなく並進させることができる。
【０１１４】
さらに、ばねユニット２２６′の形状は、第１の実施例と比べて変化している。ばねユニット２２６は、依然として、ヒンジ２１４′を前方に偏倚するように同じ対応で機能する。しかしながら、ヒンジユニット２２６′は細長いＵ字形ばね部分５２２を有する。図７６の展開図から分かるように、ヒンジユニット２１４′は背もたれビーム４６′の両側に取り付けられて、２つの細長いＵ字形ばね部分５２２が背もたれビーム４６′の中心の方へ内方に延びるようになっている。
【０１１５】
背もたれビーム４６′は、図７８に示す腰部優先制御装置５２６をその前側に装着する。腰部優先制御装置５２６は、後壁５２８と、戻りフランジ５３２を有する低壁５３０とを有する。戻りフランジ５３２は、腰部優先制御装置の摺動運動を制御するために背もたれビームの基部４６ａの前方端縁部と係合する。腰部優先制御装置５２６は、背もたれビーム４６′に沿って横方向に摺動可能である。腰部優先制御装置５２６はさらに、後壁５２８からの前の間隔を変更する一連の３つの離隔した平坦部分５３４を有する。Ｕ字形ばね部分５２４の遠隔端部は、腰部優先制御装置５２６の共通点で終端する。腰部優先制御装置５２６の横方向位置に依存して、Ｕ字形ばね部分５２２の遠隔端部は、３つの平坦部分５３４のうちの任意の１つの所に配置される。平坦部分３４上のＵ字形部分５２２の遠隔端部の位置は、各ばねユニット２２６′のばね張力を決定して、これによりヒンジ２１４、従って腰部支持パネル２１７′にかかる前方向の偏倚力を決定する。
【０１１６】
腰部優先制御装置５２６は、一対の位置調節突出部５２６ａを有し、この一方または両方をユーザーが把持して優先制御装置５２６を背もたれビーム４６′に沿って摺動することができる。
【０１１７】
図７０及び７１に関連して説明したものと同様な波形条片を、図７９に示す腰部支持パネル２０７′のチャンネル２０９′の基部に埋め込むことが可能である。腰部支持パネル２０７′は半透明の材料で製造すればよい。
【０１１８】
図８０は、図７０に示す腰部支持パネル２０７′の前面に固着される腰部クッション５４０の一例を示す。腰部クッション５４０は可撓性で柔軟性のある材料で形成される。腰部クッション５４０は、第１のシート５４２？？？第２のシート５４４から実質的に平行な関係で離隔したものである。第１のシート及び第２のシート５４２，５４４は実質的に同じサイズであり、重疂関係に配置されている。第１のシート５４２と第２シート５４４は図示のように矢印形の離隔ウエブ５４６で分離されている。腰部クッション５４０は横方向の中心線５４８を有する。横方向の中心線５４８の両側の大部分のウエブは、横方向の中心線５４８から離れる方向に向いている。この唯一の例外は、各端部にある２つのウエブ５４６で、これらは横方向の中心線５４８の方に向いている。
【０１１９】
ウエブ５４６は、可撓性且つ柔軟性を有し、第１のシート５４２と第２のシート５４４斗の間の緩衝作用を行う。さらに、ウエブ５４６の矢印部分は、ウエブ５４６の耐座屈性が既に克服されていることを意味する。これとは対称的に、ウエブを真っ直ぐにした場合、初期の耐座屈性が克服されるため、第１のシート５４２を第２のシート５４４の方へ押し下げるとよりがたがたするであろう。矢印の部分５４６は柔らかく、心地良いクッション効果を与える。
【０１２０】
装飾
図８１は、外囲フレーム３４の直立部材３８の好ましい断面図を示す。
【０１２１】
上述したように、外囲フレームの直立部材はそれぞれ、板ばね１２８が設けられる後ろ向きに開いたチャンネル４４を有する。直立部材３８はまた、前に述べた後ろに開いたチャンネル４４よりも狭い第２の後ろに開いたチャンネル２５２を有する。第２の後ろに開いたチャンネル２５２は、固着用条片２５４を利用する。固着用条片２５４は、図示のような形状の押しだし成形した可撓性のあるプラスチック材料である。固着用じょうけん２５４は縦方向のリップ５５０を有し、このリップはチャンネル２５２の１つの壁に沿って設けられた保持部分５５２と係合して、固着用条片２５４のチャンネル２５２内への保持を手助けする。固着用条片２５４はまた、リップ５５０が保持部分５５２と係合するとチャンネル２５２の端縁部を延びる部分２５８を有する。網状の織物２６０は、固着用条片２５４を背もたれ１６の両側の第２の後ろ向きに開いたチャンネル２５２内に固定すると、網状の織物２６０が外囲フレームに亘って比較的ピンとはられるようなサイズである。網状織物２６０の頂部もまた、同じように頂部の後ろ向きに開いたチャンネル２５３内に保持される。網状織物２６０の底部も、同様に、後ろ向きに開いたチャンネル２５５内に保持される。固着用条片２５４は外囲フレーム３４の全周に亘って延びる立体的な条片である。
【０１２２】
上述したように、外囲フレーム３４は、特に、ユーザーの腰部領域に対応する領域の周りで柔軟性のある構成を有する。さらに、網状織物は外囲フレーム３４に亘ってぴんと張られている。フレームは柔軟でなく網状織物２６０がぴんと張られるため外囲フレーム３４の直立部材３８が収縮することが重要である。従って、背もたれビーム４６は座席のユーザーの腰部領域にほぼ対応するような位置にある。これにより、外囲フレーム３４が撓曲する特に腰部領域において直立部材３８の間隔が維持される。ユーザーの腰部領域に近い外囲フレーム３４の撓曲は外囲フレーム３４の肩もちばり連結によるだけでなく外囲フレーム３４の波形の形状により促進される。
【０１２３】
網状織物２６０はある程度の可撓性を有するが、これは多少限られている。網状織物はかなりの超機関に亘って聴力を維持できることが好ましい。網状織物２６０は張り過ぎないことが望ましい。このため、撓曲の中立軸を外囲フレーム３４の直立部材３８の前面に近くするのが望ましい。従って、外囲フレーム３４の断面はその材料の大部分が前面に配置され、直立部材３８の前面の方のできるだけ近くで撓曲が生じるようにするように設計されている。撓曲が発生すると、腰部領域のチャンネル２５２を画定する壁が幾分圧縮される。さらに、チャンネル２５２の２つの壁が互いに近付く方向に一部撓曲する。
【０１２４】
上部パッド組立体
座席パネル１４および背もたれ１６が座席のユーザーに心地よさを与えるように設計されているが、椅子の見栄えの良さもまた重要である。ユーザーが近付くと、柔らかいパッドで装飾された椅子は、椅子のパネルと背もたれのピンと張った網状織物とよりなる椅子と比べると、例えそれらが共に長い時間の間同じ心地よさを与える性能を有するとも、視覚的により心地良い。従って、図８８に示すように上部パッド３３０が開発されている。上部パッド３３０は、椅子の背もたれ１６の上を覆い、網状織物２６０をカバーする。上部パッド３３０は椅子に組み込んでもよい。或いは、上部パッドを既存の椅子に取り付けてもよい。上部パッド３３０は、例えば皮のような２枚のシートにより形成された装飾用パッドであり、一方の端部で開いたポケットを形成するように従来の態様で縫製されている。フォームの層のようなパッドをその開いた端部から挿入し、その端部を従来の態様で縫着する。上部パッドは、その後ろ側３３２に第１の上部連結フラップ３３４および第２の下部連結フラップ３３６を有する。上部連結フラップは、上部パッド３３０の横方向の幅より実質的に短い横方向のフラップの形を有する。上部フラップ３３４は、上部パッド３３０の長さ方向において上方端部３３６から上部パッド３３０の長さの約５分の１の所において上部パッド３３０の後ろ側３３２にその一方の端縁部を縫い込んだものである。上部フラップは、その自由端部に金属板属性のチャンネル部３３８を組み込んでいる。仕様について説明すると、上部パッド３３０の後ろ側３３２を、上部パッド３３０の上方の５分の１が背もたれ１６の頂部に掛かるようにして、背もたれ１６の前部の上に配置する。上部フラップ３３４はまた頂部ビーム４０上に掛かり、チャンネル部分３３８が頂部ビーム４０の下方端縁部の下に縫い込まれる。従って、チャンネル部分３３８は、頂部ビーム４０の下方端縁部の下とぴったりと係合するような形状である。
【０１２５】
下部フラップ３３６は、上部パッド３３０の下方端縁部３４０から約８分の１の所でその上方端縁部を縫い込まれている。下方フラップ３３６は頂部パッドの幅方向に延びるが、その幅は上部パッドの幅よりも実質的に小さい。下部フラップ３３６及び上部フラップ３３４は共に、頂部パッドの縦方向の中心線の周りに中心に位置している。下部フラップ３３６の下方端縁部には、金属のＬ時形ブラケットが固着される弾性材料のループよりなる一連の離隔したばねクリップ３４２が設けられている。Ｌ時形ブラケットは、下方ビーム４２の下側と係合する。外囲フレーム３４が背もたれ固着修造物４８と係合すると、金属のブラケットはそれらの間に保持されて、上部パッド３３０の底部を椅子の外囲フレーム３４に固定する。さらに、頂部ビーム４０から下方に延びる頂部パッドの上方端縁部３３６はていじに固定される。これはフックとループの締付具（図示せず）により行われる。
【０１２６】
車付き基部
図８４は、車付き基部１８の好ましい実施例を示す。車付き基部は、５つの放射状に延びる脚部３００を有する。各脚部はそれぞれキャスター３０２で支持されている。図８５にさらに詳しく示すように、５つの脚部３００は一体的な鋳造脚部組立体を構成する。各脚部は細長く、実質的にプレート状であり、各脚部３００に沿って縦方向に延びる強化ウエブ３０４により強化されている。強化ウエブ３０４は、中心に位置する環状のボス３０６で終端する。各脚部３００はそれらの外端部に、一体的に形成した垂下コネクター３０８を有する。各垂下コネクター３０８はソケットまたはスリーブの形状を有する。脚部が実質的にプレート状であるため、各脚部３００の端部は可撓性プラスチックまたはゴムよりなるクリップ接続できるバンパー３０１で終端する。
【０１２７】
図８６はキャスター３０２の形状を示す。各キャスター３０２は、２つの離隔した車輪３１２よりなる。車輪３１２は、図８７で示す車軸組立体３１２の一部を形成する車軸３１４に回転可能に装着されている。車軸組立体３１６は、車軸３１４、コネクターピン３１８及び車軸３１４とコネクターピン３１８を相互連結する中間の本体部分３２０とよりなる。車輪３１２は、車軸３１４の両側に需要され、スナップ取り付け具により底に回転自在に保持される。図８６に示す組立済みの状態で、コネクターピン３１８は２つの車輪３１２の間に位置する。さらに、コネクターピン３１８と車輪３１２との間には、垂下コネクター３０８の少なくとも一部を需要するギャップが存在する。コネクターピン３１８は、垂下コネクター３０８と着脱自在に係合して、ピンをその縦方向軸を中心として垂下コネクター３０８内で回転可能にする。それらの間にはスナップ式の接続部が設けられる。脚部３００とキャスター３０２とを組立てた構成では、脚部３００の下側とキャスター３０２の上側との間に小さなクリアランスを設ける必要がある。これにより、低い高さ（通常は６５ｍｍ以下）のコンパクトな構成が得られ、座部の下方における椅子のユーザーの足の運動を妨げる可能性が最小限になされる。
【０１２８】
図８９は、スロット付き座席パネル１４の下側を示す概略図である。座席パネル１４の下側には、湾曲した挿入手段が設けられている。この挿入手段３５０は支持スライド３５２を収納するものであり、このスライドは湾曲してその一方の端部を挿入手段の内にまたその手段から外に摺動可能である。以上より、支持スライド３５２は座席のユーザーにユーザーの支持を与える印刷された印が設けられている。
【０１２９】
以上において、本発明の１つの実施例を説明した。変形例及び設計変更が本発明の範囲から逸脱することなく可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の第１の実施例による椅子の部分展開斜視図である。
【図２ａ】図２ａは、図１の椅子の背もたれを示す展開斜視図である。
【図２ｂ】図２ｂは、図２ａの椅子の背もたれの一部を形成する背もたれ固着鋳造物を示す斜視図である。
【図３】図３は、第２図に示す椅子の背もたれの下部を示す組立図である。
【図４】図４は、図１の椅子の主トランサムを示す斜視図である。
【図５】図５は、図４に示す主トランサムの下側から見た組立体の斜視図である。
【図６】図６は、図４に示す主トランサムを見下ろした組立て済み椅子の斜視図である。
【図７】図７は、調節可能なクランプを示す。
【図８】図８は、調節可能なクランプのカムの平面図である。
【図９】図９は、図４に示す主トランサムの一部を示す拡大斜視図である。
【図１０】図１０は、主トランサムを取り外した、図１の椅子を下から見た斜視図であり、リクラインロックのある特定の構成要素を示す。
【図１１】図１１は、図６−８の調節可能なクランプにより得られる、後方リクラインに対する抵抗の変化を示すグラフである。
【図１２】図１２は、リクラインロックの制御レバーを示す斜視図である。
【図１３】図１３は、本発明の第２の好ましい実施例による背もたれ延長アームの変形例を示す斜視図である。
【図１４】図１４は、第２の好ましい実施例による主トランサムの変形例を上方から見た斜視図である。
【図１５】図１５は、図１４のトランサムの変形例を下方から見た斜視図である。
【図１６】図１６は、図１４及び１５の主トランサムの変形例と共に組立てられた、図１３の背もたれ延長アームの変形例を示す斜視図である。
【図１７】図１７は、椅子の第２の実施例による第１のリクラインばねの変形例を示す斜視図である。
【図１８】図１８は、背もたれ延長アーム及び主トランサムを第２のリクラインばねと共に組立てた、図１７の第１のリクラインばねを示す斜視図である。
【図１９】図１９は、第１のリクラインばねの第１の可能な位置を示す概略図である。
【図２０】図２０は、第１のリクラインばねの第２の可能位置を示す概略図である。
【図２１】図２１は、第１のリクラインばねの第３の可能な位置を示す概略図である。
【図２２】図２２は、第１のリクラインばねが第３の可能な位置にある図１８と同様な斜視図である。
【図２３】図２３は、第１のリクラインばねの一部と、主トランサムの一部との係合状態を示す概略図である。
【図２４】図２４は、第２の実施例の第１のリクラインばねが図１９乃至２１に示す３つの可能なばね位置を回転して通過する際のばね定数の変化を示すグラフである。
【図２５】図２５は、分かり易くするためいくつかの部品を取り除いた、図１８及び１６の組立体をさらに詳細に示す図である。
【図２６】図２６は、別の角度から見た、図１３の背もたれ延長アーム７０′の変形例のさらに別の斜視図である。
【図２７】図２７は、第１の実施例の背もたれを構成する部品のさらに別の展開図である。
【図２８】図２８は、図２７に示す組立て部品の後部を示す斜視図である。
【図２９】図２９は、第１の実施例に使用されたようなばねキャリア及び板ばねを展開図で示す斜視図である。
【図３０】図３０は、ある特定の部品を分かり易くするため取り除いた、第１の実施例の椅子を後ろから見た斜視図である。
【図３１】図３１は、第１の実施例の椅子のリクライン機構の主要構成要素を示す概略図である。
【図３２】図３２は、図３１に示す構成要素の１つである椅子案内手段の側面図である。
【図３３】図３３は、図１に示す第１の実施例の椅子の側面図であり、ユーザーの体重が座部にかかった状態の主要リンクの構成を示す。
【図３４】図３４は、ユーザーの体重が座部から取り除かれた点を除き、図３３と同様な側面図である。
【図３５】図３５は、図１の椅子の側面図であり、椅子のリクライン作用を示す。
【図３６】図３６は、椅子の第２の好ましい実施例による背もたれを構成する部品の展開図である。
【図３７】図３７は、第２の好ましい実施例による椅子の背もたれの一部を形成する背もたれ固着鋳造物を詳細に示す前方斜視図である。
【図３８】図３８は、第２の実施例に用いる板ばねの斜視図である。
【図３９ａ】図３９ａは、図３６の組立て部品の後方斜視図である。
【図３９ｂ】図３９ｂは、椅子の背もたれの一部を形成する補助ばねの斜視図である。
【図３９ｃ】図３９ｃは、第２の実施例のリクライン機構の一部を形成する押しリンクの斜視図である。
【図３９ｄ】図３９ｄは、図３９ｃの押しリンクと共に組立てられる背もたれの詳細を示す断面図である。
【図４０】図４０は、図２５の背もたれ延長アーム及びリクラインばねが背もたれフレームと共に組立てられた背もたれフレームを示す前方斜視図である。
【図４１ａ】図４１ａは、ある特定の部品を分かり易くするために除去した、第２の実施例の椅子を後方から見た斜視図である。
【図４１ｂ】図４１ｂは、図４１ａの詳細を示す斜視図である。
【図４２】図４２は、第２の実施例による椅子のリクライン機構の主要構成要素を示す概略図である。
【図４３】図４３は、第２の実施例による椅子のリクライン機構の１つの主要構成要素である椅子案内手段の下面を示す斜視図である。
【図４４】図４４は、第２の実施例による椅子のリクライン機構の主要部品を示す側面図である。
【図４５】図４５は、椅子が付加されている点を除き、図４４と同様な側面図である。
【図４６】図４６は、椅子の第１または第２実施例のいずれかに使用可能な座席パネルの斜視図である。
【図４７】図４７は、図４６に示す座席パネルの下側を示す斜視図である。
【図４８】図４８は、図４６に示す座席パネルの下側を示す平面図である。
【図４９】図４９は、図４７に示す座席パネルの下側を詳細に示す斜視図である。
【図５０】図５０は、図４６に示す座席パネルの中間部の縦方向断面図である。
【図５１】図５１は、側端縁部の概略図である。
【図５２】図５２は、後方端縁部の約１５０ｍｍ前方の座席パネルの横方向断面図である。
【図５３】図５３は、前方端縁部から約１２０ｍｍのところの横方向断面図である。
【図５４】図５４は、図４６に示す座席パネルの前方端縁部の概略図である。
【図５５】図５５は、座席パネルを座席の深さ調節機構を示すために取り外した、第１実施例の椅子の斜視図である。
【図５６】図５６は、図５５を詳細に示す斜視図である。
【図５７】図５７は、座席パネルを取り除いた斜視図であり、座席の深さ調節機構の作用を示す。
【図５８】図５８は、座席パネルが延伸位置にある座席の一部を示す側面図である。
【図５９】図５９は、座席パネルが後退位置にある、図５８の椅子の一部を示す側面図である。
【図６０】図６０は、図５８及び５９に示す椅子の一部の下側斜視図であり、座席の深さ調節機構を示す。
【図６１】図６１は、座席パネルの深さ調節機構を示すために座席パネルを取り外した、第２の実施例の椅子の斜視図である。
【図６２ａ】図６２ａは、図６１と同様な詳細部分を示す別の斜視図である。
【図６２ｂ】図６２ｂは、図４３に示すものとは反対側の座席案内手段の斜視図である。
【図６２ｃ】図６２ｃは、一部を取り除いた点を除き、図６２ｂに示す座席案内手段を示す斜視図である。
【図６３】図６３は、座席パネルが後退位置にある椅子の一部を示す側面図である。
【図６４】図６４は、座席パネルが後退位置にある図６３の椅子の一部を示す側面図である。
【図６５】図６５は、図６３及び６４に示す椅子の一部を示す一部の下面図であり、椅子の深さ調節機構を示す。
【図６６】図６６は、組立て済みの腰部支持機構を有する、図１の第１実施例による椅子の背もたれを示す斜視図である。
【図６７】図６７は、腰部支持機構の構成要素を展開図で示す、図６６の背もたれの斜視図である。
【図６８】図６８は、図６７に示す腰部支持機構の一部を示す斜視図である。
【図６９】図６９は、図６７の腰部支持機構の一部を示すさらに別の図である。
【図７０】図７０は、図６７に示す腰部支持機構の一部を形成する波形条片の平面図である。
【図７１】図７１は、図３１の線Ａ−Ａに沿う波形条片の断面図である。
【図７２】図７２は、腰部支持機構の変形例を示す断面図である。
【図７３】図７３は、図７２に示す腰部支持機構の変形例に用いるベローズの斜視図である。
【図７４】図７４は、図６９に示す腰部支持パネルの変形例の斜視図である。
【図７５】図７５は、腰部支持機構の変形例と組立てられる、第２の実施例の椅子の背もたれの斜視図である。
【図７６】図７６は、図７５の腰部支持機構の展開図である。
【図７７】図７７は、図７６の腰部支持機構の一部を示す斜視図である。
【図７８】図７８は、図７６に示す腰部支持機構の別の部品の斜視図である。
【図７９】図７９は、図７６に示す腰部支持機構の一部を形成する腰部支持パネルの斜視図である。
【図８０】図８０は、図７６の腰部支持機構に用いる腰部クッションの斜視図である。
【図８１】図８１は、断面を示すために破断した背もたれフレームの直立部材の斜視図である。
【図８２】図８２は、挿入条片の斜視図である。
【図８３】図８３は、背もたれフレームの直立部材及び挿入条片の断面を示す組立て図である。
【図８４】図８４は、車付き基部の好ましい例を示す斜視図である。
【図８５】図８５は、図８４に示す車付き基部の一部を形成する脚部組立体の下側斜視図である。
【図８６】図８６は、図８４に示す可動基部の一部を形成するキャスターの斜視図である。
【図８７】図８７は、図８６に示すキャスターの一部を形成する車軸組立体の斜視図である。
【図８８】図８８は、上部パッドの斜視図である。
【図８９】図８９は、座席パネルのわずかに異なる変形例を示す概略平面図である。
【図９０】図９０は、本発明の好ましい実施例による椅子の部分展開斜視図である。[0001]
FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a flexible or foldable panel for a seat such as a chair or stool. Furthermore, the invention relates to, but is not limited to, a flexible panel for office chairs that can be reclined. Although the present invention will be described with respect to commercially available office chairs, it can also be used with any other type of chair, such as a public or home chair for a theater or aircraft.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
When a person sits in a chair, he places weight on the two bone protrusions. These are called sciatic protrusions. Seats such as chairs or stools usually consist of one or more layers of foam to give the user comfort because sitting on these protrusions for a long time loses comfort A pad is provided. Users experience certain discomfort when sitting for a period of time, depending on the quality of the foam, because they feel much more resistance to the sciatic protrusion compared to the rest of the buttocks when sinking into the foam It is.
[0003]
It is an object of at least one aspect of the present invention to provide a flexible seat panel that can be more comfortably adapted to a user's sciatic protrusion.
[0004]
The office chair preferably includes a seat portion whose front portion is bent by the weight of the user. See, for example, US Pat. Nos. 5,050,931 and 4,498,702. U.S. Pat. No. 5,050,931 is provided with a flexible seat but is relatively movable to displace the front upward and prevent the front from unduly sinking with the user's weight. Requires a complex spring mechanism. The configuration shown in U.S. Pat. No. 4,498,702 is a complex configuration in which a separate front portion of the seat portion is connected to the rear portion of the seat portion by a leaf spring. The prior art has the disadvantage that it requires a complex spring mechanism that prevents the front from being set unduly due to the weight of the user in order to give the seat enough strength.
[0005]
Another object of at least one aspect of the present invention is to provide a flexible or foldable seat panel that mitigates the requirement of having a complex spring mechanism that resists undesired sinking of the front of the seat. There is to do.
[0006]
Human physique and size vary widely. According to the current situation of the chair market, office chairs are subject to a requirement to fit a large range of user sizes. A commonly used adjustment mechanism is the chair depth adjustment mechanism described in US Pat. No. 5,871,258. This US patent also discloses that a lateral fold is defined because the front of the seat flexes with the weight of the user. However, since this fold exists at the same distance from the front of the seat regardless of the depth position of the seat, it does not match users of various sizes. Furthermore, another disadvantage of this prior art configuration is the need for a complex spring mechanism that displaces the front of the seat upward. In one embodiment, the user needs to adjust the spring force to meet his requirements, and in another embodiment the spring force cannot be adjusted.
[0007]
Accordingly, an object of at least one aspect of the present invention is to provide means for resisting bending of the front portion of the seat, and for imparting resistance that varies depending on the depth position of the chair. .
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION
According to the present invention, A chair seat consisting of a panel with a rear part that supports the user and a remaining part, the rear part being a central part extending along the longitudinal centerline and two spaced flexibility on both sides of the central part Each flexible region having a first pattern of weakening means arranged to form a series of spaced apart, longitudinally extending, discontinuous corrugated lines, wherein the flexible region is central Seat and more flexible than at least most of the rest of the panel Is provided.
[0011]
The invention also relates to parts, elements and features referred to in the specification of the present application, and any or all combinations of any two or more of those parts, elements and features. It is considered that such known equivalents are incorporated as if they were individually disclosed.
[0012]
The present invention encompasses the components of the following examples.
[0013]
[Description of Preferred Embodiment]
First embodiment
Since the accompanying drawings illustrate a chair viewed from a variety of different angles useful for describing a particular component, an arrow F is appropriately inserted into the drawings. Thus, the terms “front”, “back”, “left” and “right” should be interpreted accordingly.
[0014]
FIG. 1 shows an office chair 10 consisting of a main assembly having a seat 14 and a backrest 16. The seat portion 14 and the backrest 16 are supported above the floor by a support frame including a base portion 18 with a vehicle and a central column 20. The central strut 20 houses an air spring (not shown) that allows the height of the seat 14 to be adjusted in a conventional manner. The air spring is connected to the main transom 20 of the chair shown in FIG. The main transom 22 extends in the lateral direction of the chair and is connected to the air spring by a central spring connection ring 23.
[0015]
FIG. 1 also shows two removable armrest assemblies 24. Each armrest assembly 24 has an upper armrest 26 with a pad that provides comfort to the user. Each armrest assembly 24 has an upright support structure 28. The armrest 26 is attached to the upper end of the upright support structure 28. The lower end of the upright support structure has an elongated anchor 30 which extends inwardly from the support structure at an angle inclined downward with respect to the upright support structure 28.
[0016]
The elongated fixing portion 30 is detachably engaged with one end of the main transom 22. The mode of fixation is not critical to the present invention.
[0017]
Backrest
The backrest 16 is defined by a generally rectangular enclosure frame 34 as shown in FIG. In the completed chair, a reticulated fabric is stretched on the outer frame 34 in the manner described in detail with reference to FIGS. Within the opening defined by the rectangular enclosure frame 34 is a lumbar support mechanism 36 which will be described in detail in connection with FIGS.
[0018]
FIG. 2 more clearly shows the shape of the surrounding frame 34. The surrounding frame 34 is formed of a flexible plastic material such as injection molded reinforced polyester. The surrounding frame 34 is a unitary structure and comprises two upright members 38, a top beam 40 and a bottom beam 42. The upright member 38 is bent so that a gentle curve extends forward and then extends rearward past the waist. This is a shape that gives comfort to the chair user. As shown in FIG. 28, the upright member 38 has a channel 44 opened rearward. The upright member 38 is also connected by an intermediate back beam 46. The back beam 46 supports the lumbar support mechanism 36 in the manner described in detail with respect to FIGS.
[0019]
Rigidly connected to the lower part of the surrounding frame 34 is a back-fixed casting 48. The backrest cast 48 is an integral cast part as shown in FIG. 2b. The back-fixed cast 48 has two pairs of protrusions 50 that engage an alignment opening 52 provided at the bottom of the upright member 38. Thereby, the lower region of the surrounding frame 34 can be fixed to the back-fixed casting 48. Further, another snap-type mounting means (not shown) may be provided.
[0020]
The backrest cast 48 also has two pairs of opposing walls 54 on both sides thereof (detailed in FIG. 27). Each pair of spaced walls 54 defines a forwardly extending channel 64 in which the spring carrier 60 is received. Each pair of opposing walls 54 has an alignment slot 56. The spring carrier (detailed in connection with FIG. 27) has pins 62 on either side that engage the alignment slot 56.
[0021]
In addition, the backrest casting 48 has two hollow forwardly extending protrusions 66. Each hollow protrusion 66 defines a socket 68. The two backrest extension arms 70 are welded into respective sockets 68 of the hollow projection 66.
[0022]
Referring to FIG. 3 for more detailed explanation, each backrest extending arm 70 has a front nose portion 72 and a jaw portion 74. The extension arm opening 75 passes through the back extension arm 70 at a position behind the nose portion 72 and the jaw portion 74.
[0023]
Please refer to FIG. 4, which shows the main transom 22 extending in the lateral direction of the chair described above. The main transom 22 is supported on the air spring at a central spring support ring 23. The main transom has a beam-like structure made of die cast aluminum having pivots 76 formed at both ends. At each end, the pivot consists of opposing support webs 78. Opposing support web 78 has a rear alignment opening 85. In a fully assembled chair, one back extension arm opening 75 is aligned with a rear alignment opening 80 on one side of the main transom and receives a main pivot pin (not shown). Similarly, the other back extension arm 70 is secured to the main transom on the other side. Each back extension arm is pivotable about an associated main pivot pin, thereby defining a recline axis R for the back 16.
[0024]
Recline limit
As described above, the nose 72 is defined in front of each back extension arm. The nose 72 has two bosses 84 extending from the side surface. The boss 84 is received in an opposing slot 86 in the opposing support web 78. A base portion is formed in each of the opposing slots 86. While rotating the back extension arm 70 about the pivot R, the boss 84 moves within each one of the opposing slots 86. In the foremost position of the backrest 16 in a pivotal movement about the recliner axis R, the boss 84 is bottomed at the base of the slot 86 so that a forward limit is defined. This is referred to as the forward acting position of the backrest 16.
[0025]
The jaws 74 of each back extension arm 70 have a first abutment surface 88 for engaging a second abutment surface 90 (see FIG. 9) formed as part of the rear wall of the main transom 22. Have On each side, when the first abutment surface 88 engages the second abutment surface 90, the rear recline limit of the chair back 16 is defined. The chair back 16 cannot recline further back once the two abutment surfaces are engaged. However, in this position, the surrounding frame can still bend. One end of the main transom 22 showing the pivot 76 in more detail can be seen in FIG.
[0026]
Recline biasing device
Referring to FIG. 3, the inner side of both back extension arm jaws 74 is provided with opposing alignment slots 92, the left slot of which is shown in the figure. A first recliner spring 94 in the form of an elongate bar or leaf spring is received in each of the opposite slots 90 at each end. As shown in FIG. 4, the main transom 22 has a working surface 98 with which the first recliner spring 94 engages. The working surface 98 forms part of an integrally formed protrusion that extends from the main transom 22. When the backrest 16 reclines back about the recline axis R, the first recliner spring 94 engages the working surface 98 and biases the backrest 16 so that it does not recline.
[0027]
The second recliner spring 96 is also received in one of the slots 92 facing one end. However, because the second recliner spring 96 is somewhat shorter than the first recliner spring 94, the second end of the second recliner spring 96 is not received in the other opposing slot 92. As shown, the second recliner spring is also composed of an elongated bar spring or a leaf spring. The second recliner spring 96 overlaps the first recliner spring 94 behind the first recliner spring 94 by at least half the length of the spring. An adjustable clamp 100 (see FIG. 7) clamps the free end of the second recliner spring 96 against the first recliner spring 94 to change the curvature of the second recliner spring 96, It is provided to change the spring resistance. The second recliner spring 96 is configured to increase its resistance to bending as the clamping force on the first recliner spring increases. Therefore, the net force that biases the backrest so that it does not recur is the sum of the spring force provided by the first recliner spring 94 and the spring force provided by the second recliner spring 96. Since the second recliner spring is more tightly clamped with respect to the first recliner spring 94, these combined spring resistances are greater than when the clamping between the two springs is loose. The first recliner spring 94 has a spring rate set at the factory. The second recruitment spring 96 is selected to have a spring rate that is greater than the spring rate of the first recruitment spring 94. Therefore, the spring resistance of the second recliner spring 96 can be changed to a considerable extent by slightly adjusting the clamping between the first recliner spring 94 and the second recliner spring 96.
[0028]
An adjustable clamp 100 is shown in FIG. The adjustable clamp 100 has a U-shaped bracket 101 that extends around two recliner springs 94, 96. A cam 102 is mounted on the mandrel 103 and extends between the two legs of the U-shaped bracket 101. The mandrel 103 is supported so that it can rotate about the shaft 104. As shown in FIG. 8, the cam 102 includes four cam surface portions 105a, 105b, 105c, and 105d. These cam surface portions are substantially flat, as shown, and are each separated from the cam shaft 104 by a different length. The interval decreases from 105a to 105b clockwise around the cam 102. The cam 102 is pressed against the free end of the second recliner spring 92. The chair user can determine which of the cam surface portions 105a-105d is pressed against the free end of the second recliner spring 96 by adjusting the cam position. As the user rotates the cam 102 to the maximum set point of 105a, the clamping force and thus the combined spring rate of the second recliner spring gradually increases. 105e is provided with an extension for preventing the cam 102 from rotating too much. A knob 103b is provided so that the user can adjust the cam 102.
[0029]
FIG. 11 is a graph showing the change in net spring force at each position of the cam 102 versus distance. In position 1, the clamping force does not include the force from the second recliner spring 96. For this reason, the first recliner spring normally provides an initial resistance of 10 kg. When the cam position is adjusted, the second recruitment spring contributes to the overall force, and the initial resistance to the recruitment increases to 10 kg or more, for example, about 11 kg. In order to change the force by the second recliner spring from 0 kg to about 1 kg, it is necessary to act on the force of about 1 kg at maximum provided by the second recliner spring 96. This is a much smaller force compared to adjusting the first recliner spring 94 to increase its initial resistance from 10 kg to 11 kg because the effect of the overall spring force to make the necessary adjustments. Because is required. In the particular embodiment described above in which the first and second recliner springs 94, 96 overlap each other, adjustment of the second recliner spring 96 can vary the spring rate of the first recliner spring somewhat. . However, this is not shown in FIG.
[0030]
Recline Rock
FIG. 5 shows a reclin lock that can be selectively actuated by the user to prevent back reclining. As shown in FIG. 4, the main transom 22 has four rearwardly extending protrusions 106. The recline lock has an elongated lock bar 107 formed with four slots 108, and the longitudinal direction of the slot 108 coincides with the longitudinal direction of the bar 107. Each slot 108 receives one of the rearwardly extending protrusions 106 as shown in FIG. The elongated lock bar 107 is slidable laterally between a reclin lock position and a reclin operation position. Thereby, the protrusion 106 received in the slot 108 defines the limit of movement of the elongated lock bar 107. The elongated lock bar 107 is biased toward the recline operating position by a spring 109.
[0031]
An elongated lock bar 107 is shown in FIG. 10 where the main transom 22 has been removed for clarity. The lock bar 107 has a lock bit 110 extending rearward at each end. For this reason, the lock bit 110 moves in the lateral direction when the elongated lock bar 107 moves. Each lock bit is movable to a reclin lock position that engages a reclin lock surface 112 provided on the jaw 74 of the back extension arm. The left lock bit 110 (shown on the right side of the figure) moves from a recliner operating position that does not engage the associated backrest extension arm 70 to a position that engages the recliner lock surface 112 on the associated arm 70.
[0032]
The configuration of the right lock bit 110 (shown on the left side of the figure) is slightly different. It can be seen that the associated extension arm 70 includes a recline lock surface 112. Further, the associated arm 70 is provided with a joint 114 adjacent to the recline lock surface 112. In the recline lock position, the lock bit 110 engages the recline lock surface 112, but in the recline actuation position, the left lock bit 110 is received in the joint 114. When the lock bit is received in fitting 114, the associated back extension arm 70 is still free to pivot about the recliner axis.
[0033]
FIG. 12 shows the lock bar control lever 116 attached to the left front position immediately below the seat portion 14. The lever 116 is connected to the cable actuator 118. Cable actuator 118 is coupled to a control cable 120 that operates in a conventional manner. The control cable 120 controls the position of the elongated lock bar 107 (see FIG. 5). The cable actuator 118 can be rotated by operating the control lever 116. The cable actuator 118 is provided with dimples that can be engaged with the two position detents 122 at the front edge thereof. The dimple 121 can be positioned at one of two positions, the first position corresponding to the recline lock position of the elongated lock bar 107, and the second position corresponding to the recline operating position of the elongated lock bar 107. To do. Thus, the user selects whether to turn on the reclin lock according to the position of the lock bar control lever 116.
[0034]
The second embodiment which is a modification of the back extension arm, the main transom, the recliner spring and the recliner lock
Many of the components described in connection with the second embodiment are identical in many respects to the corresponding components of the first embodiment. These parts use the same reference numbers if they are essentially equivalent. Where parts have different configurations but have equivalent or similar functions, the associated reference numbers are indicated with a prime symbol.
[0035]
FIG. 13 is a modification of one back extension arm 70 ′. The back extension arm 70 'has a bifurcated front end, which is composed of a right branch 93c and a left branch 93d, and the extension arm opening 75' penetrates both branches laterally. To do. Two such backrest extension arms 70 'are attached to the main transom 22' so as to be rotatable about the recline axis R, as shown in the modification of FIG. From FIG. 15, it can be seen that the main transom 22 'has pivots 76' formed at both ends. Each end pivot has a pair of spaced apart support webs of inner and outer ledges 78 'through which alignment openings 80' pass. Opening 80 'defines a recline axis R about which the back extension arm 70' pivots. A pin inserted into each pair of openings 80 'attaches each back extension arm 70' to the main transom 22 '. The inner ledge 78 'is inserted between the branches 93c and 93b of the associated back extension arm 70'.
[0036]
From FIG. 13, it can be seen that the rear end of the upper abutment surface 93 has pawls 93e that engage with complementary ramps 76a on the main transom 22 '. The ramp 76a is curved, and the center of curvature thereof is the center of the recline axis R. This is where the chair user may pinch fingers or the end of a shirt. Thus, the outer ledge 78 'serves as a protective means that extends backward past the ramp 76a. FIG. 16 shows one back extension arm 70 ′ rotatably mounted on the main transom 22 ′.
[0037]
FIG. 13 shows a modification of the reclin lock mechanism. A substantially flat upper abutment surface 93 comprising a front surface portion 93a in front of the recline shaft R and a rear surface portion 93b in the rear of the recline shaft R is provided at the front end of the back extension arm 70 '. You can see that In assembling the backrest extension arm 70 'into the main transom 22', the abutment surface 93 comes directly under the upper portion of the main transom (see FIG. 16). Thus, the rear surface portion 93b defines a front recline limit that is reached when the back extension arm 70 'pivots so that the rear surface portion 93b contacts the underside of the main transom 22'. Conversely, a rear recline limit is defined when the arm 70 'rotates and the front surface portion 93a abuts the underside of the main transom 22'. Thus, the engagement of the front surface portion 93a of the main transom 22 'with the underside of the main transom 22' defines the rear recline limit.
[0038]
The reclin lock is for the user to selectively activate to prevent reclining action of the backrest or to set an intermediate reline limit. As shown in FIG. 13, a sliding member 70a extending in the lateral direction to which the key 107a is slidably mounted is provided at the front end of the backrest extending arm 70 ′. The sliding member 70a has a substantially closed inner end 70c with a V-shaped slot 70b. A spring (not shown) is received between the key 107a of the sliding member 70a and the closed end portion 70c to bias the key 107a outward away from the closed end portion 70c. The key 107a is slidable in the manual member against the action of the spring by means of a cable, which is connected to the inner end of the key 107a which is adjustable in the same manner as described in FIG. (See also FIG. 62). The key has first and second abutment surfaces 107b and 107c. When the key 107a occupies the innermost position shown in FIG. 13 (with respect to the chair as a whole), the first abutment surface 107b does not interfere with the reclining action of the backrest extension arm 70 ′ as described above. This is referred to as a super-recline position that allows a 15 ° recline.
[0039]
As described above, the front end of the back extension arm 70 'is bifurcated as shown to define right and left branches 93c, 93d. When the key 107a moves to a position where the first abutment surface 107b is aligned with the right branch 93c, the first abutment surface 107b interferes with the reclining action of the backrest extension arm. This is because the first contact surface 107b contacts the lower side of the main transom 22 ′ before the front surface portion 93a normally contacts. As a result, a 12 ° reclining is possible. When the key 107a moves and the second abutment surface 107c is aligned with the right branch 93c, the second abutment surface 107c is prevented or at least sufficiently prevented from reclining the backrest extension arm 70 '. Come to a position. In this way, the reclin lock is applied.
[0040]
FIG. 14 shows a manner in which the keys 107a move in agreement. The cable 120 'is coupled between the cable actuator 118' (see FIG. 62) and a cable amplification mechanism 410 attached to the rear extension 22a of the main transom 22 '. The cable amplifying mechanism 410 has a pair of pivotally mounted amplifying means 412 having interlocking teeth for synchronous operation. One amplification means 412 has a rear amplification extension 414 to which the end of the cable 120 ′ is connected. The cable 120 ′ passes through the cable guiding means 416. When the cable 120 'acts on the rear amplification extension 414 and moves this extension downward in the perspective view shown in FIG. 14, the intermeshing amplification means 412 are driven and rotated so that their remote ends are mutually connected. Move in the direction you approach. The remote end of the amplifying means 412 is connected to each key 107a by a respective cable. This cable connection is indicated by an imaginary line 418.
[0041]
From FIG. 13, it can be seen that the side of the backrest extension arm 70 'has two holes 92a, 92b facing similar holes on the opposite side of another backrest arm (not shown). . The hole 92a is cylindrical, and the hole 92b is rectangular as shown. As shown in FIG. 18, the first and second recliner springs 95 and 97 extend between the opposing holes. The second recliner spring 97 has an elongated rod shape, and both ends thereof are received in the opposite holes 92b of the two backrest extension arms 70 '.
[0042]
The main transom 22 'has a rear extension 22a, the bearing block 98' of which extends within a complementary recess in the upper surface of the rear extension 22a. The bearing block 98 ′ defines a complementary recess that receives the central portion of the second recliner spring 97. As the back extension arm 70 'reclines with respect to the main transom 22', the second recliner spring 97 flexes its end downward while at the same time the intermediate portion fits within the bearing block 98 'of the main transom 22'. This holds the fixed position. Accordingly, the second recliner spring 97 resists the reclining action at the rear and biases the back extension arm 70 'toward the front recliner limit. The second recliner spring 97 is preloaded by bending slightly at the front recliner limit. This is obtained by making the center of the hole 92b slightly below the center of the spring in the recess of the bearing block 98 '.
[0043]
The first recliner spring 95 operates on the same principle, but is somewhat complicated. As shown in more detail in FIG. 17, the first recliner spring 95 comprises a flat bar-like spring portion 95a. Cylindrical bosses 99a are attached to the outer ends of the first recliner springs 95, and these bosses are received in opposing cylindrical hole portions 92a provided in the back extension arm 90 '. Further, a central cylindrical boss 99b is mounted on the rod-shaped spring portion 95a. The central boss 99b is provided with a slot so that the rod-shaped spring portion 99a can pass therethrough. As shown in FIG. 18, the central cylindrical boss 99b fits in a semi-cylindrical recess provided in a bearing block 98 'on the main transom 22'. The bearing block 98 'is provided with upright members on both sides to seat the boss 99b with respect to its fixed position of the bearing. The flat bar spring portion 95a resists the reclining action due to its inherent resistance to bending about the transverse bending axis of the length of the spring 95. It can be seen that the configuration of the central cylindrical boss 99b pressed against the end of the first spring 95 and the main transom 22 'defines a flex axis that extends substantially transverse to the longitudinal axis of the spring 95. With this configuration, the flat spring portion 95a in the forward acting position is not preloaded. Therefore, the central recess of the bearing block 98 'and the cylindrical boss 92a are in alignment for this reason.
[0044]
The first recliner spring 95 can be adjusted to change the spring rate. This is performed by rotating the first recliner spring 95 about the longitudinal axis of the spring using a hook-shaped member fixed to the rod-shaped spring 95a. It can be seen from the cross-sectional views of FIGS. 19 to 21 that the bar-shaped spring portion 95a has a width greater than its thickness. In FIG. 19, it can be seen that the spring 95 is oriented substantially parallel to the bending axis in the width direction. This represents a gentle spring position. In FIG. 20, the thickness direction is directed diagonally to the bending axis. Such a configuration represents a high resistance to bending about the transverse axis. This therefore represents the middle spring position. Furthermore, in FIG. 21, the width direction is oriented so as to cross the bending axis. Such a configuration is when the resistance to bending is greatest, and thus appears to be a rigid position of the first recliner spring 95. The first recliner spring 95 is adjustable over 90 ° so that the springs provide three possible spring positions, each exhibiting a different spring rate. This can be seen visually from FIG. 24 which graphically displays the change in net spring force over distance as the spring is adjusted between gentle (A), medium (B) and stiff (C). Further, FIG. 18 shows that the first recliner spring 95 is in a gentle position, while FIG. 22 shows that the first recliner spring 95 is in a rigid position.
[0045]
Referring to FIG. 23, in order to set the first recliner spring 95 to a possible spring position, position setting means comprising a groove 99d provided in the cylindrical boss 99b is used. The complementary rib 99e is disposed in the semi-cylindrical recess of the bearing block 98a. Since this rib 99b can engage any one of the complementary grooves 99d, the first recliner spring 95 can be set in that position. In order to change the spring position, it is necessary to remove most of the load applied to the first recliner spring 95. Therefore, to do this it is necessary to move the backrest to the forward action position.
[0046]
FIG. 25 shows in detail the shape of the cylindrical boss 99a on the first recliner spring 95. FIG. The end of each boss is broken to define a semicircular joint to form a diametric abutment surface 99e. As can be seen from FIG. 26, a quarter protrusion 92c is provided at the end of the hole 92a. In a state where the boss 99a is incorporated in the hole 92a, the quarter protrusion 92c extends into the semicircular joint 99d. The spring 95 has a first rotation limit where one surface of the one-quarter protrusion 92c contacts one half of the contact surface 99e, and the other surface of the one-fourth protrusion 92c contacts the contact surface 99e. Between the second rotation limit abutting the other half of the second rotation limit and 90 degrees. Due to the interaction between the quarter protrusion 92c and the abutment surface 99e, the rotary spring of the first recliner spring 95 is limited to 90 °. FIG. 26 shows two holes 92a, 92b formed directly on the side of the back extension arm 70. FIG. It is also conceivable to attach a plastic insert to the side of the arm and form holes 92a and 92b in the insert.
[0047]
Stiffness adjustment of outer frame-first embodiment
FIG. 27 is another developed view of components incorporated into the surrounding frame 34. As described above, the backrest casting 48 is fixed to the rear portion of the surrounding frame 34. The backrest cast 48 has two upstanding channels 64 at both ends, which are defined by opposing walls 54. The opposing wall 54 has an alignment slot 56 for receiving a pin 62 provided on the spring carrier 60. FIG. 29 shows a specific example of this spring carrier 60 in more detail. The spring carrier 60 is an elongate member that is substantially square or rectangular in cross section and provided with pins 62 on both sides. A joint 124 is provided at one end of the member. The other end of the spring carrier is bifurcated for pivotal connection with another link, as will be described later. This bifurcated end has an alignment opening 126.
[0048]
The joint 124 has spaced screw holes 130. The leaf spring 128 has a lower end 131 shaped to be received within the coupling 124. The lower end 131 has two spaced openings 133. Since these openings 133 are aligned with the screw holes 130 provided in the spring carrier, the leaf spring 128 can be fixed to the spring carrier 60. The leaf spring 128 gradually increases in width and tapers slightly from the lower end 131 upward, but the overall shape of the leaf spring is elongated as shown in the figure. The leaf spring 128 is made of high-tensile spring steel.
[0049]
As can be seen from FIG. 27, two spring carriers are provided on either side of the backrest, each spring carrier being received in one of the channels 64 and having an axis defined to penetrate the base of the alignment slot 56. Mounted to pivot as a center.
[0050]
FIG. 28 shows the assembled state in which the leaf springs are behind the outer frame 34 and are accommodated in the respective channels 44. As described above, the surrounding frame 34 has a certain degree of flexibility. When the spring carrier 2 is rotated about the pin 62 so that the bifurcated end 120 moves rearward, the leaf spring 128 acts on the lower part of the surrounding frame, increasing the rigidity against rearward bending. To do. The two spring carriers act in unison in the manner described in connection with FIGS. The rigidity of the lower part of the surrounding frame 34 can be adjusted in this way by adjusting the position of the spring carrier. In addition, the channels 64 in which each spring carrier 60 is received are closed back by the back wall 135 of the backrest cast 48. The rear wall 135 serves as a stop member with which the spring carrier bifurcated end 125 engages, thus determining the maximum rotation of the spring carrier 60 and thus the maximum stiffness imparted to the enclosure frame 34 by the leaf spring 1228.
[0051]
FIG. 30 shows the main components of the recliner mechanism. The backrest casting 48, along with the right backrest extension arm 70, has been removed for clarity. The left back extension arm 70 is shown in a pivotally connected position with the main transom 22. A bifurcated end 125 of each spring carrier 60 is connected to a push link 139. Referring to FIG. 3, the lower portion of the enclosure frame 34 provides access openings that allow the push link 139 to engage the bifurcated end 125 of the spring carrier 60 in the assembled back-fixed cast 48. 143. The front end of the push link 139 is connected to the drive link 141 (see FIG. 30). This drive link is one component of a four-bar link that can be more fully understood from FIG. FIG. 31 shows only one four-bar link, but it is clear that one such four-bar link is provided on each side of the chair. The drive 141 extends at an angle inclined upward from the connecting portion with the push rod 139. The drive link 141 is curved along its length, and the center of the curve is rearward and upward. The drive link 141 has a mainly rectangular cross section.
[0052]
The drive link 141 is pivotally connected to the main transom 22 at an intermediate point along its length for pivotal movement about the recliner axis R. More specifically, the drive link 141 is pivotally connected so as to be adjacent to the outer web of the opposing support web 78 of the main transom 22. A common pivot pin (not shown) interconnects both opposing support webs 78, the backrest arm 70 and the drive link 141.
[0053]
The main transom 22 forms another element of a four bar link. As described above, the main transom 22 is centrally attached to the support frame at the top of the central strut 20 incorporating a height adjustable air spring 145. The height adjustment spring 145 can be selectively activated by the chair user. However, the main transom 22 is normal and is stationary with respect to the support frame.
[0054]
The seat 14 is slidably mounted on the seat guiding means 149 in a manner that will be described in more detail with reference to FIGS. This seat guiding means 149 thus forms another element of a four-bar link. The upper end of the drive link 141 is pivotally connected to the seat guiding means 149. Another link comprising the front support link 151 interconnects the seat guiding means 149 and the main transom 22. The front support link 151 has a substantially rectangular cross section, and is curved along the length direction thereof, similarly to the drive link 141, and has a center of curvature at the upper side and the rear side.
[0055]
From FIG. 30, it can be seen that both ends of the drive link 141 are bifurcated. The lower end is bifurcated to accommodate the lower end of the push link 139. The upper end of the drive link 141 is also bifurcated. The upper end of the drive link 141 is also bifurcated. The seat guiding means also has a ledge 155 depending as shown in FIG. The bifurcated upper end of the drive link 141 is disposed on each side of the ledge 155, and the inner branch is pivotally connected between the ledge 155 and the side wall of the seat guiding means 149. The outer branch is fan-shaped for aesthetic reasons and its sliding connection does not penetrate it. Similarly, the upper end of the front support link 141 is bifurcated, and the inner branch is pivotally connected between the seat guiding means 149 and another ledge 157 (see FIG. 32), The bifurcation is fan-shaped. The lower end of the front support link 151 is connected to the outer web of the opposing support web 78 (see FIG. 4) by a pin (not shown) passing through the alignment opening 153 at the front end of the opposite support upper portion 78. It is pivotally connected to the outside. It can be seen that the connecting portion between the lower end portion of the drive link 141 and the front support link 151 is a connecting portion that cannot be seen from the outside for aesthetic reasons.
[0056]
Recliner operation
The operation of the recliner mechanism will be described with reference to FIG. The elements of the four-bar link on one side of the chair will be described. It will be appreciated that these elements are identical on the other side of the chair. As described above, the backrest 16 can be reclined around the recliner axis R. The first and second recliner springs bias the seat 16 to the forward acting position. When not sitting, the arrangement of the four-bar link components is determined by the spring tension of the leaf spring 128. Due to the inherent flexibility of the leaf spring 128, the leaf spring 128 becomes linear, which causes the spring carrier 60 to rotate clockwise about the pin 62. This determines the position of the push link when the chair is not sitting. In the absence of a force on the seat guiding means 149, the components of this four-bar link are held in the non-sitting position by the inherent flexibility of the spring 128 acting via the push link 139.
[0057]
When the user puts the weight W on the seat 14, the weight is supported by the seat guiding means 149, and the drive link 141 is driven to rotate counterclockwise about the recline axis R. As a result, the push link 139 moves substantially upward and backward, and the spring carrier 60 is rotated counterclockwise about the pivot pin 62. The lower part of the surrounding frame 34 is rigidly held in a back-fixed casting 48 which is stopped in the previously described front working position. When the spring carrier 60 rotates counterclockwise, the leaf spring 128 bends and the upper portion of the leaf spring 128 is pressed against the rear portion of the surrounding frame 34. Depending on the flexibility of the surrounding frame 34, the user's weight is absorbed by the spring tension of the leaf spring 128 as the spring flexes against the rear of the surrounding frame 34. This has the effect of stiffening the backrest so that it does not flex backwards. It can be seen that the tension applied to the leaf spring 128 depends on the weight W of the user applied to the seat 14. The greater the weight W, the greater the tension supported by the leaf spring 128, and thus the greater the degree of rigidity imparted to the leaf spring 128 that resists the rearward bending of the enclosure frame 34. Therefore, the rigidity of the surrounding frame 34 is adjusted according to the weight W of the chair user.
[0058]
When the user's weight W exceeds a predetermined level, the leaf spring 128 is in tension at the point where the bifurcated end 125 of the spring carrier 60 engages the back wall 135 of the back-fixed cast 48. This gives a limit on the amount of tension applied to the leaf spring 128. This limit is reached at about 80 kg. FIG. 33 shows the downward movement of the seat guiding means 149 when the user puts on the weight W. When the user leaves the chair, the seat 14 moves upward as indicated by an arrow U in FIG.
[0059]
As described above, the gently curved shape of the surrounding frame 34 is designed to correspond to the shape of the user's spine to provide comfort to the user. The flexing action of the backrest further enhances the ergonomic benefits of the chair because the user can move the spine. This movement enhances the general health of the user's spine. The rigidity in the backward bending of the backrest is adjusted according to the weight of the user. Thus, within a certain range, the ease of bending backward is correlated with the user's weight. Therefore, since a person with a light weight applies a small force to the surrounding frame, it is possible to fully enjoy the advantage from the backward bending action. Also, a heavy person has greater resistance to flexion, and the outer frame is not too light for a large person. The chair is designed so that the user can bend by bending in the range of 80 mm to 120 mm.
[0060]
FIG. 35 shows the reclining action of the chair 10. When the user puts weight on the seat 14, the seat moves downward as described above and takes a position immediately above the seat guiding means 149, which is indicated by a solid line. Once the user puts his weight on the seat 14, the leaf spring 128 absorbs a corresponding amount of spring tension and the spring carrier 60 and push link 139 are somewhat fixed relative to the back-fixed cast 48. Take.
[0061]
Therefore, when the user leans against the backrest 16, the backrest-fixed casting 48, the spring carrier 60 and the push link 139 act simultaneously to drive the drive arm 141 and rotate clockwise via the push link 130. . In the configuration of the four-bar link, the seat guiding means 149 takes a position where the height is increased netly and the rearward inclination angle is increased as compared with the seating position of the seat guiding means 149 before the recline. In fact, there is a slight shift between the leaf spring 128, the spring carrier 60 and the push link 130.
[0062]
When the height of the seat 14 shows a net increase due to the backward reclining action, the weight W of the user acts against the reclining action together with the biasing force by the first and second reclining springs 94 and 96. Therefore, the user's weight W is a variable factor of the ease of reclining the backrest 16. If the adjustable second recliner spring 96 is set at a constant level, heavier people are more resistant to reclining than lighter people. This provides an automatic correlation between the user's weight and resistance to the reclining action. This automatic adjustment function is sufficient for most users with normal physique. However, since the user's physique varies over a wide range, another adjustment by clamp adjustment is necessary as described above. For example, a person who is very tall and light in weight can easily move the backrest 16 backward even if the weight W is small due to the lever action of the height.
[0063]
The net increase in height has the advantage that the user can be raised during the reclining to maintain the eye level of the chair user regardless of the reclining action.
[0064]
When the chair is fully reclined (determined by the engagement of the first abutment surface 88 with the second abutment surface 90), the enclosure frame will still have additional force applied by the chair user. It can be bent by the action of. As described above, the surrounding frame can be warped in the range of 80 mm to 120 mm. During the recline action, it is considered that a maximum of 20 mm of warp occurs due to the weight of the user on the backrest. Therefore, even if the recline limit is reached, the user can further warp by bending the surrounding frame in the range of 60 to 100 mm.
[0065]
As will be explained later in connection with FIGS. 55 to 60, the seat 14 is only supported at its rear by seat guiding means 149, and the front is unsupported. As shown in FIG. 32, the transition point 161 is located behind the front edge 160 of the seat guiding means 149. The transition point 161 forms a boundary between the flat upper surface 178 of the seat guiding means 149 and the forwardly inclined tip surface 285. The seat 149 can be bent in the lateral direction at this position. Thus, the transition point 161 defines a break between the rear and front of the seat 14. The seat 16 is slidable forward and backward to adjust the depth of the seat as will be described in connection with FIGS. 55-62 so that the break between the rear and front of the seat is Varies with depth.
[0066]
FIG. 35 shows the curvature that changes due to the reclining action of the backrest 16 and the seat 14. The solid line indicates the forward acting position in the seated state. The dotted line indicates the recline position. When the backrest 16 is reclined, the seat guide means 149 increases in net height and the rearward inclination also increases. This effectively fits the user's buttocks and prevents them from sliding forward during the reclining action. The seat 14 is also flexible, and the user's buttocks not only increase in inclination to the rear but also increase in net height so the user's legs are added to the front of the seat 14 Added more weight. Therefore, the seat portion 14 bends in the lateral direction at the transition point 161 on the seat guide means 149. To derive the maximum benefit from this snug fit, the user should adjust the seat depth so that the buttocks abut the backrest and the transition point 161 approximately corresponds to the user's buttocks groove . Therefore, during the recline, the user's buttocks fit snugly between the rear of the seat 14 and the lower region of the backrest 16 and the front of the seat lowers forward due to the weight of the user's legs. Having a lateral crease in the user's gutter prevents unwanted pressure from being applied behind the user's legs.
[0067]
Backrest Modification-Second Example
FIG. 36 shows a modified example of the backrest 16 'in a developed view. As in the previous embodiment, the backrest 16 'has a flexible enclosure frame 34' connected to a backfixed cast 48 '. In this embodiment, the spring carrier is omitted and instead two integral leaf springs 128 'are used that are pressed against the back of the enclosure frame 34'. Further, two auxiliary springs 450 are also provided, and this function will be described later.
[0068]
FIG. 39c shows a variation of the push link 139 ′. The push link is arcuate. The push link has an opening 452 at one end thereof, and the push link is pivotally connected to the drive link 141 ′ through the opening (see FIGS. 41a and 41b). The other end of the push link 139 ′ is a stepped region 454 having a first abutment surface 456 and a second abutment 458. In front of the stepped region 454 is a first pair of sliding means 460. Each sliding means of the pair 460 is provided on the opposite side surface of the push link 139 '. Immediately below the first pair of sliding means 460 is a second pair of sliding means 462 provided on opposite sides of the push link 139 '.
[0069]
FIG. 37 shows in detail one side of the back-fixed casting 48 '. The back-fixed cast 48 'has two pairs of protrusions 50' that engage with alignment openings (not shown) in the surrounding frame 34 'for assembly purposes. As in the previous embodiment, the spaced wall 54 'defines a forwardly extending channel 64' in which the leaf spring 128 'is received in the manner described below. The forwardly extending channel 64 ′ has two forwardly extending tracks 464 on either side of the channel 64 ′. Each track 464 comprises a substantially horizontal shelf 466 that terminates in a first pair of flanges 468 extending downwardly in the assembled state of a push link 139 'and a back-fixed cast 48'. The sliding means 460 is arranged to slide along the top surface of the associated shelf 466, while the second pair of sliding means 462 moves directly below the bottom surface of the associated shelf 466. As can be seen in FIG. 39c, each of the second sliding means 462 has a flat abutment surface 470 that abuts the inside of the downwardly extending flange 468. This delimits the forward limit of the sliding movement of the push link 139 ′ relative to the track 464.
[0070]
FIG. 39d shows the push link 139 ', the back-fixed cast 48', the leaf spring 128 ', the auxiliary spring 450 and the surrounding frame 34' assembled.
[0071]
The operation of the recliner mechanism has been described with reference to FIG. Since this operation is not substantially different from that of the second embodiment, it can be understood with reference to FIG. When the user's weight is applied to the seat portion 14, this is absorbed by the seat guiding means 149, whereby the drive link 141 is driven to rotate counterclockwise about the recliner axis R. In this embodiment, the rotation of the drive link 141 causes the opening of the push link 139 ′ to move substantially upward and backward. For this reason, the first and second pairs of sliding means 460 and 462 slide along the track 464. The auxiliary spring 450 and the leaf spring 128 ′ are configured such that the first abutment surface 456 contacts the auxiliary spring 450 before the second abutment surface 458 contacts the leaf spring 128 ′. This means that the push link 139 ′ is pressed against the auxiliary spring 450 until the weight W of the user exceeds a predetermined threshold value. The auxiliary spring 450 is independent of the rigidity of the surrounding frame 34 '. Therefore, there is no stiffening effect on the surrounding frame 34 'until the user's weight W reaches a predetermined threshold value. After reaching a predetermined threshold value of about 50 kg, the second abutment surface 458 of the push link 139 'contacts the leaf spring 128'. The leaf spring 128 'is initially slightly bent as shown in FIG. 39d. The leaf spring 128 'is pressed against a spring seat 474 at the top of the forwardly extending channel 64', as can be seen in FIG. The spring seat 474 is recessed laterally to provide a single leaf spring 128 ', whereas it is convex from top to bottom as shown in the cross-sectional view of FIG. 39d. Because it is convex forward as shown, the spring seat 474 defines the point at which the leaf spring 128 bends as the push link 139 ′ moves back on the track 464. As in the first embodiment, when the spring 128 ′ is pushed from its lower end and bent about the spring seat 474, it is pushed against the back of the surrounding frame 34 ′ above the spring seat 474. This increases the rigidity of the surrounding frame 34 '. In addition, as in the first embodiment, at certain points, when the push link 139 'and / or leaf spring 128' is pressed against the back-fixed cast 48 ', further movement is not possible. This defines the tension limit of the leaf spring 128 '.
[0072]
FIG. 39b shows an example of the auxiliary spring 450 in more detail. The auxiliary spring is a leaf spring, and its enlarged head 478 has two curved portions 480 on both sides thereof. Curve 480 cooperates with opposing complementary positioning blocks 480 on either side of forwardly extending channel 64.
[0073]
FIG. 41a shows certain parts of the recliner mechanism but has been omitted for clarity of the enclosure frame 34 'and back-fixed casting 48'. As in the previous embodiment, the drive link 141 'is slidably attached to the main transom 22' at its midpoint. The end of the drive link 141 ′ opposite to the end to which the push link 139 is fixed is slidably connected to the seat guiding means 149 ′. Similarly, the front support link 151 'is connected between the seat guiding means 149' and the main transom 22 '. In this embodiment, the drive link 141 ′ and the front support link 151 ′ are curved around one or more upright axes and curved around a horizontal transverse axis as described in the first embodiment. Yes. As a result, as shown in FIG. 43, the seat guiding means 149 'has a more complicated shape.
[0074]
Seat panel-first and second embodiments
Figure 46 shows the use of the chair in any embodiment Also 1 is a perspective view of a preferred embodiment of a preferred seat 14; The seat 14 is a flexible plastic panel, and the flexibility is improved by the illustrated slot configuration. The plastic panel is an injection molded plastic such as PPR.
[0075]
The seat panel 14 is shown. 47 Although shown as a flat panel in the -49 computer-generated drawing, this seat panel is actually dish-shaped as can be seen from the schematic diagrams showing the various cross-sections of FIGS. FIG. 50 is a longitudinal cross-sectional view of an intermediate portion of the seat panel 14 showing a generally curved shape having an edge formed by rolling. This edge is lowered by dimension A. FIG. 51 shows the side edge of the seat panel 14. This side edge is flatter than the middle. Furthermore, the front edge is lowered by a dimension B larger than A. FIG. 52 is a transverse cross-sectional view at approximately 150 mm from the rear of the seat, and FIG. 53 is a transverse cross-sectional view at 120 mm from the front edge. This is essentially flat. Thus, the rear of the seat 120mm behind the front edge is essentially dish-shaped to give the user comfort, while the front has a seat portion that slopes downward in the forward direction. Furthermore, as can be seen from FIG. 54, the front end edge portion is also curved so as to incline downward toward the side portion.
[0076]
The views shown in FIGS. 50-54 merely show the molded shape of the seat panel 14. The seat panel is flexible to adapt to the user and respond to the user's movements. The slot configuration shown in FIG. 46 of the seat panel 14 is designed to increase the flexibility of the seat panel 14. The configuration of the front half slot of the panel is designed to facilitate folding along the lateral fold. In particular, the slots are arranged along a series of spaced apart undulating lines 163 extending laterally of the seat 14, the central part being convex forward and the outer part being concave forward. I understand. The line in slot 163 is discontinuous. As described above, at least the rear part of the seat part 14 has a dish shape. This dish shape is emphasized by the seat user. A series of spaced wavy lines 163 allow the seat panel 14 to be folded laterally even if the rear is dish-shaped. further, in front At the corners of the section, a slot pattern 164 extends diagonally along the corners according to the curvature of the lateral wavy lines 163. In this way, when the user moves the leg to one front corner, the diagonal configuration of the slot 164 causes the front corner to be bent by the weight of the user's leg.
[0077]
In the back half of the panel, the slots are arranged in a pattern to accommodate the user's sciatic protrusion. In particular, the slot pattern has two spaced substantially rectangular regions 162 whose positions correspond to the user's sciatic protrusion (assuming the user is sitting properly with the seat depth adjusted appropriately). give. These two areas 162 interrupt the horizontal slot pattern. Each region consists of a series of slots extending in the vertical direction and forming wavy lines spaced in the horizontal direction. The slot lines are discontinuous. The longitudinal placement of the slots in each region 162 causes the remaining material between the longitudinal lines of the slots to spread away from each other, thereby forming a pocket for each sciatic protrusion of the seat user. Can do.
[0078]
FIG. 47 shows a longitudinal stiffening web 165 provided on the underside of the seat panel 14. There are five stiffening webs, two arranged along opposite side edges. The other two are arranged on each side portion 65 mm from the corresponding side edge portion. And the remaining one is in the middle. The longitudinal stiffening web begins to gradually decrease in height of the stiffening web to the taper end point 166. Te The height from the rear edge of the seat is constant up to the super start point 164. (However, the middle web ends early.) Seat 14 allows depth adjustment as described in connection with FIGS. The seat bends laterally around the transition point 161 on the seat guiding means 149.
[0079]
When the seat panel 14 is in the rear position to suit a small person, the depth of the stiffening rib at the transition point 161 in the region is shallow and the resistance to bending is slight. In general, this is suitable for people who are small and underweight. However, for large people, the seat panel is arranged further forward in relation to the seat guiding means 149. The depth of the stiffening rib at the transition point 161 is deeper and therefore the resistance to bending is greater. This is suitable for large and heavy people.
[0080]
The taper start point 164 is a position corresponding to the transition point 161 when the seat is in its fully forward position to fit a large person. The taper end point 166 is a position corresponding to a transition point of the seat guiding means 149 when the seat is at the most rearward position so as to suit a small person. The taper start point 164 and the taper end point 161 define a transition region therebetween. The lateral fold is at a range of positions within the transition region, depending on the depth of the seat. The pattern of wavy lines of slots extending in the lateral direction extends at least in the transition region.
[0081]
FIG. 47 also shows a lateral stiffening web 168. Stiffening web 168 follows the pattern of transverse wavy slots 163. As described above, the seat panel is formed into a dish shape. However, it is particularly desirable to limit the curvature around the longitudinal axis of the front of the seat. Therefore, the lateral stiffening web 168 is laterally dependent on the user's weight. In It helps to keep the shape of the front part without bending. Further, a rear web is provided along the rear of the lower seat panel 14 as shown in FIG.
[0082]
FIG. 49 shows in detail the configuration of features along one side edge. Between the two longitudinal webs 165 is a series of spacer blocks 270 that extend on the line between the taper start point 164 and the taper end point 166. Between each spacer block 270 is a wedge-shaped gap 272 that extends toward the top. The seat panel 14 fits above the seat carriage 167 as will be described in connection with FIGS. Depending on the position of the seat carriage 167 with respect to the seat guide means 149, there is usually a front portion of the seat guide means 149 (including the leaf spring 285) in front of the seat carriage 167. Since the rear portion of the seat panel 14 is fixed above the seat carriage 167, there is a gap between the seat guiding means 149 and the seat panel 14 in front of the seat carriage 167. Spacer block 270 extends into this gap. When the seat panel 14 is bent, the spacer block 270 is pressed against the top of the seat guiding means 149. It can be seen that the spacer block 170 also tapers in height as shown. In addition, the spacer block 270 defines the maximum curvature of the seat panel along the lateral fold, since the curvature does not increase further once the sidewalls of the wedge-shaped gap 272 are engaged with each other. A protective means extends along the spacer block 270 to provide a septum that prevents a user's finger from being captured.
[0083]
Seat depth adjustment mechanism
FIG. 55 shows the main components of the seat depth adjustment mechanism. The seat guiding means 149 is one component of the four-bar link described above. There are two seat guiding means 149 on both sides of the seat. These two seat guiding means 149 guide the slidable seat carriage 167. The rear portion of the seat panel 14 shown in FIGS. 47-54 is secured to the carriage 167. Only the rear half of the seat panel 14 is secured to the seat carriage 167. The seat panel 14 can be moved back and forth by sliding the seat carriage 167 on the seat guiding means 149.
[0084]
As shown in FIG. 49, there are a rib 274 extending in the longitudinal direction behind the spacer block 270 on the lower side of the seat panel 14 and a short tab 276 spaced behind the rib 274 extending in the longitudinal direction. Ribs 274 engage in channels 278 (see FIG. 55) of seat carriage 167 and tabs 276 are snap-fit connections in recesses 280 located rearward on seat carriage 167. In addition, four spaced retention tabs 282 engage the underside of the carriage 167. The retention tab 282 holds the seat panel 14 that engages the seat carriage 167, while the longitudinal ribs are the main load bearing portions.
[0085]
FIG. 55 shows a control mechanism of the air spring 145 whose height can be adjusted. The height adjustment control lever 169 is pivotally mounted outside the right seat guide means 149. The pivoting movement of the height adjustment control lever 169 is reproduced by a height adjustment control actuator 170 connected to one end of the control cable 172. The other end of the control cable 172 is connected to the upper end of the air spring 145. When the user lifts the height adjustment control lever 169, the control cable 172 releases the air spring in a conventional known manner and the seat user adjusts the height of the sub 14 to meet his requirements.
[0086]
FIG. 56 is a detailed view showing the left side of the seat carriage 167. The seat guide means 149 has a plastic seat guide liner 176. The seat guide liner is an elongated structure and has an upper sliding surface 178 and an inner sliding surface 180. The inner sliding surface 180 is spaced from the inside of the metal part seat guiding means 149, and the surrounding wall 182 maintains the inner sliding surface 180 in spaced relation therewith. The seat guide liner 176 is therefore hollow behind the inner sliding surface 180. Since the upper sliding surface 178 is required in a joint on the upper surface of the metal part of the seat guiding means 149, the upper sliding surface 178 is adjacent to the upper surface of the metal part of the seat guiding means 149. The seat guide liner 176 provides a bearing surface to make the seat carriage 167 slippery. As such, the seat guide liner 176 is made of nylon or acetal. It can be seen that a symmetrical configuration is also provided on the right side of the chair.
[0087]
The seat carriage 167 is made of integral cast aluminum and each of the two spaced apart sliding means engages a respective seat guide means 179. Each sliding means is generally L-shaped, with an upstanding sliding surface 186 on the inner wall slidingly engaged with the inner sliding surface 180 and a horizontal sliding surface 187 engaged with the upper sliding surface 178. The carriage is symmetrical with respect to an upright, longitudinally extending plane in the center of the chair. The two sliding means on the right and left sides are opposed to each other. The two sliding means are joined by a supporting means 190 extending in the lateral direction.
[0088]
Inner sliding surface 180 is shaped to have a series of small arches extending from inner sliding surface 180. The small arch 184 protrudes inward (with respect to the entire chair) and is pressed against the upright sliding surface 186 of the seat carriage 167. The small arches can be arranged in any pattern, but are preferably staggered along the length of the inner sliding surface 180. Both seat guide liners 176 have inwardly extending small arches that are pressed against the associated upstanding sliding surface 186 of the carriage 167. The small arch 184 thus acts on the carriage so that the carriage 167 is centered between the two seat guiding means 149. Further, the flexible small arch 184 absorbs slack between the upright sliding surface 186 and the inner sliding surface 180 if the part is not precisely finished. As a result, the carriage 167 is prevented from being caught in the seat guiding means 149.
[0089]
FIG. 57 shows a control mechanism for adjusting the depth of the chair. The inner walls of both sliding means 185 have a lower edge with a series of spaced apart notches 192. The chair depth adjustment bar 194 includes two teeth 196, each of which is formed at both ends of the bar 194. The seat depth adjustment rod 194 is movable between a latched position where the teeth 196 engage the respective notches 192 and a non-latched position where the carriage 167 can slide freely along the seat guiding means 149. . The seat depth adjustment bar 194 is controlled by a seat depth adjustment button 200. The seat depth adjustment button 200 is movable from a latched position against the biasing force of a spring (not shown), and the seat depth adjustment rod 194 is non-latched so that the teeth 196 do not engage the notch 192. Move to position. The seat carriage 167 is then slidable until a suitable seat depth is obtained, at which time the user opens the seat depth adjustment button 200 and the notch 192 with the closest tooth 196 Be able to engage.
[0090]
The seat depth stop means 174 (see FIG. 55) formed as a protrusion depending from the seat carriage 167, when engaged with the adjusting rod 194 or the sleeve 58 demanding the end of the adjusting rod 194. The front position of the seat carriage 167 is determined. The rear limit is defined by a pin (not shown) that extends inwardly from seat guide means 149 and engages a slot in seat carriage 167. The slot is machined to define a stop means that engages the joint at the rearmost position of the seat.
[0091]
58 and 59 show an extended position and a replacement position of the seat portion 14, respectively.
[0092]
Adjusting the seat depth-the second embodiment
61 and 62 show a modification of the seat carriage 167 'and the seat guiding means 149'. The seat carriage 167 is an integral cast aluminum construction with two spaced apart sliding means as described in the first embodiment, the two sliding means each engaging a seat guide means 149 '. . The two sliding means are integral with a series of laterally extending ribs as shown? ? ? It is joined by.
[0093]
As in the previous embodiment, the seat guide means 149 'includes a seat guide liner 176 having an upper sliding surface 178' and an inner sliding surface 180 'slidably engaged with the respective guide means of the seat carriage 167'. '. The seat guide liner 176 is described in detail in connection with FIGS. 62b and 62c.
[0094]
As shown in FIG. 61, the second embodiment of the chair has a control lever 169 'on the right side (left side of the figure). The lever 169 'is a double-acting actuator that adjusts both the height and depth of the seat. The control lever 169 is pivotally attached to the outside of the right seat guide means 149 ′.
[0095]
The control lever 169 'operates a double-acting actuator 170' mounted inside the right seat guide means 149 '. The actuator 170 'has a first actuator portion 170a and a second actuator portion 170b.
[0096]
The first actuator portion 170a is connected to a cable 172 'connected to the upper end of the air spring 145'. When the user raises the control lever 169 ', the control cable 172 opens the air spring in a known manner and the seat user can adjust the height of the seat 14 to meet his requirements.
[0097]
Second actuator portion 170 b is coupled to pivotable pawl 490 via cable 488. The pawl is engageable between any of the plurality of teeth of a rack 492 formed under the seat carriage 167 '. The pawls and racks 490, 492 are the same on the other side of the seat carriage 167 'as shown in FIG. A cable 488 extends from the right pawl 490 to the other side of the seat carriage 167 to allow the two pawls 490 to operate simultaneously. The user depresses the control lever 169 'to actuate the second actuator portion 170b to disengage the two pawls from engagement with the teeth of the associated rack 492 against the biasing force of the spring. The seat carriage 167 ′ then slides until the proper seat depth is obtained, along with which the user can release the control lever 169 ′ to engage each pawl 490 with the associated rack 492.
[0098]
FIG. 61 also shows a front cover 495 formed for aesthetic reasons to extend in front of the main transom 22 'like a snake. This cover 495 is connected to the seat guiding means 149 'on both sides by using integrally formed bosses 497 as can be seen from FIGS. 62b and 62c.
[0099]
As described above, the seat guide means 149 'shown in FIG. 62b has a seat guide liner 176'. The seat guide liner 176 'has an upper sliding surface 178' and an inner sliding surface 180 '. Accordingly, the seat slide liner 176 'is essentially L-shaped. The inner sliding surface 180 is provided with a series of spaced apart integral flexible protrusions 500. The integral flexible protrusion 500 faces inward. The seat guide liner 176 'is supported on the metal supporting portion of the seat guide liner as shown in FIG. 62c. The inner sliding surface 180 is located at a distance from the inside of the support portion of the seat guiding means 149 '. Furthermore, the support part of the seat guiding means 149 ′ has three spaced pedestals 502. Integrally, the flexible protrusion 500 is shaped like a lamp, and its end engages with an associated platform 502. Thus, most of the inner sliding surface 180 'is held flexibly in a spaced relationship from the support portion of the seat guide means 149'.
[0100]
As can be seen from FIG. 59 of the first embodiment, it can be seen that there is a gap between the upper surface of the seat guiding means 149 and the spacer block 270 extending from the seat panel 14. This gap is a cap with which the user may pinch a finger. Accordingly, as shown in FIG. 62b, a movable member 504 such as a comb is incorporated in the seat guide liner 176 ′. The comb-like member 504 has an upper surface adjacent to the upper sliding surface 178 'and a plurality of branches 506 extending downward. These branches are required for a series of indentations 508 formed in the metal support portion of the seat guide means 149 '. The comb-like movable member 504 is flexible and typically extends to fill the gap between the tip 285 of the seat guide means 149 'and the suspended spacer block 270'. For example, referring to FIG. 63, the user's weight is also not hung on the seat panel 14, so the seat panel 14 is not adapted to engage the top of the comb-like member 504. In addition, the hanging spacer block is not visible in this figure because the seat panel 14 is provided with peripheral protection means to prevent fingers from being caught in the V-shaped gap of the spacer block 270 '. It is. When the user's weight is applied in front of the seat panel 14, the spacer block 270 ′ is pressed against the comb-like member 504, and this member flexes when the seat portion 14 is bent around the lateral fold. . In this way, the comb-like member 504 provides yet another protective means that reduces the possibility of a user's fingers being pinched between the seat panel 14 and the seat guiding means 149 '. However, the comb-like member 504 does not interfere with the lateral folding of the seat panel 14.
[0101]
63 shows the seat panel 14 in its inner retracted position, while FIG. 64 shows the seat panel 14 in its outermost extended position.
[0102]
Lumbar support mechanism
FIG. 66 is a perspective view of the backrest 16 showing the main components of the lower back support mechanism 36. The waist support mechanism 36 includes a waist support panel 207. The waist support panel 207 is provided with two spaced upright tracks with a C-shaped channel 209. It can be seen that the waist support panel 207 has horizontal slots extending in the horizontal direction. However, in another embodiment (not shown), the slots may extend vertically. The waist support panel 207 has a gripping bar 211 so that the chair user can adjust the height. The waist support panel 207 is integrally formed of a plastic material such as nylon.
[0103]
As can be seen from FIG. 67, a pair of hinges 214 are attached to the backrest beam 46. The hinges 214 are mounted at spaced locations along the back beam, one on the left and the other on the right. FIG. 68 shows these hinges 214 in detail. The hinge 214 is a component composed of two members including a short arm 215 on which a pivoting member 217 is pivotably mounted. The short arm 215 is an integrally cast metal part consisting of a side wall 216 and an intermediate web 218. An alignment opening 220 is provided in the side wall 26 at one end of the short arm. These openings 220 are not circular, but have a slightly elongated shape for efficient operation of the lower back support mechanism, as will be described later.
[0104]
The swivel 217 is mounted to be pivotable about the number axis 221 at the other end of the short arm. The swivel 217 has a plate-like member and two ball-like members 222 protruding from the end of a short arm. The ball-shaped member 222 has a shape that engages with the same channel 209 provided in the cavity of the waist support panel 207. Each hinge 214 is connected to the back beam 46 by two alignment openings 224 provided in the back beam 46 as well as a pin (not shown) penetrating the alignment opening 220. The opening 224 is circular and the pin also has a circular cross section. This allows the hinge 214 to pivot as well as translate within a short range defined by the shape of the alignment opening 220.
[0105]
As shown in FIG. 69, two ball members 222 of each hinge are required for one channel 209. Thereby, the waist support panel 207 can slide on the hinge 214. The user of the chair can adjust the position of the waist support panel 207 by gripping the grip bar 222 and physically sliding the panel 207 up and down.
[0106]
The panel 207 abuts the top of the backrest casting 48 and stops the casting from sliding down until the ball leaves the channel. In addition, a cap (not shown) closes the top of the channel 209.
[0107]
FIG. 69 shows a preferred embodiment of a biasing device comprising a spring unit 226. Each hinge 214 has a spring unit 226 for biasing its associated hinge 214 and waist support panel 207 forward. The spring unit 226 has two first bars 228 (only one of which is shown in FIG. 69). The first bar 228 is demanded between the side walls 216 of the hinge 214. The two second bars 230 are pressed against the back beam 46. The two spring portions 232 bias the lumbar support panel 207 forward of the chair by biasing the two first bars 228 away from the two second bars 230. Each spring unit 222 has an integral structure manufactured from a spring wire.
[0108]
The lumbar support panel 207 has a generally curved structure shown in FIG. 67 to match the shape of the user's spine. In the completed chair, the back frame 34 has a mesh fabric woven around its opening, which defines the front surface of the back 16. The waist support panel 207 is suitably provided with a pad (not shown) on the front surface thereof. The front surface of the lumbar support panel 207 or the front surface (where appropriate) of the pad is behind the mesh fabric. When the user leans against the back of the chair, the reticulated fabric stretches somewhat and the spine region of the user's waist is supported by the lumbar support panel 207 against the biasing force of the spring unit 222. For this reason, a small force of about 5 kg is applied to the lumbar region of the user's spine. This is considered to give comfort to the chair user. Thereby, the waist support panel 207 provides floating support to the chair user. The hinges pivot to some extent about the alignment opening 220 independently of each other, depending on which side of the backrest the user rests on. Further, the lumbar support panel is pivotable about a horizontal axis between two number axes 221.
[0109]
70 and 71 show corrugated strips that can be embedded in the base of channel 207. This strip is an integral molded plastic. The upper surface of the corrugated strip is wavy, and the depression of the waviness serves to determine the position of the ball-shaped member 222 of the hinge 214. The ball-like member is held in the channel 209 by an inward lip 237 at the edge of the channel 209. The corrugated strip is made of a flexible plastic material. The raised portions of the corrugated strips undergo deformation and allow each of the ball members 220 to move along the channel 209 over the raised portions 235. The corrugated strip 234 is attached to a fixed position at the base of the channel 209. Alternatively, the outer shape of the corrugated strip may be integrally formed to match the base of the channel 209.
[0110]
FIG. 72 shows a modified example of the waist adjustment mechanism 245, which has a bag-like unit 247 that can be adjusted by the user in addition to the spring unit 226. Spring unit 226 is an alternative to weak spring units. Alternatively, a bag-like unit may be used instead of the spring unit 226. Each of the bag-like units is an inflatable bellows as shown in FIG. Each bellows 247 is placed between a back beam and a corresponding hinge 214. The rear portion of the web 218 of each hinge 214 has a circular recess (not shown) that houses the bellows 247. Both bellows 247 are linked to a user actuable pump (not shown) located below the grip bar 211b as shown in FIG. 74 which shows a slightly modified embodiment of the waist support panel. A suitable pump is described, for example, in US Pat. No. 5,372,487. This pump P is connected to both bellows 247 by a conduit. Both bellows 247 equalize the expansion of the bellows 247 by means of a T-type connection. Linked by a T-type connection, the expansion of the bellows 247 is equivalent.
[0111]
The pump is not shown in FIG. 74, but a depressible lever 249 for operating the pump is shown below the gripping bar 211b. The depressible lever 249 is mounted so as to be pivotable about a common number axis arranged at the lower center of the gripping bar 211b. Each pump P is disposed at a supported position between the associated lever 249 and the lower side of the gripping bar 211b. In order to operate the pump P, the user pushes down the outer end of one of the levers 249 to inflate the bellows 247 by the pump P. If there is too much air in the bellows and the lumbar support panel extends too far forward, the chair user can actuate the pressure relief means 250 associated with each lever 247 to relieve some pressure. Each pressure relief means 250 is associated with a valve in a conduit leading to the bellows 247 to relieve pressure from the bellows 247.
[0112]
Therefore, the user of the chair can adjust the front position of the waist support panel 207b by adjusting the expansion of the bellows 247. Since the bellows 247 is an air-filled type, the bellows 247 has inherent flexibility because the air is compressed in the bellows 247 when the chair user presses the body against the waist support panel 207b.
[0113]
Lumbar support mechanism-second embodiment
As shown in FIGS. 75 to 79, the waist support mechanism 36 'used in the second embodiment of the chair is not significantly different from that described in connection with FIGS. Thus, if the function of a part is substantially the same, the part is indicated by the same reference number with a prime symbol. Therefore, the details of the waist support mechanism of the second embodiment will not be described. One of the main differences is the shape of the hinge 214, as can be seen by examining FIGS. Each hinge has two protrusions 520 that extend from the side wall 216 of the arm portion 215 'of the hinge 214' rather than being pivotally mounted by a pin. Accordingly, the opening 224 'of the back beam 46' is elongated, which allows the hinge 214 'to be translated as well as pivoted.
[0114]
Further, the shape of the spring unit 226 ′ is changed as compared with the first embodiment. The spring unit 226 still functions in the same manner to bias the hinge 214 'forward. However, the hinge unit 226 ′ has an elongated U-shaped spring portion 522. As can be seen from the exploded view of FIG. 76, the hinge unit 214 'is mounted on either side of the back beam 46' so that the two elongated U-shaped spring portions 522 extend inwardly toward the center of the back beam 46 '. It has become.
[0115]
The backrest beam 46 'is fitted with a waist priority control device 526 shown in FIG. 78 on its front side. The waist priority control device 526 includes a rear wall 528 and a low wall 530 having a return flange 532. The return flange 532 engages the front edge of the back beam base 46a to control the sliding motion of the waist priority controller. The waist priority control device 526 can slide laterally along the backrest beam 46 '. The waist priority controller 526 further includes a series of three spaced flat portions 534 that change the front spacing from the rear wall 528. The remote end of the U-shaped spring portion 524 terminates at the common point of the waist priority controller 526. Depending on the lateral position of the waist priority controller 526, the remote end of the U-shaped spring portion 522 is located at any one of the three flat portions 534. The position of the remote end of the U-shaped portion 522 on the flat portion 34 determines the spring tension of each spring unit 226 ', thereby determining the forward biasing force on the hinge 214 and hence the waist support panel 217'. To do.
[0116]
The waist priority control device 526 has a pair of position adjustment protrusions 526a, and one or both of them can be gripped by the user to slide the priority control device 526 along the back beam 46 '.
[0117]
A corrugated strip similar to that described in connection with FIGS. 70 and 71 can be embedded in the base of the channel 209 ′ of the waist support panel 207 ′ shown in FIG. The waist support panel 207 ′ may be made of a translucent material.
[0118]
FIG. 80 shows an example of a waist cushion 540 secured to the front surface of the waist support panel 207 ′ shown in FIG. The waist cushion 540 is formed of a flexible and flexible material. The waist cushion 540 is the first seat 542? ? ? It is separated from the second sheet 544 in a substantially parallel relationship. The first sheet and the second sheet 542, 544 are substantially the same size and are arranged in a heavy relationship. The first sheet 542 and the second sheet 544 are separated by an arrow-shaped separation web 546 as illustrated. The waist cushion 540 has a lateral centerline 548. Most of the webs on either side of the lateral center line 548 are oriented away from the lateral center line 548. The only exception to this is the two webs 546 at each end, which point towards the lateral centerline 548.
[0119]
The web 546 has flexibility and flexibility, and performs a buffering action between the first sheet 542 and the second sheet 544. Furthermore, the arrow portion of the web 546 means that the buckling resistance of the web 546 has already been overcome. In contrast, if the web is straightened, the initial buckling resistance will be overcome, so pushing the first sheet 542 toward the second sheet 544 will be more stubborn. Arrow portion 546 is soft and provides a comfortable cushioning effect.
[0120]
Decoration
FIG. 81 shows a preferred cross-sectional view of the upstanding member 38 of the surrounding frame 34.
[0121]
As described above, each upright member of the surrounding frame has a rearwardly open channel 44 in which a leaf spring 128 is provided. The upright member 38 also has a second rear open channel 252 that is narrower than the previously described rear open channel 44. The channel 252 that opens to the second rear utilizes the strip 254 for fixing. The fixing strip 254 is a flexible plastic material that is extruded and shaped as illustrated. The anchoring funnel 254 has a longitudinal lip 550 that engages a retaining portion 552 provided along one wall of the channel 252 to bring the anchoring strip 254 into the channel 252. Help hold. The anchor strip 254 also has a portion 258 that extends the edge of the channel 252 when the lip 550 engages the retaining portion 552. The reticulated fabric 260 is sized so that the reticulated fabric 260 is relatively pinned over the surrounding frame when the fastening strips 254 are secured within the second rearwardly open channels 252 on either side of the backrest 16. It is. The top of the reticulated fabric 260 is also held in a channel 253 that opens in the same way toward the back of the top. The bottom of the reticulated fabric 260 is similarly held in a channel 255 that opens backwards. The fixing strip 254 is a three-dimensional strip extending over the entire circumference of the outer frame 34.
[0122]
As described above, the surrounding frame 34 has a flexible configuration, particularly around an area corresponding to the user's waist region. Furthermore, the net-like woven fabric is tightly stretched over the outer frame 34. It is important that the upright member 38 of the outer frame 34 contracts because the frame is not flexible and the net fabric 260 is taut. Accordingly, the backrest beam 46 is positioned to substantially correspond to the waist region of the seat user. Thereby, the space | interval of the upright member 38 is maintained especially in the waist | hip | lumbar part area | region where the surrounding frame 34 bends. The bending of the surrounding frame 34 close to the user's waist region is promoted not only by the joint connection of the shoulder of the surrounding frame 34 but also by the corrugated shape of the surrounding frame 34.
[0123]
The mesh fabric 260 has some flexibility, but this is somewhat limited. The reticulated fabric is preferably capable of maintaining hearing over a significant number of super institutions. It is desirable that the reticulated fabric 260 is not too tight. For this reason, it is desirable that the neutral axis of bending be close to the front surface of the upright member 38 of the surrounding frame 34. Thus, the cross-section of the surrounding frame 34 is designed so that the majority of its material is located on the front surface and the flexure occurs as close as possible to the front surface of the upright member 38. When bending occurs, the walls that define the channel 252 in the waist region are somewhat compressed. Further, the two walls of the channel 252 are partially bent in a direction approaching each other.
[0124]
Upper pad assembly
Although the seat panel 14 and the backrest 16 are designed to provide comfort to the seat user, the appearance of the chair is also important. As the user approaches, chairs decorated with soft pads have the ability to give them the same comfort for a long time compared to chairs made of chair panels and back-tensioned netting fabrics. Is also more visually pleasing. Therefore, an upper pad 330 has been developed as shown in FIG. The upper pad 330 covers the chair back 16 and covers the mesh fabric 260. The upper pad 330 may be incorporated into a chair. Alternatively, the upper pad may be attached to an existing chair. The upper pad 330 is a decorative pad formed by, for example, two sheets such as leather, and is sewn in a conventional manner so as to form an open pocket at one end. A pad such as a layer of foam is inserted from its open end and the end is sewn in a conventional manner. The upper pad has a first upper connecting flap 334 and a second lower connecting flap 336 on its rear side 332. The upper connecting flap has the shape of a lateral flap that is substantially shorter than the lateral width of the upper pad 330. The upper flap 334 is sewn with one end edge to the rear side 332 of the upper pad 330 at about one fifth of the length of the upper pad 330 from the upper end 336 in the length direction of the upper pad 330. It is a thing. The upper flap incorporates a metal plate attribute channel 338 at its free end. To describe the specification, the rear side 332 of the upper pad 330 is placed on the front part of the backrest 16 so that the upper fifth of the upper pad 330 hangs on the top of the backrest 16. The upper flap 334 also hangs over the top beam 40 and the channel portion 338 is sewn under the lower edge of the top beam 40. Accordingly, the channel portion 338 is shaped to fit snugly under the lower edge of the top beam 40.
[0125]
The lower flap 336 is sewn on its upper edge at about one-eighth from the lower edge 340 of the upper pad 330. The lower flap 336 extends in the width direction of the top pad, but its width is substantially smaller than the width of the upper pad. Both the lower flap 336 and the upper flap 334 are centered about the vertical centerline of the top pad. At the lower edge of the lower flap 336 is provided a series of spaced spring clips 342 made of a loop of elastic material to which the metal L-shaped bracket is secured. The L hour bracket engages the underside of the lower beam 42. When the enclosure frame 34 is engaged with the backrest fixative 48, the metal bracket is held between them to secure the bottom of the top pad 330 to the enclosure frame 34 of the chair. In addition, the upper edge 336 of the top pad that extends downward from the top beam 40 is secured. This is done by hook and loop fasteners (not shown).
[0126]
Base with car
FIG. 84 shows a preferred embodiment of the vehicle base 18. The base with the car has five radially extending legs 300. Each leg is supported by a caster 302. As shown in more detail in FIG. 85, the five legs 300 constitute an integral cast leg assembly. Each leg is elongated and substantially plate-shaped and is reinforced by a reinforced web 304 extending longitudinally along each leg 300. The reinforcing web 304 terminates in an annular boss 306 located at the center. Each leg 300 has a hanging connector 308 integrally formed at the outer end thereof. Each drooping connector 308 has a socket or sleeve shape. Since the legs are substantially plate-like, the ends of each leg 300 end with a bumper 301 that can be clipped of flexible plastic or rubber.
[0127]
FIG. 86 shows the shape of the caster 302. Each caster 302 consists of two spaced wheels 312. The wheel 312 is rotatably attached to an axle 314 that forms part of the axle assembly 312 shown in FIG. The axle assembly 316 includes an axle 314, a connector pin 318, and an intermediate body portion 320 that interconnects the axle 314 and the connector pin 318. Wheels 312 are in demand on both sides of the axle 314 and are rotatably held at the bottom by snap fittings. In the assembled state shown in FIG. 86, the connector pin 318 is located between the two wheels 312. Further, there is a gap between connector pin 318 and wheel 312 that demands at least a portion of drooping connector 308. Connector pin 318 removably engages with droop connector 308 to allow the pin to rotate within droop connector 308 about its longitudinal axis. A snap-type connection is provided between them. In the configuration in which the leg part 300 and the caster 302 are assembled, it is necessary to provide a small clearance between the lower side of the leg part 300 and the upper side of the caster 302. This results in a compact configuration with a low height (usually 65 mm or less) and minimizes the possibility of hindering the movement of the chair user's feet below the seat.
[0128]
FIG. 89 is a schematic view showing the lower side of the seat panel 14 with the slot. A curved insertion means is provided below the seat panel 14. The insertion means 350 accommodates a support slide 352, which slides and can slide one end into and out of the insertion means. As described above, the support slide 352 is provided with printed marks that give the seat user the user's support.
[0129]
In the above, one embodiment of the present invention has been described. Variations and design changes are possible without departing from the scope of the invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially exploded perspective view of a chair according to a first embodiment of the present invention.
2a is a developed perspective view showing the backrest of the chair of FIG. 1. FIG.
FIG. 2b is a perspective view of a back-fixed cast that forms part of the back of the chair of FIG. 2a.
FIG. 3 is an assembly view showing a lower part of a backrest of the chair shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view showing a main transom of the chair of FIG. 1;
FIG. 5 is a perspective view of the assembly as seen from below the main transom shown in FIG. 4;
FIG. 6 is a perspective view of the assembled chair looking down at the main transom shown in FIG. 4;
FIG. 7 shows an adjustable clamp.
FIG. 8 is a plan view of an adjustable clamp cam.
FIG. 9 is an enlarged perspective view showing a part of the main transom shown in FIG. 4;
FIG. 10 is a perspective view from below of the chair of FIG. 1 with the main transom removed, showing certain components of the reclin lock.
FIG. 11 is a graph showing the change in resistance to the back recruitment obtained with the adjustable clamp of FIGS. 6-8.
FIG. 12 is a perspective view showing a control lever for a recline lock;
FIG. 13 is a perspective view showing a modification of the backrest extension arm according to the second preferred embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a top perspective view of a modification of the main transom according to the second preferred embodiment.
FIG. 15 is a perspective view of a modification of the transom of FIG. 14 as viewed from below.
16 is a perspective view of a variation of the backrest extension arm of FIG. 13 assembled with the variation of the main transom of FIGS. 14 and 15. FIG.
FIG. 17 is a perspective view showing a modified example of the first recliner spring according to the second embodiment of the chair;
FIG. 18 is a perspective view of the first recliner spring of FIG. 17 with the back extension arm and main transom assembled with the second recliner.
FIG. 19 is a schematic diagram illustrating a first possible position of the first recliner spring.
FIG. 20 is a schematic view showing a second possible position of the first recliner spring.
FIG. 21 is a schematic diagram illustrating a third possible position of the first recliner spring.
FIG. 22 is a perspective view similar to FIG. 18 with the first recliner spring in a third possible position.
FIG. 23 is a schematic view showing an engagement state between a part of the first recliner spring and a part of the main transom.
FIG. 24 is a graph showing changes in spring constant as the first recliner spring of the second embodiment rotates through the three possible spring positions shown in FIGS. 19-21.
FIG. 25 is a more detailed view of the assembly of FIGS. 18 and 16 with some parts removed for clarity.
FIG. 26 is yet another perspective view of a variation of the backrest extension arm 70 ′ of FIG. 13, viewed from a different angle.
FIG. 27 is another developed view of the parts constituting the backrest of the first embodiment.
FIG. 28 is a perspective view showing a rear part of the assembly component shown in FIG. 27;
FIG. 29 is a perspective view showing the spring carrier and the leaf spring as used in the first embodiment in an exploded view.
FIG. 30 is a rear perspective view of the chair of the first embodiment with certain parts removed for clarity.
FIG. 31 is a schematic view showing the main components of the chair recliner mechanism of the first embodiment;
32 is a side view of chair guide means which is one of the components shown in FIG. 31. FIG.
FIG. 33 is a side view of the chair of the first embodiment shown in FIG. 1, and shows a configuration of main links in a state where the weight of the user is applied to the seat.
FIG. 34 is a side view similar to FIG. 33, except that the user's weight has been removed from the seat.
FIG. 35 is a side view of the chair of FIG. 1, showing the reclining action of the chair.
FIG. 36 is an exploded view of the parts constituting the backrest according to the second preferred embodiment of the chair.
FIG. 37 is a front perspective view showing in detail a back-fixed cast that forms part of the back of a chair according to a second preferred embodiment.
FIG. 38 is a perspective view of a leaf spring used in the second embodiment.
FIG. 39a is a rear perspective view of the assembly part of FIG. 36;
FIG. 39b is a perspective view of an auxiliary spring that forms part of the back of the chair.
FIG. 39c is a perspective view of a push link that forms part of the recliner mechanism of the second embodiment;
FIG. 39d is a cross-sectional view showing details of the backrest assembled with the push link of FIG. 39c.
40 is a front perspective view showing the back frame in which the back extension arm and the recliner spring of FIG. 25 are assembled together with the back frame. FIG.
FIG. 41a is a rear perspective view of the chair of the second embodiment with certain parts removed for clarity.
FIG. 41b is a perspective view showing details of FIG. 41a.
FIG. 42 is a schematic view showing main components of a chair recliner mechanism according to a second embodiment.
FIG. 43 is a perspective view showing the lower surface of the chair guiding means which is one main component of the recliner mechanism of the chair according to the second embodiment.
FIG. 44 is a side view showing the main components of the chair recliner mechanism according to the second embodiment;
FIG. 45 is a side view similar to FIG. 44 except that a chair is added.
FIG. 46 is a perspective view of a seat panel that can be used in either the first or second embodiment of the chair.
47 is a perspective view showing the lower side of the seat panel shown in FIG. 46. FIG.
48 is a plan view showing the lower side of the seat panel shown in FIG. 46. FIG.
49 is a perspective view showing in detail the lower side of the seat panel shown in FIG. 47. FIG.
50 is a longitudinal sectional view of an intermediate part of the seat panel shown in FIG. 46. FIG.
FIG. 51 is a schematic view of a side edge portion.
FIG. 52 is a transverse cross-sectional view of the seat panel approximately 150 mm forward of the rear edge.
FIG. 53 is a transverse cross-sectional view at about 120 mm from the front edge.
54 is a schematic view of a front edge portion of the seat panel shown in FIG. 46. FIG.
FIG. 55 is a perspective view of the chair of the first embodiment with the seat panel removed to show the seat depth adjustment mechanism.
FIG. 56 is a perspective view showing FIG. 55 in detail.
FIG. 57 is a perspective view with the seat panel removed, showing the operation of the seat depth adjustment mechanism.
FIG. 58 is a side view of a portion of the seat with the seat panel in the extended position.
59 is a side view of a portion of the chair of FIG. 58 with the seat panel in the retracted position.
FIG. 60 is a lower perspective view of a portion of the chair shown in FIGS. 58 and 59, showing a seat depth adjustment mechanism.
61 is a perspective view of the chair of the second embodiment with the seat panel removed to show the depth adjustment mechanism of the seat panel. FIG.
62a is another perspective view showing the same detail as FIG. 61; FIG.
62b is a perspective view of the seat guide means on the opposite side to that shown in FIG. 43. FIG.
FIG. 62c is a perspective view showing the seat guiding means shown in FIG. 62b except that a part is removed.
FIG. 63 is a side view of a portion of the chair with the seat panel in the retracted position.
64 is a side view of a portion of the chair of FIG. 63 with the seat panel in the retracted position.
FIG. 65 is a partial bottom view showing a part of the chair shown in FIGS. 63 and 64, and shows a chair depth adjustment mechanism;
66 is a perspective view showing the backrest of the chair according to the first embodiment of FIG. 1 having an assembled waist support mechanism. FIG.
67 is a perspective view of the backrest of FIG. 66 showing the components of the lumbar support mechanism in an exploded view. FIG.
68 is a perspective view showing a part of the lower back support mechanism shown in FIG. 67. FIG.
69 is yet another view showing a part of the waist support mechanism of FIG. 67. FIG.
70 is a plan view of a corrugated strip that forms a part of the lower back support mechanism shown in FIG. 67. FIG.
71 is a cross-sectional view of a corrugated strip taken along line AA in FIG. 31. FIG.
FIG. 72 is a cross-sectional view showing a modified example of the lower back support mechanism.
73 is a perspective view of a bellows used in a modified example of the waist support mechanism shown in FIG. 72. FIG.
74 is a perspective view of a modified example of the lower back support panel shown in FIG. 69. FIG.
FIG. 75 is a perspective view of the backrest of the chair of the second embodiment, which is assembled with a modified example of the waist support mechanism.
76 is a development view of the waist support mechanism of FIG. 75. FIG.
77 is a perspective view showing a part of the lower back support mechanism of FIG. 76. FIG.
78 is a perspective view of another component of the waist support mechanism shown in FIG. 76. FIG.
79 is a perspective view of a waist support panel that forms part of the waist support mechanism shown in FIG. 76. FIG.
80 is a perspective view of a waist cushion used in the waist support mechanism of FIG. 76. FIG.
FIG. 81 is a perspective view of an upright member of a backrest frame broken away to show a cross section.
FIG. 82 is a perspective view of an insertion strip.
FIG. 83 is an assembly view showing a cross section of the upright member of the backrest frame and the insertion strip.
FIG. 84 is a perspective view showing a preferred example of a base with a vehicle.
85 is a lower perspective view of the leg assembly forming part of the vehicle base shown in FIG. 84. FIG.
FIG. 86 is a perspective view of a caster forming a part of the movable base shown in FIG. 84.
87 is a perspective view of an axle assembly that forms part of the caster shown in FIG. 86. FIG.
FIG. 88 is a perspective view of the upper pad.
FIG. 89 is a schematic plan view showing a slightly different modification of the seat panel.
FIG. 90 is a partially exploded perspective view of a chair according to a preferred embodiment of the present invention.

Claims

ユーザーを支持する後部と、残りの部分とを備えたパネルより成る椅子の座部であって、後部は縦方向中心線に沿って延びる中央部と、中央部の両側の２つの離隔した柔軟性領域とを有し、各柔軟性領域は一連の離隔した、縦方向に延びる、不連続な波形ラインを形成するように配列された第１のパターンの弱化手段を有し、柔軟性領域は中央部及びパネルの残りの部分の少なくとも大部分より柔軟性がある座部。 A chair seat consisting of a panel with a rear part that supports the user and a remaining part, the rear part being a central part extending along the longitudinal centerline and two spaced flexibility on both sides of the central part Each flexible region having a first pattern of weakening means arranged to form a series of spaced apart, longitudinally extending, discontinuous corrugated lines, wherein the flexible region is central A seat that is more flexible than at least the majority of the part and the rest of the panel.

弱化手段は開口より成る請求項１の座部。 The seat of claim 1, wherein the weakening means comprises an opening.

弱化手段はスロットより成る請求項１の座部。 The seat of claim 1 wherein the weakening means comprises a slot.

柔軟性領域は矩形である請求項１、２または３の座部。 4. A seat according to claim 1, 2 or 3, wherein the flexible region is rectangular.

座部はさらに、後部と一体的に形成した前部を有する請求項１、２、３または４の座部。 The seat according to claim 1, 2, 3 or 4, further comprising a front part integrally formed with the rear part.

柔軟性領域から離れた座部の前記前部には、第２のパターンの弱化手段が設けられている請求項５の座部。 6. The seat portion according to claim 5, wherein a weakening means for the second pattern is provided at the front portion of the seat portion away from the flexible region.

第２のパターンの弱化手段は、一連の離隔した、横方向に延びる、不連続な波形ラインを形成するように配列されている請求項６の座部。 7. The seat of claim 6, wherein the second pattern of weakening means is arranged to form a series of spaced apart, laterally extending, discontinuous corrugated lines.

第２のパターンの弱化手段は開口より成る請求項６または７の座部。 8. Seat according to claim 6 or 7, wherein the weakening means of the second pattern comprises openings.

第２のパターンの弱化手段はスロットより成る請求項６または７の座部。 8. Seat according to claim 6 or 7, wherein the second pattern weakening means comprises a slot.

第１のパターンの波形ラインの頻度は、第２のパターンの波形ラインの頻度より大きい請求項６または７の座部。 The seat according to claim 6 or 7, wherein the frequency of the waveform line of the first pattern is larger than the frequency of the waveform line of the second pattern.

第１のパターンの波形ラインは、第２の波形ラインよりより間隔が狭い請求項６または７の座部。 The seat portion according to claim 6 or 7, wherein the waveform line of the first pattern is narrower than the second waveform line.

座部は一体的なプラスチックパネルである請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０または１１の座部。 12. Seat according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10 or 11 wherein the seat is an integral plastic panel.

パネルは、縦方向中心線に沿う座席パネルの前方端縁部から約３分の１の所で皿形となるように成形されており、ほぼ平らな横方向部分があり、座部がほぼ平らな横方向部分の下方及び前方で凹んでいる請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１または１２の座部。 The panel is shaped to be dished about one third from the front edge of the seat panel along the longitudinal centerline, with a substantially flat lateral portion and a seat that is substantially flat. 13. Seat according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11 or 12, which is recessed below and forward of the transverse part.

前部のコーナーの各々は下方に沈んでいる請求項１３の座部。 14. The seat of claim 13, wherein each of the front corners sinks downward.

ほぼ平らな横方向部分の前方にある部分はユーザーの脚部により力が加わると変形するほど十分な柔軟性を有する請求項１３の座部。 14. The seat of claim 13, wherein the portion in front of the substantially flat lateral portion is sufficiently flexible to deform when force is applied by the user's legs.

パネルの下側には、補剛ウエブが組み込まれている請求項７の座部。 8. Seat according to claim 7, wherein a stiffening web is incorporated under the panel.

補剛ウエブが、横方向に延びて、離隔した横方向に延びる波形ラインのパターンに追随し、隣接する弱化手段のラインの間に位置する請求項１６の座部。 17. Seat according to claim 16, wherein the stiffening web extends laterally, follows a pattern of spaced laterally extending corrugated lines and is located between adjacent lines of weakening means.

柔軟性領域は矩形である請求項１、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、１１または１２の座部。 The seat of claim 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11 or 12 wherein the flexible region is rectangular.