JP4953691B2 - 油性ゲル状クレンジング - Google Patents
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Description
1.1)下記一般式(5)に示す化合物の1種以上、
2)分子内に水酸基を2個以上有するポリヒドロキシル化合物の1種以上、
3)油性成分の1種以上、及び
4)HLBが2〜14であり、脂肪酸部分は炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水基とするポリグリセリン脂肪酸エステルを含むノニオン性界面活性剤
を含有することを特徴とする油性ゲル状クレンジング。
酸から誘導されるアシル基を示し、Yはカルボキシル基またはその塩を示し、j、kはそれぞれ独立に0,2のいずれかであり、かつj、kは同時に0ではない。)
1)前記一般式(5)に示す化合物の総量が0.1〜40質量%、
2)ポリヒドロキシル化合物の総量が1〜60質量%、
3)油性成分の総量が1〜95質量%、
4)HLBが2〜14であり、脂肪酸部分は炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水基とするポリグリセリン脂肪酸エステルを含むノニオン性界面活性剤の総量が0.1〜20%(但し、水分含量と1)〜4)の合計は100質量%)
である組成物を含有することを特徴とする上記1に記載の油性ゲル状クレンジング。
本発明の油性ゲル状クレンジングにおいて、1)多鎖多親水基型化合物としては、長鎖疎水基としてはそれぞれ独立に、炭素数8〜20個の飽和または不飽和の直鎖、分枝鎖、環状鎖からなる疎水基を有し、親水基としてはそれぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸残基、リン酸残基またはそれらの塩等、あるいはオキシアルキレン基、ポリエチレングリコール基等、またはアミノ基、4級アンモニウム基、ピリジニウム基、スルホニウム基またはそれらの塩等を有するものである。
また、多鎖多親水基型化合物の長鎖疎水基としては、炭素原子数8〜20の飽和または不飽和の脂肪酸から誘導される長鎖アシル基であり、
2−ブチル−5−メチルペンタン酸、2−イソブチル−5−メチルペンタン酸、ジメチルオクタン酸、ジメチルノナン酸、2−ブチル−5−メチルヘキサン酸、メチルウンデカン酸、ジメチルデカン酸、2−エチル−3−メチルノナン酸、2,2−ジメチル−4−エチルオクタン酸、メチルドコサン酸、2−プロピル−3−メチルノナン酸、メチルトリデカン酸、ジメチルドデカン酸、2−ブチル−3−メチルノナン酸、メチルテトラデカン酸、エチルトリデカン酸、プロピルドデカン酸、ブチルウンデカン酸、ペンチルデカン酸、ヘキシルノナン酸、2−(3−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、2−(2−メチルブチル)−3−メチルノナン酸、ブチルエチルノナン酸、
ジペンチルヘプタン酸、メチルヘプタデカン酸、エチルヘキサデカン酸、エチルヘキサデカン酸、プロピルペンタデカン酸、ブチルテトラデカン酸、ペンチルトリデカン酸、ヘキシルドデカン酸、ヘプチルウンデカン酸、オクチルデカン酸、ジメチルヘキサデカン酸、
オクテン酸、ノネン酸、デセン酸、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、リンデル酸、トウハク酸、ラウロレイン酸、トリデセン酸、ツズ酸、ミリストレイン酸、ペンタデセン酸、ヘキセデセン酸、パルミトレイン酸、ヘプタデセン酸、オクタデセン酸、オレイン酸、ノナデセン酸、ゴンドイン酸のような直鎖モノエン酸;
メチルヘプテン酸、メチルノネン酸、メチルウンデセン酸、ジメチルデセン酸、メチルドデセン酸、メチルトリデセン酸、ジメチルドデセン酸、ジメチルトリデセン酸、メチルオクタデセン酸、ジメチルヘプタデセン酸、エチルオクタデセン酸のような分岐モノエン酸;
オクチン酸、ノニン酸、デシン酸、ウンデシン酸、ドデシン酸、トリデシン酸、テトラデシン酸、ペンタデシン酸、ヘプタデシン酸、オクタデシン酸、ノナデシン酸、ジメチルオクタデシン酸のようなアセチレン酸;
メチレンオクタデセン酸、メチレンオクタデカン酸、アレプロール酸、アレプレスチン酸、アレプリル酸、アレプリン酸、ヒドノカルプン酸、ショールムーグリン酸、ゴルリン酸、α−シクロペンチル酸、α−シクロヘキシル酸、α−シクロペンチルエチル酸のような環状酸から誘導されるアシル基等があげられる。
上記一般式(2)中、R2は水素であるか、またはヒドロキシル基またはカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸エステル基またはそれらの塩等が置換していてもよい炭素原子数1〜3の低級アルキル基を示し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシ(イソ)プロピル基、ジヒドロキシ(イソ)プロピル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基、スルホエチル基等が挙げられる。
上記一般式(1)中、Xに結合したn個の置換基Q(上記一般式(2))は、それぞれ互いに、異なっても同一でもよい。また、上記一般式(2)は、いわゆる酸性アミノ酸がN−アシル化されたものを示すものであり、それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
Xに付くn個の置換基(上記一般式(2))は、酸性アミノ酸がL−酸性アミノ酸分子である場合が、生分解性に優れることから好ましい。それらの中でも、置換基は同一である方が好ましい。
上記一般式(1)中、Xはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上からなるm個の官能基を有する分子量100万以下の直鎖または分枝鎖または環状鎖または芳香族炭化水素鎖であるスペーサーであり、Xは、前記ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい。
上記一般式(1)中、Xは好ましくはヒドロキシル基、アミノ基、チオール基から選ばれる1種または2種以上の官能基をm個有する分子量100万以下のm価の化合物の残基であって、ヒドロキシル基、アミノ基、チオール基以外の置換基を有していてもよい化合物残基である。ここで、m価の上記化合物は、m個の官能基に由来する結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
アミノエタノール、アミノプロパノール、アミノブタノール、アミノペンタノール、アミノヘキサノール、アミノプロパンジオール、アミノエチルエタノールアミン、アミノエチルアミノエタノール、アミノクレゾール、アミノナフトール、アミノナフトールスルホン酸、アミノヒドロキシ安息香酸、アミノヒドロキシブタン酸、アミノフェノール、アミノフェネチルアルコール、グルコサミン等の分子内にアミノ基とヒドロキシル基を有する化合物類;
アミノチオフェノール、アミノトリアゾールチオール等の分子内にチオール基とアミノ基を有する化合物類;
が挙げられる。また、タンパク質やペプチド等、またはそれらを加水分解したもの等でも良い。
このようなm価のポリヒドロキシル化合物としては、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ジメチロールシクロヘキサン、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、イソプレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ソルバイト、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、
グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
ペンタエリスリトール、エリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール、ジグリセリン、ソルビタン等の4価ポリヒドロキシル化合物;
アドニトール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン等の5価ポリヒドロキシル化合物;
ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、アロース等の6価ポリヒドロキシル化合物;
またはこれらの脱水縮合物、ポリグリセリン等が挙げられる。
リボース、アラビノース、キシロース、リクソース、キシルロース、リブロース等のペントース;アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、ギューロース、イドース、ガラクトース、タロース、フラクトース、ソルボース、プシコース、タガトース等のヘキソース等の単糖類;
マルトース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチオビオース、メリビオース、ラク
トース、ツラノース、トレハロース、サッカロース、マンニトリオース、セロトリオース、ゲンチアノース、ラフィノース、メレチトース、セロテトロース、スタキオース等のオリゴ糖類が挙げられる。
また、上記一般式(1)中、Xは好ましくはアミノ基以外の置換基を有していてもよい分子量100万以下のm価のポリアミノ化合物残基である。ここで、m価のポリアミノ化合物は、m個の酸アミド結合を作りうることを意味する。それらは光学異性体例えばD−体、L−体、ラセミ体であるかは問わない。
ジエチレントリアミン、トリアミノヘキサン、トリアミノドデカン、1,8−ジアミノ−4−アミノメチル−オクタン、2,6−ジアミノカプリン酸−2−アミノエチルエステル、1,3,6−トリアミノヘキサン、1,6,11−トリアミノウンデカン、ジ(アミノエチル)アミンおよびこれらの各異性体等の脂肪族トリアミン類;
ジアミノベンゼン、ジアミノトルエン、ジアミノ安息香酸、ジアミノアントラキノン、ジアミノベンゼンスルホン酸、ジアミノ安息香酸、およびこれらの各異性体等の芳香族ポリアミン類;
ジアミノキシレン、ジ(アミノメチル)ベンゼン、ジ(アミノメチル)ピリジン、ジ(アミノメチル)ナフタレン、およびこれらの各異性体等の芳香脂肪族ポリアミン類;
ジアミノヒドロキシプロパンおよびこれらの各異性体等のヒドロキシル基が置換したポリアミン類等が挙げられる。
このようなm価のポリチオール化合物としては、例えば、ジチオエチレングリコール、ジチオエリトリトール、ジチオトレイトール等のジチオール化合物類等が挙げられる。
Xは上に挙げた化合物の残基の中でも、炭素数1〜40の場合が好ましい、さらに好ましくはXは炭素数1〜20である。また、Xは天然に存在する型である場合の方が、生分解性に優れるという点で好ましい。
かかる塩としては、例えばアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、塩基性アミノ酸塩、多価金属塩等が挙げられ、具体的には、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛、鉄、コバルト、チタン、ジルコニウム等の金属、アンモニア、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等の有機アミン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等から任意に選ばれる1種または2種以上との塩である。
本発明の油性ゲル状クレンジングにおいて、この中に含まれる4)ノニオン性界面活性剤のHLBは2〜14であって、好ましくは、HLBが5〜12である。さらに好ましくは、HLBが7〜11である。ここで、HLBがこの範囲外であってもゲル状の剤型になることはあるが、油性成分が分離して安定性に乏しかったり、残油感があったりし、使用感が好ましくなくなることがある。
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノミリステート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセキスオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等、
グリセリンまたはポリグリセリン脂肪酸エステル類;
モノラウリン酸グリセリル、モノミリスチン酸グリセリル、モノパルミチン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリル、モノエルカ酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、α,α‘−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリル、セスキカプリル酸ポリグリセリル、ジオレイン酸ポリグリセリル等、
モノラウリン酸プロピレングリコール、モノミリスチン酸プロピレングリコール、モノパルミチン酸プロピレングリコール、モノイソステアリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール等
硬化ヒマシ油誘導体類、グリセリンアルキルエーテル類、
POE−ソルビタン脂肪酸エステル類;
POE−ソルビタンモノステアレート、POE−ソルビタンモノイソステアレート、POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンテトラオレエート等、
POEソルビット脂肪酸エステル類;
POE−ソルビットモノラウレート、POE−ソルビットモノミリステート、POE−ソルビットモノパルミテート、POE−ソルビットモノステアレート、POE−ソルビットモノイソステアレート、POE−モノオレエート、POE−ソルビットペンタオレエート等、
POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート、POE−グリセリンモノオレエート等、
POE−脂肪酸エステル類;
POE−ジステアレート、POE−ジイソステアレート、POE−ジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等、
POE−アルキルエーテル類;
POE−ラウリルエーテル、POE−ミリストイルエーテル、POE−パルミトイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−イソステアリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POE−コレスタノールエーテル等、
POE・POP−セチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン、POE・POP−グリセリンエーテル等、
POE−ヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体類;
POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE−硬化ヒマシ油マレイン酸等、
POE−ミツロウ・ラノリン誘導体類;
POE−ソルビットミツロウ等、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等、
POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル類、POE−アルキルアミン類、POE−脂肪酸アミド類、ショ糖脂肪酸エステル類、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド類、トリオレイルリン酸類、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体類、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体類、ポリオキシアルキレン・アルコキシ変性メチルポリシロキサン共重合体類、ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコール共重合体類、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)ジメチルポリシロキサン共重合体類等が挙げられる。
特に、該ノニオン性界面活性剤の脂肪酸部分は、炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水
基とする場合には、手が濡れている場合や浴室内のような多湿な環境においてもゲル状が直ちに破れることなく使用できる耐水性の油性ゲル状クレンジングを得ることができるので好ましく、さらにその効果は、該ノニオン性界面活性剤の疎水基がカプリル酸である場合に高く、わけても該ノニオン性界面活性剤の疎水基がカプリル酸であるものを該ノニオン性界面活性剤の疎水基がオレイン酸であるものと併用した時に最適の使用感が得られる。
該ノニオン性界面活性剤のポリグリセリン部分の内、グリセリン残基は2以上30以下の数を取りうるが、2以上15以下の時により好適であり、2以上7以下である時に最適の使用感が得られる。
該ノニオン性界面活性剤の配合量は1質量%以上90質量%以下の値を取りうるが、該ノニオン性界面活性剤の配合量が多いと、併用する油性成分の量に制約が生じるため、これを確保するためには60質量%以下であることが好ましく、他の成分をも配合するためには30質量%以下とする事が望ましい。また、組成物に実用上十分な耐水性を付与するためには5質量%以上配合する事が望ましく、10質量%以上配合することにより最適の耐水性が得られる。
例えば、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、バリイン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、システイン、シスチン、メチオニン、リジン、アルギニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、オキシプロリン、ランチオニン、β−メチルランチオニン、シスタチオニン、ジエンコール酸、フェリニン、アミノマロン酸、β−オキシアスパラギン酸、α−アミノ−α−メチルコハク酸、β−オキシグルタミン酸、γ−オキシグルタミン酸、γ−メチルグルタミン酸、γ−メチレングルタミン酸、γ−メチル−γ−オキシグルタミン酸、α−アミノアジピン酸、α,α’−ジアミノアジピン酸、β,β’−ジアミノアジピン酸、α−アミノ−γ−オキシアジピン酸、α−アミノピメリン酸、α−アミノ−γ−オキシピメリン酸、β−アミノピメリン酸、α−アミノスベリン酸、α−アミノセバシン酸、パントテン酸、サルコシン、タウリン、メチルタウリン等である。
のであれば何でも良く、直鎖、分岐、環状を問わない。N−長鎖アシルアミノ酸がN−長鎖アシル−L−アミノ酸であることが生分解性の点から好ましい。
また、ここでいうアシルペプチドとは、タンパク質を加水分解した後、アシル化して得られるものである。
特にアシルアミノ酸型界面活性剤を混合した場合には、ゲル形成に必要な1)多鎖多親水基型化合物の添加量を少なくすることができ、また生成ゲルの延びを良くすることができ、この点において好ましい。
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、イソプレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ソルバイト、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、
グリセリン、トリオキシイソブタン、1,2,3−ブタントリオール、1,2,3−ペンタントリオール、2−メチル−1,2,3−プロパントリオール、2−メチル−2,3,4−ブタントリオール、2−エチル−1,2,3−ブタントリオール、2,3,4−ペンタントリオール、
ペンタエリスリトール、エリスリトール、1,2,3,4−ペンタンテトロール、2,3,4,5−ヘキサンテトロール、1,2,4,5−ペンタンテトロール、1,3,4,5−ヘキサンテトロール、ジグリセリン、ソルビタン等の4価ポリヒドロキシル化合物;
アドニトール、アラビトール、キシリトール、トリグリセリン等の5価ポリヒドロキシル化合物;
ジペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、イジトール、イノシトール、ダルシトール、タロース、アロース等の6価ポリヒドロキシル化合物;
またはこれらの脱水縮合物、ポリグリセリン等が挙げられる。
リボース、アラビノース、キシロース、リクソース、キシルロース、リブロース等のペントース;アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、ギューロース、イドース、ガラクトース、タロース、フラクトース、ソルボース、プシコース、タガトース等のヘキソース等の単糖類;
マルトース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチオビオース、メリビオース、ラクトース、ツラノース、トレハロース、サッカロース、マンニトリオース、セロトリオース、ゲンチアノース、ラフィノース、メレチトース、セロテトロース、スタキオース等のオ
リゴ糖類が挙げられる。
アボガド油、タートル油、トウモロコシ油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、パーシック油、ひまし油、ぶどう種子油、マカデミアナッツ油、ミンク油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、卵黄油、パーム油、パーム核油、トリイソオクタン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルコレステロール脂肪酸エステル、小麦胚芽油、サザンカ油、アマニ油、月見草油、エノ油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギル油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、馬油、硬化やし油、牛脂、牛脚脂、羊脂、硬化牛脂、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、モクロウ、硬化ひまし油等の油脂、;
ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カボックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、ポリオキシエチレンラノリンアルコールエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングルコール、ポリオキシエチレン水素添加ラノリンアルコールエーテルおよびその誘導体等のロウ;
ラウリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、へキシルデカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール;
コレステロール、フィトステロール等のステロール類;
ール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セパチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバチル酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等のエステル油;
金属石鹸、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、揮発性シリコーン、環状シリコーン等のシリコーン類等の揮発性および不揮発性の油性成分;等が挙げられる。これら油性成分は2種以上組み合わせて用いても良い。
本発明の油性ゲル状クレンジングにおいて、外観が透明な油性ゲル状クレンジングを得るためには該組成物中の1)多鎖多親水基型化合物、2)ポリヒドロキシル化合物、4)HLBが2〜14であるノニオン性界面活性剤および水等の油性成分以外から成る水相と、3)油性成分からなる油相との屈折率の差を±0.05以下とすることが好ましい。両相の屈折率の差がこの範囲を外れると、外観の透明な組成物を得にくく、両相の屈折率差は0に近づける方がよい。より好ましくは、両相の屈折率の差を±0.03以下とする。
さらに好ましくは、両相の屈折率差を±0.01以下とする。
本発明の毛髪化粧料を製造する方法の一つとしては、油性成分をゲル化することのできる公知のゲル化剤を用いることができる。例えば、具体的には、デキストリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、 ヒドロキシステアリン酸、ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド等の長鎖アシルアミノ酸のアミドまたはエステル誘導体、等を挙げることができる。前記デキストリン脂肪酸エステルとしては、例えば(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン等が挙げられる。
また、グリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル等が挙げられる。
1)皮膚等に塗布し水洗したときの残油感がなく、また塗布後水を添加すると極めて容易にエマルジョン状態に微分散する、2)使用した後のかさつきがほとんどなく使用感がよい、3)ゲル形成力が高く、経時的にも非常に安定なゲルを保つ、という特徴があり、これまでの課題を解決するものである。
本発明の油性ゲル状クレンジングは、その形態が液体状、固体状、ゲル状、ペースト、スラリー、ミスト状、液晶、粉体、エアゾール等の目的に応じて種々の形態で用いることができる。但し、この形態に限定されることはない。
本発明に於ける香粧品とは、薬事法に言う医薬部外品および化粧品の総称であり、具体的には、医薬部外品としては口中清涼剤、腋臭防止剤、てんか粉類、養毛剤、除毛剤、染毛剤、パーマネントウェーブ用剤、浴用剤、薬用化粧品、薬用歯磨き類などを列挙することができ、
染毛料、ヘアトリートメント剤(クリーム状、ミスト状、オイル状、ジェル状その他の形態の物および枝毛コート剤を含む)、ヘアセット剤(髪油、セットローション、カーラーローション、ポマード、チック、びんつけ油、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアリキッド、ヘアフォーム、ヘアジェル、ウォーターグリース)などの頭髪用化粧品;
一般クリーム、乳液(クレンジングクリーム、コールドクリーム、バニシングクリーム、ハンドクリームなど)、ひげ剃り用クリーム(アフターシェービングクリーム、シェービングクリームなど)、化粧水(ハンドローション、一般化粧水など)、オーデコロン、ひげ剃り用ローション(アフターシェービングローション、シェービングローションなど)、化粧油、パックなどの基礎化粧品;
一般香水、練り香水、粉末香水などの香水類; ゲルタイプ、液体タイプ、陶器タイプ等の芳香剤、消臭剤、脱臭剤;
日焼け・日焼け止めクリーム、日焼け・日焼け止めローション、日焼け・日焼け止めオイルなどの日焼け・日焼け止め化粧品;
アイライナー化粧品;
口紅、リップクリームなどの***化粧品;
歯磨きなどの口腔化粧品;
バスソルト、バスオイル、バブルバスなどの浴用化粧品などを列挙することができる。
具体的には、アラビアゴム、トラガントゴム等の天然ゴム類、サポニン等のグルコシド類、メチルセルロース、カルボキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、リグニンスルホン酸塩、セラック等の天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩などの陰イオン性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール等のノニオン性高分子等の分散剤;
N−アシルアミノ酸型アニオン界面活性剤;アシル基としては、炭素数8〜20のもので前記したようなものが挙げられ、構成アミノ酸としては、グルタミン酸やアスパラギン酸等の前記した酸性アミノ酸類、またはグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、メチオニン、システイン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、オキシプロリン、β−アミノプロピオン酸、γ−アミノ酪酸、アントラニル酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、等のアミノ酸等;アルキルエーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩等、アルキル硫酸エステル塩(AS)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸塩、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫酸塩、硫酸化油脂、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩、アルファ−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩(SAS)、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルファースルホン化脂肪酸塩、アルカンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、アルファースルホン化脂肪酸塩、高級脂肪酸アミドのスルホン酸塩、N−アシル−N−アルキルタウリン塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、ナフタリンスルフォン酸塩ホルマリン縮合物などのアニオン性界面活性剤;
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、等の酸化エチレン縮合型、
第1〜第3級脂肪アミン塩、塩化アルキルアンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、ジアルキルモルフォリニウム塩、アルキルイソキノリウム塩、ベンゼトニウム塩、ベンザルコニウム塩などのカチオン性界面活性剤;
リン脂質、レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニンなどの天然界面活性剤;
N−メチルグリシン、N,N−ジメチルグリシン、N,N,N−トリメチルグリシン、N−エチルグリシン、グリシルベタイン等のアルキルグリシン類、ソルビトール、ラフィノース、ピロリドンカルボン酸塩類、乳酸塩類、ヒアルロン酸塩類、セラミド類、トレハロース、キシロビオース、マルトース、ショ糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の(多)糖類およびその誘導体、水溶性キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸およびその塩等のグリコサミノグリカンおよびその塩、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸およびその塩等、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、アロエ、マロニエ等の植物抽出液、尿素、尿酸、アンモニア、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA等の核酸関連物質などの保湿剤;
アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸塩、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレジン等の水溶性および油溶性高分子;
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド、テトラデセンスルホン酸塩等の増粘、増泡成分;
エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸およびその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩、ヒノキチール類などの金属イオン封鎖剤;
クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等のpH調整剤;
その他トリクロロルカルバニリド、サリチル酸、ジンクピリチオン、イソプロピルメチルフェノールなどのふけ・かゆみ防止剤;
アスコルビン酸およびその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の他、アンモニウム塩、アミノ酸塩等)、アスコルビン酸誘導体(L−アスコルビン酸アルキルエステル、L−アスコルビン酸リン酸エステル及びその塩、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル及びその塩、L−アスコルビン酸グルコシド等)、アルコキシサリチル酸及びその塩(アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基等)、ハイドロキノン配糖体及びその誘導体(アルブチン等)、コウジ酸及びその誘導体、エラグ酸、カミツレエキス、アルテアエキス、カンゾウエキス、ソウハクヒエキス、ラズベリーエキス、リンゴフラボノイド、フスマエキス、ビタミンEおよびその誘導体、ヒノキチオール、プラセンタエキス、ルシノール、カモミラET、グルタチオン、チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤エキス、トラネキサム酸およびその誘導体、レゾルシンの誘導体、アズレン、γ―ヒドロキシ酪酸などの美白剤;
トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどの局所刺激剤;
各種ビタミンやアミノ酸などの栄養剤;
女性ホルモン剤;
毛根賦活剤;
グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤;
アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸、クエン酸、乳酸などの収斂剤;
メントール、カンフルなどの清涼剤;
塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸誘導体などの抗ヒスタミン剤;
高分子シリコーン、環状シリコーン等のシリコーン系物質;
トコフェロール類、BHA、BHT、没食子酸、NDGAなどの酸化防止剤;
エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオールなどの皮脂抑制剤;
イオウ、サリチル酸、レゾルシンなどの角質剥離・溶解剤;
グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のα‐ヒドロキシ酸;
た、各両イオン性界面活性剤との併用は刺激性を一層低減させるという点に於いてきわめて有用である。
以下で、本発明を実施例等を用いてさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定させるものではない。
[油性ゲル状クレンジングの口紅洗浄時における残油感の評価]
表面を水/エタノール溶液で拭き、十分乾燥させた人工皮革に口紅を塗り(3.14cm2に対し0.001g)、調製した油性ゲル状クレンジング0.06gで摩擦洗浄し、水洗した。これをドライヤーで乾燥し、洗浄部に水滴を落として、水の接触角を接触角計(CA−D型 協和界面科学社製)を用いてN=5で測定した。水の接触角の大きさから、下記基準に従い評価した。
○:水の接触角の平均値が、75°未満
△:水の接触角の平均値が、75°以上〜80°未満
×:水の接触角の平均値が、80°以上
パネラー5人によって、手の甲に口紅を塗り(28.3cm2に対し0.009g)、調製した油性ゲル状クレンジング0.54gで摩擦洗浄し、水洗した後の残油感を下記基準に従い、官能評価を実施した。
○:油性ゲル状クレンジングの洗浄で残油感をほとんど感じない人が、3人以上
△:油性ゲル状クレンジングの洗浄で残油感をほとんど感じない人が、1または2人
×:油性ゲル状クレンジングの洗浄で残油感をほとんど感じない人が、0人
パネラー5人によって、手の甲に口紅を塗り(0.009g、28.3cm2)、調製した油性ゲル状クレンジング0.54gで摩擦洗浄し、水洗した後のかさつきを下記基準に従い、官能評価を実施した。
○:油性ゲル状クレンジングの洗浄でかさつきをほとんど感じない人が、3人以上
△:油性ゲル状クレンジングの洗浄でかさつきをほとんど感じない人が、1または2人
×:油性ゲル状クレンジングの洗浄でかさつきをほとんど感じない人が、0人
各油性ゲル状クレンジングを40℃で保存して、1ヵ月後における状態を観察し、安定性を下記基準に従い評価した。
○:状態変化がなく良好
△:わずかに分離が見られる
×:明らかに分離がみられる。
[外観]
各油性ゲル状クレンジングを目視にて評価した。
L−リジン塩酸塩9.1g(0.05mol)を水57gと混合した。この液を25%水酸化ナトリウム水溶液でpH範囲を10〜11に調整しながら、また反応温度を5℃に維持しながら、攪拌下にN−ラウロイル−L−グルタミン酸無水物31.1g(0.1mol)を2時間を要して添加し、反応を実施した。さらに30分攪拌を続けた後、ターシャリーブタノールを液中濃度10質量%となるように添加した後、75%硫酸を滴下して液のpH値を2に、また液の温度を65℃に調整した。滴下終了後、攪拌を停止し、20分間65℃で静置すると有機層と水層とに分層し、これから有機層を分離した。分離した
有機層にターシャリーブタノールおよび水を添加して、温度を65℃にして20分攪拌した。攪拌停止後、静置すると有機層と水層とに分層した。得られた有機層に対して、同じ水洗操作をくり返した後、得られた有機層から溶媒を除去し、水酸化ナトリウムで固形分30質量%、酸価に対する中和度0.95に中和した後乾燥して下記式(4)(Xは、各々独立にH又はNa)の多鎖多親水基型化合物を得た。
製造例1において、中和条件として水酸化ナトリウムで固形分30質量%、酸価に対する中和度0.3とした以外は製造例1と同じ条件で実施し、多鎖多親水基型化合物を得た。
[多鎖多親水基型化合物の製造例3]
製造例1において、中和条件としてトリエタノールアミンで固形分30質量%、酸価に対する中和度0.9とした以外は製造例1と同じ条件で実施し、多鎖多親水基型化合物を得た。
製造例1において、添加物としてN−ココイル−L−グルタミン酸無水物とした以外は製造例1と同じ条件で実施し、多鎖多親水基型化合物を得た。
[多鎖多親水基型化合物の製造例5]
製造例1において、添加物としてN−ステアロイル−L−グルタミン酸無水物とし、酸価に対する中和度0.9とした以外は製造例1と同じ条件で実施し、多鎖多親水基型化合物を得た。
表1に示す組成の油性ゲル状クレンジングを製造し、それぞれについて、使用時の残油感、かさつき、安定性等を評価した。結果を表1に示す。
[油性ゲル状クレンジングの製造方法]
いずれの油性ゲル状クレンジングも下記の方法で調製した。
油性成分以外の成分を70℃で攪拌しながら混合する。これに、攪拌しながら油性成分をゆっくりと滴下し、更に攪拌した後、冷却して油性ゲル状クレンジングを得た。
下記に示す組成の油性ゲル状クレンジングを製造した。
配合成分 配合量(質量%)
製造例1の界面活性剤 4.3
セスキカプリル酸ポリグリセリル−2 25
ジオレイン酸ポリグリセリル−10 5
グリセリン 2.8
オクタン酸セチル 57
精製水 5.9
得られた油性ゲル状クレンジングは乾燥した手、濡れた手のいずれでも快適に使用することが出来た、外観は透明〜半透明で、安定性、水の接触角評価、残油感の官能評価、かさつきの官能評価の何れもが○であった。
料のような香粧品分野で好適に利用できる。
Claims (5)
- 油性ゲル状クレンジング中の水分含量が50質量%以下であり、かつ該油性ゲル状クレンジング中の組成が、
1)前記一般式(5)に示す化合物の総量が0.1〜40質量%、
2)ポリヒドロキシル化合物の総量が1〜60質量%、
3)油性成分の総量が1〜95質量%、
4)HLBが2〜14であり、脂肪酸部分は炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水基とするポリグリセリン脂肪酸エステルを含むノニオン性界面活性剤の総量が0.1〜20%(但し、水分含量と1)〜4)の合計は100質量%)
である組成物を含有することを特徴とする請求項1に記載の油性ゲル状クレンジング。 - 4)HLBが2〜14であり、脂肪酸部分は炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水基とするポリグリセリン脂肪酸エステルを含むノニオン性界面活性剤において、該疎水基がカプリル酸であることを特徴とする請求項1又は2に記載の油性ゲル状クレンジング。
- 4)HLBが2〜14であり、脂肪酸部分は炭素数が10以下の中鎖脂肪酸を疎水基とするポリグリセリン脂肪酸エステルを含むノニオン性界面活性剤のポリグリセリン部分の内、グリセリン残基の数が2以上15以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油性ゲル状クレンジング。
- 該油性ゲル状クレンジングを皮膚等に塗布、水洗した時に残油感がなく、かさつきのない、使用感に優れたクレンジング化粧料として用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の油性ゲル状クレンジング。
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