JP4956527B2 - 量子化誤差を低減する方法および装置 - Google Patents

量子化誤差を低減する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4956527B2
JP4956527B2 JP2008505863A JP2008505863A JP4956527B2 JP 4956527 B2 JP4956527 B2 JP 4956527B2 JP 2008505863 A JP2008505863 A JP 2008505863A JP 2008505863 A JP2008505863 A JP 2008505863A JP 4956527 B2 JP4956527 B2 JP 4956527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coefficient
correction value
quantized
quantization
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008505863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008537866A (ja
Inventor
アモン ペーター
カプラーロフ ミハエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2008537866A publication Critical patent/JP2008537866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4956527B2 publication Critical patent/JP4956527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/136Incoming video signal characteristics or properties
    • H04N19/14Coding unit complexity, e.g. amount of activity or edge presence estimation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • H04N19/126Details of normalisation or weighting functions, e.g. normalisation matrices or variable uniform quantisers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/157Assigned coding mode, i.e. the coding mode being predefined or preselected to be further used for selection of another element or parameter
    • H04N19/159Prediction type, e.g. intra-frame, inter-frame or bidirectional frame prediction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/17Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object
    • H04N19/176Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being an image region, e.g. an object the region being a block, e.g. a macroblock
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載された方法および請求項8の上位概念に記載された装置に関する。
情報の圧縮では、損失のない圧縮技術と、損失を有する圧縮技術とが区別される。例えばLempel−Ziv符号化またはハフマン符号化のような損失のない圧縮技術では、圧縮された情報から、元々の圧縮されていない情報を誤りなしに再構成することができる。このような方法において高い圧縮率が達成されるのは、圧縮すべき情報が所定の構造を有する場合だけである。これに対して、例えばJPEG方式(JPEG Joint Picture Expert Group)、MPEG2方式(MPEG Motion Picture Expert Group)、またはAAC方式(AAC Adaptive Audio Coding)などの損失を有する圧縮技術を用いれば、高い圧縮率を達成することができる。しかしながらこの際には、圧縮された情報から、元々の圧縮されていない情報を誤りなしに再現できないこと受け入れなければならない。多くの場合、圧縮率を上げると共に、伸張された情報された情報における誤りが増大する。例えばJPEG画像圧縮方式では、伸張された画像内にブロックアーチファクトが見えてしまうのである。
図1にはJPEGエンコーダJCの簡略化されたエンコードユニットが例示されている。ここでは、圧縮すべき画像IMは、例えば8×8の画素を有する画像ブロックBBに分割される。JPEGエンコーダJC内の後続の処理は、この画像ブロックに基づいて行われる。各ブロックは、まず離散コサイン変換FDCTを用いて周波数領域に変換される。ここで係数Xが発生する。各係数Xには量子化FQが行われ、ここでこの量子化、すなわち量子化係数Qは、第1のテーブルTS1によって制御される。ここで量子化された係数Zが形成される。つぎに例えばハフマン符号化であるエントロピー符号化が、エントロピーエンコーダECによって行われる。このエントロピーエンコーダECは第2のテーブルTS2によって制御される。このエントロピー符号化部の出力側では、符号化された画像データがファイルJDSに書き込まれる。
図2には、JPEGデコーダJDの復号化ユニットの簡略化された図が例示されている。符号化された画像データは、ファイルJDSから読み出され、エントロピーデコーダEDに供給されてエントロピー復号化が行われる。このエントロピーデコーダEDは第2のテーブルTS2によって制御される。
このエントロピーデコーダの出力側では、量子化された係数Zが得られる。これらの係数Zは引き続いて逆量子化モジュールFIQによって逆量子化され、ここでは第1のテーブルTS1によってこの逆量子化が制御される。この逆量子化モジュールFIQによって、再構成された係数Yが得られる。最後にこれらの係数が、逆離散コサイン変換IDCTによって周波数領域から空間領域に変換されて、再構成された画像IM′が、相応する空間位置にファイルされる。
量子化は、損失を有する圧縮技術内でしばしば使用される手法である。つぎの式によって上記の量子化の機能を表すことでき、
Figure 0004956527
であり、ただしXは、量子化されていない値ないしは係数を、Zは、量子化された値ないしは量子化された係数、またQは量子化係数をそれぞれ表す。
Figure 0004956527
なる表現が示すのは、小数部をすべて取り除くことである。すなわち、式(1)は、計算結果が整数になる除算を表しているのである。
例えば係数Xを8ビットで表す場合、この係数Xは0〜255の数の範囲をとることができる。上記の量子化により、量子化係数Qに依存して、量子化された係数Zの数の範囲の大きさが小さくなる。例えば、量子化係数Q=8であり、式(1)を使用して、量子化された係数を計算する場合、量子化された係数Zは、0〜15の数値しかとり得ないのである。量子化係数Qが大きければ大きいほど圧縮率は高くなる。
元々の量子化されていない係数Xを再構成するため、つぎの第2の式
Y=Z*Q (2)
を使用することができ、ここでこの式は逆量子化に相当し、また参照符号Yは、再構成された値ないしは再構成された係数を表す。
式(1)において小数部を切り捨てることによって情報が失われるため、再構成される係数Yと、係数Xとが一致しない、すなわちY≠Xであることが多いのである。この場合、第1量子化誤差QF1が発生し、これは、例えばつぎの式によってその数値を求めることができる。すなわち
Figure 0004956527
である。
式(3)が示しているのは単に、第1の量子化誤差QF1に対して考えられる計算の例である。さらなる説明については、例えば、文献[1]の第2.2.1.2章を参照されたい。
第1の量子化誤差QF1を低減するため、逆量子化内に補正値を導入することができる。このために2つの例を詳しく説明する。式
Y=(Z+1/2)*Q (4)
によって上記の量子化誤差を低減する。しかしながら式(4)によって、低減された量子化誤差が得られるのは、上記の量子化係数Qによって決まる量子化区間内で均一に分布したXに対してだけである。係数Xが均一に分布していない場合、式(4)によって最小の量子化誤差が得られることはない。
第2の例を式
Y=(Z+KW)*Q (5)
によって説明する。ここでは補正値KWによって、均一に分布していない係数Xについての適合化が行われる。例えば、刊行物[2]によって供給されるビデオ符号化ソフトウェアから公知であるのは、INTRAおよびINTER符号化される係数Xに対して補正値KW=1/3を、またRESIDUAL符号化される係数Xに対して補正値KW=1/6を固定に設定することである。RESIDUAL符号化というのは、例えば双方向の符号化のことである。
本発明の課題は、方法および装置を提供して、この方法ないしは装置によって簡単に、圧縮処理における量子化誤差を従来技術に比べてより一層低減することである。
この課題は、請求項1の上位概念に記載された方法から出発して、その特徴部分に記載された特徴的構成によって解決される。さらに上記の課題は、請求項18の上位概念に記載された装置から出発して、その特徴部分に記載された特徴的構成によって解決される。
本発明の別の発展形態は従属請求項に記載されている。
圧縮処理の枠内で、量子化された係数を逆量子化する際の量子化誤差を低減する方法であって、この量子化誤差は、逆量子化後の量子化された係数と、量子化の前のこれに対応する係数との間の差分を表す形式の方法において、量子化された係数の圧縮に特徴的な少なくとも1つのパラメタを選択し、こここで少なくとも2つの特徴的なパラメタを選択し、これらの2つの特徴的なパラメタのうちの1つが、時間的な予想モードに相応する場合、上記の選択した少なくとも1つのパラメタに依存して補正値を選択し、補正値と上記の量子化された係数を加えた後、逆量子化を行う。
少なくとも1つの特徴的なパラメタを使用して補正値を選択することによって、最適な補正値を見つけることができ、ここでこの最適な補正値により、量子化された係数についての少なくとも1つの特徴的なパラメタの統計的な特性が考慮され、ひいてはこのような考慮を行わない場合よりも量子化誤差が小さくなる。さらに複数の特徴的なパラメタを考慮することによって、都度最適な補正値を見つけることができる。ここでこの最適な補正値により、上記の特徴的なパラメタによって符号化される、量子化された係数に対して、極めてわずかな量子化誤差しか発生しない。一般的には量子化誤差は、考慮する特徴的なパラメタを増すと減少する。さらに最適な補正値の算出はオフラインで行うことができるため、圧縮処理の実施中には、補正値を選択するためにわずかな処理コストしか必要としない。ここでのオフラインとは、例えば、1つまたは複数のテストシーケンスを用い、1つまたは複数の特徴的なパラメタに対して最適な補正値を求めることである。この場合、量子化された係数を逆量子化する際に、算出したこれらの最適な補正値を使用して、補正値を高速に求めることができる。処理コストが少ないことは殊に小さな装置において、例えば移動無線電話において大変有利である。それはこれによって電流消費が小さくなるからである。
特徴的なパラメタとして有利には、量子化された係数、量子化係数、ブロックのブロックサイズ、少なくとも1つの周波数値および/または時間的な予測モードが考慮され、ここで上記の1つのブロックは、複数の量子化された係数を含んでおりかつ複数のブロックサイズを有するこのブロックは、量子化された係数を含んでおり、上記の量子化された係数は、少なくとも1つの周波数値の振幅を表し、また上記の時間的な予測モードは、例えばINTRA予測モード、INTER予測モードおよび/またはRESIDUAL予測モードである。これらの特徴的なパラメタのうちの1つまたは複数のパラメタを使用することによって、量子化された係数の符号化特性に補正値を最適に適合させることができる。
択一的な実施形態では、少なくとも1つの補正値に対し、少なくとも1つの特徴的なパラメタに依存して、例えば、少なくとも1つのテストシーケンスに基づいて推定関数を形成し、圧縮処理においてこの推定関数を用いて補正値を求める。これによって補正値を選択する際に簡単になる。それは上記の推定関数から補正値を取り出すことができるからである。さらに、少なくとも2つの特徴的なパラメタに対して別の推定関数を使用する場合、使用する特徴的なパラメタの統計的な特性に各推定関数を一層精確に適合させることできる。ビデオ符号化では推定関数として、ラプラス関数が良好であることが判明している。それはこの関数により、量子化された係数の分布が良好に近似されるからである。
さらに上記の補正値が、推定関数とは別の手法で求め、推定関数を使用して補正値に対する推定値を形成し、差分値を補正値と推定値とから形成し、また形成したこの差分値を圧縮処理の符号化装置からこの圧縮処理の復号化装置に伝送する場合、補正値をシグナリングするために伝送すべきデータ量を少なく維持することができる。それは差分値だけを伝送するからである。
有利には複数の補正値または差分値を、圧縮処理の符号化装置からこの圧縮処理の復号化装置に伝送する。この際に1つの補正値だけが1つの特徴的なパラメタに対応付けられるのではなく、特徴的なパラメタの値に依存して最適な補正値を選択することができる。
さらに伝送の前に少なくとも1つの特徴的なパラメタに依存して補正値および/または差分値の区分的な線形化を行う場合、補正値および差分値に対して伝送すべきデータ量をさらに少なくすることができる。
有利には少なくとも1つの特徴的なパラメタの選択に基づいて補正値を求めて、量子化された係数の係数グループの量子化誤差が、上記の選択の特徴的なパラメタによって最小化されるようにする。ここで各逆量子化は、補正値と、係数グループの量子化された係数とを加えた後に行われる。この拡張によって、ほぼ最適な補正値を決定することができる。さらに係数グループを所定の時点に新たに形成し、この時点をあらかじめ固定的に設定した時点によって、またはすでに量子化された係数の数によって決定する場合、すでに処理済みの量子化された係数に依存して、係数グループに対する補正値を適合させることができる。これによって量子化誤差がさらに低減される。
有利には圧縮法としてビデオ符号化法、例えばH.264標準に準拠するビデオ符号化法を選択する。それはまさにこのビデオ符号化法において、本発明の方法を適用することによって、格段の画質の改善が達成できるからである。
さらに、上記の量子化された係数の係数グループを、少なくとも1つの画像ブロックから、または画像ブロックからなる少なくとも1つのグループから、または少なくとも1つの画像から取り出す。これによって上記の圧縮法、例えばビデオ符号化法によってあらかじめ設定される符号化構造に対して、係数グループおよびこれに対応する最適な補正値を求め、またそれぞれの量子化誤差を最小に維持することができるのである。
さらに本発明は、圧縮処理の枠内で、量子化された係数を逆量子化する際の量子化誤差を低減する装置に関しており、この量子化誤差は、逆量子化後の量子化された係数と、量子化の前のこれに対応する係数との間の差分である。ここでは補正値ユニットを構成して、量子化された係数の圧縮に特徴的な少なくとも1つのパラメタが選択され、ここで少なくとも2つの特徴的なパラメタが選択され、これらの2つの特徴的なパラメタのうちの1つが、時間的な予想モードに相応する場合、上記の選択した少なくとも1つのパラメタに依存して補正値が選択され、この補正値と上記の量子化された係数とが加えられた後、逆量子化が行われるようにする。この装置によって、本発明の方法を実現して実施することができる。
上記の装置は有利には補正値分析ユニットを有しており、この補正値分析ユニットを構成して、少なくとも1つの特徴的なパラメタの選択に基づいて補正値が求められて、量子化された係数の係数グループの量子化誤差が、上記の選択の特徴的なパラメタによって最小化されるようにする。ここで各逆量子化は、補正値と、係数グループの量子化された係数とを加えた後に行われる。上記の補正値分析ユニットを使用することにより、係数グループが形成されることによって最小の補正値が得られる。ここで係数グループの複数の量子化された係数は、最適な補正値を求めようとする量子化された係数と同じ特徴的なパラメタで符号化されたものである。上記の係数グループを形成することによって、係数グループ内のすべての量子化された係数に対して最適な補正値である1つまたは複数の補正値が形成される。
本発明およびその発展形態を以下、図面に基づいて詳しく説明する。
ここで、
図1は、JPEGエンコーダ(従来技術)の概略構造を示しており、
図2は、JPEGデコーダ(従来技術)の概略構造を示しており、
図3は、本発明の方法に対して補正値を形成するJPEGエンコーダの変形構造を示しており、
図4は、量子化段に依存して最適化された補正値の線図を示しており、
図5は、補正値を考慮して本発明の方法を実施するJPEGデコーダの変形構造を示しており、
図6は、量子化された係数および量子化係数に依存して最適化された補正値の線図を示しており、
図7は、量子化係数に依存して正規化された差分値の線図を示しており、
図8は、符号化された2つのビデオ信号のそれぞれの画質の線図を示しており、
図9は、本発明の方法を実施する移動式端末装置およびビデオサーバを有するシステムを示している。
同様の機能および作用を有する要素には図1〜9において同一の参照記号が付されている。
図1および2については冒頭で詳しく評価したため、ここではこれらの図について詳しく立ち入らない。
図3および5を用いて本発明の方法を詳しく説明する。図3は図1に基づいており、ここでは補正値ユニットKWEが補われている。図3では画像IMから圧縮データが形成され、このデータが第1ファイルJDS1に記憶される。量子化係数Qによる量子化では、量子化された係数Zが係数X毎に形成される。ここでは量子化係数Q,係数X、および量子化された係数Zが、係数の集合として補正値ユニットKWEに供給される。この補正値ユニットKWEには、例えば、QF1=(X−Z*Q)から形成される第1の量子化誤差が記憶されている。さらに各第1量子化誤差QF1について、使用される量子化係数Qが記憶されている。つぎのテーブルは、5つの係数の集合によってこれを例示的に示しており、これらの係数の集合には1〜5の番号が付されている。
番号 X Z Q QF1 KW Y
1 100 12 8 16 5/16 98.5
2 117 23 5 4 2/5 117
3 37 7 5 4 2/5 37
4 47 15 3 4 2/3 47
5 105 13 8 1 5/16 106.5
例えば、係数X=100かつ量子化係数Q=8の場合、量子化された係数Z=12および第1量子化誤差QF1=16が得られる。以下では補正値ユニットKWEにより、式(5)が使用されて逆量子化の後の量子化誤差QFを最小化する補正値KWが求められる。
計算の際の補正値KWを考慮すると、量子化誤差QF
QF = (X-Y)2 = (X-Q*(Z+KW))2 = (X-Q*Z-KW*Q)2 (6)
が得られる。
最適の補正値KWを求めるため、式(6)を補正値に依存して最小化する。例えば、補正値KWについて微分してゼロとおく。すなわち
Figure 0004956527
である。
1つよりも多くの係数集合について補正値KWに対する量子化誤差QFを求めようとする場合、各係数集合の微分した量子化誤差QF′を足し合わせて、足し合わせた結果をゼロとおく。この計算に際に考慮した量子化された係数は、1つの係数グループGにまとめられる。この係数グループGの量子化された係数を参照符号Znで表す。式(7)を使用すると、例えば、量子化係数Q=3の第4の係数集合に対して最適な補正値はKW=2/3になる。量子化係数Q=8を有する第1および第5の係数集合に対して、共通の最適な補正値はKW=5/16である。上記のテーブルにおいて最適な補正値KWが記入されている。求めた最適な補正値KWは、例えば、第1ファイルJDS1に記憶される。この補正値ないしはこれらの補正値KWは最適であると称される。それはこれらの補正値により、式(7)にしたがって最小の量子化誤差QFが得られるからである。本発明は、式(6)および(7)を使用して最適な補正値KWを求めることには限定されない。むしろこれに対して、例えば、種々異なる補正値KWを試みるなどの任意の最適化手法を使用することができる。また補正値KWを形成するために、量子化段Q毎に相異なる最適化手法を適用することも可能である。このことは、別の特徴的なパラメタPを量子化段Qとして利用する場合に同様に当てはまる。
択一的な実施形態ではすべての量子化係数Qに対して1つの最適な補正値KWを求めることができる。ここでこれは各係数集合の微分した量子化誤差QF′を足し合わせてその結果をゼロとすることよって行われる。上記の実施例に対して補正値KW=6/17が得られる。
図4には最適な補正値の関数KWが量子化係数Qについて例示的にプロットされている。図4においてこの関数は、参照符号KW(Q)で示されている。
図5には図2の復号化ユニットをベースとする復号化ユニットが示されている。ここでは図2に対して付加的に1つまたは複数の補正値KWが、符号化された画像データを復号化する際に第1データJDS1から読み出され、これは例えば、補正値分析ユニットKWAによって行われる。
逆量子化モジュールFIQによる逆量子化の前、量子化された係数Zと、これに対応する補正値KWとが加算される。この後に逆量子化が行われる。択一的な実施形態では、逆量子化の後はじめて、再構成された係数Yに値KW*Qを加えることができる。これにより、再構成された係数Y=Z*Q+KW*Qが得られる。上記のテーブルには、最適な補正値KWによって再構成された係数Yが記入されている。
図3ないしは5に記載された実施例では、各量子化係数Qを考慮して最適な補正値KWを求めている。ここの基礎になっている知識は、係数Xの頻度分布が量子化係数Qに応じて変化し、ひいては各量子化係数Qに対応する補正値KWを用れば、最小の量子化誤差QFが得られるということである。量子化係数Qは単に、最適な補正値KWを求める際に考慮に入れることができる考えられる特徴的なパラメタPのうちの1つである。択一的には例えば、量子化係数Qの代わりに、量子化された係数Zを特徴的なパラメタPとして考慮する。ここでは1つまたは複数の量子化された係数Zに対して、1つずつの係数グループGを形成し、係数グループG毎に最適な補正値KWを形成することができる。例えば、上記の量子化された係数Zは、0〜9の値の範囲および10〜20の範囲の別個の2つの係数グループGに分けられ、係数グループG毎に最適な補正値KWを計算するのである。
本発明の方法の別の変形実施形態では、少なくとも2つの特徴的なパラメタPを使用して係数グループGを形成し、ひいては最適な補正値KWを求める。図6では量子化係数Q=20,Q=50,Q=100およびQ=200に対し、最適な補正値の1つずつの関数KWが、量子化された係数Zに依存して求められている。図6ではこのような関数が、例えば、KW(Z,Q=200)で示されており、この出力結果によって示されるのは、量子化係数Q=200の場合、量子化された係数Zに依存する最適な補正値KWをこの関数から読み取れることである。量子化係数Q=200および量子化された係数Z=200に対する最適な補正値KWは、KW=KW(Z=200,Q=200)=0.35になる。複数の特徴的なパラメタPを使用する際には、例えば、ラグランジュ法を使用して最適な補正値KWを求めることができる。
本発明の方法は、例えば、ビデオ符号化法に使用される。この際には上記の量子化係数Qおよび/または量子化された係数Zの他に、つぎのような特徴的なパラメタPを付加的および/または択一的に利用して最適な補正値KWを求めることができる。
− ブロックサイズBG
ブロックベースのビデオ符号化法では、画像データは、例えば4×4,8×8または16×16画素のブロックサイズBGを有する画像ブロックに分割される。量子化された係数Zが存在する画像ブロックBBのブロックサイズBGに依存して、量子化された係数Zに対する最適な補正値KWを求めることができる。
−周波数値FW:JPEGまたはH.264などのブロックベースの圧縮法において、8×8画素サイズの画像ブロックは、空間領域から周波数領域ないしは周波数領域から空間領域に変換される。図1においてこれは離散コサイン変換FDCTないしは逆コサイン変換IDCTによって行われる。ここで各係数Xおよびこれに対応する量子化された係数Zは、変換された画像ブロック内で、特有の2次元周波数値FWを表し、この周波数値FWの振幅は係数Xに相応する。したがって、例えば、周波数値FW毎に、対応する最適な補正値が形成される。さらに量子化された係数ZのグループGを複数の周波数値FWから形成することができる。したがって、例えば、直流成分DCを有する周波数値FWに対して、別のすべての周波数値FWに対して、すなわち、非直流成分ACに対して1つずつの固有の最適な補正値KWが形成されるのである。
− 時間的な予測モードPM:
圧縮法において、圧縮率を上げるため時間的な予測を利用することができる。このような時間的な予測は当業者にはINTRA予測モードINTRA,INTER予測モードINTERおよびRESIDUAL予測モードRESとして、例えば、文献[1]または[2]から公知であるため、その動作の仕方についてさらに述べない。例えば、INTER予測モードを用いて係数Xを符号化する。最適な補正値KWを求める際に特徴的なパラメタPとしてINTER予測モードを選択する。
つぎの例では3つの特徴的なパラメタPに基づいて1つのずつの最適な補正値KWを割り当てる。
PM FW BG KW
INTRA DC 4x4 0.43
INTRA AC 4x4 0.27
INTRA AC 16x16 0.33
INTER DC 4x4 0.12
INTER AC 4x4 0.22
INTER AC 16x16 0.55
RES DC 4x4 0.05
RES AC 4x4 0.30
補正値KWを有するこのテーブルが示しているのは、例えば、特徴的なパラメタP「INTRA AC 16×16」によって符号化された、量子化された係数Zが、補正値KW=0.33によって逆量子化されることである。量子化された係数Zに対してこのテーブルに相応するエントリが見つからない場合、量子化された係数Zの特徴的なパラメタPに最も近い特徴的なパラメタPの組み合わせがこのテーブルから選択される。量子化された係数Zが、例えば「INTER AC 4×8」によって符号化された場合、「INTER AC 4×8」に最も近い「INTER AC 4×4」の組み合わせを選択して、補正値をKW=0.22に決定することができる。
さらに、特徴的なパラメタP,例えば、時間的な予測モードPMを単独ではなく、別の特徴的なパラメタ、例えば、ブロックサイズBGとの組み合わせにおいてのみ使用することが有利であることもある。
ここまでの例では、補正値KWを復号化ユニットにおける逆量子化の際に使用していた。多くの圧縮法、例えば、ビデオ符号化標準MPEG−4では、符号化された画像を復号化して、INTER予測モードの枠内において時間的に過去の画像を使用できるようにしている。この場合、量子化された係数Zの逆量子化も実行される。ここでも本発明の方法を利用することができるが、保証すべきであるのは、固有に量子化された係数Zの逆量子化の際に符号化ユニットおよび復号化ユニットによって同じ補正値KWが使用されることである。そうでなければ符号化ユニットおよび復号化ユニットは同期的に動作せず、この圧縮法によって誤りを伴った復号化画像IM′が発生してしまう。
以下では係数グループGの形成を詳しく説明する。図3に記載したこの実施例においてまず画像IMを完全に符号化する。その後、1つまたは複数の係数グループGを形成する。ここで各係数グループGは、少なくとも1つの特徴的なパラメタPを有する複数の量子化された係数Znとみなされる。したがって、例えば、量子化係数Q=5を有するすべての量子化された係数は、1つの係数グループGにまとめられ、またこの係数グループGに対して量子化誤差QFが最小化されるかないしは最適な補正値KWが求められる。すべての量子化された係数を考慮する代わりに所定の量子化された係数だけを考察して1つまたは複数の係数グループGを形成することができる。したがって少なくとも1つの画像ブロックBB、および/または画像ブロックの少なくとも1つのグループGOBおよび/または少なくとも1つの画像IMの量子化された係数Znを考慮することができる。
さらに実践において有利であり得るのは、圧縮処理を実行する間に少なくとも1つの係数グループGを新たに作成して、この新たに作成した係数グループGに対して量子化誤差QFを最小化するないしは1つまたは複数の最適な補正値KWを計算することである。これが実行される時点は、例えば、すでに量子化された係数Zの数に依存するか、またはあらかじめ固定的に設定された時点TOに実行される。
本発明の方法の択一的な実施形態では補正値KWを選択するための推定関数SFを使用する。この推定関数SFの役割は、補正値KWをこの推定関数SFから得られるようにすることである。例えば、ビデオ圧縮法H.264についてはサイズ4×4,8×8および16×16のブロックサイズBGである特徴的なパラメタPに対して推定関数SFを利用すべきである。この推定関数SFを求めるため、オフラインで、例えば、ブロックサイズ4×4,8×8および16×16の1つまたは複数のテストシーケンスを用いて符号化し、またブロックサイズ毎にこのテストシーケンスの量子化された係数から係数グループGを形成する。つぎに係数グループG毎に最適な補正値KWを求める。例えば、KW(BG=4×4)=0.7,KW(BG=8×8)=0.5およびKW(BG=16×16)=0.2である。したがって上記の推定関数SFによって、BG=4×4,BG=8×8およびBG=16×16の個所にこれに対応する最適な補正値KWが得られる。この推定関数SFは符号化および/または復号化ユニットに記憶されており、符号化および/または復号化に使用して、圧縮法を実施する際に補正値KWを選択することができる。ここで有利であるのは、推定関数SFがオフラインで求められることである。さらに推定関数SFを使用することは有利である。なぜならば、符号化ユニットも復号化ユニットも共に補正値KWを推定関数SFから得ることができるため、図3および図5の実施例と比べて補正値KWの伝送を行わなくてもよいからである。
推定関数SFは、複数の特徴的なパラメタPに依存して形成することも可能である。推定関数SFを計算によって求めるのに加えて、計算によって求められる推定関数に対する近似である統計的な関数、例えば、ラプラス関数を使用することも可能である。図4では量子化係数(Q)に依存する推定関数(Q)を見て取ることができる。図4においてこの推定関数SF(Q)は、量子化係数Qが大きい場合、最適な補正値KWから偏差している。このため、本発明の方法の1つの拡張では、この差分、例えば、UW=SK−KWを特徴付ける差分値UWを形成することができる。図7には差分値の関数UWが量子化係数Qに依存して示されている。これは参照符号UW′(Q)で示されている。ここでは最大差分値が1に正規化されて表されている。この差分値UWないしは差分値を有する関数は、符号化ユニットから復号化ユニットに伝送することでき、またこの場合に逆量子化の際にこれが考慮される。例えば、所定の量子化係数QにおいてY=(Z+SF−UW)*Qとなる。図3および5の例では、差分値UWは第1のデータJDS1に記憶される。図3の例では、推定関数SFおよび/または差分値UWを補正値ユニットKWEにおいて求めることができる。図5の例では、補正値分析ユニットKWAを用いて推定関数SFおよび/または差分値UWを処理することができる。
推定関数SFおよび/または差分値UWの関数を伝送するためにも、また記憶するためにも比較的多くのデータ量を伝送ないしは記憶しなければならない。これは、例えばテーブル形式で行うことができる。このデータ量を低減するために伝送ないしは記憶の前に推定関数および/または差分値の関数を区分的に線形にすることができる。これは図7において、UW″(Q)で示されている破線の関数で表されている。区分的な線形化の算出または線形化のための別の手法の算出は、例えば、刊行物[3]の第3章および第4章から得ることができる。
これまでの実施例では、係数Xないしは量子化された係数Zに対して正の値を使用した。本発明の方法は、正の値にも負の値にも共に使用することができる。また補正値KWも正の値または負の値をとることができる。
上では図3および5を用いて本発明の方法を説明した。図5は一般的に符号化ユニットJCを表しており、このユニットは、例えば、JPEGである画像符号化法に代わりに、例えばビデオ符号化法またはオーディオ符号化法などの別の圧縮法を実現することも可能である。符号化ユニットECがビデオ符号化法を表す場合、量子化係数Qの代わりにまたはこれに加えてブロックサイズBG、少なくとも1つの周波数値FWまたは/および時間的な予測モードPMを特徴的なパラメタPとして考慮することができる。このことは図3において破線で明示されている。このことは図5についても同様に当てはまり、ここで参照符号JDは一般的に圧縮方法の復号化ユニットを表している。
図8では、符号化されたビデオシーケンスの秒当たりのキロビットkbit/sのビットレートBRに依存して、符号化されたビデオシーケンスの画質PSNR(dB)が表されている。画質PSNR(dB)は、ビデオ符号化において公知の誤差基準PSNR(PSNR=Peak-Signal-Noise-Ratio)の形態で測定される。PSNR値が高ければ高いほど画質は良くなる。実線の関数は、本発明の方法を使用せずに符号化されたビデオシーケンスのビデオ信号VSOを表す。破線の関数は、上記の符号化されたビデオ信号VSOと同じビデオシーケンスを最適に符号化したビデオ信号VSMを示しており、ここでは本発明の方法が使用されている。この最適に符号化されたビデオ信号VSMは、上記の符号化されたビデオ信号VSOよりも上にあるため、データレートBRが同じであれば、この最適に符号化されたビデオ信号VSMにより、一層改善された画質が得られる。ここでこの改善は、データレートが高くなると大きくなる。
図9はビデオストリーミングシステムが示されており、このシステムには、ビデオサーバVSと、例えば、GSM(GSM Global System for Mobile Communications)標準に準拠する移動端末装置MGとが含まれている。ビデオサーバVSは、圧縮アルゴリズムに加えて、最適に符号化されたビデオ信号VSMを作成する際に本発明の方法を使用する。ここで本発明のこの方法は、補正値ユニットKWEによって実行される。最適に符号化されたビデオ信号VSMには、圧縮された画像データの他に1つまたは複数の補正値KWが含まれている。最適に符号化されたビデオ信号VSMは、伝送チャネルUBを介して移動端末装置MGに伝送される。この伝送チャネルUBは、例えば、有線のネットワークによって、殊にLAN標準(LAN Local Area Network)によって、または無線ネットワーク、殊にWLAN標準(WLAN Wireless Local Area Network)によって、またはUMTS標準(UMTS Universal Mobile Telecommunication)によって伝送される。上記の移動端末装置MGは、受信した上記の最適に符号化されたビデオ信号VSMを復号化し、また補正値分析ユニットKWAを使用して本発明の方法を実行する。
参考文献
[1] Shi und Sun, "Image and video compression for multimedia engineering", CRC-Press, 2000
[2] ITU-T und ISO/IEC JTCl, "JSVM 1 Software", JVT-N024, Jan 2005
[3] 工学博士E Schruefer教授, "Signalverarbeitung", 第2版, 1992, Hanser Verlag, ISBN 3-446-16563
JPEGエンコーダ(従来技術)の概略構造を示す図である。 JPEGデコーダ(従来技術)の概略構造を示す図である。 本発明の方法に対して補正値を形成するJPEGエンコーダを示す図である。 量子化段に依存して最適化された補正値を示す線図である。 補正値を考慮して本発明の方法を実施するJPEGデコーダを示す図である。 量子化された係数および量子化係数に依存して最適化された補正値を示す線図である。 量子化係数に依存して正規化された差分値を示す線図である。 符号化された2つのビデオ信号のそれぞれの画質を示す線図である。 本発明の方法を実施する移動式端末装置およびビデオサーバを有するシステムを示す図である。

Claims (13)

  1. 符号化装置または復号化装置にて圧縮画像を処理する際に、量子化された係数(Z)を逆量子化する際の量子化誤差(QF)低減する方法であって、
    該量子化誤差(QF)は、逆量子化後の量子化された係数(Z)と、量子化の前の当該の量子化された係数に対応する係数(X)との間の差分である形式の方法において、
    前記の符号化装置または復号化装置に補正値ユニット(KWE)が設けられており、
    当該の補正値ユニット(KWE)を用いて
    − 前記の量子化された係数(Z)の圧縮に特徴的な少なくともつのパラメタ(P)をつぎのパラメタから選択し、すなわち、
    量子化された係数(Z);
    量子化係数(Q);
    ブロックサイズ(BG);
    少なくとも1つの周波数値(FW)
    のパラメタから選択し、
    ただし、ブロックサイズ(BG)のブロックは、前記の量子化された係数(Z)を有しており、
    前記の量子化された係数(Z)は、前記の少なくとも1つの周波数値(FW)を有する周波数における振幅を表しており、
    さらに
    − 前記の選択した少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)に対して補正値(KW)を求め、
    − 当該の補正値(KW)と前記の量子化された係数(Z)とを加えた後、前記の逆量子化を行うことを特徴とする、
    量子化誤差(QF)低減する方法。
  2. 前記の量子化された係数の圧縮に特徴的な別のパラメタとして時間的な予測モード(PM)を選択し、
    当該の時間的な予測モードでは、以下の複数のモード、すなわち
    INTRA予測モード(PM_INTRA);
    INTER予測モード(PM_INTER);
    RESIDUAL予測モード(PM_RES)
    のうちの少なくとも1つを使用する
    請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも1つの補正値(KW)に対し、少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)に依存し、少なくとも1つのテストシーケンスに基づいて、前記の補正値(KW)を推定する推定関数(SF)を形成し、
    前記の圧縮処理にて、当該の推定関数を用いて補正値(KW)を求める、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記の補正値(KW)を推定関数とは異なる手法で求め、
    推定関数(SF)を使用して前記の補正値(KW)に対する推定値を形成し、
    前記の補正値(KW)と推定値とから差分値(UW)を形成し、
    当該の形成した差分値(UW)を、圧縮処理の符号化装置から当該圧縮処理の復号化装置に伝送する、
    請求項に記載の方法。
  5. 複数の補正値(KW)または差分値(UW)を圧縮処理の符号化装置から当該圧縮処理の復号化装置に伝送する、
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記の伝送の前に補正値(KW)および/または差分値(UW)の区分的な線形化を前記の少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)に依存して行う、
    請求項またはに記載の方法。
  7. 少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)の選択に基づいて補正値(KW)を求めて、量子化された係数(Zn)の係数グループ(G)の量子化誤差(QF)が、前記の選択した特徴的なパラメタ(P)において最小化されるようにし、
    ここで前記の補正値(KW)と、係数グループ(G)の量子化された係数(Zn)とを加えた後に前記の各逆量子化を行う、
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  8. 係数グループ(G)を所定の時点に新たに作成し、
    該時点を固定的にあらかじめ設定した時点(T0)によって、またはすでに量子化された係数(Z)の数に応じて決定する、
    請求項に記載の方法。
  9. 圧縮処理として1つのビデオ符号化法を選択し、
    前記の量子化された係数(Zn)の係数グループ(G)を、少なくとも1つの画像ブロック(BB)または画像ブロックの少なくとも1つのグループ(GOB)または少なくとも1つの画像(IM)から取り出す、
    請求項またはに記載の方法。
  10. 圧縮としてH.264標準に準拠するビデオ符号化法を選択する、
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  11. 復号化装置における圧縮画像の処理時に、量子化された係数(Z)を逆量子化する際の量子化誤差(QF)低減する装置であって、
    該量子化誤差(QF)は、逆量子化後の量子化された係数(Z)と、量子化の前の当該の量子化された係数に対応する係数(X)との間の差分である形式の装置において、
    補正値ユニット(KWE)が設けられており、
    該補正値ユニットを構成して、
    − 前記の量子化された係数(Z)の圧縮に特徴的な少なくとも1つのパラメタ(P)つぎのパラメタから選択され、すなわち、
    量子化された係数(Z);
    量子化係数(Q);
    ブロックサイズ(BG);
    少なくとも1つの周波数値(FW)
    のパラメタから選択され、
    ただしブロックサイズ(BG)のブロックは、前記の量子化係数(Z)を有しており、 前記の量子化された係数(Z)は、前記の少なくとも1つの周波数値(FW)を有する周波数における振幅を表しており、
    さらに
    − 前記の選択した少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)に対して補正値(KW)が求められ、
    − 当該の補正値(KW)と、前記の量子化された係数(Z)とが加えられた後、前記の逆量子化が行なわれるようにしたことを特徴とする、
    復号化装置における圧縮画像の処理時に、量子化された係数(Z)を逆量子化する際の量子化誤差(QF)を低減する装置。
  12. 補正値分析ユニット(KWA)が設けられており、
    当該の補正分析ユニット(KWA)を構成して、少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)の選択に基づいて補正値(KW)が求められて、量子化された係数(Zn)の係数グループ(G)の量子化誤差(QF)が、前記の選択した特徴的なパラメタ(P)によって最小化されるようにし、
    前記の補正値(KW)と、係数グループ(G)の量子化された係数(Zn)とが加えられた後に前記の各逆量子化が行われる、
    請求項11に記載の装置。
  13. 復号化装置における圧縮画像の処理時に、量子化された係数(Z)を逆量子化する際の量子化誤差(QF)を低減する装置であって、
    該量子化誤差(QF)は、逆量子化後の量子化された係数(Z)と、量子化の前の当該の量子化された係数に対応する係数(X)との間の差分である形式の装置において、
    補正値ユニット(KWE)が設けられており、
    該補正値ユニットを構成して、
    前記の量子化された係数(Z)の圧縮に特徴的な少なくとも1つのパラメタ(P)がつぎのパラメタから選択され、すなわち、
    量子化された係数(Z);
    量子化係数(Q);
    ブロックサイズ(BG);
    少なくとも1つの周波数値(FW)
    のパラメタから選択され、
    ただしブロックサイズ(BG)のブロックは、前記の量子化係数(Z)を有しており、
    前記の量子化された係数(Z)は、前記の少なくとも1つの周波数値(FW)を有する周波数における振幅を表しており、
    さらに
    前記の選択した少なくとも1つの特徴的なパラメタ(P)に対して補正値(KW)が求められ、
    当該の補正値(KW)および前記の量子化された係数(Z)が加えられた後、前記の逆量子化が行なわれるようにしたことを特徴とする、
    符号化装置における圧縮画像の処理時に、量子化された係数(Z)を逆量子化する際の量子化誤差(QF)を低減する装置。
JP2008505863A 2005-04-12 2006-04-04 量子化誤差を低減する方法および装置 Expired - Fee Related JP4956527B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005016858A DE102005016858A1 (de) 2005-04-12 2005-04-12 Verfahren und Vorrichtung zur Reduktion eines Quantisierungsfehlers
DE102005016858.2 2005-04-12
PCT/EP2006/061312 WO2006108780A1 (de) 2005-04-12 2006-04-04 Verfahren und vorrichtung zur reduktion eines quantisierungsfehlers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008537866A JP2008537866A (ja) 2008-09-25
JP4956527B2 true JP4956527B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=36763325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008505863A Expired - Fee Related JP4956527B2 (ja) 2005-04-12 2006-04-04 量子化誤差を低減する方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8559502B2 (ja)
EP (1) EP1869890B1 (ja)
JP (1) JP4956527B2 (ja)
DE (1) DE102005016858A1 (ja)
ES (1) ES2401694T3 (ja)
WO (1) WO2006108780A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140117754A (ko) * 2013-03-26 2014-10-08 삼성전자주식회사 움직임 벡터 처리 장치 및 처리 방법
JP6417815B2 (ja) * 2014-09-19 2018-11-07 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793583B2 (ja) 1986-03-17 1995-10-09 キヤノン株式会社 予測符号化装置
JPH0629934A (ja) 1992-07-10 1994-02-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 適応差分符号化伝送方法
US6414992B1 (en) * 1999-01-27 2002-07-02 Sun Microsystems, Inc. Optimal encoding of motion compensated video
US7088780B2 (en) * 2001-05-11 2006-08-08 Mitsubishi Electric Research Labs, Inc. Video transcoder with drift compensation
US6950463B2 (en) * 2001-06-13 2005-09-27 Microsoft Corporation Non-compensated transcoding of a video stream
KR100584552B1 (ko) * 2003-01-14 2006-05-30 삼성전자주식회사 동영상 부호화 및 복호화 방법과 그 장치
EP1569458A1 (en) * 2004-02-12 2005-08-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding and decoding of video images based on a non-linear quantization
US7684632B2 (en) * 2005-05-16 2010-03-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Estimating image compression quantization parameter values

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008537866A (ja) 2008-09-25
DE102005016858A1 (de) 2006-10-19
EP1869890B1 (de) 2013-02-20
US20090067492A1 (en) 2009-03-12
WO2006108780A1 (de) 2006-10-19
EP1869890A1 (de) 2007-12-26
ES2401694T3 (es) 2013-04-23
US8559502B2 (en) 2013-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5384694B2 (ja) 多層ビデオ設計のためのレート制御
KR100714696B1 (ko) 다계층 기반의 가중 예측을 이용한 비디오 코딩 방법 및장치
US8817872B2 (en) Method and apparatus for encoding/decoding multi-layer video using weighted prediction
JP5300921B2 (ja) 符号化および復号のための方法および装置
US20060280372A1 (en) Multilayer-based video encoding method, decoding method, video encoder, and video decoder using smoothing prediction
US20030043908A1 (en) Bandwidth scalable video transcoder
WO2012042646A1 (ja) 動画像符号化装置、動画像符号化方法、動画像符号化用コンピュータプログラム、動画像復号装置及び動画像復号方法ならびに動画像復号用コンピュータプログラム
KR20060135992A (ko) 다계층 기반의 가중 예측을 이용한 비디오 코딩 방법 및장치
KR20030090308A (ko) 적응적 동영상 부호화 및 복호화 방법과 그 장치
CA2250284C (en) A perceptual compression and robust bit-rate control system
KR20040026050A (ko) 미세단위 신축형 부호화 및 복호화 장치와 방법
JP2859830B2 (ja) ビデオ信号復号化装置
JP2014168150A (ja) 画像符号化装置、画像復号装置、画像符号化方法、画像復号方法及び画像符号化復号システム
JP2004080786A (ja) 離散コサイン変換係数を参照する動き推定方法及び装置
JP2012151894A (ja) 画像シーケンスを符号化する方法または復号する方法および装置
Naccari et al. Intensity dependent spatial quantization with application in HEVC
JP3429429B2 (ja) 視感誤差処理方法及びこの方法を用いた画像符号化装置
WO2006118384A1 (en) Method and apparatus for encoding/decoding multi-layer video using weighted prediction
JP4561508B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびそのプログラム
JP4028900B2 (ja) 動画像符号化装置及び動画像復号化装置
JP4956527B2 (ja) 量子化誤差を低減する方法および装置
KR20040079084A (ko) 시간적 복잡도를 고려한 적응적 동영상 부호화와 그 장치
KR20020095312A (ko) 능동적인 테이블 생성에의한 양자화/역양자화 방법 및 장치
KR20040007818A (ko) 동영상 부호화를 위한 dct연산량 조절 방법 및 그 장치
JP4593720B2 (ja) 剰余数係数の動的表示方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110309

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110607

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110614

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110706

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110808

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees