JP4939017B2 - 燃焼力作動型打ち込み装置 - Google Patents

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Description

本発明は,基盤に対して釘,ボルト,ピン等のファスナを打ち込むための燃焼力作動型打ち込み装置に関し,特に,打ち込み工程を開始するための始動スイッチと,酸化剤/燃料混合物のための燃焼室内に配置した乱流発生手段を有する燃焼室と,乱流発生手段を少なくとも一時的に作動可能とする駆動手段とを具える打ち込み装置に関するものである。
上述した構成を有する打ち込み装置は,燃焼室内で単位分量の液化ガス又はその他の気化性燃料を周囲空気等の酸化剤により燃焼可能としたものである。燃焼により可能な限り高出力の打ち込みエネルギを獲得するため,ガスは乱流システム内で燃焼させることが重要である。乱流の燃焼により,燃焼室内で圧力が急速に上昇するからである。打ち込みピストンが十分に加速され,所望の打ち込みエネルギを燃焼工程で獲得することができる。層流燃焼の場合,燃焼工程及びそれに伴う圧力増加が緩慢なため,燃焼エネルギからは必要な機械的エネルギの極く一部しか獲得されない。
ヨーロッパ特許EP0711634B1号明細書(特許文献1)に記載されている燃焼力作動型打ち込み装置は,空気と燃焼ガスとの混合物を燃焼させるための燃焼室を具え,燃焼室内に乱流を発生するための通風手段が設けられている。この通風手段は,バッテリ手段から給電されるモータにより駆動可能である。すなわち,この打ち込み装置は,バッテリ又は蓄電池を必要とするために重量が大きくなり,電気エネルギを消尽するとバッテリ等を交換しなければならない。
ヨーロッパ特許EP0711634B1号明細書
更に,ドイツ特許出願公開DE19962711A1号公報(特許文献2)に記載されている燃焼力作動型打ち込み装置は,燃焼室内に貫通孔を有する分離プレートが配置され,この分離プレートにより燃焼室を二部分に分割するものである。燃焼室を軸線方向に限定する燃焼室後壁に対する分離プレートの間隔を変更するために調整機構が設けられており,燃焼室内に形成される前室及び主室の容積が可変とされている。前室では空気/燃料混合物の一次点火を行わせる。火炎流が分離プレートに設けた貫通孔を通じて主室に伝播され,主室内で空気/燃料混合物の乱流点火が行われる。この場合,燃焼工程は温度変化,燃焼室の掃気効率変化,又は周囲圧力の変動等の環境変化に対して過敏な影響を受ける。というのは,燃焼自体により乱流が発生するため,前室の燃焼状態が劣化すると主室内での燃焼が更に劣化するからである。
ドイツ特許出願公開DE19962711A1号公報
ドイツ特許出願公開DE10226878A1号公報(特許文献3)に記載された打ち込み装置は,上述のように,燃焼室内に配置した孔あき分離プレートにより乱流を発生するものであるた,分離プレートは点火工程前から燃焼行程の完了に至るまでは静止している。燃焼工程が完了すると,分離プレート及び燃焼室後壁がピストンガイド部材に向けて移動して,燃焼室を完全に収縮させる。燃焼室が収縮すると,別の孔なしプレートが弾性素子の作用下で打ち込み装置の後端部におけるピストンガイド部材とは反対側の位置から,ピストンガイド部材における燃焼室後壁に至るまで移動する。それにより,このプレートの前方スペースを新鮮な空気により掃気することができる。この場合にも,燃焼工程が温度,燃焼室の掃気効率,又は周囲圧力等の変動する環境影響に敏感に反応することになる。
ドイツ特許出願公開DE10226878A1号公報
本発明の課題は,従来技術における上記の問題点を解消することができ,より高出力のエネルギを発生させることのできる打ち込み装置を提案することにある。
この課題を解決するため,本発明の打ち込み装置は,駆動手段が,乱流発生手段を加速するための機械的手段として,始動スイッチにより起動可能な弾性素子よりなるエネルギ蓄積素子を含むことを特徴とするものである。このような構成により,電気エネルギを使用することなく,燃焼室内で空気/燃料混合物に乱流を発生させることができる。その乱流は,火炎流により分離プレートの貫通孔に発生する乱流よりも激しい。特に,本発明によれば乱流が燃焼室全体で発生し,部分室だけに止まらない。更に,始動スイッチの作動と打ち込み工程との間で,使用者に知覚しるようなタイムラグが生じない。衝撃加速により,乱流発生手段は1〜200ms(好適には5〜100ms)の短時間に移動可能である。このような短時間に行われる乱流発生手段の移動又は作動には,多くのエネルギを必要としない。乱流発生手段の質量が約1〜200gであれば,僅か1mJ〜1Jだけが必要である。極く僅かなエネルギのみを要することにより,基盤に対する打ち込み装置の押圧運動等によりエネルギが機械的手段に投入可能となり,使用者の過労を回避することができる。更に,本発明の打ち込み装置は,ファスナを極めて迅速に連続打ち込みできる利点を有している。
乱流発生手段は機械的手段により1m/s〜5000m/sの衝撃加速度で加速可能とするのが好適であり,この場合には乱流発生手段の極めて短い加速時間及び高い加速度が達成される。特に,乱流発生手段は少なくとも25m/s(好適には約60m/s)の衝撃加速度で加速可能とするのが有利である。
上述したとおり,本発明では,乱流発生手段を加速するための機械的手段がエネルギ蓄積素子を具え,このエネルギ蓄積素子は,弾性素子で構成されており,打ち込み装置の基盤に対する押圧運動等によるエネルギを蓄積可能とするものである。このような弾性素子によれば,必要な押圧力が僅かに上昇するが,使用者に対する不利は生じない。
エネルギ蓄積素子により1〜50Nの加速力を乱流発生手段に作用させるのが好適である。このようにエネルギ蓄積素子を設計すれば,本発明に係る加速値を,特別な措置を講じることなく容易に達成することが可能である。
エネルギ蓄積素子にエネルギを蓄積させるためのプレスロッドを設け,このプレスロッドによりエネルギ蓄積素子にエネルギを蓄積させるのが有利である。プレスロッドにより,押圧運動に際して投入された力又はエネルギが,少なくとも部分的にエネルギ蓄積素子に機械的に蓄積されるものである。
乱流発生手段はほぼ摩擦なしに燃焼室内で移動可能とするのが有利である。この場合,乱流発生手段が燃焼室内で移動すると,摩擦によるエネルギ損失又は乱流発生手段の制動が生じることはない。ほぼ摩擦なく案内するため,すべての軸受箇所又は摺動箇所で十分な大きさの遊びを有し,及び/又は低摩擦の材料を使用することができる。更に,乱流発生手段を全く案内しない構成とすることも可能である。
本発明の有利な実施形態では,乱流発生手段を燃焼室内で軸線方向に変位可能とした貫通孔を有する乱流発生板として構成する。乱流発生板は,軸線方向で燃焼室内に配置された管状部材又はロッドにより案内可能とし,あるいは他のガイド部材なしでエネルギ蓄積素子に対して連結する。貫通孔は,スリット又は穿孔等として形成する。乱流発生板はフィルタプレートとして形成することができる。更に,乱流発生板は湾曲させることも可能であり,その凹面は衝撃運動方向に向けて配置するのが好適である。このような乱流発生板は低い流体抵抗係数(Cd値)を有すると共に,高速運動に際して大きな乱流を発生する。言うまでもなく,収縮可能な燃焼室の場合,乱流発生板の可動性は燃焼室が少なくとも部分的に膨張された状態でのみ与えられる。
本発明の更に他の有利な実施形態において,乱流発生手段を燃焼室内で回転可動としたアジテータで構成することができる。このアジテータは,弾性駆動機構等の機械的手段により駆動可能であり,弾性素子はエネルギ蓄積素子として機能する。このようなアジテータも低いCd値を有し,衝撃加速の終期でも機械的手段により惰走する点で有利である。
以下,本発明を図示の好適な実施形態について更に具体的に説明する。
図1〜図6は,本発明の一実施形態に係る燃焼力作動型打ち込み装置10を示し,この打ち込み装置10は液体燃料又は気体燃料により作動可能としたものである。
打ち込み装置10は,図1においては初期位置又は停止位置にあり,打ち込み機構を内蔵した本体ハウジング11を具える。打ち込み装置10を基盤に対して押圧した状態で始動させると,釘,ボルト等のファスナが打ち込み機構により基盤U(図2〜図6)に打ち込まれる。
打ち込み機構は,燃焼室ハウジング12内に設けられた膨張可能な燃焼室13と,ピストンガイド部材17と,ファスナガイド部材18とで構成されている。ピストンガイド部材17内には,打ち込みピストン16が変位可能に配置されている。ファスナガイド部材18内では,ファスナが案内可能とされるものである。打ち込みピストン16が前進すると,その打ち込み方向側端部を通じてファスナが移動し,基盤に対して打ち込み可能となる。ファスナは,打ち込み装置10に設けたマガジン27等に収納可能である。
燃焼室ハウジング12は,ピストンガイド部材17に対して変位可能に配置し,少なくとも1個の弾性素子(図示せず)によりファスナガイド部材18に向けて,又は図1に示す燃焼室13の収縮位置に向けて弾性的に附勢する。一端で燃焼室ハウジング12に作用するプレスロッド25の他端をハウジング11から突出させ,図1に示す打ち込み装置10の初期位置ではファスナガイド部材18を超えて延在させる。燃焼室ハウジング12は,燃焼室後壁14に対して気密に,かつ管状素子20上で変位可能に案内する。管状素子20内に点火プラグ等の点火ユニット23を配置すると共に燃料供給管21を導入する。燃料供給管21は,液化ガス容器等の燃料タンク(図示せず)に接続する。点火ユニット23の領域内で,管状素子20には少なくとも1個の開口47を設ける。この開口47を通じて燃料50を燃焼室13に流入させ(図2参照),空気/燃料混合物を点火ユニット23に到達可能とする。
点火ユニット23は,接続コード45を介して圧電素子等のスイッチ手段22に接続する。スイッチ手段22により点火ユニット23を作動させて点火工程を開始するものである。その際,燃焼室ハウジング12が矢印40の方向に移動して燃焼室が膨張すると,外気(矢印41)がハウジング11内の吸気口51と燃焼室後壁14内の開口部15とを経て燃焼室13内へ流入する。
更に,燃焼室ハウジング12内,又は膨張状態の燃焼室13内に,乱流発生手段32を衝撃的に加速するための機械的手段30を配置する。乱流発生手段32は,例えば貫通孔38を有する乱流発生板33で構成する。機械的手段30は,例えば,一端が乱流発生板33に,また他端が燃焼室後壁14に固定された弾性素子よりなるエネルギ蓄積手段31を含む。乱流発生板33又は乱流発生手段32は,管状素子20内でほぼ摩擦なしに案内され,燃焼室ハウジング12のシリンダ壁54からも十分に離間しているため,乱流発生板33が燃焼室13内で軸線方向に移動しても摩擦損失は実質的に生じない。
図1に示す打ち込み装置10の初期位置において,乱流発生板33及び燃焼室後壁14は,ファスナガイド部材18から離間した側に位置するピストンガイド部材17の端部と当接する。燃焼室13は最小間隙位置,すなわち収縮位置まで変位している。
図2に示すように,打ち込み装置10を基盤Uに対して押圧すると,プレスロッド25の遊端が先ず基盤Uに接触する。その結果,燃焼室ハウジング12が矢印40の方向に押圧移動を開始し,ピストンガイド部材17から離れ,燃焼室13が膨張する。乱流発生板33は共に移動することなく,ピストンガイド部材17の端部に維持される。乱流発生板33が係止素子39により係止され,係止素子39は打ち込み装置10のグリップ37に設けられている始動スイッチ35に対してスイッチレバー36を介して結合されている。
燃焼室13の膨張工程の間,一方では空気が吸気口51と開口部15とを通過して矢印41の方向で燃焼室13内に流入し,他方では燃料50が燃料供給管21から燃焼室13に流入する。図2に一部のみを示す燃料供給管は,燃料タンク(図示せず)に接続されている。燃料は,機械的又は電子的に制御可能な計量装置により計量される。
図3に示すように,打ち込み装置10が基盤Uに対して完全に押圧されると,縁部にシール素子29を有する開口部15が,ハウジング11等に配置されたプランジャ28により閉鎖される。
図3に示す燃焼室13は完全に膨張されるが,始動スイッチ35は未だ作動されない。燃焼室13内には空気及び気体燃料が充填されている。
図4に示すように,始動スイッチ35を操作すると,スイッチレバー36を通じて係止素子39が解除位置まで移行するため,乱流発生板33はエネルギ蓄積素子31に蓄積されていた力の作用下で燃焼室後壁14に向けて1m/s〜5000m/sの加速度で加速され,燃焼室13を通過移動する。その結果,燃焼室13内に存在する空気/燃料混合物が激しい乱流46を生じる。エネルギ蓄積素子31により及ぼされる加速力は,約5〜30Nとなる。
乱流発生板33は,燃焼室後壁14に到するとスイッチ手段22を作動する。それにより,空気/燃料混合物が点火ユニット23により点火24を開始する。すなわち,点火回路の閉鎖等により,又はスイッチ手段22で点火衝撃を生じさせて点火が行われるものである。燃焼室13内における空気(又は酸化剤)/燃料混合物は,別の箇所に配置したスイッチ手段等により,乱流発生手段32の衝撃運動の間に点火させることも可能である。
点火時点では空気/燃料混合物が未だ激しい乱流状態であるため,燃焼工程の間に高出力のエネルギが得られる。打ち込みピストン16は,燃焼ガスの膨張により矢印43の方向でファスナガイド部材18に向けて移動すると共に,ファスナを基盤Uに打ち込む。ファスナガイド部材18に対向するピストンガイド部材17の端部には,環状の減衰素子26が配置されている。この減衰素子26は,ピストンガイド部材17の前記端部で打ち込みピストン16の衝撃を減衰するものである。
ピストンガイド部材17の内壁には,排気口19が配置されている。打ち込みピストン16のピストンプレート56が排気口19と減衰素子26との間まで到達すると,燃焼ガスの大部分がピストンガイド部材17の排気孔19及びハウジング11の排気口52を経て大気に放出可能となる。
図6に示す打ち込みピストン16は,既に再び矢印48方向の初期位置まで復帰している。この移動は,燃焼室13内に残留した燃焼ガス等により達成される。燃焼ガスが冷却する際に生じる負圧を利用し,又は適当な復帰メカニズム(図示せず)によりピストン16を復帰移動させるものである。
図6に示すように,打ち込み装置10は基盤Uから更に一段と離れている。予めシール素子59を通じて燃焼室ハウジング12の環状壁58に対して密閉された排気口55が開放する。燃焼室13内に残留した燃焼ガスは,排気口55を通過してから環状壁58内の貫通孔(図示せず)を経てハウジング11の吐出開口52に到達し,そこで外気に放出される(矢印44参照)。この排気工程は,打ち込み装置10を基盤Uから完全に離して燃焼室13を完全に収縮させ,打ち込み装置10が図1に示す位置を再び占めると完了する。乱流発生板33は,係止素子39の後方で管状素子20に係止され,エネルギ蓄積素子31はエネルギを放出している(すなわち,弾性素子が弛緩する)。
図7に示す実施形態に係る打ち込み装置10は,乱流発生手段32をアジテータ34,すなわち軸線方向に突出するブレード66を有するロータ素子により構成した点で,図1〜図6に示した打ち込み装置とは相違している。また,乱流発生手段32を加速するための機械的手段30を,動力伝達機構65で構成する。動力伝達機構65は,弾性素子で構成したエネルギ蓄積素子31を含む。更に,動力伝達機構65は,燃焼室後壁14に配置した動力伝達部材61を含む。動力伝達部材61はラックで構成され,燃焼室ハウジング12と共に可動とされている。この動力伝達部材61は,押圧運動を伝達するためにのピニオンで構成した受け部材62に係合する。受け部材62は,動力伝達部材61の並進運動を回転運動に変換すると共に,その運動エネルギをエネルギ蓄積素子31に蓄積する。基盤Uに対する打ち込み装置10の押圧運動により,エネルギ蓄積素子31は圧縮されてエネルギが充填される。
エネルギ蓄積素子31は,その出口側において,歯車で構成した分配部材63に結合する。分配部材63は,クラウンギヤとして形成したアジテータ34の受け部材64に噛み合わせる。受け部材64は中空シャフト60の一端に固定されている。中空シャフト60の他端では,アジテータ34のロータブレード66を担持する。中空シャフト60は軸受ピン57上で回動可能に担持され,軸受ピン57は同時に点火ユニット23をも担持する。更に,中空シャフト60は燃焼室後壁14を貫通して案内され,この後壁14によっても担持される。点火ユニット23の領域で,中空シャフト60には少なくとも開口67が形成されている。開口67は,前記実施形態における開口47と同様の機能,すなわち点火及び燃焼室への燃料供給機能を有するものである。
スイッチレバー36には係止部材39が配置されている。係止部材39は,始動スイッチ35を不作動位置で受け部材64に対して係止すると共に,アジテータ34の回転を阻止する。
図7に示すように,打ち込み装置10が基盤Uに対して完全に押圧された状態では,前述したようにエネルギ蓄積素子31にエネルギが蓄積されている。図7に示す始動スイッチを矢印42方向に操作すると,係止素子39が受け部材64における係合位置から解除され,中空シャフト60を解放する。エネルギ蓄積素子31がエネルギを放出すると共に,分配部材63を介してアジテータ34を回転させる。それにより,この時点で燃焼室12内に存在する空気/燃料混合物は激しい乱流46に移行する。スイッチ手段22を流れセンサとして構成し,この流れセンサにより乱流の発生を検知した時点で点火ユニット23により点火を行わせることが可能である。
本発明の一実施例に係る打ち込み装置の停止状態を示す断面図である。 図1の装置を基盤に対して部分的に押圧した状態を示す断面図である。 図1の装置を基盤に対して完全に押圧した状態を示す断面面図である。 図1の装置におけるトリガスイッチの作動状態を示す断面図である。 図1の装置における点火状態を示す断面図である。 図1の装置を基盤から部分的に離した状態を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る打ち込み装置におけるトリガスイッチの作動状態を示す断面図である。
符号の説明
10 打ち込み装置
11 ハウジング
12 燃焼室ハウジング
13 燃焼室
14 同後壁
15 開口部
16 打ち込みピストン
17 ピストンガイド部材
18 ファスナガイド部材
20 管状素子
21 燃料供給管
22 スイッチ手段
23 点火ユニット
24 点火
25 プレスロッド
26 減衰素子
27 マガジン
28 プランジャ
29,59 シール素子
30 機械的手段
31 エネルギ蓄積素子
32 乱流発生手段
33 乱流発生板
34 アジテータ
35 始動スイッチ
36 スイッチレバー
37 グリップ
38 貫通孔
39 係止素子
45 接続コード
46 乱流
47 開口
50 燃料
51 吸気口
52 吐出開口
54 シリンダ壁
55 排気口
56 ピストンプレート
57 軸受ピン
58 環状壁
61 動力伝達部材
62,64 受け部材
63 分配部材
65 伝動装置
66 ロータブレード
67 開口

Claims (8)

  1. 基盤に対して釘,ボルト,ピン等のファスナを打ち込むための燃焼力作動型打ち込み装置であって,
    打ち込み工程を開始するための始動スイッチ(35)と,
    酸化剤/燃料混合物のための燃焼室(13)内に配置した乱流発生手段(32)を有する燃焼室(13)と,
    該乱流発生手段(32)を少なくとも一時的に作動可能とする駆動手段とを具え,
    該駆動手段が,前記乱流発生手段(32)を加速するための機械的手段(30)として,前記始動スイッチ(35)により起動可能な弾性素子よりなるエネルギ蓄積素子(31)を含むことを特徴とする打ち込み装置。
  2. 請求項1記載の装置において,前記機械的手段(30)により乱流発生手段(32)を,1m/s〜5000m/sの加速度で加速することを特徴とする打ち込み装置。
  3. 請求項1又は2に記載の装置において,前記機械的手段(30)により乱流発生手段(32)を,少なくとも25m/sの加速度で加速することを特徴とする打ち込み装置。
  4. 請求項記載の装置において,前記エネルギ蓄積素子(31)により1〜50Nの加速力を乱流発生手段(32)に作用可能としたことを特徴とする打ち込み装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の装置において,前記エネルギ蓄積素子(31)にエネルギを蓄積させるためのプレスロッド(25)を具えることを特徴とする打ち込み装置。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の装置において,前記乱流発生手段(32)を燃焼室(13)内でほぼ摩擦なしに移動可能としたことを特徴とする打ち込み装置。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載の装置において,前記乱流発生手段(32)を,燃焼室(31)内で軸線方向に変位可能な,好適には貫通孔(38)を有する乱流発生板(33)で構成したことを特徴とする打ち込み装置。
  8. 請求項1〜の何れか一項に記載の装置において,前記乱流発生手段(32)を,燃焼室(13)内で回転移動可能なアジテータで構成したことを特徴とする打ち込み装置。
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