JP4953425B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冗長化された複数のインタフェースにより接続され、他方の装置に対し従属的に同期して通信する通信装置に関する。
近年、携帯電話システムなどの分野において、無線基地局装置(BTS)本体と送受信増幅装置(AMP)などを有するアンテナ側装置とを、同じ局舎内ではなく物理的に離して設置する構成が用いられるようになってきている。そのように局舎から張り出して設置されるアンテナ側装置は、張り出し基地局(Remote Radio Head)あるいは単にAMPなどと呼ばれている。
基地局とRRHとを接続するインタフェースとして、CPRI(Common Public Radio Interface)が知られる(例えば非特許文献1参照)。CPRIは、WCDMAシステムを想定し、高速シリアル伝送路を用いて複数のベースバンド信号のような無線信号や制御信号を多重化して伝送するインタフェースであり、アンテナから送信する信号を基地局からRRHへ伝送するダウンリンク(DL)と、アンテナで受信された信号をRRHから基地局へ伝送するアップリンク(UL)を構成する。
図3はCPRI信号のフレーム構成の一例である。CPRI信号は、1チップに相当する約260nsのベーシックフレームを単位とし、256個のベーシックフレームが1個のハイパーフレームを構成し、更に150個のハイパーフレームが1個のUMTS radioフレームを構成している。1ハイパーフレームは66.67μs、1UMTSradioフレームは10msである。このようなフレームがUL、DLそれぞれにおいて伝送され、チップレートもしくはその数倍のサンプルレートで、複数のキャリアやセクタに対応する複数の無線信号を伝送する。
なお、ベーシックフレームは16ワードからなり、先頭ワードは伝送制御用のコントロールワード、残りの15ワードはUプレーンを構成するIQ-dataブロックである。1ハイパーフレーム中の256個のコントロールワードは64個のサブチャネルに割り当てられている。図4はCPRIのサブチャネルの規定である。Nsはサブチャネルのインデックス、Xsは各サブチャネル内のワードインデックスを示している。例えば、Ns=0、Xs=0つまりハイパーフレーム内で最初のコントロールワードはSync byteであり、8B10B符号におけるK28.5コードである。
また、コントロールワード以外の部分には、RRHの監視制御用のControl&Mentenanceプレーンデータ(C&Mプレーンデータ)と、無線信号となるUserプレーンデータ(Uプレーンデータ)が割り当てられる。
図1は、従来の通信装置である無線基地局システムの概略図である。図1の構成は、CPRIを2回線使用して基地局とRRHを接続して、一方をメインリンク、他方をバックアップリンクとし、メインリンクがリンク断(LOS、LOF、LAYER2などのエラー)したときにバックアップリンクへ回線を切り替えるもので、このようなswitchoverと呼ばれる構成が現在では一般的になりつつある。
図1において、基地局1は、CPRIにおけるRadio Equpment Control(REC)に相当し、その機能手段として2つのフレーマ回路11及び12を有する。RRH2は、CPRIにおけるREに相当し、I/F回路200、送信信号処理部250、送信RF部260、アンテナ共用器(DUP)270、受信RF部280、受信信号処理部290を有する。基地局1とRRH2は、2本の双方向のCPRI回線31及び32により接続される。
フレーマ回路11及び12はそれぞれ、基地局内部からDL:C&Mプレーンデータ、DL:Uプレーンデータを入力され、CPRI準拠のフレーム化を行ってCPRI回線31及び32に出力する。また、CPRI回線31及び32から入力されたUL信号をデフレーム化し、基地局内部にUL:C&Mプレーンデータ、UL:Uプレーンデータとして出力する。
I/F回路200は、CPRI回線31及び32から入力されたUL信号に個々に同期し、信号をデフレーム化して送信信号処理部250にDL:C&Mプレーンデータ、DL:Uプレーンデータとして出力する。また受信信号処理部290からUL:C&Mプレーンデータ、UL:Uプレーンデータを入力され、フレーム化してCPRI回線31及び32に出力する。
通常、フレーマ回路11及び12にはそれぞれ同じDL:Uプレーンデータ等が入力される。このように同じ信号を伝送する回線を2本設けることで二重化している。以後、フレーマ回路11とCPRI回線31を0系、フレーマ回路12とCPRI回線32を1系と称す。
またREはRECに従属同期している。従属同期とは、基地局1からCPRI回線で送られるDL信号にクロック成分を重畳しておき、RRH2のSERDESにより再生クロックとDL信号に分離して、再生クロックをリファレンスとしてPLL等によりRRH2内の動作クロックを作り、基地局1とRRH2のクロックの位相を合わせる技術である。なお、フレーマ回路11及び12は同じ基地局クロックで同期しているものの、SERDESは別個に動作しており、SERDESにおける遅延のばらつき等の要因により、RE2においてはCPRI回線31と32で位相差が生じるので、個々に従属同期を確立しておく必要がある。このとき先に同期確立した方を現用とし、後から同期確立した方を予備とする。
Ericsson AB, Huawei Technologies Co.,Ltd, NEC Corporation, Nortel Networks SA and Siemens AG.、"Common Public RadioInterface Specification V2.0"、平成16年10月1日、インターネット<URL:http://www.cpri.info/spec.html>
従来の通信装置は、上述したように各系の位相がずれているため、単にUプレーン及びC&Mプレーンデータを切り替えてswitchoverを行うとデータの並びが崩れてしまう。また位相をあわせるために既知のSyncByteを用いてswitchoverしようとすると、少なくともSyncByteの出現周期である1ハイパーフレーム分のバッファが必要になり遅延も大きくなるという問題があった。つまり、書込みと読出しのアドレスが衝突しないようにアドレスにオフセットを与えるメモリ制御が一般的であるが、切替時の位相差が任意であると、1ハイパーフレーム以上のバッファを用意しなければならなくなる。
また、各系の再生クロックの位相もずれているため、switchover時にクロックを切り替えると、デジタルPLLを用いてもクロックの不連続を解消できず、まれに誤作動を起こすことがあった。
本発明は、上述した背景からなされたものであり、無瞬断で切替可能な二重化された従属同期回線において、クロック乗り換えに係る遅延時間を短縮することや、切替時の誤作動を防止することを目的とする。
上位装置と少なくとも2つのシリアル回線で接続され、一つを現用、他方を予備とし、現用の回線を用いて上位装置と無線通信用のスペクトル拡散(デジタル)信号の双方向通信を行(い、現用に異常が生じたときは無瞬断で現用と予備の切替を行)う通信装置において、
それぞれのシリアル回線毎に、
当該シリアル回線からの下り信号に基づき再生クロックを再生するとともに、当該シリアル回線との間で上り及び下り信号の8B10Bエンコード若しくはデコードを行うSERDES回路と、
当該シリアル回線から受信したフレームの同期はずれを検出する同期はずれ検出回路と、
前記SERDES回路からKコードを検出しフレーム同期を確保する同期回路と、
SERDES回路からの下り信号を、前記再生クロックから通信装置内の動作クロックに乗換えを行うメモリと、
前記再生クロックに基づいて前記メモリの書込アドレスを生成する書込アドレス生成回路と、
前記動作クロックもしくはその逓倍クロックに基づいて前記メモリの読出アドレスを生成する読出アドレス生成回路と、
前記書込アドレスと前記読出アドレスの差を監視するアドレスギャップ検出回路と、を備えるとともに、
それぞれのシリアル回線毎の同期はずれ検出回路における検出に基づいて、現用と予備を切り替えを判定する切替判定回路と、
それぞれのシリアル回線毎の再生クロックのうち、前記切替判定回路により現用と判定されたシリアル回線の再生クロックに基づいて、(水晶発振子を用いて)前記動作クロックを再生するPLL回路と、
それぞれのSERDES回路からの下り信号をKコードの位相が一致するように動作クロック単位で遅延して出力するKコード位相合わせブロックと、を備え、
前記アドレスギャップ検出回路は前記差を少なくとも動作クロックの1/2を単位に検出するとともに、前記差が規定の範囲を超えたことを検出すると、そのシリアル回線の書込アドレス生成回路若しくは読出アドレス生成回路の少なくとも一方がリセットされ、且つ同期回路が同期を確保し直すことを特徴とする通信装置。
それぞれのシリアル回線毎に、前記SERDES回路からの下り信号のKコードと、前記SERDES回路への上り信号のKコードとの位相を監視し、その位相が変動したときに、当該シリアル回線のフレームカウントをリセットするとともに、前記同期回路が同期を確保し直すことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
本発明によれば、Kコード位相合わせブロックのような遅延調整手段をクロック乗換え手段とは別個に設けたことなどにより、アドレスギャップ制御を単純化でき、クロック乗り換えに係る遅延時間を短縮することができ、メモリ容量を削減できる。またアドレスギャップやK28.5ギャップの監視のような簡易な制御で、切替時の誤作動を防止することができる。
以下実施例を通じて、図面を参照しながら説明するが、実施例で説明する構成の全ての組み合わせが本発明に必須であるとは限らない。また各実施例の特徴の任意の組み合わせや、引用した文献との組み合わせも本発明に含まれうる。
図2は本実施例に係る通信装置のRRHのI/F回路400の内部ブロック図である。本実施例の通信装置は、従来と同様の無線基地局システムを想定し、I/F回路400以外の構成は従来と同等である。I/F回路400は、従来のI/F回路200に対応する部分である。
SERDES(SERial-DESerial)回路401は、CPRI回線31に接続され、入力されたDL信号に対しデエンファシス、クロック再生、デシリアル化、8B10Bデコードなどを行って、再生クロックとDLデータを出力するとともに、入力された動作クロック(後述する)とULデータに対し8B10Bエンコード、シリアル化、プリエンファシス等を行って、UL信号としてCPRI回線31に出力する。本例では、再生クロックはワード周期で発生し、DLデータは18bit(データ用16bit、制御用2bit)のパラレル信号である。
LOS/LOF検出回路402は、SERDES回路401から入力された再生クロック及びDLデータを監視し、1ハイパーフレーム当り16回以上のデコードエラーに対応するLOS(Loss Of Signal)及びフレーム同期はずれに対応するLOF(Loss Of Frame including frame synchronization)を検出する。LOFは、Kコード(K28.5)が本来の1ハイパーフレーム周期で2回以上現れなかったときなどに出力される。
同期回路403は、SERDES回路401からの再生クロック、DLデータ、及び2逓倍クロック(後述する)を入力され、DLデータ中のKコードを検出し、ベーシックフレーム、ハイパーフレームタイミングを構築することで、従属同期を行う。従属同期は、LOS、LOFなどに応じ複数の状態を遷移して段階的に確立される。またアドレスギャップ検出回路407から再同期指示信号が入力されたときは、従属同期をやり直す。つまり電源投入時と同様に、Kコードを常にサーチし、LOSが発生していない状態でKコードが検出されると、そのタイミングを直ちにハイパーフレームの先頭として採用するとともに、検出信号を出力する。
DL書込アドレス生成回路404は、SERDES回路401から入力された再生クロックをカウントするとともに同期回路403から入力された検出信号により0にリセットされる16進カウンタによりアドレスを生成し、乗換え用メモリ405に出力する。
乗換え用メモリ405は、SERDES回路401から入力されたDLデータを、再生クロックのタイミングで、乗換え用メモリ405から指定されたアドレスに記憶する。
DL読出アドレス生成回路406は、入力された2逓倍クロックをカウントする32進カウンタの上位4ビットによりアドレスを生成し、乗換え用メモリ405に出力する。また同期回路403から入力された検出信号によりアドレスを8にセットする。
アドレスギャップ検出回路407は、書込アドレスと読出アドレスを入力され、2逓倍クロック周期で書込アドレスが8になるタイミングを検出し、そのときの読出アドレスが15、0及び1となる窓枠に収まっているか否かを判定し、窓枠から外れたときに再同期指示信号を同期回路403に出力する。
以上の401から407が0系であり、411から417が1系であり、互いに同じ構成であるので1系の説明を省略する。また402から407をまとめて409とする。
DPLL(Digital Phase Locked Loop)421は、SERDES回路401、407から入力された再生クロックの内、切替判定回路422から入力された系選択信号に対応する一方を選択し、選択された再生クロックから、再生クロックと同逓倍の動作クロック及び2逓倍クロックを発生して出力する。再生クロックはI/F回路400内のみならず、送信信号処理部250内のD/A変換器等、RRH2内で広く用いられる。
切替判定回路422は、LOS/LOF検出回路402、412からLOS、LOF信号をそれぞれ入力され、LOS若しくはLOFがどちらか一方の系で検出されたときに、その系とは異なる系へ切り替えるような切替信号を出力する。
Kコード位相合わせブロック423は、動作クロックで動作し、段数が1から64の間で可変のシフトレジスタを2本備え、乗換え用メモリ405及び415から入力されたDLデータを、それぞれ指定された段数分遅延して出力する。
DL切替回路424は、切替判定回路422からの切替信号に基づき、Kコード位相合わせブロック423からの0系及び1系のDLデータのうち、どちらか一方を選択して出力する。
デフレーマ425は、DL切替回路424からDLデータを入力され、コントロールワードを参照しながらCPRIのフレームを分解し、コントロールワード以外のDLデータ(IQ-data等)や、HFN(HyperFrame Number)やBFN(Basic Frame Number)等を出力する。デフレーマ425は、内部にKコード検出機能やベーシックフレーム、ハイパーフレームのカウンタ機能を適宜備える。
DL-Uプレーン生成回路426は、デフレーマ425の出力を入力され、Uプレーンデータ(ほぼIQ-data)を取り出し、データフォーマットの変換などを施して出力する。出力データは例えばI相、Q相それぞれ14bitのチップレート(ベースバンド)信号である
DL-C&Mプレーン生成回路427は、デフレーマ425の出力を入力され、C&Mプレーンデータ(HDLCなど)を取り出し、データフォーマットの変換などを施して出力する。
UL-Uプレーン生成回路431は、上りUプレーンデータ(例えばI相、Q相それぞれ6bitのチップレート信号)を入力され、フォーマット変換などを行って出力する。
UL-C&Mプレーン生成回路432は、上りC&Mプレーンデータを入力され、バッファやフォーマット変換などを行って出力する。
フレーマ433は、UL-Uプレーン生成回路431及びUL-C&Mプレーン生成回路432の出力を入力され、CPRIのフレームを組み立てて、CPRI回線で伝送されるULデータやSERDES制御信号を出力する。
UL切替回路434は、フレーマ433からULデータ等を入力され、SERDES回路401、411に分配(若しくは切替え)して出力する。なお、UL切替回路434をフレーマより前に設け、分配後のULデータ0系、1系毎にそれぞれのタイミングでフレーム化してもよい。
以下、本実施例の動作を説明する。
DLに関して、DL C&MプレーンデータとDL Uプレーンデータが、基地局1のフレーマ11等によって図3のCPRIのフレームの構造で示す様に結合され、CPRI回線31を介してRRH2のI/F回路200に送達される。
ULも同様のフレーム構造を有するが、RRH(RE)において入力されるDL信号のハイパーフレームと、出力されるUL信号のハイパーフレームには時間差がある。つまり、フレーム同期を基地局に従属させるシステムであるので、RRH2は、DL側のKコード(特にHFN=0のKコード)を起点に同期抽出などに必要な時間(Toffsetと称す)だけフレームを遅らせてCPRI回線31にUL信号を送出する。Toffsetは1ハイパーフレーム未満であれば任意であるが、一定値でなければならない。図3にCPRIの1ハイパーフレームの構造を示したように、1ベーシックフレームは1chipであり、260.42nsである。1ハイパーフレームの時間は256ベーシックフレームからなり、66.66μsになる。
図6は、本例の乗換え用メモリ405のクロック乗換え動作を説明するタイミング図である。本例の乗換え用メモリは、遅延の調整は目的とせず、再生クロックから動作クロックへの乗せ替えを主目的としており、アクセス衝突保護のアドレスギャップとして8を設けている。
図6のタイミング波形は、上から順に、SERDES401からのDL信号中のKコードタイミング、SERDES401からの再生クロック、DL書込アドレス生成回路404からの書込アドレス、乗換え用メモリ405から読み出されるDL信号中のKコードタイミング、DPLL421からの動作クロック、DL読出アドレス生成回路406からの読出アドレスを示している。Kコードの書込みタイミングは、同期回路403の検出信号によるリセットにより、書込アドレスが0になるタイミングと一致している。再生クロックと動作クロックは位相に任意のずれがあるが、約8クロック(130.2ns)後に読出アドレスが0になってKコードが読み出される。
図7は、本例のアドレスギャップ検出回路407における動作を説明するタイミング図である。書込アドレスが8になって最初の2逓倍クロックにおいて、書込アドレスが8になったことが検出される。そのタイミングにおいて、読出アドレスが15、0、若しくは1の前半であれば、遅延のずれは1動作クロック以内に収まっていることになる。サンプリング定理によれば、同じ周波数のクロックではサンプリング出来ないが、2逓倍クロックでサンプリングすることで、1動作クロックの精度を達成できる。もし、この窓枠から書き込みアドレスの8と読み出しアドレスの関係が外れた場合は、従属同期をやり直す。これにより、常にクロック乗り替えの為のメモリのアドレスのギャップが動作クロック精度で一定になり、switchover時にアドレスが1つずれてしまう現象を防ぐことができる。
図5は、Kコード位相合わせブロック423の内部ブロック図であり、本例においては乗換え用メモリ405、415は0系と1系の間の遅延差を吸収する機能を有しないために必要になったものである。
図5のFF(Flip-Flop)群501、502のシフト量は、現用のKコードタイミングと予備のKコードタイミングの有限時間以内の位相差で決まる。電源投入時は、コードタイミング制御回路508は、選択回路503、504の双方に、32番目のFFの出力を選択するように指示する。そして、FF群501で遅延され、選択回路503で選択された0系のDLデータは、外部のDL切替回路424へ出力されるとともに0系Kコード検出回路505に入力される。1系も同様に処理され、0系Kコード検出回路505、1系Kコード検出回路506で検出されたのそれぞれのKコードのタイミングは、タイミング差検出回路507に入力され、カウンタなどにより0系と1系のKコードのタイミング差が算出される。コードタイミング制御回路508はタイミング差検出回路507からタイミング差が入力されると、32番目からタイミング差だけずらしたFFの出力を選択するように予備系の選択回路504に指示を与える。
図8は、Kコード位相合わせブロック423の動作を説明するタイミング図である。図11は、現用と予備の位相差が+3の場合の例である。この値が入力されると予備系の選択回路504は、FFを32番目からに29番目に選択し直すので、予備のKコードのタイミングが現用と同じになる。
本実施例において、2逓倍クロックは、動作クロックの立上がりと立下りの両エッジを使うことで代用することもできる。
本実施例によれば、遅延調整を乗換え用メモリではなく、Kコード位相合わせブロック423で行うようにしたので、アドレスギャップ制御を単純化でき、メモリ容量を削減でき、乗換えに伴う遅延を縮小できる。またアドレスギャップやK28.5ギャップ等を監視し適切なリセット処理を行うだけで、switchover時の異常を回避できる。
本例は、Toffsetを監視するK28.5ギャップ検出機能を更に設けた点などで、先の実施例1ことなり、そのほかの言及しない点については実施例1と等価である。
先に述べたように、Toffsetは0系および1系の各CPRIインタフェースにおいて一定でなければならないが、switchioverに伴いずれることがあった。そのため、K28.5ギャップ検出機能は、1ハイパーフレーム(66.67μs)単位でDLとULのKコードのギャップを検出し、適切な範囲(例えば±1ベーシックフレーム以下)からずれたことを検出すると、同期回路403、413或いはデフレーマ425若しくはKコード位相合わせブロック423のフレームカウンタにリセットをかけて、再同期を行う。
図9は、本例のマクロを説明する図であり、実施例1の409(401〜407)に相当する。このマクロの中には、クロック乗り換え部4.2と、K28.5周期検出部4.3と、UL/DL,K28.5ギャップ検出4.4と、アドレスギャップ検出部4.5の4つの機能がある。
図10は、クロック乗り換え部4.2の回路図である。クロック乗り換え部4.2は、実施例1の404〜406におよそ対応する。wcntは書込アドレス、rcntは読出アドレスに相当し、それらは後述のkgap_maxやad_gap_maxなどによりに約8動作クロックのタイミング差でリセットされる。書込アドレスのリセットも、なるべくアドレスが不連続にならないタイミングで行うと良い。
図11は、UL/DL,K28.5ギャップ検出4.4の回路図である。図中左側のNB0,1RXLOS(LOSに相当)、NB0,1RXER、NB0,1DTから検出されるDL側のK28.5と、NBTXENで表されるUL側のK28.5とのギャップずれの検出回数が最大値を超えるとkgap_maxが真になって、再アドレス生成信号であるwcnt_rstad、wcnt_rstk及びRCNT_RST、RCNT_RSTHBを発生する。
図12は、アドレス制御・アドレスギャップ検出4.5の回路図である。アドレス制御・アドレスギャップ検出4.5は、実施例1の407におよそ対応し、wcntとrcntのギャップが6回検出されたところで再同期信号であるad_gap_maxを発生する。
従来及び各実施例の無線基地局システムの概略図 実施例1のI/F回路400の構成図 従来及び本発明のCPRI信号のフレーム構成の一例 従来及び本発明のCPRIのサブチャネルの規定 実施例1のKコード位相合わせブロック423の内部ブロック図 実施例1の乗換え用メモリ405のクロック乗換え動作を説明するタイミング図 実施例1のアドレスギャップ検出回路407における動作を説明するタイミング図 実施例1のKコード位相合わせブロック423の動作を説明するタイミング図 実施例2の本例のマクロを説明する図 実施例2のクロック乗り換え部4.2の回路図 実施例2のUL/DL,K28.5ギャップ検出4.4の回路図 実施例2のアドレス制御・アドレスギャップ検出4.5の回路図
符号の説明
1…基地局
11、12…フレーマ回路
2…RRH(Remote Radio Head)
200…I/F回路
250…送信信号処理部
260…送信RF部
270…アンテナ共用器(DUP)
280…受信RF部
290…受信信号処理部
31、32…CPRI回線
400…I/F回路
401、411…SERDES(SERial-DESerial)回路
402、412…LOS/LOF検出回路
403、413…同期回路
404、414…DL書込アドレス生成回路
405、415…乗換え用メモリ405
406、416…DL読出アドレス生成回路
407、417…アドレスギャップ検出回路31…メモリレスPD
421…DPLL(Digital Phase Locked Loop)
422…切替判定回路
423…Kコード位相合わせブロック
424…DL切替回路
425…デフレーマ
426…DL-Uプレーン生成回路
427…DL-C&Mプレーン生成回路
431…UL-Uプレーン生成回路
432…UL-C&Mプレーン生成回路
433…フレーマ
434…UL切替回路

Claims (2)

  1. 上位装置と少なくとも2つのシリアル回線で接続され、CPRI信号フレーム構成によって一つを現用、他方を予備とし、現用の回線を用いて上位装置と無線通信用のスペクトル拡散信号の双方向通信を行う通信装置において、
    それぞれのシリアル回線毎に、
    当該シリアル回線からの下り信号に基づき再生クロックを再生するとともに、当該シリアル回線との間で上り及び下り信号の8B10Bエンコード若しくはデコードを行うSERDES回路と、
    当該シリアル回線から受信したフレームの同期はずれを検出する同期はずれ検出回路と、
    前記SERDES回路からKコードを検出しフレーム同期を確保する同期回路と、
    SERDES回路からの下り信号を、前記再生クロックから通信装置内の動作クロックに乗換えを行うメモリと、
    前記再生クロックに基づいて前記メモリの書込アドレスを生成する書込アドレス生成回路と、
    前記動作クロックもしくはその逓倍クロックに基づいて前記メモリの読出アドレスを生成する読出アドレス生成回路と、
    前記書込アドレスと前記読出アドレスの差を監視するアドレスギャップ検出回路と、を備えるとともに、
    それぞれのシリアル回線毎の同期はずれ検出回路における検出に基づいて、現用と予備を切り替えを判定する切替判定回路と、
    それぞれのシリアル回線毎の再生クロックのうち、前記切替判定回路により現用と判定されたシリアル回線の再生クロックに基づいて前記動作クロックを再生するPLL回路と、
    それぞれのSERDES回路からの下り信号をKコードの位相が一致するように動作クロック単位で遅延して出力するKコード位相合わせブロックと、を備え、
    前記アドレスギャップ検出回路は前記差を動作クロックの立上がりと立下りの両エッジを使用、もしくは動作クロックを2逓倍したクロックにより、動作クロックの1/2を単位に検出するとともに、前記差が規定の範囲を超えたことを検出すると、そのシリアル回線の書込アドレス生成回路若しくは読出アドレス生成回路の少なくとも一方がリセットされ、且つ同期回路が同期を確保し直すことを特徴とする通信装置。
  2. それぞれのシリアル回線毎に、SERDES回路からの下り信号のKコードと、SERDES回路への上り信号のKコードとの位相を監視し、その位相が変動したときに、当該シリアル回線のフレームカウントをリセットするとともに、同期回路が同期を確保し直すことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
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