JP4953222B2 - 球帯状シール体 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車排気管の球面管継手に使用される球帯状シール体に関する。
特公昭58−21144号公報 特開昭58−24619号公報
自動車用エンジンの排気ガスは、図15に示すように一般的にエキゾーストマニフォールド600に導かれ、キャタリススティングコンバーター601、エキゾーストパイプ602、プリチャンバー603、サイレンサー604を経てテールパイプ605より大気中に放出されるが、この排気系部品は、エンジン606のロール挙動及び振動などにより繰返し応力を受ける。とくに高速回転で高出力エンジンの場合は、排気系部品に加わる応力はかなり大きなものとなる。したがって、排気系部品の疲労破壊を招く虞がある。またエンジン振動が排気系部品を共振させ車室内静粛性を悪化させる場合もある。
このような問題を解決するために、排気管の所要箇所に球面管継手を配置して応力を吸収させるなどの手段が講じられている。
この球面管継手に使用される球帯状シール体としては、特許文献1に開示されたシール体がある。このシール体は耐熱性を有し、相手材とのなじみ性に優れ、また衝撃強度も著しく改善されているという利点を有する反面、乾燥摩擦条件下の摩擦においては往々にして摩擦異音を発生するという欠点がある。このシール体の欠点は、該シール体を形成する耐熱材料(膨張黒鉛など)の静止摩擦係数と動摩擦係数との差が大きいこと、及びこの耐熱材料からなるシール体がすべり速度に対して負性抵抗(すべり速度が増加すると摩擦係数が減少する現象)を示すこと、などが原因として考えられる。
上記シール体の欠点を解消するものとして、特許文献2に開示されたシール体がある。このシール体は、膨張黒鉛、雲母、石綿の1種又は2種以上を混合した耐熱材料を金属細線を織ったり、編んだりして得られる金網からなる補強材と一緒に造形して得られるシール体であって、該シール体の表面には四ふっ化エチレン樹脂あるいは四ふっ化エチレン−六ふっ化プロピレン共重合体からなる潤滑組成物が被着形成されたものである。このシール体は表面に被着形成された潤滑組成物が、摩擦係数の低減、母材を形成する耐熱材料の相手材表面への移着防止、静止摩擦係数と動摩擦係数との差の縮小、などの作用効果を発揮するほか、四ふっ化エチレン樹脂はすべり速度に対する摩擦抵抗が負性抵抗を示さないので、上述した効果と相俟って「付着−すべり」に基づく自励振動の発生を抑え、異常音の発生防止に貢献するという効果を有するものである。
上記特許文献2に開示されたシール体は前記特許文献1に開示されたシール体の問題を解決するものであるが、特許文献2に開示されたシール体の適用可能な雰囲気温度は表面に被着形成された潤滑組成物の耐熱性に委ねられ、自ずから300℃前後の雰囲気温度での使用に制限されるという問題と、自動車排気管の球面管継手に組み込まれて使用された場合、排気管を流動する排気ガスの熱の作用により、シール体の表面に被着形成された潤滑組成物が溶融し、エンジン停止後の排気管冷却時に溶融した潤滑組成物が相手材表面に固着し、当該球面管継手の相対角変位を阻害するという問題がある。
この相手材表面への固着現象は、とくにシール体の表面に被着形成された潤滑組成物を溶融させるような排気管の温度条件であって球面管継手に加わる相対角変位が小さい部位への適用において顕著に生じる。このような固着現象を生じると、球面管継手の初期の目的を達成し難いばかりか、エンジンの再始動後に大きな相対角変位が球面管継手に加わると、固着現象の解消に基づく大きな異常音(異常摩擦音)を発生させるという問題を惹起することになる。
本発明は前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表面での保持性に優れた外層とし得、排気ガスの熱の作用による外層の相手材表面への固着現象を回避し、異常音(異常摩擦音)の発生がない球帯状シール体を提供することにある。
本発明の球帯状シール体は、円筒内面と部分凸球面状面と部分凸球面状面の大径側及び小径側の環状端面とにより規定された球帯状基体と、この球帯状基体の部分凸球面状面に一体的に形成されていると共に外部に露出した部分凸球面状外面を有した外層とを備えた、とくに排気管継手に用いられるものであって、球帯状基体は、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の金網の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを含んでおり、外層は、膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、該耐熱材及び補強材と一体化されていると共に黒鉛粉末を1〜15重量%の割合で含有する焼成されたふっ素樹脂組成物とを有しており、外層のその外部に露出した部分凸球面状外面は、前記黒鉛粉末を1〜15重量%の割合で含有する焼成されたふっ素樹脂組成物の平滑な面となっている。
本発明の球帯状シール体によれば、相手材と摺接する部分凸球面状外面は、黒鉛粉末を1〜15重量%の割合で含有する焼成されたふっ素樹脂組成物の平滑な面となっている結果、部分凸球面状外面での該外層の排気ガスの熱の作用による溶融現象を回避し得る。また外層のその外部に露出した部分凸球面状外面と相手材表面との摺動摩擦において、ふっ素樹脂組成物に含有された黒鉛粉末の潤滑被膜が相手材表面に形成される結果、排気管の球面管継手部位の雰囲気温度が450℃の温度を超えて外層のふっ素樹脂が消失した場合においても、外層の耐熱材は相手材表面に形成された潤滑被膜との摺動摩擦に移行するため、球面管継手部位の相対角変位は異常摩擦音を発生することなく許容される。
ふっ素樹脂に含有される黒鉛粉末は、部分凸球面状外面と相手材との摺動摩擦において相手材表面に潤滑被膜として形成され、部分凸球面状外面と相手材表面との摺動摩擦面に介在して異常音の発生を防止する役割を果たす。ふっ素樹脂に対する配合割合が1重量%未満では、上記した効果が発揮されず、また15重量%を超えて配合すると、ふっ素樹脂の潤滑性を損なうと共に、後述する製造方法における被覆操作に不具合を生じる。したがって、ふっ素樹脂に対する黒鉛粉末の配合割合は1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%、さらに好ましくは4〜8重量%である。
本発明の球帯状シール体においては、球帯状基体の膨張黒鉛からなる耐熱材が円筒内面において露出していてもよく、斯かる球帯状シール体によれば、当該球帯状シール体が排気管の外面に固定された際には、球帯状基体の円筒内面と排気管の外面との間の密封性が円筒内面の膨張黒鉛からなる耐熱材により高められるので、当該接触面を介する排気ガスの漏洩を極力防ぐことができる。
本発明の球帯状シール体は、球帯状基体の金網からなる補強材が円筒内面において露出していてもよく、斯かる球帯状シール体によれば、当該球帯状シール体が排気管の外面に嵌合固定された際には、円筒内面と排気管の外面との間の摩擦が円筒内面における金網からなる補強材により高められ、結果として球帯状シール体が排気管の外面に強固に固定されることになる。
本発明において、ふっ素樹脂は、四ふっ化エチレン樹脂(以下、PTFEと略称する)、四ふっ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、PFAと略称する)、四ふっ化エチレン−六ふっ化プロピレン共重合体(以下、FEPと略称する)及びエチレン−四ふっ化エチレン共重合体(以下、ETFEと略称する)から選択されるとよい。
本発明によれば、部分凸球面状外面は、黒鉛粉末を1〜15重量%の割合で含有する焼成されたふっ素樹脂の平滑な面となっている結果、部分凸球面状外面での該外層の排気ガスの熱の作用による溶融現象を回避し得、また外層のその外部に露出した部分凸球面状外面と相手材表面との摺接において、ふっ素樹脂に含有された黒鉛粉末の潤滑被膜が相手材表面に形成される結果、球面管継手部位の相対角変位は異常摩擦音を発生することなく許容されることになる球帯状シール体を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態の例を図に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの例に何等限定されないのである。
<耐熱シート材について>
耐熱シート材には、膨張黒鉛からなる耐熱シート材が使用される。膨張黒鉛は、米国ユニオンカーバイド社製の「グラフォイル(商品名)」あるいは日本カーボン社製の「ニカフィルム(商品名)」など、厚さが0.2mm〜1.0mmのシート状のものが使用されて好適である。
<補強材について>
補強材は、鉄系としてオーステナイト系のSUS304若しくはSUS316又はフェライト系のSUS430等のステンレス鋼線又は鉄線(JIS−G−3532)もしくは亜鉛メッキ鉄線(JIS−G−3547)、また銅系として銅−ニッケル合金(白銅)、銅−ニッケル−亜鉛合金(洋白)、黄銅、ベリリウム銅からなる線径0.10〜0.32mm程度の細線材を1本又は2本以上使用して織ったり、編んだりして形成された網目3mm〜6mm程度の金網を使用して好適である。
<ふっ素樹脂について>
被覆層を形成するふっ素樹脂組成物としては、PTFE、PFA、FEP及びETFEから選択され、これらふっ素樹脂に対し、1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%、さらに好ましくは4〜8重量%の割合で黒鉛粉末が含有される。
<球帯状シール体の製造方法について>
(第一工程)図3に示すように、金属細線を円筒状に編んで形成された筒状金網1をローラ2及び3間に通して所定の幅Dの帯状金網4を作製し、帯状金網4を所定の長さLに切断した補強材5又は金属細線を織ったり、編んだりすることによって直接形成される帯状金網4を所定の幅Dと長さLとに切断した補強材5を準備する。
(第二工程)図4に示すように、補強材5の幅Dに対して1.1×Dから2.1×Dの幅dを有すると共に補強材5の長さLに対して1.30×Lから2.70×Lの長さlを有するように切断された膨張黒鉛からなる耐熱シート材6を準備する。
(第三工程)後述する球帯状シール体30(図1参照)において部分凸球面状面29の軸方向の少なくとも一方の端縁側の環状端面である大径側の環状端面31に全体的に耐熱材が露出するようにすべく、図5に示すように、部分凸球面状面29の大径側の環状端面31となる補強材5の幅方向の少なくとも一方の端縁7から0.1×Dから0.8×Dだけ耐熱シート材6が幅方向にはみ出すと共に端縁7からの耐熱シート材6の幅方向のはみ出し量δ1が部分凸球面状面29の小径側の環状端面32となる補強材5の幅方向の他方の端縁8からのはみ出し量δ2よりも多くなるようにすると共に補強材5の長さ方向の一方の端縁9から0.30×Lから1.70×Lだけ耐熱シート材6が長さ方向にはみ出すと共に補強材5の長さ方向の他方の端縁10と当該端縁10に対応する耐熱シート材6の長さ方向の端縁11とを実質的に一致させて、補強材5と耐熱シート材6との幅方向及び長さ方向を合致させて当該補強材5と耐熱シート材6とを互いに重ね合わせた重合体12を得る。
(第四工程)重合体12を図6に示すように耐熱シート材6を内側にしてうず巻き状であって耐熱シート材6が1回多くなるように捲回して、内周側及び外周側の両方に耐熱シート材6が露出した筒状母材13を形成する。耐熱シート材6としては、筒状母材13における耐熱シート材6の巻き回数が補強材5の巻き回数よりも多くなるように、補強材5の長さLに対して1.30×Lから2.70×Lの長さlを有したものが予め準備される。筒状母材13においては、図7に示すように、耐熱シート材6は、幅方向の一方の端縁側において補強材5の一方の端縁7から幅方向にδ1だけはみ出しており、また耐熱シート材6の幅方向の他方の端縁側において補強材5の他方の端縁8から幅方向にδ2だけはみ出している。
(第五工程)前記耐熱シート材6と同様であるが、幅Dよりも小さい幅dを有すると共に筒状母材13を1回巻きできる程度の長さlを有した図8に示すような耐熱シート材6を別途用意する。一方、前記第一工程で説明したように、金属細線を編んで筒状金網1を形成したのち、これをローラ2及び3間に通して作製した帯状金網4からなる補強材5を別に準備し、図9に示すように補強材5内に上記の別途用意した耐熱シート材6を挿入する。一方、PTFE、PFA、FEP及びETFEから選択されるふっ素樹脂の水性ディスパージョン(固形分60%、水分40%)100重量部に対して0.6〜10.6重量部の割合で黒鉛粉末を含有したふっ素樹脂組成物の水性ディスパージョン(コーティング材:ふっ素樹脂85〜99重量%、黒鉛粉末1〜15重量%)を作製し、該水性ディスパージョンを刷毛塗り、ローラ塗り、スプレー等の手段で、図8に示す耐熱シート材6と同様の寸法を有するようにして更に別途準備された耐熱シート材6の一方の表面に被覆し、斯かる水性ディスパージョン(コーティング材)が被覆された耐熱シート材6をふっ素樹脂の融点以上の温度であって分解点以下の温度で5分間ないし10分間焼成し、図10に示すようにふっ素樹脂組成物が焼成されてなる被覆層14を耐熱シート材6に形成する。一方の表面に被覆層14が形成された耐熱シート材6を、図9に示すように該被覆層14が形成された面と反対側の面を前述した内部に耐熱シート材6が挿入された帯状金網4からなる補強材5と接触するようにして当該補強材5に重ね合わせると共にこれらを図11に示すように、ローラ15及び16間に通して一体化させ、別の耐熱シート材6と該別の耐熱シート材6を覆って配した帯状金網4からなる別の補強材5と表面にふっ素樹脂組成物からなる被覆層14を有する耐熱シート材6とからなる外層形成部材17を形成する。
(第六工程)このようにして得た外層形成部材17を前記筒状母材13の外周面に捲回し、図12に示すような予備円筒成形体18を作製する。
(第七工程)内面に円筒壁面20と円筒壁面20に連なる部分凹球面壁面21と部分凹球面壁面21に連なる貫通孔22とを備え、貫通孔22に段付きコア23を嵌挿することによって内部に円筒中空部24と該円筒中空部24に連なる球帯状中空部25とが形成された図13に示すような金型26を準備し、該金型26の段付きコア23に予備円筒成形体18を挿入する。
金型26の円筒中空部24及び球帯状中空部25に位置せしめられた予備円筒成形体18をコア軸方向に1トン/cm〜3トン/cmの圧力で圧縮成形し、図1及び図2に示すような、中央部に貫通孔27を有すると共に円筒内面28と部分凸球面状面29と部分凸球面状面29の大径側及び小径側の環状端面31及び32とにより規定された球帯状基体33と、球帯状基体33の部分凸球面状面29に一体的に形成された外層34とを備えた球帯状シール体30を作製する。
この圧縮成形により、球帯状基体33は、耐熱シート材6からなる耐熱材と帯状金網4からなる補強材5とが圧縮され、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成されて、圧縮された帯状金網4からなる補強材5と、この補強材5の帯状金網4の網目を充填し、かつこの補強材5と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを有しており、外層34は、耐熱シート材6が圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された帯状金網4からなる補強材と、この補強材5及び耐熱材と一体化されたふっ素樹脂組成物とを有しており、外層34において外部に露出した部分凸球面状外面35は、被覆層14のふっ素樹脂組成物を含む平滑な面に形成されており、貫通孔27を規定する円筒内面28には、圧縮された耐熱シート材6からなる球帯状基体33の耐熱材が露出して形成される。
上述した方法によって作製された図1に示す球帯状シール体30において、耐熱シート材6は、内部構造を形成する帯状金網4からなる補強材5と絡み合って一体となっており、部分凸球面状外面35は、被覆層14のふっ素樹脂組成物を含む平滑な面に形成されていると共に部分凸球面状面29の大径側の環状端面31及び小径側の環状端面32は、補強材5からはみ出した耐熱シート材6が曲折されかつ展延されることによって膨張黒鉛からなる耐熱材でもって形成されている。
第四工程において、重合体12を耐熱シート材6を内側にしてうず巻き状に捲回する代わりに、帯状金網4からなる補強材5を内側にしてうず巻き状に捲回して筒状母材13を形成すると、球帯状基体33の金網からなる補強材5が円筒内面28において部分的に露出している球帯状シール体30を製造することができる。
球帯状シール体30は、例えば図14に示す排気管球面継手に組込まれて使用される。すなわち、図14に示す排気管球面継手において、エンジン側に連結された上流側排気管100の外周面には、管端部101を残してフランジ200が立設されており、管端部101には、球帯状シール体30が貫通孔27を規定する円筒内面28において嵌合されており、大径側の環状端面31において球帯状シール体30がフランジ200に当接されて着座せしめられており、上流側排気管100と相対峙して配されていると共にマフラー側に連結された下流側排気管300には、凹球面部302と凹球面部302に連接されたフランジ部303とを一体に備えた径拡大部301が固着されており、凹球面部302の内面304が球帯状シール体30の部分凸球面状外面35に摺接されている。
図14に示す排気管球面継手において、一端がフランジ200に固定され、他端が径拡大部301のフランジ部303を挿通して配された一対のボルト400とボルト400の膨大頭部及びフランジ部303の間に配された一対のコイルバネ500とにより、下流側排気管300には、常時、上流側排気管100方向にバネ力が付勢されている。そして、斯かる排気管球面継手は、上、下流側排気管100、300に生じる相対角変位に対しては、球帯状シール体30の部分凸球面状外面35と下流側排気管300の端部に形成された径拡大部301の凹球面部302の内面304との摺接でこれを許容するようになっている。
次に、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に何等限定されないのである。
<実施例1〜3>
金属細線として線径0.28mmのオーステナイト系ステンレス鋼線(SUS304)を2本使用して網目3mmの円筒状編組金網を作製し、これをローラ間に通して帯状金網とし、これを補強材とした。耐熱シート材として厚さ0.38mmの膨張黒鉛シート(日本カーボン社製「ニカフィルム(商品名)」を使用した。耐熱シート材をうず巻き状に一周分捲回したのち、耐熱シート材の内側に補強材を重ね合わせ、うず巻き状に捲回して最外周に耐熱シート材を位置させた筒状母材を作製した。この筒状母材においては、耐熱シート材の幅方向の両端部はそれぞれ補強材の幅方向に突出している。
上記と同様の金属細線を1本使用して、網目が3mmの円筒状編組金網を作製し、これをローラ間に通して帯状金網とした。上記と同様の耐熱シート材を別途準備し、該耐熱シート材を該帯状金網内に挿入した。上記と同様の耐熱シート材を別途準備し、該耐熱シート材の一方の表面に、ふっ素樹脂としてPTFE〔ダイキン工業社製「ポリフロン(商品名)」〕の水性ディスパージョン(固形分60%)を使用し、この水性ディスパージョン100重量部に対し黒鉛粉末をa:2重量部(実施例1)、b:5重量部(実施例2)、c:7重量部(実施例3)の割合で分散含有させたPTFE組成物(固形分としてa:黒鉛粉末3.2重量%、PTFE96.8重量%、b:黒鉛粉末7.7重量%、PTFE92.3重量%、c:黒鉛粉末10.4重量%、PTFE89.6重量%)の水性ディスパージョンをローラ塗りし、乾燥させるという被覆操作を3回繰り返してPTFE組成物の被覆層を形成した。ついで、これをPTFEの融点(327℃)以上の340℃の温度で10分間焼成し、耐熱シート材の一方の表面に厚さ12μmのPTFE組成物の被覆層を形成した。
被覆層を有する耐熱シート材を、前記内部に耐熱材を保持した帯状金網の上に該被覆層を上方に向けて重ね合わせたのち、これらをローラ間に通して一体化した外層形成部材を作製した。
前記筒状母材の外周面に、上記外層形成部材を被覆層を外側にして捲回して予備円筒成形体を作製した。この予備円筒成形体を図13に示す金型の段付きコアに挿入し、該予備円筒成形体を金型の中空部に位置させた。
金型の中空部に位置させた予備円筒成形体をコア軸方向に2トン/cmの圧力で圧縮成形し、中央部に貫通孔を有すると共に円筒内面と部分凸球面状面と部分凸球面状面の大径側及び小径側の環状端面とにより規定された球帯状基体と、球帯状基体の部分凸球面状面に一体的に形成された外層とを備えた球帯状シール体を作製した。
この圧縮成形により、球帯状基体は、耐熱シート材からなる耐熱材と金網からなる補強材とが圧縮され、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成され、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを有しており、外層は、圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、この補強材及び耐熱材と一体化された黒鉛粉末を含有したPTFE組成物とを有しており、外層において外部に露出した部分凸球面状外面は、焼成された前記PTFE組成物を含む平滑な面となり、貫通孔を規定する円筒内面は、球帯状基体の圧縮された耐熱材が露出した面となり、部分凸球面状外面の大径側及び小径側の環状端面には、耐熱シート材において補強材から幅方向にはみ出した部分が曲折されかつ展延されて得られた耐熱材が露出している。
<実施例4>
前記実施例と同様にして筒状母材を作製した。上記実施例と同様にして内部に耐熱材を挿入保持した帯状金網を作製した。上記実施例と同様の耐熱材を別途準備し、該耐熱材の一方の表面に、ふっ素樹脂としてFEP〔ダイキン工業社製「ネオフロンFEP(商品名)」〕の水性ディスパージョン(固形分60%)を使用し、この水性ディスパージョン100重量部に対し黒鉛粉末を5重量部の割合で分散含有させたFEP組成物(固形分として黒鉛粉末7.7重量%、FEP92.3重量%)の水性ディスパージョンをローラ塗りし、乾燥させるという被覆操作を3回繰り返してFEP組成物の被覆層を形成した。ついで、これをFEPの融点(270℃)以上の340℃の温度で10分間焼成し、耐熱シート材の一方の表面に厚さ12μmの焼成されたFEP組成物の被覆層を形成した。以下、実施例1と同様の方法で球帯状シール体を作製した。
このものの球帯状基体は、耐熱シート材からなる耐熱材と金網からなる補強材とが圧縮され、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成され、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを有しており、外層は、圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、この補強材及び耐熱材と一体化された黒鉛粉末を含有したFEP組成物とを有しており、外層において外部に露出した部分凸球面状外面は、焼成された前記FEP組成物を含む平滑な面となり、貫通孔を規定する円筒内面は、球帯状基体の圧縮された耐熱材が露出した面となり、部分凸球面状外面の大径側及び小径側の環状端面には、耐熱シート材において補強材から幅方向にはみ出した部分が曲折されかつ展延されて得られた耐熱材が露出している。
<実施例5>
前記実施例と同様にして筒状母材を作製した。上記実施例と同様にして内部に耐熱材を挿入保持した帯状金網を作製した。上記実施例と同様の耐熱材を別途準備し、該耐熱材の一方の表面に、ふっ素樹脂としてPFA〔ダイキン工業社製「ネオフロンPFA(商品名)」〕の水性ディスパージョン(固形分60%)を使用し、この水性ディスパージョン100重量部に対し黒鉛粉末を5重量部の割合で分散含有させた水性ディスパージョン(固形分として黒鉛粉末7.7重量%、PFA92.3重量%)をローラ塗りし、乾燥させるという被覆操作を3回繰り返してPFA組成物の被覆層を形成した。ついで、これをPFAの融点(280℃)以上の300℃の温度で10分間焼成し、耐熱シート材の一方の表面に厚さ12μmの焼成されたPFA組成物の被覆層を形成した。以下、実施例1と同様の方法で球帯状シール体を作製した。
このものの球帯状基体は、耐熱シート材からなる耐熱材と金網からなる補強材とが圧縮され、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成され、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを有しており、外層は、圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、この補強材及び耐熱材と一体化された黒鉛粉末を含有したPFA組成物とを有しており、外層において外部に露出した部分凸球面状外面は、焼成された前記PFA組成物を含む平滑な面となり、貫通孔を規定する円筒内面は、球帯状基体の圧縮された耐熱材が露出した面となり、部分凸球面状外面の大径側及び小径側の環状端面には、耐熱シート材において補強材から幅方向にはみ出した部分が曲折されかつ展延されて得られた耐熱材が露出している。
<比較例>
前記実施例と同様にして筒状母材を作製した。上記実施例と同様にして内部に耐熱材を挿入保持した帯状金網を作製した。上記実施例と同様の耐熱材を別途準備し、該耐熱材の一方の表面に、ふっ素樹脂としてPTFE〔ダイキン工業社製「ポリフロン(商品名)」〕の水性ディスパージョン(固形分60重量%)を使用し、この水性ディスパージョンをローラ塗りし、乾燥させるという被覆操作を3回繰り返してPTFEの被覆層を形成した。ついで、これをPTFEの融点(327℃)以上の340℃の温度で10分間焼成し、耐熱シート材の一方の表面に厚さ12μmの焼成されたPTFEの被覆層を形成した。
このものの球帯状基体は、耐熱シート材からなる耐熱材と金網からなる補強材とが圧縮され、互いに絡み合って構造的一体性を有するように構成され、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを有しており、外層は、圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、この補強材及び耐熱材と一体化されたPTFEとを有しており、外層において外部に露出した部分凸球面状外面は、焼成されたPTFEの平滑な面となり、貫通孔を規定する円筒内面は、球帯状基体の圧縮された耐熱材が露出した面となり、部分凸球面状外面の大径側及び小径側の環状端面には、耐熱シート材において補強材から幅方向にはみ出した部分が曲折されかつ展延されて得られた耐熱材が露出している。
次に、上述した各実施例及び比較例で得た球帯状シール体を図14に示す排気管球面継手に組み込み、該球帯状シール体の外層の部分凸球面状外面と相手材表面との摺動時の摺動摩擦音(異常摩擦音)の発生の有無について試験した結果について説明する。
<試験方法>
図14に示す排気管継手を使用し、試験モードとして、揺動角度を微小揺動角度(定速走行状態時に発生する微小揺動角度)と一般揺動角度(加減速時に発生する揺動角度)との2水準に設定し、揺動周波数を10Hzと一定に設定して各々の揺動角度にて加振し、図14に示す凹球面部302の外表面温度を200℃〜550℃の温度に達するまで50℃ごとに昇温し、各測定温度に到達した時点で一定時間揺動するという試験を1サイクルとして3サイクル行い、各測定温度における異常摩擦音の発生の有無を測定した。
異常摩擦音の発生の有無の判定は次の基準で行った。
評価記号:A・・摩擦異常音の発生のないもの。
評価記号:B・・試験片に耳を近づけた状態で、かすかに摩擦異常音が聴こえるもの。
評価記号:C・・定位置(試験片から1.5m離れた位置)では生活環境音に掻き消さ れ、一般には判別し難いが試験担当者には摩擦異常音として判別でき るもの。
評価記号:D・・定位置で誰でも摩擦異常音として識別できるもの。
上記評価記号において、評価記号C又はDを示した球帯状シール体は、当該排気管球面継手に使用し難いとの判定をした
前記各実施例及び比較例で得た球帯状シール体について、上記試験条件によって異常摩擦音の発生の有無について試験した結果を表1〜表6に示す。表1は実施例1、表2は実施例2、表3は実施例3、表4は実施例4、表5は実施例5、表6は比較例の試験結果を示す。





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表1から表6に示す試験結果から、実施例1から実施例5の球帯状シール体では試験時間を通して異常摩擦音の発生の有無の評価記号がA又はBを示し、評価記号がC又はDの異常摩擦音の発生は認められなかったことが判る。一方、比較例の球帯状シール体では、異常摩擦音の評価記号がC又はDを示し、排気管球面継手に使用し難い異常摩擦音の発生が認められた。試験終了後のこれら実施例の相手材表面(凹球面部302の内面304)には、ふっ素樹脂組成物の黒鉛の潤滑被膜が形成されていることが観察された。このように実施例の球帯状シール体が評価記号C又はDの異常摩擦音を発生しなかったのは、相手材表面にこの黒鉛の潤滑被膜が形成されたことにより、ふっ素樹脂組成物の被覆層が450℃を超える温度において消失し部分凸球面状外面に耐熱材が露出した場合であっても、該耐熱材と相手材表面とは黒鉛の潤滑被膜を介しての摺動摩擦に移行し、耐熱材と相手材表面との直接的な摺動摩擦が回避されたため、結果として評価記号がC又はDを示す異常摩擦音は発生しなかったものと推察される。
以上の試験結果から、実施例の球帯状シール体は、黒鉛粉末を含有する焼成されたふっ素樹脂組成物を有した外層を具備していることから、相手材との摺動摩擦において排気管球面継手に使用し難い異常摩擦音の発生を来たすことがない。
本発明の実施の形態の一例で製造された球帯状シール体の縦断面図である。 図1に示す球帯状シール体の一部拡大断面図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における補強材の形成方法の説明図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における耐熱材の斜視図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における重合体の斜視図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における筒状母材の平面図である。 図5に示す筒状母材の縦断面図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における耐熱材の斜視図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における帯状金網内に耐熱材を挿入すると共に被覆層を形成した耐熱シート材を重ね合わせた状態を示す説明図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における被覆層を形成した耐熱シートの縦断面図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における外層形成部材の形成方法の説明図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における予備円筒成形体の平面図である。 本発明の球帯状シール体の製造工程における金型中に予備円筒成形体を挿入した状態を示す縦断面図である。 本発明の球帯状シール体を組込んだ排気管球面継手の縦断面図である。 エンジンの排気系の説明図である。
符号の説明
1 筒状金網
4 帯状金網
5 補強材
6 耐熱シート材
12 重合体
13 筒状母材
14 被覆層
17 外層形成部材
18 予備円筒成形体
26 金型
30 球帯状シール体

Claims (3)

  1. 円筒内面と部分凸球面状面と部分凸球面状面の大径側及び小径側の環状端面とにより規定された球帯状基体と、この球帯状基体の部分凸球面状面に一体的に形成されていると共に外部に露出した部分凸球面状外面を有した外層とを備えた、とくに排気管継手に用いられる球帯状シール体であって、球帯状基体は、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材の金網の網目を充填し、かつこの補強材と混在一体化されて圧縮された膨張黒鉛からなる耐熱材とを含んでおり、外層は、膨張黒鉛からなる耐熱材と、この耐熱材に混在一体化された金網からなる補強材と、該耐熱材及び補強材と一体化されていると共に1〜15重量%の黒鉛粉末及び残部ふっ素樹脂からなり、且つ、ふっ素樹脂の融点以上の温度で焼成されたふっ素樹脂組成物とを有しており、外層のその外部に露出した部分凸球面状外面は、前記1〜15重量%の黒鉛粉末及び残部ふっ素樹脂からなると共にふっ素樹脂の融点以上の温度で焼成されたふっ素樹脂組成物の平滑な面となっており、ふっ素樹脂は、四ふっ化エチレン樹脂、四ふっ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体及び四ふっ化エチレン−六ふっ化プロピレン共重合体から選択される球帯状シール体。
  2. 球帯状基体の膨張黒鉛からなる耐熱材が円筒内面において露出している請求項1に記載の球帯状シール体。
  3. 球帯状基体の金網からなる補強材が円筒内面において露出している請求項1又は2に記載の球帯状シール体。
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