JP4940988B2 - 光受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光信号の入力断を検出する検出回路を備える光受信装置に関する。
従来、光通信システムにおいて、イーサネットやSONET(Synchronous Optical NETwork)などの異なる規格の光信号はそれぞれ別のシステムによって伝送されていた。これに対し、近年、システム内で光信号の規格やビットレートが光スイッチなどによってリアルタイムに変化しても特性を維持することができる伝送装置が求められている。
たとえば、125Mbps(100BASE)などの低速の光信号と、SONET2.7Gbps(FEC付OC48)などの高速の光信号と、を常に同一の光モジュールで伝送することが求められている。また、たとえば回線障害の発生時に回線切り替えを行うために、光信号の入力断を検出する検出回路が伝送装置に設けられている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
図12は、従来の光通信システムの構成を示すブロック図である。伝送路1210は、光通信システム1200における双方向の基幹伝送路である。伝送路1210においては、光アンプ1220によって光信号が適宜増幅される。また、伝送路1210に設けられた分波部1230は、伝送路1210を通過する光信号の一部を分波して波長選択スイッチ(SW)1240へ出力する。波長選択スイッチ1240は、分波部1230から出力された光信号を、波長に応じて受信装置1241または受信装置1242へ出力する。
送信装置1251および送信装置1252は、それぞれ異なる波長の光信号を波長選択スイッチ1250へ出力する。波長選択スイッチ1250は、送信装置1251および送信装置1252から出力された光信号を波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)して合波部1260へ出力する。合波部1260は、伝送路1210を通過する光信号と波長選択スイッチ1250から出力された光信号とを合波する。
図13は、従来の光受信装置の構成を示すブロック図である。図13に示すように、光受信装置1300は、光電変換素子1310およびプリアンプ1320からなる光電変換部と、メインアンプ1330と、検出回路1340と、コンデンサ1350と、抵抗1360と、を備えている。光受信装置1300は、たとえば図12に示した受信装置1241である。光電変換素子1310は、波長選択スイッチ1240から出力された光信号を電気信号に変換し、プリアンプ1320へ出力する。
プリアンプ1320は、光電変換素子1310から出力された電気信号を増幅してメインアンプ1330へ出力する。プリアンプ1320は、出力する電気信号の振幅を自動的に一定に調節するAGC(Automatic Gain Control)回路を内蔵している。ここでは、プリアンプ1320は、非反転信号と反転信号とからなる差動信号として電気信号を出力する差動増幅回路(Differential Amplifier)である。
メインアンプ1330は、プリアンプ1320から出力された電気信号を増幅する。検出回路1340は、メインアンプ1330が増幅した電気信号に基づいて、光受信装置1300が受信した光信号の入力断を検出する。プリアンプ1320とメインアンプ1330との間にはコンデンサ1350および抵抗1360が設けられている。コンデンサ1350は、電気信号の直流成分を遮断するカップリングコンデンサ1350である。抵抗1360は、インピーダンス整合のための終端抵抗である。
光受信装置1300が備えるコンデンサ1350と抵抗1360とは時定数回路を構成している。時定数回路の時定数τは、コンデンサ1350の容量Cと抵抗1360の抵抗値Rとの積CRで示される。また、メインアンプ1330の低域特性である低域遮断周波数は、約1/(2πCR)で示される。
図14は、従来の光受信装置の帯域を示す特性図である。図14において、横軸は、メインアンプ1330が増幅する電気信号の周波数を示している。縦軸は、メインアンプ1330による電気信号の利得を示している。特性1410は、コンデンサ1350の容量を大きくすることで低域遮断周波数1411を小さく設定した場合のメインアンプ1330の帯域特性を示している。
特性1420は、コンデンサ1350の容量を小さくすることで低域遮断周波数1421を大きく設定した場合のメインアンプ1330の帯域特性を示している。125Mbpsの電気信号について十分な利得を得るためには、メインアンプ1330の低域遮断周波数を約1.5KHz以下まで確保する必要があることが実験的に求められている。ここでは、特性1410のように、コンデンサ1350の容量を大きくすることによって低域遮断周波数を1.5KHzまで確保している。
図15は、従来の光受信装置が受信する光信号のアイパターンを示す図である。図15に示すように、伝送路1210中で光アンプ1220によって増幅された光信号1500には、自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)1510が雑音として付加される。ASE1510を含む光信号1500を電気信号に変換した場合、電気信号の値を判定するためのしきい値に対して電気信号が偏り、符号誤り率(BER:Bit Error Rate)が劣化する。
図16は、従来の光受信装置の構成の変形例を示すブロック図である。図16において、図13に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。上述したASE1510の問題に対して、従来、図16に示すように、光受信装置1300にオフセット回路1610が設けられていた。オフセット回路1610は、プリアンプ1320からメインアンプ1330へ出力される電気信号に直流オフセットを印加することで、ASE1510によって生じたしきい値に対する電気信号の偏りを補償する。
特開平9−284222号公報
しかしながら、上述した従来技術では、プリアンプ1320の光断時の出力は、単純な一次時定数ではなく、プリアンプ1320が内蔵するAGC回路のフィードバックループによって過渡振動しながら収束する場合がある。また、低域遮断周波数を確保するためにコンデンサ1350の容量を大きくすると、検出回路1340における時定数が大きくなる。このため、検出回路1340がプリアンプ1320の過渡振動を信号と判断してばたつきを起こし、検出回路1340が誤動作するという問題がある。
図17は、光信号の入力断によるプリアンプの出力を示す図である。図17において、横軸は時間軸を示している。符号1710は、プリアンプ1320から出力される非反転信号を示している。符号1720は、プリアンプ1320から出力される反転信号を示している。符号1730は、検出回路1340から出力される光信号の入力断の検出信号を示している。
符号1740は、検出回路1340が光信号の入力断を検出するためのしきい範囲である。検出回路1340は、プリアンプ1320から出力される電気信号の電圧がしきい範囲1740外である場合には光信号が入力されていると判断し、検出信号1730をLOWにする。検出回路1340は、プリアンプ1320から出力される電気信号の電圧がしきい範囲1740内である場合には光信号の入力断と判断し、検出信号1730をHIGHにする。
符号1750は、光信号の入力断が発生した時間を示している。符号1750に示すように光信号の入力断が発生すると、非反転信号1710および反転信号1720はしきい範囲1740に向かって収束を始め、一度しきい範囲1740内に入った後再度しきい範囲1740外に出る過渡振動を何度か繰り返す。このため、検出信号1730は、過渡振動の度にLOWとHIGHの状態が切り替わり、ばたつきを起こす。
また、回線障害などで光信号が入力断になった場合の回線切り替えを高速で行うために、たとえばSONETにおいては、光入力断から光入力断検出までの断検出時間が2.3μs〜100μs、光入力復帰から光入力復帰検出までの復帰検出時間が125μs〜250μs、と規定されている。
低域遮断周波数を確保するためにコンデンサ1350の容量を大きくすると、検出回路1340における時定数が大きくなり、光入力断から光入力断検出までの断検出時間が長くなるという問題がある。たとえば、125Mbpsなどの低速信号を安定して受信するための低域遮断周波数は約1.5kHzである。
この場合の時定数は100μs以上となり、SONETに規定されている断検出時間を満たさない。また、低域遮断周波数を確保するためにコンデンサ1350の容量を大きくした場合、上述した検出回路1340のばたつきが発生すると、断検出時間がさらに長くなるという問題がある。
一方、上述した問題を解決するために、コンデンサ1350の容量を小さくすることで時定数を小さく(低域遮断周波数を高く)設定した場合、低速の光信号で同符号が連続すると、供給電圧が一時的に低下するサグが大きくなる。このため、電気信号を復調する際に符号誤りが多くなり、BERが低下するという問題がある。
図18は、検出回路による断検出時間を示す図(コンデンサ容量大)である。図19は、検出回路による断検出時間を示す図(コンデンサ容量小)である。図18および図19において、図17に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。符号1810は、光信号において同じ符号「1」が連続したことによって発生したサグを示している。
コンデンサ1350の容量を大きくすることで時定数を大きく設定した場合、図18に示すようにサグ1810が小さくなる。このため、同符号が連続した場合でも、符号誤りが少ない。これに対して、コンデンサ1350の容量を小さくすることで時定数を小さく設定した場合、図19に示すようにサグ1810が大きくなる。このため、同符号が連続した場合、符号誤りが多くなる。特に、低速の光信号がASEを含む場合、さらに符号誤りが多くなるという問題がある。
図20は、ASEを含んだ光信号を変換した電気信号のサグを示す波形図である。符号2000は、ASEを含んだ光信号を変換した電気信号を示している。符号2001は、電気信号に含まれるASEを示している。符号2010は、光信号において符号「0」が連続したことによって発生したサグを示している。符号2020は、光信号において符号「1」が連続したことによって発生したサグを示している。符号2030は、符号判定のためのしきい値を示している。
たとえばサグ2020が発生すると、電気信号2000がしきい値2030に近づき、符号が「1」であるにもかかわらずしきい値2030を超えてしまう場合がある。さらに、信号にASE2001が含まれている場合は、符号が「1」であるにもかかわらずしきい値2030を超えてしまう場合が多くなり、符号誤りが多くなる。
また、プリアンプ1320からメインアンプ1330へ出力される電気信号に直流オフセットを印加するオフセット回路1610を光受信装置1300に設けた場合、光受信装置1300が受信する光信号の信号レベルが小さいと、直流オフセットが支障となって検出回路1340が動作しなくなるという問題がある。
この発明は、上述した問題点を解消するものであり、広い帯域特性を維持しつつ入力断検出特性を向上させることができる光受信装置を提供することを目的とする。
この発明にかかる光受信装置は、受光した光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、前記光電変換手段によって変換された電気信号を増幅する第1増幅器と、前記第1増幅器によって増幅された電気信号を分岐する分岐手段と、前記分岐手段によって分岐された一方の電気信号を増幅する第2増幅器と、前記分岐手段によって分岐された他方の電気信号に基づいて前記光信号の入力断を検出し、前記第2増幅器よりも入力時定数が小さい検出回路と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、分岐手段によって電気信号を分岐させることで、第2増幅器側における低域遮断周波数を十分に確保しつつ、検出回路側における時定数を小さくすることができる。
この発明によれば、広い帯域特性を維持しつつ入力断検出特性を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光受信装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光受信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる光受信装置100は、TIA110と、分岐部120と、受信部130と、検出部140と、コンデンサ151と、抵抗152と、コンデンサ161と、抵抗162と、オフセット回路170と、遅延回路180と、を備えている。光受信装置100は、複数種類の通信規格または複数種類のビットレートによって送信される光信号を受信する光受信装置である。
TIA(Trans Impedance Amplifier)110は、PD111(光電変換手段)とプリアンプ112(第1増幅器)とを備えている。PD(Photo Detector)111は、ネットワークから受光した光信号を電気信号に変換する光電変換素子である。ここでは、ネットワークから受光する光信号はNRZ(Non Return to Zero)信号であるとする。PD111は、変換した電気信号をプリアンプ112へ出力する。
プリアンプ112は、PD111から出力された電気信号の電流を電圧に変換する。プリアンプ112は、変換した電気信号を分岐部120へ出力する。ここでは、プリアンプ112は、非反転信号と反転信号とからなる差動信号として電気信号を出力する差動増幅回路である。分岐部120は、TIA110から出力された電気信号を分岐する。分岐部120によって分岐された電気信号の一方は主信号として受信部130へ出力され、他方は検出用信号として検出部140へ出力される。
受信部130はメインアンプ131(第2増幅器)を備えている。メインアンプ131は、分岐部120から主信号として出力された電気信号を適宜増幅する。受信部130は、増幅した電気信号を外部へ出力する。なお、受信部130は、メインアンプ131が増幅した電気信号を復調する復調回路などを備えていてもよい。
検出部140は、アンプ141と検出回路142とを備えている。アンプ141は、分岐部120から検出用信号として出力された電気信号を適宜増幅し、増幅した電気信号を検出回路142へ出力する。検出回路142は、アンプ141から出力された電気信号に基づいて、TIA110が受光した光信号の入力断を検出する。また、検出回路142は、TIA110が受光する光信号の入力断状態からの復帰を検出する。検出回路142は、検出結果を示す検出信号を遅延回路180へ出力する。
コンデンサ151は、TIA110と受信部130との間に設けられている。コンデンサ151は、TIA110から受信部130へ出力される電気信号の直流成分を遮断するカップリングコンデンサである。ここでは、コンデンサ151は、TIA110と分岐部120との間に設けられている。コンデンサ151は、非反転信号および反転信号の両方の信号路に設けられている。
抵抗152は、TIA110と受信部130との間に設けられている。抵抗152は、TIA110から受信部130へ出力される電気信号の反射を防ぐ、インピーダンス整合のための終端抵抗である。抵抗152の抵抗値は、経路のインピーダンスに応じた抵抗値とする。ここでは、抵抗152は、分岐部120と受信部130との間に設けられている。抵抗152は、非反転信号および反転信号の両方の信号路に設けられている。
コンデンサ151と抵抗152とは時定数回路150(第1時定数回路)を形成している。時定数回路150は、受信部130が十分な低域遮断周波数を得られる時定数に設定されている。たとえば、光受信装置100が受信する光信号の最小ビットレートが125Mbpsである場合、時定数回路150は、受信部130の低域遮断周波数が1.5kHz以下となる時定数に設定される。
コンデンサ161は、分岐部120と検出部140との間に設けられている。コンデンサ161は、分岐部120から検出部140へ出力される電気信号の直流成分を遮断するカップリングコンデンサである。コンデンサ161は、非反転信号および反転信号の両方の信号路に設けられている。
抵抗162は、分岐部120と検出部140との間に設けられている。抵抗162は、分岐部120から検出部140へ出力される電気信号の反射を防ぐ、インピーダンス整合のための終端抵抗である。抵抗162の抵抗値は、経路のインピーダンスに応じた抵抗値とする。ここでは、抵抗162は、コンデンサ161と検出部140との間に設けられている。抵抗162は、非反転信号および反転信号の両方の信号路に設けられている。
コンデンサ161と抵抗162とは時定数回路160(第2時定数回路)を形成している。検出部140の前段に設けられた時定数回路160は、受信部130の前段に設けられた時定数回路150よりも時定数が小さく設定されている。たとえば、時定数回路150の抵抗152と時定数回路160の抵抗162とを同じ抵抗値とし、時定数回路150のコンデンサ151の容量を時定数回路160のコンデンサ161の容量よりも大きくする。
オフセット回路170は、受信部130の前段に設けられている。ここでは、オフセット回路170は、分岐部120と抵抗152との間に設けられている。オフセット回路170は、受信部130へ出力される電気信号に対して、光受信装置100が受信する光信号に含まれるASEに応じた直流オフセットを印加する。遅延回路180は、検出部140から出力された検出信号を適宜遅延させる。
図2は、実施の形態1にかかる光受信装置の低域特性を示す特性図である。図2において、横軸は、電気信号の周波数を示している。縦軸は、メインアンプ131およびアンプ141による電気信号の利得を示している。特性210は、メインアンプ131における低域特性を示している。特性220は、アンプ141における低域特性を示している。
時定数回路150の時定数は時定数回路160の時定数よりも大きく設定されているため、メインアンプ131の低域遮断周波数211はアンプ141の低域遮断周波数221よりも低くなる。ここでは、メインアンプ131の低域遮断周波数211は1.5kHzである。このため、メインアンプ131は、たとえば125Mbpsの低速の電気信号に対しても十分な利得を与えることができる。
図3は、実施の形態1にかかる光受信装置による直流オフセットの印加を示す図である。図3において、符号311は、TIA110から受信部130へ出力される非反転信号を示している。符号312は、TIA110から受信部130へ出力される反転信号を示している。符号321は、オフセット回路170によって直流オフセットが印加された非反転信号を示している。
符号322は、オフセット回路170によって直流オフセットが印加された反転信号を示している。符号301は、各信号に含まれるASEを示している。オフセット回路170は、光受信装置100が受信する光信号に含まれるASEに応じた直流オフセットを非反転信号311および反転信号312に印加する。
また、オフセット回路170は、非反転信号311に対してはプラスの直流オフセットを印加し、反転信号312に対してはマイナスの直流オフセットを印加する。これにより、ASE301によって生じた、しきい値330に対する非反転信号311および反転信号312の偏りを補償する。このため、メインアンプ131が増幅した電気信号を復調する際のBERを最適化することができる。
また、オフセット回路170と検出部140とは、コンデンサ161によって分離されている。これにより、検出部140の検出回路142は、オフセット回路170から出力される直流オフセットの影響を受けない。このため、光受信装置100が受信する光信号の信号レベルが低くても、検出回路142を安定して動作させることができる。
図4は、実施の形態1にかかる光受信装置における電気信号を示す波形図である。図4において、横軸は時間軸を示している。電気信号410は、分岐部120から検出部140へ出力される電気信号である。電気信号420は、検出部140から遅延回路180へ出力される検出信号である。電気信号430は、遅延回路180によって遅延した検出信号である。
符号411は、スイッチの切替などによる電気信号410の瞬断を示している。このとき、検出回路142は電気信号410の瞬断に応答し、電気信号420は、符号421に示すように瞬間的にHIGHとなる。一方、電気信号430は、遅延回路180による遅延によって、符号431に示すように電気信号410の瞬断に応答せず、LOWのままとなる。
符号412は、光受信装置100が受信する光信号の入力断による、電気信号410の瞬間的でない入力断を示している。このとき、検出回路142は電気信号410の入力断に応答し、電気信号420は、符号422に示すように電気信号410の入力断が発生している期間423HIGHとなる。一方、電気信号430は、遅延回路180による遅延により、符号432に示すように期間433だけ遅れて、電気信号410の入力断が発生した時間HIGHとなる。
これにより、スイッチの切替などによって検出回路142が誤動作することを防止することができる。また、たとえばSONETに規定された、光入力断から光入力断検出までの断検出時間が2.3μs以上、光入力復帰から光入力復帰検出までの復帰検出時間が125μs以上という条件を満たすことができる。
このように、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、分岐部120によって電気信号を分岐させることで、メインアンプ131側における低域遮断周波数を十分に確保しつつ、検出回路142側における時定数を小さくすることができる。メインアンプ131側における低域遮断周波数を十分に確保することで、光信号の規格やビットレートが変化してもBERが低下しない。
また、検出回路142側における時定数を小さくすることで、検出回路142のばたつきを抑え、検出回路142の誤動作を防止することができる。また、検出回路142側における時定数を小さくすることで、光入力断から光入力断検出までの断検出時間を短くすることができる。このため、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、広い帯域特性を維持しつつ入力断検出特性を向上させることができる。
また、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、分岐部120によって電気信号を分岐させ、オフセット回路170と検出部140とをコンデンサ161によって分離することができる。これにより、検出部140の検出回路142は、オフセット回路170から出力される直流オフセットの影響を受けない。このため、光受信装置100が受信する光信号の信号レベルが低くても、検出回路142を安定して動作させることができる。
また、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、検出回路140から出力される検出信号を遅延回路180によって適宜遅延させることができる。このため、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、スイッチの切替などによって検出回路142が誤動作することを防止することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2にかかる光受信装置の構成を示すブロック図である。図5において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、実施の形態2にかかる光受信装置500は、実施の形態1にかかる光受信装置100の構成に加えて、検出部140の前段にバッファ増幅部510を備えている。ここでは、バッファ増幅部510は、分岐部120と時定数回路160との間に設けられている。
バッファ増幅部510は、エミッタフォロア回路によって構成されている。バッファ増幅部510は、npn型のトランジスタ520と、電源530と、抵抗540と、接地550と、を備えている。分岐部120から出力された電気信号は、トランジスタ520のベースへ入力される。トランジスタ520のコレクタには電源(Vcc)530が接続されている。トランジスタ520のエミッタには抵抗540が接続されている。
抵抗540は接地550に接続されている。トランジスタ520のベースへ入力された電気信号は、トランジスタ520のエミッタから検出部140へ出力される。このエミッタフォロア回路は、非反転信号および反転信号の両方の信号路に設けられている。エミッタフォロア回路は、入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスが低い。また、エミッタフォロア回路は、大きな電流利得を有する。
このため、バッファ増幅部510は、受信部130側から検出部140側へ流れる電気信号を増幅しつつ通過させる一方、検出部140側から受信部130側へ流れる電気信号を遮断するバッファ増幅機能を有する。これにより、時定数回路160または検出部140の動作が、時定数回路150または受信部130の動作に影響を与えることを防止することができる。
図6は、実施の形態2にかかる光受信装置のオフセット回路の構成の具体例を示すブロック図である。図6において、図5に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図6に示すように、上述したオフセット回路170は、オペアンプ611、抵抗612〜614、電源615、接地616、抵抗617、オペアンプ621、抵抗622〜624、電源625、接地626、抵抗627および電圧調整部630から構成されている。
オペアンプ611の反転入力には抵抗612が接続されている。オペアンプ611の反転入力および出力間には抵抗613が接続されている。オペアンプ611の非反転入力には抵抗614が接続されている。抵抗614は電源(基準電圧)615に接続されている。電源615は接地616に接続されている。オペアンプ611の出力は抵抗617に接続されている。抵抗617は、分岐部120と受信部130との間(反転信号側)に接続されている。抵抗612は、電圧調整部630に接続されている。
オペアンプ621の反転入力には抵抗622が接続されている。オペアンプ621の反転入力および出力間には抵抗623が接続されている。オペアンプ621の非反転入力には抵抗624が接続されている。抵抗624は電源(基準電圧)625に接続されている。電源625は接地626に接続されている。オペアンプ621の出力は抵抗627に接続されている。抵抗627は、分岐部120と受信部130との間(非反転信号側)に接続されている。抵抗622は、オペアンプ611の出力に接続されている。
図7は、オフセット回路が出力する直流オフセットの特性を示す特性図である。図7において、横軸は、オフセット回路170の電圧調整部630による電圧調整量を示している。縦軸は、オフセット回路170が出力する直流オフセットの電圧を示している。特性710は、オペアンプ611が出力する直流オフセットの特性である。特性720は、オペアンプ621が出力する直流オフセットの特性である。
図7に示すように、電圧調整部630によって電圧をかけると、オペアンプ611およびオペアンプ621は、互いに反転した直流オフセットを出力する。また、電圧調整部630の電圧を変化させると、オペアンプ611およびオペアンプ621の直流オフセットの電圧が変化する。
これにより、電圧調整部630の電圧を変化させることで、光受信装置500が受信する光信号に含まれるASEによって生じた、しきい値に対する非反転信号および反転信号の偏りを補償することができる。このため、メインアンプ131が増幅した電気信号を復調する際のBERを最適化することができる。なお、ここで説明したオフセット回路170の構成は、実施の形態1にかかる光受信装置100にも適用可能である。
図8は、実施の形態2にかかる光受信装置の遅延回路の構成の具体例を示すブロック図である。図8において、図5に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すように、遅延回路180は、オペアンプ181と、抵抗182と、ダイオード183と、コンデンサ184と、接地185と、バッファ186と、から構成されている。オペアンプ181は、2つの入力を有しており、一方の入力には検出部140から出力された検出信号が入力される。
オペアンプ181の出力は、オペアンプ181の他方の入力および抵抗182に接続されている。オペアンプ181はバッファの機能を有する。ダイオード183は、抵抗182に並列に接続されている。抵抗182は、バッファ186およびコンデンサ184に接続されている。コンデンサ184は接地185に接続されている。抵抗182またはダイオード183と、コンデンサ184とは、時定数回路187を構成する。
図9は、遅延回路によって遅延した検出信号を示す波形図である。図9において、横軸は時間軸を示している。符号910は、光受信装置500が受信する光信号を示している。符号920は、検出回路140が出力した検出信号を示している。符号930は、遅延回路180によって遅延した検出信号を示している。符号911は、光受信装置500が受信する光信号の入力断を示している。符号912は、光受信装置500が受信する光信号の、入力断の状態からの復帰を示している。
光信号の入力断が発生すると、検出信号920はLOWからHIGHとなる。このとき、抵抗182の影響がなくなり、ダイオード183に対して順方向の電流が流れるため、時定数回路187の時定数は小さくなる。このため、検出信号930は、光信号の入力断が発生したときは比較的小さな遅延931が与えられる。
光信号が入力断から復帰すると、検出信号920はHIGHからLOWとなる。このとき、ダイオード183に対して逆方向の電流が流れるため、時定数回路187の時定数は大きくなる。このため、検出信号930は、光信号が入力断から復帰したときは比較的大きな遅延932が与えられる。
遅延931は、たとえば2.3μs程度である。また、遅延932は、たとえば125μs程度である。これにより、SONETに規定された、光入力断から光入力断検出までの断検出時間が2.3μs以上、光入力復帰から光入力復帰検出までの復帰検出時間が125μs以上という条件を満たすことができる。
このように、実施の形態2にかかる光受信装置500によれば、検出部140の前段にバッファ増幅部510を設けることで、時定数回路160または検出部140の動作が、時定数回路150または受信部130の動作に影響を与えることを防止することができる。このため、実施の形態2にかかる光受信装置500によれば、メインアンプ131をより安定して動作させることができる。
また、オフセット回路170において、電圧調整部630の電圧を変化させることで、光受信装置500が受信する光信号に含まれるASEによって生じた、しきい値に対する非反転信号および反転信号の偏りを補償することができる。このため、実施の形態2にかかる光受信装置500によれば、メインアンプ131が増幅した電気信号を復調する際のBERを最適化することができる。
また、遅延回路180において、時定数回路187を構成する抵抗182にダイオード183を並列に接続することで、光信号の入力断のときと、光信号の入力断から復帰したときと、における時定数回路187の時定数を変化させることができる。このため、実施の形態2にかかる光受信装置500によれば、たとえばSONETに規定された断検出時間および復帰検出時間の条件を満たすことができる。
図10は、受信部へ出力される電気信号の一例を示す波形図である。図10において、横軸は時間軸を示している。符号1010は、光受信装置500が受信する光信号を示している。符号1020は、分岐部120から受信部130へ出力される電気信号を示している。符号1030は、光信号1010の入力断を示している。図10に示すように、光信号1010の入力断が発生しても、受信部130側の時定数が大きいため、電気信号1020はフィードバックループによって過渡振動しながら収束する。
図11は、検出部へ出力される電気信号の一例を示す波形図である。図11において、図10に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図11において、符号1110は、分岐部120から検出部140へ出力される電気信号を示している。図11に示すように、光信号1010の入力断が発生した場合、検出部140側の時定数が小さいため、電気信号1110は過渡振動を起こすことなく瞬時に収束する。
以上説明したように、この発明にかかる光受信装置によれば、分岐部によって電気信号を分岐させることで、メインアンプ側における低域遮断周波数を十分に確保しつつ、検出回路側における時定数を小さくすることができる。このため、この発明にかかる光受信装置によれば、広い帯域特性を維持しつつ入力断検出特性を向上させることができる。
また、この発明にかかる光受信装置によれば、広い帯域特性を維持することができるため、システム内で光信号の規格やビットレートが光スイッチなどによってリアルタイムに変化してもBERを劣化させることなく、特性を維持することができる。
(付記1)受光した光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、
前記光電変換手段によって変換された電気信号を増幅する第1増幅器と、
前記第1増幅器によって増幅された電気信号を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段によって分岐された一方の電気信号を増幅する第2増幅器と、
前記分岐手段によって分岐された他方の電気信号に基づいて前記光信号の入力断を検出し、前記第2増幅器よりも入力時定数が小さい検出回路と、
を備えることを特徴とする光受信装置。
(付記2)前記第2増幅器の前段に設けられる第1時定数回路と、
前記検出回路の前段に設けられ、前記第1時定数回路よりも時定数が小さい第2時定数回路と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の光受信装置。
(付記3)前記他方の電気信号に対して、前記光信号に含まれるASEに応じた直流オフセットを与えるオフセット回路をさらに備えることを特徴とする付記2に記載の光受信装置。
(付記4)前記第1時定数回路および前記第2時定数回路の少なくとも一方はコンデンサを含んでおり、前記オフセット回路と前記検出回路とは前記コンデンサによって分離されることを特徴とする付記3に記載の光受信装置。
(付記5)前記検出回路が出力する検出信号を遅延させる遅延回路をさらに備えることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記6)前記遅延回路は、抵抗と、当該抵抗に並列に接続されたダイオードと、コンデンサと、から構成されていることを特徴とする付記5に記載の光受信装置。
(付記7)前記検出回路の前段に設けられるバッファ増幅部をさらに備えることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記8)前記バッファ増幅部はエミッタフォロア回路によって構成されることを特徴とする付記7に記載の光受信装置。
(付記9)前記第1時定数回路および前記第2時定数回路は、直流成分を遮断するカップリングコンデンサと、インピーダンスを整合する終端抵抗と、からそれぞれ構成されることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記10)複数種類の規格の前記光信号を受信することを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記11)複数種類のビットレートの前記光信号を受信することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記12)前記第1時定数回路の時定数は、前記複数種類のビットレートのうち最も低いビットレートの光信号に応じた時定数であることを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記13)前記光信号はNRZ信号であり、前記第1増幅器は差動増幅回路であることを特徴とする付記1〜12のいずれか一つに記載の光受信装置。
以上のように、この発明にかかる光受信装置は、光信号の入力断の検出に有用であり、特に、受信する光信号の規格やビットレートが変化する場合に適している。
実施の形態1にかかる光受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光受信装置の低域特性を示す特性図である。 実施の形態1にかかる光受信装置による直流オフセットの印加を示す図である。 実施の形態1にかかる光受信装置における電気信号を示す波形図である。 実施の形態2にかかる光受信装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる光受信装置のオフセット回路の構成の具体例を示すブロック図である。 オフセット回路が出力する直流オフセットの特性を示す特性図である。 実施の形態2にかかる光受信装置の遅延回路の構成の具体例を示すブロック図である。 遅延回路によって遅延した検出信号を示す波形図である。 受信部へ出力される電気信号の一例を示す波形図である。 検出部へ出力される電気信号の一例を示す波形図である。 従来の光通信システムの構成を示すブロック図である。 従来の光受信装置の構成を示すブロック図である。 従来の光受信装置の帯域を示す特性図である。 従来の光受信装置が受信する光信号のアイパターンを示す図である。 従来の光受信装置の構成の変形例を示すブロック図である。 光信号の入力断によるプリアンプの出力を示す図である。 検出回路による断検出時間を示す図(コンデンサ容量大)である。 検出回路による断検出時間を示す図(コンデンサ容量小)である。 ASEを含んだ光信号を変換した電気信号のサグを示す波形図である。
符号の説明
100,500 光受信装置
110 TIA
111 PD
112 プリアンプ
120 分岐部
130 受信部
131 メインアンプ
140 検出部
141 アンプ
142 検出回路
150,160 時定数回路
151,161,184 コンデンサ
152,162,182 抵抗
170 オフセット回路
180 遅延回路
183 ダイオード
211,221 低域遮断周波数
311,321 非反転信号
312,322 反転信号
301 ASE
510 バッファ増幅部
520 トランジスタ

Claims (11)

  1. 受光した光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記光電変換手段によって変換された電気信号を増幅する第1増幅器と、
    前記第1増幅器によって増幅された電気信号を分岐する分岐手段と、
    前記分岐手段によって分岐された一方の電気信号を増幅する第2増幅器と、
    前記分岐手段によって分岐された他方の電気信号に基づいて前記光信号の入力断を検出し、前記第2増幅器よりも入力時定数が小さい検出回路と、
    前記分岐手段と前記第2増幅器の間に設けられる第1時定数回路と、
    前記分岐手段と前記検出回路の間に設けられ、前記第1時定数回路よりも時定数が小さい第2時定数回路と、
    前記分岐手段と前記第2増幅器の間に設けられ、前記一方の電気信号に対して、前記光信号に含まれるASEに応じた直流オフセットを与えるオフセット回路と、
    を備えることを特徴とする光受信装置。
  2. 前記第2時定数回路は、前記分岐手段と前記検出回路の間に設けられたコンデンサを含んでおり、前記オフセット回路と前記検出回路とは前記コンデンサによって分離されることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記検出回路が出力する検出信号を遅延させる遅延回路をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光受信装置。
  4. 前記遅延回路は、前記検出回路が出力する検出信号を通過させる抵抗と、当該抵抗に並列に接続されたダイオードと、一端が前記抵抗に接続され他端が接地されたコンデンサと、から構成されていることを特徴とする請求項3に記載の光受信装置。
  5. 前記分岐手段と前記第2時定数回路の間に設けられるバッファ増幅部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光受信装置。
  6. 前記バッファ増幅部はエミッタフォロア回路によって構成されることを特徴とする請求項5に記載の光受信装置。
  7. 前記第1時定数回路および前記第2時定数回路は、直流成分を遮断するカップリングコンデンサと、インピーダンスを整合する終端抵抗と、からそれぞれ構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
  8. 規格が変化する前記光信号を受信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の光受信装置。
  9. ビットレートが変化する前記光信号を受信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の光受信装置。
  10. 前記第1時定数回路の時定数は、変化する前記ビットレートのうち最も低いビットレートの光信号に応じた時定数であることを特徴とする請求項9に記載の光受信装置。
  11. 前記光信号はNRZ信号であり、前記第1増幅器は差動増幅回路であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の光受信装置。
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