JP4957622B2 - 基板支持装置 - Google Patents

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Description

本件は、基板を各種の処理に供するために基板を載置及び昇降させる基板支持装置に関する。
基板支持装置は、半導体基板やガラス基板等の基板を載置して、当該基板を薄膜の成膜処理や加工処理等の各種処理に供するものである。処理が終了すると、載置台(サセプタ)から複数の昇降ピン(リフトピン)を上方に移動させて基板を載置台から離間させ、基板の搬出が行われる。
基板支持装置における基板の支持形態としては、例えば特許文献1のような形態と、特許文献2,3のような形態とが案出されている。前者の形態では、リフトピンの下端部を支持部材に固定する構成を採る(タイプ1)。後者の形態では、リフトピンを、その下端部を非固定とし、その上端部をサセプタに上下に移動自在に係合保持する構成を採る(タイプ2)。タイプ1の主要構成を図10に、タイプ2の主要構成を図11にそれぞれ示す。
タイプ1,2共に、サセプタ111と、複数のリフトピン112と、リフトピン支持部材113とを備えている。
サセプタ111は基板10が載置される基板ステージである。リフトピン112は、サセプタ111に形成された挿通口111aに上下へ移動自在に挿通され、サセプタ111に載置された基板10を上端部で支持し、基板10をサセプタ111に対して昇降させるための部材である。リフトピン支持部材113は、リフトピン112の下方に設けられたフープ状のものである。
タイプ1では、図10(a)に示すように、リフトピン112の下端部がリフトピン支持部材113に固定されており、リフトピン支持部材113が基板支持装置を収容する処理チャンバー(不図示)に対してリフトピン112と共に上下駆動する。基板10を持ち上げる際には、図10(b)に示すように、リフトピン支持部材113を上方へ駆動し、サセプタ111の下方からリフトピン112を挿通口111aに挿通させ、リフトピン112の上端部を基板10の下部と当接させて、基板10をサセプタ111上から離間させる。
タイプ2では、図11(a)に示すように、リフトピン112がサセプタ111の挿通口111a内で上下へ移動自在に係合保持されており、サセプタ111が処理チャンバーに対してリフトピン112と共に上下駆動する。基板10を持ち上げる際には、図11(b)に示すように、サセプタ111を下方へ駆動し、リフトピン112の下端部をリフトピン支持部材113と当接させて、基板10をサセプタ111上から離間させる。
特開2006−83406号公報 特開2000−294620号公報 特開2007−189222号公報
上記したタイプ1の形態を採る基板支持装置では、サセプタが固定されているため、処理時における基板の処理チャンバー内における設置位置が固定される。この形態では、処理チャンバー内における様々な設置位置が要求される諸々の処理に対応することができず、今後の基板支持装置として採用することは困難である。
これに対して、タイプ2の形態を採る基板支持装置では、サセプタが昇降駆動するため、処理時における基板の処理チャンバー内における設置位置が可変となる。この形態では、処理チャンバー内における様々な設置位置が要求される諸々の処理に適宜対応することができる。
しかしながら、タイプ2の形態を採る従来の基板支持装置では、基板をサセプタから搬出する際に、以下のような問題が発生することが判明した。
基板を載置台から搬出するには、リフトピンによりサセプタから基板を離間させた状態で、図12(a)に示すように、搬送ロボットのアーム101をリフトピンと基板10との間に挿入し、アーム101上に規定された載置位置101aに基板10が嵌入するように載置して搬出する。
ところがこの場合、図12(b)に示すように、アーム101により基板10をリフトピンから取り上げた際に、基板10が所定位置101aに収まらずに所定位置101aからずれてしまい、基板10の適宜の搬送が困難となる。搬送ロボットよる搬出時における基板の位置ずれは、搬送ロボット側を原因とするものではなく、基板支持装置に起因して発生するものと思量される。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、基板を所望の状態で昇降し、特に基板の搬出時に基板の位置ずれを生ぜしめることなく確実な基板搬送に供することを可能とする基板支持装置を提供することを目的とする。
本発明の基板支持装置は、基板が載置される載置台と、前記載置台に形成された挿通口に上下へ移動自在に挿通され、前記載置台の前記挿通口に挿通した状態で前記載置台に係合保持されており、前記載置台に載置された前記基板を上端部で支持し、前記基板を前記載置台に対して昇降させるための複数の昇降ピンと、前記載置台の下方に設けられており、表面に前記各昇降ピンの下端部が一体に固定されて前記各昇降ピンと共に昇降自在とされた環状体である昇降ピン固定部と、前記昇降ピン固定部の下方に設けられており、前記各昇降ピンの昇降時には前記昇降ピン固定部と当接として前記昇降ピン固定部を支持する昇降ピン支持部と、前記載置台を昇降駆動する第1の駆動部と、前記昇降ピン支持部を昇降駆動し、接地又は非接地が選択的に設定される第2の駆動部とを含む。
本件の基板支持方法は、基板が載置される載置台と、前記載置台に形成された挿通口に上下へ移動自在に挿通され、前記載置台に載置された前記基板を上端部で支持し、前記基板を前記載置台に対して昇降させるための複数の昇降ピンとを含む基板支持装置を用いた方法である。この方法は、前記基板が前記載置台に載置された状態で、帯電した前記基板を前記各昇降ピンを通じて除電する第1の工程と、前記各昇降ピンを前記載置台に対して相対的に上方に移動させ、前記基板を前記載置台から離間させる第2の工程とを含む。
本件によれば、基板を所望の状態で昇降し、特に基板の搬出時に基板の位置ずれを生ぜしめることなく確実な基板搬送に供することが可能となる。
―本件の基本骨子―
本件では、リフトピンを、その下端部を非固定とし、その上端部をサセプタに上下に移動自在に係合保持する構成を採る基板支持装置において、上記した搬送ロボットよる搬出時における基板の位置ずれの発生原因について鋭意検討した。その結果、以下の2つが主な要因であることに想到した。
(1)基板を搬送ロボットよる搬出に供する際に、リフトピンでサセプタ上から基板を持ち上げたときに、リフトピンが所期の状態で基板と当接しておらず、そのために基板にはリフトピンに対する位置ずれが生じる。この状態で搬送ロボットのアームがリフトピンと基板との間に挿入されると、基板がリフトピンに対して位置ずれしていることから、アームに対しても基板の位置ずれが生じる。
要因(1)の具体例としては、図1に示すように、リフトピン112がリフトピン支持部材113に当接した際に、リフトピン112が突き上げられ、リフトピン112の下端部が非固定であることに起因して挿通口111a内でリフトピン112に傾きが生じる。これにより、挿通口111a内にリフトピン112が接触して接触抵抗が大きくなり、所期の状態にリフトピン112が上昇できず、基板とリフトピン112との間で位置ずれが生じる。
(2)基板へのプラズマ処理等により基板が帯電し、基板と接触するリフトピンの上端部も帯電する。リフトピンでサセプタ上から基板を持ち上げたときに、基板とリフトピンの上端部とが帯電により電気的に付着している。この状態で搬送ロボットのアームがリフトピンと基板との間に挿入されると、基板をリフトピンから引き離す際にアームに対して基板の位置ずれが生じる。
更に、基板をリフトピンから引き離す際に、リフトピンにも位置ずれが発生し、要因(1)の図1のように挿通口111a内でリフトピン112に傾きが生じる。このように、要因(2)により要因(1)が惹起されることもあると考えられる。
本件では、特に要因(1)を除去することに主眼を置いた基板支持装置、及び特に要因(2)を除去することに主眼を置いた基板支持方法、更には(1),(2)を共に除去する基板支持方法を提示する。
1.要因(1)を除去することに主眼を置いた基板支持装置
この基板支持装置は、図2(a)に示すように、サセプタ11と、複数のリフトピン12と、リフトピン固定部材13と、リフトピン支持部材14とを備えている。
サセプタ11は基板10が載置される基板ステージである。リフトピン12は、サセプタ11に形成された挿通口11aに上下へ移動自在に挿通され、サセプタ11に載置された基板10を上端部で支持し、基板10をサセプタ11に対して昇降させるための部材である。リフトピン固定部材13は、サセプタ11の下方に設けられており、表面に各リフトピン12の下端部が一体に固定されてリフトピン12と共に昇降自在とされた環状体である。リフトピン支持部材14は、リフトピン12の下方に設けられたフープ状のものである。
この場合、リフトピン12がサセプタ11の挿通口11a内で上下へ移動自在に係合保持されており、サセプタ11が処理チャンバーに対してリフトピン12と共に上下駆動する。基板10を持ち上げる際には、図2(b)に示すように、サセプタ11を下方へ駆動し、リフトピン固定部材13をリフトピン支持部材14と当接させ、リフトピン固定部材13と共にリフトピン12を上昇させる。これにより、基板10をサセプタ11上から離間させる。
この基板支持装置では、図3(a)の従来構成のようにリフトピン111の下端部が非固定とされている場合に比べて、図3(b)に示すように、各リフトピン12が一体に下端部でリフトピン固定部材13に固定されている。そのため、リフトピン12の昇降時には、リフトピン支持部材14は各リフトピン12と直接的に当接することなく、各リフトピン12が一体に固定されたリフトピン固定部材13と当接する。このとき、リフトピン12が単体で跳ね上げられることなく、各リフトピン12がリフトピン固定部材13と同時に安定して昇降駆動される。
そして、図4に示すように、各リフトピン12がリフトピン固定部材13に固定されて全体として安定化しているため、リフトピン12には挿通口11a内で図1のような傾きが生じることなく、従ってリフトピン12は挿通口11a内に接することなく昇降する。その結果、基板とリフトピン12との間における位置ずれの発生が抑止され、基板搬出時において搬送ロボットのアームに対しても基板の位置ずれの発生が抑止される。
この基板支持装置では、要因(2)、即ち帯電により基板とリフトピンの上端部との間で電気的な付着が生じた場合でも対処できる。即ち、各リフトピン12がリフトピン固定部材13に固定されて全体として安定化しているため、基板をリフトピン12から引き離す際にリフトピン12の受ける影響は極めて少なく、アームに対する基板の位置ずれの発生が抑止される。
2.要因(2)を除去することに主眼を置いた基板支持方法
この基板支持方法は、図11のような従来の基板支持装置にも適用可能である。この基板支持方法では、図5に示すように、予めリフトピン支持部材113を接地しておく。そして、基板10の昇降駆動を行う際に、基板10がサセプタ111上に載置され、リフトピン112がリフトピン支持部材113に当接したときに、この状態で基板10の昇降動作を所定時間停止させる。基板10と共にサセプタ111及びリフトピン112の表面が帯電により付着している場合、この静止状態の保持により、基板10、サセプタ111及びリフトピン112は、リフトピン112を介してリフトピン支持部材113から除電される。
ここで、上記の所定時間としては、例えば2秒間〜5秒間程度が好適である。昇降動作の所要時間を長引かせることなく十分な除電を行うには、当該範囲内の所要時間で必要十分であるが、特に十分な除電を行うことを考慮して、当該所定時間を5秒間とすることが最も好適である。これにより、昇降動作の迅速性を維持しつつも、基板、サセプタ及びリフトピンの十分な除電が実現する。
この除電工程を行うことにより、サセプタ及びリフトピンの帯電が除去され、基板とリフトピンとの間の電気的な付着が解消される。従って、この状態で搬送ロボットのアームがリフトピンと基板との間に挿入されることにより、基板がスムーズにリフトピンから離間し、アームに対して基板の位置ずれが生じることがない。
この場合、基板がリフトピンからスムーズに離間するため、リフトピンにも位置ずれは発生しない。従って、リフトピン112がリフトピン支持部材113に非固定状態とされている装置構成でも、リフトピン112の図1のような挿通口111a内における傾きの発生が可及的に抑止され、要因(1)も十分に除去されることになる。
3.要因(1),(2)を共に除去する基板支持方法
この基板支持方法では、図2の基板支持装置を用いて、上記の除電工程を行う。
この基板支持方法では、図6に示すように、予めリフトピン支持部材14を接地しておく。そして、基板10の昇降駆動を行う際に、基板10がサセプタ11上に載置され、各リフトピン12の下端部が一体に固定されたリフトピン固定部材13がリフトピン支持部材14に当接したときに、この状態で基板10の昇降動作を所定時間(上記の所定時間と同様とする。)停止させる。基板10と共にサセプタ11及びリフトピン112の表面が帯電により付着している場合、この静止状態の保持により、基板10、サセプタ11及びリフトピン12は、リフトピン12及びリフトピン固定部材13を介してリフトピン支持部材14から除電される。
この基板支持装置は、上述したように、各リフトピン12がリフトピン固定部材13に固定されて全体として安定化しているため、リフトピン12は挿通口11a内に接することなく昇降する。その結果、基板とリフトピン12との間における位置ずれの発生が抑止され、基板搬出時において搬送ロボットのアームに対しても基板の位置ずれの発生が抑止される。
更に、この基板支持装置を用いて除電工程を行うことにより、サセプタ及びリフトピンの帯電が除去され、基板とリフトピンとの間の電気的な付着が解消される。従って、この状態で搬送ロボットのアームがリフトピンと基板との間に挿入されることにより、基板がスムーズにリフトピンから離間し、アームに対して基板の位置ずれが生じることがない。
このように、図2の基板支持装置を用いて除電工程を実行することにより、要因(1),(2)が双方ともに、より確実に除去され、基板を所望の状態で昇降し、特に基板の搬出時に基板の位置ずれを生ぜしめることなく確実な基板搬送に供することが可能となる。
―本件を適用した好適な実施形態―
以下、本件を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、本件の基板支持装置を備えたプラズマエッチング装置、及びプラズマエッチング装置における基板支持方法を例示する。なお、本件の基板支持装置はプラズマエッチング装置以外にも、エッチング装置、CVD装置、プラズマCVD装置、スパッタ装置等、チャンバー内で基板に各種処理を施す諸々の処理装置に適用可能である。
(プラズマエッチング装置)
図7は、本実施形態によるプラズマエッチング装置を示す模式図である。
このプラズマエッチング装置は、プラズマエッチング処理が行われる処理チャンバー21と、本件の基板支持装置22とを備えている。なお、図7では、処理チャンバー21内に基板支持装置22が1つ設けられた場合を例示するが、処理チャンバー内に基板支持装置を2つ併設する、いわゆるデュアルチャンバー方式のプラズマエッチング装置にも、本件は適用可能である。この場合、各基板支持装置として、本件の基板支持装置22を併設すれば良い。
処理チャンバー21は、供給されたエッチングガスに所定のRF電圧を印加することによりプラズマエッチングを行うものである。この処理チャンバー21は、エッチングガス及びRF電圧が供給されるシャワーヘッド31と、チャンバー内を所望の真空状態とするための真空機構32と、搬送ロボットのアームが出入りし、基板(例えばシリコンウェーハ)の搬入・搬出を行うための基板出入り口33とを備えている。
基板支持装置22は、図2と同様に、サセプタ11と、複数のリフトピン12と、リフトピン固定部材13と、リフトピン支持部材14とを備えている。
サセプタ11は、基板を所定温度に調節するためのヒータが内蔵されている。リフトピン固定部材13は、表面に各リフトピン12の下端部が一体に固定されてリフトピン12と共に昇降自在とされており、セラミック、SiC、アルミニウム(Al)又はその合金、石英等を材料として形成された環状体である。
基板支持装置22は更に、第1の駆動部15及び第2の駆動部16を備えている。
第1の駆動部15は、例えばモータ及びボールネジ等を有し、サセプタ11を上下方向(矢印A1で示す)に昇降駆動するものである。
第2の駆動部16は、例えばシリンダ及びベローズ等を有し、リフトピン支持部材14を上下方向(矢印A2で示す)に昇降駆動するものである。第2の駆動部16は、例えばその下部が接地されている。この場合、第2の駆動部16を常に接地された構成とする代わりに、接地・非接地を選択的に設定することができる構成としても良い。
第1の駆動部15と第2の駆動部16とは、それぞれ独立に稼働自在とされている。
両者の稼働の一例を図8に示す。図8(a)では、第1の駆動部15及び第2の駆動部16の稼働前の状態を例示している。図8(b)では、図8(a)の状態から第2の駆動部16を稼働させ、リフトピン支持部材14をリフトピン固定部材13に当接させて、リフトピン固定部材13と共にリフトピン12を挿通口11a内で上方へ駆動させた状態を例示している。図8(c)では、図8(b)の状態から第1の駆動部16を稼働させ、サセプタ11を上方へ駆動させて、リフトピン固定部材13をリフトピン支持部材14から離間させた状態を例示している。
第1の駆動部15を稼働させてサセプタ11を昇降駆動することにより、図7のように、処理チャンバー21内では、基板が載置されるサセプタ11とシャワーヘッド31との距離(処理領域)を変化させることができる。このように処理領域を可変とすることにより、要求される様々なエッチング条件に柔軟に対応し、所期のエッチングを確実に行うことができる。
更に、第1の駆動部15に加え、第1の駆動部15とは独立に第2の駆動部16を稼働させてリフトピン支持部材14を昇降駆動することにより、基板の昇降をきめ細かに行うことができる。このように、2種類の駆動機構を各々独立に設けることで、後述する多段階の基板昇降動作も可能となる。
(基板支持方法)
以下、上記のように構成されたプラズマエッチング装置において、基板支持装置を用いた基板支持方法について説明する。
図9−1及び図9−2は、本実施形態による基板支持方法を工程順に示す模式図である。
プラズマエッチング装置により、基板10の表面にプラズマエッチング処理を施した後、図9−1(a),(b)に示すように、第1の駆動部15を稼働させて、サセプタ11を下方に移動させ、リフトピン支持部材14をリフトピン固定部材13に近づけてゆく。
ここで、図9−1(a)のようにリフトピン支持部材14がリフトピン固定部材13から離間した状態では、リフトピン12が挿通口11a内で係合保持されていることから、リフトピン固定部材13の重量によりリフトピン12は最下位置で垂下した状態とされる。従って、図9−1(a)以前の使用状況により、仮にリフトピン12に挿通口11a内で若干の位置ずれが生じたとしても、リフトピン固定部材13の重量によってリフトピン12の位置ずれが解消される。
続いて、図9−1(c)に示すように、除電工程を行う。
詳細には、リフトピン支持部材14がリフトピン固定部材13に当接した状態(但し、基板10が未だサセプタ11上に載置された(サセプタ11から離間していない)状態)で第1の駆動部15の稼働を停止させ、上記した所定時間、ここでは2秒間程度静止させる。このとき、当該静止状態の保持により、基板10、サセプタ11及びリフトピン12は、リフトピン12、リフトピン固定部材13及びリフトピン支持部材14を介して、接地された第2の駆動部16から除電される。
続いて、図9−2(a)に示すように、サセプタ11上から基板10を所定距離だけ離間させる。
詳細には、第1の駆動部15を稼働させて、サセプタ11を下方に移動させ、サセプタ11上から基板10を距離d1だけ離間させて、この状態で所定時間、ここでは2秒間程度第1の駆動部15の稼働を停止する。この状態では、基板10はリフトピン12によりサセプタ11上から相対的に距離d1だけ上方へ持ち上げられている。
続いて、図9−2(b)に示すように、基板10をサセプタ11上から所定位置まで更に離間させる。
詳細には、第2の駆動部16を稼働させて、リフトピン支持部材14を介してリフトピン固定部材13と共にリフトピン12を上方に移動させ、サセプタ11上から基板10を距離d2(d2>d1)だけ離間させた所定位置で第2の駆動部16の稼働を停止する。その後、この所定位置により、搬送ロボットを用いた基板10の搬出作業が行われる。
本実施形態では、上記した除電工程を行うとともに、基板の搬出作業が行われる所定位置まで基板10を移動させる際に、1回基板10を静止させる。この静止工程を行うことにより、基板10をきめ細かに移動させ、リフトピン12の基板10に対する位置ずれを可及的に抑止することができる。
なお、本実施形態では、除電工程と共に1回の静止工程を行う場合(便宜上、2ステップ方式と称する)について例示したが、本件はこの2ステップ方式に限定されるものではなく、所定位置までに更に静止工程を挿入しても良い。例えば、図9−1(c)の除電工程と図9−2(a)の静止工程との間、及び図9−2(a)の静止工程と図9−2(b)の工程までの間に、それぞれ静止工程を行う(4ステップ方式)ようにしても好適である。
以上説明したように、本実施形態によれば、基板10を所望の状態で昇降し、特に基板10の搬出時に基板10の位置ずれを生ぜしめることなく確実な基板搬送に供することが可能となる。
以下、本件の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)基板が載置される載置台と、
前記載置台に形成された挿通口に上下へ移動自在に挿通され、前記載置台に載置された前記基板を上端部で支持し、前記基板を前記載置台に対して昇降させるための複数の昇降ピンと、
前記載置台の下方に設けられており、前記各昇降ピンの下端部が一体に固定されて前記各昇降ピンと共に昇降自在とされた昇降ピン固定部と、
前記昇降ピン固定部の下方に設けられており、前記各昇降ピンの昇降時には前記昇降ピン固定部と当接として前記昇降ピン固定部を支持する昇降ピン支持部と
を含むことを特徴とする基板支持装置。
(付記2)前記載置台を昇降駆動する第1の駆動部を更に含むことを特徴とする付記1に記載の基板支持装置。
(付記3)前記各昇降ピンは、前記載置台の前記挿通口に挿通した状態で前記載置台に係合保持されていることを特徴とする付記1又は2に記載の基板支持装置。
(付記4)前記昇降ピン支持部を昇降駆動する第2の駆動部を更に含むことを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の基板支持装置。
(付記5)前記昇降ピン固定部は、表面に前記各昇降ピンを一体に固定した環状体であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の基板支持装置。
(付記6)基板が載置される載置台と、
前記載置台に形成された挿通口に上下へ移動自在に挿通され、前記載置台に載置された前記基板を上端部で支持し、前記基板を前記載置台に対して昇降させるための複数の昇降ピンと
を含む基板支持装置を用いた基板支持方法であって、
前記基板が前記載置台に載置された状態で、帯電した前記基板を前記各昇降ピンを通じて除電する第1の工程と、
前記各昇降ピンを前記載置台に対して相対的に上方に移動させ、前記基板を前記載置台から離間させる第2の工程と
を含むことを特徴とする基板支持方法。
(付記7)前記基板支持装置は、
前記載置台の下方において、前記各昇降ピンの下端部が一体に固定されて上下に移動自在とされた昇降ピン固定部と、
前記昇降ピン固定部の下方に設けられており、前記各昇降ピンの昇降時には前記昇降ピン固定部と当接として前記昇降ピン固定部を支持する昇降ピン支持部と
を更に含み、
前記第1の工程では、前記昇降ピン支持部を前記昇降ピン固定部に当接させた状態で、前記昇降ピン支持部を接地した状態で前記基板を所定時間静止させ、帯電した前記基板を前記各昇降ピン及び前記昇降ピン固定部を通じて前記昇降ピン支持部から除電し、
前記第2の工程では、前記昇降ピン支持部を前記昇降ピン固定部に当接させた状態で、前記昇降ピン固定部と共に前記各昇降ピンを前記載置台に対して相対的に上方に移動させ、前記基板を前記載置台から離間させることを特徴とする付記7に記載の基板支持方法。
(付記8)前記第2の工程は、
前記基板を前記載置台から上方に所定距離離れた状態で所定時間静止させる工程と、
前記静止の後、前記基板を所定位置まで更に上方に移動する工程と
を含むことを特徴とする付記6又は7に記載の基板支持方法。
従来の基板支持装置の問題点を説明するための模式図である。 本件の基板支持装置の概略構成を示す模式図である。 本件の基板支持装置の利点について、従来技術との比較に基づいて示す模式図である。 本件の基板支持装置の利点を示す模式図である。 本件の基板支持方法を示す模式図である。 本件の基板支持方法を示す模式図である。 本実施形態によるプラズマエッチング装置を示す模式図である。 本件の基板支持装置の稼働の一例を示す概略断面図である。 本実施形態による基板支持方法を工程順に示す模式図である。 本実施形態による基板支持方法を工程順に示す模式図である。 従来の基板支持装置を示す模式図である。 従来の基板支持装置を示す模式図である。 従来の基板支持装置の問題点を説明するための模式図である。
符号の説明
10 基板
11,111 サセプタ
11a,111a 挿通口
12,112 リフトピン
13 リフトピン固定部材
14,113 リフトピン支持部材
15 第1の駆動部
16 第2の駆動部
21 処理チャンバー
22 基板支持装置
31 シャワーヘッド
32 真空機構
33 基板出入り口
101 アーム
101a 載置位置

Claims (1)

  1. 基板が載置される載置台と、
    前記載置台に形成された挿通口に上下へ移動自在に挿通され、前記載置台の前記挿通口に挿通した状態で前記載置台に係合保持されており、前記載置台に載置された前記基板を上端部で支持し、前記基板を前記載置台に対して昇降させるための複数の昇降ピンと、
    前記載置台の下方に設けられており、表面に前記各昇降ピンの下端部が一体に固定されて前記各昇降ピンと共に昇降自在とされた環状体である昇降ピン固定部と、
    前記昇降ピン固定部の下方に設けられており、前記各昇降ピンの昇降時には前記昇降ピン固定部と当接として前記昇降ピン固定部を支持する昇降ピン支持部と
    前記載置台を昇降駆動する第1の駆動部と、
    前記昇降ピン支持部を昇降駆動し、接地又は非接地が選択的に設定される第2の駆動部と
    を含むことを特徴とする基板支持装置。
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