JP4948002B2 - 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法および製造装置 - Google Patents

2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法および製造装置 Download PDF

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本発明は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法、および、その製造方法により2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を製造するための、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置に関する。
飼料添加物などとして有用である2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸は、硫酸などの酸存在下、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを加水分解反応させることにより生成することが知られている。
このような2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法として、例えば、以下の(A)〜(E)の工程を含む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この方法によれば、加水分解して得られる反応液から、有機溶媒を用いることなく、操作性良く、効率的に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を取り出すことができる。
(A):2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを硫酸存在下に加水分解反応させ、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を得る工程、(B):(A)で得られた反応液と塩基性アルカリ金属化合物とを混合する工程、(C):(B)で得られた混合液を2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む油層と水層とに分離する工程、(D):(C)で得られた油層を濃縮する工程、(E):(D)で得られた濃縮液から不溶物を除去する工程。
特開2001−226344号公報
しかるに、特許文献1に記載の製造方法では、工程(E)において、(D)で得られた濃縮液から不溶物を除去する手段として、ろ過やデカンテーションが例示されている。
しかし、上記工程(D)で得られる濃縮液や、上記工程(E)で除去される不溶物は、いずれも粘度が高く、流動性に乏しいことから、上記濃縮液からの上記不溶物の分離は困難である。また、そのため、上記濃縮液から除去された不溶物には、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸が残存し易く、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造効率を低下させる要因となる。
本発明の目的は、生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、相分離および濃縮することにより得られた有機相から、操作性よく、効率的に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を得ることができる、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法、および、その製造方法により、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を製造するための、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドに、水および酸を加えて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を生成させる生成工程と、前記生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、アルカリを加えることにより、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む有機相と、水および無機塩を含む水相とに相分離させ、相分離した有機相を、水相から分離する分液工程と、前記分液工程において分離された有機相を、温度60〜150℃、圧力1〜20kPaの条件で、0.5時間以上加熱し、前記有機相中に残存する水を除去して、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を濃縮する濃縮工程と、前記濃縮工程において濃縮された有機相から、前記有機相中に残存する無機塩を含む残渣を、遠心分離により分離する遠心分離工程と、を備えていることを特徴としている。
本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法によれば、濃縮工程において、無機塩の結晶の粒成長を促すことができ、さらに、遠心分離工程において、濃縮工程において濃縮された有機相を遠心分離するので、有機相から無機塩を含む残渣を分離する効率が向上する。そのため、生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、相分離および濃縮することにより得られた有機相から、操作性よく、効率的に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を精製することができる。
また、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法では、前記生成工程は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルを、酸触媒下、水と反応させて、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを生成させる水和工程と、前記水和工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを含む反応液に、水を加えて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を生成させる加水分解工程と、を備えていることが好適である。
生成工程を、水和工程と加水分解工程とに分ければ、各工程では、水和または加水分解をそれぞれの最適条件で実施できるため、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を効率よく生成させることができる。
また、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを、水と反応させて、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を生成させる反応槽と、前記反応槽において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む有機相と、水を含む水相とに相分離させ、相分離した有機相を、水相から分離する分液手段と、前記分液手段において分離された有機相から、前記有機相中に残存する水を除去して、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を濃縮する濃縮手段と、前記濃縮手段において濃縮された有機相から、前記有機相中に残存する無機塩を含む残渣を、遠心分離し、除去する遠心分離手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置によれば、濃縮手段において濃縮された有機相から、上記有機相中に残存する無機塩を含む残渣を、遠心分離手段によって、効率よく分離させ、除去することができ、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造効率を向上させることができる。しかも、濃縮手段において濃縮された有機相は、比較的粘度が高く、流動性が低いことから、自然沈降による固液分離では、有機相を含む液体成分と、無機塩を含む固体成分(残渣)との分離効率が低下するおそれがあるものの、遠心分離により分離することで、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の精製効率を向上させることができる。
また、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置では、前記遠心分離手段は、デカンタ型遠心分離機であることが好適である。
遠心分離により有機相から分離される無機塩を含む残渣は、流動性が乏しいことから、濃縮工程において濃縮された有機相を、通常のフィルタ型の遠心ろ過機で固液分離したときには、残渣の処理に伴う負荷が大きくなるおそれがあるものの、デカンタ型遠心分離機を用いて遠心分離をすることで、残渣の処理に伴う負荷を軽減することができ、それゆえ、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造効率を向上させることができる。
また、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置では、前記濃縮手段は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を濃縮する蒸発器と、前記蒸発器で濃縮された2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を、所定の温度に加熱する加熱手段と、前記蒸発器で濃縮された2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を、前記加熱手段経由で、再び、前記蒸発器に戻す循環ラインと、を備えていることが好適である。
この場合、蒸発器において濃縮された濃縮液が、蒸発器から加熱手段を経て、再び蒸発器に戻るように循環させるための循環ラインで、循環されることにより、効率よく濃縮液の滞留時間を延ばすことができる。その結果、濃縮液中において、無機塩の結晶の粒成長を促進させることができ、上記遠心分離機による有機相からの無機塩を含む残渣の分離、除去の効率が向上する。また、そのため、生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液から、操作性よく、効率的に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を精製することができる。
本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法および製造装置によれば、生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、相分離および濃縮することにより得られた有機相から、操作性よく、効率的に無機塩を含む残渣を除去することができる。そのため、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の精製効率の向上と、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の収率向上とを図ることができる。
図1は、本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置の一実施形態を示す概略装置構成図、図2は、図1における濃縮槽9の具体例を示す装置構成図、図3は、デカンタ型遠心分離機の一例を示す装置構成図である。以下、図1〜図3を参照しつつ、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法について、その製造装置1とともに説明する。
この方法では、まず、水和槽2に、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリル(以下、HMTBNと省略する。)、水および硫酸を供給して、HMTBNを水和反応させることにより、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを生成させる(水和工程)。
水和槽2に供給されるHMTBNは、例えば、アクロレインとメチルメルカプタンとを反応させて、3−メチルチオプロピオンアルデヒドを得て、これとシアン化水素とを反応させることにより、工業的に製造される。
水和槽2は、上記した水和反応ができればよく、公知の反応槽などから構成される。
そして、水和槽2では、HMTBN、水および硫酸が混合される。また、水和槽2では、HMTBN100重量部に対して、水が、例えば、20〜70重量部、好ましくは、25〜50重量部の割合となり、硫酸が、例えば、上記混合物1モルに対して、硫酸全量として、例えば、0.5〜1モル、好ましくは0.6〜0.8モルの割合となるように、HMTBN、水および硫酸が供給される。
なお、水和槽2では、水は、予めHMTBNおよび/または硫酸と混合された状態で、すなわち、HMTBN水溶液および/または硫酸水溶液として、水和槽2に供給することができる。好ましくは、硫酸水溶液として水和槽2に供給する。
そして、水和槽2では、硫酸の存在下、HMTBNが水と水和反応して、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミド(以下、HMTBAAと省略する。)が生成する。水和反応は、例えば、40〜70℃、1〜3時間の範囲で実施され、反応後熟成される。
この方法では、次いで、加水分解槽4に、水和槽2において得られたHMTBAAを含む反応液を供給し、加水分解槽4において、その反応液に水を加えることにより、HMTBAAを加水分解して、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸(以下、HMTBAと省略する。)を生成させる(加水分解工程)。
加水分解槽4は、水和槽2と接続ライン3を介して接続されており、公知の反応槽などから構成される。そして、水和槽2において得られたHMTBAAを含む反応液は、水和槽2から接続ライン3を介して加水分解槽4に供給される。
加水分解槽4では、上記反応液が供給され、上記反応液中の硫酸水溶液100重量部に対して、水が、例えば、100〜200重量部の割合で供給される。
この水は、後述する還流ライン5のみから供給されるか、あるいは、還流ライン5から供給されるとともに、別途接続された給水ライン6から供給される。
そして、加水分解槽4では、HMTBAAが、水および硫酸と加水分解反応して、HMTBAが生成するとともに、重硫酸アンモニウム(NHHSO)および硫酸アンモニウム((NHSOが副生する。加水分解反応は、例えば、水を仕込んだ後、昇温して、90〜130℃、2〜6時間の範囲で実施される。
この方法では、その後、蒸留塔7に、加水分解槽4において得られたHMTBAを含む反応液を供給し、蒸留塔7において、その反応液を蒸留することにより、反応液中の低沸点成分を除去する。
蒸留塔7は、加水分解槽4と接続ライン3を介して接続されており、反応液中の低沸点成分を除去できればよく、公知の蒸発器や蒸留器などから構成される。そして、加水分解槽4において加水分解により生成したHMTBAを含む反応液は、加水分解槽4から接続ライン3を介して蒸留塔7に供給される。
蒸留塔7では、上記反応液が供給され、例えば、80〜120℃、50〜150kPaで蒸留される。この蒸留により、例えば、上記各種反応により副生されるジメチルスルフィドやジメチルジスルフィドなどの悪臭成分や蟻酸などの腐食成分(低沸点成分)が、必要に応じて、反応液に対して1〜4重量%の割合で、留出液として留去される。なお、除去された低沸点成分は、焼却後排水処理される。
また、HMTBAを含む反応液が、缶液として、次に述べる中和・分液槽8に供給される。
この方法では、次いで、分液手段としての中和・分液槽8に、蒸留塔7において低沸点成分が除去された反応液を供給し、中和・分液槽8において、その反応液に、アルカリを加えて中和することにより、反応液を、HMTBAを含む有機相と、水および無機塩(重硫酸アンモニウムおよび硫酸アンモニウムを含む。)を含む水相とに相分離させ、相分離した有機相を、水相から分離する(分液工程)。
中和・分液槽8は、蒸留塔7と接続ライン3を介して接続されており、上記した中和および分液ができればよく、例えば、攪拌槽8aと分離槽8bとを1組としたミキサーセトラー型液−液抽出器などから構成される。
そして、蒸留塔7において低沸点成分が除去された反応液は、蒸留塔7から接続ライン3を介して中和・分液槽8に供給される。
中和・分液槽8では、攪拌槽8aに、上記反応液が供給され、上記反応液中の重硫酸アンモニウム1モルに対して、アルカリが、例えば、0.5モル以上、好ましくは、0.6モル以上、通常、1.2モル以下、好ましくは、0.8モル以下の割合で供給される。
なお、反応液中に含有される重硫酸アンモニウムの量は、分析により求めてもよいが、硫酸が、HMTBN1モルに対して、0.5モルを超過し1モル未満であり、かつ、HMTBNが反応ですべて消費される場合には、下記式により算出することができる。
重硫酸アンモニウム(mol)=2×硫酸(mol)−HMTBN(mol)
また、アルカリの添加割合は、アルカリが添加された反応液の水素イオン濃度(pH)によって管理することもできる。具体的には、重硫酸アンモニウム1モルに対して0.6〜0.8モルの水酸化ナトリウムが用いられる場合には、水酸化ナトリウムが添加された反応液のpHは、25℃において約1.4〜約1.9となり、60℃において約1.9〜約2.2となる。
アルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどのナトリウム塩、例えば、水酸化カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムなどのカリウム塩、例えば、水酸化リチウム、炭酸水素リチウム、炭酸リチウムなどのリチウム塩などの塩基性アルカリ金属化合物が挙げられる。必要に応じて、上記のうち、1種または2種以上を用いることもできる。また、塩基性アルカリ金属化合物は、固体として用いてもよく、また、水溶液として用いることもできる。好ましくは、水酸化ナトリウムが用いられる。
そして、攪拌槽8aでは、アルカリの添加により、反応液が中和され、反応液が、HMTBAを含む有機相と、水および無機塩(重硫酸アンモニウムを含む。)を含む水相とに相分離する。中和反応は、例えば、15〜120℃、好ましくは、30〜110℃で、0.1〜3時間、好ましくは、0.1〜2時間の範囲で実施される。なお、この中和反応では、重硫酸アンモニウムとアルカリとの反応による中和熱が発生し、また、アルカリとして、炭酸水素塩または炭酸塩を用いる場合には、炭酸ガスが発生する場合があり、必要に応じて、除熱やガス抜きが実施される。
その後、有機相および水相は、分離槽8bにおいて静置され、上層が有機相、下層が水相となるように相分離(分液)されるので、これら有機相および水相が、それぞれ分離して取り出される。
分離槽8bにおいて、水相には、無機塩が析出している場合があるが、その場合でも、そのまま分離してもよく、あるいは、加温して析出無機塩を溶解させた後、分離することもできる。さらに、濾過やデカンテーションにより析出無機塩を除去した後、分離することもできる。分離時の温度は、例えば、30〜110℃の範囲である。
このように水相から分離された有機相は、例えば、HMTBAが40〜60重量%、水が20〜30重量%、無機塩が10〜30重量%の割合で含まれている。
また、中和・分液槽8の分離槽8bには、水相を排出するための水相排出ライン15が接続されている。分離槽8bにおいて、有機相から分離された水相は、分離槽8bから水相排出ライン15に排出される。水相排出ライン15は、固体排出ライン16を介して、分液槽14に接続されている。水相排出ライン15に排出された水相は、後述するように、遠心分離手段としての遠心分離機12から固体排出ライン16を介して排出される無機塩を含む固体成分(ウエットケーキからなる残渣)に混合されて、分液槽14に供給される。
分液槽14では、水相排出ライン15からの水相と、固体排出ライン16からの固体成分とが混合されることにより、水相が無機塩を溶解して飽和し、無機塩を含む水相と、固体成分中および水相中に残存する有機相とに相分離(分液)する。分液槽14での混合溶解および相分離は、例えば、40〜110℃の範囲で実施される。
分液槽14には、廃棄ライン17および回収有機相供給ライン10が接続されている。そして、分液槽14において、有機相から分離された水相は、廃棄ライン17から廃棄される。また、分液槽14において、水相から分離された有機相は、回収有機相として、回収有機相供給ライン10に回収される。
この方法では、その後、濃縮手段としての濃縮槽9、詳しくは、濃縮槽9の内部に設けられている、蒸発器19(図2参照)に、中和・分液槽8において分離された有機相を供給し、濃縮槽9(蒸発器19)において、60〜150℃で、0.5時間以上、加熱、滞留させることにより、有機相中に残存する水を除去して、HMTBAを濃縮して精製する(濃縮工程)。
濃縮槽9(蒸発器19)は、中和・分液槽8と接続ライン3を介して接続されており、上記した濃縮ができればよく、例えば、遠心薄膜型などの公知の蒸発器などが用いられる。
そして、中和・分液槽8において分離された有機相は、中和・分液槽8の分離槽8bから接続ライン3を介して濃縮槽9に供給される。
なお、接続ライン3の途中には、回収有機相供給ライン10が接続されている。濃縮槽9(蒸発器19)には、中和・分液槽8において分離された有機相とともに、回収有機相供給ライン10から接続ライン3に供給される回収有機相が併せて供給される。
濃縮槽9(蒸発器19)では、上記有機相(回収有機相を含む。)が供給され、例えば、温度60〜150℃、圧力1〜20kPaの範囲で、0.5時間以上濃縮される。これによって、有機相中の水が、例えば、5重量%以下、好ましくは、2重量%以下、さらに好ましくは、1重量%以下になるように濃縮される。このように濃縮すれば、後述する製品中の硫酸イオン濃度の低減、製品の動粘度の低減を図ることができる。
また、有機相は、この濃縮により、無機塩が析出して、スラリーとなるが、濃縮槽9(蒸発器19)において、有機相が、上記加熱条件(温度、圧力)条件で加熱され、かつ、滞留される時間が長いことから、有機相内で析出される無機塩の粒径が大きくなり、後述する遠心分離工程において、固体(無機塩を含む残渣;固体成分)と、液体(有機相を含む液体成分)との分離(固液分離)の効率が上昇し、無機塩の除去が容易になる。
一方、濃縮槽9(蒸発器19)において、有機相の加熱条件(温度、圧力)が、上記範囲から外れたり、有機相が滞留される時間が、0.5時間を下回ったりすると、有機相内で析出される無機塩の結晶が成長しにくく、その粒径が小さくなるため、後述する遠心分離工程において、固液分離の効率が低下し、無機塩の除去が困難になる。
なお、例えば、上記濃縮工程において、80℃で濃縮処理をしたときには、後述するように、有機相の濃縮槽9(蒸発器19)内での滞留時間が0.1時間である場合に、無機塩の粒径が、20μmであるのに対し、有機相の濃縮槽9(蒸発器19)内での滞留時間が3時間である場合には、無機塩の粒径が、60μmにまで増大する。
上記有機相を、濃縮工程において、温度60〜150℃、圧力1〜20kPaで、0.5時間以上滞留させ、加熱するには、好ましくは、図2に示す濃縮槽9が用いられる。
以下、濃縮槽9について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、濃縮槽9は、中和・分液槽8において分離された有機相中に残存する水を除去して、濃縮する、濃縮手段としての蒸発器19と、濃縮して得られた濃縮液の温度を一定に保つために濃縮液を加熱するための、加熱・滞留手段としてのヒータドラム21とを有している。そして、蒸発器19とヒータドラム21とは、循環ライン22を介して接続されており、さらに、蒸発器19からヒータドラム21へと向かう循環ライン22には、循環ポンプ20が介挿されている。このため、蒸発器19において濃縮された濃縮液は、循環ポンプ20の輸送により、循環ライン22を介して、蒸発器19およびヒータドラム21を循環し、これによって、濃縮槽9内に滞留される。このように、濃縮液が循環可能なクローズドラインを設けることによって、効率よく滞留時間を延ばすことができる。
なお、ヒータドラム21に、スタティックミキサーなどの静止型混合器を設けることで、濃縮液を均質化させて循環させることもできる。
また、このような濃縮において、濃縮槽9内での上記有機相の滞留時間を0.5〜5時間とすることにより、HMTBAをオリゴマー(主として2量体であり、少量の3量体および4量体を含む。)に変換することができ、これによって、有機相における無機塩の溶解度を下げて、有機相中の無機塩の濃度を下げることができる。
滞留時の温度、圧力および滞留時間は、好ましくは、HMTBAのモノマー/オリゴマーの重量比が、4以下になるように設定すればよく、さらには、2〜4になるように設定することが好ましい。
滞留時間については、0.5時間以上の範囲のなかでも特に、好ましくは、0.5〜5時間であり、滞留温度については、60〜150℃の範囲のなかでも特に、好ましくは、80〜100℃である。
さらに、HMTBAのオリゴマーの重量割合については、濃縮液の全重量に対して、HMTBAのモノマー/オリゴマーの重量比が2以上であることが好ましい。2未満の場合、すなわち、HMTBAのオリゴマーが過剰に生成している場合は、製品としてのHMTBAの水溶性が低下して、製品中の成分が不均一になる場合や、粘度が高くなる場合があり、好ましくない。
濃縮槽9(蒸発器19)には、加水分解槽4に接続される還流ライン5が接続されており(図1参照)、濃縮槽9において、有機相から留去された水(濃縮排水)は、その還流ライン5を介して、濃縮槽9から加水分解槽4に供給される。
この場合、濃縮槽9において、有機相から留去された水が、そのまま排水されるのではなく、還流ライン5を介して加水分解槽4に供給されるため、濃縮槽9(蒸発器19)から留去された水を排水するために必要な処理を不要とすることができる。その結果、操作性よく、効率的にHMTBAを精製することができながら、製造に供する水を効率的に用いて、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、上記の場合には、加水分解槽4において得られたHMTBAを含む反応液が、蒸留塔7において蒸留され、反応液中の低沸点成分を除去した後に、中和・分液槽8に供給され、その後、濃縮槽9から留去された水が、加水分解槽4に供給してリサイクルされるため、水のリサイクルにより系中に蓄積される副生成物(低沸点成分)の低減を図ることができる。
なお、低沸点成分は、いずれの工程で除去してもよく、また、蒸留や吸着などいずれの方法で低沸点成分を除去してもよく、具体的な製造装置の仕様により、適宜決定される。例えば、上記の場合には、蒸留塔7において低沸点成分を除去したが、再度、低沸点成分を除去する設備(工程)を設けることもできる。この場合、例えば、還流ライン5の途中に、吸着塔18を介装する。吸着塔18には、活性炭を固定床または流動床にて設けておき、加水分解槽4に供給される以前の水から、再度、低沸点成分を除去する。
以下、再度、図1を参照して説明する。
この方法では、次いで、冷却塔11にて、スラリーを冷却し、遠心分離機12により、スラリーを、有機相を含む液体成分と、析出する無機塩を含む固体成分(残渣)とに分離する(遠心分離工程)。
冷却塔11は、濃縮槽9と接続ライン3を介して接続されており、スラリーを冷却できればよく、例えば、冷媒が循環する熱交換器などから構成される。そして、濃縮槽9において濃縮されたスラリーは、濃縮槽9から接続ライン3を介して冷却塔11に供給される。
冷却塔11では、上記スラリーが供給され、例えば、60〜120℃で冷却される。この冷却によって、スラリーから無機塩を十分に析出させる。
そして、冷却塔11において冷却されたスラリーは、冷却塔11から接続ライン3を介して遠心分離機12に供給される。
遠心分離機12は、冷却塔11と接続ライン3を介して接続されており、スラリーから液体成分と固体成分とを分離(固液分離)する。
遠心分離機としては、例えば、円筒型、分離板型、デカンタ型などが挙げられるが、なかでも、図3に示す、デカンタ型遠心分離機23が好ましい。
濃縮工程で濃縮された有機相は、比較的粘度が高く、流動性や脱液性が低く、しかも、自然沈降速度が数mm/hrであることから、自然沈降による固液分離によれば、生産性が大幅に低下するおそれがある。しかし、デカンタ型遠心分離機23では、高濃度、高粘度の懸濁液を処理できることから、上記スラリーから液体成分と固体成分とを分離する用途に好適である。
デカンタ型遠心分離機23では、冷却塔11において冷却されたスラリーが、外筒24と同一方向に0.1〜2s−1ほど遅く回転するスクリューコンベヤ25の中空軸26から、外筒24内へと供給され、有機相を含む液体成分と、無機塩を含む固体成分(ウエットケーキからなる残渣)とに分離される。外筒24内に堆積した固形成分は、スクリューコンベヤ25で円錐ボウル27側に搬送され、一方側端部28より固体排出ライン16に排出される。また、液体成分は、他方側端部29よりあふれ出る。
具体的には、デカンタ型遠心分離機23では、上記スラリーが、例えば、60〜120℃、遠心力10〜4000Gで遠心分離される。なお、分離された固体成分には、HMTBAが20〜60重量%含まれている。
なお、濃縮槽9において濃縮された有機相は、濃縮槽9内にて滞留される時間が長いことから、有機相内にて析出している無機塩の粒径が大きくなっており、それゆえ、遠心分離工程における固液分離の効率が高く、無機塩が除去され易くなっている。
例えば、遠心分離機(円筒ボール部内径180mm、長さ570mm、スクリュー差動回転数30rpm、遠心力2500G、供給速度1.5t/h、80℃)を用いて、上記濃縮工程において、濃縮槽9で濃縮されたスラリーを、有機相を含む液体成分と、析出する無機塩を含む固体成分(ウェットケーキからなる残渣)とに分離(固液分離)したときの、スラリー中での無機塩の粒径(μm)と、固液分離後の固体成分に含まれるHMTBAの濃度(重量%)とは、濃縮槽9での濃縮条件によって、それぞれ表1に示される。
Figure 0004948002
上記表1に示すように、濃縮槽9での滞留時間が3時間である場合には、スラリー中での無機塩の粒径が大きくなって、固液分離の効率が良好となり、固液分離後の固体成分に含まれるHMTBAの濃度を低減させることができた。また、固液分離後の液体成分に残存する無機塩は、痕跡(trace)程度であった。
これに対し、濃縮槽9での滞留時間が0.1時間である場合には、スラリー中での無機塩の粒径が小さくなって、固液分離の効率が不十分となり、固液分離後の固体成分に含まれるHMTBAの濃度を低減させることができなかった。また、固液分離後の液体成分に残存する無機塩は、0.54重量%であって、HMTBAの精製の程度が、上記の場合に比べて低かった。
遠心分離機12(デカンタ型遠心分離機23)には、固体成分を排出するための固体排出ライン16が接続されており、分離された固体成分は、遠心分離機12から固体排出ライン16に排出される。固体排出ライン16の途中には、水相排出ライン15が接続されており、固体排出ライン16に排出された固体成分は、水相排出ライン15の水相と混合されて、分液槽14に供給される。
この方法では、次いで、調整槽13にて、水分調整した後、HMTBAの製品として取り出される。
調整槽13は、遠心分離機12と接続ライン3を介して接続されており、HMTBAを製品として調整できればよく、例えば、攪拌槽などから構成される。そして、遠心分離機12において固体成分である無機塩から分離された液体成分である有機相は、接続ライン3を介して調整槽13に供給される。
調整槽13では、有機相に、水が供給されて水分調整がなされる。
これによって、有機相は、HMTBA(濃縮時に生成するオリゴマーを含む。)が88〜90重量%、水分10〜12.5重量%、その他微量の成分を含む、HMTBAの製品として調製される。この製品は、適宜、調整槽13取り出される。
上記したHMTBAの製造装置を用いてHMTBAを製造すれば、濃縮工程において、無機塩の結晶の粒成長を促すことができ、さらに、遠心分離工程において、濃縮された有機相を遠心分離するので、有機相から無機塩を含む残渣の分離効率が向上する。そのため、生成工程において得られたHMTBAを含む反応液から、操作性よく、効率的にHMTBAを精製することができ、HMTBAの収率向上を図ることができる。
また、上記したHMTBAの製造方法では、HMTBAを生成させるための生成工程として、水和工程と加水分解工程とを順次(2段で)実施したが、例えば、HMTBNおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドに、水および硫酸を加えて、水和反応および加水分解反応を1つの工程で(1段で)実施することもできる。
但し、生成工程を、水和工程と加水分解工程とに分ければ、各工程では、水和または加水分解をそれぞれの最適条件で実施できるため、HMTBAを効率よく生成させることができる。
さらに、上記した各工程における操作は、回分式、セミ連続式、連続式のいずれであってもよく、具体的な装置条件により適宜選択される。
本発明の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造装置の一実施形態を示す概略装置構成図である。 図1における濃縮槽9の具体例を示す装置構成図である。 デカンタ型遠心分離機の一例を示す装置構成図である。
符号の説明
2 水和槽
4 加水分解槽
8 中和・分離槽
9 濃縮槽
12 遠心分離機
23 デカンタ型遠心分離機

Claims (2)

  1. 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルおよび/または2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドに、水および酸を加えて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を生成させる生成工程と、
    前記生成工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む反応液を、塩基性アルカリ金属化合物を加えることにより、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含む有機相と、水および無機塩を含む水相とに相分離させ、相分離した有機相を、水相から分離する分液工程と、
    前記分液工程において分離された有機相を、温度60〜150℃、圧力1〜20kPaの条件で、0.5時間以上加熱し、前記有機相中に残存する水を除去して、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を濃縮する濃縮工程と、
    前記濃縮工程において濃縮された有機相から、前記有機相中に残存する無機塩を含む残渣を、温度60〜120℃、遠心力10〜4000Gの条件で、デカンタ型遠心分離機で遠心分離することにより分離する遠心分離工程と、
    を備えていることを特徴とする、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法。
  2. 前記生成工程は、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルを、酸触媒下、水と反応させて、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを生成させる水和工程と、前記水和工程において得られた2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを含む反応液に、水を加えて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を生成させる加水分解工程と、を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法。
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