JP4943832B2 - ガスタービンエンジンへの燃料流れを調節する弁アセンブリ - Google Patents

ガスタービンエンジンへの燃料流れを調節する弁アセンブリ Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービンエンジンに関するものであり、より詳細には、燃焼過程を能動的に制御して燃焼の安定を維持しかつその他にエンジン性能を最適化するための、ガスタービンエンジンの燃焼器への燃料の流れを調節する弁アセンブリに関する。
燃焼の不安定は、ガスタービン用の低排出物・高性能燃焼室の設計における重要な問題点である。燃焼の不安定は、一般的には、燃焼過程の乱流特性と燃焼室内における大きな容積エネルギーの放出との結果として生じる大振幅の圧力変動として理解される。燃焼の不安定は、エンジンシステムの性能を低下させ、圧力変動の結果として発生する振動は、燃焼室そのものを含む装置の構成部品を損傷する可能性がある。さらに、燃焼熱の放出が音響圧力波と一致してそれを強めると、結果的に熱音響的な不安定が生じる。
過去には、燃焼の不安定を補正するために受動的な制御方法が採用された。例えば、燃料噴射分布のパターンを修正する方式、あるいは燃焼室の形状または容量を変える方式が、この方法に含まれる。受動制御は、多くの場合、高価であり、燃焼器の性能を制限する。ごく最近、装置内部の圧力を修正することによって燃焼の不安定を補正する能動的制御方法が用いられるようになってきた。これを実行し得る1つの方法は、音響圧力波の振幅および周波数を検知することによるものであり、これに続いて、不安定と合致しない周波数において燃料の噴射を修正する方式である。
現在、燃料噴射器の流量は、共通の燃料マニホールドに送られる燃料の圧力を変化させて制御され、各燃料噴射器に対する個別の制御は行われない。例えば、特許文献1は、マニホールドを介して複数の燃料噴射器と連通する燃料パルセータを含む燃焼制御装置を開示している。燃料は、安定燃焼を促進する周波数にパルス化されて、マニホールドを通して噴射器に送られる。
米国特許第6,672,071号明細書 米国特許出願公開第2005−0247066A1号明細書
燃料の流れを、各燃料噴射器において個別に調節またはパルス化することができれば、燃焼の安定を能動制御によって一層効果的に実現し得るであろう。さらに、燃料の流れを高周波でパルス化して各燃料噴射器に送ることができれば、燃料の液滴サイズを著しく低減することができ、これによって点火が改善され、エンジン性能が最適化されるであろう。
従って、ガスタービンエンジン用の能動型燃焼制御システムのための弁アセンブリであって、燃焼を効果的に安定させかつその他にエンジン性能を最適化するように、1000Hz程度以上の比較的高周波で個々の燃料噴射器へのパルス化された燃料流れを調節するかあるいはまた制御するように設計される弁アセンブリを提供することは有益なことであろう。
本発明は、燃焼システムにおける流体の流れを能動的に制御する新規で有用な装置に関するものであり、より詳細には、エンジンの燃焼室内部において検知される局所状態に基づいて燃焼を能動的に制御するために、ガスタービンエンジンの個々の燃料ノズルへの燃料の流れを調節する独特の弁アセンブリに関する。
本発明の弁アセンブリは、燃料計量ユニットまたは他の燃料源から所定圧力および初期燃料流量において燃料を受け入れる流入部分と、燃料を燃料ノズルに供給する流出部分とを有する弁ハウジングを含んでいる。この燃料の供給は、初期の燃料流量において、あるいは、検知された燃焼状態、例えば、圧力変動またはホットスポットの結果として生じる熱音響的な燃焼の不安定に応じて調節される燃料流量において行われる。
本発明の弁アセンブリを、燃焼を能動的に安定化させるために用いる例においては、燃料の流量が、検知された燃焼の不安定に応答して、予め定められた範囲内で、好ましくは平均燃料流量について調節される。本発明の弁アセンブリを、燃焼器の温度パターン因子を能動的に制御することによって燃焼効率を改善するために用いる例においては、弁アセンブリを通過する燃料の流れを、定常流量、例えば、平均燃料流量に維持することができると共に、検知されるホットスポットに応答して能動的に減少させるか、あるいはまた調節することができる。同様に、検知される他の燃焼状態に応答して、あるいはある時間にわたってエンジンを能動的に調整するように、燃料流量を定常流量に対して能動的に増大させることができる。
本発明の弁アセンブリは、さらに、燃料ノズルに供給される燃料の流量を検知される燃焼状態に基づいて調節するための、弁ハウジング内部に配備される手段を含んでいる。弁アセンブリを、燃焼の不安定を能動的に制御するために利用する例においては、流量が、検知される燃焼の不安定の振幅に比例して、好ましくは、最小流量と最大流量との間に及ぶ予め定められた調節範囲内において調節される。
燃焼の不安定および他の燃焼状態は、例えば、炎の特性を検知する光学センサまたは燃焼室内の圧力変動を検知する圧力センサのような、エンジンの燃焼室に機能的に関連する検知装置によって検知するのが好ましい。このセンサは、弁アセンブリの運転を指令する制御器と連通されることになろう。燃焼状態検知用の適切な光学検知装置の例が、特許文献2に開示されている。この開示は、この参照によって、その全体が本出願に含まれる。
燃料噴射器に供給される燃料の流量を調節する手段は、弁ハウジング内部でステータに対して揺動作動するように装着される少なくとも1つの弁ロータを含んでいる。運転においては、この弁ロータは、調節される燃料が弁ハウジングの流出部分に流入することができる第1係合位置と、調節される燃料が弁ハウジングの流出部分に流入することができない第2係合位置との間に作動する。
弁ロータは磁束透過性のフェライト系材料から形成され、第1および第2の磁気的に係合される位置の間に揺動作動するように、弁ハウジング内部に装着される。同様に、ステータも磁束透過性のフェライト系材料から構成することが望ましい。従って、ステータおよびロータは、弁アセンブリ内部において可変の磁束経路を画定する。
燃料の流量を調節する手段は、さらに、弁ロータを、第1および第2の磁気的に係合される位置に交互に係合させる電磁的手段と、弁ロータを、1つの磁気的に係合される位置からもう1つの磁気的に係合される位置に急速に作動させるかあるいはまた加速するバネ手段とを含む。
弁ロータは、好ましくは、弁ハウジング内に配備される細長い弁シャフト上に揺動作動するように装着される。この弁ロータおよび弁シャフトは対応する燃料ポートを有しており、この対応する燃料ポートは、弁ロータが第1の磁気的に係合される位置にある時は、弁ロータの燃料ポートが弁シャフトの燃料ポートと連通し、弁ロータが第2の磁気的に係合される位置にある時は、弁ロータの燃料ポートが弁シャフトの燃料ポートと連通しないように配置される。
弁シャフトの燃料ポートは、弁シャフトの内部に形成される燃料通路と、弁ロータが第1の磁気的に係合される位置にある時は、調節される燃料が弁シャフトの燃料通路に流入して弁ハウジングの流出部分に流れるような様態で連通する。弁ロータが第2の磁気的に係合される位置にある時は、調節される燃料は燃料通路に流入しない。弁ロータは、安全なエンジンの運転を促進する平均の燃料流れ状態を実現するために、例えば停電の場合のように電磁的手段が付勢されない時に、中立位置に作動するように調整されることが望ましい。
弁ロータを、1つの磁気的に係合される位置からもう1つの磁気的に係合される位置に交互に作動させるかあるいはまた加速するバネ手段は、いくつかの異なる形式のものとすることができる。例えば、以下に述べる本発明の一実施形態においては、バネ手段が、弁ロータの外部部分と機能的に関連する複数のコイルバネを含む。本発明の別の実施形態においては、バネ手段が、弁ロータの内部部分と機能的に関連する捩りバネを含む。さらに別の実施形態においては、バネ手段は、弁ロータの外部部分と機能的に関連するカンチレバーバネを含む。本発明によれば、バネおよびロータは磁気的に係合される位置間を固有周波数で揺動する。
電磁的手段は、交互に交替する第1および第2の磁束経路を含むことが望ましい。本開示に従って、弁ロータは、第1磁束経路が付勢される時は、第1の磁気的に係合される位置への第1方向に回転するかあるいはまた作動し、第2磁束経路が付勢される時は、弁ロータは、第2の磁気的に係合される位置への第2方向に回転するかあるいはまた作動する。
本発明の一実施形態においては、電磁的手段が、上部の隣り合う第1および第2の電磁コイルと下部の隣り合う第3および第4の電磁コイルとを含んでいる。弁ロータが揺動動作するように装着される弁シャフトの軸を通って広がる水平面に対して、第1および第3の電磁コイルが互いに水平面対向し、第2および第4の電磁コイルが互いに水平面対向する。弁ロータは、第1および第4電磁コイルが付勢されると、第1の磁気的に係合される位置への第1方向に作動し、第2および第3電磁コイルが付勢されると、弁ロータは、第2の磁気的に係合される位置への第2方向に作動する。
交互に交替する2つの磁束経路で、水平面対向する電磁コイルに関連する磁束経路は、設計の選択に応じて種々の形態を取り得ることが考えられる。例えば、交互に交替する2つの磁束経路が、共通の半径方向リターン極(例えば複数の電磁コイルの軸と同じ平面内にある軸を有する極)または共通の軸方向リターン極(例えば複数の電磁コイルの軸に垂直に延びる軸を有する極)を含むことができる場合、あるいは共通のリターン極を全く含まない場合が考えられる。さらに、電磁的手段が、互いに側方に配置されるかあるいは互いに水平面に対向して配置される2つの電磁コイルだけを含むことができることも考えられ、これもまさに本発明の範囲内である。この場合には、各磁束経路に単一の電磁コイルが存在することになろう。このような例においては共通のリターン極は存在しなくてもよい。共通のリターン極がない例においては、磁束の経路は弁ハウジングの独立の構造的構成部品によって画定することができる。
弁ロータは、弁シャフト上に装着する形状に構成される略円筒状の本体部分と、その本体部分から半径方向に外側に延びて直径上に対向する1対のパドルであって電磁的手段と相互作用するパドルとを有する。弁シャフトの周囲に、その弁シャフト内に形成される内部燃料通路と連通して環状の溝を形成して、弁シャフトの外面と弁ロータの円筒状の本体部分の内面との間に流体軸受けを確立するようにすることが望ましい。この流体軸受けは弁ロータの急速な揺動作動を支持し、シャフトおよびロータ間の摩擦表面接触を減少させる。
装置の調節範囲内における高度の流量分解度を実現するために、弁ハウジング内部に複数の弁ロータを配置して、各弁ロータを、それと関連する対応燃料ポートの寸法に応じて弁シャフトに対して独自の燃料流れ状態を作り出すように調整しかつ形態化することが望ましい。本発明の一実施形態においては、弁ハウジングの内部に4つの弁ロータが配置されて各ロータが独自の燃料流れ状態を作り出し、その結果、1つの圧力に対して、合計で16個の異なる燃料流量を、初期流量と最大流量との間の範囲内に得ることができる。弁アセンブリの一形態においては、4つの弁ロータが、単一の弁シャフト上に軸方向に連続して装着され、別の形態においては、4つの弁ロータのそれぞれが別個の弁シャフト上に装着され、この別個の弁シャフトが平行に配置される。
本発明は、さらに、エンジンにおける燃焼を能動的に制御するために燃料ノズルへの燃料の流れを制御する新規で有用な方法に関する。この方法は、燃料を初期流量において受け入れるステップと、検知される燃焼状態に応答して燃料の流量を調節するステップと、燃料を、調節された流量において燃料噴射器に供給するステップとを含んでいる。
本発明は、さらにまた、ガスタービンエンジンにおける燃焼の不安定を能動的に制御するために燃料ノズルへの燃料の流れを調節する方法に関する。この方法は、燃料を初期流量において受け入れるステップと、検知される燃焼の不安定の振幅に比例して燃料の初期流量を調節するステップと、燃焼の不安定を補正するために、燃料を、調節された流量で燃料噴射器に供給するステップとを含んでいる。この方法は、ガスタービンエンジンの燃焼室内部における燃焼の不安定を検知するステップと、弁アセンブリに対して、燃焼の不安定の振幅に比例して燃料流量を調節するように指令するステップとをさらに含む。
本発明の係合揺動型弁アセンブリの以上並びに他の様態と、この弁アセンブリを用いる方法とが、図面に関連付けてなされる本発明に関する以下の詳細な説明から、当業者にはさらに容易に明らかになるであろう。
次に、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。これによって、本発明が属する分野の当業者は、本発明の揺動係合型弁アセンブリの使用方法についてより容易に理解するであろう。
ここに開示する係合揺動型の弁アセンブリは能動型の燃焼制御システムと連携して用いるように意図されている。能動型の燃焼制御システムは、好ましくは、ガスタービンエンジンの燃焼室内部における局所的な熱音響的燃焼不安定を低減するように設計される。ここに開示する弁アセンブリは、このような例において、検知される燃焼の不安定に比例して、個々の燃料噴射器への燃料の流れを約1000Hzより高い極高周波でパルス化するかあるいはまた調節するために用いることができる。
能動型の燃焼制御システムは、また、エンジンの排出物質を削減し、エンジンの動力学を改善し、運転効率を最大化する目的をも有している。このような例においては、本発明の弁アセンブリを、個々の燃料噴射器への燃料の流れを絞り込むかあるいはまた能動的に調節して、燃焼器における温度パターン因子を制御し、それによってホットスポットおよび他の検知される燃焼状態を低減するために用いることができる。この弁アセンブリは、さらに、局所的な燃料流れのパターンをある時間にわたって能動的に調節することによってエンジンを自己調整し、エンジンの健全性を維持するためにも用いることができるであろう。
ここに開示する弁アセンブリは、例えば、主燃料流れおよびパイロット燃料流れを備えた2段燃料噴射器を含む種々のタイプの燃料噴射器と連携して使用し得ることが考えられる。このような例においては、パイロット燃料流れを調節するかあるいはまた主燃料流れに対して高周波でパルス化して、燃焼状態を制御することができる。
当業者は、ここに開示する係合揺動型の弁アセンブリを、ガスタービン技術分野以外の燃焼用途にも簡単に利用し得ることを容易に認めるであろう。本発明の弁アセンブリは、例えば、自動車の燃料噴射システムにおいて見られるようなパルス幅変調弁として使用することができるであろう。
実際にはさらに、本発明の弁アセンブリを、燃焼技術分野以外の装置またはプロセスにおいて、流体の流れを比較的高周波で調節するかあるいはまたパルス化するために容易に使用し得るのではないかと考えられる。例えば、ここに開示する弁アセンブリを、能動型のプロセス制御システムと連携して、第1プロセス流体を第2プロセス流体中に比例的に計量注入する流体滴定システムのような化学プロセス工業領域における用途にも利用し得るであろう。燃焼技術分野以外の他の用途としては、油圧システム用のサーボ弁または冷凍システムにおけるガス流量制御弁が含まれるであろう。
以下の説明においては、能動型の燃焼制御システムと連携して使用するものとして3種類の異なる係合揺動型弁アセンブリを開示する。各弁アセンブリは異なる構造を有しているが、3種類共すべて、燃料をガスタービンエンジンの燃焼器に注入する燃料噴射器への燃料の流れを能動的に制御するかあるいはまた調節するように、同様に機能する。3つの弁アセンブリ間の操作上の基本的な類似性は、構成要素弁が、エネルギー所要量を最小化するために共振周波数で作動するという点である。以下に詳細に議論するように、開示される弁アセンブリの構成要素弁を操作位置の間に揺動させるために用いられるエネルギーは、機械的なバネに蓄えられる。バネの種類と弁アセンブリの相対的な形状とが、3つの弁アセンブリのそれぞれを相互に区分する因子である。
さらに、3つの弁アセンブリは、各構成要素弁が、電力が消失すると平均または中立の燃料流れ状態に戻るという点で類似しており、各弁アセンブリは、流れが調節されている時には平均の燃料流れが変化しないように設計される。運転においては、本発明の弁アセンブリによって実現される燃料調節は、運転中の燃焼器内に存在する燃焼の不安定の振幅に比例する。燃料調節の振幅または燃料流量の振幅は、互いに同調して作動する複数の弁ユニットを用いて変えられるが、この場合特定の弁アセンブリにおける各構成要素弁は異なる燃料流れを有している。構成要素弁の揺動周波数は、構成要素弁を開位置に磁気的に係合する時間的長さを調整することによって変化させられ、位相は、構成要素弁を係合位置から解放する時点によって変えられる。
3つの弁アセンブリは、約230℃の温度と、約1000Hz以上の非常に高い操作周波数において作動するように設計される。弁は、好ましくは、約300億サイクルの作動寿命(すなわち、500Hzにおいて17,000時間の運転時間)を有する。弁アセンブリは最大約40ワットの電力を消費し、少なくとも1000pphの平均燃料流れで200pphの燃料を調節するように設計される。弁アセンブリは、弁の揺動部品に関して金属対金属の接触または摩擦が生じないように、流体もしくは油圧軸受けによって設計される。弁アセンブリは、好ましくは約250グラム未満の質量を有する。
本発明の弁アセンブリのこれらの特徴および他の特徴は、本発明の好ましい実施形態について図面と関連付けてなされる以下の詳細な説明から、当業者には一層容易に明らかになるであろう。
コイルバネを備えた係合揺動型弁アセンブリ
本発明の好ましい実施形態に従って組み立てられた、コイルバネ作動構成要素弁を有する係合揺動型弁アセンブリを図1〜図14に示す。これには、全体として参照番号100が付せられている。弁アセンブリ100は、以下に詳細に述べるように、4−ビットの弁アセンブリとして示されかつ説明される。換言すれば、この弁アセンブリは、各弁ロータが開(またはオン)位置および閉(またはオフ)位置を有して二進的にまたはビット状に作動するようなデジタル方式に構成されている。従って、以下に説明するように、弁アセンブリ100は、4つの弁と16(24)個の異なる作動位置とを有しており、単一の燃料流れ圧力に対して16個の異なる燃料流れ状態を作り出し、燃焼状態を能動的に制御するための実質的な分解度を提供する。
しかし、当業者は、以下の開示から、弁アセンブリ100をさらに多くの燃料流れ状態を作り出すように構成して、より高い分解度と燃料流れ状態に対するより精密な制御とを提供し得ることを容易に理解するであろう。例えば、弁アセンブリを、64(26)個の異なる燃料流れ状態を作り出す6−ビットシステムとして組み立てることができるであろう。逆に、弁アセンブリをより少数の燃料流れ状態を作り出すように構成して、より大まかな制御を提供することもできる。例えば、弁アセンブリ100は、単に、完全開位置および完全閉位置を含む2つ(21)の異なる作動位置を有する1−ビットシステム、すなわち真の二進弁を含むことができるであろう。
図1を参照すると、弁アセンブリ100は、燃料ポンプまたは燃料計量装置(図示せず)のような燃料源から必要に応じて燃料を受け入れる流入端部分110を有する。燃料は、所定圧力および初期流量において流入端部分110に受け入れられる。弁アセンブリ100は、また、燃料を燃料噴射装置(図示せず)に供給するための環状の燃料チャンバ112aを構成する流出端部分112をも有している。燃料チャンバ112aから、燃料を、流入端部分110において受け入れられた初期燃料流量において、または初期流量とは異なる調節された流量において供給することができる。調節された燃料流量は、予め定められた流量調節範囲または管理幅内にあることが望ましい。この流量調節範囲または管理幅は、最小燃料流量(弁ロータがすべて完全閉とされた状態)と最大燃料流量(弁ロータがすべて完全開とされた状態)との間に及び、好ましくは、弁アセンブリに対する平均の燃料流量について変化する。
弁アセンブリ100を燃焼の不安定を制御するために用いる用途においては、調節された流量が検知される燃焼の不安定の振幅に比例するように、流量を高周波(パルス化された燃料流れ)で調節する。弁アセンブリ100をガスタービンエンジンの燃焼室内における熱的パターン因子を制御するために用いる用途においては、燃料流量を、定常流れの状態または平均の燃料流れ状態に対して能動的に調節するかあるいはまた増減方向に整えて、検知されるホットスポットまたは同類のものを低減するかあるいはまた緩和することができる。このような例においては、流量を、例えば弁アセンブリが中立位置にある場合に対応する第1の定常状態から、弁アセンブリを中立位置に置いた場合に得られる流量に対して流量が増減される別の定常状態に段階的に増減させることができるであろう。
弁アセンブリ100は、流入端部分110から流出端部分112に縦方向に連続して配置される4つの係合揺動型弁ユニットまたはビットを含んでいる。弁ユニットは、内部燃料チャンバ116(例えば図5参照)を画定する弁ケーシング114内に収納される。燃料チャンバ116は、流入端部分110から流出端部分112にバイパス流れ(すなわち弁ユニットをバイパスする第1次燃料流れ)を輸送する。参照を容易にするため、弁アセンブリ100の4つの弁ユニットまたはビットを、続けて弁ユニット120a〜120dと呼称するものとする。
種々の図面に関して以下にさらに詳しく述べるように、弁アセンブリ100の各弁ユニット120a〜120dは、特に、1つの弁ロータと、水平面に対向する2対の電磁石と、4つのコイルバネとを含んでいる。この弁ロータは、磁束透過性の材料から形成され、開位置と閉位置との間で揺動作動するように細長い弁シャフト上に装着され、水平面に対向する2対の電磁石は、どちらの電磁石対が付勢されるかに応じて開位置または閉位置のいずれかに弁ロータを磁気的に係合するために、直径上に対向する磁極を構成するような位置に配置され、4つのコイルバネは、構成要素弁が対角線上に対向する1つの電磁石対から係合を解かれてもう1つの対角線上に対向する電磁石対の方に向かって引き付けられる時に、弁ロータを開位置と閉位置との間に加速するかあるいはまた急速作動させるに必要な機械的エネルギーを供給する。弁ロータの固有周波数または切り換え速度は、約1000Hz以上のレベルとすることが好ましい。当業者は、電磁石の唯一の機能がロータを係合することであり、一方コイルバネの唯一の機能は、係合位置間にロータを急速に作動させることであることを理解するべきである。
図2を参照すると、弁アセンブリ100は4−ビットのロータアセンブリ105を含み、このロータアセンブリ105は、流入プレート125から延びて燃料管または導管を形成する細長い円筒状の弁シャフト122を具備している。流入プレート125は軸から偏移した燃料流入ポート125aを有する。この燃料流入ポート125aは、燃料を燃料源から所定圧力で第1次燃料チャンバ116に送り出す。弁シャフト122上には、回転可能に支持される4つの弁ロータ124a〜124dが軸方向に連続して支持される。弁シャフト122は中心の燃料通路126を有しており、この燃料通路126は、縦方向に間隔を置いて配置される4つの一連の燃料ポート対128a〜128dで、直径上に対向する半径方向の燃料ポート対128a〜128dと連通している。
開示される弁アセンブリの実施形態においては、燃料ポート対128a〜128dの開口寸法は、燃料通路126の流入端から燃料通路126の流出端の方向に減少しているので、流入端の燃料ポート128aが相対的に最大の開口寸法を有し、流出端の燃料ポート128dが相対的に最小の開口寸法を有する。さらに詳細には、本発明に従って、下流方向に見て、流入端から流出端に、弁シャフト122の連続する燃料ポート対のそれぞれは、隣の対向燃料ポート対の流れ面積の半分を備えている。従って、燃料ポート対128bの流れ面積は燃料ポート対128aの流れ面積の半分であり、燃料ポート対128cの流れ面積は燃料ポート対128bの流れ面積の半分であり、燃料ポート対128dの流れ面積は燃料ポート対128cの流れ面積の半分である。当業者は、燃料ポート対の開口寸法および付随する流れ面積を、設計上の選択と用途とに応じて上記に開示した形態から変更し得ることを容易に認めるであろう。例えば、対向燃料ポートの各連続対は、特殊な用途によって必要とされる場合は、対向燃料ポートの隣の対の流れ面積の1/3を備えることができるであろう。またその代わりに、燃料ポートの流れ面積を、弁シャフトに沿って同じように分布させることも可能であろう。
弁シャフト122は、縦方向に間隔配置される4対の環状溝130a〜130dをも含んでいる。この環状溝の対130a〜130dは、以下に詳細に述べるように、弁シャフト122の中心燃料通路126と流体連通している。このため、各環状溝の対130a〜130dは、所定量の燃料を送出して、各溝におけるあるいは各溝に隣接する流体軸受けを形成し、この流体軸受けが、ロータアセンブリの各弁ロータ124a〜124dの弁シャフト122の外周面に対する回転を支持する。これは、弁ロータと弁シャフトとの間の表面対表面接触を低減する機能を果たす。
図3と関連付けて図2の参照を続けると、弁アセンブリ100の各弁ロータ124a〜124dは、直径が縮小された端部132a、132bを備えた中心の円筒状の本体部分132と、弁シャフト122を回転支持関係において受け入れる寸法および形状を備えた穿孔133とを有する。各弁ロータ124a〜124dは、側方に対向する1対の翼部分134a、134bを有しており、この翼部分134a、134bは、4つの電磁石の水平面に対向する係合面と適合するように調整されかつ形態化される傾斜した係合面を備えている。翼部分134a、134bの各係合面には、各コイルバネ(図示せず)の端末部分を受け入れる座ぐり座136が設けられる。
翼部分134a、134bの表面には、弁ロータの全体重量を低減し、かつ、弁ケーシング114内部に配置される隣接ステータ構造に対するロータの相対的動きを受け入れるために、窪み135が設けられる。各ロータ124a〜124dの対向翼134aおよび134bは、直径上に対向配置されて縦方向に延びる燃料供給スロットの対140a〜140dによって互いに分離される。各弁ロータ124a〜124dにおける対向燃料供給スロットは、弁ケーシング114の主内部燃料チャンバ116と連通するような寸法および形状に構成される(図5参照)。さらに詳細には、図3に最もよく見られるように、縦方向に延びる各燃料供給スロット(すなわちスロット140a)が、直径が縮小された本体端部部分132a、132bの範囲内にそれぞれ形成される構造的障害のない対向端部部分141a、141bを有しており、この対向端部部分141a、141bは主内部燃料チャンバ116と連続的に流体連通している。従って、運転中は、弁ロータの燃料供給スロットは、必要時に弁シャフト122の燃料通路126に即応的に流入し得る燃料で常に充満されている。
図2および図5を参照すると、弁ロータ124a〜124dの燃料供給スロット対140a〜140dの内部に、直径上に対向する燃料供給ポート対142a〜142dが形成され、この燃料供給ポート対142a〜142dは、これに対応して弁シャフト122に形成される直径上対向燃料ポート対128a〜128dに適合する寸法および形態に構成される。従って、連続して配置される各弁ロータに対して、燃料供給ポート対142a〜142dの開口寸法は、弁シャフトの流入端から弁シャフトの流出端に向かって減少する。さらに詳細には、弁シャフトの流入端に最も近く配置される弁ロータ(すなわち弁ロータ124a)が最大の燃料供給ポートを有し、一方、弁シャフトの流出端に最も近い弁ロータ(すなわち弁ロータ124d)が最小の燃料供給ポートを有する。この開口寸法の差異は、弁シャフト122に形成される直径上対向燃料流入ポート対の開口寸法差異にまさに一致しており、連続する各燃料供給ポート対は1つ前の燃料供給ポート対の流れの面積の半分の面積を備えている。当業者は、弁シャフトの燃料ポートに関して上記に述べたように、弁ロータにおける燃料ポートの寸法および/または大きさを変化させ得ることを容易に認めるであろう。
以下にさらに詳細に説明するが、図4によく示されるように、弁ロータ124a〜124dは、弁シャフト122の外周の回りで、磁気的に係合される開位置と閉位置との間に揺動する。これによって、弁ロータ124a〜124dの燃料供給ポート対142a〜142dが動いて、弁シャフト122に形成される対応燃料ポート対128a〜128d(図2参照)と流体連通することと、流体連通しなくなることとが可能になり、弁シャフト122の中心燃料通路126を通って流れる燃料の量を能動的に調節することができる。
かくして、図1および図2を参照すると、燃料が、所定圧力および初期流量において、流入プレート125の燃料流入ポート125aからケーシング114の内部燃料チャンバ116に流入し、流出端部分112の燃料流出ポート125bを通って流出チャンバ112aに流れる時に、4つの弁アセンブリ105を好ましくは高周波(例えば1000Hz以上)で操作して、燃料噴射器に供給される燃料の流量を予め定められた調節範囲内で調節することができる。これは、調節される燃料の要求量を、ケーシング114の燃料チャンバ116(図5参照)から流出端部分112の流出チャンバ112aに、弁シャフト122の中心燃料通路126を経由して供給することによって実現される。弁シャフト122の中心燃料通路126からの調節される燃料の要求量は、流出端部分112の流出チャンバ112a内部において、内部燃料チャンバ116の流出ポート125bからの第1次(またはバイパス)燃料流れと合流する。続いて、この合流したあるいは組み合わされた調節燃料流れが、流出チャンバ112aから、弁アセンブリ100と連通する燃料噴射器に供給される。
さらに詳細には、ロータアセンブリ105の4つの弁ロータ124a〜124dがすべて磁気的に閉位置に係合され、従って、弁ロータ124a〜124dの燃料供給ポート対142a〜142dと、弁シャフト122の燃料ポート対128a〜128dとの間に流体連通がなければ、弁アセンブリ100を通過する燃料の流量は、システムに対する最小燃料流量に一致する。逆に、4−ビットロータアセンブリ105の4つの構成要素弁124a〜124dがすべて磁気的に開位置に係合され、その結果、弁ロータ124a〜124dの燃料供給ポート対142a〜142dと、弁シャフト122の燃料ポート対128a〜128dとの間に完全な流体連通が確立されると、弁アセンブリ100を通過する燃料の流量は、システムに対する最大燃料流量に一致する。
1つの4−弁アセンブリには、完全開位置および完全閉位置に加えて14個の弁ロータの位置が存在するが、上記の結果として、弁ロータ位置の指令された任意の組み合わせにおいて、弁アセンブリに接続される燃料噴射器に供給される燃料の流量は、予め定められた流量調節範囲内で最小および最大燃料流量の間で変化することになる。調節される燃料の流量は、システムに対する平均の燃料流量について変化することが好ましい。
当業者は、燃料調節範囲の大きさは、燃料制御システムの運転条件と弁アセンブリが用いられるエンジンとに応じて変化し得ることを容易に認めるであろう。例えば、弁アセンブリを、燃料流量調節範囲が約30%となるように設計することができるであろう。また、弁アセンブリの調節範囲内における分解度を、前記の記述に従って追加の弁ユニットを設けることによって、4−ビット弁アセンブリに対して高め得ることも考えられる。すなわち、例えば、異なる流れ面積の6つの弁ロータを有する6−ビット弁アセンブリを用いると、単一圧力に対して64個の異なる燃料流れ状態を作り出すことができる。
4−弁のアセンブリ100に対する中間段階の燃料調節状態の例を図4に示す。この例においては、第1弁ロータ124aおよび第3弁ロータ124cが開位置(図7〜図9も参照)に係合され、一方、第2弁ロータ124bおよび第4弁ロータ124dは閉位置(図10〜図12も参照)に係合されている。この結果、燃料は、弁ロータ124aおよび124cの燃料供給ポート142aおよび142cを通して、それぞれ対応する位置にある燃料流入ポート128aおよび128cに供給され、弁シャフト122の燃料通路126に流入する。これに対して、燃料は、弁ロータ124bおよび124dの燃料供給ポート142bおよび142dから、対応する位置にある燃料管122の燃料流入ポート128bおよび128dには供給されない。
図4に示す例示的弁配置は、弁ロータ124a、124cによって弁シャフト122の燃料通路126に送り込まれる調節燃料の量が、弁アセンブリが付属するガスタービンエンジンの燃焼室内部に検知される燃焼の不安定に比例するような指令運転条件に対応することができるであろう。この場合には、弁は、その不安定と逆位相の指令周波数において開閉するであろう。
この代わりに、図4の例示的な弁配置は、燃焼室内に検知されるホットスポットに応答して指令される燃料流れ状態で、定常状態または平均の燃料流れ状態に対して低減されるかあるいは絞り込まれた定常状態の燃料流れ状態に対応することができるであろう。また、この例示的な弁配置は、検知される燃焼状態に対してエンジンを調整するに必要な要求燃料流れ状態に対応する燃料流れ状態で、定常状態または平均の燃料流れ状態に対して増大された燃料流れ状態に対応する可能性があることも当然考えられる。本発明の弁アセンブリは、燃料を高周波でパルス化するかあるいはまた調節するために用いることができるが、この弁アセンブリは、1つの定常状態の燃料流れ状態から別の定常状態の燃料流れ状態に段階的に変化させることによって燃料の流れを調節するようにも使用し得ることを、当業者は容易に認めるであろう。
ここで例として図5を参照すると、弁ユニット120aが、電源に個別に接続された4つの電磁石150a〜150dを含んでいる。各電磁石は、ボビン154a〜154d上に支持されると共に磁極片156a〜156dを囲繞するコイル巻線152a〜152dを含む。対角線上に対向する極片が対等になる磁束経路を画定する。すなわち、極片156aおよび156dが第1磁束経路の一部を画定し、極片156bおよび156cが、第1経路とは異なる第2の磁束経路の一部を画定する。磁極片156a〜156dは、それぞれ、弁ロータ124aの側方の対向翼134a、134bの傾斜係合面と磁気的に相互作用する傾斜磁気係合面158a〜158dを備えている。これについては以下にさらに詳しく述べる。
弁アセンブリ100の4つの弁ユニットまたはビット120a〜120dは、それぞれ、対応する極片156a〜156dの内部に個別に支持される4つのコイルバネ160a〜160dをも含んでいる。各コイルバネ160a〜160dの内側の端部部分は、弁ロータ124aの対向翼134a、134bの係合面に形成される対応座ぐり座136の中に納められるかあるいはまた支持される。コイルバネは、それぞれのネジ付き固定具165a〜165dによって極片の内部に保持される。コイルバネ160a〜160dは、磁気的に係合される開閉位置間において弁ロータ124aを加速するかあるいはまた作動させるための機械的エネルギーを蓄える。これについては以下にさらに詳しく述べる。
図5においては、弁ロータ124aは、係合されていない中立位置に描かれている。この位置は、電力が消失して、この弁ロータに関連する4つの電磁石150a〜150dがいずれも付勢されない場合に生じる。この状態は、弁ユニット120aに対する平均燃料流れ状態に合致しており、図6によく見られるように、弁ロータ124aは部分的に開になっている。従って、万一停電の場合でも、弁アセンブリ100を通過する燃料の流れは確実なレベルに維持されるであろう。それは、弁ロータ124aの対向燃料供給ポート142aが弁シャフト122の対向燃料流入ポート128aと部分的に重なり合っており、燃焼がエンジン内で生じ続けると見られるからである。この状態は各弁ユニット120a〜120dにおいて生じるはずであるので、弁アセンブリ100に対して平均または中立の流量が実現されることになる。
図7〜図9を参照すると、弁ロータ124aが開位置にある弁ユニット120aが示されている。弁ロータ124aがこの開位置にある時は、弁ロータ124aは、図5の部分的に開閉された中立位置から第1の方向(例えば時計回りの方向)に回転されている。この結果、弁ロータ124aの対向燃料供給ポート142aは、図8によく見られるように、弁シャフト122の対向燃料流入ポート128aと完全に同心になっているので、調節される燃料の要求量が、弁ケーシング114の内部燃料チャンバ116から弁シャフト122の燃料通路126に流入することができる。この位置においては、弁ユニット120aの電磁石150aおよび150dが付勢され、その結果、弁ロータ124aは、極片156aおよび156dの対角線上に対向する係合面158aおよび158dに関してそれぞれ磁気的に係合される。この例においては、図9に表現されるように、弁ロータ124aを開位置に係合する役割を果たす磁束の磁界が、対角線上に対向する極片156aおよび156d間に流れる。その場合、磁束の磁界は、大部分が弁ロータ124a自体と、上部端末キャップ162aと、下部端末キャップ164aと、上部中央ステータ166aと、下部中央ステータ168aとによって画定される経路を通過する。
弁ロータ124aがこの開位置に磁気的に係合される時は、対角線上に対向するコイルバネ160aおよび160dは圧縮され、従って機械的エネルギーを蓄える。コイルバネ160aおよび160dに蓄えられる機械的エネルギーは、弁ロータ124aが係合から解放されると同時に対角線上に対向する電磁石150bおよび150cが付勢される時に、弁ロータ124aを図10の閉位置に向かって加速するかあるいはまた急速作動させるのに十分である。この揺動は、ロータおよびバネ系の固有周波数において生じる。しかし、圧縮状態のコイルバネ160aおよび160dが生成するトルクは、弁ロータ124aを図7の開位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには十分でない。
ここで図10〜図12を参照すると、弁ロータ124aが閉位置にある弁ユニット120aが示されている。ロータ124aがこの閉位置にある時は、ロータ124aは、図5に示される中立位置から第2の方向(例えば反時計回りの方向)に回転されている。この結果、弁ロータ124aの対向燃料供給ポート142aは、図11に示されるように、弁シャフト122の対向燃料流入ポート128aと流体連通していないので、調節される燃料は、内部燃料チャンバ116から弁シャフト122の燃料通路126に流入することができない。この位置においては、対角線上に対向する電磁石150bおよび150cが付勢され、その結果、弁ロータ124aは、極片156bおよび156cの対角線上に対向する係合面158bおよび158cに関してそれぞれ磁気的に係合される。この例においては、図12に表現されるように、弁ロータ124aを開位置に係合する役割を果たす磁束の磁界が、極片156bおよび156c間に流れる。その場合、磁束の磁界は、弁ロータ124a自体と、上部端末キャップ162aと、下部端末キャップ164aと、上部ステータ166aと、下部ステータ168aとによって画定される経路を通過する。
弁ロータ124aがこの閉位置に磁気的に係合される時は、対角線上に対向するコイルバネ160bおよび160cが圧縮され、従って機械的エネルギーを蓄える。コイルバネ160bおよび160cに蓄えられる機械的エネルギーは、弁ロータ124aが係合から解放されると同時に電磁石150aおよび150dが付勢される時に、弁ロータ124aを開位置に向かって加速するかあるいはまた急速作動させるのに十分である。しかし、圧縮されたコイルバネ160bおよび160cが生成するトルクは、ロータ124aを図10のこの閉位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには不十分である。
ここで図13および図14を参照すると、本発明の好ましい実施形態に従って組み立てられたコイルバネ作動弁ユニットのもう1つの実施形態が示されており、全体として参照番号120fが付せられている。弁ユニット120fは平均の燃料流れ位置に示されており、弁ロータ124fが、弁シャフト122に関して部分的な開状態に置かれている。弁ユニット120fは、すべての点で、弁アセンブリ100の弁ユニット120a〜120dと実質的に同じであるが、弁ユニット120fが、例えば図5に示される弁ユニット120aの上部および下部ステータ166a、168aを含んでいないという点が異なっている。
この例においては、電磁石150a〜150dの2つの付勢状態に対する、例えば図9および図12に示される磁束の経路が、少なくとも部分的に、弁ロータ124fと、端末キャップ(162f’、162f”)および(164f’、164f”)と、極片156a〜156dとによって形成される。さらに詳細には、第1磁束経路は、対角線上に対向する端末キャップ162f’および164f”と、対角線上に対向する極片156aおよび156dと、弁ロータ124fとによって画定され、第2磁束経路は、対角線上に対向する端末キャップ162f”および164f’と、対角線上に対向する極片156bおよび156cと、弁ロータ124fとによって画定される。代替的な磁束経路の残りの部分は、図示されていないが、弁ケーシングの一部または磁束透過性の折れ曲がりストラップ部材のような他の手段によって形成することができる。この結果、弁ユニット120fの全質量が、弁120aの質量に比べて減少する。ここには示していないが、弁アセンブリの弁ユニットが、4つの電磁石ではなく2つの電磁石のみを含むことができることも想定される。このような例においては、各付勢状態に対する磁束の経路は、1つの電磁石のみとそれに付随する極片とを含むであろう。弁ケーシングの、各極片と連通するそれぞれ構造的に絶縁された部分が各磁束経路をさらに画定し、弁ロータは磁束経路の一部を形成しないことになろう。この構成は、弁の質量をさらに低下させるであろう。
捩りバネを備えた係合揺動型弁アセンブリ
本発明の好ましい実施形態に従って組み立てられた、捩りバネ作動構成要素弁を有する係合揺動型弁アセンブリが図15〜図24に示されており、全体として参照番号200が付せられている。弁アセンブリ200は、2−弁(2−ビット)のアセンブリとして示されかつ説明される。従って、以下に説明するように、弁アセンブリ200は、単一の燃料流れ圧力に対して、4つ(22)の異なる燃料流れ状態を作り出す8つの異なる操作位置を有している。2−弁のアセンブリ200を適合させかつ形状を合わせて、例えば図25および図26のように、1つ以上の追加の2−ビット弁アセンブリと一緒に結合し、以下に詳細に述べるように、単一の燃料流れ圧力に対して16個以上の異なる燃料流れ状態を作り出すことができる。
図15〜図17を参照すると、弁アセンブリ200は、互いに対して共面平行関係に配置される2つの係合揺動型弁ユニット220aおよび220bを含む。弁ユニット220aおよび220bは、前端プレートおよび後端プレート214a、214bを含む略長方形の弁ケーシング214の内部に収納される。弁ケーシング214は、弁ユニット220aの折れ曲がりストラップ部材215a、215bのような、空間的に絶縁された折れ曲がりストラップ部材によって包み込まれる。この折れ曲がりストラップ部材は、以下に詳細に述べる各弁ユニット関連の磁束の経路の一部を形成する。
流入プレート210は、前端プレート214aに接して、弁ケーシング214の流入側に取り付けられ、流出プレート212は、後端プレート214bに接して、弁ケーシング214の流出側に取り付けられる。流入プレート210は、燃料を、所定圧力および初期流量において燃料ポンプまたは計量ユニットから受け入れるための流入継ぎ手210aを含み、流出プレート212は、燃料を、初期流量または調節された流量において、ガスタービンエンジンの燃焼器と連通する燃料噴射装置に供給するための流出継ぎ手212aを含んでいる。
ここで図17および図18を参照すると、本開示の非限定的な例示的実施形態において、弁アセンブリ200の各弁ユニット220a、220bが、上部電磁石250a、250bおよび下部電磁石250c、250dを含む4つの電磁石を有している。上部電磁石250a、250bは、磁束非透過性の材料から形成される上部コイル支持プレート255a上に支持され、下部電磁石250c、250dは、これも磁束非透過性の材料から形成される下部コイル支持プレート255bに同様に支持される。各電磁石は、それぞれの極片256a〜256dを囲繞するコイル巻線252a〜252dを含み、各極片256a〜256dは、関連する係合面258a〜258dを有する(図22〜図24参照)。
図17に示されるように、各弁ユニット220a、220bの上部および下部の電磁石は、端子装着台280を経由して電流源に個別に接続される。各端子装着台は、導線(図示せず)を取り付けるための配線ポスト対282a、282bを有している。端子装着台280はネジ付き固定具285によってそれぞれの極片に固定される。
弁アセンブリ200においては、弁アセンブリ100の場合と同様に、対角線上に対向する電磁石が協同作用する磁極を構成し、それが交互に交替する磁束経路の一部を形成する。従って、対角線上に対向する電磁石250aおよび250dが第1磁束経路の一部を画定し、対角線上に対向する電磁石250bおよび250cが第2磁束経路の一部を画定する。2セットの対角線上に対向する電磁石に関連する2つの磁束経路は、さらに空間的に絶縁された磁束透過性の折れ曲がりストラップ部材215a、215bをもそれぞれ含んでいる(図15および図16参照)。
各弁ユニットの電磁石250a〜250dは、例えば図17に示されるように、各弁ロータ224a、224bの側方対向翼234a、234bの末広面と磁気的に相互作用するそれぞれの係合プレート258a〜258dと機能的に関連している。各弁ロータ224aの対向翼234a、234bには、例えば図18および図19に示されるように、弁ロータ224の重量を低減するために細長い窪み235が形成される。
ここで図17〜図21を参照すると、弁ユニット220a、220bの弁ロータ224a、224bが、各弁シャフト222a、222b上に揺動作動するように装着されている。一例として、弁シャフト222aは、全貫通でないとしても少なくとも部分的な範囲にわたる中心穿孔または燃料通路226aを有する。図19のように、燃料管222aの外周面には、縦方向に間隔を置いて配置される1対の環状の溝230a、230bが形成される。溝230a、230bは、円周上に間隔を置いて配置される半径方向の複数の通路225を介して弁シャフト222aの中心穿孔226aと流体連通している。環状溝230a、230bは、中心穿孔226aから燃料を受け入れて、運転中の流体圧力の差異を均衡させる。
さらに、図19に示されるように、燃料管222aの外表面に、環状の燃料供給溝237が形成される。供給溝237は、弁ロータ224aの本体232aに形成される円周上配置の複数の燃料供給開口239と流体連通している。燃料供給開口239は、燃料を燃料供給溝237に送り出し、次いで燃料供給溝237は、燃料を、直径が縮小された環状の軸受け領域241に供給する。この燃料は、弁ロータ224aの弁シャフト222aに対する回転を支持する流体軸受けとして作用する。同様の流体軸受け構成が、弁シャフト222aの直径縮小された環状の軸受け領域243に関しても確立される。燃料は、弁シャフトとロータとの間に存在する図示されていない寸法上の隙間を通して、弁シャフト222aのこの領域に直接供給される。
弁シャフト222aの中心燃料通路226aは、図20によく見られるように、環状溝230a、230b間の弁シャフト222aに形成される直径上対向の半径方向燃料流入ポート228a、228bとも連通している。燃料流入ポート228a、228bは、弁ロータ224aの円筒状の本体部分232aに対応して形成される直径上対向燃料供給ポート242a、242bと連通するような寸法および位置に形成される。これについては図22〜図24に関して以下にさらに詳しく述べる。
本発明の教示に従って、弁シャフト222aの対向燃料流入ポート228a、228bと、弁ユニット220aの弁ロータ224aの対応する燃料供給ポート242a、242bとの開口寸法は、燃料管222bの対向燃料流入ポート228a、228bと、弁ユニット220bの弁ロータ224bの対応する燃料ポート242a、242bとの開口寸法から相違している。例えば、弁ユニット220aにおいてロータおよびシャフトの対応する燃料ポートが提供する流れ面積が、弁ユニット220bにおいてロータおよびシャフトの対応する燃料ポートが提供する流れ面積の2倍になるように、燃料ポートの寸法が異なっている。
弁ロータ224aは、機能的に円筒状の捩りバネ290aに装着される。捩りバネ290aは弁シャフト222aの中心穿孔226aを貫通して延びている。さらに詳細には、捩りバネ290aの先端は、環状の継ぎ手292aにロウ付けされるかあるいはまた固定される。継ぎ手292aは、弁ロータ224aの円筒状の本体部分232aの中心穿孔233aの内部に環状の締め付けリング293aによって固定される。従って、弁ロータ224aおよび捩りバネ290aは、磁気的に係合される位置間において、互いと共に揺動することになる。運転においては、一体結合された捩りバネと弁ロータとの揺動は、系の固有共振周波数において生じる。
図18によく見られるように、捩りバネ290aの後端は調整可能なコレットアセンブリ295aと機能的に繋がっている。このコレットアセンブリ295aは、捩りバネ290aの後端を弁シャフト222aに締め付けるための六角形の調整可能な協同作用固定具294a、296aを含む。この固定具は、弁シャフト222aを弁ロータ224aに関して固定された軸方向位置に保持するために、弁ケーシング214と協同機能するように設計することが好ましい。さらに、調整可能なコレットアセンブリ295aの協同作用固定具294a、296aは、捩りバネ290aの弁ロータ224aに対する適切な芯合わせを簡単に行えるように調整されかつ形態化される。これは、磁気的に係合される1つの位置からもう1つの位置への揺動の必要な加速を実現するに十分なバネの変位を得るためである。
図21を参照すると、2つの弁アセンブリ220a、220bが弁ケーシング214の内部に並列関係において示されている。流入プレート210の流入ポート210aは、第1および第2の分岐流入通路211a、211bに分岐しており、この分岐流入通路211a、211bが、燃料を、初期燃料流量においてそれぞれ弁ユニット220a、220bに供給する。流入通路211aは、前部磁束透過構造202aの開口205aを通して、弁ユニット220aの第1次燃料チャンバ216aと連通している。前部磁束透過構造202aは軸方向の端末極を形成する。
図22〜図24によく見られるように、弁ユニット220aの第1次燃料チャンバ216aは、磁束透過性の軸方向端末極204aの背後に配置される1組の4つの開口285a〜285dを通して、流出プレート212に形成される流出チャンバ206aと連通している。この1組の開口は、燃料チャンバ216aから流出チャンバ206aに、バイパス燃料流れあるいは第1次燃料流れを供給する。弁アセンブリ220aの流出チャンバ206aは、燃料通路270aを介して、流出プレート212の流出ポート212aと直接連通している。
同様に、流入通路211bは、前部磁束透過構造202bに形成される開口205bを通して、弁アセンブリ220bに画定される第1次燃料チャンバ216bと連通している。弁アセンブリ220bの第1次燃料チャンバ216bは、磁束透過構造204bの軸方向端末極の背後の流出プレート212に形成される開口(例えば図22に示される)によって、流出プレート212に形成される流出チャンバ206bと連通している。弁アセンブリ220bの流出チャンバ206bは、燃料通路270bを介して、流出プレート212の流出ポート212aと直接連通している。
弁アセンブリ220aの弁ロータ224aは、前部および後部の磁束透過構造202a、204aの間の第1次燃料チャンバ216aの内部に配置される。運転においては、弁ロータ224aが磁気的に係合される完全開位置にある時は、第1次燃料チャンバ216aからの調節燃料は、同心に合わされた弁シャフト222aおよび弁ロータ224aのそれぞれの燃料ポート228a、242aを通って、弁シャフト222aの中心燃料通路226aに流入することができる。弁シャフト222aの中心燃料通路226aは、調節される燃料を中心燃料供給チャンネル275によって流出ポート212aに供給するために、流出プレート212に形成される横方向の第2次燃料チャンネル275aと連通している。
弁ユニット220bの弁ロータ224bも、同様に、磁束透過性軸方向端末極202bおよび204bの間に配置される第1次燃料チャンバ216bの内部に置かれる。運転においては、弁ロータ224bが磁気的に係合される完全開位置にある時は、第1次燃料チャンバ216bからの調節燃料は、同心に合わされた弁シャフト222bおよび弁ロータ224bの燃料ポートを通って、弁シャフト222bの中心燃料通路226bに流入することができる。燃料管222bの中心燃料通路226bは、調節される燃料を中心燃料供給チャンネル275によって流出ポート212aに供給するために、流出プレート212に形成される横方向の第2次燃料チャンネル275bと連通している。すなわち、燃料供給チャンネル275が、弁ユニット220aおよび220bのそれぞれの第2次燃料チャンネル275aおよび275bの合流管として機能する。
図22を参照すると、弁ユニット220aの弁ロータ224aが、係合から解放された中立位置に描かれている。この位置は、4つの電磁石250a〜250dのすべてが付勢されない時に生じる。この状態は平均の燃料流れ状態に相当し、弁ロータ224aは部分的な開位置に置かれている。この位置においては、弁ロータ224aの対向燃料供給ポート242a、242bは、弁シャフト222aの対向燃料流入ポート228a、228bと部分的に重なり合っているので、調節される燃料は、捩りバネ290aと燃料通路226aの内壁との間に画定される環状の燃料通路の中に流入する。
弁ロータ224aが図23の完全閉位置にある時は、弁ロータ224aは図22の中立位置から第1方向または反時計回りの方向に回転されている。従って、弁ロータ224aの対向燃料供給ポート242a、242bは、弁シャフト222aの対向燃料流入ポート228a、228bと全く重なり合わない位置に動かされている。この位置においては、電磁石250bおよび250cが付勢され、その結果、弁ロータ224aが、極片256bおよび256cの対角線上に対向する係合面258bおよび258cに対して磁気的に係合されている。
弁ロータ224aが図23のこの閉位置に磁気的に係合される時は、捩りバネ290aは反時計回りの方向に捩られ、従って機械的エネルギーをトルクの形で蓄える。捩りバネ290aに蓄えられた機械的エネルギーは、弁ロータ224aが係合面258bおよび258cから解放されると同時に電磁石250aおよび250dが付勢される時に、弁ロータ224aを図24の開位置に向かって加速するかあるいはまた急速作動させるのに十分である。この例においては、しかし、捩られた捩りバネ290aが生成するトルクは、弁ロータ224aを図23の閉位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには不十分である。
弁ロータ224aが図24の完全開位置にある時は、弁ロータ224aは図22の中立位置から第2方向または時計回りの方向に回転されている。従って、弁ロータ224aの対向燃料供給ポート242a、242bは、弁シャフト222aの対向燃料流入ポート228a、228bと完全に同心になっている。この位置においては、電磁石250aおよび250dが付勢され、その結果、弁ロータ224aが、極片256aおよび256dの対角線上に対向する係合面258aおよび258dに対して磁気的に係合されている。
弁ロータ224aが図24のこの開位置に磁気的に係合される時は、捩りバネ290aは時計回りの方向に捩られ、従って機械的エネルギーをトルクの形で蓄える。捩りバネ290aに蓄えられたこの機械的エネルギーは、弁ロータ224aが係合面258aおよび258dから解放されると同時に電磁石250bおよび250cが付勢される時に、弁ロータ224aを図23の閉位置に向かって急速作動させるのに十分である。この例においては、しかし、捩られた捩りバネ290aが生成するトルクは、弁ロータ224aを図24の開位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには不十分である。
ここで図25および図26を参照すると、捩りばね作動弁を有する4−ビットの係合揺動型弁アセンブリが示されており、その全体に参照番号400が付せられている。この弁アセンブリは、協同作用する2つの2−ビット弁アセンブリ200aおよび200bから構成される。この配置においては、流入継ぎ手210aは弁アセンブリ200aの流入側と機能的に繋がっており、流出継ぎ手212aは弁アセンブリ200bの流出側と機能的に繋がっている。2つの弁アセンブリの間に、第1次燃料流路および調節される燃料の流路に関して両者間の流体連通を容易にするための中間ブリッジプレート415が配置される。ブリッジプレート415には、弁アセンブリ200aの流出側および弁アセンブリ200bの流入側と連通するように、適切にポートおよび流路が形成される。当業者は、燃料流れ状態に対するより高い分解度とより高度の制御を提供するために、任意の個数の2−ビット弁アセンブリを図25および図26に示される方法で連結し得ることを容易に認めるであろう。
カンチレバーバネを備えた係合揺動型弁アセンブリ
図27を参照すると、本発明の弁アセンブリと連携して用いるためのもう1つの係合揺動型弁ユニットが示されており、その全体に参照番号320が付せられている。弁ユニット320は、上部電磁石350a、350bおよび下部電磁石350c、350dを含む4つの電磁石を備えている。上部電磁石350a、350bは、それぞれ上部係合プレート358a、358bに機能的に連結され、下部電磁石350c、350dは、それぞれ下部係合プレート358c、358dに機能的に連結される。
弁ユニット320は、円筒状の本体部分323を有する弁ロータ324を含み、この円筒状本体部分323は、細長い弁シャフト322を回転支持関係において受け入れるような寸法および形状に構成される(例えば図28参照)。側方に対向する翼部分334aおよび334bが、電磁石350a〜350dと関連する上下の係合面358a〜358dと相互作用するように本体部分323から延びている。弁ユニット320はさらに対向する上下のカンチレバーバネ362および364を含んでおり、このカンチレバーバネ362および364が、運転中に弁シャフト322内部の燃料流れを調節するために弁ロータ324を磁気的に係合される開位置および閉位置間に急速揺動させるかあるいはまた加速させる機械的エネルギーを蓄える。
図27をさらに続けて参照すると、上部カンチレバーバネ362は、上部取り付けロッド375aに支持される2つの内側に傾けられたレバー362aおよび362bを有している。この上部レバー362aおよび362bはそれぞれ湾曲する末端部分363aおよび363bを含んでおり、この末端部分363aおよび363bは、図28によく見られるように、弁ロータ324の中央本体部分323から上方に延びる上部係合歯385aのインボリュート面と接し合う。同様に、下部カンチレバーバネ364は、下部取り付けロッド375bに支持される2つの内側に傾けられたレバー364aおよび364bを有している。レバー364aおよび364bはそれぞれ湾曲する末端部分365aおよび365bを含んでおり、この末端部分365aおよび365bは、図28によく見られるように、弁ロータ324の中央本体部分323から下方に延びる下部係合歯385bのインボリュート面と接し合う。
上部および下部カンチレバーバネ362および364のバネレバー(362a、362bおよび364a、364b)の対向する湾曲末端部分(363a、363bおよび365a、365b)と、図28に示される上部および下部の係合歯385aおよび385bのインボリュート面との間の機械的な相互作用は、互いに噛み合う2つの平歯車間の相互作用に類似している。これは、バネレバーとロータの係合歯との間の転がり接触を最大化し、その間の滑り摩擦を最小化する役割を果たす。
図28においては、弁ロータ324が、係合から解放された中立位置に描かれている。この位置は、4つの電磁石350a〜350dがいずれも付勢されない時に生じる。この位置は平均の燃料流れ状態に相当し、弁ロータ324の対向燃料供給ポート342a、342bは、弁シャフト322の対向燃料流入ポート328a、328bと部分的に重なり合っている。
図29を参照すると、弁ロータ324が閉位置にある時、弁ロータ324は図28の中立位置から第1方向または反時計回りの方向に回転されている。従って、弁ロータ324の対向燃料供給ポート342a、342bは、弁シャフト322の対向燃料流入ポート328a、328bと全く重なり合わない位置に動かされている。この位置においては、対角線上に対向する電磁石350bおよび350cが付勢され、その結果、弁ロータ324が、対角線上に対向する係合面358bおよび358cに対して磁気的に係合されている。
弁ロータ324が図29の閉位置に磁気的に係合される時は、上部カンチレバーバネ362のバネレバー362aと下部カンチレバーバネ364のバネレバー364bとが撓められ、従って機械的エネルギーを蓄える。2つのバネレバー362a、364bに蓄えられる機械的エネルギーは、弁ロータ324が係合から解放されると同時に対角線上に対向する電磁石350aおよび350dが付勢される時に、弁ロータ324を図30の開位置に向かって作動させるのに十分である。しかし、撓められたバネレバー362a、364bが生成する力は、弁ロータ324を図29の閉位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには不十分である。
図30を参照すると、弁ロータ324が開位置にある時、弁ロータ324は図28の中立位置から第2方向または時計回りの方向に回転されている。従って、弁ロータ324の対向燃料供給ポート342a、342bは、弁シャフト322の対向燃料流入ポート328a、328bと完全に同心になっている。この位置においては、対角線上に対向する電磁石350aおよび350dが付勢され、その結果、弁ロータ324が、対角線上に対向する係合面358aおよび358dに対して磁気的に係合されている。
弁ロータ324が図30の開位置に磁気的に係合される時は、上部カンチレバーバネ362のバネレバー362bと下部カンチレバーバネ364のバネレバー364aとが撓められ、従って機械的エネルギーを蓄える。2つの撓められたバネレバー362b、364aに蓄えられる機械的エネルギーは、弁ロータ324が係合から解放されると同時に対角線上に対向する電磁石350bおよび350cが付勢される時に、弁ロータ324を図29の閉位置に向かって作動させるのに十分である。しかし、撓められたバネレバー362b、364aが生成する力は、ロータ324を図30の開位置に保持する磁気的な係合力に打ち勝つには十分でない。
本発明およびその各構成要素を好ましい実施形態に関して説明してきたが、当業者は、この好ましい実施形態に対して、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の本質および範囲から離れることなく変更および修正を加え得ることを容易に認めるであろう。例えば、開示された本発明の各実施形態においては、調節される燃料が、1つ以上の係合揺動型弁ロータを経由して、弁シャフト内部に形成される燃料通路に流入する。しかし、開示された本発明の各実施形態を、調節される燃料が、弁シャフトの燃料通路から弁シャフトの外側の燃料流路に1つ以上の係合揺動型弁ロータを経由して流入するように構成し得ることが考えられ、これもまさに本発明の範囲内である。このような例においては、第1次燃料流路が弁シャフト内の通路によって画定され、一方、調節される流れの流路が弁シャフトの穿孔の外側に画定されるであろう。流れの他の配置もまた可能である。
例えば、本発明の弁アセンブリは、弁ハウジングを通過するいかなるバイパス流れ流路もなしに作動するように構成し得ることが考えられ、これもまさに本発明の範囲内である。この場合は、結果的に、弁シャフトを通して供給される調節燃料流れが、弁アセンブリからの唯一の流出流れになる。このような例においては、弁アセンブリに対する平均の燃料流量は、弁ロータの中立位置に対応するものとし得るであろう。さらに、本発明の弁アセンブリがこの方式で構成される場合、この弁アセンブリを単独で使用すること、あるいは、燃料を未調節状態で噴射器に供給する別の燃料流路と組み合わせて使用することが可能であると考えられる。この場合は、噴射器には、直列または並列のいずれかに配置される2つの別個の燃料流れから燃料供給されることになる。
本発明の好ましい実施形態に従って構成された揺動係合型弁アセンブリの第1のタイプの斜視図であり、4セットの電磁コイルが4−ロータ形態において示される。 図1の弁アセンブリの調節される燃料の導管を画定する弁シャフトと、この弁シャフト上に回転可能に支持される4つの弁ロータとの斜視図である。 図1の弁アセンブリの弁ロータの斜視図である。 図1の弁アセンブリの一部分の断面斜視図であり、ロータアセンブリの4つの弁ロータが、調節された所要の燃料流れ状態を実現するような位置に配置されている。この場合、第1および第3弁ロータが第1方向もしくは反時計回りの方向に回転されて閉位置にあり、第2および第4ロータが第2方向もしくは時計回りの方向に回転されて開位置にある。 図1の線5−5に沿う断面図であり、中立の非係合位置における4−ロータアセンブリの第1弁ロータを示す。この中立の非係合位置は、弁アセンブリ内部における平均の燃料流れ状態に対応する。 図5に示す位置の弁ロータを局所的に拡大した図であり、弁ロータが中立位置にある時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 図1の線5−5に沿う4−ロータアセンブリの弁の断面図であり、完全開位置に磁気的に係合された第1弁ロータを示す。この場合、対角線上に対向する第1および第4のコイルバネが、図10の閉位置に向かって弁ロータを加速する機械的エネルギーを蓄えるように圧縮されている。 図7における弁ロータを局所的に拡大した図であり、弁ロータが開位置にある時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 弁ロータと弁ハウジングの上下の共通の半径方向ステータ極とを通って流れる磁力線で、弁ロータを図7および図8の開位置に磁気的に係合させる磁力線を概略的に示す。 図1の線5−5に沿う4−ロータアセンブリの弁の断面図であり、完全閉位置に磁気的に係合された第1弁ロータを示す。この場合、対角線上に対向する第2および第3のコイルバネが、図7の開位置に向かって弁ロータを加速する機械的エネルギーを蓄えるように圧縮されている。 図10における弁ロータを局所的に拡大した図であり、弁ロータが閉位置にある時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 弁ロータと弁ハウジングの上下の共通の半径方向ステータ極とを通って流れる磁力線で、弁ロータを図10および図11の閉位置に磁気的に係合させる磁力線を概略的に示す。 図5の弁アセンブリの代替的実施形態の断面図である。弁アセンブリの全重量を低減するために、弁ステータハウジングが共通の半径方向ステータ極を有していない。 図13に示す、平均の燃料流量状態に対応する中立位置における弁ロータを局所的に拡大した図である。 本発明の好ましい実施形態に従って組み立てられた弁アセンブリの第2のタイプの斜視図である。 図15に示す弁アセンブリの側壁を取り除いた斜視図であり、弁ケーシング内部に配置されるいくつかの水平面に対向する電磁石を示す。 図15の弁アセンブリの流出プレートを取り除いた斜視図であり、弁ケーシング内部に配置される2−ロータアセンブリの弁ロータを示す。 図15の弁アセンブリの内部における弁ロータおよび関連する弁シャフトを断面で示した斜視図であり、弁シャフト内部に設けられる捩りバネおよび燃料通路を示す。 図18に示す弁ロータおよび弁シャフトの分解斜視図であり、捩りバネが弁シャフトの中心穿孔内部に配備されている。 図19の弁ロータおよび弁シャフトを部分的に断面にした組み立て斜視図であり、2つの協同作用する構造間の関係を示す。 図15の線21−21に沿う断面図であり、2つのロータアセンブリを収納する弁ケーシング内部に構成される第1次燃料通路および調節される燃料の通路を示す。燃料は所定圧力および初期流量において流入プレートに流入し、その所定圧力と、弁ロータの位置に応じて同じ流量かあるいは調節された流量において流出プレートから流出する。 図21の線22−22に沿う断面図であり、弁ロータが中立位置にある時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 図21の線22−22に沿う断面図であり、弁ロータが完全な閉位置に磁気的に係合された時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 図21の線22−22に沿う断面図であり、弁ロータが完全な開位置に磁気的に係合された時の、弁ロータにおける対向燃料輸送ポートと、弁シャフトにおける対向燃料流入ポートとの相対的な位置を示す。 図15の2−弁アセンブリを2つ直列に連結して組み立てられた4−弁アセンブリの斜視図である。 図25に示す4−弁アセンブリの斜視図であり、直列に連結された弁ケーシングの内部と、対角線上に対向する電磁石間に延びる磁束経路の一部を形成する折れ曲がりストラップ部材の構造とを示すために、側壁を部分的に除去して断面化している。 本発明の好ましい実施形態に従って組み立てられた弁ロータアセンブリのもう1つのタイプの斜視図である。このアセンブリは、磁気的に係合される開位置と閉位置との間に弁ロータを加速させるに必要な機械的エネルギーを蓄えるための対向する上下のカンチレバーバネを含んでいる。 図27のロータアセンブリの断面図である。弁ロータは、カンチレバーバネのレバーが中立の傾きを有する中立位置にある。 図27のロータアセンブリの断面図である。弁ロータは完全閉位置に磁気的に係合されており、対向するカンチレバーバネのレバーが、図30の開位置に向かうように傾けられている。 図27のロータアセンブリの断面図である。弁ロータは完全開位置に磁気的に係合されており、対向するカンチレバーバネのレバーが、図29の閉位置に向かうように傾けられている。
符号の説明
100、200、400 弁アセンブリ
105 ロータアセンブリ
110 流入端部分
112 流出端部分
112a 燃料チャンバ
114、214 弁ケーシング
116 内部燃料チャンバ
120a−d、220a,b、320 弁ユニット
120f 弁ユニット
122、222a,b、322 弁シャフト
124a−d、224a,b、324 弁ロータ
124f 弁ロータ
125 流入プレート
125a 燃料流入ポート
125b 燃料流出ポート
126、226a,b 燃料通路
128a−d、228a,b、328a,b 燃料流入ポート
130a−d、230a,b 環状溝
132、232a 円筒状本体部分
132a,b 弁ロータ端部
133、233a 穿孔
134a,b、234a,b、334a,b 翼部分
135、235 窪み
136 座ぐり座
140a−d 燃料供給スロット
141a,b 対向端部部分
142a−d、242a,b、342a,b 燃料供給ポート
150a−d、250a−d、350a−d 電磁石
152a−d、252a−d コイル巻線
154a−d ボビン
156a−d、256a−d 磁極片
158a−d 磁気係合面
160a−d コイルバネ
162a 上部端末キャップ
162f’ 端末キャップ
162f” 端末キャップ
164a 下部端末キャップ
164f’ 端末キャップ
164f” 端末キャップ
165a−d ネジ付き固定具
166a 上部中央ステータ
168a 下部中央ステータ
200a,b 弁アセンブリ
202a,b 前部磁束透過構造
204a,b 後部磁束透過構造
205a,b 開口
206a,b 流出チャンバ
210 流入プレート
210a 流入継ぎ手、流入ポート
211a,b 分岐流入通路
212 流出プレート
212a 流出継ぎ手、流入ポート
214a 前端プレート
214b 後端プレート
215a,b 折曲りストラップ部材
216a,b 第1次燃料チャンバ
225 燃料通路
237 環状の燃料供給溝
239 燃料供給開口
241 軸受け領域
243 軸受け領域
255a,b コイル支持プレート
258a−d、358a−d 磁気係合プレート
323 円筒状本体部分
362 上部カンチレバーバネ
362a,b レバー
363a,b 末端部分
364 下部カンチレバーバネ
364a,b レバー
365a,b 末端部分
415 中間ブリッジプレート

Claims (31)

  1. 燃料ノズルへの燃料の流れを制御する弁アセンブリであって、
    a)燃料源からの燃料を受け入れる流入部分と燃料を燃料ノズルに供給する流出部分を有する弁ハウジングと、
    b)前記弁ハウジング内に設けられ、かつ、縦軸を有する細長い固定弁シャフトと、
    c)前記固定弁シャフトに搖動自在に装着され、第1及び第2の磁気的係合位置の間で前記固定弁シャフトの軸の周りを搖動し、前記燃料ノズルへ供給する燃料の流れを調整するための少なくとも1つの弁ロータと、
    d)前記第1及び第2の磁気的係合位置に前記少なくとも1つの弁ロータを交互に係合するための電磁的手段と、を含む弁アセンブリ。
  2. 前記少なくとも1つの弁ロータが、予め定められた調節範囲内において、前記燃料ノズルへ供給する燃料の流れを調節するように調整されかつ構成される請求項1に記載の弁アセンブリ。
  3. 燃料源からの燃料が、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第1の磁気的係合位置にあるとき、前記少なくとも弁ロータによって前記弁ハウジングの流出部分に流入し得、また、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第2に磁気的係合位置にあるとき、燃料源からの燃料が、前記少なくとも1つの弁ロータによって前記弁ハウジングの前記出口部分に流入し得ないように構成される請求項1に記載の弁アセンブリ。
  4. 前記少なくとも1つの弁ロータが、磁束透過性のフェライト系材料から形成され、かつ、第1および第2の磁気的に係合される位置の間に揺動作動するように装着される請求項に記載の弁アセンブリ。
  5. 前記少なくとも1つの弁ロータを、1つの磁気的に係合される位置からもう1つの磁気的に係合される位置に交互に作動させるバネ手段をさらに含む請求項に記載の弁アセンブリ。
  6. 前記少なくとも1つの弁ロータおよび前記固定弁シャフトが対応する燃料ポートを有しており、該対応する燃料ポートは、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第1の磁気的に係合される位置にある時は、前記少なくとも1つの弁ロータの燃料ポートが前記固定弁シャフトの燃料ポートと連通し、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第2の磁気的に係合される位置にある時は、前記少なくとも1つの弁ロータの燃料ポートが前記固定弁シャフトの燃料ポートと連通しないように配置される請求項に記載の弁アセンブリ。
  7. 前記固定弁シャフトの燃料ポートが、前記固定弁シャフトの内部に形成される燃料通路と、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第1の磁気的に係合される位置にある時は、調節される燃料が該燃料通路に流入して前記弁ハウジングの前記流出部分に流れ、前記少なくとも1つの弁ロータが前記第2の磁気的に係合される位置にある時は、調節される燃料が前記燃料通路に流入しないように連通して配置される請求項記載の弁アセンブリ。
  8. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連する複数のコイルバネを含む請求項に記載の弁アセンブリ。
  9. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連する捩りバネを含む請求項に記載の弁アセンブリ。
  10. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連するカンチレバーバネを含む請求項に記載の弁アセンブリ。
  11. 前記電磁的手段が、第1および第2の磁束経路を含む請求項に記載の弁アセンブリ。
  12. 前記少なくとも1つの弁ロータが、前記第1磁束経路が付勢される時は、前記第1の磁気的に係合される位置への第1方向に回転し、前記少なくとも1つの弁ロータが、前記第2磁束経路が付勢される時は、前記第2の磁気的に係合される位置への第2方向に回転する請求項11に記載の弁アセンブリ。
  13. 前記少なくとも1つの弁ロータが、前記電磁的手段が付勢されない時に前記第1と第2の磁気的係合位置の間の中立位置に動するように調整される請求項11に記載の弁アセンブリ。
  14. 前記少なくとも1つの弁ロータが、前記固定弁シャフト上に装着する形状に構成される略円筒状の本体部分と、該筒状の本体部分から半径方向に外側に延びて直径上に対向する1対のパドルであって前記電磁的手段と相互作用するパドルとを有する請求項に記載の弁アセンブリ。
  15. 流体軸受けを前記固定弁シャフトの外面と該弁ロータの円筒状の本体部分の内面との間に確立する手段が、該固定弁シャフト内に形成される燃料通路と連通して、該固定弁シャフトに設けられる請求項に記載の弁アセンブリ。
  16. 前記弁ハウジング内に複数の弁ロータが配置され、各弁ロータが、それと関連する対応燃料ポートの形状に応じて、前記固定弁シャフトに対して異なった燃料流れ状態を作り出すように構成される請求項に記載の弁アセンブリ。
  17. 前記複数の弁ロータが、単一の固定弁シャフト上に軸方向に連続して装着される請求項16に記載の弁アセンブリ。
  18. 前記複数の弁ロータのそれぞれが別個の固定弁シャフト上に装着される請求項16に記載の弁アセンブリ。
  19. ガスタービンエンジンにおける燃焼を能動的に制御するために燃料ノズルへの燃料の流れを調節する弁アセンブリであって、
    a)燃料源から燃料を初期燃料流量において受け入れる流入部分、および、検知される燃焼状態に応じて、該初期燃料流量または調節される燃料流量において燃料を燃料ノズルに供給する流出部分を有する弁ハウジングと、
    b)該弁ハウジングを通して燃料を導くために、前記弁ハウジング内に画定され、かつ、該流入部分と該流出部分との間に延びる第1次燃料流路と、
    c)前記弁ハウジング内に配備され、前記弁ハウジングの流出部分と流体連通する第2次燃料通路を内部に有する固定弁シャフトと、
    d)第1および第2の磁気的に係合される位置の間に揺動作動するように前記固定弁シャフト上に装着される弁ロータであって、該第1位置においては、該第1次燃料流路からの燃料が、前記流出部分に供給されるように前記固定弁シャフト内の第2次燃料通路に流入することができ、該第2位置においては、前記第1次燃料流路からの燃料が、前記固定弁シャフト内の第2次燃料通路に流入することを停止される弁ロータと、
    e)燃料ノズルに供給される燃料の流量を検知される燃焼状態に応答して調節するために、該弁ロータを、前記第1および該第2の磁気的に係合される位置に交互に係合させる電磁的手段と、
    f)該弁ロータを、1つの磁気的に係合される位置からもう1つの磁気的に係合される位置に交互に作動させるバネ手段と、
    を含む弁アセンブリ。
  20. 前記弁ロータおよび前記固定弁シャフトが対応する燃料ポートを有しており、該対応する燃料ポートは、前記弁ロータが前記第1の磁気的に係合される位置にある時は、前記弁ロータの燃料ポートが前記固定弁シャフトの燃料ポートと連通し、前記弁ロータが前記第2の磁気的に係合される位置にある時は、前記弁ロータの燃料ポートが前記固定弁シャフトの燃料ポートと連通しないように配置される請求項19に記載の弁アセンブリ。
  21. 前記固定弁シャフトの燃料ポートが、前記固定弁シャフト内に形成される燃料通路と連通する請求項20に記載の弁アセンブリ。
  22. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連する複数のコイルバネを含む請求項19に記載の弁アセンブリ。
  23. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連する捩りバネを含む請求項19に記載の弁アセンブリ。
  24. 前記バネ手段が、前記少なくとも1つの弁ロータと機能的に関連するカンチレバーバネを含む請求項19に記載の弁アセンブリ。
  25. 前記電磁的手段が、第1および第2の磁束経路を含む請求項19に記載の弁アセンブリ。
  26. 前記弁ロータが、前記第1磁束経路が付勢される時は、前記第1の磁気的に係合される位置への第1方向に動し、該弁ロータが、前記第2磁束経路が付勢される時は、前記第2の磁気的に係合される位置への第2方向に動する請求項25に記載の弁アセンブリ。
  27. 前記弁ロータが、前記第1次燃料流路と前記固定弁シャフト内に形成される燃料通路との間に平均の燃料流れ状態を実現するように、前記電磁的手段が付勢されない時に中立位置に動するように調整される請求項19に記載の弁アセンブリ。
  28. 前記弁ロータが、前記固定弁シャフト上に装着する形状に構成される略円筒状の本体部分と、該本体部分から半径方向に外側に延びて直径上に対向する1対のパドルであって前記電磁的手段と相互作用するパドルとを有する請求項19に記載の弁アセンブリ。
  29. 前記弁ロータが、磁束透過性のフェライト系材料から形成される請求項21に記載の弁アセンブリ。
  30. 前記弁ロータの揺動作動を支持する流体軸受けを前記固定弁シャフトの外面と該弁ロータの円筒状の本体部分の内面との間に確立する手段が、前記固定弁シャフト内に形成される前記燃料通路と連通して、前記固定弁シャフトに形成される請求項28に記載の弁アセンブリ。
  31. 前記弁ハウジング内に複数の弁ロータがそれぞれ各々の固定弁シャフト上に配置され、各弁ロータが、それと関連する対応燃料ポートの形状に応じて、それと関連する固定弁シャフトに対して独自の燃料流れ状態を作り出すように調整されかつ構成される請求項20に記載の弁アセンブリ。
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