JP4951094B2 - 電子機器の冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子機器の冷却構造に関する。
通信システム等の電子機器システムに用いられる電子機器は、機器筐体の内部に発熱体である各種の電子部品を備える。電子部品での発熱により、電子部品の性能が低下する。このため、電子機器には、電子部品で発生した熱を制御するための冷却構造が設けられている。また、このような電子機器では、小型化及び電子部品の大容量化が求められている。したがって、このような要望を満たす冷却構造が電子機器に採用されている。
例えば、ある電子機器は、機器筐体と、機器筐体の内部に設けられる電子機器と、電子機器で発生した熱を機器筐体に伝導する放熱部材とを備える。この電子機器では、冷却ファンで機器筐体の外壁部を冷却することにより放熱を行う強制空冷方式の冷却構造が、採用されている。
特開2007−294532号公報
しかし、機器筐体の内部に複数の発熱体が設けられる場合等には、機器筐体は複数の分割筐体から構成される。この場合、それぞれの分割筐体に伝導された熱を有効に放熱するため、それぞれの分割筐体ごとに冷却ファンを設けたり、空気の流れを分岐する分岐構造を設けたりする必要がある。このような構成にすることにより、冷却構造が複雑化し、電子機器が大型化してしまう。
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、発熱体で発生した熱を有効に放熱し、構成の単純化及び電子機器の小型化を実現させる電子機器の冷却構造を提供することにある。
本発明のある態様では、第1の筐体と、前記第1の筐体に対して積層状態で設けられる第2の筐体と、前記第1の筐体の内部に設けられる第1の発熱体と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の積層方向について前記第1の発熱体の前記第2の筐体側に取り付けられ、前記第1の発熱体で発生した熱が伝導される第1の放熱部材であって、前記積層方向について前記第2の筐体側に突出する複数の第1の放熱フィンを備える第1の放熱部材と、前記積層方向に対して垂直な第1の方向の一方に向けて開口する状態で前記第1の筐体に設けられ、外部から空気を前記第1の筐体の内部に流入させる第1の流入部と、前記第2の筐体の内部に設けられる第2の発熱体と、前記積層方向について前記第2の発熱体の前記第1の筐体側に取り付けられ、前記第2の発熱体で発生した熱が伝導される第2の放熱部材であって、前記積層方向について前記第1の筐体側に突出する複数の第2の放熱フィンを備える第2の放熱部材と、前記積層方向に対して垂直で、かつ、前記第1の方向と交差する第2の方向の一方に向けて開口する状態で前記第2の筐体に設けられ、前記第2の筐体の内部から空気を外部に流出させる第1の流出部と、前記積層方向について前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンとの間に設けられる冷却ファンユニットであって、前記第1の筐体の内部に流入した前記空気を前記第1の放熱フィンに供給案内した後に、前記冷却ファンユニットを通して前記第2の筐体の内部の前記第2の放熱フィンに供給案内し、外部に流出させる冷却ファンユニットと、を具備することを特徴とする電子機器の冷却構造を提供する。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器を第1の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る電子機器を第2の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る電子機器を上方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第1の筐体を第1の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第1の筐体を上方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第1の筐体の分解した状態を第1の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第2の筐体を第1の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第2の筐体を下方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第2の筐体を第2の方向から視た平面図。 第1の実施形態に係る第2の筐体の分解した状態を第2の方向から視た平面図。 第1の実施形態の変形例に係る第1の筐体の内部の構成を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る第1の筐体の内部の構成を示す斜視図。 第2の実施形態に係る第1の筐体の内部を第1の方向から視た平面図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図10を参照して説明する。図1乃至図3は本実施形態の電子機器1の冷却構造を示す図である。図1及び図2に示すように、電子機器1は、第1の筐体2と、第1の筐体2の上側に第1の筐体2に対して積層状態で設けられる第2の筐体3とを備える。第1の筐体2及び第2の筐体3は、固定具5により位置決めされた状態で固定されている。すなわち、固定具5が、第1の筐体2及び第2の筐体3を位置決めされた状態で固定する固定部材となっている。
ここで、第1の筐体2及び第2の筐体3の積層方向(図1及び図2の上下方向)に対して垂直な所定の方向を第1の方向(図3の矢印A、Bの方向)とする。また、積層方向に対して垂直で、かつ、第1の方向と交差する方向(本実施形態では第1の方向に垂直な方向)を第2の方向(図3の矢印C、Dの方向)とする。図1は、電子機器1を第1の方向の一方から視た図である。図2は、電子機器1を第2の方向の一方から視た図である。図3は、電子機器1を上方向(積層方向の一方)から視た図である。
図4乃至図6は、第1の筐体2の構成を示す図である。図4及び図6は、第1の筐体2を第1の方向の一方から視た図である。図5は、第1の筐体2を上方向(積層方向の一方)から視た図である。
図4及び図6に示すように、第1の筐体2は、底付筒状体11を備える。底付筒状体11の上側(積層方向について第2の筐体3側)には、第1の放熱部材12が取付けられている。第1の筐体2の内部には、例えば電源部等の電子部品である第1の発熱体13が設けられている。第1の発熱体13は、第1の放熱部材12の下側の面に取り付けられている。すなわち、積層方向について第1の発熱体13の第2の筐体3側に、第1の放熱部材12が取り付けられている。第1の発熱体13で発生した熱は、第1の放熱部材12に伝導される。第1の放熱部材12は、上側(積層方向について第2の筐体3側)に突出する複数の第1の放熱フィン14を備える。第1の放熱フィン14は、互いに間隔を空けた状態で第1の方向に延設されている。すなわち、第1の放熱フィン14は、互いに間隔を空けた状態で第1の方向に延設される第1の板状フィンとなっている。また、第1の方向について底付筒状体11の一方の側面には、外部接続部15が設けられている。外部接続部15は、配線(図示しない)により第1の発熱体13に接続されている。
第1の放熱部材12の上側(積層方向について第2の筐体3側)には、カバー部材16が取付けられている。カバー部材16は、第1の方向の一方に向けて開口する第1の流出部17Aと、第1の方向の他方に向けて開口する第2の流出部17Bとを備える。すなわち、第1の流出部17Aが第1の方向の一方に向けて開口する状態で第1の筐体2に設けられ、第2の流出部17Bが第1の方向の他方に向けて開口する状態で第1の筐体2に設けられている。第1の流出部17A及び第2の流出部17Bを設けることにより、第1の筐体2の内部の第1の放熱フィン14が位置する領域が、電子機器1の外部に対して開放される。
図5及び図6に示すように、カバー部材16の上壁には、2つの孔状部18A,18Bが設けられている。カバー部材16には、冷却ファンユニット31が孔状部18A,18Bに挿入される状態で、取り付けられている。冷却ファンユニット31は、孔状部18Aに挿入される冷却ファン32Aと、孔状部18Bに挿入される冷却ファン32Bとを備える。それぞれの冷却ファン32A、32Bは、流出側が下方向(第1の放熱部材12が配置される方向)を向いた状態で配置されている。このような構成にすることにより、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを通して第1の放熱フィン14に空気が供給案内される。そして、第1の放熱フィン14に供給案内された空気は、第1の放熱フィン14同士の間を第1の放熱フィン14に沿って第1の方向に移動し、第1の流出部17A又は第2の流出部17Bを通って電子機器1の外部に流出される。
図7乃至図10は、第2の筐体3の構成を示す図である。図7は、第2の筐体3を第1の方向の一方から視た図である。図8は、第2の筐体3を下方向(積層方向の他方)から視た図である。図9及び図10は、第2の筐体3を第2の方向の一方から視た図である。
図9及び図10に示すように、第2の筐体3は、蓋付筒状体21を備える。蓋付筒状体21の下側(積層方向について第1の筐体2側)には、第2の放熱部材22が取付けられている。第2の筐体3の内部には、例えば増幅器等の電子部品である第2の発熱体23が設けられている。第2の発熱体23は、第2の放熱部材22の上側の面に取り付けられている。すなわち、積層方向について第2の発熱体23の第1の筐体2側に、第2の放熱部材22が取り付けられている。第2の発熱体23で発生した熱は、第2の放熱部材22に伝導される。第2の放熱部材22は、下側(積層方向について第1の筐体2側)に突出する複数の第2の放熱フィン24を備える。第2の放熱フィン24は、互いに間隔を空けた状態で第2の方向に延設されている。すなわち、第2の放熱フィン24は、互いに間隔を空けた状態で第2の方向に延設される第2の板状フィンとなっている。また、第12の方向について蓋付筒状体21の一方の側面には、外部接続部25が設けられている。外部接続部25は、配線(図示しない)により第2の発熱体23に接続されている。
第2の放熱部材22の下側(積層方向について第1の筐体2側)には、カバー部材26が取付けられている。カバー部材26は、第2の方向の一方に向けて開口する第1の流入部27Aと、第2の方向の他方に向けて開口する第2の流入部27Bとを備える。すなわち、第1の流入部27Aが第2の方向の一方に向けて開口する状態で第2の筐体3に設けられ、第2の流入部27Bが第2の方向の他方に向けて開口する状態で第2の筐体3に設けられている。第1の流入部27A及び第2の流入部27Bを設けることにより、第2の筐体3の内部の第2の放熱フィン24が位置する領域が、電子機器1の外部に対して開放される。また、第1の流入部27A及び第2の流入部27Bが第2の方向に向けて開口するため、図3に示すように、外部からの空気の流入方向(第2の方向)は、外部への空気の流出方向(第1の方向)に対して交差(本実施形態では直交)する。
図8に示すように、カバー部材26の底壁には、孔状部28が設けられている。孔状部28には、第1の筐体2のカバー部材26に取り付けられる冷却ファンユニット31が挿入されている。冷却ファンユニット31のそれぞれの冷却ファン32A、32Bは、孔状部28に挿入され、かつ、流入側が上方向(第2の放熱部材22が配置される方向)を向いた状態で配置されている。すなわち、冷却ファンユニット31は、第1の放熱フィン14と第2の放熱フィン24との間に設けられている。このような構成にすることにより、第1の流入部27A又は第2の流入部27Bを通って第2の筐体3の内部に流入した空気は、第2の放熱フィン24に供給案内される。そして、第2の放熱フィン24に供給案内された空気は、第2の放熱フィン24同士の間を第2の放熱フィン24に沿って第2の方向に移動し後、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを通って、第1の放熱フィン14に供給案内される。
次に、電子機器1の冷却構造の作用について説明する。電子機器1では、第1の筐体2を所定の位置に設置し、第1の筐体2のカバー部材16の上側に第2の筐体3が積層されている。この際、第1の筐体2のカバー部材16には、冷却ファンユニット31が孔状部18A,18Bに挿入される状態で、取り付けられている。第1の筐体2に第2の筐体3を積層した状態では、第2の筐体3のカバー部材26の孔状部28に、第1の筐体2に取り付けられた冷却ファンユニット31が挿入される。そして、第1の筐体2及び第2の筐体3が、固定具5により位置決めされた状態で固定される。この際、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bは、流入側が第2の放熱部材22が配置される方向を、流出側が第1の放熱部材12が配置される方向を向いて配置されている。以上のように、カバー部材16の孔状部18A,18B及びカバー部材26の孔状部28により、冷却ファンユニット31を配置する冷却ファン配置部が形成されている。
第1の筐体2の内部には第1の発熱体13が、第2の筐体3の内部には第2の発熱体23が設けられている。第1の発熱体13で発生した熱は、第1の放熱部材12に伝導される。同様に、第2の発熱体23で発生した熱は、第2の放熱部材22に伝導される。
放熱を行う際には、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを駆動する。冷却ファン32A、32Bを駆動することにより、電子機器1の外部の空気が、第1の流入部27A又は第2の流入部27Bを通って第2の筐体3の内部に流入し、第2の放熱フィン24に供給案内される。そして、第2の放熱フィン24に供給案内された空気は、第2の放熱フィン24同士の間を第2の放熱フィン24に沿って第2の方向に移動する。これにより、第2の放熱部材22に伝導された熱が、第2の放熱フィン24から放熱される。そして、第2の放熱フィン24から熱が伝達された空気は、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを通って、第2の筐体3の外部に移動する。これにより、第2の発熱体23で発生した熱が第2の筐体3の外部に放熱される。
そして、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを通った空気は、第1の筐体2の内部に移動して、第1の放熱フィン14に供給案内される。第1の放熱フィン14に供給案内された空気は、第1の放熱フィン14同士の間を第1の放熱フィン14に沿って第1の方向に移動する。これにより、第1の放熱部材12に伝導された熱が、第1の放熱フィン14から放熱される。そして、第1の放熱フィン14から熱が伝達された空気は、第1の流出部17A又は第2の流出部17Bを通って電子機器1の外部に流出される。これにより、第1の発熱体13で発生した熱が第1の筐体2の外部に放熱される。
そこで、上記構成の電子機器1の冷却構造では、以下の効果を奏する。すなわち、電子機器1では、内部に第1の発熱体13が設けられる第1の筐体2と、内部に第2の発熱体23が設けられる第2の筐体3とが積層状態で配置されている。第1の発熱体13で発生した熱は第1の放熱部材12に伝導され、第2の発熱体23で発生した熱は第2の放熱部材22に伝導される。また、積層方向について第1の放熱部材12と第2の放熱部材22との間には、冷却ファンユニット31が設けられている。冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを駆動することにより、電子機器1の外部の空気が、第1の流入部27A又は第2の流入部27Bを通って第2の筐体3の内部に流入し、第2の放熱部材22の第2の放熱フィン24に供給案内される。そして、冷却ファンユニット31の冷却ファン32A、32Bを通って、第1の放熱部材12の第1の放熱フィン14に供給案内され第1の流出部17A又は第2の流出部17Bを通って電子機器1の外部に流出される。これにより、単純な構成の冷却構造を用いて、第1の筐体2の内部の第1の発熱体13及び第2の筐体3の内部の第2の発熱体23の両方の熱制御を行うことができる。また、このような構成の冷却構造では、冷却ファンユニット31の送風容量を高めることなく、最小限の送風容量で第1の発熱体13及び第2の発熱体23の熱制御を行うことができる。
また、電子機器1の冷却構造では、第1の流入部27A又は第2の流入部27Bを通して第2の方向から、第2の筐体3の内部に外部の空気が流入する。そして、第1の流出部17A又は第2の流出部17Bを通して第2の方向と交差する第1の方向へ、第1の筐体2の内部から空気が流出する。すなわち、第2の方向から電子機器1の内部に空気が流入し、第2の方向と交差する第1の方向へ電子機器1の内部から空気が流出する。このような構成にすることにより、第1の放熱フィン14及び第2の放熱フィン24から熱が伝達された後に、電子機器1の外部に流出された空気が、再び電子機器1の内部に流入することが防止される。これにより、第1の発熱体13及び第2の発熱体23で発生した熱をより有効に放熱することができる。
また、電子機器1では、第1の放熱フィン14は、互いに間隔を空けた状態で第1の方向に延設される第1の板状フィンである。同様に、第2の放熱フィン24は、互いに間隔を空けた状態で第2の方向に延設される第2の板状フィンである。このような構成にすることにより、第1の放熱フィン14に供給案内された空気は、第1の放熱フィン14同士の間を第1の放熱フィン14に沿って第1の方向に移動する。これにより、第1の放熱部材12に伝導された熱が、第1の放熱フィン14から放熱される。同様に、第2の放熱フィン24に供給案内された空気は、第2の放熱フィン24同士の間を第2の放熱フィン24に沿って第2の方向に移動する。これにより、第2の放熱部材22に伝導された熱が、第2の放熱フィン24から放熱される。したがって、第1の発熱体13及び第2の発熱体23で発生した熱をより有効に放熱することができる。
また、電子機器1の冷却構造では、第2の方向について両方向から外部の空気が、第2の筐体3の内部に流入する。また、第1の方向について両方向へ、第1の筐体2の内部から空気が流出する。対向する方向から空気を流入させる衝突冷却を用いることにより、第1の発熱体13及び第2の発熱体23で発生した熱をより有効に放熱することができる。
また、電子機器1では、第1の筐体2のカバー部材16に、冷却ファンユニット31が孔状部18A,18Bに挿入される状態で、取り付けられている。第1の筐体2に第2の筐体3を積層した状態では、第2の筐体3のカバー部材26の孔状部28に、第1の筐体2に取り付けられた冷却ファンユニット31が挿入される。すなわち、カバー部材16の孔状部18A,18B及びカバー部材26の孔状部28により、冷却ファンユニット31を配置する冷却ファン配置部が形成されている。第1の筐体2及び第2の筐体3により冷却ファン配置部が形成されるため、積層方向について電子機器1の寸法が小さくなり、電子機器1の小型化を実現することができる。
さらに、電子機器1は、第1の筐体2及び冷却ファンユニット31を備えるユニットと、第2の筐体を備えるユニットとに分割可能である。このため、それぞれのユニットごとに運搬、組み立て等を行うことが可能であり、電子機器1を製造する際の作業性が向上する。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態では、第1の放熱フィン14は、互いに間隔を空けた状態で第1の方向に延設される第1の板状フィンであり、第2の放熱フィン24は、互いに間隔を空けた状態で第2の方向に延設される第2の板状フィンである。しかし、別の実施形態では、第1の放熱フィン14及び第2の放熱フィン24は、上述の構成に限るものではない。すなわち、第1の放熱部材12は、積層方向について第2の筐体3側に突出する複数の第1の放熱フィン14を備えればよい。同様に、第2の放熱部材22は、積層方向について第1の筐体2側に突出する複数の第2の放熱フィン24を備えればよい。例えばある実施形態では、図11に示すように、第1の放熱部材12が、積層方向について第2の筐体3側に突出する複数のピン状放熱フィン41を備えてもよい。
また、第1の実施形態では、第2の筐体3に第1の流入部27A及び第2の流入部27Bを設け、第1の筐体2に第1の流出部17A及び第2の流出部17Bを設けている。しかし、別の実施形態では、第1の筐体2に流入部を設け、第2の筐体3に流出部を設けてもよい。
また、第1の実施形態では、第1の流入部27A及び第2の流入部27Bの2つの流入部が設けられ、第1の流出部17A及び第2の流出部17Bの2つの流出部が設けられている。しかし、別の実施形態では、1つの流入部と1つの流出部とが設けられる構成でもよい。例えばある実施形態では、積層方向に対して垂直な第1の方向の一方に向けて開口する流出部が第1の筐体2に設けられ、積層方向に対して垂直で、かつ、第1の方向と交差する第2の方向の一方に向けて開口する流入部が第2の筐体3に設けられている。
また、第1の実施形態では、冷却ファンユニット31は2つの冷却ファン32A、32Bを備える。しかし、別の実施形態では、冷却ファンが1つの冷却ファンユニット31を用いてもよい。
さらに、第1の実施形態では、カバー部材16の孔状部18A,18B及びカバー部材26の孔状部28により、冷却ファンユニット31を配置する冷却ファン配置部が形成されている。しかし、別の実施形態では、第1の筐体2及び第2の筐体3の少なくとも一方により、冷却ファンユニット31を配置する冷却ファン配置部が形成されていればよい。例えばある実施形態では、第1の筐体2のカバー部材16の孔状部18A,18Bにより、冷却ファン配置部が形成される。この場合、第2の筐体3のカバー部材26は、底壁が設けられない構成となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図12及び図13を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図12及び図13は、本実施形態の第1の筐体2の内部の構成を示す図である。ここで、図13は、第1の筐体2を第1の方向の一方から視た図である。図12及び図13に示すように、第1の筐体2では、底付筒状体11の上側(積層方向について第2の筐体3側)に、第1の放熱部材12が取り付けられている第1の放熱部材12は、上側(積層方向について第2の筐体3側)に突出する複数の第1の放熱フィン14を備える。第1の放熱フィン14は、互いに間隔を空けた状態で第1の方向に延設される第1の板状フィンである。
複数の第1の放熱フィン14の一部の第1の放熱フィン14は、他の第1の放熱フィン14より突出する寸法が小さい小突出部51を備える。一部の第1の放熱フィン14に小突出部51を設けることにより、小突出部51の上側に空間52が形成される。空間52には、冷却ファンユニット31が挿入される。すなわち、小突出部51により、冷却ファンユニット31が挿入される空間52が形成される。
そこで、上記構成の電子機器1の冷却構造では、第1の実施形態での効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、電子機器1では、一部の第1の放熱フィン14は、他の第1の放熱フィン14より突出する寸法が小さい小突出部51を備える。そして、小突出部51の上側に形成される空間52に、冷却ファンユニット31が挿入される。このような構成にすることにより、例えば第2の筐体3のカバー部材26(第1の実施形態を参照)を設ける必要がなくなる。これにより、積層方向について第1の筐体2及び第2の筐体3の寸を小さくすることが可能となる。したがって、電子機器1をより小型化することができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、一部の第1の放熱フィン14が、他の第1の放熱フィン14より突出する寸法が小さい小突出部51を備える。しかし、別の実施形態では、第1の放熱フィン14及び第2の放熱フィン24の少なくとも一方の少なくとも一部の放熱フィン14,24が、他の放熱フィン14,24より突出する寸法が小さい小突出部51を備えればよい。例えばある実施形態では、一部の第2の放熱フィン24が、他の第2の放熱フィン24より突出する寸法が小さい小突出部51を備える。この場合、小突出部51の下側に、冷却ファンユニット31が挿入される空間52が形成される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
1…電子機器、2…第1の筐体、3…第2の筐体、12…第1の発熱体、13…第1の放熱部材、14…第1の放熱フィン、17A,17B…流出部、22…第2の発熱体、23…第2の放熱部材、24…第2の放熱フィン、27A,27B…流入部、31…冷却ファンユニット、32A,32B…冷却ファン。

Claims (5)

  1. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対して積層状態で設けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体の内部に設けられる第1の発熱体と、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の積層方向について前記第1の発熱体の前記第2の筐体側に取り付けられ、前記第1の発熱体で発生した熱が伝導される第1の放熱部材であって、前記積層方向について前記第2の筐体側に突出する複数の第1の放熱フィンを備える第1の放熱部材と、
    前記積層方向に対して垂直な第1の方向の一方に向けて開口する状態で前記第1の筐体に設けられ、外部から空気を前記第1の筐体の内部に流入させる第1の流入部と、
    前記第2の筐体の内部に設けられる第2の発熱体と、
    前記積層方向について前記第2の発熱体の前記第1の筐体側に取り付けられ、前記第2の発熱体で発生した熱が伝導される第2の放熱部材であって、前記積層方向について前記第1の筐体側に突出する複数の第2の放熱フィンを備える第2の放熱部材と、
    前記積層方向に対して垂直で、かつ、前記第1の方向と交差する第2の方向の一方に向けて開口する状態で前記第2の筐体に設けられ、前記第2の筐体の内部から空気を外部に流出させる第1の流出部と、
    前記積層方向について前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンとの間に設けられる冷却ファンユニットであって、前記第1の筐体の内部に流入した前記空気を前記第1の放熱フィンに供給案内した後に、前記冷却ファンユニットを通して前記第2の筐体の内部の前記第2の放熱フィンに供給案内し、外部に流出させる冷却ファンユニットと、
    を具備することを特徴とする電子機器の冷却構造。
  2. 前記第1の放熱フィンは、互いに間隔を空けた状態で前記第1の方向に延設される第1の板状フィンを含み、
    前記第2の放熱フィンは、互いに間隔を空けた状態で前記第2の方向に延設される第2の板状フィンを含むことを特徴とする請求項1の電子機器の冷却構造。
  3. 前記第1の放熱フィン及び前記第2の放熱フィンの少なくとも一方の少なくとも一部の前記放熱フィンは、他の前記放熱フィンより突出する寸法が小さく、前記冷却ファンユニットが挿入される空間を形成する小突出部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  4. さらに前記第1の方向の他方に向けて開口する状態で前記第1の筐体に設けられ、前記冷却ファンユニットにより前記第1の放熱フィンに供給案内される前記空気を外部から前記第1の筐体の内部に流入させる第2の流入部と、
    前記第2の方向の他方に向けて開口する状態で前記第2の筐体に設けられ、前記冷却ファンユニットにより前記第2の放熱フィンに供給案内された前記空気を前記第2の筐体の内部から外部に流出させる第2の流出部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  5. さらに前記第1の筐体及び前記第2の筐体を位置決めされた状態で固定する固定部材を具備することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
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