JP4942603B2 - 照光シート部材及びその製造方法、並びに操作スイッチ用カバー部材及びその製造方法 - Google Patents

照光シート部材及びその製造方法、並びに操作スイッチ用カバー部材及びその製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、光源からの光が内部を通して導かれ、所定の放射部において放射される照光シート部材及びその製造方法と、この照光シート部材を用いた操作スイッチ用カバー部材及びその製造方法とに関する。
近年、光源からの光がシート状の内部を通して導かれ、所定の放射部において放射されるように構成された照光シート部材が種々の分野で提案されている。
例えば、下記特許文献1では、キーパッドの背面に配置されて、側面側の光源から入射された光をキーパッドに照射可能に構成されたバックライト用導光板が提案されている。ここでは、導光板の側周縁の側方に配置された光源からの光が、導光板の側周縁から入射されて、導光板の内部を通して導かれ、キーパッドの数字や文字と対応する部分に形成されたパターンで乱反射されて放射されることで、各数字や文字と対応する部分を照射するようになっている。
このバックライト用導光板では、光を放射させるためのパターンは、導光板に凹凸形状を設けたり、光散乱材を含有するインクを印刷することなどにより形成されており、光源から遠ざかるにつれて、凹凸形状や乱反射材の密度が増加するようにして放射される光を調整している。
特開2007−80824号公報
しかしながら、従来の照光シート部材では、導光板自体に直接に乱反射用の構造が形成されていた。そのため、導光板自体に凹凸を設ける場合には、凹凸に到達した光が全て乱反射されるため、過剰に乱反射され易くて、この部位における導光板の導光性能が低下し易かった。また、狭い範囲で強く乱反射されたり、僅かな凹凸形状の差で乱反射の強さが大きく変動し易いなど、放射される光の強さや範囲を調整し難かった。
光散乱材を含有するインク等を導光板自体に付着する場合、放射される光の強さを各放射部毎に調整するには、各放射部毎に異なるインクを用いなければならず、製造に手間を要していた。
そこで、この発明では、放射部において放射される光の強さや範囲を調整し易いと共に放射部における導光性能を維持し易く、しかも製造が容易な照光シート部材を提供することと、そのような照光シートを容易に製造できる方法を提供することを課題とし、更に、そのような照光シートを用いて操作スイッチ用カバー部材を容易に製造できる方法を提供することを他の課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載の照光シート部材は、基板上に配置された接点端子と弾性ドームとを有するドーム型スイッチと、光源からの光が入射される光入射部と、前記弾性ドームの上方に空間を介して配置され、該光入射部から入射された光が内部を通して導かれる導光シート部と、該導光シート部の下面に設けられた、前記弾性ドームを押圧するためのプランジャ部と、該導光シート部により導光された光を乱反射させて放射する複数の放射部とを備えた照光シート部材において、前記放射部は、前記プランジャ部の底面と、前記導光シート部の下面のうち該プランジャ部を囲む領域とに、密着して突設された、乱反射用突部を有し、前記導光シート部から前記導光された光が該乱反射用突部に入射して、該乱反射用突部の外表面で乱反射されるように構成されており、前記複数の放射部は、前記光入射部からの距離に応じて異なることを特徴とする。
請求項2に記載の照光シート部材は、請求項1に記載の構成に加え、前記導光シート部の前記放射部に相当する部位が平坦な面からなり、該平坦な面に前記乱反射用突部が突設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の照光シート部材の製造方法は、請求項1又は2に記載の照光シート部材を製造する方法であり、前記導光シート部を形成し、前記乱反射用突部を光硬化性樹脂により前記導光シート部から突出するように成形することを特徴とする。
請求項4記載の照光シート部材の製造方法は、請求項3に記載の構成に加え、前記導光シート部の前記乱反射用突部側の面に突設されるように、前記光入射部を前記乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により成形することを特徴とする。
請求項5に記載の照光シート部材の製造方法は、請求項3又は4に記載の構成に加え、前記導光シート部に剛性を付与するための補強リブを、前記導光シート部の前記乱反射用突部側の面に、前記乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により成形することを特徴とする。
請求項6に記載の操作スイッチ用カバー部材は、被押圧部を押圧可能な単数又は複数の押圧操作部を備えたキーシートの下面に、請求項1又は2に記載の照光シート部材を、前記放射部が前記押圧操作部に対応する位置に配置されるように積層した操作スイッチ用カバー部材であり、前記導光シート部に、前記乱反射用突部と、前記被押圧部を押圧可能なプランジャ部とを、同一の光硬化性樹脂により前記導光シート部の同一面から突出するように設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の操作スイッチ用カバー部材の製造方法は、被押圧部を押圧可能な単数又は複数の押圧操作部を備えたキーシートの下面に、請求項1又は2に記載の照光シート部材を、前記放射部が前記押圧操作部に対応する位置に配置されるように積層して操作スイッチ用カバー部材を製造する方法であり、前記導光シート部を形成し、該導光シート部に前記乱反射用突部と、前記被押圧部を押圧可能なプランジャ部とを、同一の光硬化性樹脂により前記導光シート部の同一面から突出するように成形することを特徴とする。
請求項1に記載の照光シート部材によれば、放射部が導光シート部の表面に密着して突設されると共に、導光シート部から光が入射可能な乱反射用突部からなり、乱反射用突部に入射した光が乱反射用突部の外表面で乱反射されるように構成されているので、導光シート部内部で導かれた光のうち、導光シート部から乱反射用突部に入射した光だけを乱反射させることができる。そのため、導光シート部に直接凹凸を設ける場合のように、導光シート部の内部で導かれる光が直接凹凸に到達して過剰に乱反射されることを防止し易く、放射部における導光シート部の導光性能を維持し易くできる。同時に、乱反射用突部の形状を自由に設定できるため、放射部において放射される光の強さや範囲を調整し易い。しかも、複数の放射面で同じ材料を用いて成形することができるため、製造も容易である。
更に、請求項1に記載の照光シート部材によれば、複数の放射部が光入射部からの距離に応じて異なる乱反射用突部を備えるので、各放射部毎に乱反射により放射される光の強さや範囲を調整することができ、光源からの距離に拘わらず、複数の放射部から適切な光を放射させ易い。
請求項2に記載の発明によれば、導光シート部の放射部に相当する部位が平坦な面からなり、この平坦な面に乱反射用突部が突設されているので、放射部から放射される光の強さや範囲を乱反射用突部だけで調整することができ、製造し易い。
請求項3に記載の照光シート部材の製造方法によれば、導光シート部を形成した後、この導光シート部に乱反射用突部を光硬化性樹脂により突出するように成形するので、乱反射用突部の形状を導光シート部とは別に任意に成形することができ、乱反射用突部の形状の自由度が大きく、放射部から放射される光の強さや範囲を広い範囲で設定することができる。また、光硬化性樹脂により形成するため、成形時に導光シート部の放射部における表面が荒れ難く、導光性能を低下し難い。
請求項4に記載の照光シート部材の製造方法によれば、光入射部を乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により同じ面に成形するので、光入射部を乱反射用突部と同時に成形することができ、照光シート部材の製造が容易である。
請求項5に記載の照光シート部材の製造方法によれば、補強リブを乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により同じ面に成形するので、補強リブを乱反射用突部と同時に成形することができ、照光シート部材の製造が容易である。
請求項6及び7に記載の操作スイッチ用カバー部材又はその製造方法によれば、乱反射用突部とプランジャ部とを同一の光硬化性樹脂により導光シート部の同一面から突出するように成形するので、乱反射用突部とプランジャ部とを同時に成形することができ、操作スイッチ用カバー部材の製造が容易である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図3は、この実施の形態を示し、携帯電話の操作スイッチ用カバー部材に照光シート部材を適用した例である。
この携帯電話では、図示しない筐体内に、LED等の光源11と、回路の接点端子13と、接点端子13間を離接可能な被押圧部としての弾性ドーム15とが配設された基板10を備え、この基板10上に操作スイッチ用カバー部材としての操作パネル20が配設された構成を有している。
操作パネル20は、複数のキートップ31を備えたキーシート30と、キーシート30を基板10側となる下面側から照光可能な照光シート部材40とが、空気層23を介して積層され、周囲のスペーサ21により接合されている。
キーシート30は、弾性ドーム15に対応する位置の上面に、押圧操作部としてのキートップ31が固定され、このキートップ31に印刷、塗装、蒸着等により遮光層33が形成されると共に、遮光層33に抜き形状に文字、図形、記号等の表示部35が形成されている。キーシート30の基板10側となる下面には、印刷、塗装、蒸着等により遮光層37が形成されると共に、キートップ31に対応する位置に抜き形状に透光部39が形成されている。キーシート30及びキートップ31は何れも光を透過可能な透明樹脂により形成されている。
操作パネル20の照光シート部材40は、光源11からの光が入射される光入射部41と、この光入射部41から入射された光が内部を通して導かれる導光シート部43と、この導光シート部43により導光された光を放射するように、各キートップ31に対応する位置の基板10側となる下面に設けられた複数の放射部45と、放射部45と共に下面に設けられた弾性ドーム15を押圧可能なプランジャ部47と、操作パネル20を基板10上に支持するための補強リブ49とを備えている。
照光シート部材40の導光シート部43は、内部で光が両面側で反射されつつ導光可能な平坦な透明樹脂シートからなる。この透明樹脂シートの材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂などが挙げられる。透明性、強靱性を有すると共に高い屈折率を有するという理由で、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートが好適である。
この導光シート部43は、照光シート部材40や操作パネル20を薄く抑えるために出来るだけ薄く形成されることが好ましく、例えば、導光シート部43の厚さを0.05mm〜0.4mmとしてもよく、好ましくは、0.1mm〜0.15mmとするのが好適である。このような範囲であれば、導光性能を確保しつつ、薄型化することが可能である。
照光シート部材40の光入射部41は、光源11の発光面11aから発光した光を導光シート部43の内部に導くもので、導光シート部43の下面に密着して突設されており、光源11の発光面11aと対向する入射面51と、入射面51より放射部45側に設けられて、光源11側から放射部45側に向けて薄肉となるように傾斜した光案内面53とを備えている。この光入射部41は、接着剤や粘着剤等を介在しないと共に気泡等を存在させず、導光シート部43の下面に直接密着して固定されている。
この実施の形態の光源11は、導光シート部43に沿う方向の光がより多く発光されるように発光面11aが基板10及び導光シート部43に沿う方向に配向した側面発光式のものであり、光入射部41の入射面51は、この光源11の発光面11aに対応した形状を有し、発光面11aに出来るだけ近接し、好ましくは密着した平面又は曲面からなる。入射面51は、光源11の発光面積と同一以上の入射面積を有しており、発光面11aの全面に対向している。
一方、光案内面53は、入射面51から入射して光案内面53に達した光をより多く導光シート部43の内部に導けるように、入射面51から離間する程、導光シート部43に近接するように、一定の勾配で傾斜した傾斜平面又は曲面により構成されている。
この光案内面53は、例えば、光源11からの光を主として導光させる方向が1方又は狭い範囲である場合には、光案内面53は導光シート部43に沿う断面が直線形状となる傾斜平面としてもよく、光源11からの光を比較的広い範囲に導光させる場合には、導光シート部43に沿う断面が曲線形状となる傾斜曲面としていもよい。
光案内面53の傾斜面の勾配は、導光シート部43と平行な光を反射させた際、反射光が光入射部41から導光シート部43に入射可能な勾配とするのが好ましく、特に、この反射光が導光シート部43に入射して導光シート部43の空気層23との界面である上面に到達した際、反射光が導光シート部43の上面において全反射条件を満たすような勾配となるように形成するのが好適である。このような光案内面53の勾配は光入射部41や導光シート部43の各材料の屈折率等に応じて適宜設定することが可能である。
また、光案内面53には、この実施の形態のように、光案内面に53達した光をより多く反射できるように金属蒸着や白色印刷により形成された反射層55を設けていてもよい。
照光シート部材40の放射部45は、導光シート部43の内部で導かれた光を乱反射させて導光シート部43から放射させるもので、導光シート部43の下面に密着して突設された複数の乱反射用突部57からなる。この乱反射用突部57は、各キートップ31に対応する各放射部45毎に複数設けてられている。
この乱反射用突部57は、導光シート部43の内部で導光され、乱反射用突部57と導光シート部43との界面に到達した光の一部、即ち、界面での全反射条件を満たさない光を入射させて、乱反射用突部57の突形状の外表面で乱反射させるように構成されている。
この乱反射用突部57では、所望の乱反射の強さが得られるように、大きさ、形状、数等が適宜設定されている。形状としては、例えば、球面、円錐、円柱、円錐台、角錐、角柱、角錐台、板状、塊状等、各種の形状が選択できる。また、複数の放射部45の放射部45毎に、乱反射用突部57の形状、大きさ、数等を異ならせることができる。
この実施の形態では、複数の放射部45の光入射部41からの距離に応じて異なる形状の乱反射用突部57が設けてられており、例えば、光入射部41に近い程、放射部45の乱反射用突部57を、例えば配置面積が小さくなるように形成したり、複数の乱反射用突部57の配置密度が小さくなるように形成したり、各乱反射用突部57の外表面の導光シート部43に対する角度を小さくするようにしてもよい。この実施の形態1では、詳細な図示は省略しているが、光源11からの距離が遠い程、乱反射用突部57の数を多くして配置密度を増加させている。
照光シート部材40のプランジャ部47は、キートップ31が押圧された際に下降して弾性ドーム14を押圧するもので、各キートップ31に対応する導光シート部43の下面の放射部45に設けられている。この実施の形態では、プランジャ部47は放射部45の一部を構成している。このプランジャ部47は、略円柱形状を呈し、乱反射用突部57より突出して設けられており、基板10側となる下面に乱反射用突部57と同形状の凹凸が設けられている。このプランジャ部47では、導光シート部43の内部で導光されて、プランジャ部47と導光シート部43との界面に到達した光の一部が入射され、外表面で乱反射されるようになっている。
これらの乱反射用突部57及びプランジャ部47は、光を透過可能な透明性を有する材料から形成されており、接着剤や粘着剤等を介在しないと共に気泡等を存在させず、導光シート部43の下面に直接密着して固定されている。
照光シート部材40の補強リブ49は、導光シート部43の下面の各キートップ31間に設けられている。この補強リブ49は、照光シート部材40の基板10からの位置を位置決めする機能と、各キートップ31の押圧時に、他のキートップ31を含む操作パネル20の他の部位を変形させ難くする機能とを有している。また、操作パネル20の剛性を担保するものであってもよい。この補強リブ49は、導光シート部43より硬質の材料から形成されており、導光シート部43に複数箇所、好ましくは全体が固定されている。
このような導光シート部43の下面に形成された光入射部41、乱反射用突部57、及びプランジャ部47は、それぞれ光を透過可能な透明性を有する材料から形成されており、互いに異なる材料から形成されていてもよいが、同一の材料から形成されていることが好ましい。同一の材料から形成されていれば、これらを一度に成形することが可能で、製造し易くできるからである。
これらの材料として、導光シート部43の表面上で成形可能な樹脂等の材料を用いるのが好適である。導光シート部43に直接密着して形成することができ、光入射部41、乱反射用突部57、又はプランジャ部47と導光シート部43との界面における、光の伝搬が阻害される部材や気泡を存在させ難くできるからである。
具体的には、透明性を有する各種の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などを用いることができ、光硬化性樹脂を用いれば、成形時に導光シート部43の表面が荒れ難く、乱反射を防止できて好適である。この光硬化性樹脂としては、種々のものが使用可能であるが、加工性、作業性の観点から、アクリル系、シリコーン系、エポキシ系、エステル系などの紫外線硬化樹脂を用いるのがよい。
この実施の形態では、光入射部41、乱反射用突部57、プランジャ部47、補強リブ49が、全て同一の紫外線硬化樹脂により形成されている。
なお、光入射部41には、導光シート部43より低い屈折率を有する材料を用いることが好適である。導光シート部43より低い屈折率であれば、既に導光シート部43の内部で導光されている光が光導入部41と導光シート部43との界面に入射した際、導光シート部43内で反射させ易いからである。
一方、乱反射用突部57を光入射部41と異なる材料により形成する場合、乱反射用凸部57には、導光シート部43より高い屈折率を有する材料を用いることは好適である。導光シート部43より高い屈折率であれば、導光シート部43から乱反射用突部57に光を入射させ易くできるからである。
このような照光シート部材40は、キーシート30と空気層23を介して積層された状態で、周縁側で両面粘着シート等のスペーサ21を介して接合されて操作パネル20が構成されている。照光シート部材40とキーシート30とが空気層23を介して積層されることで、導光シート部43の上面がキーシート30に比べて屈折率の低い空気層23に接するため、導光シート部43の内部で導かれる光が上面側に到達したときの全反射条件を広くでき、導光性能を向上することができるからである。
更に、このように構成された操作パネル20は、図示しない筐体の開口部の周縁に設けられた固定部に固定されると共に、補強リブ49の底面が基板10に固定されることにより、筐体及び基板10に装着されて携帯電話を構成している。
なお、操作パネル20が固定部に固定された状態で、補強リブ49に入射された光が補強リブ49から漏れることなどを防止する目的で、補強リブ49と基板10とが接触する部位に金属蒸着や白色印刷等により形成された反射層59を設けることも好ましい。
次に、照光シート部材40を製造する方法について説明する。
この照光シート部材40を製造するには、まず、図3(a)に示すように、予め少なくとも一方の面が平坦に形成されていて、導光シート部43を構成可能なシート材43Xを作製する。シート材43Xとしては、シート状の素材から切り出して使用してもよく、成形型等を用いて作製してもよい。
次に、図3(b)に示すように、光入射部41、乱反射用突部57、プランジャ部47、及び、補強リブ49に対応する形状を有する凹部61と、シート材43Xがインサートされる収容部63とを有する透明な下型65を用い、各凹部61に未硬化状態の紫外線硬化樹脂組成物67を注入し、スクレーパ68により各凹部61に対して過剰量の紫外線硬化樹脂組成物67を除去することにより、全ての凹部61に紫外線硬化樹脂組成物67を適量充填する。
次に、図3(c)に示すように、下型65の収容部63にシート材43Xを配置して、上型69により型締めし、シート材43Xに各凹部61内の紫外線硬化樹脂組成物67を各凹部61の開口全面で密着させる。そして、この状態で、下型65の外側から紫外線を照射し、各凹部61内の紫外線硬化樹脂組成物67を硬化する。
その後、下型65及び上型69からなる成形型を型開きして、成形品を取り出し、シート材43Xが所定の外形形状を有する導光シート部43となる場合にはそのまま、また、シート材43Xが複数の導光シート部43を含む場合には、所定の外形形状を有する導光シート部43毎に切断分離するなどにより、導光シート部43に光入射部41、乱反射用突部57、プランジャ部47、及び、補強リブ49がそれぞれ一体に形成された照光シート部材40を得ることができる。
次に、このような照光シート部材40の使用状態を説明する。
この照光シート部材40が所定位置に配置された携帯電話では、光源11を発光させると、図2に示すように、まず、光源11の発光面11aから発せられた光が、光入射部41の入射面51に入射される。入射された光のうち、入射面51と導光シート部43との間の界面に到達した光の多くは、直接、導光シート部43に入射される。また、入射された光のうち、導光シート部43に沿って光案内面53にまで到達した光は、光案内面53において反射され、導光シート部43との界面の方向に進行し、該界面から導光シート部43に入射される。
導光シート部43の内部に入射された光は、導光シート部43の上面側の空気層23との界面で反射され、その後、導光シート部43の上下面において適宜繰り返し反射されつつ、導光シート部43内で複数の放射部45に導かれる。
放射部45では、導光シート部43内で導びかれた光のうち、乱反射用突部57及びプランジャ部47との界面に到達した光の一部が乱反射用突部57及びプランジャ部47に入射される。
そして、乱反射用突部57及びプランジャ部47に入射された光が、それぞれの外表面に到達するとその部位で乱反射され、照光シート部材40から放射される。この放射された光のうちキートップ31に向かう光が、透光部39及び表示部35を透過することにより、キートップ31の表示部35の外部に放射される。
なお、導光シート部43内で導びかれた光のうち、乱反射用突部57及びプランジャ部47に入射されない光は、更に、導光シート部43内で他の放射部45に導かれ、キートップ31の表示部35の外部に放射される。
以上のような照光シート部材40によれば、放射部45が、導光シート部43の表面に密着して突設されて導光シート部43からの光が入射可能に形成された乱反射用突部57からなり、乱反射用突部57に入射した光がそれらの外表面に到達して乱反射されるように構成されているので、導光シート部43内部で導かれた光のうち、導光シート部43から乱反射用突部57に入射した光だけを乱反射させることができる。
そのため、導光シート部43に直接凹凸を設ける場合のように、導光シート部43の内部で導かれる光が直接凹凸に入射して過剰に乱反射されることがなく、この放射部45における導光シート部43の導光性能を維持し易くできる。
また、乱反射用突部57の形状を自由に設定できるため、放射部45において放射される光の強さや範囲を調整し易い。しかも、複数の放射面45で同じ材料を用いて成形することができるため、製造も容易である。
また、複数の放射部45が光入射部41からの距離に応じて異なる形状や大きさの乱反射用突部57を設けたので、各放射部45毎に放射される光の強さなどを異ならせることができ、光源11からの距離に拘わらず、複数の放射部45から適切な強さで光を放射することができる。
更に、導光シート部43の放射部45に相当する部位が平坦な面からなり、この平坦な面に乱反射用突部57を突設しているので、導光シート部43に特別な構成を設けることなく、乱反射用突部57だけで放射部45から放射される光の強さや範囲を自在に調整し易く、製造が容易である。
また、上述のように照光シート部材40を製造すると、導光シート部43を形成した後、この導光シート部43に乱反射用突部57を光硬化性樹脂により突出するように成形するので、乱反射用突部57の形状を導光シート部43とは別に任意に成形することができ、乱反射用突部57の形状の自由度が大きく、放射部45から放射される光の強さや範囲を広い範囲で設定し易い。また、光硬化性樹脂により形成するため、成形時に導光シート部43の放射部45における表面が荒れ難く、導光性能を低下し難い。
また、光入射部41と乱反射用突部57とを同一の光硬化性樹脂により同じ面に成形するので、光入射部41と乱反射用突部57と同時に成形することができ、照光シート部材40の製造が容易である。
その際、更に、補強リブ49を乱反射用突部57と同一の光硬化性樹脂により同じ面に成形しているので、補強リブ49を乱反射用突部57と同時に成形することができ、照光シート部材40の製造がより容易である。
そして、このような照光シート部材40を用いて操作パネル20を製造すれば、導光シート部43の放射部45に相当する部位に、乱反射用突部57とプランジャ部47とを同一の光硬化性樹脂により導光シート部43から突設するように成形するので、乱反射用突部57とプランジャ部とを同時に成形することができるため、操作パネル20の製造が容易である。
[実施の形態2]
図4は、この実施の形態2の操作パネル20を示している。
この実施の形態2では、光源71及び光入射部41が、例えば図1のP点等のように、周囲の多数の方向にキートップ31が設けられているような位置に配置されている。
また、基板10に装着された光源71として、発光面71aが頂部側に設けられていて、発光面71aから導光シート部43側に向かう光がより多く発光される上面発光式のものを用いており、その他は、実施の形態1と同様である。
このような照光シート部材40であっても、実施の形態1と何ら異なることなく、同様の作用効果を得ることができる。
[実施の形態3]
図5は、この実施の形態3の照光シート部材40の放射部45を示している。
この実施の形態3の照光シート部材40は、各放射部45に一つの乱反射用突部としての成形部73を設けている。この成形部73にはプランジャ部47が同一材料により一体に成形されており、成形部73とプランジャ部47の基板10側の表面に、実施の形態1、2と同様の凹凸形状75が設けられている。この成形部73は、少なくともキートップ31の表示部35に対応する領域以上の範囲であって、キートップ31に対応する領域と同等又はそれ以下の範囲に設けられていることが好ましい。表示部35の領域より小さいと、表示部35から放射される光にむらが生じ易く、一方、キートップ31に対応する領域より大きいとキートップ31の押圧動作を阻害し易くなるからである。
その他は実施の形態1、2と同一である。
このような成形部73を用いても、実施の形態1、2と同様の作用効果を得ることができる。特に、この放射部45では、成形部73が一体に形成されているため、複数の乱反射用突部57やプランジャ部47を個々に直接導光シート部43に設けた場合のように、導光シート部43の表面に各乱反射用突部57の周縁やプランジャ部47の周縁が多数形成されることがなく、その縁部により生じる乱反射を防止することができる。そのため、より放射部45から放射される光の強さや範囲を調整し易くすることが可能である。
以下、実施例について説明する。
両面が平坦で、厚さ100μmのポリカーボネートフィルム「ユーピロン」(三菱エンジニアリングプラスチックス社製、商品名)を適宜切断して、図3(a)に示すように、シート材料43Xを作製した。
次に、図3(b)に示すように、光入射部41、乱反射用突部57、プランジャ部47、及び補強リブ49の形状に対応する凹部61が設けられた下型65に、未硬化状態の紫外線硬化樹脂組成物67を供給し、過剰な紫外線硬化樹脂組成物67をスクレーパ68により除去することで、各凹部61に未硬化状態の紫外線硬化樹脂組成物67を気泡が入らないように充填した。
次に、図3(c)に示すように、下型65の収容部63にシート材料43Xを配置して、上型69により型締めし、シート材料43Xに各凹部61内の紫外線硬化樹脂組成物67を各凹部61の開口全面で密着させた。
そして、この状態で、上型69の外側から紫外線を積算光量200mJ/cmとなるように照射して、各凹部61内の紫外線硬化樹脂組成物67を硬化した。
その後、型開きして、成形品を取り出し、シート材料43Xを導光シート部43の外形形状となるように切断することにより、光入射部41、乱反射用突部57、プランジャ部47、及び、補強リブ49が、間に気泡等が存在することなく導光シート部43に密着した状態の照光シート部材40を得た。
この照光シート部材40を、各キートップ31に抜き文字により表示部35が形成されているキーシート30に、間に空気層23を形成するようにスペーサ21を用いて積層して、操作パネル20を形成し、この操作パネル20の光入射部41に光源11を配置して発光させたところ、各キートップ31の抜き文字からなる表示部35を鮮明に光を放射させることができた。
この発明の実施の形態1の操作パネルを示す平面図である。 同実施の形態1の操作パネルを示す図1のA−A断面図である。 同実施の形態1の照光シート部材の製造工程を説明する図である。 この発明の実施の形態2の操作パネルを示す断面図である。 この発明の実施の形態3の操作パネルの照光シートの放射部を示す断面図である。
符号の説明
10 基板
11 光源
20 操作パネル
30 キーシート
40 照光シート部材
41 光入射部
43 導光シート部
45 放射部
47 プランジャ部
49 補強リブ
57 乱反射用突部

Claims (7)

  1. 基板上に配置された接点端子と弾性ドームとを有するドーム型スイッチと、
    光源からの光が入射される光入射部と、
    前記弾性ドームの上方に空間を介して配置され、該光入射部から入射された光が内部を通して導かれる導光シート部と、
    該導光シート部の下面に設けられた、前記弾性ドームを押圧するためのプランジャ部と、
    該導光シート部により導光された光を乱反射させて放射する複数の放射部とを備えた照光シート部材において、
    前記放射部は、前記プランジャ部の底面と、前記導光シート部の下面のうち該プランジャ部を囲む領域とに、密着して突設された、乱反射用突部を有し、
    前記導光シート部から前記導光された光が該乱反射用突部に入射して、該乱反射用突部の外表面で乱反射されるように構成されており、
    前記複数の放射部は、前記光入射部からの距離に応じて異なることを特徴とする照光シート部材。
  2. 前記導光シート部の前記放射部に相当する部位が平坦な面からなり、該平坦な面に前記乱反射用突部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の照光シート部材。
  3. 請求項1又は2に記載の照光シート部材を製造する方法であり、
    前記導光シート部を形成し、前記乱反射用突部を光硬化性樹脂により前記導光シート部から突出するように成形することを特徴とする照光シート部材の製造方法。
  4. 前記導光シート部の前記乱反射用突部側の面に突設されるように、前記光入射部を前記乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により成形することを特徴とする請求項3に記載の照光シート部材の製造方法。
  5. 前記導光シート部に剛性を付与するための補強リブを、前記導光シート部の前記乱反射用突部側の面に、前記乱反射用突部と同一の光硬化性樹脂により成形することを特徴とする請求項3又は4に記載の照光シート部材の製造方法。
  6. 被押圧部を押圧可能な単数又は複数の押圧操作部を備えたキーシートの下面に、請求項1又は2に記載の照光シート部材を、前記放射部が前記押圧操作部に対応する位置に配置されるように積層した操作スイッチ用カバー部材であり、
    前記導光シート部に、前記乱反射用突部と、前記被押圧部を押圧可能なプランジャ部とを、同一の光硬化性樹脂により前記導光シート部の同一面から突出するように設けたことを特徴とする操作スイッチ用カバー部材。
  7. 被押圧部を押圧可能な単数又は複数の押圧操作部を備えたキーシートの下面に、請求項1又は2に記載の照光シート部材を、前記放射部が前記押圧操作部に対応する位置に配置されるように積層して操作スイッチ用カバー部材を製造する方法であり、
    前記導光シート部を形成し、該導光シート部に前記乱反射用突部と、前記被押圧部を押圧可能なプランジャ部とを、同一の光硬化性樹脂により前記導光シート部の同一面から突出するように成形することを特徴とする操作スイッチ用カバー部材の製造方法。
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