JP4949896B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子キー等の携帯機との認証によりエンジン等の駆動源の始動が実行可能な車両に搭載された車両制御装置に関する。
従来、車両のエンジン等の始動時に、運転者により電子キー等の携帯機がスロットに挿入されたときに、この挿入された電子キー等が該車両用の専用キーであることの電子的な認証を行い、認証が成立したときに始動の許可を行う技術(電子キー機能)が知られている。また、車両のエンジン等の始動時に、携帯機を所持した運転者がスタートスイッチを押圧操作することにより、スロットに電子キーを挿入することなく、運転者が電子キー等と相互通信を介して認証を行い、始動の許可を行う技術(スマート機能)が知られている。そして、スマート機能及び電子キー機能が両方備えられた車両も知られている。
このスマート機能及び電子キー機能が両方備えられた車両では、スマート機能で、電子キーに搭載されたバッテリの低下や通信状態の不良等により認証が成立しない場合に、電子キー機能を用いて、エンジンの始動を行うことができる。すなわち、スマート機能では、例えば、携帯機の備える送受信手段を介して、車両から車室内に送信される要求信号を受信し、この要求信号に応じて認証コードを送信することにより認証が行われる。このとき、携帯機の送受信手段は、当該携帯機に搭載されたバッテリ等の電源により駆動されるが、バッテリの低下により動作不可となる。一方、電子キー機能では、例えば、スロットに携帯機を挿入し、駆動電波を携帯機で受信することにより、携帯機で起電力が発生して所定の認証コードが送信されて認証が行われるので、携帯機側に駆動電源がなくても動作可能である。よって、スマート機能と電子キー機能を併用することで、より信頼性の高いシステムを提供することができる。
このため、スマート機能と電子キー機能を切り替えるための技術が提案されている。例えば、スマート機能による認証が成立しないと判断された場合に、電子キー機能に切り替えられる技術が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術では、スマート機能による認証が成立しないと判断された状態で、運転者がスタートスイッチを操作することにより電子キー機能に切り替えられる。また、この特許文献1の技術とは他の技術として、例えば、電子キーがスロットに挿入されたことを検知するセンサを備え、電子キーがスロットに挿入されたことが検知された場合に、スマート機能から電子キー機能に切り替えられる技術が挙げられる。
特開2004−359057号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、電子キー機能は、あくまでも非常時に用いられる制御である。これに対して、運転者によっては、より頻繁に電子キー機能を使用することも考えられる。しかし、特許文献1の装置では、スマート機能による認証が成立しないと判断されたという特殊な状態で、運転者が切り替えのためにスタートスイッチを操作して、電子キー機能に切り替える必要がある。このため、運転者が電子キー機能を使用したい場合に、電子キー機能への切り替えが容易に行われず、利便性が良くないという問題がある。
これに対して、キー挿入検知センサ等の検知結果に応じてスマート機能から電子キー機能に切り替えられる技術では、運転者が電子キーをスロットに挿入するだけで電子キー機能への切り替えが行われるので、利便性は向上する。しかしながら、この技術では、キー挿入検知センサの検知結果に依存するため、当該センサが故障した場合にエンジンの始動が困難となるという問題がある。すなわち、キー挿入検知センサが、キーが挿入されていないにもかかわらず挿入されたと誤検知した場合、電子キー機能に切り替えられてしまうため、例えば運転者がセンサの誤検知に気付いて電子キーをスロットに挿入する等の操作を行わなければ、エンジンの始動ができなくなる。また、キー挿入検知センサが、キーが挿入されているにもかかわらず挿入されていないと誤検知した場合、電子キー機能に切り替わらないため、例えばバッテリが低下してスマート機能が動作しないときは、エンジンの始動ができなくなる。
本発明は、上記事情に鑑み、スマート機能と電子キー機能を、運転者による切り替え操作を必要とせずに切り替えて、かつ携帯機の挿入が誤検知された場合でも携帯機との認証を適切に実行し、エンジン等の駆動源を始動可能とすることができる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明の車両制御装置は、車両に設けられて、前記車両の駆動源を始動可能とする際に操作されるスタートスイッチと、前記車両に設けられて、第1の通信による該車両との相互通信を行う機能と、第2の通信による該車両との相互通信を行う機能とを有する携帯機が挿入されるスロットと、前記スタートスイッチが操作されたことを条件として前記スロットに前記携帯機が挿入されているか否かを検知する携帯機挿入検知手段と、前記携帯機との前記第1の通信により、該携帯機が前記車両に予め登録された携帯機であることを電子的に認証する第1の認証処理を実行する第1の認証手段と、前記スロットに挿入された前記携帯機との前記第2の通信により、該携帯機が前記車両に予め登録された携帯機であることを電子的に認証する第2の認証処理を実行する第2の認証手段と、前記第1及び第2の認証手段のうち少なくともいずれかにより認証が成立した場合に、前記車両の駆動源を始動可能とする始動制御手段と、少なくとも前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていないと検知されたときには、前記第1の認証手段に第1の認証処理を実行させる認証制御手段とを備え、前記携帯機が、第1の通信では、前記車両から所定の第1の領域に送信される要求信号を受信するとともに、前記携帯機に搭載された電源から供給される電力を用いる一方、前記第2の通信では、前記スロットの内部である第2の領域に送信される駆動電波を受信して、該駆動電波により発生する電力を用いる車両制御装置に関する。
この車両制御装置において、前記認証制御手段は、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていると検知されたときには、前記第2の認証手段に第2の認証処理を実行させると共に、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていると検知されているにもかかわらず前記第2の認証処理により認証が成立しない場合に、前記第1の認証手段により第1の認証処理を実行させることを特徴とする。
この車両制御装置では、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されていないと検知されたときには、第1の通信を用いた第1の認証処理(スマート機能に対応する)が実行され、例えば電子キー等の携帯機が車両に予め登録された携帯機(車両用の専用携帯機)であるか否かが認証される。これにより、運転者がスロットに携帯機を挿入しないで認証させたいときに、該運転者の要望に応じて効率良く認証処理が行われる。そして、第1の認証手段による認証が成立した場合には、第2の認証処理を行うことなく、始動制御手段により駆動源が始動可能とされる。
一方、運転者は、任意に認証処理を選択可能であり、スロットに携帯機を挿入して認証させたい場合もある。そこで、認証制御手段は、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されていると検知されたときには、第2の認証手段に第2の認証処理(電子キー機能に対応する)を実行させる。これにより、運転者がスロットに携帯機を挿入して認証させたいときに、該運転者の要望に応じて効率良く認証処理が行われる。そして、第2の認証手段により認証が成立したときには、第1の認証手段による第1の認証処理を行うことなく、始動制御手段により駆動源が始動可能とされる。
このとき、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されていると検知されたが、第2の認証手段により認証が成立しない場合、携帯機挿入検知手段の故障等により、スロットに携帯機が挿入されていないにもかかわらず、挿入されていると誤検知されている状況が想定される。すなわち、この状況では、実際にスロットに携帯機は挿入されていないため、第2の認証処理により認証が成立しない。そして、このような携帯機挿入検知手段の故障等の状況では、スマート機能を用いれば認証が可能である。そこで、認証制御手段は、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されたと検知されたときに、第2の認証手段により認証が成立しない場合には、第1の認証手段に第1の認証処理を実行させる。これにより、携帯機挿入検知手段の故障等により携帯機が挿入されていると誤検知された場合でも、駆動源の始動が可能である。
したがって、本発明によれば、スマート機能と電子キー機能を、運転者による切り替え操作を必要とせずに切り替え可能であり、且つ携帯機が挿入されていると誤検知された場合でも、携帯機との認証を適切に実行し、エンジン等の駆動源を始動可能とすることができる。
また、第1の所定領域は、例えば車両の車室内であり、携帯機を所持した運転者が車室内に入るだけで、第1の通信により相互通信が確立されて第1の認証処理が可能となる。ただし、この第1の通信は、携帯機に搭載されたバッテリ等の電源により供給される電力を用いて行われるため、バッテリの低下により動作不可となる。一方、第2の所定領域は、例えばスロット内であり、運転者が携帯機をスロットに挿入して駆動電波を携帯機で受信することにより、第2の通信により相互通信が確立されて第2の認証処理が可能となる。この第2の通信は、駆動電波により発生する電力により行われるので、携帯機側に駆動電源がなくても動作可能であり、また、領域が比較的狭いのでより安定に通信できる。よって、例えば携帯機のバッテリの低下や第1の通信の通信不良の際には、運転者が第2の通信を用いた第2の認証処理を選択することで、駆動源の始動が可能となる。したがって、本発明によれば、このような2種類の通信をそれぞれ用いた2種類の認証処理が容易に切り替え可能で、且つ携帯機挿入検知手段の誤検知の場合にも認証処理が適切に実行可能となるものであるから、運転者の利便性を大きく向上することができる。
また、本発明の車両制御装置において、前記認証制御手段は、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていないと検知されたときに、前記第1の認証処理により認証が成立しない場合には、前記第2の認証手段に第2の認証処理を実行させることが好ましい。
すなわち、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されていないと検知されたが、第1の認証手段により認証が成立しない場合には、携帯機挿入検知手段の故障等により、スロットに携帯機が挿入されているにもかかわらず、携帯機が挿入されていないと誤検知された状況が想定される。この状況では、例えば第1の通信の動作不良等のため運転者が携帯機をスロットに挿入して認証させようとしている場合に、第1の認証処理により認証が成立しない。そして、このような携帯機挿入検知手段の故障等の状況では、電子キー機能を用いれば認証が可能である。そこで、認証制御手段は、携帯機挿入検知手段によりスロットに携帯機が挿入されていない検知されたときに、第1の認証処理により認証が成立しない場合には、第2の認証手段に第2の認証処理を実行させる。これにより、携帯機挿入検知手段の故障等により携帯機が挿入されていないと誤検知された場合でも、携帯機との認証を適切に実行し、エンジン等の駆動源を始動可能とすることができる。
本発明の実施形態である車両制御装置により実現される車両制御システムについて、図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、車両制御システムは、本発明の携帯機の一例である電子キー10と、車両1に搭載された車両制御装置20とにより構成される。車両制御システムは、電子キー10と相互通信を行うことにより電子キー10が予め車両1に登録されたキーか否かを認証し、電子キー10の認証が成立した場合にエンジンの始動等を行うシステムである。
車両制御装置20は、電子キー10が挿入されるスロット21、スタートスイッチ23、スロット21を制御すると共にスロット21に挿入された電子キー10の認証を行うスロットECU(electronic control unit,電子制御装置)22、スロット21に挿入されていない電子キー10の認証を行うスマートECU30、電子キー10との間でLF(low frequency)帯域での無線通信を行うためのLFアンテナ31,32、電子キー10との間でRF(radio frequency)帯域での無線通信を行うRFユニット33、電力の供給を制御する電源コントロールユニット25、電源コントロールユニット25に接続されたヒューズボックス26、ステアリングハンドルのロック・アンロックを切り替える電動ステアリングロック(electric steering lock)ECU、及びエンジンを制御するエンジンECU27を備えている。また、車両制御装置20は、エンジンの点火のためのスタータモータ28と、ステアリングハンドルをロックするためのステアリングロック機構34とに接続されている。そして、これらの各構成は、通信ライン40を介して接続されている。
図2(a)に示すように、電子キー10はカード型で、車両1の使用者(運転者)によって所持され、スロット21への挿脱が可能である。また、図1に示すように、電子キー10には、車両制御装置20と後述の第1の通信により相互通信するための通信部12及び制御部13と、通信部12及び制御部13に電力を供給する電源14が内蔵されている。通信部12は、LFアンテナ32及びRFユニット33から送信される信号を受信し、制御部13に受信データを出力する。制御部13は、入力される受信データに応じて、応答データを生成して通信部12に出力する。そして、通信部12は応答データを信号としてRFユニット33に送信する。また、電子キー10には、車両制御装置20と後述の第2の通信により相互通信するためのトランスポンダ11が内蔵されている。トランスポンダ11は、LFアンテナ31から送信される所定の駆動電波を受信して起電力を発生し、その起電力を利用して所定の識別コードを含む応答信号をLFアンテナ31に送信する。
スロット21は、図2(a)に示すように、直方体形状で、電子キー10を挿入するための、スロット21の側面21aに開口したキー挿入スペースが内部に形成されている。スロット21は、車室内の前方に設けられたインストルメントパネルに、ステアリングハンドル近傍に運転者により操作可能に配置されている。詳細には、スロット21は、インストルメントパネルに側面21aが露出するように配置され、電子キー10が挿脱可能とされている。図2(b)は、電子キー10がスロット21に挿入された状態の図を示す。このとき、電子キー10は一部がスロット21の外部に露出された状態となる。
また、図1に示したように、スロット21には、電子キー10がスロット21に挿入されているか否かを検知するキー挿入検知スイッチ41と、挿入された電子キー10がスロット21から抜け落ちないように固定するためのキー固定装置42とが備えられている。
キー挿入検知スイッチ(本発明の携帯機挿入検知手段)41は、機械式接触型のスイッチであり、スロット21の内部にスイッチの可動部が露出するように配置されている。スロット21に電子キー10が挿入されるとキー挿入検知スイッチ41の可動部が押圧され、キー挿入検知スイッチ41からキー挿入検知信号が電源コントロールユニット25、スロットECU22、及びスマートECU30に出力される。
キー固定装置42は、スロット21の内部に進出及び後退するように設けられたプランジャにより構成されている。電子キー10の一側面には係合凹部が形成されており、プランジャは、スロット21に電子キー10が挿入された際に、この係合凹部と対向する位置に設けられている。プランジャを進出させると電子キー10の係合凹部に係合し、これにより、電子キー10がスロット21から離脱不能となってスロット21に固定される。
スタートスイッチ23は、運転者により、エンジンを始動可能とする際や、エンジンを始動する際や、エンジンを停止する際に操作されるスイッチである。スタートスイッチ23は、プッシュボタンスイッチであり、ステアリングハンドル近傍に、その押圧部がインストルメントパネルから露出するように設けられている。スタートスイッチ23が押圧されると、押圧操作信号が電源コントロールユニット25、スロットECU22、及びスマートECU30に出力される。
スロットECU22は、キー挿入検知スイッチ41の検知結果及び電動ステアリングECU29のロック・アンロック状態に基づいて、キー固定装置42を制御する。詳細には、スロットECU22は、キー挿入検知スイッチ41からキー挿入検知信号が出力され、電動ステアリングECU29がアンロック状態のときに、キー固定装置42をオン状態(電子キー10が固定されている状態)にする。
また、スロットECU22は、第2の通信により電子キー10と相互通信を行う。第2の通信で、スロットECU22は、LFアンテナ31を介して所定周波数(例えば125kHz)の駆動電波をスロット21の内部(第2の領域)に出力する。電子キー10は、駆動電波を受信して所定の識別コードを含む応答信号を送信する。この送信された応答信号が、LFアンテナ31により受信されてスロットECU22に出力される。
また、スロットECU22は、その機能として、第2の通信を用いて電子キー10が車両1に予め登録された携帯機であることを電子的に認証する電子キー認証処理(第2の認識処理)を行う第2の認証手段51を備えている。第2の認証手段51は、電源コントロールユニット25から後述の認証実行信号が入力されると電子キー認証処理を実行する。電子キー認証処理で、第2の認証手段51は、スロット21に挿入された電子キー10と第2の通信を行い、識別コードを取得する。そして、第2の認証手段51は、取得された識別コードを予め登録された識別コードと照合して認証する。第2の認証手段51は、認証が成立した場合(詳細には、所定時間内に識別コードが取得されて登録された識別コードと一致した場合)には、認証成立信号を電源コントロールユニット25に出力する。
スマートECU30は、第1の通信により電子キー10と相互通信を行う。第1の通信で、スマートECU30は、LFアンテナ32を介して所定周波数(例えば125kHz)の要求信号を車両1の車室内(第1の領域)に出力する。電子キー10は、要求信号を受信して、電子キー10のID情報を含む所定周波数(例えば311.9MHz)の応答信号を送信する。この送信された応答信号が、RFユニット33により受信されてスマートECU30に出力される。さらに、スマートECU30は、RFユニット33を介してID情報及びID情報に対応した暗号コードを含む信号を送信する。電子キー10は、ID情報及び暗号コードを含む信号を受信して、所定の識別コードを含む応答信号を送信する。この送信された応答信号が、LFアンテナ32により受信されてスロットECU22に出力される。
また、スマートECU30は、その機能として、第1の通信を用いて電子キー10が車両1に予め登録された携帯機であることを電子的に認証するスマート認証処理(第1の認識処理)を行う第1の認証手段50を備えている。第1の認証手段50は、電源コントロールユニット25から後述の認証実行信号が入力されるとスマート認証処理を実行する。スマート認証処理で、第1の認証手段50は、電子キー10と上述の第1の通信を行い、識別コードを取得する。そして、第1の認証手段50は、取得された識別コードを予め登録された識別コードと照合して認証する。第1の認証手段50は、認証が成立した場合(詳細には、所定時間内に識別コードが取得されて登録された識別コードと一致した場合)には、認証成立信号を電源コントロールユニット25に出力する。
電源コントロールユニット25は、車両制御システムの各部に供給される電力を制御したり、各部に制御信号を出力するものであり、過大な電力が供給されるのを防止するためのヒューズボックス26が接続されている。
この電源コントロールユニット25は、その機能として、第1及び第2の認証手段50,51に所定の条件で認証処理を実行させる認証制御手段53と、認証が成立した際にエンジンを始動可能とする始動制御手段54とを備えている。
認証制御手段53は、スタートスイッチ23の操作状態と、キー挿入検知スイッチ41の検知結果と、スロットECU22及びスマートECU30による認証状態とに基づいて、スロットECU22及びスマートECU30に認証実行信号を出力して、第1及び第2の認証手段50,51に認証処理を実行させる。
始動制御手段54は、第1及び第2の認証手段50,51のうち少なくともいずれかにより認証が成立した場合に、車両1のエンジンを始動可能とする始動制御処理を行う。具体的には、始動制御手段54は、スロットECU22又はスマートECU30から認証成立信号が入力されると、電動ステアリングロックECU29にロック解除信号を出力し、エンジン始動可能状態とする。
さらに、電源コントロールユニット25は、エンジン始動可能状態において、例えば車両1のブレーキが踏まれた状態でスタートスイッチ23から押圧操作信号が入力されると、エンジンECU27にエンジン始動信号を出力する。また、電源コントロールユニット25は、エンジン駆動中、即ちエンジンECU27から後述の完爆信号が入力されている際にスタートスイッチ23から押圧操作信号が入力されると、エンジンECU27へエンジン停止信号を出力すると共に、エンジンECU27への電力の供給を停止し、電動ステアリングロックECU29にロック信号を出力する。
電動ステアリングロックECU29は、電源コントロールユニット25からの出力に応じて、車両1のステアリングロック機構34を制御し、ステアリングハンドルのロック状態とアンロック状態とを切り替える。具体的には、電動ステアリングロックECU29は、電源コントロールユニット25からロック信号を入力すると、車両1のステアリングハンドルを操作不能(ロック状態)とするようにステアリングロック機構34を制御し、電源コントロールユニット25からロック解除信号を入力すると、ステアリングハンドルを操作可能(アンロック状態)とするようにステアリングロック機構34を制御する。また、電動ステアリングロックECU29は、スロットECU22及びスマートECU30に、ロック状態にあるかアンロック状態あるかを出力する。
エンジンECU27は、電源コントロールユニット25からエンジン始動信号が入力されると、燃料噴射の制御や、スタータモータ28を制御して点火を制御したりする処理(エンジン始動処理)を行う。さらに、エンジンECU27は、エンジン始動後、イグニッションパルスやオルタネータ出力等に基づいて、エンジンの駆動状態を検出し、エンジンが駆動していると判断したときに電源コントロールユニット25へ完爆信号を出力する。そして、エンジンECU27は、エンジンが駆動している間は、電源コントロールユニット25へ完爆信号を出力し続ける。また、エンジンECU27は、電源コントロールユニット25からエンジン停止信号が入力されるとエンジンを停止する。
なお、スロットECU22、電源コントロールユニット25、エンジンECU27、電動ステアリングロックECU29、及びスマートECU30は、詳細な図示は省略するが、各種の演算処理を行うコンピュータ(CPU,ROMやRAM等のメモリ,入出力回路等からなる演算処理回路、或いはこれらの機能を集約したマイクロコンピュータ)等により構成された電子ユニットである。
これらの電子ユニットの機能は、前記コンピュータのメモリに予め実装されたプログラムを当該コンピュータにより実行することにより実現される。なお、当該プログラムはCD−ROM等の記憶媒体を介してメモリに格納されてもよい。また、当該プログラムは外部のサーバからネットワークや人工衛星を介して配信または放送され、車両1に搭載された通信機器により受信された上でメモリに格納されてもよい。
次に、本実施形態の車両制御装置20により実現される車両制御システムの作動(認証・始動制御処理)を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。認証・始動制御処理は、電子キー10との認証を実行し、認証が成立した場合にエンジンを始動する処理を実行する。この認証・始動制御処理は、電子キー10の認証が成立していないときに、所定の制御周期で定期的に繰り返される。
図3を参照して、まず、車両制御装置20は、スタートスイッチ23がオン状態にあるか否かを判断する(STEP1)。STEP1の判断結果がNO(スタートスイッチ23が押圧操作されていない)の場合には、認証・始動制御処理が終了される。
STEP1の判断結果がYES(スタートスイッチ23が押圧操作された)の場合には、車両制御装置20は、キー挿入検出スイッチ41がオン状態(キー挿入検知信号が出力されている状態)にあるか否かを判断する(STEP2)。
STEP2の判断結果がNOの場合は、電子キー10がスロット21に挿入されていないと想定される状態である。この場合、STEP3に進み、車両制御装置20は、上述のスマート認証処理を実行する。これにより、運転者がスロット21に電子キー10を挿入しないで認証させたいときに、運転者の要望に応じて効率良く認証処理が行われる。
次に、STEP4に進み、車両制御装置20は、スマート認証処理の結果、認証が成立したか否かを判断する。STEP4の判断結果がYESの場合(認証が成立している)は、STEP11に進み、後述の始動制御処理が実行される。これにより、スマート認証処理による認証が成立した場合には、電子キー認証処理を行うことなく、後述のSTEP11でエンジンが始動可能とされる。
一方、STEP4の判断結果がNOの場合(認証が成立していない)は、STEP5に進み、車両制御装置20は、上述の電子キー認証処理を実行する。これにより、キー挿入検知スイッチ41の故障等により、電子キーが挿入されているにもかかわらず、挿入されていると検知できなかった場合でも、認証処理が実行される。
次に、STEP6に進み、車両制御装置20は、電子キー認証処理の結果、認証が成立したか否かを判断する。STEP6の判断結果がYESの場合(電子キー認証が成立している)は、STEP11に進み、後述の始動制御処理が実行される。これにより、キー挿入検知スイッチ41の故障等により、電子キーが挿入されているにもかかわらず、挿入されていると検知できなかった場合でも、後述のSTEP11でエンジンが始動可能とされる。
STEP6の判断結果がNO(電子キー認証が成立していない)の場合には、認証・始動制御処理が終了される。
一方、STEP2の判断結果がYESの場合は、電子キー10がスロット21に挿入されていると想定される状態である。この場合、STEP7に進み、車両制御装置20は、まず電子キー認証処理を実行する。なお、STEP7の電子キー認証処理の詳細は、STEP5の処理と同じである。これにより、運転者がスロット21に電子キー10を挿入して認証させたいときに、運転者の要望に応じて効率良く認証処理が行われる。
次に、STEP8に進み、車両制御装置20は、電子キー認証処理の結果、認証が成立したか否かを判断する。STEP8の判断結果がYESの場合(電子キー認証が成立している)は、STEP11に進み、後述の始動制御処理が実行される。これにより、電子キー認証処理による認証が成立した場合には、スマート認証処理を行うことなく、後述のSTEP11でエンジンが始動可能とされる。
一方、STEP8の判断結果がNOの場合(認証が成立していない)は、STEP9に進み、車両制御装置20は、スマート認証処理を実行する。なお、スマート認証処理の詳細は、STEP3の処理と同じである。これにより、キー挿入検知スイッチ41の故障等により、電子キーが挿入されていないにもかかわらず、挿入されていると誤検知された場合でも、認証処理が実行される。
次に、STEP10に進み、車両制御装置20は、電子キー認証処理の結果、認証が成立したか否かを判断する。STEP6の判断結果がYESの場合(電子キー認証が成立している)は、STEP11に進み、後述の始動制御処理が実行される。これにより、キー挿入検知スイッチ41の故障等により、電子キーが挿入されているにもかかわらず、挿入されていると検知できなかった場合でも、後述のSTEP11でエンジンが始動可能とされる。
STEP10の判断結果がNO(スマート認証が成立していない)の場合には、認証・始動制御処理が終了される。
上述のように、STEP4,6,8,10の認証処理により認証が成立した場合には、STEP11に進み、車両制御装置20は、始動制御処理を実行し、認証・制御処理を終了する。
以上の処理により、スマート機能と電子キー機能が運転者による切り替え操作を必要とせずに切り替え、且つキー挿入検知スイッチ41の誤検知の場合も、電子キー10との認証を適切に実行し、エンジンを始動可能とすることができる。
なお、本実施形態では、1つのスタートスイッチ23により、エンジンを始動可能とし、さらにエンジンを始動するものとしたが、他の実施形態として、エンジンを始動可能とするためのスイッチと、エンジンを始動するためのスイッチとを別に設けてもよい。
また、本実施形態では、スタートスイッチをプッシュボタンスイッチとして、このボタンが押圧操作されることによりエンジンを始動可能にしたりエンジンを始動するものとしたが、他の実施形態として、例えば、スタートスイッチをノブ(モーメンタリ式のプッシュボタンスイッチ)として、このノブが押圧操作されることによりエンジンを始動可能とし、さらにこのノブが回動操作されることにより、エンジンを始動するものとしてもよい。
また、本実施形態では、運転者によりスタートスイッチが押圧操作されて認証処理が行われエンジン始動可能となるものとしたが、他の実施形態として、例えば、スタートスイッチを備えず、電子キー10がスロット21に挿入されたことがキー挿入検知スイッチ41により検知されたことにより認証処理が行われエンジンを始動可能とするものとしてもよい。
本発明の実施形態による車両制御装置を含む車両制御システムのシステム構成図。 図1の車両制御システムの電子キー及びスロットを示す説明図。 図1の車両制御システムの認証制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…車両、10…電子キー(携帯機)、11…トランスポンダ、12…通信部、13…制御部、14…電源、20…車両制御装置、21…スロット、22…スロットECU、23…スタートスイッチ、25…電源コントロールユニット、26…ヒューズボックス、27…エンジンECU、28…スタータモータ、29…電動ステアリングロックECU、30…スマートECU、31,32…LFアンテナ、33…RFユニット、34…ステアリングロック機構、40…通信ライン、41…キー挿入検知スイッチ(携帯機挿入検知手段)、42…キー固定装置、50…第1の認証手段、51…第2の認証手段、52…認証制御手段、53…始動制御手段。

Claims (2)

  1. 車両に設けられて、前記車両の駆動源を始動可能とする際に操作されるスタートスイッチと、
    前記車両に設けられて、第1の通信による該車両との相互通信を行う機能と、第2の通信による該車両との相互通信を行う機能とを有する携帯機が挿入されるスロットと、
    前記スタートスイッチが操作されたことを条件として前記スロットに前記携帯機が挿入されているか否かを検知する携帯機挿入検知手段と、
    前記携帯機との前記第1の通信により、該携帯機が前記車両に予め登録された携帯機であることを電子的に認証する第1の認証処理を実行する第1の認証手段と、
    前記スロットに挿入された前記携帯機との前記第2の通信により、該携帯機が前記車両に予め登録された携帯機であることを電子的に認証する第2の認証処理を実行する第2の認証手段と、
    前記第1及び第2の認証手段のうち少なくともいずれかにより認証が成立した場合に、前記車両の駆動源を始動可能とする始動制御手段と、
    少なくとも前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていないと検知されたときには、前記第1の認証手段に第1の認証処理を実行させる認証制御手段とを備え
    前記携帯機が、第1の通信では、前記車両から所定の第1の領域に送信される要求信号を受信するとともに、前記携帯機に搭載された電源から供給される電力を用いる一方、前記第2の通信では、前記スロットの内部である第2の領域に送信される駆動電波を受信して、該駆動電波により発生する電力を用いる車両制御装置において、
    前記認証制御手段は、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていると検知されたときには、前記第2の認証手段に第2の認証処理を実行させると共に、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていると検知されているにもかかわらず前記第2の認証処理により認証が成立しない場合に、前記第1の認証手段により第1の認証処理を実行させることを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1記載の車両制御装置において、
    前記認証制御手段は、前記携帯機挿入検知手段により前記スロットに前記携帯機が挿入されていないと検知されたときに、前記第1の認証処理により認証が成立しない場合には、前記第2の認証手段に第2の認証処理を実行させることを特徴とする車両制御装置。
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