JP4938944B2 - エレベータの情報伝送制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエレベータの情報伝送制御装置に関し、特にマスタ局とスレーブ局の間で情報をサイクリックに交換する情報伝送制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータ制御システム内でサイクリックに制御情報の伝送を行う情報伝送制御装置において、マスタ局からアドレス情報を送り、そのアドレスに対応したスレーブ局がデータ入出力に応答し、アドレス情報を正しく受信することができた場合に読み出しデータ伝送応答やデータ書き込み処理を行うようにしている。これを行わせるのに、マイクロコンピュータを使用し、自局向けの伝送が行われたかの判断はマイクロコンピュータプログラム中のデータを使用して実施されていた。また、種々の機能を持った伝送局に合わせて、専用のプログラムを作成し、したがって伝送局の種類毎にプログラムを管理し、メンテナンスを行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
マイクロコンピュータを使用したシステムにおいて、ある一定以上の応答性能を得ようとする場合には、性能の高い高価なマイクロコンピュータを使用する必要がある。システム価格を抑えるために安価なマイクロコンピュータを用いた場合は、応答性能等が悪化し、システムの規模・機能などに制約が生じてしまっていた。
【0004】
また従来のシステムでは、自局に対して応答可能エリアの判断を行うためのデータがマイクロコンピュータのプログラム中に含まれてしまい、エリア内容を変更する場合は、プログラムデータの中から変更箇所を見つけ出して修正し対応する必要があった。さらに伝送局の種別毎にプログラムを作成する必要があり、数多くのプログラムを管理する必要があった。
【0005】
本発明は、従来のこのような点を考慮してなされたもので、安価で応答速度を早くすることができるエレベータの情報伝送制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
さらに本発明は、アドレスデータの変更が容易なエレベータの情報伝送制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
さらにまた本発明は、多くの種類の伝送局に対応することが可能なエレベータの情報伝送制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のエレベータの情報伝送制御装置は、
エレベータの制御情報をマスタ局とスレーブ局との間でサイクリックにシリアル伝送するエレベータの情報伝送制御装置において、伝送制御設定データを伝送制御設定テーブルとして記憶しており、電源が消えても読み出し可能なROM素子と、伝送処理内容を変更するために前記伝送制御設定テーブルを変更するテーブル変更手段とを備え、
前記テーブル変更手段は前記ROM素子中の前記伝送制御設定テーブルを、マスタ局からの伝送内容に従って変更することにより前記伝送処理内容を変更し、
さらに、他の情報伝送制御装置と共有する入出力回路を備え、前記テーブル変更手段は、マスタ局からの伝送内容に応じて前記ROM素子中の伝送制御情報および入出力情報の少なくとも一方を変更することにより、ある入出力制御回路に故障が発生した場合に入出力を共有する他の制御回路が故障発生の入出力制御回路の入出力処理を代行する
ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明のエレベータの情報伝送制御装置は、
エレベータの制御情報をマスタ局とスレーブ局との間でサイクリックにシリアル伝送するエレベータの情報伝送制御装置において、伝送制御設定データを伝送制御設定テーブルとして記憶しており、電源が消えても読み出し可能なROM素子と、伝送処理内容を変更するために前記伝送制御設定テーブルを変更するテーブル変更手段とを備え、
前記ROM素子の内容中に、伝送制御情報のほかに入出力動作設定情報を持ち、前記テーブル変更手段は前記入出力動作設定情報を変更することにより入出力処理動作を変更し、
他の情報伝送制御装置と共有する入出力回路を備え、前記テーブル変更手段は、マスタ局からの伝送内容に応じて前記ROM素子中の伝送制御情報および入出力情報の少なくとも一方を変更することにより、ある入出力制御回路に故障が発生した場合に入出力を共有する他の制御回路が故障発生の入出力制御回路の入出力処理を代行する
ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態の構成)
<図1:エレベータ情報伝送制御システム構成図>
図1は本発明によるエレベータの情報伝送制御装置の全体構成を示す構成図である。
【0019】
マスタコントローラ1は各エレベータかご毎にシステム制御・かご動作制御を行い、伝送ライン5を介してエレベータホールでのスイッチ入力および表示出力を行うホールコントローラ3、およびエレベータかご内部のスイッチ入力および表示出力を行うかごコントローラ4と接続されている。マスタコントローラ1は伝送マスタとして動作し、ホールコントローラ3およびかごコントローラ4はローカル局ないし伝送スレーブとして動作する。各ホールのホールコントローラ3は、各ホールコントローラ共通の入出力信号7を介して互いに接続し合い、入出力信号が共通に使用される。各エレベータの伝送ライン5相互間に情報転送コントローラ6が接続されている。
【0020】
以下に、マスタコントローラ1、ホールコントローラ3、かごコントローラ4、および情報転送コントローラ6の内部構成を説明するが、それぞれの内部構成はハードウェア的に類似しており、同一もしくは類似の機能を持つ回路要素には同一符号を付して説明する。
【0021】
<図2:マスタコントローラ構成図>
図2はマスタコントローラ1の内部構成図である。
【0022】
ホストCPU11によってかご動作制御・伝送データ内容の作成などを行い、ローカルバス20を介して伝送制御回路12と接続され、バス制御信号15を授受する。伝送制御回路12は伝送設定データや伝送入出力データ等が蓄えられる共通RAM14とRAM入出力ライン21を介して接続されている。ホストCPU11から伝送制御回路12に対しアクセス要求を送出することにより、伝送制御回路12が共通RAM14との間でデータ入出力を行う。
【0023】
伝送制御回路12はRS485インタフェース13を介し伝送ライン5と接続される。伝送制御回路12はホストCPU11から伝送実施指令を受け取ると、共通RAM14から伝送動作設定データを読み出し、データの内容に応じて送受信処理を行う。さらに伝送制御回路12は設定ROM18とROM入出力ライン19を介して接続されており、初期化時にこの設定ROM18から種別データおよび伝送動作設定データを取り出して、それを共通RAM14に保存する。また伝送制御回路12ではホストCPU11からの指令により、共通RAM14に蓄えられた伝送動作設定データを設定ROM18に書き込むことができる。
【0024】
<図3:ホールコントローラ構成図>
図3はホールコントローラ3の内部構成図である。
【0025】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して押しボタン表示LED22および共有IOインタフェース26と接続されている。伝送制御回路12は、伝送設定データや伝送入出力データが蓄えられる共通RAM14とRAM入出力ライン21を介して接続され、RS485インタフェース13を介し伝送ライン5と接続され、さらにROM入出力ラシン19を介して設定ROM18と接続されている。伝送制御回路12は、初期化時に設定ROM18から種別データ、伝送動作設定データ、および入出力動作設定データを取り出して、それを共通RAM14に保存する。その後、共通RAM14から伝送動作設定データを読み出し、データの内容に応じて送受信処理を行う。
【0026】
伝送制御回路12ではマスタコントローラ1から伝送ライン5を介して行われる伝送設定により、共通RAM14に蓄えられた伝送動作設定データ・入出力動作設定データの変更と設定ROM18への書き込みを実施する。またアドレス指定スイッチ23からのアドレス情報を受け取り、伝送応答アドレスとの比較を行う。共有IOインタフェース26は他の階床のホールコントローラ3と共有出力信号24および共有入力信号25を介して連系される。
【0027】
<図4:かごコントローラ構成図>
図4はかごコントローラ4の内部構成図である。
【0028】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して押しボタン表示LED22と接続され、バス制御信号15を授受する。伝送制御回路12は伝送設定データや伝送入出力データが蓄えられる共通RAM14とRAM入出力ライン21を介して接続され、RS485インタフェース13を介して伝送ライン5と接続されている。
【0029】
さらに伝送制御回路12は設定ROM18とROM入出力ライン19を介して接続されている。伝送制御回路12は初期化時に設定ROM18から種別データ、伝送動作設定データ、および入出力動作設定データを取り出して、それらを共通RAM14に保存する。その後、共通RAM14から伝送動作設定データを読み出し、データの内容に応じて送受信処理を行い、また入出力動作設定データ内容に応じてデータの入出力を行う。さらに伝送制御回路12は装置番号指定スイッチ28から装置番号情報27を受け取り、伝送応答アドレスを変化させる。
【0030】
<図5:情報転送コントローラ構成図>
図5は情報転送コントローラ6の内部構成図である。
【0031】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して他系の伝送制御回路と相互接続されている。伝送制御回路12は伝送設定データや伝送入出力データが蓄えられる共通RAM14とRAM入出力ライン21を介して接続され、RS485インタフェース13を介して伝送ライン5と接続されている。
【0032】
さらに伝送制御回路12はROM入出力ライン19を介して設定ROM18と接続され、初期化時に設定ROM18から種別データ、伝送動作設定データ、および入出力動作設定データを取り出して、それらを共通RAM14に保存する。その後、共通RAM14から伝送動作設定データを読み出し、データの内容に応じて送受信処理を行う。さらに設定ROM18内部に蓄えられた入出力動作設定データを用いて、相互に伝達する情報の転送をローカルバス20を介して行う。
【0033】
<図6:伝送制御回路内部構成図>
図6は各コントローラで使用される伝送制御回路12の内部構成図である。
【0034】
ローカルバス20はバスインタフェース31に接続されている。マスタコントローラ1のようにホストCPU11と接続されるコントローラの場合は、バスインタフェース31ではホストCPU11からの動作設定内容を内部レジスタに保存する。動作設定は伝送開始、動作モード、タイムアウト時間などについて行われる。また伝送異常発生状態・回数などを内部レジスタに蓄え、ホストCPU11からの読み出しを行い得るようにする。動作設定および伝送異常情報は、伝送IF・バスIF入出力信号35を介して伝送インタフェース回路32との間の授受が行われる。他のホストCPU11と接続しない構成では、バスインタフェース31から初期設定完了後定期的にデータ入出力動作を実施する。
【0035】
伝送制御回路12は、バスインタフェース31および伝送インタフェース回路32のほかに、RAMインタフェース33およびROMインタフェース34を含んでいる。各コントローラの共通RAM14へのアクセス要求があった場合は、バスインタフェース31からバスIF・RAM入出力信号36を用いRAMインタフェース33と接続される。伝送インタフェース回路32ではバスインタフェース31からの動作設定信号を伝送IF・バスIF入出力信号35を通じて受けとり伝送動作を開始する。この場合、伝送インタフェース回路32は、RAMインタフェース33に対し設定データの読み出し要求を行い、伝送IF・RAM入出力信号38を介してデータを得る。その結果に基づき伝送ライン送信信号16の出力および伝送ライン受信信号17の入力を実施する。RAMインタフェース33では伝送IF・RAM入出力信号38およびバスIF・RAM入出力信号36の2種類の要求を受け取り、そのうちひとつを選択しRAM入出力ライン21信号を介して共有RAM14とのデータ入出力を行う。
【0036】
バスインタフェース回路31では初期化時にROMインタフェース34にROM読み出し要求を出しバスIF・ROM入出力信号39を介して機種設定データ、伝送動作設定データ、および入出力動作設定データを読み出し、それらの内容を共通RAM14に転送する。
【0037】
ホストCPU11が接続されているマスタコントローラ1において設定データの変更が生じた場合は、ホストCPU11からの要求により、バスインタフェース回路31はROMインタフェース34に対し書き込み要求を出し、設定ROM18に対しての設定データの書き込みを行う。ホールコントローラ3などのように、ホストCPU11に接続されないコントローラの場合は、マスタコントローラ1からの伝送データ中に含まれる書き込み指令に従い設定ROM18に対してのデータ書き込みを実施する。装置番号情報27はバスインタフェース31および伝送インタフェース回路32の両方に入力される。
【0038】
<図7:伝送インタフェース回路詳細構成図>
図7は図6における伝送インタフェース回路32の詳細構成図である。
【0039】
伝送IF・バス入出力信号に含まれる動作設定信号をもとに、設定読み込み動作回路60は、マスタ動作かスレーブ動作かを判定して伝送動作を開始する。いずれの場合もバスインタフェース31からRAM読み込みデータ58信号を取り出し送受信設定データ56としてデータ送受信制御部42に取り込む。
【0040】
マスタコントローラ1で実行されるマスタ動作の場合は、このデータをもとにデータ内のスタートアドレスを送信アドレスとし、アドレスレジスタ47に書き込み、これをアドレス送受信データ57としてRAMインタフェース33へ送出する。データ送受信制御部42内の送信データ作成回路45では、送受信制御回路43から指令を受けてシリアル送信データ53を作成しシリアルデータ送受信回路41に渡す。また送受信制御回路43では送信要求信号51をシリアルデータ送受信回路41に出力しシリアル伝送を行う。シリアルデータ送受信回路41では受け取ったシリアル送信データ53をシリアル変換しライン送信信号16として出力する。
【0041】
次に送信設定内容がデータ送信の場合は、データ入出力動作回路50が共通RAM14から送信データをRAM読み込みデータ58信号として取り出し送信データ59として送信データ作成回路45に渡し、送受信制御回路43から指令を受けてシリアル送信データ53を作成し、シリアルデータ送受信回路41に渡す。また送受信制御回路43では送信要求信号51をシリアルデータ送受信回路41に出力しシリアル伝送を行う。シリアルデータ送受信回路41では受け取ったシリアル送信データ53をシリアル変換しライン送信信号16として出力する。
【0042】
送信設定内容がデータ受信の場合は、送受信制御回路43では、受信要求信号52をシリアルデータ送受信回路41に送る。シリアルデータ送受信回路41では、ライン受信信号17中の受信データをシリアル/パラレル変換し、シリアル受信データ54として出力する。これを送受信制御回路43からの指令によりデータレジスタ46に書き込む。
【0043】
データ入出力動作回路50ではデータ受信が行われると伝送IF・RAM入出力信号36上にRAM書き込み要求をセットし、共通RAM14へも保存を実行する。受信実行中はまた異常検出部44によって読み出しデータのチェックおよび読み出し時間のタイムアウトチェックが行われ、異常発生時の伝送処理打ち切りや異常データの保存処理指令の作成が行われる。
【0044】
設定読み込み動作回路60では上記のアドレス送信またはデータ送受信が終わると、アドレスレジスタ47の値をひとつ増やし、次のアドレスのデータの処理を行う。またアドレス値が設定データ内の終了アドレス値となった場合は、設定読み込み動作回路60は次の設定データを読み込む動作を行い、伝送動作を続けていく。
【0045】
ホールコントローラ3、かごコントローラ4、および情報転送コントローラ6の場合は伝送インタフェース回路32はスレーブ動作を行う。スレーブ動作の場合は、送受信設定データ56を読み出した後でアドレス受信待ちとなる。読み出したデータがアドレスの場合はアドレスレジスタ47にアドレス受信データを保存し、アドレス一致検出回路48に送り送受信設定データのアドレス範囲内であるか否かを判断する。アドレス一致検出回路48には装置番号情報27が入力され、ホールコントローラ3の動作の場合は、アドレス一致検出情報として使用される。
【0046】
(実施の形態の装置の動作)
以下に上述の実施の形態の動作について説明する。
【0047】
<伝送動作内容と設定テーブル>
図8に伝送動作時のタイムチャートを示す。図8のT1はマスタトーカ伝送動作を示し、マスタ局からスレーブ局に対して情報を伝送する場合に使用される。マスタ局からまずアドレスを送信し、アドレス送信完了後、続いてデータを送信する。その後スレーブ局からの応答を待つ。スレーブ局ではアドレス受信待ちをし、アドレスが自分に割り当てられている場合は送られてきたデータを受け取り、外部表示手段などに出力する。その後受け取り応答を返す。マスタ局では応答が来ない場合には異常発生としてデータを再送する。
【0048】
図8のT2はマスタリスナ伝送動作を示し、スレーブ局からマスタ局に対して情報を伝送する場合に使用される。マスタ局からアドレスを送信し、送信完了後、スレーブ局では続いてデータの受信待ちをする。スレーブ局ではアドレス受信待ちをし、アドレスが自分に割り当てられている場合は、外部からスイッチデータ入力などを行ってデータを送信する。マスタ局では送られてくるデータを受け取り、データとして保存する。
【0049】
図9は各コントローラで使用される伝送設定テーブルを示すものである。この伝送設定テーブルはNo.1〜nの伝送テーブルを持ち、各テーブルは開始アドレス、終了アドレス、および伝送種別から構成される。伝送種別は「トーカ」、「リスナ」、「設定・同報」、および「テーブル終了」からなる。「設定・同報」設定ではマスタトーカ動作を行わせる。「テーブル終了」設定の場合は伝送動作は実行せず、一定時間経過後に先頭のテーブルから伝送動作を再度実行する。
【0050】
図10に各スレーブ動作コントローラで使用される入出力動作設定テーブルを示す。この入出力動作設定テーブルはNo.1〜mの設定テーブルを持ち、各テーブルは処理種別、データ種別、およびデータアドレスから構成される。処理種別は「読み出し」、「書き込み」、「アンド処理」、「マクロ処理」、「テーブル終了」などからなる。「読み出し」は処理データアドレスからデータを読み出してきて内部バッファに保存することを示し、「書き込み」は内部バッファのデータを処理データアドレスに書き込むことを示す。「アンド処理」ではデータアドレスからデータを読み出し、内部バッファとのデータとのアンド処理をして結果を内部バッファに返すことを示す。「マクロ処理」ではさらに設定ROM18内部に設定されたマクロ動作テーブルに記載された入出力動作を実行する。「テーブル終了」設定の場合は入出力動作は実行せず、一定時間経過後に先頭のテーブルから入出力動作を再度実行する。データ種別はデータの取り出し、および書き込み先のデータ種別を示し、共通RAM14、設定ROM18、およびローカルバス上20のデータの種別を示す。
【0051】
<マスタコントローラでの伝送動作>
設定ROM18エリア内の機種指定データがマスタコントローラ1である場合に、マスタコントローラ1の動作を開始する。図11にマスター局の伝送動作時の動作フローチャートを示し、併せて伝送制御回路12(図6)および伝送インタフェース回路32(図7)を参照して信号の流れを説明する。
【0052】
伝送IF・RAM入出力信号38上の動作設定信号をもとに、設定読み込み動作回路60はマスタ動作かスレーブ動作かを判定して伝送動作を開始する。ここで初期化処理が開始され(ステップS1)、テーブル読み出し(ステップS2)に続いて、それが終了でない限り(ステップS3)、まずバスインタフェース31からRAM読み込みデータ58信号を取り出し、送受信設定データ56として取り込む。設定データ内のスタートアドレスを送信アドレスとし、アドレスレジスタ47に書き込みセットし(ステップS4)、これをアドレス送受信データ57とする。送信データ作成回路45では、送受信制御回路43から指令を受けてシリアル送信データ53を作成しシリアルデータ送受信回路41に渡す。また送受信制御回路43では送信要求信号51をシリアルデータ送受信回路41に出力しシリアル伝送を行う(ステップS5)。シリアルデータ送受信回路41では受け取ったシリアル送信データ53をシリアル変換し伝送ライン送信信号16として出力する。ここで異常検出部44内のデータ送受信時間監視タイマがセットされる(ステップS6)。
【0053】
次に送信か否かを確認し(ステップS7)、送信なら、送信設定内容が「マスタトーカ」であると判断してトーカ処理を行う(ステップS8)。すなわち、データ入出力動作回路50が共通RAM14から送信データをRAM読み込みデータ58信号として取り出し送信データ59として送信データ作成回路45に渡し、併せて送受信制御回路43から指令を受けてシリアル送信データ53を作成しシリアルデータ送受信回路41に渡す。また送受信制御回路43では送信要求信号51をシリアルデータ送受信回路41に出力しシリアル伝送を行う。シリアルデータ送受信回路41では受け取ったシリアル送信データ53を伝送ライン送信信号16として出力する。
【0054】
トーカ処理の後、同報でないかをチェックし(ステップS9)、同報でなければ応答確認処理をする(ステップS10)。設定読み込み動作回路60では上記のアドレス送信・データ送受信が終わると、データ送受信タイマ時間経過待ちを行う(ステップS12)。ここで、受信実行中は異常検出部44で読み出しデータのチェック・読み出し時間のタイムアウトチェックを行い、異常発生時の伝送処理打ち切りや異常データの保存処理指令の作成が行われる。タイムアウト時間はバスインタフェース内部のレジスタに設定でき、システムに応じて変更可能とする。データ受信タイマの動作中にアドレス受信が発生した場合には、伝送種別異常として異常を通知する。これらの異常情報はバスインタフェース回路に送られ、異常種別毎に発生の有無と発生回数がバスインタフェース回路内の異常発生回数カウンタに蓄えられる。ステップS9で同報であった場合は、ステップS10を実行することなくステップS12へ飛ぶ。
【0055】
ステップS12での時間経過後に終了アドレスか否かのアドレスチェックを行い(ステップS13)、終了アドレスでなければ、アドレスレジスタの値をひとつ増やし(ステップS14)、ステップS5に戻って次のアドレスのデータの処理を行う。ステップS13において、アドレス値が設定データ内の終了アドレス値になったことが検知された場合はステップS2へ戻り、設定読み込み動作回路60は次の設定データを読み込む動作を行い、ステップSS4以下の伝送動作を続けていく。
【0056】
ステップS7で送信でなかった場合、すなわち送信設定内容が「マスタリスナ」設定の場合は、リスナ処理(ステップS11)を行う。すなわち、送受信制御回路43で受信要求信号52をシリアルデータ送受信回路41に送る。シリアルデータ送受信回路41では、伝送ライン受信信号17中の受信データをシリアル/パラレル変換しシリアル受信データ54として取り出す。これを送受信制御回路43からの指令でデータレジスタ46に書き込む。データ入出力動作回路50ではデータ受信が行われると伝送IF・RAM入出力信号38上にRAM書き込み要求をセットし共通RAM14への保存を実行する。この後、ステップS12のタイマ終了待ち以下のステップへ進む。
【0057】
設定テーブルが終了する(ステップS2,S3)と、スキャン時間待ちを実施し(ステップS15)、時間経過後、ステップS1に戻って再び先頭のRAMを読み出し次のサイクルの伝送入出力処理を行っていく。
【0058】
<スレーブコントローラ伝送動作>
次に図12のフローチャートを参照して、スレーブコントローラ(ホールコントローラ3、かごコントローラ4、情報転送コントローラ6)の動作時の伝送動作について説明する。
【0059】
スレーブ動作の場合は、設定ROM18から既に伝送情報が共通RAM14に転送されているものとして、まず初期化処理を行い(ステップS21)、伝送テーブル読み出しを最初のものからとする。その後、送受信設定データ56を読み出し(ステップS22)、アドレス受信待ち(ステップS23)となる。読み出したデータがアドレスの場合はアドレスレジスタ47にアドレス受信データを保存し、アドレス一致検出回路48に送り送受信設定データのアドレス範囲内であるかを判断する(ステップS24)。範囲内である場合は設定データ種別に応じデータ返答(トーカ)かデータ受信(リスナ)かの判断を行い(ステップS25)、その判断結果に応じてリスナ処理(S27)またはトーカ処理(ステップS28)を行う。「マスタリスナ動作」の場合(ステップS27)はデータを共通RAM14から読み出し送信データとしてシリアルデータ送受信回路41に渡しデータ送信を行う。「マスタトーカ動作」の場合(ステップS28)は受信待ちとなり、データ受信完了後、データを共通RAM14に書き込む。
【0060】
受け取りアドレスが設定最大値より大きかった場合は次の設定テーブルを読み出す(ステップS26)。テーブルが最終の場合には先頭のテーブルを読み出す。上記テーブル値が示すアドレス値以外にアドレススイッチ情報を入力し、アドレス情報を作成し伝送応答する。
【0061】
<ホールコントローラ動作>
次に図3のホールコントローラ構成図を用いて、ホールコントローラ3の動作について説明する。
【0062】
ホールコントローラ3の伝送制御回路12は設定ROM18とROM入出力ライン19を介して接続され、初期化時に設定ROM18から設定データを取り出して共通RAM14に保存する。次に伝送制御回路12は先に説明したスレーブ伝送動作を行い、共通RAM14に対し伝送入出力データの読み書きを行う。またアドレス指定スイッチ23からのアドレス情報を受け取り伝送設定テーブルとは別のアドレスに対し伝送応答する。
【0063】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して押しボタン表示LED22と接続されていて、先に説明した転送動作設定テーブルの内容に従い、定期的に共通RAM14内のデータとの間で信号の入出力動作を行う。本実施の形態ではアドレス0のデータ受信時に入出力転送を開始することとする。
【0064】
次にホールコントローラ3のバックアップ動作について説明する。
【0065】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して共有IOインタフェース26とも接続しデータの入出力を行い、相手系が故障した場合にバックアップ動作が実行される。マスタコントローラ1の上位CPUにおいて伝送エラーにより、あるホールコントローラ3が故障したと判断された場合は、その共通IOを持つホールコントローラ3に対しマスタコントローラ1から、共通IOを新たにアクセスするような伝送設定テーブルと情報転送動作設定テーブルの変更値が送られ、共通RAM14に蓄えられる。その後マスタコントローラ1から書き込み指令データが送られ、その内容を受け取った伝送制御回路12は共通RAM14に蓄えられた設定データの変更と設定ROM18への書き込みを実施する。この動作によりホールコントローラ3のバックアップ動作が行われる。
【0066】
<かごコントローラ動作>
図4に示すかごコントローラ構成図を用いて、かごコントローラ4の動作説明を行う。
【0067】
かごコントローラ4の伝送制御回路12はまず設定ROM18とROM入出力ライン19を介して接続され、初期化時に設定ROM18からデータを取り出して、共通RAM14に伝送設定データおよび転送処理設定データを保存する。このとき装置番号指定スイッチ28から装置番号情報27を受け取り、設定ROM18から取り出す設定テーブルデータの位置を変化させる。次に伝送制御回路12は先に説明したスレーブ伝送動作を行い、共通RAM14に対し伝送入出力データの読み書きを行う。
【0068】
伝送制御回路12はローカルバス20を介して押しボタン表示LED22と接続されていて、先に説明した転送動作設定テーブルの内容に従い、定期的に共通RAM14内のデータとの間で入出力を行う。本実施の形態ではアドレス0のデータ受信時に入出力転送を開始することとする。
【0069】
かごコントローラ4では、動作が正常に行われていることの確認として、あるアドレスのデータを1増やして戻すという処理が含まれており、本実施の形態ではマクロ動作機能を用いてこの動作を実現する。
【0070】
<情報転送コントローラ動作>
図5に示す情報転送コントローラ6の動作説明を行う。
【0071】
情報転送コントローラ6の伝送制御回路12はまず設定ROM18とROM入出力ライン19を介して接続され、初期化時に設定ROM18からデータを取り出して、共通RAM14に伝送設定データおよび転送処理設定データを保存する。次に伝送制御回路12は先に説明したスレーブ伝送動作を行い、共通RAM14に対し伝送入出力データの読み書きを行う。2組ある伝送制御回路12は互いにローカルバスを用いて接続されており、設定ROM14内に蓄えられた転送処理情報を用いて相互に伝送する情報の転送を定期的に行う。
【0072】
(実施の形態の効果)
以下に本発明の実施の形態で得られる効果について説明する。
【0073】
<ROM素子中の伝送制御設定テーブル>
本実施形態の伝送制御回路は、各コントローラ動作について説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより伝送処理内容を容易に変えることができるので、簡単な構成のもとにシステム伝送効率を向上させ、高速かつ安価で動作可変の伝送システムを提供することができる。
【0074】
<ROM内容のオンボード変更>
本実施形態の伝送制御回路によれば、マスタコントローラ動作について説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM内容をオンボード上で変更するための手段を備え、ROM素子中の伝送制御設定テーブルをROM素子自体を変えることなく変更することにより、伝送処理内容を容易に変更することが可能であり、簡単な構成で高速かつ安価で動作可変の伝送システムを提供することができる。
【0075】
<上位CPU設定によるROM内容オンボード変更>
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路を使用することにより、マスタコントローラ動作について説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM内容をオンボード上で変更するための手段を備え、ROM素子中の伝送制御設定テーブルをROM素子自体を変えることなく変更することにより、伝送処理内容を容易に変更することができ、更に上位CPUとのインタフェース回路を備え、上位CPUからの設定によりROM素子中の伝送制御設定テーブルをROM素子自体を変えることなく変更することができ、伝送処理内容をよりいっそう容易に変更することが可能であり、簡単な構成で高速かつ安価で動作可変の伝送システムを提供することができる。
【0076】
<伝送機能によるROM内容変更>
上記構成の伝送制御回路によれば、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、さらにマスタ局からの伝送内容によりROM素子中の伝送制御設定テーブルをROM素子自体を変えることなく変更することにより、伝送処理内容を容易に変更することが可能となる。このため簡単な構成で高速かつ安価で動作内容を容易に変更可能な伝送システムを提供することができる。
【0077】
<ROM内部の入出力動作情報>
上記構成と作用を持つことにより、本実施形態の伝送制御回路によれば、各スレーブコントローラの動作について説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備えROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM内容中に伝送制御情報に加え入出力動作設定情報を持ち、この情報を変えることにより、入出力処理動作を容易に変更することができる。このため複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を高め、また多種の機能に対応することができる。
【0078】
<故障時のバックアップ動作>
電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM内容中に伝送制御情報に加え入出力動作設定情報を持ち、この情報を変えることにより、入出力処理動作を容易に変更することができ、さらにマスタ局からの伝送内容によりROM素子中の伝送制御設定テーブルをROM素子自体を変えることなく変更することにより伝送処理内容を容易に変更することが可能となることに加え、他の伝送制御回路と入出力回路を共有し、マスタコントローラからの伝送内容に応じてROM素子中の伝送制御情報や入出力情報を変更する。これにより、ある入出力制御回路に故障が発生した場合に入出力共有の他の制御回路が代わりに入出力処理を行い、故障復旧を速やかに行うことができる。このためシステム伝送効率を高め、かつ複雑な構成を取ることを避けることが可能であり、さらに故障時の動作バックアップ構成をとることが可能になる。
【0079】
<ROM内の機種情報登録>
電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM素子内容中に伝送制御情報に加え入出力動作設定情報を持ち、この情報を変えることにより、入出力処理動作を容易に変更することが可能である。さらに入出力制御情報に加え動作機種情報を持たせ、この機種情報に応じ入出力制御の解釈方法を変えることにより、多様な入出力動作を実施することができる。このため複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を高めることができ、各種のコントローラ機能を同一の伝送制御回路構成のもとで実行することができる。
【0080】
<ROM内のマクロ動作設定>
本実施形態の伝送制御回路によれば、かごコントローラについて説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM内容中に伝送制御情報に加え入出力動作設定情報を持ち、この情報を変えることにより、入出力処理動作を容易に変更することが可能である。また入出力制御情報に加え、マクロ動作設定データを持たせることにより、より複雑な動作を短い記述で定義することが可能となる。このため複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を高めることができ、複雑な動作を行うコントローラ機能を同一の伝送制御回路構成のもとで実行することができる。
【0081】
<2系統間情報転送>
本実施形態の伝送制御回路によれば、情報転送コントローラについて説明したように、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、かつROM素子内容中に伝送制御情報に加え入出力動作設定情報を持ち、この情報を変えることにより、入出力処理動作を容易に変更することができる。さらに2系統の伝送系統と接続し、入出力制御設定テーブル内に系統間でのデータ転送記述をおくことにより、系統間での情報転送を可能とすることができる。このため複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を高めることが可能で、異なる系統間での情報の授受が容易に可能となる。
【0082】
<外部スイッチの追加>
本実施形態の伝送制御回路によれば、電源が消えても読み出し可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができ、伝送制御情報がROM内設定の情報に加え、外部スイッチに与えられるアドレスについても応答を行う機能を持たせることにより、動作設定を広い範囲で行うことができる。このため複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を高めることができる。
【0083】
(他の実施の形態)
本実施の形態では、図10の入出力動作設定テーブルにおける処理種別の内容として、「読み出し」、「書き込み」、「アンド処理」、「マクロ処理」、および「テーブル終了」を例示したが、他の演算命令である「加算処理」や、「減算処理」、「繰り返し処理」などを組み込んで使用することもできる。
【0084】
また、マクロ処理の例として、かごコントローラの正常応答処理について示したが、もちろんスケール変換処理のような他の複雑な演算処理を実施することもできる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エレベータの制御情報をサイクリックにシリアル伝送するシステムで使用される伝送制御装置において、電源が消えても読み出すことの可能なROM素子を備え、ROM素子中に伝送制御設定データを持ち、このデータを変えることにより、伝送処理内容を容易に変えることができる。これにより、複雑な構成を取ることなくシステム伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるエレベータ伝送制御システムの全体構成を示すブロック図。
【図2】図1の装置におけるマスタコントローラの内部構成を示すブロック図。
【図3】図1の装置におけるホールコントローラの内部構成を示すブロック図。
【図4】図1の装置におけるかごコントローラの内部構成を示すブロック図。
【図5】図1の装置における情報転送コントローラの内部構成を示すブロック図。
【図6】図1の装置における各コントローラの伝送制御回路の内部構成を示すブロック図。
【図7】図1の装置における伝送インタフェース回路の内部構成を示すブロック図。
【図8】本発明における伝送動作を説明するタイムチャート。
【図9】本発明における伝送動作設定テーブルの説明図。
【図10】本発明における入出力動作設定テーブルの説明図。
【図11】本発明におけるマスタ伝送動作を説明するフローチャート。
【図12】本発明におけるスレーブ伝送動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 マスタコントローラ
3 ホールコントローラ
4 かごコントローラ
5 伝送ライン
6 情報転送コントローラ
7 ホールコントローラ共通入出力信号
11 ホストCPU
12 伝送制御回路
13 RS485インタフェース
14 共通RAM
15 バス制御信号
16 伝送ライン送信信号
17 伝送ライン受信信号
18 設定ROM
19 ROM入出力ライン
20 ローカルバス
21 RAM入出力ライン
22 押しボタン表示LED
23 アドレス指定スイッチ
24 共有出力信号
25 共有入力信号
26 共有IOインタフェース
27 装置番号情報
28 装置番号指定スイッチ
31 バスインタフェース
32 伝送インタフェース回路
33 RAMインタフェース
34 ROMインタフェース
35 伝送IF・バスIF入出力信号
36 バスIF・RAM入出力信号
38 伝送IF・RAM入出力信号
39 バスIF・ROM入出力信号
41 シリアルデータ送受信回路
42 データ送受信制御部
43 送受信制御回路
44 異常検出部
45 送信データ作成回路
46 データレジスタ
47 アドレスレジスタ
48 アドレス一致検出回路
50 データ入出力動作回路
51 送信要求信号
52 受信要求信号
53 シリアル送信データ
54 シリアル受信データ
55 受信データ
56 送受信設定データ
57 アドレス送受信データ
58 RAM読み込みデータ
59 送信データ
60 設定読み込み動作回路

Claims (2)

  1. エレベータの制御情報をマスタ局とスレーブ局との間でサイクリックにシリアル伝送するエレベータの情報伝送制御装置において、伝送制御設定データを伝送制御設定テーブルとして記憶しており、電源が消えても読み出し可能なROM素子と、伝送処理内容を変更するために前記伝送制御設定テーブルを変更するテーブル変更手段とを備え、
    前記テーブル変更手段は前記ROM素子中の前記伝送制御設定テーブルを、マスタ局からの伝送内容に従って変更することにより前記伝送処理内容を変更し、
    さらに、他の情報伝送制御装置と共有する入出力回路を備え、前記テーブル変更手段は、マスタ局からの伝送内容に応じて前記ROM素子中の伝送制御情報および入出力情報の少なくとも一方を変更することにより、ある入出力制御回路に故障が発生した場合に入出力を共有する他の制御回路が故障発生の入出力制御回路の入出力処理を代行する
    ことを特徴とするエレベータの情報伝送制御装置。
  2. エレベータの制御情報をマスタ局とスレーブ局との間でサイクリックにシリアル伝送するエレベータの情報伝送制御装置において、伝送制御設定データを伝送制御設定テーブルとして記憶しており、電源が消えても読み出し可能なROM素子と、伝送処理内容を変更するために前記伝送制御設定テーブルを変更するテーブル変更手段とを備え、
    前記ROM素子の内容中に、伝送制御情報のほかに入出力動作設定情報を持ち、前記テーブル変更手段は前記入出力動作設定情報を変更することにより入出力処理動作を変更し、
    他の情報伝送制御装置と共有する入出力回路を備え、前記テーブル変更手段は、マスタ局からの伝送内容に応じて前記ROM素子中の伝送制御情報および入出力情報の少なくとも一方を変更することにより、ある入出力制御回路に故障が発生した場合に入出力を共有する他の制御回路が故障発生の入出力制御回路の入出力処理を代行する
    ことを特徴とするエレベータの情報伝送制御装置。
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